JP6654986B2 - 核燃料貯蔵用ラック群 - Google Patents

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Description

本発明は、核燃料貯蔵用ラック群に関する。
原子炉から取り出された使用済み核燃料集合体は、再利用施設に搬出するまでの間、原子力発電所内の冷却ピット(燃料貯蔵プール)において貯蔵、冷却される。
この場合、使用済み核燃料集合体は、冷却ピット内に設置された使用済み核燃料貯蔵用ラックに貯蔵される(例えば、特許文献1参照)。
核燃料貯蔵用ラックとしては、格子状とされた支持格子に複数のラッセルを挿入するとともに、燃料貯蔵プールの壁や床に固定されていないフリースタンディングラックがある。
このようなフリースタンディングラックを複数備えた核燃料貯蔵用ラック群は、核燃料貯蔵用ラックの支持格子と他の核燃料貯蔵用ラックの支持格子とを連結する連結部材を有する。
上記連結部材を用いて、複数の核燃料貯蔵用ラックを連結することで、例えば、地震等が発生した際に、核燃料貯蔵用ラック同士が衝突することを抑制することが可能となる。
特許第5659133号公報
ところで、上述した核燃料貯蔵用ラック群では、例えば、竜巻等により、上方から連結部材に飛来物が飛んできて、連結部材に飛来物が衝突すると、連結部材が破損する可能性があった。
また、連結部材が破損した場合、核燃料貯蔵用ラック同士が衝突することを抑制できなくなるとともに、連結部材を取り外すことが困難となるため、個々の核燃料貯蔵用ラックを分離できなくなる可能性があった。
そこで、本発明は、隣り合う核燃料貯蔵用ラック間を連結する連結部材に飛来物が衝突することを抑制可能な核燃料貯蔵用ラック群を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る核燃料貯蔵用ラック群は、複数のラックセルと、前記複数のラックセルの延在方向が鉛直方向となるように、前記鉛直方向に対して直交する水平面方向に配置された前記複数のラックセルを支持する支持格子部材と、を含む複数の核燃料貯蔵用ラックと、前記水平面方向において、互いに隣り合う前記核燃料貯蔵用ラックに設けられた前記支持格子部材の間を連結する連結部材と、前記連結部材の上方に配置され、かつ前記連結部材の上面側を覆う蓋体を含む保護部材と、を有し、前記保護部材は、前記蓋体の下面側に設けられ、前記蓋体の下方に延在するとともに、前記互いに隣り合う核燃料貯蔵用ラックに設けられた前記支持格子部材の上面に下端が当接される支持部を含むことを特徴とする。
本発明によれば、上述した構成とされた保護部材を有するとともに、複数の連結部材の上方に配置され、かつ連結部材の上面側を覆うように蓋体を配置することで、連結部材の上方から飛来物が飛んできた際に、連結部材に飛来物が衝突することを抑制可能となる。
また、蓋体の下方側に延在するとともに、互いに隣り合う核燃料貯蔵用ラックの支持格子部材の上面に下端が当接される支持部を有することで、保護部材に飛来物が衝突した際の衝撃が、複数の連結部材に伝わることを抑制できる。
このように、保護部材を設けて、直接、飛来物が連結部材に衝突することや、飛来物の衝突による衝撃が連結部材に伝わることを抑制することで、飛来物に起因する連結部材の破損を抑制できる。
また、上記本発明の一態様に係る核燃料貯蔵用ラック群において、前記連結部材は、前記互いに隣り合う核燃料貯蔵用ラック間において、前記水平面方向に対して平行な所定方向に複数配置されており、前記蓋体は、前記所定方向に配置された複数の前記連結部材の上面側を覆うように、前記所定方向に延在してもよい。
このように、所定方向に配置された複数の連結部材の上面側を覆うように、蓋体が所定方向に延在することで、水平面方向に対して傾斜した方向(斜め方向)から飛来物が飛んできた場合でも飛来物を蓋体に衝突させることが可能となるため、斜め方向から飛んでくる飛来物が複数の連結部材に衝突することを抑制できる。
また、上記本発明の一態様に係る核燃料貯蔵用ラック群において、前記複数の連結部材は、前記所定方向において対向配置された一対の連結部材を含み、前記保護部材は、前記蓋体の下面側に設けられ、前記一対の連結部材よりも下方の位置まで延在する一対の位置規制部を含み、前記一対の位置規制部のうち、一方の位置規制部は、前記一対の連結部材のうち、一方の連結部材と対向する他方の連結部材の対向面に当接されており、他方の位置規制部は、前記他方の連結部材と対向する前記一方の連結部材の対向面に当接されていてもよい。
このように、一対の位置規制部のうち、一方の位置規制部を一方の連結部材と対向する他方の連結部材の対向面に当接させるとともに、他方の位置規制部を他方の連結部材と対向する一方の連結部材の対向面に当接させることで、水平面方向における保護部材の位置を規制することが可能となる。
これにより、複数の連結部材の上方に配置された蓋体の位置がずれて、複数の連結部材の上面が蓋体から露出されることを抑制できる。
また、上記本発明の一態様に係る核燃料貯蔵用ラック群において、前記一対の位置規制部は、前記一方の連結部材の対向面または前記他方の連結部材の対向面に当接される板状の延出部と、前記対向面と接触する面とは反対側に位置する前記延出部の面に設けられ、前記所定方向に対する前記延出部の位置を規制する補強部と、を有してもよい。
このように、対向面と接触する面とは反対側に位置する延出部の面と蓋体の下面との間に設けられ、所定方向に対する延出部の位置を規制する補強部を有することで、所定方向における保護部材の位置を規制する効果を高めることができる。
また、上記本発明の一態様に係る核燃料貯蔵用ラック群において、前記支持部は、所定の間隔を空けた状態で、前記所定方向に対して複数設けてもよい。
このように、所定の間隔を空けた状態で、所定方向に対して複数の支持部を設けることで、蓋体に飛来物が衝突した際の衝撃を分散させることができる。
また、上記本発明の一態様に係る核燃料貯蔵用ラック群において、前記支持格子部材は、前記複数のラックセルの上部を支持する上部支持格子と、前記上部支持格子の下方に配置され、前記複数のラックセルの中部を支持する格子状の中部支持格子と、前記中部支持格子の下方に配置され、前記複数のラックセルの下部を支持する格子状の下部支持格子と、を含み、前記複数の連結部材は、互いに隣り合う前記核燃料貯蔵用ラックに設けられた前記上部支持格子の間、及び互いに隣り合う前記核燃料貯蔵用ラックに設けられた前記下部支持格子の間に設けられており、前記蓋体は、前記上部支持格子の間に設けられた前記複数の連結部材の上方に配置してもよい。
