JP6603516B2 - 印刷装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、レーザープリンタ、複写機、ファクシミリ等の、記録媒体にトナー像を形成する印刷装置、その制御方法、及びプログラムに関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置では、画像形成動作において記録媒体上に形成された未定着トナー画像を加熱して固着画像として定着している。画像形成中は、定着装置の定着部材が150〜200℃程度の高温を維持するように温度制御されている。このように、高温状態に維持される定着装置において、0.1μm以下のオーダーの超微粒子(Ultra Fine Particle、以降UFPと表記する。)が、発生し得ることが知られている。これは、定着部材からのトナー離型性を向上させるためにトナー粒子に含有される離型剤(ワックス)が原因と考えられている。つまり、トナー像を加熱定着する際に、上記ワックスが気化してミスト状(蒸気状)になったものがUFPであると考えられている。
また、近年、省電力化を図るべく、待機時はスリープ状態に移行して定着装置の加熱機構を停止させている。つまり、画像形成が必要な時だけ定着装置を稼働させる構成が採用されている。具体的には、定着装置内の定着ヒータにIH(電磁誘導加熱)方式を用いて、熱効率を上げるようなオンデマンド定着構成があげられる。これにより、短時間(数十秒)で定着処理が可能な状態まで立ち上げることができ、クイックスタート性を満足させることができる。
このようなオンデマンド定着装置を使用した画像形成装置では、定着装置近傍の雰囲気が冷間状態(室温近傍)にあるときに印刷ジョブを実行した場合、印刷初期ではUFPの発生量が比較的多くなる傾向にある。その後、雰囲気温度が上昇するにつれて、UFPの発生量が減少していく傾向であることが、一般的に知られている。
特許文献1は、定着装置近傍の雰囲気が冷間時において、定着排気ファンを通常時より高速に駆動して、UFPを機内に拡散させることなく確実にフィルタを介して機外へ排気させるUFPの抑制方法を提案している。また、連続プリントを行うとUFPの発生量は低減していくため、所定時間動作後はファンを通常と同じ速度に戻す制御を行っている。これにより、生産性や画質を低下させることなく、画像形成装置からのUFP排出を抑えるとともに、騒音や消費電力の増加を抑えている。
一方、近年、画像形成装置全体の省電力化のために、待機時は、前述した定着装置を含む高圧制御部及びエンジン制御部の電源をOFFする省電力モードを設けるよう構成される。このような構成では、印刷ジョブの受付及び描画処理を行うコントローラが、省電力モードへの移行及び解除を制御することとなる。
特開2014−44238号公報
しかしながら、上記従来技術には以下に記載する課題がある。例えば上記従来技術の画像形成装置を用いて、定着装置近傍の定着ヒータ温度を逐次監視した場合であっても、近年の画像形成装置の高速化に伴い、UFPの発生量は増加してしまう。このため、排気ファンの高速駆動モードに移行しやすくなり、期待する効果が得られないという欠点があった。また、騒音や消費電力の増加を更に抑えるべく排気ファンを採用すると、画像形成装置のコストアップに繋がるという欠点があった。
また、省電力モードへの移行及び解除をコントローラが制御する構成では、印刷ジョブの出力処理のために省電力モード状態を解除した際、出力枚数、印刷設定、定着ヒータ温度により、時間あたりのUFP発生量の推移が変わることが、一般的に知られている。具体的には、省電力モード解除時に、同じ出力枚数の印刷ジョブであっても、片面印刷の方が両面印刷より、定着ヒータ温度の調整目標値が低いのでUFP発生量が増加することが知られている。また、同じ出力枚数・印刷設定(片面/両面)の印刷ジョブを、通常のプロセススピードで搬送する場合と、半分のプロセススピードで搬送する場合では、後者の方が、定着装置の温度上昇が抑えられる。これにより、加熱溶融するトナーの単位時間量が少なくなるので、UFPの発生が抑制されることが知られている。
このように、ジョブの投入時点での出力枚数、印刷設定、定着ヒータ温度の関係が複雑に絡み合ってUFPの発生量は変化する。よって、省電力モードから復帰する際の状態に応じて、画像形成の生産性を最大限保ちつつ、UFPの発生量を最適に抑制することが難しいという欠点があった。具体的には、省電力モード経過時間が短いうちに、コントローラが印刷ジョブの出力処理を開始した場合に、定着装置の周囲温度が下がり切らず、UFPの発生は抑制されているのに、不要な制御を行って無駄に生産性を落とす、という欠点があった。逆に、省電力モード経過時間が長く、定着器周囲温度が下がっているにも関わらず、コントローラが印刷ジョブの出力処理を開始した場合に、生産性を落とさない事と引き換えに必要な制御を行わず、結果UFP発生量を抑制できない、という欠点があった。
