JP6892780B2 - ドアウェザーストリップ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のドア周縁に沿って取付けられ、ボディ側に弾接してドアとボディとの間をシールするドアウェザーストリップに関するものである。
図5及び図6に示すように、自動車のドア1の周縁に沿ってドア1と車体開口縁部となるボディ3との間をシールするドアウェザーストリップ10が取付けられている。
こうしたドアウェザーストリップ10は、ドアパネル2の外周縁に形成されたパネルベース面2aに沿って取付けられる取付基部11と、その取付基部11に一体成形され、ドア1の閉時にはボディ3のドア開口縁に弾接する中空シール部12と、取付基部11の車外側に一体成形され、ドアパネル2のパネルベース面2aから立ち上がるパネル立設面2bに弾接する背面リップ部13を備えている。
そしてドアウェザーストリップ10の取付基部11は、クリップCによって所定の間隔をとってパネルベース面2aに取付けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−123760号公報
このようなドアウェザーストリップ10において、図6に示すように、ドアパネル2のパネルベース面2aに対して立ち上がるパネル立設面2bのパネルベース面2aからの高さが大きい場合、パネルベース面2aにドアウェザーストリップ10を取付けたときには、取付基部11の車外側端部11aと、その取付基部11の車外側端部11aよりも上方の位置で車外側に向けて突出した背面リップ部13が弾接し、ドア1の閉時には取付基部11の車外側端部11aと背面リップ部13がパネル立設面2bで支えられるので、取付基部11の車内側端部11b側がパネルベース面2aから浮き上がり、中空シール部12が車外側に向けて回転するといった、断面の転びが生じることを防止している。
しかし、図7に示すように、パネルベース面2aに対して立ち上がるパネル立設面2bのパネルベース面2aの上面からの高さTを大きくすることができないレイアウトの場合、例えば、パネル立設面2bの高さTが、ドアウェザーストリップ10の取付基部11の底面から中空シール部12の最も高い位置までの距離Sの半分以下であると、パネル立設面2bに対して取付基部11の車外側端部11aと背面リップ部13の両方を設定することができない。
そのため、図7に示すように、取付基部11の車外側端部11aから車外側に向けて延設した背面リップ部13をパネル立設面2bに弾接させたものが考えられるが、ドア1の閉時に中空シール部12の反力を背面リップ部13だけで支えることが難しいので、図8に示すように、断面の転びが発生するおそれがある。
断面の転びが発生すると、ドアウェザーストリップ10は、間隔をとって設けられたクリップC間でうねって外観上見栄えが悪くなるとともにシール機能が低下するといった問題がある。
なお、パネルベース面2aに対して立ち上がるパネル立設面2bのパネルベース面2aから車外側に向けての角度θが90度(図6の場合)から鈍角になればなる程(図7の場合は120度)、断面の転びが発生する可能性は高くなる。
また、特許文献1に記載された発明では、背面リップ部を、ドアパネルのパネルベース面から直ぐに立ち上がったパネル立設面ではなく、パネル立設面に連設された水平面の車外側からさらに立設された外周突縁に弾接するようにしたものであるので、背面リップ部は車内外方向に長く延びるものとなる。そのため、ドアの閉時に中空シール部の反力を背面リップ部だけで支えることができず、図8で示したように、断面の転びが発生するおそれは依然として残っている。
そこで、本発明の目的とするところは、断面の転びを防止して見栄えとシール機能の低下を防止しうるドアウェザーストリップを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のドアウェザーストリップは、自動車のドアパネル(2)の外周縁に形成されたパネルベース面(2a)に沿って取付けられる板状の取付基部(21)と、その取付基部(21)に一体成形され、ドア(1)閉時にはボディ(3)のドア開口縁に弾接する中空シール部(22)と、前記取付基部(21)の車外側端部(21a)に一体成形され、前記ドアパネル(2)のパネルベース面(2a)から立ち上がるパネル立設面(2b)に弾接する背面リップ部(23)を備えるドアウェザーストリップ(20)であって、
前記中空シール部(22)は、
前記取付基部(21)の車外側端部(21a)から前記ドア(1)の外方に向けて略垂直に立設され、その先端(221a)の車内側に窪み(24)が形成された第一中空壁(221)と、
