Patents
Search within the title, abstract, claims, or full patent document: You can restrict your search to a specific field using field names.
Use TI= to search in the title, AB= for the abstract, CL= for the claims, or TAC= for all three. For example, TI=(safety belt).
Search by Cooperative Patent Classifications (CPCs): These are commonly used to represent ideas in place of keywords, and can also be entered in a search term box. If you're searching forseat belts, you could also search for B60R22/00 to retrieve documents that mention safety belts or body harnesses. CPC=B60R22 will match documents with exactly this CPC, CPC=B60R22/low matches documents with this CPC or a child classification of this CPC.
Learn MoreKeywords and boolean syntax (USPTO or EPO format): seat belt searches these two words, or their plurals and close synonyms. "seat belt" searches this exact phrase, in order. -seat -belt searches for documents not containing either word.
For searches using boolean logic, the default operator is AND with left associativity. Note: this means safety OR seat belt is searched as (safety OR seat) AND belt. Each word automatically includes plurals and close synonyms. Adjacent words that are implicitly ANDed together, such as (safety belt), are treated as a phrase when generating synonyms.
Learn MoreChemistry searches match terms (trade names, IUPAC names, etc. extracted from the entire document, and processed from .MOL files.)
Substructure (use SSS=) and similarity (use ~) searches are limited to one per search at the top-level AND condition. Exact searches can be used multiple times throughout the search query.
Searching by SMILES or InChi key requires no special syntax. To search by SMARTS, use SMARTS=.
To search for multiple molecules, select "Batch" in the "Type" menu. Enter multiple molecules separated by whitespace or by comma.
Learn MoreSearch specific patents by importing a CSV or list of patent publication or application numbers.
エアゾールスプレー整髪剤
JP6821481B2
Japan
Description
translated from
(1)内容物を収容した容器本体と、
前記容器本体の上部に取り付けられ押圧することにより前記内容物を噴口から噴射するアクチュエーターとを備えたエアゾールスプレー整髪剤であり、
前記内容物は、3〜25質量%のエアゾールスプレー整髪剤組成物と75〜97質量%の噴射剤とから構成され、
前記エアゾールスプレー整髪剤組成物は、下記成分X及び下記成分Yを含有し、
成分X:平均粒子径が5〜18μmのシリカ
成分Y:エステル油及び炭化水素油からなる群から選ばれる少なくとも1種の油剤
前記エアゾールスプレー整髪剤組成物中の成分Xの含有量が8〜25質量%であり、
