JP6820180B2 - リトレッド用トレッドゴムの製造方法および更生タイヤの製造方法 - Google Patents

リトレッド用トレッドゴムの製造方法および更生タイヤの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6820180B2
JP6820180B2 JP2016202817A JP2016202817A JP6820180B2 JP 6820180 B2 JP6820180 B2 JP 6820180B2 JP 2016202817 A JP2016202817 A JP 2016202817A JP 2016202817 A JP2016202817 A JP 2016202817A JP 6820180 B2 JP6820180 B2 JP 6820180B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
mass
retread
compound
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016202817A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018062614A (ja
Inventor
祐樹 込谷
祐樹 込谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire Corp filed Critical Toyo Tire Corp
Priority to JP2016202817A priority Critical patent/JP6820180B2/ja
Publication of JP2018062614A publication Critical patent/JP2018062614A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6820180B2 publication Critical patent/JP6820180B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本開示は、リトレッド用トレッドゴムの製造方法および更生タイヤの製造方法に関する。
更生タイヤを製造するために、使用済みのタイヤのトレッドゴムを研磨して台タイヤを成形し、台タイヤにトレッドゴムを巻き付け、加硫することがある。
トレッドゴムは、配合物の保管後に、押出しで成型されることがある。配合物の保管は、ムーニー粘度の増加をもたらし、トレッドゴムの接着性・押出成型性を悪化させる。
ところで、特許文献1は、(2Z)−4−[(4−アミノフェニル)アミノ]−4−オキソ−2−ブテン酸ナトリウムおよびカーボンブラックをバンバリーミキサーに投入し、ゴムに練り込む方法(以下、「先行製法」という。)を開示する。(2Z)−4−[(4−アミノフェニル)アミノ]−4−オキソ−2−ブテン酸ナトリウムについて、末端の窒素官能基がカーボンブラックと結合し、炭素−炭素二重結合の部分がポリマーと結合することを特許文献1はさらに開示する。
特開2014−95013号公報
本開示における第1のリトレッド用トレッドゴムの製造方法は、カーボンブラックを含む凝固処理前ゴムラテックスを凝固し、凝固物を得る工程と、水を含む凝固物に、下記式(I)の化合物(以下、「式(I)化合物」という。)を添加する工程と、式(I)化合物を凝固物中に分散する工程を含む。

(式(I)において、RおよびRは、水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のアルケニル基または炭素数1〜20のアルキニル基を示す。RおよびRは、同一であっても異なっていてもよい。Mはナトリウムイオン、カリウムイオンまたはリチウムイオンを示す。)
本開示における第2のリトレッド用トレッドゴムの製造方法は、カーボンブラックおよびゴムを含む混合物に、式(I)化合物を添加する工程と、式(I)化合物を、水の存在下で混合物中に分散する工程とを含む。
本開示は、保管によるムーニー粘度の増加が抑えられたリトレッド用トレッドゴムを製造できる方法を提供する。さらに本開示は、更生タイヤの製造方法を提供する。
第1のリトレッド用トレッドゴムの製造方法は、カーボンブラックを含む凝固処理前ゴムラテックスを凝固し、凝固物を得る工程と、水を含む凝固物に、式(I)化合物を添加する工程と、式(I)化合物を凝固物中に分散する工程をさらに含む。
