JP6653286B2 - 電気掃除機の吸込具 - Google Patents

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Description

本発明は、電気掃除機の吸込具に関する。
特許文献1には、刷毛を備えた植毛台が取り付けられた隙間ノズルを有する電気掃除機の吸込具が記載されている。
特開2006−181240号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電気掃除機の吸込具では、隙間ノズルを使用するときには、植毛台を隙間ノズルの先端に移動させて固定している。このため、植毛台を移動させる前と後で刷毛を除いたノズルの先端位置は変わらない。
本発明は、場面や用途に応じて吸込具を付け替える必要がなく、使い勝手のよい電気掃除機の吸込具を提供することを目的とする。
本発明は、第1の開口を有する第1の吸口体と、前記第1の吸口体を収納するとともに第2の開口を有する第2の吸口体と、前記第1の吸口体と前記第2の吸口体の前記第2の開口との間を閉塞する閉塞部材と、を有し、前記第2の吸口体は、前記第2の開口に刷毛を備え、前記第1の吸口体は、当該第1の吸口体の先端に前記第1の開口として弾性部材で形成されたキャップ部材を備えるとともに、前記第1の開口が前記刷毛の先端よりも先になる第1の位置と、前記第1の開口が前記刷毛の先端よりも後になる第2の位置との間で、前記第2の吸口体に対して摺動可能であり、前記キャップ部材は、前記第1の吸口体が前記第2の位置になったときに、前記第1の吸口体と前記閉塞部材との間に形成される隙間を閉じることを特徴とする。
本発明によれば、場面や用途に応じて吸込具を付け替える必要がなく、使い勝手のよい電気掃除機の吸込具を提供できる。
電気掃除機の収納状態を示し、(a)はスティック状態、(b)はハンディ状態である。 電気掃除機の分解斜視図である。 電気掃除機の斜視図である。 電気掃除機の縦断面図である。 電気掃除機に取り付けられる第1実施形態の吸込具を示す分解斜視図である。 第1の吸口体の分解斜視図である。 第1実施形態の吸込具の斜視図である。 第1実施形態の吸込具の側面図である。 第1実施形態の吸込具の縦断面図である。 第1実施形態の吸込具の縦断面斜視図である。 第1実施形態の吸込具を示し、(a)は正面図、(b)は図8のB−B線断面図、(c)は図8のC−C線断面図、(d)は図8のD−D線断面図である。 図9のA部拡大図である。 第1の吸口体が第1の位置であるときの縦断面図である。 電気掃除機に吸込具を取り付けた状態の側面図を示し、(a)は第1の吸口体が第2の位置、(b)は第1の吸口体が第1の位置である。 電気掃除機に延長ホースを介して吸込具を取り付けた状態を示す側面図である。 第2実施形態の吸込具の分解斜視図である。 第2実施形態の吸込具を示し、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は側面図である。 (a)は図17(b)のE−E線断面図、(b)は図17(c)のF−F線断面図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。まず、本実施形態の吸込具1A(図5〜図15参照),1B(図16〜図18参照)が取り付けられる電気掃除機について図1ないし図4を参照して説明する。
図1は、電気掃除機の収納状態を示し、(a)はスティック状態、(b)はハンディ状態である。
図1(a)は、電気掃除機100の充電台70に、電気掃除機100をスティック状態で立てて充電している状態である。電気掃除機100の先端には延長管300が接続され、延長管300の先には標準吸口400が接続されている。なお、標準吸口400は、モータによってブラシが回転するパワーブラシ式のものである。
また、図1(b)は、電気掃除機100の充電台70に、電気掃除機100をハンディ状態で立てて充電した状態である。この場合には、電気掃除機100の先端から延長管300を取り外し、電気掃除機100の先に標準吸口400を直接取り付ける。なお、図1(b)では、電気掃除機100に標準吸口400を直接に取り付けた使用状態を図示しているが、電気掃除機100に標準吸口400を取り付けない状態で使用することもできる。
また、図1(b)の充電台70では、延長部材80が向きを変えて取り付けられることで、電気掃除機100をハンディ状態で充電することができる。
図2は、電気掃除機の分解斜視図である。なお、図2において示す方向は、電気掃除機100の向きを示している。
図2に示すように、電気掃除機100は、掃除機本体1、ダストケース2(集塵装置)および蓄電池3を備えて構成されている。
掃除機本体1は、本体部10、モータケース部11、ハンドル部12を備えて構成されている。
本体部10は、延長管300(図1(a)参照)や標準吸口400(図1(a)参照)が接続される接続口10aが形成されている。また、本体部10には、ダストケース2が着脱自在に取り付けられるとともに、接続口10aから吸い込まれた塵挨を含む空気をダストケース2に送り込む導入管14を備えている。
モータケース部11には、電動送風機40(図4参照)と本体基板50(図4参照)が内包されている。また、モータケース部11の前面には、ダストケース2で集塵された後の清浄な空気が吸い込まれる円形の吸込口11aが形成されている。また、モータケース部11の前面には、吸込口11aより下部に、充電台70(図1(a),(b)参照)と接続される本体端子部17が設けられている。
