JP6613012B1 - データセンタ - Google Patents

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Abstract

発熱装置を効率的に冷却できるデータセンタを提供する。データセンタは、床と、前記床上の空間を部屋に仕切る側壁と、前記床上に行方向に配列される複数の発熱装置列であって、各発熱装置列は列状に配列される複数の発熱装置を含む、複数の発熱装置列と、前記複数の発熱装置列に対して前記行方向に対する側方に配置される複数のエア吹出口を有し、前記複数のエア吹出口から列方向にエアを吹き出すエア吹出装置と、前記行方向における第1側から第2側に向かって高さが高くなる傾斜天井とを含む。

Description

本発明は、データセンタに関する。
従来より、データセンタの部屋内に、底床と、底床の上に設けられ、貫通孔を有するアクセスフロアとを含む二重床を設け、部屋の側方に配置したエアコンディショナの送風を底床とアクセスフロアとの間に通し、底床とアクセスフロアとの間で送風を遮って風向きを上向きに変化させる風向調整板を設けることにより、アクセスフロアの上に配置されるラック型サーバに風を供給するデータセンタがある(例えば、特許文献1参照)。
米国特許出願公開第2013/0031928号明細書
ところで、従来のデータセンタは、ラック型サーバのような発熱装置に供給した風(エア)を部屋内でどのように誘導するかについては特に工夫が行われていない。発熱装置を冷却したエアは温度が上昇しており、部屋内のアクセスフロアよりも上の空間に貯まるため、従来のデータセンタは、発熱装置を効率的に冷却することができない。
そこで、発熱装置を効率的に冷却できるデータセンタを提供することを目的とする。
本発明の実施の形態のデータセンタは、床と、前記床上の空間を部屋に仕切る側壁と、前記床上に行方向に配列される複数の発熱装置列であって、各発熱装置列は列状に配列される複数の発熱装置を含む、複数の発熱装置列と、前記複数の発熱装置列に対して前記行方向に対する側方に配置される複数のエア吹出口を有し、前記複数のエア吹出口から列方向にエアを吹き出すエア吹出装置と、前記行方向における第1側から第2側に向かって高さが高くなる傾斜天井とを含前記複数のエア吹出口は、前記行方向に対する両側に配置されており、前記行方向における両側からエアを吹き出し、前記複数のエア吹出口は、前記行方向に対する第1の側方と第2の側方とで、前記行方向において互い違いに配置される
発熱装置を効率的に冷却できるデータセンタを提供することができる。
データセンタを示す図である。 図1のA−A矢視断面を示す図である。 電源ゾーンを示す平面図である。 UPS列の設置構造を示す図である。 電源ゾーンの変形例を示す平面図である。
以下、本発明のデータセンタを適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態>
図1は、データセンタ100を示す図である。図2は、図1のA−A矢視断面を示す図である。以下では、XYZ座標系を用いて説明する。Z軸正方向は鉛直上方向である。
データセンタ100は、建物110、複数のサーバ列120、及び、複数のUPS(Uninterruptible Power Supply:無停電電源装置)列130を含む。
建物110は、床111、側壁112、傾斜天井113、及び冷却装置114を有する。図1では、傾斜天井113を省略する。建物110は、床111、側壁112、及び傾斜天井113によって囲まれた部屋110A1、110A2、110A3、110A4、110A5、110A6、110B1、及び110B2と、廊下110C1及び110C2とを有する。
部屋110A1〜110A6と、廊下110C1とは、サーバゾーン110Aに含まれている。サーバゾーン110Aは、ラック型のサーバを配置する6個の部屋110A1〜110A6と、部屋110A1〜110A6に通じる廊下110C1とを有する。
部屋110A1及び110A2と、部屋110A4及び110A5は、サーバゾーン110AのY軸方向の中央で側壁112によって仕切られている。部屋110A3及び110A6は、サーバゾーン110AのY軸負方向の端部からY軸正方向の端部まで延在している。このため、部屋110A1、110A2、110A4、及び110A5のサイズは、部屋110A3及び110A6のサイズの半分である。
