JP6856143B2 - 電動工具 - Google Patents

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Description

本発明は電動工具に関する。
従来より、回転軸を有するモータと、回転軸の回転力を受け当該回転力に基づく駆動力を伝達する動力伝達部と、当該駆動力が伝達されて駆動される被駆動部と、を備えた電動工具が知られている。例えば、このような電動工具としては、木材、鋼材、パイプ等(被切断材)の切断に使用されるセーバソーが挙げられる(特許文献1参照)。
特許文献1に記載のセーバソーは、回転軸を有するモータと、回転軸の回転力を往復駆動力に変換して伝達する運動変換部(動力伝達部)と、当該往復駆動力が伝達されて往復動を行うプランジャ(被駆動部)と、を備えており、プランジャには先端工具としてブレード(鋸刃)が着脱可能である。上記セーバソーにおいては、モータを駆動してブレードが装着されたプランジャを往復動させ、往復動するブレードを用いて被切断材を切断する。
特開2013−180382号公報
上記セーバソーを用いた切断作業中においては、ブレードが被切断材に噛み込む等した際に、ブレードが装着されているプランジャがロックされてしまう場合がある。このロックが発生した場合、ブレード(先端工具)からプランジャ(被駆動部)を介して運動変換部(動力伝達部)に大きな衝撃が加わり、運動変換部を構成する部材(例えば、ギヤ等)が変形又は破損してしまう虞があった。
そこで本発明は、動力伝達部に加わる衝撃を緩和して動力伝達部を構成する部材の変形及び破損を抑制することができる電動工具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、回転軸心を中心として回転可能な回転軸部を有するモータと、前記モータを収容するハウジングと、前記回転軸部の回転力を受けて前記回転力に基づく駆動力を伝達する動力伝達部と、前記駆動力が伝達されて駆動される被駆動部と、を備え、前記回転軸部は、前記ハウジングに対して前記回転軸心の軸方向に移動可能に前記ハウジングに支持されていることを特徴とする電動工具を提供する。
上記構成によれば、回転軸部及び動力伝達部に加わる衝撃を回転軸部の軸方向の移動によって緩和することが可能である。これにより、回転軸部及び動力伝達部を構成する部材の衝撃に対する耐久性を向上させることができ、回転軸部及び動力伝達部を構成する部材の変形及び破損を抑制することができる。また、上記構成によれば、回転軸部及び動力伝達部に加わる衝撃を緩和するクラッチ機構等を動力伝達経路上に設けた構成と比較して、低コスト且つコンパクトな構成で回転軸部及び動力伝達部を構成する部材の衝撃に対する耐久性の向上を実現することができる。
また、上記構成において、前記回転軸部の前記軸方向の移動によって弾性変形する弾性体を有する衝撃緩衝部をさらに備えることが好ましい。
このような構成によると、弾性体の弾性変形によって回転軸部及び動力伝達部に加わる衝撃をより緩和することができる。
また、上記構成において、前記回転軸部を前記回転軸心を中心として回転可能に支持するとともに前記回転軸部と一体に前記軸方向に移動可能に前記ハウジングに支持されたベアリングをさらに備え、前記衝撃緩衝部は、前記ベアリングと前記軸方向において並ぶとともに前記ベアリングに接触していることが好ましい。
このような構成によると、回転軸部及び動力伝達部に加わる衝撃を効果的に緩和することができる。
また、上記構成において、前記衝撃緩衝部は、前記ベアリングと前記弾性体との間に介在するプレートをさらに有し、前記ベアリングは、互いに相対回転可能な外輪及び内輪を有し、前記回転軸部は、前記内輪に固定され、前記弾性体は、前記プレートを前記外輪に向けて付勢しており、前記プレートは、前記外輪に接触しているとともに前記内輪と離間していることが好ましい。
このような構成によると、弾性体とベアリングとの間にプレートが設けられているため、圧縮時に膨張した弾性体がベアリングの内輪に接触することがない。これにより、弾性体の圧縮時においても内輪の外輪に対する円滑な相対回転を担保することができる。
また、上記構成において、前記ベアリングと協働して前記回転軸部を前記回転軸心を中心として回転可能に支持するとともに前記ハウジングに支持された第2ベアリングをさらに備え、前記弾性体は、前記軸方向において前記ベアリングと前記第2ベアリングとの間に位置していることが好ましい。
このような構成によると、従来あった回転軸部を支持する2つの軸受の間における空間を有効活用できるので、電動工具の大型化を抑制することができる。
また、上記構成において、前記回転軸部は、前記軸方向に延びる回転軸と、前記回転軸に設けられたギヤと、を有し、前記動力伝達部は、前記ギヤと噛合するベベルギヤを有していることが好ましい。
このような構成によると、動力伝達部に加わる衝撃を回転軸に働く軸方向の衝撃(スラスト力)に効率良く変換することができ、当該軸方向の衝撃を回転軸の軸方向の移動によって効果的に緩和することができる。これにより、回転軸部及び動力伝達部に加わる衝撃をより効果的に緩和することができる。
また、上記構成において、前記ベベルギヤによって前後方向に往復動するシャフトを有し、前記弾性体は、最も後方に位置する際の前記シャフトの後端と前後方向でオーバーラップする位置に配置されることが好ましい。
また、上記構成において、前記シャフトを前後方向の位置に応じて傾斜させるオービタル機構をさらに有し、前記オービタル機構は、前記シャフトを摺動可能に支持する筒部を含むことが好ましい。
また、上記構成において、前記弾性体は、前記筒部の後端と前後方向でオーバーラップする位置に設けられることが好ましい。
また、上記構成において、前記モータは、ブラシレスモータであることが好ましい。
このような構成によると、回転軸部を軸方向に移動させることで回転軸部及び動力伝達部に加わる衝撃を緩和する構成を好適に実現することができる。
