JP6655231B2 - 送りネジ機構及び直動案内ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、工作機械等のテーブル送り装置に用いられる送りネジ機構及び直動案内ユニットに関する。
従来、直動案内ユニットとしては、左右のガイドレールと、ガイドレール上にスライド自在に取り付けられたスライダと、スライダをガイドレールの長手方向に移動させる送りネジ機構とを備えるものが知られている。送りネジ機構は、スライダのナット部と螺合されるネジ溝が外周面に形成された送りネジ軸と、送りネジ軸の軸端部を軸支する軸受部と、送りネジ軸の軸端に取り付けられた動力入力機構となるハンドルと、軸受部とハンドルとの間の軸端部に取り付けられて軸端部を挟圧することで送りネジ軸の回転を拘束する挟み込みブレーキ部とを備えている。この直動案内ユニットは、挟み込みブレーキ部による拘束を解除してハンドルを回して送りネジ軸を回転させることによりスライダが送りネジ軸の軸方向に移動され、挟み込みブレーキ部を作用させると送りネジ軸の回転が拘束されてスライダが所定位置に保持される。
特開平8−105439号公報
ところで、上記送りネジ軸は、長尺の丸棒材の外周面に全長にわたってネジ溝を形成し、ネジ部だけを有する長尺のネジ軸が材料として使用され、この材料を必要な長さに切断して軸端部のネジ溝を旋盤や切削等により削り取って形成され、軸端部が小径となってしまう。また、送りネジ軸の軸端部は、軸受部、ブレーキ部、ハンドル等の部品の位置決め用の当接面となる段部が形成されるように段階的に小径に形成されている。そのため、送りネジ軸の軸端部では、挟み込みブレーキ部を取り付ける軸部が細くなり十分なブレーキ力が作用しない場合があった。また、ハンドルの取り付け部分は、軸端部の最も端に位置して軸端部の中で一番小径の部分であり、この小径部分に取り付け可能な取り付け穴を有するハンドルとして市販品(規格品等)では小さなハンドルしか選択できないことがあった。
このように、送りネジ軸のネジ部の外径が小径(例えば、ねじ山間の直径が32mm以下)のものでは、軸端部がさらに小径となるため、十分なブレーキ力が作用し難くなり送りネジ軸の回転阻止が不十分となるおそれがあり、また、ハンドルも入手が容易で価格も手ごろな市販品では小サイズのものしか選択できず大サイズのハンドルの取り付けを望むユーザの要望に応えられない場合があった。
一方、送りネジ軸の製造の際、材料に長尺な丸棒材を使用し、この丸棒材を必要な長さに切断し、ネジ部となる部分にだけネジ溝を刻設し、ネジ部と軸端部との間を溝加工して縁切り部を形成し、軸端部には軸受部等の部品の位置決め用に段部を旋盤や切削等で形成するようにすれば、軸端部が細くなる割合を抑制できるが、材料に長尺なネジ軸を使用する場合に比べて、製造の手間や時間がかかり短納期に対応できない問題が生じ、また縁切り部の形成により送りネジ軸が長くなり、材料ロスも多くなる。
従って、送りネジ軸としては、ネジ軸を材料に製造されたものであって軸端部がネジ部に隣接して段階的に小径となったものが多く使用されており、それゆえ上述のような問題が生じていた。
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、送りネジ軸のネジ部が小径の場合でも挟み込みブレーキ部によりブレーキ力を十分に発揮できる送りネジ機構及び直動案内ユニットを提供することを目的とする。
また、ハンドルを取り付ける場合には市販品の大サイズのハンドルでも使用できる送りネジ機構及び直動案内ユニットを提供することを目的とする。
本発明に係る送りネジ機構は、
外周面にネジ溝が形成されたネジ部を有し軸端部がネジ部の外径よりも小径に形成された送りネジ軸と、送りネジ軸の軸端部を軸支する軸受部と、上記軸端部に配設されて送りネジ軸の回転を拘束する挟み込みブレーキ部と、上記軸端部を通じて送りネジ軸に回転入力する動力入力機構とを備え、
