JP6660670B2 - ジチオン酸含有水の処理方法及び処理装置 - Google Patents

ジチオン酸含有水の処理方法及び処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、ジチオン酸含有水の処理方法及び処理装置の技術に関する。
石炭火力発電では、石炭を燃焼して発生する排ガスを浄化するための脱硫設備が設置され、水酸化カルシウムや水酸化マグネシウムを溶解させた水により、ガス中の硫黄分や集塵機で除去しきれなかったばい塵等が除去される。硫黄分やばい塵を吸収した水は適宜脱硫設備から脱硫排水として排出され、排水基準以下にまで処理されて海洋等に放流される。この脱硫排水には、排水基準項目である化学的酸素要求量(COD)の要因となるジチオン酸イオン(S 2−)が含有されることも多く、このジチオン酸イオンの含有濃度が高いと、排水のCODMnも高くなるため、排水基準を満たせなくなる場合がある。そのため、脱硫排水等のジチオン酸イオン含有水からジチオン酸イオンを処理することが重要となる。
ジチオン酸イオンは、常温下での酸化反応ではほとんど分解しない物質である。そのため、例えば、特許文献1には、脱硫排水を弱塩基性陰イオン交換樹脂などに通水して、ジチオン酸イオンを吸着させ、そのイオン交換樹脂の再生時に得られる樹脂再生排水(ジチオン酸イオン濃縮液)を硫酸酸性下で長時間(8時間以上)90℃以上に加熱して、亜硫酸イオン(SO 2−)へと分解した後、さらに亜硫酸イオンを曝気して、CODには影響しない硫酸イオンにまで酸化するという処理方法が提案されている。
また、特許文献2には、トリメチルセチルアンモニウムブロミドなどの芳香族第四級アンモニウム塩を用いてジチオン酸を不溶化する方法が開示されている。
特開昭53−125966号公報 特開平7−195085号公報
しかし、特許文献1の方法では、高温・強酸性下に耐えられる反応器が必要であるとともに、スチーム等の熱源も必要になるため、設備費及びランニングコストが大きいという問題がある。また、特許文献2の方法では、処理水に窒素化合物である第四級アンモニウム塩が残存しその処理が困難であること、芳香族第四級アンモニウム塩の界面活性作用で処理水が発泡すること、芳香族第四級アンモニウム塩が高価であること等の問題があり、排水処理のような大規模の水処理への適用は困難である。
そこで、本発明の目的は、ジチオン酸イオン含有水からジチオン酸イオンを効率的に処理することが可能なジチオン酸イオン含有水の処理方法及び処理装置を提供することにある。
本発明のジチオン酸イオン含有水の処理方法は、ジチオン酸イオン含有水と、鉄化合物及びアルミニウム化合物のうちの少なくともいずれか一方と、カルシウム化合物と、硫酸とを混合し、アルカリ性条件下で、ジチオン酸イオンを不溶化物として析出させる不溶化処理工程と、前記混合液から、前記不溶化物を固液分離する固液分離工程と、を含むものである。
また、前記ジチオン酸イオン含有水の処理方法において、前記不溶化処理工程では、pH11.2〜13.0の範囲で、前記ジチオン酸イオンを前記不溶化物として析出させることが好ましい。
また、前記ジチオン酸イオン含有水の処理方法において、前記固液分離工程では、前記混合液を脱水することにより、前記混合液から前記不溶化物を固液分離することが好ましい。
また、前記ジチオン酸イオン含有水の処理方法において、前記ジチオン酸イオン含有水は、ジチオン酸イオンを吸着した陰イオン交換樹脂の再生排水であることが好ましい。
また、本発明のジチオン酸イオン含有水の処理装置は、ジチオン酸イオン含有水に鉄化合物及びアルミニウム化合物のうちの少なくともいずれか一方と、カルシウム化合物と、硫酸とを添加する薬品添加装置を有し、ジチオン酸イオン含有水と、鉄化合物及びアルミニウム化合物のうちの少なくともいずれか一方と、カルシウム化合物と、硫酸とを混合し、アルカリ性条件下で、ジチオン酸イオンを不溶化物として析出させる不溶化処理手段と、前記混合液から、前記不溶化物を固液分離する固液分離手段と、を含むものである。
また、前記ジチオン酸イオン含有水の処理装置において、前記不溶化処理手段では、pH11.2〜13.0の範囲で、前記ジチオン酸イオンを前記不溶化物として析出させることが好ましい。
また、前記ジチオン酸イオン含有水の処理装置において、前記固液分離手段は、前記混合液を脱水し、前記混合液から前記不溶化物を固液分離する脱水処理装置であることが好ましい。