その第一中空壁(221)から車内側に向けて、前記取付基部(21)と略平行に延びる第二中空壁(222)と、
前記第一中空壁(221)の先端(221a)の位置における前記ドア(1)の進入軌跡(L)に対して鋭角の角度(α)で、前記第一中空壁(221)の先端(221a)から車内側かつ前記ドア(1)の外方に向けて略直線状に延びる第三中空壁(223)と、
前記第二中空壁(222)の端部(222a)と前記第三中空壁(223)の端部(223a)に接続され、車内側に向けて膨出するように湾曲した第四中空壁(224)から成り、
前記中空シール部(22)の第一中空壁(221)の先端(221a)と前記背面リップ部(23)を連結し、前記第一中空壁(221)の先端(221a)の位置における前記ドア(1)の進入軌跡(L)に対する車内側の角度(β)を鈍角にして延びる支持壁(25)を備え、
前記中空シール部(22)の第一中空壁(221)の先端(221a)は、車外側に向けて屈曲又は湾曲し、
前記中空シール部(22)の第一中空壁(221)の先端(221a)を除く部位の肉厚(W)は、前記中空シール部(22)の第二中空壁(222),第三中空壁(223)及び第四中空壁(224)の肉厚よりも厚く、
前記中空シール部(22)の第二中空壁(222)と前記取付基部(21)の車内側を接続する連結壁はなく、前記第二中空壁(222)と前記取付基部(21)の接続は車外側における前記第一中空壁(221)だけであることを特徴にする。
前記中空シール部(22)の第一中空壁(221)において、前記第二中空壁(222)が接続された位置から前記第一中空壁(221)の先端(221a)までの距離は、前記第二中空壁(222)の車内外方向の幅の1/2であり、
しかも、前記第一中空壁(221)の、前記第二中空壁(222)との接続部より前記取付基部(21)側の肉厚は、前記第二中空壁(222)との接続部より前記第三中空壁(223)側の肉厚(W)より薄いことを特徴にする。
前記支持壁(25)を設けることよって前記第一中空壁(221),前記支持壁(25)及び前記背面リップ部(23)で囲まれた中空状のサブシール部(26)が形成されることを特徴にする。
なお、括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための形態に記載された対応要素または対応事項を示す。
本発明によれば、取付基部の車外側端部に一体成形された背面リップ部が、ドアパネルのパネルベース面から立ち上がるパネル立設面に弾接するようにされたドアウェザーストリップで、中空シール部は、第一中空壁,第二中空壁,第三中空壁,第四中空壁で構成され、第三中空壁は、第一中空壁の先端の位置におけるドアの進入軌跡に対して鋭角の角度で、第一中空壁の先端から車内側かつドアの外方に向けて略直線状に延びるものであるので、第三中空壁と第四中空壁の接続部分周りがドアの外方に向けて最も突出した部位になり、ドア閉時はここからボディに弾接するものとなる。
そして、第一中空壁の先端の車内側には窪みが形成されているので、ドア閉時にはその窪みを中心にして中空シール部全体を取付基部側に向けて容易に回転させるもので、中空シール部が車外側に押し倒されて断面の転びが生じることを防止している。
特に、支持壁は、第一中空壁の先端と背面リップ部を連結し、しかも第一中空壁の先端の位置におけるドアの進入軌跡に対する車内側の角度を鈍角にするように延びるものであるので、第一中空壁の先端を車外側から強く支持するものである。これによって、中空シール部が撓むことによる反力によって、窪みの位置が取付基部側や車外側に大きく位置ずれすることを効率的に防止している。
したがって、所定間隔でクリップが取付けられた間、すなわちクリップが配置されていない部位において、ドアウェザーストリップにうねりを生じて外観上見栄えを悪くすることや、これに起因してシール機能が悪化するといった事態を抑制することができる。
また、本発明は、ドアパネルのパネルベース面から直ぐに立ち上がるパネル立設面の高さを大きくとれないものに、背面リップ部を弾接させるものについて、断面の転びの発生を抑えることができるので特に有効であるが、パネル立設面の高さを大きくとれるタイプのものについても同様に適用することができる。
また本発明によれば、中空シール部の第一中空壁の先端は、車外側に向けて屈曲又は湾曲しているので、ドアが閉じられたときに中空シール部は、窪みを中心して取付基部側に一層容易に倒れるので、断面の転びの発生をより抑えることができる。
