JP6644387B1 - グリップ角制御によるゴルフスイング練習具 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1で発明の詳細な説明の7行目に「ヘッドの移動円弧は厳密でなくてはならない。(2行中略)とりわけ移動円弧径を一定に保つことが重要である。」と記述しているがこれは間違いである。トップの位置においてはヘッドは身体に近くそしてヘッドは身体に近いままダウンスイングをしてその後身体から遠ざかりインパクトをし、さらにインパクト後にターフを取る時が最も身体から遠ざかる。特許文献1が言う「円弧径を一定に保つことが重要である。」ことを実践するならばボールをコントロールすることは不可能である。またアイアンで決してスピンのかかったボールを打つことはできない。ヘッドの運動の部分部分ではだいたい円弧に近いがスイング全体としては円弧ではない。その代表例としてアメリカ人プロゴルファーのタイガーウッズのダウンスイングでグリップが右下に来たときグリップ角は90度以下でヘッドは身体の近くを通過しその後一気にヘッドを開放してヘッドを身体から遠ざけてボールを打つ。特許文献1が言う「移動円弧径を一定」にすることはゴルファーが犯す最大の間違いです。ゴルフスイングのヘッド軌道の大きさは常に変化させなければならないものなのです。特許文献1に記述がある「ヘッドを丸く円弧になるように振らなければならない」という思い込みが一般ゴルファーのゴルフ上達を妨げます。特許文献1が特許を認められても見当違いの課題では見当違いの解決手段でしょう。これに対して本発明は刻々と変化するヘッドと身体の距離をいかに練習し実現するかという練習具の発明であり、課題も解決するための手段も特許文献1とは異なっています。さらに特許文献1の発明は複雑で重くて実用的でありません。
下記特許文献2では仕組みは非常に複雑な構造を有する二重金属パイプを2組も必要とするので重く実用に適さないものであると考えられます。
グリップ角・・・・・左腕とシャフト23が作る角、図2の25。
(右打ちゴルファーは右腕は折り曲げをするが、左腕はフィニッシュ
を除いてほぼ直線なので上記の定義とする)。
〇〇時・・・・・・・グリップ29の位置を時計の文字盤で表現する方法で、
8時は右下で3時は左横の位置です。
ビジネスゾーン・・・グリップ29が8時から4時までのスイング範囲(個人差あり)。
アドレスグリップ角・アドレス時のグリップ角(150度程度 、グリップ29は6時)。
コック・・・・・・・スイング中にグリップ角を小さくすること。
アンコック・・・・・スイング中にグリップ角を大きくすること。
オーバーアンコック・スイング中にグリップ角が所定のグリップ角より大きくなることと
同意。
フルスイング・・・・ダウンスイングとビジネスゾーンのスイングとフォロースイングを
連続してなすこと。力一杯スイングすることではない。
ダウンスイングゾーンでの縦振りとビジネスゾーンで水平円弧振り乃至傾斜円弧振りを実行し正確なインパクトを実現するためにはダウンスイング開始時の小さなグリップ角のタメ後にグリップ角を大きくしてビジネスゾーンに入ってアドレスグリップ角でインパクトを迎えることが重要です。その理由は重量がクラブの先端に集中しているクラブを高速で振るとオーバーアンコックになりがちだからです。またヘッドを丸く振らなければならないというゴルファーの思い込みがオーバーアンコックを生じさせます。所定のグリップ角を意識してそのグリップ角でローテーションを実行することが大切です。よってトップからインパクトそしてフォローまでのグリップの各位置においてグリップ角の大きさが所定の角より大きくならないためのゴルフ練習具を実現することを課題とします。
前記留め具は弾性を有する素材で作られていて前記シャフトを包み込む形状をなしており、前記シャフトの外周面に内側面で圧接して前記シャフトに係止し、前記留め具が前記シャフトに係合する位置を変えることにより前記グリップ角の所定の大きさを変えることを可能とする特徴を有する仕組みのゴルフスイング練習具です。
