JP6769065B2 - インクジェットヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェットヘッドに関する。
インクジェット方式の印刷装置に用いられるインクジェットヘッド(液体噴射ヘッド)は、圧電素子と、インクが通流する流路と、当該流路と連通し、インクが噴射されるノズルと、を備えている。また、上記流路は、一般的に、ノズルが形成されたノズルプレートと、圧電素子の変形により生じる圧力が伝達される圧力発生室が形成された流路基板と、ノズルと圧力発生室を連通する連通孔が形成された連通板と、を積層して接合することで形成されている。
このようなインクジェットヘッドとして、複数のノズルで構成されたノズル群が基準方向に2つ設けられ、一方のノズル群に連通する第1導入口と他方のノズル群に連通する第2導入口とを有するヘッドチップを2列に並設させた液体噴射ヘッドが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されている液体噴射ヘッドでは、インクが通流する流路をヘッドチップの第1導入口と第2導入口とを連通するように形成している。
特開2015−33837号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている液体噴射ヘッドであっても、インクを高密度で噴射する観点から、未だ改善の余地があった。
本発明は、上記課題を解決するためのもので、従来のインクジェットヘッドに比して、インクを高密度で噴射させることができるインクジェットヘッドを提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明に係るインクジェットヘッドは、第1のインクに対応する複数の第1ノズルと、第2のインクに対応する複数の第2ノズルと、第3のインクに対応する複数の第3ノズルと、が、第1方向に沿って並べられたノズル列である第1ノズル列を2列有する第1ヘッドチップと、第1のインクに対応する複数の第1ノズルと、第2のインクに対応する複数の第2ノズルと、第3のインクに対応する複数の第3ノズルと、が、第1方向に沿って並べられたノズル列である第2ノズル列を2列有する第2ヘッドチップと、第4のインクに対応する複数の第4ノズルが、第1方向に沿って並べられたノズル列である第3ノズル列を2列有する第3ヘッドチップと、第4のインクに対応する複数の第4ノズルが、第1方向に沿って並べられたノズル列である第4ノズル列を2列有する第4ヘッドチップと、を備え、前記第1から第4ヘッドチップは、前記第1方向と交差する第2方向に並設されていることを特徴とする。
これにより、第4のインクを高密度で噴射することができ、且つ、第1、第2、及び第3のインクについても噴射できるインクジェットヘッドを4つのヘッドチップのみで構成することができる。
本発明に係るインクジェットヘッドによれば、第4のインクを高密度で噴射することができ、且つ、第1、第2、及び第3のインクについても噴射できる。
実施の形態1に係るインクジェットプリンタの概略構成を示す模式図である。 ヘッドチップ106Aの分解斜視図である。 ヘッドチップ106Aの下面図である。 ヘッドチップ106AをA−A線で切断した断面図である。 ヘッドチップ106Cの分解斜視図である。 ヘッドチップ106Cの下面図である。 ヘッドチップ106Cの断面図である。 インクジェットヘッドの下面図である。 インクジェットヘッドの断面図である。 インクジェットヘッドにおける配線基板の下面図である。 実施の形態1における変形例1のインクジェットヘッドの下面図である。 実施の形態1における変形例1のインクジェットヘッドの配線基板の下面図である。 実施の形態2に係るインクジェットヘッドの下面図である。 インクジェットヘッドにおけるヘッドチップのリザーバ形成部材の下面図である。 実施の形態2に係るインクジェットヘッドの配線基板の下面図である。 実施の形態2における変形例2のインクジェットヘッドの下面図である。 実施の形態2における変形例2のインクジェットヘッドの配線基板の下面図である。 比較例の配線基板の下面図である。
以下、実施の形態の具体例について図面を参照して説明する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されない。
(実施の形態1)
[インクジェットプリンタの構成]
図1においては、インクジェットプリンタの前後方向及び左右方向を図における前後方向及び左右方向として表している。
図1に示すように、実施の形態1に係るインクジェットプリンタ1は、走査方向、すなわち、図1における第2方向に移動可能なキャリッジ102と、キャリッジ102に設けられているインクジェットヘッド103と、記録用紙105を第2方向に直交する搬送方向、すなわち、図1における第1方向に搬送する搬送ローラ104A、104Bと、コントローラ110と、を備えている。
インクジェットプリンタ1は、ブラック、イエロー、シアン、及びマゼンタの4色のインクカートリッジ109A〜109Dが装着されるカートリッジホルダ108を備える。カートリッジホルダ108は、インクジェットヘッド103と図示されないチューブによって接続されている。
インクジェットヘッド103は、ヘッドチップ106A〜ヘッドチップ106Dを備えている。ヘッドチップ106A及びヘッドチップ106Bは、カラーインクを噴射するように構成されており、ヘッドチップ106C及びヘッドチップ106Dは、ブラックインクを噴射するように構成されている。尚、4つのヘッドチップ106A〜ヘッドチップ106Dをそれぞれ区別しない場合は、単にヘッドチップ106と称す。4つのヘッドチップ106は、第2方向の左側から右側に向かって、ヘッドチップ106A、ヘッドチップ106B、ヘッドチップ106C、ヘッドチップ106Dの順に並んでいる。
コントローラ110は、CPU、ROM、RAM、EEPROM、及びASIC等を備えている。コントローラ110は、PC等の外部装置から印刷ジョブの入力を受け付けると、ROMに記憶されたプログラムに基づいて後述する駆動IC71等の各ドライバを駆動し、印刷処理を実行する。
具体的には、コントローラ110は、インクジェットヘッド103が、キャリッジ102と一体的に第2方向に移動しつつ、ヘッドチップ106A〜ヘッドチップ106Dの下面に設けられているノズルから記録用紙105にインクを噴射して、画像を記録するインク噴射動作と、搬送ローラ104A、104Bによって、記録用紙105を第1方向に所定量搬送する搬送動作と、を交互に行わせる。なお、印刷処理が終了した記録用紙105は、搬送ローラ104A、104Bにより第1方向に搬送され、図示しない排出トレイに排出される。
[ヘッドチップの構成]
図2〜図4を参照しながら、ヘッドチップ106Aの構成について説明する。なお、ヘッドチップ106Bは、ヘッドチップ106Aと同じ構造であるため、ヘッドチップ106Bの説明は省略する。
図2は、ヘッドチップ106Aの分解斜視図である。図3は、ヘッドチップ106Aの下面図である。図4は、図3に示すA−A線で切断したヘッドチップ106Aの断面図である。
図2〜図4に示すように、ヘッドチップ106Aは、駆動IC71が実装されているフレキシブルプリント回路基板70と、リザーバ形成部材11と、保護基板12と、アクチュエータ基板13と、流路形成基板14と、ノズルプレート15と、コンプライアンス基板18と、を備えている。
尚、以下の説明において、ヘッドチップ106の各構成要素や、ヘッドチップ106毎に設けられるインクジェットヘッド103の構成要素については、ヘッドチップ106毎に区別して説明する場合は、ヘッドチップ106A〜106Dと同様にA〜Dのアルファベットを付加した符号を付して説明するが、特に区別して説明する必要が無い場合はA〜Dのアルファベットを付加しない符号を用いて説明する。例えば、以下で説明するフレキシブルプリント回路基板について、4つのヘッドチップ106A〜106D毎に区別して説明する場合は、「フレキシブルプリント回路基板70A〜70D」を用いて説明し、区別して説明する必要が無い場合はフレキシブルプリント回路基板70を用いて説明する。尚、区別のために用いる記号A〜Dは、符号の最も後ろに追加することとする。
図3に示すように、ノズルプレート15には、2列のノズル列51が設けられている。第2方向における右側に配置されるノズル列51をノズル列51aと称し、第2方向における左側に配置されるノズル列51をノズル列51bと称す。すなわち、ノズル列51aとノズル列51bとは、第2方向に沿って並ぶように設けられている。ノズル列51aは、第1方向に沿って配列した複数のノズル50Ya、複数のノズル50Ca、及び複数のノズル50Maから構成されている。第1方向の一方側から他方側(後ろ側から前側)に向けて、複数のノズル50Ya、複数のノズル50Ca、複数のノズル50Maの順に配列している。また、ノズル列51bは、第1方向に沿って配列した複数のノズル50Yb、複数のノズル50Cb、及び複数のノズル50Mbから構成されている。第1方向の一方側から他方側に向けて、複数のノズル50Yb、複数のノズル50Cb、複数のノズル50Mbの順に配列している。
