JP6900441B2 - Pam3信号発生装置及びpam3信号発生方法 - Google Patents

Pam3信号発生装置及びpam3信号発生方法 Download PDF

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Description

本発明は、PAM3信号発生装置及びPAM3信号発生方法に関し、特に、PAM3伝送を使用する通信機器の誤り率測定用の試験信号を生成するためのPAM3信号発生装置及びPAM3信号発生方法に関する。
近年、通信システムは高速化の一途をたどっており、通信システムを構成する各種の通信機器の高性能化が進んでいる。そして、これらの通信機器における信号の品質評価の指標の一つとして、受信データのうちビット誤りが発生した数と受信データの総数との比較として定義されるビット誤り率が知られている。
IEEE100Gや400Gなどの規格においてはビットレートの超高速化に応えるため、これまでのPAM2(NRZ)信号による伝送ではなく、PAM4信号による伝送が規定されている。PAM4信号は、一つのシンボルで4値を実現するためPAM2信号に比べて2倍の伝送量を実現できるが、Eye開口が小さくなるためPAM2信号に比べSNRがとれなくなる。そこで両者の中間であるPAM3信号が検討され始めてきている。PAM3信号では、一つのシンボルで3値を実現することで、PAM4信号と比べて一つのシンボルに対する伝送量が3/4倍に低下するものの、SNRは理論上約3.5dB向上する。これにより、信号品質を保ったまま伝送レートを上げることが可能となる。
従来の誤り率測定用のPAM4信号発生装置は、2つの信号源を用い、それぞれの信号源から出力されたMSB(Most Significant Bit)とLSB(Least Significant Bit)の信号を足し合わせることで、0(00),1(01),2(10),3(11)の4値のPAM4シンボルからなるPAM4信号を発生させていた。例えば、MSB及びLSBの信号は、各信号源が備えるPRBS生成回路においてPRBS(Pseudo-Random Bit Sequence)生成多項式に従って生成される。PRBS生成回路は、例えば、シフトレジスタと、排他的論理和(XOR)回路とで構成される。
しかしながら、PAM3信号は、PRTS(Pseudo-Random Ternary Sequence)生成多項式に従って生成された後に、MSBとLSBに分解される必要があるため、PAM4信号のようにMSBとLSBをそれぞれ足し合わせる既存の回路構成では実現が不可能となる。例えば、7段のPRTS(PRTS−7)は下記の式(1)に示す生成多項式に従って生成される。また、式(1)に従ったPRTS−7を生成するPRTS生成回路を、シフトレジスタを用いて構成した場合の構成例は、例えば、図9に示すようなものになる。
Figure 0006900441
図9に示すPRTS−7用のPRTS生成回路60は、7個のレジスタ61〜67と、乗算器68と、加算器69と、剰余演算器70,71と、を備えて構成される。各レジスタ61〜67は、0(00),1(01),2(10)の3値のうちのいずれかを格納し、入力されるクロック信号に応じて、格納している値を隣のレジスタにシフトするシフトレジスタを構成する。乗算器68は、レジスタ67の出力を2倍した値を剰余演算器70に出力するようになっている。加算器69は、レジスタ62の出力とレジスタ67の出力を加算した値を剰余演算器71に出力するようになっている。剰余演算器70は、入力された値を3で割った余りをレジスタ61に出力するようになっている。また、剰余演算器71は、入力された値を3で割った余りをレジスタ63に出力するようになっている。
このように構成されたPRTS生成回路60は、0以外のデータを少なくとも1つ含むデータ列がシフトレジスタの初期値(シード)として設定されることにより、PAM3の擬似ランダムパターンを出力する。
しかしながら、PRTS生成多項式の生成ブロック中には四則演算が導入されているため、PRBS生成回路と比較してPRTS生成回路60の回路は複雑になり、回路規模も膨大になってしまう。そのため、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)でPRTS生成回路60の回路を構成した場合に、回路速度が十分に出ず、回路を誤り率測定用の装置に実装できなくなることが考えられる。また、消費電力が増大するという問題も発生する。
ところで、上述のMSBとLSBの信号を足し合わせる方法によらずに、PAM4の擬似ランダムパターンを生成する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示された装置は、2値の擬似ランダムパターン(PRBS)を生成するように構成されたPRBS生成器と、PRBSに対応するマスク出力を生成するように構成されているマスク生成器と、マスク出力及びPRBSを受信して、PRBSをマスク出力によってビットマスクして、PAM4擬似ランダムパターンを生成するように構成されているマスキング回路と、を備えている。
特表2019−522259号公報
