JP6778129B2 - 鉄道車両用開閉器ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道車両に搭載する開閉器ユニットに関するものである。
鉄道車両に搭載される開閉器は、鉄道車両の屋根上もしくは床下に配置される。そして開閉器の寸法は、空気抵抗の低減、トンネル通過時の車両高さ、屋根上/床下スペースの制約等の観点から、特に高さおよび幅寸法が制限される。
鉄道車両用開閉器として、例えば特許文献1に記載のものがある。同文献の図5〜図7等に示されるように、その開閉器は、架線からの電力を集電する集電装置と、前記集電装置に接続され、車両の屋根上に設置された開閉装置と、前記開閉装置に接続された複数の電力ケーブルと、を備え、前記開閉装置は、前記屋根の上方に配置され、前記複数の電力ケーブルが接続されている。本構成において、開閉装置は、8つのブッシングを備え、そのうちの4個のブッシングにはそれぞれ1本ずつT型ケーブルヘッドを有する高電圧ケーブルが接続されている。
国際公開第2012/95895号
特許文献1では、開閉装置の端子部が剥き出しで気中絶縁された状態にある。電流経路である端子部は高電圧となるが、車両の屋根は安全上、接地電位とされているため、端子部と車両の屋根との距離を離隔することが必須となる。また、特許文献1の回路遮断ユニットは、本体部と制御ボックスを縦方向に分離し両者間を支持体で連結した構造であるため、必然的に進行方向から見た時の投影面積が大きくなり、鉄道車両走行時の空気抵抗も大きくなってしまうという問題があった。
一方で、鉄道車両の屋根もしくは床下に配置される開閉装置に対してはスペース的な制約も多く、特に高さ寸法と幅寸法を抑えることができることが望ましい。
そこで、本発明では高さ寸法と幅寸法を低減でき、且つ、設置場所の制約を受けない鉄道車両用開閉器ユニットを提供するとともに、そこで用いられる開閉器の円滑な動作を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の鉄道車両用開閉器ユニットは、各々異なる回路に接続された、第一のケーブルヘッドと第二のケーブルヘッドが接続されるものであって、固定電極と可動電極を接離自在に備える開閉器と、前記固定電極と電気的に接続されるとともに前記第一のケーブルヘッドが接続される第一のブッシング導体と、前記可動電極と電気的に接続されるとともに前記第二のケーブルヘッドが接続される第二のブッシング導体と、前記可動電極に接続された可動導体と、該可動導体と同軸に配置された気中絶縁操作ロッドと、前記可動導体と前記気中絶縁操作ロッドを同軸に連結するアダプタと、前記開閉器および前記気中絶縁操作ロッドと略直線状に配置された操作器と、前記可動導体を軸支する第一の軸支部と、前記アダプタを軸支する第二の軸支部と、前記開閉器、前記第一のブッシング導体、および、前記第二のブッシング導体を覆う設置電位の絶縁ケースと、備え、前記第二の軸支部はハウジングを介して前記第二のブッシング導体に固定されており、前記ハウジングと前記第二のブッシング導体の固定には、絶縁ボルトと絶縁スリーブが用いられることで、前記アダプタと前記第二の軸支部を含む異常経路に電流が流れないように構成されているものとした。
本発明によれば、高さ寸法と幅寸法を低減でき、且つ、設置場所の制約を受けない鉄道車両用開閉器を提供することが可能になるとともに、そこで用いられる開閉器の円滑な動作を実現することが可能となる。
実施例1の鉄道車両編成の例を示す図である。 実施例1の鉄道車両編成のき電回路図である。 実施例1の鉄道車両編成の例を示す図である。 実施例1の鉄道車両編成のき電回路図である。 実施例1の開閉器の配置状態を示す平面図である。 実施例1の開閉器の配置状態を示す断面図である。 実施例1の開閉器の側面図である。 実施例1の開閉器にケーブルを取り付けた状態を示す平面図である。 実施例2の開閉器の平面図である。 実施例3の開閉器の平面図である。 実施例4の開閉器の側面図である。 実施例5の開閉器の平面図である。 実施例6の開閉器の側面図である。 変形例1の開閉器の断面図である。 変形例2の開閉器の断面図である。 変形例3の開閉器の断面図である。
