JP6836875B2 - フーチング - Google Patents

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本発明は、建物の基礎を構成するフーチングに関する。
従来の場所打ちによるフーチングの施工においては、型枠設置、配筋、コンクリート打設等の作業を必要とし、施工手間が多く掛かってしまう。
これに対して、フーチングをプレキャストコンクリート化することが考えられる。例えば、特許文献1には、地盤に埋設された杭の杭頭部に設けられるプレキャストコンクリート製のフーチングが開示されている。
しかし、プレキャストコンクリート製のフーチングは、部材重量が重く、運搬作業や設置作業が困難になる。すなわち、現場におけるフーチングの施工手間が掛かってしまう。
特開2015−200094号公報
本発明は係る事実を考慮し、フーチングの施工手間を低減することを課題とする。
第1態様の発明は、地盤上に複数配置され、中央部にコンクリート収容部を形成するプレキャストコンクリート部材と、前記コンクリート収容部に打設され、前記プレキャストコンクリート部材と一体となるコンクリート部と、を有するフーチングである。
第1態様の発明では、複数のプレキャストコンクリート部材を配置し、これらのプレキャストコンクリート部材によって形成されたコンクリート収容部にコンクリートを打設して硬化させるだけで、プレキャストコンクリート部材とコンクリート部を一体とすることにより複数のプレキャストコンクリート部材を一体化し、フーチングを形成することができる。また、プレキャストコンクリート部材が、コンクリートを打設する際の外型枠となるので、外型枠を別途設置する必要がない。これらにより、フーチングの施工手間を低減することができる。
また、フーチングが、複数のプレキャストコンクリート部材により構成されるので、1つのプレキャストコンクリート部材によってフーチングを構成するのに比べて、プレキャストコンクリート部材の運搬作業や設置作業を容易に行うことができる。
さらに、複数のプレキャストコンクリート部材によって形成されたコンクリート収容部にのみ、コンクリートを打設するので、コンクリートの打設量を少なくすることができ、コンクリートを打設する手間を低減することができる。
また、プレキャストコンクリート部材を配置した際の位置誤差を、コンクリート部によって吸収することができる。
第2態様の発明は、第1態様のフーチングにおいて、前記コンクリート部には、柱部材が接合される柱接合部材が埋設されている。
第2態様の発明では、柱接合部材によって、コンクリート部上に柱部材を接合して立てることができる。
また、コンクリート収容部にコンクリートを打設して、コンクリート部に柱接合部材を埋設するので、柱接合部材を配置する際の位置調整を容易に行うことができる。
第3態様の発明は、第1又は第2態様のフーチングにおいて、前記プレキャストコンクリート部材の前記コンクリート収容部側の内壁面には、コッター又はアンカー部材が設けられている。
第3態様の発明では、コッター又はアンカー部材によって、プレキャストコンクリート部材とコンクリート部の一体化を高めることができる。
本発明は上記構成としたので、フーチングの施工手間を低減することができる。
本発明の実施形態に係るフーチングを示す正面断面図である。 図1のA−A断面図である。 図3(a)、図3(b)、図3(c)、図3(d)、及び図3(e)は、発明の実施形態に係るフーチングの施工手順を示す正面断面図である。 本発明の実施形態に係るフーチングのバリエーションを示す平面図である。
図を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。まず、本発明の実施形態に係るフーチングについて説明する。
図1の正面断面図、及び図1のA−A断面図である図2に示すように、本実施形態のフーチング10は、プレキャストコンクリート部材12とコンクリート部としての場所打ちコンクリート部14を有して構成されている。
プレキャストコンクリート部材12は、地盤16上に平面視にて環状に複数(本例では、4つ)配置され、これらのプレキャストコンクリート部材12により取り囲まれた中央部に直方体状のコンクリート収容部18を形成している(図3(a)の正面断面図を参照のこと)。
場所打ちコンクリート部14は、コンクリート収容部18にコンクリートを場所打ちし硬化させることにより、プレキャストコンクリート部材12と一体となって形成されている。すなわち、PC鋼棒等を用いてプレキャストコンクリート部材12同士を直接接合して複数のプレキャストコンクリート部材12を一体化するのではなく、場所打ちコンクリート部14とプレキャストコンクリート部材12とを一体とすることにより、複数のプレキャストコンクリート部材12を一体化している。
プレキャストコンクリート部材12のコンクリート収容部18側の内壁面には、コッター20が設けられており、このコッター20によって、場所打ちコンクリート部14とプレキャストコンクリート部材12との一体化が高められている。
場所打ちコンクリート部14には、下端筋22、上端筋24、及び柱接合部材としてのアンカーボルト26が埋設されている。
フーチング10の場所打ちコンクリート部14上には、角形鋼管からなる柱部材28が立設されている。柱部材28は、この柱部材28の下端面に設けられたベースプレート部30をナット32によりアンカーボルト26の上端部に固定することによって、場所打ちコンクリート部14に接合され支持されている。
ここで、フーチング10の施工方法の一例について説明する。
まず、図3(a)の正面断面図に示すように、平面視にて環状になるように、地盤16上の所定の位置にプレキャストコンクリート部材12を複数(本例では、4つ)配置する。
次に、図3(b)の正面断面図に示すように、下端筋22と上端筋24を設置する。下端筋22は、プレキャストコンクリート部材12に設けられプレキャストコンクリート部材12のコンクリート収容部18側の内壁面から突出する下端筋34の端部と、下端筋22の端部とが重ね継手を構成するようにして設置されている。上端筋24は、プレキャストコンクリート部材12に埋設されたリレージョイント36に一対の上端筋24の一端部をそれぞれ接続するとともに、一対の上端筋24の他端部同士を重ね合わせるようにして設置されている。なお、下端筋22と上端筋24は、他の方法で設置するようにしてもよい。
