JP6839329B2 - ヘリコバクター・ピロリ感染症の管理のための組成物 - Google Patents

ヘリコバクター・ピロリ感染症の管理のための組成物 Download PDF

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Description

関連出願への相互参照
本出願は、2017年6月6日に出願された米国仮出願第62516066号の優先権を主張するPCT出願である。
発明の分野
本発明は一般的に、抗菌組成物に関する。より具体的には、本発明は、プロバイオティクス細菌バチルス・コアギュランス(Bacillus coagulans)MTCC5856およびβ−グルコガリンを含有する組成物を使用したヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)感染症の管理に関する。
先行技術の説明
ヘリコバクター・ピロリは、胃の内壁に感染し、胃潰瘍および腸潰瘍の大部分の原因となっている細菌である。世界の人口の半分以上に存在しているが、大半は、H.ピロリ感染症を患っていることに気づいておらず、H.ピロリに対する生来の抵抗性のために何の症状も示さない。症状が認められる場合、胃炎、腹部の疼痛または灼熱痛、悪心、食欲不振、頻繁なおくび、腹部膨満、口臭、および意図しない体重減少を呈する。H.ピロリは、流行性胃炎、低酸症、胃十二指腸炎症、潰瘍、消化不良、胃癌および胃リンパ腫、胃食道逆流症および冠動脈性心疾患などの胃十二指腸外障害、酒さおよび特発性蕁麻疹などの皮膚障害および自己免疫性甲状腺疾患および血小板減少性紫斑病、鉄欠乏性貧血、レイノー現象、強皮症、片頭痛、ならびにギランバレー症候群を含む多くの疾患状態に関連付けられる。
H.ピロリの感染症および病因が、以下の先行技術文献によって詳細に考察されている:
1. Helicobacter pylori (H. pylori) infection, https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/h-pylori/symptoms-causes/syc-20356171、2018年3月1日アクセス
2. Taylor et al., (1991). The Epidemiology of Helicobacter pylori Infection, Epidemiologic Reviews 13(1):42-59
3. Parsonnet et al., (1991). Helicobacter pylori Infection and the Risk of Gastric Carcinoma, N Engl J Med 325:1127-1131
4. Kusters et al., (2006). Pathogenesis of Helicobacter pylori Infection, Clinical Microbiology Reviews, 19(3):449-490
H.ピロリの現在の処置には、オメプラゾール、アモキシシリン、およびクラリスロマイシン(OAC)、10日間;次サリチル酸ビスマス、メトロニダゾール、およびテトラサイクリン(BMT)、14日間;ならびに10日間または14日間のいずれかの処置が承認されているランソプラゾール、アモキシシリン、およびクラリスロマイシン(LAC)を含む三剤治療を含む。しかし、他の処置方法と同様に、H.ピロリ感染症を処置するために投与される薬物は、下痢、頭痛、悪心、嘔吐、胃痛、口内の異常なまたは不快な味覚、便秘、濃い色の便、口内乾燥、口渇の増加、膣の痒みまたは分泌物を含む副作用を示す。したがって、安全で信頼できる代替法を見出す必要性がある。現在、H.ピロリ感染症に対して有効な天然分子の同定に関する研究が進行中である。H.ピロリ感染症の予防および処置における天然分子の役割が以下の先行技術文献に報告されている:
