JP6727516B2 - 諸味充填装置及び諸味充填方法 - Google Patents

諸味充填装置及び諸味充填方法 Download PDF

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本発明は、ろ布上に諸味を充填する諸味充填装置及び諸味充填方法に関する。
醤油製造等の工程として、諸味の固液分離のために諸味を圧搾する工程がある。諸味を圧搾するためには、予めろ布上に諸味を充填し、諸味を充填したろ布を積み重ねておき、この後、積み重ねたろ布の上側からろ布を加圧して諸味を圧搾する。圧搾は諸味を圧搾板で均一に加圧することが求められる。均一に加圧できなれけば圧搾効率が低下してしまうからである。また、圧搾板が傾斜していれば、装置が損傷し易くなる。このことから、特許文献1には、圧搾板に傾斜計を設け、測定した傾斜度に基づいて押圧圧力を変えることで圧搾板を水平に保つ技術が提案されている。
特開昭57−62897号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、圧搾中に圧搾板を水平に保つ技術であり、充填中に諸味の高さを均一にする技術ではなかった。諸味の高さが不均一であると、ろ布が積み重なっていくにつれて、諸味の高さの高低差が大きくなる。このように高低差が大きくなり、しかも固い諸味の場合、特許文献1に記載の技術のように水平に保った圧搾板で諸味を押圧する技術では、諸味の高さを均一にすることは困難であった。すなわち、諸味の高さが不均一であれば、結局は諸味を均一に加圧できず、圧搾効率が低下する問題や装置が損傷する問題は依然として解消されていなかった。
本発明は前記のような従来の問題を解決するものであり、ろ布上の諸味の高さが均一になるように充填機の運転を制御して、圧搾効率の低下や装置の損傷を防止することができる諸味充填装置及び諸味充填方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の諸味充填装置は、諸味を充填したろ布を加圧して諸味を圧搾するために、ろ布上に諸味を充填する諸味充填装置であって、ろ布上を移動させて、ろ布上に諸味を充填する充填機と、ろ布上の諸味の高さを測定するためのセンサと、前記充填機の運転を制御する制御手段とを備えており、前記制御手段は、前記充填機がろ布上に諸味を充填したときに、前記センサにより、ろ布上の諸味の高さを測定し、前記測定に基づいて算出した諸味の高さの偏りが、許容範囲外にあるときは、次に前記充填機でろ布上に諸味を充填する際に、ろ布上の諸味の高さが均一になるように前記充填機の運転を制御することを特徴とする。
本発明の諸味充填方法は、諸味を充填したろ布を加圧して諸味を圧搾するために、ろ布上に諸味を充填する諸味充填方法であって、ろ布上に充填機を移動させて、ろ布上に諸味を充填し、前記充填機がろ布上に諸味を充填したときに、センサにより、ろ布上の諸味の高さを測定し、前記測定に基づいて算出した諸味の高さの偏りが、許容範囲外にあるときは、次にろ布上に諸味を充填する際に、ろ布上の諸味の高さが均一になるように前記充填機の運転を制御する。
本発明の諸味充填装置及び諸味充填方法によれば、ろ布上の諸味の高さが均一になるように充填機の運転が制御されるので、ろ布が積み重なっていくにつれて、諸味の高さの高低差が大きくなることが防止される。このことにより、圧搾工程において、圧搾板は諸味の高さが均一な状態又は均一に近い状態で、諸味を押圧できるので、圧搾効率が低下することを防止でき、あわせて、圧搾板の傾斜による装置の損傷を防止することができる。
本発明の諸味充填装置及び諸味充填方法においては、前記充填機の運転の制御は、前記充填機の移動速度又は前記充填機を往復移動させるときの折り返し地点での停止時間を調整することにより行うことが好ましい。この構成によれば、充填機からの排出量を調整しなくても諸味高さが調整できる。
また、前記充填機は、ロータの回転により諸味を充填するロータリー充填機であり、前記充填機の運転の制御は、前記ロータの回転数を調整することにより行うことが好ましい。ロータリー充填機は、ロータの回転数と諸味の排出量が直接連動しているで、諸味高さの調整が容易かつ確実になる。
