JP6659869B2 - 電子機器用の流体冷却システムおよび方法 - Google Patents

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Description

本発明は、流体コンディショナー、冷却システムおよび流体の冷却法に関する。流体はコンピューターおよび/または他の電子機器を保持するタンクに含まれ、そして流体コンディショナーは流体を冷却するために使用され、そしてこれによりタンク中のコンピューターおよび/または他の電子機器を冷却する。
本明細書に含まれる既知の背景技術に関するいかなる考察、および文書に関する引用、および情報に関する引用も、本発明に対する背景技術を理解し易くする目的のためだけに提供され、そしてその資料はいずれも本明細書が出願された出願日の優先日としてオーストラリアまたは他の国での技術常識の一部分を形成することを確認または認めるものではない。
コンピューターおよび他の電子装置内部の電子部品は熱を発生する。発生した熱はコンピューターおよび他の電子装置の性能および寿命に有害である。その結果、様々な機構およびシステムがコンピューターおよび他の電子装置を冷却するために存在する。
データ処理センターで作動するコンピューターおよびサーバーは、流体を含むタンクに保持され、そしてコンピューターおよびサーバーは流体に浸漬されている。一般に、流体は誘電性流体(例えば鉱物油のポリアルファオレフィン類または数種の他の誘電性流体)である。タンクは、例えば誘電性流体に浸漬された10〜20台またはそれ以上のコンピューターまたはサーバーを含む可能性がある。データ処理センターは多くのそのようなタンクを含むことができる。コンピューターまたはサーバーにより発生する熱は、タンク中の流体に移される。冷却システムは熱を流体から抽出するために使用され、そしてそれをタンクから離れた場所に逃がす。このように流体の温度はコンピューターまたはサーバーにより発生する熱を吸収し続けることができるレベルに維持され、これによりコンピューターまたはサーバーが過熱することを防ぐ。
しかし既存の冷却システムはしばしば嵩高である。冷却システムはコンピューターまたはサーバーおよび誘電性流体を含むタンクの外側に配置される。さらに流体を漏出する傾向がある。漏出した誘電性流体の例では、漏出は油で滑りやすい誘電性流体の膜でコートされた周辺環境をもたらす。これは望ましくない作業環境を生じる恐れがある。
発明の要約
本発明の一態様によれば、タンク中の流体に浸漬されたコンピューターまたは他の電子装置を含むタンク中で使用するための流体コンディショナーが提供され、流体コンディショナーは、
少なくとも一つのチャンバーを有するハウジングと、
出口と、
ハウジングのチャンバー内に配置された熱交換器と、
使用時に流体がチャンバー内の熱交換器を通って接触するように配列されたポンプ手段と
を含み、ここで、熱交換器は冷却媒体が熱交換器に入る入口および冷却媒体が熱交換器を出る出口を有し、流体コンディショナーの垂直位の操作方向で、ポンプ手段および熱交換器は互いに縦に間隔が空いており、そして熱交換器は流体コンディショナーの出口上に配置され、そしてここで使用時に、流体が熱交換器を通って接触し、これにより流体を冷却
し、そして冷却された流体が流体コンディショナーの出口を介して流体コンディショナーを出て、そしてタンクを通って循環するためにタンクの下部領域を通過するように、流体がポンプ手段に引き込まれ、そしてそこを通ってポンプ手段から放出される。
第1の態様では、使用時に、流体が熱交換器を通って接触し、これにより流体がポンプ手段を通った後に流体を冷却するように、ポンプ手段が、熱交換器の上に配置されている。
第1の態様では、流体コンディショナーの出口がチャンバーの出口を含む。
第2の態様では、使用時に、流体が熱交換器を通って接触し、これにより流体がポンプ手段を通る前に流体を冷却するように、ポンプ手段が、熱交換器の下に配置されている。
第2の態様では、流体コンディショナーの出口がポンプ手段の出口を含む。
中に熱交換器が配置されているチャンバーは、チャンバー内の熱交換器により冷却された流体を、タンク中の温かい流体と分離する。これは第1の態様では流体がチャンバーを出ることができる出口、そして第2態様では、流体がチャンバーに入ることができる入口から離れて(すなわち除いて)、チャンバーを画定するために実質的に一枚壁(solid walls)の使用により達成される場合がある(すなわちチャンバーは実質的に一枚壁を含む)。
ハウジングはシート状金属を含む場合があり、これは熱交換器が配置される少なくともチャンバーを形成する。ハウジングの残りの全てまたは一部、すなわち熱交換器が配置されるチャンバーの上または下のハウジングの残り、またはチャンバー以外のハウジングの残りは、流体透過性構造で作るか、または含む場合がある。例えば剛性メッシュまたはカゴ−様構造を使用する場合がある。さらなる選択肢として、フレイム−様構造を使用する場合がある、これはチャンバーの隅から延びる細長い部材を含む場合があり、ここに熱交換器が配置され、そして横材により連結される。これらの別法では、ストラッツのような部材が剛性メッシュ、カゴ−様構造またはフレイム−様構造に備えられ、これにポンプ手段が取り付ける場合がある。
ポンプ手段は、シート状金属、剛性メッシュ、カゴ−様構造、フレイム−様構造またはその他の適切な形態のハウジングにより支持される場合がある。
