JP6644143B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP6644143B2
JP6644143B2 JP2018524593A JP2018524593A JP6644143B2 JP 6644143 B2 JP6644143 B2 JP 6644143B2 JP 2018524593 A JP2018524593 A JP 2018524593A JP 2018524593 A JP2018524593 A JP 2018524593A JP 6644143 B2 JP6644143 B2 JP 6644143B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat transfer
transfer tube
refrigerant
tube
heat exchanger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018524593A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018002981A1 (ja
Inventor
孔明 仲島
孔明 仲島
雄亮 田代
雄亮 田代
関根 加津典
加津典 関根
貴紀 谷川
貴紀 谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2018002981A1 publication Critical patent/JPWO2018002981A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6644143B2 publication Critical patent/JP6644143B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F1/00Tubular elements; Assemblies of tubular elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F1/00Tubular elements; Assemblies of tubular elements
    • F28F1/10Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
    • F28F1/12Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element
    • F28F1/24Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element and extending transversely
    • F28F1/32Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element and extending transversely the means having portions engaging further tubular elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F1/00Tubular elements; Assemblies of tubular elements
    • F28F1/10Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
    • F28F1/40Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only inside the tubular element

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

本発明は、伝熱管を構成要素として備えている熱交換器、この熱交換器を冷却器として用いた冷蔵庫、及び、熱交換器の製造方法に関するものである。
従来の熱交換器の構成要素として使われる伝熱管として、例えば特許文献1に記載されているような管内に流れる流体の熱伝達率を向上させるため、伝熱管内部に複数のリブを連結し、かつ、伝熱管を軸方向にらせん状にねじったものがあった。
この従来の伝熱管は、管内を冷媒が気液二相状態で流れる際、液部がリブの隙間を通って中心へと移動する機構となっている。
特開2006−242529号公報
特許文献1に記載されているような従来の伝熱管は、上記機構によって、管内に流れる冷媒を気体から液体に凝縮させ、管外の空気を加熱する際には効率よく熱交換することができる。
しかしながら、特許文献1に記載されているような従来の伝熱管は、冷媒を管内で蒸発させて管外の空気を冷やす冷却器に用いる場合、管内の外側に液冷媒がある方が効率よく伝熱することができるため、上記機構では効率よく空気を冷却することができないといった問題点があった。