前記ひも状部材には弾性が低いひも状部材と弾性が高いひも状部材があり、それらは麻ひものように弾性が低いひも状部材である低弾性ひも状部材40及びゴムひものように弾性が高いひも状部材である高弾性ひも状部材50です。62cmのひも状部に16ニュートンの張力を加えたときの伸びが15mm程度であるひも状部材を低弾性ひも状部材40とし、同条件でひも状部材の伸びが前記伸び値より大きいひも状部材を高弾性ひも状部材50とします。前記弾性が低いひも状部材と前記弾性が高いひも状部材を単独に使用あるいは併用することで種々の練習をすることを可能とする仕組みのゴルフスイング練習具です。
・本発明を使用することによりゴルフスイングに必要なビジネスゾーンでの水平円弧振りとターフが取れる傾斜円弧振りやダウンスイングゾーンでのタメと縦振りのイメージを瞬時に得られるので、ゴルフ初心者やなかなか上達しないゴルファーがゴルフスイングの本質を短時間で理解し短期間で上達します。上級者のスイング全般のスイングチェックにも使えます。本発明を使用するならばスイング習得にややこしい言葉や説明は不要です。
・ビジネスゾーンで所定のグリップ角を維持することができるのでオーバーアンコックが減り、結果として伸びあがりやダフリが減り、アプローチが上手になります。伸びあがりがあればひも状部材が直接にシャフトを持ち上げるので即時に自覚できます。
・本発明でパターからドライバーまですべてのクラブで所定のグリップ角を維持することにより正確にボールを打つことができます。素振りだけでなく実際にボールを打てます。
・ダウンスイングで必要な縦振りにはヘッドの右への動きをなめらかに左への動きに変える働きと、ヘッドのフェースをボールに正対させる働きがあります。オーバーアンコックのダウンスイングではヘッド21が身体から遠ざかりインパクトまでに時間がかかるため、上体は回転してボールに正対してもヘッド21はまだボール位置に到達しないという多くのゴルファーが悩まされる振り遅れを、本発明を使用してグリップ角を維持することでスイングを改善できます。その結果振り遅れが原因のプッシュアウトやスライスボールを減らす効果があります。ヘッドの右への動きをなめらかに左への動きに変えられるのでヘッドスピードが上がります。
・ひも状部材の一端が右肘と左肘の中央部にある腕締付連結体14に係止されていることにより両肘の動きがひも状部材に伝わります。
・左の腕締付帯15の脱着は右手でワンタッチで行えます。右の腕締付帯15の脱着も同様で他人の手助けは不要です。
・本発明の低弾性ひも状部材40のみ使用すること、高弾性ひも状部材50のみ使用すること、低弾性ひも状部材40と高弾性ひも状部材50を束ねた複合ひも状部材60を使用すること、加えてこれらひも状部材をダウンスイングゾーンとビジネスゾーンとフォローゾーンの各ゾーンで使用することができるので多種の練習ができます。
・本発明の低弾性ひも状部材40も高弾性ひも状部材50も複合ひも状部材60も軽いので素振りでもボールを打ってもスイングに支障はない。(参考値として試作品は両腕バンド10と低弾性ひも状部材40と留め具30で約157グラムであった)
・本発明を男女、子どもも年配者も使用できます。
・高価であったり愛着があったりする大切なクラブを一切加工せず本発明を利用できます。
・ひも状部材の両端にフックとリングが備えられており、容易に両腕バンド10と留め具30に係止できるのでひも状部材の交換は容易です。
・グリップ角の微調整はシャフトに係止される留め具30の係止位置の変更で行えます。
・高弾性ひも状部材50は高弾性ひも状部材を数本束ねているので、1本切れても安全を確保できる仕組みとなっています。
以上のことから本発明は以下の形態とする。
二つ目として図5、図6、図7で示す低弾性ひも状部材40、及び高弾性ひも状部材50、及び高弾性ひも状部材50と低弾性ひも状部材40を束ねた複合ひも状部材60の三種類のひも状部材を使いグリップ角がそれぞれの所定のグリップ角より大きくならないための種々の練習を可能とする形態とした。
