JP6717075B2 - 貯湯式給湯機 - Google Patents

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Description

本発明は、貯湯式給湯機に関する。
従来、例えば特許文献1には、過去の一定期間の毎日の使用湯量の実績を基に当日の沸き上げ量または沸き上げ温度を決定するよう構成した電気温水器が開示されている。また、この電気温水器では、任意に特定し得る曜日について、その曜日の過去の使用量を基にその日の沸き上げ量または沸き上げ温度を決定することとしている。
特開平4−359748号公報
ところで、上述した特許文献1の装置のように曜日又は休平日等の種別毎の過去の使用熱量の実績を基に当日の沸き上げ運転を制御する装置では、使用者の利便性の向上を目的として、設定されている当日の種別を使用者が途中で変更するための構成の適用が考えられる。しかしながら、このような構成を上述した特許文献1の装置に適用すると、種別の変更が行なわれた当日の熱量の使用量が種別変更前の情報として記憶され、次回以降の沸き上げ運転の制御に反映されてしまうおそれがある。この場合、次回以降の沸き上げ運転において湯切れを防止することができないおそれがある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、予め設定された各日の種別に応じて沸き上げ運転を行う貯湯式給湯機において、当日の種別が途中で変更された場合であっても、湯切れを防止することができる貯湯式給湯機を提供することを目的とする。
本発明に係る貯湯式給湯機は、貯湯タンクと、水を加熱する加熱手段と、加熱手段で加熱された湯を貯湯タンクに蓄積する沸き上げ運転を制御する沸き上げ制御手段と、貯湯タンクから一日に出湯された熱量に関する情報である熱量情報を、予め設定された各日の種別に対応付けて記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された熱量情報の過去の履歴に基づいて、種別毎の熱量の使用パターンをそれぞれ演算する演算手段と、を備え、沸き上げ制御手段は、使用パターンのうち、当日の種別に対応した使用パターンに基づいて沸き上げ運転を制御し、当日の種別の設定を使用者が任意に変更する変更手段と、変更手段によって当日の種別が途中で変更された場合に、その当日の熱量情報が演算手段による演算に使用されることを禁止する禁止手段と、を備え、当日における現在までに出湯された熱量の使用パターンがその当日の種別に対応した使用パターンと異なる場合に、当日の種別を自動で変更する手段をさらに備えるものである。
また、本発明に係る貯湯式給湯機は、貯湯タンクと、水を加熱する加熱手段と、加熱手段で加熱された湯を貯湯タンクに蓄積する沸き上げ運転を制御する沸き上げ制御手段と、貯湯タンクから一日に出湯された熱量に関する情報である熱量情報を、予め設定された各日の種別に対応付けて記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された熱量情報の過去の履歴に基づいて、種別毎の熱量の使用パターンをそれぞれ演算する演算手段と、を備え、沸き上げ制御手段は、使用パターンのうち、当日の種別に対応した使用パターンに基づいて沸き上げ運転を制御し、当日の種別の設定を使用者が任意に変更する変更手段を備え、記憶手段は、変更手段によって当日の種別が途中で変更された場合に、その当日の熱量情報を変更後の種別に対応付けて記憶するように構成され、当日における現在までに出湯された熱量の使用パターンがその当日の種別に対応した使用パターンと異なる場合に、当日の前記種別を自動で変更する手段をさらに備えているものである。
本発明の貯湯式給湯機によれば、当日の種別が途中で変更された場合であっても、当日の熱量情報が変更前の種別の情報として使用されることを防ぐことができるので、湯切れを防止することができる。
実施の形態1における貯湯式給湯機の構成図である。 リモコンの制御ブロック図である。 制御部の制御ブロック図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における貯湯式給湯機100の構成図である。図1に示す貯湯式給湯機100は、貯湯タンクユニット1と、ヒートポンプサイクルを利用するように構成されたヒートポンプユニット60とを備えている。2つのユニット1、60は、ヒートポンプ入口配管41とヒートポンプ出口配管42とによって接続されている。また、貯湯タンクユニット1には、制御手段としての制御部70が内蔵されている。貯湯タンクユニット1およびヒートポンプユニット60が備える各種の弁類、ポンプ類等の作動は、これらと配線を介して接続された制御部70により制御される。以下、貯湯式給湯機100の各構成要素について説明する。
