JP6794699B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、画像形成部として転写ベルトを含む転写部と定着部とを備え、コピー用紙などの記録媒体を転写部で押圧および搬送しながら画像形成する画像形成装置の中には、転写ベルトの外面に屈曲ローラーを備えたタイプのものがある。かかる画像形成装置では、屈曲ローラーが、転写ベルトの外面に当接して転写ベルトを屈曲させるように設けられることで、定着部の配置スペースが確保される。
また、画像形成装置は、画像が印字される記録媒体として、ラベル紙と呼ばれる層構成の媒体、すなわち基材上に糊付きの剥離紙が積層された記録媒体を使用する場合がある。また、画像形成装置として、長尺のラベル紙がロール状に巻かれたもの(以下、単にロールという。)に画像を印字する、いわゆるラベル専用機と呼ばれる機種もある。
上述のような画像形成装置でラベル紙に画像形成する場合に、以下のような問題があった。すなわち、転写部における転写ニップでラベル紙が押圧される際に、糊がラベル紙の前奥端部からはみ出して転写ベルトに付着し、転写ベルト上の糊は、下流直後の屈曲ローラーに転移する。かかる糊の付着及び転移がラベル紙やロールの長距離に渡って行われると、屈曲ローラーの端部に糊がリング状に堆積して行くことになり、かかる堆積した糊が所定厚さ以上になると、転写ベルトの走行安定性に悪影響を及ぼす、という問題があった。
かかる問題に対して、特許文献1では、二次転写前にロール端部に紛体を供給(塗布)して、糊が転写部に付着することを防止する構成を採用している。
特開2015−011047号公報
しかしながら、特許文献1では、糊の付着防止のために紛体を使用する構成であることから、かかる紛体が画像形成装置の内部部品に付着ないし飛散すると、記録媒体の搬送性能が低下したり、記録媒体に形成される画像が汚れたりするなどの問題があった。言い換えると、特許文献1の技術では、粉体が装置内部の部品に付着ないし転移することに対処する構成がさらに必要となる。
本発明の目的は、紛体供給の方法を用いることなく、記録媒体の糊が屈曲ローラーに堆積することを抑制することが可能な画像形成装置を提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、
転写ベルトを含む転写部と定着部とを備え、糊層を有する記録媒体を前記転写部で押圧および搬送しながら画像形成する画像形成装置であって、
前記転写ベルトの回転方向において前記転写部の下流に位置し、前記転写ベルトの外面に当接して該転写ベルトを屈曲させる屈曲ローラーと、
前記転写ベルトの回転方向において前記転写部の下流かつ前記屈曲ローラーの上流に設けられ、前記転写ベルトの外面に近接ないし接触して該転写ベルトを清掃する第1の清掃部材を有し、
前記第1の清掃部材は、前記転写ベルトと近接ないし接触する領域に糊捕獲部を備え、
前記糊捕獲部は、前記屈曲ローラーの軸方向に対応した前記第1の清掃部材の幅方向における中央部を除いた両端側に設けられている。
また、本発明に係る画像形成装置は、
一次転写部と、前記一次転写部においてトナー像が転写される転写ベルトを含む転写部と定着部とを備え、糊層を有する記録媒体を前記転写部で押圧および搬送しながら画像形成する画像形成装置であって、
前記転写ベルトの回転方向において前記転写部の下流に位置し、前記転写ベルトの外面に当接して該転写ベルトを屈曲させる屈曲ローラーと、
前記転写ベルトの回転方向において前記転写部の下流かつ前記屈曲ローラーの上流に設けられ、前記転写ベルトの外面に近接ないし接触して該転写ベルトを清掃する第1の清掃部材と、
前記転写ベルトの外面に付着したトナーを除去するトナークリーニング部材と、を備え、
前記トナークリーニング部材は、前記転写ベルトの回転方向において前記屈曲ローラーの下流かつ前記一次転写部の上流にある。
本発明に係る画像形成装置は、
転写ベルトを含む転写部と定着部とを備え、糊層を有する記録媒体を前記転写部で押圧および搬送しながら画像形成する画像形成装置であって、
前記転写ベルトの回転方向において前記転写部の下流に位置し、前記転写ベルトの外面に当接して該転写ベルトを屈曲させる屈曲ローラーと、
前記屈曲ローラーに近接ないし接触して該屈曲ローラーを清掃する第2の清掃部材と、
を有し、
前記第2の清掃部材は、前記屈曲ローラーと近接ないし接触する領域に糊捕獲部を備え、
前記糊捕獲部は、前記屈曲ローラーの軸方向に対応した前記第2の清掃部材の幅方向における中央部を除いた両端側に設けられている。
また、本発明に係る画像形成装置は、
一次転写部と、前記一次転写部においてトナー像が転写される転写ベルトを含む転写部と定着部とを備え、糊層を有する記録媒体を前記転写部で押圧および搬送しながら画像形成する画像形成装置であって、
前記転写ベルトの回転方向において前記転写部の下流に位置し、前記転写ベルトの外面に当接して該転写ベルトを屈曲させる屈曲ローラーと、
前記屈曲ローラーに近接ないし接触して該屈曲ローラーを清掃する第2の清掃部材と、
前記転写ベルトの外面に付着したトナーを除去するためのトナークリーニング部材と、を有し、
前記トナークリーニング部材は、前記転写ベルトの回転方向において前記屈曲ローラーの下流かつ前記一次転写部の上流にある。
さらに、本発明に係る画像形成装置は、
転写ベルトを含む転写部と定着部とを備え、糊層を有する記録媒体を前記転写部で押圧および搬送しながら画像形成する画像形成装置であって、
前記転写ベルトの回転方向において前記転写部の下流に位置し、前記転写ベルトの外面に当接して該転写ベルトを屈曲させる屈曲ローラーと、