しかしながら、特許文献1に開示された装置は、PAM4の擬似ランダムパターンの生成が可能だが、PAM3の擬似ランダムパターン生成には対応することができないという問題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであって、回路規模を抑えつつ、PAM3信号の擬似ランダムパターンを発生させることができるPAM3信号発生装置及びPAM3信号発生方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るPAM3信号発生装置は、所望の段数NsのPRTS生成多項式に従ったPAM3信号の擬似ランダムパターンを発生させるPAM3信号発生装置であって、前記擬似ランダムパターンを構成する1番目からM番目(M≧Ns)までの前記PAM3信号のシンボルを元データD(1)〜D(M)としてあらかじめ記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記元データを用いて、前記擬似ランダムパターンを構成するM+1番目以降の前記PAM3信号のシンボルを算出することにより、前記PAM3信号の擬似ランダムパターンを生成するPRTS生成回路と、を備え、前記PRTS生成回路は、n番目の前記PAM3信号のシンボルを下記の式(3)を用いて算出するようになっており、前記式(3)の右辺を前記元データD(1)〜D(M)のみで表した演算式を取得する演算式取得部と、前記演算式取得部により取得された演算式に含まれる各前記元データの個数をカウントするカウント部と、前記カウント部によりカウントされた各前記元データの個数を3で割った余りを算出する元データ個数削減部と、前記元データ個数削減部により算出された余りと、各前記余りに対応する前記元データとを掛けた値を、全ての前記元データについて加算する元データ加算部と、前記元データ加算部により加算された値を3で割った余りを算出するシンボル算出部と、を含む構成である。
Figure 0006900441
この構成により、本発明に係るPAM3信号発生装置は、PAM3信号の擬似ランダムパターンを構成する1番目からM番目(M≧Ns)までのPAM3信号のシンボルを元データD(1)〜D(M)として用いて、M+1番目以降のPAM3信号のシンボルを算出することにより、回路規模を抑えつつ、PAM3信号の擬似ランダムパターンを発生させることができる。また、この構成により、本発明に係るPAM3信号発生装置は、式(3)に基づいて、PAM3の擬似ランダムパターンを生成するアルゴリズムを圧縮して、PRTS生成回路の回路規模を削減することができる。
また、本発明に係るPAM3信号発生装置においては、前記PRTS生成多項式の段数Nsが19であってもよい。
この構成により、本発明に係るPAM3信号発生装置は、段数Nsが19のPRTS生成多項式に従ったPAM3信号の擬似ランダムパターンを生成することができる。
また、本発明に係るPAM3信号発生装置においては、前記PRTS生成多項式の段数Nsが7であってもよい。
この構成により、本発明に係るPAM3信号発生装置は、段数Nsが7のPRTS生成多項式に従ったPAM3信号の擬似ランダムパターンを生成することができる。
また、本発明に係るPAM3信号発生装置は、PAM2信号の擬似ランダムパターンを生成する2つのNRZ生成回路と、前記2つのNRZ生成回路によりそれぞれ生成された前記PAM2信号の擬似ランダムパターンを加算することにより、PAM4信号の擬似ランダムパターンを生成する第1加算器と、前記第1加算器により生成された前記PAM4信号の擬似ランダムパターンと、前記PRTS生成回路により生成された前記PAM3信号の擬似ランダムパターンとのいずれかを出力するセレクタと、を更に備える構成であってもよい。
この構成により、本発明に係るPAM3信号発生装置は、2つのNRZ生成回路を備えることで、PAM3信号だけでなくPAM4信号も発生させることができる。
また、本発明に係るPAM3信号発生装置は、クロック信号を生成するクロック信号生成部と、前記クロック信号のクロック周期ごとに前記セレクタから入力される前記PAM4信号の擬似ランダムパターンを構成するシンボルにプレコーディングを行う第1プレコーディング回路と、前記クロック信号のクロック周期ごとに前記セレクタから入力される前記PAM3信号の擬似ランダムパターンを構成するシンボルにプレコーディングを行う第2プレコーディング回路と、を更に備え、前記第2プレコーディング回路は、前記セレクタから入力された前記PAM3信号のシンボルのプレコーディング結果を出力する剰余演算器と、前記剰余演算器から出力された前記プレコーディング結果を、前記クロック信号の1クロック周期分遅延させて出力する遅延器と、前記遅延器から出力された前記プレコーディング結果と、前記セレクタから入力された前記PAM3信号のシンボルとをそれぞれ3ビットのデータに変換した後に、前記セレクタから入力された前記PAM3信号のシンボルから、前記遅延器から出力された前記プレコーディング結果を減算する第2加算器と、を含み、前記剰余演算器は、前記第2加算器から出力される3ビットのデータのうち、000,001,010をそれぞれ10進数の0,1,2にデコードして出力するとともに、110,111をそれぞれ10進数の1,2にデコードして出力する構成であってもよい。
この構成により、本発明に係るPAM3信号発生装置は、第2プレコーディング回路を備えることで、PAM3信号のプレコーディングが可能である。
また、本発明に係るPAM3信号発生方法は、制御部がPAM3信号発生装置を制御して、所望の段数NsのPRTS生成多項式に従ったPAM3信号の擬似ランダムパターンを発生させるPAM3信号発生方法であって、前記PAM3信号発生装置は、記憶部及びPRTS生成回路を備え、前記記憶部が、前記擬似ランダムパターンを構成する1番目からM番目(M≧Ns)までの前記PAM3信号のシンボルを元データD(1)〜D(M)としてあらかじめ記憶する記憶ステップと、前記制御部及び前記PRTS生成回路が、前記記憶ステップにより記憶された前記元データを用いて、前記擬似ランダムパターンを構成するM+1番目以降の前記PAM3信号のシンボルを算出することにより、前記PAM3信号の擬似ランダムパターンを生成するPRTS生成ステップと、を含み、前記PRTS生成ステップは、演算式取得部とカウント部と元データ個数削減部と元データ加算部とシンボル算出部とを含む前記PRTS生成回路が、n番目の前記PAM3信号のシンボルを下記の式(3)を用いて算出するようになっており、前記演算式取得部が、前記式(3)の右辺を前記元データD(1)〜D(M)のみで表した演算式を取得する演算式取得ステップと、前記カウント部が、前記演算式取得ステップにより取得された演算式に含まれる各前記元データの個数をカウントするカウントステップと、前記元データ個数削減部が、前記カウントステップによりカウントされた各前記元データの個数を3で割った余りを算出する元データ個数削減ステップと、前記元データ加算部が、前記元データ個数削減ステップにより算出された余りと、各前記余りに対応する前記元データとを掛けた値を、全ての前記元データについて加算する元データ加算ステップと、前記シンボル算出部が、前記元データ加算ステップにより加算された値を3で割った余りを算出するシンボル算出ステップと、を含む構成である。
