JP6879118B2 - 電縫鋼管の曲がり矯正方法および鋼管の製造方法 - Google Patents

電縫鋼管の曲がり矯正方法および鋼管の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、電縫鋼管の曲がり矯正方法および鋼管の製造方法に関する。
電縫鋼管を製造する際には、まず、帯鋼が管状に成形され、その後、帯鋼の幅方向における両端部が溶接される。溶接部(シーム部)には、靭性および硬さ等の品質調整のためにシーム熱処理が施される場合が多い。さらに、シーム熱処理が施された電縫鋼管に対して、複数のロールスタンドを用いて、サイザー工程が実施される。これにより、電縫鋼管の外径が調整される。その後、電縫鋼管は、所定の長さに切断される。
ところで、上記のようにして製造される電縫鋼管には、製造工程における種々の要因により、曲がりが発生する場合がある。具体的には、電縫鋼管全体が円弧状に湾曲する場合がある。
そこで、従来、上記のような曲がりの発生を抑制するための方法が提案されている。例えば、特許文献1には、電縫鋼管の曲がりをサイザー工程で矯正する方法が開示されている。
特許文献1に開示された方法では、外径測定装置の測定値に基づいて、演算処理装置によって電縫鋼管の曲がり量が求められる。さらに、求められた電縫鋼管の曲がり量に基づいて、位置決め装置によってサイザーロールの圧下量が制御される。具体的には、特許文献1には、サイザーがNo.1〜No.4のサイザーロールから構成される場合、No.3のサイザーロールの軸心を変更することによって、電縫鋼管の曲がり矯正を行うことができると記載されている。
特開平6−246341号公報
しかしながら、本発明者らの種々の検討の結果、特許文献1に記載されているように単にサイザーロールの軸心を変更しても、電縫鋼管の曲がりを適切に矯正できない場合があることが分かった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、電縫鋼管の曲がり矯正を適切に行うことができる方法を提供することを目的とする。
本発明は、下記の電縫鋼管の曲がり矯正方法および鋼管の製造方法を要旨とする。
(1)母材およびシーム部を有する電縫鋼管の曲がりを矯正する方法であって、
複数のサイザーロールをそれぞれ備えた複数のスタンドを配置する配置工程と、
前記電縫鋼管を進行させつつ前記複数のスタンドによって前記電縫鋼管を縮径加工するサイザー工程と、を備え、
前記複数のスタンドは、前記電縫鋼管の進行方向における一端に位置する一端スタンド、前記進行方向における他端に位置する他端スタンド、および前記進行方向において前記一端スタンドと前記他端スタンドとの間に位置する1以上の中間スタンドを含み、
前記一端スタンドにおける前記複数のサイザーロールの中心と前記他端スタンドにおける前記複数のサイザーロールの中心とを結ぶ直線をパスラインとし、
前記サイザー工程では、前記シーム部が前記パスラインよりも上方または下方に位置するように前記電縫鋼管を進行させ、
前記サイザー工程において前記シーム部が前記パスラインよりも上方に位置するように前記電縫鋼管を進行させる場合には、前記配置工程において、少なくとも一つの前記中間スタンドの前記複数のサイザーロールの中心が前記パスラインよりも所定距離上方に位置するように前記複数のスタンドを配置し、
前記サイザー工程において前記シーム部が前記パスラインよりも下方に位置するように前記電縫鋼管を進行させる場合には、前記配置工程において、少なくとも一つの前記中間スタンドの前記複数のサイザーロールの中心が前記パスラインよりも所定距離下方に位置するように前記複数のスタンドを配置し、
前記配置工程では、前記母材の降伏応力および前記シーム部の降伏応力に基づいて、前記所定距離を設定する、電縫鋼管の曲がり矯正方法。
(2)前記サイザー工程前の前記電縫鋼管を縮径加工を行うことなく直線状に変形させたときに前記シーム部に生じるひずみε、少なくとも一つの前記中間スタンドによる絞りによって前記母材が降伏するときに前記シーム部に生じるひずみεS1、および前記シーム部が降伏するときに前記シーム部に生じるひずみεS2に基づいて、下記式(i)で求められるひずみ差分Δεを算出するひずみ算出工程をさらに備え、
