JP6872673B2 - 安定性が改善された新規な類似セラミド化合物及びこれを含む組成物 - Google Patents

安定性が改善された新規な類似セラミド化合物及びこれを含む組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP6872673B2
JP6872673B2 JP2020545034A JP2020545034A JP6872673B2 JP 6872673 B2 JP6872673 B2 JP 6872673B2 JP 2020545034 A JP2020545034 A JP 2020545034A JP 2020545034 A JP2020545034 A JP 2020545034A JP 6872673 B2 JP6872673 B2 JP 6872673B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
hair
compound
present
chemical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020545034A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021503495A (ja
Inventor
ヨン キム,ハン
ヨン キム,ハン
ミ キム,ユ
ミ キム,ユ
ジン ヒョン,ヘ
ジン ヒョン,ヘ
Original Assignee
エーイー キュン インダストリアル カンパニー,リミテッド
エーイー キュン インダストリアル カンパニー,リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エーイー キュン インダストリアル カンパニー,リミテッド, エーイー キュン インダストリアル カンパニー,リミテッド filed Critical エーイー キュン インダストリアル カンパニー,リミテッド
Publication of JP2021503495A publication Critical patent/JP2021503495A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6872673B2 publication Critical patent/JP6872673B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/002Preparations for repairing the hair, e.g. hair cure
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C233/00Carboxylic acid amides
    • C07C233/01Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms
    • C07C233/02Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms having nitrogen atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to carbon atoms of unsubstituted hydrocarbon radicals
    • C07C233/04Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms having nitrogen atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to carbon atoms of unsubstituted hydrocarbon radicals with carbon atoms of carboxamide groups bound to acyclic carbon atoms of an acyclic saturated carbon skeleton
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/68Sphingolipids, e.g. ceramides, cerebrosides, gangliosides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q17/00Barrier preparations; Preparations brought into direct contact with the skin for affording protection against external influences, e.g. sunlight, X-rays or other harmful rays, corrosive materials, bacteria or insect stings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin
    • A61Q19/007Preparations for dry skin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/12Preparations containing hair conditioners
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C233/00Carboxylic acid amides
    • C07C233/01Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms
    • C07C233/02Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms having nitrogen atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to carbon atoms of unsubstituted hydrocarbon radicals
    • C07C233/09Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms having nitrogen atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to carbon atoms of unsubstituted hydrocarbon radicals with carbon atoms of carboxamide groups bound to carbon atoms of an acyclic unsaturated carbon skeleton

