JP6821919B2 - 顔料分散体、および積層体 - Google Patents

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Description

本発明は顔料分散体、および積層体に関する。
グラビア印刷、フレキソ印刷、インクジェット印刷、スクリーン印刷などの各種印刷方式で使用されるインキの組成中には、印刷適性や得られる印刷物の発色、顔料の分散安定性などの性能を向上させる目的で、古くから様々な顔料分散剤が用いられてきた。
一方で、近年の世界的な環境志向の高まりを受け、印刷産業においても印刷速度向上による生産性の改善やインキ溶媒の水性化など、環境負荷低減の取組みが活性化しつつあり、このような要求に対応できる新たな分散剤が求められている。
例えば、インクジェット印刷方式においては、環境面および印刷物の耐性面等から水性インキが広く検討されているが、疎水性が高い基材を用いた場合、従来のインキでは基材浸透性が低いため乾燥性が十分に得られず、印刷速度が低下するという課題があった。
疎水性基材への十分な基材浸透性を得る方法として、基材浸透性の高い高沸点の水系溶媒を併用する方法があるが、これらの水系溶媒の併用は、顔料分散安定性を著しく低下させるため使用することは困難であった。
この様な問題の解決策として、例えば特許文献1には、長鎖アルキルモノマーを含有するイオン性のアクリル重合体を分散剤として用いることで、基材浸透性の高い高沸点の水系溶媒を併用した場合でも良好な顔料分散安定性を得る方法が提案されている。しかし印刷速度の更なる向上を目的として、基材浸透性の高い高沸点の水系溶媒の配合比率を高めた場合、やはり顔料分散安定性が十分に得られないという課題があった。
一方で、溶媒系のグラビア・フレキソ印刷方式においては、アルコール溶媒化が検討されており、特許文献2には、アルコール溶媒中で良好な顔料分散性を有するバインダー樹脂として、ひまし油骨格を有するウレタンウレア樹脂が提案されている。
しかしながら、例えば耐熱用途として利用する場合、耐熱性顔料への分散性が十分とは言えず、印刷物の発色をさらに向上させるために、耐熱性顔料に対する分散性の向上が求められていた。
特許文献1:特開2012−188581
特許文献2:特開2012−143658
本発明は有機顔料の顔料分散に関し、分散性に優れ、かつ塗膜外観が良好な分散体を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、ステロール骨格を含む樹脂型分散剤(A)と、有機顔料(B)と、溶媒(C)とを含む顔料分散体に関する。
更に本発明は、ステロール骨格を含む樹脂型分散剤(A)が、アクリル重合体を含む前記顔料分散体に関する。
更に本発明は、アクリル重合体が、ステロール骨格を含み、ステロール骨格を有する構成単位の割合がアクリル重合体100重量%中25〜100重量%である、前記顔料分散体に関する。
更に本発明は、アクリル重合体が、ステロール骨格を有するモノマー(D)を含むモノマーの共重合体である、前記顔料分散体に関する。
更に本発明は、ステロール骨格を有するモノマー(D)が下記一般式(1)〜(4)で示されるモノマーから選ばれる少なくとも一種であること特徴とする前記顔料分散体に関する。
一般式(1)


一般式(2)


一般式(3)



一般式(4)


[式中、実線と点線の二重線は、それぞれ独立に二重結合または単結合を表し、R〜Rは水素原子またはメチル基、Lは水素原子、炭素原子、酸素原子、窒素原子、硫黄原子から選ばれる任意の組合せからなる分子量400以下の連結基を、Rは酸素原子または水素原子、炭素原子、酸素原子から選ばれる任意の組合せからなる分子量200以下の置換基をそれぞれ表す。]
更に本発明は、アクリル重合体が、イオン性モノマー(E)由来の構成単位を含むことを特徴とする前記顔料分散体に関する。
更に本発明は、前記イオン性モノマー(E)由来の構成単位の割合が、アクリル重合体100重量%中15〜65重量%であることを特徴とする前記顔料分散体に関する。
更に本発明は、溶媒(C)が水系溶媒(C−1)を含むことを特徴とする、前記顔料分散体に関する。
更に本発明は、水系溶媒(C−1)の割合が、溶媒(C)100重量%中50〜100重量%であることを特徴とする前記顔料分散体に関する。
更に本発明は、前記顔料分散体から形成された層を有する積層体に関する。
本発明により、有機顔料の顔料分散に関し、分散性に優れ、かつ塗膜外観が良好な分散体を提供することができた。
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明するが、以下に記載する構成要件の説明は、本発明の実施態様の一例(代表例)であり、本発明はその要旨を超えない限りこれらの内容に特定されない。
<ステロール骨格を含む樹脂型分散剤(A)>
本発明のステロール骨格を含む樹脂型分散剤(A)は、ステロール骨格を含む樹脂であれば特に制限されず、樹脂形態としては例えば、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリウレア樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリオレフィン樹脂等の公知の樹脂骨格またはこれらの複合樹脂骨格中に、共有結合によりステロール骨格が組込まれた樹脂構造が挙げられる。なかでも樹脂骨格中へのステロール骨格の導入量調整の容易さや、顔料分散性の観点から、ステロール骨格を組込んだアクリル重合体を少なくとも含むことが好ましい。
ステロール骨格としては、以下の例に限定されないが、例えば、カンペステロール、β−シトステロール、スティグマステロール、ブラシカステロールおよびその4種の混合物であるフィトステロールの他、コレステロール、ラノステロール、エルゴステロール、β−コレステラール、デヒドロエピアンドロステロン、コプロスタノール、プレグネノロン、エピコレスタノール、7−デヒドロコレステロール等のステロール化合物由来の構造を示し、具体的な例としては、下記一般式(5)〜(9)で示される構造を挙げることができる。
一般式(5)


