JP6608297B2 - 搬送調節ジグ - Google Patents

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Description

本発明は、リングフレームを搬送する搬送機構の搬送調節を行うジグに関する。
ウエーハなどの被加工物は、その表面に、IC、LSI等の複数のデバイスが分割予定ラインによって区画されて形成されている。ウエーハは、その表面側に保護テープを貼着してから所定の厚みに研削され薄化された後、分割予定ラインに沿って例えば切削ブレードで切削することにより個々のチップに分割される。ウエーハを分割するときは、各チップが分散しないようにするため、中央に開口部を有しウエーハの直径より大きい内径のリングフレームの該開口部にウエーハを載置し、ウエーハの裏面とリングフレームとに粘着性のダイシングテープを貼着することによって、ダイシングテープを介してリングフレームとウエーハとを一体に形成している。
ウエーハにダイシングテープを貼着するテープマウンタなどの装置は、リングフレームを積層するフレームストッカーを備え、フレームストッカーに積層されたリングフレームを上から順次取り出して、ダイシングテープを貼着するための貼着テーブルにリングフレームを搬送する搬送機構を備える(例えば下記の特許文献1を参照)。また、テープマウンタの他の構成として、フレームストッカーに積層されたリングフレームを上から順次取り出す第1の搬送機構と、リングフレームにダイシングテープを貼着した後にリングフレームを保持して表裏を反転させウエーハに貼着した保護テープを剥がす剥離テーブルに搬送する第2の搬送機構と、保護テープが剥離された後、リングフレームを保持してカセットまたは次の工程の分割装置に搬送する第3の搬送機構とを備えるタイプもある。
特開2016−9786号公報
上記の少なくとも3つの搬送機構は、何れもリングフレームを保持する吸引保持機構を備え、それぞれの吸引保持機構はリングフレームを吸引保持する位置が異なるため、各吸引保持機構の位置調節が困難となっている。
本発明は、上記の事情にかんがみてなされてもので、リングフレームを吸引保持する吸引保持機構の位置調節を容易に行えるようにすることを目的としている。
本発明は、リングフレームを吸引保持して搬送する搬送機構を複数備えた加工装置において該搬送機構が該リングフレームを吸引保持する吸引位置を調節するための搬送調節ジグであって、該加工装置は、該リングフレームを吸引保持する保持テーブルを備え、該複数の搬送機構は、該保持テーブルに該リングフレームを搬入する第1の搬送機構と、該保持テーブルから該リングフレームを搬出する第2の搬送機構との少なくとも2つ備え、該第1の搬送機構は、該リングフレームを吸引保持する複数の第1吸引保持部と、該リングフレームの中心が該複数の第1吸引保持部の重心として配設される第1ベースと、該複数の第1吸引保持部で吸引保持した該リングフレームを該保持テーブルに搬入する第1移動手段と、を備え、該第2の搬送機構は、該リングフレームを吸引保持する複数の第2吸引保持部と、該リングフレームの中心が該複数の第2吸引保持部の重心として配設される第2ベースと、該保持テーブルに吸引保持された該リングフレームを搬出する第2移動手段と、を備え、該搬送調節ジグは、該リングフレームと同型に形成され、該第1の搬送機構の該第1吸引保持部が吸引保持すべき該リングフレームの吸引位置と、該第2の搬送機構の該第2吸引保持部が吸引保持すべき該リングフレームの吸引位置とに印が形成されて構成される。
本発明にかかる搬送調節ジグは、リングフレームと同型に形成され、第1の搬送機構の第1吸引保持部が吸引保持すべきリングフレームの吸引位置と、第2の搬送機構の第2吸引保持部が吸引保持すべきリングフレームの吸引位置とに印が形成されていることから、第1吸引保持部及び第2吸引保持部をリングフレームに形成された印に合わせるだけで、各搬送機構の位置調節を容易に行うことができる。
