JP6841687B2 - めっき装置およびめっき方法 - Google Patents

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Description

本発明はめっき装置およびめっき方法に関する。
半導体ウェハ等の基板を基板ホルダで保持し、基板をめっき槽内のめっき液中に浸漬させるめっき装置が知られている。図13に示すように、基板ホルダは、基板Wの周縁部に接触する複数の内部接点100と、これら内部接点100にそれぞれ接続された複数の外部接点101とを備えている。複数の内部接点100と複数の外部接点101とを接続する配線104は基板ホルダの内部に配置されている。外部接点101は、基板ホルダをめっき槽内の所定位置に配置した時に、電源105に接続された給電端子103に接触される。電流は外部接点101および内部接点100を通じて基板Wに流れ、めっき液の存在下で基板Wの表面に金属膜が形成される。
ある内部接点100と基板Wとの間の電気抵抗(以下、単に内部接点100の電気抵抗という)が極端に高い、あるいは極端に低い場合、複数の内部接点100に流れる電流が不均一になり、基板面内の膜厚の均一性に問題が生じることがある。そこで、基板を基板ホルダに保持した状態で、基板ホルダの内部接点から基板へ流れる電流に対する抵抗値を測定して、基板および基板ホルダの検査を行う技術がある(たとえば特許文献1、2)。
特開2015−200017号公報 特開2005−146399号公報
特許文献1では、基板ホルダに基板が保持された状態において、基板ホルダの1つの電気接点から基板を通って基板ホルダの他の電気接点へ流れる電流に対する電気抵抗を測定する。電気抵抗が許容範囲内にあるときを正常な状態であるとし、電気抵抗が許容範囲にないときは基板または基板ホルダに異常があると判断される。電気抵抗が異常となるには主に2つの原因がある。1つは、基板側の要因である。たとえば、基板の表面に電導層(シード層)が均一に形成されていない場合や、基板にレジストを塗布する際に生じる不要物が基板上に残っている場合、基板の表面が酸化している場合などに電気抵抗の異常が生じ得る。もう一つは、基板ホルダ側の要因である。基板ホルダの内部接点が変形している場合や、レジストなどの異物が基板ホルダの内部接点に付着している場合や、めっき液が基板ホルダの内部接点に付着している場合、などに電気抵抗の異常が生じ得る。しかし、特許文献1に開示の方法では、電気抵抗に異常が発生した場合でも、その原因が基板にあるのか、基板ホルダにあるのかを判断することはできない。たとえば、基板ホルダに異常があり、基板そのものには異常がないならば、基板ホルダを交換することで、正常なめっき処理を行うことができる。しかし、そのような判断をするには、電気抵抗の異常の原因が基板側にあるのか、基板ホルダ側にあるのかを解明する必要がある。そこで、本願は、基板に生じた原因による電気抵抗の異常を検出できるようにすることを1つの目的としている。
[形態1]形態1によれば、めっき装置が提供され、かかるめっき装置は、めっき対象物である基板のエッジ部の電導層の電気抵抗を測定する抵抗測定器と、基板を保持するた
めの基板ホルダと、を有し、前記抵抗測定器は、前記基板ホルダにより基板を保持する前に、基板の電気抵抗を測定するように構成される。形態1によるめっき装置によれば、めっき処理を開始する直前に基板のエッジ部の電導層の電気抵抗を測定することで、基板の不良を発見することができる。時間経過とともに、基板のエッジ部の電導層に酸化膜が形成されたり、レジストから揮発した有機物が付着したりすることがあるので、めっき処理を開始する直前に基板の状態を判定することで、良好なめっき処理を行うことができる。
[形態2]形態2によれば、形態1によるめっき装置において、前記抵抗測定器は、基板のエッジ部の電導層の複数個所の電気抵抗を測定するように構成される。
[形態3]形態3によれば、形態1または形態2によるめっき装置において、前記抵抗測定器は、基板のエッジ部の電導層に接触するように構成される接触ピンを有する。
[形態4]形態4によれば、形態3によるめっき装置において、前記接触ピンは、基板の周方向に移動可能に構成される。形態4によれば、基板を移動または回転させずに接触ピンを移動させることで、基板のエッジ部の複数の領域の電気抵抗を測定することができる。
[形態5]形態5によれば、形態1から形態4のいずれか1つの形態によるめっき装置において、さらに、基板の向きを所定の方向に合わせるためのアライナを有し、前記抵抗測定器は、前記アライナに配置された基板の電気抵抗を測定するように構成される。形態5によれば、アライナの回転機構を使用して、基板の複数の領域の電気抵抗を測定することができる。また、基板の電気抵抗を測定するための専用の場所を必要としないので、めっき装置の設置面積が大きくなることを防止できる。
[形態6]形態6によれば、形態1から形態4のいずれか1つの形態のめっき装置において、さらに、基板を前記基板ホルダに固定するためのフィキシングユニットを有し、前記抵抗測定器は、前記フィキシングユニットに配置された基板の電気抵抗を測定するように構成される。形態6によれば、基板の電気抵抗を測定するための専用の場所を必要としないので、めっき装置の設置面積が大きくなることを防止できる。
[形態7]形態7によれば、形態1から形態6のいずれか1つの形態のめっき装置において、さらに、前記抵抗測定器で測定された抵抗値を受け取る制御装置を有し、前記制御装置は、受け取った前記抵抗値に基づいて、基板の状態を判断するように構成される。形態7によれば、制御装置により自動的に基板の良否を判定することができる。
[形態8]形態8によれば、形態1から形態7のいずれか1つの形態のめっき装置において、さらに、基板のエッジ部を洗浄するためのエッジ部洗浄装置を有する。形態8によれば、基板のエッジ部の電気抵抗の測定値に基づいて不良と判断された基板のエッジ部を洗浄することで、基板のエッジ部に形成された酸化膜や付着している異物を取り除き、基板を良好な状態にすることができる。
[形態9]形態9によれば、めっき対象物である基板のエッジ部の電導層の電気抵抗を測定する抵抗測定器と、基板を保持するための基板ホルダと、コンピュータを備える制御装置と、を有するめっき装置において、めっき対象物である基板を基板ホルダに保持する前に、前記基板のエッジ部の電導層の電気抵抗を測定するステップと、測定した基板の電気抵抗に基づいて、前記基板の状態を判断するステップと、を実行させるためのコンピュータプログラムが提供される。
[形態10]形態10によれば、形態9によるコンピュータプログラムにおいて、電気
抵抗を測定するステップは、前記基板のエッジ部の電導層の複数個所の電気抵抗を測定するステップを有する。