1. Bonifacio et al., (2014). Antimicrobial activity of natural products against Helicobacter pylori: a review, Ann Clin Microbiol Antimicrob, 13:54
2. Vetvika et al., (2016). Effects of curcumin on Helicobacter pylori infection, Ann Transl Med. 4(24): 479
3. Hajimahmoodi et al., (2011). In vitro antibacterial activity of some Iranian medicinal plant extracts against Helicobacter pylori, Natural Product Research, 25(11):1059-1066
4. Tharmalingam et al., (2014). Inhibitory effect of piperine on Helicobacter pylori growth and adhesion to gastric adenocarcinoma cells, Infect Agent Cancer, 9: 43
プロバイオティクス細菌は、三剤治療と組み合わせてH.ピロリの増殖を阻害することも報告されている(Wang et al., (2014) The clinical trial on the eradication of Helicobacter pylori using Bacillus coagulans tablets and triple therapy, Chinese Journal of Microecology, 2013-04, http://en.cnki.com.cn/Article_en/CJFDTOTAL-ZGWS201304014.htm、2018年5月24日アクセス)。
H.ピロリの大半の菌株に対して有効である安全で信頼できる天然分子が欠けている。加えて、H.ピロリ感染症の処置において単独で使用することができるプロバイオティクス菌株も当然のことである。さらに、プロバイオティクスまたはその製品の生物学的効果は菌株特異的であり、属、種、および菌株間で一般化することができないことは科学技術分野において周知である(Probiotics: In Depth/NCCIH, U.S. Department of Health and Human Services, National Institutes of Health)。したがって、H.ピロリ感染症の管理のために有効に使用することができる、優れたプロバイオティクス菌株、その細胞外産物、および/または天然植物分子を見出す必要性が存在する。本発明は、H.ピロリ感染症の管理のための、βグルコガリンおよびプロバイオティクス細菌バチルス・コアギュランスMTCC5856を個別にまたは組み合わせて含有する新規の非自明な組成物を開示することにより上記の問題を解決する。
本発明の主な目的は、H.ピロリの増殖を阻害するためのβグルコガリンおよびバチルス・コアギュランスMTCC 5856を含有する組成物を開示することである。
本発明の別の目的は、H.ピロリ感染症の管理のためのβグルコガリンおよびバチルス・コアギュランスMTCC5856を含有する組成物を開示することである。
本発明は、上記の態様を満たし、さらに関連する利点を提供する。
生物学的材料の寄託
本出願で言及されている受託番号MTCC5856を有する生物材料バチルス・コアギュランスは、2013年9月19日に、Microbial Type Culture Collection & Gene Bank(MTCC)、CSIR−Institute of Microbial Technology、セクター39−A(インド、チャンディーガル160036)で寄託された。