ハンドル部12は、本体部10の後方に設けられ、略L字状に形成された把持部12aを有している。把持部12aは、前後方向に直線状に延びる第1把持部12a1と、略上下方向に直線状に延びる第2把持部12a2と、を有している。第1把持部12a1は、第2把持部12a2よりも上部に配置されている。第2把持部12a2は、上下方向に対して上部が前方に向くように傾斜している。また、第1把持部12a1と第2把持部12a2は略棒状かつ連続して形成されている。このように、第1把持部12a1と第2把持部12a2とをそれぞれ直線状に構成することで、使用者が持ち手の位置を認識し易くなる。
また、ハンドル部12には、蓄電池3(電池ケース)をロックするための蓄電池ロック部材13が設けられている。この蓄電池ロック部材13は、略L字状に形成された板状であり、一端がハンドル部12に回動自在に連結されている。
また、ハンドル部12の第1把持部12a1の上面には、操作ボタン12bが設けられている。操作ボタン12bは、例えば、「強」、「標準」、「切」の3つのボタンで構成されている。
本体部10の前端には、延長管300(図1(a)参照)や標準吸口400(図1(b)参照)を取り外す際に操作される解除ボタン18が設けられている。この解除ボタン18を押下操作することで延長管300、標準吸口400の取り外しが可能となる。
また、本体部10の前端には、回転式のブラシ90が取り付けられている。このブラシ90は、接続口10aの外面に凹凸嵌合して固定される略円弧形状の固定ベース90aと、この固定ベース90aに回動自在に連結される回転部90bと、この回転部90bに植設される刷毛部90cとを有して構成されている。刷毛部90cは、収納時には後ろ向きで、使用時には前向きに回動するように構成されている。
ダストケース2は、サイクロン方式のものであり、導入管14から吸込んだ塵埃を含む空気を、塵埃と空気とに分離し、塵埃を集める機能を有する。また、ダストケース2は、モータケース部11の前方に軸方向を前後方向にして配置され、略円柱形状の収容部2aを有している。また、ダストケース2の上面(側面)には、導入管14と繋がる略矩形状の流入口2bが形成されている。この流入口2bに流入した塵挨を含む空気は、ダストケース2内で塵挨と空気とに分離された後、塵埃が分離された空気がダストケース2の後部(背面)から排出される。
また、ダストケース2の前面には、ダストケース2内に溜まった塵埃を廃棄する際に開閉する蓋2cがヒンジ部2dを介して回動自在に支持されている。また、蓋2cの上部には、蓋2cのロックを解除するための蓋ロック機構2eが設けられている。なお、ダストケース2の内部の機構については、特開2016−137165号公報に基づいて構成することができる。
図3は、電気掃除機の斜視図である。
図3に示すように、電気掃除機100は、ダストケース2が本体部10の下方かつモータケース部11の前方に取り付けられる。この場合、ダストケース2を掃除機本体1に装着すると、蓋ロック機構2eが掃除機本体1側に隠れる。これは、蓋ロック機構2eを反対側(外側)に設けた場合、掃除中に蓋ロック機構2eが解除される恐れがあるが、蓋ロック機構2eが掃除機本体1側に隠れるようにすることで、誤動作を防止することができるからである。例えば、スティック状態でソファやベッドの下を掃除するときなど、掃除機本体1を床面に対して水平に近づける場合がある。このとき、蓋ロック機構2eを表側に設けた場合、床面と接触して蓋ロック機構2eが解除される可能性がある。蓋ロック機構2eとヒンジ部2dの位置はこの限りでなく、掃除機本体1に対し左右に設けても構わない。
また、ダストケース2には、お手入れブラシ2sが着脱自在に設けられている。このお手入れブラシ2sは、ダストケース2が掃除機本体1に装着されたときに外部から見え難い位置に配置されている。このため、お手入れブラシ2sと掃除機本体1とが運転中に外れ難く、また、お手入れブラシ2sを電気掃除機100とは別の場所に保管しておく必要もない。
図4は、電気掃除機の縦断面図である。
図4に示すように、本体部10のモータケース部11には、電動送風機40が収容されている。モータケース部11内には、電動送風機40の下方に、掃除機本体1を制御する本体基板50(制御基板)が収容されている。
電動送風機40は、回転駆動軸40aが前後方向を向くように横置きに配置されている。また、電動送風機40から排出された空気は、電動送風機40の下方に配置された本体基板50に流れ、本体基板50を冷却するようになっている。
本体基板50は、上下に分割して2段に配置され、対向する面に部品が実装されている。電動送風機40から排出された空気のほとんどは、各本体基板50の対向配置された部品(発熱部品)を冷却するように流れる。
また、電動送風機40と本体基板50は、上下方向に重なるように配置されている。このため、前後方向の寸法を短くできる。また、電動送風機40および本体基板50は、ハンドル部12の第1把持部12a1の下方に位置している。これにより、使用者が把持部12a1を握って操作する場合、電気掃除機100の重心が第1把持部12a1の下方近傍になるので、電気掃除機100の先を上向きで使用する場合、電気掃除機100を安定して保持できる。