また、前記ジチオン酸イオン含有水の処理装置において、前記ジチオン酸イオン含有水は、ジチオン酸イオンを吸着した陰イオン交換樹脂の再生排水であることが好ましい。
本発明によれば、ジチオン酸イオン含有水からジチオン酸イオンを効率的に処理することが可能なジチオン酸イオン含有水の処理方法及び処理装置を提供することができる。
本実施形態に係るジチオン酸イオン含有水の処理装置の構成の一例を示す模式図である。 本実施形態に係るジチオン酸イオン含有水の処理装置の構成の他の一例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、本実施形態は本発明を実施する一例であって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係るジチオン酸イオン含有水の処理装置の構成の一例を示す模式図である。図1に示すジチオン酸イオン含有水の処理装置1は、不溶化処理装置10と、脱水装置12と、を備えている。図1に示す不溶化処理装置10は、反応槽14と、薬品添加装置(26,28,30,32)と、を備える。
図1に示す反応槽14は、反応槽14内のpHを検出するpH計16、反応槽14内の溶液を撹拌する撹拌機18を備えている。反応槽14の原水入口には、ジチオン酸イオン含有水が流入する原水流入ライン20が接続されている。また、反応槽14の処理水出口には、反応槽14の底部から、不溶化物を含む処理水を排出する不溶化物/処理水排出ライン22が接続されている。不溶化物/処理水排出ライン22には、処理水引き抜き用のポンプ24が設置され、ポンプ24を介して脱水装置12に接続されている。
図1に示す薬品添加装置は、鉄化合物/アルミニウム化合物添加手段としての鉄化合物/アルミニウム化合物添加ライン26、カルシウム化合物添加手段としてのカルシウム化合物添加ライン28、アルカリ剤添加手段としてのアルカリ剤添加ライン30、硫酸添加手段としての硫酸添加ライン32を備えている。鉄化合物/アルミニウム化合物添加ライン26は、ジチオン酸イオン含有水に、鉄化合物を添加する鉄化合物ライン、アルミニウム化合物を添加するアルミニウム化合物添加ラインのうち少なくともいずれか一方から構成されるものであればよい。
鉄化合物/アルミニウム化合物添加ライン26、カルシウム化合物添加ライン28、アルカリ剤添加ライン30、硫酸添加ライン32はそれぞれ反応槽14に接続され、各ラインからそれぞれの薬品が反応槽14に添加されるようになっている。カルシウム化合物添加ライン28に送液するカルシウム化合物として水酸化カルシウムを用いる場合には、アルカリ剤添加ライン30を必ずしも設置する必要はない。なお、各ラインには、それぞれの薬品を収容するタンクや、薬品の流量や添加量を調整するためのバルブやポンプ等が設置されていてもよい。
脱水装置12は、反応槽14から引き抜かれた不溶化物を含む処理水を脱水して、不溶化物を含むケーキと処理水とに分離する固液分離装置として機能する。脱水装置12の排出口には、処理水排出ライン34が接続されている。脱水装置12は、例えば、フィルタープレス型脱水装置、スクリュープレス型脱水装置、ベルトプレス型脱水装置、遠心脱水装置、多重円盤型脱水装置等が挙げられる。
次に、図1に示すジチオン酸イオン含有水の処理装置1の動作の一例を説明する。
本実施形態の処理対象であるジチオン酸イオン含有水は、ジチオン酸イオンを含有する水であれば特に制限されるものではないが、例えば、石炭火力発電所等から排出される脱硫排水等が挙げられる。また、脱硫排水等のジチオン酸イオン含有水を、ジチオン酸イオン吸着可能な陰イオン交換樹脂に通水し、ジチオン酸イオンを吸着させた後、その陰イオン交換樹脂の再生時に得られる樹脂再生排水を用いてもよい。
まず、ジチオン酸イオン含有水が原水流入ライン20を通して反応槽14に供給される。次いで、鉄化合物/アルミニウム化合物添加ライン26に、鉄化合物やアルミニウム化合物が送液され、反応槽14に供給される。これらは、反応槽14内で、撹拌機18により、混合される。