上記課題を解決するために、本発明はさらに、回転軸心を中心として回転可能な回転軸部を有するモータと、前記モータを収容するハウジングと、前記回転軸部の回転力を受けて前記回転力に基づく駆動力を伝達する動力伝達部と、前記駆動力が伝達されて駆動される被駆動部と、前記回転軸部を回転可能に支持するベアリングと、弾性体と、前記ベアリングと前記弾性体との間に介在するプレートと、を含む衝撃緩衝部と、を備え、前記回転軸部は、前記ハウジングに対して前記回転軸心の軸方向に移動可能に前記ハウジングに支持され、前記ベアリングは、前記回転軸部と一体に前記軸方向に移動可能に前記ハウジングに支持され、前記弾性体は、前記回転軸部の前記軸方向の移動によって弾性変形し、前記ベアリングは、互いに相対回転可能な外輪及び内輪を有し、前記回転軸部は、前記内輪に固定され、前記弾性体は、前記プレートを前記外輪に向けて付勢しており、前記プレートは、前記外輪に接触しているとともに前記内輪と離間していることを特徴とする電動工具を提供する。
上記課題を解決するために、本発明はさらに、回転軸心を中心として回転可能な回転軸部を有するモータと、前記モータを収容するハウジングと、前記回転軸部の回転力を受けて前記回転力に基づく駆動力を伝達する動力伝達部と、前記駆動力が伝達されて前後方向に往復駆動するシャフトと、弾性体を有する衝撃緩衝部と、を備え、前記回転軸部は、前記ハウジングに対して前記回転軸心の軸方向に移動可能に前記ハウジングに支持され、前記弾性体は、前記回転軸部の前記軸方向の移動によって弾性変形し、前記弾性体は、最も後方に位置する際の前記シャフトの後端と前後方向でオーバーラップする位置に配置されることを特徴とする電動工具を提供する。
本発明によれば、動力伝達部に加わる衝撃を緩和して動力伝達部を構成する部材の変形及び破損を抑制可能な電動工具を提供することができる。
本発明の実施の形態によるセーバソーの内部構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態によるセーバソーのブラシレスモータ、モータケース、ギヤハウジングの後部を示す部分断面図である。 本発明の実施の形態によるセーバソーの後側ベアリング支持部及び後側ベアリングを示す部分拡大断面図である。 本発明の実施の形態によるセーバソーの前側ベアリング支持部、前側ベアリング、及び衝撃緩衝部を示す部分拡大断面図である。 本発明の実施の形態によるセーバソーの前側ベアリング支持部、及び衝撃緩衝部の弾性体を示す図であり、図2のA−A断面図である。 本発明の実施の形態によるセーバソーの内部構造を示す部分断面図であり、円滑に切断作業が行われている状態を示している。 本発明の実施の形態によるセーバソーの内部構造を示す部分断面図であり、被駆動部のロック発生に伴い弾性体が圧縮された状態を示している。
以下、本発明の実施の形態にかかる電動工具について図1〜図7を参照しながら説明する。以降の説明においては、図中の矢印で示されている「上」を上方向、「下」を下方向、「前」を前方向、「後」を後方向、「右」を右方向、「左」を左方向と定義する。
図1に示されているセーバソー1は、木材、鋼材、パイプ等の被切断材を切断するための電動式の往復動工具である。図1に示されているように、セーバソー1は、ハウジング2と、回転軸部31を有するブラシレスモータ3と、センサ基板4と、ファン5と、動力伝達部6と、被切断材を切断するためのブレードBが着脱可能な被駆動部7と、後側ベアリング8と、前側ベアリング9と、衝撃緩衝部10と、電力供給回路(不図示)と、制御部(不図示)とを備えている。セーバソー1においては、ブラシレスモータ3を駆動源として用い、ブラシレスモータ3の回転によってブレードBが装着された状態の被駆動部7を往復駆動させ、往復動しているブレードBを用いて切断作業を行う。
ハウジング2は、セーバソー1の外郭をなしており、ハンドルハウジング21と、モータケース22と、ギヤケース23とを有している。
ハンドルハウジング21は、樹脂製であり、ハウジング2の後部を構成している。ハンドルハウジング21は、モータケース22の後部に接続されるとともにモータケース22を支持している。ハンドルハウジング21は、把持部211と、第1接続部212と、第2接続部213と、モータ支持部214と、を有している。
把持部211は、作業者が把持可能な部分であり、上下方向に延びる略円筒形状を有している。把持部211の下端部からは外部電源(例えば、商用交流電源)に接続可能な電源コード211Aが延びており、把持部211の上部にはブラシレスモータ3の始動及び停止を制御する手動操作可能なトリガスイッチ211Bが設けられている。
第1接続部212は、把持部211の下部とモータ支持部214の後下部とを接続している。第1接続部212の内部には、電力供給回路を構成するチョークコイル212A等が収容されている。第2接続部213は、把持部211の上部とモータ支持部214の後上部とを接続している。
モータ支持部214は、把持部211の前方に位置しており、モータケース22の後部に接続されるとともにモータケース22を支持している。モータ支持部214の右側壁及び左側壁のそれぞれの下部には、図示せぬ複数の吸気孔が形成されている。また、モータ支持部214は、基板収容部214A及び電力供給回路を構成する平滑コンデンサ214Bを収容している。
基板収容部214Aは、前方に開口する有底箱形形状の容器であり、電力供給回路の一部及び制御部が搭載された回路基板を収容している。電力供給回路は、外部電源の電力を電源コード211Aを介してブラシレスモータ3に供給するための回路であり、チョークコイル212Aを含むノイズフィルタ回路、平滑コンデンサ214Bを含む整流平滑回路、インバータ回路等を有している。制御部は、CPU、ROM、及びRAMを有するマイコン等を含んでおり、インバータ回路を制御してブラシレスモータ3の回転制御(駆動制御)を行う。
モータケース22は、一体成形された樹脂製の部材であり、前方に開口するとともに前後方向に延びる有底円筒形状を有している。図2に示されているように、モータケース22は、後壁部221及び円筒部222を有しており、ブラシレスモータ3、センサ基板4、及びファン5を収容している。
