JP6781670B2 - 増幅器 - Google Patents

増幅器 Download PDF

Info

Publication number
JP6781670B2
JP6781670B2 JP2017118863A JP2017118863A JP6781670B2 JP 6781670 B2 JP6781670 B2 JP 6781670B2 JP 2017118863 A JP2017118863 A JP 2017118863A JP 2017118863 A JP2017118863 A JP 2017118863A JP 6781670 B2 JP6781670 B2 JP 6781670B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
output
buffer
capacitance
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017118863A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019004381A (ja
Inventor
正史 野河
正史 野河
慎介 中野
慎介 中野
広明 三条
広明 三条
十林 正俊
正俊 十林
義和 卜部
義和 卜部
雅広 遠藤
雅広 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Electronics Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
NTT Electronics Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Electronics Corp, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical NTT Electronics Corp
Priority to JP2017118863A priority Critical patent/JP6781670B2/ja
Priority to PCT/JP2018/018662 priority patent/WO2018230229A1/ja
Priority to US16/481,367 priority patent/US10804857B2/en
Priority to CN201880009597.2A priority patent/CN110249523B/zh
Publication of JP2019004381A publication Critical patent/JP2019004381A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6781670B2 publication Critical patent/JP6781670B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/08Modifications of amplifiers to reduce detrimental influences of internal impedances of amplifying elements
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/26Modifications of amplifiers to reduce influence of noise generated by amplifying elements
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/08Modifications of amplifiers to reduce detrimental influences of internal impedances of amplifying elements
    • H03F1/083Modifications of amplifiers to reduce detrimental influences of internal impedances of amplifying elements in transistor amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/45Differential amplifiers
    • H03F3/45071Differential amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/45076Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier
    • H03F3/45475Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier using IC blocks as the active amplifying circuit
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/60Receivers
    • H04B10/66Non-coherent receivers, e.g. using direct detection
    • H04B10/69Electrical arrangements in the receiver
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/60Receivers
    • H04B10/66Non-coherent receivers, e.g. using direct detection
    • H04B10/69Electrical arrangements in the receiver
    • H04B10/693Arrangements for optimizing the preamplifier in the receiver
    • H04B10/6931Automatic gain control of the preamplifier
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2200/00Indexing scheme relating to amplifiers
    • H03F2200/171A filter circuit coupled to the output of an amplifier
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2200/00Indexing scheme relating to amplifiers
    • H03F2200/423Amplifier output adaptation especially for transmission line coupling purposes, e.g. impedance adaptation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Description

本発明は、増幅器に関し、より詳細には、光受信器に用いられ、電流信号を電圧信号に変換して増幅するトランスインピーダンスアンプを含む増幅器に関する。
光通信に用いられる光受信器では、フォトダイオード(Photo Diode、以下PDと略す)等の受光素子により受光した光信号を電流信号に変換する。次に、トランスインピーダンスアンプ(Transimpedance Amplifier、以下TIAと略す)に代表される電気増幅器により、電流信号を電圧信号に変換するとともに信号強度を増幅している。
光受信器では、最小受信感度が最重要なパラメータの一つであり、可能な限り微小な強度の光信号を受信できることが望まれている。また、TIAに代表される光受信器用の電気増幅器は、低ノイズの特性であることが望まれる。加えて、光信号を適切に光電変換するためには、信号のビットレートに応じた十分な広帯域特性を必要とする。しかしながら、ノイズ特性と帯域特性にはトレードオフの関係がある。TIAの帯域を受信信号に比べて過剰に広く設定すると、ノイズ帯域も広がり、TIAの出力に現れるノイズ量が増えて、光受信器の受信感度が低下する。一方、TIAの帯域が狭すぎると、ノイズ量は減るが、TIA出力信号の立ち上がりおよび立ち下がり時間が長くなり、符号間干渉によって信号の論理レベルの判定が困難になり、光受信器の受信感度が低下する。
従って、TIA等の光受信器用の増幅器を設計する際には、光受信器の受信感度が最適になるよう、符号間干渉が起こらない程度に帯域が設定される。通過域の利得が3dB低くなるまでの周波数範囲を−3dB帯域といい、低域通過特性の場合には、信号速度の0.6から0.8倍の遮断周波数となるように設計されることが多い。例えば、非特許文献1には、10.3Gb/sの信号速度に対して、6.7GHzの−3dB帯域(遮断周波数)を有するTIAの設計例が開示されている。
図1に、従来のTIAの回路ブロックを示す。非特許文献1に記載されたTIAの回路ブロックを簡略化している。TIA10は、トランスインピーダンス段11、中間バッファ12および出力バッファ13が順に接続されている。光信号を受光したPDから出力される電流信号Iinは、トランスインピーダンス段11にて電圧信号に変換され、その電圧信号が中間バッファ12により増幅される。次に、出力バッファ13により、次段に接続されるリミッティングアンプ(Limiting Amplifier、以下LAと略す)に、増幅された電圧信号が伝送される。ここでは、LAは図示せず、LAの入力終端抵抗Rtのみを示した。もちろん、出力バッファに増幅機能を持たせてもよい。出力バッファと終端抵抗Rt間の容量Cacは、AC結合用の容量であり、TIAとLAの接続に用いられる。
従来のTIAの利得は、−3dB帯域より高い周波数では、各段の極の位置にも依存するが、概ね−60dB/decadeの割合で減衰していく。
M. Nakamura, et al., "Burst-mode Optical Receiver ICs for Broadband Access Networks," IEEE Bipolar/BiCMOS Circuits and Technology Meeting, Oct. 2010, pp.21-28.