前記配置工程では、前記算出工程で算出されたひずみ差分Δεに基づいて、前記所定距離を設定する、上記(1)に記載の電縫鋼管の曲がり矯正方法。
Δε=εS2−εS1−ε ・・・(i)
(3)前記配置工程では、前記サイザー工程において少なくとも一つの前記中間スタンドを前記電縫鋼管が通過する際に前記シーム部が塑性変形するように、前記所定距離を設定する、上記(1)または(2)に記載の電縫鋼管の曲がり矯正方法。
(4)前記サイザー工程前の前記電縫鋼管において、前記シーム部の曲率半径は、前記電縫鋼管の中心を通る仮想線の曲率半径よりも小さい、上記(1)から(3)のいずれかに記載の電縫鋼管の曲がり矯正方法。
(5)前記シーム部の降伏応力が前記母材の降伏応力よりも高い場合、前記配置工程では、前記サイザー工程前の前記電縫鋼管に生じている曲がり量が小さいほど、前記所定距離を大きく設定する、上記(1)から(4)に記載の電縫鋼管の曲がり矯正方法。
(6)前記母材の降伏応力と前記シーム部の降伏応力との差が、予め設定された閾値以下である場合には、前記配置工程において、前記中間スタンドの前記複数のサイザーロールの中心が前記パスライン上に位置するように、前記複数のスタンドを配置する、上記(1)から(4)のいずれかにに記載の電縫鋼管の曲がり矯正方法。
(7)前記サイザー工程によって前記縮径加工を行う前記複数のスタンドは、前記一端スタンド、前記他端スタンド、および一つの前記中間スタンドによって構成される、上記(1)から(6)のいずれかに記載の電縫鋼管の曲がり矯正方法。
(8)上記(1)から(7)のいずれかに記載の電縫鋼管の曲がり矯正方法によって、曲がりが矯正された鋼管を得る、鋼管の製造方法。
本発明によれば、曲がりが適切に矯正された電縫鋼管を得ることができる。
図1は、従来のサイザー工程の一例を示す図である。 図2は、解析結果を示す図である。 図3は、解析結果を示す図である。 図4は、曲がり矯正時の母材およびシーム部に生じる応力を示す概略図である。 図5は、母材およびシーム部に生じるひずみと応力との関係を示す概略図である。 図6は、解析結果を示す図である。 図7は、シーム部に生じるひずみの算出方法の一例を説明するための図である。 図8は、本発明の実施の形態に係る電縫鋼管の曲がり矯正方法を説明するための図であり、(a)は、電縫鋼管および複数のスタンドを示す概略側面図であり、(b)は、電縫鋼管とスタンドとの関係を示す図である。
本発明者らは、有限要素解析(FEA)を行って、サイザー工程後の電縫鋼管において曲がりが生じる要因について調査を行った。具体的には、図1に示すように、電縫鋼管10を矢印Xで示す方向に進行させつつ、3つのスタンド20a〜20cを用いて電縫鋼管10の縮径加工を行う場合について検討した。
なお、解析モデルでは、電縫鋼管10は、軸方向に直交する断面において、上下方向の長さが水平方向の長さよりも大きい楕円形状(長軸:327mm、短軸:317mm)を有するものとした。電縫鋼管10の厚みは、6.9mmとした。スタンド20a〜20cはそれぞれ、電縫鋼管10の周方向に配置された4つのサイザーロール22によって電縫鋼管10の縮径加工を行うものとした。また、電縫鋼管10は、母材12およびシーム部14を有しているものとした。本解析では、電縫鋼管10の軸方向に直交する断面においてシーム部14が電縫鋼管10の上端に位置する状態で、スタンド20a〜20cによるサイザー工程(縮径加工)を行う場合について検討した。また、本解析では、サイザー工程前の電縫鋼管10は、シーム部14を上記のように上端に位置させた場合に、下方に向かって凸となるように湾曲しているものとした。言い換えると、縮径加工を施していない状態では、電縫鋼管10は、シーム部14の曲率半径が電縫鋼管10の中心を通る仮想線(図示せず)の曲率半径よりも小さくなるように湾曲する。
まず、母材12の強度(降伏応力)とシーム部14の強度(降伏応力)とが等しい電縫鋼管10を、スタンド20a〜20cによって縮径加工する場合について解析を行った。詳細な説明は省略するが、実際の製造工程においては、サイザー工程前に、電縫鋼管10に対して適切なシーム熱処理を施すことによって、母材12の強度およびシーム部14の強度を略等しくすることができる。