三つ目として両腕のローテーションを行い易くするために両肘を接近させる両腕バンド10を両腕に装着する形態とした(図8参照)。かつ両腕バンド10は長さ変更可能な腕締付帯連結体14により両肘を間隔所定の距離に設定できる機能を有する。
四つ目として練習中にグリップ角を頻繁に変更するので、グリップ角変更が容易な留め具30を図3に示す。留め具30の係止位置の変更は留め具30をワンタッチで摺動するだけなのでグリップ角の変更は容易です。留め具30をヘッド21寄りに係止すればグリップ角は小さくなります。
・弾性を有する高弾性ひも状部材50を使ってビジネスゾーンとダウンスイングゾーンとフォローゾーンのそれぞれゾーンで個別練習及びフルスイングができます。高弾性ひも状部材50の張力の強弱を大きく変更するときは高弾性ひも状部材50に備えられている2つのリングを使用し、微調整は留め具30の係止位置を変更します。
・高弾性ひも状部材50と低弾性ひも状部材40を束ねた複合ひも状部材60の仕組みを図7で、使用中の様子を図4で示しました。両ひも状部材は結節点55で束ねられています。複合ひも状部材60を使ってフルスイングの基本練習ができ、高弾性ひも状部材50がダウンスイングゾーンでオーバーアンコックを防ぎ、低弾性ひも状部材40がビジネスゾーンでオーバーアンコックを防ぎます。このとき高弾性短リング51と低弾性長リング42を使用します。
・複合ひも状部材60を使うとき開レバー31が下向きに広がった状態では低弾性ひも状部材40がたるみ開レバー31に絡む恐れがあるので図3に示すようにレバー受け切り込み37を設けて本発明を使用中は開レバー31が図2のように立ち上がった状態を維持します。
・低弾性ひも状部材40も高弾性ひも状部材50も複合ひも状部材60も脱着はひも状部材先端に備えられているひも状部材先端フック44を留め具リング33に、ひも状部材後端などに備えられている各リングを両腕バンドフック11に係止します
・図9で腕締付帯15を示しています。腕締付帯15の装着方法は帯抜け防止具18を持ち上げて腕を締め付け、帯抜け防止具18を倒して面ファスナー12に接触させて係止させます。左(右)の腕締付帯15の装着は右手(左手)で容易に係止できるので他人の助力を必要としません。
・ひも状部材の張力が所定の値より大きくなったら警報音が鳴る電子機器を設置することが可能です。その重量による影響が少なくなるように両腕バンド10と両腕バンドフック11の間に電子機器を設置すると良いでしょう。
低弾性長リング42使用の<<水平円弧振り>>
・水平円弧振りはすべてのスイングの基本です(パッティングは除く)。基本の水平円弧振りから始めます。水平円弧振りの練習はアプローチウェッジかピッチングウェッジから始めると良いでしょう。
・両腕バンド10が有する両肘間隔調節具13を利用し両肘間を所定の間隔にします。 低弾性ひも状部材40のひも状部材先端フック44を留め具30の留め具リング33に係止します。留め具30をシャフト23の中央あたりに留め、低弾性長リング42を両腕バンドフック11に係止します。両腕バンド10を装着します。通常のアドレス姿勢をとりヘッド21が地面から2〜3センチメートル浮いた状態になるように留め具30を摺動させてグリップ角を調整します。
・低弾性ひも状部材40を使うこととスイングが似ていることからここで傾斜円弧振りの練習について説明しますが、この傾斜円弧振り練習を飛ばして最後の練習としても結構です。
