JP6596226B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真法、静電記録法、磁気写真法等の画像形成手法により、普通紙等の記録シート上における未定着画像(具体的には可視形成されたトナー像)を加熱部材と加圧部材とからなる定着部材の定着ニップ部で定着する定着装置に係り、より詳細には、定着部材に付着したトナーや紙粉等の汚れを回収するクリーニング手段を備えた定着装置に関する。
従来から、定着部材に付着したトナーや紙粉等の汚れを回収するクリーニング手段を備えた定着装置が提供されている。例えば、定着部材上に付着した汚れを回収するために、油分(シリコンオイル)を含浸させたオイルローラによって定着部材に付着したトナーや紙粉等の汚れを回収するように構成された定着装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、定着ローラと、定着ローラに圧接された圧ローラと、定着ローラに圧接され、かつ、加熱手段が内蔵された複数の熱ローラと、熱ローラの表面を清掃するためのクリーニング手段とを備えた定着装置において、クリーニング手段は、熱ローラに圧接されたクリーニングローラと、クリーニングローラに圧接された回収ローラとを備え、クリーニングローラは、シリコンオイルを含浸したフェルトやシリコンスポンジなどのスポンジゴムから構成され、回収ローラは、アルミニウム製の中空管から構成された定着装置が開示されている。
また、特許文献1に記載の定着装置では、定着ローラ、熱ローラ、クリーニングローラ(オイルローラ)、回収ローラがこの順番で直接的に(1列に)並んでいる。すなわち、熱ローラに対し、回収ローラはクリーニングローラ(オイルローラ)から離れた位置に配置されている。そのため、回収ローラは金属製であっても、熱ローラから直接熱を受けるクリーニングローラ(オイルローラ)よりも低温となっている。この温度関係に関しては、特許文献1ではより積極的に、熱ローラの温度がクリーニングローラ(オイルローラ)の温度よりも常に低くなるように設定されている。
特開2005−164717号公報
特許文献1に記載の定着装置によれば、クリーニングローラ(オイルローラ)はオイルによる粘性があるため、汚れが集まり易いという利点がある。しかし、その反面、オイルなので離型性も良く、一旦集まった汚れが再び熱ローラに戻るといった問題があった。
この場合、特許文献1に記載の定着装置では、クリーニングローラ(オイルローラ)に付着した微小物を回収する回収ローラを備えているが、上記したように、定着ローラ、熱ローラ、クリーニングローラ(オイルローラ)、回収ローラがこの順番で直接的に(1列に)並んでいるため、金属製の回収ローラは、クリーニングローラ(オイルローラ)よりも低温となっている。そのため、クリーニングローラ(オイルローラ)に付着した微小物(特にトナー成分)は、回収ローラ側へは付着しにくく、クリーニングローラ(オイルローラ)側に残る可能性がある。
従って、クリーニングローラ(オイルローラ)に一旦集まった汚れが再び熱ローラに戻り、定着ローラに戻って用紙に再付着することで、逆に用紙が汚れ易くなるといった問題があった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、オイルローラを用いないクリーニング手段を提案するとともに、その配置を工夫することで、定着部材の汚れをより確実に回収することのできる定着装置及び画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の定着装置は、定着部材をクリーニングするスポンジローラと、前記スポンジローラに付着したトナーを再付着させる金属ローラとを備え、前記金属ローラ、前記定着部材の近傍に配置されており、前記定着部材からの輻射熱によって加熱され、前記金属ローラの配置位置は、前記金属ローラの温度が前記スポンジローラの温度よりも高くなる位置であることを特徴としている。
この構成によると、金属ローラを定着部材の近傍に配置することで、定着部材からの輻射熱をより効果的に吸収できるので、金属ローラの温度をスポンジローラの温度よりも高く維持することができる。そして、スポンジローラの温度よりも金属ローラの温度を高く維持することで、スポンジローラに付着しているトナーが若干溶融若しくは軟化されて金属ローラに再付着し易くなる。
また、本発明の定着装置では、前記金属ローラをクリーニングするクリーニングパッドを備えた構成としてもよい。
クリーニングパッドを備えることで、金属ローラに付着したトナーをさらにクリーニング可能となる。
また、本発明の定着装置では、前記クリーニングパッドを支持する支持部材を金属部材で構成してもよい。
クリーニングパッドを支持する支持部材を金属部材とすることで、支持部材の温度も定着部材からの輻射熱により上昇することになる。その結果、支持部材で支持するクリーニングパッドを介して(若しくは、支持部材からの直接的な輻射熱によって)金属ローラが温められるので、金属ローラの温度維持、すなわち保温効果を得ることができる。