本解析では、スタンド20bをスタンド20a,20cに対して上方に移動させて、サイザー工程後の電縫鋼管10の曲がり量を調べた。具体的には、スタンド20a,20cに対するスタンド20bの上方への移動量を0mm、3.12mmおよび9.36mmに設定して、サイザー工程前後における電縫鋼管10の曲がり量を調べた。解析結果を、図2に示す。なお、電縫鋼管10の曲がり量とは、電縫鋼管10の軸方向の任意の位置における、シーム部14の曲がり量を示す。図2においては、シーム部14の2つの基準点(電縫鋼管10の軸方向の矯正範囲(スタンド20a〜20cを通過した領域)の両端)を結ぶ直線と、上記矯正範囲内の任意の位置におけるシーム部14との上下方向の距離を、曲がり量として示している。また、図2の横軸の無次元矯正長さとは、電縫鋼管10の任意の位置と一方の上記基準点との上記軸方向における距離を、スタンド20aとスタンド20cとの上記軸方向における距離で除算して得られる値である。曲がり量が負の値で示される領域では、電縫鋼管10が下方に向かって凸となるように湾曲していることを示し、曲がり量が正の値で示される領域では、電縫鋼管10が上方に向かって凸となるように湾曲していることを示す。
図2に示す結果から、母材12の強度とシーム部14の強度とに差がない場合には、スタンド20bの上方への移動量が大きくなることによって、補正後の電縫鋼管10に生じる曲がり量が大きくなっていることが分かる。
また、本発明者らは、スタンド20cを通過した直後の電縫鋼管10に生じている相当塑性ひずみを評価した。その結果、図示は省略するが、スタンド20cを通過した直後の鋼管に生じる相当塑性ひずみは、スタンド20bの上記移動量(すなわち、スタンド20bによる電縫鋼管10の曲げ変形量)に依存せず、略一定であることが分かった。この結果から、電縫鋼管10がスタンド20cを通過する際には、主として絞り(周方向の圧縮)による影響を受けて電縫鋼管10が塑性変形すると考えられる。つまり、電縫鋼管10が各スタンド20a〜20cの直下を通過する際には、電縫鋼管10が降伏した状態が維持されているため、スタンド20a〜20cを同じ高さに配置(直線状に配置)しただけでも、容易に直管化できると考えられる。
以上の結果から、母材12の強度とシーム部14の強度とに差がない場合には、スタンド20a〜20cを同じ高さに配置することによって、電縫鋼管10の曲げ矯正を容易に行うことができると考えられる。
次に、本発明者らは、シーム部14の強度(降伏応力)が母材12の強度(降伏応力)よりも高い電縫鋼管10を、スタンド20a〜20cによって縮径加工する場合について、同様の解析を行った。この解析では、スタンド20a,20cに対するスタンド20bの上方への移動量を0mm、30mmおよび45mmに設定して、サイザー工程前後における電縫鋼管10の曲がり量を調べた。解析結果を、図3に示す。なお、図3においては、シーム部14の2つの基準点(電縫鋼管10の軸方向における任意の矯正範囲の両端)を結ぶ直線と、上記矯正範囲内の任意の位置におけるシーム部14との上下方向の距離を、曲がり量として示している。また、図3の横軸の無次元矯正長さとは、電縫鋼管10の任意の位置と一方の上記基準点との上記軸方向における距離を、スタンド20aとスタンド20cとの上記軸方向における距離で除算して得られる値である。曲がり量が負の値で示される領域では、電縫鋼管10が下方に向かって凸となるように湾曲していることを示し、曲がり量が正の値で示される領域では、電縫鋼管10が上方に向かって凸となるように湾曲していることを示す。
図3に示した結果から、シーム部14の強度(降伏応力)が母材12の強度(降伏応力)よりも高い場合には、スタンド20bの移動量を0mmに設定することによって、曲がり量が増加していることが分かる。この点については、母材12の降伏応力とシーム部14の降伏応力との差が影響していると考えられる。以下、図4および図5を参照しつつ説明する。