[形態11]形態11によれば、形態9または形態10によるコンピュータプログラムにおいて、さらに、基板のエッジ部を洗浄するステップを実行させる。形態11によれば、板のエッジ部の電気抵抗の測定値に基づいて不良と判断された基板のエッジ部を洗浄することで、基板のエッジ部に形成された酸化膜や付着している異物を取り除き、基板を良好な状態にすることができる。
[形態12]形態12によれば、形態9から形態11のいずれか1つの形態によるコンピュータプログラムにおいて、さらに、めっき処理後に、めっき処理した基板のエッジ部の電導層の電気抵抗を測定するステップを実行させる。形態12によれば、めっき処理の前後で基板のエッジ部の電導層の電気抵抗を測定することで、めっき処理中に基板ホルダにリークが発生しているかどうかを検知することができる。
[形態13]形態13によれば、形態9から形態12のいずれか1つの形態によるコンピュータプログラムが記録された、コンピュータ読み取り可能な非一過性の記録媒体が提供される。
[形態14]形態14によれば、めっき方法が提供され、かかるめっき方法は、めっき対象物である基板を基板ホルダに保持する前に、前記基板のエッジ部の電導層の電気抵抗を測定するステップと、測定した基板の電気抵抗に基づいて、前記基板の状態を判断するステップと、を有する。形態14によれば、めっき処理を開始する直前に基板のエッジ部の電導層の電気抵抗を測定することで、基板の不良を発見することができる。時間経過とともに、基板のエッジ部の電導層に酸化膜が形成されたり、レジストから揮発した有機物が付着したりすることがあるので、めっき処理を開始する直前に基板の状態を判定することで、良好なめっき処理を行うことができる。
一実施形態によるめっき装置の全体配置図である。 図1に示されるめっき装置で使用される基板ホルダの斜視図である。 図2に示される基板ホルダの電気接点を示す断面図である。 一実施形態による抵抗測定器を概略的に示す側面図である。 図4に示される抵抗測定器を概略的に示す上面図である。 一実施形態による抵抗測定器を概略的に示す上面図である。 一例として、厚さの異なる銅をシード層とした基板の抵抗の実測値を示したグラフである。 一実施形態によるエッジ部洗浄装置を備えるアライナを示す概略上面図である。 図8に示す矢視9−9におけるアライナの概略断面図である。 図8に示す矢視10−10におけるアライナの概略断面図である。 一実施形態によるめっき方法を示すフロー図である。 一実施形態によるめっき方法を示すフロー図である。 基板ホルダの電気路を示す概略図である。 一実施形態による抵抗測定器を概略的に示す上面図である。 一実施形態による抵抗測定器を概略的に示す上面図である。 一実施形態による抵抗測定器を概略的に示す上面図である。 一実施形態による抵抗測定器を概略的に示す上面図である。 図14A〜図14Dの抵抗測定器の概略側面図である。 一実施形態による抵抗測定器を概略的に示す上面図である。 一実施形態による抵抗測定器を概略的に示す上面図である。 図16A、図16Bの抵抗測定器の概略側面図である。 一実施形態による抵抗測定器を概略的に示す上面図である。 一実施形態による抵抗測定器を概略的に示す上面図である。 一実施形態による抵抗測定器を概略的に示す上面図である。 一実施形態による抵抗測定器を概略的に示す上面図である。 図18A〜図18Dの抵抗測定器の概略側面図である。 一実施形態による抵抗測定器を概略的に示す上面図である。 一実施形態による抵抗測定器を概略的に示す上面図である。 図20A、図20Bの抵抗測定器の概略側面図である。
以下に、本発明に係るめっき装置およびめっき装置に使用される基板ホルダの実施形態を添付図面とともに説明する。添付図面において、同一または類似の要素には同一または類似の参照符号が付され、各実施形態の説明において同一または類似の要素に関する重複する説明は省略することがある。また、各実施形態で示される特徴は、互いに矛盾しない限り他の実施形態にも適用可能である。
図1は、一実施形態によるめっき装置の全体配置図である。図1に示すように、このめっき装置は、基板ホルダ60に基板をロードし、又は基板ホルダ60から基板をアンロードするロード/アンロード部170Aと、基板を処理する処理部170Bとに大きく分けられる。
ロード/アンロード部170Aには、3台のフープ(Front−Opening Unified Pod:FOUP)102と、基板のオリフラ(オリエンテーションフラット)やノッチなどの位置を所定の方向に合わせるアライナ40と、めっき処理後の基板を高速回転させて乾燥させるスピンリンスドライヤ20とが設けられる。フープ102は、半導体ウェハ等の複数の基板を多段に収納する。スピンリンスドライヤ20の近くには、基板ホルダ60を載置して基板の着脱を行うフィキシングユニット120が設けられている。これらのユニット102,40,20,120の中央には、これらのユニット間で基板を搬送する搬送用ロボットからなる基板搬送装置122が配置されている。
フィキシングユニット120は、2個の基板ホルダ60を載置可能に構成される。フィキシングユニット120においては、一方の基板ホルダ60と基板搬送装置122との間で基板の受渡しが行われた後、他方の基板ホルダ60と基板搬送装置122との間で基板の受渡しが行われる。
めっき装置の処理部170Bは、ストッカ124と、プリウェット槽126と、プリソーク槽128と、第1洗浄槽130aと、ブロー槽132と、第2洗浄槽130bと、めっき槽10と、を有する。ストッカ124では、基板ホルダ60の保管及び一時仮置きが行われる。プリウェット槽126では、基板が純水に浸漬される。プリソーク槽128では、基板の表面に形成したシード層等の導電層の表面にある酸化膜がエッチング除去される。第1洗浄槽130aでは、プリソーク後の基板が基板ホルダ60と共に洗浄液(純水等)で洗浄される。ブロー槽132では、洗浄後の基板の液切りが行われる。第2洗浄槽130bでは、めっき後の基板が基板ホルダ60と共に洗浄液で洗浄される。ストッカ124、プリウェット槽126、プリソーク槽128、第1洗浄槽130a、ブロー槽132、第2洗浄槽130b、及びめっき槽10は、この順に配置されている。
めっき槽10は、例えば、オーバーフロー槽を備えた複数のめっきセル134を有する。各めっきセル134は、内部に一つの基板を収納し、内部に保持しためっき液中に基板
を浸漬させる。めっきセル134において基板とアノードとの間に電圧を印加することにより、基板表面に銅めっき等のめっきが行われる。