次に、図3(c)の正面断面図に示すように、アンカーボルト26をコンクリート収容部18に配置する。
次に、図3(d)の正面断面図に示すように、コンクリート収容部18にコンクリートを場所打ちし硬化させて場所打ちコンクリート部14を形成する。これにより、場所打ちコンクリート部14とプレキャストコンクリート部材12とが一体となり、これに伴って複数のプレキャストコンクリート部材12が一体化されてフーチング10が形成される。
次に、図3(e)の正面断面図に示すように、アンカーボルト26に柱部材28のベースプレート部30を固定することにより、場所打ちコンクリート部14に柱部材28を接合して場所打ちコンクリート部14上に柱部材28を立設する。
次に、本発明の実施形態に係るフーチングの作用と効果について説明する。
本実施形態のフーチング10では、図3(a)及び図3(d)に示すように、複数のプレキャストコンクリート部材12を配置し、これらのプレキャストコンクリート部材12によって形成されたコンクリート収容部18にコンクリートを打設して硬化させるだけで、PC鋼棒等を用いてプレキャストコンクリート部材同士を直接接合するといった面倒な作業を行わずに、プレキャストコンクリート部材12と場所打ちコンクリート部14を一体とすることにより複数のプレキャストコンクリート部材12を一体化し、フーチング10を形成することができる。
また、本実施形態のフーチング10では、図1及び図3(c)に示すように、プレキャストコンクリート部材12が、コンクリートを打設する際の外型枠となるので、外型枠を別途設置する必要がない。これらにより、フーチング10の施工手間を低減することができる。
さらに、本実施形態のフーチング10では、図2に示すように、フーチング10が複数のプレキャストコンクリート部材12により構成されるので、1つのプレキャストコンクリート部材によってフーチング10を構成するのに比べて、プレキャストコンクリート部材の運搬作業や設置作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態のフーチング10では、図3(c)に示すように、複数のプレキャストコンクリート部材12によって形成されたコンクリート収容部18にのみ、コンクリートを打設するので、コンクリートの打設量を少なくすることができ、コンクリートを打設する手間を低減することができる。
さらに、本実施形態のフーチング10では、図1に示すように、プレキャストコンクリート部材12を配置した際の位置誤差を、場所打ちコンクリート部14によって吸収することができる。
また、本実施形態のフーチング10では、図1に示すように、アンカーボルト26によって、場所打ちコンクリート部14上に柱部材28を接合して立てることができる。また、コンクリート収容部18にコンクリートを打設して、場所打ちコンクリート部14にアンカーボルト26を埋設するので、アンカーボルト26を配置する際の位置調整を容易に行うことができる。
さらに、本実施形態のフーチング10では、図1に示すように、コッター20によって、プレキャストコンクリート部材12と場所打ちコンクリート部14の一体化を高めることができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。
なお、本実施形態では、図1に示すように、プレキャストコンクリート部材12のコンクリート収容部18側の内壁面にコッター20を設けた例を示したが、プレキャストコンクリート部材12と場所打ちコンクリート部14の一体化を高めることができるものであればよい。例えば、プレキャストコンクリート部材12のコンクリート収容部18側の内壁面に、スタッドやアンカー鉄筋等を設けてもよい。
また、本実施形態では、図2に示すように、4つのプレキャストコンクリート部材12を有してフーチング10を構成した例を示したが、フーチング10を構成するプレキャストコンクリート部材12の数や形状は、どのようなものであってもよい。例えば、図4の平面図に示すフーチング38のように、プレキャストコンクリート部材40を、場所打ちコンクリート部14に接合されるプレキャストコンクリート製の基礎梁42の配置が可能な溝部44を有する形状にしてもよい。
さらに、本実施形態では、図1に示すように、柱部材28を角形鋼管により構成した例を示したが、柱部材28は、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、CFT造(Concrete-Filled Steel Tube:充填形鋼管コンクリート構造)等のさまざまな構造の部材により構成してもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10、38 フーチング
12、40 プレキャストコンクリート部材
14 場所打ちコンクリート部(コンクリート部)
16 地盤
18 コンクリート収容部
20 コッター
26 アンカーボルト(柱接合部材)
28 柱部材

Claims (4)

  1. 地盤上に複数配置され、中央部にコンクリート収容部を形成するプレキャストコンクリート部材と、
    前記コンクリート収容部に打設され、前記プレキャストコンクリート部材と一体となることにより前記プレキャストコンクリート部材同士を一体とするコンクリート部と、
    を有するフーチング。
  2. 前記プレキャストコンクリート部材の鉄筋と前記コンクリート部の鉄筋が前記コンクリート収容部で重ね合わされている請求項1に記載のフーチング。
  3. 前記コンクリート部には、柱部材が接合される柱接合部材が埋設されている請求項1又は2に記載のフーチング。
  4. 前記プレキャストコンクリート部材の前記コンクリート収容部側の内壁面には、コッター又はアンカー部材が設けられている請求項1〜3の何れか1項に記載のフーチング。
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