JP6717610B2 - 買い替え時期判断支援方法、買い替え時期判断支援システム、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は買い替え時期判断支援方法、買い替え時期判断支援システム及びプログラムに関し、具体的には、顧客が耐久消費財を買い替えるのに適した時期を容易に判断することができる買い替え時期判断支援方法、買い替え時期判断支援システム及びプログラムに関する。
従来から耐久消費財の買い替えに際して推薦すべき商品を選定するシステムとして、例えば特許文献1の商品推薦システムが知られている。このシステムは顧客の購入履歴DB103に蓄積した顧客の購入履歴をもとに、利用パターンDB102に蓄積された類似既存顧客情報を検索し、該検索した類似既存顧客の購入履歴から顧客満足度の高かった商品等を提示するものである。
特開2008−225629号公報
耐久消費財に属する商品としては電気製品や家具、自動車や住宅等、種々の商品が存在しており、商品の購入金額や耐用年数も様々であるが、一般に高額な耐久消費財ほど耐用年数が長いことが通常であり、これを買い替える際には顧客の経済状況が大きな影響を与える。
また、高額な耐久消費財の買い替えは、顧客が所有する耐久消費財を売却等して、新たな耐久消費財を購入する資金の一部として活用することも通常行われている。
上記のように、高額な耐久消費財ほど商品それ自体以外の要素が買い替えに大きく影響を及ぼすものであり、顧客にとって買い替え易いタイミングで買い替えを提案するための方法が求められていた。
本発明は上記の課題に鑑み、耐久消費財の買い替えを行い易い時期を判断するための買い替え時期判断支援方法、買い替え時期判断支援システム、及びプログラムを提供することを、その目的とするものである。
前述の課題を解決することを目的としてなされた本発明に係る買い替え時期判断支援方法は、 コンピュータを用いて顧客耐久消費財の買い替え時期の判断を支援する方法であって、前記コンピュータが、データベースに蓄積された顧客の前記耐久消費財に関する使用履歴を分析する顧客情報分析手段と、前記分析した結果にもとづいて、あらかじめ定めた整備費用テンプレート区分の各々における所定期間の整備費用を整備費用テンプレート情報として作成し、前記データベースに保存する整備費用テンプレート作成手段と、前記買い替え時期を判断する対象顧客に関する情報を前記データベースから取得する対象顧客情報取得手段と、前記対象顧客に関する情報にもとづいて、所定期間の一般支出としてあらかじめ定められた一般支出テンプレート情報を取得する一般支出テンプレート取得手段と、前記対象顧客に関する情報から、前記対象顧客が前記整備費用テンプレート区分のいずれに属するかを決定する整備費用テンプレート区分決定手段と、前記決定した整備費用テンプレート区分にもとづいて、前記データベースから前記整備費用テンプレート情報を取得する、整備費用テンプレート取得手段と、前記取得した整備費用テンプレート情報及び一般支出テンプレート情報にもとづいて、前記所定期間における前記対象顧客の支出予測グラフを作成する、支出予測グラフ作成手段と、前記作成した支出予測グラフを表示装置に表示する、支出予測グラフ表示手段と、を備えることを特徴としている。
本発明に係る買い替え時期判断支援方法は、前記使用履歴が、少なくとも前記耐久消費財の使用頻度、整備頻度、及び整備費用に関する情報を備え、前記整備費用テンプレート作成手段が、前記顧客の各々があらかじめ定めた使用頻度区分のいずれに属するかを決定する使用頻度区分決定手段と、前記顧客の各々があらかじめ定めた整備頻度区分のいずれに属するかを決定する整備頻度区分決定手段と、前記顧客の各々があらかじめ定めた整備費用区分のいずれに属するかを決定する整備費用区分決定手段と、前記整備費用テンプレート区分の各々に属する前記顧客の使用頻度区分の平均値を算出する、平均使用頻度区分算出手段と、前記整備費用テンプレート区分の各々に属する前記顧客の整備頻度区分の平均値を算出する、平均整備頻度区分算出手段と、前記整備費用テンプレート区分の各々に属する前記顧客の整備費用の平均値を算出する、平均整備費用算出手段と、を備え、前記算出した整備費用の平均値にもとづいて前記整備費用テンプレート情報を作成するとともに、前記算出した使用頻度区分の平均値及び整備頻度区分の平均値と紐づけてデータベースに保存するようにすると好適である。また、前記整備費用テンプレート区分決定手段が、前記対象顧客が属する前記使用頻度区分、前記整備頻度区分及び前記整備費用区分にもとづいて前記整備費用テンプレート区分を決定してもよいし、前記整備費用テンプレート作成手段が所定の期間ごとに実行され、前記整備費用テンプレート区分決定手段が、該整備費用テンプレート区分決定手段の実行時における前記対象顧客が属する前記使用頻度区分、前記整備頻度区分及び前記整備費用区分にもとづいて前記整備費用テンプレート区分を決定するようにしてもよい。
本発明に係る買い替え時期判断支援方法は、前記整備費用テンプレート区分が、前記所定期間における所定の標準整備費用にもとづいてあらかじめ定められるようにしてもよい。
本発明に係る買い替え時期判断支援方法は、前記支出予測グラフ表示手段が、さらに、前記所定期間における前記耐久消費財の価値評価額の変化を表示するようにしてもよい。
本発明に係る買い替え時期判断支援方法は、前記支出予測グラフ作成手段が、前記整備費用テンプレート情報及び一般支出テンプレート情報に加えて、前記耐久消費財及び/又は前記買い替え時期を判断する対象顧客に関する所定の追加支出にもとづいて前記支出予測グラフを作成するようにしてもよい。