熱交換器をポンプ手段から分けるチャンバーの壁は、流体に対してわずかに透過性であることが好ましい。したがってこのチャンバーの壁はバッフルと考えることができる。これは例えば壁に開口を提供することにより達成できる。これにより流体コンディショナーをタンク中の流体に没入し易くし、そしてまた流体コンディショナーをタンク中の流体から取り出し易くする。第1態様では、このバッフルはポンプ手段の下に配置され(すなわち熱交換器の上)、そしてまた本明細書では下部バッフルとも称する。第2態様では、このバッフルはポンプ手段の上に配置される(すなわち熱交換器の下)。
バッフルはハウジング内に、そしてポンプ手段と熱交換器との間に位置するように取り付けられる場合がある。
第1態様では、バッフルがポンプ手段の上に備えられる場合がある。
第2態様では、バッフルがポンプ手段の下に備えられる場合がある。
好ましくは第2チャンバーが二つのバッフルの間に形成され、そしてポンプ手段が第2チャンバーに配置される。
ポンプ手段は二つのバッフル間に取り付けられる場合がある。
好ましくは流体コンディショナーは、流体がハウジングに入るための入口が形成され(すなわち備えられ)、そして入口がポンプ手段の上に配置される。
入口チャンバーは、ハウジング内で流体コンディショナーの入口に隣接して形成される場合がある(すなわち備えられる)。
好ましくは、流体コンディショナーはさらに熱交換器の入口および出口にそれぞれ流路でつながる導管を備えている。
好ましくは、汚染物質がポンプ手段および/またはハウジングに入ることを防ぐために、フィルターまたは濾過器手段が備えられる。
好ましくは、流体がポンプ手段に引き込まれる直前に流体の温度を感知するための温度センサー手段が備えられる。
本発明の別の態様に従い、冷却システムが提供され、該冷却システムは、
本明細書で前述した少なくとも1つの流体コンディショナーと
流体コンディショナーを含むためのタンクと、
タンクの外部に配置される熱交換器ユニットと
流体コンディショナーの熱交換器と熱交換ユニットとの間に冷却媒体を輸送するための配管または注水管と
を備え、タンクはまた1もしくは複数のコンピューターまたは他の電子装置、および流体コンディショナーおよび1もしくは複数のコンピューターまたは他の電子装置が浸漬される流体を含む。
本発明の別の態様に従い、流体に浸漬したコンピューターまたは他の電子装置を含むタンク中の流体を冷却する方法が提供され、該方法は:
(a) 流体をタンクの上部領域からポンプで引き込むこと
(b) 流体を下に移動させて熱交換器に通して接触させて、流体から熱交換器に熱を放出し、そしてこれにより流体を冷却すること
(c) 熱交換器に通して接触させた後、1もしくは複数のコンピューターまたは他の電子装置から熱を取るために、そしてタンクの上部領域に上げるために、冷却した流体をタンクの下部領域からタンクの上に向かって、かつ少なくともタンク中の1もしくは複数のコンピューターまたは他の電子装置の周りに流動させること
(d) 工程(a)から(c)を実質的に連続様式で繰り返すこと、及び
流体をタンクから出さずに工程(a)から(d)を行うこと
を含む。
コンピューターのケーシングは、コンピューターの部品が保持されるケーシングの内部へのベントまたは他の開口部を有する場合があり、そして冷却した流体を流動させることはさらに、冷却した流体をコンピューターのケーシングに流動させてケーシングの内部のコンピューターの部品と接触させることを含む。
以下では本発明を添付する図面を参照にして、例としてのみ記載する。
本発明の態様に従う、流体のタンクに配置された本発明の態様の流体コンディショナーの部分概略図である。 本発明の別の態様に従う、明確に表示するためにタンクの外側に配置された図1に示す流体コンディショナーを包む冷却システムの部分概略図である。 図2に示した冷却システムのタンクの上面図であり、タンク中に図1に示すコンピューターおよび流体コンディショナーの配列を示す。 本発明の態様に従う、流体のタンク中に配置された流体コンディショナーの第2態様の部分概略図である。
本明細書を通じて、文脈上、別段の定めを必要としない限り、用語「含む(comprise)」およびその変形、例えば「含む(comprises)」、「含む(comprising)」および「含まれる(comprised)」は、表明された完全体(integer)または完全体の群の存在を意味するが、他の完全体または完全体の群を排除しないと理解される。
本明細書を通じて、文脈上、別段の定めを必要としない限り、用語「含む(include)」およびその変形、例えば「含む(includes)」、「含む(including)」および「含まれた(included)」は、表明された完全体または完全体の群の存在を意味するが、他の完全体または完全体の群を排除しないと理解される。
態様の説明
図1では、流体F、例えば鉱物油、ポリアルファオレフィンのような誘電性流体または数種の他の誘電性流体に浸漬されて示される本発明の態様による流体コンディショナー1が示される。流体FのレベルLは、流体コンディショナー1が完全に流体Fに浸漬されるレベルである。
流体コンディショナー1の使用では、流体Fは図2および3に示すタンク110に含まれ、タンクは熱を発生する部品を有するコンピューター130または他の電子装置を収容する。コンピューターまたはサーバー、130または他の電子装置は、コンピューター130により生じる熱が流体Fに移るようにタンク110中の流体Fに浸漬される。このように流体Fはコンピューター130の冷却浴として作用する。しかし、コンピューター130から流体Fに移った熱は、流体Fの外に出されなければならない。さもなければ流体Fの温度は、もはや流体Fがタンク110中の流体F中のコンピューター130に効果的な冷却を提供しないレベルに上がるだろう。タンク110に設置される流体コンディショナー1は、流体Fの熱がタンク110の外に移されるように、タンク110中の流体Fから熱を奪う。これが流体Fを冷やす。これにより流体コンディショナー1はタンク110中の流体F中で流体Fおよびコンピューター130の冷却装置として作用する。
