JP6635514B2 - フィルター清掃装置及び衣類乾燥機 - Google Patents

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本発明は、フィルターに付着した塵埃を除去するためのフィルター清掃装置と、このフィルター清掃装置を備えた衣類乾燥機に関するものである。
従来から、塵埃を捕集するフィルターが設置され、このフィルターに付着した塵埃を除去するためのフィルター清掃装置が知られている(特許文献1)。
特許文献1のフィルター清掃装置は、乾燥用空気を通す第1の通風部と、第1の通風部に導入された乾燥用空気からリントを捕捉する第1のフィルタ部と、第1の通風部の側方に設けた第2の通風部と、第2の通風部に設けた第2のフィルタ部と、第1の通風部に導入された乾燥用空気の一部を第2の通風部へ流す開口部と、開口部を開閉する開閉体と、第1のフィルタ部および第2のフィルタ部で捕捉されたリントを掻き取るリント除去装置を有し、開閉体は、リント除去装置で掻き取られたリントが第2の通風部へ移動するように開口部を開く構成としている(特許文献1の図3参照)。
特開2011−130786号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のリント除去装置は、ブレードがストッパまで回動してフィルターを清掃する構成となっており、衣類乾燥機のリント(塵埃)は、シート状に積層され、通風によって圧縮されているため、フィルターの清掃時にブレードがリントの上に乗りあげて、リント表面を上滑りすることがあるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、清掃体を構成するブレードが塵埃表面を上滑りすること無く確実に掻き上げて除去することが可能なフィルター清掃装置と、このフィルター清掃装置を備えた衣類乾燥機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、請求項1のフィルター清掃装置の発明は、フィルター清掃装置は、 清掃装置本体と、通風から塵埃を捕集可能なフィルター体と、側部に塵埃を掻き上げるための複数の突起が形成されたブレードと、該ブレードの後端を固定する基台とを備え、前記フィルター体に沿って可動し、該フィルター体に付着した塵埃を除去する清掃体と、を有し、前記清掃体の一方の端部から他方の端部までの長さは、該清掃体の一方の端部から前記フィルター体のフィルター面までの最短距離よりも長く、前記清掃装置本体は、前記ブレードが前記フィルター体に摺接していない前記清掃体の初期位置において、前記ブレードの先端部を収容する凹部を備え、前記ブレードの先端部が前記凹部に収容されている状態では、前記複数の突起は、進行方向に対して略平行に突出しているものであって、前記清掃体は、前記ブレードの後方側に当接する支持部が前記基台の先端に形成されており、フィルター面の往路清掃時に、前記支持部によって、前記ブレードは、後方に屈曲又は湾曲状態で、前記ブレードの側部に形成された複数の突起が前記フィルター面に対して略垂直方向に突出するように当接して、前記フィルター体に積層した塵埃の一方の端部に当接して掻き上げるものであることを特徴としている。
請求項1の発明では、清掃装置本体は、ブレードがフィルター体に摺接していない清掃体の初期位置において、ブレードの先端部を収容する凹部を備えており、且つ清掃体の一方の端部から他方の端部までの長さを、清掃体の一方の端部からフィルター体のフィルター面までの最短距離よりも長くしている。従って、清掃体が塵埃に当接する際に、ブレードの突起がフィルター体に積層した塵埃の一方の端部の下側から持ち上げるように当接して掻き上げることができる。この様な構成とすることで、通風の圧力により強くフィルター体へ押し付けられシート状に積層した塵埃を剥がし始めるきっかけを確実に作り、塵埃を上滑りすることを防ぐことができる。また、清掃体の一方の端部から他方の端部までの長さは、清掃体の一方の端部からフィルター体のフィルター面までの最短距離よりも長くしたことにより、突起が形成されたブレードは、屈曲又は湾曲した状態でフィルター体に当接することとなるので、ブレードの復元力によって、塵埃を弾き飛ばすことができると共にブレードの先端に塵埃が残ることを抑制できる。