後壁部221は、モータケース22の後部を構成しており、後側ベアリング支持部223及び接続壁224を有している。後側ベアリング支持部223は、前方に開口するとともに前後方向に延びる略有底円筒形状をなしており、後側ベアリング8を支持している。後側ベアリング支持部223及び後側ベアリング8の詳細については後述する。
接続壁224は、後側ベアリング支持部223の前端部(すなわち、後述の円筒壁223Aの前端部)から後側ベアリング支持部223の半径方向外方に延びており、後側ベアリング支持部223の前端部と円筒部222の後端部とを接続している。接続壁224には、接続壁224を前後方向に貫通しモータケース22の内部とモータ支持部214の内部(ハンドルハウジング21の内部)とを連通させる複数の連通孔221aが形成されている。
円筒部222は、後壁部221の接続壁224の周縁部から前方に延びる略円筒形状を有している。円筒部222の前方に臨む開口端は、ギヤケース23によって閉塞されている。円筒部222の前端部には、円筒部222を上下方向に貫通しモータケース22の内部とハウジング2の外部とを連通させる複数の排気孔2aが形成されている。
図1に戻り、ギヤケース23は、金属製であり、モータケース22の前部に接続されるとともに前後方向に延びている。ギヤケース23は、動力伝達部6及び被駆動部7を収容しており、後壁部231を有している。
図2に示されているように、後壁部231は、ギヤケース23の後部を構成しており、モータケース22の円筒部222の開口端を閉塞している。後壁部231は、前側ベアリング9及び衝撃緩衝部10を支持する前側ベアリング支持部232と、対向壁233とを有している。前側ベアリング支持部232、前側ベアリング9、及び衝撃緩衝部10の詳細については後述する。
対向壁233は、モータケース22の円筒部222と前後方向に対向しており、前側ベアリング支持部232の後端部(すなわち、後述の接続壁236の後端部)に接続されている。
ブラシレスモータ3は、モータケース22内に収容されており、回転軸部31と、ロータ32と、ステータ33とを有している。ブラシレスモータ3は、3相ブラシレスDCモータであり、セーバソー1の駆動源(すなわち、被駆動部7を駆動するための駆動源)である。ブラシレスモータ3は、本発明における「モータ」の一例である。
回転軸部31は、前後方向に延びる回転軸心A1を中心として回転可能に且つハウジング2に対して前後方向(すなわち、回転軸心A1の軸方向)に移動可能に後側ベアリング8及び前側ベアリング9を介してハウジング2(モータケース22及びギヤケース23)に支持されている。回転軸部31は、回転軸311及びピニオンギヤ312を有している。回転軸心A1は、本発明における「回転軸心」の一例である。
回転軸311は、前後方向に延びる略円柱形状をなしており、回転軸心A1を中心として回転可能に後側ベアリング8及び前側ベアリング9に支持されている。より詳細には、回転軸311の後端部は後側ベアリング8に支持されており、回転軸311の前端部は前側ベアリング9に支持されている。本実施の形態においては、回転軸311(回転軸部31)は、ブラシレスモータ3が駆動した場合に前面視において反時計回りに回転するように構成されている。
ピニオンギヤ312は、歯すじが左ねじれのスパイラルベベルギヤ(まがりばかさ歯車)である。ピニオンギヤ312は、回転軸311の前端部に回転軸311と一体に設けられており、回転軸311と一体に同軸回転する。ピニオンギヤ312は、本発明における「ギヤ」の一例である。
ロータ32は、永久磁石を有しており、回転軸311と同軸一体回転するように回転軸311に固定されている。また、ロータ32の後端には、後面視において円環形状のセンサマグネット32Aがロータ32と一体に同軸回転するように設けられている。
ステータ33は、前後方向に延びる略円筒形状をなしており、スター型接続された3つのステータコイルを有している。ステータ33の外周部の上部及び下部のそれぞれは、モータケース22に対してボルト33Aによって固定されている。これにより、ステータ33は、モータケース22内に収容された状態でハウジング2に対して固定されている。
センサ基板4は、前面視において円環形状をなす基板であり、ステータ33の後方に設けられている。センサ基板4には、センサマグネット32Aの回転位置(すなわち、ロータ32の回転位置)を検出するための図示せぬ3つのホール素子が搭載されている。
上記3つのホール素子は、センサ基板4の前面に搭載されており、回転軸311の周方向に略60°間隔で並んで配置されている。3つのホール素子のそれぞれは、信号線を介して制御部に接続されており、センサマグネット32Aの回転位置を検出するための信号を制御部に出力する。なお、制御部は、3つのホール素子のそれぞれから出力される信号に基づいてセンサマグネット32Aの回転位置を検出することでロータ32の回転位置を検出し、当該検出結果に基づいてインバータ回路を制御してロータ32及び回転軸部31を所定の回転方向に回転させる。
ファン5は、遠心ファンであり、ブラシレスモータ3のステータ33の前方に位置している。ファン5は、回転軸311と同軸一体回転するように回転軸311に固定されている。ファン5は、ハウジング2の内部において複数の吸気孔から複数の排気孔2aに流れる冷却風を発生させる。この冷却風によって、ブラシレスモータ3、インバータ回路、整流回路等が冷却される。
図1に示されているように、動力伝達部6は、動力伝達ギヤ61と、ピン62と、ピンガイド63とを有している。動力伝達部6は、回転軸部31(回転軸311)の回転力を受けて当該回転力に基づく駆動力を被駆動部7に伝達する機構である。具体的には、回転軸部31の回転を前後方向の往復運動に変換し当該往復運動を被駆動部7に伝達する。