本発明に係る買い替え時期判断支援方法は、前記所定の追加支出を前記耐久消費財のローン支払額又はリース料としてもよい。
本発明に係る買い替え時期判断支援方法は、前記一般支出テンプレート情報が、前記顧客の年齢及び家族構成にもとづいてあらかじめ定めてもよい。
本発明に係る買い替え時期判断支援方法は、前記耐久消費財を自動車としてもよい。
本発明によれば、蓄積された顧客情報から作成された整備費用テンプレートと一般支出テンプレートにもとづいて支出予測グラフを表示装置に表示する。この構成により、顧客の将来的な経済状況を予測することができるので、耐久消費財を買い替えるのに適した時期を容易に判断することができる。
本発明に係る実施形態のシステム構成を示す図である。 同実施形態における処理全体の流れを示すフロー図である。 同実施形態における顧客情報分析手段の処理の流れを示すフロー図である。 同実施形態における整備費用テンプレート作成手段の処理の流れを示すフロー図である。 同実施形態における整備費用テンプレートDBの論理構成を示すER図である。 同実施形態における一般支出テンプレートDBの論理構成を示すER図である。 同実施形態における支出予測グラフの表示例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る買い替え時期判断支援方法を実行する買い替え時期判断支援システム1の構成図である。本実施形態は耐久消費財として自動車の買い替え時期を判断するための情報システムであり、図1に示すように、テンプレート管理サブシステム2と、顧客管理サブシステム3と、車両資産価値算出サブシステム4と、クライアント端末5がネットワークを介して通信する。
テンプレート管理サブシステム2は、後述する整備費用テンプレート情報及び一般支出テンプレート情報の管理を主たる役割とするサブシステムであり、テンプレート管理サーバー21と、整備費用テンプレートDB22と、一般支出テンプレートDB23から構成されている。
テンプレート管理サーバー21は、CPUとメモリ、記憶装置、入出力装置、ネットワーク通信装置等がバスで接続されたコンピュータである。記憶装置に格納されたプログラムがメモリにロードされ、CPUがこれを実行することにより所定の処理を実行する。
整備費用テンプレートDB22は、後述する整備費用テンプレート情報を格納するデータベースであり、一般支出テンプレートDB23も同様に後述する一般支出テンプレート情報を格納するデータベースである。データベースとしては周知のリレーショナル・データベース・マネージメント・システム(RDBMS)を用いてよいが、RDBMS以外のデータベースや、任意のデータストア手段を用いてもよい。また、本実施形態において整備費用テンプレートDB22及び一般支出テンプレートDB23はそれぞれ別個のデータベースとして構成されているが、単一のデータベースが両者を包含するように構成してもよい。データベース自体についても、データベースごとに別個のデータベースサーバーを用いて構成してもよいし、単一のデータベースサーバーで複数のデータベースを管理するようにしてもよいし、テンプレート管理サーバー22がデータベースサーバーを兼ねるように構成してもよい。
顧客管理サブシステム3は顧客に関する情報を顧客情報として一括管理するためのサブシステムであり、所定の処理を行う顧客管理サーバー31と、顧客に関する情報群を蓄積する顧客DB32から構成される。また、各顧客の顧客情報には、年齢や家族構成等の個人情報と、所有する自動車の車種やグレード、購入価格や取付けたオプション等の車両情報と、整備のために入庫した際の日付や走行距離、整備内容、整備費用の整備記録等で構成される使用履歴と、ローン支払い履歴等の情報が含まれている。
顧客管理サーバー31及び顧客DB32の具体的な構成はテンプレート管理サーバー21及び整備費用テンプレートDB22、一般支出テンプレートDB22と同様である。
なお、本実施形態は複数のサブシステムが協調する構成であり、テンプレート管理サーバー21が顧客DB32にアクセスする際には、当該アクセスに関する要求を顧客管理サーバー31に送信し、顧客管理サーバー31が顧客データベース32にアクセスすることにより行われる。
車両資産価値算出サブシステム4は、顧客が保有する自動車の資産価値を算出するためのサブシステムであり、所定の処理を行う車両資産価値算出サーバー41と、自動車の市場相場価格情報を格納した市場相場価格DB42から構成される。
車両資産価値算出サーバー41及び市場相場価格DB42の具体的な構成はテンプレート管理サーバー21及び整備費用テンプレートDB22、一般支出テンプレートDB22と同様である。また、テンプレート管理サーバー21からのデータアクセスは車両資産価値算出サーバー41に対して行われる。
クライアント端末5は、上記のサブシステム2、3、4と通信し、後述する支出予測グラフ6を表示するための端末である。本実施形態におけるクライアント端末5はCPU、メモリ、記憶装置、入出力装置、ネットワーク通信装置等がバスで接続されたコンピュータであればよく、周知の一般的なパーソナルコンピュータや、タブレット端末等をもってクライアント端末5とすることができるが、後述する支出予測グラフ6を表示するための表示装置を備えている必要がある。
本実施形態の買い替え時期判断支援システム1は、テンプレート管理サブシステム2と、顧客管理サブシステム3と、車両資産価値算出サブシステム4が協調動作する複合的な情報システムであるが、全体を単一の情報システムとして構成してもよい。また、本実施形態では顧客管理サブシステム3及び車両資産価値算出サブシステム4が管理する情報へのテンプレート管理サーバー21やクライアント端末5からのアクセスは顧客管理サーバー31及び車両資産価値算出サーバー41を介して行っているが、顧客DB32や市場相場価格DB42にテンプレート管理サーバー21やクライアント端末5が直接アクセスするようにしてもよい。