また、第1把持部12a1とモータケース部11の上面11cとの間には、手を挿入するための幅寸法H1の隙間12cが形成されている。また第2把持部12a2とモータケース部11の背面11dとの間には、幅寸法H1よりも広い幅寸法H2の隙間12dが形成されている。このように、第1把持部12a1を把持して掃除する場合には、腕を伸ばした状態で保持できるので、第1把持部12a1を強く握ることなく、電気掃除機100を前後に動かすことができる。また、第2把持部12a2を把持して掃除する場合には、隙間12dに手(指)を深く挿入して強く握る必要があるので、幅寸法H2を幅寸法H1よりも広くすることで、第2把持部12a2を安定して把持することができる。
また、第1把持部12a1の厚みT1は薄く形成され、第2把持部12a2の厚みT2は厚みT1よりも厚く形成されている。つまり、第1把持部12a1は細く、第2把持部12a2は太く形成されている。このように、第2把持部12a2を握って掃除する場合には、第2把持部12a2の厚みT2を厚くすることで、深く握り易くなるとともに、第2把持部12a2の強度を高くすることができる。
蓄電池3は、例えば、エネルギ効率の高いリチウムイオン電池で構成することができる。また、蓄電池3は、ハンドル部12の第2把持部12a2の下方に配置されている。このように、蓄電池3を電気掃除機100の後端に設けることで、ハンドル部12の重心が第2把持部12a2に近くなるので、電気掃除機100の先を上向きで使用する場合、操作感を軽くすることができる。
蓄電池ロック部材13は、自由端側に蓄電池3とロックされる爪部13aが形成されている。また、蓄電池ロック部材13は、蓄電池3の背面を上端から下端まで囲むようにして配置され、蓄電池3の後端下面において爪部13aと蓄電池3の下面とがロックされるように構成されている。
このように、蓄電池3を着脱式にすることによって、蓄電池3が着脱不可のものに比べて、蓄電池3の交換がし易くなる。また、予備の蓄電池3と、予備の蓄電池3を充電可能な充電ボックスをオプションで用意することで、電気掃除機100の本体側の蓄電池が消耗した場合に予備の蓄電池3に直ちに交換することで、掃除時間を延長することが可能になる。このように構成することで、例えば、店舗などの広い床面を掃除する場合に有効である。
ダストケース2内には、収容部2aの軸方向の後端にフィルタ5が収容されている。このフィルタ5は、プリーツ状に折って構成されたものであり、フィルタ面積を大きくできるとともに、フィルタ5による圧力損失を低減することができる。
また、フィルタ5は、例えば高密度のHEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)で構成されている。HEPAフィルタとは、定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルタである。
(第1実施形態)
図5は、電気掃除機に取り付けられる第1実施形態の吸込具の分解斜視図である。
図5に示すように、第1実施形態の吸込具1Aは、第1の吸口体20と、第2の吸口体30と、ロック機構110と、を備えて構成されている。
第1の吸口体20は、前後方向に細長い管部21と、この管部21の先端(前端)に取り付けられるキャップ部材22と、を有している。管部21は、軸方向(前後方向)中央よりも前側に上下方向に細長く形成された断面視略矩形状の流路を有する前側管部21aと、軸方向(前後方向)中央よりも後側に断面視略半円状の後側管部21bと、が前後方向に連続して形成されている。
また、第1の吸口体20(前側管部21a)の上部には、略四角形状で扁平な台座部21cが一体に形成されている。この台座部21cの上面には凹部21c1が形成されている。
第2の吸口体30は、前後方向に細長い管部31を有している。この管部31は、第1の吸口体20を内部に収納できる径を有している。管部31は、軸方向(前後方向)の前側にロック機構110を設ける前側管部31aと、電気掃除機100に接続される後側管部31bと、を有している。
また、第2の吸口体30は、前側に第2の開口31sが形成されている。第2の開口31sの先端面には、刷毛体33(刷毛)が植毛されている。刷毛体33は、毛が束ねられたものが、周方向に複数並んで配置されたものである。なお、刷毛体33は、天然繊維であってもよく、化学繊維であってもよい。
前側管部31aの上部には、ロック機構110が配置される収納部34が形成されている。収納部34は、第2の開口31sから軸方向に沿って後方に細長く形成され、左右において起立する側壁34a,34bと、後端において起立する後壁34cと、を有している。後壁34cの後方には、ネジボス34eが形成されている。
収納部34の底面には、軸方向(前後方向)に延びる長孔34dが形成されている。長孔34dは、後壁34cの近傍から前方に向けて延びている。また、長孔34dは、前後方向の途中において前後方向に直交する方向に突出する嵌合孔34d1が形成されている。また、収納部34の底面には、嵌合孔34d1より前側に、嵌合孔34d2が形成されている。
第2の吸口体30は、収納部34を覆う略半円筒状のカバー部材35を有している。カバー部材35の上面には、軸方向(前後方向)に直線状に延びる長孔35aが形成されている。また、カバー部材35の上面には、長孔35aの後方にネジ35cが挿通されるネジ挿通孔35bが形成されている。
第2の吸口体30は、前側管部31aの左右方向の側面に、カバー部材35を固定する固定部31c、31dを有している。
ロック機構110は、スライダ41と、連結部材42と、コイルバネ44と、ネジ45と、第1の吸口体20に設けられる凹部21c1と、第2の吸口体30に設けられる嵌合孔34d2と、によって構成されている。