動力伝達ギヤ61は、歯すじが右ねじれのスパイラルベベルギヤ(まがりばかさ歯車)であり、ギヤケース23内の下部において前側ベアリング支持部232の前方に配置されている。動力伝達ギヤ61は、回転軸心A1と直交する(すなわち、上下方向に延びる)回転軸心A2を中心として回転可能にギヤケース23に支持されており、ピニオンギヤ312と噛合している。上述したように、本実施の形態においては、動力伝達ギヤ61は歯すじが右ねじれのスパイラルギヤであり、且つ動力伝達ギヤ61に噛合しているピニオンギヤ312は歯すじが左ねじれのスパイラルギヤである。また、回転軸部31は、ブラシレスモータ3が駆動すると前面視において反時計回りに回転する。このため、ブラシレスモータ3の駆動中(回転軸部31の回転中)、ピニオンギヤ312には常に後方向(動力伝達ギヤ61から離間する方向)のスラスト力が僅かに働く。動力伝達ギヤ61は、本発明における「ベベルギヤ」の一例である。
ピン62は、上下方向に延びる略円柱形状をなしている。ピン62は、動力伝達ギヤ61に圧入によって固定されており、平面視において回転軸心A2から離間している。ピン62の上部は、動力伝達ギヤ61の上面から上方に突出している。
ピンガイド63は、左右方向に延びる略直方体をなす部材であって、ギヤケース23内に前後方向に移動可能に設けられている。ピンガイド63には、ピン収容溝63aが形成されている。
ピン収容溝63aは、ピンガイド63の下面から上方に窪むとともに左右方向に延びている。ピン収容溝63aの前後方向の幅は、ピン62の直径よりも僅かに大きく構成されており、ピン収容溝63aにはピン62の上端部がニードルベアリングを介して収容されている。これにより、ピンガイド63とピン62との前後方向の相対移動は互いに規制され、左右方向の相対移動は許容される。
被駆動部7は、ギヤケース23内において前後方向に往復動可能にギヤケース23に支持されている。被駆動部7は、前後方向においてモータ支持部214に関して把持部211の反対側に位置している。被駆動部7は、前後方向に延びる筒部7aと、筒部7aに摺動可能に支持されたシャフト71と、ブレード装着部72とを有している。
シャフト71は、前後方向に延びる中空の円筒形状をなしており、筒部7aを介してギヤケース23に前後方向に往復動可能に支持されている。シャフト71は、ピンガイド63と一体に前後方向に往復動するようにピンガイド63に固定されている。なお、図1は、シャフト71が往復動可能な範囲において最も後方に位置している状態(すなわち、シャフト71が後死点に位置している状態)を示している。
ブレード装着部72は、シャフト71の前端部に設けられており、ブレードBを着脱可能に構成されている。
次に、図3〜図5を参照しながら、後側ベアリング支持部223、後側ベアリング8、前側ベアリング支持部232、前側ベアリング9、及び衝撃緩衝部10について詳細に説明する。以下の説明においては、回転軸311の周方向を単に「周方向」と称し、回転軸311の半径方向を単に「半径方向」と称す。
図3に示されているように、後側ベアリング支持部223は、後側ベアリング8を前後方向に移動可能に支持しており、円筒壁225及び後端壁226を有している。円筒壁225は、前後方向に延びる略円筒形状をなしており、円筒壁225には溝225aが形成されている。
溝225aは、円筒壁225の内周面225Aから半径方向外方に窪むとともに周方向全体に亘って延びている。溝225aには、Oリング225Bが嵌め込まれている。後端壁226は、円筒壁225の後部開口端を閉塞しており、後面視において略円形状をなしている。
後側ベアリング8は、互いに相対回転可能な外輪81及び内輪82を有するボールベアリングである。後側ベアリング8は、Oリング225Bを介して円筒壁225内に圧入されており、外輪81の外周面81Aと円筒壁225の内周面225Aとの間には僅かな隙間が形成されている。これにより、後側ベアリング8は、後側ベアリング支持部223に対して前後方向に移動可能である。後側ベアリング8の内輪82には、回転軸311の後端部が圧入により固定されており、回転軸311(回転軸部31)及び後側ベアリング8は一体に前後方向に移動する。後側ベアリング8は、本発明における「第2ベアリング」の一例である。
図4及び図5に示されているように、前側ベアリング支持部232は、前側ベアリング9を前後方向に移動可能に支持するとともに衝撃緩衝部10を支持している。前側ベアリング支持部232は、円筒壁234と、第1壁235と、接続壁236と、被固定プレート237と、第2壁238と、を有している。
円筒壁234は、前後方向に延びる略円筒形状をなしており、図5に示されているように左右方向に延びる2つのリブ234Eに支持されている。円筒壁234は、厚肉部234Aと薄肉部234Bとを有している。
図4に示されているように、厚肉部234Aは、円筒壁234の前部を構成しており、厚肉部234Aには溝234aが形成されている。溝234aは、厚肉部234Aの内周面234Cから半径方向外方に窪むとともに周方向全体に亘って延びている。溝234aには、Oリング234Dが嵌め込まれている。薄肉部234Bは、円筒壁234の後部を構成しており、薄肉部234Bの内径は厚肉部234Aの内径よりも大きく構成されている。
第1壁235は、円筒壁234の後端部(すなわち、薄肉部234Bの後端部)から半径方向に延びており、図5に示されているように、上方に突出する第1突出部235Aと、右下方に突出する第2突出部235Bと、左下方に突出する第3突出部235Cとを有している。第1突出部235A、第2突出部235B、第3突出部235Cにはそれぞれ、第1ネジ孔235a、第2ネジ孔235b、第3ネジ孔235cが形成されている。
図4に示されているように、接続壁236は、第1壁235の周縁部から後方に延びており、第1壁235と対向壁233とを接続している。
被固定プレート237は、第1壁235の後面に固定されており、円環部237Aと、第1被固定部237Bと、第2被固定部(不図示)と、第3被固定部237Cとを有している。
円環部237Aは、後面視において円環形状をなす部分であり、円環部237Aの内周面は薄肉部234Bの内周面よりも半径方内方に位置している。
第1被固定部237Bは、円環部237Aの上部から上方に突出しており、第1ネジ孔235aを介して第1ボルト237Dによって第1壁235の第1突出部235Aの後面に固定されている。
