JP6763099B2 - 靴下 - Google Patents
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Description
ズレ落ちにくい靴下を設計するためには、実際に靴下を着用した際にどのくらいズレ落ちるのかを計測すればよいが、ただ着用しただけではズレ落ちは生じない。そこで、エルゴメーターを用いた運動(評価試技)を取り入れ、着用後に一定時間エルゴメーターでの運動を行った後のズレ落ち量[mm]を計測した。
靴下は着用後すぐにズレ落ちるわけではない。着用後時間を経るごとに徐々にズレ落ちていくことが考えられる。また、脚の太さによって靴下の伸び率は異なるため、脚の太い人ほど靴下の生地は伸ばされやすく、運動による皮膚の動きに追従しきれずズレ落ちることが考えられる。そこで、信号因子Mとして運動時間[分]、誤差因子Nとして履き口部分の脚の太さ[cm]を採用した。具体的には、信号因子Mとしては、エルゴメーターの運動時間を2水準(M1:2[分]、M2:4[分])設定した。
本発明の靴下1の実施形態例を図1に示す。この靴下1は、ダブルシリンダーを用いて編み立てられた履き口部11、レッグ部12、足首部13、踵部14、足甲部15、足底部16、つま先部17から構成される靴下で、履き口部11は1ウェールごとに表目と裏目とを配列した1×1あぜ編で編成され、高さ約5cmであり、レッグ部12は表目2ウェールごとに裏目を1ウェール配列した2×1あぜ編で編成され、高さ約15cm、幅は約8.5cmである。なお、本発明の靴下1の編立方法はこれに限定されず、後述の各制御因子を実現できるものであればこの他の編立方法としてもよい。
制御因子Aとして「表糸ポリエステル番手」を採用した。また、制御因子Aにおける2つの水準(A1〜A2)として、以下のように設定した。なお、実際の表糸は制御因子Aだけで成り立つものではなく、他の合成繊維や天然繊維との併用も可能である。
水準1(A1):0.9tex
水準2(A2):1.3tex
制御因子Bとして「裏糸カバリング糸番手」を採用した。また、制御因子Bにおける3つの水準(B1〜B3)として、以下のように設定した。
水準1(B1):ナイロン30デニール
水準2(B2):ポリエステル75デニール
水準3(B3):ナイロン140デニール
制御因子Cとして「裏糸ゴム番手」を採用した。また、制御因子Cにおける3つの水準(C1〜C3)として、以下のように設定した。
水準1(C1):なし
水準2(C2):90番
水準3(C3):100番
制御因子Dとして「口ゴム本数」を採用した。また、制御因子Dにおける3つの水準(D1〜D3)として、以下のように設定した。
水準1(D1):5本
水準2(D2):7本
水準3(D3):9本
制御因子Eとして「a部伸び寸」を採用した。また、制御因子Eにおける3つの水準(E1〜E3)として、以下のように設定した。図1(b)にa部の位置を示し、a部伸び寸をLaと定義する。なお、ここで「伸び寸」とは、測定部分の両端を直径10mmの挟み具で挟み、横方向へ3.5kgの力で引っ張った時の寸法を測定したものをいう。以下の他の制御因子における「伸び寸」も同様とする。
水準1(E1):23cm
水準2(E2):25cm
水準3(E3):27cm
制御因子Fとして「編みパターン」を採用した。ここで「編みパターン」とは、編み立てにおける度目や編目などの大きさ、裏糸ゴムがある場合はゴムを挿入するときのテンションのかけ具合などの複合的な要素により決定され、本発明では、任意の部分の伸び寸の組み合わせにより定義されるものとする。具体的には、制御因子Fにおける3つの水準(F1〜F3)として、以下のように設定した。履き口部11の下・履き口部11の下と足首部13の中間点・足首部13の3カ所をそれぞれb部・c部・d部とし、各部の伸び寸をそれぞれLb、Lc、Ldとして、各部の伸び寸の組合せで編みパターンを定義する。図1(b)にb部〜d部の位置を示す。
水準1(F1):段階(L=Lb−Lc=Lc−Ld、1≦L≦2)
水準2(F2):変則(Lb−Lc≧3、Lc−Ld≧1)
水準3(F3):一定(Lb=Lc=Ld)
すなわち、ここで「段階」とは、b部からd部にかけてレッグ部形状が同じ縮径率にて漸次細くなるように形成されていることを意味する。また、「変則」とは、b部からc部までと、c部からd部までは異なる縮径率で細くなるとともに、前者の縮径率は後者の縮径率に対して大となるように形成されていることを意味する。さらに、「一定」とは、レッグ部形状が同一径の筒状に形成されていることを意味する。
