JP6838416B2 - 潤滑油供給システムおよび潤滑油供給システムの異常判定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、潤滑油を圧縮気体によって軸受に供給する潤滑油供給システムにおける潤滑異常の原因を判定する技術に関する。
圧延ラインのロールや連続鋳造機のガイドロールの軸受の潤滑方法として、潤滑油を圧縮空気によって軸受に供給する潤滑油供給システムが知られている(例えば特許文献1、2)。潤滑油の流通ラインに漏洩が生じると、軸受へ潤滑油を適切に供給できなくなり、軸受の破損の原因となる。そこで、特許文献1、2では、潤滑油の流通ラインに圧力計を配置し、流通ラインの圧力または圧力変化に基づき、流通ラインの漏洩を判定している。
特開2011−220429号公報 特開平6−201092号公報
前記の潤滑油供給システムを、石炭粉をコークス炉への装入に適した大きさに塊成化する塊成機のロールの軸受に適用し、特許文献1や2に記載の技術のように、潤滑油の流通ラインの圧力を検出することで異常を検知することを試みたが、圧力変化を検知して流通ラインを点検しても異常が見られない事象が発生した。
そこで本発明は、潤滑油を圧縮気体によって軸受に供給する潤滑油供給システムの潤滑異常の原因を判定する技術を提供すること目的とする。
本出願人は、塊成機のロールの軸受に潤滑油供給システムを適用した場合の、流通ラインの異常以外の潤滑異常の原因について調査した結果、塊成機のロールの軸に用いられる軸受等では、軸が大きく傾斜する場合があり、これが潤滑異常の原因となることを見い出した。即ち、ロールの軸受ではロールの軸にオイルシールを当接させることで軸受内の圧力を一定に維持しているが、ロールの軸が大きく傾斜すると、ロールの軸に対するオイルシールの当接状態が変化し、軸受内に圧力変化が生じる。軸受内の圧力変化により、該軸受を備える潤滑油供給システムでは、流通ラインに圧力変化が生じる。本出願人は、このような潤滑油供給システムでは、流通ラインの圧力変化の原因として、漏洩および閉塞以外に、軸受における軸の傾斜異常があることを見出した。
以上の新たな知見をもとにした本発明の主旨は以下の通りである。
本発明の潤滑油供給システムは、潤滑油を圧縮気体によって軸受に供給する潤滑油供給システムにおいて、潤滑油が流通する流通ラインの圧力を測定する圧力計と、軸受が保持する軸の傾斜量を測定する傾斜計と、前記流通ラインの圧力と前記軸の傾斜量に基づいて、前記軸受の潤滑異常の原因を判定する判定部とを備えることを特徴とする潤滑油供給システム。
本発明によれば、圧力計により流通ラインの圧力を監視することにより、流通ラインの異常を判定できる。そして、本発明によれば、流通ラインの異常時に、傾斜計によって測定される軸の傾斜量に基づき、前記軸受の潤滑異常の原因が軸の傾斜異常か、流通ラインの閉塞又は漏洩かを判定できる。
本発明では、前記流通ラインは、前記軸受に潤滑油を供給する給油ラインと、前記軸受から潤滑油を排出する排油ラインとを含み、前記圧力計は、前記給油ラインの圧力を測定する給油側圧力計と、前記排油ラインの圧力を測定する排油側圧力計の一方、又は両方を備え、前記判定部は、前記給油ラインの圧力と前記排油ラインの圧力の一方、又は両方、および前記軸の傾斜量に基づいて、前記軸受の潤滑異常の原因が前記軸の傾斜異常か、前記流通ラインの閉塞又は漏洩かを判定してもよい。
本発明では、前記判定部は、前記流通ラインの圧力が予め設定された正常値よりも低い又は高い場合において、前記軸の傾斜量が予め設定された正常値の場合、前記流通ラインの漏洩又は閉塞と判定し、前記軸の傾斜量が予め設定された前記正常値よりも大きい場合、前記軸の傾斜異常と判定してもよい。