スライダ41は、前記した長孔34d内を摺動する凸部41aと、上方に突出する一対の軸受部41b,41bが形成されている。各軸受部41bは、略矩形の板形状であり、左右方向(軸方向に直交する方向)に貫通する軸孔41b1が形成されている。
連結部材42は、スライダ41と操作ボタン43とを連結する部材であり、軸部42bが形成された基部42aと、操作ボタン43を回動自在に連結する連結板42cと、二又形状の嵌合突起42dと、を有している。
基部42aは、前記軸受部41b,41b間に配置され、かつ、軸部42bを前記軸孔41b1に挿入可能な幅で形成されている。
連結板42cは、左右方向の側面視において略円弧状に形成され、上端の左右側面に軸突起42c1、42c1が形成されている。
嵌合突起42dは、左右方向(軸方向に直交する方向)に離間して突起部42d1,42d1が形成されている。
操作ボタン43は、山型に形成され、後側に前方に向けて上り傾斜となる操作面43aと、前側に前方に向けて下り傾斜となる操作面43bと、を有している。
また、吸込具1Aは、第2の吸口体30から第1の吸口体20を突出させる方向に付勢するコイルバネ51(付勢部材)を備えている。
また、吸込具1Aは、空気の吸込量を調整するサクションバルブを調整するための調節部材52を備えている。調節部材52は、一定の幅で略C字状に形成され、前側管部31aに形成された調節孔31eを覆うように構成されている。また、調節部材52は、周方向の途中に矩形状の開口52aが形成され、外周面に滑り止め用のリブ52bが複数形成されている。
図6は、第1の吸口体の分解斜視図である。
図6に示すように、前側管部21aの先端には、開口21a1が形成されている。開口21a1は、略矩形状となるように形成されている。また、開口21a1には、基部側よりも薄肉に形成された環状部20bが突出して形成されている。また、後側管部21bは、下面側が円弧形状となるように形成されている。
キャップ部材22は、開口21a1に沿った環状に形成され、前側管部21aと重なる接続部22aと、開口21a1から前方に突出する突出部22bと、を有している。キャップ部材22の先端には、第1の開口21sが形成されている。また、キャップ部材22は、ゴムなどの弾性部材で形成されている。このようにキャップ部材22を弾性部材で構成することで、第1の吸口体20で掃除する際に、床面などを傷付けないようになっている。
図7は、第1実施形態の吸込具の斜視図である。
図7に示すように、吸込具1Aは、第1の吸口体20が第2の吸口体30内に収納された第2の状態である。また、操作ボタン43は、第2の吸口体30(カバー部材35)から外側に突出し、長孔35aに沿ってスライド可能に構成されている。
また、吸込具1Aは、操作ボタン43の後方にネジ35cおよび調節部材52が位置している。調節部材52は、一部が円弧状に露出している。
図8は、第1実施形態の吸込具の側面図である。
図8に示すように、吸込具1Aは、第1の吸口体20が第2の吸口体30に収納された状態(第の位置)において、第1の吸口体20の先端(前端)t1が、刷毛体33の先端33aよりも後側に位置している。また、第1の吸口体20の先端t1は、前側管部31aの第2の開口31sよりも前方(先)に位置している。
また、第2の開口31sは、上端から下端に向けて後退する傾斜面31b1を有している。これに伴い、傾斜面31b1に形成される刷毛体33の先端33aも、上端から下端に向けて後退するように傾斜して形成されている。
図9は、第1実施形態の吸込具の縦断面図である。
図9に示すように、第1の吸口体20が第2の吸口体30に収納された状態(第2の位置)では、第1の吸口体20の先端t1(第1の開口21s)が第2の吸口体30の刷毛体33の先端33a(図9のラインE1参照)よりも後側に位置している。また、第1の開口21sは、第2の開口31sよりも前側に位置している。
コイルバネ44は、一端(下端)がスライダ41に形成されたバネ保持突起41cに保持され、他端(上端)が連結部材42の基部42aの下面に形成されたバネ保持突起42eに保持されている。このコイルバネ44の付勢力によって、連結部材42を上方に付勢している。これにより、操作ボタン43の操作面43aがカバー部材35から浮き上がった状態になる。
また、コイルバネ51は、圧縮された状態で、一端(後端)が第2の吸口体30に形成された凹部31iに挿入されて保持され、他端(前端)が第1の吸口体20に形成された保持突起21dに保持されている。これにより、第2の吸口体30から第1の吸口体20を前方に突出させる付勢力が作用している。
また、第2の吸口体30の後側管部31bの内壁面には、後側管部21bに向けて延びるリブ31hが形成されている。このリブ31hは、後側管部21bの上面21b1と摺動するように構成されている。また、後側管部21bの下面21b2は、後側管部31bの内壁面31b2と摺動するように構成されている。これにより、第1の吸口体20と第2の吸口体30との気密が確保されるようになっている。また、後側管部21bの周囲の一部をリブ31hと摺動させることにより、第1の吸口体20と第2の吸口体30との間における摺動抵抗を低減できる。
また、第1の吸口体20と第2の吸口体30の第2の開口31sとの間には、閉塞部材31fが取り付けられている。
また、第1の吸口体20が第2の吸口体30に収納された状態(第2の位置)では、操作ボタン43が最も後側に位置し、コイルバネ44の付勢力によって、連結部材42の連結板42cが押し上げられ、操作ボタン43の操作面43aがカバー部材35の表面から上方に押し上げられた状態になる。