また、本実施形態は情報システム全体をクライアント・サーバーモデルとして構成しているが、これを単一のコンピュータからなるスタンドアローン構成としてもよい。
また、本実施形態のクライアント端末5は、後述するようにクライアント端末5が取得した情報を直接処理及び表示する、いわゆるリッチクライアント方式で構成され、クライアント端末5の記憶装置に格納されたプログラムがメモリにロードされ、CPUがこれを実行することにより所定の処理を実行するが、周知のWEBアプリケーションのようにクライアント端末5はサーバー21、31、41に処理の要求と結果の表示のみを行い、実際の処理はサーバー21、31、41が実行する、いわゆるシンクライアントとして構成してもよい。また、クライアント端末5から各データへのアクセスは、当該データを管理するデータベースに直接行ってもよいし、当該データを管理するサーバーに行ってもよいし、または、フロントエンドサーバーとして例えばテンプレート管理サーバー21のみと通信する構成としてもよい。
次に、図2〜図7を参照して本実施形態における処理を説明する。
図2は、本実施形態における処理の全体的な流れを示したフロー図である。図2で示すように、本実施形態は、顧客DB32から取得した顧客情報を分析する顧客情報分析手段S1と、整備費用テンプレート情報を作成し、整備費用テンプレートDB22に格納する整備費用テンプレート作成手段S2と、買い替え時期を判断する対象顧客についての顧客情報を顧客DB32から取得する対象顧客情報取得手段S3と、取得した対象顧客の顧客情報にもとづいて一般支出テンプレート情報を一般支出テンプレートDB23から取得する一般支出テンプレート取得手段S4と、取得した対象顧客の顧客情報にもとづいて使用する整備費用テンプレート区分を決定する整備費用テンプレート区分決定手段S5と、決定した整備費用テンプレート区分にもとづいて整備費用テンプレート情報を整備費用テンプレートDB22から取得する整備費用テンプレート取得手段S6と、取得した一般支出テンプレート情報及び整備費用テンプレート情報にもとづいて支出予測グラフを作成する支出予測グラフ作成手段S7と、作成した支出予測グラフをクライアント端末5の表示装置に表示する支出予測グラフ表示手段S8を備えている。
本実施形態において、顧客情報分析手段S1及び整備費用テンプレート作成手段S2はバッチ処理として定期的にテンプレート管理サーバー21により実行される。実行の具体的な時間、及び実行の間隔は任意に選択してよく、また、実行するごとに全顧客について分析を行ってもよいし、前回実行した後に変更が加えられた顧客に対してのみ実行してもよい。
また、対象顧客情報取得手段S3〜支出予測グラフ表示手段S8はクライアント端末5によりオンライン処理として実行される。なお、前述したように本実施形態はリッチクライアント方式のクライアント・サーバーモデルで構成されており、当該手段S3〜S8はクライアント端末5により直接実行されるが、対象顧客情報取得手段S3〜支出予測グラフ作成手段S7までの処理を任意のサーバーに要求するシンクライアント方式としてもよい。
顧客情報分析手段S1は、顧客管理サブシステム3が管理する顧客DB32に蓄積された顧客情報を分析し、分析対象となる顧客が所有する自動車の使用頻度、整備頻度、及び整備費用のそれぞれを区分する処理を行う手段である。
図3は、上記の顧客情報分析手段S1の詳細な処理の流れを示したフロー図である。
図3で示すように、顧客情報分析手段S1は、顧客管理サブシステム3の顧客DB32から顧客情報を取得し(S101)、取得した各顧客情報について、自動車の使用頻度区分、整備頻度区分、整備費用区分のそれぞれを決定し(S102〜S104)、決定した各区分を顧客DB32に顧客情報の一部として記録する(S105)。顧客情報分析手段S1は、顧客DB32に蓄積された任意の範囲の顧客情報に対して上記S101〜S105の各手段を実行するが、一度の実行でどの範囲の顧客情報を分析するかは任意に決定してよく、蓄積された全顧客情報に対して処理を行ってもよいし、前回実行後に追加・更新等された特定の顧客情報に対してのみ実行するようにしてもよい。
使用頻度区分決定手段S102は、分析対象となる顧客が耐久消費財を使用する頻度を所定の区分に分類する手段である。本実施形態における耐久消費財は自動車であるため、上記使用頻度区分は、各顧客の顧客情報に含まれる所定期間の走行距離を使用頻度情報として、当該走行距離にもとづいて分類する。
下記の表1は、使用頻度区分決定手段S102において、分類する使用頻度区分としきい値を示した表である。表1が示すように、本実施形態では自動車の月間走行距離が〜500kmの場合に使用頻度区分1、500km〜1,000kmの場合に使用頻度区分2、1,000km〜1,500kmの場合に使用頻度区分3、1,500km〜2,000kmの場合に使用頻度区分4、2,000km〜の場合に使用頻度区分5に分類する。なお、走行距離がしきい値と一致した場合に当該しきい値を上限とする区分に分類するか、或は当該しきい値を下限とする区分に分類するかは任意であるが、本実施形態では走行距離がしきい値と一致した場合には当該しきい値を下限とする区分に分類する。