ノズル50Ya及びノズル50Ybは、第1のインクの一例であるイエローインクに対応するノズルである。ノズル50Ca及びノズル50Cbは、第2のインクの一例であるシアンインクに対応するノズルである。ノズル50Ma及びノズル50Mbは、第3のインクの一例であるマゼンタインクに対応するノズルである。すなわち、ノズル50Ya、または、ノズル50Ybが、特許請求の範囲に記載の第1ノズルに相当し、ノズル50Ca、または、ノズル50Cbが、第2ノズルに相当し、ノズル50Ma、または、ノズル50Mbが、第3ノズルに相当する。
尚、以上または以下の説明において、ノズルやノズルに応じて設けられた圧力室などの流路の構成要素の説明では、その流路が対応する色やその流路がつながるノズルが属するノズル列に応じて異なる記号の組み合わせを符号に付加して説明する。具体的には、4色のインク色に対応する記号としてY、C、M、Bkの4つの記号を用いる。また、第2方向における右側の構成要素に対応する記号としてaを用い、第2方向における左側の構成要素に対応する記号としてbを用いる。尚、対応するインクの色や、第2方向における位置を区別する必要がない場合は、これらの記号を付加しない符号を用いて説明する。例えば、ノズルをインクの色やそれが属するノズル列によって区別しない場合は、単にノズル50と称す。
ノズルプレート15は、シリコン単結晶の基板を用いることができる。ノズルプレート15として、ポリイミド等の高分子合成樹脂材料や、ステンレス鋼等の金属材料などを用いてもよい。
ノズルプレート15の上面には、シリコン単結晶の流路形成基板14が接合されている。流路形成基板14の下面には、ノズルプレート15の他にコンプライアンス基板18が接合されている。コンプライアンス基板18は、封止膜16と固定基板17から構成されている。封止膜16は、可撓性を有する薄膜であり、例えば樹脂のフィルムを用いることができる。固定基板17は、ステンレス鋼等の金属材料等の硬質の材料で形成されている。
流路形成基板14の上面には、アクチュエータ基板13が接合されている。図4に示すようにアクチュエータ基板13の上面側には、振動板40が形成されている。
アクチュエータ基板13には、複数の圧力室60Ya、複数の圧力室60Yb、複数の圧力室60Ca、複数の圧力室60Cb、複数の圧力室60Ma、複数の圧力室60Mbが形成されている。各圧力室60Yaは、それぞれ対応する一つのノズル50Yaと連通する。すなわち、圧力室60Yaの一つは、それに対応する一つのノズル50Yaと連通する。同様に、各圧力室60Ybは、それぞれ対応する一つのノズル50Ybと連通し、各圧力室60Caは、それぞれ対応する一つのノズル50Caと連通し、各圧力室60Cbは、それぞれ対応する一つのノズル50Cbと連通し、各圧力室60Maは、それぞれ対応する一つのノズル50Maと連通し、各圧力室60Mbは、それぞれ対応する一つのノズル50Mbと連通する。圧力室60Ca、圧力室60Cb、圧力室60Ma、圧力室60Mbについては、図示を省略しているがそれらの構造は、図4に示した圧力室60Yaまたは圧力室60Ybと同じ構造である。
流路形成基板14の第2方向における中央近傍には、複数の貫通孔34Ya、複数の貫通孔34Yb、複数の貫通孔34Ca、複数の貫通孔34Cb、複数の貫通孔34Ma、複数の貫通孔34Mbが形成されている。各貫通孔34は、それぞれ対応するノズル50に応じて個別に形成されている。すなわち、貫通孔34はノズルプレート15に形成されたノズル50の数の同じ数だけ形成されている。貫通孔34は、ノズル50とそのノズル50に対応する圧力室60とに連通する。例えば、貫通孔34Yaは、ノズル50Yaとそれに対応する圧力室60Yaとに連通する。
流路形成基板14の第2方向における外側には、6つの貫通孔31(貫通孔31Ya、貫通孔31Yb、貫通孔31Ca、貫通孔31Cb、貫通孔31Ma、貫通孔31Mb)が形成されている。各貫通孔31は、それぞれ第1方向に延びるスリット状の形状をしている。第2方向における右側に貫通孔31Ya、貫通孔31Ca、貫通孔31Maが配置されており、第1方向の一方側(後ろ側)から他方側(前側)に向かって、貫通孔31Ya、貫通孔31Ca、貫通孔31Maの順に配置している。第2方向における左側には貫通孔31Yb、31Cb、貫通孔31Mbが配置されており、第1方向の一方側(後ろ側)から他方側(前側)に向かって、貫通孔31Yb、貫通孔31Cb、貫通孔31Mbの順に配置している。尚、リザーバ形成部材11には、6つの貫通孔31のそれぞれに対応して、6つの凹部25が形成されている。各貫通孔31は、それぞれ対応する一つの凹部25と連通する。リザーバ形成部材11及び凹部25についての詳細は後述する。
また、流路形成基板14には、複数の貫通孔33Ya、複数の貫通孔33Yb、複数の貫通孔33Ca、複数の貫通孔33Cb、複数の貫通孔33Ma、複数の貫通孔33Mbが形成されている。これらの貫通孔33は、ノズル50の数と同じ数だけ形成されており、各貫通孔33は、それぞれ対応する貫通孔34と貫通孔31との間に形成されている。例えば、貫通孔33Yaは、貫通孔33Yaに対応する貫通孔34Yaと貫通孔31Yaとの間に形成されている。
また、流路形成基板14には6つの凹部32(凹部32Ya、凹部32Yb、凹部32Ca、凹部32Cb、凹部32Ma、凹部32Mb)が形成さされている。6つの凹部32は、流路形成基板14の下面側からハーフエッチングによって形成されている。各凹部32は、それぞれ対応するスリット状の貫通孔31と複数の貫通孔33との間に配置され、一つの貫通孔31と複数の貫通孔33とを接続する共通の流路となっている。例えば、図4に示すように凹部32Yaは、複数の貫通孔33Yaと貫通孔31Yaとを接続するように形成されている。スリット状の貫通孔31Yaは、凹部32Ya及び複数の貫通孔33Yaを介して、複数の圧力室60Yaと接続されている。同様に、凹部32Ybは、複数の貫通孔33Ybと貫通孔31Ybとを接続するように形成されている。凹部32Caは、複数の貫通孔33Caと貫通孔31Caとを接続するように形成されている。凹部32Cbは、複数の貫通孔33Cbと貫通孔31Cbとを接続するように形成されている。凹部32Maは、複数の貫通孔33Maと貫通孔31Maとを接続するように形成されている。凹部32Mbは、複数の貫通孔33Mbと貫通孔31Mbとを接続するように形成されている。
アクチュエータ基板13の上側に形成されている振動板40は、弾性膜41と、弾性膜41の上面に配置されている絶縁体膜42と、を有している。例えば、弾性膜41としては、シリコン基板を加熱することにより、シリコン基板の表面に形成される酸化膜を用いてもよい。この場合、弾性膜41は、SiOである。また、絶縁体膜42としては、ZrOを用いてもよい。絶縁体膜42の上面には、各圧力室60に対応して複数の圧電素子30が設けられている。複数の圧電素子30は、2列のノズル列51a、51bに対応して2列に並べられている。各圧電素子30は、共通電極、圧電層、及び個別電極から構成されている。共通電極を構成する材料としては、導電性材料を用いればよい。例えば、共通電極としては、白金を用いることが好ましい。
共通電極の上面には、圧電層が形成されている。圧電層としては、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛、シリコンを含むニオブ酸チタン酸ジルコン酸鉛等を用いてもよい。圧電層の上面には、個別電極が形成されている。個別電極を構成する材料としては、導電性材料を用いればよい。個別電極としては、例えば、イリジウムや、アルミニウムなどの導電性材料を用いることが好ましい。
また、共通電極及び個別電極は、図示されない配線により、フレキシブルプリント回路基板70の接続端子と接続されている。これにより、駆動IC71から配線を介して、複数の個別電極の電位が制御される。
振動板40の上面には、保護基板12が接合されている。保護基板12の下面には、2つの凹部121が形成されている。1列の圧電素子30を跨いで、第2方向に延びるように、凹部121が形成されている。凹部121には、それぞれ一列分の圧電素子30が収納されている。