本発明の鉄道車両用開閉器ユニットは、表面接地された固体絶縁開閉装置であり、その長手方向を車両進行方向に沿って設置し、ケーブルを接続するブッシングを車両進行方向とは垂直の上下左右のいずれかに配置するとともに、操作機構ケースを開閉器と略直線上に配置することで、高さ寸法及び幅寸法を抑えたものである。
この構成により高さ寸法及び幅寸法を抑えることができる半面、略直線状に並べた開閉器と操作機構を絶縁する必要が生じるため、開閉器と操作機構の間に両者を繋ぐ気中絶縁操作ロッドを配することで両者を遠ざけている。絶縁距離を長くするには、気中絶縁操作ロッドの寸法を長くする必要があるが、これにより芯出し精度が低下し、開閉器操作の円滑さが損なわれる懸念がある。そこで、本発明の鉄道車両用開閉器ユニットでは、気中絶縁操作ロッドを含む可動軸を二つの軸受で軸支することで気中絶縁操作ロッドの芯出し精度を向上させ、開閉器の円滑な操作を実現している。
以下、本発明を実施する上で好適となる実施例について図面を用いて詳細に説明する。尚、下記はあくまでも実施の例に過ぎず、発明の内容が下記具体的態様に限定されるものではない。本発明は、下記態様を含めて種々の態様に変形することが無論可能である。
実施例1について図1から図6を用いて説明する。
まず、図1は実施例1の鉄道車両100の車両編成例を示す。ここに示す如く、鉄道車両100は100a〜100hの8両編成で構成されている。これらの車両の屋根上には高圧引き通しケーブルRC1、RC2、RC3、RC4、RC5が配置され、高圧引き通しケーブルRC3、RC5にはパンタグラフPG1、PG2が接続されていて、図示しないき電線から電力を受電する。また、各ケーブルは直線ジョイントSJ1、SJ2、SJ3、SJ4で車両間を接続され、T分岐ジョイントTJ1、TJ2で車両床下方向に分岐されている。そして、図5等で後ほど説明するように、T分岐ジョイントTJ1と直線ジョイントSJ2は一体の開閉器ユニット70aを構成し、T分岐ジョイントTJ2と直線ジョイントSJ4も一体の開閉器ユニット70bを構成する。
次に、図2を用いて鉄道車両100のき電回路を説明する。ここに示すように、二両目100b、四両目100d、六両目100fの床下(Bottom)には、それぞれ、受電用真空遮断器VCB1、VCB2、VCB3、および、主変圧器Tr1、Tr2、Tr3が設けられている。
また、二両目100bの高圧引き通しケーブルRC1は、床下に設けられた受電用真空遮断器VCB1の1次側に直接接続され、受電用真空遮断器VCB1の2次側は主変圧器Tr1の1次巻線に接続され、主変圧器Tr1の2次巻線は電動機に電力を供給し、3次巻線はエアコンや照明などの補器へ電力を供給する。同じく、四両目100dと六両目100fのT分岐ジョイントTJ1、TJ2で分岐された高圧引き通しケーブルはそれぞれ、床下に設けられた受電用真空遮断器VCB2、VCB3の1次側に接続され、受電用真空遮断器VCB2、VCB3の2次側は主変圧器Tr2、Tr3の1次巻線に接続され、主変圧器Tr2、Tr3の2次巻線は電動機に電力を供給し、3次巻線は補器へ電力を供給する。
このように、受電用真空遮断器VCB1、VCB2、VCB3及び各主変圧器Tr1、Tr2、Tr3は、床下に配置されており、それ以外の電気機器(RC, SJ, PG, TJ)は屋根の上に配置されている。作業者が屋根の上に登って作業するのは利便性を欠くため、極力登らずに作業できることが好ましい。また、屋根の上に機器を配置する場合、車両の屋根の特に高さ方向でのスペースの制約が大きく、電気機器も高さを低減できることが望まれる。
なお、図1、図2では、RC, SJ, TJを屋根の上に配置する構成を例示したが、図3、図4に示すように、高圧引き通しケーブルRC1、RC2、RC3、RC4、RC5、直線ジョイントSJ1、SJ2、SJ3、SJ4、T分岐ジョイントTJ1、TJ2を床下に設置する構成としても良い。この場合、パンタグラフPG1、PG2から高圧ケーブルが車内に引き込まれ高圧引き通しケーブルRC3、RC5に接続される。このような床下設置の場合においても、屋根上設置と同様にスペースの制約が大きく、電気機器の寸法を低減できることが望まれる。