請求項2のフィルター清掃装置の発明は、フィルター清掃装置は、清掃装置本体と、通風から塵埃を捕集可能なフィルター体と、側部に塵埃を掻き上げるための複数の突起が形成されたブレードと、該ブレードの後端を固定する基台とを備え、前記フィルター体に沿って可動し、該フィルター体に付着した塵埃を除去する清掃体と、を有し、前記清掃体の一方の端部から他方の端部までの長さは、該清掃体の一方の端部から前記フィルター体のフィルター面までの最短距離よりも長く、前記清掃装置本体は、前記ブレードが前記フィルター体に摺接していない前記清掃体の初期位置において、前記ブレードの先端部を収容する凹部を備えると共に、該ブレードの先端部が前記凹部に収容されている状態で、前記複数の突起は、前記フィルター面と同一の高さ位置における前記ブレードの側部から前記ブレードの先端までの間に形成されており、前記ブレードの先端部が前記凹部に収容されている状態では、前記複数の突起は、進行方向に対して略平行に突出しているものであって、前記清掃体は、前記ブレードの後方側に当接する支持部が前記基台の先端に形成されており、フィルター面の往路清掃時に、前記支持部によって、前記ブレードは、後方に屈曲又は湾曲状態で、前記ブレードの側部に形成された複数の突起が前記フィルター面に対して略垂直方向に突出するように当接していること特徴としている。
請求項2の発明では、清掃装置本体は、ブレードがフィルター体に摺接していない清掃体の初期位置において、ブレードの先端部を収容する凹部を備えており、且つ清掃体の一方の端部から他方の端部までの長さを、清掃体の一方の端部からフィルター体のフィルター面までの最短距離よりも長くしている。加えて、ブレードの先端部が前記凹部に収容されている状態で、突起は、前記フィルター面と同一の高さ位置における前記ブレードの側部から前記ブレードの先端までの間に形成されている。この様に構成することで、清掃体が凹部から乗り上げる際に、ブレードの突起がフィルター体に積層した塵埃の下側から持ち上げるように当接して掻き上げることができる。この場合において、側部に塵埃を掻き上げる為の突起が前記フィルター面と同一の高さ位置における前記ブレードの側部から前記ブレードの先端までの間に形成されていることで、塵埃に当接する際に、塵埃の下側から突起が食い込むこととなり、確実に塵埃を掻き上げることができる。また、清掃体の一方の端部から他方の端部までの長さは、清掃体の一方の端部からフィルター体のフィルター面までの最短距離よりも長くしたことにより、突起が形成されたブレードは、屈曲又は湾曲した状態でフィルター体に当接することとなるので、ブレードの復元力によって、塵埃を弾き飛ばすことができると共にブレードの先端に塵埃が残ることを抑制できる。
請求項のフィルター清掃装置の発明は、請求項1又は2の発明において、清掃体は、回動又は回転することを特徴としている。したがって、回動又は回転する清掃体がフィルター体に付着した塵埃を掻き上げて除去することができる。
請求項のフィルター清掃装置の発明は、請求項の発明において、清掃装置本体は、可動手段を備え、該可動手段は、清掃体の回動軸に対して直交する方向に往復動が可能な操作レバーと、該操作レバーから伝達される直線運動を回転運動に変換させる運動変換手段とを備えていることを特徴としている。したがって、清掃体の回動軸と同軸状に可動手段を設けた場合と比較してフィルター清掃装置を小型化することができる。