流路形成基板14における上面の周縁部には、樹脂で構成されているリザーバ形成部材11が接合されている。リザーバ形成部材11の下面の中央部には、凹部24が形成されている。凹部24には、保護基板12、圧電素子30、及び振動板40が収納されている。
リザーバ形成部材11の上面の中央部には、第1方向に延びるスリット状の接続口21が設けられている。接続口21は、保護基板12に設けられているスリット状の貫通孔52と連通している。接続口21及び貫通孔52には、フレキシブルプリント回路基板70が挿通するように構成されている。
図3に示すようにリザーバ形成部材11の第2方向における一方の端部側(右側)には、凹部25Ya、凹部25Ca、及び凹部25Maが設けられている。3つの凹部25Ya、凹部25Ca、凹部Maは、第1方向に沿って並ぶように設けられている。リザーバ形成部材11の第2方向における他方の端部側(左側)には、凹部25Yb、凹部25Cb、及び凹部25Mbが設けられている。3つの凹部25Yb、凹部25Cb、凹部25Mbは、第1方向に沿って並ぶように設けられている。これら6つの凹部25は、それぞれが第1方向に延びるように形成されている。これらの6つの凹部25はリザーバ形成部材11の下面側に形成されている。6つの凹部25はそれぞれ対応するスリット状の貫通孔31と連通する。具体的には、凹部25Yaは貫通孔31Yaと連通し、凹部25Ybは貫通孔31Ybと連通し、凹部25Caは貫通孔31Caと連通し、凹部25Cbは貫通孔31Cbと連通し、凹部25Maは貫通孔31Maと連通し、凹部25Mbは貫通孔31Mbと連通する。
以下の説明において、凹部25Ya、貫通孔31Ya、凹部32Yaにより構成される共通流路をリザーバ23Yaと称す。凹部25Yb、貫通孔31Yb、凹部32Ybにより構成される共通流路をリザーバ23Ybと称す。凹部25Ca、貫通孔31Ca、凹部32Caにより構成される共通流路をリザーバ23Caと称す。凹部25Cb、貫通孔31Cb、凹部32Cbにより構成される共通流路をリザーバ23Cbと称す。凹部25Ma、貫通孔31Ma、凹部32Maにより構成される共通流路をリザーバ23Maと称す。凹部25Mb、貫通孔31Mb、凹部32Mbにより構成される共通流路をリザーバ23Mbと称す。また、これらのリザーバについて、それが配置されている位置や、対応するインクの色によって区別しないは、単にリザーバ23と称す。
リザーバ形成部材11の上面には、導入口22Yaと導入口22Ybが、接続口21を挟んで対向するように設けられている。導入口22Yaは、リザーバ23Yaと連通し、導入口22Ybは、リザーバ23Ybと連通する。
リザーバ形成部材11の上面には、導入口22Caと導入口22Cbが、接続口21を挟んで対向するように設けられている。導入口22Caは、リザーバ23Caと連通し、導入口22Cbは、リザーバ23Cbと連通する。
リザーバ形成部材11の上面には、導入口22Maと導入口22Mbが、接続口21を挟んで対向するように設けられている。導入口22Maは、リザーバ23Maと連通し、導入口22Mbは、リザーバ23Mbと連通する。
次に、図5及び図6を参照しながら、ヘッドチップ106Cの構成について、詳細に説明する。なお、ヘッドチップ106Dは、ヘッドチップ106Cと同じ構造であるため、その説明は省略する。
図5は、ヘッドチップ106Cの分解斜視図である。図6は、ヘッドチップ106Cの下面図である。図7は、ヘッドチップ106Cの断面図である。
図5〜図7に示すように、ヘッドチップ106Cは、ヘッドチップ106Aと基本的構成は同じであるが、以下の点が異なる。ヘッドチップ106Aでは、第2方向における一方の端部側には、3つのリザーバ23Ya、23Ca、23Maが形成されているが、ヘッドチップ106Cでは、第2方向における一方の端部側には、1つのリザーバ23Bkaが第1方向に沿って延びるように形成されている。また、ヘッドチップ106Cでは、第2方向における他方の端部側には、1つのリザーバ23Bkbが第1方向に沿って延びるように形成されている。
リザーバ23Bkaは、リザーバ形成部材11の第2方向における一方の端部側の下面に、第1方向に延びるように形成されている凹部25Bkaと、流路形成基板14に形成されている貫通孔31Bkaと、流路形成基板14の下面側に形成されている凹部32Bkaにより構成される。同様に、リザーバ23Bkbは、リザーバ形成部材11の第2方向における他方の端部側の下面に、第1方向に延びるように形成されている凹部25Bkbと、流路形成基板14に形成されている貫通孔31Bkbと、流路形成基板14の下面側に形成されている凹部32Bkbにより構成される。
ヘッドチップ106Cのリザーバ形成部材11の上面には、導入口22Bkaと導入口22Bkbが、接続口21を挟んで対向するように設けられている。導入口22Bkaは、リザーバ23Bkaと連通するように設けられている。また、導入口22Bkbは、リザーバ23Bkbと連通するように設けられている。
さらに、ノズルプレート15には、ノズル列51a及びノズル列51bが、第2方向に沿って並ぶように設けられている。ヘッドチップ106Cのノズル列51aは、第1方向に沿って並ぶように設けられている複数のノズル50Bkaにより構成される。同様に、ヘッドチップ106Cのノズル列51bは、第1方向に沿って並ぶように設けられている複数のノズル50Bkbにより構成される。ノズル50Bka及びノズル50Bkbは、第4のインクの一例であるブラックインクに対応するノズルである。
流路形成基板14には、凹部32Bkaと圧力室60Bkaを連通する貫通孔33Bka、及び、凹部32Bkbと圧力室60Bkbを連通する貫通孔33Bkbが形成されている。また、流路形成基板14には、圧力室60Bkaとノズル50Bkaとを連通する貫通孔34Bka、及び、圧力室60Bkbとノズル50Bkbとを連通する貫通孔34Bkbが形成されている。
尚、ヘッドチップ106A〜106Dにはそれぞれ、右側のノズル列51であるノズル列51aと左側のノズル列51であるノズル列51bとが形成されている。これらのノズル列51を区別して表記する場合は、上述したとおり符号の最後にA〜Dの記号を付加したもの用いる。すなわち、ヘッドチップ106Aのノズル列51a及び51bは、ノズル列51aA及び51bAと記載し、ヘッドチップ106Bのノズル列51a及び51bは、ノズル列51aB及び51bBと記載し、ヘッドチップ106Cのノズル列51a及び51bは、ノズル列51aC及び51bCと記載し、ヘッドチップ106Dのノズル列51a及び51bは、ノズル列51aD及び51bDと記載する。
[インクジェットヘッドの構成]
次に、図8〜図10を参照しながら、インクジェットヘッド103の構成について説明する。
図8は、インクジェットヘッド103の下面図である。図9は、図8に示すB−B線で切断したインクジェットヘッド103の断面図である。図10は、インクジェットヘッド103における配線基板400の下面図である。
なお、図10においては、各導入口を破線で示している。さらに、図8に示すC−C線断面、D−D線断面、及びE−E線断面は、それぞれ、図9に示すB−B線断面と同様に構成されている。
図8に示すように、本実施の形態1に係るインクジェットヘッド103は、ヘッドチップ106A、ヘッドチップ106B、ヘッドチップ106C、及びヘッドチップ106Dが、この順で、第2方向に並設されている。すなわち、ヘッドチップ106Aとヘッドチップ106Bが、互いに隣接するように配置されていて、ヘッドチップ106Cとヘッドチップ106Dが、互いに隣接するように配置されている。尚、上述したとおりヘッドチップ106Aとヘッドチップ106Bとは同じ構造であるため、ヘッドチップ106Aを構成する各構成要素とヘッドチップ106Bを構成する各構成要素とは、それぞれ同じ構造のものであるが、それぞれの構成要素を区別するために以下の説明においてはA、Bの記号を符号の最後に付して説明する。また、ヘッドチップ106Cを構成する各構成要素とヘッドチップ106Dを構成する各構成要素とは、それぞれ同じ構造のものであるが両者を区別する場合、符号の最後にC、Dの記号を付して説明する。
