JP6621667B2 - 電線共同溝、及びこれに用いる収容ボックス - Google Patents

電線共同溝、及びこれに用いる収容ボックス Download PDF

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Description

本発明は、電線共同溝、及びこれに用いる収容ボックスに関する。
近年、特に都市部において、景観の向上や円滑な道路交通の確保を目的とする地中電線路の一種として、電力線や通信線などの複数種類の電線を地中に埋設して無電柱化するための電線共同溝の整備が進められている。
電線共同溝(「C.C.BOX」ともいう。)とは、電線の設置及び管理を行う2以上の者の電線を収容するために、道路管理者が道路の地下に設ける施設のことをいう。また、電線共同溝は、一般部と特殊部とを有している。このうち一般部は、電力、通信、放送事業者等の電線を収容する管路部分をいう。特殊部は、需要家への供給等のための電線の分岐や、電線の接続等を行う部分の総称であり、例えば、一般部の間に介在されるボックス等からなる(例えば、特許文献1参照)。
また、電線共同溝の施工方式の1つに、一般部として歩道の地盤に比較的小型のトラフを埋設し、このトラフの内部に電線のさや管を収容する「トラフ方式」がある。
例えば、特許文献2には、地中の比較的浅い層に埋設されるケーブルトラフが開示されている。このケーブルトラフはコンクリート製であり、底壁及び側壁を有しかつ長手方向の両端と上端とが開放された内部空間を有するトラフ部材と、トラフ部材の上端の開放部分を塞ぐ蓋部材とを備えている。
特開2005−117877号公報 特開2005−304198号公報
電線共同溝の一般部を構成するケーブルトラフは、通常、さや管に通された電線のみが収容されるため、それほど深さは必要とされないが、特殊部には電線を接続したり分岐したりするための接続機器が収容され、しかも特殊部の内部で電線の接続作業等が行われるため、ケーブルトラフよりも深さが要求される。
しかし、地中には水道管やガス管等の既設の埋設物が存在する場合があり、その埋設物が障害となって深く埋設できないことがある。また、道幅の狭い歩道等においては地面を深く掘り下げることが困難な場合もある。そのため、特殊部においてもできるだけ浅く埋設することが望まれている。
本発明は、特殊部を構成する収容ボックスを可及的に低く形成したとしても、接続機器が収容される収容空間を可及的に広く形成することができる電線共同溝、及びこれに用いる収容ボックスを提供することを目的とする。
(1)本発明の電線共同溝は、
一般部を構成するケーブルトラフと、
特殊部を構成し、電線の接続機器が収容される収容ボックスとを備え、
前記ケーブルトラフ及び前記収容ボックスは、
底壁、及び、前記底壁の幅方向両端部から上方に延びる一対の側壁を有しかつ上端において開放された内部空間を有するトラフ本体を共通して備え、
前記ケーブルトラフは、
前記トラフ本体の上端の開放部分を開閉自在に閉鎖する第1の蓋部材を備え、
前記収容ボックスは、
前記トラフ本体の上端の開放部分を開閉自在に閉鎖する第2の蓋部材を備え、
前記第2の蓋部材は、前記トラフ本体の内部空間に連通する中空部を有していることを特徴とする。
上記構成によれば、ケーブルトラフ及び収容ボックスが、共通のトラフ本体を備え、収容ボックスの第2の蓋部材がトラフ本体の内部空間に連通する中空部を有しているので、収容ボックスをケーブルトラフと同じ深さで地中の浅い層に埋設することができ、電線の接続機器が収容される収容空間を収容ボックス内に可及的に広く形成することができる。また、収容ボックスとケーブルトラフとで共通のトラフ本体が用いられるので、部品の種類を少なくし、製造コストを低減することができる。
(2) 前記中空部が、前記トラフ本体の内部空間の幅寸法と同一か又はこれよりも大きい幅寸法を有していることが好ましい。
このような構成によって、収容ボックス内の収容空間をより広く形成することができる。
(3)前記第2の蓋部材は、路面の一部を構成していることが好ましい。
このような構成によって、第2の蓋部材を開くことによってトラフ本体の内部空間を上方に露出することができる。したがって、トラフ本体の上端の開放部分を点検口として利用することができる。