さらに本発明によれば、中空シール部の第一中空壁の先端を除く部位の肉厚は、中空シール部の第二中空壁,第三中空壁及び第四中空壁の肉厚よりも厚くしているので、第一中空壁は、中空シール部の撓み時の反力を安定した状態で受け止めることができ、支柱としての役割を果たす。
本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップがドアに取付けられた状態を示す図5のA−A線拡大断面図である。 図1に示すドアウェザーストリップがドア弾接時に撓んだ状態を示す図5のA−A線拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る別のドアウェザーストリップがドアに取付けられた状態を示す図5のA−A線拡大断面図である。 本発明の実施形態に係るさらに別のドアウェザーストリップがドアに取付けられた状態を示す図5のA−A線拡大断面図である。 自動車の外観側面図である。 従来例に係るドアウェザーストリップがドアに取付けられた状態を示す図5のA−A線拡大断面図である。 従来例に係る別のドアウェザーストリップがドアに取付けられた状態を示す図5のA−A線拡大断面図である。 図7に示すドアウェザーストリップがドア弾接時に撓んで転んだ状態を示す図5のA−A線拡大断面図である。
図面を参照して、本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップ20について説明する。なお、従来例と同一部分は同一符号を付した。また、図の上下関係は、ドアウェザーストリップ20が車両に組付いた状態における実際の上下とは無関係であり、下記は図に対する上下で説明する。
このドアウェザーストリップ20は、図1及び図5に示すように、自動車のドアパネル2の外周縁、ここではドア1の閉時にベルトラインよりも上に位置するピラー側のドアパネル2で、そのドアパネル2のパネルベース面2aから直ぐに立ち上がるパネル立設面2bの高さTを大きくとれないレイアウトの場合において、取付けられるものを示している。ここでは、パネル立設面2bの高さT(パネルベース面2aの上面からパネル立設面2bの上端までの高さ)は、ドアウェザーストリップ20の取付基部21の底面から中空シール部22の最も高い位置までの距離Sの1/3であり、パネルベース面2aから車外側かつドア1の外方に向けて斜めに延びている。パネル立設面2bの端部には、さらに車外側かつドア1の外方に向けて斜めで、パネルベース面2aに対する角度はパネル立設面2bよりも緩やかに延びる傾斜面2cが設けられ、傾斜面2cの端部はヘミング結合された外周突縁2dまで連設されている。
ドアウェザーストリップ20は、平担なパネルベース面2aに沿って取付けられる取付基部21と、その取付基部21に一体成形され、ドア1閉時にはボディ3のドア開口縁に弾接する中空シール部22と、取付基部21の車外側端部21aに一体成形され、ドアパネル2のパネルベース面2aから直に立ち上がるパネル立設面2bに弾接する背面リップ部23を備えている。
取付基部21は、板状でドア1の外周縁に沿って長手方向に延びるもので、その長手方向に対して所定間隔毎にクリップCでパネルベース面2aに固定されている。
中空シール部22は、第一中空壁221,第二中空壁222,第三中空壁223及び第四中空壁224によって構成されている。
背面リップ部23は、断面略舌形状で、取付基部21の車外側端部21aから車外側かつドア1の外方に向けて斜めに延びている。背面リップ部23の突出量は、取付基部21の幅の1/2としている。
中空シール部22を成す第一中空壁221は、取付基部21の車外側端部21aからドア1の外方に向けて略垂直(ここでは90度)に立設されている。第一中空壁221の先端221aは、車外側に向けて屈曲(湾曲でもよい)していて、その先端221aの車内側には窪み24が形成されている。よって、第一中空壁221の先端221a側の肉厚は薄く形成されている。第一中空壁221は、柱状で、第一中空壁221の先端221aを除く部位の肉厚Wは、中空シール部22の第二中空壁222,第三中空壁223及び第四中空壁224の肉厚よりも厚くなっている。
第二中空壁222は、取付基部21から間隔を空け、第一中空壁221の略中央から取付基部21側に寄った位置から車内側に向けて、取付基部21と略平行に延びている。第二中空壁222は、取付基部21をパネルベース面2aに固定するためのクリップCの頭部を覆うように形成されている。