複数の搬送機構を備える加工装置の第1例を示す斜視図である。 (a)は、第2の搬送機構でリングフレームの表裏を反転させた状態を示す斜視図である。(b)は、第2の搬送機構でリングフレームを剥離テーブルに搬送した状態を示す斜視図である。 搬送調節ジグの第1例の構成を示す斜視図である。 搬送調節ジグの第1例を用いて第1の搬送機構の位置を調節する状態を示す斜視図である。 搬送調節ジグの第1例を用いて第2の搬送機構の位置を調節する状態を示す斜視図である。 搬送調節ジグの第1例を用いて第3の搬送機構の位置を調節する状態を示す斜視図である。 複数の搬送機構を備える加工装置の第2例を示す斜視図である。 搬送調節ジグの第2例の構成を示す斜視図である。 搬送調節ジグの第2例を用いて第1の搬送機構の位置を調節する状態を示す斜視図である。 搬送調節ジグの第2例を用いて第2の搬送機構の位置を調節する状態を示す斜視図である。 搬送調節ジグの第2例を用いて第3の搬送機構の位置を調節する状態を示す斜視図である。
1 第1の実施形態
図1に示す加工装置10は、中央に開口部を有するリング状のリングフレーム1を吸引保持して搬送する搬送機構を複数備えた加工装置の第1例である。加工装置10は、基台11を有している。基台11の上面には、リングフレーム1及び円形板状のウエーハを吸引保持する保持テーブルとして機能する貼着テーブル14と、リングフレーム1及びウエーハを吸引保持する保持テーブルとして機能する剥離テーブル15とを備える。
貼着テーブル14は、リングフレーム1及びウエーハに例えばダイシングテープを貼着する際に使用されるものであり、ウエーハを吸引保持するウエーハ保持部140と、ウエーハ保持部140を囲繞してリングフレーム1を吸引保持するリング状のフレーム保持部141とを備え、ウエーハ保持部140及びフレーム保持部141には、吸引源が接続されている。なお、図示していないが、貼着テーブル14の近傍には、例えばリングフレーム1及びウエーハにダイシングテープを貼着するテープ貼着機構が配設されている。
剥離テーブル15は、ウエーハの研削時においてウエーハに貼着された保護テープを剥離するために使用されるもので、ウエーハを吸引保持するウエーハ保持部150と、ウエーハ保持部150を囲繞してリングフレーム1を吸引保持するフレーム保持部151とを備え、ウエーハ保持部150及びフレーム保持部151には、吸引源が接続されている。フレーム保持部151の側方側には、搬送機構の進入を可能にするための切り欠き部152が形成されている。なお、図示していないが、剥離テーブル15の近傍には、例えばウエーハから保護テープを剥離する剥離手段が配設されている。
貼着テーブル14の近傍には、リングフレーム1を積み重ねてストックするフレームストッカー2が配設されている。フレームストッカー2には、リングフレーム1の内周面に接触する円柱部材3がほぼ均等間隔に複数配設されている。円柱部材3の本数は、図示の例では4本となっている。なお、リングフレーム1の材質は、例えば、金属によって構成されている。
基台11のX軸方向後部には第1のコラム12が立設され、基台11のY軸方向後部には第2のコラム13が立設されている。第2のコラム13の近傍には、リングフレーム1に支持されたウエーハを収容するカセット17が配設されている。カセット17は、第2のコラム13の前方に固定された一対のカセット収納レール16に沿って図1に示す所定の収納位置に移動させることができる。
加工装置10に備える複数の搬送機構は、貼着テーブル14にリングフレーム1を搬入する第1の搬送機構20と、貼着テーブル14からリングフレーム1を搬出する第2の搬送機構30と、剥離テーブル15からリングフレーム1を搬出する第3の搬送機構40との3つを備える。第1の搬送機構20、第2の搬送機構30及び第3の搬送機構40は、制御部50によって制御される。
第1の搬送機構20は、フレームストッカー2の上方側において、固定板24を介して第1のコラム12の側方に配設されている。第1の搬送機構20は、リングフレーム1を吸引保持する複数(例えば4つ)の第1吸引保持部21と、リングフレーム1の中心が複数の第1吸引保持部21の重心として配設される第1ベース22と、複数の第1吸引保持部21で吸引保持したリングフレーム1を貼着テーブル14に搬入する第1移動手段23とを備える。