本発明は、ヘリコバクター・ピロリの増殖を阻害し、その感染症を管理するための、少なくとも10%w/w以上の1−O−ガロイル−β−D−グルコース(β−グルコガリン)を含有する組成物を含有する組成物であって、さらに、粘液酸1,4−ラクトン5−O−ガレート、粘液酸2−O−ガレート、粘液酸6−メチルエステル2−O−ガレート、粘液酸1−メチルエステル2−O−ガレート、およびエラグ酸を含む、約10%w/wから60%w/wを超える全粘液酸ガレート、ならびにプロバイオティクス細菌バチルス・コアギュランスMTCC5856を個別にまたは組み合わせて含む、組成物を開示する。
ローン法(lawn method)においてスポットを追跡することにより、H.ピロリATCC43504およびATCC700392に対するB.コアギュランスMTCC5856の抗菌活性を示す培養プレートの画像である。 ウェル拡散法(well diffusion method)に従うことによる、H.ピロリATCC43504およびATCC700392に対するB.コアギュランスMTCC5856の抗菌活性を示す培養プレートの画像である。 B.コアギュランスMTCC5856およびβグルコガリンを含有する組合せによるH.ピロリの増殖の阻害を示すグラフ表示である。
最も好ましい実施形態では、本発明は、ヘリコバクター・ピロリ菌株の増殖を阻害する方法であって、ヘリコバクター・ピロリ菌株を、a)少なくとも10%w/w以上の1−O−ガロイル−β−D−グルコース(β−グルコガリン)および10%w/wから60%w/wを超える総粘液酸ガレート、b)有効用量のプロバイオティクス細菌バチルス・コアギュランスを個別にまたは組み合わせて含有する組成物と接触させて、ヘリコバクター・ピロリの増殖を阻害する工程を含む、方法を開示する。関連する実施形態では、H.ピロリの菌株は、ヘリコバクター・ピロリATCC43504およびヘリコバクター・ピロリATCC700392を含む。別の関連する実施形態では、粘液酸ガレートは、粘液酸1,4−ラクトン5−O−ガレート、粘液酸2−O−ガレート、粘液酸6−メチルエステル2−O−ガレート、粘液酸1−メチルエステル2−O−ガレート、およびエラグ酸からなる群から選択する。さらに別の関連する実施形態では、バチルス・コアギュランス菌株は、好ましくはバチルス・コアギュランスMTCC5856である。一実施形態では、バチルス・コアギュランスの有効用量は、単位用量当たり1×106〜1×1014コロニー形成単位である。別の関連する実施形態では、バチルス・コアギュランスの有効用量は、好ましくは単位用量当たり2×109コロニー形成単位である。
別の最も好ましい実施形態では、本発明は、哺乳動物におけるヘリコバクター・ピロリ菌株の症状および感染症を治療管理する方法であって、a)少なくとも10%w/w以上の1−O−ガロイル−β−D−グルコース(β−グルコガリン)および10%w/wから60%w/wを超える総粘液酸ガレート、b)有効用量のプロバイオティクス細菌バチルス・コアギュランスを個別でまたは組み合わせて含有する組成物を前記哺乳動物に投与して、ヘリコバクター・ピロリの症状および感染症の低下をもたらす工程を含む、方法を開示する。関連する実施形態では、ヘリコバクター・ピロリの菌株は、ヘリコバクター・ピロリATCC43504およびヘリコバクター・ピロリATCC700392を含む。別の関連する実施形態では、粘液酸ガレートは、粘液酸1,4−ラクトン5−O−ガレート、粘液酸2−O−ガレート、粘液酸6−メチルエステル2−O−ガレート、粘液酸1−メチルエステル2−O−ガレート、およびエラグ酸からなる群から選択する。さらに別の関連する実施形態では、バチルス・コアギュランス菌株は、好ましくはバチルス・コアギュランスMTCC5856である。一実施形態では、バチルス・コアギュランスの有効用量は、単位用量当たり1×106〜1×1014コロニー形成単位である。別の関連する実施形態では、バチルス・コアギュランスの有効用量は、好ましくは単位用量当たり2×109コロニー形成単位である。