第1のリトレッド用トレッドゴムの製造方法は、保管によるムーニー粘度の増加が先行製法よりも抑えられたリトレッド用トレッドゴムを製造できる。第1のリトレッド用トレッドゴムの製造方法が、老化防止機能を有する式(I)化合物を高度に分散できるからである。
第1のリトレッド用トレッドゴムの製造方法は、マスターバッチ由来のゴムに式(I)化合物を高度に分散できる。式(I)化合物が親水性を示し、ゴムが乾燥状態で疎水性を示すため、先行製法では、式(I)化合物が分散し難い。いっぽう、第1のリトレッド用トレッドゴムの製造方法では、凝固物の水分が、式(I)化合物の分散を助けることができる。よって、第1のリトレッド用トレッドゴムの製造方法は、式(I)化合物の分散性を先行製法よりも向上できる。
第1のリトレッド用トレッドゴムの製造方法において、式(I)化合物を凝固物中に分散する工程は、凝固物を脱水しながら式(I)化合物を凝固物中に分散する工程であることが好ましい。
第1のリトレッド用トレッドゴムの製造方法において、凝固物に式(I)化合物を添加する工程において、凝固物中のゴム100質量部に対する、凝固物の水分量をWaとし、凝固物中のゴム100質量部に対する、式(I)化合物の添加量をWbとしたとき、WaのWbに対する比(Wa/Wb)が1〜8100であることが好ましい。
第1のリトレッド用トレッドゴムの製造方法を、第1の更生タイヤの製造方法は含むことができる。
第2のリトレッド用トレッドゴムの製造方法は、カーボンブラックおよびゴムを含む混合物に、式(I)化合物を添加する工程と、式(I)化合物を、水の存在下で混合物中に分散する工程とを含む。
第2のリトレッド用トレッドゴムの製造方法は、保管によるムーニー粘度の増加が先行製法よりも抑えられたリトレッド用トレッドゴムを製造できる。第2のリトレッド用トレッドゴムの製造方法は、老化防止機能を有する式(I)化合物を高度に分散できるからである。
第2のリトレッド用トレッドゴムの製造方法を、第2の更生タイヤの製造方法は含むことができる。
実施形態1におけるリトレッド用トレッドゴムの製造方法は、カーボンブラックとゴムラテックスとを混合し、カーボンブラックスラリーを得る工程を含む。カーボンブラックとゴムラテックスとを混合することによって、カーボンブラックの再凝集を防止できる。カーボンブラックの表面の一部または全部に極薄いラテックス相が生成し、ラテックス相がカーボンブラックの再凝集を抑制すると考えられるからである。カーボンブラックとしては、たとえばSAF、ISAF、HAF、FEF、GPFなど、通常のゴム工業で使用されるカーボンブラックのほか、アセチレンブラックやケッチェンブラックなどの導電性カーボンブラックを使用することができる。カーボンブラックは、通常のゴム工業において、そのハンドリング性を考慮して造粒された、造粒カーボンブラックであってもよく、未造粒カーボンブラックであってもよい。カーボンブラックスラリーをつくる工程のゴムラテックスは、たとえば天然ゴムラテックス、合成ゴムラテックスなどである。天然ゴムラテックス中の天然ゴムの数平均分子量は、たとえば200万以上である。合成ゴムラテックスは、たとえばスチレン−ブタジエンゴムラテックス、ブタジエンゴムラテックス、ニトリルゴムラテックス、クロロプレンゴムラテックスである。ゴムラテックスの固形分(ゴム)濃度は、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.2質量%以上、さらに好ましくは0.3質量%以上である。固形分濃度の上限は、たとえば5質量%、好ましくは2質量%、さらに好ましくは1質量%である。カーボンブラックとゴムラテックスとは、高せん断ミキサー、ハイシアーミキサー、ホモミキサー、ボールミル、ビーズミル、高圧ホモジナイザー、超音波ホモジナイザー、コロイドミルなどの一般的な分散機で混合できる。
カーボンブラックスラリーでは、カーボンブラックが水中に分散している。カーボンブラックスラリーにおけるカーボンブラックの量は、カーボンブラックスラリー100質量%において、好ましくは1質量%以上、より好ましくは3質量%以上である。カーボンブラックスラリーにおけるカーボンブラック量の上限は、好ましくは15質量%、より好ましくは10質量%である。