ヒートポンプユニット60は、貯湯タンクユニット1から導かれた低温水を加熱するための加熱手段として機能するものである。ヒートポンプユニット60は、圧縮機61、沸き上げ用熱交換器62、膨張弁63、空気熱交換器64を冷媒循環配管65にて環状に接続し、ヒートポンプサイクルを構成している。沸き上げ用熱交換器62は、ヒートポンプサイクルを構成する冷媒循環配管65を流れる冷媒と貯湯タンクユニット1から導かれた低温水との間で熱交換を行うためのものである。また、HP出口側サーミスタ66は、沸き上げ用熱交換器62で加熱した高温水の温度を検知するための温度センサーであり、ヒートポンプ出口配管42に設けられている。ヒートポンプユニット60で高温水を得るためには、ヒートポンプサイクルは、冷媒として二酸化炭素を用い、臨界圧を越える圧力で運転することが好ましい。
一方、貯湯タンクユニット1には、以下の各種部品及び配管などが内蔵されている。貯湯タンク10は、湯水を貯留するためのものである。貯湯タンク10の下部には、市水を供給するための給水配管2が接続されており、貯湯タンク10の上部には、貯留した湯水を給湯機外部へ供給するための給湯湯側配管3がタンク上部配管43から分岐されて接続されている。尚、貯湯タンク10には、ヒートポンプユニット60を用いて加熱された高温水がタンク上部から流入されるとともに、給水配管2を介して低温水をタンク下部から流入させることにより、タンク内の上部と下部で温度差が生じるように湯水が貯留される。また、貯湯タンク10の表面の上部および下部には、貯湯タンク10内の湯水の温度分布を検知するための残湯サーミスタ11、12がそれぞれ取り付けられている。これらの残湯サーミスタ11、12により取得された温度分布に基づいて、貯湯タンク10内の残湯量が把握され、ヒートポンプユニット60による貯湯タンク10内の湯水の沸き上げ運転の開始および停止などが制御される。
タンク上部配管43から分岐されて接続されている給湯湯側配管3は、給水配管2から分岐した給湯水側配管4とともに給湯混合弁33に接続されている。給湯混合弁33は、給湯湯側配管3を流れる湯と給湯水側配管4を流れる水とを混合し、温度調整された湯水を給湯配管5から外部水栓等の給湯端末へ供給する。また、給湯配管5には、給湯混合弁33から出た給湯水の温度を検知するための給湯温度サーミスタ6が取り付けられている。
また、貯湯タンクユニット1内には、循環ポンプ21および利用側熱交換器22が内蔵されている。循環ポンプ21は、貯湯タンクユニット1内の後述する各種配管に湯水を循環させるためのポンプである。利用側熱交換器22は、貯湯タンク10又はヒートポンプユニット60から供給される高温水を利用して、2次側の加熱対象水を加熱するための熱交換器である。尚、本実施形態では、利用側熱交換器22の2次側の構成として、浴槽50内の湯水を循環させる浴槽水循環回路51を例に挙げて説明する。上記利用側熱交換器22は、浴槽水循環回路51の途中に設置されている。また、浴槽水循環回路51の途中には、浴槽水を循環させるための2次側循環ポンプ52と、浴槽50から出た浴槽水の温度を検知するための浴槽出口側サーミスタ53とがそれぞれ設置されている。
次に、貯湯タンクユニット1が備える弁類および配管類について説明する。貯湯タンクユニット1は、三方弁31および四方弁200を有している。三方弁31は、湯水が流入する2つの入口であるaポート及びbポートと、湯水が流出する1つの出口であるcポートとを有する流路切替手段である。三方弁31は、aポートもしくはbポートのどちらかから湯水が流入するように湯水の経路を切り替え可能に構成されている。四方弁200は、湯水が流入する2つの入口であるbポート及びcポートと、湯水が流出する2つの出口であるaポート及びdポートとを有する流路切替手段である。四方弁200は、3つの経路、すなわち、c−a経路、c−d経路、およびb−a経路の間で流路形態を切り替え可能に構成されている。
また、貯湯タンクユニット1は、タンク下部配管40、上記ヒートポンプ入口配管41、上記ヒートポンプ出口配管42、タンク上部配管43、タンク戻し配管44、利用側熱交換器1次側入口配管45、利用側熱交換器1次側出口配管46およびバイパス配管47を有している。