本実施形態ではしきい値と比較する使用頻度として月間走行距離を用いるが、当該月間走行距離は各顧客が自動車を所有してからの累計走行距離を所有月数で割った値、すなわち、自動車を所有してからの平均月間走行距離である。なお、どのような情報をもって使用頻度とみなすかについては任意の値を用いてよく、例えば所有してからの累計ではなく直近1年間の平均月間走行距離を用いてもよいし、走行距離以外の情報から取得・算出等してもよく、また、複数の情報を使用してもよい。
整備頻度区分決定手段S103は、分析対象となる顧客が耐久消費財を整備する頻度を所定の区分に分類する手段である。本実施形態では、各顧客の顧客情報に含まれる整備記録から、所定期間における整備回数、すなわち、本実施形態の買い替え時期判断支援システム1を導入した整備施設に所有する自動車を入庫した回数により整備頻度区分を分類する。
下記の表2は、整備頻度区分決定手段S103において、分類する整備頻度区分としきい値を示した表である。表2が示すように、本実施形態では耐久消費財である自動車の年間整備回数が〜1回の場合に整備頻度区分1、1回〜2回の場合に整備頻度区分2、2回〜3回の場合に整備頻度区分3、3回〜4回の場合に整備頻度区分4、4回〜の場合に整備頻度区分5に分類する。整備頻度区分についても使用頻度区分と同様に、整備回数がしきい値と一致した場合に当該しきい値を上限とする区分に分類するか下限とする区分に分類するかは任意であるが、本実施形態ではしきい値を上限とする区分に分類する。
本実施形態ではしきい値と比較する整備頻度として年間整備回数を用いるが、当該年間整備回数は各顧客が自動車を所有してからの累計整備回数を所有年数で割った値、すなわち、自動車を所有してからの平均年間整備回数である。どのような情報をもって整備頻度とみなすかについては使用頻度と同様に任意の値を用いてよく、例えば所有してからの累計ではなく直近1年間の整備回数を用いてもよいし、入庫回数ではなく、特定の整備内容を行った回数から判断してもよい。
整備費用区分決定手段S104は、分析対象となる顧客が耐久消費財を整備した際の整備費用を所定の区分に分類する手段である。本実施形態では各顧客の顧客情報に含まれる整備記録から、所定期間における整備費用にもとづいて整備費用区分を決定する。なお、自動車の整備費用は整備対象となる自動車の種類等により増減することから、本実施形態では自動車の車種を小型車〜超大型車まで6段階の費用種別に分類した上で、各顧客の所有する自動車について費用整備区分に分類する。
下記の表3は、整備費用区分決定手段S104において、分類する整備費用区分としきい値を示した表である。本実施形態では前述のように整備費用区分が6段階の費用種別ごとに分類されるため、各費用種別の年間標準整備費用を定めた上で、各顧客の整備費用と当該標準整備費用の乖離の度合いによって区分を決定する。表3が示すように、本実施形態では顧客が所有する自動車の年間整備費用が、当該自動車の費用種別における年間標準整備費用の〜−15%の場合に整備費用区分1、−15%〜−5%の場合に整備費用区分2、−5%〜+5%の場合に整備費用区分3、+5%〜+15%の場合に整備費用区分4、+15〜の場合に整備費用区分5に分類する。なお、整備費用区分についても使用頻度区分及び整備頻度区分と同様に、整備費用がしきい値と一致した場合に当該しきい値を下限とする区分に分類するか上限とする区分に分類するかは任意であり、本実施形態ではしきい値を上限とする区分に分類する。
上記手段S102〜S104により使用頻度区分、整備頻度区分、整備費用区分の決定が行われた後は、当該決定した各区分を顧客情報の一部として顧客DB32に記録する(S105)。当該手段S101〜S105を分析対象となる顧客情報すべてに行うと、顧客情報分析手段S1は終了する。
なお、前述したように本実施形態では顧客情報分析手段S1がテンプレート管理サーバー21により実行されるが、顧客情報が蓄積された顧客DB32は顧客管理サブシステム3が管理するデータベースであることから、顧客情報の取得・更新等は顧客管理サーバー31を介して行われる。データ操作の具体的な方法はこれに限られず、例えばデータベースの整合性や権限管理に問題が生じない場合等は直接顧客DB32に対して操作を行ってよい。
顧客情報分類手段S1が終了すると、テンプレート管理サーバー21は整備費用テンプレート作成手段S2を実行する。整備費用テンプレート作成手段S2は、各顧客が自動車を所有するにあたって支払う所定期間の整備費用を前述の整備費用テンプレート区分ごとに整備費用テンプレート情報として作成する手段である。
図4は、上記の整備費用テンプレート作成手段S2の詳細な処理の流れを示したフロー図である。
整備費用テンプレート作成手段S2は、各整備費用テンプレート区分について、図4で示すように平均使用頻度区分、平均整備頻度区分、及び平均整備費用のそれぞれを算出し(S201〜S203)、前述した整備費用ごとの標準整備費用から整備費用テンプレートを作成して整備費用テンプレートDB22に格納する(S204)。
整備費用テンプレート作成手段S2は、まず平均使用頻度区分算出手段S201により、作成する整備費用テンプレート区分に属する全顧客情報の使用頻度区分の平均値を算出する。前述したように、本実施形態では耐久消費財である自動車を小型車から超大型車までの6段階の費用種別に分類し、当該費用種別ごとに整備費用テンプレート区分を設けている。
本実施形態における整備費用テンプレート区分は、整備種別ごとの標準年間整備費用額にもとづいて、当該費用種別における整備費用テンプレート情報を5段階に分類する区分である。当該分類の方法は、前述の整備費用区分の分類方法と同一であり、下記の表4で示すように、整備費用テンプレート区分は整備費用区分と対応している。したがって、本実施形態の平均使用頻度区分算出手段S201、及び、後述する平均整備頻度区分算出手段S202、平均整備費用算出手段S203では、整備費用テンプレート区分の各々と対応する整備費用区分に分類された顧客を、各整備費用テンプレート区分に属する顧客として扱う。