請求項の衣類乾燥機の発明は、槽体内に回転自在に配置され衣類などを収容する回転ドラム内に、送風手段及び加熱手段により発生した温風を、循環ダクトを経て循環供給して衣類を乾燥可能とするとともに、前記循環ダクトの前記槽体からの排気側に請求項1〜のいずれか1項に記載のフィルター清掃装置を備えたことを特徴としている。したがって、シート状に積層した塵埃を上滑りすることなく確実に除塵でき、ブレードの突起の先端部がフィルター面と塵埃との間に入り込んで塵埃をヘラのように剥がし取ることができ、手動でフィルター体に付着した塵埃を除去することができ、フィルター清掃装置を小型化することができる衣類乾燥機を提供することができる。
請求項1及び2のフィルター清掃装置の発明は、シート状に積層した塵埃を上滑りすることなく確実に除塵でき、ブレードがフィルター体に付着した塵埃を掻き取る効果を高めることができると共にブレードの先端に塵埃が残ることを抑制できる。請求項の発明は、回動又は回転する清掃体がフィルター体に付着した塵埃を掻き上げて除去するため、構造が複雑にならず、小型で安価なフィルター清掃装置とすることができる。請求項の発明は、フィルター清掃装置を小型化することができる。
また、請求項の衣類乾燥機の発明は、シート状に積層した塵埃を上滑りすることなく確実に除塵でき、ブレードの突起の先端部がフィルター面と塵埃との間に入り込んで塵埃をヘラのように剥がし取ることができ、手動でフィルター体に付着した塵埃を除去することができ、フィルター清掃装置を小型化することができる衣類乾燥機を提供することができる。
本発明に係る衣類乾燥機を示す斜視図 本発明に係る衣類乾燥機の内部構成を示す断面図 (a)本発明に係る第1実施形態のフィルター清掃装置の外観を示す斜視図(b)本発明に係る第1実施形態のフィルター清掃装置の内部構造を示す斜視図 (a)〜(c)本発明に係るフィルター清掃装置を構成する可動手段の動作を示す説明図 本発明に係る第1実施形態のフィルター清掃装置の清掃動作を示す説明図 本発明に係る第1実施形態のフィルター清掃装置の清掃動作を示す説明図 (a)〜(c)ブレードが塵埃に当接する動作を示す説明図 (a)及び(b)凹部の他の実施形態を示す説明図 本発明に係る他のフィルター清掃装置の第2実施形態を示す説明図 (a)及び(b)ブレードの他の実施形態を示す説明図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明に係る衣類乾燥機を示す斜視図であり、図2は、同衣類乾燥機の内部構造を示す断面図である。これらの図を用いて本発明に係る衣類乾燥機について説明する。本発明に係る衣類乾燥機20は、前面にドア20aを備え、槽体20d内に回転自在に配置され衣類などを収容する回転ドラム20b内に、送風手段(ファン)23及び加熱手段22により発生した温風を、循環ダクト21a、21b、21cを経て循環供給して衣類を乾燥可能とするとともに、循環ダクト21a、21b、21cの槽体20dからの排気側にフィルター清掃装置10が設置されている。
符号20cは、回転ドラム20bを回転させるモータであり、このモータ20cは、乾燥処理、洗濯処理、すすぎ処理や脱水処理といった様々な処理の間、回転ドラム20bを回転させる。また、加熱手段22には、一例として、熱交換器を使用することができる。尚、熱交換器の方式として、ヒートポンプ式やヒーター式等、様々な方式を採用することができる。また、衣類乾燥機20は、ドラム式としているが、これに限定するものではなく、例えば縦型など様々の方式を採用することができる。
図3(a)は、本発明に係る第1実施形態のフィルター清掃装置の外観を示す斜視図であり、図3(b)は、本発明に係る第1実施形態のフィルター清掃装置の内部構造を示す斜視図である。図3を用いて本発明に係るフィルター清掃装置の第1実施形態を以下に説明する。
フィルター清掃装置10は、清掃装置本体2と、通風から塵埃を捕集可能な一部が円弧状のフィルター体1を有している。また、回動軸3aと、側部に塵埃を掻き上げるための突起3gが形成されたブレード3bと、このブレード3bを回動させる基台3cとを備え、フィルター体1に沿って可動(往復回動)し、フィルター体1に付着した塵埃を除去する清掃体3を有している。