本発明では、前記軸受は、隙間を介して平行に配置され、前記隙間に供給される対象物を狭圧する一対のロールの軸を保持する軸受であり、前記一対のロールの軸方向における一端側の軸を保持する第1軸受と、前記軸方向における他端側の軸を保持する第2軸受とを備え、前記傾斜計は、前記一対のロールの前記第1軸受間の間隔を測定する第1距離計と、前記一対のロールの前記第2軸受間の間隔を測定する第2距離計と、を備え、前記判定部は、前記第1軸受間の間隔と前記第2軸受間の間隔とに基づき、前記軸の傾斜量を算出してもよい。
本発明では、前記対象物は、微粉炭とバインダーとを含む混練炭であってもよい。
本発明の潤滑油供給システムの異常判定方法では、潤滑油を圧縮気体によって軸受に供給する潤滑油供給システムにおいて、潤滑油が流通する流通ラインの圧力を測定し、前記軸受が保持する軸の傾斜量を測定し、前記流通ラインの圧力と前記軸の傾斜量に基づいて、前記軸受の潤滑異常の原因を判定することを特徴とする。
本発明によれば、流通ラインの圧力を監視することにより、流通ラインの異常を判定できる。そして、本発明によれば、流通ラインの異常時に、傾斜計によって測定される軸の傾斜量に基づき、前記軸受の潤滑異常の原因が軸の傾斜異常か、流通ラインの閉塞又は漏洩かを判定できる。
本発明では、前記流通ラインは、前記軸受に潤滑油を供給する給油ラインと、前記軸受から潤滑油を排出する排油ラインとを含み、前記給油ラインの圧力および前記排油ラインの圧力の一方、又は両方を測定し、前記給油ラインの圧力と前記排油ラインの圧力の一方、又は両方、および前記軸の傾斜量に基づいて、前記軸受の潤滑異常の原因が前記軸の傾斜異常か、前記流通ラインの閉塞又は漏洩かを判定してもよい。
本発明では、前記流通ラインの圧力が予め設定された正常値よりも低い又は高い場合において、前記軸の傾斜量が予め設定された正常値の場合、前記流通ラインの漏洩又は閉塞と判定し、前記軸の傾斜量が予め設定された前記正常値よりも大きい場合、前記軸の傾斜異常と判定してもよい。
本発明では、前記軸受は、隙間を介して平行に配置され、前記隙間に供給される対象物を狭圧する一対のロールの軸を保持する軸受であり、前記一対のロールの軸方向における一端側の軸を保持する第1軸受と、前記軸方向における他端側の軸を保持する第2軸受とを備え、前記一対のロールの前記第1軸受間の間隔、および前記一対のロールの前記第2軸受間の間隔を測定し、前記第1軸受間の間隔と前記第2軸受間の間隔とに基づき、前記軸の傾斜量を算出してもよい。
オイルエア潤滑システムの構成例を示す図である。 塊成機による塊成炭の生成方法を説明するための図である。 混練炭の供給範囲および軸受箱の構成を説明するための図である。 異常判定処理のフローチャートである。 ロールの傾斜量の測定方法における変形例を説明するための図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。
図1は、オイルエア潤滑システム1(潤滑油供給システム)の構成例を示す図である。
オイルエア潤滑システム1では、オイルエア混合装置4にエア配管2を介して圧縮空気を供給するとともに、オイル配管3を介して潤滑油を供給する。オイルエア混合装置4は、圧縮空気とオイルとを混合してオイルエアを生成する。なお、オイルエア混合装置4は、圧縮窒素等の圧縮気体とオイルとを混合してオイルガスを生成してもよい。
オイルエア混合装置4は、後述する潤滑点としての軸受箱19〜22(軸受)に、オイルエア配管5〜9、11〜14(給油ライン)を介してオイルエアを送り出す。オイルエア中の潤滑油は、圧縮空気の流れによってオイルエア配管5〜9、11〜14の内壁面に沿って軸受箱19〜22に搬送される。
オイルエア混合装置4から軸受箱19〜22に至るオイルエア配管5〜9、11〜14の途中には、複数の分配器10、15が設けられる。オイルエアの経路は、各分配器10、15により適宜に分岐させることができる。オイルエア混合装置4から延びるオイルエアの分岐先のうち、4つが軸受箱19〜22となっている。以下、軸受箱19〜22のうち、軸受箱19を例にとり、オイルエア混合装置4から軸受箱19に至る経路を説明する。