上述したように、TIA等の増幅器の帯域が過度に広いと、TIAの出力に現れるノイズが大きくなって受信感度が低下する。そのため、信号速度の0.6から0.8倍の−3dB帯域を確保しつつ、−3dB帯域より高い周波数では急峻に利得を減衰させることが受信感度を高めるために望ましい。
しかしながら、従来のTIAは、各段の極の位置に依存するが、高々−60dB/decade程度の減衰しか得られず、低ノイズ化には限界があった。例えば、回路の段数を増やすと減衰率を高めることができるが、−3dB帯域が低下しやすくなるため、信号波形の劣化が生じやすく、かつ、消費電力も増大するという問題があった。
さらに、光受信器の低コスト化のために安価なパッケージや基板等にTIAを実装すると、TIAやパッケージの寄生素子によって、高周波帯に意図しない共振現象が発現し、受信器が発振する恐れもある。この点からも、−3dB帯域より高い周波数では利得を急峻に減衰させ、共振現象の増幅を抑えて受信器の発振を抑制したい。
また、従来のTIAでは、−3dB帯域が主にトランジスタ等の能動デバイスによって決まるので、半導体プロセスの製造ばらつき、温度変動、電源変動によって帯域特性がばらつきやすく、歩留まりが低下しやすいという問題もあった。
本発明の目的は、帯域特性を最適化し、発振の可能性を低減し、帯域特性のばらつきの少ない、TIAに代表される増幅器を実現することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、一実施態様は、入力される電流信号を電圧信号に変換して増幅する増幅器において、前記電流信号を電圧信号に変換するトランスインピーダンス段と、前記トランスインピーダンス段の出力に接続され、変換された電圧信号を増幅する第1のバッファと、前記第1のバッファの出力に接続されたフィルタと、前記フィルタの出力に接続された第2のバッファとを備え、前記フィルタは、インダクタおよび第1の容量の並列回路であり、共振周波数が前記第1のバッファの出力の−3dB帯域より高く、前記電気信号の信号速度の最高速度の1倍から2倍の範囲の周波数であり、一端が前記並列回路の出力に接続され、他端が基準電位に接続された第2の容量をさらに含み、前記第2の容量の値は、前記増幅器の利得の周波数特性におけるピーク値が直流利得に対して6dB以内になる下限値と、前記増幅器の−3dB帯域が信号速度の0.6から0.8倍となる上限値とから決められていることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、通過する電気信号の最高速度の1倍から2倍の範囲に共振周波数を有するフィルタにより、−3dB帯域より高い周波数における増幅器の利得を急峻に減衰させることができる。これにより、増幅器の出力に現れるノイズが低減され、より高感度な光受信器を構成することができる。
また、利得を急峻に減衰させることにより、増幅器が実装されるパッケージなどの寄生素子による意図しない共振現象の増幅が抑えられ、発振を抑制できる。
さらに、主として受動素子により−3dB帯域が決められるので、帯域特性のばらつきを低減することができ、加えて、これらの効果を、消費電力の増加無しに実現することができる。
従来のTIAの回路ブロックを示す図である。 本発明の一実施形態にかかるTIAの回路ブロックを示す図である。 本実施形態にかかるTIA内部の周波数特性を示す図である。 本発明の実施例1にかかるTIAの回路ブロックを示す図である。 実施例1にかかるTIAの利得の周波数特性を示す図である。 実施例1にかかるTIAの出力ノイズの周波数特性を示す図である。 実施例1にかかるTIAの容量C1の値を変えたときの利得の周波数特性を示す図である。 本発明の実施例2にかかるTIAの回路ブロックを示す図である。 実施例2にかかるTIAのスイッチを切り替えたときの利得の周波数特性を示す図である。 本発明の実施例3にかかるTIAの回路ブロックを示す図である。 本発明の実施例4にかかるTIAの回路ブロックを示す図である。 本発明の実施例5にかかるTIAの回路ブロックを示す図である。 本発明の実施例6にかかるTIAの回路ブロックを示す図である。 本発明の実施例7にかかるTIAの回路ブロックを示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
図2に、本発明の一実施形態にかかるTIAの回路ブロックを示す。TIA20は、電流信号を電圧信号に変換するトランスインピーダンス段21、中間バッファ22、フィルタ24および出力バッファ23が順に接続されている。TIA20は、光通信用の受信器に用いられ、光信号を受光するPDのアノードがTIA20の入力でもあるトランスインピーダンス段21の入力に接続されている。TIA20の出力である出力バッファ23の出力には、LA(図示しない)がAC結合により接続される。容量CacはAC結合用の容量であり、抵抗RtはLAの入力終端抵抗を表す。
フィルタ24は、インダクタと容量の並列回路であり、共振現象により信号強度を減衰させる。共振周波数は、信号速度(複数速度の信号を取り扱うときはそのうちの最高速度)の1倍から2倍の範囲の周波数(例えば、信号速度が10Gb/sなら10GHzから20GHzの周波数)である。