一般式(6)


一般式(7)


一般式(8)


一般式(9)


[一般式(5)〜(9)中、Xは酸素原子または水素原子、炭素原子、酸素原子から選ばれる任意の組合せからなる分子量200以下の置換基を、*印は樹脂との連結点をそれぞれ表す。]
Xは、酸素原子または水素原子、炭素原子、酸素原子から選ばれる任意の組合せからなる分子量200以下の置換基であれば特に限定されないが、例えば、分岐アルキル基、分岐アルケニル基、アルキルカルボニル基等が挙げられる。
アクリル重合体を少なくとも含む樹脂型分散剤(A)としては、アクリル重合体のみからなる樹脂、および/またはアクリル重合体と他の樹脂が結合した複合樹脂を挙げることができる。アクリル重合体のみからなる樹脂としては例えば、ステロール骨格を有するモノマー(D)を含むモノマーの共重合体や、ステロール骨格を有さないアクリル重合体をステロール骨格で変性したアクリル重合体等が挙げられる。これらは、ステロール骨格を有するアクリル重合体とステロール骨格を有さないアクリル重合体とのブロック樹脂やグラフト樹脂であってもよい。また、アクリル重合体と他の樹脂が結合した複合樹脂としては特に限定されないが、アクリル重合体部位にステロール骨格を有することが好ましい。具体的には、水酸基やカルボキシル基等の反応性基を有する開始剤または連鎖移動剤などを用いて、ステロール骨格を有するアクリル重合体の開始末端あるいは重合末端に反応性基を導入した後、縮合反応にて他の樹脂に連結したグラフト樹脂等が挙げられる。
ステロール骨格を有する構成単位の割合としては、樹脂型分散剤(A)がアクリル重合体のみからなる場合は、好ましくはアクリル重合体100重量%中25〜75重量%であり、より好ましくは30〜65重量%である。上記範囲内であると、顔料分散性と塗膜外観に優れる。
樹脂型分散剤(A)がステロール骨格を有するアクリル重合体と他の樹脂が連結した複合樹脂からなる場合は、アクリル重合体中のステロール骨格を有する構成単位の割合は、好ましくはアクリル重合体100重量%中25〜100重量%であり、複合樹脂と無機顔料との配合比率によって適宜調整されるが、複合樹脂100重量%中、ステロール骨格を有する構成単位を5〜75重量%含むことが好ましい。
また、複合樹脂の比率は特に限定されないが、好ましくは、複合樹脂100重量%中、ステロール骨格を有するアクリル重合体が5〜75重量%である。上記他の樹脂は、顔料分散性を損なわない範囲でステロール骨格を含んでいても良く、好ましくは、その他の樹脂100重量%中、0〜25重量%である。
ステロール骨格を有するアクリル重合体の好ましい具体例として、ステロール骨格を有するモノマー(D)と、その他のモノマーの共重合体が挙げられる。
ステロール骨格を有するモノマー(D)としては、ステロール骨格とエチレン性不飽和結合を同一化合物中に有するものであれば特に制限されないが、例えば、一般式(1)〜(4)のいずれかで表される(メタ)アクリロイル基またはスチレン基を有する構造であることが好ましい。
一般式(1)


一般式(2)


一般式(3)


一般式(4)