このように、蓋体を上部支持格子間に設けられた複数の連結部材の上方に配置することで、互いに隣り合う核燃料貯蔵用ラックに設けられた上部支持格子の間に設けられた複数の連結部材に飛来物が衝突することを抑制できる。
また、互いに隣り合う核燃料貯蔵用ラックに設けられた上部支持格子の間に設けられた複数の連結部材の上方から互いに隣り合う核燃料貯蔵用ラックに設けられた下部支持格子の間に設けられた複数の連結部材に飛来物が衝突することを抑制できる。
また、上記本発明の一態様に係る核燃料貯蔵用ラック群において、前記保護部材は、前記所定方向における前記蓋体の両端から該蓋体の下方に延在するとともに、互いに隣り合う前記核燃料貯蔵用ラックに設けられた前記上部支持格子の間に設けられた前記連結部材と対向する側面保護部を含んでもよい。
このような構成とされた側面保護部を含むことで、横方向或いは斜め横方向から飛来物が飛んできた際に、飛来物が連結部材に衝突することを抑制可能となるので、飛来物に起因する連結部材の破損を抑制することができる。
また、上記本発明の一態様に係る核燃料貯蔵用ラック群において、前記側面保護部は、前記下部支持格子の間に設けられた前記連結部材の側壁を覆う位置まで延出しており、前記側面保護部の位置を規制する側面保護部位置規制部材と、を有してもよい。
このように、下部支持格子の側壁を覆う位置まで延出する側面保護部と、側面保護部の位置を規制する側面保護部位置規制部材と、を有することで、横方向や斜め横方向から中部支持格子及び下部支持格子に設けられた連結部材に飛来物が衝突することを抑制することができる。
また、上記本発明の一態様に係る核燃料貯蔵用ラック群において、前記蓋体は、前記所定方向に配置された複数の板部で構成されており、前記複数の板部は、互いに隣り合う位置に配置された前記板部に対して着脱可能な構成であってもよい。
このように、所定方向に配置された複数の板部で蓋体を構成するとともに、複数の板部を隣り合う位置に配置された板部に対して着脱可能な構成にすることで、飛来物が蓋体に衝突した際、保護部材全体を交換するのではなく、損傷した板部のみを交換すればよいため、コストを抑えることができる。
また、上記本発明の一態様に係る核燃料貯蔵用ラック群において、前記蓋体は、前記鉛直方向において、異なる高さに配置された複数の蓋部で構成されており、前記複数の蓋部は、前記鉛直方向において重なる部分を含んでもよい。
このように、鉛直方向において複数の蓋部が重なる部分を設けることで、飛来物が最上層の板材に衝突した場合でもその下方に配置された別の蓋部により、連結部材に飛来物が到達することを抑制できる。
また、上記本発明の一態様に係る核燃料貯蔵用ラック群において、前記蓋体は、前記複数の蓋部のうち、最下層に配置された蓋部の下方から最上層に配置された蓋部の上方に向かう方向に液体を移動させることが可能な流路を含んでもよい。
このように、複数の蓋部よりなる構造体が、最下層に配置された蓋部から最上層に配置された蓋部に向かう方向に液体(例えば、冷却水)を移動させることが可能な流路を含むことにより、液体の対流の阻害を防止できる。
本発明によれば、互いに隣り合う核燃料貯蔵用ラックを連結する連結部材に飛来物が衝突することを抑制することができる。
本発明の第1の実施形態に係る核燃料貯蔵用ラック群の概略構成を模式的に示す斜視図である。 図1に示す核燃料貯蔵用ラック群の一部を拡大するとともに、一部の構成要素を除去することで核燃料貯蔵用ラック内の構造を模式的に示した図である。 図2に示す核燃料貯蔵用ラック群のうち、領域Aに対応する部分を拡大した図である。 図3に示す第1の連結部材の配設位置を説明するための核燃料貯蔵用ラック群の斜視図である。 図2に示す核燃料貯蔵用ラック群のうち、領域Bに対応する部分を拡大した図である。 図2に示す核燃料貯蔵用ラック群のうち、領域Cに対応する部分を拡大した図である。 図4に示す2つの核燃料貯蔵用ラック間に保護部材を装着させた状態の核燃料貯蔵用ラック群をD視した図である。 図4に示す2つの核燃料貯蔵用ラック間に保護部材を装着させた状態の核燃料貯蔵用ラック群をE視した図である。 図8に示す核燃料貯蔵用ラック群のF−F線方向の断面図である。 図8に示す核燃料貯蔵用ラック群のG−G線方向の断面図である。 図8に示す核燃料貯蔵用ラック群のH−H線方向の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る核燃料貯蔵用ラック群の概略構成を模式的に示す図である。 図12に示す核燃料貯蔵用ラック群の一部をL視した図である。 本発明の第3の実施形態に係る核燃料貯蔵用ラック群の概略構成を示す図である。 図14に示す核燃料貯蔵用ラック群のM―M線方向の断面図である。 本発明の第3の実施形態の第1変形例に係る核燃料貯蔵用ラック群の概略構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態の第2変形例に係る核燃料貯蔵用ラック群の主要部を示す断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る核燃料貯蔵用ラック群の概略構成を示す図である。
以下、図面を参照して本発明を適用した実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、本発明の実施形態の構成を説明するためのものであり、図示される各部の大きさや厚さや寸法等は、実際の核燃料貯蔵用ラック群の寸法関係とは異なる場合がある。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る核燃料貯蔵用ラック群の概略構成を模式的に示す斜視図である。図1では、説明の便宜上、第1の実施形態の核燃料貯蔵用ラック群10を構成する複数のラックセルの図示を省略している。また、図1において、X方向はY方向及びZ方向に対して直交する方向、Y方向はX方向及びZ方向に対して直交する方向、Z方向は鉛直方向をそれぞれ示している。
なお、以下の説明では、X方向及びY方向に対して平行な面方向を水平面方向という。水平面方向は、Z方向に対して直交する方向である。
図2は、図1に示す核燃料貯蔵用ラック群の一部を拡大するとともに、一部の構成要素を除去することで核燃料貯蔵用ラック内の構造を模式的に示した図である。図2では、図1に示す保護部材25の図示を省略する。
