JP6700137B2 - 流量制御弁 - Google Patents
流量制御弁 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6700137B2 JP6700137B2 JP2016148477A JP2016148477A JP6700137B2 JP 6700137 B2 JP6700137 B2 JP 6700137B2 JP 2016148477 A JP2016148477 A JP 2016148477A JP 2016148477 A JP2016148477 A JP 2016148477A JP 6700137 B2 JP6700137 B2 JP 6700137B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- flow rate
- spool
- port
- rate adjusting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 127
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 claims description 75
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 17
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 24
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 17
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 17
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 13
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 4
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Sliding Valves (AREA)
- Fluid-Driven Valves (AREA)
- Multiple-Way Valves (AREA)
Description
まず、図1〜図7を参照して、第1実施形態による流量制御弁100について説明する。
第1実施形態による流量制御弁100は、昇降用油圧シリンダ(リフトシリンダ)などであって、各油室の受圧面積が異なる油圧機械に対する作動油の流量制御に好適に用いられる。以下では、一例として、フォークリフトの昇降用油圧シリンダ(リフトシリンダ)に流量制御弁100が接続され、シリンダを昇降させるための作動油の供給制御に流量制御弁100が用いられる例について説明する。
次に、図2〜図7を参照して、流量制御弁100の具体的な構成例について説明する。
図3に示すように、スプール2は、概略で円柱状の軸部材である。スプール2には、摺動面である外周面21と、各油路の間を連通状態に切り替えるための溝部22とが設けられている。溝部22は、スプール2の周方向に全周にわたって所定の深さで形成され、中立位置S0(図2参照)で供給ポートPおよび各排出ポートTの位置に対応して配置されている。溝部22は、スプール2の移動に伴ってポートAまたはポートBを供給ポートPまたは排出ポートTと連通させる油路を構成する。各溝部22の間の2つの外周面21は、それぞれ、中立位置S0でポートAおよびポートBを塞ぐように形成されている。スプール2の両端の外周面21は、パイロット室12とスプール室11との間を塞ぐよう設けられている。
図2に戻り、ボディ1は、スプール2の第1方向側(X2方向側)に配置され、第1方向へのスプール2の移動に伴って圧縮される第1付勢部30aと、スプール2の第2方向側(X1方向側)に配置され、第2方向へのスプール2の移動に伴って圧縮される第2付勢部30bと、を含む。ボディ1は、第1付勢部30aおよび第2付勢部30bの付勢力によって、スプール2を中立位置S0に保持する。これにより、流量制御弁100は、作動力が供給されない場合に中立状態(全閉状態)が維持される。また、第1付勢部30aおよび第2付勢部30bは、付勢力によって、作動力供給手段105から供給される作動力とスプール2の移動量とを対応付ける。入力される作動力が所定の閾値を越えると、スプール2は、ポート間に開口(第1開口41および第2開口42、または、第3開口43および第4開口44)が形成されてポート間を連通させる制御領域S2(図7参照)に到達する。制御領域S2では、スプール2の移動量の増大に伴って開口(第1開口41および第2開口42、または、第3開口43および第4開口44)の開口面積が増大することにより、作動油の流量がスプール2の移動量に比例する。
次に、第1実施形態による流量制御弁100の作用について、図8に示す比較例を用いて説明する。
図8に示す比較例のスプール80は、流量調整部83が、全て同一形状、同一寸法を有する左右対称形状となっている。すなわち、比較例では、各流量調整部83により形成される第1開口41〜第4開口44の各開口面積をA21〜A24とすると、各開口面積A21〜A24が、いずれも等しくなる場合の例を示している。この場合、図9に示すように、PB制御状態で、第1開口41の開口面積A21と第2開口42の開口面積A22とは一致する。同様に、PA制御状態で、第3開口43の開口面積A23と第4開口44の開口面積A24とは一致する。また、PA制御とPB制御とで、スプール2の単位移動量当たりの開口面積の変化量は等しい。
これに対して、第1実施形態の流量制御弁100では、図10に示すように、PB制御状態において、第1油室114に送られる作動油の流量に応じて第1開口41の開度(スプール移動量)が調節されると、第2開口42の開口面積A12は、第1開口41の開口面積A11よりも大きくなる(A11<A12、図4参照)。そのため、受圧面積の相違に起因して第1油室114への作動油の流量よりも第2油室115からの戻り油の流量が大きい場合でも、第2開口42に十分な開口面積が確保される。
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
上記第1実施形態では、スプール2の流量調整部23aと流量調整部23cとが、切欠の平面形状が互いに異なるように形成される例を示したが、図12および図13に示す第1変形例では、切欠の寸法が異なる。
第1実施形態の第1変形例では、上記のように、流量調整部223aと流量調整部223cとを、切欠の寸法(深さ寸法)が互いに異なるように形成する。このように、流量調整部223aと流量調整部223cとで、切欠の深さ寸法を異ならせることにより、開口面積A11、A13を異ならせる構成を容易に実現することができる。
上記第1実施形態および上記第1変形例では、スプール2の流量調整部23(223)を切欠により構成した例を示したが、図14および図15に示す第2変形例では、流量調整部323がテーパ部により構成されている。