Figure 0006900441
この構成により、本発明に係るPAM3信号発生方法は、PAM3信号の擬似ランダムパターンを構成する1番目からM番目(M≧Ns)までのPAM3信号のシンボルを元データD(1)〜D(M)として用いて、M+1番目以降のPAM3信号のシンボルを算出することにより、回路規模を抑えつつ、PAM3信号の擬似ランダムパターンを発生させることができる。また、この構成により、本発明に係るPAM3信号発生方法は、式(3)に基づいて、PAM3の擬似ランダムパターンを生成するアルゴリズムを圧縮して、PRTS生成回路の回路規模を削減することができる。
また、本発明に係るPAM3信号発生方法は、前記PAM3信号発生装置は、クロック信号生成部及び第2プレコーディング回路を更に備え、前記クロック信号生成部が、クロック信号を生成するクロック信号生成ステップと、剰余演算器と遅延器と第2加算器とを含む前記第2プレコーディング回路が、前記クロック信号のクロック周期ごとに前記PRTS生成ステップにより入力される前記PAM3信号の擬似ランダムパターンを構成するシンボルにプレコーディングを行うプレコーディングステップと、を更に含み、前記プレコーディングステップは、前記剰余演算器が、前記PRTS生成ステップにより入力される前記PAM3信号のシンボルのプレコーディング結果を出力する剰余演算ステップと、前記遅延器が、前記剰余演算ステップにより出力された前記プレコーディング結果を、前記クロック信号の1クロック周期分遅延させて出力する遅延ステップと、前記第2加算器が、前記遅延ステップにより出力された前記プレコーディング結果と、前記PRTS生成ステップにより入力される前記PAM3信号のシンボルとをそれぞれ3ビットのデータに変換した後に、前記PRTS生成ステップにより入力される前記PAM3信号のシンボルから、前記遅延ステップにより出力された前記プレコーディング結果を減算する加算ステップと、を含み、前記剰余演算ステップは、前記加算ステップにより出力される3ビットのデータのうち、000,001,010をそれぞれ10進数の0,1,2にデコードして出力するとともに、110,111をそれぞれ10進数の1,2にデコードして出力する構成であってもよい。
この構成により、本発明に係るPAM3信号発生方法は、プレコーディングステップを含むことで、PAM3信号のプレコーディングが可能である。
本発明は、回路規模を抑えつつ、PAM3信号の擬似ランダムパターンを発生させることができるPAM3信号発生装置及びPAM3信号発生方法を提供するものである。
本発明の実施形態に係るPAM3信号発生装置の構成を示すブロック図である。 PRTS−19を生成するPRTS生成回路をシフトレジスタを用いて構成した場合の構成例を示す概略図である。 本発明の実施形態に係るPAM3信号発生装置が備えるPRTS生成回路の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るPAM3信号発生装置が備えるプレコーディング回路の構成を示す概略図である。 図4のプレコーディング回路におけるPAM4信号用の加算器の真理値表である。 (a)は図4のPAM3信号用のプレコーディング回路の真理値表であり、(b)は2ビット演算を行う加算器の真理値表であり、(c)は3ビット演算を行う加算器の真理値表である。 本発明の実施形態に係るPAM3信号発生装置を用いるPAM3信号発生方法の処理を示すフローチャートである。 図7のフローチャートにおける処理を詳細に説明するためのフローチャートである。 PRTS−7を生成するPRTS生成回路をシフトレジスタを用いて構成した場合の構成例を示す概略図である。
以下、本発明に係るPAM3信号発生装置及びPAM3信号発生方法の実施形態について、図面を用いて説明する。本発明の実施形態に係るPAM3信号発生装置及びPAM3信号発生方法は、所望の段数NsのPRTS生成多項式に従ったPAM3信号の擬似ランダムパターンを発生させるものである。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るPAM3信号発生装置10は、記憶部11と、PRTS生成回路12と、NRZ生成回路13a,13bと、第1加算器としての加算器14と、セレクタ15と、クロック信号生成部16と、プレコーディング回路17と、PAM4デコーダ18と、PAM3デコーダ19と、操作部20と、制御部21と、を備える。
記憶部11は、所望の段数NsのPRTS生成多項式に従ったPAM3信号の擬似ランダムパターンを構成する1番目からM番目(M≧Ns)までのPAM3信号のシンボルを元データD(1)〜D(M)としてあらかじめ記憶している。ここで、段数Nsは、ユーザによる操作部20への操作入力により設定可能である。
例えば、Ns=7であって、図9に示すPRTS−7用のPRTS生成回路60において、各レジスタ61〜67に初期値(シード)として全て1が設定された場合の元データD(1)〜D(M)は、D(1)〜D(5)=1,D(6)=2,D(7)=2,・・・となる。なお、記憶部11は、各レジスタ61〜67に上記とは異なる初期値が設定された場合に得られる元データを更に記憶していてもよい。