前記エアゾールスプレー整髪剤組成物中の成分Yの含有量が75〜92質量%であり、
前記アクチュエーターが5以上の噴口を有するエアゾールスプレー整髪剤、
(2)前記シリカが親水性シリカである(1)記載のエアゾールスプレー整髪剤、
(3)前記成分Yが、エアゾールスプレー整髪剤組成物100質量%に対して15〜70質量%の軽質イソパラフィンを含む(1)又は(2)記載のエアゾールスプレー整髪剤、並びに
(4)前記エアゾールスプレー整髪剤組成物がエタノールを含有しない、又はエタノールを含有し且つ前記エアゾールスプレー整髪剤組成物中のエタノールの含有量が10質量%以下である(1)〜(3)の何れかに記載のエアゾールスプレー整髪剤
に関する。
本発明のエアゾールスプレー整髪剤(100)は、容器本体(A)と、噴射装置(B)と、容器本体(A)の中に収容された内容物とを必須の構成成分として構成される。
容器本体(A)の中には、内容物が収容されている。前記内容物は、エアゾールスプレー整髪剤組成物と噴射剤とから構成される。前記エアゾールスプレー整髪剤組成物と前記噴射剤とは、エアゾールスプレー整髪剤組成物中に噴射剤の一部が溶け込み完全に相溶して均一になった状態で存在していてもよいし、噴射剤がエアゾールスプレー整髪剤組成物に溶け込まず両者が不均一な状態で存在していてもよい。
前記噴射剤としては、特に限定されないが、空気、窒素、炭酸ガス、亜酸化窒素等のガス(特に、圧縮ガスが好ましい);液化石油ガス(LPG:Liquefied Petroleum Gas)、ジメチルエーテル(DME:Dimethyl ether)、イソペンタン、フルオロカーボン等の液化ガスなどが挙げられる。前記噴射剤は、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。また、例えば、液化ガスのみ、圧縮ガスのみを用いてもよいし、液化ガスと圧縮ガスを併用してもよい。
噴射装置(B)は、図1及び図2に示す如く、アクチュエーター(1)、エアゾール容器用バルブ(2)(以下、単にバルブ(2)と称すこともある)、マウンテンカップ(4)、ディップチューブ(3)等から構成され、バルブ(2)は、ハウジング(21)、ステム(22)等からなる。
具体的には、容器本体(A)の頭頂部に備えられたマウンテンカップ(4)のボス部(41)にバルブ(2)のハウジング(21)等が嵌着され、バルブ(2)上端部にアクチュエーター(1)が装着されている。また、バルブ(2)の下端部からはディップチューブ(3)が下方に延設されており、ディップチューブ(3)の下部は容器本体(A)の液相(C)内に浸漬されている。
なお、付勢手段(23)としてはコイルバネ等を用いることができる。
図2において、左半分は不使用時(噴射時以外のとき)の状態を示し、右半分は使用時(噴射時)の状態を示している。
不使用時、ステム(22)は付勢手段(23)により上方向へと付勢されている(図2の左半分参照)。これにより、ステム(22)下部とハウジング(21)上部とがシールラバー(24)を介して密接した状態、即ちバルブ(2)が閉鎖した状態となっている。
そして、内容物を噴射する際は、付勢手段(23)の上方向の付勢力に抗してステム(22)を下動させることにより、バルブ(2)を開放する(図2の右半分参照)。具体的には、ステム(22)上に備えられたアクチュエーター(1)を押圧することによりステム(22)を押し下げる。ステム(22)を押し下げると、シールラバー(24)が下方へ撓みステムオリフィス孔(221)が開放される。そして、容器本体(A)内に充填された液相(C)の界面が気相(D)によって下方向に押され、内容物がディップチューブ(3)から吸い上げられる。ディップチューブ(3)から吸い上げられた内容物は、下方空間(212)、上方空間(211)、ステムオリフィス孔(221)、ステム(22)の内部流路(222)を順に通って、アクチュエーター(1)の噴口(111)から噴射される。
アクチュエーター(1)は、ステム(22)の上部に配置されている。アクチュエーター(1)は、内容物を外部に噴射するためのノズル(11)と、ステム(22)と接合するためのステム接合部(12)とを備えている。ノズル(11)はノズル内部流路(112)と噴口(111)を備えており、下方からステム(22)の内部流路(222)を通ってきた内容物は、流路(13)、ノズル内部流路(112)を順に通り、噴口(111)から噴射される。
尚、本発明においては、アクチュエーター(1)は必ずしもステム(22)に常に接触するように接合している必要はない。アクチュエーター(1)は、押圧時にステム(22)を押し下げることができるように取り付けられていればよく、例えばアクチュエーター(1)が非押圧時にはステム(22)と非接触状態にあるが、押圧時にステム(22)に接触してステムを押し下げるように構成されていてもよい。
本発明において、ノズル(11)は5以上の噴口(111)を有している。本発明における噴口の数は、内容物の舞い散りを抑制し、かつ内容物を広範囲に均一に噴出するという観点から、5以上であり、好ましくは5〜28、さらに好ましくは5〜20である。噴口の数を5以上とすることにより、噴射の勢いが分散するので、内容物の舞い散りを抑制することができる。また、噴口の数を5以上とすることにより、内容物を広範囲に均一に噴出することができるので、噴射対象である頭髪に対する原液の均一付着性が向上する。噴口の数が4以下の場合、噴射の勢いが強くなり舞い散りが発生しやすくなる。舞い散った内容物が口腔から体内に入ると、「むせ」による咳き込みの原因となる。なお、図4は、噴口(111)が6穴の場合を示しているが、例えば、図8の(b)、(c)の如く、12穴、28穴であってもよく、その他の穴数であってもよい。