図10は、第1実施形態の吸込具の縦断面斜視図である。
図10に示すように、第1の吸口体20が第2の吸口体30に収納された状態(第2の位置)では、連結部材42の突起部42d1が嵌合孔34d1を通って、第1の吸口体20の凹部21c1に挿入される。これにより、第1の吸口体20の動作が規制(ロック)される。また、この第2の位置では、コイルバネ51が圧縮された状態で、第1の吸口体20と第2の吸口体30との間に配置されている。
図11は、第1実施形態の吸込具を示し、(a)は正面図、(b)は図のB−B線断面図、(c)は図のC−C線断面図、(d)は図のD−D線断面図である。なお、図11は、第1の吸口体20が第2の吸口体30に収納された状態である。
図11(a)に示すように、第1の吸口体20と第2の吸口体30の間は、第1の吸口体20の周囲を囲むような環状の閉塞部材31fによって閉じられている。
図11(b)に示すように、スライダ41の凸部41aが長孔34dに挿入された状態で、長孔34d内を前後方向にスライドするように構成されている。また、前側管部31aの左右側面にはリブ31g,31gが側方に突出して形成されている。このリブ31g,31gは、前後方向に延びている。そして、このリブ31g,31gの上面に、カバー部材35が当接している。
図11(c)に示すように、連結部材42の軸部42b,42bがスライダ41の軸受部41b、41bに回動可能に支持されている。また、連結部材42は、コイルバネ44を介してスライダ41に弾性支持されている。
カバー部材35の内壁面には、下方に向けて、係止爪35d、35dが形成されている。係止爪35dは、固定部31cに係止されることで、カバー部材35が管部31(前側管部31a)に固定される。
操作ボタン43の操作面43a(図5参照)を押し下げることで、軸部42b(図5参照)を支点として回動し、突起部42d1(図5参照)が凹部21c1から抜け出る。これにより、操作ボタン43を前方に移動させることが可能になり、第1の吸口体20を前方にスライドさせることができる。
図11(d)に示すように、カバー部材35は、ネジ35cがネジ挿通孔35bに挿通され、ネジボス34eに螺合されることで、第2の吸口体30に固定される。
また、調節部材52は、周方向に移動させることで、空気の取り込み量を一定に保つことができる。すなわち、図14(a)および(b)に示すように、吸込具1Aを電気掃除機100に直接に取り付けた場合には、空気の取り込み量が少なくなるようにし、図15に示すように、吸込具1Aを延長ホース60を介して電気掃除機100に取り付けた場合には、空気の取り込み量が前記した場合よりも多くなるようにする。
図12は、図9のA部拡大図である。
図12に示すように、第1の吸口体20は、前側管部21aの先端の開口21a1に、キャップ部材22が取り付けられている。キャップ部材22は、前側管部21aと接続される接続部22aと、前側管部21aから前方に突出する突出部22bと、を有している。接続部22aには、環状部20bが圧入されることで、キャップ部材22が前側管部21aに固定される。
また、キャップ部材22の接続部22aは、前側管部21aの外周面に沿って後方に延びる延出部22a1を有している。第1の吸口体20を第2の吸口体30に収納したときに、前側管部21a(第1の吸口体20)と閉塞部材31fとの間に形成されている隙間S1を塞ぐことができるように構成されている。なお、キャップ部材22の形状は、隙間S1を塞ぐことができる形状であれば、本実施形態に限定されるものではなく、各種の形状を採用することができる。
図13は、第1の吸口体が第1の位置であるときの断面図である。
図13に示すように、第1の吸口体20は、図9に示す第2の位置において、操作ボタン43の操作面43aを押し下げることで、軸部42bを支点として連結部材42が回動する。これにより、突起部42d1が凹部21c1および嵌合孔34d1から抜け出ることでロックが解除される。また、コイルバネ51の弾性復帰力によって、第1の吸口体20が第2の吸口体30から突出する方向(前方)に付勢される。このとき、突起部42d1は、長孔34dの左右両脇の平面34f(図5参照)の表面を前方に向けてスライドする。そして、突起部42d1は、平面34fの前方に形成された嵌合孔34d2に嵌合するとともに、凹部21c1に挿入される。これにより、第1の吸口体20が第1の位置(飛び出し位置)でロックされる。このように、第1の吸口体20を第1の位置で固定することで、第1の吸口体20での清掃時に第2の吸口体30内に引っ込むといった不都合を防止できる。
また、第1の吸口体20を第1の位置から第2の位置に移動させる場合には、操作ボタン43の操作面43aを押し下げることで、突起部42d1が凹部21c1および嵌合孔34d2から抜け出ることで、ロックが解除される。そして、コイルバネ51の弾性反発力を受けながら操作ボタン43を後方にスライドさせることで、突起部42d1が平面34f(図5参照)をスライドする。そして、操作ボタン43をさらに後方にスライドさせることで、突起部42d1が嵌合孔42d1を貫通して凹部21c1内に挿入され、ロックされる。
第1の吸口体20が第1の位置の場合には、第1の吸口体20の先端t1が、第2の吸口体30の刷毛体33の先端33a(ラインE1参照)よりも前方に突出している。この場合、後側管部21bの後端は、リブ31hよりも後方に位置しているので、第1の吸口体20と第2の吸口体30との間における気密が確保される。これにより、第1の吸口体20の第1の開口21sから塵埃を吸引するための吸引力を確保することができる。