また、本発明の定着装置では、前記定着部材は、定着ニップ部を形成する加熱部材と加圧部材とからなり、前記スポンジローラ及び前記金属ローラが前記加熱部材または前記加圧部材のいずれか一方または両方に設けられた構成としてもよい。
また、本発明の定着装置では、前記加熱部材として定着ローラまたは定着ベルトを用いることができ、前記加圧部材として加圧ローラを用いることができる。
また、本発明の画像形成装置は、上記各構成の定着装置を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、金属ローラを定着部材の近傍に配置することで、定着部材からの輻射熱をより効果的に吸収できるため、金属ローラの温度をスポンジローラの温度よりも高く設定(維持)することができる。従って、スポンジローラに付着しているトナーを金属ローラ自体の温度で若干溶融若しくは軟化させることで、金属ローラにトナーを確実に再付着させることができる。これにより、スポンジローラに付着したトナーが定着部材へ戻ることを防止できるので、トナー回収を効率良く行うことができる。
本発明の実施の形態に係る定着装置を備えた画像形成装置を正面側から視た概略縦断面図である。 実施の形態1に係る定着装置の要部を正面側から視た概略縦断面図である。 実施の形態1に係る定着装置の要部を正面側から視た一部概略断面で示す斜視図である。 実施の形態2に係る定着装置の要部を正面側から視た概略縦断面図である。 実施の形態2に係る定着装置の要部を正面側から視た一部概略断面で示す斜視図である。 実施の形態3に係る定着装置の要部を正面側から視た概略縦断面図である。 実施の形態3に係る定着装置の要部を正面側から視た一部概略断面で示す斜視図である。 実施の形態4に係る定着装置の要部を正面側から視た概略縦断面図である。 実施の形態4に係る定着装置の要部を正面側から視た一部概略断面で示す斜視図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る定着装置17を備えた画像形成装置100を正面側から視た概略断面図である。
画像形成装置100は、原稿Gの画像を読み取って記録用紙等の記録シートPに画像を形成する複写機能を有しており、原稿Gの画像を読み取る画像読取装置200と、記録シートPに画像を形成する画像形成装置100の本体300とを備えている。
画像形成装置100の本体300は、シート供給部310と、シート搬送部320と、画像形成部330と、シート排出部340とを備えており、水平に設置されるようになっている。
画像形成部330において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたもの、又は、単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像に応じたものである。このため、画像形成部330においては、感光体ドラム11、帯電器12、現像装置14、転写装置15における中間転写ローラ152及びドラムクリーニング装置16は各色に応じた4種類の画像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれがブラック、シアン、マゼンタ及びイエローに対応付けられて、4つの画像ステーションPa,Pb,Pc,Pdが構成されており、各画像ステーションPa,Pb,Pc,Pd間で実質的に同じ構成の部材には同一符号を付している。
画像形成装置100の本体300では、画像形成を行うにあたり、転写装置15における中間転写ベルト151を矢印方向Cに周回移動させつつ感光体ドラム11を回転させ、帯電器12により感光体ドラム11の表面を所定の電位に均一に帯電させ、光走査装置13により感光体ドラム11表面を露光して、その表面に静電潜像を形成し、現像装置14により感光体ドラム11表面の静電潜像を現像して、感光体ドラム11表面にトナー像(未定着画像)を形成する。これにより、各感光体ドラム11表面に各色のトナー像が形成される。その後、感光体ドラム11表面の残留トナーをドラムクリーニング装置16により除去及び回収する。
引き続いて、中間転写ベルト151を矢印方向Cに周回移動させつつ、転写バイアスが印加された中間転写ローラ152により各感光体ドラム11表面に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト151に順次転写して重ね合わせ、中間転写ベルト151上にカラーのトナー像を形成する。これにより、中間転写ベルト151表面にカラーのトナー像が形成される。その後、中間転写ベルト151表面の残留トナーをベルトクリーニング装置153により除去及び回収する。