第1ベース22は、矩形板状のプレートによって構成されており、プレートの長手方向がX軸方向に向いている。第1ベース22の端部にそれぞれ第1吸引保持部21が取り付けられている。第1ベース22は、リングフレーム1の中心と4つの第1吸引保持部21の重心とが一致した構成となっている。各第1吸引保持部21には、図示しない吸引源が接続されており、リングフレーム1の例えば上面1aを吸引保持することができる。
第1移動手段23は、第1ベース22をZ軸方向に昇降させる昇降機構と、第1ベース22をZ軸方向と直交する水平方向に旋回させる旋回機構とにより構成されている。旋回機構は、一端が第1ベース22に連結された連結部231と、連結部231の他端に連結されたアーム部232と、アーム部232に連結され第1ベース22を水平に旋回させる旋回軸233と、制御部50によって駆動され旋回軸233を旋回させるモータ234とを備える。旋回機構は、第1ベース22をフレームストッカー2側と貼着テーブル14側とにそれぞれ移動させることができる。
第1移動手段23を構成する昇降機構は、Z軸方向に延在するボールネジ235と、ボールネジ235の一端に接続されたモータ236と、ボールネジ235と平行に延在する一対のガイドレール237と、一方の面がモータ234に固定された昇降部238とを備える。一対のガイドレール237には、昇降部238の他方の面が摺接し、昇降部238の内部に形成されたナットにはボールネジ235が螺合している。モータ236が制御部50によって駆動されてボールネジ235が回動することにより、昇降部238とともに第1ベース22をZ軸方向に昇降させることができる。第1の搬送機構20が貼着テーブル14にリングフレーム1を搬入する際には、各第1吸引保持部21でリングフレーム1の上面1aを吸引保持してフレームストッカー2から取り出し、第1移動手段23により第1ベース22を水平に旋回させることにより、フレームストッカー2側から貼着テーブル14側に移動させ、第1移動手段23により第1ベース22を降下させて、フレーム保持部141にリングフレーム1を搬入すればよい。
第2の搬送機構30は、第1のコラム12の前方に配設され、貼着テーブル14及び剥離テーブル15の上方側に位置している。第2の搬送機構30は、リングフレーム1を吸引保持する複数(例えば4つ)の第2吸引保持部31と、リングフレーム1の中心が複数の第2吸引保持部31の重心として配設される第2ベース32と、貼着テーブル14に吸引保持されたリングフレーム1を搬出する第2移動手段33とを備える。
第2ベース32は、門型の連結部320と、連結部320のそれぞれの先端部に取り付けられ対向配置された2つの矩形板状のプレート321と、Y軸方向の軸心を軸まわりにして2つのプレート321を反転させる回転軸322とを備える。各プレート321には2つの第2吸引保持部31がそれぞれ取り付けられている。第2ベース32においても、リングフレーム1の中心と4つの第2吸引保持部31の重心とが一致した構成となっている。第2吸引保持部31の構成は、第1吸引保持部21と同様である。
第2移動手段33は、第2ベース32をY軸方向に水平移動させるスライダー機構と、第2ベース32をZ軸方向に昇降させる昇降機構とにより構成されている。スライダー機構は、Y軸方向に延在するボールネジ330と、ボールネジ330の一端に接続されたモータ331と、ボールネジ330と平行に延在する一対のガイドレール332と、一対のガイドレール332に摺接した移動板333とを備える。移動板333の中央に形成されたナットにはボールネジ330が螺合している。制御部50によってモータ331が駆動されてボールネジ330が回動することにより、移動板333がガイドレール332にガイドされてY軸方向にスライド移動することができる。昇降機構は、一端が第2ベース32に連結され他端が移動板333に接続された昇降部334を少なくとも備え、第2ベース32をZ軸方向に昇降させることができる。