オイルエア混合装置4は、オイルエア配管5を介して分配器10に接続する。分配器10は、供給されるオイルエアを、当該分配器10に接続する複数のオイルエア配管6〜9に均等に分配して送り出す。分配器10の下位に適宜の数の分配器15が設けられる。本実施形態では、分配器10に接続する複数のオイルエア配管6〜9のうち、オイルエア配管9に下位の分配器15が接続する。
分配器15にも、複数のオイルエア配管11〜14が接続し、オイルエアの経路が複数に分岐する。本実施形態では、複数のオイルエア配管11〜14のうち、オイルエア配管12に軸受箱19が接続する。オイルエア配管12には、圧力計18が設けられる。圧力計18は、オイルエア配管12内の圧力Pinを測定し、測定結果をコントローラ100に出力する。オイルエア混合装置4から他の軸受箱20〜22に至る経路も、上記と同様の構成である。他の軸受箱20〜22の直前のオイルエア配管にも、圧力計18が設けられる。なお、軸受箱19のオイルエア配管12および他の軸受箱20〜22の直前のオイルエア配管には流量計が設置されていてもよい。
軸受箱19には、ドレン配管25(排油ライン)が接続する。ドレン配管25を開くことで、軸受箱19に供給される潤滑油を軸受箱19から抜くことができる。ドレン配管25には、圧力計26が設けられる。圧力計26は、ドレン配管25内の圧力Poutを測定し、測定結果をコントローラ100に出力する。他の軸受箱20〜22に接続するドレン配管25にも同様に圧力計26が設けられる。本実施形態のオイルエア潤滑システム1は、塊成機に適用されるものであり、軸受箱19〜22は塊成機のロール23、24の軸231、241を保持する。塊成機は、塊成炭を生成する設備である。以下、図2を用いて塊成機による塊成炭の生成方法を簡略に説明する。
塊成機は、微粉炭にバインダーを添加した後、該微粉炭を混練して生成する混練炭を、二つのロールの間で圧縮力を加えて塊成化する設備である。微粉炭は、原料炭を乾燥予熱した際に発生する粉状石炭であり、粒径は例えば0.5mm以下である。バインダーは、石炭からコークスを製造する際に副生されるタール類のものが好ましい。混練炭は、多数の微粉炭がバインダーによって結合された疑似造粒物の形態となる。
混練炭は、内部にスクリュー201が設けられたホッパ202に収容される。ホッパ202の真下に塊成機のロール23、24が設けられる。ロール23、24は、水平方向に平行に隙間を開けて配置される。ロール23、24の隙間の直上にホッパ202が設けられる。ホッパ202からロール23、24の隙間には、混練炭がスクリュー201によって押し込まれながら所定量ずつ連続して供給される。ロール23、24は、互いに逆回転し、混練炭を挟み込んで加圧する。これにより、ロール23、24は、混練炭を塊成化し、塊成炭を生成する。
図3は、混練炭の供給範囲および軸受箱19〜22の構成を説明するための図である。
混練炭は、ロール23、24の隙間に対し、ロール23、24の軸方向に亘って供給される。
軸受箱19〜22は、内部に収容されたベアリング部により、ロール23、24の軸231、241を回転可能に保持する。軸受箱19、20は、水平方向において、ロール23、24の軸方向に直交する直交方向に並ぶ。軸受箱21、22も、水平方向において、ロール23、24の軸方向に直交する直交方向に並ぶ。軸受箱19は、ロール24の軸方向における図3中下側の軸241を保持し、軸受箱22は、ロール24の軸方向における図3中上側の軸241を保持する。軸受箱20は、ロール23の軸方向における図3中下側の軸231を保持し、軸受箱21は、ロール23の軸方向における図3中上側の軸231を保持する。
軸受箱19〜22に供給されるオイルエアの潤滑油は、軸231、241と軸受箱19〜22内のベアリング部との間に供給される。軸231、241とベアリング部の間に供給される潤滑油は、オイルシールによって軸受箱19〜22の外部への漏れが抑制される。