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

本発明は、皮膚の保護保湿効果及びバリア機能回復の特性を有し、毛髪保湿効果のある類似セラミド化合物及びこれを含んでおり、優れた皮膚保湿効果及びバリア機能回復を示す組成物に関する。また、安定性がより向上した構造の化合物を考案した。
皮膚の角質層の構造は、皮膚固有の保湿保護機能を発揮するのに非常に重要であり、このうち、特に角質細胞間脂質は、角化した細胞間でラメラ構造を形成し、硬いセメントのような役割を果たすことで、これが即ち皮膚バリア機能のもとになる。角質細胞間脂質は、セラミド、コレステロール、脂肪酸などの脂質成分から構成されており、このうち、特にセラミドは、全体の約50%以上になるほどの非常に重要な成分であり、皮膚バリア機能を果たす、より主要な脂質成分といえる。
また、セラミドは、コレステロール、脂肪酸などとともにラメラ液晶構造を形成することにより、皮膚バリア機能を発揮する丈夫な構造物を作ってくれる。したがって、セラミドに対する異常が生じると、バリア機能が弱まり、これによって皮膚固有の機能も低下することになり、結果として、アトピーのようないくつかの皮膚のトラブルや皮膚疾患が発生したり、皮膚症状が悪化することがある。
また、セラミドは、細胞間脂質を構成する成分として毛髪にも存在する。皮膚における角質層と同じような役割を果たすものがキューティクルである。毛髪におけるキューティクルは、毛髪の最外殻に存在する物質であって、毛髪の損傷を防ぎ、外部からの刺激を防ぐバリアの役割を果たす。このようなセラミドは、キューティクルに存在し、毛髪内部の成分を強化する役割と保護機能の両方を遂行している。
このようなセラミドの重要性が広く知られており、これを用いた製品を開発するために多くの化粧品及び製薬会社が研究を進めている。ただし、これらのセラミドを現実的に自然界から得ることは非常に困難であるので、皮膚内に存在するセラミドと構造的に類似し、機能的に同じ効果を与えることができる類似セラミドが開発されている。国内で現在製品に応用されているセラミドを察し見ると、微生物から抽出したセラミド(天然セラミド)、有名なP社で開発した類似セラミドPC−104(国際公開番号WO2014−084676)、N社の類似セラミドPC−9S(米国特許US6221371)などが挙げられるが、難しい製造方法に起因する単価問題で汎用的な使用に制限を受ける。また、セラミド構造上の理由によって溶解が困難であるという欠点がある。
したがって、製造が容易であるので、汎用的な使用が可能であり、溶解力を向上させるた新規な類似セラミド素材の研究がさらに必要である。
前記問題点を解決するための本発明の目的は、皮膚の保護保湿効果及びバリア機能回復の特性を有する安定性が改善された新規な類似セラミド化合物を提供することである。
本発明の他の目的は、皮膚バリア機能を発揮する脂質成分として、肌の親和性が高く、優れた保湿力を提供する皮膚保湿外用剤組成物を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、毛髪を保護し、毛髪の内部組織の結合力を強化し、毛髪の構造を再生させ、毛髪の保護機能を果たす毛髪用化粧料組成物を提供することである。
また、様々な剤形的な研究のため、安定性が改善された化合物の構造を考案して提供することである。
前記目的を達成するため、本発明は、下記化1で表される化合物を提供する。
[化1]
Figure 0006872673
(前記式において、Rは、炭素数8〜18の飽和された直鎖アルキル基であり、Rは、炭素数4〜22の不飽和された直鎖アルキル基である。)
前記化1の類似セラミド構造を有する化合物は、コハク酸誘導体とアルキルアミンのワンストップ(one−step)反応を介して製造される。
前記化1の類似セラミド構造を有する化合物の一例としては、下記化2の化合物であってもよい。
[化2]
Figure 0006872673
(前記式において、Rは、炭素数4〜22の不飽和された直鎖アルキル基である。)
本発明の他の態様は、前記類似セラミド化合物を含む皮膚保湿外用剤組成物に関する。前記皮膚保湿外用剤組成物は、クリーム、エッセンス、ローション、スキン、ゲル、及び軟膏の中から選ばれた1種以上で剤形化されてもよい。
本発明のさらに他の態様は、前記類似セラミド化合物を含む毛髪用化粧料組成物であり、前記毛髪用化粧料組成物は、シャンプー、ヘアエッセンスなどで剤形化されてもよい。
本発明の類似セラミド構造を有する新規化合物は、皮膚内に存在するセラミドと構造的、機能的に類似した効果を与えることができる化合物であって、製造が容易であるので、より汎用的な使用を可能にするものである。また、化合物の構造を非対称的に考案することにより、溶解性の問題を解決した。
本発明の類似セラミド構造を有する新規化合物は、皮膚バリア機能を発揮する構造物を製造して保湿剤として使用されてもよい皮膚外用剤はもちろん、様々な剤形の化粧品に適用されてもよい。
本発明の類似セラミド構造を有する新規化合物は、毛髪を保護し、毛髪の内部組織の結合力を強化し、毛髪の構造を再生させ、毛髪の保護機能を発揮するため、様々な毛髪用化粧料組成物に適用されてもよい。
また、化合物の構造を非対称的に考案することにより、溶解性の問題を解決し、熱安定性を改善することにより、様々な剤形における研究を可能にする。
図1は、本発明の実験例1の保湿ローションに対する保湿力の測定部位を示したものである。
図2は、本発明の実験例1による皮膚水分損失率(transepidermal water loss)の測定値の変化を示したものである。
図3は、本発明の実験例2による水分計(corneometer)の測定値の変化を示したものである。
図4は、実験例2による保湿力向上率を示したものである。
図5は、本発明の実験例3による引張強度(Dia−Stron Limited、MTT175 Miniature Tensile Tester)測定値の変化を示したものである。
以下、当業者が容易に実施できるように、本発明を詳細に説明する。
本発明による皮膚保湿効果及びバリア機能回復機能を有する化1の新規な類似セラミド化合物を提供する。
[化1]
Figure 0006872673
(前記式において、Rは、炭素数8〜18の飽和された直鎖アルキル基であり、Rは、炭素数4〜22の不飽和された直鎖アルキル基である。)
本発明は、皮膚バリア機能に主要な脂質であり、皮膚に存在するセラミドと構造的に似た類似セラミドを合成するもので、スフィンゴシン基盤の構造に基づいて構想した。前記化1の化合物は、コハク酸誘導体とアルキルアミンの反応を介して製造が容易であるので、汎用的に使用可能な新規化合物である。より具体的には、無水コハク酸誘導体とアルキルアミンの開環反応を介して皮膚バリア機能を果たす脂質成分で肌の親和性が高く、優れた保湿力を提供する新規な類似セラミド化合物を提供しうる。
また、類似セラミドの溶解性を増加させるため、それぞれのアルキル基の長さが異なるように非対称化した。
前記開発した化合物に存在する二つのアルキル鎖のうち、Rのアルキル体が二重結合を有する場合、化合物の熱安定性が低いことを実験的に確認した。温度に応じて分解速度が変わり、温度が高いほど分解が加速化されることを確認した。
本発明の一実施例によれば、二つのアルキル鎖のうち、Rのアルキル体は、一つの二重結合のみを含むことが好ましい。
本発明の類似セラミド構造を有する化1の新規化合物は、下記化2で表される化合物を含む。
[化2]
Figure 0006872673
(前記式において、Rは、炭素数4〜22の不飽和された直鎖アルキル基である。)
前記化1及び化2の類似セラミド構造を有する新規化合物は、アルキル無水コハク酸とアルキルアミンとの開環反応を介して合成する。
本発明の例に基づいて、前記化1の類似セラミド構造を有する新規化合物の例として、化3の化合物が挙げられる。
[化3]
Figure 0006872673
前記式において、アミンは、ステアリルアミンを使用し、炭素数12の二重結合が少なくとも一つ存在する無水コハク酸との開環反応を介して得た。
本発明の例に基づいて、前記化1の類似セラミド構造を有する新規化合物の例として化4の化合物が挙げられる。
[化4]
Figure 0006872673
前記式において、アミンは、ステアリルアミンを使用し、炭素数14の二重結合が少なくとも一つ存在する無水コハク酸との開環反応を介して得た。