一方、シート供給部310では、シート供給ローラ部312により給紙カセット311に積載された記録シートPを給紙カセット311から引出して、シート搬送部320におけるシート搬送経路321を通じて画像形成部330に搬送する。なお、シート搬送経路321には、レジストローラ322、各搬送ローラ324及び排出ローラ325が設けられており、レジストローラ322は、記録シートPを一旦停止させて、記録シートPの先端を揃えた後、中間転写ベルト151と2次転写装置154における転写ローラ154aとの間の転写ニップ域でのカラーのトナー像の転写タイミングに合わせて記録シートPの搬送を開始する。
シート供給部310からシート搬送部320におけるシート搬送経路321を通じて画像形成部330に搬送されてきた記録シートPを中間転写ベルト151と転写ローラ154aとの間の転写ニップ域に挟み込んで搬送しつつ、転写バイアスが印加された転写ローラ154aにより中間転写ベルト151表面におけるカラーのトナー像を記録シートP上に転写する。そして、定着装置17の定着ローラ171と加圧ローラ172との間に記録シートPを挟み込んで加熱及び加圧し、記録シートP上のカラーのトナー像を定着させ、さらに、シート排出部340に向けて搬送し、排出ローラ325を介してシート排出部340における排出トレイ341へ排出する。
また、記録シートPの表面だけではなく、裏面の画像形成を行う場合は、定着装置17にて表面にトナー像が定着された記録シートPを排出ローラ325により反転経路323に向けて逆方向に搬送して、反転経路323により記録シートPの表裏を反転させ、記録シートPをレジストローラ322へ再度導き、記録シートPの表面と同様にして、記録シートPの裏面にトナー像を形成して定着し、記録シートPをシート排出部340における排出トレイ341に排出する。
次に、本発明の実施の形態に係る定着装置17について説明する。
<実施の形態1>
図2は、実施の形態1に係る定着装置17の要部を正面側から視た概略縦断面図、図3は、実施の形態1に係る定着装置17の要部を正面側から視た一部概略断面で示す斜視図である。
定着装置17は、記録シートP上におけるトナー像(トナーTからなる未定着画像)を定着する定着ローラ171(定着部材の一例)と、定着ローラ171に対向する加圧ローラ172(定着部材の一例)とを備えている。定着装置17は、定着ローラ171と加圧ローラ172とを相互に圧接した状態で、定着ローラ171と加圧ローラ172との間に定着ニップ域である定着ニップ部Nを形成する。なお、定着装置17は、図示を省略したが、加圧ローラ172を定着ローラ171に向けて押圧する押圧手段として作用する押圧装置をさらに備えている。この押圧装置は、従来公知の構成とすることができ、ここでは説明を省略する。なお、このことは以後の実施の形態においても同様である。
実施の形態1では、定着ローラ171は、ハロゲンヒータランプ等の熱源174を備えており、熱源174によってローラ表面171dが加熱されるようになっている。
具体的には、定着ローラ171は、回転軸171aが定着装置17の本体フレームFLに軸受け(図示省略)を介して回転自在に設けられている。定着ローラ171は、円筒状の芯金171bと、弾力性(クッション性、柔軟性)を有する表面層171cとを備えており、芯金171bの内側には、熱源174が設けられている。これにより、定着ローラ171は、熱源174によってローラ表面171dが加熱され、ローラ表面171dの熱を記録シートP上のトナーTに伝導する。そして、定着ローラ171は、記録シートPを間にして加圧ローラ172に圧接された状態で加圧ローラ172との間の定着ニップ部Nに記録シートPを挟持しながら、該記録シートP上のトナーTを加圧ローラ172と共に加熱定着する。
芯金171bとしては、例えば、快削鋼材(SUM材)、ステンレス鋼材(SUS材)、アルミニウム、鉄、銅等の金属或いはそれらの合金等の材料を用いることができる。また、表面層171cとしては、例えば、多孔質の樹脂材料、発泡樹脂材料を用いることができる。発泡樹脂材料としては、代表的には、ウレタンゴム(発泡ウレタン)、シリコンゴム(発泡シリコン)等の発泡ゴムを例示できる。
加圧ローラ172は、回転軸172aが定着装置17の本体フレームFLに軸受け(図示省略)を介して回転自在に設けられている。加圧ローラ172は、芯金172bと、離型性を有する離型層172cとを備えており、芯金172b上に離型層172cが設けられている。
芯金172bとしては、定着ローラ171と同様の材料を用いることができる。また、離型層172cとしては、例えば、PFA(テトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体)やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素系樹脂を用いることができる。
なお、実施の形態1では、加圧ローラ172には熱源が設けられていないが、加圧ローラ172に熱源が設けられていてもよい。
また、加圧ローラ172には、加圧ローラ172のローラ表面(具体的には、離型層172cの表面)172dに付着したトナーや紙粉等の微小物を回収するためのクリーニング手段180が設けられている。