そして、清掃体3の一方の端部3fから清掃体の他方の端部3dまでの長さは、清掃体3の一方の端部3fからフィルター体1のフィルター面12までの最短距離よりも長く、基台3cの先端には、往路における清掃体3の進行方向に対してブレード3bの後方側に当接する支持部3eが形成されていて、ブレード3bは往路において、進行方向後方に屈曲又は湾曲した状態でフィルター体1に当接する。また、ブレード3bの材質としてエラストマーを使用しているが、これに限定されるものではなく、ゴム、軟質樹脂、発泡樹脂、不織布、などでもよく、またこれらの複合材でもよい。
また、ブレード3bは、往路の終端近傍においてフィルター体1から離れることによって、屈曲又は湾曲した状態から解放される(初期状態に戻る)構成としている。このように構成されたフィルター清掃装置10は、清掃体3の一方の端部3fから清掃体の他方の端部3dまでの長さを、清掃体3の一方の端部3fからフィルター体1のフィルター面12までの最短距離よりも長くしたことにより、ブレード3bは、往路において進行方向後方に屈曲又は湾曲した状態でフィルター体1に当接することとなるので、往路の終端近傍でブレード3bの復元力によって、塵埃を弾き飛ばすことができると共にブレードの先端に塵埃が残ることを抑制できる。また、往路におけるブレード3bの進行方向後方側に当接する支持部3eが形成されているので、ブレード3bがフィルター体1に付着した塵埃を掻き取る効果を高めることができる。
また、図3(b)において清掃装置本体2は、ブレード3bがフィルター体1に摺接していない清掃体3の初期位置において、ブレード3bの先端部を収容する凹部4を備えている。従って、清掃体3が塵埃9に当接する際に、ブレード3bの突起3gがフィルター体1に積層した塵埃9の一方の端部の下側、すなわちフィルター体1側から持ち上げるように当接して掻き上げることができる。この様な構成とすることで、通風の圧力により、強くフィルター体1へ押し付けられシート状に積層した塵埃9を剥がし始めるきっかけを確実に作り、塵埃を上滑りすることを防ぐことができる。
また、清掃装置本体2は、塵埃を排出するための塵埃排出口5を備えている。この塵埃排出口5は、フィルター体1に捕集された塵埃の外部への排出を防ぐと共に開閉可動する塵埃排出抑制体6が設置されている。この塵埃排出抑制体6は、塵埃の外部への排出を防ぐために、格子状に設置された長板6a、6bを備えている。これにより、使用者がフィルター清掃装置10を衣類乾燥機20から取り外し、ゴミ箱等の所定の廃棄場所まで運ぶ際に塵埃がこぼれ落ちることを抑制できる。また、塵埃排出抑制体6は、フラップ6dを備えている。このプラップ6dは、清掃体3の回動軸3aに塵埃が付着しないように気流を下方向に誘導している。
また、清掃装置本体2は、清掃体3と連結し、清掃体3を可動させるための可動手段7を備えており、この可動手段7は、フィルター清掃装置10の外側面2aに設置されている。
次に、図4(a)〜(c)を用いて、本発明に係るフィルター清掃装置10を構成する可動手段7の動作を説明する。可動手段7は、前述したように、フィルター清掃装置10の外側面2aに設置されているものであって、清掃体3の回動軸3aに対して直交する方向に往復動が可能な操作レバー7aと、この操作レバー7aから伝達される直線運動を回転運動に変換させる運動変換手段7bとを備えている。
具体的には、操作レバー7aは、ラックギアから構成され、運動変換手段7bは、平歯車から構成されている。そして、回動軸3aの回動中心は、平歯車の回転中心と一致するよう形成されており、平歯車に伝達された動力は回動軸3aを通じて清掃体3を回動させる。そして、図4(a)に示した初期状態から、操作レバー7aを図面上左方向に押すと、操作レバー7aの先端と接触している塵埃排出抑制体6の押圧部6cが図面上左方向に押され、塵埃排出抑制体6の一方の端部が連結している回動軸8回りに回転して図4(b)に示す状態となる。
