JP6690306B2 - キャッパ - Google Patents

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Description

本発明は、容器内に挿入される長尺部材を備えるキャップを容器に取り付けるキャッパに関する。
例えばディスペンサ付きのキャップを容器に取り付けるキャッピングでは、ディスペンサのポンプから垂下するチューブやパイプなどの長尺部材を容器内に挿入してキャッピングを行なう。例えば特許文献1には、径が細い軟質チューブが用いられたディスペンサ付きキャップを容器に取り付けるキャッパが開示され、特許文献2には、相対的に径が太く長尺のチューブが用いられたディスペンサ付きキャップを容器に取り付けるキャッパが開示されている。このようなキャッパでは、チューブに発生した反り等に対応するため、チューブの先端を容器に挿入するまで、チューブの先端をチューブグリッパで保持して容器の口元にまでガイドする(特許文献1参照)。
特許第3563598号公報 特開昭63−067291号公報
ところで太さや長さの異なるチューブを採用するキャップに対してキャッパを兼用したいと言う要請もある。特許文献1に開示されたキャッパでは、長さが異なるチューブに合わせてチューブグリッパの高さ調整する機構を設け、型換えに対応できるようにした構成が開示されている。しかし、チューブグリッパの開閉はカム機構を用いて制御され、特許文献1の構成では、チューブグリッパを開くタイミングを変更できない。そのため開閉のタイミングを変更する必要がある品種には対応できない。例えば、特許文献1に開示されるような径が細く、短い軟質チューブを備えた品種と、特許文献2に開示されるような径が太く、長いチューブを備えた品種でキャッパの兼用を考えると、特許文献1のチューブでは、より長い時間に亘りチューブをチューブグリッパでガイドする必要があるが、特許文献2のチューブでは、ガイドを必要とする時間は相対的に短く、逆にディスペンサのポンプとチューブとの接続部を構成する段部とチューブグリッパの干渉を防止するためにチューブグリッパをより早い段階で開く必要がある。品種に応じて開閉のタイミングの変更可能にするには、カム機構に替えてモータ等の駆動手段を用いることも考えられるが、複数のチューブグリッパ全てに同駆動手段を設ける必要があり、製造コストが大幅に増大する。
本発明は、容器内に挿入される長尺部材を備えるキャップを容器に取り付けるキャッパにおいて、低コストで長尺部材をガイドするタイミングを変更可能にすることを課題としている。
本発明のキャッパは、容器内に挿入される長尺部材を有するキャップを保持して容器に取り付けるキャッピングヘッドと、長尺部材をガイドするための一対のグリッパと、グリッパを開放方向および閉鎖方向に開閉移動するグリッパ開閉手段とを備え、長尺部材が容器の口部に挿入されるようにガイドして、容器にキャップを取り付けるキャッパにおいて、一対のグリッパは、グリッパ開閉手段によって開閉移動されるグリッパ部材とグリッパ部材に取り付けられて長尺部材をガイドするガイド部とを各々備える第1グリッパおよび第2グリッパから構成され、第1グリッパでは、ガイド部が開閉移動の方向に移動可能な状態でグリッパ部材に取り付けられるとともに、ガイド部をグリッパ部材の閉鎖方向に付勢する付勢部材が設けられ、第2グリッパでは、ガイド部がグリッパ部材に固定され、第1グリッパと第2グリッパのうちの何れか一方がグリッパ開閉手段に選択的に取り付け可能であり、グリッパ開閉手段は、第1グリッパおよび第2グリッパを共通のカム曲線によって開閉移動させるカム機構から構成され、前記第1グリッパが取り付けられた場合には、グリッパ部材を閉鎖方向に移動してガイド部同士を当接させた後も、さらにグリッパ部材を閉鎖方向へ移動させることを特徴としている。
本発明によれば、容器内に挿入される長尺部材を備えるキャップを容器に取り付けるキャッパにおいて、低コストで長尺部材をガイドするタイミングを変更可能にすることができる。