カーボンブラックスラリーとゴムラテックスとを混合し、凝固処理前ゴムラテックスを得る工程を、実施形態1におけるリトレッド用トレッドゴムの製造方法はさらに含む。カーボンブラックスラリーと混合するためのゴムラテックスは、たとえば天然ゴムラテックス、合成ゴムラテックスなどである。カーボンブラックスラリーと混合するためのゴムラテックスの固形分濃度は、カーボンブラックスラリーをつくる工程におけるゴムラテックスの固形分濃度よりも高いことが好ましい。カーボンブラックスラリーと混合するためのゴムラテックスの固形分濃度は、好ましくは10質量%以上、より好ましくは20質量%以上である。ゴムラテックスにおける固形分濃度の上限は、たとえば60質量%、好ましくは40質量%、さらに好ましくは30質量%である。カーボンブラックスラリーとゴムラテックスとは、高せん断ミキサー、ハイシアーミキサー、ホモミキサー、ボールミル、ビーズミル、高圧ホモジナイザー、超音波ホモジナイザー、コロイドミルなどの一般的な分散機で混合できる。
凝固処理前ゴムラテックスでは、ゴム粒子、カーボンブラックなどが水中に分散している。
凝固処理前ゴムラテックスを凝固し、凝固物を得る工程を、実施形態1におけるリトレッド用トレッドゴムの製造方法はさらに含む。凝固を起こすために、凝固処理前ゴムラテックスに凝固剤を添加できる。凝固剤は、たとえば酸である。酸としてギ酸、硫酸などを挙げることができる。凝固処理前ゴムラテックスを凝固することで得られた凝固物は、水を含む。
凝固物に、式(I)化合物を添加する工程を、実施形態1におけるリトレッド用トレッドゴムの製造方法はさらに含む。式(I)化合物を添加する工程において、凝固物の水分量Waは、凝固物中のゴム100質量部に対して、たとえば1質量部以上、好ましくは10質量部以上である。Waの上限は、たとえば800質量部、好ましくは600質量部である。式(I)化合物の添加量Wbは、凝固物中のゴム100質量部に対して、たとえば0.1質量部以上、好ましくは0.5質量部以上である。Wbの上限は、たとえば10質量部、好ましくは5質量部である。WaのWbに対する比(Wa/Wb)は、好ましくは1〜8100である。Wa/Wbが1未満であると、耐疲労性の向上効果が大きくはないだろう。8100をこえると、凝固物中の水分がマスターバッチに残ることがあるかもしれない。
式(I)を次に示す。

(式(I)において、RおよびRは、水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のアルケニル基または炭素数1〜20のアルキニル基を示す。RおよびRは、同一であっても異なっていてもよい。Mはナトリウムイオン、カリウムイオンまたはリチウムイオンを示す。)
式(I)において、RおよびRが水素原子であることが好ましい。Mがナトリウムイオンであることが好ましい。式(I)化合物は、好ましくは下記式(I’)の化合物である。
式(I)化合物を凝固物中に分散する工程を、実施形態1におけるリトレッド用トレッドゴムの製造方法はさらに含む。式(I)化合物を凝固物中に分散する工程は、たとえば、式(I)化合物 添加後の凝固物を脱水しながら、式(I)化合物を凝固物中に分散する工程であり、より具体的には、式(I)化合物 添加後の凝固物に、100℃〜250℃でせん断力を付与しながら、式(I)化合物を凝固物中に分散する工程である。温度の下限は、好ましくは120℃である。温度の上限は、好ましくは230℃である。式(I)化合物を凝固物中に分散するために、単軸押出機などの押出機を用いることができる。
式(I)化合物の分散後に凝固物の乾燥と可塑化とをおこない、マスターバッチを得る工程を、実施形態1におけるリトレッド用トレッドゴムの製造方法はさらに含む。
マスターバッチは、ゴムを含む。ゴムは、たとえば天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴムなどである。マスターバッチにおける天然ゴムの量は、ゴム100質量%において、好ましくは70質量%以上、より好ましくは80質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上、さらに好ましくは100質量%である。
マスターバッチは、カーボンブラックをさらに含む。カーボンブラックの量は、ゴム100質量部に対して、好ましくは10質量部以上、より好ましくは20質量部以上、さらに好ましくは30質量部以上である。カーボンブラックの量は、ゴム100質量部に対して、好ましくは80質量部以下、より好ましくは60質量部以下である。
マスターバッチは、式(I)化合物をさらに含む。式(I)化合物の量は、ゴム100質量部に対して、好ましくは0.1質量部以上、より好ましくは0.5質量部以上である。式(I)化合物の量は、ゴム100質量部に対して、好ましくは10質量部以下、より好ましくは8質量部以下である。