図3に、本実施形態にかかるTIA内部の周波数特性を示す。図3(a)は中間バッファ22の出力の利得特性、図3(b)はフィルタ24の通過特性、図3(c)は出力バッファ23の入力の利得特性を示す。ここで、図中のf0はフィルタ24における共振周波数であり、図3(b)に示すように、f0においてフィルタを通過する信号が遮断される。中間バッファ22の出力は、図3(a)に示すように、f3dB1より高い周波数において、利得が一定の割合で減衰していく(f3dB1は中間バッファ22における出力の−3dB帯域)。信号がフィルタ24を通過すると、フィルタ24の効果により、図3(c)に示すように、f3dB2を超える周波数で利得を急峻に減衰させることができる(f3dB2は出力バッファ23における入力−3dB帯域)。なお、図3(c)には、図3(a)に示す中間バッファ22の出力の利得特性を比較のため点線で示した。また、f3dB2≦f3dB1である。
図3に示したように、本実施形態においては、−3dB帯域を超える周波数において、増幅器の利得を急峻に減衰させることができる。これにより、高周波側のノイズを抑えることができ、より高感度な受信器を実現できる。
ここで、信号とノイズの関係について整理しておく。光通信において10Gb/s程度までの速度には、一般的にNRZ(Non Return to Zero)信号が使われている。NRZ信号は、低周波から信号速度の0.5倍の周波数まで(10Gb/sの場合は5GHzまで)に信号パワーの80%以上が含まれ、信号速度の0.75倍の周波数まで(10Gb/sの場合は7.5GHzまで)に信号パワーの90%以上が含まれる。従って、上述したとおり、−3dB帯域を信号速度の0.6から0.8倍に設定すれば、情報の伝達に必要なパワーを確保することができる。
一方、ノイズ、特にショットノイズ、熱ノイズはホワイトノイズであり、信号が含まれる周波数を超えた高い周波数までスペクトルが広がっている。従って、−3dB帯域が過剰に広いと、信号がほとんど含まれず、ノイズのみが存在する周波数帯に利得を有することになる。このため、ノイズのみが増幅されて信号対ノイズ比(SN比)が低下し、受信器の感度を劣化させる。従って、−3dB帯域より高い周波数、すなわち、信号伝送に不要な周波数帯において利得を急峻に落とすことは、受信器の高感度化に効果がある。
ここで、f0の範囲について考察する。上述したように、f0は信号速度の1倍から2倍の間の周波数に設定する。もし、f0が信号速度の1倍より低いと、増幅器の−3dB帯域を信号速度の0.6から0.8倍に保つことが難しくなる。一方、f0が信号速度の2倍より高いと、その領域の周波数ではフィルタを用いずとも利得は小さくなっているので、フィルタのノイズ低減効果は小さくなる。従って、f0を信号速度の1倍から2倍に設定することが好適となる。
高周波の利得を抑えることによるさらなる効果として、次の点も挙げられる。すなわち、パッケージや基板に増幅器を実装したときに、パッケージ、基板、半導体チップなどに含まれる寄生素子により、意図しない共振現象が発現しても、共振の増幅を抑えられ、高周波帯における発振を抑えることができる。これにより、安価なパッケージ等を使うことができるので、受信器の低コスト化につながる効果がある。
また、本実施形態においては、フィルタの前段と後段にはそれぞれ中間バッファと出力バッファが接続されるので、増幅器の入力端子および出力端子からはフィルタが直接見えない。これにより、フィルタが、増幅器の入力インピーダンスと出力インピーダンスに影響を与えることはなく、信号反射等によって特性が劣化することがない。
図4に、本発明の実施例1にかかるTIAの回路ブロックを示す。TIA30は、トランスインピーダンス段31、中間バッファ32、フィルタ34および出力バッファ33が順に接続されている。実施例1においては、図2に示した実施形態のフィルタ24を、インダクタL1と容量C1からなる並列共振器と容量C2とを備えたフィルタ34として構成した。並列共振器の一端がフィルタ34の入力に、他端がフィルタ34の出力になり、容量C2の一端がフィルタ34の出力に接続され、他端が基準電位(例えば、グラウンド電位)に接続されている。中間バッファ32の出力抵抗をRS、電圧源の電圧をV1とする。また、フィルタ34の出力電圧をV2、出力バッファ33の入力容量をCLとする。
図5に、実施例1にかかるTIAの利得の周波数特性を示す。TIA30のトランスインピーダンス変換利得Zt(=Vout/Iin)の周波数特性の計算結果である。実線は、図4に示した実施例1のTIA30の変換利得であり、点線は、図1の従来のTIA10の変換利得である。縦軸は相対値で示した。ここでは、信号速度10Gb/sを想定し、フィルタ34のL1とC1の並列共振回路の共振周波数f0が信号速度の約1.5倍の周波数となるように、L1=400pH,C1=300fFとした。このとき、共振周波数は、
f0=1/(2π*√(L1*C1))=14.5GHz
となる。このf0において共振回路のインピーダンスが大きくなるので(理想的には無限大になる)信号が通りにくくなり、概ね10GHzより高い周波数でZtを急峻に減衰させることができる。
フィルタ34の容量C2は、f0より低い周波数でZtに不要なピークが出ないようにする役割を果たす。ピークの大きさは、概ね3dB以下、大きくとも6dB程度以下が望ましい。容量C2の値に関しては、例えば、次のような考え方で設定できる。まず、図4中のV1とV2の電位の関係が次の(1)式で表される。
Figure 0006781670
ここで、ωは角周波数である。一方、フィルタが無い場合(従来のTIAの場合)のV1,V2の関係は、次の(2)式となる。
Figure 0006781670
ここで、容量C2の下限値の目安は、(1)式が(2)式に比べて、概ね3から6dB以上の大きさのピークを持たないように決めればよい。容量C2の上限値の目安は、信号速度の0.6から0.8倍の−3dB帯域を確保できるように決めればよい。このように、容量C2値の範囲を求め、最終的には、前後の回路ブロックも含めたTIA30全体と、TIA30の実装も含めた実使用条件を考慮して、L1,C1も含め、C2の値を決めればよい。