軸受箱20,21は固定されている。軸受箱19、22は、コントローラ100が塊成処理を行う前に油圧シリンダ191、221を伸縮させることにより、ロール23、24の軸方向との直交方向において位置決めされ、油圧シリンダ191、221により該位置で固定される。ロール23、24の軸方向との直交方向における軸受箱19、20の間隔S1は距離計27により測定され、軸受箱21、22間の間隔S2は距離計28により測定される。距離計27、28は、測定結果をコントローラ100に出力する。塊成処理を行う前に、コントローラ100は、各間隔S1、S2を距離計27、28により監視しながらシリンダ191、221を伸縮させることにより、各間隔S1、S2を調整し、軸受箱19、22を位置決めする。コントローラ100は、塊成処理に際し、各間隔S1、S2を例えば2〜5mmの間の同じ設定値に設定する。
ロール23、24に供給される混練炭において、ロール23、24の軸方向における供給量や硬さにばらつきがあると、ロール23、24が傾斜する場合がある。図3において、ロール23、24の軸方向における図3中下側の領域への混練炭の供給量が、図3中上側の領域への混練炭の供給量よりも多いと、例えば一方のロール24が、図3中下側の部分が他方のロール23から離れる方向へ移動するように傾斜する場合がある。この場合、ロール24の傾斜に伴い、ロール24の図3中下側の軸241を保持する軸受箱19が、軸受箱20から離れる方向へ移動する。従って、軸受箱19、20の間隔S1が設定値よりも大きくなり、軸受箱21、22の間隔S2よりも大きくなる。
ここで、本実施形態の場合、塊成処理を行う前のロール24の姿勢である基準姿勢は、軸受箱19、20の間隔S1と軸受箱21、22の間隔S2を等しく設定した際のロール24の姿勢であり、図3中上下方向に沿ったロール24の姿勢となる。ロール24の傾斜量(軸の傾斜量)は、ロール24の基準姿勢からの傾斜量である。ロール24の傾斜量に応じて、上述したように、間隔S1が大きくなるとともに間隔S2が小さくなるなど間隔S1、S2に差が生じる。従って、ロール24の傾斜量の指標として、間隔S1、S2の差の絶対値を用いることができる。以下、間隔S1、S2の差の絶対値をロール傾斜指標Rと記載する。
ここで、課題を解決する手段で説明したように、軸受のロール24が傾斜するオイルエア潤滑システム1では、オイルエア配管12およびドレン配管25の圧力変化の原因として、配管12、25の漏洩および閉塞以外に、ロール24が過度に傾斜する傾斜異常が含まれる。そのため、オイルエア潤滑システム1では、オイルエア配管12およびドレン配管25の圧力変化の原因がロール24の傾斜異常である場合、配管12、25を検査しても異常が見つからないこととなる。
そこで、コントローラ100(判定部)は、オイルエア配管12およびドレン配管25の圧力変化の原因(軸受23,24の潤滑異常の原因)が、配管12,25の漏洩および閉塞、ロール24の傾斜異常のいずれであるかを区別して判定する異常判定処理を行う。コントローラ100は、該処理をメモリ内のプログラムを読み込むことにより実行する。以下、コントローラ100による異常判定処理を図1、および図4のフローチャートを参照しながら説明する。該異常判定処理は、各軸受箱19〜22を経由する潤滑油の経路毎に行うが、以下では、軸受箱19を経由する潤滑油の経路についての異常判定処理を例に説明する。
コントローラ100は、塊成機およびオイルエア潤滑システム1を連続運転しながら、オイルエア配管12内の圧力Pinを圧力計18により監視するとともに、ドレン配管25内の圧力Poutを圧力計26により監視する。また、コントローラ100は、距離計27、28の測定結果に基づいて軸受箱19が保持するロール24についてのロール傾斜指標Rを算出し、該ロール傾斜指標Rを監視する(ステップ1)。