めっき装置は、これらの各機器の側方に位置して、これらの各機器の間で基板ホルダ60を基板とともに搬送する、例えばリニアモータ方式を採用した基板ホルダ搬送装置140を有する。この基板ホルダ搬送装置140は、第1トランスポータ142と、第2トランスポータ144を有している。第1トランスポータ142は、フィキシングユニット120、ストッカ124、プリウェット槽126、プリソーク槽128、第1洗浄槽130a、及びブロー槽132との間で基板を搬送するように構成される。第2トランスポータ144は、第1洗浄槽130a、第2洗浄槽130b、ブロー槽132、及びめっき槽10との間で基板を搬送するように構成される。他の実施形態では、めっき装置は、第1トランスポータ142及び第2トランスポータ144のいずれか一方のみを備えるようにし、いずれかのトランスポータが、フィキシングユニット120、ストッカ124、プリウェット槽126、プリソーク槽128、第1洗浄槽130a、第2洗浄槽130b、ブロー槽132、及びめっき槽10の間で基板を搬送するようにしてもよい。
図2は図1に示しためっき装置で使用される基板ホルダ60の斜視図である。基板ホルダ60は、図2に示すように、例えば塩化ビニル製で矩形平板状の第1保持部材65と、この第1保持部材65にヒンジ63を介して開閉自在に取付けられた第2保持部材66とを有している。基板ホルダ60の第1保持部材65の略中央部には、基板を保持するための保持面68が設けられている。また、第1保持部材65の保持面68の外側には、保持面68の円周に沿って、内方に突出する突出部を有する逆L字状のクランパ67が等間隔に設けられている。
基板ホルダ60の第1保持部材65の端部には、基板ホルダ60を搬送したり吊下げ支持したりする際の支持部となる一対の略T字状のハンド69が連結されている。図1に示したストッカ124内において、ストッカ124の周壁上面にハンド69を引っ掛けることで、基板ホルダ60が垂直に吊下げ支持される。また、この吊下げ支持された基板ホルダ60のハンド69を第1トランスポータ142又は第2トランスポータ144で把持して基板ホルダ60が搬送される。なお、プリウェット槽126、プリソーク槽128、洗浄槽130a,130b、ブロー槽132及びめっき槽10内においても、基板ホルダ60は、ハンド69を介してそれらの周壁に吊下げ支持される。
また、ハンド69には、外部の電力供給部に接続するための図示しない外部接点が設けられている。この外部接点は、複数の配線を介して保持面68の外周に設けられた複数の導電体73(図3参照)と電気的に接続されている。
第2保持部材66は、ヒンジ63に固定された基部61と、基部61に固定されたリング状のシールホルダ62とを備えている。第2保持部材66のシールホルダ62には、シールホルダ62を第1保持部材65に押し付けて固定するための押えリング64が回転自在に装着されている。押えリング64は、その外周部において外方に突出する複数の突条部64aを有している。突条部64aの上面とクランパ67の内方突出部の下面は、回転方向に沿って互いに逆方向に傾斜するテーパ面を有する。
基板を保持するときは、まず、第2保持部材66を開いた状態で、第1保持部材65の保持面68に基板を載置し、第2保持部材66を閉じる。続いて、押えリング64を時計回りに回転させて、押えリング64の突条部64aをクランパ67の内方突出部の内部(下側)に滑り込ませる。これにより、押えリング64とクランパ67にそれぞれ設けられたテーパ面を介して、第1保持部材65と第2保持部材66とが互いに締付けられてロックされ、基板が保持される。基板の保持を解除するときは、第1保持部材65と第2保持
部材66とがロックされた状態において、押えリング64を反時計回りに回転させる。これにより、押えリング64の突条部64aが逆L字状のクランパ67から外されて、基板の保持が解除される。
図3は、図2に示した基板ホルダ60の電気接点を示す断面図である。図3に示すように、第1保持部材54の保持面68には基板Wが載置されている。保持面68と第1保持部材54との間には、図2に示したハンド69に設けられた外部接点から延びる複数の配線に接続された複数の(図示では1つの)導電体73が配置されている。導電体73は、第1保持部材54の保持面68上に基板Wを載置した際、この導電体73の端部が基板Wの側方で第1保持部材54の表面にばね特性を有した状態で露出するように基板Wの円周外側に複数配置されている。
シールホルダ62の、第1保持部材54と対向する面(図中下面)には、基板ホルダ60で基板Wを保持したときに基板Wの表面外周部及び第1保持部材54に圧接されるシール部材70が取付けられている。シール部材70は、基板Wの表面をシールするリップ部70aと、第1保持部材54の表面をシールするリップ部70bとを有する。
シール部材70の一対のリップ部70a,70bで挟まれた内部には、支持体71が取付けられる。支持体71には導電体73から給電可能に構成された電気接点72が、例えばねじ等で固定され、基板Wの円周に沿って複数配置されている。電気接点72は、保持面68の内側へ向かって延びる電気接点端部72aと、導電体73から給電可能に構成された脚部72bとを有している。
図2に示した第1保持部材65と第2保持部材66とがロックされると、図3に示すように、シール部材70の内周面側の短いリップ部70aが基板Wの表面に、外周面側の長いリップ部70bが第1保持部材54の表面にそれぞれ押圧される。これにより、リップ部70a及びリップ部70b間が確実にシールされるとともに、基板Wが保持される。
シール部材70でシールされた領域、即ちシール部材70の一対のリップ部70a,70bで挟まれた領域において、導電体73が電気接点72の脚部72bに電気的に接続され、且つ電気接点端部72aが基板Wのエッジ部上のシード層に接触する。これにより、基板Wをシール部材70でシールしつつ基板ホルダ60で保持した状態で、電気接点72を介して基板Wに給電することができる。
上述したように、シード層が形成された基板Wには、予めレジストパターンが形成される。基板Wは、図1に示しためっき装置に搬送される前に、UVの照射等が行われて、基板表面上のレジスト残渣が除去され(アッシング処理)且つレジスト表面の親水化処理(ディスカム処理)が行われる。アッシング処理及びディスカム処理が行われた基板Wは、その後めっき装置に搬送され、基板ホルダ60に保持される。ここで、基板Wのレジストが塗布されていないエッジ部上のシード層には、アッシング処理及びディスカム処理からの時間経過によって、酸化膜が形成されたり、レジストから揮発した有機物が付着したりすることがある。図3に示すように電気接点72は基板Wのエッジ部上に接触するので、基板Wのエッジ部上のシード層に酸化膜が形成されたり、有機物が付着したりすると、基板ホルダ60の複数の電気接点72同士の接触抵抗にバラつきが生じ、めっき膜厚の均一性が悪化することがある。
一実施形態において、めっき装置は、基板Wのエッジ部のシード層の電気抵抗を測定する抵抗測定器200を有する。なお、本明細書において、基板Wのエッジ部とは、電気接点72が接触し得る領域、又は基板ホルダ60により基板Wが保持される際、シール部材70が接触する部分よりも基板Wの周縁部側となる領域をいう。例えば、本実施形態にお