次に、カルシウム化合物添加ライン28に、カルシウム化合物が送液され、反応槽14に供給される。反応槽14内では、ジチオン酸イオン含有水、鉄化合物やアルミニウム化合物、カルシウム化合物が、撹拌機18により混合される。この際、混合液のpHがアルカリ性となるように、好ましくはpH11.2以上となるように、アルカリ剤添加ライン30から反応槽14にアルカリ剤が供給される。但し、カルシウム化合物として、水酸化カルシウムを用いる場合には、混合液のpHがアルカリ性となるように、好ましくはpH11.2以上となるように、反応槽14にカルシウム化合物が供給されればよい。そして、反応槽14内の混合液が、アルカリ性条件下で、所定時間撹拌されることで、ジチオン酸イオンは不溶化物として析出される。ジチオン酸イオンの不溶化反応メカニズムは明らかでないが、混合液のpHがアルカリ性となると、ジチオン酸イオンと、鉄イオンやアルミニウムイオンと、カルシウムイオンとが結合して、不溶化すると考えられる。また、硫酸添加ライン32から反応槽14内に、硫酸又は硫酸塩を供給することが好ましい。反応槽14内に硫酸又は硫酸塩が供給されることで形成される硫酸カルシウムの存在により、ジチオン酸イオンの不溶化率を向上させること、また、得られる不溶化物の脱水率を向上させる等が可能となる。
次に、反応槽14内の不溶化物を含む混合液は、反応槽14底部からポンプ24により引き抜かれ、不溶化物/処理水排出ライン22を通して脱水装置12に供給される。脱水装置12では、混合液が脱水され、脱水装置12内には、不溶化物の脱水ケーキが残り、脱水された水分(分離水)は処理水として、処理水排出ライン34から系外へ排出される。
脱水装置12から排出される処理水を海洋等に放流する場合等には、例えば、処理水を中和して放流する。また、処理水中に、溶存アルミニウムや鉄等が多く含まれる場合等には、例えば、それらが不溶化するpH域にpH調整して、不溶化させた後、固液分離処理を行い、その後、処理水を中和して放流することが好ましい。また、処理水中に、溶存アルミニウムや鉄等が多く含まれる場合等には、例えば、他の排水の凝集沈殿処理のため、他の排水に当該処理水を添加しても良い。また、脱水装置12により得られた脱水ケーキは、例えば、ケーキホッパー等に貯留され、その後産廃処分される。
本実施形態の処理方法によれば、従来の硫酸酸性加熱分解法のように、ジチオン酸含有水を90℃といった高温にまで加熱することなく、ジチオン酸イオン含有水からジチオン酸イオンを効率的に除去し、処理水のCODを低減することができる。また、高温・強酸性に対応した反応器が不要となるため、設備費の低減が可能となるとともに、熱源を使用しないことにより、ランニングコストの低減も可能となる。また、芳香族四級アンモニウム塩などの窒素化合物を高濃度で含有する薬品を使用しなくても処理が可能となるため、後段に、処理水中の窒素化合物を処理する装置を設置しなくてもよい。
図2は、本実施形態に係るジチオン酸含有水の処理装置の構成の他の一例を示す模式図である。図2に示すジチオン酸含有水の処理装置2において、図1に示すジチオン酸含有水の処理装置1と同様の構成については同一の符号を付している。図2に示すジチオン酸含有水の処理装置2は、不溶化処理装置11と、固液分離装置13と、を備えている。不溶化処理装置11は、第1反応槽15と、第2反応槽17と、薬品添加装置(26,28,30,32)と、を備える。また、固液分離装置13は、固液分離槽19と、脱水装置12と、を備えている。
図2に示す第1及び第2反応槽(15,17)は、各槽内の溶液を撹拌する撹拌機18を備えている。また、第2反応槽17は、槽内のpHを検出するpH計16を備えている。第1反応槽15の原水入口には、ジチオン酸イオン含有水が流入する原水流入ライン20aが接続されている。また、第1反応槽15と第2反応槽17との間、第2反応槽17と固液分離槽19との間には、処理水流入ライン20b,20cが設置されている。
図2に示す薬品添加装置は、鉄化合物/アルミニウム化合物添加手段としての鉄化合物/アルミニウム化合物添加ライン26、カルシウム化合物添加手段としてのカルシウム化合物添加ライン28、アルカリ剤添加手段としてのアルカリ剤添加ライン30、硫酸添加手段としての硫酸添加ライン32を備えている。鉄化合物/アルミニウム化合物添加ライン26は、ジチオン酸イオン含有水に、鉄化合物を添加する鉄化合物ライン、アルミニウム化合物を添加するアルミニウム化合物添加ラインのうち少なくともいずれか一方から構成されるものであればよい。