本発明によれば、ろ布上の諸味の高さが均一になるように充填機の運転が制御されるので、ろ布が積み重なっていくにつれて、諸味の高さの高低差が大きくなることが防止される。このことにより、圧搾工程において、圧搾板は諸味の高さが均一な状態又は均一に近い状態で、諸味を押圧できるので、圧搾効率が低下することを防止でき、あわせて、圧搾板の傾斜による装置の損傷を防止することができる。
本発明の一実施形態に係る諸味充填装置1の概略構成図。 図1に示した諸味充填装置を上側から見た状態の要部斜視図。 本発明の一実施形態に係る充填機内部のロータ近傍の断面図。 本発明の一実施形態において、1枚分のろ布についての諸味の充填が完了した状態を示す概略図。 本発明の一実施形態において、1枚分のろ布についての諸味の充填が完了した状態を示す斜視図。 本発明の一実施形態において、ろ布が折り畳まれた状態を示す概略図。 本発明の一実施形態において、ろ布が折り畳まれた状態を示す斜視図。 本発明の一実施形態において、諸味の充填部分上に充填部分を覆う上蓋及び2枚目の充填用のろ布が敷かれた状態を示す概略図。 本発明の一実施形態に係る充填工程における充填機の運転制御を示すフローチャート。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態に係る諸味充填装置1の概略構成図を示している。図2は、諸味充填装置1を上側から見た状態の要部斜視図を示している。図1において、中空の下部ケージ2に中空の上部ケージ3が積み重ねられている。上部ケージ3の上側に配置したろ布5(図2参照)上に、充填機4からの諸味6が充填される。本実施形態では、ろ布5上に諸味6が溜められた状態を充填という。諸味6は、醤油諸味等の醸造諸味である。
詳細は後に説明するとおり、諸味6はろ布5で包み込まれる。この充填が繰り返されて、下部ケージ2内に諸味6が充填されたろ布5が積み重ねられる。下部ケージ2を上部ケージ3から分離させ、下部ケージ2の上側からプレス機(図示せず)で、下部ケージ2内に積み重ねられたろ布5を加圧して諸味6を圧搾する。
図1において、充填機4は、レール7に取り付けられており、レール7に沿って上部ケージ3上を往復移動できるように構成されている。充填機4を移動させる機構は特に限定されないが、図1の例では、モータ8の駆動によりレール7内をチェーン(図示せず)が循環移動し、これと一体に充填機4が移動する。充填機4はノズル9が設けられており、ノズル9の先端から諸味6が排出される(図2参照)。充填機4の構造は特に限定されないが、本実施形態では、ロータリー充填機を用いている。図3に充填機4内部のロータ12近傍の断面図を示している。図2において、モータ10の駆動により軸11が回転し、これと一体に図3に示したロータ12が回転して、供給口13に供給された諸味6が排出口14より排出され、続いて図2に示したノズル9の先端から諸味6が排出される。
以下、諸味6の充填について工程順に説明する。図2は、諸味6の充填開始時の状態を示している。充填機4から諸味6が排出されながら、充填機4がろ布5上を往復移動することにより、1枚分のろ布5についての諸味6の充填が完了する。この状態を図4に示している。図4は、上部ケージ3の上部近傍の概略図であり、ろ布5及び諸味6を断面状態で図示している(図6及び図8も同じ。)。図5は、ろ布5上に諸味6が充填された状態を示す斜視図である。本図に示したように、4辺の外周部分を除き、ろ布5の全体に亘り諸味6が充填されている。説明の便宜のため、4辺の外周部分に5a〜5dの符号を付した(図7も同じ。)。