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、省電力モードを有する画像形成装置において、省電力モードから復帰する際の状態に応じて、画像形成のスループットを可能な限り維持しつつ、UFPの発生量を好適に抑制する仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、記録媒体上のトナーを熱によって前記記録媒体に定着する定着装置を有する印刷装置であって、前記印刷装置のモードを、前記定着装置の温度制御が停止される省電力モードへ遷移する省電力制御手段と、前記印刷装置が前記省電力モードで経過した時間を計時する計時手段と、印刷ジョブを受信する受信手段と、前記受信手段による前記印刷ジョブの受信に従って、前記印刷装置のモードを前記省電力モードから前記定着装置による温度制御が実行される通常モードへ復帰させる復帰手段と、少なくとも前記計時手段によって計時された前記時間及び前記定着装置の駆動時間の累積に基づいて、印刷中に印刷速度を第1速度から前記第1速度より低速の第2速度に切り替える所定のモードに設定する設定手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、省電力モードを有する画像形成装置において、省電力モードから復帰する際の状態に応じて、画像形成のスループットを可能な限り維持しつつ、UFPの発生量を好適に抑制することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の内部構造を示す概略断面図。 コントローラ部102の内部構成を示すブロック図。 コントローラ部102の動作を示すフローチャート。 プリンタコントローラ105の動作を示すフローチャート。 本実施形態に係る省電力モードの定義を示す図。 省電力モードの経過時間フラグと搬送速度切り替えの関係を示す図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<画像形成装置の構成>
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成及び内部構造について説明する。ただし、本実施形態で説明する構成要素はあくまで例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する意図はない。本実施形態に係る画像形成装置100は、例えば、電子写真画像形成プロセス、静電記録画像形成プロセス、磁気記録画像形成プロセス等、適宜の画像形成原理・方式の画像形成プロセスを用いて記録媒体に転写方式又は直接方式で顕画剤による画像を形成する。ここで、記録媒体とは、画像形成装置100によってトナー(現像剤)による画像が形成されるものを示し、例えば、普通紙、厚紙、封筒、はがき、シール、感光紙、静電記録紙等が含まれる。
画像形成装置100は、イメージスキャナ部101と、コントローラ部102と、プリントエンジン部103とを備え、各色の感光ドラムをそれぞれ独立に設けたインライン方式のカラーMFP(Multi Function Printer)である。もちろん、本発明は、イメージスキャナ部101が無いSFP(Single Function Printer)にも適用できることは言うまでもない。また、本実施形態では、カラー画像形成装置について説明を行うが、黒色のみの感光ドラムで構成されるモノクロ画像形成装置にも本発明を適用できることは言うまでもない。
コピー動作時には、イメージスキャナ部101において、原稿自動送り装置222から給送される原稿214が順次、原稿台ガラス213及び原稿圧板212の間に載置される。原稿214はハロゲンランプ215からの光に照射される。原稿214からの反射光は、ミラー216及び217に導かれ、レンズ218によって3ラインセンサ219上に結像される。なお、レンズ218には赤外カットフィルタ220が設けられている。さらに、不図示のモータにより機械的に、ハロゲンランプ215及びミラー216を含むミラーユニットは速度Vで、ミラー217を含むミラーユニットは速度V/2で図中矢印(→)方向に移動する。つまり、3ラインセンサ219の電気的走査方向(主走査方向)に対して垂直方向(副走査方向)に移動し、原稿214の全面が走査される。
レンズ218、3ラインセンサ219及び不図示のCCDドライバを含むCCDユニットと、ミラーユニットの制御はリーダーコントローラ104が行う。上記制御により、3ラインのCCDからなる3ラインセンサ219は、入力される光情報を色分解して、フルカラー情報を構成するRGBの各色成分を読み取り、シェーディング補正する。その後、その色成分信号をコントローラ部102へ送り、各種の画像処理が行われる。また、221は標準白色板であり、3ラインセンサ219の各CCDにより読み取られたデータを補正する。標準白色板221は、可視光でほぼ均一の反射特性を示す白色である。