流体コンディショナー1はハウジング(またはケーシング)10、入口12、出口14および1もしくは複数のポンプ16およびハウジング10内に配置される熱交換器18を含む。第1バッフルまたは上部バッフル20、および第2バッフル、または下部バッフル22はハウジング10内に配置される。
図面で具体的に説明する流体コンディショナー1の態様では、ハウジング10はシート状金属で作られているように示される。しかし本明細書ですでに説明したように、ハウジング10は別の様式で作られてもよく、そして代替法をさらに本明細書に記載する。
ポンプ16は単相で、標準的な110Vまたは240V、3A最大でよく、標準IEC
C14プラグ(標準コンピュータープラグ)をランオフ(run off)するポンプである。
熱交換器18は蛇行配列のマルチ−パスコイル24を含み、羽根26がそれに結合する。マルチ−パスコイル24は銅製配管(例えば13mmの銅製配管)からできており、そして羽根26はアルミニウムで作られたリップル型の羽根でよい(例えば0.25mm厚を有する)。
入口12は、ハウジング10をその最上部で完全に開けることにより形成される場合がある。出口14は最底部で部分的に開いているハウジング10を有することにより形成される。出口14を形成するハウジング10の開放部分は、羽根26を有する熱交換器18の区分の下にある。ハウジング10の底は、下に羽根26が無い領域で遮蔽版28により閉じられる。これは流体Fが熱交換器18の外側に回っていくことを防ぎ、すなわち本明細書にさらに記載するように流体Fが熱交換器18を確実に通過するようにする。
熱交換器18は、冷却媒体を熱交換器18に入れるための入口30および冷却媒体が熱交換器18を出るための出口32を備える。
バッフル20および22は実質的に板状である。第1および第2バッフル20および22はハウジング10の内壁間に延び、そしてハウジング10の内部をハウジング10の内壁により結合した三つのチャンバーに分割する。第1チャンバー34は入口12に隣接したハウジング10内にあり、そしてハウジング10の入口12と第1バッフル20との間に延びる。第1チャンバー34は温かい戻り(誘電性)流体チャンバーまたは流体入口チャンバーを形成する。第2チャンバー36は、第1バッフル20と第2バッフル22との間に延びている。第2チャンバー36は装置チャンバー、またはポンプチャンバーを形成し、そしてポンプ16を収容する。第3チャンバー38は第2バッフル22とハウジング10の出口14との間に延びている。第3チャンバー38は熱交換器18を収容し、そして熱交換器チャンバーを形成する。第2バッフル22は第3チャンバー38の最上壁を形成する。
熱交換器18は、チャンバー38およびハウジング10の最下部になるように第3チャンバー38に配置される。図1から最もよく分かるように、熱交換器18の底はチャンバー38およびハウジング10の底の出口14のちょうど上になる。
ポンプ16は、第1および2バッフル20および22に取り付けられる場合がある。
第1および2バッフル20および22は、第2チャンバー36を第1および第3チャンバー36および38から完全には封止しない。代わりに、バッフル20および22は第2チャンバー36中の流体Fが比較的静止しているように、流体Fの第1,第2および第3チャンバー34,36および38の間での有意な動きを防止する。これは例えばバッフル20および22に開口を提供することにより、および/または1もしくは複数の段差を、バッフル20および22およびハウジング10の内壁の縁の間に提供することにより達成することができる。これはタンク110中の流体Fへの流体コンディショナー1の沈め込み、およびまたタンク110中の流体Fから流体コンディショナー1の取り出しを容易にする。
熱交換器18はハウジング10の出口14に隣接したハウジング10のおよび第3チャ
ンバー38の最下部に配置される。
各ポンプ16は入口42を有する吸引ライン40、および出口46を有する放出ライン44を有する。入口42は、吸引ライン40が第1チャンバー34中の流体Fと流路でつながるように、第1バッフル20の上の第1チャンバー34に対して開いている。出口46は、放出ライン44が第3チャンバー38と流路でつながるように、第2バッフル22の下の第3チャンバー38に対して開いている。
熱交換器18の入口30は、第1導管48に接続され、そして熱交換器18の出口は第2導管50に接続される。
流体コンディショナー1はさらに、熱交換器18の入口30に接続した第1導管48、および熱交換器18の出口32に接続した第2導管50を備えている。
流体コンディショナー1は場合によりさらに、温度センサー52を備える場合がある。温度センサー52は、入口42付近の第1チャンバー34中の流体Fの温度をモニターするために使用する場合がある。
温度センサー52は場合により、作動しているポンプ16または複数のポンプ16の速度を制御するために、制御システムの一部を形成する場合がある。
しかしタンク110内の温度状態のモニタリングは、流体Fが十分に冷却されていること、およびタンク110に関する冷却配置(arrangement)が正しく機能していることをチェックするために外部のプロプライエタリシステムにより行われる場合がある。異常な状態が検出される場合に(例えばパワートリップが起こり、ポンプ16が故障する等)、流体Fの温度は上がり、そしてこの異常な状態に取り組むために適切な作業工程を実施する場合がある。