制御因子Gとして「締め付け力強さ」を採用した。また、制御因子Gにおける3つの水準(G1〜G3)として、以下のように設定した。制御因子Fの水準に合わせて各部の伸び寸を変化させて締め付け力強さを表わしている。
水準1(G1):強(Lb≦22、19≦Lc≦20、18≦Ld)
水準2(G2):中(Lb≦24、20≦Lc≦22、19≦Ld)
水準3(G3):弱(Lb≦26、23≦Lc≦24、22≦Ld)
制御因子Hとして「裏糸ポリウレタンの番手」を採用した。また、制御因子Hにおける3つの水準(H1〜H3)として、以下のように設定した。なお、これは裏糸FTYの芯糸の番手である。
水準1(H1):20デニール
水準2(H2):30デニール
水準3(H3):40デニール
実験番号1:A1B1C1D1E1F1G1H1
この表4のデータを基に、各制御因子の水準ごとのSN比と感度を求め(表5)、制御因子ごとに要因効果図を作成した(図2、図3)。図2のSN比はその値が高いほど計測結果のバラつきが少なくなることを示している。また図3の感度はその値が低いほどズレ落ち量が少なくなることを示している。図2及び図3を参照しながら各水準について考察を行う。
締め付け力に主に関わる制御因子は制御因子Cの「裏糸ゴム番手」と制御因子Gの「締め付け力強さ」である。そこで、これら制御因子CとGの水準を変更し、締め付け力が強くなりすぎないような複数の最適条件を選定した(表6、実験番号1〜6)。制御因子C「水準2(C2):90番」を選択する場合には、制御因子GはSN比が高い「弱」を選択することで、実際の着用時における締め付け力が強くなりすぎることはなくなる。なお、最適条件の選定に当たっては、最適条件と標準条件のSN比と感度の推定値を求め(表7、推定値)、上述の計測特性値の評価結果に基づいて、SN比は標準条件と同程度以上、かつ感度は標準条件より十分低くなるように設定した。
ズレ落ちにくく締め付け力が適度である靴下の最適条件について確認実験を行った結果を表7に示す。なお、これらの組み合わせの靴下は主観評価の結果、締め付け力がきつすぎないと評価されている。また、ここで標準条件としている組合せはA2B2C1D2E2F1G2H3である(表6、標準)。
以上の確認実験等をもとに以下のように結論付けた。
(1)b〜d部の編みパターンは段階的に度目や編目の大きさ、あるいは裏糸ゴムのテンション等を変化させるなどの複雑な編立ではなく、一定にすることが好ましい。すなわち、b部・c部・d部における各伸び寸は互いに等しく(Lleg=Lb=Lc=Ld)、18〜26cmの範囲が好ましく、20〜24cmの範囲がより好ましい。
(2)レッグ部内側にゴム糸(裏糸ゴム)を挿入する場合は、締め付け力強さを「弱」にすることが好ましい。裏糸ゴムを入れない場合には、b〜d部の締付け力強さを「強」に設定することが望ましい。なお、ここで締め付け力強さ「弱」「強」をレッグ部の伸び寸で表すと、以下の範囲が好ましい。
弱:22cm≦Lleg≦26cm
強:18cm≦Lleg≦22cm
(3)裏糸に使用するFTYは素材に関わらず、全体的に細い糸を使用することが好ましい。具体的には、カバリング糸75デニール以下が好ましく、芯糸30デニール以下が好ましい。
(4)履き口部は適度な締め付け力が必要となるため、伸び寸は大きくせず25cm以下とすることが好ましく、23cmがより好ましい。また、履き口部上端に口ゴムを挿入して本数もなるべく多くすることが好ましく、7本以上が望ましい。
11 … … 履き口部
12 … … レッグ部
13 … … 足首部
14 … … 踵部
15 … … 足甲部
16 … … 足底部
17 … … つま先部
Claims (3)
- 履き口部、レッグ部、足首部、踵部、足底部、足甲部、つま先部からなる靴下であって、横方向の伸び寸で規定される編みパターンが履き口部の下から足首部の間のレッグ部において一定になるように形成され、レッグ部における横方向の伸び寸が、18〜26cmの範囲であることを特徴とする靴下。
- 前記レッグ部における締め付け力強さがレッグ部の伸び寸で18〜22cmの範囲であり、かつ、該レッグ部には裏糸ゴムを有さないことを特徴とする請求項1に記載の靴下。
- 前記レッグ部における締め付け力強さがレッグ部の伸び寸で22〜26cmの範囲であり、かつ、該レッグ部には裏糸ゴムを有することを特徴とする請求項1に記載の靴下。
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