図5の周波数特性は、信号速度(ここでは10Gb/s)の0.8倍である8GHzの−3dB帯域を確保しつつ、利得Ztにピークが出ないようにした場合の例である。また、容量C2については、共振周波数f0を超えた周波数における利得も従来例より下げることができるという効果もある。
このように、高周波側の利得を急峻に減衰させることができるので、高周波側のノイズを抑えることができ、より高感度な受信器を実現できる。また、実施例1においても、高周波の利得を抑えることにより、パッケージ等の意図しない共振の増幅を抑えられる効果があることは明らかである。
図6に、実施例1にかかるTIAの出力ノイズの周波数特性を示す。TIA30の出力端子に現れるノイズの周波数特性の計算結果である。実線は、図4に示した実施例1のTIA30の出力ノイズであり、点線は、図1の従来のTIA10の出力ノイズである。ここでは簡単のため、抵抗によるノイズのみを考慮したが、トランジスタ等の能動素子を含めてもこの傾向は変わらない。この計算結果からも本実施例1により増幅器の出力ノイズが低減されていることが分かる。
実施例1において、従来のTIAからの追加の素子はインダクタと容量だけである。これによる効果として帯域特性のばらつきを抑えられる点も挙げられる。ここで、利得を急峻に落とす特性を決めているのは、インダクタと容量の受動素子である。インダクタの値は、ほぼ、その形状によって決まるのでばらつきは小さく、容量の値のばらつきも高々10%程度であるので、帯域特性のばらつきを小さくすることができる。トランジスタ等の能動素子で帯域特性が決まる場合、そのばらつきは50〜100%程度まで変わることがあるのに対して、実施例1による帯域特性の安定化の効果は大きい。また、追加の素子はインダクタと容量だけであり、インダクタおよび容量自体はノイズ源にならないので、追加素子によるノイズの増加はない。加えて、消費電力の増加無しに、これまで述べてきた効果を得ることができる。
ところで、LC並列共振回路のフィルタ34の代わりに、LC直列共振回路を中間バッファの出力と基準電位(例えば、グラウンド電位)との間に配しても、同様の効果が得られる。しかしながら、以下の理由によりフィルタ34の方が有利となる。第1に、LC直列共振回路の場合、共振周波数より低い周波数において直列共振回路を構成する容量Cが中間バッファの負荷容量として見えてしまうので、増幅器の−3dB帯域が低下しやすい。第2に、LC並列共振回路のQ値は、
Q_parallel=(1/G)*√(C/L) (Gは並列寄生コンダクタンス)
LC直列共振回路のQ値は、
Q_series=(1/R)*√(L/C) (Rは直列寄生抵抗)
と表される。利得を急峻に落とすためには、並列共振回路の場合は容量Cを大きく、インダクタLを小さくした方がよい。直列共振回路の場合はその逆に容量Cを小さく、インダクタLを大きくした方がよい。しかしながら、大きなLの値を実現して直列共振回路のQ値を高めようとすると、インダクタの物理的なサイズを大きくする必要があり、特に、半導体集積回路上で実現する場合に不利となる。一方、容量はインダクタに比べれば小さな面積で実現できる。これらの理由により、LC並列共振回路の方が、LC直列共振回路に比べて優位である。
図7に、実施例1にかかるTIAの容量C1の値を変えたときの利得の周波数特性を示す。実線は、図4に示した実施例1のTIA30の変換利得であり、フィルタ34のL1=400pHとして、容量C1を変えたときの変換利得である。ここでは、C1=180fF,300fF,500fFの場合の特性を示し、共振周波数はそれぞれ、18.8GHz,14.5GHz,11.3GHzである。なお、C1=300fFの特性は、図5に示した変換利得の再掲である。また、−3dB帯域が同じになるように、フィルタ34のC2の値を調整した。点線は、図1の従来のTIA10の変換利得である。
図7に示すように、LC並列共振回路の共振周波数f0を信号速度10Gb/sの1倍から2倍の周波数に設定することにより、−3dB帯域の周波数を保ちながら、それを超える周波数での利得を急峻に減衰させ、低ノイズ、高感度の増幅器を実現することができる。共振周波数が信号速度の1倍より小さくなると−3dB帯域を保つことが難しくなり、2倍より大きくなると−3dB帯域を超える周波数において利得を下げる効果が小さくなる。従って、共振周波数を信号速度の1倍から2倍の周波数に設定することが好適であることは、すでに述べた通りである。
図8に、本発明の実施例2にかかるTIAの回路ブロックを示す。TIA40は、トランスインピーダンス段41、中間バッファ42、フィルタ44および出力バッファ43が順に接続されている。実施例2においては、図4に示した実施例1のフィルタ34の容量C2に代えて、複数の容量を並列に接続し、スイッチにより切り替える構成とした。ここでは、容量C21,C22,C23と3つの容量を配し、これらの容量とフィルタ44の出力(出力バッファ43の入力)との間に、スイッチSW1,SW2,SW3を配した。スイッチSW1,SW2,SW3は、それぞれ、制御信号Vc1,Vc2,Vc3によってオンとオフとを切り替えられる。これらスイッチのオンとオフにより、容量の接続と切断を切替えられる。これらのスイッチは、例えば、NMOSトランジスタ、PMOSトランジスタによって構成することができる。この構成により、様々な信号速度に最適な−3dB帯域を有するTIAを実現することができる。信号速度が速いときは接続状態にある容量値の合計を小さく、信号速度が遅いときは接続状態にある容量値の合計を大きくすればよい。