また、貯蔵室と、圧縮機、放熱器、減圧器、冷却器を順次接続して構成される冷凍サイクルと、を備えた冷蔵庫では、冷媒の循環流量が少なく、レイノルズ数が100〜3000程度であり、層流となっている。このため、特許文献1に記載されているような従来の伝熱管では、気液二相冷媒の液部が伝熱管下部に溜まるため、複数のリブで伝熱管内を分割すると、均等に液冷媒が分割されないことになり、伝熱管全体を均等に冷却することができないといった問題点があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、気液二相冷媒の液部を均等に分けられるようした伝熱管を構成要素として備えている熱交換器、この熱交換器を冷却器として用いた冷蔵庫、及び、熱交換器の製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明に係る冷蔵庫は、圧縮機、放熱器、減圧器、伝熱管を備えた熱交換器、及び、送風機を有し、前記圧縮機、前記放熱器、前記減圧器、前記熱交換器が連通されて構成された冷凍サイクルを備えた冷蔵庫であって、前記伝熱管は、管内部に隔壁を有しており、前記隔壁は、ねじられた形状で管内部を長手方向に延在し、管内部を二つに分割するものであり、さらに前記伝熱管は、直線部と曲げ部を有しており、前記直線部の少なくとも一部に前記隔壁を有しているものであり、前記熱交換器には重力方向と同方向に空気を流し、前記熱交換器は、前記直線部が空気の流れ方向と垂直となるように配置され、前記伝熱管の冷媒入口部は重力方向下側に設けられ、前記伝熱管の冷媒出口部は重力方向上側に設けられており、前記隔壁は、前記冷媒入口部において垂直となっており、前記隔壁及び前記直線部の内部に、前記伝熱管の下部に溜まっている液冷媒の粘性によって液冷媒が上昇する溝加工が設けられているものである。
本発明に係る熱交換器によれば、管内部を軸方向に二つに分けるねじられた形状の隔壁を管内部に有した伝熱管を構成としているので、気液二相冷媒を均等に分割するができるとともに気液二相冷媒の液部を撹拌することができ、熱伝達率が向上する。
本発明に係る冷蔵庫によれば、上記の熱交換器を冷凍サイクルの一構成である冷却器として用いているので、冷却器における熱伝達率が向上する。
本発明に係る熱交換器の製造方法によれば、流体により第1伝熱管を拡管するので、通常の熱交換器と同様に、第1伝熱管とフィンとの密着度が向上したものになる。
本発明の実施の形態に係る冷蔵庫の冷媒回路構成を概略的に示す冷媒回路構成図である。 本発明の実施の形態に係る熱交換器の構成の一例を模式的に示した模式図である。 本発明の実施の形態に係る熱交換器の一部を構成する伝熱管の内部構造の一例を模式的に示した模式図である。 本発明の実施の形態に係る熱交換器の一部を構成する伝熱管の奏する効果を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係る熱交換器の一部を構成する伝熱管の内部の状態を模式的に示した模式図である。 本発明の実施の形態に係る熱交換器の一部を構成する伝熱管の隔壁の回転位置を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係る熱交換器の一部を構成する伝熱管を流れる冷媒の状態を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係る熱交換器の一部を構成する伝熱管を流れる冷媒の状態を説明するための説明図である。
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態について説明する。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、図1を含め、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。さらに、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係る冷蔵庫100の冷媒回路構成を概略的に示す冷媒回路構成図である。以下、図1に基づいて、冷蔵庫100について説明する。この冷蔵庫100は、冷凍サイクルを利用して冷蔵庫100の庫内を目標温度まで冷却することができるものである。また、冷蔵庫100は、本発明の実施の形態に係る熱交換器4Aを冷却器4として備えている。熱交換器4Aについては、図2以降で詳細に説明するものとする。
図1に示すように、冷蔵庫100は、圧縮機1、放熱器2、減圧器3、冷却器4、送風機5を、備えている。そして、圧縮機1、放熱器2、減圧器3、冷却器4が連通され、冷凍サイクルが構成される。
なお、放熱器2は、空気熱交換器2aと、放熱パイプ2bと、で構成されている。また、送風機5は、放熱器2に空気を供給する送風機5aと、冷却器4に空気を供給する送風機5bと、で構成されている。