一般式(1)〜(4)中、実線と点線の二重線は、それぞれ独立に二重結合または単結合を表し、R〜Rは水素原子またはメチル基、Lは水素原子、炭素原子、酸素原子、窒素原子、硫黄原子から選ばれる任意の組合せからなる分子量400以下の連結基であり例えば置換または無置換のアルキレン基、アルケニレン基、アリーレン基、またはポリオキシアルキレン基等が挙げられる。Rは酸素原子または水素原子、炭素原子、酸素原子から選ばれる任意の組合せからなる分子量200以下の置換基をそれぞれ表し、Rの具体的な例としては例えば、置換または無置換の、分岐アルキル基、分岐アルケニル基、アルキルカルボニル基等が挙げられる。
モノマー(D)は、ステロール化合物に(メタ)アクリロイル基、またはスチレン骨格を導入することによって得ることができる。その導入方法としては、以下の例に限定されないが、例えばステロール化合物と、(メタ)アクリル酸クロライド、(メタ)アクリル酸2−イソシアナトエチル、α,α−ジメチル−3−イソプロペニルベンジルイソシアナートなどのステロール化合物中の水酸基と反応し得る官能基を有する(メタ)アクリロイル基含有化合物またはスチレン基含有化合物とを溶媒中で縮合させる方法等が挙げられる。
ステロール骨格を有するモノマー(D)以外のモノマーとしては、共重合可能なエチレン性不飽和結合を有するモノマーであれば特に制限されず、顔料分散体中の分散溶媒との親和性や、バインダー成分との相溶性などによって適宜選択されるが、溶媒に水系溶媒(C−1)を用いる場合、アクリル重合体がイオン性モノマー(E)由来の構成単位を有することが好ましい。
イオン性モノマー(E)としては、以下の例に限定されないが、カルボキシル基、アミノ基、スルホン酸基、リン酸基から選択される一種以上の官能基を有するモノマー、および前記官能基が有機塩または無機塩であるモノマー等が挙げられ、具体的には、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、2−カルボキシルエチル(メタ)アクリレート、イタコン酸、ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスホン酸、2−ヒドロキシ−3−アリルオキシ−1−プロパンスルホン酸、アシッドホスホオキシエチルメタクリレート、アシッドホスホオキシポリオキシエチレングリコールモノメタクリレート(エチレンオキサイド:4〜5モル)、アシッドホスホオキシポリオキシプロピレングリコールモノメタクリレート(プロピレンオキサイド:5〜6モル)等の酸性モノマー類;
上記酸性モノマー類と、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、有機アミン等との中和物;
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノブチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジプロピルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジヒドロキシエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノブチル(メタ)アクリルアミド、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジプロピルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジブチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジヒドロキシエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド等の塩基性モノマー類;
上記塩基性モノマー類と、メチルクロライド、エチルクロライド等のアルキルクロライドとの反応物である4級アンモニウム塩を有するモノマー類;
上記塩基性モノマー類と、塩酸、有機酸との中和物等が挙げられる。
有機アミンとしては、以下の例に限定されないが、アンモニア、ジメチルアミノエタノール、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジブチルアミン、トリエチルアミンオクチルアミン、ドデシルアミン、テトラデシルアミン、ヘキサデシルアミン、ポリオキシアルキレンアミン等が挙げられる。
有機酸としては、以下の例に限定されないが、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、酢酸、ギ酸、プロピオン酸等が挙げられる。
これらのイオン性モノマー(E)の中でも、カルボキシル基を有するモノマーおよびその中和物が好ましく、(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸と有機アミンの中和物の使用が、水系溶媒(C−1)中における顔料分散性と得られる塗膜耐性の観点から特に好ましい。
イオン性モノマー(E)由来の構成単位が塩である場合は、塩であるモノマーを直接重合してもよいし、塩の前駆体モノマーを重合した後に中和あるいは4級塩化反応を行ってもよい。
溶媒に水系溶媒(C−1)を用いる場合、イオン性モノマー(E)由来の構成単位の割合としては、アクリル重合体100重量%中、15〜65重量%であり、さらに好ましくは25〜60重量%である。イオン性モノマー(E)の使用量が15重量%〜65重量%の範囲にあると、分散安定性が向上する。
以上のことから、アクリル重合体の好ましい組成は、ステロール骨格を有する構成単位が25〜75重量%、イオン性モノマー(E)由来の構成単位が15〜65重量%、その他の構成単位が0〜50重量%である。
その他のエチレン性不飽和結合を有するモノマーとしては、以下の例には限定されないが、例えばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ミリスチル(メタ)アクリレート、パルミチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ベヘニル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレート類;
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート類;
ポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレートモノアルキルエーテル等のアルキレンオキサイド鎖を有する(メタ)アクリレート類;
製品名で、プラクセルFM5、プラクセルFA10L(以上、ダイセル社製)等のラクトン変性(メタ)アクリレート類;
製品名で、サイラプレーンFM−0711、サイラプレーンFM−0721((以上、チッソ株式会社製)等のポリジメチルシロキサン(メタ)アクリレート類;
製品名で、ケミノックスFAAC−4、ケミノックスFAAC−6、ケミノックスFAMAC−4、ケミノックスFAMAC−6(以上、ユニマテック社製)、R−1110、R−1210、R−1420、R−1620、R−5210、R−5410、R−5610、M−1110、M−1210、M−1420、M−1620、M−5210、M−5410、M−5610(以上、ダイキン社製)、ライトアクリレートFA−108(共栄社化学社製)、ビスコート−3F、ビスコート−3FM、ビスコート−4F、ビスコート−8F、ビスコート−8FM(以上、大阪有機化学工業社製)等のフッ素含有(メタ)アクリレート類;
製品名で、マクロモノマーAA−6(メチルメタクリレート系マクロモノマー)、マクロモノマーAB−6(ブチル(メタ)アクリレート系マクロモノマー)、マクロモノマーAW−6S(イソブチル(メタ)アクリレート系マクロモノマー)、マクロモノマーAY−707S(2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート/ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート系マクロモノマー)、マクロモノマーAS−6(スチレン系マクロモノマー)、マクロモノマーAN−6S(スチレン/アクリロニトリル系マクロモノマー)、マクロモノマーAK−5(ジメチルシロキサン系マクロモノマー)(以上、東亞合成社製)等のビニル共重合系マクロモノマー類;
製品名で、ビスコート#150D(テトラヒドロフルフリルアルコールオリゴアクリレート)、ビスコート#190D(エトキシジエチレングリコールオリゴアクリレート)(以上、大阪有機化学工業社製)等のアクリル酸多量体型(メタ)アクリレート類;
ベンジル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート、エチルカルビトール(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、シアノエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート等の各種(メタ)アクリレート類の他、スチレン等が挙げられる。
これらのエチレン性不飽和結合を有するモノマーは、使用する有機顔料(B)や溶媒(C)との組合せによって適宜選択される。1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