より具体的には、タンク下部配管40は、貯湯タンク10の下部と三方弁31のaポートとを接続する流路である。また、ヒートポンプ入口配管41は、三方弁31のcポートとヒートポンプユニット60の入口側とを接続する流路である。また、ヒートポンプ出口配管42は、ヒートポンプユニット60の出口側と四方弁200のcポートとを接続する流路である。また、タンク上部配管43は、四方弁200のdポートと貯湯タンク10上部とを接続する流路である。そして、タンク戻し配管44は、四方弁200のaポートと貯湯タンク10の中央部から下部の間に設けられた戻し口とを接続する流路である。また、利用側熱交換器1次側入口配管45は、タンク上部配管43における貯湯タンク上部と四方弁200との間から分岐し、利用側熱交換器22の1次側入口に接続される流路である。また、利用側熱交換器1次側出口配管46は、利用側熱交換器22の1次側出口と三方弁31のbポートとを接続する流路である。更に、バイパス配管47は、ヒートポンプ入口配管41における循環ポンプ21の出口側の部位と四方弁200のbポートとを接続する流路である。尚、上記循環ポンプ21は、ヒートポンプ入口配管41上におけるバイパス配管47との接続部と三方弁31との間に設置されている。
図1に示す貯湯式給湯機100の制御部70は、沸き上げ運転を実行する沸き上げ制御手段としての機能を備えている。沸き上げ運転は、ヒートポンプユニット60を利用して貯湯タンク10内の水を沸き上げる運転のことである。この沸き上げ運転時には、三方弁31は、aポートとcポートとが連通しbポートが閉状態となるように制御される。これにより、タンク下部配管40とヒートポンプ入口配管41とが連通するとともに、利用側熱交換器1次側出口配管46側を閉として利用側熱交換器22からの流路が遮断される。また、沸き上げ運転時には、四方弁200は、cポートとdポートとが連通しaポートとbポートとが閉状態となるように制御される。これにより、ヒートポンプ出口配管42とタンク上部配管43とが連通するとともに、タンク戻し配管44側を閉として貯湯タンク10の下部への流路が遮断される。
沸き上げ運転は、上記のように三方弁31および四方弁200が制御された状態で、循環ポンプ21とヒートポンプユニット60の運転を開始することにより実行される。その結果、貯湯タンク10の下部から流出する低温水は、タンク下部配管40、三方弁31、循環ポンプ21およびヒートポンプ入口配管41を経由してヒートポンプユニット60に導かれる。そして、ヒートポンプユニット60に流入した低温水は、沸き上げ用熱交換器62において加熱されて高温水となった後、ヒートポンプ出口配管42、四方弁200およびタンク上部配管43を経由して、貯湯タンク10の上部から当該貯湯タンク10内に流入し蓄積される。このような沸き上げ運転が実行されることで、貯湯タンク10の内部では、上層部から高温水が貯えられていき、この高温水層が徐々に厚くなる。
図1に示す貯湯式給湯機100は、リモコン400を備えている。リモコン400は、例えば浴室又は台所等に設置されるものであり、通信線を介して制御部70と接続されている。リモコン400には、設定状態を表示可能な表示部400aと、変更手段としての休平日設定ボタン401と、電力メニュー設定ボタン404と、が設けられている。
図2は、リモコン400の制御ブロック図である。この図に示すように、リモコン400には、電力会社又は電力小売業者が設定する契約プランに含まれる電力メニューを設定可能な電力メニュー情報403が予め記憶されている。なお、ここでいう電力メニューには、曜日又は時間帯別の電力料金に関する情報が含まれる。使用者は、電力メニュー設定ボタン404を操作することにより、自身が契約している契約プランの電力メニューを選択して設定することができる。
また、リモコン400には、カレンダー情報402が記憶されている。カレンダー情報402には、カレンダーの各日に休平日の種別が予め設定されている。なお、カレンダー情報402は、カレンダーの各日に使用者が休平日の種別を個別に設定することとしてもよい。また、使用者は、休平日設定ボタン401を操作することにより、操作当日の休平日の種別の設定を任意に変更することができる。リモコン400は、現在の休平日の設定状態が表示部400aに表示される構成でもよいし、また、休平日設定ボタン401を操作したときに休平日の設定状態が表示部400aに表示される構成でもよい。
次に、実施の形態1の貯湯式給湯機100の特徴的動作について説明する。実施の形態1の貯湯式給湯機100は、当日の休平日の種別に応じて異なる沸き上げ運転を実行する。図3は、制御部70の制御ブロック図である。この図に示すように、制御部70には、リモコン400と、記憶手段としての熱量時間帯記憶メモリ73が接続されている。また、制御部70には、利用熱量情報71及び熱量利用時間帯情報72が入力される。利用熱量情報71は、一日に出湯された熱量に関する熱量情報である。また、熱量利用時間帯情報72は一日に給湯で使用した熱量の使用時間帯に関する熱量情報である。入力された利用熱量情報71及び熱量利用時間帯情報72は、当日の休平日の種別に対応付けられた上で熱量時間帯記憶メモリ73に記憶される。