いては、図3に示したシール部材70のリップ部70aが当接する部分よりも外周側の領域をいい、基板Wの外周縁部から基板中心に向かって約5mmの範囲内、より好ましくは、約2mmの範囲内をいう。図4は、一実施形態による抵抗測定器200を概略的に示す側面図である。図5は、図4に示される抵抗測定器200を概略的に示す上面図である。一実施形態において、抵抗測定器200は、アライナ40またはフィキシングユニット120に配置することができる。あるいは、抵抗測定器200は、めっき装置内の専用の抵抗測定ステーションに設けるようにしてもよい。抵抗測定器200は、抵抗測定ヘッド202を備える。抵抗測定ヘッド202は、測定対象である基板Wとほぼ同じ直径、あるいは基板Wの直径よりも大きな直径を備える円板状の構造物とすることができる。抵抗測定ヘッド202は、図示しない移動機構により基板Wの面の垂直方向に移動可能に構成される。また、一実施形態として、抵抗測定ヘッド202は、抵抗測定ヘッド202の中心軸および基板Wの中心軸について回転可能に構成してもよい。
図4、5に示されるように、抵抗測定器200は、抵抗測定ヘッド202の下面、すなわち基板Wに対向する面に配置される接触ピン204を備える。接触ピン204は、抵抗測定ヘッド202上において、抵抗測定ヘッド202が基板Wの方向に移動したときに、接触ピン204が基板Wのエッジ部に接触する位置に配置される。図5の実施形態においては、4つの接触ピン204が示されているが、接触ピン204の数は任意とすることができ、少なくとも1つの接触ピン204を抵抗測定ヘッド202に設けるようにする。一実施形態において、接触ピン204は、四探針法により抵抗測定を実現するプローブを備えるものとすることができる。
一実施形態において、抵抗測定器200は、基板Wのエッジ部の複数の箇所の抵抗を測定することができる。アライナ40に抵抗測定器200が配置される場合、アライナ40は回転機構を備えるので、アライナ40上に配置された基板Wを回転させて、接触ピン204を基板Wのエッジ部の複数個所に接触させて、それぞれの箇所で抵抗を測定することができる。接触ピン204が複数設けられている場合、複数の接触ピン204を同時に基板Wの異なる箇所に接触して、基板Wの複数個所の抵抗を同時に測定してもよい。抵抗測定器200をアライナ40に配置する場合、抵抗測定ヘッド202は回転機構を備えなくてもよい。また、抵抗測定器200がフィキシングユニット120に設けられる場合、抵抗測定ヘッド202を適宜回転させて、基板Wの複数個所の抵抗を測定することができる。また、接触ピン204が複数設けられている場合、複数の接触ピン204を同時に基板Wの異なる箇所に接触して、基板Wの複数個所の抵抗を同時に測定してもよい。接触ピン204が複数設けられている場合、抵抗測定ヘッド202の回転機構はなくてもよい。
図6は、一実施形態による抵抗測定器200を概略的に示す上面図である。図6の実施形態においては、抵抗測定ヘッド202は1つの接触ピン204を備えている。図6の実施形態における抵抗測定ヘッド202は、図示しない移動機構により、基板Wの半径方向あるいは周方向に移動可能であり、また、基板Wの面に垂直な方向に移動可能とすることができる。抵抗測定器200がアライナ40に配置される場合、アライナ40により基板Wを回転させることで、基板Wの複数のエッジ部の抵抗を測定することができる。
図14A〜図14Dは、一実施形態による抵抗測定器200を概略的に示す上面図である。図14A〜図14Dの実施形態において、基板Wは角形の基板であり、略直方体の形状の基板である。また、図14A〜図14Dにおいては、図示の明瞭化のために基板Wと抵抗測定器200のみを図示しており、その他の構成は省略している。図15は、図14A〜図14Dの抵抗測定器200の概略側面図である。図15に示されるように、抵抗測定器200は、支持軸部材206を備える。支持軸部材206は、モータなどにより回転可能に構成される。また、支持軸部材206は、基板Wの表面な平行な直交する2方向(図14A〜図14Dにおける上下、左右方向)に直線的に移動可能に構成される。さらに
、支持軸部材206は、基板Wの表面に垂直な方向(図15における上下方向)に移動可能に構成される。支持軸部材206からは基板Wの表面に平行な方向に伸長部材208が延びている。伸長部材208は、基板Wの表面に平行な方向に伸縮可能に構成される。伸長部材208には、抵抗測定ヘッド202が取り付けられている。抵抗測定ヘッド202には、接触ピン204が取り付けられる。接触ピン204は、たとえば四探針法により抵抗測定を実現するプローブを備えるものとすることができる。接触ピン204は、基板Wのエッジ部に接触させることで、基板Wのエッジ部の電気抵抗を測定することができる。
基板Wのエッジ部の電気抵抗を測定するために、接触ピン204が基板Wのエッジ部に接触する位置に抵抗測定ヘッド202が移動される。図14Aに示される状態において、支持軸部材206は、基板Wのエッジ部の方向に沿って移動することができる。そのため、基板Wの1つのエッジ部の任意の場所における電気抵抗を測定することができる。図14Aに示される状態において、基板Wの1つのエッジ部の電気抵抗を測定したら、支持軸部材206を90度回転させて、伸長部材208の長さを適宜変更することで、図14Bに示されるように、次のエッジ部に接触ピン204の位置を合わせることができる。図14Bに示される状態において、支持軸部材206を基板Wのエッジ部に沿って移動させることで、基板Wのエッジ部の任意の場所における電気抵抗を測定できる。さらに、支持軸部材206を90度回転させて、基板Wの次のエッジ部の電気抵抗を測定し(図14C)、また、さらに支持軸部材206を90度回転させて、基板Wの次のエッジ部の電気抵抗を測定することができる(図14D)。このように、図14A〜図14Dおよび図15に示される実施形態による抵抗測定器200は、角形基板のエッジ部の電気抵抗を測定することができる。かかる抵抗測定器200は、アライナ40またはフィキシングユニット120に配置することができる。あるいは、抵抗測定器200を、めっき装置内の専用の抵抗測定ステーションに設けるようにしてもよい。図14A〜図14Dおよび図15に示される実施形態による抵抗測定器200は、抵抗測定器200に移動機構が備えられているので、基板Wを移動させるための機構は無くてもよい。