ステムオリフィス孔(221)は、1つであってもよく複数形成されていてもよい。
各噴口(111)の開口面積(即ち、噴口1つあたりの開口面積)は、特に限定されないが、各噴口から大きな液滴を広範囲に均一に噴出し、舞い散りを抑制するという観点から、それぞれ、0.05〜1.0mm2であることが好ましく、より好ましくは0.10〜0.6mm2である。0.05mm2未満である場合、液滴が小さくなり過ぎ内容物が舞い散ってしまうので、むせに繋がる恐れがある。1.0mm2を超える場合は、その噴口から内容物が多量に噴射され、他の穴からの噴射を妨げる場合がある。
しかし、本発明のエアゾールスプレー整髪剤の、第2実施形態のノズルの側面断面図である図5に示すように、ボス(113)は無くても構わない。
ステム(22)を通ってきた内容物は、ノズル内部流路(112)を通り、次いでノズル内部流路(112)及び各噴口(111)と連通する案内部(116)を通って、各噴口(111)から噴射される。
各噴口(111)の間隔は適宜決定することができる。
このノズル(11)は、第1凸部(114)と第2凸部(115)を有しており、第2凸部(115)に対し第1凸部(114)が高く形成されている。噴口(111)は、その中心付近が第1凸部(114)及び第2凸部(115)の円周上に形成されている。これにより、ノズル内部流路(112)、案内部(116)を通ってきた内容物の一部は噴口(111)の内壁に衝突し、半径方向外側に噴射されるので、より広範囲に内容物を噴射させることができる。
図2におけるハウジング(21)は、側面に気相取込開口(VT)(213)と底面に液相取込開口(UT)(214)とを備えている。気相取込開口(VT)(213)から内容物の気相(D)を上方空間(211)に導入し、液相取込開口(UT)(214)から内容物の液相(C)を下方空間(212)に導入する。導入されたこの気相(D)と液相(C)は、ステム(22)の側面に設けられたステムオリフィス孔(221)から内部流路(222)に導入され、アクチュエーター(1)に吸い上げられる。なお、本発明においては、ハウジングは気相取込開口(VT)を備えていなくてもよい。
気相取込開口(VT)(213)の総開口面積と液相取込開口(UT)(214)の総開口面積との比率(VT/UT)は0.5以下(即ち、0〜0.5)であることが好ましく、より好ましくは0〜0.3である。この範囲とすることにより、噴射される霧における気相と液相との比率をより一層適正化することができる。前記比率(VT/UT)が0.5を超えると、噴射される霧の気体比率が高過ぎるため、頭髪に対する原液の付着率が低下し、整髪力が低下する場合がある。
本発明のエアゾールスプレー整髪剤は、既知の方法により製造することができる。前記エアゾールスプレー整髪剤の製造方法としては、エアゾールスプレー整髪剤組成物に配合する各成分を容器本体内に充填して、エアゾール用バルブによりエアゾールスプレー容器をクリンチした後、噴射剤をステムより充填し、ステムに適した噴射ボタンを装着する方法等が挙げられる。
シリカ
シリカ1:サイリシア470(富士シリシア化学株式会社製、平均粒子径7μm)
シリカ2:サイリシア780(富士シリシア化学株式会社製、平均粒子径14μm)
シリカ3:サイリシア320(富士シリシア化学株式会社製、平均粒子径3μm)
エステル油及び炭化水素油
2−エチルヘキサン酸セチル:サラコス 816T(日清オイリオグループ株式会社製)
イソノナン酸イソノニル:サラコス 99(日清オイリオグループ株式会社製)
流動パラフィン:CARNATION(Sonneborn Inc社製)
軽質イソパラフィン:マルカゾール R(丸善石油化学株式会社製)
その他
1,3−ブチレングリコール:1,3−ブチレングリコール(株式会社ダイセル化学工業製)
ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン:KF−56A(信越化学工業株式会社製)
エタノール:99度合成無変性アルコール(日本アルコール販売株式会社製)
噴射剤
液化石油ガス:ブタン99質量%、プロパン1質量%(小池化学株式会社製、20℃における蒸気圧0.15MPa)
下記の表1に示す配合成分を配合し、各試験用エアゾールスプレー整髪剤組成物(原液)を調製した。得られた原液と液化石油ガス(噴射剤)とを下記の表1に示す質量比で、エアゾール容器(透明)内に充填することで各試験用エアゾール整髪剤を調整した。得られた各試験用エアゾール整髪剤を下記評価試験に供した。結果をそれぞれ表1に併記する。また、各試験用エアゾール整髪剤に用いたエアゾール容器の噴射装置の噴口数、噴口径、1噴口あたりの開口面積、噴口総開口面積、ステムオリフィス孔数、ステムオリフィス孔径及びステムオリフィス孔総開口面積を併記する。
ウィッグ(レッスンマネキン:ユーカリジャパン社製)に、15cm離れた位置から、各試験用エアゾール整髪剤を3秒間噴射した後、ドライヤーで3分間乾燥させた。乾燥後、噴射箇所の粉浮きについて確認し、下記の基準に基づいて評価した。
