JP6825238B2 - 表示体およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、表面に形成された構造により発色する表示体、およびその製造方法に関する。
色素色のように、可視光線の吸収・反射による発色ではなく、光の波長、あるいはそれ以下の微細な構造が光を散乱、回折、屈折、干渉することにより発色する現象を構造発色、または構造色という。
構造発色は、モルフォ蝶やタマムシの翅など、自然界の生物の発色に多く見られる発色現象である。例えば、モルフォ蝶の翅は表面の微細な構造により、鮮やかな青色を呈している。
モルフォ蝶の翅の構造発色の原理の一つは、屈折率の異なる多層積層膜の各界面での反射光が干渉して発生する多層膜干渉である。
多層膜干渉による構造発色は、各層で生じる光路差によって発色が異なる。光路差は、多層積層膜の物理的膜厚と、多層積層膜を構成する屈折率材料の屈折率に依存している。
多層膜干渉による構造発色に加え、モルフォ蝶の翅は、光の散乱・回折現象を利用することで、広い観察角度で色変化を制御している。この構造発色を人工的に再現する場合、例えば、特許文献1に記載されているような、不均一に配列された微細凹凸構造を有する基材表面に、多層積層膜を形成することにより、観察角度による色変化を緩やかにした発色体が発明されている。特許文献1に記載されているような多層積層膜は一様であり、発色する色は単色である。色調を表現するためには、多層積層膜の物理的膜厚を変更する必要がある。
したがって、色調を表現するために、例えば、多層膜干渉による構造発色を利用して、基材表面上に複数の色を表現した意匠性の高い表示体を製造しようとする場合、特許文献2および特許文献3で提案されているマスキング工程を行う必要がある。
特許第4228058号明細書 (特開2005−153192号公報) 特許第4853945号明細書 特許第5344400号明細書
しかしながら、特許文献2および特許文献3で提案されているマスキング工程によれば、同一の色調を有する領域をマスキングする工程と、多層積層膜の膜厚を調整して積層する工程とを必要回数行う必要がある。このため、工程数が増加し、その結果として、製造の歩留まりが低下する恐れがあるという問題がある。
また、一般に、微小領域に対するマスキングは困難である。したがって、マスキングを行う対象である領域が、微小な領域であれば、隣接した領域と混色する可能性も高くなり、結果として、色調の鮮明さが失われる可能性も高くなるという問題もある。
本発明はこのような事情を鑑みてなされたものであり、第1の目的は、前述したような、同一の色調を有する領域をマスキングする工程と、多層積層膜の膜厚を調整して積層する工程とを繰り返すような複雑な工程を経ることなく、単一の多層積層膜で色調を表現できる表示体を、簡便な工程によって製造することが可能な製造方法を提供することにある。
また、第2の目的は、その製造方法によって製造され、単一の多層積層膜で色調を表現することが可能な表示体を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
すなわち、請求項1の発明は、基材の表面上に複数の画素領域が形成されてなる表示体であって、複数の画素領域の各々は、基材表面に配列された複数の四辺形によって形成される凸部を有する凹凸構造と、凹凸構造上に、平面と平行になるようにそれぞれ積層された、複数の層からなる積層膜とから構成され、複数の層の各々の厚み及び材料は、画素領域に依らず同一であり、同一の画素領域内では、凸部の高さは一定であり、凸部の高さが異なる画素領域が、少なくとも2つ形成される。
請求項2の発明は、画素領域のXY方向と、複数の四辺形のXY方向とが一致し、同一の画素領域内では、複数の四辺形のX方向長さは一定である請求項1の発明の表示体である。
請求項3の発明は、同一の画素領域内において、複数の四辺形のY方向長さは、複数の四辺形のX方向長さ以上、画素領域のY方向長さ以下である、請求項2の発明の表示体である。
請求項4の発明は、同一の画素領域内において、複数の四辺形のY方向長さは、正規分布に従う、請求項3の発明の表示体である。
請求項5の発明は、同一の画素領域内において、平面上における四辺形が配列された面積と配列されていない面積との比を1:1とした、請求項1乃至4のうち何れか1項の発明の表示体である。
請求項6の発明は、前記基材表面上に形成された層に、前記複数の画素領域を形成した、請求項1乃至5のうち何れか1項の発明の表示体である。