本発明の一実施形態であるキャッパの配置を示す平面図である。 本実施形態のキャッパスターホイールの側断面図である。 チューブグリッパのアームへの取り付け構造を説明する図である。 センターグリッパの拡大平面図である。 本実施形態のチューブグリッパの拡大平面図および拡大正面図である。 本実施形態のチューブグリッパおよびガイド部の開閉動作について説明する図である。 チューブグリッパの開閉状態とチューブグリッパ開閉用カムの関係を示す平面図である。 長尺部材の長さが相対的に長いキャップのキャッピングに用いられるチューブグリッパの拡大平面図である。 長尺部材の長さが相対的に短いキャップと長いキャップのキャッピング動作の違いを説明する図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態であるキャッパの配置を示す平面図である。
キャッパスターホイール10には、入口スターホイール12からキャップC(図3参照)と、キャップが装着される容器V(図3参照)が順次供給される。入口スターホイール12は、容器供給コンベヤ14から容器Vが順次供給される。また入口スターホイール12の上段には、キャップディスク12C(図3参照)が設けられ、キャップシュート16からその内側に長尺部材T(図3参照)が垂下されるキャップCが供給される。キャップCは、螺着式や打栓式でもよく、長尺部材Tとしては、例えば化粧品やシャンプーなどに用いられるディスペンサ用チューブやパイプ、あるいはスポイト付きキャップのスポイト、マスカラのブラシやタッチペイントのブラシなどが挙げられる。
キャップCおよび容器Vは、供給位置P1において入口スターホイール12からキャッパスターホイール10に受け渡される。キャッパスターホイール10は、後述するキャッピングを行った後、排出位置P2において出口スターホイール18へと受け渡される。出口スターホイール18に受け渡されたキャップCが装着された容器Vは、その後排出コンベヤ20へと更に受け渡され、下流の工程へと搬送される。なお図1に示される矢印は、各装置における容器Vおよび/またはキャップCの搬送方向を示す。
図2は、本実施形態のキャッパスターホイール10の側断面図である。なお、図2には、後述するキャップ保持機構のグリッパ開閉機構を構成する第1〜第3軸周りの構成が、図2(a)右側、図2(a)左側、図2(b)に示され、図2(b)には、図2(a)右側に対応する位置における第3軸周りの構成が示される。
キャッパスターホイール10は、周方向に配置される複数のキャッピングヘッド22と、各キャッピングヘッド22の下方に配置され、受け渡された各容器Vを保持するびん台24と、受け渡された各キャップCを各々、キャッピングヘッド22とびん台24の間で保持するキャップ保持機構26とを備える。キャッピングヘッド22、びん台24、キャップ保持機構26は、それぞれが同期した状態でホイール回転軸10Rの周りに回転される。
キャップ保持機構26は、キャップの長尺部材の根元を把持して、入口スターホイール12のキャップディスクからキャップを受け取り、キャップが少なくともキャップヘッド22により保持されるまでの間保持するセンターグリッパ28と、長尺部材の周囲を取り囲み、容器口元まで長尺部材の先端をガイドするガイド部30が取り付けられたチューブグリッパ32とを備える。センターグリッパ28は、右センターグリッパ片28Aと左センターグリッパ片28Bから構成され、チューブグリッパ32は、右チューブグリッパ片(グリッパ部材)32Aと左チューブグリッパ片(グリッパ部材)32Bから構成される。
前述したように、キャップ保持機構26は、鉛直に配置された第1軸34A(図2(a)右側)、第2軸34B(図2(a)左側)、第3軸34C(図2(b))を備え、第1〜第3軸34A〜34Cは、キャッパスターホイール10の回転方向に対してこの順で配置される。第1軸34Aは、チューブグリッパ開閉用のカムシャフトとして機能し、右チューブグリッパ片32Aを回動するギヤ36Aが取り付けられるとともに、右センターグリッパ片28Aを回動するギヤ38Aを回転自在に軸支する。第2軸34Bは、左センターグリッパ片28Bを回動するギヤ38Bを回転自在に軸支するとともに、左チューブグリッパ片32Bを回動するギヤ36Bを回転自在かつ昇降自在に軸支する。第3軸34Cは、センターグリッパ開閉用のカムシャフトとして機能し、ギヤ38Bと噛合されるギヤ40Cがその上端に取り付けられる。
まず、図2を参照して、センターグリッパ28の開閉機構について説明する。