図2または図4の回路において、三両目100cの高圧引き通しケーブルRC2で地絡故障Faultが発生した場合には、外部からの指令により開閉器ユニット70aを動作させ、直線ジョイントSJ2を自動で開放することで、地絡故障Faultの影響を受ける主変圧器Tr1およびそれに接続された電動機を切り離す。このとき、地絡故障Faultの影響を受けない主変圧器Tr2、Tr3は接続されたままであるので、それらに接続された電動機を用いて車両100の運転を続行することができる。
本実施例では、符号Faultで示した位置で地絡故障が生じた場合を例に説明しているため、故障の波及を防ぐべく、開閉器ユニット70aを動作させて直線ジョイントSJ2を開放しているが、地絡故障の場所に応じて、動作させる開閉器ユニット70、すなわち、切り離しを行う直線ジョイントSJが変わるのは言うまでも無い。本構造とすることで、車両の屋根72上に作業者が登ることなく、不具合箇所を含む高電圧ケーブルと健全な高電圧ケーブルとを自動的に分離することができる。
次に、図5〜図7を用いて、T分岐ジョイントTJと直線ジョイントSJを一体化した、本実施例の開閉器ユニット70の構成を説明する。図5は、ステー83を介してベース81に固定された、本実施例の開閉器ユニット70の構成を概説する平面図であり、点線は内部構造を示す。図6は、図5の開閉器ユニット70を、後述する可動電極5a、気中絶縁操作ロッド20の中心軸を含む平面で切断した断面図である。図7は、図5の開閉器ユニット70の側面図である。なお、開閉器ユニット70はベース81に固定した状態で、鉄道車両に装着されるものである。
ここに示すように、開閉器ユニット70は、固定電極3aと、固定電極3aに対して接触または解離する可動電極5aと、固定電極3a及び可動電極5aの周囲を覆うアークシールド6と、アークシールド6を支持する外側容器の一部を構成する円筒形状のセラミック絶縁筒7と、ベローズ2等から構成される真空インタラプタ1を備えている。
真空インタラプタ1の外側容器は、セラミック絶縁筒7の両端を端板で覆って構成され、内部を真空状態に維持している。固定電極3aは、固定導体3bに接続されており、固定導体3bは真空インタラプタ1の外に引き出され、固定導体3b側のブッシング導体12Aと電気的に接続されている。図面上では、固定電極3aと固定導体3bを合わせたものを符号3で表示する場合もある。可動電極5aは、可動導体5bに接続されており、可動導体5bは真空インタラプタ1の外に引き出され、可動導体5b側のブッシング導体12B、12Cと電気的に接続されている。図面上では、可動電極5aと可動導体5bを合わせたものを符号5で表示する場合もある。固定導体3b側のブッシング導体12Aと、可動導体5b側のブッシング導体12B、12Cは、エポキシ樹脂などの固体絶縁物からなる絶縁ケース21でモールドされている。
真空インタラプタ1の可動側では、可動導体5bと可動側の端板の間にベローズ2を配置して、真空インタラプタ1の真空状態を維持したまま可動導体5bが可動できるようにしている。また、真空インタラプタ1の可動側には、気中絶縁操作ロッド20を操作する電磁操作部30が設けられている。この電磁操作器30の詳述は省略するが、例えば、バネに永久磁石と電磁石を組み合わせ、電磁石を構成するコイルへの通電をON/OFF切り換えることで駆動力を発生させるものである。この電磁操作部30で、気中絶縁操作ロッド20と可動導体5bを金属アダプタ24で一体に連結した可動電極駆動軸を操作することで、真空インタラプタ1と電磁操作部30の間に十分な絶縁距離を確保しながら、固定電極3aと可動電極5aの自在な接離を実現している。さらに、可動導体5bとブッシング導体12B、12Cの間に、可動導体5bと共に可動する金属アダプタ24と、金属アダプタ24とブッシング導体を接続する可とう性導体27を介在させることで、通電性と可動性の両方を確保している。なお、気中絶縁操作ロッド20の先端部の外周を覆う金属シールド13は、気中絶縁操作ロッド20の先端部やハウジング25への電界集中を抑制するのに寄与する。