ヘッドチップ106Aは、ノズル列51aAとノズル列51bAとの2列のノズル列を有する。ノズル列51aAとノズル列51bAとは、第2方向において、フレキシブルプリント回路基板70Aを挟んで互いに対向するように配置されている。ノズル列51aAは、イエローインクに対応する複数のノズル50YaAと、シアンインクに対応する複数のノズル50CaAと、マゼンタインクに対応する複数のノズル50MaAとにより構成されている。ノズル列51bAは、イエローインクに対応する複数のノズル50YbAと、シアンインクに対応する複数のノズル50CbAと、マゼンタインクに対応する複数のノズル50MbAとにより構成されている。ヘッドチップ106Bは、ノズル列51aBとノズル列51bBとの2列のノズル列を有する。ノズル列51aBとノズル列51bBとは、第2方向において、フレキシブルプリント回路基板70Bを挟んで互いに対向するように配置されている。ノズル列51aBは、イエローインクに対応する複数のノズル50YaBと、シアンインクに対応する複数のノズル50CaBと、マゼンタインクに対応する複数のノズル50MaBとにより構成されている。ノズル列51bBは、イエローインクに対応する複数のノズル50YbBと、シアンインクに対応する複数のノズル50CbBと、マゼンタインクに対応する複数のノズル50MbBとにより構成されている。ヘッドチップ106Cは、ノズル列51aCとノズル列51bCとの2列のノズル列を有する。ノズル列51aCとノズル列51bCとは、第2方向において、フレキシブルプリント回路基板70Cを挟んで、互いに対向するように配置されている。ノズル列51aCは、ブラックインクに対応する複数のノズル50BkaCにより構成されている。ノズル列51bCは、ブラックインクに対応する複数のノズル50BkbCにより構成されている。ヘッドチップ106Dは、ノズル列51aDとノズル列51bDとの2列のノズル列を有する。ノズル列51aDとノズル列51bDとは、第2方向においてフレキシブルプリント回路基板70Dを挟んで、互いに対向するように配置されている。ノズル列51aDは、ブラックインクに対応する複数のノズル50BkaDにより構成されている。ノズル列51bDは、ブラックインクに対応する複数のノズル50BkbDにより構成されている。
上述の8列のノズル列51は、それぞれ1列で250〜400dpiの画像を形成することができるように、第1方向に隣接するノズル同士が間隔Pだけ離れるように配置した複数のノズル50で構成されている。また、同じヘッドチップ106内に配置されるノズル50の位置は、異なるノズル列51、すなわちノズル列51aとノズル列51bとの間で第1方向における位置が1/2Pだけずれるように配置されている。さらに、ヘッドチップ106Aとヘッドチップ106Bとは、第1方向における位置が1/4Pだけずれるように配置されており、ヘッドチップ106Cとヘッドチップ106Dとは第1方向における位置が1/4Pだけずれるように配置されている。
すなわち、本実施形態によれば1色につき互いに1/4Pずつずれた4列のノズル列51が配置されているため、インクジェットヘッド103は、キャリッジ102が、第2方向における一方の端部から他方の端部に移動する間に、1000〜1600dpiの画像を形成することができる。
また、図9に示すように、インクジェットヘッド103は、流路部材300と、配線基板400と、を備える。流路部材300は、下流流路部材301と、下流流路部材302と、及び下流流路部材303とにより構成される下流流路部材304と、上流流路部材305と、下流流路部材304と上流流路部材305の間に配置されているシール部材306と、を備えている。
下流流路部材301、下流流路部材302、及び下流流路部材303は、上方に向かって、この順で積層されている。下流流路部材303の上側には、配線基板400が配置されている。また、配線基板400の上方には、シール部材306を挟んで、上流流路部材305が配置されている。
下流流路部材301の下面80には、4つのヘッドチップ106A〜106Dが接合されている。下流流路部材304と配線基板400とには、4つのヘッドチップ106A〜106Dにそれぞれ対応して、4つの貫通孔36A〜36Dが形成されている。これらの4つの貫通孔36はそれぞれ、配線基板400に形成された貫通孔364と、下流流路部材303に形成された貫通孔363と、下流流路部材302に形成された貫通孔362と、下流流路部材301に形成された貫通孔361と、によって構成される。
貫通孔36Aは、ヘッドチップ106Aの接続口21と連通し、貫通孔36Bは、ヘッドチップ106Bの接続口21と連通し、貫通孔36Cは、ヘッドチップ106Cの接続口と連通し、貫通孔36Dは、ヘッドチップ106Dの接続口と連通する。各貫通孔36にはそれぞれ対応するフレキシブルプリント回路基板70が挿通される。
例えば、貫通孔36Aには、ヘッドチップ106Aのフレキシブルプリント回路基板70Aが挿通され、貫通孔36Bには、ヘッドチップ106Bのフレキシブルプリント回路基板70Bが挿通されている。各フレキシブルプリント回路基板70のヘッドチップ106とは反対側の一端は、配線基板400の上面に配置された端子と接続されている。
上流流路部材305の上面には、上方に突出する円筒状の接続部35が、一つの色につき3つずつ設けられている。すなわち、合計で12個の円筒状の接続部35が形成されており、各接続部35は、各インクカートリッジ109A〜109Dと図示されないフィルタ室やチューブ等を含む流路を介して接続されている。
尚、イエローインクに対応する3つの接続部35のうち、第2方向の最も右側に位置する接続部35を接続部35Ya、第2方向の最も左側に位置する接続部35を接続部35Yb、接続部35Yaと接続部35Ybとの間に位置する接続部35を接続部35Ycと称す。また、シアンインクに対応する3つの接続部35のうち、第2方向の最も右側に位置する接続部35を接続部35Ca、第2方向の最も左側に位置する接続部35を接続部35Cb、接続部35Caと接続部35Cbとの間に位置する接続部35を接続部35Ccと称す。また、マゼンタインクに対応する3つの接続部35のうち、第2方向の最も右側に位置する接続部35を接続部35Ma、第2方向の最も左側に位置する接続部35を接続部35Mb、接続部35Maと接続部35Mbとの間に位置する接続部35を接続部35Mcと称す。また、ブラックインクに対応する3つの接続部35のうち、第2方向の最も右側に位置する接続部35を接続部35Bka、第2方向の最も左側に位置する接続部35を接続部35Bkb、接続部35Bkaと接続部35Bkbとの間に位置する接続部35を接続部35Bkcと称す。
流路部材300には、イエローインクの流路として、インク流路201Ya、インク流路201Yb、及びインク流路201Ycが形成されている。3つのインク流路201Ya、201Yb、202Ycの上流側は、それぞれ対応する一つの接続部35の内部空間と連通する。すなわち、インク流路201Yaは接続部35Yaの内部空間と連通し、インク流路201Ybは接続部35Ybの内部空間と連通し、インク流路201Ycは接続部35Ycの内部空間と連通する。
インク流路201Yaの下流側は、ヘッドチップ106Bの導入口22Yaと連通する。インク流路201Ybの下流側は、ヘッドチップ106Aの導入口22Ybと連通する。また、インク流路201Ycの下流側は、ヘッドチップ106Bの導入口22Ybとヘッドチップ106Aの導入口22Yaとの2つの導入口22に連通する。
詳細に説明すると、インク流路201Yaは、上流流路部材305、シール部材306、及び下流流路部材304に形成されている貫通孔37Yaで画定される。貫通孔37Yaは、上流流路部材305に形成された貫通孔375Yaと、シール部材306に形成された貫通孔376Yaと、下流流路部材303に形成された貫通孔373Yaと、下流流路部材302に形成された貫通孔372Yaと、下流流路部材301に形成された貫通孔371Yaとにより構成されている。貫通孔375Yaの下側の端部近傍には、環状の突起部38Yaが形成されている。また、配線基板400には、貫通孔37Yaよりも、その開口面積が大きい貫通孔47Yaが形成されている貫通孔373Yaの上側の端部近傍には、環状の突起部39Yaが形成されている。この突起部39Yaは貫通孔47Yaを挿通するように形成されている。そして、シール部材306の両主面には、突起部38Ya及び突起部39Yaが嵌着するための凹部が形成されている。突起部38Ya及び突起部39Yaが、シール部材306の凹部に嵌着することで、インク流路201Yaを通過するインクが外部に漏れることが防止される。
インク流路201Ybは、インク流路201Yaと同様の構造である。インク流路201Ybは、ヘッドチップ106Aの導入口22Ybと連通するように、上流流路部材305、シール部材306、及び下流流路部材304に形成されている貫通孔37Ybで画定される。貫通孔37Ybは、上流流路部材305に形成された貫通孔375Ybと、シール部材306に形成された貫通孔376Ybと、下流流路部材303に形成された貫通孔373Ybと、下流流路部材302に形成された貫通孔372Ybと、下流流路部材301に形成された貫通孔371Ybとにより構成されている。貫通孔375Ybの下側の端部近傍には、環状の突起部38Ybが形成されている。配線基板400には、貫通孔37Ybよりも、その開口面積が大きい貫通孔47Ybが形成されている。貫通孔373Yaの上面側の端部近傍には、環状の突起部39Ybが形成されている。この突起部39Ybは、貫通孔47Ybを挿通するように形成されている。そして、シール部材306の両主面には、突起部38Yb及び突起部39Ybが嵌着するための凹部が形成されている。突起部38Yb及び突起部39Ybが、シール部材306の凹部に嵌着することで、インク流路201Ybを通過するインクが外部に漏れることが防止される。