第2の搬送機構30でリングフレーム1を貼着テーブル14から搬出して、例えば剥離テーブル15に搬入する動作について説明する。まず、貼着テーブル14に吸引保持された状態のリングフレーム1の上面1aを第2の搬送機構30の第2吸引保持部31で吸引保持したら、第2移動手段33により第2ベース32を上昇させて貼着テーブル14から搬出するとともに、第2ベース32を剥離テーブル15の上方側に移動させる。次いで、図2(a)に示すように、回転軸322が例えば矢印A方向に回転することにより、プレート321とともにリングフレーム1の表裏を反転させ、下面1bを上向きにさせる。続いて、図2(b)に示すように、第2の搬送機構30が降下し、リングフレーム1を剥離テーブル15に搬入する。このとき、第2の搬送機構30の降下にともない、プレート321が切り欠き部152に進入していくため、プレート321が剥離テーブル15に接触することはない。
図1に示す第3の搬送機構40は、第2のコラム13の前方に配設されている。第3の搬送機構40は、リングフレーム1を吸引保持する複数(例えば4つ)の第3吸引保持部41と、リングフレーム1の中心が複数の第3吸引保持部41の重心として配設される第3ベース42と、剥離テーブル15に吸引保持されたリングフレーム1を搬出する第3移動手段43とを備える。第3ベース42は、円形板状のプレートによって構成されている。第3ベース42には、その周方向に沿って等間隔をあけて4つの第3吸引保持部41が取り付けられている。第3ベース42においても、リングフレーム1の中心と4つの第3吸引保持部41の重心とが一致した構成となっている。第3吸引保持部41の構成は、第1吸引保持部21と同様である。
第3移動手段43は、第3ベース42をX軸方向に水平移動させるスライダー機構と、第3ベース42をZ軸方向に昇降させる昇降機構とにより構成されている。スライダー機構は、X軸方向に延在するボールネジ430と、ボールネジ430の一端に接続されたモータ431と、ボールネジ430と平行に延在する一対のガイドレール432と、一対のガイドレール432に摺接した移動板433とを備える。移動板433の中央に形成されたナットにはボールネジ430が螺合している。モータ431が制御部50によって駆動されてボールネジ430が回動することにより、移動板433がガイドレール432にガイドされてX軸方向にスライド移動することができる。昇降機構は、一端が第3ベース42に連結され他端が移動板433に接続された昇降部434を少なくとも備え、第3ベース42をZ軸方向に昇降させることができる。第3の搬送機構40がリングフレーム1を剥離テーブル15から搬出して、例えばカセット17に収容する際には、図2(b)で示した剥離テーブル15に保持されたリングフレーム1の下面1bを、第3吸引保持部41で吸引保持して剥離テーブル15から搬出した後、第3移動手段43によって第3ベース42をX軸方向に移動させることにより、カセット17内にリングフレーム1を収容すればよい。
図3に示す搬送調節ジグ4は、上記の加工装置10において、第1の搬送機構20,第2の搬送機構30及び第3の搬送機構40がリングフレーム1を吸引保持する吸引位置(第1吸引保持部21,第2吸引保持部31,第3吸引保持部41がリングフレーム1に作用する位置)を調節するための搬送調節ジグの第1例である。搬送調節ジグ4は、リングフレーム1と同型に形成されている。すなわち、搬送調節ジグ4は、リングフレーム1のサイズや形状と同様の構成となっている。搬送調節ジグ4の材質は、リングフレーム1と同様の材質で構成してもよいし、異なる材質で構成してもよい。
搬送調節ジグ4には、その上面4a及び下面4bに複数の印(吸引マーク)が形成されている。複数の印は、図1に示した第1の搬送機構20,第2の搬送機構30及び第3の搬送機構40のそれぞれに対応して、それぞれ異なった位置に形成されている。すなわち、第1の搬送機構20の4つの第1吸引保持部21が吸引保持すべき吸引位置(4箇所)に吸引マーク5が形成され、第2の搬送機構30の4つの第2吸引保持部31が吸引保持すべき吸引位置(4箇所)に吸引マーク6が形成され、第3の搬送機構40の4つの第3吸引保持部41が吸引保持すべき吸引位置(4箇所)に吸引マーク7が形成されている。
搬送調節ジグ4に形成された吸引マーク5,6及び7は、第1の搬送機構20,第2の搬送機構30,第3の搬送機構40に応じてそれぞれ色分けして区別できるようにしてもよい。特に、搬送調節ジグ4では、吸引マーク5と吸引マーク6とが重なって形成されていることから、例えば、吸引マーク5と吸引マーク6とを色分けしてペイントを施しておくことにより、第1の搬送機構20の各第1吸引保持部21を各吸引マーク5に正確に合わせることができ、第2の搬送機構30の各第2吸引保持部31を各吸引マーク5に正確に合わせることができる。