上記軸受部から突出する送りネジ軸の軸端部において送りネジ軸と共回り可能に外嵌して取り付けられる円形外周面を有するアタッチメントが設けられ、
上記アタッチメントには、このアタッチメントを通じて送りネジ軸に回転入力する上記動力入力機構と、このアタッチメントを狭圧することで送りネジ軸の回転を拘束する上記挟み込みブレーキ部とが取り付けられるものである。
これにより、送りネジ軸の軸端部の外径をアタッチメントの取り付けにより太くすることができる。つまり、送りネジ軸の軸端部におけるアタッチメントの取り付け部分では、このアタッチメントの外径となる。このアタッチメントに挟み込みブレーキ部と動力入力機構とが取り付けられる。従って、挟み込みブレーキ部とアタッチメントとの間の接触面積が大きくなり、挟み込みブレーキ部によるブレーキ力をアタッチメントを介して送りネジ軸に強く作用させることができる。また、動力入力機構にハンドルを使用する場合には、市販品(規格品等)のハンドルとして取り付け穴が大きい大サイズのハンドルでも使用することができる。
上記送りネジ軸の軸端部は、ネジ部から延設してネジ部よりも小径の小径部であり、この小径部の端部の外周面には雄ネジが設けられ、小径部の端面には軸方向に延びる雌ネジ穴が設けられ、
上記アタッチメントは、上記小径部の端部に外嵌して小径部の外周面の雄ネジと螺合する雌ネジを有する凹部と、上記送りネジ軸の軸方向に貫通するボルト穴とを有し、
上記アタッチメントは、上記小径部の雄ネジが上記凹部内の雌ネジと螺合され、且つ固定ボルトが上記ボルト穴に挿通されて上記小径部の雌ネジ穴と螺合されることにより上記軸端部に固定されている構成とすることができる。
この場合、アタッチメントは、送りネジ軸の軸端部に対して、凹部の雌ネジが軸端部である小径部の雄ネジと螺合されるとともに、固定ボルトが小径部の雌ネジ穴と螺合され、ダブルネジ結合されて強固に固定され、且つ互いに協働してネジの緩みを抑制することができる。従って、アタッチメントを介して送りネジ軸への回転伝達と回転阻止を確実に作用させることができる。
また、アタッチメントを取り付けた軸端部である小径部には軸受部が取り付けられており、アタッチメントの凹部を軸受部に近接させることができる。従って、軸受部のベアリングの横ずれをアタッチメントの凹部により防ぐことができ、従来、ベアリングの横ずれ防止に使用されていた押さえナットを不要とすることができる。
上記送りネジ軸の軸端部は、ネジ部から延設してネジ部よりも小径の第1小径部と、第1小径部から延設して第1小径部よりも小径の第2小径部と、第2小径部の端面に送りネジ軸の軸方向に延びるネジ穴とを有し、
上記アタッチメントは、内側に上記軸端部の第2小径部と外嵌する凹部を設けたホルダー部と、ホルダー部から延設するポスト部と、ポスト部の端面からホルダー部の凹部に貫通するボルト穴とを有し、
上記アタッチメントは、上記凹部が上記軸端部の第2小径部に外嵌された状態で、固定ボルトが上記ボルト穴を挿通されて上記軸端部のネジ穴に締め付けられることにより上記軸端部に固定されている構成とすることができる。
この場合、固定ボルトにより軸端部へのアタッチメントの取り付け状態を強固にすることができ、アタッチメントを介して送りネジ軸への回転伝達と回転阻止を確実に作用させることができる。
上記送りネジ機構と、
上記送りネジ機構の送りネジ軸と螺合されたナット部を有し送りネジ軸の回転により送りネジ軸の軸方向に移動されるスライダと、
上記スライダが取り付けられてスライダの移動を案内するガイドレールとを備える直動案内ユニットを構成することができ、この場合、上記作用を発揮する直動案内ユニットが提供される。
以上のように、本発明によれば、送りネジ軸のネジ部が小径のものでもアタッチメントを介して挟み込みブレーキ部のブレーキ力を送りネジ軸に強く作用させて送りネジ軸の回転阻止状態を安定して保持することができる。また、送りネジ軸への動力入力機構にハンドルを使用する場合には、市販品のハンドルとして取り付け穴が大きい大サイズのハンドルでも使用することができ、市販品の大サイズのハンドルの取り付けを望むユーザの要望にも応えることができる。