流体コンディショナー2には1もしくは複数の濾過器またはフィルターが具備されて、汚染物質(例えばコンピューターに由来するステッカーやラベル、不注意にタンク110に入る物)がポンプ16および/またはハウジング10に入ることを防ぐ。例えば濾過器54は第1チャンバー34に、ハウジング10に対する入口12で、またはその付近に備えられる場合がある。濾過器54は、ハウジング10に汚染物質が入ることを防ぎ、その結果、汚染物質がポンプに入ることを防ぐ。あるいはまたは加えて、濾過器56は第1チャンバー34に各ポンプ16の入口42で提供されてもよい。濾過器56は汚染物質がポンプ16に入ることを防ぐ。濾過器54および56はメッシュで作成される場合がある。
ハウジング10は、軟鋼から構築される場合がある。ハウジング10は標準的なラックマウント型コンピューターの寸法と類似でよい。ハウジング10は一般に、幅が4RU(ラックユニット)、深さが600mm、そして19”幅でよい(標準的なコンピューターラックの寸法)。
使用の際、図2に表す流体コンディショナー1はタンク110中の流体Fを冷却するための冷却システム100の部分を形成し、流体Fに図3に示すコンピューター130、または他の電子装置が流体コンディショナー1と一緒に浸漬されている。冷却システム100はさらに、熱交換ユニット112、および熱交換器18と熱交換ユニット112とをそれらが流路でつながるように接続する配管または注水管114および116を備えている。熱交換ユニット112はタンク110から離れて配置される。典型的な設置では、タンク110は他のタンク110と建物の中の部屋に収容され、そして熱交換ユニット112は建物の外部の環境条件に配置されることになるだろう。
配管または注水管114は、流体容器1に第1導管48の一端で接続され、そしてもう一端で熱交換ユニット112の出口118に接続される。配管または注水管116は、流体コンディショナー1に第2導管50の一端で接続され、そしてもう一端で熱交換ユニット112の入口120に接続される。
冷却媒体は、本明細書でさらに記載するように、熱交換器18および熱交換ユニット112が流路でつながるように熱交換器18、第1および第2導管48および50、配管または注水管114および116および熱交換ユニット112を循環する。
熱交換ユニット112は、羽根車122および内部配管および羽根の配列(図2では見えない)を備える場合がある。内部配管および羽根の配列は、実質的に熱交換器18のものと同じ種類でよい。冷却システム100の使用では、冷却媒体が熱交換ユニット112の入口118と出口120との間の内部配管および羽根の配列を通過する。
タンク110中の流体Fを所望する温度に冷却することは、冷却システム100により図2に示されるように、蒸発冷却システムにより達成できる。したがって冷却媒体は水または水溶液(例えば水と不凍剤および/または調整剤(conditioning chemicals)との溶液)、あるいは冷却媒体が接触することになる冷却システム100の構成要素と非反応性の任意の他の冷却流体でよい。
しかし流体Fのより高レベルの冷却が要求される場合に、冷蔵冷却システムを蒸発冷却システムの代わりに使用する場合がある。冷蔵冷却システムの場合、冷却媒体は適切な保冷剤となり、そして冷却システムは冷媒圧縮機も含むだろう。
図3は、タンク110で操作位置の流体コンディショナー1を表す。タンク110内での操作位置では、流体コンディショナー1は、ポンプ16および熱交換器18が互いに縦に間隔をあけて、一つがもう一つの直接上になるように垂直位の様式に向けられている。さらにハウジング10の入口12はポンプ16の上に配置され、ポンプ16は熱交換器18の上に配置され、そして熱交換器18はハウジング10の出口14の上に配置される。さらに第1チャンバー34は第2チャンバー36の上に配置され、そして第2チャンバー36は第3チャンバー38の上に配置される。これは第1、第2および第3チャンバー34,36および38、およびそれぞれが中に含まれる流体コンディショナー1の構成要素の垂直配列を形成する。
流体コンディショナー1は、ポンプ16を標準単相電力のような電源につなぐためにタンク110の外部の接続、および配管または注水管114および116を含む第1および第2導管48および50の接続を有する。流体コンディショナー1は、最初にポンプ16への、そして導管48および50へのこれらの外部接続を外し、次に流体コンディショナー1をタンク110から単に持ち上げることによりタンク110から容易に取り出すことができる(例えば交換、サービスの享受、再配置等のために)。したがって流体コンディショナー1は自己完結型モジュールである。
外部接続はポンプ16、および導管48および50に対してだけであり、接続されたハードウェアは可撓性があり、すなわちポンプに対して曲げられる電力ケーブル、および導管48および50に対して曲げられる注水管114および116なので、タンク110は移動可能の場合があり、例えば容易に動かせるようにキャスターが備えられる。
タンク110は、図2および3の符号124で示すように、コンピューター130および流体コンディショナー1を挿入し、ならびにタンク110を流体Fで要求されるレベル
Lまで満たすために上部が開放されている。流体コンディショナー1はタンク110中で流体Fに完全に浸漬されている。さらにコンピューター130も、コンピューター130から流体Fへの熱の移動が最大になるように流体F中に完全に浸漬されている。
コンピューター130および流体コンディショナー1は、タンク110の内側上部で側面に沿って長手方向に延びる支持レイル126から吊り下げられることによりタンク110内に支持されている。コンピューター130および流体コンディショナー1は、タンク110内で垂直位に配置され、そしてタンク110内で互いに隣り合って並列に配列されている。