なお、利用熱量情報71及び熱量利用時間帯情報72の入力は、例えば以下のように行われる。給湯端末へ給湯が行われると、給湯配管5から給湯端末へ供給された湯の温度を給湯温度サーミスタ6で検知し、一方で給水配管2から供給される水源の水温を図示しない水温サーミスタで検知する。あわせて、給湯端末への供給湯量を図示しない流量センサーで検知し、これらの値から出湯された熱量を演算する。そして、演算された熱量が利用熱量情報71として、制御部70に入力され、また行われた各出湯の例えば1時間毎の時間帯情報が、熱量利用時間帯情報72として、制御部70に入力される。また、利用側熱交換器22の1次側入口と1次側出口の湯温および供給される湯量を、図示しないサーミスタと流量センサーで検知し、これを用いて給湯の場合と同様にまたは給湯での利用に上乗せして、利用熱量情報71及び熱量利用時間帯情報72を演算し、制御部70に入力されるようにしてもよい。
制御部70は、熱量時間帯記憶メモリ73に記憶された利用熱量情報71及び熱量利用時間帯情報72の過去の履歴を用いて休平日の種別毎に熱量の使用パターンを演算する演算手段としての機能を有している。より詳しくは、制御部70は、熱量時間帯記憶メモリ73に記憶された情報の履歴を休平日の種別毎に分類する。そして、分類されたそれぞれに対して熱量の時間帯別の平均値を算出し、このデータを各種別の使用パターンとする。また、制御部70は、新たな利用熱量情報71及び熱量利用時間帯情報72が熱量時間帯記憶メモリ73に記憶された場合に、使用パターンを演算して更新する。なお、上記の使用パターンの演算では平均値の利用は必須ではなく、時間帯毎の熱量の傾向を表すための他の演算に代えてもよい。
また、制御部70は、翌日の沸き上げ運転の実行スケジュールである沸き上げスケジュール74を決定する。より詳しくは、制御部70は、使用者がリモコン400によって設定した電力メニュー及び翌日の休平日の種別に対応する使用パターンに基づいて、翌日の電力負荷の小さな時間帯又は電力料金が安価な時間帯を極力利用し且つ翌日の給湯の使用によって湯切れが生じないように、沸き上げスケジュール74を決定する。制御部70は、決定された沸き上げスケジュール74に従い、沸き上げ運転を実行する。
ここで、実施の形態1の貯湯式給湯機100では、休平日設定ボタン401を操作することにより、当日の休平日の種別を途中で変更することができる。このため、当日の休平日の種別を手動で変更した場合には、利用熱量情報71及び熱量利用時間帯情報72が変更前の休平日の種別に対応付けられて熱量時間帯記憶メモリ73に記憶されてしまう。この場合、演算される各種別の使用パターンの精度が低下するため、次回以降の沸き上げ運転において、湯切れの発生又は電力料金の増加のおそれがある。
そこで、実施の形態1の貯湯式給湯機100は、当日の休平日の種別を手動で変更した場合に、この当日の利用熱量情報71及び熱量利用時間帯情報72を熱量時間帯記憶メモリ73に記憶することを禁止する禁止手段としての機能を有している。このような構成によれば、演算される各種別の使用パターンの精度が低下することを防ぐことができるので、電力料金が安価であり且つ湯切れを防ぐことが可能な次回以降の沸き上げスケジュール74を決定することができる。
なお、実施の形態1の貯湯式給湯機100は、使用者が当日の休平日の種別を手動で変更した場合に、当日の沸き上げスケジュール74を更新するように構成されていてもよい。すなわち、制御部70は、使用者が当日の休平日の種別を手動で変更した場合に、当日における上記種別の変更がなされるまでに沸き上げた熱量と出湯された熱量、及び変更後の休平日の種別に対応する使用パターンを用いて、種別の変更後の必要熱量を演算する。なお、この際の出湯された熱量は、上記種別の変更がなされるまでに熱量時間帯記憶メモリ73に記憶された利用熱量情報71及び熱量利用時間帯情報72を用いて算出する。そして、制御部70は、演算された必要熱量が確保されるように沸き上げスケジュール74を演算して更新する。このような制御によれば、当日の休平日の種別が変更された場合であっても、必要十分な熱量を確保して湯切れを防止することができる。このことは、後述する実施の形態2においても同様である。
また、実施の形態1の貯湯式給湯機100は、カレンダー情報402に設定された当日の休平日の種別が誤っていると判断される場合に、最適な種別を自動で選択して変更することとしてもよい。すなわち、制御部70は、熱量時間帯記憶メモリ73に記憶された利用熱量情報71及び熱量利用時間帯情報72のうち、当日における現在までの熱量情報と、当日に設定されている休平日の種別に対応する使用パターンとを比較する。そして、これらの熱量の使用パターンに有意な差がある場合には、当日に設定されている休平日の種別を自動で変更する。このような制御によれば、カレンダー情報402に設定されている当日の休平日の種別が誤って設定されている場合であっても、必要十分な熱量を確保して湯切れを防止することができる。このことは、後述する実施の形態2においても同様である。