図4は、曲がり矯正を簡潔に説明するため、母材12およびシーム部14を弾完全塑性体と仮定した場合の曲がり矯正時の応力状態を示す概略図である。図4は、母材12およびシーム部14の二軸(電縫鋼管10の周方向Cおよび軸方向L)の降伏曲面を説明する図である。図5は、図4の母材12およびシーム部14に生じるひずみと応力との関係を示す概略図である。
図1、図4および図5を参照して、電縫鋼管10がスタンド20bを通過する際には、スタンド20bの複数のサイザーロール22による絞りによって、母材12には、母材12の降伏応力σY1に相当する応力が生じる。これにより、母材12が塑性変形する。すなわち、電縫鋼管10が縮径加工される。一方、シーム部14の降伏応力σY2は母材12の降伏応力σY1よりも高いので、降伏応力σY1に相当する応力が生じることによって母材12が塑性変形しても、シーム部14は弾性変形した状態を維持する。すなわち、スタンド20bの移動量が0mmに設定されている場合、電縫鋼管10がスタンド20bを通過する際に、母材12は塑性変形するが、シーム部14は塑性変形しない。この場合、スタンド20bを通過した後のシーム部14のスプリングバック量が大きくなり、電縫鋼管10の曲がり量が増加すると考えられる。なお、シーム部がわずかに塑性変形するよう縮径した場合も上記と同様にスプリングバック量は大きくなる。
したがって、上記のような曲がり量の増加を抑制するためには、スタンド20bにおいて、シーム部14を塑性変形させる必要があると考えられる。そのためには、母材12の降伏応力およびシーム部14の降伏応力に基づいて、スタンド20bを通過する際にシーム部14が塑性変形するように、スタンド20bの位置を適切に調整すればよい。具体的には、スタンド20bによって電縫鋼管10に曲げ変形を与えて、シーム部14を降伏させればよい。これにより、母材12とシーム部14とで降伏応力に差がある場合でも、電縫鋼管10の曲がり矯正を適切に行うことができる。
なお、本発明者らは、シーム部14が降伏するときにシーム部14に生じるひずみεS2と、スタンド20bによる絞りによって母材12が降伏するときにシーム部14に生じるひずみεS1との差に相当するひずみ差分Δεを、電縫鋼管10に与えることを検討した。具体的には、スタンド20bによる絞りによってシーム部14(母材12)に生じるひずみεS1に加えてさらに、スタンド20bによって電縫鋼管10に曲げ変形を与えることによって、シーム部14にひずみ差分Δεを与えることを考えた。なお、ひずみ差分Δεは、電縫鋼管10の軸方向におけるひずみ量を示す。
ただし、上述のように、一般に、サイザー工程前の電縫鋼管10においても曲げが生じていることが考えられる。この場合には、スタンド20bをスタンド20a,20cに対して上方へ移動させなくても、電縫鋼管10がスタンド20bを通過する際に、電縫鋼管10に曲げ変形が加えられる。すなわち、サイザー工程前の電縫鋼管10において曲げが生じている場合には、スタンド20a〜20cが同じ高さに配置(直線状に配置)されている場合でも、電縫鋼管10がスタンド20bを通過する際に、電縫鋼管10を直線状に変形させるように、電縫鋼管10に対して曲げ変形が加えられる。これにより、該曲げ変形に基づくひずみがシーム部14に与えられる。したがって、電縫鋼管10の曲がりをより適切に矯正するためには、サイザー工程前の電縫鋼管10を、縮径加工を行うことなく直線状に変形させたときにシーム部14に生じるひずみεを考慮した下記式(i)で求められるひずみ差分Δεを、スタンド20bによる曲げ変形によってシーム部14に与えることが好ましいと考えられる。このようにして算出されるひずみ差分Δεをシーム部14に与えることによって、母材12の塑性変形量が大きくなり過ぎることを防止しつつ、電縫鋼管10の曲がり矯正を適切に行うことができる。なお、Δεは、電縫鋼管10の軸方向におけるひずみ量を示す。
Δε=εS2−εS1−ε ・・・(i)
なお、電縫鋼管10の外径をDとすると、スタンド20bによる曲げ変形によって、シーム部14にひずみ差分Δεに相当するひずみを生じさせるためには、シーム部14が、下記式(ii)で示される曲率半径ρを有するように、スタンド20bの位置を調整すればよい。言い換えると、電縫鋼管10を側方から見た場合に(図1に示す状態において)、シーム部14が下記式(ii)で示される曲率半径ρで曲がるように、スタンド20bによって電縫鋼管10に曲げ変形を加えればよい。