鉄化合物/アルミニウム化合物添加ライン26、硫酸添加ライン32はそれぞれ第1反応槽15に接続され、各薬品が第1反応槽15に供給されるようになっている。また、カルシウム化合物添加ライン28、アルカリ剤添加ライン30はそれぞれ第2反応槽17に接続され、各薬品が第2反応槽17に供給されるようになっている。カルシウム化合物添加ライン28に送液するカルシウム化合物として水酸化カルシウムを用いる場合には、アルカリ剤添加ライン30を必ずしも設置する必要はない。各ラインは、第1反応槽15、第2反応槽17のいずれに接続されてもよいが、カルシウム化合物として水酸化カルシウムを用いる場合には、カルシウム化合物添加ライン28は第2反応槽17に接続されることが好ましい。粉末又はスラリーとして供給される水酸化カルシウムを第2反応槽17に供給することで、水酸化カルシウムの凝集が抑制され、効率的にジチオン酸イオンを不溶化させることが可能となる。なお、各ラインには、それぞれの薬品を収容するタンクや、薬品の流量や添加量を調整するためのバルブやポンプ等が設置されていてもよい。
固液分離槽19は、混合液から不溶化物を固液分離することができるものであれば特に制限されるものではなく、例えば、沈殿槽、自然浮上分離槽、加圧浮上分離槽等が挙げられる。固液分離槽19の処理水出口には、処理水排出ライン21が接続され、固液分離槽19の汚泥出口には、汚泥排出ライン23が接続されている。汚泥排出ライン23には、汚泥引き抜き用のポンプ25が設置され、汚泥排出ライン23はポンプ25を介して脱水装置12に接続されている。脱水装置12は、固液分離槽19から引き抜かれた不溶化物を含む汚泥を脱水して、不溶化物を含むケーキと処理水とに分離するものである。
次に、図2に示すジチオン酸イオン含有水の処理装置2の動作の一例を説明する。
まず、ジチオン酸イオン含有水が原水流入ライン20aを通して第1反応槽15に供給される。次いで、鉄化合物/アルミニウム化合物添加ライン26に、鉄化合物やアルミニウム化合物が送液され、第1反応槽15に供給される。また、硫酸添加ライン32に硫酸や硫酸塩が送液され、第1反応槽15に供給される。これらは、第1反応槽15内に設置された撹拌機18により、所定時間混合された後、処理水流入ライン20bから第2反応槽17に供給される。次に、カルシウム化合物添加ライン28に、カルシウム化合物が送液され、第2反応槽17に供給される。第1反応槽15から供給された混合液とカルシウム化合物とが、第2反応槽17内に設置された撹拌機18により、所定時間混合される。この際、混合液のpHがアルカリ性となるように、好ましくはpH11.2以上となるように、アルカリ剤添加ライン30から第2反応槽17にアルカリ剤が供給される。但し、カルシウム化合物として、水酸化カルシウムを用いる場合には、混合液のpHがアルカリ性となるように、好ましくはpH11.2以上となるように、カルシウム化合物添加ライン28から第2反応槽17にカルシウム化合物が供給されればよい。そして、第2反応槽17内の混合液が、アルカリ性条件下で、所定時間撹拌されることで、前述したようにジチオン酸イオンが不溶化物として析出される。
第2反応槽17内の不溶化物を含む混合液は、処理水流入ライン20cから固液分離槽19に供給される。図2に示す固液分離槽19では、不溶化物が槽底部に堆積し、上澄み液が処理水として処理水排出ライン21から系外へ排出される。不溶化物は、固液分離槽19底部からポンプ25により引き抜かれ、汚泥排出ライン23を通して脱水装置12に供給される。脱水装置12では、不溶化物が脱水され、脱水装置12内には、不溶化物の脱水ケーキが残り、脱水された水分は、処理水として脱水装置12から処理水排出ライン34を通して系外へ排出される。
固液分離槽19及び脱水装置12から排出される処理水を海洋等に放流する場合等には、例えば、処理水を中和して放流する。また、処理水中に、溶存アルミニウムや鉄等が多く含まれる場合等には、例えば、それらが不溶化するpH域にpH調整して、不溶化させた後、固液分離処理を行い、その後、処理水を中和して放流することが好ましい。また、処理水中に、溶存アルミニウムや鉄等が多く含まれる場合等には、例えば、他の排水の凝集沈殿処理のために、他の排水に当該処理水を添加しても良い。また、脱水装置12により得られた脱水ケーキは、例えば、ケーキホッパー等に貯留され、その後産廃処分される。