ところで、上述した実施の形態1の貯湯式給湯機100では、カレンダー情報402に休平日の種別を設定する構成としているが、設定される種別は休平日に限られない。すなわち、一日の給湯の使用パターンを日別に分類するための種別であれば、3以上に分類される種別でもよい。
また、上述した実施の形態1の貯湯式給湯機100では、カレンダー情報402と電力メニュー情報403の両方を用いて沸き上げスケジュール74を決定する構成とした。しかしながら、実施の形態1の貯湯式給湯機100では、電力メニュー情報403を用いずにカレンダー情報402に設定された種別のみを用いて沸き上げスケジュール74を決定してもよい。
また、上述した実施の形態1の貯湯式給湯機100では、利用熱量情報71及び熱量利用時間帯情報72を熱量情報として、熱量時間帯記憶メモリ73に記憶する構成としたが、少なくとも利用熱量情報71が熱量情報として記憶されていればよい。
また、上述した実施の形態1の貯湯式給湯機100では、当日の休平日の種別を途中で変更した場合に、この当日の熱量情報が熱量時間帯記憶メモリ73に記憶されることを禁止し、これにより熱量情報が使用パターンの演算に使用されることを防ぐ構成とした。しかしながら、熱量情報が使用パターンの演算に使用されることを防ぐための構成はこれに限られない。すなわち、当該構成は、例えば熱量情報が熱量時間帯記憶メモリ73に記憶されたとしても、その記憶された熱量情報が使用パターンの演算に使用されないようにするものであればよい。
実施の形態2.
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2では、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分又は相当部分については説明を簡略化または省略する。
実施の形態2の貯湯式給湯機は、実施の形態1の貯湯式給湯機100と同様の構成を備えている。但し、実施の形態2の貯湯式給湯機100では、制御部70は、当日の休平日の種別を手動で変更した場合に、この当日の利用熱量情報71及び熱量利用時間帯情報72を、変更後の休平日の種別を対応付けて熱量時間帯記憶メモリ73に記憶する。このような制御によれば、演算される各種別の使用パターンの精度が低下することを防ぐことができるので、電力料金が安価であり且つ湯切れを防ぐことが可能な次回以降の沸き上げスケジュール74を決定することができる。
実施の形態1及び2の貯湯式給湯機100が備える制御部70は、以下のように構成されてもよい。制御部の各機能は、処理回路により実現されてもよい。制御部の処理回路は、少なくとも1つのプロセッサと少なくとも1つのメモリとを備えてもよい。処理回路が少なくとも1つのプロセッサと少なくとも1つのメモリとを備える場合、制御部の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。ソフトウェア及びファームウェアの少なくとも一方は、プログラムとして記述されてもよい。ソフトウェア及びファームウェアの少なくとも一方は、少なくとも1つのメモリに格納されてもよい。少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのメモリに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、制御部の各機能を実現してもよい。少なくとも1つのメモリは、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク等を含んでもよい。
制御部の処理回路は、少なくとも1つの専用のハードウェアを備えてもよい。処理回路が少なくとも1つの専用のハードウェアを備える場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものでもよい。制御部の各部の機能がそれぞれ処理回路で実現されても良い。また、制御部の各部の機能がまとめて処理回路で実現されても良い。制御部の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、他の一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、制御部の各機能を実現してもよい。