第三中空壁223は、図1に示すように、第一中空壁221の先端221aの位置におけるドア1の進入軌跡Lに対して鋭角の角度α(本実施形態では第三中空壁223の内周側を15度とした)で、第一中空壁221の先端221aから車内側かつドア1の外方に向けて略直線状に延びている。第三中空壁223の車内外方向の幅は、第二中空壁222の車内外方向の幅と略同一である。
ここで角度αは小さい方がよく、好ましくは45度以下とされる。45度を超えるとドア1を閉じる際、第三中空壁223が車外側へ押し出されやすくなり、後述する図2に示す中空シール部22全体が取付基部21側に撓められる動きが発現し難くなってしまうためである。
第四中空壁224は、第二中空壁222の端部222aと第三中空壁223の端部223aに接続され、車内側に向けて膨出するように湾曲している。第四中空壁224が接続された第三中空壁223の端部223aの位置が、取付基部21の底面からの高さとして最も高い位置になっている。
なお、第一中空壁221において、第二中空壁222が接続された位置から第一中空壁221の先端221aまでの距離は、第二中空壁222の車内外方向の幅の1/2にしている。
そして、中空シール部22の第一中空壁221の先端221aと背面リップ部23を支持壁25で連結している。支持壁25は、背面リップ部23の突出量の略中央から第一中空壁221の先端221aまで略直線状に延びるものであり、第一中空壁221の先端221aの位置におけるドア1の進入軌跡Lに対する車内側の角度β(本実施形態では支持壁25の内周側を115度とした)を鈍角にして延びるように設定している。
支持壁25を設けることよって第一中空壁221,支持壁25及び背面リップ部23で囲まれた中空状のサブシール部26が形成される。
このように構成されたドアウェザーストリップ20が、図1で示したように、パネル立設面2bの高さTを大きくとることのできないドアパネル2に取付けられた後に、ドア1が閉じられると、図2に示すように、中空シール部22は、第三中空壁223と第四中空壁224の接続部分周りからボディ3に弾接する。
これにより中空シール部22は、第一中空壁221の先端221の車内側に薄肉に形成された窪み24を中心にして取付基部21側に回転するように強制的に撓むようにされ、図2に示した状態になる。
すなわち、第三中空壁223は、第一中空壁221の先端221aの位置におけるドア1の進入軌跡Lに対して鋭角の角度αで、特にαは45度以下であり、第一中空壁221の先端221aから車内側かつドア1の外方に向けて略直線状に延びるものであるので、第三中空壁223と第四中空壁224の接続部分周りがドア1の外方に向けて最も突出した部位になりここからボディ3に弾接するものとなり、また中空シール部22をある程度の大きさにすることができる。また、第一中空壁221の先端221に形成された窪み24の位置を取付基部11側や車外側に大きく位置ずれすることなくその窪みを中心にして、中空シール部22全体を取付基部21側に安定的かつ円滑に回転させることができる。
このとき、中空シール部22が撓むことによる反力は、厚肉に形成された第一中空壁221と、第一中空壁221の先端221aと背面リップ部23の間に設けられた支持壁25と、背面リップ部23によって支えられるので、従来例(図8)で示したように、取付基部21の車内側端部21b側がパネルベース面2aから浮き上がり、中空シール部22が車外側に向けて回転するといった、断面の転びが生じることが防止される。
特に、支持壁25は、第一中空壁221の先端221aと背面リップ部23を連結し、しかも第一中空壁221の先端221aの位置におけるドア1の進入軌跡Lに対する車内側の角度βを鈍角にするように延びるものであるので、第一中空壁221の先端221aを車外側から強く支持して、中空シール部22が撓むことによる反力によって、窪み24の位置が取付基部11側や車外側に大きく位置ずれすることを効率的に防止している。
よって、所定間隔でクリップCが取付けられた間、すなわちクリップCが配置されていない部位において、ドアウェザーストリップ20にうねりを生じて外観上見栄えを悪くすることや、これに起因してシール機能が悪化するといった事態を抑制することができる。
なお、本発明の実施形態では、そのドアパネル2のパネルベース面2aから直ぐに立ち上がるパネル立設面2bの高さTを大きくとれない部位として、ドア1の閉時にベルトラインよりも上側に位置するピラー側のドアパネル2を例にして説明したが、このようにパネル立設面2bの高さTを大きくとれない部位としては、通常、フロントドアであれば、ドアのヒンジ側を除く部分となる、ルーフ側(上側)や後側ピラー(Bピラー)側やロア側(下側),リヤドアであれば、ドアのヒンジ側を除く部分となる、ルーフ側(上側)や後側ピラー(Cピラー)側やロア側(下側)においてドアウェザーストリップ20が取付けられる場合に特に有効である。
