JP6621667B2 - 電線共同溝、及びこれに用いる収容ボックス - Google Patents
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Description
電線共同溝(「C.C.BOX」ともいう。)とは、電線の設置及び管理を行う2以上の者の電線を収容するために、道路管理者が道路の地下に設ける施設のことをいう。また、電線共同溝は、一般部と特殊部とを有している。このうち一般部は、電力、通信、放送事業者等の電線を収容する管路部分をいう。特殊部は、需要家への供給等のための電線の分岐や、電線の接続等を行う部分の総称であり、例えば、一般部の間に介在されるボックス等からなる(例えば、特許文献1参照)。
例えば、特許文献2には、地中の比較的浅い層に埋設されるケーブルトラフが開示されている。このケーブルトラフはコンクリート製であり、底壁及び側壁を有しかつ長手方向の両端と上端とが開放された内部空間を有するトラフ部材と、トラフ部材の上端の開放部分を塞ぐ蓋部材とを備えている。
しかし、地中には水道管やガス管等の既設の埋設物が存在する場合があり、その埋設物が障害となって深く埋設できないことがある。また、道幅の狭い歩道等においては地面を深く掘り下げることが困難な場合もある。そのため、特殊部においてもできるだけ浅く埋設することが望まれている。
一般部を構成するケーブルトラフと、
特殊部を構成し、電線の接続機器が収容される収容ボックスとを備え、
前記ケーブルトラフ及び前記収容ボックスは、
底壁、及び、前記底壁の幅方向両端部から上方に延びる一対の側壁を有しかつ上端において開放された内部空間を有するトラフ本体を共通して備え、
前記ケーブルトラフは、
前記トラフ本体の上端の開放部分を開閉自在に閉鎖する第1の蓋部材を備え、
前記収容ボックスは、
前記トラフ本体の上端の開放部分を開閉自在に閉鎖する第2の蓋部材を備え、
前記第2の蓋部材は、前記トラフ本体の内部空間に連通する中空部を有していることを特徴とする。
このような構成によって、収容ボックス内の収容空間をより広く形成することができる。
このような構成によって、第2の蓋部材を開くことによってトラフ本体の内部空間を上方に露出することができる。したがって、トラフ本体の上端の開放部分を点検口として利用することができる。
このような構成によって、ノックアウト部を用いて形成した開口は、側壁の上端縁において開放されるため、側壁の上方から開口内へ電線を挿入することができる。これにより、側壁を通過させて電線を引き出す作業を容易に行うことができる。
互いに隣接する前記トラフ部材を、これらの高さ方向の中央部よりも下側において連結する連結部材をさらに備えていることが好ましい。
このような構成によって、電線共同溝の下側が掘削された場合等に、隣接するトラフ部材の継ぎ目が下側から開くように落ち込むのを防止することができる。
前記第2の蓋部材は、複数のトラフ部材に跨って配置されていてもよい。
このような構成によって、複数のトラフ部材の配置や長さ等に影響されずに、第2の蓋部材を備えた部分を収容ボックスとして構成することができる。
底壁、及び、前記底壁の幅方向両端部から上方に延びる一対の側壁とを有しかつ上端において開放された内部空間を有するトラフ部材と、
前記トラフ部材の上端の開放部分を開閉自在に閉鎖する蓋部材とを備え、
前記蓋部材は、前記トラフ部材の内部空間に連通する中空部を有していることを特徴とする。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る電線共同溝用の斜視図である。図2は、電線共同溝の側面図、図3は、電線共同溝の平面図である。
本実施形態の電線共同溝10はトラフ方式であり、一般部を構成するケーブルトラフ11と、特殊部を構成する収容ボックス12とを備えている。具体的に、ケーブルトラフ11は、浅層埋設方式により、歩道等の舗装道路Rに沿って当該舗装道路Rの下方における比較的浅い層に埋設される小型トラフとされている。また、収容ボックス12は、ケーブルトラフ11と同じ深さに埋設されている。
蓋部材22は、トラフ部材21の上端の開放部分を開閉自在に閉鎖する長方形状のコンクリート製の板材からなる。トラフ部材21の上端開放部分を蓋部材22によって閉鎖することにより、ケーブルトラフ11が筒形状となり、この筒形状の内部空間S1に、電力線や通信線等の電線Kがさや管Pに挿通された状態で収容される。ただし、電線Kは、さや管Pに挿通させずに直接的にケーブルトラフ11の内部空間S1に収容されていてもよい。