図16A、図16Bは、一実施形態による抵抗測定器200を概略的に示す上面図である。図16A、図16Bの実施形態において、基板Wは角形の基板であり、略直方体の形状の基板である。また、図16A、図16Bにおいては、図示の明瞭化のために基板Wと抵抗測定器200のみを図示しており、その他の構成は省略している。図17は、図16A、図16Bの抵抗測定器200の概略側面図である。図17に示されるように、抵抗測定器200は、支持軸部材206を備える。支持軸部材206は、モータなどにより回転可能に構成される。また、支持軸部材206は、基板Wの表面な平行な直交する2方向(図16A、図16Bにおける上下、左右方向)に直線的に移動可能に構成される。さらに、支持軸部材206は、基板Wの表面に垂直な方向(図17における上下方向)に移動可能に構成される。支持軸部材206からは基板Wの表面に平行な方向に2つの伸長部材208が反対方向に延びている。それぞれの伸長部材208は、基板Wの表面に平行な方向に伸縮可能に構成される。それぞれの伸長部材208には、抵抗測定ヘッド202がそれぞれ取り付けられている。抵抗測定ヘッド202には、接触ピン204が取り付けられる。接触ピン204は、たとえば四探針法により抵抗測定を実現するプローブを備えるものとすることができる。接触ピン204は、基板Wのエッジ部に接触させることで、基板Wのエッジ部の電気抵抗を測定することができる。
基板Wのエッジ部の電気抵抗を測定するために、それぞれの接触ピン204が基板Wのエッジ部に接触する位置に抵抗測定ヘッド202が移動される。図16Aに示される状態において、支持軸部材206は、基板Wのエッジ部の方向に沿って移動することができる。そのため、基板Wの2つのエッジ部の任意の場所における電気抵抗を同時に測定することができる。図16Aに示される状態において、基板Wの2つのエッジ部の電気抵抗を測定したら、支持軸部材206を90度回転させて、伸長部材208の長さを適宜変更する
ことで、図16Bに示されるように、次のエッジ部に接触ピン204の位置を合わせることができる。図16Bに示される状態において、支持軸部材206を基板Wのエッジ部に沿って移動させることで、基板Wのエッジ部の任意の場所における電気抵抗を測定できる。このように、図16A、図16Bおよび図17に示される実施形態による抵抗測定器200は、2つの抵抗測定ヘッド202を備えているので、角形基板の2つのエッジ部の電気抵抗を同時に測定することができる。かかる抵抗測定器200は、アライナ40またはフィキシングユニット120に配置することができる。あるいは、抵抗測定器200を、めっき装置内の専用の抵抗測定ステーションに設けるようにしてもよい。図16A、図16Bおよび図17に示される実施形態による抵抗測定器200は、抵抗測定器200に移動機構が備えられているので、基板Wを移動させるための機構は無くてもよい。
図18A〜図18Dは、一実施形態による抵抗測定器200を概略的に示す上面図である。図18A〜図18Dの実施形態において、基板Wは角形の基板であり、略直方体の形状の基板である。また、図18A〜図18Dにおいては、図示の明瞭化のために基板Wと抵抗測定器200のみを図示しており、その他の構成は省略している。図19は、図18A〜図18Dの抵抗測定器200の概略側面図である。図19に示されるように、抵抗測定器200は、支持軸部材206を備える。支持軸部材206は、基板Wの表面な平行な方向(図18A〜図18Dにおける左右方向)に直線的に移動可能に構成される。さらに、支持軸部材206は、基板Wの表面に垂直な方向(図19における上下方向)に移動可能に構成される。支持軸部材206からは基板Wの表面に平行な方向に伸長部材208が延びている。伸長部材208は、基板Wの表面に平行な方向に伸縮可能に構成される。伸長部材208には、抵抗測定ヘッド202が取り付けられている。抵抗測定ヘッド202には、接触ピン204が取り付けられる。接触ピン204は、たとえば四探針法により抵抗測定を実現するプローブを備えるものとすることができる。接触ピン204は、基板Wのエッジ部に接触させることで、基板Wのエッジ部の電気抵抗を測定することができる。図19に示される実施形態においては、基板Wを保持する機構(たとえばアライナ40またはフィキシングユニット120など)に回転機構が備えられており、基板Wを回転させることが可能である。
基板Wのエッジ部の電気抵抗を測定するために、接触ピン204が基板Wのエッジ部に接触する位置に伸長部材208の長さを調整する。図18Aに示される状態において、支持軸部材206は、基板Wのエッジ部の方向に沿って移動することができる。そのため、基板Wの1つのエッジ部の任意の場所における電気抵抗を測定することができる。図18Aに示される状態において、基板Wの1つのエッジ部の電気抵抗を測定したら、基板Wを90度回転させて、伸長部材208の長さを適宜変更することで、図18Bに示されるように、次のエッジ部に接触ピン204の位置を合わせることができる。図18Bに示される状態において、支持軸部材206を基板Wのエッジ部に沿って移動させることで、基板Wのエッジ部の任意の場所における電気抵抗を測定できる。さらに、基板Wを90度回転させて、基板Wの次のエッジ部の電気抵抗を測定し(図18C)、また、さらに基板Wを90度回転させて、基板Wの次のエッジ部の電気抵抗を測定することができる(図18D)。このように、図18A〜図18Dおよび図19に示される実施形態による抵抗測定器200は、角形基板のエッジ部の電気抵抗を測定することができる。かかる抵抗測定器200は、アライナ40またはフィキシングユニット120に配置することができる。あるいは、抵抗測定器200を、めっき装置内の専用の抵抗測定ステーションに設けるようにしてもよい。図18A〜図18Dおよび図19に示される実施形態においては、基板W側に回転機構が備えられているので、抵抗測定器200には回転機構が備えられてなくてもよい。
図20A、図20Bは、一実施形態による抵抗測定器200を概略的に示す上面図である。図20A、図20Bの実施形態において、基板Wは角形の基板であり、略直方体の形
状の基板である。また、図20A、図20Bにおいては、図示の明瞭化のために基板Wと抵抗測定器200のみを図示しており、その他の構成は省略している。図21は、図20A、図20Bの抵抗測定器200の概略側面図である。図21に示されるように、抵抗測定器200は、支持軸部材206を備える。また、支持軸部材206は、基板Wの表面な平行な方向(図16A、図16Bにおける左右方向)に直線的に移動可能に構成される。さらに、支持軸部材206は、基板Wの表面に垂直な方向(図21における上下方向)に移動可能に構成される。支持軸部材206からは基板Wの表面に平行な方向に2つの伸長部材208が反対方向に延びている。それぞれの伸長部材208は、基板Wの表面に平行な方向に伸縮可能に構成される。それぞれの伸長部材208には、抵抗測定ヘッド202がそれぞれ取り付けられている。抵抗測定ヘッド202には、接触ピン204が取り付けられる。接触ピン204は、たとえば四探針法により抵抗測定を実現するプローブを備えるものとすることができる。接触ピン204は、基板Wのエッジ部に接触させることで、基板Wのエッジ部の電気抵抗を測定することができる。図21に示される実施形態においては、基板Wを保持する機構(たとえばアライナ40またはフィキシングユニット120など)に回転機構が備えられており、基板Wを回転させることが可能である。