別の関連する実施形態では、Hピロリ感染症の症状は、胃炎、腹部の疼痛または灼熱痛、悪心、食欲不振、頻繁なおくび、腹部膨満、口臭、および意図しない体重減少からなる群から選択する。さらに別の関連する実施形態では、H.ピロリ菌株の感染症は、流行性胃炎、低酸症、胃十二指腸炎症、潰瘍、消化不良、胃癌および胃リンパ腫、胃食道逆流症および冠動脈性心疾患などの胃十二指腸外障害、酒さおよび特発性蕁麻疹などの皮膚障害、自己免疫性甲状腺疾患および血小板減少性紫斑病、鉄欠乏性貧血、レイノー現象、強皮症、片頭痛、ならびにギランバレー症候群からなる群から選択する。関連する実施形態では、組成物は、薬学的/栄養学的に許容される賦形剤、アジュバント、希釈剤、または担体とともに製剤化されており、錠剤、カプセル剤、シロップ剤、グミ剤、散剤、懸濁剤、乳剤、チュアブル剤、キャンディー剤、および食料品の形態で投与される。別の態様では、β−グルコガリンおよび/またはバチルス・コアギュランスMTCC5856を含有する組成物は、単独で、またはH.ピロリ感染症を処置するために使用される標準的な薬物と組み合わせて投与する(三剤治療−オメプラゾール、アモキシシリン、およびクラリスロマイシン(OAC)、10日間、;次サリチル酸ビスマス、メトロニダゾール、およびテトラサイクリン(BMT)、14日間;ならびに10日間または14日間のいずれかの処置について承認されているランソプラゾール、アモキシシリン、およびクラリスロマイシン(LAC)を含む)。一実施形態では、哺乳動物は好ましくはヒトである。
最も好ましい実施形態を明示する特定の例示的な実施例を、本明細書において以下に含む。
(例1)βグルコガリンおよびバチルス・コアギュランスの抗ヘリコバクター・ピロリ活性
方法:細菌株および増殖条件
ヘリコバクター・ピロリATCC43504およびATCC700392を、American Type Culture Collection(ATCC、米国バージニア州マナサス)から購入した。培養物を、7%(v/v)ヒツジ血液またはウシ胎仔血清を添加した脳心臓注入(BHI)寒天/ブロス(HiMedia、インド、ムンバイ)中で増殖させ、嫌気性チャンバ(Imset、インド、ムンバイ)を使用して微好気性条件下(N2、85%;O2、5%、CO2、10%)でインキュベートした。バチルス・コアギュランスMTCC5856を、接種物(5%v/v)をMRSブロスに加えることによりMRS培地中で増殖させ、37℃で24時間にわたりインキュベートした。24時間後、培養物を遠心分離(5,000×g)して細胞を除去し、上清を回収し、凍結乾燥により10倍に濃縮し、0.22ミクロンフィルター(Millipore、インド)を通してフィルター滅菌した。無細胞上清をH.ピロリに対して試験し、10倍濃縮上清をH.ピロリATCC43504およびATCC700392に対しても試験した。
抗菌活性試験
スポット・オン・ローン法(spot on−lawn method)
ヘリコバクター・ピロリATCC43504およびATCC700392の新鮮な増殖培養物を、7%(v/v)ウシ胎仔血清を添加した脳心臓注入(BHI)寒天(HiMedia、インド、ムンバイ)に加え、約20mlのこの懸濁液をペトリ皿に加え、プレート中で固化させた。さらに、B.コアギュランスMTCC5856の一晩増殖させた培養物(50μl)を、ヘリコバクター・ピロリATCC43504またはATCC700392を含有する寒天プレートの上部にスポットした。プレートを室温で乾燥させ、次に嫌気性チャンバー(Imset、インド、ムンバイ)を使用して微好気条件下(N2、85%;O2、5%;CO2、10%)で3日間にわたり37℃でインキュベートした。
ウェル拡散法