図2において、A〜Cは、それぞれ領域(以下、「領域A〜C」という)を示している。また、図2では、図1に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図1及び図2を参照するに、第1の実施形態の核燃料貯蔵用ラック群10は、使用済燃料プール内に蓄えられた液体(例えば、冷却水)に浸漬されている。
核燃料貯蔵用ラック群10は、使用済燃料プールの壁に固定されていない状態で使用済燃料プール内の床11上に配置されている。
図3は、図2に示す核燃料貯蔵用ラック群のうち、領域Aに対応する部分を拡大した図である。図3において、図1及び図2に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
図4は、図3に示す第1の連結部材の配設位置を説明するための核燃料貯蔵用ラック群の斜視図である。図4では、一対の第1の連結部材21に対して装着される保護部材25も合わせて図示する。図4において、図1〜図3に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図5は、図2に示す核燃料貯蔵用ラック群のうち、領域Bに対応する部分を拡大した図である。図5において、図1〜図4に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
図6は、図2に示す核燃料貯蔵用ラック群のうち、領域Cに対応する部分を拡大した図である。図6において、図1〜図5に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
図1〜図6を参照するに、核燃料貯蔵用ラック群10は、複数の核燃料貯蔵用ラック15と、第1ないし第3の連結部材21〜23と、複数の保護部材25と、を有する。
複数の核燃料貯蔵用ラック15は、互いに隣り合うように、格子状に水平面方向(具体的には、X方向及びY方向)に配置されている。
核燃料貯蔵用ラック15は、フリースタンディングラックであり、ベースプレート27と、複数の脚部29と、支持格子部材を構成する下部支持格子31、中部支持格子32、及び上部支持格子33と、外周板37,38と、複数のラックセル41と、を有する。
ベースプレート27は、矩形とされた金属製の板材である。
複数の脚部29は、ベースプレート27の下面に設けられている。複数の脚部29は、ベースプレート27を支持している。複数の脚部29は、床11上に載置されている。
下部支持格子31は、ベースプレート27上に固定されている。下部支持格子31は、X方向及びY方向に対して所定の間隔で配置された複数の板材で構成されており、格子形状とされている。
下部支持格子31は、X方向及びY方向に配置され、ラックセル41の下部(具体的には、下端)が挿入される四角柱形状とされた開口部を複数有する。
下部支持格子31は、水平面方向に配置され、かつZ方向に延在する複数のラックセル41の下部を支持する。
中部支持格子32は、格子形状とされている。中部支持格子32は、下部支持格子31に支持された複数のラックセル41の高さ方向における中部を支持するように設けられている。中部支持格子32は、下部支持格子31と同様な構成とされている。
上部支持格子33は、格子形状とされている。上部支持格子33は、先に説明した下部支持格子31と同様な構成とされており、下部支持格子31及び中部支持格子32に支持された複数のラックセル41の上部を支持する。
上述した下部支持格子31、中部支持格子32、及び上部支持格子33よりなる支持格子部材は、複数のラックセル41の水平面方向への移動や転倒を抑制するための部材ある。
外周板37は、矩形とされた下部支持格子31の外枠と、矩形とされた中部支持格子32の外枠と、の間から露出される複数のラックセル41の側面を四方から覆うように複数枚設けられている。
外周板38は、矩形とされた中部支持格子32の外枠と、矩形とされた上部支持格子33の外枠と、の間から露出される複数のラックセル41の側面を四方から覆うように複数枚設けられている。
複数のラックセル41は、四角の筒形状とされている。複数のラックセル41は、X方向及びY方向に所定の間隔で配置されている。複数のラックセル41の上部の一部は、上部支持格子33の上方に突出している。
図3及び図4を参照するに、第1の連結部材21は、互いに隣り合う位置に配置された2つの核燃料貯蔵用ラック15間に2つ設けられている。2つの第1の連結部材21(一対の第1の連結部材21)は、所定方向(図4の場合、X方向)に配置されている。2つの第1の連結部材21は、X方向において離間した状態で、X方向において対向している。
なお、図示してはいないが、第1の連結部材21は、Y方向にも配置されている。
第1の連結部材21は、突出部45,46と、ボルト47(或いは、ピン)と、を有する。
突出部45は、互いに隣り合う位置に配置された2つの核燃料貯蔵用ラック15のうち、一方の核燃料貯蔵用ラック15の上部支持格子33に設けられている。突出部45は、他方の核燃料貯蔵用ラック15の上部支持格子33に向かう方向に突出している。
突出部45には、突出部45を貫通するねじ穴45Aが複数設けられている。ねじ穴45Aには、ボルト47のねじ部が螺合される。突出部45は、X方向に配置され、後述する位置規制部58と接触する側面45b(後述する図8参照)を有する。
なお、ボルト47に替えて、ピンを用いる場合には、ねじ穴45Aの替りに貫通穴を用いる。
突出部46は、互いに隣り合う位置に配置された2つの核燃料貯蔵用ラック15のうち、他方の核燃料貯蔵用ラック15の上部支持格子33に設けられている。突出部45は、他方の核燃料貯蔵用ラック15の上部支持格子33に向かう方向に突出している。
突出部46は、その下面46aが突出部45の上面45aと重なる高さ(言い換えれば、接触可能な高さ)に配置されている。
突出部46には、突出部46を貫通する貫通穴46Aが複数設けられている。貫通穴46Aには、ボルト47のねじ部が挿入される。突出部46は、ねじ穴45Aと貫通穴46Aとが重なる突出部45上の位置に配置されている。
突出部46は、X方向に配置され、後述する位置規制部58と接触する側面46b(後述する図8参照)を有する。上述した側面45b及び側面46bは、水平面方向に対して直交する対向面21a(位置規制部58と対向する面)を構成している。
ボルト47は、ねじ穴45A,46Aに螺合されている。これにより、互いに隣り合う位置に配置された2つの核燃料貯蔵用ラック15の上部が連結される。