基板Wのエッジ部の電気抵抗を測定するために、それぞれの接触ピン204が基板Wのエッジ部に接触する位置に抵抗測定ヘッド202が移動される。図20Aに示される状態において、支持軸部材206は、基板Wのエッジ部の方向に沿って移動することができる。そのため、基板Wの2つのエッジ部の任意の場所における電気抵抗を同時に測定することができる。図20Aに示される状態において、基板Wの2つのエッジ部の電気抵抗を測定したら、基板Wを90度回転させて、伸長部材208の長さを適宜変更することで、図20Bに示されるように、次のエッジ部に接触ピン204の位置を合わせることができる。図20Bに示される状態において、支持軸部材206を基板Wのエッジ部に沿って移動させることで、基板Wのエッジ部の任意の場所における電気抵抗を測定できる。このように、図20A、図20Bおよび図21に示される実施形態による抵抗測定器200は、2つの抵抗測定ヘッド202を備えているので、角形基板の2つのエッジ部の電気抵抗を同時に測定することができる。かかる抵抗測定器200は、アライナ40またはフィキシングユニット120に配置することができる。あるいは、抵抗測定器200を、めっき装置内の専用の抵抗測定ステーションに設けるようにしてもよい。図20A、図20B、および図21に示される実施形態においては、基板W側に回転機構が備えられているので、抵抗測定器200には回転機構が備えられてなくてもよい。
抵抗測定器200は、制御装置500(図1、図4参照)に接続される。抵抗測定器200で測定した基板Wのエッジ部の抵抗値は制御装置500に伝達される。制御装置500において、伝達された基板Wのエッジ部の抵抗値が所定の範囲内であるかを判断する。一実施形態として、所定の範囲は、たとえば、基板W上に形成されているシード層の厚さなどから理論的に算出した値とすることができる。あるいは、シード層が形成された基準となる標準基板の抵抗値を予め測定した実測値から所定の範囲を決定してもよい。この場合、標準基板はシード層の厚さが異なる複数の標準基板としてもよい。抵抗値の所定の範囲は制御装置500に保存しておく。図7は、一例として、厚さの異なる銅をシード層とした基板の抵抗の実測値を示したグラフである。
抵抗測定器200で基板Wの複数の領域のエッジ部の抵抗値を測定する場合、各領域の抵抗値が全て所定の範囲内である場合にめっき処理が可能な基板であると判断することができる。また、さらに、各領域の抵抗値のばらつきが所定の範囲内であることをめっき処理が可能であることの判断基準にしてもよい。たとえば、各領域の抵抗値のばらつきが+15%から−15%の範囲内であるときにめっき可能な基板であると判断してもよい。抵抗値のばらつきは、例えば、最大値と最小値との差や、平均値からの最大乖離から判断することができる。さらに、基板Wのエッジ部の抵抗値を測定するときに、同一の領域の抵
抗値を複数回測定して、平均値をその領域における抵抗値としてもよい。
一実施形態において、めっき装置は、エッジ部洗浄装置45を備えることができる。エッジ部洗浄装置45は、一例として、基板Wのエッジ部上のシード層に形成される有機物を脱離(除去)するためのものとすることができる。一実施形態として、エッジ部洗浄装置45はアライナ40に設けることができる。あるいは、めっき装置内にエッジ部洗浄装置45のための専用のステーションを設けてもよい。
図8は、エッジ部洗浄装置45を備えるアライナ40の概略上面図である。図9は、図8に示す矢視9−9におけるアライナ40の概略断面図であり、図10は、図8に示す矢視10−10におけるアライナ40の概略断面図である。図8から図10に示すように、アライナ40は、ベース41と、回転ステージ42と、アライナ光源43と、光検出器44と、エッジ部洗浄装置45と、を有する。
回転ステージ42は、基板Wの裏面を吸着するように構成され、基板Wを周方向に回転させる。なお、回転ステージ42は、静電吸着式又は真空吸着式で基板Wを吸着する。アライナ光源43は、回転ステージ42によって回転される基板Wのエッジ部付近に光46を照射するように構成される。基板Wが回転することにより、基板Wのノッチがアライナ光源43からの光46が照射される位置に移動したとき、光46はノッチを通過して光検出器44に到達する。光検出器44が光46を検出したとき、アライナ40は、基板Wのノッチがアライナ光源43の直下に位置することを認識することができ、基板Wの向きを整列させることができる。
エッジ部洗浄装置45は、UV照射装置又はプラズマ放射装置である。本実施形態では、基板Wの上方から、基板Wのエッジ部に局所的にUV又はプラズマを適用できるように構成されている。エッジ部洗浄装置45は、基板ホルダ60に保持される前の基板Wのエッジ部に局所的にUV又はプラズマを適用することができる。言い換えれば、基板Wのエッジ部以外の領域は、UV又はプラズマに曝されない。回転ステージ42によって基板Wを回転することにより、基板Wのエッジ部全周に亘ってUV又はプラズマを効率的に適用することができる。基板Wのエッジ部に付着した有機物にUV又はプラズマを照射すると、有機物が分解されて揮発性物質が生成され、揮発性物質となった有機物は揮発して除去される。UV照射装置のUV照射源又はプラズマ放射装置のプラズマ放射口と基板Wとの距離は、約1mm以上約10mm以下とすることが好ましい。この距離が1mm未満であると、基板とUV照射源又はプラズマ放射装置のプラズマ放射口とが物理的に接触する可能性がある。また、この距離を10mm超とすると、局所的にUV又はプラズマを照射できない可能性がある。基板とUV照射源又はプラズマ放射装置のプラズマ放射口とをより確実に物理的に接触させることなく、また、局所的に照射できるようにするためには、この距離を約2mm以上約5mm以下とすることがより好ましい。
エッジ部洗浄装置45がUV照射装置である場合において、UV光源としては、例えば、高圧水銀ランプ、低圧水銀ランプ、ブラックライト、又はUV領域の光を放射可能なレーザー光源等を採用することができる。高圧水銀ランプ、低圧水銀ランプ、及びブラックライトは光が発散する傾向を有するので、これらの光源を採用する場合は、光源を基板Wの近傍に設置するか、光学系を用いてエッジ部のみにUVを照射するようにすることが好ましい。エッジ部洗浄装置45がプラズマ放射装置である場合は、例えば大気リモートプラズマ装置等を採用することができる。