上記と同様に、ヘリコバクター・ピロリATCC43504またはATCC700392の菌株を含有する、7%(v/v)ウシ胎仔血清を添加したBHI寒天プレートを調製した。さらに、ウェルを、ヘリコバクター・ピロリATCC43504またはATCC700392を含有するBHI寒天プレート中に作製した。100μlのB.コアギュランス上清(一晩増殖)またはその10倍濃縮上清を各ウェルに加えた。同様に、クルクミン、β−グルコガリンおよび粘液酸ガレート、ならびにピペリンの濃度を含有する100μlを各プレートに加えた。プレートを、嫌気性チャンバー(Imset、インド、ムンバイ)を使用して微好気性条件下(N2、85%;O2、5%;CO2、10%)で3日間にわたり37℃でインキュベートした。インキュベーション後、抗菌活性を、阻害ゾーンの直径を測定することにより評価した。実験を2連で2回繰り返し、阻害ゾーンの平均値をミリメートルで表す。
最小発育阻止濃度(MIC)の決定
クルクミン、β−グルコガリンおよび粘液酸ガレート抽出物、ならびにピペリン抽出物のMICを、Clinical and Laboratory Standards Institute(以前のNational Committee for Clinical Laboratory Standards)のガイドラインに従って決定した。簡単には、細菌懸濁液(ヘリコバクター・ピロリATCC43504およびATCC700392)を、72時間増殖させた細菌培養液を通常の滅菌生理食塩水(0.89%NaCl w/v)中で懸濁することにより調製した。細菌懸濁液の濁度を、0.5マクファーランド標準(1.5×108コロニー形成単位(CFU)/mlに相当)に調整した。クルクミン、β−グルコガリンおよび粘液酸ガレート、ならびにピペリン抽出物ストック溶液を100%ジメチルスルホキシド(DMSO;Merck、インド、ムンバイ)中で調製し、2倍連続希釈液を、96ウェルU底マイクロタイタープレート(Tarson、インド、ムンバイ)中に100μlの容量で7%(v/v)ウシ胎仔血清(FBS)を添加した脳心臓注入(BHI)ブロス(HiMedia、インド、ムンバイ)中で調製した。上記の細菌懸濁液をBHI−FBS中でさらに希釈し、この希釈接種物の100μl容量をプレートの各ウェルに加えて、ウェル中の1×106CFU/mlの最終接種物をもたらし、クルクミン、β−グルコガリンおよび粘液酸ガレート抽出物、ならびにピペリン抽出物の最終濃度は3.9〜2000μg/mlの範囲であった。プレートを、72時間にわたり5%O2、10%CO2、および85%N2のガス混合物(Imset、インド、ムンバイ)の微好気性条件下で、37℃で72時間にわたりインキュベートした。インキュベーション後、プレートを濁度の有無について視覚的に読み取った。濁度を示さない化合物濃度の最小濃度をMICとして記録した。
結果
H.ピロリに対するβグルコガリンおよびバチルス・コアギュランスMTCC5856の抗菌活性を、他の周知の抗H.ピロリ薬剤に加えて評価した。結果を表1に示す。
結果は、β−グルコガリンおよび粘液酸ガレート、ならびにプロバイオティクス細菌の両方がヘリコバクター・ピロリの増殖を阻害し、H.ピロリ感染症の処置のために有効な薬剤として使用することができることを示した。
植物抽出物のMIC値(表2)はまた、β−グルコガリンおよび粘液酸ガレートが、H.ピロリの両方の菌株について1000〜2000(μg/ml)のMIC値でH.ピロリの増殖における有意な阻害を示すことを示した。
スポット・イン・ローン法(spot in lawn method)(図1)およびウェル拡散法(図2)によるH.ピロリに対するバチルス・コアギュランスMTCC5856の抗菌活性によって、プロバイオティクス細菌がH.ピロリの増殖を阻害し、H.ピロリ感染症の治療管理のための組成物中に含まれうることが明らかになった。
(例2)βグルコガリンおよびバチルス・コアギュランスMTCC5856を含有する組成物の相乗的抗ヘリコバクター・ピロリ活性
βグルコガリンおよびバチルス・コアギュランスMTCC5856を含有する組合せの相乗活性も評価した。
組合せ試験