そして、図4(b)に示す状態から、塵埃排出抑制体6を図面上時計回りに回転させることによって、図4(c)に示す押圧部6cが操作レバー7aの先端と接触する状態となり、更に押圧部6cが操作レバー7aを押すことによって図4(a)に示す初期状態へと復帰する。
図5は、往路における第1実施形態のフィルター清掃装置の清掃動作を示している。往路における初期位置では、清掃体3のブレード3bは、凹部4に収容されている。そして、清掃体3を図面上、時計回りに回転させることによって、ブレード3bは、凹部4から移動してフィルター体1に当接することとなる。なお、ブレード3bが凹部4に収容されている時、可動手段7は図4(a)の状態であり、操作レバー7aを図面上左側に押し込むにつれて清掃体3が回動してフィルター体1を清掃する。
フィルター体1に当接している状態のブレード3bは、進行方向に対して後方側に屈曲又は湾曲した状態となっている。そして、往路の終端近傍においてフィルター体1から離れることによって、ブレード3bは、屈曲又は湾曲状態から解放されると共に、塵埃9は、塵埃排出口5から外部へと弾き出されることとなる。この時、可動手段7は図4(b)の状態であり、塵埃排出抑制体6は開いている。このように構成することで、使用者はゴミ箱等の所定の廃棄場所に塵埃を捨てる際に、ブレード3bの復元力によって、塵埃を弾き飛ばすので確実に廃棄場所まで移送する事ができる。
図6は、復路における第1実施形態のフィルター清掃装置の清掃動作を示しており、この時、可動手段7は図4(c)の状態から図4(a)に示す初期状態へと復帰している。復路において清掃体3は、ブレード3bが屈曲又は湾曲状態から解放された状態から、フィルター体1に当接することによって、進行方向に対して後方側にブレード3bの根元近傍を支点として緩やかに屈曲又は湾曲した状態となる。これは、清掃体3が復路における進行方向に対してブレード3bの前方側に当接する支持部3eを備えているが、後方側には支持部3eが形成されていないからである。また、ブレード3bは一方の端部が基台3cに固定されているが、支持部3eには固定されていない。したがって、フィルター体1に当接した状態のブレード3bは、往路と復路とでは屈曲方向と屈曲の支点及び角度が異なるようになるのである。そのため、往路では支持部3eの先端を支点にブレード3bが略L字状に大きな角度で屈曲又は湾曲するので、フィルター体1へのブレード3bの当たりが強くなる。したがって、除塵効率が向上すると共に、往路の終端近傍で塵埃9を弾き飛ばす力を強くすることができる。
また、復路において撓んだ状態のブレード3bが凹部4に位置することによって、撓みが無くなり、元の状態へと戻すことができる。もし、凹部4を形成しないと、復路から往路へと切替える時に、ブレード3bが復路における進行方向の後方側に屈曲した状態から、前方側に屈曲した状態にする必要がある。そのため、使用者が操作レバー7aを押す時に大きな力が必要となると共に、ブレード3bとフィルター体1に大きな負荷が掛かってしまう。そこで、初期位置において凹部4を形成することで、復路から往路への切替えを軽い力で行うことができると共に、ブレード3bとフィルター体1の耐久性が向上する。
図7は、ブレードが塵埃に当接する動作を示す説明図である。図7(a)に示すように、清掃体3は、初期位置において、側部に塵埃を掻き上げるための突起3gが形成されたブレード3bの先端部は、凹部4に収容されている。次に、図7(b)に示すように、ブレード3bは凹部4から乗り上げながら、シート状の塊となった塵埃9の一方の端部に当接する。そして、図7(c)に示すように、清掃体3は、突起3gの根元部より先端部が先行して塵埃9に当接していると共に、ブレード3bの突起3gが塵埃9を掻き上げつつ、前方へと移動していく。