ろ布5上に諸味6が充填された後は、諸味6をろ布5で包み込む。図4において、上部ケージ3には、折り畳みプレート15が取り付けられている。折り畳みプレート15及びその取り付け構造は簡略化して図示している(図6及び図8も同じ。)。折り畳みプレート15は、図4では水平状態であるが、垂直状態になるように回転可能である。図6は、ろ布5が折り畳まれた状態を示す図である。本図では、折り畳みプレート15は垂直状態になっており、これに伴ってろ布5の外周部分5a及び5bが折り畳まれている。折り畳みプレート15は上部ケージ3の4辺に取り付けられており、ろ布5の他の外周部分5c及び5dについても、外周部分5a及び5bと同様に折り畳まれる。図7は、ろ布5の4辺の外周部分5a〜5dが折り畳まれた状態を示す斜視図である。
ろ布5の4辺の外周部分5a〜5dが折り畳まれた後は、図8に示したように、諸味6の充填部分を覆うための上蓋51が敷かれ、さらにその上に、諸味6の充填用に2枚目のろ布5が敷かれる。図8は、諸味6の充填部分上に、上蓋51及び2枚目のろ布5が敷かれた状態を示す概略図である。この状態から2枚目のろ布5に諸味6が充填され、以後図4〜図8を用いて説明した工程が繰り返されて、諸味6が充填されたろ布5が順次下降しながら、下部ケージ2内に諸味6が充填されたろ布5が積み重ねられていく。
以上、諸味6の充填工程について説明したが、充填工程の後は圧搾工程に移行する。図1において、下部ケージ2は上部ケージ3から分離可能であり、下部ケージ2をプレス機(図示せず)の設置場所に移動させて、下部ケージ2の上側から下部ケージ2内に積み重ねられたろ布5を加圧して諸味6を圧搾する。
前記の充填工程における図4において、諸味6の高さが不均一であると、ろ布5が積み重なっていくにつれて、諸味6の高さの高低差が大きくなる。このように高低差が大きくなると、圧搾工程において諸味6を均一に加圧できなくなり、圧搾効率が低下する。また、圧搾板が水平に保たれず圧搾板が傾斜すると、装置が損傷し易くなる。本実施形態では、以下のとおり、ろ布5上の諸味の高さが均一になるように充填機4の運転を制御して、圧搾効率の低下や装置の損傷を防止するようにしている。
図1に示した制御手段16は、センサ17の測定結果に応じて、ろ布5上の諸味6の高さが均一になるように充填機4の運転を制御する。より具体的には、制御手段16は、モータ8の駆動を制御して充填機4の移動速度や充填機4を往復移動させるときの折り返し地点での停止時間を調整する。この構成によれば、充填機から排出量を調整しなくても諸味高さが調整できる。また、排出量を調整してもよく、本実施形態のように、充填機4がロータリー充填機の場合は、制御手段16は、充填機4が備えるモータ10(図2参照)の駆動を制御して、ロータの回転数を調整する。この構成ではロータの回転数と諸味の排出量が直接連動しているので、諸味高さの調整が容易かつ確実になる。
以下、図9に示したフローチャートを参照しながら、充填機4の運転制御について説明する。図9は、充填工程における充填機4の運転制御を示すフローチャートである。制御手段16から諸味排出指令が発せられると(図9のステップ100)、充填機4による充填が開始する(図9のステップ101)。充填機4は、ろ布5上を前進し(図1、2の矢印a方向)、充填機4が往路における端部に到達すると一旦停止した後、ろ布5上を後退する(図1、2の矢印b方向)。そして、充填機4が復路における端部に到達すると、充填機4は停止し1枚分のろ布5への充填が完了する(図9のステップ102)。充填完了後は、諸味高さを測定し(図9のステップ103)、この測定結果に応じて、カウント及びそのリセットやプログラム変更を行う(図9のステップ104〜117)。そして、諸味6が尽きたとき、ろ布5を使い切ったとき、又は所定時間に達したときのいずれかのときに、運転は終了する(図9のステップ118)。本実施形態では、諸味6の充填部分のうち、充填機4の前進端側を「前側」といい、充填機4の後退端側を「後側」という。
充填機4は、制御手段16により運転プログラムに規定された移動速度や停止時間で運転され、排出量を調整する場合は、ロータの回転数が調整される。運転プログラムは、複数種類用意されており、充填機4は諸味6の高さの高低差に応じた運転プログラムで運転される。運転プログラムはプログラム0を基準として、プログラム+1、プログラム+2と順次正方向に番号が繰り上がる前側修正プログラムと、プログラム−1、プログラム−2と順次負方向に番号が繰り下がる後側修正プログラムとがある。例えば、運転プログラムは、プログラム0、前側修正プログラムであるプログラム+1〜プログラム+7及び後側修正プログラムであるプログラム−1〜プログラム−7の計15種類の運転プログラムで構成される。