ρ=(D/2)/Δε ・・・(ii)
また、本発明者らは、サイザー工程前の電縫鋼管10に生じている曲がり量と、スタンド20bの位置との関係を調査するために、さらに解析を行った。具体的には、サイザー工程前の曲がり量が大きい電縫鋼管10(鋼管No.1)、およびサイザー工程前の曲がり量が小さい電縫鋼管10(鋼管No.2)について、スタンド20bの上方への移動量を30mmに設定して、サイザー工程後の電縫鋼管10の曲がり量を調べた。解析結果を、図6に示す。なお、図6において、曲がり量とは、上述の図2および図3の場合と同様に、シーム部14の曲がり量を示す。また、図6の横軸の無次元矯正長さについても、図3の横軸の無次元矯正長さと同様である。曲がり量が負の値で示される領域では、電縫鋼管10が下方に向かって凸となるように湾曲していることを示し、曲がり量が正の値で示される領域では、電縫鋼管10が上方に向かって凸となるように湾曲していることを示す。なお、鋼管No.1および鋼管No.2のいずれも、サイザー工程前においては、下方に向かって凸となるように湾曲しているものとする。
図6に示した結果から、スタンド20bの移動量が等しい場合には、サイザー工程前の曲がり量が大きい鋼管No.1の方が、サイザー工程後に曲がり量が低下していることが分かる。これは、スタンド20bの移動量が等しい場合には、曲がりが小さい鋼管No.2に比べて、曲がりが大きい鋼管No.1の方が、スタンド20bによって与えられる曲げ変形量が大きくなり、シーム部14に大きなひずみが与えられるからだと考えられる。この結果から、電縫鋼管10の曲がりを適切に矯正するためには、サイザー工程前の電縫鋼管10に生じている曲がり量(より具体的には、シーム部14に生じている曲がり量)が小さいほど、スタンド20bの移動量を大きく設定することが好ましいことが分かった。
なお、電縫鋼管10の製造現場において、サイザー工程前の電縫鋼管10(シーム部14)の曲がり量を正確に測定することは難しい。そこで、例えば、電縫鋼管10の曲がり矯正方法を実施する前に、サイザー工程を省略した(縮径加工が施されていない)電縫鋼管10の曲がり量を測定して、測定された曲がり量を、サイザー工程前の電縫鋼管10(シーム部14)の曲がり量としてもよい。
例えば、電縫鋼管10に対して縮径加工を行うことなくスタンド20a〜20cを通過させて、その電縫鋼管10を所定の長さに切断して、切断された電縫鋼管10において、電縫鋼管10(シーム部14)の曲がり量を測定してもよい。また、このようにして算出したシーム部14の曲がり量に基づいて、シーム部14に生じる上述のひずみεを算出してもよい。以下、ひずみεの算出方法の一例について、簡単に説明する。
図7は、ひずみεの算出方法の一例を説明するための図である。図7は、縮径加工を行うことなくスタンド20a〜20cを通過させた後に所定の長さLに切断した電縫鋼管10のシーム部14を示す概念図である。
図7を参照して、シーム部14の曲がり量をYとすると、シーム部14の曲率半径Rは、下記式(iii)で示すことができる。なお、曲がり量Yは、例えば、実測することによって得られる。
R=0.5(Y+(L/2))/Y ・・・(iii)
また、図7に示したシーム部14を直線状に変形させたときに、電縫鋼管10の軸方向においてシーム部14に生じるひずみεは、上記曲率半径Rに対応するひずみとして、下記式(iv)で示すことができる。なお、下記式においてDは、電縫鋼管10の外径を示す。
ε=(D/2)/(R−D/2) ・・・(iv)
上述したように、上記式(iv)によって求めたひずみεは、シーム部14を直線状に変形させたときにシーム部14に生じるひずみである。したがって、上記式(iv)によって求めたひずみεは、サイザー工程前の電縫鋼管10を縮径加工を行うことなく直線状に変形させたときにシーム部14に生じる上述のひずみεに相当する。このようにして、ひずみεを算出することができる。
(本発明の実施の形態)