なお、図3及び図4では、Y方向に配置された核燃料貯蔵用ラック15間を連結する位置に2つの第1の連結部材21(一対の連結部材)を設けた場合について説明したが、X方向に配置された核燃料貯蔵用ラック15間を連結する位置にも2つの第1の連結部材21が設けられている。
また、第1の実施形態では、一例として、X方向に配置された核燃料貯蔵用ラック15間を連結する2つの第1の連結部材21を設けるとともに、Y方向に配置された核燃料貯蔵用ラック15間を連結する2つの第1の連結部材21を設けた場合を例に挙げて説明したが、X方向及びY方向に対して、それぞれ3つ以上の第1の連結部材21を設けてもよいし、X方向及びY方向に対して、それぞれ1つの幅広形状とされた第1の連結部材21を設けてもよい。
図5を参照するに、第2の連結部材22は、互いに隣り合う位置に配置された2つの核燃料貯蔵用ラック15の中部支持格子32間に2つ設けられている。第2の連結部材22は、その配設位置が異なること以外は、第1の連結部材21と同様に構成されている。
第2の連結部材22を構成する突出部45は、互いに隣り合う位置に配置された2つの核燃料貯蔵用ラック15のうち、一方の核燃料貯蔵用ラック15の中部支持格子32に設けられている。
第2の連結部材22を構成する突出部46は、互いに隣り合う位置に配置された2つの核燃料貯蔵用ラック15のうち、他方の核燃料貯蔵用ラック15の中部支持格子32に設けられている。
なお、図5では、Y方向に配置された核燃料貯蔵用ラック15間を連結する位置に2つの第2の連結部材22を設けた場合について説明したが、X方向に配置された核燃料貯蔵用ラック15間を連結する位置にも2つの第2の連結部材22が設けられている。
また、第1の実施形態では、一例として、X方向に配置された核燃料貯蔵用ラック15間を連結する2つの第2の連結部材22を設けるとともに、Y方向に配置された核燃料貯蔵用ラック15間を連結する2つの第2の連結部材22を設けた場合を例に挙げて説明したが、X方向及びY方向に対して、それぞれ3つ以上の第2の連結部材22を設けてもよいし、X方向及びY方向に対して、それぞれ1つの幅広形状とされた第2の連結部材22を設けてもよい。
図6を参照するに、第3の連結部材23は、互いに隣り合う位置に配置された2つの核燃料貯蔵用ラック15の下部支持格子31間に2つ設けられている。第3の連結部材23は、その配設位置が異なること以外は、第1の連結部材21と同様に構成されている。
第3の連結部材23を構成する突出部45は、互いに隣り合う位置に配置された2つの核燃料貯蔵用ラック15のうち、一方の核燃料貯蔵用ラック15の下部支持格子31に設けられている。
第3の連結部材23を構成する突出部46は、互いに隣り合う位置に配置された2つの核燃料貯蔵用ラック15のうち、他方の核燃料貯蔵用ラック15の下部支持格子31に設けられている。
なお、図6では、Y方向に配置された核燃料貯蔵用ラック15間を連結する位置に2つの第3の連結部材23を設けた場合について説明したが、X方向に配置された核燃料貯蔵用ラック15間を連結する位置にも2つの第3の連結部材23が設けられている。
また、第1の実施形態では、一例として、X方向に配置された核燃料貯蔵用ラック15間を連結する2つの第3の連結部材23を設けるとともに、Y方向に配置された核燃料貯蔵用ラック15間を連結する2つの第3の連結部材23を設けた場合を例に挙げて説明したが、X方向及びY方向に対して、それぞれ3つ以上の第3の連結部材23を設けてもよいし、X方向及びY方向に対して、それぞれ1つの幅広形状とされた第3の連結部材23を設けてもよい。
図7は、図4に示す2つの核燃料貯蔵用ラック間に保護部材を装着させた状態の核燃料貯蔵用ラック群をD視した図である。図7において、図1〜図4に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
図8は、図4に示す2つの核燃料貯蔵用ラック間に保護部材を装着させた状態の核燃料貯蔵用ラック群をE視した図である。図8では、保護部材25の構成を理解しやすくする観点から、核燃料貯蔵用ラック群10を構成する一方の核燃料貯蔵用ラック15のみを図示し、一方の核燃料貯蔵用ラック15に隣り合う他方の核燃料貯蔵用ラック15の図示を省略する。また、図8において、図1〜図4、及び図7に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
図9は、図8に示す核燃料貯蔵用ラック群のF−F線方向の断面図である。図9において、図1〜図4、図7、及び図8に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
図10は、図8に示す核燃料貯蔵用ラック群のG−G線方向の断面図である。図10において、図1〜図4、及び図7〜図9に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
図11は、図8に示す核燃料貯蔵用ラック群のH−H線方向の断面図である。図11において、図1〜図4、及び図7〜図10に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
図9〜図11では、説明の便宜上、図8には図示していない他方の核燃料貯蔵用ラック15を図示する。
図4、及び図7〜図11を参照するに、保護部材25は、互いに隣り合う2つの核燃料貯蔵用ラック15間に装着されており、第1の蓋部51(第1の実施形態の蓋体)と、支持板部52と、支持部54,55と、位置規制部58と、側面保護部62と、吊り部64と、を有する。
第1の蓋部51は、X方向に延在する板状の部材である。第1の蓋部51は、所定方向(図8の場合、X方向)に配置された2つの第1の連結部材21の上面側を覆うように、2つの第1の連結部材21の上方に配置されている。これにより、第1の蓋部51は、2つの第1の連結部材21の上面側を覆っている。
このように、X方向に配置された複数(図4及び図8の場合、2つ)の第1の連結部材21の上面側を覆う第1の蓋部51を設けることで、水平面方向に対して傾斜した方向(斜め方向)から飛来物(図示せず)が飛んできた場合でも、飛来物を第1の蓋部51に衝突させることが可能となるため、斜め方向から飛んでくる飛来物が複数の第1の連結部材21に衝突することを抑制できる。
第1の蓋部51は、平面とされた上面51a及び下面51bを有する。X方向における第1の蓋部51の長さは、上部支持格子33の外枠33Aの長さよりも長くなるように構成されている。