アクリル重合体の重量平均分子量としては、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)による標準ポリスチレン換算値で、好ましくは3,000〜300,000であり、より好ましくは5,000〜150,000である。重量平均分子量が3,000以上であると、良好な顔料分散性が得られる傾向にある。重量平均分子量が300,000以下であると、粘度の制御が容易である。
アクリル重合体の製造方法としては、特に制限はなく、例えば公知のラジカル重合反応で、上記のモノマーを重合させて得ることができる。反応は無溶媒下でも構わないが、合成安定性およびハンドリングの観点から溶媒を使用することが好ましい。また、分子量制御の観点から、ラジカル重合開始剤(以下、「重合開始剤」と略記することがある)を使用することが好ましい。その他、連鎖移動剤等の公知の添加剤を用いてもよい。
溶媒としては、以下の例には限定されないが、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、トルエン、キシレン、アニソール、イソプロパノール、ブタノール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、水等が挙げられる。これらの溶媒は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
重合開始剤としては、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、tert−ブチルパーベンゾエート、クメンヒドロパーオキシドやジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ−n−プロピルパーオキシジカーボネート、ジ(2−エトキシエチル)パーオキシジカーボネート、tert−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、tert−ブチルパーオキシネオデカノエート、tert−ブチルパーオキシビバレート、(3,5,5−トリメチルヘキサノイル)パーオキシド、ジプロピオニルパーオキシド、ジアセチルパーオキシド等の有機過酸化物や、
2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン1−カルボニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチル−4−メトキシバレロニトリル)、ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)、4,4’−アゾビス(4−シアノバレリック酸)、2,2’−アゾビス(2−ヒドロキシメチルプロピオニトリル)、2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]等のアゾ系化合物が挙げられる。これらの重合開始剤は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
さらに、アクリル重合体の分子量を調節する目的で、連鎖移動剤を使用してもよい。連鎖移動剤としては、例えば、チオグリセロールや、オクチルメルカプタン、ノニルメルカプタン、デシルメルカプタン、ドデシルメルカプタン等のアルキルメルカプタン類、
チオグリコール酸オクチル、チオグリコール酸ノニル、チオグリコール酸−2−エチルヘキシル等のチオグリコール酸エステル類、2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテン、1−メチル−4−イソプロピリデン−1−シクロヘキセン、α−ピネン、β−ピネン等が挙げられる。
なかでもチオグリセロールは、アクリル重合体の開始末端に反応性水酸基を2つ導入できるため、他の樹脂と複合する場合に好適に用いられる。
アクリル重合体と複合するその他の樹脂としては特に限定されないが、前記例示した樹脂のうち、好ましい具体例としてポリウレタン樹脂、ポリウレア樹脂、ポリエステル樹脂等が挙げられる。アクリル重合体と異なる樹脂形態との複合方法としては、特に制限はなく、公知の複合方法を用いることができるが、例えば、チオグリセロールを連鎖移動剤として重合して得られる開始末端に反応性水酸基を2つ有するアクリル重合体と、ジイソシアネートと、ポリオールとを縮合反応させ、ウレタンアクリル複合樹脂とする方法や、チオグリセロールを連鎖移動剤として重合して得られる開始末端に反応性水酸基を2つ有するアクリル重合体と、多官能酸無水物と、ポリエステル樹脂とを縮合反応させる方法等が挙げられる。
ジイソシアネートとしては、以下の例には限定されないが、芳香族ジイソシアネート、脂肪族ジイソシアネート、脂環族ジイソシアネートなどが挙げられ、例えば、1,5−ナフチレンジイソシアネート、4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート(別名:MDI)、4,4´−ジフェニルジメチルメタンジイソシアネート、4,4´−ジベンジルイソシアネート、ジアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、テトラアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ブタン−1,4−ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソプロピレンジイソシアネート、メチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジメリールジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4´−ジイソシアネート、1,3−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネート、m−テトラメチルキシリレンジイソシアネート、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ビス−クロロメチル−ジフェニルメタン−ジイソシアネート、2,6−ジイソシアネート−ベンジルクロライドやダイマー酸のカルボキシル基をイソシアネート基に転化したダイマージイソシアネート等が挙げられる。これらのジイソシアネートは、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ポリオールとしては、以下の例には限定されないが、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール等の公知の高分子ジオールの他、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、ネオペンチルグリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、3,3,5−トリメチルペンタンジオール、2、4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール、1,12−オクタデカンジオール、1,2−アルカンジオール、1,3−アルカンジオール、1−モノグリセライド、2−モノグリセライド、1−モノグリセリンエーテル、2−モノグリセリンエーテル、ダイマージオール、水添ダイマージオール等の低分子ジオールが挙げられる。
ポリエーテルポリオールとしては、以下の例には限定されないが、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリトリメチレングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコール、これらの共重合ポリエーテルジオール等を挙げることができる。
ポリエステルポリオールまたはポリエステル樹脂としては、以下の例には限定されないが、例えば、二塩基酸と、前記低分子ジオールとのエステル化反応により得られる縮合物、前記低分子ジオールを開始剤として得られるカプロラクトン重合物、バレロラクトン重合物、メチルバレロラクトン重合物、乳酸重合物、ひまし油脂肪酸重合物等が挙げられる。
二塩基酸としては、以下の例には限定されないが、例えば、アジピン酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、フマル酸、コハク酸、シュウ酸、マロン酸、ピメリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、スベリン酸、グルタル酸、1、4−シクロヘキシルジカルボン酸、ダイマー酸、水添ダイマー酸等の二塩基酸が挙げられる。
多官能酸無水物としては、2個のカルボキシル基が分子内で脱水縮合することにより生じる無水カルボン酸基を2個以上有する化合物であれば特に限定されないが、例えば、無水ピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、オキシジフタル酸二無水物、ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物、ジフェニルスルフィドテトラカルボン酸二無水物、ブタンテトラカルボン酸二無水物、ペリレンテトラカルボン酸二無水物、ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、新日本理化株式会社製「リカシッドTMTA−C」、「リカシッドMTA−10」、「リカシッドMTA−15」、「リカシッドTMEGシリーズ」、「リカシッドTDA」等が挙げられる。
<有機顔料(B)>