なお、部屋110A1、110A2、110A4、及び110A5にそれぞれ供給可能な電力は、2MWである。また、部屋110A3及び110A6にそれぞれ供給可能な電力は、4MWである。すべてのサーバ列120には、データセンタ100の外部から電力を取り込んでUPS列130を介して電力が供給される。
このように廊下110C1の両側に配置するサーバ列120の消費電力を等しくすることにより、廊下110C1の両側における発熱量の平準化を図っている。
また、部屋110B1及び110B2と廊下110C2は、電源ゾーン110Bに含まれている。電源ゾーン110Bは、複数のUPS列130を配置する部屋110B1及び110B2と、部屋110B1及び110B2の間に配置される廊下110C2とを有する。
廊下110C1及び110C2は、Y軸に沿って延在しており、部屋110A3、110A4、110A5、110B1、及び110B2の内部を見ることができるように窓が設けられている。このため、廊下110C1及び110C2から、LED(Light Emitting Diode)照明によって照らされた部屋110A3、110A4、110A5、110B1、及び110B2の内部をショーケースのように見ることができる。
廊下110C1及び110C2は、平面視でX軸方向の幅の中心を通るY軸に平行な中心軸に対して線対称な形状を有する。
床111は、平面視における建物110の全体に設けられている。床111は、サーバゾーン110Aでは二重床構造になっており、底床の上に、メッシュ状のメッシュ床を設けた構成である。電源ゾーン110Bの床111は、二重床構造にはなっていない。
側壁112は、床111上の空間を部屋110A1〜110A6、110B1、及び110B2と、廊下110C1及び110C2とに区切っている。また、側壁112は、サーバゾーン110Aと電源ゾーン110Bとの間では、2枚設けられており、2枚の側壁112の間には空間がある。側壁112は、Z軸方向において床111から傾斜天井113まで延在している。
側壁112は、排気口112Aを有する。排気口112Aから回収される熱いエアは、データセンタ110内で循環され、冷却装置114で冷却され、再びサーバゾーン110A内の床下にコールドエアとして供給される。また、排気口112Aから回収される熱いエアは、屋根上に設置された室外機を通して外部へ放出してもよい。
部屋110A1、110A2、110A3では、排気口112Aは、傾斜天井113が高くなる側(X軸正方向側)でY軸方向に延在する側壁112に傾斜天井113の真下に設けられている。部屋110A4、110A5、110A6では、排気口112Aは、傾斜天井113が最も高くなる側(X軸負方向側)でY軸方向に延在する側壁112に傾斜天井113の真下に設けられている。
また、部屋110B1では、排気口112Aは、傾斜天井113が最も高くなるX軸正方向側の端部において、傾斜天井113の真下でY軸負方向側の側壁112に設けられている。なお、部屋110B1と部屋110A2及び110A3との境界の側壁112に、外気に接続される排気機構がある場合には、部屋110B1では、排気口112Aは、傾斜天井113が最も高くなるX軸正方向側の端部において、傾斜天井113の真下でY軸正方向側の側壁112にも設けられていてもよい。
部屋110B1及び110B2は、側壁112及び排気口112Aの構成は、Y軸方向から見て、廊下110C2に対して左右対称である。このため、部屋110B2では、排気口112Aは、傾斜天井113が最も高くなるX軸負方向側の端部において、傾斜天井113の真下でY軸負方向側の側壁112に設けられている。USP列130の熱を奪った熱いエアは、傾斜天井113の傾斜に沿って高い方に誘導されるため、傾斜天井113の最も高いところの側壁112に設けた排気口112Aから熱いエアを回収するためである。
なお、部屋110B1と部屋110A2及び110A3との境界の側壁112に、外気に接続される排気機構がある場合には、部屋110B2では、排気口112Aは、傾斜天井113が最も高くなるX軸負方向側の端部において、傾斜天井113の真下でY軸正方向側の側壁112にも設けられていてもよい。