トラフ部材31は、ケーブルトラフ11のトラフ部材21と同一部品(製品)であり、プレキャストコンクリート製のブロックからなる。より具体的に、トラフ部材31は、底壁33と、底壁33の幅方向両端部から上方へ延びる一対の側壁34とを備えている。したがって、トラフ部材31内には、底壁33及び側壁34によって囲まれ、長手方向の両端及び上端において開放された内部空間S2が形成されている。トラフ部材31は、ケーブルトラフ11のトラフ部材21と同じ深さで地中に埋設される。また、収容ボックス12のトラフ部材31とケーブルトラフ11のトラフ部材21とは、互いに内部空間S1,S2が連通するように接続される。
また、蓋部材32の上部に設けられた装着枠32dは、蓋板部32aの補強としても機能する。したがって、平板状に形成された蓋板部32aの強度を装着枠32dによって好適に高めることができる。そのため、蓋板部32aの下面側における補強を少なくするか無くすことが可能となり、中空部S3を広く確保することができる。
図6は、第2の実施形態に係る電線共同溝の側面図である。図7は、電線共同溝の平面図、図8は、ケーブルトラフの横断面図、図9は、収容ボックスの横断面図である。
前述した第1の実施形態では、ケーブルトラフ11が舗装道路Rの路面の下方に埋設された例を示したが、第2の実施形態では、収容ボックス12に加えケーブルトラフ11も路面において露出している。特に図7に示すように、ケーブルトラフ11及び収容ボックス12のいずれも蓋部材22,32が外部に露出している。
例えば、収容ボックス12の蓋部材32に形成される中空部S3は、トラフ部材31の内部空間S2の幅寸法W2よりも若干小さい幅寸法W3を有していてもよい。
トラフ本体13を構成する各トラフ部材21,31は、互いに同一の長さに形成されていなくてもよく、各蓋部材22,32も同一の長さに形成されていなくてもよい。
。
11:ケーブルトラフ
12:収容ボックス
13:トラフ本体
21:トラフ部材
22:蓋部材
23:底壁
24:側壁
24a:ノックアウト部
31:トラフ部材
32:蓋部材
32d:装着枠
33:底壁
34:側壁
34a:ノックアウト部
41:連結部材
45:接続機器
K:電線
R:舗装道路
Ra:舗装材
Rb:舗装材
S1:内部空間
S2:内部空間
S3:中空部
Claims (6)
- 一般部を構成するケーブルトラフと、
特殊部を構成し、電線の接続機器が収容される収容ボックスとを備え、
前記ケーブルトラフ及び前記収容ボックスは、底壁、及び、前記底壁の幅方向両端部から上方に延びる一対の側壁を有しかつ上端において開放された内部空間を有するトラフ本体を共通して備え、
前記ケーブルトラフは、前記トラフ本体の上端の開放部分を開閉自在に閉鎖する第1の蓋部材を備え、
前記収容ボックスは、前記トラフ本体の上端の開放部分を開閉自在に閉鎖する第2の蓋部材を備え、
前記第2の蓋部材は、前記トラフ本体の内部空間に連通する中空部を有していることを特徴とする電線共同溝。 - 前記中空部が、前記トラフ本体の内部空間の幅寸法と同一か又はこれよりも大きい幅寸法を有している、請求項1に記載の電線共同溝。
- 前記第2の蓋部材が、路面の一部を構成している、請求項1又は2に記載の電線共同溝。
- 前記トラフ本体の側壁には、電線引出用の開口を形成するためのノックアウト部が、当該側壁の上端縁に到るように設けられている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電線共同溝。
- 前記トラフ本体が、前記底壁及び前記一対の側壁を有する複数のトラフ部材を当該電線共同溝の延長方向に連結することにより構成され、
互いに隣接する前記トラフ部材を、これらの高さ方向の中央部よりも下側において連結する連結部材をさらに備えている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電線共同溝。 - 前記トラフ本体が、前記底壁及び前記一対の側壁を有する複数のトラフ部材を当該電線共同溝の延長方向に連結することにより構成され、
前記第2の蓋部材が、複数の前記トラフ部材に跨って配置されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電線共同溝。
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JP2016003571A JP6621667B2 (ja) | 2016-01-12 | 2016-01-12 | 電線共同溝、及びこれに用いる収容ボックス |
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