第1軸34Aに回転自在に軸支されるギヤ38Aには、アーム42Aを介して右センターグリッパ片28Aが取り付けられる。ギヤ38Aには第2軸34Bに回転自在に軸支されるギヤ38Bが噛合され、アーム42Bを介して左センターグリッパ片28Bが取り付けられる。すなわち、第3軸34Cが回転されると、ギヤ40Cを介してギヤ38Bが回転され、ギヤ38Aがギヤ38Bとは逆向きに回転される。これによりアーム42A、42Bに取り付けられたセンターグリッパ28が開閉される。
第3軸34Cの回転は、第3軸34Cの上端のギヤ40Cに取り付けられたスプリング44と第3軸34Cの下端に設けられたセンターグリッパ開閉用カムフォロワ46によって行われる。すなわち図2(b)に示されるように、センターグリッパ開閉用カムフォロワ46は、スプリング44により第3軸34Cに与えられる回転付勢力(平面視で反時計方向)により、ホイール回転軸10Rの周囲に固定配置されるセンターグリッパ開閉用カム48に押接され、そのカム形状に応じて第3軸34Cは回転される。
次に、図2を参照してチューブグリッパ32の開閉機構について説明する。
図2(a)右側に示されるように、第1軸34Aの下端にはチューブグリッパ開閉用カムフォロワ50が設けられるとともに、その上端にはアーム51が取り付けられ、スプリング52により第1軸34Aに回転付勢力(平面視で反時計方向)が与えられる。チューブグリッパ開閉用カムフォロワ50は、スプリング52による回転付勢力により、ホイール回転軸10Rの周囲に固定配置されるチューブグリッパ開閉用カム54に押接され、そのカム形状に応じて第1軸34Aは回転される。
第1軸34Aは、第1昇降ユニット56および第2昇降ユニット58が挿通され、第1および第2昇降ユニット56、58は第1軸34Aに対してそれぞれ昇降自在とされる。ギヤ36Aおよびギヤ36Bは、互いに噛み合されるとともに第2昇降ユニット58に回転自在に保持され、ギヤ36Aはスプライン機構を介して第1軸34Aに昇降自在に取り付けられる。またギヤ36Aには、アーム60Aを介して右チューブグリッパ片32Aが取り付けられ、ギヤ36Bには、アーム60Bを介して左チューブグリッパ片32Bが取り付けられる。
すなわち、第1軸34Aがチューブグリッパ開閉用カム54の形状に沿って回転されると、スプライン機構を通してギヤ36Aが回転され、これに噛合するギヤ36Bが逆方向に回転されチューブグリッパ32が開閉される。
次に図2を参照して、チューブグリッパ32の昇降機構について説明する。
チューブグリッパ32は、第2昇降ユニット58に回転自在に保持されるギヤ36A、36Bが第2昇降ユニット58とともに一体的に移動することにより昇降される。また、第2昇降ユニット58の昇降は、第2昇降ユニット58に設けられた調整軸66を通して第1昇降ユニット56に対して規制可能である。
第1昇降ユニット56は、第1昇降ユニット56に設けられた第1昇降カムフォロワ56Cが、ホイール回転軸10Rの周囲に固定配置される第1昇降カム62の上を走行することにより昇降され、第2昇降ユニット58は、第2昇降ユニット58に設けられた第2昇降カムフォロワ58Cが、ホイール回転軸10Rの周囲に固定配置される第2昇降カム64の上を走行することにより昇降される。
また、第2昇降ユニット58は、調整軸66を介して第1昇降ユニット56に接続され、第1昇降ユニット56から離間可能な距離を所定距離以内に調整可能である。調整軸66は、第2昇降ユニット58から第1昇降ユニット56を挿通して鉛直上方に延出し、その先端にはストッパ68が設けられる。調整軸66の周囲には、第1昇降ユニット56側にスリーブ66Sが配置され、ストッパ68側にカラー66Cが配置される。すなわち、調整軸66の下方への移動は、カラー66Cとスリーブ66Sの接触により規制され、カラー66Cの長さを変えることにより第2昇降ユニット58が第1昇降ユニット56に対して下降できるストロークが調整可能である。
図2(a)右側の図では、カラー66Cがスリーブ66Sに接触しているため第2昇降ユニット58は、これ以上第1昇降ユニット56に対して下降できず、第1、第2昇降ユニット56、58は、第1昇降カム62に沿って一体的昇降し、第2昇降カムフォロワ58Cは第2昇降カム64から浮き上がる。なお、図3に示されるようにカラー66Cとスリーブ66Sの間に間隙Dが存在する場合は、間隙Dの分だけ第2昇降ユニット58は第1昇降ユニット56に対して下降することができる。すなわち、本実施形態のキャッパでは、カラー66Cの長さを変更することで、取り扱う製品に合わせてチューブグリッパ32の昇降幅を調整できる。