インク流路201Ycは、配線基板400に形成されている貫通孔47Ycを通過するように形成されている共通流路211と、下流流路部材304で共通流路211から分岐された分岐流路212、213と、を備える。
分岐流路212は、ヘッドチップ106Aの導入口22Yaと連通する。分岐流路212は、下流流路部材301及び下流流路部材302に形成されている貫通孔48Yaと、貫通孔48Yaと連通するように、下流流路部材302の上面に形成されている溝49Yaと、から構成されている。貫通孔48Yaは、下流流路部材301に形成された貫通孔481Yaと、下流流路部材302に形成された貫通孔482Yaとから構成される。
分岐流路213は、ヘッドチップ106Bの導入口22Ybと連通する。分岐流路213は、下流流路部材301及び下流流路部材302に形成されている貫通孔48Ybと、貫通孔48Ybと連通するように、下流流路部材302の上面に形成されている溝49Ybと、から構成されている。貫通孔48Ybは、下流流路部材301に形成された貫通孔481Ybと、下流流路部材302に形成された貫通孔482Ybとから構成される。
共通流路211は、上流流路部材305、シール部材306、及び下流流路部材303に形成されている貫通孔37Ycで画定される。貫通孔37Ycは、上流流路部材305に形成された貫通孔375Ycと、シール部材306に形成された貫通孔376Ycと、下流流路部材303に形成された貫通孔373Ycとにより構成されている。
配線基板400には、この共通流路211が通過する貫通孔47Ycが形成されている。共通流路211の配線基板400の貫通孔47Yc近傍は、インク流路201Yaの貫通孔47Ya近傍と同様の構造である。貫通孔375Ycの下側の端部近傍には、環状の突起部38Ycが形成されている。配線基板400の貫通孔47Ycの開口面積は、貫通孔37Ycの開口面積よりも大きい。貫通孔373Ycの上面側の端部近傍には、環状の突起部39Ycが形成されている。この突起部39Ycは、貫通孔47Ycを挿通するように形成されている。そして、シール部材306の両主面には、突起部38Yc及び突起部39Ycが嵌着するための凹部が形成されている。突起部38Yc及び突起部39Ycが、シール部材306の凹部に嵌着することで、共通流路211を通過するインクが外部に漏れることが防止される。
以上の説明では、イエローインクが流れるインク流路201Ya、201Yb、201Ycについて説明した。インクジェットヘッド103は、そのほかにシアンインクが流れるインク流路201Ca、201Cb、201Cc、マゼンタインクが流れるインク流路201Ma、201Mb、201Mc、及び、ブラックインクが流れるインク流路201Bka、201Bkb、201Bkcを有する。しかし、これらの流路はインクジェットヘッド103を上方から見たときの配置がインク流路201Ya、201Yb、201Ycと異なるだけで、断面の構造は図8で示したインク流路201Ya、201Yb、201Ycの構造と同じである。
尚、インク流路201Caは、接続部35Caの内部空間とヘッドチップ106Bの導入口22Caとを接続する流路である。インク流路201Cbは、接続部35Cbの内部空間とヘッドチップ106Aの導入口22Cbとを接続する流路である。インク流路201Ccは、接続部35Ccの内部空間とヘッドチップ106Bの導入口22Cb及びヘッドチップ106Aの導入口22Caとを接続する流路である。インク流路201Maは、接続部35Maの内部空間とヘッドチップ106Bの導入口22Maとを接続する流路である。インク流路201Mbは、接続部35Mbの内部空間とヘッドチップ106Aの導入口22Mbとを接続する流路である。インク流路201Mcは、接続部35Mcの内部空間とヘッドチップ106Bの導入口22Mb及びヘッドチップ106Aの導入口22Maとを接続する流路である。インク流路201Bkaは、接続部35Bkaの内部空間とヘッドチップ106Dの導入口22Bkaとを接続する流路である。インク流路201Bkbは、接続部35Bkbの内部空間とヘッドチップ106Cの導入口22Bkbとを接続する流路である。インク流路201Bkcは、接続部35Bkcの内部空間とヘッドチップ106Dの導入口22Bkb及びヘッドチップ106Cの導入口22Bkaとを接続する流路である。
このように構成された、本実施の形態1に係るインクジェットヘッド103では、ヘッドチップ106A〜ヘッドチップ106Dを第2方向に並設するように配置することで、インクを高密度で噴射することができ、解像度を向上させることができる。
また、本実施の形態1に係るインクジェットヘッド103では、互いに隣接するヘッドチップ106Aとヘッドチップ106Bの間に形成されるインク流路201Yc、201Cc、201Mc、201Bkcを配線基板400よりも下流側の部分で分岐させている。このため、配線基板400に形成される貫通孔の数を減らすことができる。
以下、図10と図18を参照しながら、配線基板400に形成される貫通孔について、説明する。尚、以下の説明において、配線基板400を貫通し、導入口22を介してリザーバ23と接続されるインク流路を、流れるインクの色や、配線基板400よりも下流側で分岐するか否かによって区別せずに説明する場合は、単にインク流路201として説明する。また、配線基板400に形成されインク流路201が通過する貫通孔の総称として貫通孔47を用いて説明する。
従来のヘッドチップのように、各導入口22対して一つずつ対応するインク流路201を設ける形態を採用すると、図18に示すように、1色につき4つのインク流路201を配線基板400に貫通させる必要がある。すなわち、合計で12個の貫通孔47を配線基板400に形成する必要がある。特に貫通孔36Aと貫通孔36Bとの間の領域では6つの貫通孔47が形成されることになる。
しかしながら、本実施の形態1に係るインクジェットヘッド103では、互いに隣接するヘッドチップ106Aとヘッドチップ106Bの間に形成されるインク流路201Yc、201Cc、201Mc、201Bkcを配線基板400よりも下流側の部分で分岐させている。
このため、図10に示すように、本実施の形態1においては、導入口22Yaと導入口22Ybの間には一つの貫通孔47Ycを設けるだけでよく、イエローインクに対応する貫通孔47の数を1つ減らすことができる。同様に、導入口22Caと導入口22Cbの間には一つの貫通孔47Ccを設けるだけでよく、シアンインクに対応する貫通孔47の数を1つ減らすことができる。また、導入口22Maと導入口22Mbの間には一つの貫通孔47Mcを設けるだけでよく、マゼンタインクに対応する貫通孔47の数を1つ減らすことができる。したがって、フレキシブルプリント回路基板70Aが配置される貫通孔36Aとフレキシブルプリント回路基板70Bが配置される貫通孔36Bとの間の領域に形成される貫通孔47の数を3つ減らすことができる。
また、貫通孔36Cと貫通孔36Dの間では、導入口22Bkaと導入口22Bkbの間に貫通孔47Bkcを設けるだけでよく、貫通孔の数を1つ減らすことができる。
配線基板400に形成する貫通孔47を減らすことにより、配線基板400に形成される複数の配線の配置面積を広くとることができる。特に、インクジェットヘッド103の小型化を図るために隣接するヘッドチップ106の間隔を狭めると、配線基板400に形成される貫通孔47が密集し、その領域に配線を形成するのが困難になるおそれがある。
しかしながら、上述したように、本実施の形態1に係るインクジェットヘッド103では、配線基板400に形成される貫通孔47の数を減らすことにより、配線の配置面積を広くとることができる。このため、インクジェットヘッド103を大型化することなく、4つのヘッドチップ106を配置することができる。
なお、本実施の形態1においては、互いに隣接するヘッドチップ106Aとヘッドチップ106Bの間に形成されるインク流路201Ycを下流流路部材302で分岐させる形態を採用したが、実施形態はこれに限定されない。インク流路201Ycは、配線基板400よりも下流側の部分で分岐されていれば、下流流路部材301で分岐させる形態を採用してもよく、下流流路部材303で分岐させる形態を採用してもよい。
[変形例1]
次に、本実施の形態1における変形例1のインクジェットヘッド103について、図11及び図12を参照しながら説明する。