傾斜天井113は、側壁112の上端に接続されている。傾斜天井113は、建物110の屋根の下側に設けられている。ここでは屋根を省略する。傾斜天井113の高さは、廊下110C1及び110C2の上が最も高く、廊下110C1及び110C2よりもX軸正方向及びX軸負方向に行くに従って低くなっている。傾斜天井113の高さは、建物110のX軸正方向の端とX軸負方向の端とが最も低い。このため、建物110をY軸方向から側面視すると、傾斜天井113は、中央に向かって高くなっている。
冷却装置114は、外気を冷却するエアコンディショナとしての機能を有し、冷却したエアを吹き出す。冷却装置114は、床111の上に配置される。
部屋110A1〜110A6を冷却する冷却装置114は、部屋110A1及び110A2と部屋110A3との間の2枚の側壁112の間と、部屋110A4及び110A5と部屋110A6との間の2枚の側壁112の間とに配置されている。冷却装置114は、X軸方向の両側から、二重構造の床111の底床とメッシュ床との間にX軸方向にエアを吹き出すように構成されている。図1では、サーバゾーン110Aについてはメッシュ床を示すため、吹出口は見えていない。
また、部屋110B1及び110B2を冷却する冷却装置114は、部屋110B1及び110B2の内部で、Y軸正方向側とY軸負方向側の側壁112に沿って配置されている。Y軸正方向側の冷却装置114は、Y軸負方向側にエアの吹出口114Aを有し、Y軸負方向側の冷却装置114は、Y軸正方向側にエアの吹出口114Aを有する。部屋110B1及び110B2の中の冷却装置114は、Y軸方向にエアを吹き出す。
複数のサーバ列120は、部屋110A1〜110A6の内部に配列されている。各サーバ列120は、平面視でX軸方向に長く、Y軸方向に短い島状の形状を有している。サーバ列120が平面視で島状の形状を有するのは、複数のラックサーバ121をX軸方向に並べて配置しているからである。ラックサーバ121は、ラック型の情報処理装置の一例である。
部屋110A1〜110A6の内部におけるサーバ列120同士のY軸方向の間隔は等しく、各サーバ列120のX軸方向の長さの中心は、部屋110A1〜110A6のX軸方向の長さの中心と一致する。サーバ列120の放熱と冷却を平準化するためである。
1つのサーバ列120に含まれるラックサーバ121の数は、一例として10個〜20個である。サーバ列120に含まれるラックサーバ121の数が10個の場合は、X軸方向に10個のラックサーバ121が隣接して配置される。また、1つのラックサーバの中では、一例として10個〜20個のサーバがラックに保持された状態で、Z軸方向に重ねて配置されている。
なお、一例として、部屋110A1、110A2、110A4、及び110A5の中でY軸方向に配列されるサーバ列120の数は20個〜30個であり、部屋110A3及び110A6の中でY軸方向に配列されるサーバ列120の数は40個〜60個である。また、部屋110A1〜110A6の中でX軸方向に配列されるサーバ列120の数は、一例として1個であるが、複数個であってもよい。
複数のUPS列130は、部屋110B1及び110B2の内部に配列されている。各UPS列130は、平面視でY軸方向に長く、X軸方向に短い島状の形状を有している。UPS列130が平面視で島状の形状を有するのは、複数のUPS131をY軸方向に並べて配置しているからである。UPS131は、発熱装置の一例であり、UPS列130は、発熱装置列の一例である。
部屋110B1及び110B2の内部におけるUPS列130同士のX軸方向の間隔は等しく、各UPS列130のY軸方向の長さの中心は、部屋110B1及び110B2のY軸方向の長さの中心と一致する。UPS列130の放熱と冷却を平準化するためである。
1つのUPS列130に含まれるUPS131の数は、一例として10個〜20個である。UPS列130に含まれるUPS131の数が10個の場合は、Y軸方向に10個のUPS131が隣接して配置される。