前記屈曲ローラーに近接ないし接触して該屈曲ローラーを清掃する第2の清掃部材と、を備え、
前記屈曲ローラーの表面は、前記転写ベルトの表面よりも平滑な平滑面を有し、
前記第2の清掃部材は、前記屈曲ローラーに対向するローラーである
本発明の画像形成装置によれば、紛体を供給することなく、記録媒体の糊が屈曲ローラーに堆積することを効果的に抑制することができる。
本実施の形態における画像形成システムの全体構成を概略的に示す図である。 本実施の形態における画像形成装置の制御系の主要部を示す図である。 本実施の形態で用いられる長尺紙の一例を模式的に示す側断面図である。 本実施の形態における画像形成装置の屈曲ローラー周辺の構成を抽出して示す要部拡大図である。 ブラシローラーで糊を捕獲(除去、回収)する動作を説明するための図である。 ブラシローラーの他の構成例を示す図であり、図6Aはローラーの端部のみにブラシを設けた例を、図6Bはローラー本体の幅方向中央部分が無い例を、それぞれ示す。
以下、本実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態における画像形成部システム100の全体構成を概略的に示す図である。図2は、本実施の形態における画像形成部システム100が備える画像形成装置2の制御系の主要部を示す。
画像形成部システム100は、図1において太線で示す長尺紙Pを記録媒体として使用し、長尺紙P上に画像を形成するシステムである。
長尺紙Pは、その搬送方向において例えば、画像形成装置2の本体幅を超える長さを有する長尺紙であり、ロール紙や連続紙を含む。
図1に示すように、画像形成システム100は、長尺紙Pの搬送方向に沿って上流側から、給紙装置1、画像形成装置2および巻き取り装置3が接続されて構成される。
給紙装置1は、長尺紙Pを画像形成装置2へ給紙する装置である。給紙装置1の筐体内では、長尺紙Pが支持軸にロール状に巻回されて回転可能に保持されている。給紙装置1は、支持軸に巻回された長尺紙Pを、例えば、繰り出しローラー、給紙ローラー等の複数の搬送ローラー対を経由して、一定の速度で画像形成装置2へ搬送する。給紙装置1の給紙動作は、画像形成装置2が備える制御部101によって制御される。
画像形成装置2は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置2は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト421に一次転写し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、給紙装置1から給紙された長尺紙Pに二次転写することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置2は、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向(この実施の形態では水平方向)に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図2に示すように、画像形成装置2は、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60、通信部71、記憶部72および制御部101を備える。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)102、ROM(Read Only Memory)103、RAM(Random Access Memory)104等を備える。CPU102は、ROM103から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM104に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置2の各ブロック等の動作を集中制御する。このとき、記憶部72に格納されている各種データが参照される。記憶部72は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部101は、通信部71を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。通信部71は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。制御部101は、例えば、外部の装置から送信された画像データ(入力画像データ)を受信し、この画像データに基づいて長尺紙Pに画像を形成するための処理を実行する。具体的には、制御部101は、外部の装置から送信された画像データに所定の画像処理を施すように画像処理部30に制御信号を出力する。
図2に示すように、操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21及び操作部22として機能する。表示部21は、制御部101から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態、各機能の動作状況、印刷に関する情報等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部101に出力する。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部101の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