請求項7の発明は、複数の層のうち、上下に隣接する2つの層は、同じ波長領域の光を透過し、波長領域において異なる屈折率を持つ材料で構成された、請求項1乃至6のうち何れか1項の発明の表示体である。
請求項8の発明は、波長領域は、可視光波長領域であり、複数の四辺形のX方向長さは、700nm以下である、請求項7の発明の表示体である。
請求項9の発明は、凸部の高さが5nm以上異なる画素領域の組が存在する、請求項1乃至8のうち何れか1項の発明の表示体である。
請求項10の発明は、複数の画素領域のすべての辺の長さが、10μm以上である、請求項1乃至9のうち何れか1項の発明の表示体である。
請求項11の発明は、基材を、可視光波長領域の光を吸収する材料により形成した、請求項1乃至10のうち何れか1項の発明の表示体である。
請求項12の発明は、基材の裏面を、可視光波長領域の光を吸収する材料により形成した、請求項1乃至11のうち何れか1項の発明の表示体である。
請求項13の発明は、基材の表面上に複数の画素領域が形成された表示体を製造するための方法であって、モールドの表面上に配列された凹凸構造を有する複数の矩形状の領域が形成された、インプリント用のモールドを作製することと、モールドに形成された複数の領域を、インプリント法により、順次、基材に転写することと、基材に転写された複数の領域の凹凸構造上に、基材の表面と平行になるように、同一厚みを有する同一材料からなる複数の層を積層し、複数の画素領域を形成することによって、表示体を製造することとを備え、インプリント法は、光インプリント法または熱インプリント法であり、同一の画素領域内では、凹凸構造における凸部の高さは一定であり、基材の表面上に、凸部の高さが異なる画素領域が、少なくとも2つ形成される
本発明によれば、単一の多層積層膜で色調を表現できる表示体を、複雑な工程を経ることなく、簡便な工程によって製造することが可能となる。
特に、本発明の製造方法によれば、すべての画素領域に、一様な積層膜を形成するため、マスキングや積層を所望の色の回数行う必要が無くなり、一度の積層工程で、多色を表現する表示体を製造することができる。このように、製造工程を簡素化することができることから、表示体の歩留まり低下を阻止することが可能となる。
さらに、この製造方法によって製造された本発明の表示体によれば、異なる画素領域の積層膜の物理的膜厚が一定になるため、隣接した画素領域と混色することが無くなる。従って、微細な画素領域も鮮明に表現することができ、高い意匠性を実現することが可能となる。
第1の実施形態に係る製造方法によって製造される表示体の構成例を示す平面図である。 第1の実施形態に係る製造方法によって製造される表示体の画素領域の構成例を示す断面図である。 画素領域のXY平面図およびZ方向断面図である。 第2の実施形態に係る製造方法によって製造される表示体の画素領域の構成例を示す断面図である。 本発明の製造方法によって製造された表示体における波長と反射強度との関係の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための好適な態様について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図3を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る製造方法によって製造される表示体10の構成例を示す平面図である。
すなわち、図1に例示する表示体10は、基材12の表面上に、複数の画素領域14(#1),14(#2)が形成されてなる。なお、図1では、簡略のために、2つの画素領域14(#1),14(#2)しか例示されていないが、本実施形態に係る表示体10は、3つ以上の画素領域14を含んでいても良い。また、図1では、2つの画素領域14(#1),14(#2)は同じサイズとして例示されているが、複数の画素領域14はそれぞれ異なるサイズであっても良い。基材12の表面上には、それぞれ東西南北方向を示す4つのアライメントマーク13も配置されている。画素領域14は、これらアライメントマーク13に従って、画素領域14のXY方向が、基材12のXY方向と一致するように配置される。アライメントマーク13は、後述するように、最初の画素領域14を基材12上に形成した時に形成され、配置される。
図2は、画素領域14の構成例を示す断面図である。