本発明者らは、上記の知見に基づいて本発明を完成させた。以下、本発明の実施の形態に係る電縫鋼管の曲がり矯正方法について説明する。なお、本発明の実施の形態に係る鋼管の製造方法は、電縫鋼管から、以下に説明する電縫鋼管の曲がり矯正方法によって曲がりが矯正された鋼管を得る方法である。したがって、以下の電縫鋼管の曲がり矯正方法の説明は、本発明の実施の形態に係る鋼管の製造方法の説明を兼ねる。
なお、本実施形態において、電縫鋼管の曲がり矯正とは、サイザー工程後(縮径加工後)の電縫鋼管において曲がりが生じることを抑制できるように、電縫鋼管に加工を施すことをいう。したがって、サイザー工程前の電縫鋼管において曲がりが生じていない場合にも、サイザー工程後の電縫鋼管において曲がりが生じることを抑制するために、本実施形態にかかる電縫鋼管の曲がり矯正方法が利用できる。
図8は、本発明の実施の形態に係る電縫鋼管の曲がり矯正方法(以下、単に矯正方法と記載する。)を説明するための図であり、(a)は、電縫鋼管および複数のスタンドを示す概略側面図であり、(b)は、電縫鋼管とスタンドとの関係を示す図である。図8(a)においては、サイザー工程における電縫鋼管の進行方向を矢印Xで示している。図8(b)においては、図8(a)のb−b線で示す位置における電縫鋼管とスタンドとの関係を示している。なお、図8(b)においては、電縫鋼管のみを断面で示している。
(矯正方法の概略)
本実施形態に係る矯正方法は、電縫鋼管のシーム部に生じるひずみを算出するひずみ算出工程と、複数のスタンドを配置する配置工程と、電縫鋼管の縮径加工を行うサイザー工程とを備える。図8を参照して、本実施形態では、サイザー工程において、電縫鋼管10の縮径加工(サイザー工程)を行いつつ、電縫鋼管10の曲がり矯正を行う。本実施形態では、サイザー工程において、3つのスタンド20a,20b,20cが用いられる。
スタンド20a,20b,20cはそれぞれ、複数のサイザーロール22を有している。本実施形態では、スタンド20a,20b,20cはそれぞれ、4つのサイザーロール22を有している。なお、スタンド20a,20b,20cとしては、公知の種々のスタンド(従来のサイザー工程において使用されるスタンド)を利用できるので、スタンド20a,20b,20cの詳細な説明は省略する。
本実施形態に係る矯正方法によって曲がりが矯正される電縫鋼管10は、母材12およびシーム部14を有している。電縫鋼管10を製造する際には、例えば、帯鋼(母材12)を図示しない複数のスタンド(ロール群)によって管状に成形し、その後、帯鋼の幅方向における両端部が溶接される。これにより、シーム部14を有する電縫鋼管10が得られる。サイザー工程前の電縫鋼管10に対して、例えば、アニール処理等のシーム熱処理を行なってもよい。なお、本実施形態に係る矯正方法において曲がり矯正が行われる電縫鋼管10は、公知の種々の方法によって製造できるので、電縫鋼管10の製造方法の詳細な説明は省略する。
なお、以下の説明では、複数のスタンド20a〜20cのうち、電縫鋼管10の進行方向Xにおける後端(一端)に配置されるスタンド20aを一端スタンド20aと呼び、進行方向Xにおける前端(他端)に配置されるスタンド20cを他端スタンド20cと呼び、進行方向Xにおいて一端スタンド20aと他端スタンド20cとの間に配置されるスタンド20bを中間スタンド20bと呼ぶ。また、一端スタンド20aにおける複数のサイザーロール22の中心Caと他端スタンド20cにおける複数のサイザーロール22の中心Ccとを結ぶ直線をパスラインPと呼ぶ。
(ひずみ算出工程)
ひずみ算出工程では、縮径加工が施されていない電縫鋼管10を直線状に変形させたときにシーム部14に生じるひずみε、母材12が降伏するときにシーム部14に生じるひずみεS1、およびシーム部14が降伏するときにシーム部14に生じるひずみεS2に基づいて、上述の(i)式を用いてひずみ差分Δεを算出する。