ヘリコバクター・ピロリ菌株(ATCC43504およびATCC700392)の細菌懸濁液を、72時間増殖させた細菌培養物を通常の滅菌生理食塩水(0.89%NaCl w/v)中に懸濁することにより調製した。細菌懸濁液の濁度を0.5マクファーランド標準(1.5×108コロニー形成単位(CFU)/mlに相当)に調整した。この細菌懸濁液1mlを、10%ウシ胎仔血清、5g/L酵母エキス、2.5g/Lの細菌学的ペプトンを含有する100mlのトリプシン大豆ブロスに加えた。さらに、B.コアギュランスMTCC5856の一晩増殖させた培養物の5mlを各フラスコに加えた。同様に、異なる濃度のβ−グルコガリンおよび粘液酸ガレートを、B.コアギュランスMTCC5856を伴うおよび伴わない、これらのフラスコに加えた。それぞれの対照を試験において取った。全てのフラスコを、72時間にわたり、5%O2、10%CO2、および85%N2ガス混合物(Imset、インド、ムンバイ)の微好気性条件下で72時間にわたり37℃でインキュベートした。インキュベーション後、10mg/Lバンコマイシン、5mg/Lトリメトプリム、および3500UポリミキシンB/Lを添加したBHI寒天プレート上で連続希釈法を使用して、H.ピロリの生菌数を決定した。実験は2連で実施し、2回繰り返した。結果を、H.ピロリの平均log10cfu/mlで表す。
結果
試験の結果によって、β−グルコガリンおよび粘液酸没食子酸ならびにプロバイオティクス菌株B.コアギュランスMTCC5856の組合せが、72時間のインキュベーション後のH.ピロリの増殖を阻害するのに有効であることがはっきりと明らかになった。さらに、B.コアギュランスMTCC5856単独でもH.ピロリの増殖を阻害するのに有効であったが、しかし、β−グルコガリンおよび粘液酸ガレートとの組合せでは、有効性は個別よりも有意に良好であり、組成物の相乗効果を示した。
(例3)ヘリコバクター・ピロリ感染症の管理のためのβグルコガリンおよびバチルス・コアギュランスを含有する製剤
表3〜8には、ヘリコバクター・ピロリ感染症の管理のためのバチルス・コアギュランスおよびβ−グルコガリンを含有する製剤の例示的な例を示している。
上記の製剤は単なる例示的な例であり、前記目的のために意図された上記の活性成分を含有する任意の製剤は、等価と見なされるであろう。
本発明に対する他の改変形態および変形形態は、前述の開示および教示から当業者には明らかであろう。このように、本発明の特定の実施形態だけを本明細書で具体的に記載してきたが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく本発明に多数の改変がなされうることは明らかであろう。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲と併せてだけ解釈すべきである。
本発明のまた別の態様は、以下のとおりであってもよい。
〔1〕ヘリコバクター・ピロリ菌株の増殖を阻害する方法であって、ヘリコバクター・ピロリ菌株を、
a)少なくとも10%w/w以上の1−O−ガロイル−β−D−グルコース(β−グルコガリン)および10%w/wから60%w/wを超える総粘液酸ガレート、
b)有効用量のプロバイオティクス細菌バチルス・コアギュランス
を個別にまたは組み合わせて含有する組成物と接触させて、ヘリコバクター・ピロリ菌株の増殖を阻害する工程を含む、方法。
〔2〕H.ピロリの菌株がヘリコバクター・ピロリATCC43504およびヘリコバクター・ピロリATCC700392を含む、前記〔1〕に記載の方法。
〔3〕粘液酸ガレートが、粘液酸1,4−ラクトン5−O−ガレート、粘液酸2−O−ガレート、粘液酸6−メチルエステル2−O−ガレート、粘液酸1−メチルエステル2−O−ガレート、およびエラグ酸からなる群から選択される、前記〔1〕に記載の方法。
〔4〕バチルス・コアギュランス菌株が好ましくはバチルス・コアギュランスMTCC5856である、前記〔1〕に記載の方法。
〔5〕バチルス・コアギュランスの有効用量が単位用量当たり1×10 6 〜1×10 14 コロニー形成単位である、前記〔1〕に記載の方法。
〔6〕バチルス・コアギュランスの有効用量が好ましくは単位用量当たり2×10 9 コロニー形成単位である、前記〔1〕に記載の方法。