また、ブレード3bの先端部が凹部4に収容されている状態で、突起3gの一部は、フィルター面と同一の高さ位置におけるブレード3bの側部からブレード3bの先端3dまでの間に形成されている。この様に構成することで、清掃体3が塵埃9に当接する際に、ブレードの突起3gがフィルター体1に積層した塵埃9の一方の端部の下側、すなわちフィルター体1側から持ち上げるように当接して掻き上げることができる。この場合において、側部に塵埃9を掻き上げる為の突起3bがフィルター面と同一の高さ位置におけるブレード3bの側部からブレード3bの先端までの間に形成されていることで、塵埃9に当接する際に、塵埃9の下側から突起が食い込むこととなり、確実に塵埃9を掻き上げることができる。
図8は、凹部の他の実施形態を示す説明図である。図8(a)では、段差を設けずに、ゆるやかな曲面状となるように凹部4aが形成されている。また、図8(b)では、凹部4bが浅く形成されており、ブレード3bと当接した状態となっている。この状態のブレード3bであっても、フィルター体1に当接した状態と比較して屈曲又は湾曲状態が軽減されており、復路から往路への切り換え時に、ブレード3bに加わる抵抗を軽減させることができる。
図9は、本発明に係る第2実施形態のフィルター清掃装置を示す説明図である。図9に示すフィルター清掃装置10aは、清掃装置本体2Aと、通風から塵埃を捕集可能なフィルター体1Aと、側部に塵埃を掻き上げるための突起11gが形成されたブレード11bを備え、フィルター体1Aに沿って可動し、フィルター体1Aに付着した塵埃9を除去する清掃体11とを有している。
また、清掃体11の一方の端部11fから他方の端部11dまでの長さは、清掃体11の一方の端部11fからフィルター体1Aのフィルター面12までの最短距離よりも長くしている。また、基台11cの先端には、往路における清掃体11の進行方向に対してブレード11bの後方側に当接する支持部11eが形成されていて、ブレード11bは往路において、進行方向後方に屈曲又は湾曲した状態でフィルター体1Aに当接する。
そして、清掃装置本体2Aは、ブレード11bがフィルター体1Aに摺接していない清掃体11の初期位置において、ブレード11bの先端部を収容する凹部4cを備えると共に、ブレード11bの先端部が凹部4cに収容されている状態で、突起11gの一部は、フィルター面12と同一の高さ位置におけるブレード11bの側部からブレード11bの先端11dまでの間に形成されている。また、ブレード11bがフィルター体1Aに摺接していない清掃体11の往路終点位置において、ブレード11bの先端部を収容する凹部4dを備えている。この凹部4dによって、ブレード11bの屈曲又は湾曲した状態が解放することができるので、塵埃9を弾き飛ばして塵埃排出口5から排出することができる。
図10(a)及び(b)は、ブレードの他の実施形態を示す説明図である。図10(a)に示すブレード13bでは、ブレード13bの一方の側面に複数の突起13g、13gが形成されており、この突起13g、13gは、塵埃9の一方の端部に当接して掻き上げるために機能するので、ブレードの端部13d側には、突起13gは形成されていない。また、図10(b)に示すブレード14bでは、ブレード14bの両方の側面に複数の突起14g、14gが形成されている。このブレード14bの両面に形成された突起14g、14gは、往路及び復路においてフィルター体1に当接することとなるので、往路で除去することができなかった塵埃9を復路で除去することが可能となる。
本発明に係るフィルター清掃装置は、フィルターに付着した塵埃を除去するために利用されるものである。また、本発明に係る衣類乾燥機は、フィルター清掃装置を備えた衣類乾燥機として利用される。
1、1A フィルター体
2、2A 清掃装置本体
2a 外側面
3、11 清掃体
3a 回動軸
3b、11b、13b、14b ブレード
3c、11c 基台
3d、11d 清掃体の他方の端部
3e、11e 支持部
3f、11f 清掃体の一方の端部
3g、11g、13g、14g 突起
4、4a、4b、4c、4d 凹部
5 塵埃排出口
6 塵埃排出抑制体
6a、6b 長板