流体コンディショナー1は、ハウジング10の出口14がタンク110の底128からわずかに上になるようにタンク110内に配列される。流体コンディショナー1は、タンク110中のコンピューター130と実質的に同じ寸法である。
流体コンディショナー1および冷却システム100の使用では、ポンプ16が作動して流体Fを第1チャンバー34から吸引ライン40へ、入口42を介して引き込み、そして流体Fを放出ライン44の出口46から第3チャンバー38へと放出する。
ポンプ16による第1チャンバー34から流体Fの吸引により、第2チャンバー(すなわちポンプチャンバー)36の上に低圧領域が形成され、すなわち低圧領域がチャンバー34(これは第2チャンバー36の上にある)に形成される。ポンプ16による流体Fの放出は、ポンプ16(および第2チャンバー)の下に高圧領域を形成し、すなわち高圧領域が第3チャンバー38に形成される(これは第2チャンバー36の下であり、そしてここに熱交換器18が配置されている)。
ポンプ16により作成される圧力差は、熱い流体F(これは図3の符号132により示されるように、タンク110中の流体Fの上部領域で階層化(stratify)する)がタンク110の上部領域から、ハウジング10の入口12を介して第1チャンバー34に流れ(「温かい戻りチャンバー」(warm retuen chamber))、そして次いでポンプ16(図1および3で矢印Aにより示されるように)に流れ、そしてポンプ16を通って第2チャンバー36に流れるようにする。ポンプ16は流体Fを第3チャンバー38(図1および3で矢印Bにより示されるように)に放出するので、これは熱交換器18を通って接触し(図1で矢印Cにより示す)、そして流体コンディショナー1の出口14を介してハウジング10から(これはまた、ハウジング10の第3チャンバー38からの出口を形成する)、タンク110の底または下部領域(図1で矢印D,そして図3で符号134により表すように)に出る。このようにポンプ16は、流体Fを下方に移動させて熱交換器18を通って接触するように作動(または作用)し、すなわち流体Fはポンプ16の作動(作用)中に下方に動かされて熱交換器18を通って接触する。流体Fは熱交換器18を通って接触するように向けられる。
流体Fが熱交換器18を通って接触するとき、熱(すなわち熱エネルギー)は、流体Fから熱交換器18に移され、特にマルチ−パスコイル24中の冷却媒体に移される。冷却媒体はマルチーパスコイル24を通って流れ、そして出口32を介して熱交換器18を出て、そして導管50および配管または注水管116から熱交換ユニット112に流れ、ここで熱を環境大気に捨てて、これにより冷却媒体を冷却する。ここで冷却された冷却媒体は配管または注水管114を通って導管48に流れ、次いで熱交換器18の入口30を介してマルチパーパスコイル24に入り、再び流体Fから熱を吸収する。
流体コンディショナー1は、符号134で表示され、そして図3で最もよく分かるように、冷却した流体Fが出口14からコンピューター130の下または実質的にその底の深
さで出るように、タンク110中に配置される。図3ではハウジング10の底(出口14が提供されている場所)が、タンク110中のコンピューター130の底と実質的に同じ深さであることが分かる。
出口14を介してハウジング10を出て、タンク110の底または下部領域に行く冷却された流体Fは、実質的にコンピューター130の、またはその下の深さでタンク110を出て(符号134により表示されるように)、そして図3の符号136で表示するようにタンク110の底に沿って移動する。次いで流体は、図1の矢印Eおよび図3の矢印Gで示されるように、タンク110中で少なくともコンピューター130の周り、すなわちコンピューター130の間およびコンピューター130とタンク110の内壁との間を上向きに移動する。加えて、コンピューター130のケーシングにはベントまたは他の開口部がケーシングの内部に設けられ、そこにコンピューター130の構成要素が保持されている。この場合では冷却された流体Fはまた、ベントおよび他の開口部を介してコンピューター130のケーシングに流入し、そして通ってケーシングの内側のコンピューター130の構成要素と直接接触する。これらの構成要素には、熱を発生する構成要素(例えばCPU,ヒートシンク等)がある。コンピューター130のケーシングに流入または通過する流体Fは、コンピューター130のケーシングの内側の構成要素と直接接触し、その結果、熱がこれらの構成要素から流体Fに移る。
流体Fがタンク110内を上向きに動くとき(図1の矢印E,そして図3の矢印Gにより表される)、流体Fは伝導を介してコンピューター130(熱を発生する部品を有する)から熱を得、そしてまた流体Fがコンピューター130のケーシングに入るか、または通過する場合に、コンピューター130のケーシングの内側で直接接触することになる部品(熱を発生する)から熱を得る。図3の符号138に示すように、加熱された流体Fはコンピューター130の上のタンク110の上部領域に上る。加熱された流体Fは、図3の符号132により示すようにタンク110の流体Fの上部領域で階層化し、そして図1の矢印Hで示すように第1チャンバー34を通り、そして本明細書ですでに説明したようにポンプで流体コンディショナー1に通され、そしてこのサイクルが連続的に繰り返される。
タンク110中での流体Fの循環は、加熱された流体Fがコンピューター130間、コンピューター130とタンク110の内壁との間、およびコンピューター130を通過するとき(本明細書ですでに記載したように)、加熱された流体Fにより生じた熱の浮揚性(または浮力)により動かされる。またタンク110中の流体Fの循環は、流体コンディショナー1中のポンプ16により生じる圧力差によっても駆動される。
バッフル20および22は、流体Fが流体コンディショナー1のハウジング10中へ戻ること、またはハウジング10内を循環することを防ぐ。第2バッフル22は特に、第3チャンバー38中の冷却された流体Fの実質的にすべてが、ハウジング10の出口14を介してのみハウジング10から出ることができ、そしてタンク110の底に入ることを確実にするので、冷却された流体Fは次いでタンク110を上に向かって移動してコンピューター130から熱を吸収することができる。
図4では、流体コンディショナー2の第2態様を示し、流体F、例えば鉱物油、ポリアルファオレフィンのような誘電性流体または数種の他の誘電性流体に浸漬された態様を示す。流体FのレベルLは、流体コンディショナー1が流体Fに完全に浸漬するようなレベルである。
流体コンディショナー2は、第1態様の流体コンディショナー1と実質的に類似しているが、流体コンディショナー2では熱交換器18が配置されるチャンバー38がポンプ1
6の上に位置する点が異なる。図1および2では、同じ符号を同じまたは対応する部品に使用して示す。流体コンディショナー1の部品およびそれらの操作および使用の説明は、流体コンディショナー2に対して類似様式で適用するので、ここでは繰り返さない。したがって以下の流体コンディショナー2の記載は、第1態様の流体コンディショナー1と第2態様の流体コンディショナー2との間の差異を説明する。
流体コンディショナー2では、第1チャンバー(すなわち温かい戻り(誘電性)流体チャンバーまたは流体入口チャンバー)34が熱交換器チャンバー38の直接上になるので、第1バッフル20は第1チャンバー34の底に必要とされず、一方、流体コンディショナー1では第1チャンバー34の底にバッフル20が存在する。代わりにバッフル20は流体コンディショナー2のポンプチャンバー36の底に備えられ、これはまた流体コンディショナー2のハウジング10の底を形成する。
遮蔽板28が第1チャンバー34と熱交換器チャンバー38との間に提供される。遮蔽板28は羽根26が無い熱交換器18の上の領域に提供される。これは流体Fが熱交換器18の外側を回って通過することを防ぎ、すなわち流体Fが第1チャンバー34から熱交換器18を通過して熱交換器18の羽根26に接触することを確実にする。
第2バッフル22は、流体コンディショナー2の熱交換器チャンバー38とポンプチャンバー36(これは熱交換器チャンバー38の下である)との間に備えられる。
流体コンディショナー2のバッフル20および22は、それらがポンプチャンバー36および熱交換器チャンバー38を互いに完全には封鎖せず、そしてポンプチャンバー36をタンク110の流体Fから完全に封鎖しないように、流体コンディショナー1のバッフル20および22と類似する場合がある。その代わり、バッフル20および22は、ポンプチャンバー36中の流体Fが比較的静止するように、流体Fのポンプチャンバー36と熱交換器チャンバー38(ポンプ16を通るもの以外)との間、およびポンプチャンバー36とタンク110の流体Fとの間の有意な運動を防ぐことができる。
ポンプ16の入口42は、ポンプ16の吸引ライン40が熱交換器チャンバー38中の流体Fと流路でつながるように、第2バッフル22の上の熱交換器チャンバー38に通じている。ポンプ16の出口46は、第1バッフル20の下でタンク110の流体Fに通じている。出口46は流体コンディショナー2の出口14を形成する。
使用の際、流体コンディショナー2のポンプ16は(第1態様の流体コンディショナー1のように)、流体Fを第1チャンバー34から吸引ライン40に入口42を介して吸引し、そして流体Fを放出ライン44の出口46から放出するように作動する。しかし流体コンディショナー2では、ポンプ16は流体Fが引き込まれ、すなわち第1チャンバー34から熱交換器チャンバー38を通って入口42に吸引され、そして次にポンプ16を通ってポンプ16の出口46からタンク110の流体Fに放出されるように作動する。
流体Fが熱交換器18を通って接触するとき、熱(すなわち熱エネルギー)は、流体Fから熱交換器18に移され、特にマルチ−パスコイル24中の冷却媒体に移される。
この作動および冷却システム100の作動は、第1態様および図1,2および3の流体コンディショナー1に関して本明細書で前に説明したものと同じである。
バッフル22は、熱交換器チャンバー38中の実質的に全ての冷却された流体Fが
熱交換器チャンバー38からポンプ16の入口42のみを介して出て、ポンプ16の出口46からタンク110の底へ押し出される場合があるので、次いで流体Fはタンク110を上に向かって移動してコンピューター130から熱を確実に吸収することができる。
図面で具体的に説明し、そして明細書に記載する態様では、流体コンディショナー1および2のハウジング10は、入口12を形成する開放された頂上を含む実質的に一枚壁を、そして流体コンディショナー1内には、底に出口14を形成する開口部を有する。(ハウジング10の一枚壁はシート状金属で作られる場合がある。)
しかし本明細書の本発明の要約という章ですでに説明したように、ハウジング10には実質的に一枚壁を備えて、熱交換器18を含む熱交換器チャンバー38のみを形成する場合がある。ハウジング10の残りの全てまたは一部、すなわち熱交換器が配置されるチャンバー38の上または下のハウジング10の残りは、流体透過性構造で作られる場合がある。例えば剛性メッシュまたはカゴ−様構造を使用する場合がある。さらなる選択肢として、フレイム−様構造を使用する場合があり、これはチャンバーの角から延長する細長い部材を備える場合があり、ここに熱交換器が配置され、そして横材により連結される。これらの別法では、ストラッツのような部材が剛性メッシュ、カゴ−様構造またはフレイム−様構造に提供され、これにポンプ手段を取り付ける場合がある。そのような変形は第1態様の流体コンディショナー1および第2態様の流体コンディショナー2の両方に対して作成することができる。