ジチオン酸イオン含有水の処理方法は、図1に示す装置のようなバッチ式でも、図2に示すような連続式でもいずれもでもよいが、不溶化物の生成量が多く、不溶化後の処理水を直接脱水するような場合には、図1に示すバッチ式の処理装置1が好ましく、不溶化物の生成量が少ない場合には、図2に示す連続式の処理装置2が好ましい。ジチオン酸イオンを不溶化させる反応時間は、特に制限されるものではないが、30分以上とすることが好ましい。
本実施形態において、ジチオン酸イオンを不溶化物として析出させるアルカリ条件とは、pH8以上であるが、ジチオン酸イオンを効率的に不溶化させることができる点で、11.2〜13.0の範囲であることが好ましい。ジチオン酸イオンの不溶化反応の際のpHを11.2以上とすることで、pH11.2未満の場合と比較して、より効率的にジチオン酸イオンを除去することが可能となる。また、ジチオン酸イオンの不溶化反応の際のpHを13.0以下とすることで、pH13.0超の場合と比較して、より効率的にジチオン酸イオンを除去することが可能となると共に、処理水を放流する際の中和工程で必要な酸剤の使用量を低減することが可能となる。ジチオン酸イオンの不溶化反応の際のpH調整は、例えば、pH計16によって、ジチオン酸イオン、鉄化合物やアルミニウム化合物、カルシウム化合物の混合液のpHを計測しながら、混合液のpHがアルカリ性、好ましくはpH11.2以上となるように、アルカリ剤(又はカルシウム化合物である水酸化カルシウム)を添加することにより行われる。
本実施形態の処理対象となるジチオン酸イオン含有水は、ジチオン酸イオンを吸着した弱塩基性陰イオン交換樹脂などのイオン交換樹脂から得られる再生排水を用いることが好ましい。再生排水には、イオン交換樹脂の再生に使用されるアルカリ剤以外の夾雑物(懸濁物質)がほとんど含まれない。したがって、ジチオン酸イオンと鉄化合物(またはアルミニウム化合物)とカルシウム化合物との反応を阻害するものが少ないため、反応に必要な薬品量、不溶化物生成量、脱水ケーキ発生量等を削減することが可能となる。なお、弱塩基性陰イオン交換樹脂等のイオン交換樹脂の樹脂再生は、通常水酸化ナトリウム溶液で行われるため、再生排水はアルカリ性となる。したがって、再生排水を用いることで、アルカリ性条件下で行うジチオン酸イオンの不溶化反応の際に必要なアルカリ剤の使用量を削減することが可能となる。
本実施形態で使用する鉄化合物は、ジチオン酸イオンを効率的に不溶化させる点で、塩化第二鉄溶液または硫酸第二鉄溶液等の第二鉄塩溶液等が好ましく、撹拌されているジチオン酸イオン含有水に添加されることが望ましい。
本実施形態で使用するアルミニウム化合物は、塩化アルミニウム溶液、ポリ塩化アルミニウム溶液または硫酸アルミニウム溶液等のアルミニウム塩等が好ましく、撹拌されているジチオン酸イオン含有水に添加されることが望ましい。
鉄化合物またはアルミニウム化合物の添加量は、ジチオン酸イオン含有水のジチオン酸イオン濃度(モル濃度)に対し、鉄またはアルミニウムのモル比が0.9倍以上となる量とすることが好ましく、1.3倍以上となる量とすることがより好ましい。ジチオン酸イオン含有水のジチオン酸イオン濃度(モル濃度)に対し、鉄またはアルミニウムのモル比が0.9倍未満となると、ジチオン酸イオンの除去率が低下する場合がある。なお、鉄またはアルミニウムのモル比で3倍超となると、汚泥の増大、薬品費増大などに繋がる場合がある。
本実施形態で使用するカルシウム化合物は、水酸化カルシウム(消石灰)、塩化カルシウム、硫酸カルシウム等が挙げられるが、これらの中では、アルカリ剤としても機能する水酸化カルシウムが好ましい。カルシウム化合物は、ジチオン酸イオン含有水に固体として添加しても良いし、懸濁液として添加しても良い。カルシウム化合物は、ジチオン酸イオン含有水のジチオン酸イオンのモル量に対し、等量以上のカルシウム量となる量を添加することが望ましい。水酸化カルシウムをアルカリ剤として用いる場合には、さらに、ジチオン酸イオンの不溶化後のpHがアルカリ性、好ましくは11.2以上となるように添加されることが望ましい。不溶化後のpHが中性又は酸性であると、固液分離工程等で、ジチオン酸イオンの再溶解が引き起こされる場合がある。