すなわち、画素領域14(#1)は、図2(a)に示すように、凹凸構造16(#1)と、凹凸構造16(#1)上に積層された複数の層18(#1−1)〜18(#1−10)(ここでは、一例として10層)からなる積層膜19(#1)とからなる。また、凹凸構造16(#1)の凹凸形状に応じて、凸部20(#1)および凹部22(#1)が形成される。
同様に、画素領域14(#2)は、図2(b)に示すように、凹凸構造16(#2)と、凹凸構造16(#2)上に積層された複数の層18(#2−1)〜18(#2−10)(ここでは、一例として10層)からなる積層膜19(#2)とからなる。また同様に、凹凸構造16(#2)の凹凸形状に応じて、凸部20(#2)および凹部22(#2)が形成される。
このような凹凸構造16は、例えば、光または荷電粒子線を照射するリソグラフィやドライエッチングなどの公知の技術を用いて形成する。
本実施形態に係る表示体10では、基材12の表面上に形成された複数の画素領域14のうち、少なくとも2つの画素領域14では、凹凸構造16の凹凸高さ(以下、「構造高さ」と称する)が異なる。すなわち、図1および図2に示す例では、画素領域14(#1)と画素領域14(#2)とでは、凹凸構造16の構造高さdzは異なる。すなわち、画素領域14(#1)の構造高さdz(#1)と、画素領域14(#2)の構造高さdz(#2)とは異なる。
このように、凹凸構造16の構造高さdzの異なるn箇所(図1の例では、n=2)の画素領域14(図1の例では、画素領域14(#1)および画素領域14(#2))を形成するために、本実施形態に係る製造方法では、光または荷電粒子線を照射するリソグラフィとドライエッチングの工程をn回繰り返し行う。
荷電粒子線を照射するリソグラフィの場合、基材12が例えば合成石英などの絶縁体材料で構成される場合は、各リソグラフィ工程の前にクロム(Cr)などの導電膜を基材12上に成膜すると良い。導電膜としてCrを成膜した場合は、合成石英をエッチングする前に該リソグラフィ工程で形成したレジストをマスクとして、Crをドライエッチングする必要がある。レジストパターンの形成には、光または熱インプリント法を用いても良い。
本実施形態に係る製造方法では、各画素領域14(#1),14(#2)の構造高さdz(#1),dz(#2)を、例えば各ドライエッチング工程におけるエッチング時間の調整により制御する。各ドライエッチング工程におけるエッチング時間は、例えば、画素領域14(#2)の構造高さdz(#2)が、画素領域14(#1)の構造高さdz(#1)よりも高い場合には、画素領域14(#2)のエッチング時間を、画素領域14(#1)のエッチング時間より長くすると良い。
なお、画素領域14(#1)の形成後、画素領域14(#2)を形成する場合には、基材12の表面に、画素領域14(#1)のレジストパターンを形成した際に、基材12の表面に、アライメントマーク13も形成する。そして、画素領域14(#2)の形成時のリソグラフィ工程において、アライメントマーク13の座標を基準として位置を補正することにより、画素領域14(#2)が画素領域14(#1)と重なることなく、精度良く所望の位置に形成するようにしている。
層18(18(#1−1)〜18(#1−10),18(#2−1)〜18(#2−10))のおのおのの厚みは、画素領域14に依らず一定である。
また、上下に隣接する2つの層(例えば、層18(#1−1)と層18(#1−2))は、同じ波長領域の光を透過し、当該波長領域において異なる屈折率を有する材料で構成する。層18の材料の種類や層数については、所望の条件に応じて、適宜設計して良い。
図2(a)および図2(b)は、一例として、2種類の材料からなる層が、交互に積層されることによってなる合計10層の積膜層を示している。すなわち、層18(#1−1)、層18(#1−3)、層18(#1−5)、層18(#1−7)、層18(#1−9)、層18(#2−1)、層18(#2−3)、層18(#2−5)、層18(#2−7)、層18(#2−9)は第1の材料からなる層18である。また、層18(#1−2)、層18(#1−4)、層18(#1−6)、層18(#1−8)、層18(#1−10)、層18(#2−2)、層18(#2−4)、層18(#2−6)、層18(#2−8)、層18(#2−10)は第2の材料からなる層である。また、第3の材料があっても良く、屈折率の異なる材料であれば積層膜の構成材料は2種類に限定されない。
画素領域14の積層膜19は、同じ成膜条件の下で、一度の積層工程で積層されるため、積層膜19を構成する各層18の厚みは、変形等を考慮しない理想的な条件の下では、同一となる。この厚みは、転送行列法等を用いて所望の厚さに設計すれば良い。