図1に示すように、画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、中間転写ユニット42等を一次転写部として備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、又はKを添えて示す。
画像形成ユニット41は、露光装置、現像装置、感光体ドラム413、帯電装置、ドラムクリーニング装置、及びトナー回収部などを備える。説明の便宜上、画像形成ユニット41の上記構成のうち感光体ドラム413のみを図示している。
感光体ドラム413は、例えば、ドラム状の金属基体を備え、かかる基体の外周面に有機光導電体を含有させた樹脂よりなる感光層が形成された、有機感光体である。
制御部101は、感光体ドラム413を回転させる駆動モーター(図示略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413を一定の周速度で回転させる。
帯電装置は、例えば帯電チャージャーであり、コロナ放電を発生させることにより、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。
露光装置は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。その結果、感光体ドラム413の表面のうちレーザー光が照射された画像領域には、背景領域との電位差により各色成分の静電潜像が形成される。
現像装置は、二成分逆転方式の現像装置であり、感光体ドラム413の表面に各色成分の現像剤を付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像として現像する。感光体ドラム413の表面にトナー像を形成するための詳細な処理は、本実施の形態の特徴と直接関係しないため、説明を省略する。
ドラムクリーニング装置は、感光体ドラム413の表面に当接され、弾性を有する平板状のドラムクリーニングブレード等を有し、中間転写ベルト421に転写されずに感光体ドラム413の表面に残留するトナーを除去する。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423(423A〜D)、二次転写ローラー424、及びベルトクリーニング装置426等を備える。一次転写ローラー422に関し、図示および説明の便宜のため、K成分用の一次転写ローラーだけ図1に示している。
中間転写ベルト421は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも1つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向下流側に配置されるローラー423Aが駆動ローラーであることが好ましい。これにより、一次転写部におけるベルトの走行速度を一定に保持しやすくなる。駆動ローラー423Aが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
駆動ローラー423Aよりもベルト走行方向下流側に配置されるローラー423Bは、後述する二次転写ローラー424と対をなすバックアップローラー423Bである。また、バックアップローラー423Bよりもベルト走行方向下流側に配置されるローラー423Cは、中間転写ベルト421の外周面(外面)に圧接し中間転写ベルト421を内側に折り曲げるように屈曲させる屈曲ローラーである。この屈曲ローラー423Cは、駆動源を持たない従動ローラーであり、中間転写ベルト421に従動して図1の時計方向に回転する。
屈曲ローラー423Cよりもベルト走行方向下流側に配置されるローラー423Dは、駆動ローラー423Aに対応する高さ位置に配置されている従動ローラーである。図1に示すように、屈曲ローラー423Cは、中間転写ベルト421の二次転写部の下流直ぐの位置に設けられている。かかる配置とすることで、中間転写ベルト421におけるバックアップローラー423B及び従動ローラー423D間の部位が上方に持ち上げられ、定着部60を配置する空間が広く確保される。
中間転写ベルト421は、導電性および弾性を有するベルトであり、表面に高抵抗層を有する。中間転写ベルト421は、制御部101の制御信号に基づいて駆動ローラー423Aが駆動されることにより、所定の走行速度で回転駆動される。
一次転写ローラー422は、各色成分の感光体ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光体ドラム413に圧接されることにより、感光体ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー424は、駆動ローラー423Aのベルト走行方向下流側に配置されるバックアップローラー423Bに対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラー423Bに圧接されることにより、中間転写ベルト421から長尺紙Pへトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。
前述した一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光体ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421の外面に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー422に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト421の裏面側すなわち一次転写ローラー422と当接する側にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト421上に静電的に転写される。