本実施形態では、ジチオン酸イオンの除去率向上、不溶化物の脱水性向上等の点で、ジチオン酸含有水に硫酸や、硫酸カルシウム等の硫酸塩を添加することが好ましい。脱硫設備等で硫酸カルシウム等の硫酸塩が副製されている場合には、その固体、または懸濁液をジチオン酸イオン含有水に添加してもよい。硫酸や硫酸塩を添加することにより、カルシウム化合物と反応し、硫酸カルシウムの不溶物が形成されるが、その不溶物が多量に存在する反応条件においては、カルシウムと鉄/アルミニウムによるジチオン酸イオンの不溶化・析出が促進され、ジチオン酸イオンの除去率が向上する。また、不溶化物に硫酸カルシウムが含まれることにより、不溶化物を脱水する際の脱水ろ過速度が向上し、脱水ケーキの含水率が低下すると考えられる。硫酸や硫酸塩の添加量は、ジチオン酸イオン含有水のジチオン酸イオン濃度(モル濃度)に対し、硫酸イオン(モル濃度)が、例えば0.5倍以上となる量とすることが好ましい。なお、硫酸塩を添加する場合、被処理水のジチオン酸イオンの濃度に応じて鉄、アルミニウムまたはカルシウムの添加量が規定され、添加される硫酸イオンの量もそれらの添加量に比例した量になってしまうため、不溶物の発生量を制御することができず、脱水性の調整や脱水ケーキ発生量の調整がしにくいが、硫酸を添加する場合は、鉄、アルミニウムまたはカルシウムの添加量によらず硫酸イオン添加量の調整が可能であるため、脱水性や脱水ケーキ発生量を調整することが比較的容易である。
本実施形態で使用するアルカリ剤は、特に制限されるものではないが、カルシウム化合物として、水酸化カルシウム(消石灰)を用いる場合は、必ずしも添加する必要はない。アルカリ剤は、ジチオン酸イオンの不溶化後のpHがアルカリ性、好ましくは11.2以上となるように添加されることが望ましい。不溶化後のpHが中性又は酸性であると、固液分離工程等で、ジチオン酸イオンの再溶解が引き起こされる場合がある。
本実施形態の固液分離処理において、不溶化物の生成量が多い場合は、不溶化後の処理液を直接、脱水装置12に流入させ、不溶化物を脱水ケーキとし、分離水を処理水とすることが望ましい。不溶化物の生成量が少ない場合は、不溶化物を沈殿させ、上澄水を処理水とする固液分離処理と、沈殿した不溶化物を含む汚泥を脱水装置12に流入させ、不溶化物を脱水ケーキとし、分離液を処理水とする脱水処理の両方を行うことが望ましい。脱水装置12は、低含水率の脱水ケーキが得られる点で、フィルタープレス型脱水装置が望ましい。
固液分離処理による不溶化物の収率を向上させる観点等から、ジチオン酸イオンを不溶化させた後の処理水に、有機系高分子凝集剤等を添加して、不溶化物をフロック化させた後、固液分離処理を行うことが好ましい。
以下、実施例を挙げ、本発明をより具体的に詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1〜3)
純水にジチオン酸ナトリウム(Na)と水酸化ナトリウム(NaOH)を添加し、ジチオン酸イオン含有水を調製した。ジチオン酸イオン含有水の水質を表1に示す。なお、このジチオン酸イオン含有水は、脱硫排水中のジチオン酸イオンを陰イオン交換樹脂で吸着し水酸化ナトリウム溶液で再生した場合を想定した模擬再生排水である。ビーカーに、上記のジチオン酸イオン含有水500mLを投入し、実施例1では塩化第二鉄溶液(FeCl38%)、実施例2ではポリ塩化アルミニウム(PAC:Al=10%)、実施例3では塩化第二鉄溶液(FeCl38%)を添加した。さらに、実施例1及び2では、濃硫酸を10倍に希釈した硫酸溶液を添加した。その後、実施例1〜3では、水酸化カルシウムスラリー(25w/v%)を添加した後、混合液を撹拌しながら60分反応させた。反応時の水温は25℃であった。実施例1〜3の薬品添加量を表2にまとめた。
実施例1〜3では、底部にろ布(ナイロン製N856)を敷いたステンレスの容器に、反応後の処理水を投入した後、容器内に加圧空気を送り、0.4MPaに加圧して、反応後の処理水から、不溶化物をろ布でろ過した。ろ布を通して得られたろ液を処理水とし、処理水のCODMn、ジチオン酸イオンを以下の方法で測定した。また、ろ布に捕捉された不溶化物の含水率を以下の方法で測定した。それらの結果を表2にまとめた。
<測定方法>
CODMnは、処理水をHClで中和した後、JIS0102に規定される方法により測定した。ジチオン酸イオン濃度は、検水またはその希釈水(純水希釈)100mLに、100mLの0.1%臭化セチルトリメチルアンモニウム溶液を加え、15分間反応させ、ここで生成した沈殿物を重量法で測定し、この沈殿物の重量からジチオン酸イオン濃度を求めた。不溶化物の含水率は、下水試験方法(2012年度版)に規定される方法で測定した。