マスターバッチと、配合剤と、必要に応じてマスターバッチ由来のゴム以外のゴムとを混合機で乾式混合し、混合物を得る工程を、実施形態1におけるリトレッド用トレッドゴムの製造方法はさらに含む。マスターバッチ由来のゴム以外のゴムとして、たとえば天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴムなどを挙げることができる。配合剤は、たとえばステアリン酸、ワックス、オイル、酸化亜鉛、老化防止剤などである。老化防止剤として、芳香族アミン系老化防止剤、アミン−ケトン系老化防止剤、モノフェノール系老化防止剤、ビスフェノール系老化防止剤、ポリフェノール系老化防止剤、ジチオカルバミン酸塩系老化防止剤、チオウレア系老化防止剤などを挙げることができる。混合機として密閉式混合機、オープンロールなどを挙げることができる。密閉式混合機としてバンバリーミキサー、ニーダーなどを挙げることができる。
混合物に加硫系配合剤を添加し、加硫系配合剤を混合物に練り込み、ゴム組成物を得る工程を、実施形態1におけるリトレッド用トレッドゴムの製造方法はさらに含む。加硫系配合剤として硫黄、有機過酸化物などの加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、加硫遅延剤などを挙げることができる。硫黄として粉末硫黄、沈降硫黄、不溶性硫黄、高分散性硫黄などを挙げることができる。加硫促進剤としてスルフェンアミド系加硫促進剤、チウラム系加硫促進剤、チアゾール系加硫促進剤、チオウレア系加硫促進剤、グアニジン系加硫促進剤、ジチオカルバミン酸塩系加硫促進剤などを挙げることができる。
ゴム組成物は、天然ゴムを含むゴム成分を含む。天然ゴムの量は、ゴム成分100質量%において、好ましくは40質量%以上、より好ましくは50質量%以上である。天然ゴム量の上限は、たとえば100質量%である。
ゴム組成物は、ブタジエンゴムをさらに含むことができる。ブタジエンゴム量の上限は、ゴム成分100質量%において、たとえば60質量%、好ましくは50質量%である。
ゴム組成物は、カーボンブラックをさらに含む。カーボンブラックの量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは10質量部以上、より好ましくは20質量部以上、さらに好ましくは30質量部以上である。カーボンブラックの量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは80質量部以下、より好ましくは60質量部以下である。
ゴム組成物は、式(I)化合物をさらに含む。式(I)化合物の量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは0.1質量部以上、より好ましくは0.5質量部以上である。式(I)化合物の量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは10質量部以下、より好ましくは8質量部以下である。
ゴム組成物は、ステアリン酸、ワックス、オイル、酸化亜鉛、老化防止剤、硫黄、加硫促進剤などをさらに含むことができる。硫黄の量は、ゴム成分100質量部に対して、硫黄分換算で好ましくは0.5質量部〜5質量部である。加硫促進剤の量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは0.1質量部〜5質量部である。
ゴム組成物からなるリトレッド用トレッドゴムを押出し、リトレッド用トレッドゴムを台タイヤに巻き付け、リトレッド用トレッドゴム付きの台タイヤを金型で加硫する工程を実施形態1における更生タイヤの製造方法は含む。
実施形態1の変形例1をここで説明する。実施形態1におけるリトレッド用トレッドゴムの製造方法は、カーボンブラックとゴムラテックスとを混合し、カーボンブラックスラリーを得る工程を含むものの、実施形態1の変形例1は、この工程の代わりに、カーボンブラックと水とを混合し、カーボンブラックスラリーを得る工程を含む。
実施形態1の変形例2をここで説明する。実施形態1における更生タイヤの製造方法は、ゴム組成物からなるリトレッド用トレッドゴムを押出し、リトレッド用トレッドゴムを台タイヤに巻き付け、リトレッド用トレッドゴム付きの台タイヤを金型で加硫する工程を含むものの、実施形態1の変形例2は、この工程の代わりに、ゴム組成物からなるリトレッド用トレッドゴムを押出し、リトレッド用トレッドゴムを加硫し、加硫後のリトレッド用トレッドゴムをクッションゴムで台タイヤに貼り付け、加硫する工程を含む。