別の代替態様では、ハウジング10に一枚壁が提供されてポンプ16および熱交換器18をそれぞれ含むポンプチャンバー36および熱交換器チャンバー38のみを形成する。そのような変形は、第1態様の流体コンディショナー1および第2態様の流体コンディショナー2の両方に対して作成することができる。
さらなる代替態様では、第1チャンバー34を完全に省略してもよい。そのような態様では、流体コンディショナー1の第1バッフル20は存在しても省略してもよい。第1バッフル20が省略される場合では、ポンプ16は第1バッフル20の代わりにハウジング10の幾つかの他の部分に取り付けられることにより支持される場合がある。同様に、温度センサー52をハウジングに取り付けることができる。同様に、流体コンディショナー2の第2バッフル20が省略される代替態様では、ポンプ16はバッフル20の代わりにハウジング10の幾つかの他の部分に取り付けられることにより支持される場合がある。
本発明の流体コンディショナーは、図3に示すようにコンピューター130が並んで積層された(stacked)タンク110内の任意の適切な位置に設置することができる。必要ならばより高レベルの冷却を提供するために、多くの流体コンディショナーをタンク110に設置することができ、これは可変的な寸法および容量のタンク110を使用することを可能にする。
本発明の流体コンディショナーは、流体Fがタンク110内で冷却できるようにする。すなわち流体Fを冷却するために流体Fはタンク110を出ない。
本発明の流体コンディショナーは、適切な冷却媒体を備えた既存の施設にすでに設置されている冷却配列に容易に追加導入することができる。
本発明の冷却システム100は、熱をコンピューター130からタンク110内の流体Fへ、流体Fから熱交換器18へ、熱交換器18から冷却媒体へ、そして冷却媒体から熱交換ユニット112へ移すことを可能とし、そこから熱は周辺環境へと放出される。
出口14を介してハウジング10を出てタンク110の底または下部領域に行く流体Fは、流体コンディショナーに入るタンク110の上部領域の流体Fよりもかなり低温である。
出口14を介してハウジング10を出てタンク110の底または下部領域に行く冷却された流体Fは、例えば15℃〜35℃の範囲の温度を有する可能性があり、一方、タンク110の上部領域の温かい流体Fは20℃〜50℃の範囲の温度を有する可能性がある。
流体Fの温度は、コンピューター130の熱負荷および冷却システム100を循環している冷却媒体の温度および流速によりほぼ決定される。
本発明は幾つかの利点を提供する。本発明は嵩高い装置を回避し;タンクの流体F冷却ユニット、すなわち流体コンディショナーがタンク110に配置され、その結果、タンクの流体Fは冷却過程でタンクから出ないので、流体コンディショナーからタンク110の外部に流体が漏れることはなく;メンテナンスおよび移動は、完全なユニットまたはモジュールとして、単に流体コンディショナーの接続を切り、そしてタンク110から取り出す必要があるだけなので容易に行える。
本発明の1もしくは複数の好適態様をこれまで記載してきたが、本発明の範囲はそれらの具体的態様に限定されず、そして当業者には明らかであるように他の方法でも具現化される場合がある。
当業者には明白であるような改良および変形は、本発明の範囲内であると見なされる。

Claims (22)

  1. 体に浸漬されたコンピューターまたは他の電子装置を含むためのタンクと、
    流体コンディショナー、とを含んでなる冷却システムであって、
    前記タンクは周辺環境に開放されている上部を有し、
    前記流体コンディショナーは、
    前記タンク中に配置され使用中に流体中に完全に浸漬されているハウジングであって、第1チャンバーを有するハウジングと、
    前記ハウジングからの出口と
    冷却媒体が該熱交換器に入る入口および前記冷却媒体が前記熱交換器を出る出口を有する熱交換器であって、前記ハウジングの前記第1チャンバー内に配置された熱交換器と、
    使用時に流体が熱交換器を通って接触するように該流体を送液するために配列されたポンプ手段とを含み、
    前記流体コンディショナーの垂直位の操作方向で、前記ポンプ手段および熱交換器は互いに縦に間隔が空いており、そして該熱交換器は前記流体コンディショナーの出口上に配置され、そして
    使用時に、前記流体が前記熱交換器を通って接触し、これにより前記流体を冷却し、そして冷却された前記流体が前記流体コンディショナーの出口を介して該流体コンディショナーを出て、そして前記タンクを通って循環するために前記タンクの下部領域を通過するように、前記流体が前記ポンプ手段に引き込まれ、そして該ポンプ手段を通って該ポンプ手段から放出される、冷却システム
  2. 使用時に、前記流体が前記熱交換器を通って接触し、これにより該流体が前記ポンプ手段を通過した後に該流体を冷却するように、前記ポンプ手段が前記熱交換器の上に配置されている、請求項1に記載の冷却システム
  3. 前記流体コンディショナーの出口がチャンバーの出口を含む、請求項2に記載の冷却システム
  4. 使用時に、前記流体が前記熱交換器を通って接触し、これにより該流体が前記ポンプ手段を通る前に該流体を冷却するように、前記ポンプ手段が前記熱交換器の下に配置されている、請求項1に記載の冷却システム