1 貯湯タンクユニット、 10 貯湯タンク、 60 ヒートポンプユニット、 70 制御部、 71 利用熱量情報、 72 熱量利用時間帯情報、 73 熱量時間帯記憶メモリ、 74 沸き上げスケジュール、 100 貯湯式給湯機、 400 リモコン、 400a 表示部、 401 休平日設定ボタン、 402 カレンダー情報、 403 電力メニュー情報、 404 電力メニュー設定ボタン

Claims (8)

  1. 貯湯タンクと、
    水を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段で加熱された湯を前記貯湯タンクに蓄積する沸き上げ運転を制御する沸き上げ制御手段と、
    前記貯湯タンクから一日に出湯された熱量に関する情報である熱量情報を、予め設定された各日の種別に対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記熱量情報の過去の履歴に基づいて、前記種別毎の熱量の使用パターンをそれぞれ演算する演算手段と、を備え、
    前記沸き上げ制御手段は、前記使用パターンのうち、当日の前記種別に対応した前記使用パターンに基づいて前記沸き上げ運転を制御し、
    当日の前記種別の設定を使用者が任意に変更する変更手段と、
    前記変更手段によって当日の前記種別が途中で変更された場合に、その当日の前記熱量情報が前記演算手段による演算に使用されることを禁止する禁止手段と、
    を備え、
    当日における現在までに出湯された熱量の使用パターンがその当日の前記種別に対応した前記使用パターンと異なる場合に、当日の前記種別を自動で変更する手段をさらに備えることを特徴とする貯湯式給湯機。
  2. 貯湯タンクと、
    水を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段で加熱された湯を前記貯湯タンクに蓄積する沸き上げ運転を制御する沸き上げ制御手段と、
    前記貯湯タンクから一日に出湯された熱量に関する情報である熱量情報を、予め設定された各日の種別に対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記熱量情報の過去の履歴に基づいて、前記種別毎の熱量の使用パターンをそれぞれ演算する演算手段と、を備え、
    前記沸き上げ制御手段は、前記使用パターンのうち、当日の前記種別に対応した前記使用パターンに基づいて前記沸き上げ運転を制御し、
    当日の前記種別の設定を使用者が任意に変更する変更手段を備え、
    前記記憶手段は、前記変更手段によって当日の前記種別が途中で変更された場合に、その当日の前記熱量情報を変更後の前記種別に対応付けて記憶するように構成され
    当日における現在までに出湯された熱量の使用パターンがその当日の前記種別に対応した前記使用パターンと異なる場合に、当日の前記種別を自動で変更する手段をさらに備えることを特徴とする貯湯式給湯機。
  3. 前記記憶手段は、カレンダーの各日別に前記種別を設定したカレンダー情報を記憶していることを特徴とする請求項1又は2に記載の貯湯式給湯機。
  4. 前記演算手段は、前記熱量の過去の履歴の時間帯別の平均値を前記使用パターンとして演算するように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の貯湯式給湯機。
  5. 前記記憶手段は、前記貯湯タンクから一日に出湯された時間帯別の熱量を前記熱量情報として記憶することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の貯湯式給湯機。
  6. 電力料金に関する情報を含む電力メニュー情報を記憶する手段を更に備え、
    前記沸き上げ制御手段は、当日の前記種別に対応する前記使用パターン及び前記電力メニュー情報に基づいて沸き上げスケジュールを演算し、演算された沸き上げスケジュールに従い前記沸き上げ運転を実行するように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の貯湯式給湯機。
  7. 前記沸き上げ制御手段は、前記変更手段によって当日の前記種別が途中で変更された場合に、当日における前記種別の変更までに沸き上げた熱量と出湯された熱量、及び変更後の前記種別に対応した前記使用パターンに基づいて、前記沸き上げ運転を制御するように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の貯湯式給湯機。
  8. 前記種別に関する情報を表示する表示部を備えたリモコンを備えることを特徴とする請求項1から請求項の何れか1項に記載の貯湯式給湯機。
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