図3は、チューブグリッパ32のアーム60A、60Bへの取り付け構造を説明する図であり、図3(a)は側面図、図3(b)は、取り付け部の拡大背面図である。本実施形態のキャッパでは、取り扱う製品に合わせてチューブグリッパ32を変更するため、アーム60A、60Bにアタッチメント70A、70Bを介して右チューブグリッパ片32A、左チューブグリッパ片32Bを取り付ける。アーム60A、60Bにはそれぞれ、外側に向けて突出する平頭ピン61が上下2本ずつ設けられ、アタッチメント70A、70Bには、平頭ピン61に係合する穴71がそれぞれ設けられる。穴71は、それぞれ下方に平頭ピン61の頭部直径よりも径の大きい開口部が設けられ、これと連通する形で上方に平頭ピン61の頭部よりも径が狭い開口部が設けられる。すなわち、下側開口部を通して平頭ピン61の頭部を挿入し、アタッチメント70A、70Bを下にスライドさせて平頭ピン61を上側開口部に係合させることにより、アタッチメント70A、70Bをアーム60A、60Bに固定する。
図4は、センターグリッパ28の拡大平面図である。図4において、右センターグリッパ片28Aは閉じた状態が示され、左センターグリッパ片28Bは開いた状態が示される。図2を参照して説明したように、センターグリッパ28は、センターグリッパ開閉用カム48のカム形状に沿って開閉が行われる。
図5は、本実施形態のチューブグリッパ32の拡大平面図(図5(a))および拡大正面図(図5(b))である。図5において、右チューブグリッパ片32Aは閉じた状態が示され、左チューブグリッパ片32Bは開いた状態が示される。図2を参照して説明したように、チューブグリッパ32は、チューブグリッパ開閉用カム54のカム形状に沿って開閉が行われる。なお、図5のチューブグリッパ32は、後述するようにチューブなどの長尺部材Tの長さが、相対的に短いキャップCのキャッピングに用いられる。
右チューブグリッパ片32A、左チューブグリッパ片32Bの先端には、それぞれガイド部30(30A、30B)が取り付けられる。ガイド部30には、それぞれチューブグリッパ32の回転軸(すなわち、第1軸34Aおよび第2軸34Bの回転軸)を中心とする円弧状の開口部74が設けられ、開口部74には、右チューブグリッパ片32A、左チューブグリッパ片32Bに設けられた2本のピン部材76が挿通される。2本のピン部材76の間隔は、円弧状開口部74の弧長よりも狭く、ガイド部30は、右チューブグリッパ片32A、左チューブグリッパ片32Bに対してその回動方向に移動可能である。
右チューブグリッパ片32A、左チューブグリッパ片32Bの先端には、プッシャ78を挿通するプッシャ保持部80が設けられる。プッシャ保持部80に挿通されたプッシャ78は、その頭部78Hとプッシャ保持部80の間に付勢部材として例えばスプリング78Sが介装されプッシャ78の頭部78Hは、チューブグリッパ32の閉方向へ付勢される。また、ガイド部30A、30Bには、プッシャ78の頭部78Hが押接されるプッシャ受け82が設けられる。すなわち、ガイド部30A、30Bは、プッシャ78によりそれぞれ右チューブグリッパ片32A、左チューブグリッパ片32Bに対して閉方向へ付勢される。
次に図6の平面図を参照して、チューブグリッパ32およびガイド部30の開閉動作について説明する。図6(a)は、チューブグリッパ32が完全に開いた状態を示す。このときガイド部30は、プッシャ78によって閉方向に押し出され、各チューブグリッパ片32A、32Bにおいては、外側のピン部材76が円弧状開口部74の外側の端部にそれぞれ係合している。
図6(b)は、チューブグリッパ32が閉方向に移動され、ガイド部30A、30Bが当接された状態が示される。このときガイド部30A、30Bは、図6(a)と同様に、プッシャ78によって閉方向に押し出されており、各チューブグリッパ片32A、32Bにおいて、外側のピン部材76が円弧状開口部74の外側の端部にそれぞれ係合している。また、ガイド部30A、30Bが当接したことにより、長尺部材Tはその周囲をガイド部30A、30Bにより取り囲まれ、その位置が規制される。