クリーニング手段180は、加圧ローラ172のローラ表面172dに圧接されたスポンジローラ181と、このスポンジローラ181のローラ表面181aに圧接された金属ローラ182とを備えており、金属ローラ182は、加圧ローラ172の近傍に配置されている。実施の形態1では、金属ローラ182は、スポンジローラ181に邪魔されることなく、加圧ローラ172と対峙するように近接配置されており、加圧ローラ172からの輻射熱を直接受けることができる配置構成とされている。
スポンジローラ181の回転軸181b及び金属ローラ182の回転軸182bは、加圧ローラ172の回転軸172aと平行に配置されている。また、スポンジローラ181は、図示しない駆動手段により、加圧ローラ172とは逆方向に回転するように駆動され、金属ローラ182は、スポンジローラ181の回転に同行して回転するようになっている。ここで、スポンジローラ181の材料としては、例えばウレタンゴム(発泡ウレタン)やシリコンゴム(発泡シリコン)等の発泡ゴムを例示することができ、金属ローラ182の材料としては、例えば快削鋼材(SUM材)、ステンレス鋼材(SUS材)、アルミニウム、鉄、銅等の金属或いはそれらの合金等の材料を例示することができる。ただし、これらの材料に限定されるものではない。
この構成によれば、スポンジローラ181は樹脂であり、金属ローラ182は文字通り金属であるので、金属ローラ182は、加圧ローラ172からの輻射熱をより効果的に吸収できるため、金属ローラ182の温度をスポンジローラ181の温度よりも高く維持することができる。そして、スポンジローラ181の温度よりも金属ローラ182の温度を高く維持することで、金属ローラ182がスポンジローラ181に接触する部分では、スポンジローラ181に付着しているトナーを若干溶融若しくは軟化させることができるため、スポンジローラ181から金属ローラ182へのトナー付着をより確実なものとすることができる。
また、実施の形態1では、クリーニング手段180は、金属ローラ182をクリーニングするクリーニングパッド183をさらに備えた構成としている。
このクリーニングパッド183は、金属ローラ182のローラ表面に圧接された状態で、支持板(支持部材)184によって本体フレームFLに支持固定されている。また、この支持板184は、例えば快削鋼材(SUM材)、ステンレス鋼材(SUS材)、アルミニウム、鉄、銅等の金属材料で形成されており、その配置位置は、スポンジローラ181に邪魔されることなく、加圧ローラ172と対峙するように近接配置されている。すなわち、支持板184も、加圧ローラ172からの輻射熱を直接受けることができる配置構成とされている。
この構成によれば、支持板184も加圧ローラ172からの輻射熱をより効果的に吸収できるため、その温度も上昇することになる。従って、支持板184で支持するクリーニングパッド183を介する熱伝導によって(若しくは、支持板184からの直接的な輻射熱によって)、金属ローラ182の温度をスポンジローラ181の温度よりも高く維持するための補助的な役割を果たすことができる。
かかる構成を備えた定着装置17では、画像形成装置100の本体300(図1参照)に装着された状態において、本体300側のギア等の駆動機構(図示省略)が定着ローラ171の回転軸171aに設けられたギア(図示省略)に噛合され、本体300側の駆動機構からの回転駆動力がギアを介して定着ローラ171の回転軸171aに伝達されて、定着ローラ171が所定の回転方向E1に回転駆動される。加圧ローラ172は、定着ローラ171の回転に伴い、定着ローラ171の回転方向E1とは逆回転方向E2に従動回転する。そして、記録シートPは、定着ローラ171と加圧ローラ172との間に挟まれつつ搬送されて、定着ニップ部Nで加熱及び加圧される。これにより、記録シートP上における未定着のトナーTが溶融、混合、圧接されて熱定着される。
一方、定着ローラ171のローラ表面171dに付着したトナーや紙粉等の微小物の一部が加圧ローラ172のローラ表面172dに付着すると、この微小物は、スポンジローラ181のローラ表面181aの凹凸部(具体的には、スポンジローラ181のローラ表面を円筒状に加工したときに空気溜まりがローラ表面に現れることによる空気溜まり凹部とローラ表面との角縁部)によって掻き取られるようにしてスポンジローラ181のローラ表面181aに付着し、スポンジローラ181のローラ表面181aから金属ローラ182のローラ表面に再付着して回収される。さらに、金属ローラ182に回収された微小物(特に、紙粉)は、クリーニングパッド183によってさらに回収されることになる。