(比較例1〜2)
比較例1では、ビーカーに、上記のジチオン酸イオン含有水500mLを投入し、濃硫酸を10倍に希釈した硫酸溶液を添加した。その後、水酸化カルシウムスラリー(25w/v%)を添加した後、混合液を撹拌しながら60分反応させた。反応時の水温は25℃であった。比較例2では、ビーカーに、上記のジチオン酸イオン含有水500mLを投入し、ポリ塩化アルミニウム(PAC:Al=10%)を添加、さらに、濃硫酸を10倍に希釈した硫酸溶液、及び水酸化ナトリウムを添加した後、混合液を撹拌しながら60分反応させた。反応時の水温は25℃であった。比較例1〜2の薬品添加量を表2にまとめた。
実施例1と同様に、比較例1及び2の反応後の処理水から、不溶化物をろ過した。ろ液を処理水とし、処理水のCODMn、ジチオン酸イオンを測定した。また、不溶化物の含水率を測定した。それらの結果を表2にまとめた。
Figure 0006660670
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鉄化合物またはアルミニウム化合物及びカルシウム化合物を添加し、pHをアルカリに調整した実施例1及び2においては、ジチオン酸イオンの除去率が87〜93%、CODMnの除去率が87〜96%であった。処理水中の窒素は、1mg/L未満であった。脱水ケーキ(不溶化物)の含水率は69.8%であった。
塩化第二鉄を添加し、硫酸を添加していない実施例3においては、ジチオン酸イオンの除去率が80%、CODMnの除去率が77%であった。実施例1〜3の中では、硫酸を添加した実施例1〜2の方が、硫酸を添加していない実施例3より、ジチオン酸イオンの除除去率が高いことが示された。また、実施例3の脱水ケーキ(不溶化物)の含水率は、硫酸以外の薬品の添加量が同じである実施例1と比べると5.2%高く、脱水ケーキに水をより多く含んだ状態であった。すなわち、硫酸を添加した実施例1の方が、不溶物の脱水性が高いことが示された。硫酸添加による効果から、鉄化合物としては、硫酸イオンを含む硫酸第二鉄(Fe(SO)、アルミニウム化合物としては、硫酸イオンを含む硫酸アルミニウム(Al(SO)を使用することが好ましい。また、硫酸イオンを含む鉄化合物やアルミニウム化合物を使用する場合でも、硫酸や硫酸塩を添加することで、鉄化合物やアルミニウム化合物の使用量の低減、ジチオン酸イオンの効率的な除去、不溶化物の発生量の削減、不溶化物の含水率の低減等が可能となる。
鉄化合物及びアルミニウム化合物を添加しない比較例1においては、ジチオン酸イオンの除去率が8%、CODMnの除去率が11%であった。比較例1のように、鉄・アルミニウム化合物なしでは、ジチオン酸イオンはほとんど除去できないことが示された。また、アルミニウム化合物を添加し、カルシウム化合物を添加していない比較例2においては、ジチオン酸イオンの除去率が4%、CODMnの除去率は3%であった。比較例2のように、カルシウム化合物なしでは、ジチオン酸イオンはほとんど除去できないことが示された。
(実施例4〜10)
実施例4〜10では、ビーカーに、上記のジチオン酸イオン含有水を投入し、塩化第二鉄溶液(FeCl38%)をそれぞれ異なる量(10〜40mL/500mL被処理水)添加し、更に、濃硫酸を10倍に希釈した硫酸溶液を一定量添加した。その後、ビーカーに水酸化カルシウムスラリー(25w/v%)を添加し撹拌しながら60分反応させた。反応時の水温は約25℃であった。なお、塩化第二鉄を40mL/500mL添加した実施例7,8は水酸化カルシウムスラリー添加後、更に水酸化ナトリウム溶液(25w/w%)18mL、10mLを添加してから反応させた。また、実施例10では、ビーカーに塩酸を添加し、混合液のpHを11に調整しながら反応させた。各薬品の添加量を表3にまとめた。
実施例1と同様に、実施例4〜10の反応後の処理水から、不溶化物をろ過した。ろ液を処理水とし、処理水のCODMn、ジチオン酸イオンを測定した。また、不溶化物の含水率を測定した。それらの結果を表3にまとめた。
Figure 0006660670