本発明の例に基づいて、前記化1の類似セラミド構造を有する新規化合物の例として、化5の化合物が挙げられる。
[化5]
Figure 0006872673
前記式において、アミンは、ステアリルアミンを使用し、炭素数16の二重結合が少なくとも一つ存在する無水コハク酸との開環反応を介して得た。
本発明の例に基づいて、前記化1の類似セラミド構造を有する新規化合物の例として化6の化合物が挙げられる。
[化6]
Figure 0006872673
前記式において、アミンは、ステアリルアミンを使用し、炭素数18の二重結合が少なくとも一つ存在する無水コハク酸との開環反応を介して得た。
本発明による化1の新規な類似セラミド化合物は、例えば、無水コハク酸とステアリルアミンとを1対0.5〜2の重量比で混合した後、10〜60分間攪拌して製造される。反応に使用される溶媒は、ジクロロメタン、クロロホルム、トルエンが可能であり、ジクロロメタンが最も好ましい。
本発明による類似セラミド化合物は、単独で又は他機能性成分と混合して化粧料組成物を基準として0.0001〜10.0重量%が一般的であり、好ましくは、0.0005〜10.0重量%であり、より好ましくは、0.005〜10重量%で含まれていてもよい。
医薬的外用剤として使用される場合には、外用剤組成物を基準として類似セラミド0.1〜10重量%、好ましくは、0.4〜2.0重量%で含まれていてもよい。
本発明による化粧料は、水溶性ビタミン、油溶性ビタミン、高分子ペプチド、高分子多糖、スフィンゴ脂質などから選ばれたものを1種以上さらに含んでもよい。
水溶性ビタミンとしては、化粧品に配合可能なものであればどんなものでもよいが、好ましくは、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ピリドキシン、塩酸ピリドキシン、ビタミンB12、パントテン酸、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、葉酸、ビタミンC、ビタミンHなどが挙げられ、それらの塩(チアミン塩酸塩、アスコルビン酸ナトリウム塩など)や誘導体(アスコルビン酸−2−リン酸ナトリウム塩、アスコルビン酸−2−リン酸マグネシウム塩など)も本発明で使用可能な水溶性ビタミンに含まれる。水溶性ビタミンは、微生物変換法、微生物の培養物からの精製法、酵素法又は化学合成法などの通常の方法によって得ることができる。
油溶性ビタミンとしては、化粧品に配合可能なものであればどんなものでもよいが、好ましくは、ビタミンA、カロチン、ビタミンD2、ビタミンD3、ビタミンE(d1−アルファトコフェロール、d−アルファトコフェロール)などが挙げられ、それらの誘導体(パルミチン酸アスコルビン、ステアリン酸アスコルビン、ジパルミチン酸アスコルビン、酢酸dl−アルファトコフェロール、ニコチン酸dl−アルファトコフェロールビタミンE、DL−パントテニルアルコール、D−パントテニルアルコール、パントテニルエチルエーテルなど)なども本発明で使用される油溶性ビタミンに含まれる。油溶性ビタミンは、微生物変換法、微生物の培養物からの精製法、酵素又は化学合成法などの通常の方法によって得ることができる。
高分子ペプチドとしては、化粧品に配合可能なものであればどんなものでもよいが、好ましくは、コラーゲン、加水分解コラーゲン、ゼラチン、エラスチン、加水分解エラスチン、ケラチンなどが挙げられる。高分子ペプチドは、微生物の培養液からの精製法、酵素法又は化学合成法などの通常の方法によって精製して得ることができ、又は通常のブタやウシなどの真皮、カイコの絹纖維などの天然物から精製して使用してもよい。
高分子多糖としては、化粧品に配合可能なものであればどんなものでもよいが、好ましくは、ヒドロキシエチルセルロース、キサンタンガム、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸又はその塩(ナトリウム塩など)などが挙げられる。例えば、コンドロイチン硫酸又はその塩などは、通常、哺乳動物や魚類から精製して使用してもよい。
スフィンゴ脂質としては、化粧品に配合可能なものであればどんなものでもよいが、好ましくは、セラミド、フィトスフィンゴシン、スフィンゴ糖脂質などが挙げられる。スフィンゴ脂質は、通常、哺乳類、魚類、貝類、酵母又は植物などから通常の方法によって精製するか、化学合成法によって得ることができる。
本発明の化粧料には、前記必須成分に加えて、必要に応じて通常の化粧料に配合される他の成分を配合してもよい。
その他に添加してもよい配合成分としては、油脂成分、保湿剤、エモリエント剤、界面活性剤、有機及び無機顔料、有機粉体、紫外線吸収剤、防腐剤、殺菌剤、酸化防止剤、植物抽出物、pH調整剤、アルコール、色素、香料、血行促進剤、冷感剤、制汗剤、精製水などが挙げられる。
油脂成分としては、エステル系油脂、炭化水素系油脂、シリコン系油脂、フッ素系油脂、動物油脂、植物油脂などが挙げられる。
エステル系油脂としては、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、2−エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸エチル、パルミチン酸オクチル、イソステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソセチル、セバシン酸ジエチル、アジピン酸ジイソプロピル、ネオペンタン酸イソアルキル、トリ(カプリル、カプリン酸)グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリトリトール、カプリル酸セチル、ラウリン酸デシル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸デシル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、オレイン酸デシル、リシノール酸セチル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、パルミチン酸イソセチル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸オクチルドデシル、リノール酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セトステアリル、2−エチルヘキサン酸ステアリル、イソステアリン酸ヘキシル、ジオクタン酸エチレングリコール、ジオレン酸エチレングリコール、ジカフリン酸プロピレングリコール、ジ(カプリル、カプリン酸)プロピレングリコール、ジカフリン酸プロピレングリコール、ジカフリン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、トリカプリル酸グリセリル、トリウンデシル酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ネオペンタン酸オクチルドデシル、オクタン酸イソステアリル、イソノナン酸オクチル、ネオデカン酸ヘキシルデシル、ネオデカン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸オクチルデシル、ポリグリセリンオレイン酸エステル、ポリグリセリンイソステアリン酸エステル、クエン酸トリイソセチル、クエン酸トリイソアルキル、クエン酸トリイソオクチル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、乳酸オクチルデシル、クエン酸トリエチル、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸アセチルトリブチル、クエン酸トリオクチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ヒドロキシステアリン酸2−エチルヘキシル、コハク酸ジ2−エチルヘキシル、アジピン酸ジイソブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジオクチル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、オレイン酸ジヒドロコレステリル、イソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、12−ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソセチル、12−ステアロイルヒドロキシステアリン酸ステアリル、12−ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソステアリルなどのエステル系などが挙げられる。
炭化水素系油脂としては、スクワラン、流動パラフィン、アルファ−オレフィンオリゴマー、イソパラフィン、セレシン、パラフィン、流動イソパラフィン、ポリブデン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等の炭化水素系油脂などが挙げられる。
シリコン系油脂としては、ポリメチルシリコーン、メチルフェニルシリコーン、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルポリシロキサン、デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルシクロシロキサン、ジメチルシロキサン・メチルセチルオキシシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチルステアロキシシロキサン共重合体、アルキル変性シリコーン油、アミノ変性シリコーン油などが挙げられる。
フッ素系油脂としては、パーフルオロポリエーテルなどが挙げられる。
動物または植物油脂としては、アボカド油、アルモンド油、オリーブ油、ゴマ油、米ぬか油、サフラワー油、大豆油、コーン油、菜種油、杏仁油、パーム核油、パーム油、ヒマシ油、ヒマワリ油、ブドウ種子油、綿実油、ヤシ油、ククイナッツ油、小麦胚芽油、米胚芽油、シアバター、月見草油、マカダミアナッツ油、メドウホーム油、卵黄油、牛脂、 馬油、ミンク油、オレンジラフィー油、ホホバ油、カンデリラワックス、カルナバワックス、液状ラノリン、硬化ヒマシ油などの動物または植物油脂が挙げられる。
保湿剤としては、水溶性低分子保湿剤、脂溶性分子保湿剤、水溶性高分子、脂溶性高分子などが挙げられる。
水溶性低分子保湿剤としては、セリン、グルタミン、ソルビトール、マンニトール、ピロリドン−カルボン酸ナトリウム、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、ポリエチレングリコールB(重合度n=2以上)、ポリプロピレングリコール(重合度n=2以上)、ポリグリセリンB(重合度n=2以上)、乳酸、乳酸塩などが挙げられる。
脂溶性低分子保湿剤としては、コレステロール、コレステロールエステルなどが挙げられる。
水溶性高分子としては、カルボキシビニルポリマー、ポリアスパラギン酸塩、トラガカント、キサンタンガム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、水溶性キチン、キトサン、デキストリンなどが挙げられる。
脂溶性高分子としては、ポリビニルピロリドン・エイコセン共重合体、ポリビニルピロリドン・ヘキサデセン共重合体、ニトロセルロース、デキストリン脂肪酸エステル、高分子シリコンなどが挙げられる。
エモリエント剤としては、長鎖アシルグルタミン酸コレステリルエステル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、12−ヒドロキシステアリン酸、ステアリン酸、ロジン酸、ラノリン脂肪酸コレステリルエステルなどが挙げられる。
界面活性剤としては、ノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤などが挙げられる。
ノニオン性界面活性剤としては、自己乳化型モノステアリン酸グリセリン、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、POE(ポリオキシエチレン)ソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビット脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、POEアルキルエーテル、POE脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油、POEヒマシ油、POE・POP(ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン)共重合体、POE・POPアルキルエーテル、ポリエーテル変性シリコーン、ラウリン酸アルカノールアミド、アルキルアミンオキシド、水素添加大豆リン脂質などが挙げられる。
アニオン性界面活性剤としては、脂肪酸石鹸、アルファ−アシルスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、POEアルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩、アルキルリン酸塩、POEアルキルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロイルアルキルタウリン塩、N−アシルアミノ酸塩、POEアルキルエーテルカルボン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルスルホ酢酸ナトリウム、アシル化加水分解コラーゲンペプチド塩、パーフルオロアルキルリン酸エステルなどが挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セトステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、臭化べヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラノリン誘導体第4級アンモニウム塩などが挙げられる。
両性界面活性剤としては、カルボキシベタイン型、アミドベタイン型、スルホベタイン型、ヒドロキシスルホベタイン型、アミドスルホベタイン型、ホスホベタイン型、アミノカルボン酸塩型、イミダゾリン誘導体型、アミドアミン型などの両性界面活性剤などが挙げられる。
有機及び無機顔料としては、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、セリサイト、マイカ、カオリン、ベンガラ、クレイ、ベントナイト、チタン被膜雲母、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化鉄、群青、酸化クロム、水酸化クロム、カラミン及びこれらの複合体などの無機顔料;ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、シルクパウダー、セルロース、CIピグメントイエロー、CIピグメントオレンジなどの有機顔料及びこれらの無機顔料と有機顔料の複合顔料などが挙げられる。
有機粉体としては、ステアリン酸カルシウムなどの金属石鹸;セチルリン酸亜鉛ナトリウム、ラウリン酸亜鉛、ラウリン酸カルシウムなどのアルキルリン酸金属塩;N−ラウロイル−ベータ−アラニンカルシウム、N−ラウロイル−ベータ−アラニン亜鉛、N−ラウロイルグリシンカルシウムなどのアシルアミノ酸多価金属塩;N−ラウロイル−タウリンカルシウム、N−パルミトイル−タウリンカルシウムなどのアミドスルホン酸多価金属塩;N−エプシロン−ラウロイル−L−リジン、N−エプシロン−パルミトイリジン、N−アルファ−パリトイルオルニチン、N−アルファ−ラウロイルアルギニン、N−アルファ−硬化牛脂脂肪酸アシルアルギニンなどのN−アシル塩基性アミノ酸;N−ラウロイルグリシルグリシンなどのN−アシルポリペプチド;アルファ−アミノカプリル酸、アルファ−アミノラウリン酸などのアルファ−アミノ脂肪酸;ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、四フッ化エチレンなどが挙げられる。
紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸アミル、パラアミノ安息香酸オクチル、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸フェニル、サリチル酸オクチル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸ブチルフェニル、サリチル酸ホモメンチル、けい皮酸ベンジル、パラメトキシけい皮酸−2−エトキシエチル、パラメトキシけい皮酸オクチル、ジパラメトキシけい皮酸モノ−2−エチルヘキサングリセリル、パラメトキシけい皮酸イソプロピル、ジイソプロピル・ジイソプロピルけい皮酸エステル混合物、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、ヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸及びその塩、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン、4−tert−ブチル−4'−メトキシジベンゾイルメタン、2,4,6−トリアニリノ−p−(カルボ−2'−エチルヘキシル−1'−オキシ)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾールなどが挙げられる。
殺菌剤としては、ヒノキチオール、トリクロサン、トリクロロヒドロキシジフェニルエーテル、クロルヘキシジングルコン酸塩、フェノキシエタノール、レゾルシン、イソプロピルメチルフェノール、アズレン、サリチル酸、ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウム、感光素301号、モノニトログアヤコールナトリウム、ウンデシレン酸などが挙げられる。
酸化防止剤としては、ブチルヒドロキシアニソール、ガーリック酸プロピル、エリソルビン酸などが挙げられる。
pH調整剤としては、クエン酸、クエン酸ナトリウム、リンゴ酸、リンゴ酸ナトリウム、フマル酸、フマル酸ナトリウム、コハク酸、コハク酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、リン酸一水素ナトリウムなどが挙げられる。
アルコールとしては、セチルアルコールなどの高級アルコールが挙げられる。
また、その外に添加してもよい配合成分は、これに限定されるものではなく、また、前記いかなる成分も本発明の目的及び効果を損なわない範囲内で配合可能であるが、総重量に対して好ましくは、0.01〜5%重量百分率、より好ましくは、0.01〜3%重量百分率で配合される。
本発明の化粧料は、溶液、乳化物、粘性型混合物などの形状をとることができる。
本発明の化粧料組成物に含まれる成分は、有効成分として、前記化合物以外に化粧料組成物に通常用いられる成分を含んでいてもよく、例えば、安定化剤、溶解化剤、ビタミン、顔料及び香料のような通常の補助剤及び担体を含む。
本発明の化粧料組成物は、当業界で通常製造されるいかなる剤型で製造されてもよく、例えば、乳液、クリーム、化粧水、パック、ファンデーション、ローション、美容液、毛髪化粧料などが挙げられる。
具体的には、本発明の化粧料組成物は、スキンローション、スキンソフナー、スキントナー、アストリンゼント、ローション、ミルクローション、モイスチャーローション、栄養ローション、マッサージクリーム、栄養クリーム、モイスチャークリーム、ハンドクリーム、ファンデーション、エッセンス、栄養エッセンス、パック、石鹸、クレンジングフォーム、クレンジングローション、クレンジングクリーム、ボディローション、及びボディクレンザーの剤形を含む。
本発明の剤形が、ペースト、クリーム又はゲルである場合には、担体成分として動物繊維、植物繊維、ワックス、パラフィン、澱粉、トラカント、セルロース誘導体、ポリエチレングリコール、シリコン、ベントナイト、シリカ、タルク又は酸化亜鉛などが用いられてもよい。
本発明の剤形がパウダーやスプレーである場合には、担体成分としてラクトース、タルク、シリカ、アルミニウムヒドロキシド、カルシウムシリケート又はポリアミドパウダーが用いられてもよく、特にスプレーである場合には、さらにクロロフルオロヒドロカーボン、プロパン/ブタン又はジメチルエーテルのような推進体を含んでもよい。
本発明の剤形が溶液又は乳濁液である場合には、担体成分として溶媒、溶媒和剤又は乳濁化剤が用いられ、例えば、水、エタノール、イソプロパノール、エチルカーボネート、エチルアセテート、ベンジルアルコール、ベンジルベンゾエート、プロピレングリコール、1,3−ブチルグリコールオイル、グリセロール脂肪族エステル、ポリエチレングリコール又はソルビタン脂肪酸エステルがある。
本発明の剤形が懸濁液である場合には、担体成分として、水、エタノール又はプロピレングリコールのような液状希釈剤、エトキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビトールエステル及びポリオキシエチレンソルビタンエステルのような懸濁剤、微結晶セルロース、アルミニウムメタヒドロキシド、ベントナイト、アガ又はトラカントなどが用いられてもよい。
本発明の剤形が界面−活性剤含有クレンジングである場合には、担体成分として脂肪族アルコールサルフェート、脂肪族アルコールエーテルサルフェート、スルホコハク酸モノエステル、イセチオン酸、イミダゾリニウム誘導体、メチルタウレート、サルコシネート、脂肪酸アミドエーテルサルフェート、アルキルアミドベタイン、脂肪族アルコール、 脂肪酸グリセリド、脂肪酸ジエタノールアミド、植物性油、リノリン誘導体又はエトキシ化グリセロール脂肪酸エステルなどが用いられてもよい。
また、本発明は、皮膚の保護作用及び水分保有能力を示す前記製造方法で得られた類似セラミド化合物を有効成分として含有する皮膚疾患治療及び予防用医薬組成物を提供する。
前記疾患は、アトピー性皮膚炎、皮膚の荒れなどによる皮膚炎、あせも、ただれ、凍傷、おむつによる皮膚病、接触性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、ビーダル苔腺、貨幣状湿疹、主婦湿疹、日光皮膚炎、虫刺症、皮膚排出症、庠疹、薬疹、中毒疹、乾癬、類乾癬、手のひら膿疱症、扁平苔癬、光沢苔腺、毛孔性紅色粃糠疹、ジベルバラ色粃糠疹、紅斑症、紅皮症、円板状紅斑性狼瘡、全身性紅斑性狼瘡、天疱瘡、類天疱瘡、デューリング疱疹状皮膚炎、円形脱毛症、尋常性白斑、サルコイドーシス、皮膚アミロイドーシス、ケロイド、肥厚性瘢痕、創傷、褥瘡、皮膚潰瘍、脱毛、養毛、及び育毛を含む。
本発明の化合物を含む薬学組成物は、組成物の総重量に対して、前記化合物を0.1〜50重量%で含む。
本発明の化合物を含む薬学組成物は、薬学的組成物の製造に通常使用される適切な担体、賦形剤、及び希釈剤をさらに含んでもよい。
本発明の化合物の薬学的投与形態は、これらの薬学的に許容可能な塩の形態でも使用されてもよく、また、単独で又は他薬学的活性化合物と結合だけでなく、適当な集合として使用されてもよい。
本発明による化合物を含む薬学組成物は、それぞれ通常の方法によって散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、懸濁液、エマルジョン、シロップ、エアロゾルなどの外用剤及び滅菌注射溶液の形態で剤型化して使用されてもよく、好ましくは、軟膏剤、硬膏剤、ローション剤、リニメント剤、パスタ剤又はカタプラズマ剤の皮膚外用剤の形態の薬学組成物を提供する。化合物を含む組成物に含まれてもよい担体、賦形剤、及び希釈剤としては、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、エリスリトール、マルチトール、澱粉、アカシアゴム、アルジネート、ゼラチン、カルシウムホスフェート、カルシウムシリケート、セルロース、メチルセルロース、微晶質セルロース、ポリビニルピロリドン、水、メチルヒドロキシベンゾエート、プロピルヒドロキシベンゾエート、タルク、マグネシウムステアレート、及び鉱物油が挙げられる。製剤化する場合には、通常使用される充填剤、増量剤、結合剤、湿潤剤、崩壊剤、界面活性剤などの希釈剤又は賦形剤を使用して調製される。非経口投与のための製剤には、滅菌された水溶液、非水性溶剤、懸濁剤、乳剤、凍結乾燥製剤、坐剤が含まれる。非水性溶剤、懸濁剤としては、プロピレングリコール(propylene glycol)、ポリエチレングリコール、オリーブオイルのような植物油、オレイン酸エチルのような注射可能なエステルなどが使用されてもよい。
本発明の化合物の好ましい投与量は、患者の状態及び体重、疾病の程度、薬物形態、投与経路及び期間によって異なるが、当業者によって適切に選択されてもよい。しかし、好ましい効果のため、本発明の化合物は、1日0.0001〜100mg/kgで、好ましくは、0.001〜10mg/kgで投与した方が良い。投与は、一日に一度投与してもよく、数回に分けて投与してもよい。前記投与量は、いかなる面においても本発明の範囲を限定するものではない。