6c 押圧部
6d フラップ
7 可動手段
7a 操作レバー
7b 運動変換手段
8 回動軸
9 塵埃
10、10a フィルター清掃装置
12 フィルター面
13d ブレードの端部
20 衣類乾燥機
20a ドア
20b 回転ドラム
20c モータ
20d 槽体
21a、21b、21c 循環ダクト
22 加熱手段
23 送風手段(ファン)

Claims (5)

  1. フィルター清掃装置は、
    清掃装置本体と、
    通風から塵埃を捕集可能なフィルター体と、
    側部に塵埃を掻き上げるための複数の突起が形成されたブレードと、該ブレードの後端を固定する基台とを備え、前記フィルター体に沿って可動し、該フィルター体に付着した塵埃を除去する清掃体と、を有し、
    前記清掃体の一方の端部から他方の端部までの長さは、該清掃体の一方の端部から前記フィルター体のフィルター面までの最短距離よりも長く、
    前記清掃装置本体は、前記ブレードが前記フィルター体に摺接していない前記清掃体の初期位置において、前記ブレードの先端部を収容する凹部を備え、前記ブレードの先端部が前記凹部に収容されている状態では、前記複数の突起は、進行方向に対して略平行に突出しているものであって、
    前記清掃体は、前記ブレードの後方側に当接する支持部が前記基台の先端に形成されており、フィルター面の往路清掃時に、前記支持部によって、前記ブレードは、後方に屈曲又は湾曲状態で、前記ブレードの側部に形成された複数の突起が前記フィルター面に対して略垂直方向に突出するように当接して、前記フィルター体に積層した塵埃の一方の端部に当接して掻き上げるものであることを特徴とするフィルター清掃装置。
  2. フィルター清掃装置は、
    清掃装置本体と、
    通風から塵埃を捕集可能なフィルター体と、
    側部に塵埃を掻き上げるための複数の突起が形成されたブレードと、該ブレードの後端を固定する基台とを備え、前記フィルター体に沿って可動し、該フィルター体に付着した塵埃を除去する清掃体と、を有し、
    前記清掃体の一方の端部から他方の端部までの長さは、該清掃体の一方の端部から前記フィルター体のフィルター面までの最短距離よりも長く、
    前記清掃装置本体は、前記ブレードが前記フィルター体に摺接していない前記清掃体の初期位置において、前記ブレードの先端部を収容する凹部を備えると共に、該ブレードの先端部が前記凹部に収容されている状態で、前記複数の突起は、前記フィルター面と同一の高さ位置における前記ブレードの側部から前記ブレードの先端までの間に形成されており、前記ブレードの先端部が前記凹部に収容されている状態では、前記複数の突起は、進行方向に対して略平行に突出しているものであって、
    前記清掃体は、前記ブレードの後方側に当接する支持部が前記基台の先端に形成されており、フィルター面の往路清掃時に、前記支持部によって、前記ブレードは、後方に屈曲又は湾曲状態で、前記ブレードの側部に形成された複数の突起が前記フィルター面に対して略垂直方向に突出するように当接していること特徴とするフィルター清掃装置。
  3. 清掃体は、回動又は回転することを特徴とする請求項1又は2に記載のフィルター清掃装置。
  4. 清掃装置本体は、可動手段を備え、該可動手段は、清掃体の回動軸に対して直交する方向に往復動が可能な操作レバーと、該操作レバーから伝達される直線運動を回転運動に変換させる運動変換手段とを備えていることを特徴とする請求項に記載のフィルター清掃装置。
  5. 槽体内に回転自在に配置され衣類などを収容する回転ドラム内に、送風手段及び加熱手段により発生した温風を、循環ダクトを経て循環供給して衣類を乾燥可能とするとともに、前記循環ダクトの前記槽体からの排気側に請求項1〜のいずれか1項に記載のフィルター清掃装置を備えたことを特徴とする衣類乾燥機。
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