また、Ns=19のPRTS(PRTS−19)は以下に式(2)として示す生成多項式に従って生成される。また、式(2)に従ったPRTS−19を生成するPRTS生成回路を、シフトレジスタを用いて構成した場合の構成例は、例えば、図2に示すようなものになる。
Figure 0006900441
図2に示すPRTS−19用のPRTS生成回路30は、19個のレジスタ31〜49と、乗算器50と、加算器51と、剰余演算器52,53と、を備えて構成される。なお、レジスタ35〜47については図示を省略している。各レジスタ31〜49は、0(00),1(01),2(10)の3値のうちのいずれかを格納し、入力されるクロック信号に応じて、格納している値を隣のレジスタにシフトするシフトレジスタを構成する。乗算器50は、レジスタ49の出力を2倍した値を剰余演算器52に出力するようになっている。加算器51は、レジスタ32の出力とレジスタ49の出力を加算した値を剰余演算器53に出力するようになっている。剰余演算器52は、入力された値を3で割った余りをレジスタ31に出力するようになっている。また、剰余演算器53は、入力された値を3で割った余りをレジスタ33に出力するようになっている。
このように構成されたPRTS−19用のPRTS生成回路30は、0以外のデータを少なくとも1つ含むデータ列がシフトレジスタの初期値(シード)として設定されることにより、PAM3の擬似ランダムパターンを生成する。例えば、図2に示すPRTS−19用のPRTS生成回路30において、各レジスタ31〜49に初期値(シード)として全て1が設定された場合の元データD(1)〜D(M)は、D(1)〜D(17)=1,D(18)=2,D(19)=2,・・・となる。なお、PRTS−7の場合と同様に、記憶部11は、各レジスタ31〜49に上記とは異なる初期値が設定された場合に得られる元データを更に記憶していてもよい。
すなわち、PRTS生成回路30は、各レジスタ31〜49に設定された19個分のデータを使用することで、PAM3の擬似ランダムパターンを構成するPAM3信号のシンボルをクロック信号のクロック周期ごとに推論することができる。
しかしながら、背景技術の欄でも述べたように、PRTS生成多項式の生成ブロック中には四則演算が導入されているため、PRTS生成回路30の回路は複雑になり、回路規模も膨大になってしまう。そのため、例えばFPGAでPRTS生成回路30の回路を構成した場合に、回路速度が十分に出ず、回路を誤り率測定用の装置に実装できなくなることが考えられる。また、消費電力が増大するという問題も発生する。そのため、PAM3の擬似ランダムパターンを生成するアルゴリズムを圧縮して、PRTS生成回路30の回路規模を縮小する必要がある。
PRTS生成回路12は、PAM3信号の擬似ランダムパターンを出力するものであり、図3に示すように、演算式取得部12aと、カウント部12bと、元データ個数削減部12cと、元データ加算部12dと、シンボル算出部12eと、を含む。PRTS生成回路12は、n番目のPAM3信号のシンボルD(n)を下記の式(3)を用いて算出するようになっており、記憶部11に記憶された元データD(1)〜D(M)を用いて、PAM3信号の擬似ランダムパターンを構成するM+1番目以降のPAM3信号のシンボルD(n)を算出するようになっている。なお、式(3)は、少なくともNs=7,19について成立するが、今後Ns=7,19以外の生成多項式が確定した場合にも、式(3)と同一又は類似した関係式が定義できると考えられる。
Figure 0006900441
演算式取得部12aは、式(3)の右辺を元データD(1)〜D(M)のみで表した演算式D(n)を取得するようになっている。以下、Ns=19の場合を例に挙げて、演算式取得部12aの処理の概要を説明する。
例えば、M+(Ns−2)×k+1≦n<M+(Ns−2)×(k+1)+1において、M=Ns=19、かつk=0の場合、すなわち、20≦n<37の場合には、演算式取得部12aは、下記の式(4)に示す演算式を取得する。
Figure 0006900441
また、M+(Ns−2)×k+1≦n<M+(Ns−2)×(k+1)+1において、M=Ns=19、かつk=1の場合、すなわち、37≦n<54の場合には、演算式取得部12aは、下記の式(5),(6)に示す演算式を取得する。なお、n−19の値が19以下となるn=37,38については、式(6)の演算式は取得されない。
Figure 0006900441
さらに、演算式取得部12aは、式(5),(6)を式(4)に代入することにより、下記の式(7)に示す演算式を取得する。なお、n−19の値が19以下となるn=37,38については、式(6)の演算式は式(4)に代入されない。
Figure 0006900441
このようにして、M+(Ns−2)×k+1≦n<M+(Ns−2)×(k+1)+1の範囲ごとに(kは0以上の整数)、注目するシンボルを繰り下げた式(3)自身を式(3)の右辺に順次代入していくことにより、演算式取得部12aは、PAM3信号の擬似ランダムパターンを構成するPAM3信号のシンボルD(n)の演算式を取得する。
カウント部12bは、演算式取得部12aにより取得された演算式に含まれる各元データD(1)〜D(M)の個数をカウントするようになっている。例えば、上記のNs=19の例において、シンボルD(39)は、下記の式(8)で与えられる。
Figure 0006900441
このとき、カウント部12bは、シンボルD(1)の個数を4、シンボルD(3)の個数を4、シンボルD(5)の個数を1とカウントする。
元データ個数削減部12cは、カウント部12bによりカウントされた各元データD(1)〜D(M)の個数を3で割った余りを算出するようになっている。式(8)等において、例えば同一の元データが3個あるということは、その3個の元データの和の余りは必ず"0"になり、最終的な演算結果に寄与しない。このため、元データ個数削減部12cは、不要な演算を省略するための処理を行う。例えば、上記のNs=19の例において、元データ個数削減部12cは、シンボルD(1)について1、シンボルD(3)について1、シンボルD(5)について1を算出する。