圧縮機1は、冷媒を吸入し、その冷媒を圧縮して高温高圧の状態にするものであればよく、特にタイプを限定するものではない。例えば、レシプロ、ロータリー、スクロールあるいはスクリューなどの各種タイプを利用して圧縮機1を構成することができる。この圧縮機1は、インバータにより回転数が可変に制御可能なタイプのもので構成するとよい。圧縮機1は、冷蔵庫100の底部に形成されている機械室7に設置されている。
放熱器2は、圧縮機1から吐出された冷媒の熱を空気に放熱するものである。図1に示すように、空気熱交換器2aの方が、放熱パイプ2bよりも冷媒の流れ上流側に設けられている。
空気熱交換器2aは、圧縮機1からの吐出冷媒と、送風機5aから供給される空気と、で熱交換するものである。空気熱交換器2aは、機械室7に設置されている。
放熱パイプ2bは、例えば銅管などで構成され、冷蔵庫100の壁面に沿って設けられる。
送風機5aは、機械室7の空気熱交換器2aに空気を供給できる位置に設けられ、空気熱交換器2aに空気を供給するものである。
減圧器3は、放熱パイプ2bと冷却器4との間に設けられ、冷媒を減圧して膨張させるものである。減圧器3は、開度が可変に制御可能なもの、例えば電子式膨張弁による緻密な流量制御手段や、毛細管等の安価な冷媒流量調節手段等で構成するとよい。
冷却器4は、冷蔵庫100の冷却室8に設置され、減圧器3から流出された冷媒に空気の熱を吸熱し、冷蔵庫100の貯蔵室6に供給する冷気を生成するものである。冷却器4の構成については、後段で詳細に説明するものとする。
送風機5bは、冷却室8の冷却器4に空気を供給できる位置に設けられ、貯蔵室6の空気を循環させて冷却器4に空気を供給するものである。
次に、冷蔵庫100の動作について説明する。
圧縮機1から吐出された高温高圧のガス冷媒は、空気熱交換器2a及び放熱パイプ2bを通る。高温高圧のガス冷媒は、空気熱交換器2a及び放熱パイプ2bにおいて冷蔵庫100の周囲の外気と熱交換し、放熱によって凝縮する。凝縮した高圧液冷媒は、減圧器3で減圧され低圧され、気液二相冷媒となる。その後、気液二相冷媒は冷蔵庫100の内部に形成されている冷却室8に設置された冷却器4へ流入する。
冷却器4では、冷蔵庫100の貯蔵室6の空気と気液二相冷媒とが熱交換する。冷蔵庫100の貯蔵室6の空気は、送風機5bによって庫内を循環している。そして、空気は気液二相冷媒によって冷却され貯蔵室6に送られ、冷媒は低圧ガス冷媒となって冷却器4から流出する。その後、低圧ガスとなった冷媒は、圧縮機1に流入し、再度加圧されて吐出され、冷凍サイクルを循環する。
次に、冷蔵庫100での冷却空気の流れを説明する。
冷却室8の冷却器4で冷却された空気は、送風機5bによって搬送され、各貯蔵室6へ流入し、各貯蔵室6を冷却する。各貯蔵室6を冷却した冷却空気は、送風機5bによって搬送され、冷蔵庫100の内部に形成されている戻り風路を通過し、再度、冷却室8へ流入し、再び冷却器4で冷却される。
また、図1の一点鎖線で囲んだ部分を熱交換部20として説明する。熱交換部20を設けて、減圧器3で冷媒を減圧させる際、冷却器4の出口配管と熱交換させてもよい。熱交換部20としては、例えば、シェルアンドチューブ式熱交換器、二重管式熱交換器、プレート熱交換器等を用いることができる。減圧器3の入口における冷媒温度は、圧縮機1の吸入配管の入口温度に比べて大きいので、熱交換部20を設けた場合、減圧器3での冷媒は吸入配管を流れる冷媒によって冷却される。このため、冷却器4の入口側の冷媒の入口乾き度は0に近い値を取るため、液相部が多くなり冷却器4を有効に使うことができるようになる。なお、熱交換部20は必須の構成ではない。
図2は、本発明の実施の形態に係る熱交換器4Aの構成の一例を模式的に示した模式図である。図3は、熱交換器4Aの一部を構成する伝熱管61の内部構造の一例を模式的に示した模式図である。図4は、熱交換器4Aの一部を構成する伝熱管61の奏する効果を説明するための説明図である。以下、図2〜図4に基づいて、熱交換器4Aの構成、特に熱交換器4Aの一部を構成する伝熱管61について説明する。なお、図2では、空気の流れを矢印Aで、重力方向を矢印Bで、冷媒の流れを矢印Cで、それぞれ表している。また、図4では、空気の流れを矢印Aで、旋回流の発生状態を矢印Eで、管内の冷媒の流れを矢印Fで、それぞれ表している。
熱交換器4Aは、図2に示すように、複数の板状のフィン15と、伝熱管60と、を備えている。伝熱管60は、冷媒入口部60Aから冷媒出口部60Bにかけて複数回曲げられて構成されている。つまり、伝熱管60は、複数のフィン15に挿入され直線的に冷媒が流れる直線部51と、直線部51の端部同士を連結し冷媒の流れを曲げる曲げ部52と、を有して構成されている。熱交換器4Aを流れる冷媒は、冷媒入口部60Aから流入し、直線部51及び曲げ部52を経由した後に冷媒出口部60Bから流出する。なお、図2では、伝熱管60は、4つの直線部51と、4つの曲げ部52と、を有している。