実施形態1における直動案内ユニットを示す斜視図である。 実施形態1における直動案内ユニットを示す上面図である。 実施形態1における送りネジ機構の要部を示す断面模式図である。 挟み込みブレーキ部を示す断面模式図である。 実施形態2における送りネジ機構の要部を示す断面模式図である。
以下に、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1、図2に示す直動案内ユニット1は、断面凹型のガイドレール11と、ガイドレール11の左右の側壁上面にスライド自在に取り付けられたスライダ12と、スライダ12をガイドレール11の長手方向に移動させる送りネジ機構2とを備えている。
図3をも参照して、送りネジ機構2は、外周面にネジ溝31aが形成されたネジ部31を有する送りネジ軸3を備え、この送りネジ軸3は、スライダ12のナット部13のネジ溝(図示せず)と螺合されている。送りネジ軸3の一端側の軸端部32は、ガイドレール11の長手方向一端に取り付けた端板14を貫通して端板14の外側に突出されて、軸受部4、挟み込みブレーキ部5、ハンドル6(動力入力機構)が配設されている。送りネジ軸3の他端側の軸端部33にはストッパ34(図2参照)が取り付けられており、このストッパ34によりスライダ12のナット部13が送りネジ軸3から脱出しないようになっている。
送りネジ軸3の一端側の軸端部32は、ネジ部31側から順に、第1小径部35と第2小径部36とが形成されている。第1小径部35は、ネジ部31のネジ溝31aを削り取った外径を有しネジ部31よりも小径に形成されている。この第1小径部35には、軸受部4が配設されている。この軸受部4により送りネジ軸3が回転可能に軸支されている。軸受部4は、ハウジング部41と、ハウジング部41内に設けるベアリング部42と、ハウジング部41に周設するフランジ部43とを備えている。軸受部4は、フランジ部43を端板14の外面にボルト止めして固定されている。また、第1小径部35は、第2小径部36側の端部にネジ溝35aが形成され、このネジ溝35aに軸受部4のベアリング部42の横ずれを防ぐ押さえナット37が取り付けられている。
第2小径部36は、第1小径部35との間に段部38を形成して第1小径部35よりも小径に形成されている。この第2小径部36には、円形外周面を有するアタッチメント7が外嵌するように取り付けられている。アタッチメント7は、内側に軸端部32の第2小径部36と外嵌する凹部73を設けたホルダー部71と、ホルダー部71から延設するポスト部72とを有する。また、アタッチメント7は、ポスト部72の端面からホルダー部71の凹部73に貫通するボルト穴74が設けられている。第2小径部36の端面には、送りネジ軸3の軸方向に延びるネジ穴36aが設けられ、このネジ穴36aにアタッチメント7を固定するための固定ボルト8が螺合される。
アタッチメント7は、ホルダー部71の凹部73を軸端部32の第2小径部36に外嵌させているが、この場合、凹部73と第2小径部36とは、嵌め込み、圧入等、また、キーやセレーション等により接続させることができる。この接続の際、例えば、軸端部32側においてアタッチメント7の凹部73に対して切り込み可能なセレーションを設けることでもよいし、また、接着剤を塗布して接着させることでもよい。そして、このアタッチメント7の軸端部32への外嵌状態で固定ボルト8をアタッチメント7のボルト穴74に挿通して軸端部32のネジ穴36aに締め付けることにより、アタッチメント7が軸端部32に固定されている。アタッチメント7は、この固定状態では固定ボルト8の頭部によりポスト部72の端面が押圧されてホルダー部71の先端面が第1小径部35と第2小径部36の間の段部38に圧接されている。従って、アタッチメント7は、送りネジ軸3の軸端部32に強固に固定され、送りネジ軸3と共回り可能となっている。また、アタッチメント7のホルダー部71は、外径が第1小径部35の外径よりも大径となっているので、第1小径部35に取り付けた押さえナット37の脱落をも防止している。