図11は、本実施の形態1における変形例1のインクジェットヘッド103の下面図である。図12は、本実施の形態1における変形例1のインクジェットヘッド103の配線基板400の下面図である。なお、図11及び図12においては、図1に示す第1方向及び第2方向を図における第1方向及び第2方向として表している。
図11に示すように、本変形例1のインクジェットヘッド103は、実施の形態1に係るインクジェットヘッド103と基本的構成は同じであるが、ヘッドチップ106A〜ヘッドチップ106Dの配置の順序が本実施の形態1とは異なる。本変形例は、第2方向の左側から右側に向けて、ヘッドチップ106A、ヘッドチップ106C、ヘッドチップ106D、及びヘッドチップ106Bの順で配置されている。各ヘッドチップ106A〜106Dの構造は上述の本実施の形態1のヘッドチップ106A〜106Dの構造と同じである。
また、図12に示すように、本変形例1の配線基板400には、第2方向の左側から右側に向けて貫通孔36A、貫通孔36C、貫通孔36D、貫通孔36Bの4つの貫通孔が形成されている。貫通孔36Aはヘッドチップ106Aと接続されるフレキシブルプリント回路基板70Aが通過する貫通孔であり、貫通孔36Cはヘッドチップ106Cと接続されるフレキシブルプリント回路基板70Cが通過する貫通孔であり、貫通孔36Dはヘッドチップ106Dと接続されるフレキシブルプリント回路基板70Dが通過する貫通孔であり、貫通孔36Bはヘッドチップ106Bと接続されるフレキシブルプリント回路基板70Bが貫通する貫通孔である。
貫通孔36Cと貫通孔36Dとの間には、貫通孔47Bkcの一つの貫通孔47が形成されている。貫通孔47Bkcには、ヘッドチップ106Cの導入口22Bkaとヘッドチップ106Dの導入口22Bkbとに接続されるインク流路201が通過する貫通孔47である。貫通孔47Bkcを通過するインク流路201は、上述の実施の形態1で説明したインク流路201Ycと同様に、配線基板400よりも下流側にて分岐して、ヘッドチップ106Cの導入口22Bkaとヘッドチップ106Dの導入口22Bkbに接続される。
貫通孔36Aと貫通孔36Cとの間には、貫通孔47Bkb、貫通孔47Ya、貫通孔47Ca、貫通孔47Maの4つの貫通孔47が形成されている。貫通孔47Bkbには、ヘッドチップ106Cの導入口22Bkaと接続されるインク流路201が通過し、貫通孔47Yaには、ヘッドチップ106Aの導入口22Yaと接続されるインク流路201が通過し、貫通孔47Caにはヘッドチップヘッドチップ106Aの導入口22Caと接続されるインク流路201が通過し、貫通孔47Maにはヘッドチップ106Aの導入口22Maと接続されるインク流路201が通過する。
貫通孔36Aよりも左側の領域には、貫通孔47Yb、貫通孔47Cb、貫通孔47Mbの3つの貫通孔47が形成されている。貫通孔47Ybには、ヘッドチップ106Aの導入口22Ybと接続されるインク流路201が通過し、貫通孔47Cbには、ヘッドチップ106Aの導入口22Cbと接続されるインク流路201が通過し、貫通孔47MbAには、ヘッドチップ106Aの導入口22Mbと接続されるインク流路201が通過する。
貫通孔36Dと貫通孔36Bとの間には、貫通孔47Bka、貫通孔47Yb、貫通孔47Cb、貫通孔47Mbの4つの貫通孔47が形成されている。貫通孔47Bkaには、ヘッドチップ106Dの導入口22Bkaと接続されるインク流路201が通過し、貫通孔47Ybには、ヘッドチップ106Bの導入口22Ybと接続されるインク流路201が通過し、貫通孔47Cbには、ヘッドチップ106Bの導入口22Cbと接続されるインク流路201が通過し、貫通孔47Mbには、ヘッドチップ106Bの導入口22Cbと接続されるインク流路201が通過する。
貫通孔36Bよりも右側の領域には、貫通孔47Ya、貫通孔47Ca、貫通孔47Maの3つの貫通孔47が形成されている。貫通孔47Yaには、ヘッドチップ106Bの導入口22Yaと接続されるインク流路201が通過し、貫通孔47Caには、ヘッドチップ106Bの導入口22Caと接続されるインク流路201が通過し、貫通孔47Maには、ヘッドチップ106Bの導入口22Maが通過する。
貫通孔47Bkc以外の14個の貫通孔47を通過する14個のインク流路201は、上述の実施の形態1で説明したインク流路201Ya、または、インク流路201Ybと同様に、配線基板400よりも下流側で分岐することのないインク流路201となっている。
本変形例1のインクジェットヘッド103では、実施の形態1に係るインクジェットヘッド103と同様に、ヘッドチップ106Cとヘッドチップ106Dの間に形成されるインク流路201が、配線基板400よりも下流側の部分で、ヘッドチップ106Cの導入口22Bkaとヘッドチップ106Dの導入口22Bkbとを連通するように分岐する。
このため、配線基板400に形成される貫通孔47の数を一つ減らすことができ、配線基板400における複数の配線の配置面積を広くとることができる。したがって、本変形例1のインクジェットヘッド103においても、インクジェットヘッド103を大型化することなく、4つのヘッドチップ106を配置することができる。
また、本変形例1のインクジェットヘッド103では、キャリッジ102が、第2方向における一方の端部から他方の端部に移動する間への印字であっても、第2方向における他方の端部から一方の端部への印字であっても、記録用紙への各インクの着弾順が変わらないので、シリアルプリンタの双方向印字に適している。
(実施の形態2)
図13は、本実施の形態2に係るインクジェットヘッドの下面図である。図14は、図13に示すインクジェットヘッドにおけるヘッドチップのリザーバ形成部材の下面図である。図15は、本実施の形態2に係るインクジェットヘッドの配線基板の下面図である。なお、図13〜図15においては、図1に示す第1方向及び第2方向を図における第1方向及び第2方向として表している。
図13〜図15に示すように、本実施の形態2に係るインクジェットヘッド103は、実施の形態1に係るインクジェットヘッド103と基本的構成は同じであるが、ヘッドチップ106A〜ヘッドチップ106Dのそれぞれに、フレキシブルプリント回路基板70を挟んで対向する2つのリザーバ23を接続する接続流路が設けられている。
具体的には、ヘッドチップ106A及びヘッドチップ106Bには、それぞれ、リザーバ23Yaとリザーバ23Ybを接続する接続流路61Yが設けられている。接続流路61Yは、第1方向においてフレキシブルプリント回路基板70A又はフレキシブルプリント回路基板70Bにおける一方の端部を迂回するように形成されていて、リザーバ形成部材11の下面に形成されたU字状の溝と、流路形成基板14の上面とで構成されている。
そして、ヘッドチップ106Aでは、接続流路61Yにより、リザーバ23Yb内のインクがリザーバ23Yaに供給されるので、ヘッドチップ106Aのリザーバ23Yaと連通する導入口22Yaを設けていない。また、ヘッドチップ106Bでは、接続流路61Yにより、リザーバ23Ya内のインクがリザーバ23Ybに供給されるので、ヘッドチップ106Bのリザーバ23Ybと連通する導入口22Ybを設けていない。
これに伴って、導入口22Yaと連通するインク流路201を設ける必要がなく、配線基板400において、当該インク流路201を通過する貫通孔47も設ける必要がない。また、ヘッドチップ106Bでは、導入口22Ybと連通するインク流路201を設ける必要がなく、配線基板400において、当該インク流路201を通過する貫通孔47も設ける必要がない。
また、ヘッドチップ106A及びヘッドチップ106Bには、それぞれ、導入口22Maと導入口22Mbを接続する接続流路62Mが設けられている。接続流路62Mは、第1方向において、フレキシブルプリント回路基板70A又はフレキシブルプリント回路基板70Bにおける他方の端部を迂回するように形成されていて、リザーバ形成部材11の下面に形成されたU字状の溝と、流路形成基板14の上面とで構成されている。
そして、ヘッドチップ106Aでは、接続流路62Mにより、リザーバ23Mb内のインクがリザーバ23Maに供給されるので、ヘッドチップ106Aのリザーバ23Maと連通する導入口22Maを設けていない。また、ヘッドチップ106Bでは、接続流路62Mにより、リザーバ23Ma内のインクがリザーバ23Mbに供給されるので、ヘッドチップ106Bのリザーバ23Mbと連通する導入口22Mbを設けていない。
これに伴って、導入口22Maと連通するインク流路201を設ける必要がなく、配線基板400において、当該インク流路201を通過する貫通孔47も設ける必要がない。また、ヘッドチップ106Bでは、導入口22Mbと連通するインク流路201を設ける必要がなく、配線基板400において、当該インク流路201を通過する貫通孔47も設ける必要がない。