図14は、電気掃除機に吸込具を取り付けた状態の側面図を示し、(a)は第1の吸口体が第2の位置、(b)は第1の吸口体が第1の位置である。図15は、電気掃除機に延長ホースを介して吸込具を取り付けた状態を示す側面図である。
第1実施形態の吸込具1Aは、図14(a)に示すように、通常、刷毛体33で清掃面を掃除する。そして、その清掃途中において、前記清掃面よりも先のさらに狭い清掃面を清掃する際に、図14(b)に示すように、第1の吸口体20を第2の吸口体30よりも前方へ突出させる。これにより、刷毛体33では届かなかったゴミを取り除くことができる。
また、図15に示すように、第1実施形態の吸込具1Aは、延長ホース60を介して電気掃除機100と接続されている。このように、延長ホース60(延長管)を接続することにより、吸込具1Aの向きを変えることが容易になり、いろいろな向きの清掃面の掃除に迅速に対応することができる。
このように構成された吸込具1Aでは、通常のハンディ形態による掃除において、第1の吸口体20を第2の吸口体30に内包する状態(第2の位置)とする。そして、第2の吸口体30の先端側の刷毛体33と第2の開口31sから塵埃を吸引して、机やイス、階段上などの掃除をする。なお、刷毛体33や第2の開口31sに吸引された塵埃は、第1の吸口体20の第1の開口21sから吸引される。
一方、家具やソファ下などの狭いすき間、サッシの溝、棚の上、網戸やプレフィルタ、部屋の隅などを掃除する場合は、第1の吸口体20を前方に摺動する(突出させる)ことで、第1の吸口体20の第1の開口21sを第2の吸口体30よりも前方に飛び出させて、塵埃を吸引することができる。
第1実施形態によれば、電気掃除機100(掃除機本体)または延長ホース60(延長管)の他端側に接続可能な吸込具1Aにおいて、場面や用途に応じた吸込具を付け替える必要がなく、使い勝手の良い吸込具を実現できる。
以上説明したように、第1実施形態の吸込具1Aは、第1の開口21sを有する第1の吸口体20と、第2の開口31sを有する第2の吸口体30と、を有し、第2の吸口体30は、第1の吸口体20を収納し、第2の開口31sに刷毛体33を備え、第1の吸口体20は、第1の開口21sが刷毛体33の先端33aよりも先になる第1の位置と、第1の開口21sが刷毛体33の先端33sよりも後になる第2の位置との間で、第2の吸口体30に対して摺動可能である。第1実施形態によれば、吸込具1Aは、第2の吸口体30から第1の吸口体20を突出させることで、広い場所と狭い場所とを分けて清掃することができ、場面や用途に応じて吸込具を付け替えることが不要になり、使い勝手を向上できる。
また、第1実施形態では、第2の位置において、第1の開口21sが刷毛体33の先端33aよりも後側かつ第2の開口31sよりも前側に位置している。これにより、吸込具1Aは、第2の位置において第1の開口21sが刷毛体33の先端33aよりも後側に位置することで、掃きながら吸うという効果を発揮できる。また、吸込具1Aは、第2の位置において第1の開口21sが第2の開口31sよりも前側に位置することで、第1の吸口体20と第2の吸口体30との隙間が拡大して、気密が損なわれるのを抑えることができる。
また、第1実施形態では、第1の吸口体20は、第2の吸口体30の外側に、当該第1の吸口体20の移動に伴って動作する操作ボタン43を備える。これにより、吸込具1Aは、操作ボタン43の動作とともに第1の吸口体20を動作させることで、第1の吸口体20の先端t1を指でつまんで引き出したり、押し込んだりするといった操作が不要になり、使い勝手を向上できる。
また、第1実施形態では、第1の吸口体20を第1の位置でロックするロック機構110を備える。これにより、第1の位置で掃除中、第1の吸口体20が勝手に引っ込んだりする不都合を防止できる。
また、第1実施形態では、第1の吸口体20を2の位置から第1の位置に付勢するコイルバネ51を備える。これにより、第1の吸口体20をワンタッチで第1の位置に切り替えることができ、迅速に清掃を行うことができる。
また、第1実施形態では、第1の吸口体20が第2の位置になったときに、第1の開口21sと第2の開口31sとの間に形成された隙間S1を閉じるキャップ部材22を備える。これにより、清掃中に隙間S1から塵埃が取り込まれるのを防止できる。
また、第1実施形態では、第2の吸口体30は、第1の吸口体20が第1の位置と第2の位置との間で移動するときに当該第1の吸口体20と摺動するリブ31hを備える。このようにリブ31hを形成することで、第1の吸口体20と第2の吸口体30との摺動面積を減らすことができ、第1の吸口体20を第2の吸口体30に対して円滑に動作させることが可能になる。また、第1の吸口体20と第2の吸口体30とを面せ摺動させる場合よりも、摺動面にゴミが溜り難くなる。
(第2実施形態)
図16は、第2実施形態の吸込具の分解斜視図である。なお、第2実施形態の吸込具1Bは、第1実施形態の吸込具1Aを簡略した構造を有するものである。
図16に示すように、吸込具1Bは、先端側に第1の開口602aを有する第1の吸口体602と、先端側に第2の開口603bを有する第2の吸口体603と、を有している。
第1の吸口体602の上部には、軸穴602cを有する突起リブ602bが左右対称に2ヶ所形成されている。また、第1の吸口体602の上部には、突起リブ602bの前方に、矩形状の嵌合穴602dが形成されている。