オイルエア配管12や軸受箱19〜22中のオイルエア配管にて漏洩や閉塞が発生する場合、およびロール24の傾斜異常が発生する場合、圧力計26にて測定されるドレン配管25内の圧力は低下する。
そこで、コントローラ100は、まず、ドレン配管25内の圧力Poutが、予め設定された正常値Pbase2より小さいか否かを判定する(ステップ2)。漏洩や閉塞、ロール24の傾斜異常が発生していない正常な場合、ドレン配管25内の圧力Poutは正常値Pbase2となる。従って、コントローラ100は、ドレン配管25内の圧力Poutが正常値Pbase2となる場合(ドレン配管25内の圧力Poutが正常値Pbase2以下ではない場合。ステップ2:NO)、オイルエア配管12は正常と判定する(ステップ3)。
ドレン配管25内の圧力Poutが正常値Pbase2より小さい場合(ステップ2:YES)、オイルエア配管12に漏洩または閉塞が発生しているか、ロール24の傾斜異常が発生していることになる。そこで、コントローラ100は、ドレン配管25内の圧力Poutが正常値Pbase2より小さい場合(ステップ2:YES)、漏洩、閉塞、およびロール24の傾斜異常のいずれが発生しているかを以下のステップ4〜8により判定する。
オイルエア配管12における圧力計18より下流側の部分や軸受箱19〜22中のオイルエア配管に閉塞部位が発生した場合、該閉塞部位よりも上流側の圧力計18にて測定されるオイルエア配管12内の圧力Pinは上昇する。
そこで、コントローラ100は、圧力計18にて測定されるオイルエア配管12の圧力Pinが、予め設定された正常値Pbase1よりも大きいか否かを判定する(ステップ4)。
コントローラ100は、オイルエア配管12内の圧力Pinが正常値Pbase1よりも大きい場合(ステップ4:YES)、圧力計18よりも下流側のオイルエア配管12の閉塞と判定する(ステップ5)。
スッテプ4での判定処理は、ドレン配管25内の圧力Poutが正常値Pbase2より小さい状態(ステップ2:YES)、すなわち閉塞、漏洩、およびロール24の傾斜異常のいずれかが発生している状態で行われる。このとき、オイルエア配管12内の圧力Pinは正常値Pbase1を示さないので、オイルエア配管12内の圧力Pinが正常値Pbase1よりも大きくない場合は(ステップ4:NO)、オイルエア配管12の圧力Pinは正常値Pbase1よりも小さくなる。すなわち、ステップ4では、コントローラ100は、オイルエア配管12内の圧力Pinが正常値Pbase1よりも大きいか(ステップ4:YES)、小さいか(ステップ4:NO)を判定する。
コントローラ100は、オイルエア配管12の圧力Pinが正常値Pbase1よりも小さい場合(ステップ4:NO)、ロール傾斜指標Rが、予め設定された正常値Rbaseよりも大きいか否かを判定する(ステップ6)。コントローラ100は、ロール傾斜指標Rが正常値Rbaseよりも大きくない場合、すなわちロール傾斜指標Rが正常値Rbaseとなる場合(ステップ6:NO)、オイルエア配管12の漏洩、又は圧力計18よりも上流側でのオイルエア配管12の閉塞と判定する(ステップ7)。コントローラ100は、ロール傾斜指標Rが正常値Rbaseよりも大きい場合(ステップ6:YES)、ロール24の傾斜異常と判定する(ステップ8)。
コントローラ100は、ステップ5,7にてオイルエア配管12の異常と判定した場合は、塊成機の全体の作動を停止する。この後、作業者はオイルエア配管12の点検、交換を行う。コントローラ100は、ステップ8にてロール24の傾斜異常と判定した場合は、ホッパ202からロール24への混練炭の供給のみを停止する。混練炭の供給を一時的に停止することで、ロール24の傾斜異常は解消される。また、コントローラ100は、各異常と判定した場合、判定結果をディスプレイやスピーカ等の報知手段を用いてユーザに報知してもよい。