アタッチメント7のホルダー部71の外径は、軸端部32の第2小径部36の外径よりも大径であり、ポスト部72の外径は、ホルダー部71の外径よりも小径となっている。ホルダー部71には挟み込みブレーキ部5が取り付けられ、ポスト部72にはハンドル6が取り付けられている。
なお、アタッチメント7は、ホルダー部71が大径でありポスト部72が小径となっているが、ホルダー部71とポスト部72との外径が同径のものやポスト部72の方が大径のものでもよい。また、ホルダー部71、ポスト部72ともに円形外周面となっているが、ポスト部72の外周面は角形など、そこに装着する部品に応じる等して各種の形状とすることができる。
図4に示すように、挟み込みブレーキ部5は、本体部51と、本体部51を貫通する軸孔52と、軸孔52の軸線方向に沿って軸孔52から本体部51の外周面に達する切溝53と、切溝53の両側に配置される本体部51の部分である一対の揺動部54a,54bと、一方の揺動部54aに設けられる挿通穴55と、挿通穴55と対向して他方の揺動部54bに設けられるネジ穴56と、挿通穴55及びネジ穴56に挿通されるネジ棒57と、ネジ棒57の端部に取り付けられてネジ棒57を回転させる操作レバー58とを有する。
挟み込みブレーキ部5は、軸孔52がアタッチメント7のホルダー部71に挿通される。アタッチメント7のホルダー部71の外径は、挟み込みブレーキ部5の軸孔52の内径よりも僅かに小さく形成されている。挟み込みブレーキ部5は、操作レバー58を操作してネジ棒57が他方の揺動部54bのネジ穴56に捻じ込まれていくと切溝53で分離された一対の揺動部54a,54bが互いに接近して軸孔52を縮径させる。これにより、挟み込みブレーキ部5の軸孔52がアタッチメント7のホルダー部71を挟圧して、アタッチメント7を介して送りネジ軸3の回転が拘束される。
挟み込みブレーキ部5は、本体部51において軸孔52を跨いだ切溝53との対向側である非揺動部分59(一対の揺動部54a,54bの揺動がほとんど伝わらない部分)が軸受部4のハウジング部41と連続して形成されているが、この本体部51の非揺動部分59をボルト等の固定手段で軸受部4のハウジング部41に固定させるようにしてもよい。
ハンドル6は、環状のハンドル本体61と、ハンドル本体61とスポーク部62により連結されてハンドル本体61の中心部に配置されるハブ部63と、ハンドル本体61に取り付けられた持ち手部64とを有する。ハブ部63の中心には、ハンドル6の回転軸方向に貫通した取り付け穴65が設けられている。
ハンドル6は、取り付け穴65がアタッチメント7のポスト部72に挿通される。アタッチメント7のポスト部72の外径は、ハンドル6のハブ部63における取り付け穴65の内径と略同径に形成されている。ハブ部63の側面には、ネジ穴66がハンドル6の回転軸線と直交方向に延びて取り付け穴65に達するように形成されている。ハンドル6は、取り付け穴65をアタッチメント7のポスト部72に挿通した状態でネジ穴66に固定ネジ67を捻じ込んでポスト部72に押圧させることによりアタッチメント7に固定される。従って、挟み込みブレーキ部5による拘束を解除した状態で、ハンドル6を回すとアタッチメント7を介して送りネジ軸3が回転される。