(4)前記トラフ本体の側壁には、電線引出用の開口を形成するためのノックアウト部が、当該側壁の上端縁に到るように設けられていることが好ましい。
このような構成によって、ノックアウト部を用いて形成した開口は、側壁の上端縁において開放されるため、側壁の上方から開口内へ電線を挿入することができる。これにより、側壁を通過させて電線を引き出す作業を容易に行うことができる。
(5)前記トラフ本体が、前記底壁及び前記一対の側壁を有する複数のトラフ部材を当該電線共同溝の延長方向に連結することにより構成され、
互いに隣接する前記トラフ部材を、これらの高さ方向の中央部よりも下側において連結する連結部材をさらに備えていることが好ましい。
このような構成によって、電線共同溝の下側が掘削された場合等に、隣接するトラフ部材の継ぎ目が下側から開くように落ち込むのを防止することができる。
(6)前記トラフ本体が、前記底壁及び前記一対の側壁を有する複数のトラフ部材を当該電線共同溝の延長方向に連結することにより構成され、
前記第2の蓋部材は、複数のトラフ部材に跨って配置されていてもよい。
このような構成によって、複数のトラフ部材の配置や長さ等に影響されずに、第2の蓋部材を備えた部分を収容ボックスとして構成することができる。
(7)本発明は、電線共同溝の特殊部を構成し、電線の接続機器が収容される収容ボックスであって、
底壁、及び、前記底壁の幅方向両端部から上方に延びる一対の側壁とを有しかつ上端において開放された内部空間を有するトラフ部材と、
前記トラフ部材の上端の開放部分を開閉自在に閉鎖する蓋部材とを備え、
前記蓋部材は、前記トラフ部材の内部空間に連通する中空部を有していることを特徴とする。
この構成によれば、収容ボックスの第2の蓋部材がトラフ部材の内部空間に連通する中空部を有しているので、収容ボックスを可及的に低く形成しても、電線の接続機器が収容される収容空間を広く形成することができる。そのため、収容ボックスを地中の浅い層に埋設することが可能となる。
本発明によれば、特殊部を構成する収容ボックスを可及的に低く形成したとしても、接続機器が収容される収容空間を可及的に広く形成することができる。
第1の実施形態に係る電線共同溝の斜視図である。 電線共同溝の側面図である。 電線共同溝の平面図である。 ケーブルトラフの横断面図である。 収容ボックスの横断面図である。 第2の実施形態に係る電線共同溝の側面図である。 電線共同溝の平面図である。 ケーブルトラフの横断面図である。 収容ボックスの横断面図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る電線共同溝用の斜視図である。図2は、電線共同溝の側面図、図3は、電線共同溝の平面図である。
本実施形態の電線共同溝10はトラフ方式であり、一般部を構成するケーブルトラフ11と、特殊部を構成する収容ボックス12とを備えている。具体的に、ケーブルトラフ11は、浅層埋設方式により、歩道等の舗装道路Rに沿って当該舗装道路Rの下方における比較的浅い層に埋設される小型トラフとされている。また、収容ボックス12は、ケーブルトラフ11と同じ深さに埋設されている。
ケーブルトラフ11及び収容ボックス12は、共通のトラフ本体13を備えている。また、ケーブルトラフ11と収容ボックス12とは、互いに異なる蓋部材22,32を備えている。トラフ本体13は、電線共同溝10の延長方向に複数のトラフ部材21,31を連結することによって構成されている。なお、本実施形態の舗装道路Rは、図3に示すように、コンクリートや石等により形成されたブロック状又は平板状の舗装材Raが路面に敷き詰められている。
図4は、ケーブルトラフの横断面図である。図1〜図4に示すように、ケーブルトラフ11は、略直方体形状に形成されたプレキャストコンクリート製のブロックからなり、長手方向に貫通する空間S1が内部に形成されている。ケーブルトラフ11は、トラフ本体13を構成するトラフ部材21と、蓋部材(第1の蓋部材)22とからなる。
トラフ部材21は、底壁23と、底壁23の幅方向両端部から上方に延びる一対の側壁24を有し、横断面形状が略U字状に形成されている。したがって、トラフ部材21には、長手方向の両端と上端とにおいて開放された内部空間S1が形成されている。
蓋部材22は、トラフ部材21の上端の開放部分を開閉自在に閉鎖する長方形状のコンクリート製の板材からなる。トラフ部材21の上端開放部分を蓋部材22によって閉鎖することにより、ケーブルトラフ11が筒形状となり、この筒形状の内部空間S1に、電力線や通信線等の電線Kがさや管Pに挿通された状態で収容される。ただし、電線Kは、さや管Pに挿通させずに直接的にケーブルトラフ11の内部空間S1に収容されていてもよい。
ケーブルトラフ11は、舗装道路Rの舗装材Raよりも下方に埋設されている。つまり、ケーブルトラフ11は、舗装材Raにより覆われ、外部に露出していない。
図5は、収容ボックスの横断面図である。図1〜図5に示すように、収容ボックス12は、トラフ本体13を構成するトラフ部材31と、蓋部材(第2の蓋部材)32とを備えている。
トラフ部材31は、ケーブルトラフ11のトラフ部材21と同一部品(製品)であり、プレキャストコンクリート製のブロックからなる。より具体的に、トラフ部材31は、底壁33と、底壁33の幅方向両端部から上方へ延びる一対の側壁34とを備えている。したがって、トラフ部材31内には、底壁33及び側壁34によって囲まれ、長手方向の両端及び上端において開放された内部空間S2が形成されている。トラフ部材31は、ケーブルトラフ11のトラフ部材21と同じ深さで地中に埋設される。また、収容ボックス12のトラフ部材31とケーブルトラフ11のトラフ部材21とは、互いに内部空間S1,S2が連通するように接続される。
蓋部材32は、トラフ部材31の上端の開放部分を閉鎖する。また、蓋部材32は、トラフ部材31の内部空間S2に連通する中空部S3を有している。具体的に、蓋部材32は、金属製の板材により形成されており、長方形状の板材からなる蓋板部32aと、蓋板部32aの幅方向両側から下方に延びる一対の脚部32bと、脚部32bの下端部から幅方向内側に屈曲された載置部32cとを有している。そして、蓋板部32a、脚部32b、及び載置部32cによって囲まれた空間が中空部S3を構成している。なお、前述したケーブルトラフ11の蓋部材22は、このような中空部S3を有しておらず、中実構造に形成されている。
蓋部材32とトラフ部材31とは、同一の長さを有している。また、蓋部材32とトラフ部材31とは、同一の幅寸法W1を有している。蓋部材32を構成する金属板は、トラフ部材31を構成するコンクリート材よりも薄く形成されている。そのため、中空部S3は、トラフ部材31の内部空間S2の最大の幅寸法W2よりも大きな幅寸法W3を有している。
蓋部材32の蓋板部32aの上面には、装着枠32dが設けられている。この装着枠32dは、蓋板部32aの外縁部に沿って設けられ、当該外縁部から上方へ延びる外周枠材32d1と、幅方向両側の外周枠材32d1の長手方向中央部を接続する中間枠材32d2とを有している。そして、外周枠材32d1及び中間枠材32d2によって区画された四角形状のスペースには、舗装道路Rの舗装材Raと同一材質の舗装材Rbが収容され、装着されている。
蓋部材32の装着枠32dに装着された舗装材Rbは、舗装道路Rの舗装材Raと略面一に配置されており、舗装材Rbが一体化された蓋部材32は、舗装道路Rの路面の一部を構成している。そして、蓋部材32を開くと、収容ボックス12のトラフ部材31の上端開放部分が上方に露出する。したがって、トラフ部材31の上端開放部分が点検口となり、この点検口を介してトラフ部材31内にアクセスすることができる。
収容ボックス12には、電力線や通信線等の電線Kの他、電線を分岐・接続するための接続機器45も収容されている。そのため、電線K(さや管Pを含む)のみを収容するケーブルトラフ11に比べて収容ボックス12は、収容物が多く、収容物の嵩も高くなる。本実施形態では、収容ボックス12の蓋部材32が中空部S3を有しており、当該中空部S3がトラフ部材31の内部空間S2と連通しているので、収容ボックス12の内部には、広い収容空間S2,S3が形成される。そのため、電線Kの接続機器45等も好適に収容することができる。
収容ボックス12のトラフ部材31は、ケーブルトラフ11のトラフ部材21と同一の部品で同一の横断面形状を有しており、収容ボックス12は、ケーブルトラフ11と同じ深さで地中に埋設されている。このように収容ボックス12をケーブルトラフ11と同様に地中の浅く埋設したとしても、収容ボックス12内には広い収容空間S2,S3が形成されているので、電線Kだけでなく接続機器45をも好適に収容することができる。
また、蓋部材32は、トラフ部材31の内部空間S2よりも広い幅寸法W3を有しているので、収容ボックス12の収容空間S2,S3をより広く形成することができる。
蓋部材32の上部には装着枠32dが設けられ、この装着枠32dには、周囲の舗装材Raと同一の材質の舗装材Rbが装着されているので、蓋部材32を舗装道路Rの路面に露出させていても、外観が損なわれるのを抑制することができる。
また、蓋部材32の上部に設けられた装着枠32dは、蓋板部32aの補強としても機能する。したがって、平板状に形成された蓋板部32aの強度を装着枠32dによって好適に高めることができる。そのため、蓋板部32aの下面側における補強を少なくするか無くすことが可能となり、中空部S3を広く確保することができる。
隣接するケーブルトラフ11は、互いにトラフ部材21同士が連結部材41によって連結されている。また、隣接する収容ボックス12も、互いにトラフ部材31同士が連結部材41によって連結されている。また、隣接するケーブルトラフ11と収容ボックス12とは、トラフ部材21同士が連結部材41によって連結されている。
連結部材41は、トラフ部材21,31の側壁24,34に取り付けられたピン42と、ピン42同士を連結する連結板43とを有している。この連結部材41は、トラフ部材21,31の高さ方向の中央よりも下側に配置されている。これは以下の理由による。
ケーブルトラフ11及び収容ボックス12を地中の浅い層に埋設した場合、さらにこれらの下側に埋設物を埋設する場合がある。このとき、図2に示すように、ケーブルトラフ11及び収容ボックス12の継ぎ目の下方を掘削すると(掘削部分を符号Aで示す)、ケーブルトラフ11及び収容ボックス12の接続部分が下側から開き、ケーブルトラフ11及び収容ボックス12が掘削部分Aに落ち込む可能性がある。本実施形態では、トラフ部材21及びトラフ部材31が、高さ方向の中央よりも下側において連結部材41によって連結されているので、接続部分の下側から開いてしまうことがなく、連結状態を好適に維持することができる。
ケーブルトラフ11のトラフ部材21の側壁24には、ノックアウト部24aが形成されている。また、収容ボックス12のトラフ部材31の側壁34にも、ノックアウト部34aが形成されている。これらノックアウト部24a、34aは、側壁24,34を部分的に薄く形成することによって、当該側壁24,34の貫通する開口を形成しやすくするものである。側壁24,34に形成された開口は、ケーブルトラフ11又は収容ボックス12内の電線Kを外部へ引き出すときに利用される。
ノックアウト部24a,34aは、側壁24,34の上端縁に到る範囲で形成されている。そのため、電線Kを引き出すために形成される開口も、側壁24,34の上端縁において開放された形態とすることができる。このように、開口が側壁24,34の上端縁で開放されていると、側壁24,34の上方から開口内に電線を挿入することができ、周囲が閉じた開口に電線を通す場合に比べて、電線を外部へ引き出しやすくすることができる。
なお、上記実施形態では、ケーブルトラフ11を構成するトラフ部材21と、収容ボックス12を構成するトラフ部材31とが、ブロック単位で明確に区別されていたが、必ずしもブロック単位で区別されていなくてもよい。例えば、複数のトラフ部材21,31を長手方向(電線共同溝10の延長方向)に連結することによってトラフ本体13を形成し、このトラフ本体13のうち、蓋部材22を配置した任意の部分をケーブルトラフ11とし、蓋部材32を配置した任意の部分を収容ボックス12として構成することができる。したがって、各蓋部材22,32は、各トラフ部材21,31と1対1で対応しなくてもよく、複数のトラフ部材21,31に跨って配置されていてもよい。このように構成することにより、トラフ部材21,31の位置に影響されることなく、トラフ本体13の所望の位置に各蓋部材22,32を配置することによって、ケーブルトラフ11及び収容ボックス12をそれぞれ設けることができる。
[第2の実施形態]
図6は、第2の実施形態に係る電線共同溝の側面図である。図7は、電線共同溝の平面図、図8は、ケーブルトラフの横断面図、図9は、収容ボックスの横断面図である。