本発明に用いる有機顔料(B)は、以下の例には限定されないが、例えば、カーミン6B、レーキレッドC、パーマネントレッド2B、ジスアゾイエロー、ピラゾロンオレンジ、カーミンFB、クロモフタルイエロー、クロモフタルレッド、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、ジオキサジンバイオレット、キナクリドンマゼンタ、キナクリドンレッド、インダンスロンブルー、ピリミジンイエロー、チオインジゴボルドー、チオインジゴマゼンタ、ペリレンレッド、ペリノンオレンジ、イソインドリノンイエロー、アニリンブラック、ジケトピロロピロールレッド、昼光蛍光顔料等が挙げられる。
具体的には、C.I.PigmentRed5、7、9、12、31、48、49、52、53、57、97、112、122、147、149、150、168、177、178、179、185、202、206、207、209、238、242、254、255、269、C.I.PigmentViolet19、23、29、30、37、40、50等の紅色顔料;
C.I.PigmentYellow1、2、3、12、13、14、16、17、20、24、74、83、86、93、94、95、109、110、117、120、125、128、137、138、139、147、148、150、151、154、155、166、168、180、185、213等の黄色顔料;
C.I.PigmentBlue1、2、3、15:3、15:4、16、22、C.I.VatBlue4、6等の藍色顔料;
No.33、40、45、52、900、2200B、2300、MA7、MA8、MCF88(以上、三菱化学製)、RAVEN1060、RAVEN1080、RAVEN1255(コロンビアンカーボン製)、REGAL99、REGAL330R、400R、660R、MOGULL、ELFTEX415(以上、キャボット製)、Nipex90、Nipex150T、Nipex160IQ、Nipex170IQ、Nipex75、Printex85、Printex95、Printex90、Printex35、PrintexU(以上、エボニックデグサ製)等のファーネス法、チャネル法で製造されたカーボンブラック等の黒色顔料が挙げられる。
特に、紅色顔料および黄色顔料等の、従来の分散剤では課題解決が難しい顔料を好適に使用することができる。
<溶媒(C)>
本発明に用いる溶媒(C)としては、樹脂型分散剤(A)の溶解性や、有機顔料(B)の種類によって顔料分散性の面から適宜選択されるが、例えば、ジブチルエーテル、ジメトキシメタン、ジメトキシエタン、プロピレンオキシド、1,3−ジオキソラン、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類;
酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル等のエステル類;
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;
ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン等のアミド類、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート等のカーボネート類、トルエン等が挙げられる。
また、水系溶媒(C−1)としては、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、ジアセトンアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル等のアルコール類、水、アセトニトリル等が挙げられる。
水系溶媒(C−1)の含有量は、溶媒(C)100重量%中、50〜100重量%であることが好ましい。水系溶媒(C−1)の含有量が、溶媒(C)100重量%中50重量%以上であると良好な顔料分散性が得られる傾向にある。
溶媒は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の顔料分散体には、従来から使用されている種々のバインダー樹脂、定着樹脂、添加剤を添加しても良い。添加剤としては、界面活性剤、レベリング剤、染料、顔料、酸化防止剤、重合禁止剤、紫外線吸収剤、安定剤、難燃剤、可塑剤、球状フィラー等を挙げることができる。
本発明の分散体は、その用途は特に限定されないが、グラビア印刷、フレキソ印刷、インクジェット印刷、スクリーン印刷などの各種印刷方式で好適に使用することができる。
本発明の顔料分散体の調整法としては、特に制限されないが、例えば、樹脂型分散剤(A)と、有機顔料(B)と、溶媒(C)とからなるスラリー溶液を、超音波装置、ビーズミル、ジェットミル、ロールミル、ハンマーミル、振動ミル、ボールミル、サンドミル、パールミル、スパイクミル、アジテータミル、コボールミル等の分散機を用いて分散させる方法が挙げられる。
本発明の顔料分散体の基材への塗布方法としては、特に制限されないが、例えば、バーコーティング、ブレードコーティング、スピンコーティング、リバースコーティング、ダイティング、スプレーコーティング、ロールコーティング、グラビアコーティング、マイクログラビアコーティング、リップコーティング、エアーナイフコーティング、ディッピング等を用いる事ができる。
顔料分散体を基材に塗工した後、溶媒を揮発させることで塗膜を得ることができる。乾燥方法は、使用する溶媒の種類や基材の耐熱性などを考慮して適宜選択される。
以下に、実施例により、本発明をさらに具体的に説明するが、以下の実施例は本発明の権利範囲を何ら制限するものではない。なお、実施例における「部」は「重量部」を、「%」は「重量%」をそれぞれ表す。
なお、実施例中の「樹脂固形分濃度」、「重量平均分子量」、「粘度」、「アミン価」、「粒子径」、「光沢度」、「ヘイズ値」の測定方法は、次の通りである。
樹脂固形分濃度:JISK5601−1−2に準拠し、加熱温度150℃、加熱時間20分で測定した時の加熱残分を樹脂固形分濃度(%)とした。
重量平均分子量:カラムとしてShodexGPCLF−604(Shodex社製)を用い、RI検出器を装備したGPC(Shodex社製、GPC−104)で展開溶媒にTHFを用いた時のポリスチレン換算分子量を用いた。
粘度:E型粘度計(東機産業社製、VISCOMETER EV22)を用い25℃で測定した。
アミン価:ポリウレタンウレア樹脂溶液約3gをフラスコに計り取り、メタノール50ミリリットルを加え溶解し、0.1モル/リットルの塩酸標準溶液を用い電位差滴定法によって滴定し、得られた中和点から下記式(1)により算出した。
アミン価=a×f×5.61/(s×w) ・・・ (1)
a:0.1モル/リットル塩酸溶液の使用量(ミリリットル)
f:0.1モル/リットル塩酸溶液の力価
s:ポリウレタンウレア樹脂溶液(g)
w:樹脂固形分濃度(%)
粒子径:顔料分散体に水を加えて希釈した後、動的光散乱測定装置(日機装社製、マイクロトラック)を用いて、顔料分散体中に分散している顔料の粒子径を測定した。
光沢度:光沢計(日本電色工業社製、GlossMeter VG2000)を用いて60度光沢度を測定した。
全光線透過率、ヘイズ値:濁度計(日本電色工業社製、NDH−2000)を用いて測定した。
(合成例1)<ステロール骨格を有するモノマー(D−1)の合成>
反応槽、攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下槽、窒素導入管を備えた重合反応装置を用意した。反応槽にフィトステロール(製品名:フィトステロールCO、タマ生化学社製)63.3部、トリエチルアミン20.5部、クロロホルム200部を、滴下層にアクリル酸クロライド16.2部、クロロホルム50部をそれぞれ仕込み、窒素気流下、0℃で滴下層の混合液を反応層に1時間かけて滴下し、滴下後50℃で3時間反応させた。反応終了後に1N塩酸で分液し、有機層を減圧乾燥により白色粉末が析出するまで乾燥させた後、メタノールを加えスラリー状とし、析出固体をメタノールで濾過洗浄することで、ステロール骨格を有するモノマー(D−1)を得た。
(合成例2)<ステロール骨格を有するモノマー(D−2)の合成>
反応槽、攪拌機、温度計、還流冷却器、窒素導入管を備えた重合反応装置を用意した。反応槽にフィトステロール(製品名:フィトステロールCO、タマ生化学社製)84.4部、アクリル酸2−イソシアナトエチル32.2部、クロロホルム233.3部を仕込み、窒素気流下、70℃で24時間反応させた。反応終了後にメタノール50部を加え、減圧乾燥により白色粉末が析出するまで乾燥させた後、メタノールを加えスラリー状とし、析出固体をメタノールで濾過洗浄することで、ステロール骨格を有するモノマー(D−2)を得た。
(合成例3)<ステロール骨格を有するモノマー(D−3)の合成>
反応槽、攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下槽、窒素導入管を備えた重合反応装置を用意した。反応槽にコレステロール62.1部、トリエチルアミン21.1部、クロロホルム200部を、滴下層にアクリル酸クロライド16.7部、クロロホルム50部をそれぞれ仕込み、窒素気流下、0℃で滴下層の混合液を反応層に1時間かけて滴下し、滴下後50℃で3時間反応させた。反応終了後に1N塩酸で分液し、有機層を減圧乾燥により白色粉末が析出するまで乾燥させた後、メタノールを加えスラリー状とし、析出固体をメタノールで濾過洗浄することで、ステロール骨格を有するモノマー(D−3)を得た。
合成例1〜3で用いたステロール化合物の構造を下記に示す。
フィトステロール:式(10)〜(13)で示される、βシトステロール、カンペステロール、スチグマステロール、ブラシカステロールの混合物
式(10)