伝熱管60は、フィン15に形成されている開口部15Aに挿入される。また、伝熱管60は、管内部に隔壁65を備えた伝熱管61と、管内部に隔壁65を持たない伝熱管62と、で構成されている。なお、熱交換器4Aの使用状態において、伝熱管60の冷媒入口部60Aは重力方向下側に設けられ、伝熱管60の冷媒出口部60Bは重力方向上側に設けられている。したがって、冷媒は、重力方向下側から重力方向上側に向かって流れることになる。
伝熱管61は、図3に示すように、管内部を2等分する隔壁65を有している。隔壁65は、流体の流通方向(伝熱管61の長手方向)に向かってねじった構造になっている。隔壁65は、直線部51の終端までに少なくとも1回転ねじられた形状となっている。たとえば、隔壁65をらせん状にすることで、隔壁65をねじった形状とすることができる。この伝熱管61が、本発明の「第1伝熱管」に相当する。
伝熱管62は、隔壁65を有しておらず、例えばU字形状の伝熱管で構成し、伝熱管61の端部を連結するとよい。この伝熱管62が、本発明の「第2伝熱管」に相当する。
伝熱管60は、直線部51が伝熱管61で構成され、曲げ部52が伝熱管62で構成されている。すなわち、熱交換器4Aは、直線部51の少なくとも一部が伝熱管61で構成され、曲げ部52が伝熱管62で構成されている伝熱管60が複数のフィン15に挿入された構造となっている。
一般的に、冷蔵庫では冷媒の流量が少なく、冷却器の付近の冷媒のレイノルズ数が100〜3000と小さい。このため、冷却器の内部の気液二相冷媒は重力方向に液冷媒が溜まる層流となっている。冷却器では液冷媒が蒸発することで伝熱管周囲の空気を冷却するようになっている。そのため、冷却器の下部に液冷媒が溜まっている状態では、伝熱管の下部と接している液冷媒だけが空気と熱交換することになるため、熱交換性能の悪い状態となる。
そのため、熱交換器4Aを冷却器4として用いることを前提して、熱交換器4Aでは、管内部にねじった隔壁65を設けた伝熱管61を用いることで、伝熱管61の下部に溜まった液冷媒を撹拌させるようになっている。その結果、図4に示すように、液冷媒全体が均等に蒸発することが可能になる。このため、伝熱管61の全体を有効に熱交換に寄与させることができるようになり、伝熱管60の熱交換性能が向上する。
図5は、熱交換器4Aの一部を構成する伝熱管61の内部の状態を模式的に示した模式図である。図6は、熱交換器4Aの一部を構成する伝熱管61の隔壁65の回転位置を説明するための説明図である。図7は、熱交換器4Aの一部を構成する伝熱管61を流れる冷媒の状態を説明するための説明図である。図8は、熱交換器4Aの一部を構成する伝熱管61を流れる冷媒の状態を説明するための説明図である。図5〜図8に基づいて、熱交換器4Aを構成している伝熱管61について更に詳細に説明する。
図5では、垂直状態になっている隔壁65を基準の0°として、隔壁65の回転位置による4つの状態を図示している。すなわち、図5では、(a)が隔壁65が0°のときの状態を、(b)が隔壁65が45°回転したときの状態を、(c)が隔壁65が90°回転したときの状態を、(d)が隔壁65が135°回転したときの状態を、それぞれ示している。また、図6〜図8では、図2の構成に加え、隔壁65が垂直になっている個所を矢印Dで図示している。
図5(a)〜(d)に示すように、隔壁65は、ねじられた形状となっているので、伝熱管61を流路断面(流体の流れと直交する方向の断面)で見た場合、長手方向の2点間で傾き角が異なっている。たとえば、鉛直方向を基準となる方向とした場合、図5(a)に示す隔壁65の鉛直方向に対する傾き角は0°となり、図5(b)に示す隔壁65の鉛直方向に対する傾き角は45°となり、図5(c)に示す隔壁65の鉛直方向に対する傾き角は90°となり、図5(a)に示す隔壁65の鉛直方向に対する傾き角は135°となる。なお、基準となる方向は、鉛直方向だけでなく、たとえば水平方向等でもよい。
図5(a)〜(d)に示すように、伝熱管61の内部はガス部と液部の気液二相状態になっており、液部の占める割合の方が大きくなっている。
図5(a)に示すように、伝熱管61の内部に設けられた隔壁65によって気液二相冷媒が均等に分けられる。
図5(b)〜(d)に示すように、気液二相冷媒は、隔壁65のねじりによって旋回流を生みながら上部、下部に移動する。このときの冷媒の状態は、図4に模式的に図示した通りである。
なお、先に説明したように冷媒は層流となっているため、重力方向に合わせて液冷媒が溜まる構造となる。
そのため、上述したように、隔壁65の作用によって、伝熱管61の下部に溜まった液冷媒を撹拌させることができ、液冷媒全体を蒸発させることが可能になる。
なお、上記において、隔壁65は、直線部51の終端までに少なくとも1回転ねじられた形状となっていると説明したが、厳密に1回転ねじられている必要はなく、図5に示すように直線部51の終端までに3/4回転ねじられた形状であれば効果を発揮する。
熱交換器4Aは、ねじられている隔壁65を持つ伝熱管61を備えている。伝熱管61は、熱交換器4Aの直線部51に設けてあり、各伝熱管60を接合する曲げ部52にはねじられている隔壁65を持たない伝熱管62が設けられている。そして、図6に示すように、冷媒入口部60Aの隔壁65を垂直としている。このため、熱交換器4Aに流入した冷媒は、冷媒入口部60Aで垂直となっている隔壁65により伝熱管61の管内で均一に分割される。
また、伝熱管60をこのような構造とすることによって、仮に熱交換器4Aの内部のある個所で図7に示すように液冷媒の分布が不均一になってしまった場合でも、曲げ部52では隔壁65がないため曲げ部52で液冷媒が合流し、次の伝熱管61に入る際には隔壁65の作用により再度均一に液冷媒を分割することができる。
また、熱交換器4Aは、液冷媒が曲げ部52を通過後、直線部51の伝熱管61に流入する際、隔壁65を垂直としている。つまり、図6に示すように、伝熱管61と伝熱管62との連結部のそれぞれにおいて冷媒の流れ方向下流側に位置する連結部に接続している伝熱管61の隔壁65を垂直にしている。このようにすることで、下部に溜まった液冷媒を2分割にすることができ、隔壁65によって2つに分割された流路に均等に液冷媒を流すことができる。つまり、図6に示すように、分割されずに流れている冷媒が流入してくる部分に位置する隔壁65を垂直にしている(矢印D)。
なお、熱交換器4Aの実際の製造の場合、隔壁65を図5(a)に示すように、分割されずに流れている冷媒が流入してくる部分に位置する隔壁65の回転位置を+45°〜−45°の範囲とすれば性能を十分に発揮するが、隔壁65を0°、つまり垂直とすることで最も高い性能を示すことがわかった。
また、伝熱管61の配置は、曲げ部52の直後からとしてもよいし、曲げ部52の直後に平滑管63を設け、平滑管63を介した後からとしてもよい。平滑管63を設置する場合、図8に示すように、平滑管63を伝熱管62の冷媒流れ下流側に少なくとも設置するとよい。平滑管63を設置することにより、曲げ部52で乱れた流れが平滑管63によって整い、図4に示すような液部が伝熱管60の下部に溜まった流れとなる。この流れとなった後に伝熱管61を接続することで、隔壁65で冷媒を2分割することができ、安定して液冷媒を分割することができる。
また、隔壁65及び伝熱管60の内部には、溝加工を施してもよい。溝加工を施すことで、伝熱管60の下部に溜まっている液冷媒の粘性によって液冷媒が溝に沿って上昇することになる。このため、伝熱管60の外周を通過する空気と熱交換する管内面積が増えることになり、熱交換器の性能を上げることができる。
なお、伝熱管61は押出成型によって金属材料を押し出しかつ回転させながら作成される。通常の伝熱管は熱伝導率の高い銅などを用いているが、伝熱管61のような複雑な形状の押出成型の場合、伝熱管61を構成する金属材料としてはアルミニウムを用いたものが精度よく成型できる。このため、この熱交換器4Aの伝熱管60をアルミニウムで作成するとよい。ただし、押出成型によって伝熱管61を作成することができる金属材料であればよく、アルミニウムに限定するものではない。
また、熱交換器4Aも含め通常の熱交換器の場合、伝熱管の他にフィンを設けてある。このフィンと伝熱管の密着度を上げることで、熱交換器本来の性能を引き上げることができる。そこで、一般的には、フィンと伝熱管との密着度を上げるため、フィンの穴部(開口部)に伝熱管を通した後、伝熱管の内径より少し大きい棒(拡管機)を伝熱管に挿入し拡管させる方式が取られる。一般的な伝熱管には伝熱管61が有しているような隔壁65が形成されていないため、このような拡管機を用いた拡管方法で問題はない。
しかしながら、伝熱管61は管内に隔壁65を有しているので、このような拡管機を用いた拡管方法を採用することができない。このため、熱交換器4Aを製造する場合、フィン15の開口部15Aに伝熱管61を通した後、流体(例えば、液体又は気体)を伝熱管61に封入して圧縮することで伝熱管60を拡管する方法を採用する。したがって、熱交換器4Aにおいても、通常の熱交換器と同様に、伝熱管61とフィン15との密着度を上げることが可能になる。
さらに、図1に示したように、冷蔵庫100は、伝熱管60を構成要素として備えている熱交換器4Aを冷却器4として用いている。一般的に、冷蔵庫は、できる限り食品及び保存物を置くスペースを設けるため、風路が小さく設計されている。このため、冷蔵庫100では、図2に示すように重力方向(矢印B)と同方向に(図2では下から上に向かって(矢印A))冷却したい空気を流すようにしている。このような風の流れの場合は、伝熱管60の下部に溜まった冷媒と空気が触れることで熱交換できるため、冷蔵庫100には冷媒を撹拌させる機構を持つ伝熱管61を設けることで十分に冷却器4の性能を上げることができる。