その後、長尺紙Pが二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が長尺紙Pに二次転写される。具体的には、二次転写ローラー424に二次転写バイアスを印加し、長尺紙Pの裏面側すなわち二次転写ローラー424と当接する側にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は長尺紙Pの表面側に静電的に転写される。トナー像が転写された長尺紙Pは、定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置426は、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。説明の便宜のため、図1では、ベルトクリーニング装置426として、トナークリーニング部材を抽出して示している。かかるトナークリーニング部材426は、中間転写ベルト421の外周に圧接することで、中間転写ベルト421上に残存するトナーを剥ぎ取る。
本実施の形態では、トナークリーニング部材426は、後述する清掃部材ないし糊の除去回収部材としてのブラシローラー80,90の下流かつ、一次転写部を構成する感光体ドラム413の上流に配置されている。
なお、二次転写ローラー424に代えて、二次転写ローラーを含む複数の支持ローラーに、二次転写ベルトがループ状に張架された構成である、いわゆるベルト式の二次転写ユニットを採用してもよい。
定着部60は、長尺紙Pの定着面すなわちトナー像が形成されている面側に配置される上側定着部60A、長尺紙Pの裏面すなわち定着面の反対の面側に配置される下側定着部60B、および加熱源等を備える。本実施の形態では、上側定着部60Aおよび下側定着部60Bは、それぞれローラー部材であり、定着面側の上側定着部60Aに裏面側の下側定着部60Bが圧接されることにより、長尺紙Pを挟持して搬送する定着ニップが形成される。
定着部60は、トナー像が二次転写され、搬送されてきた長尺紙Pを定着ニップで加熱、加圧することにより、長尺紙Pにトナー像を定着させる。定着部60は、定着器ユニットとして画像形成装置2から着脱可能な構成とされ得る。
給紙装置1から画像形成装置2へ給紙された長尺紙Pは、搬送ローラー(搬送ローラー対)531や搬送案内部材532などを備える搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像が長尺紙Pの表面(図1では上面)に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が実行され、長尺紙P上に画像形成される。画像形成された長尺紙Pは、一対の搬送ローラー(排紙ローラー対)を備えた排紙部54により巻き取り装置3に搬送される。
巻き取り装置3は、画像形成装置2から搬送されて来た長尺紙Pを巻き取る装置である。巻き取り装置3の筐体内では、例えば、長尺紙Pが支持軸に巻回されてロール状に保持される。そのために、巻き取り装置3は、画像形成装置2から搬送されて来た長尺紙Pを、複数の搬送ローラー対(例えば、繰り出しローラー、排紙ローラー)を経由して、一定の速度で支持軸に巻き取る。巻き取り装置3の巻き取り動作は、画像形成装置2が備える制御部101によって制御される。
図3は、長尺紙Pの一構成例を示す側面図である。図3に示す長尺紙Pは、図中上方から、表面が印刷対象となる基材Pbと、基材Pbの裏面に形成された糊層Psと、糊層Psに当接する台紙ないし剥離紙としての剥離部Prと、の三層構造となっている。
長尺紙Pのサイズ(幅、厚み、長さ)は任意である。但し、本実施の形態では、中間転写ベルト421の幅よりも短い幅の長尺紙Pが使用される。
基材Pbは、紙または樹脂製の長尺かつ薄板状の部材である。糊層(以下、単に糊ともいう。)Psは、基材Pbの裏面全体に亘って形成されている。剥離部Prは、基材Pbと略同一の幅及び長さ寸法を有する部材である。長尺紙Pは、基材Pbから剥離部Prを剥離する場合に、糊Psが剥離部Prに付着せず且つ基材Pbから剥離部Prが容易に分離される構造となっている。
ところで、画像形成装置2で上述のような長尺紙Pを記録媒体として用いる場合、以下のような問題がある。
長尺紙Pは、二次転写部のニップすなわち二次転写ローラー424及びバックアップローラー423Bのローラー対によって挟まれて厚み方向に押圧されながら搬送される際に、糊層Psの糊がロールの前奥端部ないし両端側からはみ出して、中間転写ベルト421の外周面に付着する。かくして中間転写ベルト421上に付着した糊は、二次転写部の下流に位置し中間転写ベルト421の外面を内側に屈曲させる外接部材としての屈曲ローラー423Cに転移する。
かかる糊の付着及び転移が長尺紙Pの長距離に渡って行われると、屈曲ローラー423Cの両端部側に糊がリング状に堆積して行く。そして、屈曲ローラー423C上に堆積した糊が所定厚さ(例えば1mm)以上になると、転写ベルト421の走行安定性に悪影響を及ぼす。転写ベルト421の走行安定性が悪くなると、長尺紙Pの基材Pbの所定位置に画像が転写されない位置ずれ発生などの原因となる。
このような問題を解決するため、本実施の形態では、図1及び図4に示すように、二次転写部の下流かつ屈曲ローラー423Cの上流に、中間転写ベルト421の外周面を清掃する第1の清掃部材としてのブラシローラー80を設けている。さらに、本実施の形態では、屈曲ローラー423Cの表面を清掃する第2の清掃部材としてのブラシローラー90を、屈曲ローラー423Cに対向するように設けている。