式(11)

式(12)

式(13)


コレステロール:
式(14)

(合成例4)<樹脂型分散剤(A−1)の合成>
攪拌機、温度計、還流冷却器、窒素導入管を備えた反応容器に、ジエチレングリコールモノブチルエーテル63.5部、ステロール骨格を有するモノマー(D−1)35.1部、スチレン5.9部、アクリル酸34部、チオグリセロール1部を仕込み窒素ガスで置換した。反応容器内を110℃に加熱した後、V−601(和光純薬製)0.25部をジエチレングリコールモノブチルエーテル8部に溶解させた溶液を3時間かけて滴下し、12時間反応させた。反応終了後に室温まで冷却し、中和剤としてジメチルアミノエタノール42.1部を添加して中和し、さらに樹脂固形分濃度25重量%となるよう調整してイオン交換水を加えることで樹脂固形分濃度25重量%の樹脂型分散剤(A−1)の溶液を得た。中和前の重量平均分子量は16,000であった。
(合成例5〜8および合成例16、17)<樹脂型分散剤(A−2)〜(A−5)およびアクリル重合体(F−1)、(F−2)の合成>
樹脂型分散剤の合成工程において、モノマーと中和剤を表1に記載した化合物または配合比とした以外は、合成例4と同様の操作を行った。得られた樹脂型分散剤(A−2)〜(A−5)、およびアクリル重合体(F−1)、(F−2)の樹脂固形分濃度と中和前の重量平均分子量をそれぞれ表1に示す。
(合成例9)(定着樹脂の合成)
攪拌器、温度計、滴下ロート、還流器を備えた反応容器に、イオン交換水40部と界面活性剤としてアクアロンKH−10(第一工業製薬株式会社製)0.2部とを仕込み、別途、2−エチルヘキシルアクリレート40部、メチルメタクリレート50部、スチレン7部、ジメチルアクリルアミド2部、メタクリル酸1部、イオン交換水53部および界面活性剤としてアクアロンKH−10(第一工業製薬株式会社製)1.8部をあらかじめ混合しておいたプレエマルジョンのうちの1%をさらに加えた。内温を60℃に昇温し十分に窒素置換した後、過硫酸カリウムの5%水溶液10部、および無水重亜硫酸ナトリウムの1%水溶液20部の10%を添加し重合を開始した。反応系内を60℃で5分間保持した後、内温を60℃に保ちながらプレエマルジョンの残りと過硫酸カリウムの5%水溶液、および無水重亜硫酸ナトリウムの1%水溶液の残りを1.5時間かけて滴下し、さらに2時間攪拌を継続した。固形分測定にて転化率が98%超えたことを確認した後、温度を30℃まで冷却した。ジエチルアミノエタノールを添加して、pHを8.5とし、さらにイオン交換水で樹脂固形分濃度を40重量%に調整して樹脂微粒子水分散体である定着樹脂の溶液を得た。
(合成例10)<樹脂型顔料分散剤(A−6)の合成>
攪拌機、温度計、還流冷却器、窒素導入管を備えた反応容器に、ステロール骨格を有するモノマー(D−1)40部、アクリル酸60部、アゾビスイソブチロニトリル1.5部、プロピレングリコールモノエチルエーテル233部を仕込み、窒素気流下、90℃で8時間反応させ、樹脂型分散剤(A−6)の溶液を得た。得られた樹脂型分散剤(A−6)の溶液は樹脂固形分濃度が30重量%であり、重量平均分子量は12、000であった。
(合成例11〜15)<樹脂型顔料分散剤(A−7)〜(A−11)の合成>
樹脂型分散剤の合成工程において、モノマーを表1に記載した化合物および配合比とした以外は、合成例10と同様の操作を行った。得られた樹脂型分散剤(A−7)〜(A−11)の樹脂固形分濃度と重量平均分子量をそれぞれ表1に示す。
(合成例18)<バインダー樹脂の調製>
攪拌機、温度計、還流冷却器、窒素導入管を備えた反応容器に、水添ひまし油ポリオール(製品名:「URIC PH−100」、伊藤製油社製、水酸基価41.6mgKOH/g、数平均分子量2697)46.7部と、ポリトリメチレングリコール(製品名:「Cerenol H2000」Dupont社製、水酸基価57.3mgKOH/g、数平均分子量1958)42.8部と、1,3−プロパンジオール3.8部と、イソホロンジイソシアネート39.9部とを仕込み、窒素気流下、100℃で6時間反応させウレタンプレポリマーを製造した。
次いで、得られたウレタンプレポリマーに酢酸エチル57.1部を加えて、ウレタンプレポリマーの均一溶液とした。次いで、イソホロンジアミン16.8部、酢酸エチル167.9部、イソプロパノール225部からなる混合物に、前記ウレタンプレポリマー溶液を1時間かけて滴下し、その後1時間反応させてポリウレタンウレア樹脂の溶液を得た。
得られたポリウレタンウレア樹脂の溶液は、樹脂固形分濃度25重量%、粘度125mPa・s(25℃)であり、樹脂固形分のアミン価は6.5mgKOH/樹脂1g、重量平均分子量34,000であった。
表1に記載の化合物を下記に示す。
・ブレンマーAP800:日油社製、ポリプロピレングリコールモノアクリレート
<顔料分散体の調整(1)>
(実施例1〜5、および比較例1、2)
顔料としてPigmentRed122(製品名:SymulerSuperMagentaRGT、DIC社製)5部、合成例4〜8および合成例16、17で得られた樹脂型分散剤(A−1)〜(A〜5)、またはアクリル重合体(F−1)および(F−2)の溶液5.1重量部、イオン交換水14.9重量部とを70mlガラス瓶に配合した後、ジルコニアビーズ(直径1.25mm)90重量部を加え、ペイントコンディショナーを用いて3時間分散を行った。さらに得られた分散液にイオン交換水重量39部、1,2−ヘキサンジオール重量10部、1,2−ブタンジオール5重量部、および合成例9で得られた定着樹脂の溶液20重量部からなる混合液を加え、顔料分散体を調整した。