なお、一例として、部屋110B1及び110B2の中でX軸方向に配列されるUPS列130の数は20個〜30個である。また、部屋110B1及び110B2の中でY軸方向に配列されるUPS列130の数は、一例として1個であるが、複数個であってもよい。
以下では、電源ゾーン110Bでは、UPS列130の中で複数のUPS131が配列される方向(Y軸方向)を列方向と称し、複数のUPS列130が配列される方向(X軸方向)を行方向と称す。
次に、電源ゾーン110Bの構成について、図1及び図2に加えて図3を用いて説明する。図3は、電源ゾーン110Bを示す平面図である。
部屋110B1及び110B2は、Y軸方向から見ると、廊下110C2に対して左右対称である。換言すれば、部屋110B1と110B2は、Y軸方向から見ると、廊下110C2のX軸方向における中央をZ軸方向に通る直線を対称軸として線対称である。部屋110B1は、第1の部屋の一例であり、部屋110B2は、第2の部屋の一例である。
側壁112、排気口112A、傾斜天井113、冷却装置114、吹出口114A、及び複数のUPS列130は、Y軸方向から見ると、廊下110C2に対して左右対称である。左右対称の意味は、部屋110B1及び110B2と同様である。
また、側壁112、排気口112A、傾斜天井113、冷却装置114、吹出口114A、及び複数のUPS列130は、平面視において、廊下110C2に対して左右対称である。換言すれば、側壁112、排気口112A、傾斜天井113、冷却装置114、吹出口114A、及び複数のUPS列130は、平面視において、廊下110C2のX軸方向における中央をY軸方向に通る直線を対称軸として線対称に配置されている。
以上のように、部屋110B1及び110B2、側壁112、排気口112A、傾斜天井113、冷却装置114、及び複数のUPS列130を廊下110C2に対して左右対称な配置にしているのは、部屋110B1及び110B2の内部のUPS列130の冷却特性を等しくするためである。
データセンタ100は、上述のような左右対称な構成を有するため、以下では、部屋110B1に関する構成について説明する。
傾斜天井113は、部屋110B1では、X軸負方向側からX軸正方向側に向かって高くなるように傾斜している。部屋110B1では、X軸負方向側は第1側の一例であり、X軸正方向側は第2側の一例である。
UPS列130は、図4に示すように、床111の上にスラブ132を介して配置されている。UPS列130には、Y軸方向における両側に位置する冷却装置114の吹出口114Aからエアが吹き付けるように構成されている。UPS列130に吹き付けるエアは、UPS列130の隙間等を通り抜け、UPS列130の熱を奪い、熱いエアとなってUPS列130の上側(Z軸正方向側)から抜ける。
複数のUPS列130は、X軸方向に配列されており、各UPS列130は列状に配列される複数のUPS131を含む。複数のUPS列130の高さは、一例としてすべて等しい。
したがって、複数のUPS列130の各々と、傾斜天井113とのクリアランスは、X軸負方向側からX軸正方向側に向かって大きくなっている。UPS列130の熱を奪い取り、UPS列130の下方から上方に吹き抜けるエアは、傾斜天井113の低い方から高い方に誘導される。このため、傾斜天井113の高い方に熱いエアが誘導される。すなわち、傾斜天井113の高い方に熱いエアが集められる。
このため、傾斜天井113の高い方において、UPS列130と傾斜天井113とのクリアランスを大きくし、熱いエアを集められる空間を設けている。
また、複数のUPS列130の各々に含まれるUPS131の数は、X軸負方向側よりもX軸正方向側の方が少なくされていてもよい。X軸方向において、傾斜天井113が高いX軸正方向側は、UPS列130から熱を奪って熱くなったエアが集まる。このため、UPS131の数をX軸正方向側で少なくすれば、X軸方向における複数のUPS列130の冷却効率をより均等にすることができる。
また、X軸方向において隣り合う2個のUPS列130同士の間隔は、すべて等しい。X軸方向における複数のUPS列130の冷却効率を平準化するためである。
