JP6623789B2 - 木管楽器用リード及び木管楽器用リードの製造方法 - Google Patents
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Description
図1に、本発明の一実施形態に係る木管楽器用リード1を用いる木管楽器の一種であるサクソフォンを示す。
図3及び図4に、当該木管楽器用リード1を詳細に示す。当該木管楽器用リード1は、合成樹脂をマトリックスとし、帯板状に形成され、図示するように長手方向一端側にヴァンプ8を有する。
当該木管楽器用リード1は、異なる特性を有する複数種の樹脂組成物をキャビティに注入する工程(注入工程)と、前記複数種の樹脂組成物をキャビティ内で硬化させる工程(硬化工程)とを備える方法によって製造することができる。
金型11は、当該木管楽器用リード1に対応する形状のキャビティCと、このキャビティCのヒール部に開口するゲートGとを有する。つまり、キャビティC内に注入される樹脂組成物は、当該木管楽器用リード1におけるヒールから先端に向かって流れる。
注入装置12は、互いに異なる樹脂組成物を送出する例えばシリンジ、ポンプ等からなる複数の送出部14,15と、これらの送出部14,15から複数種の樹脂組成物が同時に供給される円筒状の管路16と、この管路16内に同軸に配設される第1螺旋翼体17と、管路16内に同軸かつ第1螺旋翼体17の下流側に配設され、第1螺旋翼体17と逆回転の第2螺旋翼体18とを備える。
加熱装置13は、金型11を均等に設定温度まで加熱できるものであればよく、例えば電気ヒーターを用いることができる。加熱装置13によって金型11内の樹脂組成物を加熱することで、樹脂組成物の硬化を促進し、当該木管楽器用リード1の製造効率を向上することができる。
注入工程では、前記注入装置12を用い、金型11のキャビティCの中に複数種の樹脂組成物を注入する。前記第1螺旋翼体17及び第2螺旋翼体18によって、管路16内で層状に配列した樹脂組成物をキャビティCに注入することによって、複数種の樹脂組成物が長手方向に配向し、かつ異なる樹脂組成物間の境界において樹脂組成物が混ざり合う状態となる
キャビティCに注入される複数種の樹脂組成物としては、前記注入装置12によって、互いに完全に混和することなく、キャビティCの中に注入できる粘度を有するものであって、かつキャビティCの中で重合して当該木管楽器用リード1のマトリックスとなる合成樹脂を形成するモノマー又はプレポリマーを含むものとされる。
硬化工程では、注入工程でキャビティCの中に注入した複数種の樹脂組成物を、キャビティCの中で硬化させる。この硬化工程では、重合開始剤の反応を開始させるため、又は樹脂組成物の重合反応を促進するために、金型11を加熱することが好ましい。また、硬化工程では、重合開始剤の種類に応じて、エネルギー線の照射等を行ってもよく、この場合、金型11の材質が金属以外とされることがある。
前記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、前記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて前記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
2 サクソフォン本体
3 マウスピース
4 管体部
5 キイ
6 レバー
7 リガチャ
8 ヴァンプ
9,10 領域
11 金型
12 注入装置
13 加熱装置
14,15 送出部
16 管路
17 第1螺旋翼体
18 第2螺旋翼体
C キャビティ
Ca 延長部
Cb 拡大部
E 排出路
G ゲート
Claims (4)
- 合成樹脂をマトリックスとし、長手方向一端側にヴァンプを有する帯板状の木管楽器用リードであって、
異なる特性を有する複数種の領域が長手方向に配向するよう存在し、
これらの複数種の領域の界面で特性が傾斜していることを特徴とする木管楽器用リード。 - 前記特性が、弾性、密度又は色である請求項1に記載の木管楽器用リード。
- 前記異なる特性を有する領域の種類の数が2種であり、
前記2種の領域が短手方向に交互に配設されている請求項1又は請求項2に記載の木管楽器用リード。 - 合成樹脂をマトリックスとし、長手方向一端側にヴァンプを有する帯板状の木管楽器用リードの製造方法であって、
異なる特性を有する複数種の樹脂組成物をキャビティに注入する工程を備え、
前記複数種の樹脂組成物の注入に用いる装置が、円筒状の管路と、この管路内に同軸に配設される第1螺旋翼体と、前記管路内に同軸かつ第1螺旋翼体の下流側に配設され、前記第1螺旋翼体と逆回転の第2螺旋翼体とを備えることを特徴とする木管楽器用リードの製造方法。
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JP2016012440A JP6623789B2 (ja) | 2016-01-26 | 2016-01-26 | 木管楽器用リード及び木管楽器用リードの製造方法 |
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