第1実施形態の第2変形例では、上記のように、流量調整部323を、スプール2の外周面21の外径を減少させるように形成されたテーパ部とする。そして、流量調整部323aと流量調整部323cとを、テーパ部の傾斜角度が互いに異なるように形成する。これにより、流量調整部323aと流量調整部323cとで、テーパ部の傾斜角度を異ならせることにより、開口面積A11、A13を異ならせる構成を容易に実現することができる。
次に、図16および図17を参照して、本発明の第2実施形態による流量制御弁400について説明する。第2実施形態では、第1付勢部330aと、第2付勢部330bとで、ばね定数を等しくした上記第1実施形態とは異なり、第1付勢部330aと、第2付勢部330bとでばね定数を異ならせる例について説明する。なお、第2実施形態では、上記第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を用いるとともに説明を省略する。
第2実施形態では、上記第1実施形態と同様に、第1開口41の開口面積A11を、第2開口42の開口面積A12よりも小さくすることによって、供給側と戻り側とで作動油の流量が異なる場合でも、作動油の圧力が上昇するのを抑制することができる。
次に、図1および図18を参照して、本発明の第3実施形態による流量制御弁500(図1参照)について説明する。第3実施形態では、第1付勢部330aと、第2付勢部330bとでばね定数を異ならせた上記第2実施形態とは異なり、流量制御弁500に供給される作動力を異ならせることにより、PA制御時およびPB制御時の吐出流量を揃える例について説明する。なお、第3実施形態では、上記第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を用いるとともに説明を省略する。
第3実施形態では、上記第1実施形態と同様に、第1開口41の開口面積A11を、第2開口42の開口面積A12よりも小さくすることによって、供給側と戻り側とで作動油の流量が異なる場合でも、作動油の圧力が上昇するのを抑制することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
2、202、302、602 スプール
23、223、323、623 流量調整部
23a、223a、323a、623a 流量調整部(第1流量調整部)
23c、223c、323c、623c 流量調整部(第2流量調整部)
30a、330a、630a 第1付勢部
30b、330b、630b 第2付勢部
41 第1開口
42、642 第2開口
43 第3開口
44 第4開口
100、400、500、600 流量制御弁
106、506 コントローラ
A ポート(第2ポート)
B ポート(第1ポート)
P 供給ポート
T 排出ポート
Claims (9)
- 作動油が供給される供給ポートと、作動油が排出される排出ポートと、互いに択一的に作動油を流入または流出させる第1ポートおよび第2ポートとを含むボディと、
前記ボディ内に保持され、外部から供給される作動力により移動するスプールと、を備え、
前記スプールは、第1方向に移動することにより、前記第1ポートおよび前記供給ポートを連通させて作動油の吐出開口である第1開口を形成するとともに、前記第2ポートおよび前記排出ポートを連通させて戻り油の流入開口である第2開口を形成するように構成され、
前記スプールおよび前記ボディの少なくとも一方には、前記スプールの移動に伴って前記ボディとの間に開口を形成する際に、前記スプールの移動量に応じて開口面積を変化させる形状を有する流量調整部が形成され、
前記流量調整部により、前記第1開口の開口面積が、前記第2開口の開口面積よりも小さくなるように構成されている、流量制御弁。 - 前記流量調整部は、前記第2開口の開口面積よりも小さい開口面積で前記第1開口を形成する第1流量調整部を有する、請求項1に記載の流量制御弁。
- 前記第1ポートおよび前記第2ポートは、油圧シリンダにおける受圧面積が互いに異なる第1油室および第2油室にそれぞれ接続され、
前記第1油室および前記第2油室の各々の受圧面積の比に対応するように、前記第1開口および前記第2開口の各開口面積が設定されている、請求項1または2に記載の流量制御弁。 - 前記スプールは、第2方向に移動することにより、前記第2ポートおよび前記供給ポートを連通させて作動油の吐出開口である第3開口を形成するとともに、前記第1ポートおよび前記排出ポートを連通させて戻り油の流入開口である第4開口を形成するように構成され、
前記流量調整部により、前記第1方向への前記スプールの単位移動量当たりの前記第1開口の開口面積が、前記第2方向への前記スプールの単位移動量当たりの前記第3開口の開口面積よりも小さくなるように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の流量制御弁。 - 前記流量調整部は、前記第1開口を形成する第1流量調整部と、前記第1流量調整部とは異なる形状または寸法を有し、前記第3開口を形成する第2流量調整部とを含む、請求項4に記載の流量制御弁。
- 前記流量調整部は、前記スプールの外周面に設けられた切欠であり、前記第1流量調整部と前記第2流量調整部とは、切欠の平面形状または深さが互いに異なるように形成されている、請求項5に記載の流量制御弁。
- 前記流量調整部は、前記スプールの外周面の外径を減少させるように形成されたテーパ部であり、前記第1流量調整部と前記第2流量調整部とは、テーパ部の傾斜角度が互いに異なるように形成されている、請求項5に記載の流量制御弁。
- 前記ボディは、前記スプールの前記第1方向側に配置され、前記第1方向への前記スプールの移動に伴って圧縮される第1付勢部と、前記スプールの前記第2方向側に配置され、前記第2方向への前記スプールの移動に伴って圧縮される第2付勢部と、を含み、
前記第1付勢部のばね定数が、前記第2付勢部のばね定数よりも小さい、請求項4〜7のいずれか1項に記載の流量制御弁。 - 前記スプールに供給する作動力を制御するコントローラにより、前記第2方向への流量指令値に対する供給作動力の傾きよりも、前記第1方向への流量指令値に対する供給作動力の傾きが大きくなるように構成されている、請求項4〜7のいずれか1項に記載の流量制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016148477A JP6700137B2 (ja) | 2016-07-28 | 2016-07-28 | 流量制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016148477A JP6700137B2 (ja) | 2016-07-28 | 2016-07-28 | 流量制御弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018017334A JP2018017334A (ja) | 2018-02-01 |