また、ドアのヒンジ側のように、パネル立設面2bの高さTを大きくとれる部位(例えば図6で示したもの)においても、本発明の実施形態のドアウェザーストリップ20を取付けることで断面の転びをなお一層防止するようにしてもよい。
また、本発明の実施形態では、第一中空壁221の先端221a側を車外側に向けて屈曲させるようにして、ドア1が閉じられたときに中空シール部22が、窪み24を中心にして取付基部21側に容易に倒れるようにしたが、図3に示すように、第一中空壁221の先端221aを、車外側に向けて屈曲や湾曲させることなく、ドア1の外方に向けて略直線状に延びるようにし、その先端221aの車内側に窪み24を形成するようにして窪み24を中心に中空シール部22を取付基部21側に回転させるようにしてもよい。
さらに、図4に示すように、第四中空壁224の内側(車外側)にノッチ28を設けて中空シール部22を取付基部21側により倒れ易いようにすることもできる。
なお、図4では、中空シール部22の第二中空壁222と取付基部21の車内側を接続する連結壁29を備えるドアウェザーストリップ20を示しているが、連結壁29の有無にかかわらずドア1が閉じられたとき中空シール部22は、図2で示したように、窪み24を中心に取付基部21側に回転するようになっている。
1 ドア
2 ドアパネル
2a パネルベース面
2b パネル立設面
2c 傾斜面
2d 外周突縁
3 ボディ
10 ドアウェザーストリップ
11 取付基部
11a 車外側端部
11b 車内側端部
12 中空シール部
13 背面リップ部
20 ドアウェザーストリップ
21 取付基部
21a 車外側端部
21b 車内側端部
22 中空シール部
23 背面リップ部
24 窪み
25 支持壁
26 サブシール部
28 ノッチ
29 連結壁
221 第一中空壁
221a 第一中空壁の先端
222 第二中空壁
222a 第二中空壁の端部
223 第三中空壁
223a 第三中空壁の端部
224 第四中空壁
C クリップ
L ドアの進入軌跡

Claims (3)

  1. 自動車のドアパネルの外周縁に形成されたパネルベース面に沿って取付けられる板状の取付基部と、その取付基部に一体成形され、ドア閉時にはボディのドア開口縁に弾接する中空シール部と、前記取付基部の車外側端部に一体成形され、前記ドアパネルのパネルベース面から立ち上がるパネル立設面に弾接する背面リップ部を備えるドアウェザーストリップであって、
    前記中空シール部は、
    前記取付基部の車外側端部から前記ドアの外方に向けて略垂直に立設され、その先端の車内側に窪みが形成された第一中空壁と、
    その第一中空壁から車内側に向けて、前記取付基部と略平行に延びる第二中空壁と、
    前記第一中空壁の先端の位置における前記ドアの進入軌跡に対して鋭角の角度で、前記第一中空壁の先端から車内側かつ前記ドアの外方に向けて略直線状に延びる第三中空壁と、
    前記第二中空壁の端部と前記第三中空壁の端部に接続され、車内側に向けて膨出するように湾曲した第四中空壁から成り、
    前記中空シール部の第一中空壁の先端と前記背面リップ部を連結し、前記第一中空壁の先端の位置における前記ドアの進入軌跡に対する車内側の角度を鈍角にして延びる支持壁を備え、
    前記中空シール部の第一中空壁の先端は、車外側に向けて屈曲又は湾曲し、
    前記中空シール部の第一中空壁の先端を除く部位の肉厚は、前記中空シール部の第二中空壁,第三中空壁及び第四中空壁の肉厚よりも厚く、
    前記中空シール部の第二中空壁と前記取付基部の車内側を接続する連結壁はなく、前記第二中空壁と前記取付基部の接続は車外側における前記第一中空壁だけであることを特徴にするドアウェザーストリップ。
  2. 前記中空シール部の第一中空壁において、前記第二中空壁が接続された位置から前記第一中空壁の先端までの距離は、前記第二中空壁の車内外方向の幅の1/2であり、
    しかも、前記第一中空壁の、前記第二中空壁との接続部より前記取付基部側の肉厚は、前記第二中空壁との接続部より前記第三中空壁側の肉厚より薄いことを特徴とする請求項1に記載のドアウェザーストリップ。
  3. 前記支持壁を設けることよって前記第一中空壁,前記支持壁及び前記背面リップ部で囲まれた中空状のサブシール部が形成されることを特徴にする請求項1又は2に記載のドアウェザーストリップ。
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