第1の蓋部51のY方向の幅は、2つの核燃料貯蔵用ラック15の最外周に配置されたラックセル41間の距離Jよりも小さく、かつ2つの核燃料貯蔵用ラック15を構成する上部支持格子33の外枠33A間の距離Kよりも大きくなるように構成されている。
支持板部52は、第1の蓋部51の下面51bに設けられており、X方向に延在している。支持板部52は、X方向に配置された端52A,52B(両端)を有する。
支持板部52は、第1の蓋部51の下面51bを覆うように配置されている。支持板部52は、第1の蓋部51とは別体とされている。
支持部54は、側面保護部62と位置規制部58との間に位置する支持板部52の下面にそれぞれ2つずつ設けられている。側面保護部62と位置規制部58との間に設けられた2つの支持部54は、Y方向において対向配置されている。支持部54は、支持板部52の下方(第1の蓋部51の下方)に延出している。
上記4つの支持部54の下端54Aは、上部支持格子33の外枠33Aの上面33aに当接されている。
上述した支持部54は、例えば、支持板部52と一体に構成することが可能である。
支持部55は、2つの位置規制部58間に位置する支持板部52の下面に複数設けられている。複数の支持部55は、支持板部52の下面から下方に延在する板状の部材であり、X方向に対して所定の間隔を空けた状態で配置されている。複数の支持部55の下端は、上部支持格子33の外枠33Aの上面33aに当接されている。
上述した複数の支持部54,55は、第1の蓋部51の上面51aが水平面方向に対して並行となるように、第1の蓋部51及び支持板部52を支持している。
上述した支持部54,55を複数有することで、第1の蓋部51に飛来物(図示せず)が衝突した際の衝撃を分散、吸収させることができる。
位置規制部58は、X方向において第1の連結部材21と隣り合う支持部55と支持部54との間に位置する支持板部52の下面に設けられている。つまり、位置規制部58は、X方向に対して離間した状態で、支持板部52の下面に2つ設けられている。
位置規制部58は、延出部65と、補強部66と、を有する。延出部65は、支持板部52の下方に延在する板状の部材であり、第1の連結部材21よりも下方の位置まで延在している。
延出部65は、X方向に対して直交する面65a,65bを有する。面65aは、上述した第1の連結部材21の対向面21aに当接されている。つまり、一方の位置規制部58は、2つの第1の連結部材21(一対の連結部材)のうち、一方の第1の連結部材21と対向する他方の第1の連結部材21の対向面21aに当接され、他方の位置規制部58は、他方の第1の連結部材21と対向する一方の第1の連結部材21の対向面21aに当接されている。
このように、一対(2つ)の位置規制部58のうち、一方の位置規制部58を一方の第1の連結部材21と対向する他方の第1の連結部材21の対向面21aに当接させるとともに、他方の位置規制部58を他方の第1の連結部材21と対向する一方の第1の連結部材21の対向面21aに当接させることで、水平面方向における保護部材25の位置を規制することが可能となる。
これにより、複数の第1の連結部材21の上方に配置された第1の蓋部51の位置がずれて、第1の連結部材21の上面が第1の蓋部51から露出されることを抑制できる。
面65bは、面65aの反対側に位置する面である。2つの位置規制部58を構成する面65bは、X方向において対向配置されている。
上述した延出部65は、例えば、支持板部52と一体に構成することが可能である。
補強部66は、延出部65の面65b、X方向において延出部65と隣り合う位置に設けられた支持部55、及び支持板部52の下面に亘るように設けられている。
補強部66は、延出部65の面65bに対して直交する板状の部材である。つまり、補強部66の厚さ方向は、延出部65の厚さ方向(X方向)に対して直交するY方向とされている。
上述した補強部66は、支持板部52、支持部55、及び延出部65と一体に構成することが可能である。
このような構成とされた補強部66を有することで、X方向における保護部材25の位置を規制する効果を高めることができる。
また、補強部66を有することで、水平地震動が発生した際、延出部65の耐震強度を向上させることができる。
側面保護部62は、上部支持格子33の外枠33Aよりも外側に配置された支持板部52の端52A,52Bの下面にそれぞれ設けられている。つまり、側面保護部62は、2つ設けられている。
側面保護部62は、X方向に対して直交する板状の部材であり、支持板部52の端52A,52Bの下方に延在している。側面保護部62は、外枠33Aの位置よりも下方の位置まで延在しており、第1の連結部材21と対向している。
このような構成とされた側面保護部62を有することで、横方向或いは斜め横方向から飛来物(図示せず)が飛んできた際に、飛来物が第1の連結部材21に衝突することを抑制可能となるので、飛来物に起因する第1の連結部材21の破損を抑制することができる。
吊り部64は、X方向に離間した状態で、第1の蓋部51の上面51aに2つ設けられている。2つの吊り部64は、X方向において対向配置されている。吊り部64は、突出部64Aと、貫通穴64Bと、を有する。
突出部64Aは、第1の蓋部51の上面51aに設けられている。突出部64Aは、第1の蓋部51の上面51aからその上方に突出している。貫通穴64Bは、突出部64AをX方向に貫通している。
このような構成とされた吊り部64を有することで、重機のフックを貫通穴64Bに引掛けることが可能となるので、核燃料貯蔵用ラック15間に保護部材25を容易に設置することができる。
第1の実施形態の核燃料貯蔵用ラック群10によれば、複数の第1の連結部材21の上方に配置され、かつ第1の連結部材21の上面側を覆う第1の蓋部51を含む保護部材25を有することで、第1の連結部材21の上方から飛来物が飛んできた際に、第1の連結部材21に飛来物が衝突することを抑制可能となる。
また、第1の蓋部51の下方側に延在するとともに、互いに隣り合う核燃料貯蔵用ラック15の上部支持格子33の外枠33Aの上面33aに下端が当接される支持部54,55を有することで、保護部材25に飛来物が衝突した際の衝撃が、複数の第1の連結部材21に伝わることを抑制できる。
さらに、上述した保護部材25を有することで、直接、飛来物が第1の連結部材21に衝突することや、飛来物の衝突による衝撃が連結部材に伝わることを抑制することで、飛来物に起因する連結部材の破損を抑制することができる。