〔7〕哺乳動物におけるヘリコバクター・ピロリ菌株の症状および感染症を治療管理する方法であって、
a)少なくとも10%w/w以上の1−O−ガロイル−β−D−グルコース(β−グルコガリン)および10%w/wから60%w/wを超える総粘液酸ガレート、
b)有効用量のプロバイオティクス細菌バチルス・コアギュランス
を個別にまたは組み合わせて含有する組成物を前記哺乳動物に投与して、ヘリコバクター・ピロリの症状および感染症の低下をもたらす工程を含む、方法。
〔8〕H.ピロリの菌株がヘリコバクター・ピロリATCC43504およびヘリコバクター・ピロリATCC700392を含む、前記〔7〕に記載の方法。
〔9〕粘液酸ガレートが、粘液酸1,4−ラクトン5−O−ガレート、粘液酸2−O−ガレート、粘液酸6−メチルエステル2−O−ガレート、粘液酸1−メチルエステル2−O−ガレート、およびエラグ酸からなる群から選択される、前記〔7〕に記載の方法。
〔10〕バチルス・コアギュランス菌株が好ましくはバチルス・コアギュランスMTCC5856である、前記〔7〕に記載の方法。
〔11〕バチルス・コアギュランスの有効用量が単位用量当たり1×10 6 〜1×10 14 コロニー形成単位である、前記〔7〕に記載の方法。
〔12〕バチルス・コアギュランスの有効用量が好ましくは単位用量当たり2×10 9 コロニー形成単位である、前記〔7〕に記載の方法。
〔13〕H.ピロリ感染症の症状が、胃炎、腹部の疼痛または灼熱痛、悪心、食欲不振、頻繁なおくび、腹部膨満、口臭、および意図しない体重減少からなる群から選択される、前記〔7〕に記載の方法。
〔14〕H.ピロリ菌株の感染症が、流行性胃炎、低酸症、胃十二指腸炎症、潰瘍、消化不良、胃癌および胃リンパ腫、胃食道逆流症および冠動脈性心疾患などの胃十二指腸外障害、酒さおよび特発性蕁麻疹などの皮膚障害、自己免疫性甲状腺疾患および血小板減少性紫斑病、鉄欠乏性貧血、レイノー現象、強皮症、片頭痛、ならびにギランバレー症候群からなる群から選択される、前記〔7〕に記載の方法。
〔15〕組成物が、薬学的/栄養学的に許容される賦形剤、アジュバント、希釈剤、または担体とともに製剤化されており、錠剤、カプセル剤、シロップ剤、グミ剤、散剤、懸濁剤、乳剤、チュアブル剤、キャンディー剤、および食料品の形態で投与される、前記〔7〕に記載の方法。
〔16〕哺乳動物が好ましくはヒトである、前記〔7〕に記載の方法。

Claims (14)

  1. 人に対する医療行為を除く、ヘリコバクター・ピロリ菌株の増殖を阻害する方法であって、ヘリコバクター・ピロリ菌株を、
    a)少なくとも10%w/w以上の1−O−ガロイル−β−D−グルコース(β−グルコガリン)および10%w/w以上の粘液酸ガレート、及び
    b)有効用量のプロバイオティクス細菌バチルス・コアギュランス
    を含有する組成物と接触させて、ヘリコバクター・ピロリ菌株の増殖を阻害する工程を含前記粘液酸ガレートが、粘液酸1,4−ラクトン5−O−ガレート、粘液酸2−O−ガレート、粘液酸6−メチルエステル2−O−ガレート、粘液酸1−メチルエステル2−O−ガレート、およびエラグ酸からなる群から選択される、方法。
  2. バチルス・コアギュランス菌株がバチルス・コアギュランスMTCC5856である、請求項1に記載の方法。
  3. バチルス・コアギュランスの有効用量が単位用量当たり1×106〜1×1014コロニー形成単位である、請求項1に記載の方法。
  4. バチルス・コアギュランスの有効用量が単位用量当たり2×109コロニー形成単位である、請求項1に記載の方法。
  5. 哺乳動物におけるヘリコバクター・ピロリ菌株の症状および感染症を治療管理するための医薬組成物であって、
    a)少なくとも10%w/w以上の1−O−ガロイル−β−D−グルコース(β−グルコガリン)および10%w/w以上の粘液酸ガレート、及び
    b)有効用量のプロバイオティクス細菌バチルス・コアギュランス