本実施の形態ではブラシローラー80及び90は相互に同等の構成であるため、以下はブラシローラー80の構成について図5及び図6を参照して説明し、ブラシローラー90は主にブラシローラー80と異なる部分について後述する。
ブラシローラー80は、円柱状の外形を呈するローラー本体81と、ローラー本体81の回転中心位置に設けられた軸部82と、ローラー本体81の周面(表面)から複数の線材が突起する突起部ないし糊捕獲部としてのブラシ83と、を有する。図示及び説明の便宜のため、図5ではブラシ83の一部分を抽出して模式的に表しており、実際にはブラシローラー80の周面全体に亘ってブラシ83が略均等に配置されている。
ブラシ83を構成する各線材は、軸部82を基準として放射状に伸びるようにローラー本体81の表面に埋設されている。ブラシ83の素材については特に限定されず、ナイロンなどの化学繊維、馬毛などの動物繊維、パームなどの植物繊維、金属線などを単体または組み合わせて用いることができる。また、ブラシ83を構成する各線材のサイズ(経や長さ)も任意である。
本実施の形態では、ローラー本体81の表面にブラシ83が植設された構成となっている。ブラシローラー80の他の形態として、ローラー本体81とブラシ83とが同一素材で一体形成された構成としてもよい。
ブラシローラー80は、中間転写ベルト421の走行に悪影響を与えないようにするために、中間転写ベルト421に対するブラシ83の当接圧が出来るだけ小さくなるような構成ないし配置とすることが望ましい。中間転写ベルト421に対するブラシ83の当接圧を極力無くすという観点からは、例えば、ブラシ83の先端が中間転写ベルト421の表面に直接触れず、中間転写ベルト421上に堆積した糊のみに触れるようにブラシローラー80を配置してもよい(図5参照)。以下、ブラシローラー80のブラシ83が中間転写ベルト421の表面に直接接触しない形態を考慮して、ブラシローラー80が中間転写ベルト421に「接触または近接する」ことを総称して「アクセスする」と称する。
ブラシローラー80は、定期的に交換する必要があることから、脱着可能な構成とされる。
さらに、本実施の形態の画像形成装置2は、長尺紙Pとして糊無しのロールを使用する場合も想定され、かかる場合は画像形成行程中に糊が中間転写ベルト421上に付着することがない。したがって、ブラシローラー80は、例えば、軸部82の両端を、中間転写ベルト421に対して離接方向に往復移動する可動レバー(図示略)に設ける構成とすることで、中間転写ベルト421に対して退避可能とされ得る。かかる構成とすることで、中間転写ベルト421に対するブラシ83の当接圧に関わらず、糊無しのロールを使用する場合に中間転写ベルト421に負荷を与えないようにすることができる。
ブラシローラー80は、図4及び図5の矢印B方向、すなわち中間転写ベルト421の進行方向(同図矢印A方向)と逆らう向きに回転するように駆動される駆動ローラーである。このため、ブラシローラー80の軸部82は、モーターなどの駆動源(図示略)に接続されている。かかる駆動源は、制御部101の制御信号に基づいて駆動されることにより、ブラシローラー80を所定の速度で回転駆動する。
以下、ブラシローラー80で中間転写ベルト421の外面(表面)を清掃する原理や動作等について説明する。
上述のように、長尺紙Pは、画像形成装置2の二次転写部で厚み方向に押圧されながら定着部60側に進行し、かかる二次転写部での押圧により糊が幅方向両端から糊が染み出され、かかる糊Ps(図5参照)が中間転写ベルト421の表面に付着する。続いて、糊Psが付着した中間転写ベルト421の当該部位は、屈曲ローラー423Cに向けて進行し、屈曲ローラー423Cの前段に位置するブラシローラー80を通過する。このとき、中間転写ベルト421上の糊Psは、ブラシローラー80のブラシ83に接触する。
より具体的には、中間転写ベルト421上の糊Psは、図5に示すように、ブラシローラー80のブラシ83を構成する複数の線材と接触し、かかる線材によって包み込まれる状態になる。この状態では、中間転写ベルト421への糊Psの接触面積よりも、ブラシ83への糊Psの接触面積の方が大きくなる。
糊は部材への接触面積が大きいほど当該部材への付着力が増すことから、ブラシ83により糊を包み込み接触面積を増やすことによって、糊Psは、中間転写ベルト421から分離され、糊捕獲部であるブラシ83で捕獲、回収される。
ブラシローラー80の駆動に関し、その回転速度や中間転写ベルト421との速度比については任意である。他方、ブラシローラー80は、中間転写ベルト421の速度に応じた速度で回転するように駆動され得る。例えば、糊の回収性能を一定に保つ観点から、中間転写ベルト421の走行速度が上がるに従ってブラシローラー80の回転速度も上がるように、制御部101によって駆動制御されてもよい。
ブラシローラー80は、使用すればするほどローラー本体81の外周すなわちブラシ83の部分に糊が蓄積され、その回収性能が徐々に低下して行く。そのため、画像形成装置2における糊の回収性能を一定以上に保つために、ブラシローラー80は、定期的に交換される。
〔ブラシローラー90〕
次に、第2の清掃部材としてのブラシローラー90の構成について、上述したブラシローラー80との相違点を中心に説明する。
ブラシローラー90は、図4に示すように、屈曲ローラー423Cにアクセス(接触または近接)して屈曲ローラー423Cの表面を清掃するローラーである。ブラシローラー90は、上述のブラシローラー80と同様、円柱状の外形を呈するローラー本体、ローラー本体に設けられたローラー軸としての軸部、ローラー本体の周面から突起する糊捕獲部としてのブラシを有する(図5参照)。ブラシローラー90におけるブラシの材質やサイズ等、屈曲ローラー423Cに対する当接圧、屈曲ローラー423Cに対して退避可能とする形態、図6で上述した変形例などについては、上述のブラシローラー80と同様であり、説明を省略する。