  5. 前記流体コンディショナーの出口が前記ポンプ手段の出口を含む、請求項4に記載の冷却システム
  6. 中に前記熱交換器が配置されている第1チャンバーが、前記第1チャンバー内の前記熱交換器により冷却された流体を、タンク中及び前記第1チャンバーの外の温かい流体から分離する、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の冷却システム
  7. 使用時に、前記流体が前記熱交換器を通って接触し、これにより該流体が前記ポンプ手段を通過した後に該流体を冷却するように、前記ポンプ手段が前記熱交換器の上に配置されており、
    中に前記熱交換器が配置されている第1チャンバーが、前記第1チャンバー内の前記熱交換器により冷却された流体を、タンク中及び前記第1チャンバーの外の温かい流体から分離し、
    前記第1チャンバーが、前記流体が前記第1チャンバーを出ることができる出口を除いて実質的に一枚壁を含む、請求項1に記載の冷却システム
  8. 使用時に、前記流体が前記熱交換器を通って接触し、これにより該流体が前記ポンプ手段を通る前に該流体を冷却するように、前記ポンプ手段が前記熱交換器の下に配置されており、
    中に前記熱交換器が配置されている第1チャンバーが、前記第1チャンバー内の前記熱交換器により冷却された流体を、タンク中及び前記第1チャンバーの外の温かい流体から分離し、
    前記第1チャンバーが、前記流体が前記第1チャンバーに入ることができる入口を除いて実質的に一枚壁を含む、請求項1に記載の冷却システム
  9. 前記ハウジングの残りの全てまたは一部が流体透過性構造を備えている、請求項7または8に記載の冷却システム
  10. 前記流体透過性構造が剛性メッシュまたはカゴ−様構造を含む、請求項9に記載の冷却システム
  11. 前記流体透過性構造がフレイム−様構造を含む、請求項9に記載の冷却システム
  12. 前記熱交換器を前記ポンプ手段から分けるチャンバーの壁が第1バッフルを含み、そして前記流体に対して透過性である、請求項7ないし11のいずれか1項に記載の冷却システム
  13. 第1バッフルが、前記ポンプ手段と前記熱交換器との間に位置するように前記ハウジング内に取り付けられる、請求項12に記載の冷却システム
  14. 第2チャンバーが第1バッフルと第2バッフルとの間に形成され、かつ、前記ポンプ手段が第2チャンバーに配置されるように、さらに第2バッフルを含む、請求項12または13に記載の冷却システム
  15. 前記ポンプ手段が第1バッフルと第2バッフルとの間に取り付けられる、請求項14に記載の冷却システム
  16. さらに前記流体が前記ハウジングに入るための入口を含み、かつ、該入口が前記ポンプ手段の上に配置される、請求項1ないし15のいずれか1項に記載の冷却システム
  17. さらにハウジング内に流体コンディショナーの入口に隣接する入口チャンバーを含む、請求項16に記載の冷却システム
  18. さらに前記熱交換器の入口および出口にそれぞれ流体連通する導管を含む、請求項1ないし17のいずれか1項に記載の冷却システム
  19. さらに汚染物質が前記ポンプ手段および/または前記ハウジングの少なくとも1に入ることを防ぐため、フィルターまたは濾過器手段を含む、請求項1ないし18のいずれか1項に記載の冷却システム
  20. さらに前記流体が前記ポンプ手段に引き込まれる直前に該流体の温度を感知するための温度センサー手段を含む、請求項1ないし19のいずれか1項に記載の冷却システム
  21. ンクの外部に配置される熱交換器ユニットと、
    流体コンディショナーの熱交換器と熱交換ユニットとの間に冷却媒体を輸送するための配管または注水管とを含む、
    請求項1ないし20のいずれか1項に記載の冷却システム
  22. 冷却方法であって
    (a) タンク中の流体に浸漬された1もしくは複数のコンピューターまたは他の電子装置を提供すること、
    ) 前記流体を前記タンクの上部領域から流体コンディショナーの中にポンプで引き込むこと、
    ) 前記流体をハウジング内で下に移動させて熱交換器に通して接触させて、前記流体から前記熱交換器に熱を放出し、そしてこれにより前記流体を冷却すること、
    ) 前記熱交換器に通して接触させた後、前記1もしくは複数のコンピューターまたは他の電子装置から熱を取るために、そして前記タンクの上部領域に上げるために、冷却した前記流体を前記タンクの下部領域から前記タンクの上に向かって、かつ、該タンク中の前記1もしくは複数のコンピューターまたは他の電子装置の周りに流動させること、
    ) 工程()から()を実質的に連続様式で繰り返し、そして
    前記流体を前記タンクから出さずに工程()から()を行うこと
    を含んでなり、
    前記タンクは周辺環境に開放されている上部を有し、
    前記タンクは、
    前記タンク中に配置され使用中に流体中に完全に浸漬されているハウジングであって、第1チャンバーを有するハウジングと、
    前記ハウジングからの出口と、
    冷却媒体が熱交換器に入る入口および前記冷却媒体が熱交換器を出る出口を有する熱交換器であって、前記ハウジングの第1チャンバー内に配置された熱交換器と、および、
    流体が熱交換器を通って接触するように前記流体を送液するために配列されたポンプ手段とを含んでなる、流体コンディショナーを備えている、
    冷却方法。
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