第2の吸口体603は、略円筒状に形成され、第1の吸口体602を内包(収納)している。第2の開口603bの先端面には、刷毛体603aが形成されている。また、第2の吸口体603の上面には、軸方向に細長い環状の壁部603sが形成されている。
第1の吸口体602には、ロックボタン604(操作部)が取り付けられる。このロックボタン604は、前記した突起リブ602bの軸穴602cに挿入される軸604aが形成されている。これにより、ロックボタン604は、軸604aを支点として第1の吸口体602にシーソー支持される。ロックボタン604の後端部付近と第1の吸口体602との間には、ロックバネ605が配置されている。また、ロックボタン604は、前端部に固定爪604cを有している。
なお、第1実施形態と同様に、第1の吸口体602の先端に軟質材からなるカバー部材を取り付けてもよい。これにより、第1の吸口体602が塵埃を吸い込む際、対象床面等の傷つきを防止することができる。
図17は、第2実施形態の吸込具を示し、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は側面図である。なお、図17は、図16の吸込具1Bを組み立てた状態である。
図17(a)に示すように、吸込具1Bは、壁部603s内にロックボタン604が収容される。また、第1の吸口体602の先端は、刷毛体603aの先端よりも後側に位置している。また、第1の吸口体602の先端は、第2の吸口体603の第2の開口603b(図16参照)よりも前側に位置している。
図17(b)に示すように、壁部603s内には、一対の長孔レール603cが形成されている。長孔レール603cは、前後方向に延びている。この長孔レール603cには、突起リブ602b(図16参照)が内側から突き出すように挿入される。第2の吸口体603の上部から突き出た突起リブ602bの軸穴602c(図16参照)にロックボタン604の軸604a(図16参照)を挿入することで、ロックボタン604と第1の吸口体602とが一体構造となる。
また、壁部603s内には、長孔レール603cよりも前方に固定穴603eが形成されている。この固定穴603eにロックボタン604の固定爪604c(図16参照)が挿入されることで、ロックボタン604の動作が規制される。
このように構成することで、ロックボタン604を長孔レール603cに沿って前後方向に摺動する動作に対して、第1の吸口体602も前後方向に摺動する。
図17(c)に示すように、第1の吸口体602は、第1の開口602a(図17(a)参照)が刷毛体603aの先端よりも後になる第2の位置に設定される。また、第2の位置において、第1の開口602a(図17(a)参照)が、第2の吸口体603の第2の開口603b(図17(a)参照)より前側に位置している。
図18(a)は図17(b)のE−E線断面図、(b)は図17(c)のF−F線断面図である。
図18(a)に示すように、ロックボタン604は、後方にロックバネ605の受け座604bを有している。また、ロックボタン604は、前方に摺動動作を固定する固定爪604cが一体で形成されている。
吸込具1Bは、第1の吸口体602の摺動量が最小となる場合(第2の位置)、ロックボタン604の固定爪604cが、第2の吸口体603の上部に開口する固定穴603dに嵌合することで固定される。また、第1の吸口体602を前方へ摺動する場合は、ロックボタン604をロックバネ605の付勢力を受けながら押し下げられることで固定爪604cが固定穴603dから外れて、長孔レール603cに沿いながら前方に摺動する。
また、第1の吸口体602の摺動量を最大となる場合(第1の位置)、ロックボタン604の固定爪604cが、第2の吸口体603の上部に開口する固定穴603eに嵌合することで固定される。
なお、第2実施形態では、突起リブ602b、軸穴602c、嵌合穴602d、長孔レール603c、ロックボタン604、ロックバネ605、固定穴603eによってロック機構が構成されている。
図18(b)に示すように、第2の吸口体603の内側には、第1の吸口体602を保持する遮蔽板603fが形成されている。この遮蔽板603fの略中央には、第1の吸口体602の外形形状をオフセットした開口穴603gが形成され、第1の吸口体602が挿入されている。
この構成において、第1の吸口体602の摺動量を最小(第2の位置)から最大(第1の位置)に変化させた場合でも、第1の吸口体602と遮蔽板603fが略気密に保持することが可能となり、第1の吸口体602の第1の開口602a(図18(a)参照)から塵埃を吸引するための吸引力を確保することができる。
このように構成された吸込具1Bにおいて、通常のハンディ形態による掃除では、第1の吸口体602を第2の吸口体603に完全に内包する状態(摺動量が最小、第2の位置)として、第2の吸口体603の先端側の刷毛体603aと第2の開口603bから塵埃を吸引して、机やイス、階段上などの掃除をする。なお、刷毛体603aや第2の開口603bに吸引された塵埃は、第1の吸口体602の第1の開口602aから吸引される。
一方、家具やソファ下などの狭いすき間、サッシの溝、棚の上、網戸やプレフィルタ、部屋の隅などを掃除する場合は、第1の吸口体602を前方に摺動することで、第1の吸口体602の第1の開口602aを第2の吸口体603よりも前方に飛び出させて、塵埃を吸引することができる。
第2実施形態によれば、電気掃除機100(掃除機本体)または延長ホース(延長管)の他端側に接続可能な吸込具1Bにおいて、場面や用途に応じた吸込具形状を付け替える必要がなく、使い勝手の良い吸込具を実現できる。なお、吸込具1Bは、充電台70(図1(a)参照)に形成された突起部Pに直立した状態で取り付けて、保管しておくことができる。