ブラシローラー90は、図4の矢印D方向、すなわち屈曲ローラー423Cの回転方向(同図矢印C方向)と逆らう向きに回転するように駆動される駆動ローラーである。このため、ブラシローラー90の軸部は、モーターなどの駆動源に接続されている。ブラシローラー90の駆動源は、上述したブラシローラー80の駆動源と同一とする、或いは別個に設けることができる。
ブラシローラー90で屈曲ローラー423C表面に付いた糊を捕獲、回収する原理や動作等は、上述したブラシローラー80の場合と同様である。ブラシローラー90も、使用により外周(ブラシ)部分に糊が蓄積され、回収性能が徐々に低下して行くことから、画像形成装置2における糊の回収性能を一定以上に保つために、定期的に交換される。
上述のように、本実施の形態の画像形成装置2では、二次転写部による二次転写の際に中間転写ベルト421に付着したロールの糊を、屈曲ローラー423Cの上流(前段)に配置した糊清掃部材(第1の清掃部材)であるブラシローラー80によって積極的に回収し、中間転写ベルト421から除去する構成とした。
かかる構成により、中間転写ベルト421上に付着したロールの糊が屈曲ローラー423Cに転移することが防止ないし可及的に抑止され、屈曲ローラー423Cへの糊の堆積が効果的に防止ないし抑止される。
また、本実施の形態の画像形成装置2では、二次転写部による二次転写の際に中間転写ベルト421に付着し、屈曲ローラー423Cに転移したロールの糊を、屈曲ローラー423Cに対向配置した糊清掃部材(第2の清掃部材)であるブラシローラー90によって回収し、屈曲ローラー423Cから除去する構成とした。
したがって、本実施の形態では、ブラシローラー90によっても屈曲ローラー423Cへの糊の堆積が効果的に防止ないし抑止される。また、本実施の形態では、何らかの原因でブラシローラー80での糊Psの捕獲が十分にないし全く行われず、屈曲ローラー423Cの周面に糊Psが付着してしまったような場合でも、かかる糊Psをブラシローラー90で捕獲、回収することが可能となる。
このように、本実施の形態の画像形成装置2によれば、屈曲ローラー423Cへの糊の堆積が効果的に防止ないし抑止されるので、中間転写ベルト421の走行安定性が確保される。また、本実施の形態によれば、紛体塗布のような別法を実施する必要もない。
加えて、この画像形成装置2では、トナークリーニング部材426は、上述のように、ブラシローラー80,90の下流かつ、一次転写部を構成する感光体ドラム413の上流に配置されている。これは、トナークリーニング部材426に長尺紙Pからの糊が付着すると、部材が破損してトナークリーニング部材426からトナーのすり抜けが発生し、その後に印刷される画像の質が悪化することを考慮したものである。
すなわち、本実施の形態では、糊の残存の可能性が最も低いブラシローラー80,90の下流かつ一次転写部の上流位置にトナークリーニング部材426を配置することにより、印刷画像の品質を確保し、トナークリーニング部材426の寿命を可及的に長くすることができる。
〔ブラシローラーの変形例〕
上述した実施の形態では、ブラシローラー80のブラシ83は、ローラー本体81の幅方向の全体に亘って配置されており、中間転写ベルト421の幅方向の全体にアクセス(接触または近接)する構成である。
他方、糊は、上述のように二次転写時に長尺紙Pの両端部から出て、中間転写ベルト421の対応する幅方向両端側の部位(領域)に付着するものであり、装置構成等にもよるが、中間転写ベルト421の幅方向中央側の領域にまで付着することは稀である。
このため、ブラシローラー80は、専ら糊が付着する部位である中間転写ベルト421の幅方向両端部にだけアクセスする構成とすることができる。以下、図6を参照して、ブラシローラー80の変形例として、糊捕獲部としてのブラシ83を、軸部82(ローラー軸)方向における中央を除いた両端側にのみ設けた構成について説明する。
図6Aに示すブラシローラー80は、長尺紙Pの糊が付着し得る部分となる中間転写ベルト421の幅方向両端側領域に対向する、ローラー本体81の幅方向の両端部のみにブラシ83(83a,83b)が配置され、ローラー本体81の幅方向の中央側領域にはブラシ83が配置されない構成である。
さらに他の変形例として、図6Bに示すブラシローラー80は、ローラー本体81が2つに分離された構成である。このブラシローラー80は、ローラー本体81の幅方向の中央部分が無い構成であり、糊が付着し得る箇所に左右一対のローラー本体81a、81b及びブラシ83(83a,83b)が配置されている。ここで、ブラシ83a及び83b間の距離は、長尺紙Pの糊が付着し得る部分となる中間転写ベルト421の幅方向の各端側領域間の距離に相当する。
これら図6A及び図6Bに示す形態によれば、ブラシ83の総面積を減らすことにより、中間転写ベルト421及び該ベルトの駆動源への負荷が軽減され、また、コスト削減が図られる。
加えて、図6Bに示す構成は、軸部82に対するローラー本体81a及び81bの位置、ローラー本体81a及び81b間の距離を変更することが容易である。したがって、かかる構成によれば、相互に幅の異なる複数の長尺紙Pに対応可能であり、また、軸部82に対するローラー本体81aまたは81bの相対位置を変更して、中間転写ベルト421にアクセスする位置を微調整することも可能になる。
〔糊回収のためのさらなる構成〕