    を含有し、ヘリコバクター・ピロリの症状および感染症の低下をもたらし、前記粘液酸ガレートが、粘液酸1,4−ラクトン5−O−ガレート、粘液酸2−O−ガレート、粘液酸6−メチルエステル2−O−ガレート、粘液酸1−メチルエステル2−O−ガレート、およびエラグ酸からなる群から選択される、医薬組成物。
  6. バチルス・コアギュランス菌株がバチルス・コアギュランスMTCC5856である、請求項に記載の医薬組成物。
  7. バチルス・コアギュランスの有効用量が単位用量当たり1×106〜1×1014コロニー形成単位である、請求項に記載の医薬組成物。
  8. バチルス・コアギュランスの有効用量が単位用量当たり2×109コロニー形成単位である、請求項に記載の医薬組成物。
  9. H.ピロリ感染症の症状が、胃炎、腹部の疼痛または灼熱痛、悪心、食欲不振、頻繁なおくび、腹部膨満、口臭、および意図しない体重減少からなる群から選択される、請求項に記載の医薬組成物。
  10. H.ピロリ菌株の感染症が、流行性胃炎、低酸症、胃十二指腸炎症、潰瘍、消化不良、胃癌および胃リンパ腫、胃食道逆流症および冠動脈性心疾患などの胃十二指腸外障害、酒さおよび特発性蕁麻疹などの皮膚障害、自己免疫性甲状腺疾患および血小板減少性紫斑病、鉄欠乏性貧血、レイノー現象、強皮症、片頭痛、ならびにギランバレー症候群からなる群から選択される、請求項に記載の医薬組成物。
  11. 前記医薬組成物が、賦形剤、アジュバント、希釈剤、および担体から選択される1つ以上とともに製剤化されており、錠剤、カプセル剤、シロップ剤、グミ剤、散剤、懸濁剤、乳剤、チュアブル剤、またはキャンディー剤の形態である、請求項に記載の医薬組成物。
  12. 哺乳動物におけるヘリコバクター・ピロリ菌株の症状および感染症を治療管理するためのキットであって、
    a)少なくとも10%w/w以上の1−O−ガロイル−β−D−グルコース(β−グルコガリン)および10%w/w以上の粘液酸ガレート、
    b)有効用量のプロバイオティクス細菌バチルス・コアギュランス
    を個別に含有し、ヘリコバクター・ピロリの症状および感染症の低下をもたらし、前記粘液酸ガレートが、粘液酸1,4−ラクトン5−O−ガレート、粘液酸2−O−ガレート、粘液酸6−メチルエステル2−O−ガレート、粘液酸1−メチルエステル2−O−ガレート、およびエラグ酸からなる群から選択される、キット。
  13. 非ヒト哺乳動物におけるヘリコバクター・ピロリ菌株の症状および感染症を治療管理する方法であって、
    a)少なくとも10%w/w以上の1−O−ガロイル−β−D−グルコース(β−グルコガリン)および10%w/w以上の粘液酸ガレート、及び
    b)有効用量のプロバイオティクス細菌バチルス・コアギュランス
    を含有する組成物を前記非ヒト哺乳動物に投与して、ヘリコバクター・ピロリの症状および感染症の低下をもたらす工程を含み、前記粘液酸ガレートが、粘液酸1,4−ラクトン5−O−ガレート、粘液酸2−O−ガレート、粘液酸6−メチルエステル2−O−ガレート、粘液酸1−メチルエステル2−O−ガレート、およびエラグ酸からなる群から選択される、方法。
  14. 哺乳動物におけるヘリコバクター・ピロリ菌株の症状および感染症を治療管理するための医薬であって、ヘリコバクター・ピロリの症状および感染症の低下をもたらす医薬を調製するための、
    a)少なくとも10%w/w以上の1−O−ガロイル−β−D−グルコース(β−グルコガリン)および10%w/w以上の粘液酸ガレート、ここで、前記粘液酸ガレートは、粘液酸1,4−ラクトン5−O−ガレート、粘液酸2−O−ガレート、粘液酸6−メチルエステル2−O−ガレート、粘液酸1−メチルエステル2−O−ガレート、およびエラグ酸からなる群から選択される、及び
    b)有効用量のプロバイオティクス細菌バチルス・コアギュランス
    の使用。
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