実施形態2におけるリトレッド用トレッドゴムの製造方法は、カーボンブラックおよびゴムを含む混合物に、式(I)化合物を添加する工程を含む。混合物におけるカーボンブラックの量は、ゴム100質量部に対して、好ましくは10質量部以上、より好ましくは20質量部以上、さらに好ましくは30質量部以上である。カーボンブラックの量は、ゴム100質量部に対して、好ましくは80質量部以下、より好ましくは60質量部以下である。ゴムは、たとえば天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴムなどである。混合物における天然ゴムの量は、ゴム100質量%において、好ましくは70質量%以上、より好ましくは80質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上、さらに好ましくは100質量%である。式(I)化合物の添加量は、混合物中のゴム100質量部に対して、たとえば0.1〜10質量部である。
式(I)化合物を、水の存在下で混合物中に分散し、マスターバッチを得る工程を、実施形態2におけるリトレッド用トレッドゴムの製造方法はさらに含む。混合物の水分量は、混合物中のゴム100質量部に対して、たとえば1質量部以上、好ましくは10質量部以上である。混合物の水分量の上限は、たとえば800質量部、好ましくは600質量部である。マスターバッチについては、実施形態1の説明を援用する。
マスターバッチと、配合剤と、必要に応じてマスターバッチ由来のゴム以外のゴムとを混合機で乾式混合し、加硫系配合剤添加前混合物を得る工程を、実施形態2におけるリトレッド用トレッドゴムの製造方法はさらに含む。これについては、実施形態1の説明を援用する。
加硫系配合剤添加前混合物に加硫系配合剤を添加し、加硫系配合剤を加硫系配合剤添加前混合物に練り込み、ゴム組成物を得る工程を、実施形態2におけるリトレッド用トレッドゴムの製造方法はさらに含む。これについては、実施形態1の説明を援用する。
ゴム組成物からなるリトレッド用トレッドゴムを押出し、リトレッド用トレッドゴムを台タイヤに巻き付け、リトレッド用トレッドゴム付きの台タイヤを金型で加硫する工程を実施形態2における更生タイヤの製造方法は含む。
実施形態2の変形例をここで説明する。実施形態2における更生タイヤの製造方法は、ゴム組成物からなるリトレッド用トレッドゴムを押出し、リトレッド用トレッドゴムを台タイヤに巻き付け、リトレッド用トレッドゴム付きの台タイヤを金型で加硫する工程を含むものの、実施形態2の変形例は、この工程の代わりに、ゴム組成物からなるリトレッド用トレッドゴムを押出し、リトレッド用トレッドゴムを加硫し、加硫後のリトレッド用トレッドゴムをクッションゴムで台タイヤに貼り付け、加硫する工程を含む。
以下に、本開示の実施例を説明する。
原料・薬品を次に示す。
天然ゴムラテックス(Dry Rubber Content=31.2%) Golden Hope社製
凝固剤 ギ酸(一級85%)ナカライテスク社製 (10%溶液を希釈し、pH1.2に調整し、使用した)
カーボンブラック 「シースト6」東海カーボン社製
化合物1 (2Z)−4−[(4−アミノフェニル)アミノ]−4−オキソ−2−ブテン酸ナトリウム(式(I’)の化合物) 住友化学社製
ポリブタジエンゴム 「BR150B」宇部興産社製
オイル 「JOMOプロセスP200」ジャパンエナジー社製
酸化亜鉛 「亜鉛華1号」三井金属社製
ステアリン酸 「ビーズステアリン酸」日油社製
ワックス 「OZOACE0355」日本精蝋社製
老化防止剤 「アンチゲン6C」 住友化学社製
硫黄 「粉末硫黄」鶴見化学工業社製
加硫促進剤 「サンセラーCM−G」(N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド)三新化学工業社製
実施例1〜4におけるウエットマスターバッチの作製