また、図6に示すように、本実施例の開閉器ユニット70では、可動電極5a、可動導体5b、金属アダプタ24、気中絶縁操作ロッド20を一体化した可動電極駆動軸の動作方向を規制し、摺動の滑らかさを高めるために、ガイド8と、軸受26が設けられている。ガイド8は、可動電極駆動軸を構成する可動導体5bを軸支するものであり、ハウジング25に保持された軸受26は、可動電極駆動軸を構成する金属アダプタ24を軸支するものである。このように、ガイド8と軸受26の二つの構成部品で軸支することで、車両進行方向同一軸上に連なる、一体化された可動導体5b、金属アダプタ24、気中絶縁操作ロッド20の芯出し精度を高め、その摺動の滑らかさを高めることができる。なお、図6では、ガイド8と軸受26の例として、短管の一端にフランジを設けた形状を例示しているが、他の形状のものを利用しても良い。
絶縁ケース21は、真空インタラプタ1、ブッシング導体12A、12B、12Cを密着して覆う他、気中絶縁操作ロッド20の周囲を覆っている。気中絶縁操作ロッド20の周囲の空間は、絶縁ケース21と封止手段によって封止され、内部には乾燥空気やSF6ガスなどの絶縁ガスが封入されている。なお、ここで用いられる封止手段としては、直線シールやベローズが適用される。
次に、図8を用いて、開閉器ユニット70に、T型ケーブルヘッド40A、40B、40Cを接続した状態を説明する。ここに示すように、本実施例の開閉器ユニット70では、真空インタラプタ1と電磁操作器30を前後方向に略直線上に配置しているので、ケーブルを接続したときに、電磁操作器30とT型ケーブルヘッド40A、40B、40Cが干渉しないため、ケーブル接続後の開閉器ユニット70の高さ寸法および幅寸法を縮小できる。
以上で説明した、本実施例の開閉器ユニット70によれば、ケーブル接続後の開閉器ユニット70の高さ寸法および幅寸法を縮小できるため、鉄道車両における設置場所の自由度を高めることができる。また、可動電極駆動軸の芯出し精度が向上するため、真空インタラプタ1の円滑な動作を実現することができる。
(変形例1)
変形例1の開閉器ユニット70について、図14を用いて説明する。なお、図14は、図6のX部を拡大したものに相当し、同等の構成は重複説明を省略する。
実施例1では、軸受26近傍の機械的特徴を説明したが、本変形例は軸受26近傍の電気的特徴を説明するものである。本変形例では、軸受26に樹脂材料のような高電気抵抗材料(非導電材料)を採用している。これにより、可動導体5bとブッシング導体12の間では、可とう性導体27を経由する正常経路にのみ電流が流れ、金属アダプタ24、軸受26、ハウジング25、ハウジング25を固定するボルトを経由する異常経路には電流が流れず、金属アダプタ24と軸受26の間の溶着を防ぐことができ、可動導体5bの円滑な動作を維持することができる。
(変形例2)
変形例2の開閉器ユニット70について、図15を用いて説明する。なお、図15は、図14の右側を拡大したものに相当し、同等の構成は重複説明を省略する。
変形例1では、異常経路の電流を排除するため、軸受26に樹脂材料のような高電気抵抗材料(非導電材料)を採用したが、本変形例では、ハウジング25の固定部材に樹脂材料のような高電気抵抗材料(非導電材料)を採用して異常経路の電流を排除している。
具体的には、絶縁ワッシャー15を装着した絶縁ボルト14を、ハウジング25に装着した絶縁スリーブ16に挿入し、ブッシング導体12に締結することで、ハウジング25をシールド28およびブッシング導体12に固定している。これにより、金属アダプタ24と軸受26を含む異常経路には電流が流れず、金属アダプタ24と軸受26の間の溶着を防ぐことができ、可動導体5bの円滑な動作を維持することができる。
(変形例3)
変形例3の開閉器ユニット70について、図16を用いて説明する。なお、図16は、図6のX部を拡大したものに相当し、同等の構成は重複説明を省略する。
変形例1では、異常経路の電流を排除するため、軸受26に樹脂材料のような高電気抵抗材料(非導電材料)を採用したが、本変形例では、一体構成の金属アダプタ24に代わる、複合構成のアダプタを採用して異常経路の電流を排除している。
具体的には、可とう性導体27が接続される金属等の導電性材料からなる導電性材料部24Aと、可とう性導体27が接続されない樹脂等の高電気抵抗材料(絶縁材料)からなる高電気抵抗材料部(絶縁材料部)24Bと、から構成される複合アダプタを採用し、導電材料部24Aはブッシング導体12と電気的に接続され、高電気抵抗材料部(絶縁材料部)24Bには軸受26が接している。これにより、アダプタの導電材料部24A、高電気抵抗材料部(絶縁材料部)24B、軸受26を含む異常経路には電流が流れず、高電気抵抗材料部(絶縁材料部)24Bと軸受26の間の溶着を防ぐことができ、可動導体5bの円滑な動作を維持することができる。