次に、本発明におけるシステム制御の中心となるコントローラ部102の構成について説明する。コントローラ部102は、操作部201、リーダーコントローラ104、プリンタコントローラ105が接続され、操作部201からの指示に応じて、イメージスキャナ部101、プリントエンジン部103を制御して画像形成動作を行う。プリントエンジン部103は、定着装置等の画像形成に関わる負荷を制御する。また、外部I/Fとの通信を行う。また、3ラインセンサ219から入力される画像信号を電気的に処理してYMCKの各色成分信号を生成してプリンタコントローラ105に出力する。
プリンタコントローラ105は、各色成分信号をそれぞれ独立のビデオ信号としてプリントエンジン部103内のレーザスキャナユニット209に送る。プリントエンジン部103は、プリント動作開始に合わせて、給紙カセット202又は手差しトレイ203から記録紙(シート)を装置内に給送するための給紙動作を開始する。その後、記録紙は搬送ユニット204を通過し、現像ユニット205、206、207、208を順次通過するように搬送される。
この時同時に、レーザスキャナユニット209は、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ素子を変調駆動し、発射されるレーザ光のON/OFFを切り替える。出力した各色毎のレーザ光は、レーザスキャナユニット209内部のポリゴンミラー、f−θレンズ等を介して現像ユニット205、206、207、208の感光ドラムを走査する。これにより、YMCK各色に対応する感光ドラム上にそれぞれ静電潜像が形成される。
これらの感光ドラム上に形成された静電潜像を、対応する色のトナーで現像しトナー像を形成し、記録紙の搬送に同期させることにより、搬送ユニット204を搬送する記録紙上にトナー像を転写させる。このようにしてYMCK4色のトナー像が順次転写された記録紙は、定着ユニット210によって熱定着が行われ、所望のカラー画像が形成された後、排紙トレイ211に排紙される。
一方、プリント動作時には、コントローラ部102がUSB、Ethernet(登録商標)等の外部I/Fを経由して、不図示の外部装置から供給される文字コード等の印字情報やフォームパターン情報又はマクロ命令などを内部のRAMに格納する。そして、描画処理部で、入力された情報から対応する文字パターンやフォームパターン等で構成されるラスターデータを作成した後、画像処理部で、YMCK独立のビットマップデータを生成して、プリンタコントローラ105に出力する。以降のプリントエンジン部103の動作については、コピー動作時と同様のため説明は省略する。
操作部201は、CPU301と通信を行い、スイッチが押されたことなどを検知したり、各種システム状態を示すステータスを表示する。したがって、各種操作用スイッチ及びLED表示器、LCDモジュールなどが設けられている。
<コントローラ部の構成>
次に、図2を参照して、コントローラ部102の内部構成について説明する。本実施形態に係るコントローラ部102は、USB、Ethernet等の外部I/Fを経由して、外部装置から供給される、印字情報(文字コード等)やフォームパターン情報又はマクロ命令などの印刷データを受信する。その後、コントローラ部102は、受信した印刷データに対して画像処理を施し、プリントエンジン部103に画像データを出力する。
図2において、301は、コントローラ部102を統括的に制御する高機能CPUであり、CPUと、機能ブロック単位でまとめられたハードウェア回路を同一パッケージで構成したLSIもこれに含まれる。302は、ROM303に対するデータの読み出し、及び書き込みを制御するためのROMコントローラである。303は、コントローラ部102のOSを起動するためのブートプログラムや、コントローラ部102を統括的に制御するためのプログラムが記憶されている、不揮発性のROMである。304は、2次記憶装置305に対するデータの読み出し、及び書き込みを制御するための2次記憶装置制御部である。305は、セキュアジョブ機能、BOX保存ジョブ機能、割り込み印刷機能のために、PDL(Page Description Language)データや画像データ等の印刷データを蓄積するためのデータ格納領域を含む、2次記憶装置である。外部装置との間でデータを送受信する際の拡張バッファとしても使用される。
306は、画像処理部であり、リーダーI/F107から出力されるRGBデジタル画像データにリーダー系の画像処理を施す。また、CPU301で生成された文字パターンやフォームパターン等で構成されるラスターデータからYMCKの各色成分信号にプリント系の画像処理を施し、独立のビットマップデータを生成する。307は、リーダーコントローラ104と画像処理部306との間でRGBデジタル画像データをハンドリングするリーダーI/Fである。308は、プリンタコントローラ105と画像処理部306との間でYMCK出力ビデオデータをハンドリングするプリンターI/Fである。