図示せぬ第2被固定部は、円環部237Aの右下部から右下方に突出しており、第2ネジ孔235bを介して第2ボルト237Eによって第1壁235の第2突出部235Bの後面に固定されている。
第3被固定部237Cは、円環部237Aの左下部から左下方に突出しており、第3ネジ孔235cを介して第3ボルト237Fによって第1壁235の第3突出部235Cの後面に固定されている。
第2壁238は、円筒壁234の前端部(すなわち、厚肉部234Aの前端部)から半径方向内方に突出しており、後面視において円環形状をなしている。
前側ベアリング9は、互いに相対回転可能な外輪91及び内輪92を有するボールベアリングである。前側ベアリング9は、Oリング234Dを介して厚肉部234A(円筒壁234)内に圧入されており、外輪91の外周面91Aと厚肉部234Aの内周面234Cとの間には僅かな隙間が形成されている。これにより、前側ベアリング9は、前側ベアリング支持部232に対して前後方向に移動可能である。また、前側ベアリング9の内輪92には、回転軸311の前端部が圧入により固定されており、回転軸311(回転軸部31)、後側ベアリング8、及び前側ベアリング9は一体に前後方向に移動する。前側ベアリング9は、本発明における「ベアリング」の一例である。
衝撃緩衝部10は、動力伝達部6及び回転軸部31に衝撃が加わった場合に当該衝撃を緩和する機構であり、前側ベアリング9と前後方向(軸方向)において並んで配置されている。衝撃緩衝部10は、円環プレート10A及び弾性体10Bを有している。なお、衝撃緩衝部10による衝撃緩和については後述する。
円環プレート10Aは、前面視において円環形状をなす金属製の板状部材であり、前後方向に所定の厚みを有している。円環プレート10Aは、前後方向において弾性体10Bと前側ベアリング9との間に介在している。円環プレート10Aの内径は、前側ベアリング9の内輪92の外径よりも大きく且つ外輪91の内径よりも小さく構成されている。言い換えれば、円環プレート10Aの内周面は、前側ベアリング9の内輪92の外周面よりも半径方向外方に位置し且つ外輪91の内周面よりも半径方向内方に位置している。このため、円環プレート10Aは、前側ベアリング9の外輪91に接触しているが、内輪92とは離間している。これにより、内輪92の外輪91に対する相対回転が円環プレート10Aによって妨げられることがなく、内輪92の外輪91に対する円滑な相対回転を担保することができる。円環プレート10Aは、本発明における「プレート」の一例である。
弾性体10Bは、弾性変形可能なゴム製の部材であり、図4及び図5に示されているように前後方向に延びる略円筒形状を有している。弾性体10Bは、前後方向に僅かに圧縮された状態で円環プレート10Aと被固定プレート237の円環部237Aとの間に設けられており、図4に示されているように、弾性体10Bの前端部は円環プレート10Aの後面に接触し且つ弾性体10Bの後端部は円環部237Aの前面に接触している。
弾性体10Bは、円環プレート10Aを前側ベアリング9の外輪91に向けて付勢している。言い換えれば、弾性体10Bは、円環プレート10A、前側ベアリング9、及び回転軸部31を前方に付勢している。このため、弾性体10Bの付勢力に抗して回転軸部31を後方向(動力伝達ギヤ61から離間する方向)に移動させようとする力(すなわち、後方向の力)が回転軸部31に働いていない場合又は回転軸部31に働いている後方向の力が小さい場合、前側ベアリング9の外輪91は第2壁238の後面に接触した状態(図4及び図6に示されている状態)に保たれる。一方、回転軸部31に大きな後方向の力が働いた場合には、回転軸部31、後側ベアリング8、及び前側ベアリング9は弾性体10Bを後方に圧縮しながら一体に後方に移動し、前側ベアリング9の外輪91は第2壁238から離間する。
また、弾性体10Bは、上下方向から見て後死点に位置しているシャフト71と重なっている。このため、弾性体10Bを配置する空間をハウジング2内に新たに確保する必要がない。これにより、セーバソー1の前後方向の寸法を大型化することなく、弾性体10Bをハウジング2内に設けることができる。
次に、セーバソー1の動作について説明する。セーバソー1を用いて切断作業を行う場合、一般に、作業者は、ブレード装着部72にブレードBを装着した後、一方の手で把持部211を把持し他方の手でギヤケース23の前部(小径部分)を把持する。この状態で、作業者が把持部211を把持した手の指でトリガスイッチ211Bに対して引操作を行うと、制御部がブラシレスモータ3の駆動を開始し、回転軸部31及びロータ32が回転軸心A1を中心に一体に回転を開始する。
回転軸部31が回転を開始すると、回転軸部31の回転によってピニオンギヤ312と噛合している動力伝達ギヤ61が回転し、ピン62が動力伝達ギヤ61の回転軸心A2を中心とした周回運動を行う。この周回運動の前後方向の運動成分のみがピンガイド63を介して被駆動部7に伝達され、ピンガイド63、被駆動部7、及びブレードBが一体に前後方向に往復動を行う。この往復動を行うブレードBによって被切断材の切断が可能となる。
なお、本実施の形態によるセーバソー1は、シャフト71の往復運動中にシャフト71を上下方向に揺動させる、いわゆるオービタル機構(スイング機構)を有している。オービタル機構は、押圧斜面61aと、軸受71aと、付勢部材7bと、揺動軸7cとを有している。
押圧斜面61aは、動力伝達ギヤ61の上面に動力伝達ギヤ61と一体に回転するように設けられた円環壁の上面を構成しており、上面視において円環形状をなしている。円環壁は、上面視において回転軸心A2を中心とする円環形状をなすとともに上方に延びる壁である。円環壁の高さ(上下方向の寸法)は、動力伝達ギヤ61の回転軸心A2の周方向に沿って連続的に変化しているため、押圧斜面61aは、その高さが回転軸心A2の周方向に沿って連続的に変化するように傾斜している。