<顔料分散体の評価(1)>
実施例1〜5、および比較例1、2で得られた顔料分散体についてインクジェット用インキとして次のような試験を行った。判定結果を表2に示す。
(1)粘度
調整直後の顔料分散体の粘度と、70℃2週間保存後の粘度を測定し、70℃2週間保存前後の粘度変化率について以下の評価基準で判定した。使用可能なレベルは◎〜△である。
◎:粘度の変化率が±5%未満
〇:粘度の変化率が±5%以上、10%未満
△:粘度の変化率が±10%以上、±20%未満
×:粘度の変化率が±20%以上
(2)粒子径
調整直後の顔料分散体の粒子径と、70℃2週間保存後の粒子径を測定し、70℃2週間保存前後の平均粒子径(D50)の変化率について以下の評価基準で判定した。使用可能なレベルは〇〜△である。
〇:粘度の変化率が±25%未満
△:粘度の変化率が±25%以上、±50%未満
×:粘度の変化率が±50%以上
<顔料分散体の調整(2)>
(実施例6〜11)
合成例10〜15で得られた樹脂型分散剤(A−6)〜(A〜11)の溶液0.6重量部、PigmentYellow180(製品名:ノバパームイエローPHG、クラリアント社製)3.3重量部、合成例18で得られたバインダー樹脂の溶液7.7部、エタノール9.0重量部、プロピレングリコールモノプロピルエーテル3.0重量部、酢酸エチル2.3重量部、および水0.6重量部を70mlガラス瓶に配合した後、ジルコニアビーズ(直径1.25mm)90重量部を加え、ペイントコンディショナーを用いて3時間分散を行った。さらに得られた分散液に、合成例18で得られたバインダー樹脂の溶液4.2重量部、エタノール3.5重量部加え、顔料分散体を調整した。
(実施例12)
樹脂型分散剤(A−7)の溶液0.6重量部、PigmentYellow180(製品名:ノバパームイエローPHG、クラリアント社製)3.3重量部、合成例18で得られたバインダー樹脂の溶液7.7部、エタノール9.0重量部、プロピレングリコールモノプロピルエーテル0.2重量部、酢酸エチル5.1重量部、および水0.6重量部を70mlガラス瓶に配合した後、ジルコニアビーズ(直径1.25mm)90重量部を加え、ペイントコンディショナーを用いて3時間分散を行った。さらに得られた分散液に、合成例18で得られたバインダー樹脂の溶液4.2重量部、酢酸エチル5.0重量部加え、顔料分散体を調整した。
(実施例13)
樹脂型分散剤(A−7)の溶液0.6重量部、PigmentYellow180(製品名:ノバパームイエローPHG、クラリアント社製)3.3重量部、合成例18で得られたバインダー樹脂の溶液7.7部、エタノール7.6重量部、プロピレングリコールモノプロピルエーテル0.2重量部、酢酸エチル6.7重量部、および水0.6重量部を70mlガラス瓶に配合した後、ジルコニアビーズ(直径1.25mm)90重量部を加え、ペイントコンディショナーを用いて3時間分散を行った。さらに得られた分散液に、合成例18で得られたバインダー樹脂の溶液4.2重量部、酢酸エチル5.0重量部加え、顔料分散体を調整した。
(比較例3)
樹脂型分散剤(A−6)0.6重量部を、合成例18で得られたバインダー樹脂の溶液0.7重量部に変更した以外は実施例6と同様の操作を行った。
(比較例4)
樹脂型分散剤(A−6)0.6重量部を、スチレンアクリル酸ポリマー(製品名:ジョンクリル690、BASF社製、重量平均分子量:16500、酸価:240mgKOH/g)0.17重量部と、エタノール0.43重量部に変更した以外は実施例6と同様の操作を行った。
(比較例5)
樹脂型分散剤(A−6)0.6重量部を、スチレンマレイン酸ポリマー(製品名:SMA17352、サートマー社製、重量平均分子量:7000、酸価:285mgKOH/g)0.17重量部と、エタノール0.43重量部に変更した以外は実施例6と同様の操作を行った。
<塗工物(積層体)の作成>
実施例6〜11および比較例3〜5で得られた顔料分散体を、バーコータNo.4を用いて25μOPPフィルムに塗布し、100℃の乾燥オーブン内で乾燥させ塗工物を得た。
<顔料分散体および塗工物の評価(2)>
顔料分散体、および得られた塗工物についてフレキソインキとして次のような試験を行った。判定結果および実測値を表3に示す。
(1)粘度
顔料分散体の粘度を回転数10rpm、100rpmでそれぞれ測定し、10rpmの粘度値と100rpmの粘度値の比10rpmの粘度値(mPa・s)/100rpmの粘度値(mPa・s)]について、以下の評価基準で判定した。
〇:粘度値の比が1.35未満
△:粘度値の値が1.35以上、1.5未満
×:粘度値の比が1.5以上、2未満
××:粘度値の比が2以上
(2)光沢度(塗膜外観)
塗工物の60度光沢度について、以下の評価基準で判定した。使用可能なレベルは〇〜△である。
〇:光沢値が80以上
△:光沢値が80未満、60以上
×:光沢値が60未満、30以上
××:光沢値が30未満
(3)全光線透過率、ヘイズ値
塗工物の全光線透過率、ヘイズ値を測定した。全光線透過率が低く、ヘイズ値が低いほど塗膜の発色(塗膜外観)に優れる。