なお、第1の実施形態において、位置規制部58の数は、一方向に延在する外枠に設ける連結部材の数に応じて選択することができる。
さらに、第1の実施形態では、位置規制部の一例として、補強部66を有する位置規制部58を例に挙げて説明したが、補強部66は、必要に応じて設ければよく、必修の構成ではない。
また、第1の実施形態では、保護部材25の構成要素として、支持板部52を設けた場合を例に挙げて説明したが、支持板部52は、必要に応じて設ければよく、必修の構成ではない。
(第2の実施形態)
図12は、本発明の第2の実施形態に係る核燃料貯蔵用ラック群の概略構成を模式的に示す図である。図12では、保護部材71の構成を分かりやすくする観点から、第2の実施形態の核燃料貯蔵用ラック群70を構成する2つの核燃料貯蔵用ラック15のうち、一方の核燃料貯蔵用ラック15のみを図示し、他方の核燃料貯蔵用ラック15の図示を省略する。また、図12において、図1〜図11に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図13は、図12に示す核燃料貯蔵用ラック群の一部をL視した図である。図13において、図12に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
図12及び図13を参照するに、第2の実施形態の核燃料貯蔵用ラック群70は、第1の実施形態の核燃料貯蔵用ラック群10を構成する保護部材25に替えて、保護部材71を有すること以外は、核燃料貯蔵用ラック群10と同様に構成されている。
保護部材71は、第1の実施形態で説明した側面保護部62に替えて、側面保護部73を設け、さらに複数の側面保護部位置規制部材74を有すること以外は、保護部材25と同様な構成とされている。
側面保護部73は、側面保護部62よりもZ方向の長さが長いこと以外は、側面保護部62と同様な構成とされている。側面保護部73は、第3の連結部材23の下方まで延在している。
側面保護部位置規制部材74は、板材75と、複数のボルト76と、を有する。
板材75は、X方向またはY方向に配置された複数の側面保護部73(図13の場合Y方向)の外側と接触するように配置されており、複数のボルト76により、側面保護部73に固定されている。
このように、板材75と複数の側面保護部73とをボルト76で固定することで、複数の側面保護部73の位置を規制することができる。
第2の実施形態の核燃料貯蔵用ラック群70によれば、下部支持格子31の側壁を覆う位置まで延出する側面保護部73と、側面保護部73の位置を規制する側面保護部位置規制部材74と、を有することで、横方向や斜め横方向から中部支持格子32及び下部支持格子31に設けられた第1ないし第3の連結部材21〜23に飛来物(図示せず)が衝突することを抑制できる。
なお、第2の実施形態では、第3の連結部材23の側壁を覆う位置まで側面保護部73を延在させた場合を例に挙げて説明したが、例えば、第2の連結部材22の側壁を覆い、かつ第3の連結部材23の側壁を覆わない位置まで側面保護部73を延在させてもよい。
(第3の実施形態)
図14は、本発明の第3の実施形態に係る核燃料貯蔵用ラック群の概略構成を示す図である。図14では、保護部材81の構成を分かりやすくするため、第3の実施形態の核燃料貯蔵用ラック群80を構成する一方の核燃料貯蔵用ラック15のみを図示し、一方の核燃料貯蔵用ラック15と隣り合う他方の核燃料貯蔵用ラック15の図示を省略する。また、図14において、図8に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
図15は、図14に示す核燃料貯蔵用ラック群のM―M線方向の断面図である。図15において、図14に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
図14及び図15を参照するに、第3の実施形態の核燃料貯蔵用ラック群80は、第1の実施形態の核燃料貯蔵用ラック群10を構成する保護部材25に替えて、保護部材81を有すること以外は、核燃料貯蔵用ラック群10と同様に構成されている。
保護部材81は、第1の実施形態で説明した蓋体である第1の蓋部51に替えて、蓋体83を有すること以外は、保護部材25と同様な構成とされている。
蓋体83は、第1の蓋部51と、第2の蓋部84と、第3の蓋部85と、がZ方向に異なる高さで設けられた構成とされている。第1ないし第3の蓋部51,84,85は、Z方向において離間した状態で配置されている。
第2の蓋部84は、X方向に延在する板部(板状部材)であり、支持板部52から離間した状態で支持板部52の下方に配置されている。第2の蓋部84は、その外周部が複数の支持部54,55、及び側面保護部62と接続されている。
第3の蓋部85は、X方向に延在する板部(板状部材)であり、第2の蓋部84から離間した状態で第2の蓋部84の下方に配置されている。第3の蓋部85は、その外周部が複数の支持部54,55、及び側面保護部62と接続されている。
上述したように、保護部材81の蓋体83は、3層構造とされている。
第3の実施形態の核燃料貯蔵用ラック群80によれば、3層構造とされた蓋体83を有することで、飛散物により最上層に配置された第1の蓋部51が貫通された場合でも、その下層に配置された第2の蓋部84で飛散物が下方に落下することを抑制可能となるので、1つの板部のみで蓋部を構成した場合と比較して、飛散物から複数の第1の連結部材21を保護する効果を高めることができる。
また、飛散物により第2の蓋部84が貫通された場合でも、最下層に配置された第3の蓋部85で飛散物が下方に落下することを抑制可能となるので、飛散物から複数の第1の連結部材21を保護する効果をさらに高めることができる。
なお、第3の実施形態では、蓋体83の一例として、板材を3層積層させた場合を例に挙げて説明したが、板材の積層数は、2層以上であればよく、図14に示す3層に限定されない。
第3の実施形態では、一例として、第1の蓋部51の下方(具体的には、支持板部52の下方)に、第2及び第3の蓋部84,85を設けた場合を例に挙げて説明したが、例えば、第1の蓋部51の上方に第2及び第3の蓋部84,85を設けてもよい。
このような構成とされた保護部材を備えた核燃料貯蔵用ラック群は、第3の実施形態の核燃料貯蔵用ラック群80と同様な効果を得ることができる。