実施例2の開閉器ユニット70について、図9の平面図を用いて説明する。なお、実施例1と同等の構成は重複説明を省略する。
本実施例では、可動側のブッシングを一つだけ設けている。すなわち、本実施例の開閉器ユニット70は、ケーブル42Aとケーブル42Bを接続する直線ジョイントSJとしての機能を有するが、T型ジョイントTJとしての機能を有さないものである。本実施例では、可動側ケーブルの分岐はできないが、横幅を小さくする効果は実施例1と同様に発揮される。本実施例はケーブルを分岐しない、直線ユニットに適用することができる。
実施例3の開閉器ユニット70について、図10の平面図を用いて説明する。なお、実施例1と同等の構成は重複説明を省略する。
本実施例では固定側にもブッシングを2つ設けている。すなわち、本実施例の開閉器ユニット70は、ケーブル42Aとケーブル42Bを接続する直線ジョイントSJとしての機能と、ケーブル42Cを可動側で分岐するT型ジョイントTJとしての機能と、ケーブル42Dを固定側で分岐するT型ジョイントTJとしての機能を有するものである。
本実施例では、可動側に加え、固定側でもケーブルを分岐することが可能になるため、取り得る回路構成を拡大することができる。
実施例4の開閉器ユニット70について、図11の側面図を用いて説明する。なお、実施例1と同等の構成は重複説明を省略する。
実施例1では、図7に示したように、真空インタラプタ1、気中絶縁操作ロッド20、電磁操作器30を一直線に並べたが、本実施例では、図11のように、気中絶縁操作ロッド20と電磁操作器30の高さを違え、リンク84を介して両者を接続している。これにより、電磁操作器のストロークと開閉部のストロークを等しくする必要がなくなり、また、実施例1に比べて小さな出力の電磁操作器30を用いる場合であっても、梃子として作用するリンク84によって、真空インタラプタ1を適切に駆動できるため、それぞれ独立に選べるようになる。また、調整作業性が向上する。
実施例5の開閉器ユニット70について、図12を用いて説明する。なお、実施例1と同等の構成は重複説明を省略する。
本実施例では、図5等の構成に対し、気中絶縁操作ロッド20とフランジ85の間に絶縁ガスを封止するベローズ2Aを追加している。真空インタラプタ1が閉路状態にあるときに、電磁操作器30を駆動し、固定電極3aから開離するように可動電極5aを移動させると、可動電極5a側に設けられたベローズ2が圧縮するとともに、その反対側に設けられたベローズ2Aが伸長するため、ベローズ2の内部空間が減少すると同時に、ベローズ2Aの内部空間が増加する。本実施例では、図10に示すように、ベローズ2とベローズ2Aの直径を略等しくしており、また、同軸配置されたベローズ2の圧縮量とベローズ2Aの伸長量は等しいため、ベローズ2の圧縮による容積減少量と、ベローズ2Aの伸長による容積増加量は略等しい。すなわち、真空インタラプタ1を閉路状態から開路状態にするときに、両ベローズに挟まれた気中絶縁操作ロッド20の周囲空間は増減しない。同様の理由により、真空インタラプタ1を開路状態から閉路状態にするときにも、両ベローズに挟まれた気中絶縁操作ロッド20の周囲空間は増減しない。
これにより、開閉部が開閉動作しても、気中絶縁操作ロッド20周囲の容積変化が小さくなるため、開閉操作力を小さくできる。
実施例6の開閉器ユニット70について、図13を用いて説明する。なお、実施例1と同等の構成は重複説明を省略する。
本実施例では開閉器のベース81を車両屋根86の上に設置し、且つ、ベース81の平面に対して垂直方向に固定側ブッシングと可動側ブッシングを設けている。これにより、ブッシング導体12Aは車両屋根86の下の車内側に突き出すことで、ブッシング導体12Aに接続されるケーブルを車両屋根86の下で引き回すことが可能となる。なお、ベース81の取り付け場所は車両屋根86の上に限らず、車両屋根下、車両床上、車両床下等でもよい。いずれの場合も、開閉器の取り付け面を挟んだ反対側にブッシング導体12Aおよびそれに接続されるケーブルを引き回すことが可能となる。これにより、開閉器を含む車上搭載機器のより自由な配置が可能となる。