硫酸添加量、水酸化カルシウムスラリー添加量が同等で、塩化第二鉄添加量が異なる実施例1、4、5、及び6の中では、鉄のモル添加量がジチオン酸イオンのモル濃度に対し0.9倍である実施例4は、ジチオン酸イオンの除去率が54%、CODMnの除去率が58%であり、実施例1、5及び6の除去率と比べて低かった。これに対し、鉄のモル添加量がジチオン酸イオンのモル濃度に対して1.3倍以上である実施例1、5及び6は、ジチオン酸イオンの除去率及びCODMnの除去率ともに、80%以上の高い除去率を示した。
塩化第二鉄添加量、硫酸添加量、及び水酸化カルシウムスラリー添加量が同等で、水酸化ナトリウム添加の有無、反応pHが異なる実施例7,8、9及び10の中では、反応終了時のpHが11.0である実施例10は、ジチオン酸イオンの除去率が19%、CODMnの除去率が18%であり、実施例7〜9の除去率と比べて低かった。これに対し、反応終了時のpHが11.2である実施例9は、ジチオン酸イオンの除去率及びCODMnの除去率が40%以上であり、実施例10と比べて高い値を示し、さらに、反応終了時のpHが11.5以上である実施例8〜9は、ジチオン酸イオンの除去率及びCODMnの除去率ともに、73%以上の高い除去率を示した。なお、反応終了時のpHが11.0である実施例10においては、塩化第二鉄添加量、硫酸添加量、及び水酸化カルシウムスラリー添加量等を調整することで、ジチオン酸イオンの除去率を向上させることが可能となる。
1,2 処理装置、10,11 不溶化処理装置、12 脱水装置、13 固液分離装置、14 反応槽、15 第1反応槽、16 pH計、17 第2反応槽、18 撹拌機、19 固液分離槽、20,20a 原水流入ライン、20b,20c 処理水流入ライン、21,34 処理水排出ライン、22 不溶化物/処理水排出ライン、23 汚泥排出ライン、24,25 ポンプ、26 鉄化合物/アルミニウム化合物添加ライン、28カルシウム化合物添加ライン、30 アルカリ剤添加ライン、32 硫酸添加ライン。

Claims (8)

  1. ジチオン酸イオン含有水と、鉄化合物及びアルミニウム化合物のうちの少なくともいずれか一方と、カルシウム化合物と、硫酸とを混合し、アルカリ性条件下で、ジチオン酸イオンを不溶化物として析出させる不溶化処理工程と、
    前記混合液から、前記不溶化物を固液分離する固液分離工程と、を含むことを特徴とするジチオン酸イオン含有水の処理方法。
  2. 前記不溶化処理工程では、pH11.2〜13.0の範囲で、前記ジチオン酸イオンを前記不溶化物として析出させることを特徴とする請求項1記載のジチオン酸イオン含有水の処理方法。
  3. 前記固液分離工程では、前記混合液を脱水することにより、前記混合液から前記不溶化物を固液分離することを特徴とする請求項1又は2に記載のジチオン酸イオン含有水の処理方法。
  4. 前記ジチオン酸イオン含有水は、ジチオン酸イオンを吸着した陰イオン交換樹脂の再生排水であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のジチオン酸イオン含有水の処理方法。
  5. ジチオン酸イオン含有水に鉄化合物及びアルミニウム化合物のうちの少なくともいずれか一方と、カルシウム化合物と、硫酸とを添加する薬品添加装置を有し、ジチオン酸イオン含有水と、鉄化合物及びアルミニウム化合物のうちの少なくともいずれか一方と、カルシウム化合物と、硫酸とを混合し、アルカリ性条件下で、ジチオン酸イオンを不溶化物として析出させる不溶化処理手段と、
    前記混合液から、前記不溶化物を固液分離する固液分離手段と、を含むことを特徴とするジチオン酸イオン含有水の処理装置。
  6. 前記不溶化処理手段では、pH11.2〜13.0の範囲で、前記ジチオン酸イオンを前記不溶化物として析出させることを特徴とする請求項記載のジチオン酸イオン含有水の処理装置。
  7. 前記固液分離手段は、前記混合液を脱水し、前記混合液から前記不溶化物を固液分離する脱水処理装置であることを特徴とする請求項5又は6に記載のジチオン酸イオン含有水の処理装置。
  8. 前記ジチオン酸イオン含有水は、ジチオン酸イオンを吸着した陰イオン交換樹脂の再生排水であることを特徴とする請求項のいずれか1項に記載のジチオン酸イオン含有水の処理装置。
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