さらに、第3の実施形態において、先に説明した図12及び図13に示す側面保護部73を適用してもよい。この場合、第2の実施形態の核燃料貯蔵用ラック群70と同様な効果を得ることができる。
第3の実施形態では、X方向において対向配置された側面保護部62間に配置された第1ないし第3の蓋部51,84,85が、Z方向において連続して重なる場合を例に挙げて説明したが、例えば、第1ないし第3の蓋部51,84,85のうち、少なくとも2つの蓋部が重なるように配置させてもよいし、複数の第1の連結部材21の上面側を覆うように、2つ以上の蓋部が重なる部分と、1つの蓋部のみが配置されている部分と、が混在するように蓋体を構成してもよい。
さらに、第3の実施形態において、図12に示す側面保護部位置規制部材74、板材75、及びボルト76を適用してもよい。
図16は、本発明の第3の実施形態の第1変形例に係る核燃料貯蔵用ラック群の概略構成を示す図である。図16において、図14及び図15に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
図16を参照するに、第3の実施形態の第1変形例に係る核燃料貯蔵用ラック群90は、第3の実施形態の核燃料貯蔵用ラック群80を構成する保護部材81に替えて、保護部材91を有すること以外は、核燃料貯蔵用ラック群80と同様に構成されている。
保護部材91は、複数の貫通穴93〜95を有すること以外は、第3の実施形態の保護部材81と同様な構成とされている。
複数の貫通穴93は、第1の蓋部51及び支持板部52を貫通するように設けられている。
複数の貫通穴94は、Z方向において、複数の貫通穴93が形成された領域と対向しない領域に位置する第2の蓋部84を貫通するように設けられている。
複数の貫通穴95は、Z方向において、複数の貫通穴93,94が形成された領域と対向しない領域に位置する第3の蓋部85を貫通するように設けられている。
上記構成とされた複数の貫通穴93〜95は、最下層に配置された第3の蓋部85の下方から最上層に配置された第1の蓋部51の上方に向かう方向に液体を移動させることが可能な流路を構成している。
第3の実施形態の第1変形例に係る核燃料貯蔵用ラック群90によれば、上記構成とされた複数の貫通穴93〜95を設け、最下層に配置された第3の蓋部85の下方から最上層に配置された第1の蓋部51の上方に向かう方向に液体を移動させることが可能な流路を区画することで、液体の対流の阻害を抑制できる。
また、複数の貫通穴93〜95の形成領域を水平面方向にずらすことで、飛来物が貫通穴93〜95を介して、第1の連結部材21に衝突することを抑制できる。
図17は、本発明の第3の実施形態の第2変形例に係る核燃料貯蔵用ラック群の主要部を示す断面図である。図17において、図15に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
図17を参照するに、第3の実施形態の第2変形例に係る核燃料貯蔵用ラック群100は、最下層に配置された第3の蓋部85の下方から最上層に配置された第1の蓋部51の上方に向かう方向に液体を移動させることが可能な流路105を区画可能なように、Z方向において、第1ないし第3の蓋部51,84,85及び支持板部52の一部を切り欠いた構造にしたこと以外は、第3の実施形態の核燃料貯蔵用ラック群80と同様に構成されている。
このような構成とされた第3の実施形態の第2変形例に係る核燃料貯蔵用ラック群100は、第3の実施形態の第1変形例に係る核燃料貯蔵用ラック群90と同様な効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
図18は、本発明の第4の実施形態に係る核燃料貯蔵用ラック群の概略構成を示す図である。図18において、図8に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
図18を参照するに、第4の実施形態に係る核燃料貯蔵用ラック群110は、第1の実施形態に係る核燃料貯蔵用ラック群10を構成する保護部材25に替えて、保護部材111を有すること以外は、核燃料貯蔵用ラック群10と同様に構成されている。
保護部材111は、支持板部52の上面側に複数の凹部52Cを設けるとともに、第1の蓋部51に替えて、蓋体112を有すること以外は保護部材25と同様に構成されている。
複数の凹部52Cは、X方向に対して所定の間隔で配置されている。複数の凹部52Cは、支持板部52の上面から露出されている。複数の凹部52Cは、Z方向に延在する凹部である。複数の凹部52Cは、底面に向かうにつれて、幅広形状とされている。
蓋体112は、X方向に配置された複数の板部113で構成されている。
複数の板部113は、板部本体114と、凸部115,117と、凹部116と、をそれぞれ含む。
板部本体114は、四角形とされた板材である。板部本体114は、下面114aと、X方向に配置された面114b,114cと、を有する。
凸部115は、板部本体114の下面114aに設けられている。凸部115は、凹部52Cに対して装着可能な位置に配置されている。凸部115は、下面114aから下方に離間するにつれて、幅が広くなるような形状とされている。凸部115は、凹部52Cに対して着脱可能な構成とされている。
凹部116は、板部本体114の面114b側に設けられている。凹部116は、面114bから露出されている。凹部116は、X方向に延在する凹部である。凹部116は、面114bから離間するにつれて、幅広形状とされている。
凸部117は、板部本体114の下面114cに設けられている。凸部117は、凹部116に対して装着可能な位置に配置されている。凸部117は、下面114cからX方に離間するにつれて、幅が広くなるような形状とされている。凸部117は、凹部116に対して着脱可能な構成とされている。
第4の実施形態に係る核燃料貯蔵用ラック群110によれば、上述した保護部材111を有することで、飛来物が蓋体112に衝突した際、保護部材111全体を交換するのではなく、損傷した板部113のみを交換すればよいため、コストを抑えることができる。
このような構成とされた第4の実施形態に係る核燃料貯蔵用ラック群110は、第1の実施形態に係る核燃料貯蔵用ラック群10と同様な効果を得ることができる。
なお、第4の実施形態において、側面保護部62に替えて、図12に示す側面保護部位置規制部材74、板材75、及びボルト76を設けてもよい。