309は、LAN I/F310、USB−D I/F311、USB−H I/F312の外部I/FとRAM314の間で、印刷データや画像データの受け渡しを行なうI/F制御部である。310は、ネットワークを介して外部装置との間の通信制御を行ない、印刷データの送受信を行なうLAN I/Fである。311は、USBを介して外部装置との間の通信制御を行ない、印刷データの受信を行なうUSB−D I/Fである。312は、USBストレージユニット等の挿抜可能な記憶装置や、課金制御や部門指定制御を可能とするカードリーダや、撮像装置等の各種USBデバイスを制御するためのコントローラを含むUSB−H I/Fである。
313は、RAM314に対するデータの読み出し、及び書き込みを制御するためのRAMコントローラである。314は、コントローラ部102の主メモリとして機能し、且つ画像形成処理に係るワーク領域、画像入出力処理の展開領域にも使用される、高速で読み書き可能な揮発性RAMである。315は、外部装置からの文字コード等の印字情報やフォームパターン情報或いはマクロ命令を元に、対応する文字パターンやフォームパターン等で構成されるラスタパターンデータを生成する描画処理部である。316は、アナログ/デジタルの公衆回線に接続されて画像の送受信を可能とするFAX I/Fであり、内部に公衆回線制御、送受信画像データの制御・転送、転送設定の制御等を行うためのプログラムが記憶されているROMを含む。
317は、画像形成装置の待機時電力を削減すべき複数の省電力モードから、操作部201の設定及び、装置の使用状況・待機時間より、移行可能なモードを選択して、各部の電源のON/OFFや省電力制御を行う電源制御部である。各部とは、コントローラ部102、リーダーコントローラ104を含むイメージスキャナ部101、プリンタコントローラ105を含むプリントエンジン部103、操作部201である。318は、CPU301及び各制御ユニットに接続され、各種レジスタ設定データや送受信データをやり取りするためのシステムバスであり、コントロール信号、アドレス信号、データ信号により構成される。
<処理手順>
次に、図3及び図4を参照して、本実施形態の処理手順について説明する。なお、図3は、コントローラ部102の動作を示し、図4はプリンタコントローラ105の動作を示す。まず図3の動作を説明する。以下で説明する処理は、CPU301がROM303や2次記憶装置305などから制御プログラム等をRAM314に読み出して実行することにより実現される。なお、図3及び図4においてステップ(S)番号に付与されたA、B、C、Dのアルファベットは、それぞれ図3及び図4において関連する処理であることを示す。例えば、図3のS106−Aと図4のS202−Aは関連した処理であり、コントローラ部102がプリンタコントローラ105へ復帰時の起動識別信号を送信し、プリンタコントローラ105が受信するという関係を示す。つまり、コントローラ部102とプリンタコントローラ105とにおいて何らかの信号等のやり取りが行われていることを示す。
S101で、CPU301は、画像形成装置100の主電源が投入(ON)されたことを検出すると、自身の起動処理の完了及び、イメージスキャナ部101、プリントエンジン部103の起動処理完了通知の受信を持って、印刷可能状態に遷移する。その後、S102で、CPU301は、省電力状態(sleep状態)へ遷移するべきか否かを判定する。具体的には、操作部201の設定、及び装置の使用状況・待機時間に基づき、移行すべき省電力モードが指定され、所定の条件に合致した時点で、省電力モードに突入する(S102−Yes)。本発明における、具体的な省電力モードの定義については、図5を参照されたい。
図5に示すように、本実施形態に係る画像形成装置100では、消費電力の削減量とユーザの利便性を鑑みて、複数の省電力モードを用意して、指定可能な構成としている。しかし、あくまでも例示であり、プリントエンジン部103の電源OFF/ONに関連するモードが用意されれば、本発明が適用できることは言うまでもない。本実施形態では、省電力モード1〜3を設け、それぞれのモードにおいて、各部への電源供給を電源ON、省電力1、省電力2、電源OFFの4つの状態の何れかに制御している。ここで、省電力1は、通常の動作レベルから、一部機能ブロックの電源をOFFに制御する状態である。また、省電力2は、最低限の動作保障レベルに必要ない機能ブロックの電源を全てOFFにする状態である。例えば、省電力モード1では、図5に示すように、イメージスキャナ部101を省電力1に制御し、プリントエンジン部103を電源ONに制御し、操作部201を省電力1に制御し、コントローラ部102を電源ONに制御する。なお、各省電力モードにおける消費電力の関係は、省電力モード1>省電力モード2>省電力モード3となる。
図3の説明に戻る。S103で、CPU301は、S102で突入した省電力モードが、プリントエンジン部103の電源をOFFするモード(つまり、省電力モード2及び3)か否かを判断する。プリントエンジン部103の電源OFFとは、具体的には、定着ユニット210の電源がOFFされていることが最低条件で、条件を満たす限り、本発明が適用できることは言うまでもない。プリントエンジン部103の電源をOFFする省電力モードに移行した場合(S103−Yes)、電源制御部317により、プリンタコントローラ105を含むプリントエンジン部103の電源をOFFするように制御する(S103−D)。また、S104で、CPU301は、省電力モード経過時間を計測するために内部のタイマを起動させる。従って、当該タイマは、画像形成装置100が省電力モードへ遷移している経過時間を計時する計時手段として機能する。