冷却装置114は、エア吹出装置の一例であり、複数のUPS列130に対してX軸方向に対する側方(Y軸正方向側及びY軸負方向側)に配置される複数の吹出口114Aを有し、複数の吹出口114Aから列方向にエアを吹き出す。
冷却装置114は、Y軸正方向側及びY軸負方向側の側壁112の底部において、吹出口114Aが位置する正面とは反対の背面が側壁112に接するように設けられている。このため冷却装置114は、部屋110B1の内部に位置する。
冷却装置114は、室温よりも低い所定温度の冷却エアを吹き出す。冷却装置114は、図4に示すように、床111よりも高い位置に設けられる吹出口114Aを有する。吹出口114Aの下端の高さ方向における位置は、スラブ132の上端よりも高い。このため、図4に示すように、吹出口114Aと床111との間には高低差が設けられる。高低差は、高さ方向の間隔であり、約1インチから数インチ程度である。
このように、吹出口114Aを床111よりも高い位置に配置することにより、吹出口114Aから噴射されるエアが、床111に吹き降りるようになり、より遠くまでエアを供給することができる。また、床111に水や埃が溜まった場合に、冷却装置114の内部への水や埃の浸入を抑制することができる。
冷却装置114は、Y軸正方向側及びY軸負方向側の側壁112に設けられているため、吹出口114Aは、UPS列130に対して、X軸方向に対する両側(Y軸正方向側及びY軸負方向側)に配置されており、X軸方向に対する両側からエアを吹き出す。このため、隣り合うUPS列130同士の間にエアが効率的に導入され、すべてのUPS列130を効率的に冷却することができる。
また、図3に示すように、複数の冷却装置114は、X軸方向に対する一方側と他方側とで、X軸方向において互い違いに配置される。このため、複数の吹出口114Aは、X軸方向に対する一方側と他方側とで、X軸方向において互い違いに配置される。したがって、隣り合うUPS列130同士の間に互い違いの方向からエアが効率的に導入され、すべてのUPS列130を効率的に冷却することができる。
また、吹出口114Aの上端の床111からの高さは、床111と傾斜天井113との高さの半分以下に設定されている。このため、UPS列130の下側を中心にエアを吹き付けることができ、すべてのUPS列130を効率的に冷却することができる。
また、排気口112Aは、傾斜天井113が最も高くなるX軸正方向側の端部において、傾斜天井113の真下でY軸負方向側の側壁112に設けられている。傾斜天井113の真下とは、傾斜天井113よりも低い位置で、可能な限り高い位置をいう。
排気口112Aを可能な限り高い位置に設けることにより、傾斜天井113の最も高い位置に誘導される熱いエアを排気口112Aから回収するためである。
排気口112Aを設置するには、側壁112の内部構造及び傾斜天井113の内部構造等による制約が生じる場合がある。このため、排気口112Aの高さは、X軸負方向側における傾斜天井113の高さ以上であることが好ましい。排気口112Aが傾斜天井113の最も低い部分よりも高い位置にあれば、熱いエアを排気口112Aから効率的に回収できるからである。
また、この場合に、排気口112Aの上端がX軸負方向側における傾斜天井113の高さ以上であればよい。排気口112Aの上端が傾斜天井113の最も低い部分よりも高い位置にあれば、熱いエアを排気口112Aから効率的に回収できるからである。
以上のように、冷却装置114は、UPS列130の列に沿う方向(Y軸方向)にエアを吹き出す。また、傾斜天井113は、X軸負方向側からX軸正方向側に向かって高くなっている。
このため、図3にY軸方向の矢印Aで示すように冷却装置114からエアが吹き出され、UPS列130の下側から上側に吹き抜ける際にUPS列130を冷却し、熱くなったエアは矢印Bで示すように、傾斜天井113の高い方に誘導される。
したがって、UPS列130を効率的に冷却できるデータセンタ100を提供することができる。
また、排気口112Aは、傾斜天井113が最も高くなるX軸方向の端部において、傾斜天井113の真下でY軸負方向側の側壁112に設けられている。このため、傾斜天井113の最も高い位置に誘導される熱いエアを排気口112Aから効率的に回収することができる。