濃縮天然ゴムラテックスに25℃で水を加え、固形分(ゴム)濃度0.52質量%の希薄天然ゴムラテックスと、固形分(ゴム)濃度28質量%の天然ゴムラテックスとを得た。希薄天然ゴムラテックス954.8質量部に、50質量部のカーボンブラックを添加し、カーボンブラック添加後の希薄天然ゴムラテックスをPRIMIX社製ロボミックスで撹拌し、カーボンブラック・天然ゴムスラリーを得た。カーボンブラック・天然ゴムスラリーを、固形分(ゴム)濃度28質量%の天然ゴムラテックスに表1にしたがい加え、カーボンブラック・天然ゴムスラリー添加後の天然ゴムラテックスを、SANYO社製家庭用ミキサーで11300rpm、30分で撹拌し、凝固処理前ゴムラテックスを得た。凝固処理前ゴムラテックスに、凝固剤としてのギ酸をpH4になるまで添加し、フィルターで凝固物と廃液とに分離した。凝固物に化合物1を添加し、化合物1添加後の凝固物をスエヒロEPM社製スクリュープレスV−02型(スクイザー式1軸押出脱水機)で180℃で脱水・可塑化しながら、凝固物中に化合物1を分散した。以上の手順で、ウエットマスターバッチを得た。
比較例1・2におけるウエットマスターバッチの作製
凝固物に化合物1を添加しなかったこと以外は実施例1と同じ手順で、比較例1・2のウエットマスターバッチを得た。
比較例3におけるウエットマスターバッチの作製
凝固物に化合物1を添加する前に、凝固物を実質的に完全に脱水したこと以外は実施例1と同じ手順で、比較例3のウエットマスターバッチを作製した。
各例における未加硫ゴムの作製
硫黄と加硫促進剤とを除く配合剤を表1にしたがって添加し、神戸製鋼社製のB型バンバリーミキサーで混練りし、ゴム混合物を排出した。ゴム混合物と硫黄と加硫促進剤とをB型バンバリーミキサーで混練りし、未加硫ゴムを得た。
保管安定性
未加硫ゴムの保管安定性を、ムーニー粘度を基準に評価した。具体的には、製造直後における未加硫ゴムのムーニー粘度をJIS K−6300−1に準拠して測定し、3か月間室温で未加硫ゴムを保管した後にムーニー粘度をふたたび測定した。製造直後のムーニー粘度を100とした指数で保管後のムーニー粘度を示した。指数が100に近いほど、未加硫ゴムの保管安定性に優れる。目標は110以下である。
水分を含む凝固物における化合物1の添加は、保管安定性改善をもたらした。たとえば、水分を含む凝固物における化合物1の2質量部添加は、10ポイントの保管安定性改善をもたらした(比較例1・実施例2参照)。いっぽう、バンバリーミキサー練りにおける化合物1の添加は、わずか1ポイントの保管安定性改善をもたらした(比較例1・比較例2参照)。完全脱水後における化合物1の添加は、わずか2ポイントの保管安定性改善をもたらした(比較例1・比較例3参照)。

Claims (5)

  1. カーボンブラックを含む凝固処理前ゴムラテックスを凝固し、凝固物を得る工程と、
    水を含む前記凝固物に、下記式(I)の化合物を添加する工程と、
    前記化合物を前記凝固物中に分散する工程とを含む、
    リトレッド用トレッドゴムの製造方法。
    (式(I)において、RおよびRは、水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のアルケニル基または炭素数1〜20のアルキニル基を示す。RおよびRは、同一であっても異なっていてもよい。Mはナトリウムイオン、カリウムイオンまたはリチウムイオンを示す。)
  2. 前記化合物を前記凝固物中に分散する工程は、前記凝固物を脱水しながら前記化合物を前記凝固物中に分散する工程である、請求項1に記載のリトレッド用トレッドゴムの製造方法。
  3. 請求項1または2に記載のリトレッド用トレッドゴムの製造方法を含む、更生タイヤの製造方法。
  4. カーボンブラックおよびゴムを含む混合物に、下記式(I)の化合物を添加する工程と、
    前記化合物を、水の存在下で前記混合物中に分散する工程とを含む、
    リトレッド用トレッドゴムの製造方法。
    (式(I)において、RおよびRは、水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のアルケニル基または炭素数1〜20のアルキニル基を示す。RおよびRは、同一であっても異なっていてもよい。Mはナトリウムイオン、カリウムイオンまたはリチウムイオンを示す。)
  5. 請求項4に記載のリトレッド用トレッドゴムの製造方法を含む、更生タイヤの製造方法。
JP2016202817A 2016-10-14 2016-10-14 リトレッド用トレッドゴムの製造方法および更生タイヤの製造方法 Active JP6820180B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016202817A JP6820180B2 (ja) 2016-10-14 2016-10-14 リトレッド用トレッドゴムの製造方法および更生タイヤの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016202817A JP6820180B2 (ja) 2016-10-14 2016-10-14 リトレッド用トレッドゴムの製造方法および更生タイヤの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018062614A JP2018062614A (ja) 2018-04-19