前側修正プログラムは、諸味6の前側の高さが後側よりも高いときに、前側の高さを低くするように、充填機4の運転を制御するプログラムであり、後側修正プログラムは、諸味6の後側の高さが前側よりも高いときに、後側の高さを低くするように、充填機4の運転を制御するプログラムである。前側修正プログラム及び後側修正プログラムのいずれにおいても、番号の絶対値が大きい程、高さを修正する程度も大きくなる。諸味充填装置1の運転開始時は、充填機4はプログラム0で運転される。
充填機4は、往復移動を終えて停止した時点では、図4に示したように、ろ布5上に諸味6が充填されている。この状態で、センサ17により、諸味6の高さが測定される(図9のステップ103)。図1及び図4に示したように、センサ17は、諸味6の充填部分の上部において、諸味6の充填部分の前側と後側の2箇所に設置されている。制御手段16は、2箇所のセンサ17の測定値の偏差を求め、この偏差が許容範囲外であるか否かを判断する(図9のステップ104及びステップ110)。センサ17は、諸味6の高さを測定できるものであればよく、例えば光電、レーザー、超音波による検出方式のものを用いればよい。
本実施形態では、偏差を前側の諸味6の高さから後側の諸味6の高さを引いた値としている。この場合、偏差が正の値であれば、前側が後側よりも高く、偏差が負の値であれば後側が前側よりも高いことになる。図9のステップ104〜109は、前側の諸味6の高さが後側よりも高い場合の処理を示しており、ステップ110〜115は、後側の諸味6の高さが前側よりも高い場合の処理を示している。
制御手段16は、偏差が正の値であれば、前側の諸味6の高さが後側よりも高いと判断し、図9のステップ104において、偏差の絶対値が基準値以上であるか否かを判断する。偏差の絶対値が基準値以上でなければ、偏差が許容範囲内と判断し、偏差の絶対値が基準値以上であれば、偏差が許容範囲外であると判断する。偏差が許容範囲外であれば、制御手段16はこれをカウントし、前側カウント数を1とする(図9のステップ106)。このとき、後側カウント数はリセットする(図9のステップ105)。後側カウント数は、後側の諸味6の高さが前側よりも高いときのカウントであり、偏差が負の値であり、偏差の絶対値が基準値以上である場合に、カウント数が1となる。続いて制御手段16は、前側カウント数が設定カウント数以上であるか否かを判断する。設定カウント数は例えば2であり、同一の運転プログラムで、順次ろ布5への充填を繰り返した場合に、偏差が許容範囲外である回数が連続して2回となったときに、前側カウント数2となる。
前側カウント数が設定値以上でなければ、ステップ100に戻り、充填機4の運転が再開され、次のろ布5に対して、諸味6が充填される。順次ろ布5への充填を繰り返したときに、前側カウント数が設定値以上になった場合は、運転プログラムは正方向に番号が1段階繰り上がり、プログラム0からプログラム+1に変更され、前側カウント数はリセットされる(ステップ107〜109)。そして、ステップ100に戻り、プログラム+1により充填機4の運転が再開される。プログラム+1は、前側の高さを低くするように、充填機4の運転を制御するプログラムであり、プログラム+1により、充填機4の移動速度又は充填機4を往復移動させるときの折り返し地点での停止時間が調整される。また、本実施形態のように、充填機4が、ロータリー充填機の場合は、ロータの回転数を調整して排出量を調整してもよい。
より具体的には、プログラム+1等により前側の高さを低くする場合は、充填機4の移動速度を後側で遅く前側で速くなるように制御することにより、後側の充填量を前側よりも多くして、前側の高さを低くする。折り返し地点での停止時間を調整する場合は、折り返し地点である前側の停止時間が短くなるように制御することにより、前側の高さが高くならないようにする。また、ロータの回転数を調整して排出量を調整する場合は、ロータの回転数を後側で高く前側で低くなるように制御することにより、後側の充填量を前側よりも多くして、前側の高さを低くする。