JP6700137B2 true JP6700137B2 (ja) | 2020-05-27 |
Family
ID=61076131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016148477A Active JP6700137B2 (ja) | 2016-07-28 | 2016-07-28 | 流量制御弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6700137B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102108161B1 (ko) * | 2018-12-21 | 2020-05-07 | 주식회사 현대케피코 | 솔레노이드 밸브 |
CN112797188B (zh) * | 2021-01-29 | 2024-05-24 | 涌镇液压机械(上海)有限公司 | 比例换向阀的阀芯结构 |
CN113251174A (zh) * | 2021-05-27 | 2021-08-13 | 徐州重型机械有限公司 | 多路阀以及起重机 |
JP2023144499A (ja) * | 2022-03-28 | 2023-10-11 | 川崎重工業株式会社 | 方向制御弁 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5665264U (ja) * | 1979-10-24 | 1981-06-01 | ||
JPH04201616A (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-22 | Nissan Motor Co Ltd | 能動型サスペンション用圧力制御弁 |
JPH0560250A (ja) * | 1991-09-02 | 1993-03-09 | Nissan Motor Co Ltd | 圧力制御弁 |
DE4224469A1 (de) * | 1992-07-24 | 1994-01-27 | Bosch Gmbh Robert | Hydraulisches Wegeventil in Kolbenschieber-Bauweise |
JP2987279B2 (ja) * | 1992-10-29 | 1999-12-06 | 日立建機株式会社 | 油圧制御弁装置及び油圧駆動装置 |
JPH11280705A (ja) * | 1998-03-27 | 1999-10-15 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 油圧弁操作装置 |
JP3652519B2 (ja) * | 1998-09-01 | 2005-05-25 | 極東開発工業株式会社 | 荷役車両の荷受台昇降装置 |
-
2016
- 2016-07-28 JP JP2016148477A patent/JP6700137B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018017334A (ja) | 2018-02-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6700137B2 (ja) | 流量制御弁 | |
KR880002078B1 (ko) | 유체 제어밸브 장치 | |
US7175155B2 (en) | Control valve apparatus and pressure circuit | |
EP1270881A1 (en) | Variable lift actuator | |
US10895269B2 (en) | Double acting hydraulic pressure intensifier | |
US9222594B2 (en) | Directional valve equipped with pressure control | |
JP6067953B1 (ja) | 流量制御弁 | |
JPS60501171A (ja) | 制御弁およびそれを用いた液圧装置 | |
US11841084B2 (en) | Valve spool with flow force mitigation features | |
US8156960B2 (en) | Servo pressure control valve | |
US4293287A (en) | Reversing valve assembly for a fluid operated well pump | |
EP3553324B1 (en) | Valve and hydraulic system with the same | |
EP1961973B1 (en) | Actuator control device | |
JP2019056464A (ja) | 流量制御弁 | |
JP3457595B2 (ja) | 弁装置 | |
JP6119875B2 (ja) | 流量制御弁 | |
CN109538563B (zh) | 一种平衡阀 | |
JP7305099B2 (ja) | スプール方式の開閉弁 | |
JP2003269409A (ja) | 弁装置および流体圧回路 | |
US20180298922A1 (en) | Valve device | |
CN109058216B (zh) | 一种平衡阀 | |
CN108953262B (zh) | 可微动控制的液压阀、液压控制系统及工程机械 | |
JP4841369B2 (ja) | アクチュエータ制御装置 | |
JP7250004B2 (ja) | バルブアセンブリ | |
JP2806631B2 (ja) | 高速電磁弁装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190125 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191017 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191119 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200109 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200428 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200430 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6700137 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |