JP6644387B1 - グリップ角制御によるゴルフスイング練習具 - Google Patents

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Abstract

【課題】スライスに悩むゴルファーは多い。ダウンスイングでのタメができていなかったりローテーションが足りなかったりすることが一因である。ゴルフスイングにおいて左腕とシャフトによって作られるスイング角はスイングにおいて重要です。なぜならダウンスイング時のタメ作りや両腕のローテーションを行うためにはグリップ角を所定の角で保つ必要があります。よってグリップ角が所定の角より大きくならないことを課題とします。【解決手段】本発明は両腕バンドとシャフトに係止する留め具を結ぶひも状部材によってグリップ角を所定の角度より大きくしない形態。【選択図】 図8

Description

本発明はグリップ角を制御するゴルフスイング練習具に関するものである。
ゴルフ界でグリップ角という単語は存在するがほとんど使用されていないことから、グリップ角についての意識は低いと思われる。それゆえグリップ角に関する練習具は非常に少ない。通常のスイングではグリップ角はトップで最も小さく(この時ヘッドは身体に近い)、その後増加しインパクト後で最大になる(この時ヘッドは身体から最も遠い)。
特許文献1で発明の詳細な説明の7行目に「ヘッドの移動円弧は厳密でなくてはならない。(2行中略)とりわけ移動円弧径を一定に保つことが重要である。」と記述しているがこれは間違いである。トップの位置においてはヘッドは身体に近くそしてヘッドは身体に近いままダウンスイングをしてその後身体から遠ざかりインパクトをし、さらにインパクト後にターフを取る時が最も身体から遠ざかる。特許文献1が言う「円弧径を一定に保つことが重要である。」ことを実践するならばボールをコントロールすることは不可能である。またアイアンで決してスピンのかかったボールを打つことはできない。ヘッドの運動の部分部分ではだいたい円弧に近いがスイング全体としては円弧ではない。その代表例としてアメリカ人プロゴルファーのタイガーウッズのダウンスイングでグリップが右下に来たときグリップ角は90度以下でヘッドは身体の近くを通過しその後一気にヘッドを開放してヘッドを身体から遠ざけてボールを打つ。特許文献1が言う「移動円弧径を一定」にすることはゴルファーが犯す最大の間違いです。ゴルフスイングのヘッド軌道の大きさは常に変化させなければならないものなのです。特許文献1に記述がある「ヘッドを丸く円弧になるように振らなければならない」という思い込みが一般ゴルファーのゴルフ上達を妨げます。特許文献1が特許を認められても見当違いの課題では見当違いの解決手段でしょう。これに対して本発明は刻々と変化するヘッドと身体の距離をいかに練習し実現するかという練習具の発明であり、課題も解決するための手段も特許文献1とは異なっています。さらに特許文献1の発明は複雑で重くて実用的でありません。
下記特許文献2では仕組みは非常に複雑な構造を有する二重金属パイプを2組も必要とするので重く実用に適さないものであると考えられます。
特許第3874601号 特許出願公開昭57―96667
右打ちゴルファーも左打ちゴルファーも本発明を使用できますが、以下断りがない場合本特許願全般でゴルファーは右打ちゴルファーのであると仮定して記述します。本特許願においてグリップ角という単語を多用しますが、前述のようにグリップ角という言葉はあまり普及していないのでこれを定義します。その他の用語についても定義します。
用語の定義
グリップ角・・・・・左腕とシャフト23が作る角、図2の25。
(右打ちゴルファーは右腕は折り曲げをするが、左腕はフィニッシュ
を除いてほぼ直線なので上記の定義とする)。
〇〇時・・・・・・・グリップ29の位置を時計の文字盤で表現する方法で、
8時は右下で3時は左横の位置です。
ビジネスゾーン・・・グリップ29が8時から4時までのスイング範囲(個人差あり)。
アドレスグリップ角・アドレス時のグリップ角(150度程度 、グリップ29は6時)。
コック・・・・・・・スイング中にグリップ角を小さくすること。
アンコック・・・・・スイング中にグリップ角を大きくすること。
オーバーアンコック・スイング中にグリップ角が所定のグリップ角より大きくなることと
同意。
フルスイング・・・・ダウンスイングとビジネスゾーンのスイングとフォロースイングを
連続してなすこと。力一杯スイングすることではない。
右肩を中心として右手のひらが左肩に接するくらい大きく右腕を回転させる場合、1回転につき右腕を1回内転させることが自然な動きです。ゴルフスイングにおいても右腕の内転(左腕は外転)は自然な動きであり、加えて野球と異なりゴルフではボールを正確に目標方向に打ち出すことが求められるためインパクトで右手のひらはだいたい鉛直になっていることも必要なので右腕の内転(左腕は外転)は必須な動きです。インパクト時の右腕の内転(左腕は外転)はおよそ半分が終了された状態なのでインパクト後も右腕の内転(左腕は外転)は続きます。本特許願で私はダウンスイングゾーン内の右腕の内転と左腕は外転を「縦振り」、引く続くインパクト後の右腕の内転と左腕は外転を「フォロー」と表現します。ビジネスゾーン内も含めてスイング中のすべての右腕の内転と左腕が「ローテーション」です。またビジネスゾーンでのヘッドの動きは円弧運動ではないが円弧運動に近いので本特許願ではビジネスゾーンでのスイングを「水平円弧振り」と表現します、
縦振りはトップの位置から右方向に動くヘッドをなめらかに左方向への動きに変え、かつヘッドのフェースをボールに正対させるという重要な働きをします。縦振りをするためにはダウンスイングでグリップ角を90度前後に保ちヘッドは身体の近くを通過させる必要があります。グリップ角を90度前後に保ちヘッドを身体の近くを通過させるダウンスイングをすることをタメを作ると言います。最新のゴルフスイング解析器「サイエンスフィット」の測定結果を掲載した週間ゴルフダイジェスト誌2017年10月31日号の記事によるとアマチュアゴルファーは明らかにタメが少ないという結果が報告されています。プロゴルファーのテイクバック時のヘッド軌道は大きくダウンスイング時のそれは小さいです。これはプロゴルファーのダウンスイングにはタメがあるということです。ゴルファーによってタメが少なく8時前後で行う早めの縦振り、タメが多く7時前後で行う遅めの縦振りなどがありさらに大きな縦振りや小さな縦振りもあり、個人差がありますが、タメと縦振りはゴルフスイングに必須の動作です。そしてタメが縦振りを容易にします。
人にとって縦振りは日常生活で体験することはほとんどない動きなのでゴルファーが縦振りを身に付ける事は大変困難です。2010年に日本初のPGAティーチングプロアワード最優秀賞を受賞した桑田泉氏は「ダウンスイングで右手と左手をひっくり返せ」と指導していますが、これはダウンスイングで激しくローテーションをせよということであり縦振りそのものです。しかしタメのないゴルファーはダウンスイングのスタートでオーバーアンコックが始まってしまい、その後に「右手と左手をひっくりかえす」ことは難しいことです。若林功二氏はゴルフ雑誌などで「右手を突く、Z打法」を推奨していますが、これも縦振りです。しかし「突く」という表現はイメージがわきません。また「雑巾を右下に投げろ」という指導もあります。これも縦振りをしなさいということですが雑巾と長いクラブでは違いすぎて全くと言っていいほどイメージできません。どの指導法も縦振りのイメージを得られにくいし、ましてや縦にクラブを振ることは至難のわざです。
ビジネスゾーンでのダフリやトップに悩まされます。ボールをクリーンに打ちかつ正確に打ちインパクト後にターフを取るようなスイングはアマチュアゴルファーにとって夢ですが、本発明でそのための練習をすることができます。インパクト後にターフを取る打ち方を「傾斜円弧振り」と命名します。
ダウンスイングゾーンでの縦振りとビジネスゾーンで水平円弧振り乃至傾斜円弧振りを実行し正確なインパクトを実現するためにはダウンスイング開始時の小さなグリップ角のタメ後にグリップ角を大きくしてビジネスゾーンに入ってアドレスグリップ角でインパクトを迎えることが重要です。その理由は重量がクラブの先端に集中しているクラブを高速で振るとオーバーアンコックになりがちだからです。またヘッドを丸く振らなければならないというゴルファーの思い込みがオーバーアンコックを生じさせます。所定のグリップ角を意識してそのグリップ角でローテーションを実行することが大切です。よってトップからインパクトそしてフォローまでのグリップの各位置においてグリップ角の大きさが所定の角より大きくならないためのゴルフ練習具を実現することを課題とします。
右打ちゴルファーにおいてはクラブのシャフトと左腕によって作られるグリップ角が所定の大きさより大きくならないためのゴルフ練習具において、左上腕と右上腕に係止される2つ腕締付帯と2つの前記腕締付帯を連結する腕締付帯連結体からなり左肘と右肘の間隔を所定の間隔にするための両腕バンド及び前記シャフトに係止する留め具及び前記グリップ角が所定の角より大きくならないためのひも状部材を備えており、前記ひも状部材の一端を前記腕締付帯連結体に係止し他端を前記留め具に係止して前記両腕バンドと前記シャフトを前記ひも状部材で繋ぐことにより前記グリップ角が所定の大きさより大きくならないことを特徴とする前記所定の角の大きさを変えられる仕組みのゴルフスイング練習具です
前記留め具は弾性を有する素材で作られていて前記シャフトを包み込む形状をなしており、前記シャフトの外周面に内側面で圧接して前記シャフトに係止し、前記留め具が前記シャフトに係合する位置を変えることにより前記グリップ角の所定の大きさを変えることを可能とする特徴を有する仕組みのゴルフスイング練習具です。
前記両腕バンドは前記ひも状部材の一端を両肘間の中央部に係止するために2つの前記腕締付帯を結合する前記腕締付帯連結体に前記ひも状部材の一端を係止するための両腕バンドフックを備えていて両肘の動きが前記ひも状部材に伝わること、及び両肘間を所定の距離に設定するために前記腕締付帯連結体の長さは調節可能であって両腕の内転と外転を容易にならしめこと仕組みのゴルフスイング練習具です。
前記ひも状部材には弾性が低いひも状部材と弾性が高いひも状部材があり、それらは麻ひものように弾性が低いひも状部材である低弾性ひも状部材40及びゴムひものように弾性が高いひも状部材である高弾性ひも状部材50です。62cmのひも状部に16ニュートンの張力を加えたときの伸びが15mm程度であるひも状部材を低弾性ひも状部材40とし、同条件でひも状部材の伸びが前記伸び値より大きいひも状部材を高弾性ひも状部材50とします。前記弾性が低いひも状部材と前記弾性が高いひも状部材を単独に使用あるいは併用することで種々の練習をすることを可能とする仕組みのゴルフスイング練習具です。
・本発明を右打ち左打ちどちらのゴルファーであっても使用できます。
・本発明を使用することによりゴルフスイングに必要なビジネスゾーンでの水平円弧振りとターフが取れる傾斜円弧振りやダウンスイングゾーンでのタメと縦振りのイメージを瞬時に得られるので、ゴルフ初心者やなかなか上達しないゴルファーがゴルフスイングの本質を短時間で理解し短期間で上達します。上級者のスイング全般のスイングチェックにも使えます。本発明を使用するならばスイング習得にややこしい言葉や説明は不要です。
・ビジネスゾーンで所定のグリップ角を維持することができるのでオーバーアンコックが減り、結果として伸びあがりやダフリが減り、アプローチが上手になります。伸びあがりがあればひも状部材が直接にシャフトを持ち上げるので即時に自覚できます。
・本発明でパターからドライバーまですべてのクラブで所定のグリップ角を維持することにより正確にボールを打つことができます。素振りだけでなく実際にボールを打てます。
・ダウンスイングで必要な縦振りにはヘッドの右への動きをなめらかに左への動きに変える働きと、ヘッドのフェースをボールに正対させる働きがあります。オーバーアンコックのダウンスイングではヘッド21が身体から遠ざかりインパクトまでに時間がかかるため、上体は回転してボールに正対してもヘッド21はまだボール位置に到達しないという多くのゴルファーが悩まされる振り遅れを、本発明を使用してグリップ角を維持することでスイングを改善できます。その結果振り遅れが原因のプッシュアウトやスライスボールを減らす効果があります。ヘッドの右への動きをなめらかに左への動きに変えられるのでヘッドスピードが上がります。
・ゴルフスイングにおいて必須な両腕のローテーションをなめらかに行うための基本的条件は両肘間の距離は小さいことが望ましい。腕締付連結体14は両肘間を所定の距離に設定することができ、両肘間を所定の距離より大ききしないので所定のローテーションの実行を容易にします。
・ひも状部材の一端が右肘と左肘の中央部にある腕締付連結体14に係止されていることにより両肘の動きがひも状部材に伝わります。
・左の腕締付帯15の脱着は右手でワンタッチで行えます。右の腕締付帯15の脱着も同様で他人の手助けは不要です。
・本発明の低弾性ひも状部材40のみ使用すること、高弾性ひも状部材50のみ使用すること、低弾性ひも状部材40と高弾性ひも状部材50を束ねた複合ひも状部材60を使用すること、加えてこれらひも状部材をダウンスイングゾーンとビジネスゾーンとフォローゾーンの各ゾーンで使用することができるので多種の練習ができます。
・本発明の低弾性ひも状部材40も高弾性ひも状部材50も複合ひも状部材60も軽いので素振りでもボールを打ってもスイングに支障はない。(参考値として試作品は両腕バンド10と低弾性ひも状部材40と留め具30で約157グラムであった)
・本発明を男女、子どもも年配者も使用できます。
・高価であったり愛着があったりする大切なクラブを一切加工せず本発明を利用できます。
・ひも状部材の両端にフックとリングが備えられており、容易に両腕バンド10と留め具30に係止できるのでひも状部材の交換は容易です。
・グリップ角の微調整はシャフトに係止される留め具30の係止位置の変更で行えます。
・高弾性ひも状部材50は高弾性ひも状部材を数本束ねているので、1本切れても安全を確保できる仕組みとなっています。
右打ちゴルファーが本発明を装着しボールを打っている図。 低弾性ひも状部材40を装着してビジネスゾーン内の練習をしている図。使用リングは低弾性長リング42です。グリップ角は左腕とシャフト23が作るグリップ29の所の角です。低弾性長リング42が両腕バンドフック11に係止されていますが右手の奥にあるので見えません。開レバー31は立った状態です。 留め具30にひも状部材先端フック44を取り付けた図で、開レバー31は倒された状態です。 高弾性ひも状部材50と低弾性ひも状部材40を束ねた複合ひも状部材60を使用している図。ビジネスゾーンでは高弾性ひも状部材50がグリップ角を、ビジネスゾーンでは低弾性ひも状部材40がグリップ角を大きくしません。 数本の高弾性ひも状部材を束ねた高弾性ひも状部材50の図。束ねているので1本が切れても安全を守れる高弾性ひも状部材50で、束ね方の一例として3本の高弾性ひも状部材を三つ編みに束ねた図。2つのリングの取り付け位置は本発明を使用するゴルファーの身体とスイング姿勢によって決められる。 低弾性ひも状部材40の図。2つのリングの取り付け位置は本発明を使用するゴルファーの身体とスイング姿勢によって決められる。 高弾性ひも状部材50と低弾性ひも状部材40を束ねた複合ひも状部材60の図。 両腕バンド10の図。中央の腕締付帯連結体14の両側に腕締付帯15があり、2つの腕締付帯15と中央の腕締付帯連結体14は2つの連結具17で連結されています。ゴルフクラブは両腕バンド10に比べて小さく描かれています。 両腕バンド10の仕組みが理解しやすいように両腕バンド10の腕締付帯15を抜き描きした図。帯抜け防止具18を持ち上げて倒して面ファスナー12に係止するだけなので片手で操作できます。帯抜け防止具18は腕締付帯15が腕締付具16から抜けてしまうことを防止します。 タメ作りを説明するダウンスイングの連続図。図10のクラブを10時までテイクバックした部分を図A、クラブを8時まで下ろした部分を図Bとします。図Aの腕は紙面裏方向を向いているので腕は短くなっています。図Aでひも状部材は頭部に触れているように見えますが、両腕バンド10は右耳近傍にありますが触れていません。 本発明で可能な練習の一覧表
ゴルフスイングにおいてグリップ角がオーバーアンコックスのスイングではうまくボールを打てません。なぜなら振り遅れてヘッドフェースが右に開きボールは右へ飛んだりスライスボールとなったりするからです。ビジネスゾーン内でのオーバーアンコックはダフリの原因となります。ダウンスイングゾーン内のオーバーアンコックスはヘッドが身体から離れインパクトまでに時間がかかり振り遅れの原因となります。フォローゾーン内のオーバーアンコックはボールを捕まえきることが困難でスライスボールになりやすいです。これらの改善には各ゾーンでゾーンに合った適切なグリップ角を保つことによりオーバーアンコックにならないことが必要です。しかるに上級者でないゴルファーの大部分はトップからのダウンスイングが始まるとヘッドを円軌道になるように丸く振ろうとしてヘッドが身体から遠ざかりグリップ角が所定の角である90度より大きくなり、ゴルフクラブを制御できなくなり思い通りにボールを打てません。そして残念なことに多くのゴルファーは自分のスイングがオーバーアンコックであることを自覚しないまま「ゴルフは難しい」と感じてゴルフを止めてしまいます。
以上のことから本発明は以下の形態とする。
一つ目として両腕バンド10とシャフト23をひも状部材で繋ぎグリップ角が所定のグリップ角より大きくならない形態とした。
二つ目として図5、図6、図7で示す低弾性ひも状部材40、及び高弾性ひも状部材50、及び高弾性ひも状部材50と低弾性ひも状部材40を束ねた複合ひも状部材60の三種類のひも状部材を使いグリップ角がそれぞれの所定のグリップ角より大きくならないための種々の練習を可能とする形態とした。
三つ目として両腕のローテーションを行い易くするために両肘を接近させる両腕バンド10を両腕に装着する形態とした(図8参照)。かつ両腕バンド10は長さ変更可能な腕締付帯連結体14により両肘を間隔所定の距離に設定できる機能を有する。
四つ目として練習中にグリップ角を頻繁に変更するので、グリップ角変更が容易な留め具30を図3に示す。留め具30の係止位置の変更は留め具30をワンタッチで摺動するだけなのでグリップ角の変更は容易です。留め具30をヘッド21寄りに係止すればグリップ角は小さくなります。
・両腕バンド10から留め具30までの距離は常に変化している。それゆえ長さがほぼ不変の低弾性ひも状部材40はフルスイングに不適であるので主としてビジネスゾーンでの練習及びダウンスイングゾーンでのタメ練習に用います。低弾性ひも状部材40の長さは初使用時に使用者の体形や姿勢で取り付け位置を決められる二つのリングを備えており、ひとつはビジネスゾーン用で他はダウンスイングゾーン用です。低弾性ひも状部材40の低弾性長リング42を使ってビジネスゾーン内で水平円弧振りと傾斜円弧振り、低弾性ひも状部材40の低弾性短リング41でダウンスイングゾーンでタメ作りと縦振りの練習などができます。
・弾性を有する高弾性ひも状部材50を使ってビジネスゾーンとダウンスイングゾーンとフォローゾーンのそれぞれゾーンで個別練習及びフルスイングができます。高弾性ひも状部材50の張力の強弱を大きく変更するときは高弾性ひも状部材50に備えられている2つのリングを使用し、微調整は留め具30の係止位置を変更します。
・もし高弾性ひも状部材50が1本なら使用中に切れるとその張力により高弾性ひも状部材がゴルファーに向かって飛んでくる恐れがあります。それで安全に使用するため仕組みとして複数の高弾性ひも状部材を束ねたものが高弾性ひも状部材50であり、1本が切れても他の高弾性ひも状部材が安全を確保します。束ね方の一例は図5の三つ組みです。高弾性ひも状部材50を構成する高弾性ひも状部材の本数を増減することで張力を増減することができます。本発明ユーザーが自ら高弾性ひも状部材を購入することは容易です。
・高弾性ひも状部材50と低弾性ひも状部材40を束ねた複合ひも状部材60の仕組みを図7で、使用中の様子を図4で示しました。両ひも状部材は結節点55で束ねられています。複合ひも状部材60を使ってフルスイングの基本練習ができ、高弾性ひも状部材50がダウンスイングゾーンでオーバーアンコックを防ぎ、低弾性ひも状部材40がビジネスゾーンでオーバーアンコックを防ぎます。このとき高弾性短リング51と低弾性長リング42を使用します。
・図3の留め具30は弾性を有する素材で作られていてシャフト23を包み込む形状をなしていて、シャフト23の外周面に内側面で圧接してシャフト23に係止します。留め具30の内面には板ゴムなどのすべり止め35を貼ることができます。留め具30はシャフト23を包み込む形をしているのでパターからドライバーまでのほとんどのシャフトに係止します。図3の開レバー31はテコの原理を利用して留め具30を開きます。グリップ角の変更はシャフト23に係止する留め具30を少し開いて摺動してヘッド21に係止する位置を変更します。留め具30の位置をヘッド21に近い位置に係止するほどとグリップ角は小さくなり、ヘッド21から遠ざけるほどグリップ角は大きくなります。
・複合ひも状部材60を使うとき開レバー31が下向きに広がった状態では低弾性ひも状部材40がたるみ開レバー31に絡む恐れがあるので図3に示すようにレバー受け切り込み37を設けて本発明を使用中は開レバー31が図2のように立ち上がった状態を維持します。
・低弾性ひも状部材40も高弾性ひも状部材50も複合ひも状部材60も脱着はひも状部材先端に備えられているひも状部材先端フック44を留め具リング33に、ひも状部材後端などに備えられている各リングを両腕バンドフック11に係止します
・2つの腕締付帯15は2つの連結具17で腕締付帯連結体14に連結されています。腕締付帯連結体14は両肘間隔調節具13により両肘間の距離を調節可能としています。ローテーションを容易に生じさせるためには両肘が近いことが望ましい。ローテーションを嫌うパッティングでは両肘を遠ざけます。腕締付帯連結体14の長さは調節可能なので両肘間の距離を色々変えてみて最適な両肘間の距離を探すことができます。両腕バンド10はひも状部材の一端を右腕と左腕の中間部に係止するために腕締付帯連結体14にひも状部材の一端を係止するための両腕バンドフック11を備えています。これによりスイング中に左右で異なる肘の動きをひも状部材に伝えることができます。例えばタメているとき身体から離れている左肘に比べて右肘は身体に接触するほどの近さです(実際に強く接触させるゴルファーも存在する)。このとき留め具30から両肘までの距離は異なります(図10の図A参照)。左肘はフィニッシュ除いて伸びていますが右肘の角度は90度前後から180度まで変化するので留め具30から両肘までの距離は異なります。もし片肘だけにひも状部材の一端を係止すれば片肘の動きだけしかひも状部材に伝わりません。
・図9で腕締付帯15を示しています。腕締付帯15の装着方法は帯抜け防止具18を持ち上げて腕を締め付け、帯抜け防止具18を倒して面ファスナー12に接触させて係止させます。左(右)の腕締付帯15の装着は右手(左手)で容易に係止できるので他人の助力を必要としません。
・ひも状部材の張力が所定の値より大きくなったら警報音が鳴る電子機器を設置することが可能です。その重量による影響が少なくなるように両腕バンド10と両腕バンドフック11の間に電子機器を設置すると良いでしょう。
本発明の練習順に沿って本発明の実施例を説明します。
低弾性長リング42使用の<<水平円弧振り>>
・水平円弧振りはすべてのスイングの基本です(パッティングは除く)。基本の水平円弧振りから始めます。水平円弧振りの練習はアプローチウェッジかピッチングウェッジから始めると良いでしょう。
・両腕バンド10が有する両肘間隔調節具13を利用し両肘間を所定の間隔にします。 低弾性ひも状部材40のひも状部材先端フック44を留め具30の留め具リング33に係止します。留め具30をシャフト23の中央あたりに留め、低弾性長リング42を両腕バンドフック11に係止します。両腕バンド10を装着します。通常のアドレス姿勢をとりヘッド21が地面から2〜3センチメートル浮いた状態になるように留め具30を摺動させてグリップ角を調整します。
・左右対称にビジネスゾーンで素振りをして低弾性ひも状部材40の張力が強くなるところがオーバーアンコックが生じようとしているところですが、低弾性ひも状部材40はオーバーアンコックを許しません。水平円弧振りではビジネスゾーン内で張力が一定になるように素振りをしてスイングイメージをつかみます。グリップ角を維持するには縦方向の力のとヘッドが遅れないための左へローテーションが必要です。水平円弧振りの最大の目標はオーバーアンコックでないスイングを体験することです。オーバーアンコックでないスイングなら6時前後以降のスピードが自然と速くなります。この練習中にグリップ角を保つには左手の小指からの3本の指でしっかりシャフトを握る必要があることを自然に体得できます。次に本発明を装着したまま実際にボールを打ってみてダフリやトップボールは生じにくくなることを実感できます。後述の傾斜円弧振りを習得すればもっとダフリを減らせます。オーバーアンコックによるダフリを防ぐことができればダフリから逃れるために無意識に行う「伸び上がり」がなくなります。伸び上がりがあるゴルファーは本発明を使用すると「え、こんなに伸びあがっていたの!」と自分の伸び上がりにびっくりするでしょう。自分のゴルフスイングを自分は見られないことがゴルフを難しくしている一因です。やってるつもりが実はやってなくて、やってないつもりをやっていることをゴルファーは必ず経験します。
低弾性長リング42使用の<<傾斜円弧振り>>
・低弾性ひも状部材40を使うこととスイングが似ていることからここで傾斜円弧振りの練習について説明しますが、この傾斜円弧振り練習を飛ばして最後の練習としても結構です。
・水平円弧振りの場合円弧の最下点でボールを打ちますが、ヘッドの動きが下向きから上向きに変わる点である最下点を常にボールの真下に正確に持ってくることは機械でない限りむりです。少しでもボールの右側に最下点が来たら最下点後にボールを打つことになりヘッドフェースの向きが所定の向きより上向きとなりボールは想定より上昇し飛距離は小さくなります。少しでもボールの左側に最下点が来たら逆にボールは予定より低く飛び出します。打ってみなければ結果はわからないことになります。これを防ぐために最下点以外でボールを打ちますが、最下点をボールの右にしたらボールを打つ前にヘッドは地面に衝突してしまいます、ダフリです。よって最下点をボールの左にします。そうするとヘッドフェースの向きは所定の向きでボールに当たり、その後最下点が来てヘッドフェースの向きは上向きになります。ヘッドフェースの向きが所定の向きでボールに当たると飛距離と高さを想定することができます。ヘッドフェースが最下点に向かって下がっていく途中でボールに当たるのでボールにバックスピンがかかりピタリと止まるボールになります。最下点がボールの左になるのでその結果としてターフが取れます。ターフを取ることは結果であって目的ではありません。最下点のヘッドフェース方向の変化がないので速いヘッドスピードで打てて強いボールになります。
水平円弧振りの最下点でボールを打つゴルファーを正面から見るとグリップの真下にヘッドはありますが、最下点前にボールを打つゴルファーを正面から見るとヘッドより右にグリップはあります、よってハンドファーストと呼ばれます。プロゴルファーや上級者は飛距離がばらつくことを嫌いハンドファーストでボールを打ちます。ハンドファーストの良さは地面の質や凹凸を避けてボールを直接打てることと水平円弧振りよりヘッドフェースが所定の向きのままボールを打てるので飛距離と高さを想定通りに打てること、ダウンスイングで加速されたヘッドはそのまま真っすぐ直線的にボールに向かうので強いボールになります。
・ハンドファーストでボール打つためには水平円弧振りの円弧の右を上げて左を下げます。ボールの左下にある最下点に向かって水平円弧振りをすれば傾斜円弧振りになりハンドファーストのスイングになります。注意点はインパクト後も最下点までグリップ角をアドレスグリップ角に保つことです。プロゴルファーはさらなる技術を駆使しますのでそれを十数行後に説明します。
高弾性長リング52使用の<<水平円弧振り>>と<<傾斜円弧振り>>
・高弾性ひも状部材50を使います。好みの張力にするために高弾性短リング51または高弾性長リング52を使用します。留め具30で微調整をして少し張力が生じるようにします。高弾性ひも状部材50の張力が一定になるように水平円弧振りをします。低弾性ひも状部材40は全くオーバーアンコックを許しませんが、伸びる高弾性ひも状部材50使用の練習では練習者がグリップ角を保とうと意識しないとオーバーアンコックになりますので、グリップ角を保つための良い練習です。高弾性ひも状部材50を使ってボール打ってみましょう。
・次に低弾性ひも状部材40の練習と同様に高弾性ひも状部材50で傾斜円弧振りつまりハンドファーストの練習を行います。低弾性ひも状部材40の練習と同様です。
・プロゴルファーのようにアイアンクラブでターフが取れる打ち方を望むなら高弾性ひも状部材50を使って練習をします。プロゴルファーレベルのターフを取る打ち方は7時乃至6時半くらいまでタメを維持し(このとき右肘は曲げておく)、そこから急激に縦振りつまりローテーションを開始しインパクトします。ここまで所定のグリップ角を守ります。インパクト後は飛球線方向にヘッドを振るために右肘を伸ばします。インパクト後はグリップ角は大きくなります、つまりオーバーアンコックになります。このプロゴルファーレベルの打ち方はインパクト後にグリップ角はアドレスグリップ角より大きくなりヘッドは身体から遠ざかるので高弾性ひも状部材50はこの練習に適しています。仕上げの練習は高弾性ひも状部材50使用でボール打つことです。
ダウンスイングゾーン内のオーバーアンコックを本発明を使用して改善する方法について説明します。
低弾性短リング41使用の<<タメ>>
・ゴルフ雑誌などの連続写真で見られるように上級者のダウンスイング時のヘッドの円弧はテイクバック時の円弧より明らかに小さい。ダウンスイングはグリップ角90度くらいで始まり7時ころアドレスグリップ角150度に近づきます。そのようにする理由はダウンスイング時に大きな円弧ではヘッド21は身体から遠ざかりヘッド21の制御が困難になるからです。遠ざかったヘッド21を制御しようとすると両手に大きな力が必要です。しかし遠ざかってしまったヘッド21の制御は両手の大きな力をもってしても困難でこの後のスイングは大いに乱れます。遠ざかったヘッド21はインパクトまでに時間がかかり振り遅れが生じます。振り遅れでヘッドフェースは開いてボールを打ってしまいます。ヘッドスピードも遅くなります。ダウンスイング初期はヘッドを身体から遠ざけないためにトップグリップ角を保つことが必要です。上級者でないゴルファーはダウンスイング開始と同時にグリップ角が大きくなり、タメを作ることができません。その結果クラブ制御は困難になます。
・タメ作りの最初の練習には低弾性ひも状部材40が適しています。低弾性ひも状部材40の低弾性短リング41を使用します。グリップ29を図Aの位置に上げます。グリップ角が90度でない場合は留め具30をヘッド21寄りに摺動してグリップ角が90度で低弾性ひも状部材40がたるまないようにセットします。グリップ29を図Aに上げると上体は右を向きます。タメと縦振りを実行するときは練習でも実践でも常に図Aから図Bまでの間は上体が右を向いた状態を維持して下さい。ダウンスイング中に両肩が回転するとヘッドが前に出てアウトサイドインのスイングになり右へ曲がるスライスボールになってしまいます。
・図Aの位置から図Bの位置までグリップを真下に下げてもグリップ角は本発明の効果により90度のままです。図Aから図Bへの動きでヘッドは左肩から遠ざからない。その理由はゴルフシャフト23と左腕と低弾性ひも状部材40によって作られる三角形の形が変わらず、三角形の回転の中心は左肩だからです。図Bのヘッドの位置は図Aのヘッドの位置より左に移動していますが、これは前記三角形の回転によるものであってグリップ角の大きさは変わっていません。一部のゴルファーはヘッドの図Aから図Bへの移動を少なくするために図Bでグリップ角を90度以下にします。タイガーウッズのスイング写真には図Bの位置のグリップ角が90度以下の写真があります。タメの作り方は以上の記述の通り簡単です。しかし多くのゴルファーは図Aからすぐにグリップ角がおおきくなってしまいます。これを言葉で説明してもなかなか伝わりません。タメの理解とイメージ作りに本発明はとても有効です。本発明は物理的強制によってタメ作りを行わせるので言葉は不要です。
・さて上体はそのままにしておくと書きました。そうではなくもし図Aから始まるダウンスイングと同時に上体を回転させ始めたらどうなるでしょう?上体はすぐにボールに正対しますがクラブはまだ上体の右にあってボールを打つことは無理です、振り遅れです。それでタメを作れないゴルファーは帳尻を合わせようとしてやってはいけないことを始めます。だから上体を止めておくのです。
低弾性短リング41使用の<<縦振り>>
・ここの目的は縦振りの「イメージ」を得ることです。低弾性ひも状部材40の低弾性短リング41を使用します。図Aから図Bまでにタメができると、両腕は図Bの位置で自動的に縦振りの準備態勢になっています。「発明が解決しようとする課題」の「用語の定義」の直後に記述した通り腕を大きく回転させるとき内転と外転することが自然な動きなので、図B後にスイングを継続するためには図Bで左腕の外転と右腕を内転を開始しヘッドが図Bの図面からの手前に飛び出すように動かします。これが縦振りです。このとき低弾性ひも状部材40はヘッドの図面の左への動きを許さずヘッドを図面の手前へと強制的に回転させます。図Aから図Bまでのタメの動きは図面と並行な動きで図B後の動きは図面に垂直な動きです。両腕バンド10は両肘を近づけているので両腕の外転と内転つまりローテーションを容易にします。縦振り後からグリップ角は漸次大きくなりアドレスグリップ角になりヘッドは両腕バンド10から遠ざかろうとするのですが低弾性ひも状部材40の長さは一定なので、スイングは図Bの8時30分で中止です。
・縦振り練習でもう一つ重要なことを体験できます。縦振りをするとグリップ角か効いてヘッドは自然に左に動き始めます。タメがなくて(グリップ角が大きくて)ヘッドが図中Bの左に行ってしまったら剛力でローテーションしたとしても大きなグリップ角でヘッドは左へ動かすことは困難です。グリップ位置を固定してグリップ角180度で左右にローテーションだけをしてみてください、ヘッドはシャフトを回転軸にその場で回転をするだけです。しかしグリップ角が例えば150度でローテーションすればヘッドは左右に大きく動きます。ゴルフスイングにおいては剛力でゴルフクラブにいうことをきかせるのでなく、自然に自動的に目的の動きをさせるための機械的な身体の動きを理解してそして身につけるのです。本発明は機械的な身体の動きを要請します。ではタメを作って続けて縦振りをする練習を繰り返しましょう。
・上記低弾性ひも状部材40使用の縦振り部分の説明は実際の縦ぶりと少し異なります。あくまで縦振りのイメージを得ることが目的であって、実際の縦ぶりの説明と練習方法については次に記述します。
高弾性短リング51使用の<<タメ>>と<<縦振り>>
・高弾性ひも状部材50の高弾性短リング51を使用します。前記低弾性ひも状部材40使用の<<タメ>>と同様にグリップ29を図10の図Aの位置に上げます。グリップ角が90度でない場合は留め具30をヘッド21寄りに摺動してグリップ角が90度で高弾性ひも状部材50がたるまないようにセットします。グリップ29を図Aに上げると上体は右を向きます。そして図Bまで上体は右を向きです。
・高弾性ひも状部材50を使用するタメと縦振り練習は低弾性ひも状部材40を使用した前述の練習方法と同様ですが、高弾性ひも状部材50は伸びるのでその分ゴルファーがグリップ角を保たなければなりません。高弾性ひも状部材50の張力は図Aから図Bまでのタメの間は弱く、図Bから始まる縦振りのときは漸次グリップ角が大きくなるので張力も漸次強くなります。
・前述の通り図Aからグリップを下げるとグリップ角を90度に保っても前記三角形の円弧運動によりヘッドは右に動きます。縦振り中ヘッドは右方向への円弧運動は続き、ヘッドの右への動きと縦振りによるヘッドの前方への動きが加わり結果としてスイング平面上をヘッドはなぞります(「なぞる」は身体とヘッドの距離が一定ということを意味しない、ヘッドがスイング平面上にあるということです)。
高弾性短リング51使用の<<トップからフィニッシュ>>
・高弾性ひも状部材50の高弾性短リング51を使用します。テイクバックせずに図10中の図Aの位置から始めます。図Aから高弾性ひも状部材50の張力を感じながら図Bまでタメを作り図Bから縦振りが始ますとグリップ角は漸次アドレスグリップ角に向かい大きくなりつつ張力もおおきくなりつつビジネスゾーンに入ります。8時からのビジネスゾーンでも張力がオーバーアンコックを防ごうとします。張力がもっとも強いインパクト後、張力と両腕のローテーションが自然なフォローとフィニッシュに誘導します。前述したようにプロゴルファーと上級者は7時前後までタメを維持し、そして急激なローテイション(縦振りですが傾斜した縦振り)をし、インパクト後はオーバーアンコックになります。・ダウンスイングでみし8時から縦振りを始めたいなら、その前の9時に縦振りをするための力を入れ始めます。力を加えてからクラブがそのよう動き出すまでに時間差があるからです。
複合ひも状部材60使用の<<トップからフィニッシュ>>
・低弾性長リング42と高弾性短リング51の両方を使用します。トップからフィニッシュまでをゆっくりスイングしてスイング改善する練習です。フルスイングをするとビジネスゾーンでオーバーアンコックになってしまうことがあります。これに適する練習として図4に示すように複合ひも状部材60を使う練習があります。低弾性ひも状部材40の低弾性長リング42と高弾性ひも状部材50の高弾性短リング51を使います。これでフルスイングをするとダウンスイングでは高弾性ひも状部材50が、ビジネスゾーンでは低弾性ひも状部材40がオーバーアンコックを防ぎます。微調整は留め具30で行います。
<<パッティング>>
・パターの打ち方にはパタークラブを直線的に後方に引いて直線的に打ち出す方法と後方に円弧状に引き前方に円弧状に打つ出す方法が主流ですが、どちらの方法でも本発明の 低弾性ひも状部材40と高弾性ひも状部材50を使えばパタークラブをなめらかに安定して動かすことができます。 パッティングでは普通腕のローテーションを使わないように両肩と両上腕と両前腕で作られる五角形の肘を少し広げた形で行います。本発明の腕締付帯連結体14を所定の長さに設定できます。
10 両腕バンド、
11 両腕バンドフック、
12 面ファスナー、
13 両肘間隔調節具、
14 腕締付帯連結体、
15 腕締付帯、
16 腕締付具、
17 連結具、
18 帯抜け防止具
21 ヘッド、
23 シャフト、
25 グリップ角
29 グリップ、
30 留め具、
31 開レバー、
32 レバー受け、
33 留め具リング、
35 すべり止め、
37 レバー受け切り込み、
38 留め具穴、
40 低弾性ひも状部材、
41 低弾性短リング、
42 低弾性長リング、
44 ひも状部材先端フック、
50 高弾性ひも状部材、
51 高弾性短リング、
52 高弾性長リング、
55 結節点、
60 複合ひも状部材。

Claims (4)

  1. 右打ちゴルファーにおいてはクラブのシャフトと左腕によって作られるグリップ角が所定の大きさより大きくならないためのゴルフ練習具において、
    左上腕と右上腕に係止される2つ腕締付帯と2つの前記腕締付帯を連結する腕締付帯連結体からなり左肘と右肘の間隔を所定の間隔にするための両腕バンド及び前記シャフトに係止する留め具及び前記グリップ角が所定の角より大きくならないためのひも状部材を備えており、前記ひも状部材の一端を前記腕締付帯連結体に係止し他端を前記留め具に係止して前記両腕バンドと前記シャフトを前記ひも状部材で繋ぐことにより前記グリップ角が所定の大きさより大きくならないことを特徴とするグリップ角制御によるゴルフスイング練習具。
  2. 請求項1記載のゴルフスイング練習具において、
    前記留め具は弾性を有する素材で作られていて前記シャフトを包み込む形状をなしており、前記シャフトの外周面に内側面で圧接して前記シャフトに係止し、前記留め具が前記シャフトに係合する位置を変えることにより前記グリップ角の所定の大きさを変えることを可能とする特徴を有するグリップ角制御によるゴルフスイング練習具。
  3. 請求項1記載のゴルフスイング練習具において、
    前記両腕バンドは両肘間を所定の距離に設定するために前記腕締付帯連結体の長さは調節可能であって両腕の内転と外転を容易にならしめこと、前記ひも状部材の一端を両肘間の中央部に係止するために2つの前記腕締付帯を結合する前記腕締付帯連結体に前記ひも状部材の一端を係止するためのフックを備えていて両肘の動きが前記ひも状部材に伝わることを特徴とするグリップ角制御によるゴルフスイング練習具。
  4. 請求項1記載のゴルフスイング練習具において、
    前記ひも状部材には弾性が低いひも状部材と弾性が高いひも状部材があり、前記弾性が低いひも状部材と前記弾性が高いひも状部材を単独に使用あるいは併用することで種々の練習をすることを可能とする特徴を有するグリップ角制御によるゴルフスイング練習具。
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