一方、後に説明するプログラム−1等により、後側の高さを低くする場合は、充填機4の移動速度を後側で速く前側で遅くなるように制御することにより、後側の充填量を前側よりも少なくして、後側の高さを低くする。折り返し地点での停止時間を調整する場合は、折り返し地点である前側の停止時間を長くなるように制御することにより、前側の高さが高くなるようにする。また、ロータの回転数を調整して排出量を調整する場合は、ロータの回転数を後側で低く前側で高くなるように制御することにより、後側の充填量を前側よりも少なくして、後側の高さを低くする。
プログラム+1で運転したにもかかわらず、前側カウント数が再度設定値以上になった場合は、運転プログラムはさらに正方向に番号が1段階繰り上がり、プログラム+1からプログラム+2に変更される(図9のステップ104〜109)。すなわち、カウント数が設定値以上になる毎に、運転プログラムは番号が1段階ずつ繰り上がる。プログラム+2以上の各運転プログラムによる制御対象は、プログラム+1と同様であるが、前記のとおり、番号が繰り上がる程、高さを修正する程度も大きくなる。
一方、制御手段16は、偏差が負の値であれば、後側の諸味6の高さが前側よりも高いと判断し、偏差が正の値の場合と同様の処理を実行する(図9のステップ110〜115)。図9のステップ113において、後側カウント数が設定値以上になった場合は、運転プログラムは負方向に番号が1段階繰り下がり、現行プログラムがプログラム0であれば、プログラム−1に変更され、後側カウント数はリセットされる(ステップ113〜115)。プログラム−1で運転したにもかかわらず、後側カウント数が再度設定値以上になった場合は、運転プログラムはさらに負方向に番号が1段階繰り下がり、プログラム−1からプログラム−2に変更される(図9のステップ113〜115)。すなわち、後側カウント数が設定値以上になる毎に、運転プログラムは番号が1段階ずつ繰り下がる。
プログラム−1等の後側修正プログラムは、後側の高さを低くするように、充填機4の運転を制御する点を除けば、プログラム+1等の前側修正プログラムと同様の制御を実行するものであり、番号が繰り下がる程、高さを修正する程度も大きくなる。
本実施形態によれば、ろ布5上の諸味6の高さが均一になるように充填機4の運転が制御されるので、ろ布5が積み重なっていくにつれて、諸味6の高さの高低差が大きくなることが防止され、圧搾工程において、圧搾板は諸味6の高さが均一な状態又は均一に近い状態で、諸味6を押圧できるので、圧搾効率が低下することを防止でき、あわせて、圧搾板の傾斜による装置の損傷を防止することができる。
以下、本発明について、表1に示した実施例を参照しながら、さらに具体的に説明する。
Figure 0006727516
表1に示した実施例は、許容範囲の基準となる偏差の絶対値は20mmであり、図9のステップ104及び110において、偏差の絶対値が20mm以上であれば、制御手段16は許容範囲外と判断し、1回分のカウントをする(図9のステップ106及びステップ112)。次回の判断時に偏差が許容範囲内であれば、カウント数はリセットされ(図9のステップ116、117)、同判断時にも偏差が許容範囲外であれば、カウント数は2となる。図9のステップ107及びステップ113におけるカウント数の設定値は2であり、連続したカウント数が2になると、運転プログラムは変更される(図9のステップ108及びステップ114)。