平均使用頻度区分算出手段S201は、算出の対象となる整備費用テンプレート区分から、これと対応する整備費用区分に分類された顧客情報の使用頻度区分の平均値を算出する。
平均整備頻度区分算出手段S202及び平均整備費用算出手段S203も平均使用頻度区分算出手段S201と同様に、算出対象の整備費用テンプレート区分から、これと対応する整備費用区分に分類された顧客情報の整備頻度区分、及び年間整備費用の平均値を算出する。
整備費用テンプレート区分と対応する整備費用区分と、算出した平均使用頻度区分および平均整備頻度区分は、後述する整備費用テンプレート区分決定手段S5において、使用する整備費用テンプレート情報を決定するために使用される。また、年間整備費用は後述する整備費用テンプレート作成・保存手段S204において使用される。
平均使用頻度区分、平均整備頻度区分、及び年間整備費用の算出(S201〜S203)が完了した後は、整備費用テンプレート作成・保存手段S204により、前述の標準年間整備費用と、平均整備費用算出手段S203で算出した平均整備費用にもとづいて整備費用テンプレート情報が生成され、整備費用テンプレートDB22に記録される。
図5は、本実施形態における整備費用テンプレートDB22の主要なエンティティ及び項目の論理的な構成を示すER図(エンティティ・リレーションシップ図)である。図5で示すように、整備費用テンプレートDB22は費用種別エンティティE101と、整備費用テンプレート区分エンティティE102と、整備項目エンティティE103と、整備費用テンプレートエンティティE104を備えている。
費用種別エンティティE101は費用種別、すなわち、小型車から超大型車まで6段階に分類された自動車の整備費用の種別を表すエンティティである。
整備費用テンプレート区分エンティティE102は、整備費用テンプレート区分を表すエンティティであり、費用種別エンティティE101と1対0〜Nの関連を有しており、一の費用種別エンティティE101ごとに、整備費用テンプレート区分1〜5を表す整備費用テンプレート区分エンティティE102があらかじめ作成されている。整備費用テンプレート区分エンティティE102は項目として平均使用頻度区分、平均整備頻度区分、整備費用区分、平均整備費用を有しており、前述の平均使用頻度区分決定手段S201〜平均整備費用決定手段S203で決定された値が記録される。
整備項目エンティティE103は、費用種別エンティティE101ごとに、複数の整備項目とその標準費用を設定するためのエンティティである。本実施形態は自動車を耐久消費財として扱うため、整備項目エンティティE103として例えば6カ月点検、12カ月点検、車検、任意のオイル交換、任意のオイルフィルター交換等の項目が標準費用とともに定義される。また、整備項目エンティティE103は項目として整備項目種別と発生年月を有しており、月額単位で換算する整備項目や、特定の期間ごとに発生する整備項目を表現するエンティティである。
なお、前述の年間整備費用は、整備項目エンティティE103として表現された各整備項目の整備費用から、費用種別ごとに年間の整備費用の合計を算出したものである。
費用種別エンティティE101及び整備項目エンティティE103は、本実施形態におけるS1〜S8までの各手段を実行する以前にあらかじめ整備費用テンプレートDB22に定められ、適宜変更等されるエンティティである。また、整備費用テンプレート区分エンティティE102は、平均使用頻度区分、平均整備頻度区分、平均整備費用の各項目は整備費用テンプレート作成・保存手段S204により随時更新されるが、エンティティ自体はあらかじめ定められ、対応する整備区分もあらかじめ設定されている。
整備費用テンプレートエンティティE104は整備費用テンプレート情報の中核的なエンティティである。整備費用テンプレートエンティティE104は整備費用テンプレート区分ごとの整備項目及び整備費用を表現するエンティティであり、一の整備費用テンプレート区分において、当該区分に属する整備費用テンプレートエンティティE104群によって本実施形態の整備費用テンプレート情報が構成される。後述するように、整備費用テンプレートエンティティE104は、整備費用テンプレート作成手段・保存手段S204により作成・更新・削除等される。
整備費用テンプレート作成・保存手段S204は、平均整備費用算出手段S203で算出した平均整備費用と、整備項目エンティティE103の標準費用にもとづいて、整備費用テンプレート区分ごとに所定期間分の整備費用テンプレートエンティティE104を作成するとともに、平均使用頻度区分、平均整備頻度区分、平均整備費用を整備費用テンプレート区分エンティティE102に記録する。整備費用項目の算出方法は任意であるが、例えば、平均整備費用の標準年間整備費用に対する割合を算出した上で、当該算出した割合を整備項目エンティティE103の標準費用に適用したものを整備費用テンプレートエンティティE104の整備費用項目の値としてよい。なお、本実施形態では上記所定期間として10年分の整備費用テンプレートエンティティE104を作成するが、当該期間は任意に選択してよく、これより多くても短くてもよい。