次に、S105で、CPU301は、不図示の外部装置からUSB、Ethernet等の外部I/Fを経由して、印刷ジョブの要求を受け付けたか否かを判断する。印刷ジョブの要求を受け付けると、S106で、CPU301は、省電力モードから通常モードへ移行するために復帰処理を行う。具体的には、復帰処理のために、電源制御部317は、プリンタコントローラ105を含むプリントエンジン部103の電源をONするよう制御する。また、復帰時の起動識別信号をセットしてプリンタコントローラ105に送信することで、省電力モードからの復帰時起動か否かを識別可能とする(S106−A)。
次に、S107で、CPU301は、タイマの計測値を取得し、S108で、省電力モード経過時間が閾値以下か否かを判断する。本実施形態では、画像形成装置100の使用環境温度、及び定着ヒータ温度の推移を鑑みて、閾値を2時間と規定しているが、画像形成装置100の構造により、閾値は個別に定義されることは言うまでもない。省電力モードの経過時間が閾値の2時間未満であれば(S108−No)、CPU301は、定着ヒータ温度がUFP抑制を必要とする温度まで下がっていないと判断する。ここで、UFPとは、高温状態に維持された定着装置で発生しうる0.1μm以下のオーダーの超微粒子を示す。そして、S113に進み、CPU301は、プリンタコントローラ105に印刷属性を通知するマルチパーパスデータとして、省電力モードの経過時間フラグに通常モード(OFF)を指定する(S113−C)。つまり、ここでは、経過時間フラグを無効に設定している。なお、マルチパーパスデータとは、コントローラ部102とプリンタコントローラ105との間で、通常印刷時にやり取りされるコマンドと区別される、画像形成装置100の個別の特殊処理に関するコマンドのことである。
一方、省電力モードの経過時間が閾値の2時間以上であれば(S108−Yes)、CPU301は、定着ヒータ温度がUFP抑制を必要とする温度まで下がっていると判断する。そしてS112に進み、CPU301は、マルチパーパスデータとして、省電力モードの経過時間フラグにUFP抑制モード(ON)を指定する(S112−C)。つまり、ここでは、UFP制御が必要であるとの決定の結果として、経過時間フラグを有効に設定している。
なお、本実施形態では、規定の省電力モードに留まっている時間を計測して、閾値と比較することで、省電力モードの経過時間フラグの状態(有効/無効)を決めている。しかし、定着装置の電源ON/OFFを印刷出力のインターバル時間と関連させる構成で、定着装置のOFF時間を閾値と比較して、省電力モードの経過時間フラグの状態を決める構成でも、同様の効果が得られることは言うまでもない。具体的には、印刷出力のインターバルが規定時間を超えると、定着装置の電源をOFFする構成で、インターバル中の定着温度状態が管理でき、UFP抑制制御の必要有無が識別可能となる。
マルチパーパスデータがいずれのモードで指定された場合でも、コントローラ部102は、受信した印刷ジョブについて、描画処理部315でラスターデータの作成、画像処理部306でビットマップデータの作成を行う。そして、S114で、CPU301は、プリンタコントローラ105にプリントコマンドを送信する(S114−B)。
プリントコマンド送信後に、S115に進み、CPU301は、UFP制御が必要であるか否かの決定結果を示す省電力モードの経過時間フラグを含むマルチパーパスデータ、及びビットマップデータの送信を行う。そして、S115の送信が完了すると、S116に進み、CPU301は、タイマの計測を終了して計測値をクリアし、省電力モードへの移行待ちステータスのために処理をS102に戻す。
一方、省電力モードへの移行条件に合致しない場合(S102−No)、又は、省電力モードがプリントエンジン部103の電源をOFFしないモードである場合(S103−No)について、印刷ジョブを受け付けた場合の処理を以下に記載する。なお、前者は図5に示す通常モードに相当し、後者は図5に示す省電力モード1に相当する。したがって、図5に示すように、何れのモードの場合であっても、プリントエンジン部103の電源はON状態である。
S109で、CPU301は、印刷ジョブの要求を受け付けたか否かを判断する。印刷ジョブを受け付けると(S109−Yes)、S110に進み、そうでない場合はS102に処理を戻す。S110で、CPU301は、省電力モード状態であるか否かを判断する。省電力モード状態(即ち、省電力モード1)であればS111に進み、通常モードであればS113へ進む。