前述した第1の実施形態では、ケーブルトラフ11が舗装道路Rの路面の下方に埋設された例を示したが、第2の実施形態では、収容ボックス12に加えケーブルトラフ11も路面において露出している。特に図7に示すように、ケーブルトラフ11及び収容ボックス12のいずれも蓋部材22,32が外部に露出している。
図9に示すように、収容ボックス12の蓋部材32は、トラフ部材31と同様にプレキャストコンクリート製であり、かつトラフ部材31の内部空間S2に連通する中空部S3を有している。具体的に、蓋部材32は、蓋板部32aと、蓋板部32aの幅方向両端部から下方に延びる脚部32bとを有し、蓋板部32aと脚部32bとによって囲まれた空間が中空部S3を構成している。
本実施形態では、蓋部材22,32が舗装道路Rの舗装材を備えていないため、道路の外観の点では第1の実施形態の方が好ましい。ただし、ケーブルトラフ11及び収容ボックス12のいずれも、蓋部材22,32を開くことによって、トラフ部材21,31の内部を上方へ開放することができ、電線Kや接続機器45の点検等を容易に行うことができる。
なお、今回開示した実施形態は例示であって制限的なものではない。本発明の権利範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の構成と均等の範囲内での全ての変更が含まれる。
例えば、収容ボックス12の蓋部材32に形成される中空部S3は、トラフ部材31の内部空間S2の幅寸法W2よりも若干小さい幅寸法W3を有していてもよい。
トラフ本体13を構成する各トラフ部材21,31は、互いに同一の長さに形成されていなくてもよく、各蓋部材22,32も同一の長さに形成されていなくてもよい。
10:電線共同溝
11:ケーブルトラフ
12:収容ボックス
13:トラフ本体
21:トラフ部材
22:蓋部材
23:底壁
24:側壁
24a:ノックアウト部
31:トラフ部材
32:蓋部材
32d:装着枠
33:底壁
34:側壁
34a:ノックアウト部
41:連結部材
45:接続機器
K:電線
R:舗装道路
Ra:舗装材
Rb:舗装材
S1:内部空間
S2:内部空間
S3:中空部

Claims (6)

  1. 一般部を構成するケーブルトラフと、
    特殊部を構成し、電線の接続機器が収容される収容ボックスとを備え、
    前記ケーブルトラフ及び前記収容ボックスは、底壁、及び、前記底壁の幅方向両端部から上方に延びる一対の側壁を有しかつ上端において開放された内部空間を有するトラフ本体を共通して備え、
    前記ケーブルトラフは、前記トラフ本体の上端の開放部分を開閉自在に閉鎖する第1の蓋部材を備え、
    前記収容ボックスは、前記トラフ本体の上端の開放部分を開閉自在に閉鎖する第2の蓋部材を備え、
    前記第2の蓋部材は、前記トラフ本体の内部空間に連通する中空部を有していることを特徴とする電線共同溝。
  2. 前記中空部が、前記トラフ本体の内部空間の幅寸法と同一か又はこれよりも大きい幅寸法を有している、請求項1に記載の電線共同溝。
  3. 前記第2の蓋部材が、路面の一部を構成している、請求項1又は2に記載の電線共同溝。
  4. 前記トラフ本体の側壁には、電線引出用の開口を形成するためのノックアウト部が、当該側壁の上端縁に到るように設けられている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電線共同溝。
  5. 前記トラフ本体が、前記底壁及び前記一対の側壁を有する複数のトラフ部材を当該電線共同溝の延長方向に連結することにより構成され、
    互いに隣接する前記トラフ部材を、これらの高さ方向の中央部よりも下側において連結する連結部材をさらに備えている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電線共同溝。
  6. 前記トラフ本体が、前記底壁及び前記一対の側壁を有する複数のトラフ部材を当該電線共同溝の延長方向に連結することにより構成され、
    前記第2の蓋部材が、複数の前記トラフ部材に跨って配置されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電線共同溝。
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