次に、搬送調節ジグ4の使用例について説明する。図4に示すように、搬送調節ジグ4を用いて第1の搬送機構20の位置を調節する場合には、例えば、作業者によって搬送調節ジグ4の下面4b側から貼着テーブル14に載置して上面4aを上向きにして、図1に示したフレーム保持部141で搬送調節ジグ4を吸引保持する。次いで、第1の搬送機構20の各第1吸引保持部21を搬送調節ジグ4の上面4aに形成された4つの吸引マーク5の位置に合わせる。すなわち、第1移動手段23が第1ベース22を旋回させることにより、第1ベース22の長手方向をX軸方向からY軸方向に向かせるとともに貼着テーブル14側に移動させて、図4に示す各吸引マーク5の真上に各第1吸引保持部21がくるように位置づけ、第1ベース22を降下させ各第1吸引保持部21を各吸引マーク5に合わせればよい。そして、各第1吸引保持部21を各吸引マーク5に合わせたときの旋回軸233の旋回角度を、例えばモータ234に接続されたエンコーダ等から制御部50が読取って記億させておく。
図5に示すように、搬送調節ジグ4を用いて第2の搬送機構30の位置を調節する場合には、例えば、作業者によって搬送調節ジグ4の下面4b側から貼着テーブル14に載置して上面4aを上向きにして、図1に示したフレーム保持部141で搬送調節ジグ4を吸引保持する。次いで、第2の搬送機構30の各第2吸引保持部31を搬送調節ジグ4の上面4aに形成された4つの吸引マーク6の位置に合わせる。すなわち、第2移動手段33が第2ベース32をY軸方向に移動させることにより、第2ベース32を貼着テーブル14側に移動させて、図5に示す各吸引マーク6の真上に各第2吸引保持部31がくるように位置づけ、第2ベース32を降下させ各第2吸引保持部31を各吸引マーク6に合わせればよい。そして、各第2吸引保持部31を各吸引マーク6に合わせたときの第2ベース32のY軸方向の位置を、例えばモータ331に接続されたエンコーダ等から制御部50が読取って記億させておく。
図6に示すように、搬送調節ジグ4を用いて第3の搬送機構40の位置を調節する場合には、例えば、作業者によって搬送調節ジグ4の下面4b側から剥離テーブル15に載置して上面4aを上向きにして、図1に示したフレーム保持部151で搬送調節ジグ4を吸引保持する。次いで、第3の搬送機構40の各第3吸引保持部41を搬送調節ジグ4の上面4aに形成された4つの吸引マーク7の位置に合わせる。すなわち、第3移動手段43が第3ベース42をX軸方向に移動させることにより、第3ベース42を剥離テーブル15側に移動させて、図6に示す各吸引マーク7の真上に各第3吸引保持部41がくるように位置づけ、第3ベース42を降下させ各第3吸引保持部41を各吸引マーク7に合わせればよい。そして、各第3吸引保持部41を各吸引マーク7に合わせたときの第3ベース42のX軸方向の位置を、例えばモータ431に接続されたエンコーダ等から制御部50が読取って記億させておく。
このように、本発明にかかる搬送調節ジグ4は、リングフレーム1と同型に形成され、
第1の搬送機構20の第1吸引保持部21がリングフレーム1を吸引保持すべき吸引位置に吸引マーク5が形成され、第2の搬送機構30の第2吸引保持部31がリングフレーム1を吸引保持すべき吸引位置に吸引マーク6が形成され、第3の搬送機構40の第3吸引保持部41がリングフレーム1を吸引保持すべき吸引位置に吸引マーク7が形成されているため、位置を調節したい各搬送機構の吸引保持部に対応した吸引マーク5,6及び7に合わせるだけで、各搬送機構の位置調節を容易に行うことができる。そしてその後、実際にフレームストッカー2から搬出されダイシングテープが貼着されるリングフレーム1を吸引保持するときには、制御部50が記億した位置に第1吸引保持部21、第2吸引保持部31及び第3吸引保持部41をそれぞれ移動させ、その位置においてリングフレーム1を吸引保持することにより、リングフレーム1の適切な位置を確実に吸引保持することができる。
2 第2の実施形態