S111で、CPU301は、省電力モード1において必要なユニットの電源をONに制御する。例えば図5の例では、電源制御部317が処理に必要なユニット、例えば図5の例では、リーダーコントローラ104を含むイメージスキャナ部101や操作部201の電源をONするよう制御する。通常モード及び省電力モード1は、プリントエンジン部103の電源はOFFされてないので、CPU301は、定着ヒータ温度がUFP抑制を必要とする温度まで下がっていないと判断する。したがって、CPU301は、マルチパーパスデータとして、省電力モード経過時間フラグに通常モード(OFF)を指定し(S113−C)、その後のS114の処理に進む。S114以下の処理は既に説明しているため省略する。
次に、図4の動作を説明する。S201で、プリンタコントローラ105は、画像形成装置100の主電源ONを検出すると、起動処理を行う。S202で、プリンタコントローラ105は、コールドスタート、即ち、主電源ONからの起動なのか、省電力モードからの復帰時起動なのかを判断する。コールドスタートか否かを判断するために、プリンタコントローラ105は、コントローラ部102から送信される復帰時の起動識別信号を監視する(S202−A)。
復帰時の起動識別信号が設定されていない場合は、コールドスタートと判断して(S202−Yes)S204に進む。S204で、プリンタコントローラ105は、現像ユニット205〜208の感光ドラムの起動向けに通常前多回転処理を行い、その間に定着ヒータ温度を調整目標値まで上げる。一方、前記復帰時起動識別信号が設定されている場合、省電力モードからの復帰と判断して(S202−No)S203に進む。S203で、プリンタコントローラ105は、現像ユニット205〜208の感光ドラムの起動向けに短縮前多回転処理を行い、その間に定着ヒータ温度を調整目標値まで上げる。省電力モードからの復帰時に、短縮前多回転処理を行う理由は、感光ドラムの長寿命化と復帰時間の短縮を図ることにある。
次に、S205で、プリンタコントローラ105は、起動処理を完了すると、コントローラ部102に起動完了通知を発行する。これにより、プリンタコントローラ105は、レディ状態となる。この際、S203及びS204でそれぞれの処理後の定着ヒータ温度の上昇推移に差があることに注意されたい。S203では、起動時間が短縮されているために、定着ヒータの温度上昇推移がS204に比べて急であるため、同じ出力枚数の印刷ジョブを投入しても、UFP発生量が増加する状況にある。このため、本発明では、S204で通常前多回転処理した直後に印刷ジョブを受信しても、UFP抑制モードには入らない構成としている。
次に、S206で、プリンタコントローラ105は、コントローラ部102からプリントコマンドを受信したか否かを判断する。プリントコマンドを受信すると(S206−B−Yes)S207に進み、プリンタコントローラ105は、プリント開始処理を行う。続いて、S208で、プリンタコントローラ105は、マルチパーパスデータを参照することで、当該印刷ジョブに関する印刷条件を参照して、該当条件に合うか否かを判断する。
具体的には、両面印刷か片面印刷かを識別して、両面印刷であればS214へ進む。また、片面印刷の場合、定着モードを識別して、Heavyモード(高温定着モード)であればS214へ進む。ここで、Heavyモードとは、厚紙等、定着性の悪い用紙に印刷する際に、通常より定着性を上げるため用意されるモードであるが、UFP発生の観点では、定着ヒータ温度の調整目標値が高いので抑制制御は不要であるとの理由による。また、片面印刷且つNormalモード若しくはLightモード(低温定着モード)の場合、現在の定着装置の近傍温度をサーミスタにより取得して、規定温度未満か否かを識別して、規定温度以上であれば、S214へ進む。
S208の判定において片面印刷、定着モード、及びサーミスタ温度の条件が全て成立すると(S208−Yes)S209に進み、プリンタコントローラ105は、マルチパーパスデータ中の省電力モードの経過時間フラグを参照する(S209−C)。一方、上述したように印刷条件判別で該当条件が成立しない場合(S208−No)S214に進む。S214で、プリンタコントローラ105は、コントローラ部102により設定された省電力モードの経過時間フラグが通常モード(OFF)、UFP抑制モード(ON)のいずれの場合でも、UFP抑制制御不要と決定する。そして、プリンタコントローラ105は、省電力モードの経過時間フラグを強制破棄、即ち、通常モード(OFF)として再セットし、S215へ進む。
S215で、プリンタコントローラ105は、当該印刷ジョブのビットマップデータをビデオデータとして、プリントエンジン部103内のレーザスキャナユニット209に送信して印字出力処理を行う。その際、S216で、プリンタコントローラ105は、当該印刷ジョブのプリント継続時間(枚数)に関わらず、帯電・露光・現像・転写・定着からなる画像形成装置100のプロセススピードを切り替えること無く、通常のスピードで制御し、S217に進む。また、省電力モードの経過時間フラグに、通常モード(OFF)が設定されている場合(S209−No)についても、S215に進み、上述した処理を実行する。