1 真空インタラプタ、
2、2A ベローズ、
3a 固定電極、
3b 固定導体、
5a 可動電極、
5b 可動導体、
6 アークシールド、
7 セラミック絶縁筒、
8 ガイド、
10、10A、10B、10C、10D 電気接続部、
12、12A、12B、12C、12D ブッシング導体、
13 金属シールド、
14 絶縁ボルト、
15 絶縁ワッシャー、
16 絶縁スリーブ、
20 気中絶縁操作ロッド、
21 絶縁ケース、
24 金属アダプタ、
24A 導電性材料部、
24B 絶縁材料部、
25 ハウジング、
26 軸受、
27 可とう性導体、
28 シールド、
30 電磁操作器、
40、40A、40B、40C、40D T型ケーブルヘッド、
41、41A、41B、41C、41D 絶縁栓、
42、42A、42B、42C、42D ケーブル、
70、70a、70b 開閉器ユニット、
81 ベース、
82 機構ケース、
83 ステー、
84 リンク、
85 フランジ、
86 車両屋根、100 鉄道車両

Claims (8)

  1. 各々異なる回路に接続された、第一のケーブルヘッドと第二のケーブルヘッドが接続される鉄道車両用開閉器ユニットであって、
    固定電極と可動電極を接離自在に備える開閉器と、
    前記固定電極と電気的に接続されるとともに前記第一のケーブルヘッドが接続される第一のブッシング導体と、
    前記可動電極と電気的に接続されるとともに前記第二のケーブルヘッドが接続される第二のブッシング導体と、
    前記可動電極に接続された可動導体と、
    該可動導体と同軸に配置された気中絶縁操作ロッドと、
    前記可動導体と前記気中絶縁操作ロッドを同軸に連結するアダプタと、
    前記開閉器および前記気中絶縁操作ロッドと略直線状に配置された操作器と、
    前記可動導体を軸支する第一の軸支部と、
    前記アダプタを軸支する第二の軸支部と、
    前記開閉器、前記第一のブッシング導体、および、前記第二のブッシング導体を覆う設置電位の絶縁ケースと、
    を備え、
    前記第二の軸支部はハウジングを介して前記第二のブッシング導体に固定されており、
    前記ハウジングと前記第二のブッシング導体の固定には、絶縁ボルトと絶縁スリーブが用いられることで、前記アダプタと前記第二の軸支部を含む異常経路に電流が流れないように構成されていることを特徴とする鉄道車両用開閉器ユニット。
  2. 請求項1に記載の鉄道車両用開閉器ユニットにおいて、
    各ブッシング導体、前記開閉器は、略同一平面内に配置されることを特徴とする鉄道車両用開閉器ユニット。
  3. 請求項1または請求項2に記載の鉄道車両用開閉器ユニットにおいて、
    各ブッシング導体は、前記可動電極の可動方向と略直角方向に設けられることを特徴とする鉄道車両用開閉器ユニット。
  4. 請求項1または請求項2に記載の鉄道車両用開閉器ユニットにおいて、
    可動側あるいは固定側、あるいは両方に複数のブッシングを設けたことを特徴とする鉄道車両用開閉器ユニット。
  5. 請求項1または請求項2に記載の鉄道車両用開閉器ユニットにおいて、
    前記気中絶縁操作ロッドと前記操作器を直接接続したことを特徴とする鉄道車両用開閉器ユニット。
  6. 請求項1または請求項2に記載の鉄道車両用開閉器ユニットにおいて、
    前記気中絶縁操作ロッドと前記操作器をリンクを介して接続したことを特徴とする鉄道車両用開閉器ユニット。
  7. 請求項1または請求項2に記載の鉄道車両用開閉器ユニットにおいて、
    絶縁操作ロッドの周囲空間と開閉器の可動側ベローズの絶縁操作ロッド側空間を連通封止したことを特徴とする鉄道車両用開閉器ユニット。
  8. 請求項1または請求項2に記載の鉄道車両用開閉器ユニットにおいて、
    前記第二の軸支部は前記第二のブッシング導体と接続されるハウジングによって保持されることを特徴とする鉄道車両用開閉器ユニット。
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