本実施形態に係る製造方法では、積層膜19を構成する各層18のうち、先ず、基材12の表面上に、高屈折率の層18(#1−1)、18(#2−1)を形成する。次に、高屈折率の層18(#1−1)、18(#2−1)の上に、低屈折率の層18(#1−2)、18(#2−2)を形成する。以降は、高屈折率の層18(#1−3)、18(#2−3)、低屈折率の層18(#1−4)、18(#2−4)・・・という具合に、高屈折率の層と低屈折率の層とを交互に形成し、最終的には、低屈折率の層18(#1−10)、18(#2−10)を最上面に形成する。ただし、屈折率層の順は上記に限定されるものではない。
高屈折率の層18(例えば、層18(#1−1))の材料と、低屈折率の層18(例えば、層18(#1−2))の材料との屈折率差が大きいほど、積層数が少なくても、高反射率を得ることができるようになる。
例えば、無機材料であれば、高屈折率の層18(例えば、層18(#1−1))に、二酸化チタン(TiO)を、低屈折率の層18(例えば、層18(#1−2))に、二酸化珪素(SiO)をそれぞれ適用することが好適である。ただし、上下に隣接する層18(例えば、層18(#1−1)と層18(#1−2))を構成する材料の屈折率差によって、界面で光の反射が生じるため、上記組み合わせに限定されるものではない。また、後述するように、有機材料を適用することも可能である。
さらには、上記のような無機材料により積層膜19(層18)を形成する場合は、スパッタリング法や原子層堆積法、真空蒸着法などの公知の技術を適用することが可能である。なお、有機材料により積層膜19(層18)を形成する場合は、自己組織化などの公知の技術を適用することが可能である。
図3(a)は、画素領域14を、図2中における上側から見たXY平面図の例である。これは、凹凸構造16の平面分布に対応しており、黒色で示す四辺形30の領域が、凸部20に対応し、白色で示すそれ以外の部分32が、凹部22に対応する。
図3(b)は、図3(a)におけるA−A線に沿った断面図である。高い部分が、凸部20であり、低い部分が、凹部22である。また、図2は、図3(a)におけるB−B線に沿った断面図の詳細に対応している。
以上から明らかなように、図3(a)に例示するような凹凸の2次元分布は、凹凸構造16の2次元分布に対応している。
このような2次元分布は、XY平面上に、複数の四辺形30を重複しないように配列するように実現される。これら四辺形30のXY方向は、画素領域14のXY方向と一致している。また、同一の画素領域14内では、複数の四辺形30のX方向長さdxは一定である。
また、同一の画素領域14内において、複数の四辺形30のY方向長さdyは、複数の四辺形30のX方向長さdx以上、画素領域14のY方向長さLy以下である。
さらに、同一の画素領域14内において、複数の四辺形30のY方向長さdyは、正規分布に従う。
さらにまた、同一の画素領域14内において、四辺形30を配列するか否かを、一定の確率にしたがって決定する。あるいは、同一の画素領域14内において、四辺形30が配列される面積と、配列されない面積との比が、所定の値になるように、四辺形30の配列を決定する。図3(a)では一例として、四辺形30が配列される面積と、配列されない面積との比を1:1としている。すなわち、図3(a)の例では、黒色で示す四辺形30の領域の合計面積と、白色で示すそれ以外の部分32の合計面積とは等しい。
このような構成をしてなる表示体10において入射光として利用する光の波長領域は、特に限定されないが、以下の説明では、一例として、入射光として、可視光波長領域を用いた場合について説明する。なお、本発明において可視光波長領域は、360nm〜830nmの波長帯を指すものとする。
すなわち、入射光として可視光を用いた場合、本実施形態に係る製造方法によって製造される表示体10を構成する材料は、すべて可視光波長領域の光を透過する材料で構成する。例えば、基材12を、合成石英のように、可視光波長領域の光を透過する材料により形成する。また、例えば、積層膜19の高屈折率の層18(例えば、層18(#1−1))に、二酸化チタン(TiO)を、低屈折率の層18(例えば、層18(#1−2))に、二酸化珪素(SiO)をそれぞれ適用する。なお、可視光波長領域に対して透過性の高い材料としては、他にも、Nb2O5、Ta2O5、Al2O3、Fe2O3、HfO2、MgO、ZrO、SnO2、Sb2O3、CeO3、WO3、PbO、In2O3、CdO、BaTiO3、ITO、LiF、BaF2、CaF2、MgF2、AlF3、CeF3、ZnS、PbCl2などの無機誘電体材料や、アクリル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂などの有機樹脂材料をあるので、これらを適宜適用することも可能である。