図6(c)は、図6(b)の状態から更にチューブグリッパ32が閉方向に移動され、チューブグリッパ32が閉じられた状態が示される。このときプッシャ78のスプリング78Sが圧縮され、ガイド部30A、30Bは閉じた状態に維持される。すなわち、ガイド部30A、30Bは、チューブグリッパ片32A、32Bに対して円弧状開口部74に沿って移動され、各チューブグリッパ片32A、32Bにおいては、内側のピン部材76が円弧状開口部74の内側の端部にそれぞれ係合する。
なお、チューブグリッパ32が開かれるときには、この逆の動きをし、ガイド部30は、チューブグリッパ32が開かれても、各チューブグリッパ片32A、32Bにおいて、外側のピン部材76が円弧状開口部74の外側の端部にそれぞれ係合するまでの間、閉じられた状態に維持される。
図7は、チューブグリッパ32の開閉状態とチューブグリッパ開閉用カム54の関係を示す平面図である。図7に示されるように、チューブグリッパ32は、チューブグリッパ開閉用カムフォロワ50が、チューブグリッパ開閉用カム54のカム面に沿って移動するにしたがって開閉される。
図8は、チューブなどの長尺部材Tの長さが、相対的に長いキャップCのキャッピングに用いられるチューブグリッパ84の拡大平面図である。図8において、右チューブグリッパ片は閉じた状態が示され、左チューブグリッパ片は開いた状態および閉じられた状態が示される。なお、チューブグリッパの開閉は、図5に示したチューブグリッパ32と同様に、チューブグリッパ開閉用カム54のカム形状に沿って行われる。
図8に示されるように、チューブグリッパ84(84A、84B)では、ガイド部86(86A、86B)を相対的に移動させるための可動機構を備えない。すなわち、ガイド部86は、例えばボルトなどでチューブグリッパ84の先端に取り付けられ、ガイド部86の開閉のタイミングは、チューブグリッパ84の開閉のタイミングに一致する。
図9は、チューブグリッパ32を用いて長尺部材Tの長さが相対的に短いキャップCのキャッピングを行うときの動作(図9上段)と、チューブグリッパ84を用いて長尺部材Tの長さが相対的に長いキャップCのキャッピングを行うときの動作(図9下段)の違いを説明するための図である。
なお、図9下段に示される長尺部材Tが相対的に長いキャップCには、段部S(先端側の小径部と根元側の大径部との接続部)が存在し、チューブグリッパ開閉用カム54のカム曲線は、段部Sとチューブグリッパ84が干渉することなく開くように設定されている。そのため従来のチューブグリッパにおいて相対的に短い長尺部材Tに対してチューブグリッパ開閉用カム54を共用しようとすると、相対的に短い長尺部材Tの容器口部へのガイドが終了する前にチューブグリッパが開いてしまい、チューブグリッパの閉鎖時間が不足するという問題が発生する。
本実施形態では、相対的に短い長尺部材Tに対して可動式のガイド部30が設けられたチューブグリッパ32を使用することで、相対的に長い長尺部材Tに合わせたチューブグリッパ開閉用カム54を使用しても、図9に示されるように、長尺部材Tがガイド部30から開放されるタイミングを遅らせることができ、適正な期間に亘り相対的に短い長尺部材Tを容器口部までガイドすることができる。なお、相対的に短い長尺部材Tを備えるキャップCをキャッピングする際には、チューブグリッパ32の下降ストロークを、相対的に長い長尺部材Tを備えるキャップCをキャッピングするときのチューブグリッパ84の下降ストロークよりも大きくするために、カラー66Cを図3のように相対的に短いものに交換する。
図9には、センターグリッパ28、ガイド部30、ガイド部86の状態(開閉状態および高さ)が時系列に沿って(イ)〜(ヲ)の順で示される。
図9(イ)、(ロ)では、キャップCが何れも入口スターホイール12のキャップディスク12Cの上に載置されており、キャッピングヘッド22は上方にある。(イ)でセンターグリッパ28の閉動作が開始され、(ロ)において、センターグリッパ28により長尺部材Tの根元部が把持され、キャップCがキャップディスク12Cから取り出される。(ロ)〜(ハ)においてガイド部30およびガイド部86が閉じられ長尺部材Tが左右のガイド部により取り囲まれる。なお、このとき図5を参照して説明したように、ガイド部30は、ガイド部86より早く閉じられるが、ガイド部30のチューブグリッパ32に対する可動機構により、チューブグリッパ32、84の動作は同一チューブグリッパ開閉用カム54のカム面に沿って行われても問題が発生しない。