軸受71aは、前面視において円環形状をなすボールベアリングであり、筒部7aの後部の外周に固定されている。軸受71aは、シャフト71が後死点に位置している状態のピンガイド63よりも後方に位置しており、押圧斜面61aと係合している。なお、押圧斜面61aの軸受71aに係合している部分の高さは、シャフト71が最も後方(後死点)に位置している状態において最も低く、シャフト71が最も前方(前死点)に位置している状態において最も高い。すなわち、図1の状態における押圧斜面61aは、後端部分が低く、前端部分が高いように構成されている。
付勢部材7bは、上下方向に延びるスプリングであり、軸受71aよりも後方に設けられている。付勢部材7bは、筒部7aの後端部分を下方に押圧しており、筒部7aの後端部分は下方への付勢力を常に受けている。
揺動軸7cは、左右方向に延びており、筒部7aの前下部に設けられている。揺動軸7cは、筒部7aを揺動可能に支持しており、筒部7aは揺動軸7cを中心として揺動可能である。
図1の状態から動力伝達ギヤ61が回転すると、押圧斜面61aも動力伝達ギヤ61と一体に回転する。この押圧斜面61aの回転によって、押圧斜面61aの軸受71aと係合する部分の高さが連続的に徐々に高くなっていくため、軸受71aに上方向の付勢力(軸受71aを上方へ移動させる力)が働き、同時に筒部7aの軸受71aが固定されている部分にも軸受71aを介して上方向の付勢力(筒部7aの軸受71aが固定されている部分を上方向に移動させる力)が働く。この付勢力によって、筒部7aは、付勢部材7bの付勢力に抗して筒部7aの後端が上方向に移動するように揺動軸7cを中心として揺動する。そして、動力伝達ギヤ61がさらに回転を続けると、シャフト71は最も前端の位置(前死点)まで移動し、押圧斜面61aの軸受71aと係合する部分の高さが最も高くなる(すなわち、軸受71aは押圧斜面61aの最も高い部分と係合する)。
動力伝達ギヤ61がさらに回転を続けると、押圧斜面61aの軸受71aと係合する部分の高さが徐々に低くなっていくため、軸受71aの位置は下方に移動し、筒部7aはその後端が下方に移動するように揺動軸7cを中心として揺動する。
このように、筒部7aを介してシャフト71の角度を、その前後方向の位置に応じて変化させることで、切断性能を向上させることができる。なお、セーバソー1のおいては、オービタル機構を実現するために、筒部7aをシャフト71が最も後方(後死点)に位置する状態のピンガイド63よりも後方に延在させ、筒部7aにおける軸受71aを固定する領域と付勢部材7bの付勢力を受ける領域とを確保している。
次に、図6及び図7を参照しながら動力伝達部6及び回転軸部31に衝撃が加わった場合の衝撃緩衝部10による衝撃緩和について説明する。ここでは、動力伝達部6及び回転軸部31に衝撃が加わる場合として、切断作業中にブレードBが被切断材に噛み込んで被駆動部7(シャフト71)がロックされた場合を例にとって説明する。なお、図6に示されているように、円滑に切断作業が行われている状態(被駆動部7のロックが発生していない状態)においては、回転軸部31に後方向のスラスト力が僅かに働いているが、弾性体10Bの付勢力によって前側ベアリング9の外輪91は第2壁238の後面に接触した状態に保たれている。
切断作業中にブレードBが被切断材に噛み込んで被駆動部7がロックされた際(すなわち、被駆動部7のロック発生時)には、往復動を行っていた被駆動部7が急激に停止するため、ピンガイド63の往復動、ピン62の周回運動、及び動力伝達ギヤ61の回転も急激に停止する。一方、ブラシレスモータ3の駆動は継続しているため、動力伝達ギヤ61と噛合しているピニオンギヤ312(回転軸部31)は回転を継続しようとする。このため、被駆動部7のロック発生時においては、ピンガイド63、ピン62、動力伝達ギヤ61の歯、ピニオンギヤ312の歯等に衝撃が加わるとともに回転軸部31に働く後方向のスラスト力が非常に大きくなる。
しかしながら、回転軸部31に働く後方向のスラスト力が非常に大きくなった際に、図7に示されているように回転軸部31、後側ベアリング8、前側ベアリング9、ロータ32、及びセンサマグネット32Aが一体に後方に移動するとともに弾性体10Bが後方に圧縮されるため、被駆動部7のロック発生時に回転軸部31(主にピニオンギヤ312の歯)、動力伝達ギヤ61(主に動力伝達ギヤ61の歯)、ピン62、及びピンガイド63に加わる衝撃が緩和される。これにより、回転軸部31及び動力伝達部6の衝撃に対する耐久性を向上させることができ、回転軸部31、動力伝達ギヤ61、ピン62、及びピンガイド63の破損及び変形を抑制することができる。なお、図7に示されているように、弾性体10Bは圧縮時に上下方向に膨張するが、弾性体10Bと前側ベアリング9との間には前後方向に所定の厚みを有する円環プレート10Aが設けられているため、膨張した弾性体10Bが前側ベアリング9の内輪92に接触することを防止することができる。これにより、弾性体10Bの圧縮時においても内輪92の外輪91に対する円滑な相対回転を担保することができる。なお、本実施の形態における円環プレート10Aの厚みは略2mmであるが、これに限定されず、円環プレート10Aの厚みは、弾性体10Bを圧縮させる圧力に耐えうる強度を持たせる程度の厚みであればよく、さらに膨張した弾性体10Bが前側ベアリング9の内輪92に接触することを防止することができる程度の厚みであればよい。
また、弾性体10Bの圧縮時においては、センサマグネット32Aが回転軸部31と一体に後方に移動してセンサ基板4に接近するが、弾性体10Bの圧縮時にセンサマグネット32Aとセンサ基板4との前後方向の離間距離L1が2mm以上となるように弾性体10Bの弾性率が設定されている。これにより、弾性体10Bの圧縮時(被駆動部7のロック発生時)にセンサマグネット32A(ロータ32の一部)がセンサ基板4に衝突し、3つのホール素子が破損等することを防止することができる。なお、本実施の形態においては、図6の状態におけるセンサマグネット32Aとセンサ基板4との前後方向の離間距離L1は3mm程度に構成されており、回転軸部31は被駆動部7のロック発生時(弾性体10Bの圧縮時)に後方向に1mm程度移動する。また、図6の状態における後側ベアリング8と後端壁226の前面との前後方向における離間距離L2は、弾性体10Bの圧縮時における回転軸部31の後方向への移動距離(1mm程度)よりも大きい2mm程度に構成されている。