図7に示す加工装置10Aは、リングフレーム1を吸引保持して搬送する搬送機構を複数備えた加工装置の第2例である。加工装置10Aは、貼着テーブル14にリングフレーム1を搬入する第1の搬送機構20aと、貼着テーブル14からリングフレーム1を搬出する第2の搬送機構30と、剥離テーブル15からリングフレーム1を搬出する第3の搬送機構40との3つを備えており、第1の搬送機構20aに備える第1ベース22aの長手方向の向きがY軸方向に向いている点以外は、上記の加工装置10と同様の構成となっている。
図8に示す搬送調節ジグ4Aは、加工装置10Aにおいて、第1の搬送機構20a,第2の搬送機構30及び第3の搬送機構40がリングフレーム1を吸引保持する吸引位置を調節するための搬送調節ジグの第2例である。搬送調節ジグ4Aは、搬送調節ジグ4と同様に、リングフレーム1と同型に形成されている。
搬送調節ジグ4Aには、その上面4a及び下面4bに複数の印(吸引マーク)が形成されている。複数の印は、第1の搬送機構20a,第2の搬送機構30及び第3の搬送機構40のそれぞれに対応して、それぞれ異なった位置に形成されている。すなわち、第1の搬送機構20aの4つの第1吸引保持部21が吸引保持すべき吸引位置(4箇所)に吸引マーク8が形成され、吸引マーク8が形成された方向と交差する方向において第2の搬送機構30の4つの第2吸引保持部31が吸引保持すべき吸引位置(4箇所)に吸引マーク6aが形成され、吸引マーク8と吸引マーク6aとの間において第3の搬送機構40の4つの第3吸引保持部41が吸引保持すべき吸引位置(4箇所)に吸引マーク7aが形成されている。搬送調節ジグ4Aに形成された吸引マーク6a,7a及び8についても、第1例と同様にそれぞれ色分けして区別できるようにしてもよい。
次に、搬送調節ジグ4Aの使用例について説明する。図9に示すように、搬送調節ジグ4Aを用いて第1の搬送機構20aの位置を調節する場合には、例えば、作業者によって搬送調節ジグ4Aの下面4b側から貼着テーブル14に載置して上面4aを上向きにして、図7に示したフレーム保持部141で搬送調節ジグ4Aを吸引保持する。次いで、第1の搬送機構20aの各第1吸引保持部21を搬送調節ジグ4Aの上面4aに形成された4つの吸引マーク8の位置に合わせる。すなわち、第1移動手段23が第1ベース22aを旋回させることにより、第1ベース22aの長手方向をY軸方向からX軸方向に向かせるとともに貼着テーブル14側に移動させて、図9に示す各吸引マーク8の真上に各第1吸引保持部21がくるように位置づけ、第1ベース22を降下させ各第1吸引保持部21を各吸引マーク8に合わせればよい。そして、各第1吸引保持部21を各吸引マーク8に合わせたときの旋回軸233の旋回角度を、例えばモータ234に接続されたエンコーダ等から制御部50が読取って記億させておく。
図10に示すように、搬送調節ジグ4Aを用いて第2の搬送機構30の位置を調節する場合には、例えば、作業者によって搬送調節ジグ4Aの下面4b側から貼着テーブル14に載置して上面4aを上向きにして、図7に示したフレーム保持部141で搬送調節ジグ4Aを吸引保持する。次いで、第2の搬送機構30の各第2吸引保持部31を搬送調節ジグ4Aの上面4aに形成された4つの吸引マーク6aの位置に合わせる。すなわち、第2移動手段33により第2ベース32をY軸方向に移動させることにより、第2ベース32を貼着テーブル14側に移動させて、図10に示す各吸引マーク6aの真上に各第2吸引保持部31がくるように位置づけ、第2ベース32を降下させ各第2吸引保持部31を各吸引マーク6aに合わせればよい。そして、各第2吸引保持部31を各吸引マーク6aに合わせたときの第2ベース32のY軸方向の位置を、例えばモータ331に接続されたエンコーダ等から制御部50が読取って記億させておく。