このように、本実施形態に係る製造方法によって製造された表示体10は、すべての可視光波長領域の光を透過する。したがって、表示体10の反射光による発色を用いる際は、基材12または基材12の裏面が、可視光波長領域の光を吸収する材料により形成されることが好ましい。あるいは、基材12の表面に光吸収剤を塗布し、裏面からの反射光による発色を用いるようにしても良い。
画素領域14の大きさについては、表示する画像の解像度に基づいて決定すればよいが、より高精度な画像を表示するためには、画素領域14の一辺を10μm以上とすることが好適である。すなわち、図3(a)における画素領域14のX方向長さLxも、Y方向長さLyも、10μm以上とすることが好適である。
画素領域14において、より鮮明な色を発色させるためには、凹凸構造16による光の散乱効果を大きくすることが好ましい。これを実現するために、前述したように、一例として、画素領域14における凹凸構造16の凹部と凸部との面積比を1:1とすることが好適である。
また、画素領域14において、より表示体の光の広がり効果を大きくするためには、図3(a)における四辺形30のX方向長さdxを所望の色ごとに調整する必要がある。例えば、入射光として可視光を用いた場合、四辺形30のX方向長さdxを700nm以下とすることが好適である。さらに、可視光のうちでも、特に、画素領域14を青色の画素として利用する場合には、四辺形30のX方向長さdxを300nm程度することが好適である。ただし、dxを各色で調整しなくても、表示体の光の広がり効果は得られる。
さらに、画素領域14における構造高さdzの値は、所望する色に応じて決定される。すなわち、図2(a)に例示される凹凸構造16(#1)の構造高さdz(#1)、および、図2(b)に例示される凹凸構造16(#2)の構造高さdz(#2)は、画素領域14(#1)および画素領域14(#2)において発色させる光の波長に基づいて、図3において図示される四辺形30のX方向長さdxを考慮して、それぞれ最適な値を決定するものとする。
例えば、積層膜19の反射光の波長が500nmであり、緑色を発色させたい場合は、四辺形30のX方向長さdxを400nm程度、構造高さdz(#1)および構造高さdz(#2)を100nm程度とすることが好ましく、赤色を発色させたい場合は、四辺形30のX方向長さdxを460nm程度、構造高さdz(#1)および構造高さdz(#2)を、ともに200nm程度とすることが好ましい。
ところで、画素領域14(#1)と画素領域14(#2)とでは、構造高さdzをそれぞれ異なる値とすることによって、異なる色が発色されるようになる。すなわち、画素領域14(#1)の構造高さdz(#1)と、画素領域14(#2)の構造高さdz(#2)との差が大きいほど、色の相違が顕著になり、人間の目であっても、色の相違を認識できるようになる。そこで、ここでは一例として、画素領域14(#1)の構造高さdz(#1)と、画素領域14(#2)の構造高さdz(#2)とが、5nm以上異なるようにする。積層膜19の反射光の波長が500nmである場合、5nmは、その1%に相当する。このように、画素領域14(#1)の構造高さdz(#1)と、画素領域14(#2)の構造高さdz(#2)との差を、積層膜19によって反射される光の波長の少なくとも1%以上とするのが好適である。
このように、画素領域14の辺のX方向長さLx、Y方向長さLy、複数の画素領域14間の構造高さdzの差、画素領域14における四辺形30のX方向長さdxは、利用する光の波長帯に応じて決定される。
以上説明したように、本実施形態に係る製造方法によれば、単一の多層積層膜で色調を表現できる表示体10を、複雑な製造工程を経ることなく、簡便な製造工程によって製造することが可能となる。
特に、すべての画素領域14(例えば、画素領域14(#1)と画素領域14(#2))に、一様な複数(例えば、10)の層18からなる積層膜19を形成するため、マスキングや積層を所望の色の回数行う必要が無くなり、一度の積層工程で、多色を表現する表示体10を製造することが可能となる。