なお、ロール傾斜指標Rの正常値Rbaseの代わりに、正常値Rbaseを基準とした許容範囲を設定してもよい。この場合、コントローラ100は、ステップ6にて、ロール傾斜指標Rが正常値Rbaseによる許容範囲内にあるか(ステップ6:NO)、許容範囲の上限値より大きいか(ステップ6:YES)を判定する。
オイルエア配管12内の圧力Pinの正常値Pbase1の代わりに正常値Pbase1を基準とした許容範囲を設定してもよい。この場合、コントローラ100は、ステップ4にて、オイルエア配管内12の圧力Pinが正常値Pbase1による許容範囲の上限値より大きいか(ステップ4:YES)、許容範囲の下限値より小さいか(ステップ4:NO)を判定する。
ドレン配管25内の圧力Poutの正常値Pbase2の代わりに正常値Pbase2を基準とした許容範囲を設定してもよい。この場合、コントローラ100は、ステップ2にて、ドレン配管25内の圧力Poutが正常値Pbase2による許容範囲内にあるか(ステップ2:NO)、許容範囲の下限値より小さいか(ステップ2:YES)を判定する。
〔実施例〕
図1の実施形態のオイルエア潤滑システム1において、軸受箱19を経由する潤滑油の経路における正常時のケース1及び異常時のケース2〜4の各測定値、および各測定値に基づくコントローラ100の判定結果を上記表1に示す。ケース1は、オイルエア配管12に閉塞および漏洩が生じておらず、ロール24に傾斜異常も生じていない正常時である。ケース2では、オイルエア配管12に閉塞が生じている。ケース3では、オイルエア配管12に漏洩が生じている。ケース4では、ロール24に傾斜異常が生じている。
表1中の供給流量Iinは、流量計にて測定されるオイルエア配管12内のオイルエアの流量Iinである。表1中の供給圧力Pinは、圧力計18にて測定されるオイルエア配管12内の圧力Pinである。表1中の排油圧力Poutは、圧力計26にて測定されるドレン配管25内の圧力Poutである。表1中の判定は、コントローラ100の異常判定処理の判定結果である。
ケース1では、供給圧力Pin、排油圧力Pout、およびロール傾斜指標Rは、いずれも予め設定された正常値Pbase1、Pbase2、Rbaseであった。これにより、コントローラ100は、オイルエア潤滑システム1は正常と判定した。
ケース2では、排油圧力Poutが正常値Pbase2よりも小さく、供給圧力Pinが正常値Pbase1よりも大きかった。これにより、コントローラ100は、圧力計18より下流側のオイルエア配管12の閉塞と判定した。
ケース3では、排油圧力Poutおよび供給圧力Pinはそれぞれの正常値Pbase2、Pbase1よりも小さく、ロール傾斜指標Rは正常値Rbaseであった。これにより、コントローラ100は、オイルエア配管12の漏洩、又は圧力計18より上流側のオイルエア配管12の閉塞と判定した。なお、オイルエア配管12に流量計を設置してオイルエア配管12内のオイルエアの流量Iinを測定すれば、オイルエア配管12の漏洩と圧力計18より上流側のオイルエア配管12の閉塞の何れが発生しているのか判別できる。ケース3の場合、コントローラ100は、オイルエアの流量Iinが正常値であるので、オイルエア配管12の漏洩と判定した。コントローラ100は、オイルエアの流量Iinが正常値より低い場合、圧力計18より上流側のオイルエア配管12の閉塞と判定する。
ケース4では、排油圧力Pout、供給圧力Pinがそれぞれの正常値Pbase2、Pbase1よりも小さく、ロール傾斜Rが正常値Rbaseよりも大きかった。これにより、コントローラ100は、ロール24の傾斜異常と判定した。
以上のように、コントローラ100は、各測定値に基づいて異常判定処理を行うことより、オイルエア潤滑システム1の状態が正常、オイルエア配管12の閉塞、漏洩、およびロール24の傾斜異常のいずれであるかを正しく判定できた。
(変形例)
