JP6895083B2 - 非水系二次電池 - Google Patents
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Description
図1(A),(B)は、Li3PO4(LPO)の含有割合が同じで、かつLi3PO4の分散性が異なる正極活物質層の模式図である。図1(A)は、正極活物質層内でLi3PO4の分散性が良好な場合を表している。図1(A)では、Li3PO4が正極活物質層の全体に均質に含まれている。これに対し、図1(B)は、正極活物質層内でLi3PO4の分散性が悪い場合を表している。図1(B)では、Li3PO4が片側に偏在している。詳しくは、図1(B)の右側にLi3PO4が多く存在し、Li3PO4の含有割合が高くなっている。図1(B)の左側では、Li3PO4が少なく、局所的にLi3PO4の含有割合が低くなっている。
(手順1)上記正極活物質層を、Φ40mmの大きさで、合計8つ切り出す。
(手順2)切り出した上記正極活物質層を、酸性溶媒にそれぞれ浸漬させて、上記酸性溶媒中にリン原子を抽出する。
(手順3)誘導結合プラズマ発光分光法で上記酸性溶媒を分析し、上記リン原子をそれぞれ定量する。
(手順4)上記リン原子の定量結果に基づいて、上記Li3PO4の含有量の算術平均値と4σ値とを算出し、上記4σ値を上記算術平均値で除すことにより、上記Li3PO4の含有量のバラつき(4σバラつき)を算出する。
なお、本明細書において数値範囲をA〜B(ここでA,Bは任意の数値)と記載している場合は、A以上B以下を意味するものである。
以下、各構成要素について順に説明する。
まず、正極活物質としてのリチウムニッケルコバルトマンガン含有複合酸化物(LiNi1/3Co1/3Mn1/3O2)と、リン酸三リチウム(LPO、Li3PO4)と、結着剤としてのポリフッ化ビニリデン(PVdF)と、導電材としてのアセチレンブラック(AB)と、有機溶媒としてのN−メチル−2−ピロリドン(NMP)とを混練して、正極ペーストを調製した。なお、正極ペーストの混練時には、固形分を50〜65%の範囲で調整し、粘度を2000〜30000mPa・sの範囲で調整するようにした。そして、得られた正極ペーストをアルミニウム箔(正極集電体)の表面に塗布し、乾燥させることによって、13種類の正極を作製した。なお、正極ペーストの乾燥時には、乾燥温度を100〜200℃の範囲で調整するようにした。
以下の手順で、正極活物質層におけるLi3PO4の含有量のバラつき(4σバラつき)をそれぞれ評価した。
・手順1:打ち抜きポンチを用いて、Φ40mmの大きさで、正極から正極活物質層を合計8つ打ち抜いた。なお、図2に示すように、正極活物質層を打ち抜く位置は、正極ペーストの塗布方向において、塗り始め側で4か所、塗り終わり側で4か所とした。すなわち、塗布方向に最も離れた位置から、塗布方向の中間位置を基準とする線対称となるようにサンプリングを行った。
・手順2:Φ40mmの大きさで打ち抜いた正極活物質層を、酸性溶媒(例えば硫酸)にそれぞれ浸漬させて、酸性溶媒中にリン原子を抽出した。
・手順3:誘導結合プラズマ発光分光法(ICP−OES:Inductively Coupled Plasma−Optical Emission Spectrometry)で上記酸性溶媒の全量を分析し、それぞれリン原子を定量した。なお、分析装置としては、ここでは、株式会社島津製作所製のICP発光分析装置、型式「ICPS-8100」を使用した。
・手順4:まず、上記リン原子の定量結果に基づいて上記Li3PO4の含有量を算出した。Li3PO4の含有量は、正極活物質の単位質量あたりに対する割合(質量部)として算出した。次に、測定点数8で、Li3PO4の含有量の算術平均値と4σ値とを算出した。次に、上記4σ値を上記算術平均値で除すことにより、Li3PO4の含有量のバラつき(4σバラつき)を算出した。なお、上記4σ値は、上記算術平均値を基準(100%)として、単位を%で表している。
まず、上記作製した正極と、負極活物質としての天然黒鉛を含んだ負極とを、樹脂製のセパレータ(ポリオレフィン樹脂製、シャットダウン温度135℃)を介して積層し、電極体を作製した。また、非水電解液として、環状カーボネートと鎖状カーボネートとを含む混合溶媒中に、リチウム塩としてのLiPF6を1mol/Lの濃度となるように溶解させたものを用意した。そして、上記電極体と上記非水電解液とを電池ケースに収容し、13種類の4V級のリチウムイオン二次電池を構築した。
次に、各リチウムイオン二次電池に対して、25℃の温度環境下で、以下の充放電操作:電池電圧が4.1Vとなるまで0.2Cのレートで定電流充電した後、電流が0.01Cのレートになるまで定電圧充電する;電池電圧が3.0Vとなるまで0.2Cのレートで定電流放電した後、電流が0.01Cのレートになるまで定電圧放電する;を行った。
25℃の温度環境下で、上記作製したリチウムイオン二次電池をSOC(State of Charge)56%の状態に調整した。次に、SOC56%に調整した電池に対して、25℃の温度環境下で、10Cのレートで10秒間の定電流放電を行った。そして、放電開始から10秒後の電圧値と電流値との積から、出力(W)を算出した。結果を図3に示す。
上記リチウム二次電池の外表面に熱電対を取り付け、−10℃の恒温槽に設置した。次に、−10℃の温度環境下において、上記リチウム二次電池を過充電状態になるまで定電流充電した。これにより、正極と負極とを導通させて、電池をシャットダウン(SD)させた。そして、シャットダウンから30秒間の温度上昇量ΔT(℃)を測定した。結果を図4に示す。
Claims (1)
- 正極と、負極と、非水電解質と、を備え、
前記正極は、正極集電体と、前記正極集電体の上に固着された正極活物質層と、を備え、
前記正極活物質層は、
正極活物質と、Li3PO4と、結着剤と、を含み、
以下の(手順1)〜(手順4)で求められる前記Li3PO4の含有量のバラつき(4σバラつき)が、1.89%以上58.91%以下である、非水系二次電池。
(手順1)前記正極活物質層を、Φ40mmの大きさで、合計8つ切り出す。
(手順2)切り出した前記正極活物質層を、酸性溶媒にそれぞれ浸漬させて、前記酸性溶媒中にリン原子を抽出する。
(手順3)誘導結合プラズマ発光分光法で前記酸性溶媒を分析し、前記リン原子をそれぞれ定量する。
(手順4)前記リン原子の定量結果に基づいて、前記Li3PO4の含有量の算術平均値と4σ値とを算出し、前記4σ値を前記算術平均値で除すことにより、前記Li3PO4の含有量のバラつき(4σバラつき)を算出する。
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