なお、以上では、発熱装置がUPS列130である形態について説明した。しかしながら、複数のサーバ列120をUPS列130と同様に配置してもよい。
また、以上では、冷却装置114が部屋110B1及び110B2の内部に設けられる形態について説明した。しかしながら、図5に示すように、冷却装置114が複数の吹出口114Aに冷却したエアを送る送風装置114Bを有する場合には、送風装置114Bは、部屋110B1及び110B2の外部に配置されていてもよい。送風装置114Bは、外気を冷却するエアコンディショナとしての機能を有し、冷却したエアを部屋110B1及び110B2の内部の吹出口114Aに送出する。
以上、本発明の例示的な実施の形態のデータセンタについて説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
尚、本国際出願は、2018年11月5日に出願した米国特許出願16/180,545に基づく優先権を主張するものであり、その全内容は本国際出願にここでの参照により援用されるものとする。

Claims (15)

  1. 床と、
    前記床上の空間を部屋に仕切る側壁と、
    前記床上に行方向に配列される複数の発熱装置列であって、各発熱装置列は列状に配列される複数の発熱装置を含む、複数の発熱装置列と、
    前記複数の発熱装置列に対して前記行方向に対する側方に配置される複数のエア吹出口を有し、前記複数のエア吹出口から列方向にエアを吹き出すエア吹出装置と、
    前記行方向における第1側から第2側に向かって高さが高くなる傾斜天井と
    を含
    前記複数のエア吹出口は、前記行方向に対する両側に配置されており、前記行方向における両側からエアを吹き出し、
    前記複数のエア吹出口は、前記行方向に対する第1の側方と第2の側方とで、前記行方向において互い違いに配置される、データセンタ。
  2. 床と、
    前記床上の空間を部屋に仕切る側壁と、
    前記床上に行方向に配列される複数の発熱装置列であって、各発熱装置列は列状に配列される複数の発熱装置を含む、複数の発熱装置列と、
    前記複数の発熱装置列に対して前記行方向に対する側方に配置される複数のエア吹出口を有し、前記複数のエア吹出口から列方向にエアを吹き出すエア吹出装置と、
    前記行方向における第1側から第2側に向かって高さが高くなる傾斜天井と
    を含
    前記複数の発熱装置列の各々に含まれる発熱装置の数は、前記行方向における前記第1側よりも前記第2側の方が多い、データセンタ。
  3. 前記複数の発熱装置列の各々と、前記傾斜天井とのクリアランスは、前記第1側から前記第2側に向かって大きくなる、請求項1又は2記載のデータセンタ。
  4. 前記行方向における前記第2側において前記側壁に設けられ、前記部屋内のエアを排気する排気口をさらに含む、請求項1乃至3のいずれか一項記載のデータセンタ。
  5. 前記排気口の高さは、前記第1側における前記傾斜天井の高さ以上である、請求項記載のデータセンタ。
  6. 前記排気口は、前記第2側において前記傾斜天井の真下に位置する、請求項記載のデータセンタ。
  7. 前記複数のエア吹出口の前記床からの高さは、前記床と前記傾斜天井との高さの半分以下である、請求項1乃至6のいずれか一項記載のデータセンタ。
  8. 前記複数のエア吹出口は、前記床との間に高低差を有する、請求項1乃至7のいずれか一項記載のデータセンタ。
  9. 前記エア吹出装置は、前記複数のエア吹出口にエアを送る送風装置を有し、
    前記送風装置は、前記側壁に対して前記部屋の外部に配置される、請求項1乃至8のいずれか一項記載のデータセンタ。
  10. 前記エア吹出装置は、室温よりも低い所定温度の冷却エアを吹き出す、請求項1乃至9のいずれか一項記載のデータセンタ。
  11. 床と、
    前記床上の空間を第1の部屋に仕切る第1側壁と、
    前記床上に行方向に配列される複数の第1発熱装置列であって、各第1発熱装置列は列状に配列される複数の第1発熱装置を含む、複数の第1発熱装置列と、
    前記複数の第1発熱装置列に対して前記行方向に対する側方に配置される複数の第1エア吹出口を有し、前記複数の第1エア吹出口から列方向にエアを吹き出す第1エア吹出装置と、