・水平円弧振りの場合円弧の最下点でボールを打ちますが、ヘッドの動きが下向きから上向きに変わる点である最下点を常にボールの真下に正確に持ってくることは機械でない限りむりです。少しでもボールの右側に最下点が来たら最下点後にボールを打つことになりヘッドフェースの向きが所定の向きより上向きとなりボールは想定より上昇し飛距離は小さくなります。少しでもボールの左側に最下点が来たら逆にボールは予定より低く飛び出します。打ってみなければ結果はわからないことになります。これを防ぐために最下点以外でボールを打ちますが、最下点をボールの右にしたらボールを打つ前にヘッドは地面に衝突してしまいます、ダフリです。よって最下点をボールの左にします。そうするとヘッドフェースの向きは所定の向きでボールに当たり、その後最下点が来てヘッドフェースの向きは上向きになります。ヘッドフェースの向きが所定の向きでボールに当たると飛距離と高さを想定することができます。ヘッドフェースが最下点に向かって下がっていく途中でボールに当たるのでボールにバックスピンがかかりピタリと止まるボールになります。最下点がボールの左になるのでその結果としてターフが取れます。ターフを取ることは結果であって目的ではありません。最下点のヘッドフェース方向の変化がないので速いヘッドスピードで打てて強いボールになります。
・ハンドファーストでボール打つためには水平円弧振りの円弧の右を上げて左を下げます。ボールの左下にある最下点に向かって水平円弧振りをすれば傾斜円弧振りになりハンドファーストのスイングになります。注意点はインパクト後も最下点までグリップ角をアドレスグリップ角に保つことです。プロゴルファーはさらなる技術を駆使しますのでそれを十数行後に説明します。
・高弾性ひも状部材50を使います。好みの張力にするために高弾性短リング51または高弾性長リング52を使用します。留め具30で微調整をして少し張力が生じるようにします。高弾性ひも状部材50の張力が一定になるように水平円弧振りをします。低弾性ひも状部材40は全くオーバーアンコックを許しませんが、伸びる高弾性ひも状部材50使用の練習では練習者がグリップ角を保とうと意識しないとオーバーアンコックになりますので、グリップ角を保つための良い練習です。高弾性ひも状部材50を使ってボール打ってみましょう。
・次に低弾性ひも状部材40の練習と同様に高弾性ひも状部材50で傾斜円弧振りつまりハンドファーストの練習を行います。低弾性ひも状部材40の練習と同様です。
低弾性短リング41使用の<<タメ>>
・ゴルフ雑誌などの連続写真で見られるように上級者のダウンスイング時のヘッドの円弧はテイクバック時の円弧より明らかに小さい。ダウンスイングはグリップ角90度くらいで始まり7時ころアドレスグリップ角150度に近づきます。そのようにする理由はダウンスイング時に大きな円弧ではヘッド21は身体から遠ざかりヘッド21の制御が困難になるからです。遠ざかったヘッド21を制御しようとすると両手に大きな力が必要です。しかし遠ざかってしまったヘッド21の制御は両手の大きな力をもってしても困難でこの後のスイングは大いに乱れます。遠ざかったヘッド21はインパクトまでに時間がかかり振り遅れが生じます。振り遅れでヘッドフェースは開いてボールを打ってしまいます。ヘッドスピードも遅くなります。ダウンスイング初期はヘッドを身体から遠ざけないためにトップグリップ角を保つことが必要です。上級者でないゴルファーはダウンスイング開始と同時にグリップ角が大きくなり、タメを作ることができません。その結果クラブ制御は困難になます。
・図Aの位置から図Bの位置までグリップを真下に下げてもグリップ角は本発明の効果により90度のままです。図Aから図Bへの動きでヘッドは左肩から遠ざからない。その理由はゴルフシャフト23と左腕と低弾性ひも状部材40によって作られる三角形の形が変わらず、三角形の回転の中心は左肩だからです。図Bのヘッドの位置は図Aのヘッドの位置より左に移動していますが、これは前記三角形の回転によるものであってグリップ角の大きさは変わっていません。一部のゴルファーはヘッドの図Aから図Bへの移動を少なくするために図Bでグリップ角を90度以下にします。タイガーウッズのスイング写真には図Bの位置のグリップ角が90度以下の写真があります。タメの作り方は以上の記述の通り簡単です。しかし多くのゴルファーは図Aからすぐにグリップ角がおおきくなってしまいます。これを言葉で説明してもなかなか伝わりません。タメの理解とイメージ作りに本発明はとても有効です。本発明は物理的強制によってタメ作りを行わせるので言葉は不要です。