1 圧縮機、2 放熱器、2a 空気熱交換器、2b 放熱パイプ、3 減圧器、4 冷却器、4A 熱交換器、5 送風機、5a 送風機、5b 送風機、6 貯蔵室、7 機械室、8 冷却室、15 フィン、15A 開口部、20 熱交換部、51 直線部、52 曲げ部、60 伝熱管、60A 冷媒入口部、60B 冷媒出口部、61 伝熱管、62 伝熱管、63 平滑管、65 隔壁、100 冷蔵庫。

Claims (5)

  1. 圧縮機、放熱器、減圧器、伝熱管を備えた熱交換器、及び、送風機を有し、
    前記圧縮機、前記放熱器、前記減圧器、前記熱交換器が連通されて構成された冷凍サイクルを備えた冷蔵庫であって、
    前記伝熱管は、
    管内部に隔壁を有しており、
    前記隔壁は、
    ねじられた形状で管内部を長手方向に延在し、管内部を二つに分割するものであり、
    さらに前記伝熱管は、
    直線部と曲げ部を有しており、
    前記直線部の少なくとも一部に前記隔壁を有しているものであり、
    前記熱交換器には重力方向と同方向に空気を流し、
    前記熱交換器は、
    前記直線部が空気の流れ方向と垂直となるように配置され、
    前記伝熱管の冷媒入口部は重力方向下側に設けられ、前記伝熱管の冷媒出口部は重力方向上側に設けられており、
    前記隔壁は、前記冷媒入口部において垂直となっており、
    前記隔壁及び前記直線部の内部に、前記伝熱管の下部に溜まっている液冷媒の粘性によって液冷媒が上昇する溝加工が設けられている冷蔵庫。
  2. 前記隔壁は、
    流路断面で見た場合、長手方向の2点間で基準となる方向に対する傾き角が異なっている
    請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記隔壁は、
    前記直線部の終端までに少なくとも1回転ねじられた形状である
    請求項1に記載の冷蔵庫。
  4. 前記直線部と前記曲げ部との連結部であって冷媒流れ方向下流側に位置する連結部の下流側に接続している、冷媒流れ方向の上流側端部の前記隔壁を垂直としている
    請求項1〜のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記伝熱管は、
    前記直線部と前記曲げ部とを接続する平滑管を備えている
    請求項1〜のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
JP2018524593A 2016-06-27 2016-06-27 冷蔵庫 Active JP6644143B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2016/068952 WO2018002981A1 (ja) 2016-06-27 2016-06-27 熱交換器、この熱交換器を冷却器として用いた冷蔵庫、及び、熱交換器の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018002981A1 JPWO2018002981A1 (ja) 2019-01-31
JP6644143B2 true JP6644143B2 (ja) 2020-02-12

Family

ID=60786142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018524593A Active JP6644143B2 (ja) 2016-06-27 2016-06-27 冷蔵庫

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6644143B2 (ja)
CN (1) CN109416228A (ja)
WO (1) WO2018002981A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6920592B2 (ja) * 2018-11-12 2021-08-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 空気調和機
KR102130998B1 (ko) * 2018-12-19 2020-07-07 주식회사 포스코 노의 열 회수 장치
CN112781281A (zh) * 2021-03-02 2021-05-11 中国建筑科学研究院有限公司 一体式双源换热器的热泵机组

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5514956Y2 (ja) * 1978-05-04 1980-04-05
JPS648072U (ja) * 1987-06-26 1989-01-17
JPH01101092U (ja) * 1987-12-25 1989-07-06