元データ加算部12dは、下記の式(9)に示すように、元データ個数削減部12cにより算出された余りRd(n,i)と、各余りRd(n,i)に対応する元データD(i)とを掛けた値を、全ての元データD(1)〜D(M)について加算するようになっている。ここで、iは1からMまでの自然数である。
Figure 0006900441
例えば、上記のNs=19の例において、シンボルD(1)についてRd(39,1)=1、シンボルD(3)についてRd(39,3)=1、シンボルD(5)についてRd(39,5)=1である。また、Rd(39,2),Rd(39,4),Rd(39,6)〜Rd(39,19)については0である。
シンボル算出部12eは、式(9)に示すように、元データ加算部12dにより加算された値を3で割った余りを算出するようになっている。例えば、上記のNs=19の例において、シンボル算出部12eは、D(1)+D(3)+D(5)を3で割った余りを算出する。
図1に示すNRZ生成回路13a,13bは、それぞれPAM2信号の擬似ランダムパターンを生成するようになっている。加算器14は、2つのNRZ生成回路13a,13bよりそれぞれ生成されたPAM2信号の擬似ランダムパターンを加算することにより、PAM4信号の擬似ランダムパターンを生成するようになっている。
セレクタ15は、ユーザによる操作部20への操作入力に応じて、加算器14より生成されたPAM4信号の擬似ランダムパターンと、PRTS生成回路12により生成されたPAM3信号の擬似ランダムパターンとのいずれかを出力するようになっている。
クロック信号生成部16は、PAM3信号発生装置10を構成する各部の動作用のクロック信号を生成するようになっている。例えば、クロック信号生成部16により生成されたクロック信号は、PRTS生成回路12、NRZ生成回路13a、NRZ生成回路13b、プレコーディング回路17、PAM4デコーダ18、PAM3デコーダ19、及び制御部21に入力される。
図4に示すように、プレコーディング回路17は、第1プレコーディング回路22と、第2プレコーディング回路23と、を含む。第1プレコーディング回路22は、クロック信号生成部16から出力されたクロック信号のクロック周期ごとにセレクタ15から入力されるPAM4信号の擬似ランダムパターンを構成するシンボルにプレコーディングを行うようになっている。また、第2プレコーディング回路23は、クロック信号生成部16から出力されたクロック信号のクロック周期ごとにセレクタ15から入力されるPAM3信号の擬似ランダムパターンを構成するシンボルにプレコーディングを行うようになっている。第1プレコーディング回路22及び第2プレコーディング回路23におけるプレコーディング処理のON/OFFは、ユーザによる操作部20への操作入力により設定可能である。
PAM4のプレコーディングを実行する第1プレコーディング回路22は、剰余演算器22aと、遅延器22bと、加算器22cと、を備える。PAM4におけるプレコーディングでは、現在の入力データと、現在の入力データから一つ前の時点の出力データとの差分をとるコーディングが行われる。
剰余演算器22aは、セレクタ15から入力されたPAM4信号のシンボルのプレコーディング結果を出力するようになっている。遅延器22bは、剰余演算器22aから出力されたプレコーディング結果を、クロック信号生成部16から出力されたクロック信号の1クロック周期分遅延させて出力するようになっている。加算器22cは、例えば2ビット演算を行うように構成されており、セレクタ15から入力されたPAM4信号のシンボルから、遅延器22bから出力された1クロック周期前のプレコーディング結果を減算するようになっている。
図5は、加算器22cの真理値表であって、セレクタ15から入力されたPAM4信号のシンボル(図中の「入力データ」)から、1クロック周期前のプレコーディング結果(図中の「1クロック前の出力データ」)を減算することにより得られる値を示している。すなわち、加算器22cの出力値は10進数表記で0,1,2,3のいずれかの値となるため、剰余演算器22aは加算器22cの出力値をそのまま出力することになる。
また、図4に示すように、PAM3のプレコーディングを実行する第2プレコーディング回路23は、剰余演算器23aと、遅延器23bと、第2加算器としての加算器23cと、を備える。剰余演算器23aは、セレクタ15から入力されたPAM3信号のシンボルのプレコーディング結果を出力するようになっている。遅延器23bは、剰余演算器23aから出力されたプレコーディング結果を、クロック信号生成部16から出力されたクロック信号の1クロック周期分遅延させて出力するようになっている。加算器23cは、セレクタ15から入力されたPAM3信号のシンボルから、遅延器23bから出力された1クロック周期前のプレコーディング結果を減算するようになっている。
PAM3のプレコーディングにおいて、第2プレコーディング回路23の真理値表は、図6(a)に示すものになる必要がある。一方、図6(b)は、PAM4のプレコーディングと同様に、加算器23cが2ビット演算を行うと仮定した場合の加算器23cの真理値表である。図6(b)の真理値表では、網掛けの箇所が図6(a)の真理値表での値と異なっている。さらに、網掛けの箇所の値を3で割った余りも、図6(a)の真理値表での値と異なる。
そこで、本実施形態においては、加算器23cは、3ビット演算を行う加算器として構成され、遅延器23bから出力されたプレコーディング結果と、セレクタ15から入力されたPAM3信号のシンボルとをそれぞれ3ビットのデータに変換した後に、上記の減算を行う。この場合、加算器23cの真理値表は図6(c)のようになる。図6(c)の真理値表では、網掛けの箇所を10進数に換算した値が図6(a)の真理値表での値と異なっている。