アライナ40は、さらに、基板Wのエッジ部に、エッジ部の上方から紫外領域(200nmから380nm)の光、例えば365nmの波長を有する光を励起光として基板Wのエッジ部に対して照射し、エッジ部からの反射光を見ることで、吸光度を測定するように
構成されたセンサ(分光光度計)、又は蛍光領域の光を照射してその反射光の強度をモニタするためのセンサ(蛍光反射膜厚計)を備えてもよい。
このセンサ(不図示)は、エッジ部洗浄装置45に設けても良いし、アライナ40に別途設けても良い。本実施形態に係るめっき装置の制御装置500は、このセンサにより測定された吸光度又は蛍光強度の値が、予め設定した閾値よりも大きい値か否かによって、エッジ部の汚染物質(有機物及び酸化膜を含む)が十分に除去されているか否かを判定することができるように構成することができる。あるいは、前述の抵抗測定器200により、基板Wのエッジ部の抵抗を測定することで、エッジ部の汚染物質が十分に除去されているか否かを判断してもよい。例えば、エッジ部の汚染物質が十分に除去されていないと判定された場合は、エッジ部洗浄装置45は、基板Wのエッジ部に局所的にUV又はプラズマを放射する工程を繰り返し実施してもよい。また、エッジ部の汚染物質が十分に除去されていると判定された場合には、有機物の脱離が完了したものとして、基板Wは、基板搬送装置122によってフィキシングユニット120に搬送されて、これに続く一連のめっき処理が実施される。このように、基板Wのエッジ部に汚染物質が存在しているかいないかをめっき処理前に判定し、その後、エッジ部に汚染物質が残存していない基板についてめっき処理を行うようにすることで、基板ホルダ60が有する電気接点の接触抵抗のばらつきに起因する基板Wのめっき膜厚の面内均一性の悪化等を、より確実に防止できる。
エッジ部洗浄装置45は、上述の実施形態と異なる構成とすることもできる。たとえば、エッジ部洗浄装置45は、基板Wを回転させながら基板Wのエッジ部に形成された酸化膜を除去するための薬液を供給する構成としてもよい。あるいは、エッジ部洗浄装置45は、基板Wを回転させながら、スポンジなどを基板Wのエッジ部に接触させて、物理的に基板Wのエッジ部に形成された有機物や酸化膜などの異物を除去するものとすることができる。
図11は、一実施形態によるめっき方法を示すフロー図である。一実施形態として、本めっき方法は上述しためっき装置を用いて実行することができる。まず、めっき処理される基板Wがロード/アンロード部170Aによりめっき装置内に受け入れられる(S102)。基板Wは基板搬送装置122によりアライナ40に移送され、アライナ40で基板の向きが所定の方向に合わせられる(S104)。次に、基板Wのエッジ部のシード層の電気抵抗が測定される(S106)。電気抵抗の測定は、上述した抵抗測定器200により行うことができる。測定した電気抵抗が所定の範囲内であるか否かを判断する(S108)。かかる判断は、たとえば制御装置500で行われる。電気抵抗が所定の範囲内でない場合、均一なめっきを行うことができないと考えられるので、基板Wをフープ102に戻す。なお、電気抵抗の測定(S106〜S110)は、アライナ40で基板の向きを合わせる(S104)前に行ってもよい。電気抵抗が所定の範囲内である場合、基板Wを基板ホルダ60に保持させる(S112)。基板Wを基板ホルダ60に保持させたら、基板ホルダ60の電気接点から基板Wに電流が流れるかどうかの導通チェックを行う(S114)。なお、導通チェックは省略してもよい。その後、基板ホルダ60に基板Wが保持された状態で、後続のめっき処理が行われる(S116)。
かかるめっき方法によれば、基板Wのエッジ部における電導層であるシード層の電気抵抗を測定することで、基板Wの異常を検知することができ、不要なめっき処理を回避することができる。上述した特許文献1の技術では、電気抵抗の異常が基板側の要因であるか、基板ホルダ側の要因であるかの判断ができなかったが、本開示によるめっき方法では、基板側の要因による電気抵抗の異常を検知することができる。なお、電導層であるシード層は、Cu(銅)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、ルテニウム(Ru)、およびパラジウム(Pd)、の少なくとも1つを含む金属を含有する層とすることができる。
図12は、一実施形態によるめっき方法を示すフロー図である。一実施形態として、本めっき方法は上述しためっき装置を用いて実行することができる。まず、めっき処理される基板Wがロード/アンロード部170Aによりめっき装置内に受け入れられる(S202)。基板Wは基板搬送装置122によりアライナ40に移送され、アライナ40で基板の向きが所定の方向に合わせられる(S204)。次に、基板Wのエッジ部のシード層の電気抵抗が測定される(S206)。電気抵抗の測定は、上述した抵抗測定器200により行うことができる。測定した電気抵抗が所定の範囲内であるか否かを判断する(S208)。かかる判断は、たとえば制御装置500で行われる。電気抵抗が所定の範囲内でない場合、基板の表面に電導層(シード層)が均一に形成されていない場合や、基板にレジストを塗布する際に生じる不要物が基板上に残っている場合、基板の表面が酸化している場合などが考えられる。そのため、基板Wのエッジ部の洗浄が行われる(S210)。基板Wのエッジ部の洗浄は、たとえば、上述のエッジ部洗浄装置45により行うことができる。基板Wのエッジ部の洗浄を行ったら、再度、アライナ40で基板Wの向き合わせ(S204)、および基板Wのエッジ部の電気抵抗の測定と判断(S206、S208)を行う。なお、電気抵抗の測定(S106〜S110)は、アライナ40で基板の向きを合わせる(S104)前に行ってもよい。電気抵抗が所定の範囲内である場合、基板Wを基板ホルダ60に保持させる(S212)。基板Wを基板ホルダ60に保持させたら、基板ホルダ60の電気接点から基板Wに電流が流れるかどうかの導通チェックを行う(S214)。なお、導通チェックは省略してもよい。その後、基板ホルダ60に基板Wが保持された状態で、後続のめっき処理が行われる(S216)。なお、基板Wのエッジ部の洗浄を行っても、基板Wのエッジ部の電気抵抗が所定の範囲に入らない場合、基板Wをフープ102に戻し、その基板Wに対してめっき処理を行わないようにしてもよい。
かかるめっき方法によれば、基板のエッジ部に異常がある場合に、基板のエッジ部を洗浄することで、基板のエッジ部を適切な状態にし、適切なめっき処理が可能な状態にすることができる。基板Wのエッジ部における電導層であるシード層の電気抵抗を測定することで、基板側の異常を検知することができるので、このような対処が可能になる。