以上の実施例では、軸受箱19〜22内の圧力状態は排油圧力に最もよく反映されるので、まず排油圧力Poutをみて異常の有無を判定している。しかしながら、軸受箱19〜22内の潤滑に異常が生じた場合、供給圧力Pinが正常値を示さなくなる。即ち、オイルエア配管12に漏洩がある場合や、圧力計より上流側のオイルエア配管12に閉塞がある場合およびロール24に傾斜異常が発生した場合、圧力計18にて測定されるオイルエア配管12内の圧力Pinは小さくなる。また、圧力計18より下流側のオイルエア配管12に閉塞がある場合、オイルエア配管12内の圧力Pinは大きくなる。そこで、コントローラ100は、排油圧力Poutを用いずにオイルエア配管12内の圧力Pinおよびロール傾斜指標Rを用いて異常判定処理を行ってもよい。
この場合、コントローラ100は、オイルエア配管12内の圧力Pinが正常値Pbase1の場合、正常と判定する。コントローラ100は、オイルエア配管12内の圧力Pinが正常値Pbase1よりも大きい場合、圧力計より下流側のオイルエア配管12の閉塞と判定する。コントローラ100は、オイルエア配管12内の圧力Pinが正常値Pbase1よりも小さい場合において、ロール傾斜指標Rが正常値Rbaseの場合、オイルエア配管12の漏洩又は圧力計より上流側のオイルエア配管12の閉塞と判定する。この場合、コントローラ100は、上記実施例のようにオイルエア配管12内のオイルエアの流量Iinが正常値である場合には、オイルエア配管12の漏洩と判定し、オイルエアの流量Iinが正常値より低い場合には、圧力計18より上流側のオイルエア配管12の閉塞と判定してもよい。コントローラ100は、ロール傾斜指標Rが正常値Rbaseよりも大きい場合、ロール23、24の傾斜異常と判定する。
軸受箱19〜22の潤滑異常の原因を、オイルエア配管12に漏洩および閉塞のいずれかが生じた場合か、ロール23、24の傾斜異常が生じた場合かを判定すればよいときは、コントローラ100は、供給圧力Pinを用いずにドレン配管25内の圧力Poutおよびロール傾斜指標Rを用いて異常判定処理を行ってもよい。
この場合、コントローラ100は、ドレン配管25内の圧力Poutが正常値Pbase2の場合、正常と判定する。コントローラ100は、ドレン配管25内の圧力Poutが正常値Pbase2よりも小さい場合において、ロール傾斜指標Rが正常値Rbaseの場合、オイルエア配管12の閉塞または漏洩と判定する。コントローラ100は、ドレン配管25内の圧力Poutが正常値Pbase2よりも小さい場合において、ロール傾斜指標Rが正常値Rbaseよりも大きい場合、ロール23、24の傾斜異常と判定する。
本実施形態では、コントローラ100は、距離計27、28に基づいて、ロール24の傾斜量としてのロール傾斜指標Rを算出した。しかし、ロール24の傾斜量は、図5に示すように、ロール24の軸方向との直交方向における2点からロール24の軸方向との直交方向に延びる基準線L1までのロール24の軸方向の距離D1、D2を測定することにより取得してもよく、適宜の方法で測定してよい。ロール23の傾斜量についても同様である。
軸受が保持する軸が傾斜する設備であれば、塊成機以外にも本発明のオイルエア潤滑システムを適用できる。
1 オイルエア潤滑システム(潤滑油供給システム)
12 オイルエア配管(給油ライン)
18 給油側圧力計
19、20 軸受箱(第1軸受)
21、22 軸受箱(第2軸受)
23、24 ロール
25 ドレン配管(排油ライン)
26 排油側圧力計
27 第1距離計(傾斜計)
28 第2距離計(傾斜計)
100 コントローラ(判定部)
231、241 ロールの軸

Claims (7)

  1. 潤滑油を圧縮気体によって軸受に供給する潤滑油供給システムにおいて、
    潤滑油が流通する流通ラインの圧力を測定する圧力計と、
    軸受が保持する軸の傾斜量を測定する傾斜計と、
    前記流通ラインの圧力と前記軸の傾斜量に基づいて、前記軸受の潤滑異常の原因を判定する判定部とを備え