図9に、実施例2にかかるTIAのスイッチを切り替えたときの利得の周波数特性を示す。実線は、図8に示した実施例2のTIA40の変換利得であり、フィルタ44の容量C21,C22,C23を、それぞれ70fF,800fF,1700fFの場合の特性を示す。フィルタ44の並列共振回路のL1,C1は、実施例1のTIA30と―同じく、それぞれ400pH,300fFとした。点線は、図1の従来のTIA10の変換利得である。
実線で示した特性は、Vc1からVc3の制御信号により、SW1のみオンにした場合、SW2のみオンにした場合、SW3のみオンにした場合のそれぞれの容量値に対応した周波数特性を表す。このとき、−3dB帯域は8GHz,1.8GHz,0.9GHzとなり、信号速度として、例えば、10Gb/s,2.5Gb/s,1.25Gb/sにそれぞれ好適となる。
このように、実施例2によれば、複数の容量と、制御信号によりオン/オフできるスイッチとを備えることにより、−3dB帯域を変えることができ、複数速度に対応することができる。実施例2においても、不要な周波数帯域の利得を急峻に減衰させることにより、低ノイズ、高感度で、意図しない発振を抑え、周波数特性にばらつきの少ないTIAを実現することができるという、これまでと同様の効果が得られる。
ここでは、3つの容量と3つのスイッチとして説明したが、必要な信号速度の種類に応じて、容量とスイッチの数を増減することも可能である。また、同時にオンになるのは1つのスイッチであるとして説明したが、スイッチのオン/オフを自由に組み合わせることももちろん可能であり、容量とスイッチの数をnとすると、2のn乗の種類の信号速度に対応できることは明らかである。また、複数個の容量全てにスイッチを配することは必須ではなく、少なくとも1つの容量にスイッチを配し、常に信号線に接続された容量があっても、発明の効果を損なうものではない。
図10に、本発明の実施例3にかかるTIAの回路ブロックを示す。TIA50は、トランスインピーダンス段51、中間バッファ52、フィルタ54および出力バッファ53が順に接続されている。実施例3においては、図8に示した実施例2のTIA40に速度検出回路55を付加した。TIA50の出力信号を速度検出回路55に分岐して信号速度を検出し、その検出結果によって、制御信号Vc1,Vc2,Vc3を出力し、スイッチをオン・オフして複数の信号速度に対応する。
スイッチがオンして接続される容量の値が、信号速度が速いときは小さくなるように、信号速度が遅いときは大きくなるようにすることにより、複数の信号速度に最適な−3dB帯域を持たせることができる。実施例3では、これまで述べた効果に加え、外部からの制御信号なしに、信号速度に対して最適な帯域を自動的に設定できるという効果がある。これにより、外付けの制御用LSIなどの回路が不要となると同時に、制御用LSIと増幅器との間の配線も不要になるので、実装時の低コスト化にも効果がある。なお、フィルタ54における容量とスイッチの数、スイッチのオン/オフの組み合わせは、実施例2と同様に拡張が可能である。
図11に、本発明の実施例4にかかるTIAの回路ブロックを示す。TIA60は、トランスインピーダンス段61、中間バッファ62、フィルタ64および出力バッファ63が順に接続されている。実施例4においては、図4に示した実施例1のフィルタ34の容量C2を、可変容量C2vに置き換え、アナログの制御信号Vcvによって可変容量C2vの容量値を変える構成とした。可変容量C2vは、例えば、MOSバラクタ、バラクタダイオードによって構成される。
実施例4によれば、制御信号Vcvの電位調整により可変容量C2vの容量値を変えることができるので、種々の信号速度に最適な−3dB帯域を設定することができる。図8に示した実施例2と比べると、実施例2では、固定容量値(フィルタ44のC21,C22,C23)の組合せの範囲でしか帯域設定ができないのに対し、実施例4では連続的に帯域設定ができるという利点がある。例えば、TIA60を製造した後に、新たな信号速度が追加になっても、可変容量C2vの可変範囲内で、制御信号Vcvの制御により新たな信号速度に対応した−3dB帯域を設定することができる。
図12に、本発明の実施例5にかかるTIAの回路ブロックを示す。TIA70は、トランスインピーダンス段71、中間バッファ72、フィルタ74および出力バッファ73が順に接続されている。実施例5においては、図11に示した実施例4のTIA60に速度検出回路75を付加した。TIA70の出力信号を速度検出回路75に分岐して信号速度を検出し、その検出結果によって、制御信号Vcvを出力し、可変容量C2vの容量値を可変して複数の信号速度に対応する。検出した信号速度が速いときは容量値を小さく、信号速度が遅いときは容量値を大きくするように制御することにより、種々の信号速度に最適な−3dB帯域を設定することができる。
実施例5においても、実施例3と同様に、外付けの制御用LSIなどの回路が不要となると同時に、制御用LSIと増幅器との間の配線も不要になるので、実装時の低コスト化にも効果がある。
図13に、本発明の実施例6にかかるTIAの回路ブロックを示す。実施例1−5においては、中間バッファから出力バッファに至る伝送経路を単相信号により伝送したが、実施例6では差動信号を伝送する構成とする。TIA80は、トランスインピーダンス段81、中間バッファ82、フィルタ84および出力バッファ83が順に接続されている。中間バッファ82は差動出力を有し、フィルタ84および出力バッファ83は差動の入出力を有している。