<評価基準>
○:粉浮きなし
×:粉浮きあり
ウィッグ(レッスンマネキン:ユーカリジャパン社製)に、15cm離れた位置から、各試験用エアゾール整髪剤を3秒間噴射した後、指で全体になじませた。噴射箇所の濡れ感及び速乾性を下記の基準に基づいて評価した。
<評価基準>
○:濡れ感が無い、又は3秒以内に乾燥する
×:乾燥までに3秒超かかる
ウィッグ(レッスンマネキン:ユーカリジャパン社製)に、15cm離れた位置から、各試験用エアゾール整髪剤を3秒間噴射した後、指先で馴染ませるようにして整髪した。整髪力及び使用感(ベタつき、ごわつきの有無)を下記の基準に基づいて評価した。
<評価基準>
○:充分な整髪力があり、使用感がよい(ベタつき及びごわつきが無い)
×:整髪力不十分であり、使用感が悪い(ベタつく、ごわつく)
前記整髪力評価試験後の各ウィッグを室温で6時間放置し、再度、整髪(再整髪)を行った。再整髪力を下記の基準に基づいて評価した。
<評価基準>
○:再整髪可能
△:再整髪できるが、整髪力が低い
×:再整髪できない
縦380mm×横330mmのワイピングクロス(日本製紙クレシア株式会社製、商品名「キムタオル(品番:61000)」)を、地面に対して垂直に立てた板に張り付け、15cm離れた位置から、各試験用エアゾール整髪剤を5秒間噴射した。各試験用エアゾール整髪剤の噴射前後での質量変化量を「噴射量(g)」、ワイピングクロスの質量変化量をワイピングクロスへの「付着量(g)」とした。上記「噴射量」、「付着量」、及び各エアゾール製品の内容物中の「原液比率(質量%)」より、下記の計算式を用いて、付着率(質量%)を計算した。
付着率(質量%)=
付着量(g)/(噴射量(g)×原液比率(質量%)/100)×100
各試験用エアゾール整髪剤を噴射した際の噴出状態(勢い、霧の状態)を観察し、下記の基準に基づいて評価を実施した。
<評価基準>
◎:優れた噴出状態
○:使用可能な噴出状態
×:不良な噴出状態
(原液)
シリカ 20.0質量%
ミリスチン酸イソプロピル 35.0質量%
2−エチルヘキサン酸セチル 40.0質量%
香料 0.1質量%
パントテニルアルコール 0.1質量%
エタノール 4.8質量%
(噴射剤)
LPG(プロパン1質量%/ブタン99質量%、20℃における蒸気圧0.15MPa)
100質量%
原液/噴射剤(質量比)=10/90
(原液)
シリカ 15.0質量%
トリ2−エチルヘキサングリセリル 20.0質量%
2−エチルヘキサン酸セチル 30.0質量%
軽質イソパラフィン 34.65質量%
PPG−9グリセリル 0.3質量%
香料 0.05質量%
(噴射剤)
LPG(プロパン1質量%/ブタン99質量%、20℃における蒸気圧0.15MPa)
100質量%
原液/噴射剤(質量比)=15/85
(原液)
シリカ 10.0質量%
イソノナン酸イソノニル 38.4質量%
流動パラフィン 50.0質量%
イソステアリン酸PEG−8グリセリル 1.5質量%
香料 0.1質量%
(噴射剤)
LPG(プロパン1質量%/ブタン99質量%、20℃における蒸気圧0.15MPa)
100質量%
原液/噴射剤(質量比)=20/80
11 ノズル
111 噴口
112 ノズル内部流路
113 ボス
114 第1凸部
115 第2凸部
116 案内部
12 ステム接合部
2 バルブ
21 ハウジング
211 上方空間
212 下方空間
213 気相取込開口(VT)
214 液相取込開口(UT)
22 ステム
221 ステムオリフィス孔
222 内部流路
23 付勢手段
24 シールラバー
3 ディップチューブ
4 マウンテンカップ
41 ボス部
100 エアゾール製品
A 容器本体
B 噴出装置
C 液相
D 気相
Claims (4)
Hide Dependent
translated from
- 内容物を収容した容器本体と、
前記容器本体の上部に取り付けられ押圧することにより前記内容物を噴口から噴射するアクチュエーターとを備えたエアゾールスプレー整髪剤であり、
前記内容物は、3〜25質量%のエアゾールスプレー整髪剤組成物と75〜97質量%の噴射剤とから構成され、
前記エアゾールスプレー整髪剤組成物は、下記成分X及び下記成分Yを含有し、
成分X:平均粒子径が5〜18μmの親水性シリカ
成分Y:エアゾールスプレー整髪剤組成物100質量%に対して15〜70質量%の軽質イソパラフィンを含む油剤
前記エアゾールスプレー整髪剤組成物中の成分Xの含有量が8〜25質量%であり、
前記エアゾールスプレー整髪剤組成物中の成分Yの含有量が75〜92質量%であり、
前記アクチュエーターが5以上の噴口を有するエアゾールスプレー整髪剤。 - 前記成分Xが、平均粒子径が7〜15μmの親水性シリカである請求項1記載のエアゾールスプレー整髪剤。
- 前記成分Yが、エアゾールスプレー整髪剤組成物100質量%に対して30〜65質量%の軽質イソパラフィンを含む油剤である請求項1又は2記載のエアゾールスプレー整髪剤。
- 前記エアゾールスプレー整髪剤組成物がエタノールを含有しない、又はエタノールを含有し且つ前記エアゾールスプレー整髪剤組成物中のエタノールの含有量が10質量%以下である請求項1〜3の何れか1項に記載のエアゾールスプレー整髪剤。