Claims (10)

  1. ステロール骨格を含む樹脂型分散剤(A)と、有機顔料(B)と、溶媒(C)とを含む顔料分散体を含む印刷インキ。
  2. ステロール骨格を含む樹脂型分散剤(A)が、アクリル重合体を含む請求項1に記載の印刷インキ
  3. アクリル重合体が、ステロール骨格を含み、ステロール骨格を有する構成単位の割合がアクリル重合体100重量%中25〜100重量%である、請求項2に記載の印刷インキ
  4. アクリル重合体が、ステロール骨格を有するモノマー(D)を含むモノマーの共重合体である、請求項2または3に記載の印刷インキ
  5. ステロール骨格を有するモノマー(D)が下記一般式(1)〜(4)で示されるモノマーから選ばれる少なくとも一種であること特徴とする請求項4記載の印刷インキ
    一般式(1)
    一般式(2)

    一般式(3)
    一般式(4)
    [式中、実線と点線の二重線は、それぞれ独立に二重結合または単結合を表し、R〜R
    は水素原子またはメチル基、Lは水素原子、炭素原子、酸素原子、窒素原子、硫黄原子から選ばれる任意の組合せからなる分子量400以下の連結基を、Rは酸素原子または水素原子、炭素原子、酸素原子から選ばれる任意の組合せからなる分子量200以下の置換基をそれぞれ表す。]
  6. アクリル重合体が、イオン性モノマー(E)由来の構成単位を含むことを特徴とする請求項2〜5いずれか一項記載の印刷インキ
  7. 前記イオン性モノマー(E)由来の構成単位の割合が、アクリル重合体100重量%中15〜65重量%であることを特徴とする請求項6記載の印刷インキ
  8. 溶媒(C)が水系溶媒(C−1)を含むことを特徴とする、請求項1〜7いずれか一項記載の印刷インキ
  9. 水系溶媒(C−1)の割合が、溶媒(C)100重量%中50〜100重量%であることを特徴とする請求項8記載の印刷インキ
  10. 基材上に、請求項1〜9いずれか一項記載の印刷インキから形成された層を有する積層体。
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