以下、本発明を下記実施例及び実験例によって具体的に説明する。しかし、これらの実施例は、本発明に対する理解を助けるためのものであるのみであり、本発明の範囲がこれらの実施例に限定されるものではない。
本発明の類似セラミドの活性を比較するため、比較例として化7の化合物(韓国特許登録番号10−1641702)を使用した。
[化7]
Figure 0006872673
合成例1:類似セラミド構造を有する新規化合物の合成
250mlのフラスコに下記化8の2−ドデセニル無水コハク酸5.02gと化9のステアリルアミン5.08gを投入する。このとき、ステアリルアミンは、溶媒として使用されるジクロロメタンで希釈して使用した。以後、30分間攪拌して反応を行った。反応の結果、化3の類似セラミド(以下、「化3」という)を得た。
[化8]
Figure 0006872673
[化9]
Figure 0006872673
実施例1及び比較例1、2:保湿ローションの製造
下記表1に示すような成分を用いて、本発明の技術分野で知られている通常の方法で、本出願の類似セラミド新規化合物を含む保湿ローション剤形の実施例1及び比較例1、2を製造した。
Figure 0006872673
実験例1:人体における皮膚水分回復能の実験
前記実施例1及び比較例1の類似セラミド新規化合物を含むローション剤形の保湿剤を用いて保湿力の効果を評価した。試験方法は、下記に説明した。
健康な20〜35歳の女性と男性8人を対象に皮膚水分回復能の評価実験を行った。試験部位は、腕の内側であり、塗布前に試験部位を流水できれいに洗った。このとき、保湿成分や強力な洗浄成分が含まれている製品は、使用しない。軽く水気を除去し、20〜30分間ゆっくりと乾燥する。図1のように試験部位(上膊部位)に2.0X2.0cmの四角形を試料数だけ表示する。試料の塗布前にvapometerでTEWL(transepidermal water loss)を5回測定し、最低値と最高値を除いた3回の測定値の平均を求める。急性皮膚バリアの損傷を誘導するため、同じ部位に繰り返して(30回程度)テープストリッピング(Tape−stripping)を行った。急性皮膚バリアの損傷後、バリアが損傷した部位に試料を一定量塗布し、試料が十分に吸収されるようにする。同じ部位に試料を1日1回塗布し、損傷前、損傷直後、3時間、6時間、24時間、30時間、48時間TEWL(transepidermal water loss)を測定した後、測定値の平均を求める。
結果は、下記表2に示した。
表2は、皮膚水分損失率(transepidermal water loss)の測定値の平均を示したものである。
図2は、本発明の実験例1による皮膚水分損失率(transepidermal water loss)の測定値の変化を示したものである。
Figure 0006872673
実施例2及び比較例3、4:保湿ローションの製造
下記表3に示すような成分を用いて、本発明の技術分野で知られている通常の方法で、本出願の類似セラミド新規化合物を含む実施例2及び既存の商用化された類似セラミドPC−9S(米国特許US6221371)化合物を含む保湿ローションの比較例3と類似セラミドを含んでいない比較例4の剤形を製造した。
Figure 0006872673
実験例2:人体における皮膚保湿力改善効果の実験
前記実施例2の類似セラミド新規化合物を含むローション剤形の保湿剤と既に知られている他社の類似セラミドを含む保湿剤の比較例3と類似セラミドを含んでいない比較例4を用いて保湿力の効果を評価した。試験方法は、下記に説明した。
健康な20〜35歳の女性と男性の8人を対象に保湿力向上率の評価実験を行った。試験部位は、腕の内側であり、塗布前に試験部位を流水できれいに洗った。このとき、保湿成分や強力な洗浄成分が含まれている製品は、使用しない。軽く水気を除去し、20〜30分間ゆっくりと乾燥する。図1のように試験部位(上膊部位)に2.0X2.0cmの四角形を試料数だけ表示する。試料の塗布前にcorneometerで静電容量(capacitance)を5回測定し、最低値と最高値を除いた3回の測定値の平均を求める。決められた部位に試料を塗布し、塗布前、塗布後3時間、5時間、8時間の静電容量(capacitance)を測定した後、測定値の平均を求める。
測定に使用されたcorneometerは、100〜240V AC、0.3A、50〜60Hzの容量で測定可能な面積は49mm、精度=3%の機器で体の全ての部分を測定しうる。また、測定にかかる時間が短いため、繰り返し測定が容易である。テストの結果を図3及び図4に示した。
保湿力向上率=(素材別平均値−塗布前の平均値)/塗布前の平均値*100
結果は、下記表に示した。
表4は、水分計(corneometer)測定値の平均を示したものである。
表5の結果は、実験開始直前に測定した水分計(corneometer)の値を基準として、一定時間処置した後の測定値の増加分を百分率で表示したものである。
図3は、本発明の実験例2による水分計(corneometer)の測定値の変化を示したものである。
図4は、実験例2による保湿力向上率を示したものである。
Figure 0006872673
Figure 0006872673
実施例3、4及び比較例5、6:ヘアエッセンスの製造
下記表6に示すような成分を用いて、本発明の技術分野で知られている通常の方法で、本出願の類似セラミド新規化合物を含むヘアエッセンス剤形の実施例3、4、及び比較例5、6を製造した。
Figure 0006872673
実験例3:毛髪の引張強度の評価実験
前記実施例と試験例によって製造された毛髪化粧料組成物の使用後、毛髪の内部損傷補修効果を評価するため、毛髪の引張強度評価を行い、その結果を表7に示した。
一定の速度で加える力に対する毛髪の抵抗性を測定する試験として、力を加えて毛髪を引っ張ると、毛髪の長さが次第に伸びることになるが、切れるまで毛髪に加えた力の重量で毛髪の引張強度を評価する。
引張強度試験のための実験のため、先ず、アメリカのDe−Meo Brothers社から購入したアジアの女性の正常毛(Virgin hair)のうちの毛髪30本を切って太さが似たような20本を選別する。
毛髪に前述した実施例の毛髪化粧料組成物を損傷した毛髪(ブリーチング2回)に処理した後、ダイアストロンを用いて切れるときにかかる力を測定した後、損傷毛髪の平均値対比改善率を計算した。
(ダイアストロンは、Dia−Stron Limited、MTT175 Miniature Tensile Testerを用いた。)
表7は、引張強度(Dia−Stron Limited、MTT175 Miniature Tensile Tester)測定値の平均を示したものである。
表8の結果は、毛髪に前述した実施例の毛髪化粧料組成物を損傷した毛髪に処理した後、ダイアストロンを用いて切れるときにかかる力を測定した後、損傷毛髪の平均値対比改善率を計算したものである。
図5は、本発明の実験例3による引張強度(Dia−Stron Limited、MTT175 Miniature Tensile Tester)測定値の変化を示したものである。
Figure 0006872673
Figure 0006872673
前記実験例1〜3の結果のように、皮膚と毛髪における効能を比較評価した結果、化3の性能が化7に比べて同等以上又は優勢であることが確認された。
また、下記表9のようにHPLC分析を介して高温安定性実験を行った結果、化3が化7に比べて高温での安定性が確保されることを確認した。高温安定性実験は、化3、7を90℃のオーブンで加熱した後、試料の分解図を測定した。ピークの面積比を比較した結果、化3の場合、90℃で24時間が経過した後にも殆ど変化のないことを確認し、化7の場合には、初期に比べてほぼ1/3の水準で分解が進行されることを確認した。
Figure 0006872673
既存の合成された類似セラミドである化7(特許登録番号10−1641702)に比べて安定性が向上され、皮膚と毛髪における性能が向上した新規な類似セラミドである化3を合成した。
実施例5:軟膏剤(薬学組成物の製剤例)
下記表10に示すような成分を用い、本発明の技術分野で知られている通常の方法で、本出願の類似セラミド新規化合物を含む軟膏剤組成物を製造した。
Figure 0006872673