    前記行方向における第1側から第2側に向かって高さが高くなる第1傾斜天井と、
    前記床上の空間を第2の部屋に仕切る第2側壁と、
    前記床上に行方向に配列される複数の第2発熱装置列であって、各第2発熱装置列は列状に配列される複数の第2発熱装置を含む、複数の第2発熱装置列と、
    前記複数の第2発熱装置列に対して前記行方向に対する側方に配置される複数の第2エア吹出口を有し、前記複数の第2エア吹出口から列方向にエアを吹き出す第2エア吹出装置と、
    前記行方向における前記第2側から前記第1側に向かって高さが高くなる第2傾斜天井と、
    前記第1の部屋と前記第2の部屋との間に配置される廊下と
    を含
    前記複数の第1エア吹出口及び前記複数の第2エア吹出口は、前記行方向に対する両側に配置されており、前記行方向における両側からエアを吹き出し、
    前記複数の第1エア吹出口及び前記複数の第2エア吹出口は、前記行方向に対する第1の側方と第2の側方とで、前記行方向において互い違いに配置される、データセンタ。
  12. 床と、
    前記床上の空間を第1の部屋に仕切る第1側壁と、
    前記床上に行方向に配列される複数の第1発熱装置列であって、各第1発熱装置列は列状に配列される複数の第1発熱装置を含む、複数の第1発熱装置列と、
    前記複数の第1発熱装置列に対して前記行方向に対する側方に配置される複数の第1エア吹出口を有し、前記複数の第1エア吹出口から列方向にエアを吹き出す第1エア吹出装置と、
    前記行方向における第1側から第2側に向かって高さが高くなる第1傾斜天井と、
    前記床上の空間を第2の部屋に仕切る第2側壁と、
    前記床上に行方向に配列される複数の第2発熱装置列であって、各第2発熱装置列は列状に配列される複数の第2発熱装置を含む、複数の第2発熱装置列と、
    前記複数の第2発熱装置列に対して前記行方向に対する側方に配置される複数の第2エア吹出口を有し、前記複数の第2エア吹出口から列方向にエアを吹き出す第2エア吹出装置と、
    前記行方向における前記第2側から前記第1側に向かって高さが高くなる第2傾斜天井と、
    前記第1の部屋と前記第2の部屋との間に配置される廊下と
    を含
    前記複数の第1発熱装置列の各々に含まれる第1発熱装置、及び、前記複数の第2発熱装置列の各々に含まれる第2発熱装置の数は、前記行方向における前記第1側よりも前記第2側の方が多い、データセンタ。
  13. 前記第1傾斜天井と前記第2傾斜天井は、前記列方向からの側面視において、前記廊下に対して左右対称であり、
    前記複数の第1発熱装置列と前記複数の第2発熱装置列とは、平面視において前記廊下に対して左右対称であるとともに、前記列方向からの側面視において、前記廊下に対して左右対称であり、
    前記複数の第1エア吹出口と前記複数の第2エア吹出口とは、前記列方向からの側面視において、前記廊下に対して左右対称である、請求項11又は12記載のデータセンタ。
  14. 前記行方向における前記第2側において前記第1側壁に設けられ、前記第1の部屋内のエアを排気する第1排気口と、
    前記行方向における前記第1側において前記第2側壁に設けられ、前記第2の部屋内のエアを排気する第2排気口と
    をさらに含む、請求項11乃至13のいずれか一項記載のデータセンタ。
  15. 前記第1傾斜天井と前記第2傾斜天井は、前記列方向からの側面視において、前記廊下に対して左右対称であり、
    前記複数の第1発熱装置列と前記複数の第2発熱装置列とは、平面視において前記廊下に対して左右対称であるとともに、前記列方向からの側面視において、前記廊下に対して左右対称であり、
    前記複数の第1エア吹出口と前記複数の第2エア吹出口とは、前記列方向からの側面視において、前記廊下に対して左右対称であり、
    前記第1排気口と前記第2排気口とは、前記列方向からの側面視において、前記廊下に対して左右対称である、請求項14記載のデータセンタ。
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