ひずみεは、図7で説明した上述の方法によって算出することができる。ひずみεS1およびひずみεS2は、例えば、引張試験によって求めることができる。本実施形態では、例えば、母材12およびシーム部14からそれぞれ採取した引張試験片を用いて引張試験を行うことによって、母材12およびシーム部14の降伏応力およびひずみεS1,εS2を求めることができる。本実施形態では、電縫鋼管10の軸方向が引張試験片の長手方向になるように、母材12およびシーム部14から引張試験片を採取する。なお、母材12の引張試験片は、電縫鋼管10の周方向において、例えばシーム部14と反対の位置から採取する。また、本実施形態では、母材12が降伏するときとは、例えば、母材12に、予め設定された永久ひずみが生じるときを意味し、シーム部14が降伏するときとは、例えば、シーム部14に、予め設定された永久ひずみが生じるときを意味する。
(配置工程)
図8(b)を参照して、配置工程では、中間スタンド20bの複数のサイザーロール22の中心Cbが、パスラインPよりも所定距離上方または下方に位置するように、スタンド20a〜20cを配置する。上記所定距離は、後述するサイザー工程において電縫鋼管10が中間スタンド20bを通過する際に、シーム部14が塑性変形するように設定される。本実施形態では、母材12の降伏応力およびシーム部14の降伏応力を考慮して、上記所定距離が設定される。具体的には、母材12の降伏応力とシーム部14の降伏応力との差が、予め設定された閾値(例えば、100MPa)以下である場合には、上記所定距離は0に設定される。すなわち、中間スタンド20bの中心CbがパスラインP上に位置するように、スタンド20a〜20cが配置される。
一方、シーム部14の降伏応力と母材12の降伏応力との差が上述の閾値よりも大きく、かつシーム部14の降伏応力が母材12の降伏応力よりも高い場合には、以下に説明するように、中間スタンド20bを配置する。すなわち、図8に示すように、後述するサイザー工程において、シーム部14がパスラインPよりも上方に位置するように電縫鋼管10を進行させる場合には、配置工程において、中間スタンド20bの中心CbをパスラインPよりも所定距離dだけ上方に位置させる。所定距離dは、算出工程において算出されたひずみ差分Δεに基づいて設定される。具体的には、後述するサイザー工程において、中間スタンド20bから電縫鋼管10に加えられる曲げ変形によってシーム部14が上述の(ii)式で示される曲率半径ρで曲がるように、所定距離dが設定される。図示は省略するが、後述するサイザー工程において、シーム部14がパスラインPよりも下方に位置するように電縫鋼管10を進行させる場合には、配置工程において、中間スタンド20bの中心CbをパスラインPよりも所定距離だけ下方に位置させる。所定距離は、上述の所定距離dと同様に設定される。
なお、本実施形態では、図6で説明したように、電縫鋼管10の機械的性質(降伏応力等)が同じ場合には、サイザー工程前の縮径加工が施されていない電縫鋼管10に生じている曲がり量が小さいほど、上記所定距離が大きく設定される。
(サイザー工程)
サイザー工程では、シーム部14がパスラインPよりも上方または下方に位置するように、電縫鋼管10を進行させる。具体的には、スタンド20a〜20cによって電縫鋼管10の縮径加工を行いつつ、電縫鋼管10の曲がり矯正が行われる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、一つの中間スタンド20bが設けられる場合について説明したが、中間スタンドの数は上述の例に限定されず、2つ以上の中間スタンドが設けられてもよい。また、上述の実施形態では、各スタンド20a〜20cが4つのサイザーロール22を有している場合について説明したが、各スタンドが有するサイザーロールの数は上述の例に限定されず、各スタンドが3つのサイザーロールを有していてもよい。
また、上述の実施形態では、母材12の降伏応力とシーム部14の降伏応力との差が、予め設定された閾値以下である場合に、所定距離(中間スタンド20bの中心CbとパスラインPとの上下方向における距離)を0に設定する場合について説明したが、上記所定距離の設定方法は上述の例に限定されない。例えば、母材12の降伏応力とシーム部14の降伏応力とが等しい場合に上記所定距離を0に設定し、シーム部14の降伏応力が母材12の降伏応力よりも高い場合には、所定距離を0よりも大きく設定してもよい。
以上のように、本発明によれば、電縫鋼管の曲がり矯正を適切に行うことができる。