フィルタ84は、正相信号の経路に、インダクタL1pと容量C1pからなる並列共振器と、容量C2pとを含み、逆相信号の経路に、インダクタL1nと容量C1nからなる並列共振器と、容量C2nとを含む。中間バッファの正相側出力は、インダクタL1pと容量C1pからなるLC並列共振回路の一端に接続され、LC並列共振回路の他端は出力バッファの正相側入力と容量C2pの一端に接続される。容量C2pの他端は基準電位(例えば、グラウンド電位)に接続される。中間バッファの逆相側出力は、インダクタL1nと容量C1nからなるLC並列共振回路の一端に接続され、LC並列共振回路の他端は出力バッファの逆相側入力と容量C2nの一端に接続される。容量C2nの他端は基準電位(例えば、グラウンド電位)に接続される。
実施例6によっても、LC並列共振回路により−3dB帯域を超える周波数において利得を急峻に減衰させることにより、出力ノイズの低減、発振の抑制、周波数特性のばらつき低減を、消費電力の増加無しに実現できるという、これまで説明してきた単相信号のときと同じ効果が得られることは明らかである。
また、実施例2,3のように複数の容量とスイッチを備えた構成としたり、実施例4,5のように可変容量を備えた構成とし、複数の信号速度に対応できる構成に拡張することもできる。
図14に、本発明の実施例7にかかるTIAの回路ブロックを示す。TIA90は、トランスインピーダンス段91、中間バッファ92、フィルタ94および出力バッファ93が順に接続されている。実施例7では、図13に示した実施例6において、フィルタ84の正相逆相のそれぞれのLC並列共振回路の出力と基準電位との間に挿入された容量C2p,C2nに代えて、正相逆相のそれぞれの出力間を繋ぐ容量C2cを備えた。
容量C2cの容量値を、容量C2p,C2nの半分の値にすることにより、同じ周波数特性が得られる。よって、実施例6に比べて、容量の占める面積を小さくすることができる点が優れている。実施例7においても、これまで述べてきた効果が得られることは明らかであり、容量C2cを複数の容量とスイッチに置き換えたり、可変容量に置き換えたりすることにより、複数の信号速度に対応可能とすることも容易である。
(増幅器への応用)
ここまで、高感度を必要とする増幅器の例としてTIAを挙げて説明してきたが、TIAであることは必須ではなく、他の増幅器であっても、本実施形態の効果は得られる。例えば、初段は、トランスインピーダンス段ではなく電圧増幅段とし、中間バッファを入力バッファとする構成であってもよい。中間バッファの出力がフィルタの入力に接続され、フィルタの出力が出力バッファの入力に接続され、フィルタがこれまで述べてきた周波数特性を備えていればよい。これにより、信号帯域外の利得を急峻に減衰させることができ、低ノイズ、高感度であり、意図しない発振現象が抑えられ、帯域特性のばらつきを低減できる増幅器を実現すことができる。加えて、消費電力の増加無しに、かつ、増幅器の入出力インピーダンスに影響を与えずに、上述した本実施形態の効果を得ることができる。
また、中間バッファと出力バッファの両方、または一方が、複数段のバッファからなる多段構成を取っていても、本実施形態の効果が得られることは明らかである。
さらに、中間バッファ、LC並列共振回路、出力バッファが同一半導体チップ上に搭載されていると、より効果を発揮することができる。これらの回路ブロックが別個の半導体チップ上にあると、1〜10Gb/s級の高速信号伝送では、各チップ間のインピーダンス整合が難しくなる。特に、LC並列共振回路と前後の回路ブロック間とのインピーダンス整合が難しく、反射等の影響により、信号波形の劣化を生ずる恐れがある。同一半導体チップ上に形成されていれば、ブロック間の接続の長さは高々100μm程度であるので、10Gb/s級の信号伝送では、容易にインピーダンス整合をとることができる。
また、上述したように、LC並列共振回路は、中間バッファと出力バッファとに挟まれているので、同一半導体チップ上に形成されていれば、増幅器チップの入出力端子からはLC並列共振回路が直接見えない。よって、入出力の反射特性に影響を与えず、信号が劣化することはない。もちろん、実施例1−7のようにトランスインピーダンス段を初段に備えたTIAでも、同一半導体上に集積化することで同様の効果を発揮する。
10,20,30,40,50,60,70,80,90 TIA
11,21,31,41,51,61,71,81,91 トランスインピーダンス段
12,22,32,42,52,62,72,82,92 中間バッファ
13,23,33,43,53,63,73,83,93 出力バッファ
24,34,44,54,64,74,84,94 フィルタ
55,75 速度検出回路

Claims (9)

  1. 入力される電流信号を電圧信号に変換して増幅する増幅器において、
    前記電流信号を電圧信号に変換するトランスインピーダンス段と、
    前記トランスインピーダンス段の出力に接続され、変換された電圧信号を増幅する第1のバッファと、
    前記第1のバッファの出力に接続されたフィルタと、
    前記フィルタの出力に接続された第2のバッファとを備え、
    前記フィルタは、インダクタおよび第1の容量の並列回路であり、共振周波数が前記第1のバッファの出力の−3dB帯域より高く、前記変換された電圧信号の信号速度の最高速度の1倍から2倍の範囲の周波数であり、一端が前記並列回路の出力に接続され、他端が基準電位に接続された第2の容量をさらに含み、前記第2の容量の値は、前記増幅器の利得の周波数特性におけるピーク値が直流利得に対して6dB以内になる下限値と、前記増幅器の−3dB帯域が信号速度の0.6から0.8倍となる上限値とから決められていることを特徴とする増幅器。