一方、省電力モードの経過時間フラグに、UFP抑制モード(ON)が設定されている場合(S209−Yes)はS210に進み、プリンタコントローラ105は、内部のROMに格納される定着駆動時間を参照して、定着装置が動作初期なのか否かを判断する。ここで、定着駆動時間とは、印刷時に定着装置が稼働(回転)している時間を生涯積算するものである。本実施形態では、定着駆動時間の閾値を3時間と規定して、3時間未満であれば、動作初期としているが、画像形成装置100の構造により、閾値は個別に定義されることは言うまでもない。なお、定着駆動時間が長ければ長いほど、同じ印刷処理を行っても、UFP発生量が抑制されることが確認されたので、本発明では、不要に生産性を落とさないよう、上記参照フローが行われる。そして、定着駆動時間が動作初期でないと判断されると(S210−No)、上述したS215、216の処理が行われ、S217に進む。
一方、定着駆動時間が動作初期だと判断されると(S210−Yes)S211に進み、プリンタコントローラ105は、当該印刷ジョブについての印字出力処理を行う。その際、S212で、プリンタコントローラ105は、プリント継続時間(印刷継続時間)をカウントして、閾値以上継続しているか否かを確認する。
本発明では、プリント継続時間の閾値を2分と規定しているが、画像形成装置の構造により、閾値が個別に定義されることは言うまでもない。また、プリント継続時間の代わりに、画像形成装置のプリントスピード(page perminute)から得られるプリント継続枚数の閾値を定義しても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
そして、プリント継続時間が2分未満であれば(S212−No)S216に進み、プリンタコントローラ105は、当該印刷ジョブについて、画像形成装置100のプロセススピードを切り替えること無く通常のプロセススピードで制御し、S217に進む。一方、当該印刷ジョブについて、プリント継続時間が2分以上である場合(S211−Yes)S213に進み、プリンタコントローラ105は、2分を超えた時点で、画像形成装置100のプロセススピードを半分に落とすよう制御し、S217に進む。
S217で、プリンタコントローラ105は、当該印刷ジョブについて、記録媒体の排出を完了する。続いて、S218で、プリンタコントローラ105は、コントローラ部102の電源制御部317からのプリントエンジン部103の電源OFF通知待ちのステータスに入り、当該通知があるかどうかを判断する(S218−D)。当該通知が無ければ、スタンバイ状態に留まり、S206のプリントコマンド待ちに進む(S218−No)。一方、通知があれば、プリントエンジン部103の電源はOFFされ、S201に戻り、自身が起動されるのを待つ(S218−Yes)。
本実施形態では、定着駆動時間に閾値を設けて、定着装置が動作初期か否かを確認して(S210)、定着駆動時間が長ければUFP抑制制御を行わない構成としている。つまり、図6に示す、動作モード1と2との切り替え制御を行っている。しかしながら、定着装置が動作初期でない場合でも、画像形成装置の印刷速度や使用環境により、UFP抑制制御を必要とする場合も考えられる。その場合、図6に示す動作モード3に記載の制御を追加して、動作モード1及び2との切り替えを行えば対応可能となる。
図6は、省電力モードの経過時間フラグと搬送速度切り替えの関係を定義したテーブルを示す。図6のテーブル600は、コントローラ部102のメモリ等や、プリンタコントローラ105のメモリに予め格納されていることが望ましい。テーブル600では、動作モード1〜3に対して、それぞれ、エンジンスリープ経過時間と、省電力モードの経過時間フラグと、プリント継続時間と、搬送速度と、定着器稼働時間とが関連付けて定義されている。
なお、上記制御の場合、省電力モードの経過時間フラグが動作モード2では、UFP抑制モード1(ON_1)、動作モード3では、UFP抑制モード2(ON_2)と区別することで、プリンタコントローラ105は識別可能となる。図6の動作モード3によると、S210−Noで、定着駆動時間が動作初期でないと判断すると、当該印刷ジョブについて印字出力処理が行われる。その際、プリンタコントローラ105は、プリント継続時間をカウントして、第2の閾値以上継続しているか否かを確認する。
本発明では、プリント継続時間の第2の閾値を8分と規定しているが、画像形成装置の構造により、閾値は個別に定義されることは言うまでもない。そして、プリント継続時間が8分未満であれば(S212−No)、当該印刷ジョブは通常のプロセススピードで制御され、8分以上である場合、8分を超えた時点で、プロセススピードを半分に落とすよう制御される。