上記の手段S201〜S204を、費用種別ごとの全整備費用テンプレート区分について実行すると、本実施形態のバッチ処理は完了する。なお、図5、及び後述する図6に示すER図は本実施形態における整備費用テンプレートDB22及び一般支出テンプレートDB23の主要な論理構成を示した図であるが、整備費用テンプレートDB22及び一般支出テンプレートDBの物理構成は図5及び図6の論理構成と一致している必要はない。例えば、整備費用テンプレートE104は外部キー項目として整備費用テンプレート区分IDを保持しているが、物理構成として整備費用テンプレートIDに外部キー制約を設けてもよいし、又はこれを扱う処理において整合性を検査等してもよく、任意のエンティティについて物理構成では適宜正規化又は非正規化してもよい。データベースの構成については、実際に使用するデータベースの特徴、特性等を考慮して適宜設計してよい。
対象顧客情報取得手段S3〜支出予測グラフ表示手段S8は、買い替え時期を判断する対象となる任意の顧客について、当該対象顧客の所有する自動車の買い替え時期を判断する際に実行される手段であり、クライアント端末5によりオンライン処理として実行される。
対象顧客情報取得手段S3は、上記対象顧客についての顧客情報を取得するものである。本実施形態では前述のとおり顧客情報が蓄積された顧客DB32が顧客管理サブシステム3で一括管理しているため、顧客情報取得のためのデータアクセスは顧客管理サーバー31を介して顧客DB32に対して行われる。
一般支出テンプレート取得手段S4は、上記提示対象顧客情報取得処理S3で取得した顧客情報から、当該顧客に最も適した一般支出テンプレート情報を取得する。
図6は、一般支出テンプレートDB23の主要なエンティティ及び項目の論理的な構成を示すER図(エンティティ・リレーションシップ図)である。図6で示すように、一般支出テンプレートDB23は、年代区分エンティティE201と、家族構成区分エンティティE202と、一般支出テンプレートエンティティE203と、年代−一般支出交差エンティティE204と、家族構成−一般支出交差エンティティE205を備えている。なお、図6に示すエンティティE201〜E205は、あらかじめ一般支出テンプレートDB23に定められているエンティティであり、本実施形態では任意のエンティティを後述する一般支出テンプレート取得手段S4において取得・参照する。
年代区分エンティティE201は、一般支出テンプレート情報の年代区分を表すエンティティである。本実施形態では下記の表5のように、顧客の年齢が〜24歳の場合を年代区分1、25〜29歳の場合を年代区分2、30〜34際の場合を年代区分3、35〜39歳の場合を年代区分4、40〜44歳の場合を年代区分5、45〜49歳の場合を年代区分6、50〜54歳の場合を年代区分7、55〜59歳の場合を年代区分8、60歳〜の場合を年代区分9として、年代区分ごとに月ごとの生活費を一般支出テンプレートエンティティE203に定めている。
家族構成区分エンティティE202は、一般支出テンプレート情報の家族構成区分を表すエンティティである。本実施形態では下記の表6のように、顧客の扶養家族について幼児(〜6歳)を家族構成区分1、小学生(7〜12歳)を家族構成区分2、中学生(13〜15歳)を家族構成区分3、高校生(16〜18歳)を家族構成区分4、大学生(19〜22歳)を家族構成区分5として、家族構成区分ごとに月ごとの扶養費用を一般支出テンプレートエンティティE203に定めている。
一般支出テンプレートエンティティE203は、一般支出テンプレート情報の中核をなすエンティティであり、前述の年代区分や家族構成区分ごとに、どのようなタイミングでどのような支出が発生するのかを表現するエンティティである。
年代−一般支出交差エンティティE204及び家族構成−一般支出交差エンティティE205は、一般支出テンプレートエンティティE203の各々が、どの年代区分又は家族構成区分の支出であるかを表現するエンティティである。したがって、買い替え時期を判断する対象顧客について、当該顧客が分類される年代区分及び家族構成区分に紐づく一般支出テンプレートエンティティE203群により一般支出テンプレート情報が構成される。本実施形態では一般支出テンプレートエンティティE203に対して、複数の区分、すなわち年代区分及び家族構成区分によるカテゴライズを可能とするため上記年代−一般支出交差エンティティE204、家族構成−一般支出交差エンティティE205を設けているが、カテゴリごとに専用の一般支出テンプレートエンティティを設ける等、データ構成について種々の変更を行ってよい。
一般支出テンプレート取得手段S4は、対象顧客の顧客情報に含まれる年齢及び家族構成にもとづいて、一般支出テンプレートDB23から上記の年代区分エンティティE201、家族構成区分エンティティE202に紐づく一般支出テンプレートエンティティE203を一般支出テンプレート情報として取得する。
整備費用テンプレート区分決定手段S5は、対象顧客情報取得手段S3で取得した顧客情報にもとづいて、買い替え時期の提示に際してどの整備費用テンプレート情報を用いるかを決定する。
下記の表7は、対象顧客、及び、当該顧客の所有車と同一費用区分の整備費用テンプレート情報について、使用頻度区分、整備頻度区分、整備費用区分を対比させたものである。以下、表7を例として整備費用テンプレート区分決定手段S5における整備費用テンプレート区分の決定方法の詳細を説明する。
整備費用テンプレート区分決定手段S5は、まず、取得した顧客情報から、前述の使用頻度区分決定手段S102、整備頻度区分決定手段S103、整備費用区分決定手段S104と同様の方法で、当該顧客の整備費用テンプレート区分決定手段S5の実行時、すなわち、顧客に買い替え時期を提示する時点における使用頻度区分、整備頻度区分、整備費用区分を決定する。表7の例では、当該顧客情報は使用頻度区分が3(月間走行距離1,000km〜1,500km)、整備頻度区分が5(年間整備4回〜)、整備費用区分が2(費用区分における標準整備費用の−15%〜−5%)に分類される。