次に、ブラシローラー80または90で糊Psを捕獲、回収することに寄与ないし関連するさらなる構成について説明する。
一般に、糊の粘着性は、低温状態よりも高温状態とした方が低下する。このため、図4に示す各部材の周辺温度、すなわちブラシローラー80,90におけるブラシの温度さらには屈曲ローラー423Cの温度を、上流側の2次転写部の温度よりも高い状態とすることが好ましい。
このような温度状態とすることで、糊が二次転写の際に中間転写ベルト421に付着した時よりも、糊の除去(捕獲、回収)時の方が糊の粘着性が低くなり、糊の除去の確実性を増加させることが可能となる。
本実施の形態の画像形成装置2では、図1に示すように、定着部60は、2次転写部よりもブラシローラー80,90及び屈曲ローラー423C側に相対的に近い位置にある。したがって、この画像形成装置2では、定着部60の熱を熱源として利用して、ブラシローラー80,90のブラシや屈曲ローラー423Cの温度を、上流側の2次転写部の温度よりも高い状態とすることができる。定着部60の熱を効率的ないし集中的にブラシローラー80,90等に伝達するために、熱案内部材(図示略)により定着部60からの熱伝導経路を設けてもよい。また、定着部60とは別個のヒーターを専用に設けて、かかる専用ヒーターによりブラシローラー80、90及び屈曲ローラー423Cに熱を供給する構成としてもよい。
上述した実施の形態では、長尺紙Pから染み出した糊を回収、除去するために、ブラシローラー80(第1の清掃部材)及びブラシローラー90(第2の清掃部材)の両方を設ける構成とした。これに対して、ブラシローラー80及びブラシローラー90のいずれかのみを設ける構成としてもよい。
上述したように、長尺紙Pの糊Psは、部材への接触面積が大きくなるほど付着しやすくなる。言い換えると、糊の付着力は、凹凸面(点接触)よりも平滑面(面接触)の方が強くなる。
かかる糊の性質に鑑みると、ブラシローラー90を設ける構成の場合に、屈曲ローラー423Cの表面を、例えば鏡面加工を施すことにより、中間転写ベルト421の表面(外面)よりも平滑な平滑面とすることもできる。かかる平滑面は、中間転写ベルト421に対する当接面である屈曲ローラー423Cの表面全体に設ける構成、或いは屈曲ローラー423Cのローラー軸方向における中央部を除いた両端側に設ける構成のいずれでもよい。
屈曲ローラー423Cの表面に平滑面を設けた場合、中間転写ベルト421に付着した糊は、屈曲ローラー423Cを通過する際に中間転写ベルト421から分離されて、いわば積極的に屈曲ローラー423Cに付着する。他方、屈曲ローラー423Cにアクセスするブラシローラー90のブラシは、糊に対して、屈曲ローラー423Cの平滑面よりも広い接触面積を有している。したがって、中間転写ベルト421に付着した糊は、屈曲ローラー423Cを通過する際に、まず屈曲ローラー423Cの平滑面に転移し(図4参照)、続いてブラシローラー90のブラシによって捕獲、回収される。
上述した実施の形態では、屈曲ローラー423Cの表面を平滑面とし、かかる屈曲ローラー423Cにブラシローラー90を対向して設ける構成とした。他の例として、ブラシローラー80の代わりに、ローラー本体の表面が平滑面であるローラーを第1の清掃部材として設け、かかるローラーにブラシローラー90を対向して設ける構成とすることもできる。
以上、詳細に説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、紛体を供給することなく、記録媒体の糊が屈曲ローラーに堆積することを効果的に抑制することが可能になる。
上記実施の形態では、パーソナルコンピューターなどの外部装置から受信される画像データに基づいて画像形成する画像形成装置2について説明したが、これに限られない。画像形成装置2は、図示しないADF(Auto Document Feeder)などの自動原稿給紙装置および原稿画像走査装置(スキャナー)等を備える構成としてもよい。この場合、自動原稿給紙装置により、原稿トレイに載置された多数枚の原稿の画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取って、長尺紙Pに画像を形成することができる。
また、上記実施の形態では、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
2 画像形成装置
40 画像形成部
413 感光体ドラム
42 中間転写ユニット
421 中間転写ベルト(転写ベルト)
423(423A〜D) 支持ローラー
423A 駆動ローラー
423B バックアップローラー
423C 屈曲ローラー
426 ベルトクリーニング装置(トナークリーニング部材)
80 ブラシローラー(第1の清掃部材)
83 ブラシ(糊捕獲部)
90 ブラシローラー(第2の清掃部材)
P 長尺紙(記録媒体)
Ps 糊層(糊)

Claims (18)

  1. 転写ベルトを含む転写部と定着部とを備え、糊層を有する記録媒体を前記転写部で押圧および搬送しながら画像形成する画像形成装置であって、
    前記転写ベルトの回転方向において前記転写部の下流に位置し、前記転写ベルトの外面に当接して該転写ベルトを屈曲させる屈曲ローラーと、
    前記転写ベルトの回転方向において前記転写部の下流かつ前記屈曲ローラーの上流に設けられ、前記転写ベルトの外面に近接ないし接触して該転写ベルトを清掃する第1の清掃部材を有し、
    前記第1の清掃部材は、前記転写ベルトと近接ないし接触する領域に糊捕獲部を備え、
    前記糊捕獲部は、前記屈曲ローラーの軸方向に対応した前記第1の清掃部材の幅方向における中央部を除いた両端側に設けられている、