本実施の形態2においては、互いに隣接する、ヘッドチップ106Aの導入口22Ya及びヘッドチップ106Bの導入口22Ybを設けていない。また、互いに隣接する、ヘッドチップ106Aの導入口22Ma及びヘッドチップ106Bの導入口22Mbを設けていない。
これにより、ヘッドチップ106Aとヘッドチップ106Bの間隔を狭めても、これらの間の領域において、配線基板400に形成される貫通孔47が密集することがなく、配線を形成するスペースを充分に確保することができる。
また、ヘッドチップ106Cとヘッドチップ106Dには、それぞれ、リザーバ23Bkaとリザーバ23Bkbを接続する接続流路61Bkが設けられている。接続流路61Bkは、第1方向においてフレキシブルプリント回路基板70C又はフレキシブルプリント回路基板70Dにおける一方の端部を迂回するように形成されていて、リザーバ形成部材11の下面に形成されたU字状の溝と、流路形成基板14の上面と、で構成されている。
そして、ヘッドチップ106Cでは、接続流路61Bkにより、リザーバ23Bkb内のインクがリザーバ23Bkaに供給されるので、リザーバ23Bkaと連通する導入口22Bkaを設けていない。また、ヘッドチップ106Dでは、接続流路61Bkにより、リザーバ23Bka内のインクがリザーバ23Bkbに供給されるのでリザーバ23Bkbと連通する導入口22Bkbを設けていない。
これに伴って、導入口22Bkaと連通するインク流路201を設ける必要がなく、配線基板400において、当該インク流路201を通過する貫通孔47も設ける必要がない。また、ヘッドチップ106Dでは、導入口22Bkbと連通するインク流路201を設ける必要がなく、配線基板400において、当該インク流路201を通過する貫通孔47も設ける必要がない。
本実施の形態2においては、ヘッドチップ106Cでは、導入口22Bkaを設けておらず、ヘッドチップ106Dでは、導入口22Bkbを設けていない。これにより、ヘッドチップ106Cとヘッドチップ106Dの間隔を狭めても、これらの間の領域において、配線基板400に形成される貫通孔47が密集することがなく、配線を形成するスペースを充分に確保することができる。
このように構成された、本実施の形態2に係るインクジェットヘッド103では、ヘッドチップ106内にフレキシブルプリント回路基板70を挟んで互いに対向する2つのリザーバ23を接続する接続流路61が形成されている。このため、一方のリザーバ23と連通する導入口22を設けなくても、当該一方のリザーバ23には、他方のリザーバ23からインクを供給することができる。
したがって、導入口22と連通するインク流路201の数を減らすことができ、配線基板400において、インク流路が通過する貫通孔47の数を減らすことができる。
よって、本実施の形態2に係るインクジェットヘッド103では、配線基板400に形成される貫通孔47の数を減らすことができ、配線基板400における配線の配置面積を広くとることができ、インクジェットヘッド103を大型化することなく、4つのヘッドチップ106A〜106Dを配置することができる。
また、本実施の形態2に係るインクジェットヘッド103では、リザーバ形成部材11に接続流路61が形成されている。これに対して、2つのリザーバ23を接続するためのU字状の溝を、リザーバ形成部材11だけではなく、流路形成基板14にも形成し、フレキシブルプリント回路基板70を挟んで対向する2つのリザーバ23を接続するようにしてもよい。しかし、厚みが薄い流路形成基板14にフレキシブル回路基板70を迂回するようなU字状の溝を形成してしまうと、流路形成基板14の強度が低下してしまう。本実施の形態2における流路形成基板14には、2つのリザーバ23を接続するU字状の溝が形成されていないため、流路形成基板14の強度の低下が抑制され、流路形成基板14の歩留まりを向上させることができる。
また、接続流路61Bkを、第1方向の一方の端部側において、フレキシブルプリント回路基板70を迂回するように形成する形態を採用したが、これに限定されない。例えば、リザーバ形成部材11の第1方向における一方と他方との両方にそれぞれ接続流路61Bkを形成して、それぞれの接続流路61Bkでフレキシブルプリント回路基板70を迂回するようにしてもよい。
[変形例2]
本実施の形態2における変形例2のインクジェットヘッド103について、図16及び図17を参照しながら説明する。
図16は、本実施の形態2における変形例2のインクジェットヘッド103の下面図である。図17は本実施の形態2における変形例2のインクジェットヘッド103の配線基板400の下面図である。なお、図16及び図17においては、図1に示す第1方向及び第2方向を図における第1方向及び第2方向として表している。
図16及び図17に示すように、本変形例2のインクジェットヘッド103は、ヘッドチップ106A〜ヘッドチップ106Dの配置の順序が本実施の形態2とは異なる。本変形例は、第2方向の左側から右側に向かってヘッドチップ106A、ヘッドチップ106C、ヘッドチップ106D、及びヘッドチップ106Bの順で配置されている。各ヘッドチップ106A〜106Dの構造は上述の本実施の形態2のヘッドチップ106A〜106Dと同じである。
本変形例2のインクジェットヘッド103であっても、実施の形態2に係るインクジェットヘッド103と同様に、ヘッドチップ106内にフレキシブルプリント回路基板70を挟んで互いに対向する2つのリザーバ23を接続する接続流路61が形成されている。このため、一方のリザーバ23と連通する導入口22を設けなくても、当該一方のリザーバ23には、他方のリザーバ23からインクを供給することができる。
したがって、一方の導入口22と連通するインク流路201を設ける必要がなく、配線基板400において、当該インク流路201を通過する貫通孔47も設ける必要がない。
よって、本変形例2のインクジェットヘッド103であっても、配線基板400に形成される貫通孔47の数を減らすことができ、配線基板400における配線の配置面積を広くとることができ、インクジェットヘッド103を大型化することなく、4つのヘッドチップ106を配置することができる。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。したがって、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の要旨を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。
11 リザーバ形成部材
12 保護基板
13 アクチュエータ基板
14 流路形成基板
15 ノズルプレート
16 封止膜
17 固定基板
18 コンプライアンス基板
21 接続口
22 導入口
23 リザーバ
24 凹部
25 凹部
30 圧電素子
31 貫通孔
32 凹部
33 貫通孔
34 貫通孔
35 接続部
36 貫通孔
40 振動板
41 弾性膜
42 絶縁体膜
47 貫通孔
48 貫通孔
49 溝
50 ノズル
51 ノズル列
52 貫通孔
60 圧力室
61 接続流路
61Bk 接続流路
61Y 接続流路
62M 接続流路
70 フレキシブルプリント回路基板
80 下面
102 キャリッジ
103 インクジェットヘッド
104A 搬送ローラ
105 記録用紙
106 ヘッドチップ
108 カートリッジホルダ
109A インクカートリッジ
110 コントローラ
121 凹部
201 インク流路
211 共通流路
212 分岐流路
213 分岐流路
300 流路部材
301 下流流路部材
302 下流流路部材
303 下流流路部材
304 下流流路部材
305 上流流路部材
306 シール部材
361 貫通孔
362 貫通孔
363 貫通孔
364 貫通孔
400 配線基板

Claims (17)

  1. 第1のインクに対応する複数の第1ノズルと、第2のインクに対応する複数の第2ノズルと、第3のインクに対応する複数の第3ノズルと、が、第1方向に沿って並べられたノズル列である第1ノズル列を2列有する第1ヘッドチップと、
    第1のインクに対応する複数の第1ノズルと、第2のインクに対応する複数の第2ノズルと、第3のインクに対応する複数の第3ノズルと、が、第1方向に沿って並べられたノズル列である第2ノズル列を2列有する第2ヘッドチップと、
    第4のインクに対応する複数の第4ノズルが、第1方向に沿って並べられたノズル列である第3ノズル列を2列有する第3ヘッドチップと、