・さて上体はそのままにしておくと書きました。そうではなくもし図Aから始まるダウンスイングと同時に上体を回転させ始めたらどうなるでしょう?上体はすぐにボールに正対しますがクラブはまだ上体の右にあってボールを打つことは無理です、振り遅れです。それでタメを作れないゴルファーは帳尻を合わせようとしてやってはいけないことを始めます。だから上体を止めておくのです。
・ここの目的は縦振りの「イメージ」を得ることです。低弾性ひも状部材40の低弾性短リング41を使用します。図Aから図Bまでにタメができると、両腕は図Bの位置で自動的に縦振りの準備態勢になっています。「発明が解決しようとする課題」の「用語の定義」の直後に記述した通り腕を大きく回転させるとき内転と外転することが自然な動きなので、図B後にスイングを継続するためには図Bで左腕の外転と右腕を内転を開始しヘッドが図Bの図面からの手前に飛び出すように動かします。これが縦振りです。このとき低弾性ひも状部材40はヘッドの図面の左への動きを許さずヘッドを図面の手前へと強制的に回転させます。図Aから図Bまでのタメの動きは図面と並行な動きで図B後の動きは図面に垂直な動きです。両腕バンド10は両肘を近づけているので両腕の外転と内転つまりローテーションを容易にします。縦振り後からグリップ角は漸次大きくなりアドレスグリップ角になりヘッドは両腕バンド10から遠ざかろうとするのですが低弾性ひも状部材40の長さは一定なので、スイングは図Bの8時30分で中止です。
・上記低弾性ひも状部材40使用の縦振り部分の説明は実際の縦ぶりと少し異なります。あくまで縦振りのイメージを得ることが目的であって、実際の縦ぶりの説明と練習方法については次に記述します。
・高弾性ひも状部材50の高弾性短リング51を使用します。前記低弾性ひも状部材40使用の<<タメ>>と同様にグリップ29を図10の図Aの位置に上げます。グリップ角が90度でない場合は留め具30をヘッド21寄りに摺動してグリップ角が90度で高弾性ひも状部材50がたるまないようにセットします。グリップ29を図Aに上げると上体は右を向きます。そして図Bまで上体は右を向きです。
・高弾性ひも状部材50を使用するタメと縦振り練習は低弾性ひも状部材40を使用した前述の練習方法と同様ですが、高弾性ひも状部材50は伸びるのでその分ゴルファーがグリップ角を保たなければなりません。高弾性ひも状部材50の張力は図Aから図Bまでのタメの間は弱く、図Bから始まる縦振りのときは漸次グリップ角が大きくなるので張力も漸次強くなります。
・前述の通り図Aからグリップを下げるとグリップ角を90度に保っても前記三角形の円弧運動によりヘッドは右に動きます。縦振り中ヘッドは右方向への円弧運動は続き、ヘッドの右への動きと縦振りによるヘッドの前方への動きが加わり結果としてスイング平面上をヘッドはなぞります(「なぞる」は身体とヘッドの距離が一定ということを意味しない、ヘッドがスイング平面上にあるということです)。
・高弾性ひも状部材50の高弾性短リング51を使用します。テイクバックせずに図10中の図Aの位置から始めます。図Aから高弾性ひも状部材50の張力を感じながら図Bまでタメを作り図Bから縦振りが始ますとグリップ角は漸次アドレスグリップ角に向かい大きくなりつつ張力もおおきくなりつつビジネスゾーンに入ります。8時からのビジネスゾーンでも張力がオーバーアンコックを防ごうとします。張力がもっとも強いインパクト後、張力と両腕のローテーションが自然なフォローとフィニッシュに誘導します。前述したようにプロゴルファーと上級者は7時前後までタメを維持し、そして急激なローテイション(縦振りですが傾斜した縦振り)をし、インパクト後はオーバーアンコックになります。・ダウンスイングでみし8時から縦振りを始めたいなら、その前の9時に縦振りをするための力を入れ始めます。力を加えてからクラブがそのよう動き出すまでに時間差があるからです。