取得した顧客情報について上記各区分が決定した後は、当該顧客情報から決定した各区分と最も近似する整備費用テンプレート区分を決定する。前述したように、整備費用テンプレートDB21の整備費用テンプレート区分エンティティE102には平均使用頻度区分、平均整備頻度区分、及び整備費用区分が項目として設けられており、本実施形態では顧客情報から決定した各区分と各整備費用テンプレート区分の上記平均使用頻度区分、平均整備頻度区分、及び整備費用区分の値の差を算出し、当該差の絶対値を合計した値が最も小さい整備費用テンプレート区分を最も近似する整備費用テンプレート区分として決定する。下記の表8は表7の例に従って顧客情報から決定した各区分と整備費用テンプレート区分の上記値の差を算出したものである。表8に示すように、表7の例では当該顧客情報と最も近似するのは整備費用テンプレート区分3である。
対象顧客について整備費用テンプレート区分が決定すると、次いで整備費用テンプレート取得手段S6により、当該決定した区分の整備費用テンプレート情報である整備費用テンプレートエンティティE104を整備費用テンプレートDB22から取得する。
一般支出テンプレート情報及び整備費用テンプレート情報を取得すると、当該取得した情報をもとに支出予測グラフ情報を作成する支出予測グラフ作成手順S7が実行される。本実施形態では、一般支出テンプレート情報及び整備費用テンプレート情報から生成される支出予測グラフ情報に、車両資産価値算出システム4から取得した自動車の資産価値情報と、追加支出項目として、顧客管理サブシステム3の顧客DB32から取得したローンの支払い情報にもとづいて支出予測グラフを作成する。なお、本実施形態は追加の支出情報としてローン支払い情報を用いているが、例えばリース形式で取得する耐久消費材であれば、ローン支払い情報に代えてリース支払い情報としてもよく、耐久消費財の種類や特徴に合わせて適宜追加情報を用いてよい。
上記作成された支出予測グラフは、支出予測グラフ表示手段S8によりクライアント端末5が備える表示装置に表示される。図7は、支出予測グラフ表示手段S8により表示される支出予測グラフ6の表示例を示したものである。図7で示すように、支出予測グラフ6は、縦軸61を金額、横軸62を対象顧客の年齢、すなわち時間とするグラフであり、整備費用テンプレート情報及び一般支出テンプレート情報の各支払い項目にもとづいた積み上げ折れ線グラフ63a〜63eと、顧客が所有する自動車のローン残高を表す折れ線グラフ64と、顧客が所有する自動車の資産価値を表す折れ線グラフ65から構成されている。なお、上記積み上げ折れ線グラフは、具体的には生活費63aと、第一子の在学費用63bと、第一子の入学費用63cと、第二子の在学費用63dと、称有する自動車の整備費用63eから構成されている。
上記の支出予測グラフ6では、第一子及び第二子の養育費用が当該対象顧客の44歳時にピークを迎える一方で、自動車の資産価値は44歳〜45歳時まで下がり続け、47歳時以降は価値が安定する。また、自動車の整備費用は、40歳、43歳、45歳、47歳、49歳の各時点で増加しているが、これは3年又は2年ごとの車検及び車検整備のためである。上記の表示例から、自動車の資産価値の下落幅が大きく、かつ、養育費が増加する前である42歳〜43歳と、養育費が発生しなくなる48歳以降の任意のタイミングが自動車の買い替え時期として適切であると容易に判断することができる。また、後者のタイミングは養育費が発生しなくなる、すなわち、第一子・第二子共に就職して社会人となるタイミングとなることが予想できるため、ミニバンからセダンへ車種の変更等、当該対象顧客のライフスタイルの変化に応じた提案するにも望ましいものとなる。この様に、各支出項目からなる積み上げ折れ線グラフ63a〜63eと、当該積み上げ折れ線グラフ63a〜63eに重ねて折れ線グラフ64、65を表示することにより、耐久消費財の買い替えに適した時期を容易に判断することができる。
本実施形態の説明は以上であるが、本発明の実施形態はこれに限られない。例えば、本実施形態は耐久消費財として自動車の買い替えに関する時期を判断する情報システムであるが、住宅や電気製品等の買い替え時期を判断する情報システムであってもよい。また、整備費用テンプレート作成及び決定について、本実施形態では使用頻度、整備頻度、作業費用に着目してこれを行うが、これと異なる特性・事象等を用いて判断してもよい。
その他の具体的構成についても上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲でさまざまな変更が可能である。
1 買い替え時期判断支援システム
2 テンプレート管理サブシステム
21 テンプレート管理サーバー
23 整備費用テンプレートDB
24 一般支出テンプレートDB
3 顧客管理サブシステム
31 顧客管理サーバー
32 顧客DB
4 車両資産価値算出サブシステム
41 車両資産価値算出サーバー
42 市場相場価格DB
5 クライアント端末
6 支出表示グラフ

Claims (13)

  1. コンピュータを用いて顧客耐久消費財の買い替え時期の判断を支援する方法であって、
    前記コンピュータが、
    データベースに蓄積された顧客の前記耐久消費財に関する使用履歴を分析する顧客情報分析手段と、
    前記分析した結果にもとづいて、あらかじめ定めた整備費用テンプレート区分の各々における所定期間の整備費用を整備費用テンプレート情報として作成し、前記データベースに保存する整備費用テンプレート作成手段と、