このとき、上記したようにトナーは、スポンジローラ181の温度より金属ローラ182の温度の方が高いため、金属ローラ182により確実に回収されるが、紙粉については、トナーのような粘性がないことから、一旦金属ローラ182に回収されても、クリーニングパッド183をすり抜けてその一部が再びスポンジローラ181側に戻ることがある。しかし、紙粉は、トナーとは違い粘性がないことから、スポンジローラ181から加圧ローラ172に戻って記録シートPに再付着したとしても、払いのけることができる。
<実施の形態2>
図4は、実施の形態2に係る定着装置17の要部を正面側から視た概略縦断面図、図5は、実施の形態2に係る定着装置17の要部を正面側から視た一部概略断面で示す斜視図である。
実施の形態1に係る定着装置17では、クリーニング手段180を加圧ローラ172側に設けているが、実施の形態2では、クリーニング手段180を定着ローラ171側に設けた構成としている。クリーニング手段180の配置位置以外の構成は、上記実施の形態1の定着装置17の構成と同じであるので、ここでは同部材に同符号を付すこととし、詳細な説明を省略する。
すなわち、実施の形態2では、クリーニング手段180は、定着ローラ171のローラ表面171dに圧接されたスポンジローラ181と、このスポンジローラ181のローラ表面181aに圧接された金属ローラ182とを備えており、金属ローラ182は、定着ローラ171の近傍に配置されている。実施の形態2では、金属ローラ182は、スポンジローラ181に邪魔されることなく、定着ローラ171と対峙するように近接配置されており、定着ローラ171からの輻射熱を直接受けることができる配置構成とされている。
スポンジローラ181の回転軸181b及び金属ローラ182の回転軸182bは、定着ローラ171の回転軸171aと平行に配置されている。また、スポンジローラ181は、図示しない駆動手段により、定着ローラ171とは逆方向に回転するように駆動され、金属ローラ182は、スポンジローラ181の回転に同行して回転するようになっている。ここで、スポンジローラ181や金属ローラ182の材料は、上記実施の形態1と同様である。
また、実施の形態2においても、クリーニング手段180は、金属ローラ182をクリーニングするクリーニングパッド183をさらに備えた構成としている。
このクリーニングパッド183は、金属ローラ182のローラ表面に圧接された状態で、支持板184によって本体フレームFLに支持固定されている。また、この支持板184は、例えば快削鋼材(SUM材)、ステンレス鋼材(SUS材)、アルミニウム、鉄、銅等の金属材料で形成されており、その配置位置は、スポンジローラ181に邪魔されることなく、定着ローラ171と対峙するように近接配置されている。すなわち、支持板184も、定着ローラ171の熱源174からの輻射熱を直接受けることができる配置構成とされている。
この構成によれば、金属ローラ182は、定着ローラ171からの輻射熱をより効果的に吸収できるため、金属ローラ182の温度をスポンジローラ181の温度よりも高く維持することができる。そして、スポンジローラ181の温度よりも金属ローラ182の温度を高く維持することで、金属ローラ182がスポンジローラ181に接触する部分では、スポンジローラ181に付着しているトナーを若干溶融若しくは軟化させることができるため、スポンジローラ181から金属ローラ182へのトナー付着をより確実なものとすることができる。
また、支持板184も定着ローラ171からの輻射熱をより効果的に吸収できるため、その温度も上昇することになる。従って、支持板184で支持するクリーニングパッド183を介する熱伝導によって(若しくは、支持部材184からの直接的な輻射熱によって)、金属ローラ182の温度をスポンジローラ181の温度よりも高く維持するための補助的な役割を果たすことができる。
なお、実施の形態2に係るクリーニング手段180の動作は、上記実施の形態1で説明した動作と同じであるので、ここではクリーニング手段180の動作説明を省略する。
<実施の形態3>
図6は、実施の形態3に係る定着装置17の要部を正面側から視た概略縦断面図、図7は、実施の形態2に係る定着装置17の要部を正面側から視た一部概略断面で示す斜視図である。実施の形態3に係る定着装置17は、ベルト定着方式の定着装置である。
定着装置17は、定着ローラ175を含む複数(ここでは二つ)のローラ(ここでは定着ローラ175及び加熱ローラ176)と、定着ローラ175及び加熱ローラ176に巻き掛けられた無端状の定着ベルト177とを備えている。
定着装置17は、さらに加圧ローラ178を備えており、定着ベルト177を間にして定着ローラ175と加圧ローラ178とを相互に押圧した状態で、定着ベルト177と加圧ローラ178との間に定着ニップ域である定着ニップ部Nを形成するようになっている。
定着ローラ175は、定着ベルト177を介して記録シートP上における未定着のトナーTに対向するようになっており、加熱ローラ176は、定着ベルト177を加熱するようになっている。