図11に示すように、搬送調節ジグ4Aを用いて第3の搬送機構40の位置を調節する場合には、例えば、作業者によって搬送調節ジグ4Aの下面4b側から剥離テーブル15に載置して上面4aを上向きにしたら、図7に示したフレーム保持部151で搬送調節ジグ4Aを吸引保持する。次いで、第3の搬送機構40の各第3吸引保持部41を搬送調節ジグ4Aの上面4aに形成された4つの吸引マーク7aの位置に合わせる。すなわち、第3移動手段43が第3ベース42をX軸方向に移動させることにより、第3ベース42を剥離テーブル15側に移動させて、図11に示す各吸引マーク7aの真上に各第3吸引保持部41がくるように位置づけ、第3ベース42を降下させ各第3吸引保持部41を各吸引マーク7aに合わせればよい。そして、各第3吸引保持部41を各吸引マーク7aに合わせたときの第3ベース42のX軸方向の位置を、例えばモータ431に接続されたエンコーダ等から制御部50が読取って記億させておく。このように、搬送調節ジグ4Aにおいても、位置を調節したい各搬送機構の吸引保持部に対応した吸引マーク6a,7a及び8に合わせるだけで、各搬送機構の位置調節を容易に行うことができる。そしてその後、実際にフレームストッカー2から搬出されダイシングテープが貼着されるリングフレーム1を吸引保持するときには、制御部50が記億した位置に第1吸引保持部21、第2吸引保持部31及び第3吸引保持部41をそれぞれ移動させ、その位置においてリングフレーム1を吸引保持することにより、リングフレーム1の適切な位置を確実に吸引保持することができる。
なお、本実施形態に示した搬送調節ジグ4,4Aの各吸引マーク5,6,6a,7,7a及び8の一部または全部を貫通穴に形成してもよい。また、搬送調節ジグ4,4Aに、各搬送機構の位置ずれを許容する許容値に応じて幅をもたせた吸引マークを形成してもよい。さらには、フレームストッカー2から先行して搬送される1枚または複数枚のリングフレーム1自体に吸引マークを施してもよい。
1:リングフレーム 1a:上面 1b:下面 2:フレームストッカー
3:円柱部材 4,4A:搬送調節ジグ 4a:上面 4b:下面
5,6,6a,7,7a,8:吸引マーク
10,10A:加工装置 11:基台 12:第1のコラム 13:第2のコラム
14:貼着テーブル 140:ウエーハ保持部 141:フレーム保持部
15:剥離テーブル 150:ウエーハ保持部 151:フレーム保持部
152:切り欠き部 16:カセット収納レール 17:カセット
20,20a:第1の搬送機構 21:第1吸引保持部 22,22a:第1ベース
23:第1移動手段 231:連結部 232:アーム部 233:旋回軸
234:モータ 235::ボールネジ 236:モータ
237:ガイドレール 238:昇降部
24:固定板
30:第2の搬送機構 31:第2吸引保持部 32:第2ベース
320:連結部 321:プレート 322:回転軸
33:第2移動手段 330:ボールネジ 331:モータ 332:ガイドレール
333:移動部 334:昇降部
40:第3の搬送機構 41:第3吸引保持部 42:第3ベース
43:第3移動手段 430:ボールネジ 431:モータ 432:ガイドレール
433:移動部 434:昇降部
50:制御部

Claims (1)

  1. リングフレームを吸引保持して搬送する搬送機構を複数備えた加工装置において該搬送機構が該リングフレームを吸引保持する吸引位置を調節するための搬送調節ジグであって、
    該加工装置は、該リングフレームを吸引保持する保持テーブルを備え、
    該複数の搬送機構は、該保持テーブルに該リングフレームを搬入する第1の搬送機構と、
    該保持テーブルから該リングフレームを搬出する第2の搬送機構との少なくとも2つ備え、
    該第1の搬送機構は、該リングフレームを吸引保持する複数の第1吸引保持部と、該リングフレームの中心が該複数の第1吸引保持部の重心として配設される第1ベースと、該複数の第1吸引保持部で吸引保持した該リングフレームを該保持テーブルに搬入する第1移動手段と、を備え、
    該第2の搬送機構は、該リングフレームを吸引保持する複数の第2吸引保持部と、該リングフレームの中心が該複数の第2吸引保持部の重心として配設される第2ベースと、該保持テーブルに吸引保持された該リングフレームを搬出する第2移動手段と、を備え、
    該搬送調節ジグは、該リングフレームと同型に形成され、
    該第1の搬送機構の該第1吸引保持部が吸引保持すべき該リングフレームの吸引位置と、該第2の搬送機構の該第2吸引保持部が吸引保持すべき該リングフレームの吸引位置とに印が形成された搬送調節ジグ。
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