表1において、1枚目において前側カウント数が1になっているが、2枚目の偏差は許容範囲内であるので、2枚目において前側カウント数はリセットされている(図9のステップ116)。3枚目において前側カウント数は再び1になり、続く4枚目においても偏差が許容範囲外であるので前側カウント数は2となっている(図9のステップ106)。カウント数2は設定値であるので、5枚目に移行するときに、運転プログラムはプログラム0からプログラム+1に1段階繰り上って変更されるともに、前側カウント数はリセットされる(図9のステップ108〜109)。5枚目においては偏差が許容範囲外であるので前側カウント数は1になる。6枚目以降は後側が高くなっており、7枚目において後側カウント数が設定値2になっている。このことにより、8枚目に移行するときに、運転プログラムはプログラム+1からプログラム0に1段階繰り下がって変更されるともに、後側カウント数はリセットされる(図9のステップ114〜115)。
8枚目においては偏差が許容範囲外であるので後側カウント数は1になり、9枚目においても偏差が許容範囲外であるので後側カウントは2になり、後側カウント数が設定値2になっている。このことにより、10枚目に移行するときに、運転プログラムはプログラム0からプログラム−1に1段階繰り下がって変更されるともに、後側カウント数はリセットされる(図9のステップ114〜115)。10枚目の偏差は許容範囲内であるので、11枚目においてはプログラム−1が維持される。以後、同様の処理が繰り返され、ろ布5上の諸味6の高さが均一になるように充填機4の運転が制御される。
以上、本発明について説明したが、前記の実施形態、実施例及び数値例は一例であり、これらに限定されるものではない。例えば、センサの配置や個数を適宜変更して、より精度の高い制御を行ってもよい。運転プログラムについても、ろ布5上の諸味の高さが均一になるように充填機の運転が制御するものであればよく、前記実施形態では、所定のカウント数に達したときに、運転プログラムを変更する例で説明したが、偏差が生じる毎に、運転プログラムを変更してもよい。
1 諸味充填装置
2 下部ケージ
3 上部ケージ
4 充填機
5 ろ布
6 諸味
9 ノズル
12 ロータ
16 制御手段
17 センサ

Claims (6)

  1. 諸味を充填したろ布を加圧して諸味を圧搾するために、ろ布上に諸味を充填する諸味充填装置であって、
    ろ布上を移動させて、ろ布上に諸味を充填する充填機と、
    ろ布上の諸味の高さを測定するためのセンサと、
    前記充填機の運転を制御する制御手段とを備えており、
    前記制御手段は、
    前記充填機がろ布上に諸味を充填したに、前記センサにより、ろ布上の諸味の高さを測定し、
    前記測定に基づいて算出した諸味の高さの偏りが、許容範囲外にあるときは、次に前記充填機で新たなろ布上に諸味を充填する際に、前記新たなろ布上の諸味の高さが均一になるように前記充填機の運転を制御することを特徴とする諸味充填装置。
  2. 前記充填機の運転の制御は、前記充填機の移動速度又は前記充填機を往復移動させるときの折り返し地点での停止時間を調整することにより行う請求項1に記載の諸味充填装置。
  3. 前記充填機は、ロータの回転により諸味を充填するロータリー充填機であり、前記充填機の運転の制御は、前記ロータの回転数を調整することにより行う請求項1に記載の諸味充填装置。
  4. 諸味を充填したろ布を加圧して諸味を圧搾するために、ろ布上に諸味を充填する諸味充填方法であって、
    ろ布上に充填機を移動させて、ろ布上に諸味を充填し、
    前記充填機がろ布上に諸味を充填したに、センサにより、ろ布上の諸味の高さを測定し、
    前記測定に基づいて算出した諸味の高さの偏りが、許容範囲外にあるときは、次に新たなろ布上に諸味を充填する際に、前記新たなろ布上の諸味の高さが均一になるように前記充填機の運転を制御することを特徴とする諸味充填方法。
  5. 前記充填機の運転の制御は、前記充填機の移動速度又は前記充填機を往復移動させるときの折り返し地点での停止時間を調整することにより行う請求項4に記載の諸味充填方法。
  6. 前記充填機は、ロータの回転により諸味を充填するロータリー充填機であり、前記充填機の運転の制御は、前記ロータの回転数を調整することにより行う請求項4に記載の諸味充填方法。
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