さらに、本実施形態においては、剰余演算器23aは、加算器23cから出力される3ビットのデータのうち、000,001,010をそれぞれ10進数の0,1,2にデコードして出力するとともに、図6(c)の真理値表における網掛けで示した値を次のようにデコードして出力する。すなわち、剰余演算器23aは、加算器23cから出力される3ビットのデータのうち、110を10進数の1にデコードして出力し、111を10進数の2にデコードして出力する。これにより、網掛けで示した値を正しい値に変換することができる。加算器23cと剰余演算器23aを上記のように構成することによって、PAM3のプレコーディングが可能となる。
なお、2ビット演算を行う加算器により得られる図6(b)の真理値表の値に対して同様のデコードを行ったとしても、2(10)の値に関して網掛けされていない正しい値も変換されることになり、図6(a)の本来の真理値表に対応したデコードとはならない。このことから、加算器23cを3ビット演算を行う加算器として構成する必要があることが分かる。
図1に示すPAM4デコーダ18は、第1プレコーディング回路22から出力されたPAM4信号のMSBの信号とLSBの信号を出力するようになっている。また、PAM3デコーダ19は、第2プレコーディング回路23から出力されたPAM3信号のMSBの信号とLSBの信号を出力するようになっている。
図1に示す操作部20は、ユーザによる操作入力を受け付けるためのものであり、例えば表示装置の表示画面の表面に設けられたタッチパネルで構成される。あるいは、操作部20は、キーボード又はマウスのような入力デバイスを含んで構成されてもよい。また、操作部20は、リモートコマンドなどによる遠隔制御を行う外部制御装置で構成されてもよい。操作部20への操作入力は、制御部21により検知されるようになっている。例えば、操作部20により、PRTS生成多項式の段数Ns、セレクタ15から出力される信号の種類(PAM4信号又はPAM3信号)、プレコーディング回路17におけるプレコーディング処理のON/OFFなどをユーザが任意に指定することなどが可能である。
制御部21は、例えばCPU、ROM、RAM、HDDなどを含むマイクロコンピュータ又はパーソナルコンピュータ等で構成され、PAM3信号発生装置10を構成する上記各部の動作を制御する。また、制御部21は、ROM等に記憶された所定のプログラムをRAMに移して実行することにより、PRTS生成回路12、NRZ生成回路13a,13b、加算器14、セレクタ15、プレコーディング回路17、PAM4デコーダ18、及びPAM3デコーダ19の少なくとも一部をソフトウェア的に構成することが可能である。なお、PRTS生成回路12、NRZ生成回路13a,13b、加算器14、セレクタ15、プレコーディング回路17、PAM4デコーダ18、及びPAM3デコーダ19の少なくとも一部は、FPGAやASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのディジタル回路で構成することも可能である。あるいは、PRTS生成回路12、NRZ生成回路13a,13b、加算器14、セレクタ15、プレコーディング回路17、PAM4デコーダ18、及びPAM3デコーダ19の少なくとも一部は、ディジタル回路によるハードウェア処理と所定のプログラムによるソフトウェア処理とを適宜組み合わせて構成することも可能である。
以下、本実施形態のPAM3信号発生装置10を用いるPAM3信号発生方法について、図7のフローチャートを参照しながらその処理の一例を説明する。
まず、記憶部11は、PAM3信号の擬似ランダムパターンを構成する1番目からM番目(M≧Ns)までのPAM3信号のシンボルを元データD(1)〜D(M)としてあらかじめ記憶する(記憶ステップS1)。
次に、クロック信号生成部16はクロック信号を生成して出力する(クロック信号生成ステップS2)。
次に、ユーザによる操作部20への操作入力によりPRTS生成多項式の所望の段数Nsが入力される(ステップS3)。
次に、制御部21は、変数kの値を0に初期化する(ステップS4)。
次に、演算式取得部12aは、M+(Ns−2)×k+1≦n<M+(Ns−2)×(k+1)+1を満たすnについて、式(3)の右辺を元データD(1)〜D(M)のみで表した演算式D(n)を取得する(演算式取得ステップS5)。
次に、カウント部12bは、ステップS5により取得された演算式D(n)に含まれる各元データD(1)〜D(M)の個数をカウントする(カウントステップS6)。
次に、元データ個数削減部12cは、カウント部12bによりカウントされた各元データD(1)〜D(M)の個数を3で割った余りRd(n,i)を算出する(元データ個数削減ステップS7)。
次に、元データ加算部12dは、式(9)に示すように、ステップS7により算出された余りRd(n,i)と、各余りRd(n,i)に対応する元データD(i)とを掛けた値を、全ての元データD(1)〜D(M)について加算する(元データ加算ステップS8)。
次に、シンボル算出部12eは、式(9)に示すように、ステップS8により加算された値を3で割った余りを算出する(シンボル算出ステップS9)。これにより、M+(Ns−2)×k+1≦n<M+(Ns−2)×(k+1)+1を満たすnについて、PAM3信号の擬似ランダムパターンを構成するn番目のPAM3信号のシンボルD(n)が算出される。
次に、PRTS生成回路12は、n番目のPAM3信号のシンボルD(n)をセレクタ15を介して出力する(ステップS10)。なお、PRTS生成回路12は、シンボルD(n)の出力に先駆けて元データD(1)〜D(M)をセレクタ15を介して出力する。
次に、第2プレコーディング回路23は、ステップS2により生成されるクロック信号のクロック周期ごとにステップS10により入力されるPAM3信号のシンボルにプレコーディングを行う(プレコーディングステップS11)。なお、ステップS11の処理の詳細は後述する。