このように、製造工程を簡素化することができることから、表示体10の歩留まり低下を阻止することも可能となる。
さらに、このような製造方法によって製造された表示体10によれば、異なる画素領域14(例えば、画素領域14(#1)と画素領域14(#2))の積層膜19の物理的膜厚が一定になるため、隣接した画素領域(例えば、画素領域14(#1)と画素領域14(#2))同士が混色することは無くなる。また、画素領域14毎の構造高さdzと、X方向長さdxとの値を調整することにより、画素領域14毎の色を容易に制御できる。従って、微細な画素領域14も鮮明に表現することができるようになり、高い意匠性を実現することが可能となる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態を、図4を用いて説明する。
図4は、本実施形態に係る製造方法によって製造される表示体の画素領域の構成例を示す断面図である。これは、第1の実施形態における図2に対応している。
図4では、第1の実施形態で説明した部分と同一の部分については同一符号を付して示し、以下の記載では、重複説明を避け、第1の実施形態と異なる点について説明する。
すなわち、本実施形態に係る製造方法によって製造される表示体は、その断面図を図4に例示するように、積層膜19と、基材12との間に形成された樹脂層31に凹凸構造が形成されている点が、第1の実施形態に係る表示体と異なっている。
この樹脂層31は、例えば、光ナノインプリント法により凹凸構造16を形成する場合に、基材12の表面に塗布される光硬化性樹脂である。
本実施形態に係る製造方法では、この光硬化性樹脂31の上に、凹凸構造16を形成する。この場合、画素領域14毎の構造高さdzを、所望の構造高さに設計した光インプリント用モールドを用意する必要がある。
画素領域14毎に、構造高さdzが異なるインプリント用モールドを作製するために、第1の実施形態で説明したように、各画素領域14の作製毎にリソグラフィ工程やドライエッチング工程を繰り返す方法を適用することも可能である。あるいは、インプリント用モールドをより簡便に作製するために、例えば荷電粒子線リソグラフィ用のレジストに対して照射する荷電粒子線の線量を画素領域14毎に変え、各画素領域14において所望の構造高さdzとなるように現像時間を調整し、形成したレジストパターン上に、例えばニッケル(Ni)等の金属を成膜し、電鋳処理を行い、レジストを溶解し、Niからなるインプリント用モールドを作製する方法を適用するようにしても良い。
このような製造方法によっても、第1の実施形態で説明したような表示体10を製造することが可能となる。
次に、上記説明したような製造方法と、その製造方法によって製造される表示体の特性について、実施例として以下に説明する。
具体例として、合成石英ウエハ表面上にドライエッチングで微細凹凸構造を加工することによって画素領域14を形成し、高屈折率の層18であるTiOと、低屈折率の層18であるSiOとからなる積層膜19を、真空蒸着で積層して構成される表示体10について説明する。
まず、光ナノインプリント用のモールドを用意した。光ナノインプリントにおいて照射する光の波長は、365nmであるため、この波長の光を透過する合成石英をモールドの材料とした。そして、合成石英の表面に、クロム(Cr)をスパッタリングにより成膜し、電子線リソグラフィにより電子線レジストパターンを形成した。
形成されたパターンは、図3(a)に例示するような2次元分布を有する凹凸構造の反転凹凸構造であり、単一画素の一辺が170mmの正方形である。図3中に示すX方向長さdxは460nmであり、Y方向長さdyは、平均値2400nm、標準偏差580nmの正規分布から選択される。このようなX方向長さdxおよびY方向長さdyを有する複数の長方形を、X方向において重ならないように配列する。
そして、モールド上に、位置合わせの基準となるアライメントマークを形成した。使用した電子線レジストはポジ型であり、膜厚は200nmとした。さらに、塩素(Cl)と酸素(O)の混合ガスに高周波を印加して発生したプラズマにより、表面が露出した領域のCrをエッチング除去した。
続いて、六弗化エタンガスに高周波を印加して発生したプラズマにより、表面が露出した領域の石英をエッチングした。該工程によりエッチングした石英深さは70nmである。