また、第4の実施形態において、図14及び図15に示す第2及び第3の蓋部84,85を適用してもよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
なお、第1ないし第4の実施形態では、複数の第1の連結部材21の上面側を覆うように、保護部材25,71,81,91,101,111を設けた場合を例に挙げて説明したが、保護部材25,71,81,91,101,111は、例えば、複数の第2の連結部材22の上面側や複数の第3の連結部材23の上面側にも配置してもよい。
また、第1ないし第4の実施形態では、互いに隣り合う位置に配置された2つの核燃料貯蔵用ラック15の中部支持格子32間に第2の連結部材22を設けた場合を例に挙げて説明したが、第2の連結部材22は必要に応じて設ければよく、必須の構成ではない。
本発明は、核燃料貯蔵用ラック群に適用できる。
10,70,80,90,100,110…核燃料貯蔵用ラック群、11…床、15…核燃料貯蔵用ラック、21…第1の連結部材、22…第2の連結部材、23…第3の連結部材、25,71,81,91,101,111…保護部材、27…ベースプレート、29…脚部、31…下部支持格子、32…中部支持格子、33…上部支持格子、33a,45a,51a…上面、33A…外枠、37,38…外周板、41…ラックセル、45,46…突出部、45A,46A…ねじ穴、45b,46b…側面、46a,51b…下面、47…ボルト、51…第1の蓋部、52…支持板部、52A,52B…端、54,55…支持部、54A…下端、58…位置規制部、62,73…側面保護部、64…吊り部、64A…突出部、64B…貫通穴、65…延出部、65a,65b,114b,114c…面、66…補強部、74…側面保護部位置規制部材、75…板材、76…ボルト、83,112…蓋体、84…第2の蓋部、85…第3の蓋部、93〜95…貫通穴、105…流路、113…板部、114…板部本体、114a…下面、115,117…凸部、116…凹部、A〜C…領域、J,K…距離

Claims (11)

  1. 複数のラックセルと、前記複数のラックセルの延在方向が鉛直方向となるように、前記鉛直方向に対して直交する水平面方向に配置された前記複数のラックセルを支持する支持格子部材と、を含む複数の核燃料貯蔵用ラックと、
    前記水平面方向において、互いに隣り合う前記核燃料貯蔵用ラックに設けられた前記支持格子部材の間を連結する連結部材と、
    前記連結部材の上方に配置され、かつ前記連結部材の上面側を覆う蓋体を含む保護部材と、
    を有し、
    前記保護部材は、前記蓋体の下面側に設けられ、前記蓋体の下方に延在するとともに、前記互いに隣り合う核燃料貯蔵用ラックに設けられた前記支持格子部材の上面に下端が当接される支持部を含むことを特徴とする核燃料貯蔵用ラック群。
  2. 前記連結部材は、前記互いに隣り合う核燃料貯蔵用ラック間において、前記水平面方向に対して平行な所定方向に複数配置されており、
    前記蓋体は、前記所定方向に配置された複数の前記連結部材の上面側を覆うように、前記所定方向に延在することを特徴とする請求項1記載の核燃料貯蔵用ラック群。
  3. 前記複数の連結部材は、前記所定方向において対向配置された一対の連結部材を含み、
    前記保護部材は、前記蓋体の下面側に設けられ、前記一対の連結部材よりも下方の位置まで延在する一対の位置規制部を含み、
    前記一対の位置規制部のうち、一方の位置規制部は、前記一対の連結部材のうち、一方の連結部材と対向する他方の連結部材の対向面に当接されており、他方の位置規制部は、前記他方の連結部材と対向する前記一方の連結部材の対向面に当接されていることを特徴とする請求項2記載の核燃料貯蔵用ラック群。
  4. 前記一対の位置規制部は、前記一方の連結部材の対向面または前記他方の連結部材の対向面に当接される板状の延出部と、
    前記対向面と接触する面とは反対側に位置する前記延出部の面に設けられ、前記所定方向に対する前記延出部の位置を規制する補強部と、
    を有することを特徴とすることを特徴とする請求項3記載の核燃料貯蔵用ラック群。
  5. 前記支持部は、所定の間隔を空けた状態で、前記所定方向に対して複数設けることを特徴とする請求項2ないし4のうち、いずれか1項記載の核燃料貯蔵用ラック群。
  6. 前記支持格子部材は、前記複数のラックセルの上部を支持する上部支持格子と、前記上部支持格子の下方に配置され、前記複数のラックセルの中部を支持する格子状の中部支持格子と、前記中部支持格子の下方に配置され、前記複数のラックセルの下部を支持する格子状の下部支持格子と、を含み、
    前記複数の連結部材は、互いに隣り合う前記核燃料貯蔵用ラックに設けられた前記上部支持格子の間、及び互いに隣り合う前記核燃料貯蔵用ラックに設けられた前記下部支持格子の間に設けられており、
    前記蓋体は、前記上部支持格子の間に設けられた前記複数の連結部材の上方に配置することを特徴とする請求項2ないし5のうち、いずれか1項記載の核燃料貯蔵用ラック群。
  7. 前記保護部材は、前記所定方向における前記蓋体の両端から該蓋体の下方に延在するとともに、互いに隣り合う前記核燃料貯蔵用ラックに設けられた前記上部支持格子の間に設けられた前記連結部材と対向する側面保護部を含むことを特徴とする請求項6記載の核燃料貯蔵用ラック群。
  8. 前記側面保護部は、前記下部支持格子の間に設けられた前記連結部材の側壁を覆う位置まで延出しており、
    前記側面保護部の位置を規制する側面保護部位置規制部材と、
    を有することを特徴とする請求項7記載の核燃料貯蔵用ラック群。
  9. 前記蓋体は、前記所定方向に配置された複数の板部で構成されており、
    前記複数の板部は、互いに隣り合う位置に配置された前記板部に対して着脱可能な構成であることを特徴とする請求項2ないし8のうち、いずれか1項記載の核燃料貯蔵用ラック群。
  10. 前記蓋体は、前記鉛直方向において、異なる高さに配置された複数の蓋部で構成されており、
    前記複数の蓋部は、前記鉛直方向において重なる部分を含むことを特徴とする請求項2ないし8のうち、いずれか1項記載の核燃料貯蔵用ラック群。
  11. 前記蓋体は、前記複数の蓋部のうち、最下層に配置された蓋部の下方から最上層に配置された蓋部の上方に向かう方向に液体を移動させることが可能な流路を含むことを特徴とする請求項10記載の核燃料貯蔵用ラック群。
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