このように、本実施形態1における送りネジ機構2によれば、送りネジ軸3においてネジ部31が小径(例えば、ネジ山間の直径が32mm以下)のものであって軸端部32がさらに小径となるものであっても、アタッチメント7を送りネジ軸3の軸端部32に取り付けることにより軸端部32の外径を太くすることができる。つまり、送りネジ軸3の軸端部32におけるアタッチメント7の取り付け部分は、このアタッチメント7の外径となる。そして、このアタッチメント7に挟み込みブレーキ部5とハンドル6とが取り付けられる。従って、従来のように挟み込みブレーキ部5を軸端部32に直接取り付けていた場合に比べて、挟み込みブレーキ部5の軸孔52とアタッチメント7のホルダー部71との接触面積が大きくなり、挟み込みブレーキ部5によるブレーキ力をアタッチメント7を介して送りネジ軸3に強く作用させることができる。よって、送りネジ軸3の回転阻止状態を安定して保持することができる。
また、ハンドル6の取り付け部分の軸径(アタッチメント7のポスト部72の外径)も、従来のようにハンドル6を軸端部32に直接取り付けていた場合に比べて太くすることができる。従って、市販品(規格品等)のハンドル6として取り付け穴65が大きい大サイズのハンドル6でも使用することができる。よって、市販品の大サイズのハンドル6の取り付けを望むユーザの要望にも応えることができる。
(実施形態2)
図5に示すように、実施形態2の送りネジ機構2Aでは、実施形態1と比べて、送りネジ軸3の一端側の軸端部32は、第2小径部36を設けず、第1小径部35に相当する小径部39だけで構成し、小径部39にアタッチメント7を取り付けるようにする。この小径部39の端部側における外周面には雄ネジXが設けられ、また、小径部39の端面には送りネジ軸3の軸方向に延びる雌ネジ穴Bが設けられている。アタッチメント7は、ホルダー部71の凹部73の内周面に小径部39の雄ネジXと螺合する雌ネジAが設けられている。アタッチメント7を軸端部32に固定する固定ボルト8Aは、小径部39の端面の雌ネジ穴Bと螺合する雄ネジYが設けられている。そして、アタッチメント7のホルダー部71を軸端部32である小径部39に捻じ込んで凹部73の雌ネジAと小径部39の雄ネジXとを螺合させて固定する。また、固定ボルト8をアタッチメント7のボルト穴74に挿通して小径部39の端面に設ける雌ネジ穴Bに捻じ込んで固定ボルト8の雄ネジYを小径部39の雌ネジ穴Bと螺合させて固定する。
このように、アタッチメント7は、送りネジ軸3の軸端部32に対して、凹部73の雌ネジAが小径部39の雄ネジXと螺合されるとともに、固定ボルト8Aが小径部39の雌ネジ穴Bと螺合され、ダブルネジ結合されて強固に固定される。これにより、内外のネジ結合が互いに協働して、一方のネジ(X又はY)に緩みが生じようとしても他方のネジ(X又はY)によりその緩みを抑制するように機能する。従って、アタッチメント7を介して送りネジ軸3へのハンドル6の回転伝達と挟み込みブレーキ部5の回転阻止を確実に作用させることができる。
なお、小径部39の雄ネジXと固定ボルト8Aの雄ネジYは、タップネジとしてもよく、この場合、ネジ力が強固となり、上述の緩み止め効果をさらに向上することができる。また、外側のネジX,Aと内側のネジY,Bとのネジのピッチを異なるようにしてもよく、この場合も、上述の緩み止め効果をさらに向上することができる。
また、アタッチメント7を取り付けた軸端部32である小径部39には軸受部4が取り付けられており、アタッチメント7のホルダー部71を軸受部4に近接させることができる。従って、アタッチメント7のホルダー部71が軸受部4のベアリング部42に対向してホルダー部71によりベアリング部42の横ずれを防ぐことができ、実施形態1のような押さえナット37を不要とすることができる。
さらに、軸端部32は、実施形態1のような第2小径部36を有さず第1小径部35に相当する小径部39だけで構成され、軸端部32の長さを短くすることができる。従って、送りネジ機構2A及び直動案内ユニット1をコンパクトに構成することができる。
上述以外の実施形態2の構成及び作用効果は、実施形態1と同様である。
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で各種の変更を施すことができる。