次に、制御部21は、ユーザによる操作部20への操作入力により、PAM3信号の擬似ランダムパターンの出力の停止が指示されたか否かを判断する(ステップS12)。PAM3信号の擬似ランダムパターンの出力の停止が指示されていない場合には、制御部21は、ステップS13の処理を実行する。一方、PAM3信号の擬似ランダムパターンの出力の停止が指示された場合には、制御部21は処理を終了する。
ステップS13において制御部21は、変数kの値をインクリメントして、ステップS5以降の処理を続行する(ステップS13)。
つまり、上記の処理は、n番目のPAM3信号のシンボルを式(3)を用いて算出するようになっている。なお、ステップS3〜S10,S12,S13は、記憶ステップS1により記憶された元データD(1)〜D(M)を用いて、PAM3信号の擬似ランダムパターンを構成するM+1番目以降のPAM3信号のシンボルを算出することにより、PAM3信号の擬似ランダムパターンを生成するPRTS生成ステップを構成する。
以下、図8のフローチャートを参照しながら、図7のプレコーディングステップS11の処理の一例を説明する。
まず、加算器23cは、遅延器23bから出力された値(1クロック周期前のプレコーディング結果)と、ステップS10により入力されるPAM3信号のシンボルとをそれぞれ3ビットのデータに変換した後に、ステップS10により入力されるPAM3信号のシンボルから、遅延器23bから出力された値を減算する(加算ステップS21)。
次に、剰余演算器23aは、ステップS10により入力されるPAM3信号のシンボルのプレコーディング結果を、遅延器23bとPAM3デコーダ19に出力する(剰余演算ステップS22)。ステップS22において剰余演算器23aは、ステップS21により出力される3ビットのデータのうち、000,001,010をそれぞれ10進数の0,1,2にデコードして出力するとともに、110,111をそれぞれ10進数の1,2にデコードして出力する。
次に、遅延器23bは、ステップS22により出力されたプレコーディング結果を、ステップS2により生成されたクロック信号の1クロック周期分遅延させて加算器23cに出力する(遅延ステップS23)。
以上説明したように、本実施形態に係るPAM3信号発生装置10は、PAM3信号の擬似ランダムパターンを構成する1番目からM番目(M≧Ns)までのPAM3信号のシンボルを元データD(1)〜D(M)として用いて、M+1番目以降のPAM3信号のシンボルを算出することにより、回路規模を抑えつつ、PAM3信号の擬似ランダムパターンを発生させることができる。
また、本実施形態に係るPAM3信号発生装置10は、式(3)に基づいて、PAM3の擬似ランダムパターンを生成するアルゴリズムを圧縮して、PRTS生成回路12の回路規模を削減することができる。
また、本実施形態に係るPAM3信号発生装置10は、特に、段数Nsが19又は7のPRTS生成多項式に従ったPAM3信号の擬似ランダムパターンを生成することができる。
また、本実施形態に係るPAM3信号発生装置10は、2つのNRZ生成回路を備えることで、PAM3信号だけでなくPAM4信号も発生させることができる。
また、本実施形態に係るPAM3信号発生装置10は、第2プレコーディング回路23を備えることで、PAM3信号のプレコーディングが可能である。
10 信号発生装置
11 記憶部
12 PRTS生成回路
12a 演算式取得部
12b カウント部
12c 元データ個数削減部
12d 元データ加算部
12e シンボル算出部
13a,13b NRZ生成回路
14 加算器
15 セレクタ
16 クロック信号生成部
20 操作部
21 制御部
23 第2プレコーディング回路
23a 剰余演算器
23b 遅延器
23c 加算器

Claims (7)

  1. 所望の段数NsのPRTS生成多項式に従ったPAM3信号の擬似ランダムパターンを発生させるPAM3信号発生装置(10)であって、
    前記擬似ランダムパターンを構成する1番目からM番目(M≧Ns)までの前記PAM3信号のシンボルを元データD(1)〜D(M)としてあらかじめ記憶する記憶部(11)と、
    前記記憶部に記憶された前記元データを用いて、前記擬似ランダムパターンを構成するM+1番目以降の前記PAM3信号のシンボルを算出することにより、前記PAM3信号の擬似ランダムパターンを生成するPRTS生成回路(12)と、を備え
    前記PRTS生成回路は、n番目の前記PAM3信号のシンボルを下記の式(3)を用いて算出するようになっており、
    前記式(3)の右辺を前記元データD(1)〜D(M)のみで表した演算式を取得する演算式取得部(12a)と、
    前記演算式取得部により取得された演算式に含まれる各前記元データの個数をカウントするカウント部(12b)と、
    前記カウント部によりカウントされた各前記元データの個数を3で割った余りを算出する元データ個数削減部(12c)と、
    前記元データ個数削減部により算出された余りと、各前記余りに対応する前記元データとを掛けた値を、全ての前記元データについて加算する元データ加算部(12d)と、
    前記元データ加算部により加算された値を3で割った余りを算出するシンボル算出部(12e)と、を含むことを特徴とするPAM3信号発生装置。
    Figure 0006900441
  2. 前記PRTS生成多項式の段数Nsが19であることを特徴とする請求項1に記載のPAM3信号発生装置。
  3. 前記PRTS生成多項式の段数Nsが7であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のPAM3信号発生装置。
  4. PAM2信号の擬似ランダムパターンを生成する2つのNRZ生成回路(13a,13b)と、
    前記2つのNRZ生成回路によりそれぞれ生成された前記PAM2信号の擬似ランダムパターンを加算することにより、PAM4信号の擬似ランダムパターンを生成する第1加算器(14)と、