10 電縫鋼管
12 母材
14 シーム部
20a〜20c スタンド
22 サイザーロール

Claims (8)

  1. 母材およびシーム部を有する電縫鋼管の曲がりを矯正する方法であって、
    複数のサイザーロールをそれぞれ備えた複数のスタンドを配置する配置工程と、
    前記電縫鋼管を進行させつつ前記複数のスタンドによって前記電縫鋼管を縮径加工するサイザー工程と、を備え、
    前記複数のスタンドは、前記電縫鋼管の進行方向における一端に位置する一端スタンド、前記進行方向における他端に位置する他端スタンド、および前記進行方向において前記一端スタンドと前記他端スタンドとの間に位置する1以上の中間スタンドを含み、
    前記一端スタンドにおける前記複数のサイザーロールの中心と前記他端スタンドにおける前記複数のサイザーロールの中心とを結ぶ直線をパスラインとし、
    前記サイザー工程では、前記シーム部が前記パスラインよりも上方または下方に位置するように前記電縫鋼管を進行させ、
    前記サイザー工程において前記シーム部が前記パスラインよりも上方に位置するように前記電縫鋼管を進行させる場合には、前記配置工程において、少なくとも一つの前記中間スタンドの前記複数のサイザーロールの中心が前記パスラインよりも所定距離上方に位置するように前記複数のスタンドを配置し、
    前記サイザー工程において前記シーム部が前記パスラインよりも下方に位置するように前記電縫鋼管を進行させる場合には、前記配置工程において、少なくとも一つの前記中間スタンドの前記複数のサイザーロールの中心が前記パスラインよりも所定距離下方に位置するように前記複数のスタンドを配置し、
    前記配置工程では、前記母材の降伏応力および前記シーム部の降伏応力に基づいて、前記所定距離を設定する、電縫鋼管の曲がり矯正方法。
  2. 前記サイザー工程前の前記電縫鋼管を縮径加工を行うことなく直線状に変形させたときに前記シーム部に生じるひずみε、少なくとも一つの前記中間スタンドによる絞りによって前記母材が降伏するときに前記シーム部に生じるひずみεS1、および前記シーム部が降伏するときに前記シーム部に生じるひずみεS2に基づいて、下記式(i)で求められるひずみ差分Δεを算出するひずみ算出工程をさらに備え、
    前記配置工程では、前記算出工程で算出されたひずみ差分Δεに基づいて、前記所定距離を設定する、請求項1に記載の電縫鋼管の曲がり矯正方法。
    Δε=εS2−εS1−ε ・・・(i)
  3. 前記配置工程では、前記サイザー工程において少なくとも一つの前記中間スタンドを前記電縫鋼管が通過する際に前記シーム部が塑性変形するように、前記所定距離を設定する、請求項1または2に記載の電縫鋼管の曲がり矯正方法。
  4. 前記サイザー工程前の前記電縫鋼管において、前記シーム部の曲率半径は、前記電縫鋼管の中心を通る仮想線の曲率半径よりも小さい、請求項1から3のいずれかに記載の電縫鋼管の曲がり矯正方法。
  5. 前記シーム部の降伏応力が前記母材の降伏応力よりも高い場合、前記配置工程では、前記サイザー工程前の前記電縫鋼管に生じている曲がり量が小さいほど、前記所定距離を大きく設定する、請求項1から4のいずれかに記載の電縫鋼管の曲がり矯正方法。
  6. 前記母材の降伏応力と前記シーム部の降伏応力との差が、予め設定された閾値以下である場合には、前記配置工程において、前記中間スタンドの前記複数のサイザーロールの中心が前記パスライン上に位置するように、前記複数のスタンドを配置する、請求項1から4のいずれかに記載の電縫鋼管の曲がり矯正方法。
  7. 前記サイザー工程によって前記縮径加工を行う前記複数のスタンドは、前記一端スタンド、前記他端スタンド、および一つの前記中間スタンドによって構成される、請求項1から6のいずれかに記載の電縫鋼管の曲がり矯正方法。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の電縫鋼管の曲がり矯正方法によって、曲がりが矯正された鋼管を得る、鋼管の製造方法。
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