Claims (6)

  1. 下記化2で表される新規な類似セラミド化合物。
    [化2]
    Figure 0006872673

    (前記式において、Rは、炭素数4〜22の不飽和された直鎖アルキル基であり、一つの二重結合のみを含む。)
  2. 前記新規な類似セラミド化合物が、下記化3〜6のいずれか一つで表されるものである、請求項1に記載の新規な類似セラミド化合物。
    [化3]
    Figure 0006872673

    [化4]
    Figure 0006872673

    [化5]
    Figure 0006872673

    [化6]
    Figure 0006872673
  3. 請求項1又は請求項2の新規な類似セラミド化合物を含む、皮膚保湿用化粧料組成物。
  4. 前記化粧料組成物が、クリーム、エッセンス、ローション、スキンローション、ゲル及び軟膏の中から選ばれた1種以上で剤形化される、請求項3に記載の皮膚保湿用化粧料組成物。
  5. 請求項1又は請求項2の新規な類似セラミド化合物を含む、毛髪用化粧料組成物。
  6. 請求項1又は請求項2の新規な類似セラミド化合物を含む、皮膚保湿用外用剤組成物。
JP2020545034A 2017-11-27 2018-11-20 安定性が改善された新規な類似セラミド化合物及びこれを含む組成物 Active JP6872673B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2017-0159680 2017-11-27
KR1020170159680A KR101878491B1 (ko) 2017-11-27 2017-11-27 안정성이 개선된 신규 유사세라마이드 화합물 및 이를 포함하는 조성물
PCT/KR2018/014269 WO2019103433A1 (ko) 2017-11-27 2018-11-20 안정성이 개선된 신규 유사세라마이드 화합물 및 이를 포함하는 조성물

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021503495A JP2021503495A (ja) 2021-02-12
JP6872673B2 true JP6872673B2 (ja) 2021-05-19

Family

ID=62913593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020545034A Active JP6872673B2 (ja) 2017-11-27 2018-11-20 安定性が改善された新規な類似セラミド化合物及びこれを含む組成物

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11518735B2 (ja)
JP (1) JP6872673B2 (ja)
KR (1) KR101878491B1 (ja)
CN (1) CN111356674B (ja)
WO (1) WO2019103433A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101878491B1 (ko) * 2017-11-27 2018-07-13 애경산업(주) 안정성이 개선된 신규 유사세라마이드 화합물 및 이를 포함하는 조성물
KR102273178B1 (ko) * 2020-08-28 2021-07-05 주식회사 비제이바이오켐 신규한 세라마이드 화합물 및 이의 제조방법
KR102426940B1 (ko) * 2020-12-09 2022-07-29 애경산업(주) 액정 제형의 화장료 조성물
CN115531245A (zh) * 2022-05-25 2022-12-30 上海拜思丽实业有限公司 一种抗炎修复纳米组合物及其制备方法和应用
CN115040438B (zh) * 2022-06-29 2023-12-15 广州市科能化妆品科研有限公司 促进皮肤屏障修护功能的皮肤用组合物及其制备方法和用途

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58142112A (ja) * 1982-02-17 1983-08-23 Hitachi Zosen Corp ガスバ−ナ
KR19980034991A (ko) * 1996-11-11 1998-08-05 안용찬 비천연세라미드 관련화합물 및 이를 함유하는 피부외용제
EP1462081B1 (en) 2001-12-10 2012-08-08 Kao Corporation Production of ceramide emulsions
US8420118B2 (en) * 2009-09-10 2013-04-16 The Board Of Regents Of The University Of Oklahoma Anionic lipids and lipid nano-structures and methods of producing and using same
KR20110059157A (ko) 2009-11-27 2011-06-02 재단법인 인천광역시정보산업진흥원 Rfid 능동 및 수동 결합형 초소형 듀얼 태그
KR101803902B1 (ko) * 2011-09-16 2017-12-04 (주)아모레퍼시픽 세라마이드를 포함하는 피부 외용제 조성물
KR20130128737A (ko) * 2012-05-17 2013-11-27 주식회사 세컨포뮬러 신규한 유사 세라마이드를 함유하는 조성물
US20150290099A1 (en) 2012-11-30 2015-10-15 Amorepacific Corporation Novel pseudoceramide compound and production method for same
KR101641702B1 (ko) 2014-11-14 2016-07-21 애경산업(주) 신규 유사세라마이드 화합물 및 이를 포함하는 조성물
KR101827469B1 (ko) * 2016-03-04 2018-02-09 (주)네오팜 신규한 유사 세라마이드 화합물, 이를 포함하는 약학 조성물 및 화장료 조성물
KR101878491B1 (ko) * 2017-11-27 2018-07-13 애경산업(주) 안정성이 개선된 신규 유사세라마이드 화합물 및 이를 포함하는 조성물

Also Published As

Publication number Publication date
CN111356674A (zh) 2020-06-30
CN111356674B (zh) 2022-12-23
WO2019103433A1 (ko) 2019-05-31
KR101878491B1 (ko) 2018-07-13
US11518735B2 (en) 2022-12-06
JP2021503495A (ja) 2021-02-12
US20200354309A1 (en) 2020-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6872673B2 (ja) 安定性が改善された新規な類似セラミド化合物及びこれを含む組成物
JP6243089B1 (ja) 新規な疑似セラミド化合物およびこれを含む皮膚外用剤組成物
KR101015702B1 (ko) 해조추출물을 포함하는 염증 및 피부자극 개선 및 완화용조성물
US20140170092A1 (en) Use of sphinganine to improve the visual appearance of skin and hair
JPH10203955A (ja) 抗菌性低刺激化粧料
KR20070000714A (ko) 피부 수렴효과를 갖는 동백꽃 추출물을 함유하는 화장료조성물
JP2017193506A (ja) 皮膚化粧料
KR100693292B1 (ko) 신규한 유사 세라마이드 및 이를 함유하는 조성물
KR20220068226A (ko) 피부 결함을 예방, 감소 또는 제거하고 피부 장애를 치료하고 두피의 과지루성 상태를 예방, 치료 및 퇴치하기 위한 석신산을 포함하는 메이크업을 제거하고/하거나 클렌징하기 위한 화장용 또는 피부과용 조성물
WO2015005642A1 (ko) 알부틴 유도체를 함유하는 피부 미백용 조성물
JP4500906B2 (ja) 化粧料配合剤及びこれを配合した化粧料
JPH11255612A (ja) 抗菌剤及び抗菌性組成物
JPH10203991A (ja) 皮膚外用剤
JPH10203954A (ja) 抗菌性低刺激化粧料
KR101239516B1 (ko) 애엽 추출물을 유효성분으로 함유하는 두발 보호 화장료 조성물
KR102599093B1 (ko) 편백나무가지 추출물을 유효성분으로 포함하는 기능성 화장료 조성물
US11464727B2 (en) Reduced-cost cosmetic formulations that reduce visible signs of ageing
JP2003146836A (ja) 化粧料
JP2007238591A (ja) 赤鉄鉱抽出物およびそれを含有する化粧料
KR101620384B1 (ko) 좀딱취 추출물을 함유하는 염증개선 및 항산화 기능성 화장품 조성물 및 그 제조방법
JP2005325091A (ja) 外用剤組成物
JPH10175842A (ja) 皮膚外用剤
KR20210128178A (ko) 두피용 화장료 조성물
KR20230145744A (ko) 탈모방지 및 모발성장 촉진용 조성물
JPH10182335A (ja) 抗菌性低刺激化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200519

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210330

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210419

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6872673

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250