  2. 前記第2の容量は、一端が前記並列回路の出力に接続され、他端が基準電位に接続された複数の容からなり、前記複数の容量のそれぞれの一端と前記並列回路の出力との間の少なくとも1つにスイッチが挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の増幅器。
  3. 前記第2のバッファの出力に接続され、前記変換された電圧信号の信号速度を検出し、検出された信号速度に応じて前記少なくとも1つのスイッチを制御する速度検出回路をさらに備えたことを特徴とする請求項に記載の増幅器。
  4. 前記スイッチは、MOSトランジスタによって構成されていることを特徴とする請求項またはに記載の増幅器。
  5. 前記第2の容量は、可変容量であることを特徴とする請求項に記載の増幅器。
  6. 前記第2のバッファの出力に接続され、前記変換された電圧信号の信号速度を検出し、検出された信号速度に応じて前記可変容量を制御する速度検出回路をさらに備えたことを特徴とする請求項に記載の増幅器。
  7. 前記可変容量は、MOSバラクタまたはバラクタダイオードによって構成されていることを特徴とする請求項またはに記載の増幅器。
  8. 前記第1のバッファの出力および前記第2のバッファの入力は、差動信号を伝送する構成であり、正相信号の経路と逆相信号の経路の各々に前記フィルタを含むことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の増幅器。
  9. 前記第1のバッファ、前記フィルタ、および前記第2のバッファは、同一の半導体チップ上に搭載されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の増幅器。
JP2017118863A 2017-06-16 2017-06-16 増幅器 Active JP6781670B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017118863A JP6781670B2 (ja) 2017-06-16 2017-06-16 増幅器
PCT/JP2018/018662 WO2018230229A1 (ja) 2017-06-16 2018-05-15 増幅器
US16/481,367 US10804857B2 (en) 2017-06-16 2018-05-15 Amplifier
CN201880009597.2A CN110249523B (zh) 2017-06-16 2018-05-15 放大器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017118863A JP6781670B2 (ja) 2017-06-16 2017-06-16 増幅器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019004381A JP2019004381A (ja) 2019-01-10
JP6781670B2 true JP6781670B2 (ja) 2020-11-04

Family

ID=64660653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017118863A Active JP6781670B2 (ja) 2017-06-16 2017-06-16 増幅器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10804857B2 (ja)
JP (1) JP6781670B2 (ja)
CN (1) CN110249523B (ja)
WO (1) WO2018230229A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20230066275A1 (en) * 2020-07-27 2023-03-02 Mitsubishi Electric Corporation High-frequency, multistage, low-noise amplifier

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ZA833069B (en) * 1982-05-13 1984-01-25 Westinghouse Brake & Signal Fm demodulator
GB9111821D0 (en) * 1991-06-01 1991-07-24 Marconi Gec Ltd Analogue-to-digital converters
KR940001751B1 (ko) * 1991-09-27 1994-03-05 주식회사 금성사 영상기기용 카셋트 테이프의 로딩 장치 및 방법
US5361156A (en) * 1991-12-09 1994-11-01 Scientific-Atlanta, Inc. Method and apparatus for predistortion
GB9207626D0 (en) * 1992-04-08 1992-05-27 Marconi Gec Ltd Data converters
JP4014076B2 (ja) * 2001-11-27 2007-11-28 三菱電機株式会社 低域通過フィルタ、および、それを用いた多段低域通過フィルタ、多層rfパッケージ、多層rfモジュール