・低弾性長リング42と高弾性短リング51の両方を使用します。トップからフィニッシュまでをゆっくりスイングしてスイング改善する練習です。フルスイングをするとビジネスゾーンでオーバーアンコックになってしまうことがあります。これに適する練習として図4に示すように複合ひも状部材60を使う練習があります。低弾性ひも状部材40の低弾性長リング42と高弾性ひも状部材50の高弾性短リング51を使います。これでフルスイングをするとダウンスイングでは高弾性ひも状部材50が、ビジネスゾーンでは低弾性ひも状部材40がオーバーアンコックを防ぎます。微調整は留め具30で行います。
・パターの打ち方にはパタークラブを直線的に後方に引いて直線的に打ち出す方法と後方に円弧状に引き前方に円弧状に打つ出す方法が主流ですが、どちらの方法でも本発明の 低弾性ひも状部材40と高弾性ひも状部材50を使えばパタークラブをなめらかに安定して動かすことができます。 パッティングでは普通腕のローテーションを使わないように両肩と両上腕と両前腕で作られる五角形の肘を少し広げた形で行います。本発明の腕締付帯連結体14を所定の長さに設定できます。
11 両腕バンドフック、
12 面ファスナー、
13 両肘間隔調節具、
14 腕締付帯連結体、
15 腕締付帯、
16 腕締付具、
17 連結具、
18 帯抜け防止具
21 ヘッド、
23 シャフト、
25 グリップ角
29 グリップ、
30 留め具、
31 開レバー、
32 レバー受け、
33 留め具リング、
35 すべり止め、
37 レバー受け切り込み、
38 留め具穴、
40 低弾性ひも状部材、
41 低弾性短リング、
42 低弾性長リング、
44 ひも状部材先端フック、
50 高弾性ひも状部材、
51 高弾性短リング、
52 高弾性長リング、
55 結節点、
60 複合ひも状部材。
Claims (4)
- 右打ちゴルファーにおいてはクラブのシャフトと左腕によって作られるグリップ角が所定の大きさより大きくならないためのゴルフ練習具において、
左上腕と右上腕に係止される2つ腕締付帯と2つの前記腕締付帯を連結する腕締付帯連結体からなり左肘と右肘の間隔を所定の間隔にするための両腕バンド及び前記シャフトに係止する留め具及び前記グリップ角が所定の角より大きくならないためのひも状部材を備えており、前記ひも状部材の一端を前記腕締付帯連結体に係止し他端を前記留め具に係止して前記両腕バンドと前記シャフトを前記ひも状部材で繋ぐことにより前記グリップ角が所定の大きさより大きくならないことを特徴とするグリップ角制御によるゴルフスイング練習具。 - 請求項1記載のゴルフスイング練習具において、
前記留め具は弾性を有する素材で作られていて前記シャフトを包み込む形状をなしており、前記シャフトの外周面に内側面で圧接して前記シャフトに係止し、前記留め具が前記シャフトに係合する位置を変えることにより前記グリップ角の所定の大きさを変えることを可能とする特徴を有するグリップ角制御によるゴルフスイング練習具。 - 請求項1記載のゴルフスイング練習具において、
前記両腕バンドは両肘間を所定の距離に設定するために前記腕締付帯連結体の長さは調節可能であって両腕の内転と外転を容易にならしめこと、前記ひも状部材の一端を両肘間の中央部に係止するために2つの前記腕締付帯を結合する前記腕締付帯連結体に前記ひも状部材の一端を係止するためのフックを備えていて両肘の動きが前記ひも状部材に伝わることを特徴とするグリップ角制御によるゴルフスイング練習具。 - 請求項1記載のゴルフスイング練習具において、
前記ひも状部材には弾性が低いひも状部材と弾性が高いひも状部材があり、前記弾性が低いひも状部材と前記弾性が高いひも状部材を単独に使用あるいは併用することで種々の練習をすることを可能とする特徴を有するグリップ角制御によるゴルフスイング練習具。
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