JP6820180B2 true JP6820180B2 (ja) 2021-01-27

Family

ID=61967461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016202817A Active JP6820180B2 (ja) 2016-10-14 2016-10-14 リトレッド用トレッドゴムの製造方法および更生タイヤの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6820180B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018062614A (ja) 2018-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4738551B1 (ja) ゴムウエットマスターバッチおよびその製造方法、ゴム組成物ならびに空気入りタイヤ
JP5875380B2 (ja) ゴムウエットマスターバッチの製造方法およびゴムウエットマスターバッチ、ならびにゴムウエットマスターバッチを含有するゴム組成物
JP6116448B2 (ja) ゴムウエットマスターバッチおよびその製造方法、ゴム組成物ならびに空気入りタイヤ
WO2014057705A1 (ja) ゴムウエットマスターバッチ
JP6030411B2 (ja) ゴムウエットマスターバッチおよびその製造方法、ゴム組成物ならびに空気入りタイヤ
JP2017039881A (ja) ゴムウエットマスターバッチの製造方法、ゴム組成物の製造方法およびタイヤの製造方法
JP6820182B2 (ja) タイヤ部材・タイヤ・タイヤ部材の製造方法・タイヤの製造方法
JP6377979B2 (ja) ゴムウエットマスターバッチの製造方法
JP6912357B2 (ja) マスターバッチの製造方法、タイヤ用ゴム組成物の製造方法およびタイヤの製造方法
JP2018109098A (ja) ゴムウエットマスターバッチの製造方法
JP6820180B2 (ja) リトレッド用トレッドゴムの製造方法および更生タイヤの製造方法
JP6979858B2 (ja) マスターバッチの製造方法、タイヤ用ゴム組成物の製造方法およびタイヤの製造方法
JP6720047B2 (ja) タイヤ部材の製造方法
WO2019123870A1 (ja) マスターバッチの製造方法、ゴム組成物の製造方法およびタイヤの製造方法
JP6839516B2 (ja) タイヤ部材の製造方法およびタイヤの製造方法
JP6377495B2 (ja) ゴムウエットマスターバッチの製造方法、ゴムウエットマスターバッチ、ゴム組成物および空気入りタイヤ
JP6864458B2 (ja) タイヤ部材の製造方法およびタイヤの製造方法
JP6959124B2 (ja) ゴムウエットマスターバッチの製造方法
JP6957330B2 (ja) 空気入りタイヤ用ゴム部材の製造方法および空気入りタイヤの製造方法
JP6764311B2 (ja) タイヤ部材の製造方法およびタイヤの製造方法
JP6964501B2 (ja) ゴム組成物の製造方法
JP6761723B2 (ja) タイヤ部材の製造方法
JP6910125B2 (ja) タイヤ部材の製造方法
JP2019108505A (ja) マスターバッチの製造方法、ゴム組成物の製造方法およびタイヤの製造方法
JP2020023645A (ja) ゴム組成物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200828

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200929

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6820180

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150