    第4のインクに対応する複数の第4ノズルが、第1方向に沿って並べられたノズル列である第4ノズル列を2列有する第4ヘッドチップと、を備え、
    前記第1から第4ヘッドチップは、前記第1方向と交差する第2方向に並設されていて、
    前記第1ノズル列、前記第2ノズル列、前記第3ノズル列、及び前記第4ノズル列では、それぞれ、前記第1方向に隣接するノズル同士が間隔P離れるように配置されていて、
    前記第1ヘッドチップのノズルと前記第2ヘッドチップのノズルは、前記第1方向における位置が前記間隔Pの1/4ずつずれるように配置されていて、
    前記第3ヘッドチップのノズルと前記第4ヘッドチップのノズルは、前記第1方向における位置が前記間隔Pの1/4ずつずれるように配置されている、インクジェットヘッド。
  2. 前記第1ヘッドチップは、前記第2方向において2列の前記第1ノズル列の間の位置で接続された第1フレキシブルプリント回路基板を備え、
    前記第2ヘッドチップは、前記第2方向において2列の前記第ノズル列の間の位置で接続された第2フレキシブルプリント回路基板を備え、
    前記第3ヘッドチップは、前記第2方向において2列の前記第ノズル列の間の位置で接続された第3フレキシブルプリント回路基板を備え、
    前記第4ヘッドチップは、前記第2方向において2列の前記第ノズル列の間の位置で接続された第4フレキシブルプリント回路基板を備え、
    前記第1から第4フレキシブルプリント回路基板と接続された、配線基板をさらに備えたことを特徴とする、請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記第1ヘッドチップと前記第2ヘッドチップが互いに隣接するように配置されていることを特徴とする、請求項2に記載のインクジェットヘッド。
  4. 前記第1ヘッドチップと前記第2ヘッドチップを連通するインク流路が形成された流路部材をさらに備え、
    前記配線基板は、前記インク流路が通過する貫通孔を有し、
    前記第1ヘッドチップは、前記第1フレキシブルプリント回路基板よりも前記第2ヘッドチップ側に配置された複数の第1ノズルに連通する第1リザーバと、前記第1フレキシブルプリント回路基板よりも前記前記第2ヘッドチップ側に配置され、前記第1リザーバと連通する第1連通口と、を有し
    前記第2ヘッドチップは、前記第2フレキシブルプリント回路基板よりも前記第1ヘッドチップ側に配置された複数の第1ノズルに連通する第2リザーバと、前記第2フレキシブルプリント回路基板よりも前記第ヘッドチップ側に配置され、前記第2リザーバと連通する第2連通口と、を有し、
    前記インク流路は、前記貫通孔を通過する共通流路と、前記配線基板と前記第1ヘッドチップ及び前記第2ヘッドチップとの間で前記共通流路から分岐した2つの分岐流路と、を有し、
    前記2つの分岐流路のうち一方の分岐流路は、前記第1連通口と接続され、前記2つの分岐流路のうち他方の分岐流路は、前記第2連通口と接続されていることを特徴とする、請求項3に記載のインクジェットヘッド。
  5. 前記第3ヘッドチップと前記第4ヘッドチップが互いに隣接するように配置されていることを特徴とする、請求項2又は3に記載のインクジェットヘッド。
  6. 前記第3ヘッドチップと前記第4ヘッドチップを連通するインク流路が形成された流路部材をさらに備え、
    前記配線基板は、前記インク流路が通過する貫通孔を有し、
    前記第3ヘッドチップは、前記第3フレキシブルプリント回路基板よりも前記第4ヘッドチップ側に配置された複数の第4ノズルに連通する第3リザーバと、前記第3フレキシブルプリント回路基板よりも前記前記第4ヘッドチップ側に配置され、前記第3リザーバと連通する第3連通口と、を有し
    前記第4ヘッドチップは、前記第4フレキシブルプリント回路基板よりも前記第3ヘッドチップ側に配置された複数の第4ノズルに連通する第4リザーバと、前記第4フレキシブルプリント回路基板よりも前記第3ヘッドチップ側に配置され、前記第4リザーバと連通する第4連通口と、を有し、
    前記インク流路は、前記貫通孔を通過する共通流路と、前記配線基板と前記第3ヘッドチップ及び前記第4ヘッドチップとの間で前記共通流路から分岐した2つの分岐流路と、を有し、
    前記2つの分岐流路のうち一方の分岐流路は前記第3連通口と接続され、前記2つの分岐流路のうち他方の分岐流路は、前記第4連通口と接続されていることを特徴とする、請求項5に記載のインクジェットヘッド。
  7. 前記第1ヘッドチップは、前記第2方向の一方側に配置された複数の第1ノズルに連通する第1リザーバと、前記第2方向の他方側に配置された複数の第1ノズルに連通する第2リザーバと、前記第1リザーバと前記第2リザーバとを接続する接続流路と、を形成したリザーバ形成部材を有し、
    前記リザーバ形成部材には、前記第1フレキシブルプリント回路基板が通過する貫通孔が形成されており、
    前記接続流路は、第1方向の一端側において前記第1フレキシブルプリント回路基板を迂回して前記第1リザーバと前記第2リザーバを接続していることを特徴とする、請求項2に記載のインクジェットヘッド。
  8. 前記リザーバ形成部材は、樹脂で構成されている第1リザーバ形成部材とシリコンで構成されている板状の第2リザーバ形成部材を有し、
    前記接続流路は、前記第1リザーバ形成部材に形成されている溝と前記第2リザーバ形成部材の主面とで構成されている、請求項7に記載のインクジェットヘッド。
  9. 前記第2方向の一方側に配置された複数の第1ノズル、前記第2方向の他方側に配置された複数の第1ノズル、前記第1リザーバ、及び前記第2リザーバは、前記第1方向の一端側に配置されていることを特徴とする、請求項7又は8に記載のインクジェットヘッド。
  10. 前記第1ヘッドチップと連通するインク流路が形成された流路部材をさらに備え、
    前記配線基板は、前記インク流路が通過する貫通孔を有し、
    前記リザーバ形成部材は、前記第1リザーバと連通する連通口を有し、
    前記貫通孔を通過する前記インク流路は、前記第1リザーバと連通する前記連通口と接続されていることを特徴とする、請求項7に記載のインクジェットヘッド。
  11. 前記第1から第4ヘッドチップは、前記第1ヘッドチップ、前記第3ヘッドチップ、前記第4ヘッドチップ、及び前記第2ヘッドチップの順で配置されていることを特徴とする、請求項10に記載のインクジェットヘッド。
  12. 前記リザーバ形成部材に設けられている連通口及び前記流路部材に形成されているインク流路は、前記第1フレキシブルプリント回路基板に対して、前記第3ヘッドチップよりも遠い側に配置されていることを特徴とする、請求項11に記載のインクジェットヘッド。
  13. 前記第3ヘッドチップは、前記第2方向の一方側に配置された複数の第4ノズルに連通する第リザーバと、前記第2方向の他方側に配置された複数の第4ノズルに連通する第リザーバと、前記第リザーバと前記第リザーバとを接続する接続流路と、を形成したリザーバ形成部材を有し、
    前記リザーバ形成部材には、前記第3フレキシブルプリント回路基板が通過する貫通孔が形成されており、
    前記接続流路は、第1方向の一端側において前記第3フレキシブルプリント回路基板を迂回して、前記第3リザーバと前記第4リザーバを接続していることを特徴とする、請求項2に記載のインクジェットヘッド。
  14. 前記リザーバ形成部材は、樹脂で構成されている第1リザーバ形成部とシリコンで構成されている板状の第2リザーバ形成部を有し、
    前記接続流路は、前記第1リザーバ形成部に形成されている溝と前記第2リザーバ形成部の主面とで構成されている、請求項13に記載のインクジェットヘッド。
  15. 前記第3ヘッドチップと連通するインク流路が形成された流路部材をさらに備え、
    前記配線基板は、前記インク流路が通過する貫通孔を有し、
    前記リザーバ形成部材は、前記第3リザーバと連通する連通口を有し、
    前記貫通孔を通過する前記インク流路は、前記第3リザーバと連通する前記連通口と接続されていることを特徴とする、請求項14に記載のインクジェットヘッド。
  16. 前記第1から第4ヘッドチップは、前記第1ヘッドチップ、前記第3ヘッドチップ、前記第4ヘッドチップ、及び前記第2ヘッドチップの順で配置されていることを特徴とする、請求項5に記載のインクジェットヘッド。
  17. 前記第1から第4ノズル列は、1列が250〜400dpiで、1パスで1000〜1600dpiの画像を形成することができるように構成されている、請求項1に記載のインクジェットヘッド。



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