以上説明したように、第2実施形態の吸込具1Bは、第1の開口602aを有する第1の吸口体602と、第2の開口603bを有する第2の吸口体603と、を有する。第2の吸口体603は、第1の吸口体602を収納し、第2の開口603bに刷毛体603aを備えている。第1の吸口体602は、第1の開口602aが刷毛体603aの先端よりも先になる第1の位置(摺動量が最大)と、第1の開口602aが刷毛体603aの先端よりも後になる第2の位置(摺動量が最小)との間で、第2の吸口体603に対して摺動可能である。これによれば、第2の吸口体603に対して第1の吸口体602の位置を切り替えることで、広い場所と狭い場所とを分けて清掃することができ、場面や用途に応じた吸込具を付け替えることが不要になり、使い勝手を向上できる。
また、第2実施形態では、第2の位置において、第1の開口602aが刷毛体603aの先端よりも後側かつ第2の開口603bよりも前側に位置している。これにより、第2の位置において第1の開口602aが刷毛体603aの先端よりも後側に位置することで、掃きながら吸うという効果を発揮できる。また、第2の位置において第1の開口602aが第2の開口603bよりも前側に位置することで、第1の吸口体602と第2の吸口体603との隙間が拡大して、気密が損なわれるのを抑えることができる。
また、第2実施形態では、第1の吸口体602は、第2の吸口体603の外側に、当該第1の吸口体602の移動に伴って動作するロックボタン604を備える。これにより、ロックボタン604の動作とともに第1の吸口体602を動作させることで、第1の吸口体602の先端を指でつまんで引き出したり、押し込んだりするといった操作が不要になり、使い勝手を向上できる。
また、第2実施形態では、第1の吸口体602を第1の位置でロックするロック機構を備える。これにより、第1の位置で掃除中、第1の吸口体602が勝手に引っ込んだりする不都合を防止できる。
なお、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれるものである。例えば、本実施形態では、ハンディタイプ(スティックタイプ)の電気掃除機100に適用した場合を例に挙げて説明したが、キャニスタタイプの電気掃除機に適用することもできる。
1A,1B 吸込具
20 第1の吸口体
21a 前側管部
21b 後側管部
21b1 上面
21b2 下面
21c1 凹部
21s 第1の開口
22 キャップ部材
30 第2の吸口体
31a 前側管部
31b 後側管部
31h リブ
31s 第2の開口
33 刷毛体(刷毛)
33a 先端(刷毛の先端)
41 スライダ
42 連結部材
43 操作ボタン(操作部)
44 コイルバネ
51 コイルバネ(付勢部材)
60 延長ホース(延長管)
100 電気掃除機
110 ロック機構
300 延長管
400 標準吸口
602 第1の吸口体
602a 第1の開口
603 第2の吸口体
603a 刷毛体
603b 第2の開口
604 ロックボタン(操作部)
t1 先端(第1の吸口体の先端)

Claims (6)

  1. 第1の開口を有する第1の吸口体と、前記第1の吸口体を収納するとともに第2の開口を有する第2の吸口体と、前記第1の吸口体と前記第2の吸口体の前記第2の開口との間を閉塞する閉塞部材と、を有し、
    前記第2の吸口体は、前記第2の開口に刷毛を備え、
    前記第1の吸口体は、当該第1の吸口体の先端に前記第1の開口として弾性部材で形成されたキャップ部材を備えるとともに、前記第1の開口が前記刷毛の先端よりも先になる第1の位置と、前記第1の開口が前記刷毛の先端よりも後になる第2の位置との間で、前記第2の吸口体に対して摺動可能であり、
    前記キャップ部材は、前記第1の吸口体が前記第2の位置になったときに、前記第1の吸口体と前記閉塞部材との間に形成される隙間を閉じることを特徴とする電気掃除機の吸込具。
  2. 前記第2の位置において、前記第1の開口は、前記刷毛の先端よりも後側かつ前記第2の開口よりも前側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機の吸込具。
  3. 前記第1の吸口体は、前記第2の吸口体の外側に、当該第1の吸口体の移動に伴って動作する操作部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気掃除機の吸込具。
  4. 前記第1の吸口体を前記第1の位置でロックするロック機構を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電気掃除機の吸込具。
  5. 前記第1の吸口体を前記第2の位置から前記第1の位置に付勢する付勢部材を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電気掃除機の吸込具。
  6. 前記第2の吸口体は、前記第1の吸口体が前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動するときに当該第1の吸口体と摺動するリブを備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電気掃除機の吸込具。
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