    前記買い替え時期を判断する対象顧客に関する情報を前記データベースから取得する対象顧客情報取得手段と、
    前記対象顧客に関する情報にもとづいて、所定期間の一般支出としてあらかじめ定められた一般支出テンプレート情報を取得する一般支出テンプレート取得手段と、
    前記対象顧客に関する情報から、前記対象顧客が前記整備費用テンプレート区分のいずれに属するかを決定する整備費用テンプレート区分決定手段と、
    前記決定した整備費用テンプレート区分にもとづいて、前記データベースから前記整備費用テンプレート情報を取得する、整備費用テンプレート取得手段と、
    前記取得した整備費用テンプレート情報及び一般支出テンプレート情報にもとづいて、前記所定期間における前記対象顧客の支出予測グラフを作成する、支出予測グラフ作成手段と、
    前記作成した支出予測グラフを表示装置に表示する、支出予測グラフ表示手段と、
    を備えることを特徴とする、買い替え時期判断支援方法。
  2. 前記使用履歴が、少なくとも前記耐久消費財の使用頻度、整備頻度、及び整備費用に関する情報を備え、
    前記整備費用テンプレート作成手段が、
    前記顧客の各々があらかじめ定めた使用頻度区分のいずれに属するかを決定する使用頻度区分決定手段と、
    前記顧客の各々があらかじめ定めた整備頻度区分のいずれに属するかを決定する整備頻度区分決定手段と、
    前記顧客の各々があらかじめ定めた整備費用区分のいずれに属するかを決定する整備費用区分決定手段と、
    前記整備費用テンプレート区分の各々に属する前記顧客の使用頻度区分の平均値を算出する、平均使用頻度区分算出手段と、
    前記整備費用テンプレート区分の各々に属する前記顧客の整備頻度区分の平均値を算出する、平均整備頻度区分算出手段と、
    前記整備費用テンプレート区分の各々に属する前記顧客の整備費用の平均値を算出する、平均整備費用算出手段と、
    を備え、
    前記算出した整備費用の平均値にもとづいて前記整備費用テンプレート情報を作成するとともに、前記算出した使用頻度区分の平均値及び整備頻度区分の平均値と紐づけてデータベースに保存する
    ことを特徴とする、請求項1記載の買い替え時期判断支援方法。
  3. 前記整備費用テンプレート区分決定手段が、前記対象顧客が属する前記使用頻度区分、前記整備頻度区分及び前記整備費用区分にもとづいて前記整備費用テンプレート区分を決定する
    ことを特徴とする、請求項2記載の買い替え時期判断支援方法。
  4. 前記整備費用テンプレート作成手段が所定の期間ごとに実行され、
    前記整備費用テンプレート区分決定手段が、該整備費用テンプレート区分決定手段の実行時における前記対象顧客が属する前記使用頻度区分、前記整備頻度区分及び前記整備費用区分にもとづいて前記整備費用テンプレート区分を決定する
    ことを特徴とする、請求項3に記載の買い替え時期判断支援方法。
  5. 前記整備費用テンプレート区分が、前記所定期間における所定の標準整備費用にもとづいてあらかじめ定められることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の買い替え時期判断支援方法。
  6. 前記支出予測グラフ表示手段が、さらに、前記所定期間における前記耐久消費財の価値評価額の変化を表示することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の買い替え時期判断支援方法。
  7. 前記支出予測グラフ作成手段が、前記整備費用テンプレート情報及び一般支出テンプレート情報に加えて、前記耐久消費財及び/ 又は前記買い替え時期を判断する対象顧客に関する所定の追加支出にもとづいて前記支出予測グラフを作成することを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の買い替え時期判断支援方法。
  8. 前記所定の追加支出が、前記耐久消費財のローン支払額又はリース料であることを特徴とする、請求項7記載の買い替え時期判断支援方法。
  9. 前記一般支出テンプレート情報が、前記顧客の年齢及び家族構成にもとづいてあらかじめ定められることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の買い替え時期判断支援方法。
  10. 前記耐久消費財が自動車であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載の買い替え時期判断支援方法。
  11. サーバー及びクライアント端末により請求項1〜10のいずれかに記載の買い替え時期判断支援方法を実行する買い替え時期判断支援システムであって、
    前記サーバーが、前記顧客情報分析手段及び前記整備費用テンプレート作成手段を実行し、
    前記クライアント端末が、前記対象顧客情報取得手段と、前記整備費用テンプレート区分決定手段と、前記整備費用テンプレート取得手段と、前記一般支出テンプレート取得手段と、前記支出予測グラフ作成手段と、前記支出予測グラフ表示手段を実行する
    ことを特徴とする、買い替え時期判断支援システム。
  12. コンピュータを請求項11に記載のサーバーとして稼働させるプログラム。
  13. コンピュータを請求項11に記載のクライアント端末として稼働させるプログラム。
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