一実施形態として、抵抗測定器200は、基板ホルダ60のリーク検知機能として使用することもできる。図3とともに説明したように、基板Wは、基板ホルダ60に保持されると、基板Wのエッジ部はシール部材70により基板Wの被めっき面から隔離される。そのため、シールが適切に行われている状態においては、めっき処理時にめっき液が基板Wのエッジ部に触れることはない。しかし、シールが適切に行われていない場合、めっき処理中にめっき液が基板Wのエッジ部の領域に浸入することがある。めっき液が基板Wのエッジ部分に付着すると、基板Wのエッジ部の電気抵抗が大きくなると考えられる。そこで、上述のように、基板Wを基板ホルダ60に保持する前に基板Wのエッジ部の電気抵抗を測定するとともに、めっき処理後(S116、S216の後)に基板Wのエッジ部の電気抵抗を測定することで、基板ホルダ60にリークが発生しているかどうかを検知することができる。めっき処理の前後で基板Wのエッジ部の電気抵抗が大きくなっていたら、基板ホルダ60にリークが発生している可能性がある。
上記のめっき方法、および基板ホルダのリーク検知方法は、コンピュータプログラムによって実施されてよい。当該プログラムは、コンピュータ(たとえば制御装置500)可読な非一過性の記録媒体に記録されてよい。非一過性の記録媒体は、たとえば記憶装置であってよい。非一過性の記録媒体は、たとえばCD−ROMやDVD−ROMなどであってもよい。
以上、いくつかの例に基づいて本発明の実施形態について説明してきたが、上記した発明の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明
には、その均等物が含まれることはもちろんである。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲および明細書に記載された各構成要素の任意の組み合わせ、または、省略が可能である。
40…アライナ
45…エッジ部洗浄装置
60…基板ホルダ
120…フィキシングユニット
122…基板搬送装置
200…抵抗測定器
202…抵抗測定ヘッド
204…接触ピン
500…制御装置
W…基板

Claims (14)

  1. めっき装置であって、
    めっき対象物である基板のエッジ部の電導層の電気抵抗を測定する抵抗測定器と、
    基板を保持するための基板ホルダと、
    を有し、
    前記抵抗測定器は、基板のエッジ部の電導層に接触するように構成される少なくとも1つの四探針プローブを有し、
    前記抵抗測定器は、前記基板ホルダにより基板を保持する前に、基板の電気抵抗を測定するように構成され
    前記基板のエッジ部は、めっき時に基板の電流を供給するための電気接点が接触し得る基板の周縁部の領域である、
    めっき装置。
  2. 請求項1に記載のめっき装置であって、
    前記抵抗測定器は、基板のエッジ部の電導層の複数個所の電気抵抗を測定するように構成される、
    めっき装置。
  3. 請求項1または2に記載のめっき装置であって、
    前記抵抗測定器は、基板のエッジ部の電導層に接触するように構成される接触ピンを有する、
    めっき装置。
  4. 請求項3に記載のめっき装置であって、
    前記接触ピンは、基板の周方向に移動可能に構成される、
    めっき装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のめっき装置であって、さらに、
    基板の向きを所定の方向に合わせるためのアライナを有し、
    前記抵抗測定器は、前記アライナに配置された基板の電気抵抗を測定するように構成される、
    めっき装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のめっき装置であって、さらに、
    基板を前記基板ホルダに固定するためのフィキシングユニットを有し、
    前記抵抗測定器は、前記フィキシングユニットに配置された基板の電気抵抗を測定するように構成される、
    めっき装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のめっき装置であって、さらに、
    前記抵抗測定器で測定された抵抗値を受け取る制御装置を有し、
    前記制御装置は、受け取った前記抵抗値に基づいて、基板の状態を判断するように構成される、
    めっき装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載のめっき装置であって、さらに、
    基板のエッジ部を洗浄するためのエッジ部洗浄装置を有する、
    めっき装置。
  9. めっき対象物である基板のエッジ部の電導層の電気抵抗を測定する、少なくとも1つの四探針プローブを備える抵抗測定器と、
    基板を保持するための基板ホルダと、コンピュータを備える制御装置と、を有するめっき装置において、
    前記基板のエッジ部は、めっき時に基板の電流を供給するための電気接点が接触し得る基板の周縁部の領域であり、
    めっき対象物である基板を基板ホルダに保持する前に、前記四探針プローブを前記基板のエッジ部の電導層に接触させて前記エッジ部の電導層の電気抵抗を測定するステップと、
    測定した基板の電気抵抗に基づいて、前記基板の状態を判断するステップと、
    を実行させるためのコンピュータプログラム。
  10. 請求項9に記載のコンピュータプログラムであって、
    電気抵抗を測定するステップは、前記基板のエッジ部の電導層の複数個所の電気抵抗を測定するステップを有する、
    コンピュータプログラム。
  11. 請求項9または10に記載のコンピュータプログラムであって、さらに、
    基板のエッジ部を洗浄するステップを実行させるための、
    コンピュータプログラム。
  12. 請求項9乃至11のいずれか一項に記載のコンピュータプログラムであって、さらに、
    めっき処理後に、めっき処理した基板のエッジ部の電導層の電気抵抗を測定するステップを実行させるための、
    コンピュータプログラム。
  13. 請求項9乃至12のいずれか一項に記載のコンピュータプログラムが記録された、コンピュータ読み取り可能な非一過性の記録媒体。
  14. めっき方法であって、
    めっき対象物である基板を基板ホルダに保持する前に、少なくとも1つの四探針プローブを前記基板のエッジ部の電導層に接触させて前記エッジ部の電導層の電気抵抗を測定するステップと、
    測定した基板の電気抵抗に基づいて、前記基板の状態を判断するステップと、
    を有
    前記基板のエッジ部は、めっき時に基板の電流を供給するための電気接点が接触し得る基板の周縁部の領域である、
    めっき方法。
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