具体的には、定着ローラ175は、定着ベルト177を介在させた状態で記録シートP上における未定着のトナーTに対向し、加圧ローラ178に対して定着ベルト177を介在させた状態で、定着ベルト177と加圧ローラ178との間の記録シートP上における未定着のトナーTに対向して未定着のトナーTを加圧ローラ178と共に押圧する。
定着ローラ175は、回転軸175aが定着装置17の本体フレームFLに軸受け(図示省略)を介して回転自在に設けられている。定着ローラ175は、芯金175bと、弾力性(クッション性、柔軟性)を有する弾力層175cとを備えている。
具体的には、定着ローラ175は、芯金175bの外表面に弾力層175cが設けられている。すなわち、定着ローラ175は、外表面に弾力層175cが形成されたローラとされている。
芯金175bは、円柱状(中実)の金属製芯材からなっている。芯金175bとしては、例えば、快削鋼材(SUM材)、ステンレス鋼材(SUS材)、アルミニウム、鉄、銅等の金属或いはそれらの合金等の材料を用いることができる。
弾力層175cとしては、例えば、多孔質の樹脂材料、発泡樹脂材料を用いることができる。発泡樹脂材料としては、代表的には、ウレタンゴム(発泡ウレタン)、シリコンゴム(発泡シリコン)等の発泡ゴムを例示できる。
加熱ローラ176は、回転軸176aが定着装置17の本体フレームFLに軸受け(図示省略)を介して回転自在に設けられている。加熱ローラ176は、円筒状の芯金176bを備えており、この芯金176bの内側には、加熱ローラ176を加熱する熱源(ここではハロゲンヒータランプ)179が設けられている。これにより、加熱ローラ176が熱源179によって加熱され、加熱ローラ176の熱が定着ベルト177に伝導され、さらに、定着ベルト177を介して定着ローラ175のローラ表面に伝導されて定着ローラ175が加熱される。
定着ベルト177は、柔軟性を有する筒状の基体の表面に、離型層として、耐熱性及び離型性に優れた合成樹脂材料(例えばPFAやPTFE等のフッ素系樹脂)が形成された2層構成となっている。また、定着ベルト177の寄り力を低減するために、ベルト基材の内面に、フッ素系樹脂等のコーティングを施してもよい。
加圧ローラ178は、回転軸178aが定着装置17の本体フレームFLに軸受け(図示省略)を介して回転自在に設けられている。加圧ローラ178は、芯金178bと、離型性を有する離型層178cとを備えており、芯金178b上に離型層178cが設けられている。
芯金178bは、中空円筒状の金属製芯材からなっている。芯金178bとしては、定着ローラ175と同様の材料を用いることができる。
離型層178cとしては、例えば、PFA(テトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体)やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素系樹脂を用いることができる。
また、加圧ローラ178には、加圧ローラ178のローラ表面(具体的には、離型層178cの表面)178dに付着したトナーや紙粉等の微小物を回収するためのクリーニング手段180が設けられている。
クリーニング手段180は、加圧ローラ178のローラ表面178dに圧接されたスポンジローラ181と、このスポンジローラ181のローラ表面181aに圧接された金属ローラ182とを備えており、金属ローラ182は、加圧ローラ178の近傍に配置されている。実施の形態3では、金属ローラ182は、スポンジローラ181に邪魔されることなく、加圧ローラ178と対峙するように近接配置されており、加圧ローラ178からの輻射熱を直接受けることができる配置構成とされている。
スポンジローラ181の回転軸181b及び金属ローラ182の回転軸182bは、加圧ローラ178の回転軸178aと平行に配置されている。また、スポンジローラ181は、図示しない駆動手段により、加圧ローラ178とは逆方向に回転するように駆動され、金属ローラ182は、スポンジローラ181の回転に同行して回転するようになっている。ここで、スポンジローラ181の材料としてはシリコン樹脂を例示することができ、金属ローラ182の材料としてはステンレス鋼を例示することができるが、これらの材料に限定されるものではない。
この構成によれば、スポンジローラ181は樹脂であり、金属ローラ182は文字通り金属であるので、金属ローラ182は、加圧ローラ178からの輻射熱をより効果的に吸収できるため、金属ローラ182の温度をスポンジローラ181の温度よりも高く維持することができる。そして、スポンジローラ181の温度よりも金属ローラ182の温度を高く維持することで、金属ローラ182がスポンジローラ181に接触する部分では、スポンジローラ181に付着しているトナーを若干溶融若しくは軟化させることができるため、スポンジローラ181から金属ローラ182へのトナー付着をより確実なものとすることができる。
また、実施の形態3では、クリーニング手段180は、金属ローラ182をクリーニングするクリーニングパッド183をさらに備えた構成としている。