以上説明したように、本発明は、待機時に定着装置を含む高圧制御部及びエンジン制御部の電源をOFFする省電力モードを有する画像形成装置に関する。このような画像形成装置において、上述の構成を有することにより、省電力モードから復帰する際の状態に応じて、画像形成の生産性を最大限保ちつつ、UFPの発生量を最適に抑制できるという効果がある。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
102:コントローラ部、104:リーダーコントローラ、105:プリンタコントローラ、301:CPU、302:ROMコントローラ、303:ROM、304:2次記憶装置制御部、305:2次記憶装置、306:画像処理部、307:リーダー I/F、308:プリンター I/F、309:I/F 制御部、310:LAN I/F、311:USB−D I/F、312:USB−H I/F、313:RAM コントローラ、314:RAM、315:描画制御部、316:FAX I/F、317:電源制御部、318:システムバス

Claims (10)

  1. 記録媒体上のトナーを熱によって前記記録媒体に定着する定着装置を有する印刷装置であって、
    前記印刷装置のモードを、前記定着装置の温度制御が停止される省電力モードへ遷移する省電力制御手段と、
    前記印刷装置が前記省電力モードで経過した時間を計時する計時手段と、印刷ジョブを受信する受信手段と、
    前記受信手段による前記印刷ジョブの受信に従って、前記印刷装置のモードを前記省電力モードから前記定着装置による温度制御が実行される通常モードへ復帰させる復帰手段と、
    少なくとも前記計時手段によって計時された前記時間及び前記定着装置の駆動時間の累積に基づいて、印刷中に印刷速度を第1速度から前記第1速度より低速の第2速度に切り替える所定のモードに設定する設定手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記所定のモードでは、印刷中に印刷速度を第1速度から前記第1速度の半速の前記第2速度に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記所定のモードでは、
    前記時間が予め定義された閾値を超えていれば、所定の条件を満たしたときに印刷速度を第1速度から前記第2速度に切り替えることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記所定のモードでは、
    印刷の印刷継続時間が所定時間以上になったときに、印刷速度を前記第1速度から前記第2速度に切り替えることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記所定のモードでは、
    少なくとも前記時間及び前記印刷ジョブに設定されている画像形成の条件に基づいて、印刷速度を第1速度から前記第2速度に切り替えることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記所定のモードでは、
    前記条件が両面印刷であれば、印刷中に印刷速度を切り替えないことを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
  7. 前記所定のモードでは、
    前記条件が片面印刷且つ目標温度が通常モードの目標温度より高い高温定着モードであれば、印刷中に印刷速度を切り替えないことを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
  8. 前記所定のモードでは、
    前記条件が片面印刷、且つ、目標温度が前記高温定着モードの目標温度より低い通常モード又は低温定着モードであっても、前記定着装置の近傍の温度が規定温度以上であれば、印刷中に印刷速度を切り替えないことを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
  9. 記録媒体上のトナーを熱によって前記記録媒体に定着する定着装置を有する印刷装置の制御方法であって、
    省電力制御手段が、前記印刷装置のモードを、前記定着装置の温度制御が停止される省電力モードへ遷移する省電力制御工程と、
    計時手段が、前記印刷装置が前記省電力モードで経過した時間を計時する計時工程と、
    受信手段が、印刷ジョブを受信する受信工程と、
    復帰手段が、前記受信工程での前記印刷ジョブの受信に従って、前記印刷装置のモードを前記省電力モードから前記定着装置による温度制御が実行される通常モードへ復帰させる復帰工程と、
    切替手段が、少なくとも前記計時工程で計時された前記時間及び前記定着装置の駆動時間の累積に基づいて、印刷中に印刷速度を第1速度から前記第1速度より低速の第2速度に切り替える所定のモードに設定する設定工程と、
    を含むことを特徴とする印刷装置の制御方法。
  10. 請求項に記載の印刷装置の制御方法における各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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