    画像形成装置。
  2. 一次転写部と、前記一次転写部においてトナー像が転写される転写ベルトを含む転写部と定着部とを備え、糊層を有する記録媒体を前記転写部で押圧および搬送しながら画像形成する画像形成装置であって、
    前記転写ベルトの回転方向において前記転写部の下流に位置し、前記転写ベルトの外面に当接して該転写ベルトを屈曲させる屈曲ローラーと、
    前記転写ベルトの回転方向において前記転写部の下流かつ前記屈曲ローラーの上流に設けられ、前記転写ベルトの外面に近接ないし接触して該転写ベルトを清掃する第1の清掃部材と、
    前記転写ベルトの外面に付着したトナーを除去するトナークリーニング部材と、を備え、
    前記トナークリーニング部材は、前記転写ベルトの回転方向において前記屈曲ローラーの下流かつ前記一次転写部の上流にある、
    画像形成装置。
  3. 前記第1の清掃部材は、前記転写ベルトに対向するローラーを含む、
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ローラーから突起するブラシを有する、
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記ローラーは、前記転写ベルトの進行方向と逆向きに回転するように駆動される、
    請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記屈曲ローラーの温度あるいは前記第1の清掃部材の周辺温度を前記転写部の温度よりも高くなるように加熱する熱源部を備える、
    請求項1から5の何れか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記熱源部は、前記定着部とは別個に熱を発生するヒーターである、
    請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記定着部は、前記第1の清掃部材の近傍に配置されることにより前記熱源部として機能する、
    請求項6又は7に記載の画像形成装置。
  9. 転写ベルトを含む転写部と定着部とを備え、糊層を有する記録媒体を前記転写部で押圧および搬送しながら画像形成する画像形成装置であって、
    前記転写ベルトの回転方向において前記転写部の下流に位置し、前記転写ベルトの外面に当接して該転写ベルトを屈曲させる屈曲ローラーと、
    前記屈曲ローラーに近接ないし接触して該屈曲ローラーを清掃する第2の清掃部材と、
    を有し、
    前記第2の清掃部材は、前記屈曲ローラーと近接ないし接触する領域に糊捕獲部を備え、
    前記糊捕獲部は、前記屈曲ローラーの軸方向に対応した前記第2の清掃部材の幅方向における中央部を除いた両端側に設けられている、
    画像形成装置。
  10. 一次転写部と、前記一次転写部においてトナー像が転写される転写ベルトを含む転写部と定着部とを備え、糊層を有する記録媒体を前記転写部で押圧および搬送しながら画像形成する画像形成装置であって、
    前記転写ベルトの回転方向において前記転写部の下流に位置し、前記転写ベルトの外面に当接して該転写ベルトを屈曲させる屈曲ローラーと、
    前記屈曲ローラーに近接ないし接触して該屈曲ローラーを清掃する第2の清掃部材と、
    前記転写ベルトの外面に付着したトナーを除去するためのトナークリーニング部材と、を有し、
    前記トナークリーニング部材は、前記転写ベルトの回転方向において前記屈曲ローラーの下流かつ前記一次転写部の上流にある、
    画像形成装置。
  11. 転写ベルトを含む転写部と定着部とを備え、糊層を有する記録媒体を前記転写部で押圧および搬送しながら画像形成する画像形成装置であって、
    前記転写ベルトの回転方向において前記転写部の下流に位置し、前記転写ベルトの外面に当接して該転写ベルトを屈曲させる屈曲ローラーと、
    前記屈曲ローラーに近接ないし接触して該屈曲ローラーを清掃する第2の清掃部材と、を備え、
    前記屈曲ローラーの表面は、前記転写ベルトの表面よりも平滑な平滑面を有し、
    前記第2の清掃部材は、前記屈曲ローラーに対向するローラーである、
    画像形成装置。
  12. 前記第2の清掃部材は、前記屈曲ローラーに対向するローラーである、
    請求項9又は10に記載の画像形成装置。
  13. 前記ローラーから突起するブラシを有する、
    請求項11又は12に記載の画像形成装置。
  14. 前記第2の清掃部材としての前記ローラーは、前記屈曲ローラーの回転に逆らう向きに回転するように駆動される、
    請求項11から13の何れか一項に記載の画像形成装置。
  15. 前記屈曲ローラーの温度あるいは前記第2の清掃部材の周辺温度を前記転写部の温度よりも高くなるように加熱する熱源部を備える、
    請求項9乃至14の何れか一項に記載の画像形成装置。
  16. 前記熱源部は、前記定着部とは別個に熱を発生するヒーターである、
    請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記定着部は、前記第2の清掃部材の近傍に配置されることにより前記熱源部として機能する、
    請求項15又は16に記載の画像形成装置。
  18. 前記平滑面は、前記屈曲ローラーの軸方向における中央部を除いた両端側に配置されている、
    請求項11に記載の画像形成装置。
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