    前記第1加算器により生成された前記PAM4信号の擬似ランダムパターンと、前記PRTS生成回路により生成された前記PAM3信号の擬似ランダムパターンとのいずれかを出力するセレクタ(15)と、を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のPAM3信号発生装置。
  5. クロック信号を生成するクロック信号生成部(16)と、
    前記クロック信号のクロック周期ごとに前記セレクタから入力される前記PAM4信号の擬似ランダムパターンを構成するシンボルにプレコーディングを行う第1プレコーディング回路(22)と、
    前記クロック信号のクロック周期ごとに前記セレクタから入力される前記PAM3信号の擬似ランダムパターンを構成するシンボルにプレコーディングを行う第2プレコーディング回路(23)と、を更に備え、
    前記第2プレコーディング回路は、
    前記セレクタから入力された前記PAM3信号のシンボルのプレコーディング結果を出力する剰余演算器(23a)と、
    前記剰余演算器から出力された前記プレコーディング結果を、前記クロック信号の1クロック周期分遅延させて出力する遅延器(23b)と、
    前記遅延器から出力された前記プレコーディング結果と、前記セレクタから入力された前記PAM3信号のシンボルとをそれぞれ3ビットのデータに変換した後に、前記セレクタから入力された前記PAM3信号のシンボルから、前記遅延器から出力された前記プレコーディング結果を減算する第2加算器(23c)と、を含み、
    前記剰余演算器は、前記第2加算器から出力される3ビットのデータのうち、000,001,010をそれぞれ10進数の0,1,2にデコードして出力するとともに、110,111をそれぞれ10進数の1,2にデコードして出力することを特徴とする請求項4に記載のPAM3信号発生装置。
  6. 制御部(21)がPAM3信号発生装置(10)を制御して、所望の段数NsのPRTS生成多項式に従ったPAM3信号の擬似ランダムパターンを発生させるPAM3信号発生方法であって、前記PAM3信号発生装置は、記憶部(11)及びPRTS生成回路(12)を備え、
    前記記憶部が、前記擬似ランダムパターンを構成する1番目からM番目(M≧Ns)までの前記PAM3信号のシンボルを元データD(1)〜D(M)としてあらかじめ記憶する記憶ステップ(S1)と、
    前記制御部及び前記PRTS生成回路が、前記記憶ステップにより記憶された前記元データを用いて、前記擬似ランダムパターンを構成するM+1番目以降の前記PAM3信号のシンボルを算出することにより、前記PAM3信号の擬似ランダムパターンを生成するPRTS生成ステップ(S4〜S10,S12,S13)と、をみ、
    前記PRTS生成ステップは、演算式取得部(12a)とカウント部(12b)と元データ個数削減部(12c)と元データ加算部(12d)とシンボル算出部(12e)とを含む前記PRTS生成回路が、n番目の前記PAM3信号のシンボルを下記の式(3)を用いて算出するようになっており、
    前記演算式取得部が、前記式(3)の右辺を前記元データD(1)〜D(M)のみで表した演算式を取得する演算式取得ステップ(S5)と、
    前記カウント部が、前記演算式取得ステップにより取得された演算式に含まれる各前記元データの個数をカウントするカウントステップ(S6)と、
    前記元データ個数削減部が、前記カウントステップによりカウントされた各前記元データの個数を3で割った余りを算出する元データ個数削減ステップ(S7)と、
    前記元データ加算部が、前記元データ個数削減ステップにより算出された余りと、各前記余りに対応する前記元データとを掛けた値を、全ての前記元データについて加算する元データ加算ステップ(S8)と、
    前記シンボル算出部が、前記元データ加算ステップにより加算された値を3で割った余りを算出するシンボル算出ステップ(S9)と、を含むことを特徴とするPAM3信号発生方法。
    Figure 0006900441
  7. 前記PAM3信号発生装置は、クロック信号生成部(16)及び第2プレコーディング回路(23)を更に備え、
    前記クロック信号生成部が、クロック信号を生成するクロック信号生成ステップ(S2)と、
    剰余演算器(23a)と遅延器(23b)と第2加算器(23c)とを含む前記第2プレコーディング回路が、前記クロック信号のクロック周期ごとに前記PRTS生成ステップにより入力される前記PAM3信号の擬似ランダムパターンを構成するシンボルにプレコーディングを行うプレコーディングステップ(S11)と、を更に含み、
    前記プレコーディングステップは、
    前記剰余演算器が、前記PRTS生成ステップにより入力される前記PAM3信号のシンボルのプレコーディング結果を出力する剰余演算ステップ(S22)と、
    前記遅延器が、前記剰余演算ステップにより出力された前記プレコーディング結果を、前記クロック信号の1クロック周期分遅延させて出力する遅延ステップ(S23)と、
    前記第2加算器が、前記遅延ステップにより出力された前記プレコーディング結果と、前記PRTS生成ステップにより入力される前記PAM3信号のシンボルとをそれぞれ3ビットのデータに変換した後に、前記PRTS生成ステップにより入力される前記PAM3信号のシンボルから、前記遅延ステップにより出力された前記プレコーディング結果を減算する加算ステップ(S21)と、を含み、
    前記剰余演算ステップは、前記加算ステップにより出力される3ビットのデータのうち、000,001,010をそれぞれ10進数の0,1,2にデコードして出力するとともに、110,111をそれぞれ10進数の1,2にデコードして出力することを特徴とする請求項6に記載のPAM3信号発生方法。
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