JPH04356671A (ja) * 1991-03-28 1992-12-10 Nippondenso Co Ltd 冷蔵冷凍用蒸発器
JP2003314947A (ja) * 2002-04-22 2003-11-06 Matsushita Refrig Co Ltd 熱交換器ユニットおよび冷蔵庫
KR20070054460A (ko) * 2005-11-23 2007-05-29 삼성전자주식회사 열교환기용 배관 및 이를 갖는 냉동시스템
JP2008202823A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Hitachi Appliances Inc 冷蔵庫
JP2009293849A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Mitsubishi Electric Corp 熱交換器、及びこの熱交換器を用いた空気調和機
JP2011027285A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 Panasonic Corp 熱交換器およびその製造方法と熱交換器を具備する物品貯蔵装置
WO2013172181A1 (ja) * 2012-05-17 2013-11-21 三菱電機株式会社 熱交換器及び冷凍サイクル装置
JP5741657B2 (ja) * 2013-09-11 2015-07-01 ダイキン工業株式会社 熱交換器及び空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018002981A1 (ja) 2018-01-04
CN109416228A (zh) 2019-03-01
JPWO2018002981A1 (ja) 2019-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2868999B1 (en) Refrigeration cycle of refrigerator
Liebenberg et al. In-tube passive heat transfer enhancement in the process industry
CN106164607B (zh) 具有相变物质热交换器的致冷系统
JP6644143B2 (ja) 冷蔵庫
JP6888102B2 (ja) 熱交換器ユニットおよび冷凍サイクル装置
CN1991290B (zh) 热交换器
JP2012026615A (ja) 室外機及びこの室外機を備えた冷凍サイクル装置
JP2006322661A (ja) 放熱用伝熱管および放熱器
EP3191784B1 (en) Turbulators in enhanced tubes
JP2007309533A (ja) フィンチューブ熱交換器
JP6678235B2 (ja) 熱交換器
EP2796822B1 (en) Air conditioner
JP4826343B2 (ja) ヒートポンプ式熱交換機器の冷媒用伝熱管およびそれを用いたガスクーラ
US10041712B2 (en) Refrigerant distributor and refrigeration cycle device equipped with the refrigerant distributor
JP2004077021A (ja) ガスクーラー
US10480872B2 (en) Turbulators in enhanced tubes
JP6765451B2 (ja) 熱交換器の製造方法
JP7061251B2 (ja) 熱交換装置およびヒートポンプ装置
JP6904487B2 (ja) 熱交換器
JP4948136B2 (ja) 放熱用伝熱管および放熱器
JP6026871B2 (ja) 熱交換器及び熱交換器の製造方法
JP2011058771A (ja) 熱交換器及びこの熱交換器を備えた冷蔵庫、空気調和機
WO2022018877A1 (ja) 熱交換装置およびヒートポンプ装置
JP2019219074A (ja) 冷蔵庫
US20210003325A1 (en) Refrigeration cycle apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180918

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190709

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190903

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6644143

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250