例えば、動力入力機構として、ハンドル6に代えてモータを使用することができる。この場合、アタッチメント7のポスト部72には、軸継手を取り付けてモータ軸を接続するようにしてもよいし、プーリ、ギヤ等を取り付けてモータの回転力を入力するようにしてもよい。
また、アタッチメント7には、スライダ12の位置や移動量等を表示するカウンタを取り付けるようにしてもよく、その他各種の部品を取り付けることができる。この場合、アタッチメント7の大きさ(外径、長さ等)や形状等の異なる複数種類のものを予め取り揃えることで、ユーザの要求に応じて、軸端部に装備する各種部品の多様なバリエーションの提供を短納期で可能とすることができる。
また、送りネジ軸3は、転動体のボールを介在させるボールネジ軸としてもよい。
1 直動案内ユニット
2 送りネジ機構
3 送りネジ軸
4 軸受部
5 挟み込みブレーキ部
6 ハンドル(動力入力機構)
7 アタッチメント
8 固定ボルト
11 ガイドレール
12 スライダ
31 ネジ部
31a ネジ溝
32 軸端部
35 第1小径部
36 第2小径部
39 小径部
71 ホルダー部
72 ポスト部
73 凹部
74 ボルト穴
A 雌ネジ
B 雌ネジ穴
X 雄ネジ
Y 雄ネジ

Claims (4)

  1. 外周面にネジ溝が形成されたネジ部を有し軸端部がネジ部の外径よりも小径に形成された送りネジ軸と、送りネジ軸の軸端部を軸支する軸受部と、上記軸端部に配設されて送りネジ軸の回転を拘束する挟み込みブレーキ部と、上記軸端部を通じて送りネジ軸に回転入力する動力入力機構とを備え、
    上記軸受部から突出する送りネジ軸の軸端部において送りネジ軸と共回り可能に外嵌して取り付けられる円形外周面を有するアタッチメントが設けられ、
    上記アタッチメントには、このアタッチメントを通じて送りネジ軸に回転入力する上記動力入力機構と、このアタッチメントを狭圧することで送りネジ軸の回転を拘束する上記挟み込みブレーキ部とが取り付けられる送りネジ機構。
  2. 請求項1に記載の送りネジ機構において、
    上記送りネジ軸の軸端部は、ネジ部から延設してネジ部よりも小径の小径部であり、この小径部の端部の外周面には雄ネジが設けられ、小径部の端面には軸方向に延びる雌ネジ穴が設けられ、
    上記アタッチメントは、上記小径部の端部に外嵌して小径部の外周面の雄ネジと螺合する雌ネジを有する凹部と、上記送りネジ軸の軸方向に貫通するボルト穴とを有し、
    上記アタッチメントは、上記小径部の雄ネジが上記凹部内の雌ネジと螺合され、且つ固定ボルトが上記ボルト穴に挿通されて上記小径部の雌ネジ穴と螺合されることにより上記軸端部に固定されている送りネジ機構。
  3. 請求項1に記載の送りネジ機構において、
    上記送りネジ軸の軸端部は、ネジ部から延設してネジ部よりも小径の第1小径部と、第1小径部から延設して第1小径部よりも小径の第2小径部と、第2小径部の端面に送りネジ軸の軸方向に延びるネジ穴とを有し、
    上記アタッチメントは、内側に上記軸端部の第2小径部と外嵌する凹部を設けたホルダー部と、ホルダー部から延設するポスト部と、ポスト部の端面からホルダー部の凹部に貫通するボルト穴とを有し、
    上記アタッチメントは、上記凹部が上記軸端部の第2小径部に外嵌された状態で、固定ボルトが上記ボルト穴を挿通されて上記軸端部のネジ穴に締め付けられることにより上記軸端部に固定されている送りネジ機構。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の送りネジ機構と、
    上記送りネジ機構の送りネジ軸と螺合されたナット部を有し送りネジ軸の回転により送りネジ軸の軸方向に移動されるスライダと、
    上記スライダが取り付けられてスライダの移動を案内するガイドレールとを備える直動案内ユニット。

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