US8340616B2 (en) * 2004-12-16 2012-12-25 Entropic Communications, Inc. Tracking filter for tuner
JP2006211021A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Nec Electronics Corp フィルタ回路
JP2007005875A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 Mitsubishi Electric Corp 前置増幅器
JPWO2007099622A1 (ja) * 2006-03-01 2009-07-16 富士通株式会社 増幅回路
US8237509B2 (en) * 2007-02-23 2012-08-07 Qualcomm, Incorporated Amplifier with integrated filter
US8812052B2 (en) * 2007-02-27 2014-08-19 Qualcomm Incorporated SPS receiver with adjustable linearity
JP4903834B2 (ja) * 2009-04-27 2012-03-28 株式会社日立製作所 利得可変増幅回路及びそれを用いた無線通信機器用の集積回路
WO2011046845A2 (en) * 2009-10-15 2011-04-21 Rambus Inc. Signal distribution networks and related methods
DE102014102518B4 (de) 2014-02-26 2022-04-28 Snaptrack, Inc. Package für ein abstimmbares Filter
JP6649718B2 (ja) * 2015-08-25 2020-02-19 日本電信電話株式会社 増幅器

Also Published As

Publication number Publication date
US10804857B2 (en) 2020-10-13
CN110249523B (zh) 2023-04-14
WO2018230229A1 (ja) 2018-12-20
JP2019004381A (ja) 2019-01-10
CN110249523A (zh) 2019-09-17
US20190393841A1 (en) 2019-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Wu et al. CMOS wideband amplifiers using multiple inductive-series peaking technique
JP5906818B2 (ja) 差動増幅回路および光受信装置
KR20060113925A (ko) 마이크로폰 전치 증폭기
EP2937996B1 (en) Low pass filter with common-mode noise reduction
JP3541750B2 (ja) 光受信前置増幅器
JP2012257070A (ja) トランスインピーダンスアンプ
TWI521861B (zh) Transimpedance amplifiers, integrated circuits and systems
JP6781670B2 (ja) 増幅器
JP5566934B2 (ja) 電圧出力回路、及びアクティブケーブル
JP5628871B2 (ja) 自動オフセット消去回路
US20080232822A1 (en) Optical receiver
JP2010136169A (ja) 前置増幅器
JP2013038161A (ja) 光結合装置
JP6024412B2 (ja) 利得可変差動増幅器
US8981853B2 (en) Trans-impedance amplifier for high speed optical-electrical interfaces
Chen et al. A 90-${\hbox {dB}}\Omega $10-Gb/s Optical Receiver Analog Front-End in a 0.18-$\mu {\hbox {m}} $ CMOS Technology
JP2011087034A (ja) 受信回路及び半導体装置
JP2006333019A (ja) 光電気変換回路
US12068738B2 (en) Configurable micro-acoustic RF filter
KR100513970B1 (ko) 대역폭 향상을 위한 소오스 폴로워 구조의 전치 증폭기
KR101054388B1 (ko) 광수신기용 트랜스임피던스 증폭기
JP4058981B2 (ja) 光受信モジュール
KR20220063922A (ko) 트랜스임피던스 증폭기 및 이를 포함하는 광 수신기
KR100509907B1 (ko) 포토 다이오드 회로
US20160094191A1 (en) Optical receiver to enhance dynamic range thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170619

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6781670

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250