    前記判定部は、前記流通ラインの圧力が予め設定された正常値よりも低い又は高い場合において、前記軸の傾斜量が予め設定された正常値の場合、前記流通ラインの漏洩又は閉塞と判定し、前記軸の傾斜量が予め設定された前記正常値よりも大きい場合、前記軸の傾斜異常と判定することを特徴とする潤滑油供給システム。
  2. 前記流通ラインは、前記軸受に潤滑油を供給する給油ラインと、前記軸受から潤滑油を排出する排油ラインとを含み、
    前記圧力計は、前記給油ラインの圧力を測定する給油側圧力計と、前記排油ラインの圧力を測定する排油側圧力計の一方、又は両方を備え、
    前記判定部は、前記給油ラインの圧力と前記排油ラインの圧力の一方、又は両方、および前記軸の傾斜量に基づいて、前記軸受の潤滑異常の原因が前記軸の傾斜異常か、前記流通ラインの閉塞又は漏洩かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の潤滑油供給システム。
  3. 前記軸受は、隙間を介して平行に配置され、前記隙間に供給される対象物を狭圧する一対のロールの軸を保持する軸受であり、前記一対のロールの軸方向における一端側の軸を保持する第1軸受と、前記軸方向における他端側の軸を保持する第2軸受とを備え、
    前記傾斜計は、前記一対のロールの前記第1軸受間の間隔を測定する第1距離計と、前記一対のロールの前記第2軸受間の間隔を測定する第2距離計と、を備え、
    前記判定部は、前記第1軸受間の間隔と前記第2軸受間の間隔に基づき、前記軸の傾斜量を算出する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の潤滑油供給システム。
  4. 前記対象物は、微粉炭とバインダーとを含む混練炭である
    ことを特徴とする請求項に記載の潤滑油供給システム。
  5. 潤滑油を圧縮気体によって軸受に供給する潤滑油供給システムの異常判定方法において、
    潤滑油が流通する流通ラインの圧力を測定し、
    前記軸受が保持する軸の傾斜量を測定し、
    前記流通ラインの圧力が予め設定された正常値よりも低い又は高い場合において、前記軸の傾斜量が予め設定された正常値の場合、前記軸受の潤滑異常の原因が前記流通ラインの漏洩又は閉塞と判定し、前記軸の傾斜量が予め設定された前記正常値よりも大きい場合、前記軸受の潤滑異常の原因が前記軸の傾斜異常と判定する
    ことを特徴とする潤滑油供給システムの異常判定方法。
  6. 前記流通ラインは、前記軸受に潤滑油を供給する給油ラインと、前記軸受から潤滑油を排出する排油ラインとを含み、
    前記給油ラインの圧力、および前記排油ラインの圧力の一方、又は両方を測定し、
    前記給油ラインの圧力と前記排油ラインの圧力の一方、又は両方、および前記軸の傾斜量に基づいて、前記軸受の潤滑異常の原因が前記軸の傾斜異常か、前記流通ラインの閉塞又は漏洩かを判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の潤滑油供給システムの異常判定方法。
  7. 前記軸受は、隙間を介して平行に配置され、前記隙間に供給される対象物を狭圧する一対のロールの軸を保持する軸受であり、前記一対のロールの軸方向における一端側の軸を保持する第1軸受と、前記軸方向における他端側の軸を保持する第2軸受とを備え、
    前記一対のロールの前記第1軸受間の間隔、および前記一対のロールの前記第2軸受間の間隔を測定し、
    前記第1軸受間の間隔と前記第2軸受間の間隔とに基づき、前記軸の傾斜量を算出する
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の潤滑油供給システムの異常判定方法。
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