その後、残存したレジスト、及びCr膜を除去し、凹凸構造によって構成されている画素領域が形成された合成石英製の光ナノインプリント用モールドを得た。そして、この光ナノインプリント用モールド表面に、離型剤としてオプツールHD−1100(ダイキン工業製)を塗布した。
次に、合成石英ウエハを用意した。この合成石英ウエハは、図1に例示されるような基材12として使用されるものである。この合成石英ウエハの表面に光硬化性樹脂を塗布し、光ナノインプリント用モールドを押し当て、光ナノインプリント用モールド裏面側から、365nmの光を照射して光硬化性樹脂を硬化させ、合成石英ウエハを、光ナノインプリント用モールドから剥離した。これによって、図3に例示するような2次元分布を有する凹凸構造が光硬化性樹脂に形成された合成石英ウエハを得た。
この合成石英ウエハに対して、Oガスを用いたプラズマによるエッチング処理を実施し、凹凸構造の凹部に残存している光硬化性樹脂を除去した。さらにOガスを40(sccm)導入し、プラズマ放電させた。なお、1(sccm)は、1(ミリリットル/分)に相当する。
次に、オクタフルオロシクロブタン(C)とアルゴン(Ar)との混合ガスを用いたプラズマによるエッチングを実施し、凹凸構造を転写した。Cを40sccm、Arを60sccm導入し、プラズマチャンバー内の圧力を5mTorrに設定後、RIEパワー75W、ICPパワー400Wを印加し、プラズマ放電させた。構造高さdzはエッチング時間を変えることにより調整した。画素領域14の凹凸構造の構造高さdzは、80nmとした。なお、1(Torr)は、1(mmHg)に相当する。すなわち、約133.322(Pa)に相当する。
次に、ST−105(ジメチルスルホキシド:モノエタノールアミン =7:3の混合液 関東化学製)を用いた有機洗浄、SH−303(硫酸と過酸化水素水を基本成分とする混合水溶液 関東化学製)を用いた酸洗浄を行い、構造高さdzの凹凸構造16をもつ画素領域14が形成された。
次に、合成石英ウエハの表面に再び光硬化性樹脂を塗布し、既に形成されている画素領域14(例えば、画素領域14(#1))と重ならないようにずらして光ナノインプリント用モールドを押し当て、光ナノインプリント用モールド裏面側から365nmの光を照射して光硬化性樹脂を硬化させ、合成石英ウエハを光ナノインプリント用モールドから剥離することによって、次の画素領域14(例えば、画素領域14(#2))の凹凸構造16(#2)を、光硬化性樹脂層に形成した。位置合わせは、合成石英ウエハ上に形成されたアライメントマーク13を用いて調整し、最初に形成した画素領域14(#1)と重ならない位置に、画素領域14(#2)を形成した。
その後、合成石英ウエハに対して、Oガスを用いたプラズマによるエッチング処理を実施し、凹凸構造の凹部に残存している光硬化性樹脂を除去した。さらに、Oを40sccm導入し、プラズマ放電させた。
次に、CとArの混合ガスを用いたプラズマによるエッチングを実施し、凹凸構造16を転写した。Cを40sccm、Arを60sccm導入し、プラズマチャンバー内の圧力を5mTorrに設定後、RIEパワー75W、ICPパワー400Wを印加し、プラズマ放電させた。構造高さdzは、エッチング時間を変更することにより調整し、230nmとした。
次に、ST−105を用いた有機洗浄であるSH−303を用いた酸洗浄を行い、構造高さdzの凹凸構造16をもつ画素領域14(#1)を形成した。その後、合成石英ウエハ表面に真空蒸着法を用いて、Tの層18を膜厚205nmで、Sの層18を膜厚100nmで、交互に5対10層成膜することによって、凹凸構造16上に積層膜19が形成された画素領域14(#1、#2)を含む表示体10を得た。
図5は、この表示体10の画素領域14(#1、#2)に対して30°の方向から光が入射した場合に、X方向0°において観察される波長と反射強度との関係を示す図である。
すなわち、構造高さdz=80nmの場合、曲線αに示すように、波長560nmの緑色の光が光沢を伴って反射され、構造高さdz=230nmの場合、曲線βに示すように、波長600nmの橙色の光が反射された。
以上説明したように、実施例によれば、表示体10を製造するために、先ず、モールドの表面上に配列された凹凸構造を有する複数の領域が形成された、インプリント用のモールドが作成される。この凹凸構造は、図3(a)のような、表示体10の画素領域14の凹凸構造16の反転構造となっている。
次に、モールドに形成された複数の領域が、光または熱によるインプリント法により、順次、基材12に転写される。これによって、基材12上には、図3(a)のような、所望の凹凸構造16が転写される。