(ニ)においては、キャッピングヘッド22が下降してキャップCが保持される。また、下段のチューブグリッパ84、すなわちガイド部86の下降が開始される。なお、上段と下段のガイド部30、86の下降タイミングの違いは、図2、3に示されるカラー66Cの長さにより調整される。
(ホ)において、センターグリッパ28が開き始め、下段においては、ガイド部86が長尺部材Tの先端にまで移動する。センターグリッパ28の開動作は、(へ)において完了し、キャッピングヘッド22の下降が行われるとともに、上段においては、ガイド部30の下降動作が開始される。
下段においては、(ト)において、長尺部材Tの先端が容器Vの口部へ挿入され、(チ)において長尺部材Tの付け根部の段部がガイド部86近くまで下降する。しかし上段においては、長尺部材Tの先端が容器Vの口部にまだ達していない状態となる。チューブグリッパ32、84は、(チ)の段階で開動作を開始し、これにより下段のガイド部86は直ちに開き始め段部との接触を防止する。
(リ)では、下段のガイド部86がチューブグリッパ84の開動作に連動して開かれ、段部との接触が防止され、その一方、上段のガイド部30がチューブグリッパ32に設けられた可動機構により閉じた状態に維持される状態が示されるとともに、長尺部材Tの先端が容器Vの口部に到達する。
上段では(ヌ)において、ガイド部30の開動作が開始される。そして上下段ともに(ル)においてチューブグリッパ32、84が完全に開き、(ヲ)においてキャッピングヘッド22により、上下段ともにキャップCが容器Vに装着される。
以上のように、本実施形態によれば、チューブグリッパの先端に付勢手段により閉方向に付勢される可動ガイド部を設けることにより、チューブグリッパ開閉用カムを変更しなくとも、長尺部材をガイド部で取り囲みガイドする期間を長くすることができ、極めて簡略な構成で長尺部材をガイドするタイミングを変更できる。なお、ガイド部の開動作を遅延する期間は、ガイド部に設けられる円弧状開口部の長さ、あるいはピン部材の位置を変更することにより調整される。
10 キャッパスターホイール
22 キャッピングヘッド
30(30A、30B)、86(86A、86B) ガイド部
32(32A、32B)、84(84A、84B) チューブグリッパ
50 チューブグリッパ開閉用カムフォロワ
52 スプリング
54 チューブグリッパ開閉用カム
74 円弧状開口部
76 ピン部材
78 プッシャ
78S スプリング(付勢部材)
80 プッシャ保持部
82 プッシャ受け
C キャップ
T 長尺部材
V 容器

Claims (1)

  1. 容器内に挿入される長尺部材を有するキャップを保持して容器に取り付けるキャッピングヘッドと、
    前記長尺部材をガイドするための一対のグリッパと、
    前記グリッパを開放方向および閉鎖方向に開閉移動するグリッパ開閉手段とを備え、
    前記長尺部材が前記容器の口部に挿入されるようにガイドして、前記容器に前記キャップを取り付けるキャッパにおいて、
    前記一対のグリッパは、前記グリッパ開閉手段によって開閉移動されるグリッパ部材と、前記グリッパ部材に取り付けられて前記長尺部材をガイドするガイド部とを各々備える第1グリッパおよび第2グリッパから構成され、
    前記第1グリッパでは、前記ガイド部が前記開閉移動の方向に移動可能な状態で前記グリッパ部材に取り付けられるとともに、前記ガイド部を前記グリッパ部材の閉鎖方向に付勢する付勢部材が設けられ、
    前記第2グリッパでは、前記ガイド部が前記グリッパ部材に固定され、
    前記第1グリッパと前記第2グリッパのうちの何れか一方が前記グリッパ開閉手段に選択的に取り付け可能であり、
    前記グリッパ開閉手段は、前記第1グリッパおよび前記第2グリッパを共通のカム曲線によって開閉移動させるカム機構から構成され、前記第1グリッパが取り付けられた場合には、前記グリッパ部材を閉鎖方向に移動して前記ガイド部同士を当接させた後も、さらに前記グリッパ部材を前記閉鎖方向へ移動させる
    ことを特徴とするキャッパ。
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