上述したように本発明の実施の形態におけるセーバソー1は、回転軸心A1を中心として回転可能な回転軸部31を有するブラシレスモータ3と、ブラシレスモータ3を収容するハウジング2と、回転軸部31の回転力を受けて当該回転力に基づく駆動力を伝達する動力伝達部6と、当該駆動力が伝達されて駆動される被駆動部7とを備えており、回転軸部31は、ハウジング2に対して回転軸心A2の軸方向に移動可能にハウジング2に支持されている。
上記構成によれば、回転軸部31及び動力伝達部6に加わる衝撃を回転軸部31の軸方向(本実施の形態においては、後方向)の移動によって緩和することが可能である。これにより、回転軸部31及び動力伝達部6を構成する部材(すなわち、動力伝達ギヤ61、ピン62、及びピンガイド63)の衝撃に対する耐久性を向上させることができ、回転軸部31及び動力伝達部6を構成する部材の変形及び破損を抑制することができる。また、上記構成によれば、回転軸部31及び動力伝達部6に加わる衝撃を緩和するクラッチ機構等を動力伝達経路上に設けた構成と比較して、低コスト且つコンパクトな構成で回転軸部31及び動力伝達部6を構成する部材の衝撃に対する耐久性の向上を実現することができる。
また、セーバソー1は回転軸部31の軸方向の移動によって弾性変形(本実施の形態においては、圧縮)する弾性体10Bを有する衝撃緩衝部10を備えている。このため、弾性体10Bの弾性変形(圧縮)によって回転軸部31及び動力伝達部6に加わる衝撃をより緩和することができる。
また、セーバソー1は、回転軸部31を回転軸心A1を中心として回転可能に支持するとともに回転軸部31と一体に軸方向に移動可能にハウジング2に支持された前側ベアリング9をさらに備えおり、衝撃緩衝部10は、前側ベアリング9と軸方向において並ぶとともに前側ベアリング9に接触している。これにより、回転軸部31及び動力伝達部6に加わる衝撃を効果的に緩和することができる。
また、セーバソー1の衝撃緩衝部10は、前側ベアリング9と弾性体10Bとの間に介在する円環プレート10Aをさらに有しており、前側ベアリング9は、互いに相対回転可能な外輪91及び内輪92を有している。さらに、回転軸部31は内輪92に固定され、弾性体10Bは円環プレート10Aを外輪91に向けて付勢しており、円環プレート10Aは外輪91に接触しているとともに内輪92とは離間している。
上記構成によれば、弾性体10Bと前側ベアリング9との間に円環プレート10Aが設けられているため、圧縮時に膨張した弾性体10Bが前側ベアリング9の内輪92に接触することがない。これにより、弾性体10Bの圧縮時においても内輪92の外輪91に対する円滑な相対回転を担保することができる。
また、本実施の形態によるセーバソー1は、前側ベアリング9と協働して回転軸部31を回転軸心A1を中心として回転可能に支持するとともにハウジング2に支持された後側ベアリング8をさらに備えており、弾性体10Bは、軸方向において前側ベアリング9と後側ベアリング8との間に位置している。これにより、従来からあった回転軸部を支持する2つのベアリングの間にある空間を利用して弾性体10Bを配置することができるので、セーバソー1の大型化を抑制することができる。また、本実施の形態によるセーバソー1は、オービタル機構を実現するため、往復動中においてシャフト71が最も後方に位置する際のピンガイド63の位置よりも後方に筒部7aを延在させている。このような構成においては、ハウジング2の内部において、筒部7aの後端部の下方かつ動力伝達ギヤ61の後方の領域にデッドスペースができてしまうが、本実施の形態では、当該空間、具体的には筒部7aの後端と前後方向でオーバーラップする領域(言い換えれば、回転軸心A1と直交する方向(本実施の形態においては、上下方向)から見て、筒部7aの後端と重なる領域)に弾性体10Bを配置しているため、デッドスペースを有効利用でき、セーバソー1の大型化を抑制することができる。
また、セーバソー1の回転軸部31は、軸方向に延びる回転軸311及び回転軸311に設けられたピニオンギヤ312を有している。さらに、セーバソー1の動力伝達部6は、ピニオンギヤ312と噛合する動力伝達ギヤ61を有しており、動力伝達ギヤ61はベベルギヤである。
上記構成によれば、動力伝達部6に加わる衝撃を回転軸311に働く軸方向の衝撃(スラスト力)に効率良く変換することができ、当該軸方向の衝撃を回転軸311の軸方向の移動によって効果的に緩和することができる。これにより、回転軸部31及び動力伝達部6に加わる衝撃をより効果的に緩和することができる。
また、セーバソー1においては、駆動源としてブラシレスモータ3を採用している。これにより、回転軸部31を軸方向に移動させることで回転軸部31及び動力伝達部6に加わる衝撃を緩和する構成を好適に実現することができる。より詳細には、ブラシ付きモータを駆動源として採用した電動工具において回転軸部を軸方向に移動可能とすると、ブラシと整流子との接触が不安定となりモータの駆動に支障をきたしてしまう虞があるため、回転軸部を軸方向に移動させることで回転軸部及び動力伝達部に加わる衝撃を緩和する構成を好適に実現することができない。このため、ブラシ付きモータを駆動源として採用した電動工具において回転軸部及び動力伝達部に加わる衝撃を緩和する構成を実現するためには、例えば、動力伝達部(減速機構)内に衝撃を緩和する機構を設けるしかない。これに対し、ブラシ及び整流子を備える必要のないブラシレスモータ3を採用したセーバソー1においては、回転軸部を軸方向に移動可能としてもブラシレスモータ3の駆動に支障をきたす虞が少ないため、回転軸部31を軸方向に移動させることで回転軸部31及び動力伝達部6に加わる衝撃を緩和する構成を好適に実現することができる。
本発明の実施の形態について説明したが、本発明による電動工具は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。
上記の実施の形態においては、回転軸311に設けられたピニオンギヤ312及びピニオンギヤ312に噛合する動力伝達ギヤ61がスパイラルベベルギヤ(まがりばかさ歯車)である交差軸タイプのギヤ構成を有するセーバソー1を例に説明したが、これに限られず、ブラシレスモータの回転軸にスラスト力が働くギヤ構成を有する電動工具であれば本発明を適用することができる。なお、ブラシレスモータの回転軸にスラスト力が働くギヤ構成としては、本実施の形態におけるギヤ構成以外に、回転軸に設けられたピニオンギヤ及び当該ピニオンギヤに噛合する動力伝達ギヤがストレートベベルギヤ(すぐばかさ歯車)である交差軸タイプのギヤ構成、回転軸に設けられたピニオンギヤ及び当該ピニオンギヤに噛合する動力伝達ギヤがヘリカルギヤ(はすば歯車)である平行軸タイプのギヤ構成等が挙げられる。
また、本実施の形態においては、回転軸311とピニオンギヤ312は一体に設けられていたが、これに限定されず、回転軸311とピニオンギヤ312とが一体に回転し且つ一体に前後方向に移動する構成であればよい。
また、本実施の形態においては、弾性体10Bとして弾性変形可能なゴム製の部材を採用したが、これに限られず、回転軸部31及び動力伝達部6に加わる衝撃を緩和可能な部材であればよい。例えば、弾性体10Bは、コイルスプリング、板バネ、皿バネ、金属製の弾性体、樹脂製の弾性体等であってもよい。
また、本実施の形態においては、弾性体10Bは前側ベアリング9の後方に配置したが、後側ベアリング8の後方に設けてもよい。後側ベアリング支持部223は、その周囲に連通孔221aを設ける関係で弾性体を配置する領域が限られるが、前側ベアリング9の後方に配置する弾性体と組み合わせることで、より高い耐衝撃性を得ることができる。また、本実施の形態においては、オービタル機構の押圧斜面61aは筒部7aに固定された軸受71aと係合するように構成したが、筒部7aを省略し、シャフト71と押圧斜面61aとが直接接触する構成としてもよい。この場合、弾性体10Bを、最も後方に位置する状態(後死点に位置する状態)のシャフト71の後端と前後方向でオーバーラップさせるように(すなわち、回転軸心A1と直交する方向(本実施形態においては上下方向)から見て重なるように)配置することで、セーバソー1の大型化を抑制することができる。
1…セーバソー、2…ハウジング、3…ブラシレスモータ、6…動力伝達部、7…被駆動部、8…後側ベアリング、9…前側ベアリング、10…衝撃緩衝部、10A…円環プレート、10B…弾性体、31…回転軸部、312…ピニオンギヤ、61…動力伝達ギヤ

Claims (8)

  1. 回転軸心を中心として回転可能な回転軸部を有するモータと、
    前記モータを収容するハウジングと、
    前記回転軸部の回転力を受けて前記回転力に基づく駆動力を伝達する動力伝達部と、
    前記駆動力が伝達されて駆動される被駆動部と、
    前記回転軸部を回転可能に支持するベアリングと、
    弾性体と、前記ベアリングと前記弾性体との間に介在するプレートと、を含む衝撃緩衝部と、を備え、
    前記回転軸部は、前記ハウジングに対して前記回転軸心の軸方向に移動可能に前記ハウジングに支持され
    前記ベアリングは、前記回転軸部と一体に前記軸方向に移動可能に前記ハウジングに支持され、
    前記弾性体は、前記回転軸部の前記軸方向の移動によって弾性変形し、
    前記ベアリングは、互いに相対回転可能な外輪及び内輪を有し、
    前記回転軸部は、前記内輪に固定され、
    前記弾性体は、前記プレートを前記外輪に向けて付勢しており、
    前記プレートは、前記外輪に接触しているとともに前記内輪と離間していることを特徴とする電動工具。
  2. 前記ベアリングと協働して前記回転軸部を前記回転軸心を中心として回転可能に支持するとともに前記ハウジングに支持された第2ベアリングをさらに備え、
    前記弾性体は、前記軸方向において前記ベアリングと前記第2ベアリングとの間に位置していることを特徴とする請求項に記載の電動工具。
  3. 前記回転軸部は、
    前記軸方向に延びる回転軸と、
    前記回転軸に設けられたギヤと、を有し、
    前記動力伝達部は、
    前記ギヤと噛合するベベルギヤを有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動工具。
  4. 前記ベベルギヤによって前後方向に往復動するシャフトを有し、
    前記弾性体は、最も後方に位置する際の前記シャフトの後端と前後方向でオーバーラップする位置に配置されることを特徴とする請求項に記載の電動工具。
  5. 回転軸心を中心として回転可能な回転軸部を有するモータと、
    前記モータを収容するハウジングと、
    前記回転軸部の回転力を受けて前記回転力に基づく駆動力を伝達する動力伝達部と、
    前記駆動力が伝達されて前後方向に往復駆動するシャフトと、
    弾性体を有する衝撃緩衝部と、を備え、
    前記回転軸部は、前記ハウジングに対して前記回転軸心の軸方向に移動可能に前記ハウジングに支持され、
    前記弾性体は、前記回転軸部の前記軸方向の移動によって弾性変形し、
    前記弾性体は、最も後方に位置する際の前記シャフトの後端と前後方向でオーバーラップする位置に配置されることを特徴とする電動工具。
  6. 前記シャフトを前後方向の位置に応じて傾斜させるオービタル機構をさらに有し、
    前記オービタル機構は、前記シャフトを摺動可能に支持する筒部を含むことを特徴とする請求項4又は5に記載の電動工具。
  7. 前記弾性体は、前記筒部の後端と前後方向でオーバーラップする位置に設けられることを特徴とする請求項に記載の電動工具。
  8. 前記モータは、ブラシレスモータであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の電動工具。
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