そして、基材12に転写された凹凸構造16上に、複数の層18が積層されることによって積層膜19が形成され、これによって画素領域14が形成されることによって、表示体10が製造される。
このように製造された表示体10は、図5を用いて前述したように、構造高さdzを調節することによって、反射光の色を制御できることが示された。
以上、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲の発明された技術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明の表示体は、意匠性の高い表示物に利用可能である。特に、表面加飾の分野においての利用が期待される。
10・・表示体、12・・基材、13・・アライメントマーク、14・・画素領域、16・・凹凸構造、18・・層、19・・積層膜、20・・凸部、22・・凹部、30・・四辺形、31・・樹脂層。

Claims (13)

  1. 基材の表面上に複数の画素領域が形成されてなる表示体であって、
    前記複数の画素領域の各々は、前記基材の表面と平行な平面上に配列された複数の四辺形によって形成される凸部を有する凹凸構造と、前記凹凸構造上に、前記平面と平行になるようにそれぞれ積層された、複数の層からなる積層膜とから構成され、
    前記複数の層のおのおのの厚み及び材料は、前記画素領域に依らず同一であり、
    同一の画素領域内では、前記凸部の高さは一定であり、
    前記基材の表面上に、前記凸部の高さが異なる画素領域が、少なくとも2つ形成される、
    表示体。
  2. 前記画素領域のXY方向と、前記複数の四辺形のXY方向とが一致し、
    前記同一の画素領域内では、前記複数の四辺形のX方向長さは一定である、請求項1に記載の表示体。
  3. 前記同一の画素領域内において、前記複数の四辺形のY方向長さは、前記複数の四辺形のX方向長さ以上、前記画素領域のY方向長さ以下である、請求項2に記載の表示体。
  4. 前記同一の画素領域内において、前記複数の四辺形のY方向長さは、正規分布に従う、請求項3に記載の表示体。
  5. 前記同一の画素領域内において、前記平面上における前記四辺形が配列された面積と配列されていない面積との比を1:1とした、請求項1乃至4のうち何れか1項に記載の表示体。
  6. 前記基材表面上に形成された層に、前記複数の画素領域を形成した、請求項1乃至5のうち何れか1項に記載の表示体。
  7. 前記複数の層のうち、上下に隣接する2つの層は、同じ波長領域の光を透過し、前記波長領域において異なる屈折率を持つ材料で構成された、請求項1乃至6のうち何れか1項に記載の表示体。
  8. 前記波長領域は、可視光波長領域であり、前記複数の四辺形のX方向長さは、700nm以下である、請求項7に記載の表示体。
  9. 前記凸部の高さが5nm以上異なる画素領域の組が存在する、請求項1乃至8のうち何れか1項に記載の表示体。
  10. 前記複数の画素領域のすべての辺の長さが、10μm以上である、請求項1乃至9のうち何れか1項に記載の表示体。
  11. 前記基材を、可視光波長領域の光を吸収する材料により形成した、請求項1乃至10のうち何れか1項に記載の表示体。
  12. 前記基材の裏面を、可視光波長領域の光を吸収する材料により形成した、請求項1乃至11のうち何れか1項に記載の表示体。
  13. 基材表面に複数の画素領域が形成された表示体を製造するための方法であって、
    モールドの表面上に配列された凹凸構造を有する複数の領域が形成された、インプリント用の前記モールドを作製することと
    前記モールドに形成された複数の領域を、インプリント法により、順次、前記基材に転写することと
    前記基材に転写された複数の領域の凹凸構造上に、前記基材の表面と平行になるように、同一厚みを有する同一材料からなる複数の層を積層し、前記複数の画素領域を形成することによって、前記表示体を製造することとを備え
    前記インプリント法は、光インプリント法または熱インプリント法であり、
    同一の画素領域内では、前記凹凸構造における凸部の高さは一定であり、前記基材の表面上に、前記凸部の高さが異なる画素領域が、少なくとも2つ形成される、製造方法。
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