このクリーニングパッド183は、金属ローラ182のローラ表面に圧接された状態で、支持板184によって本体フレームFLに支持固定されている。また、この支持板184は、例えばステンレス鋼等の金属材料で形成されており、その配置位置は、スポンジローラ181に邪魔されることなく、加圧ローラ178と対峙するように近接配置されている。すなわち、支持板184も、加圧ローラ178からの輻射熱を直接受けることができる配置構成とされている。
この構成によれば、支持板184も加圧ローラ172からの輻射熱をより効果的に吸収できるため、その温度も上昇することになる。従って、支持板184で支持するクリーニングパッド183を介する熱伝導によって(若しくは、支持部材184からの直接的な輻射熱によって)、金属ローラ182の温度をスポンジローラ181の温度よりも高く維持するための補助的な役割を果たすことができる。
かかる構成を備えた定着装置17では、画像形成装置100の本体300(図1参照)に装着された状態において、本体300側のギア等の駆動機構(図示省略)が定着ローラ175の回転軸175aに設けられたギア(図示省略)に噛合され、本体300側の駆動機構からの回転駆動力がギアを介して定着ローラ175の回転軸175aに伝達されて、定着ローラ175が所定の回転方向E1に回転駆動される。定着ローラ175の回転に伴い、定着ベルト177が定着ローラ175の回転方向E1と同じ周回りの回転方向に周回移動して加熱ローラ176が回転方向E1に回転し、さらに加圧ローラ178が定着ローラ175の回転方向E1とは逆方向E2に従動回転する。そして、記録シートPは、定着ベルト177と加圧ローラ178との間に挟まれつつ搬送されて、定着ニップ部Nで加熱及び加圧される。これにより、記録シートP上における未定着のトナーTが溶融、混合、圧接されて熱定着される。
一方、このときのクリーニング手段180の動作は、上記実施の形態1で説明した動作と同じであるので、ここではクリーニング手段180の動作説明を省略する。
なお、定着装置17は、定着ベルト177の内側または外側に配置され、かつ、定着ベルト177の張り力を付与するように定着ベルト177に対して外側または内側へ押圧するテンションローラを備えていてもよい。定着装置17は、テンションローラに代えて或いは加えて、加熱ローラ176の回転軸176aにおける両端部に対して定着ローラ175とは反対側へ付勢力を付与する付勢部材(例えばコイルバネ)を備えていてもよい。また、定着ローラ175及び/または加圧ローラ178に、熱源が設けられていてもよい。また、テンションローラが設けられる場合、テンションローラに熱源が設けられていてもよい。また、定着ベルト177がさらに他のローラに巻き掛けられる場合、他のローラの少なくとも一つに熱源が設けられていてもよい。
<実施の形態4>
図8は、実施の形態4に係る定着装置17の要部を正面側から視た概略縦断面図、図9は、実施の形態2に係る定着装置17の要部を正面側から視た一部概略断面で示す斜視図である。
実施の形態3に係る定着装置17では、クリーニング手段180を加圧ローラ178側に設けているが、実施の形態4では、クリーニング手段180を定着ローラ175側、より具体的には加熱ローラ176側に設けた構成としている。クリーニング手段180の配置位置以外の構成は、上記実施の形態3の定着装置17の構成と同じであるので、ここでは同部材に同符号を付すこととし、詳細な説明を省略する。
すなわち、実施の形態4では、クリーニング手段180は、加熱ローラ176を介して定着ベルト177のベルト表面177aに圧接されたスポンジローラ181と、このスポンジローラ181のローラ表面181aに圧接された金属ローラ182とを備えており、金属ローラ182は、加熱ローラ176の近傍に配置されている。実施の形態4では、金属ローラ182は、スポンジローラ181に邪魔されることなく、定着ベルト177を介して加熱ローラ176と対峙するように近接配置されており、加熱ローラ176からの輻射熱を直接受けることができる配置構成とされている。
スポンジローラ181の回転軸181b及び金属ローラ182の回転軸182bは、加熱ローラ176の回転軸176aと平行に配置されている。また、スポンジローラ181は、図示しない駆動手段により、定着ベルト177とは逆方向に回転するように駆動され、金属ローラ182は、スポンジローラ181の回転に同行して回転するようになっている。ここで、スポンジローラ181や金属ローラ182の材料は、上記実施の形態1と同様である。
また、実施の形態4においても、クリーニング手段180は、金属ローラ182をクリーニングするクリーニングパッド183をさらに備えた構成としている。
このクリーニングパッド183は、金属ローラ182のローラ表面に圧接された状態で、支持板184によって本体フレームFLに支持固定されている。また、この支持板184は、例えばステンレス鋼等の金属材料で形成されており、その配置位置は、スポンジローラ181に邪魔されることなく、加熱ローラ176と対峙するように近接配置されている。すなわち、支持板184も、加熱ローラ176の熱源179からの輻射熱を直接受けることができる配置構成とされている。
この構成によれば、金属ローラ182は、加熱ローラ176からの輻射熱をより効果的に吸収できるため、金属ローラ182の温度をスポンジローラ181の温度よりも高く維持することができる。そして、スポンジローラ181の温度よりも金属ローラ182の温度を高く維持することで、金属ローラ182がスポンジローラ181に接触する部分では、スポンジローラ181に付着しているトナーを若干溶融若しくは軟化させることができるため、スポンジローラ181から金属ローラ182へのトナー付着をより確実なものとすることができる。
また、支持板184も加熱ローラ176からの輻射熱をより効果的に吸収できるため、その温度も上昇することになる。従って、支持板184で支持するクリーニングパッド183を介する熱伝導によって(若しくは、支持板184からの直接的な輻射熱によって)、金属ローラ182の温度をスポンジローラ181の温度よりも高く維持するための補助的な役割を果たすことができる。
なお、実施の形態4に係るクリーニング手段180の動作は、上記実施の形態1で説明した動作と同じであるので、ここではクリーニング手段180の動作説明を省略する。
上記実施の形態1〜4では、クリーニング手段180を定着ローラ側または加圧ローラ側のいずれか一方に設けているが、定着ローラ(加熱ローラ)側及び加圧ローラ側の両方にクリーニング手段180を設けてもよい。
また、上記実施の形態1〜4では、定着部材の表面に付着した微小物を掻き取るスポンジローラ181のローラ表面181aの凹凸部が、スポンジローラ181を円筒状に加工したときに空気溜まりがローラ表面に現れることによる空気溜まり凹部とローラ表面との角縁部であるとして説明しているが、このようなローラ表面の角縁部とは別に、ローラ表面の全体に多数の小突起をほぼ均等な状態でランダムに設けて、積極的に凹凸部を形成してもよい。これにより、スポンジローラ181による微小物の掻き取り効果を向上させることができる。
なお、今回開示した実施の形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
17 定着装置
171 定着ローラ(定着部材の一例)
171a 回転軸
171b 芯金
171c 表面層
171d ローラ表面
172 加圧ローラ(定着部材の一例)
172a 回転軸
172b 芯金
172c 離型層
172d ローラ表面
174 熱源
175 定着ローラ
175a 回転軸
175b 芯金
175c 弾力層
176 加熱ローラ
176a 回転軸
176b 芯金
177 定着ベルト
178 加圧ローラ
178a 回転軸
178b 芯金
178c 離型層
179 熱源
180 クリーニング手段
181 スポンジローラ
181a ローラ表面
181b,182b 回転軸
182 金属ローラ
183 クリーニングパッド
184 支持板(支持部材)
100 画像形成装置
300 本体
FL 本体フレーム
P 記録シート
T トナー

Claims (6)

  1. 定着部材をクリーニングするスポンジローラと、前記スポンジローラに付着したトナーを再付着させる金属ローラとを備え、
    前記金属ローラ、前記定着部材の近傍に配置されており、前記定着部材からの輻射熱によって加熱され、
    前記金属ローラの配置位置は、前記金属ローラの温度が前記スポンジローラの温度よりも高くなる位置であること
    を特徴とする定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置であって、
    前記金属ローラをクリーニングするクリーニングパッドを備えていることを特徴とする定着装置。
  3. 請求項2に記載の定着装置であって、
    前記クリーニングパッドを支持する支持部材が金属部材であることを特徴とする定着装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一つに記載の定着装置であって、
    前記定着部材は、定着ニップ部を形成する加熱部材と加圧部材とからなり、前記スポンジローラ及び前記金属ローラが前記加熱部材または前記加圧部材のいずれか一方または両方に設けられていることを特徴とする定着装置。
  5. 請求項4に記載の定着装置であって、
    前記加熱部材が定着ローラまたは定着ベルトであり、前記加圧部材が加圧ローラであることを特徴とする定着装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一つに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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