JP6561542B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、パチンコ遊技機又はスロットマシンなどの遊技機に関する。
一般に、パチンコ遊技機又はスロットマシンなどの遊技機では、遊技者による操作ボタンの操作を演出に反映させる遊技者参加型の演出構成が採用されることがある(例えば、特許文献1参照)。具体的に、操作ボタンの操作を伴う操作演出には、操作方法が操作有効期間内における操作ボタンの1回の操作である単発操作演出、操作有効期間内における操作ボタンの断続操作である連打操作演出、及び操作有効期間内における操作ボタンの長押し操作である長押し操作演出などがある。
特開2013−081573号公報
ところで、遊技機としては、遊技への注目度や遊技の興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることが重要である。
本発明の目的は、遊技への注目度や遊技の興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることのできる遊技機を提供することにある。
本発明に係る遊技機は、遊技者により操作可能な操作手段と、各遊技回について特定遊技状態への移行の有無を判定する主制御手段と、前記操作手段の操作を前記主制御手段による判定結果に基づく演出表示に反映させる複数の操作演出処理を実行するか否かを前記操作演出処理ごとに判定する処理を、前記各遊技回について実行する演出判定手段と、前記演出判定手段によって実行すると判定された一又は複数の前記操作演出処理を前記主制御手段による判定結果に基づいて実行する演出実行手段と、を備える。そして、前記演出実行手段は、1回の前記遊技回について前記演出判定手段によって複数の前記操作演出処理を実行すると判定された場合に、前記操作演出処理の組み合わせに応じて、前記遊技回で実行される前記操作演出処理の内容を変更することが可能である。
例えば、前記演出実行手段は、1回の前記遊技回について前記演出判定手段によって複数の前記操作演出処理を実行すると判定された場合に、複数の前記操作演出処理のうち予め設定された前記操作演出処理に前記操作手段の操作を反映させ、他の前記操作演出処理には前記操作手段の操作を伴わない予め設定された疑似操作を反映させるものである。
前記演出実行手段は、1回の前記遊技回について前記演出判定手段によって複数の前記操作演出処理を実行すると判定された場合に、複数の前記操作演出処理のうち予め設定された優先度が高い前記操作演出処理に前記操作手段の操作を反映させ、前記優先度が低い前記操作演出処理には前記操作手段の操作を伴わない予め設定された疑似操作を反映させるものであることが考えられる。ここで、前記操作演出処理に対応する前記優先度は、前記主制御手段により前記特定遊技状態に移行すると判定された場合に前記操作演出処理が実行される確率が高い方が高くなるように設定されていることが考えられる。
複数の前記操作演出処理は、前記操作手段の1回の操作に応じて演出結果を表示させる第1操作演出処理と、前記操作手段の複数回の操作又は前記操作手段の長押し操作に応じて演出結果を表示させる第2操作演出処理とを含み、前記第1操作演出処理の前記優先度が前記第2操作演出処理の前記優先度よりも高く設定されていることが考えられる。
また、前記第2操作演出処理は、前記操作手段の連打操作に応じて演出結果を表示させる連打操作演出処理を含み、前記演出実行手段は、前記演出判定手段によって前記第1操作演出処理及び前記連打操作演出処理を実行すると判定された場合、前記操作手段の操作を前記第1操作演出処理に反映させ、前記操作手段の操作を伴わない予め設定された疑似連打操作を前記連打操作演出処理に反映することが考えられる。ここで、前記演出実行手段は、前記連打操作演出処理において前記操作手段の操作回数をカウントするものであって、前記演出判定手段によって前記第1操作演出処理及び前記連打操作演出処理を実行すると判定された場合、前記操作回数を予め設定された間隔で自動的にカウントすることが考えられる。
また、前記第2操作演出処理は、前記操作手段の長押し操作に応じて演出結果を表示させる長押し操作演出処理を含み、前記演出実行手段は、前記演出判定手段によって前記第1操作演出処理及び前記長押し操作演出処理を実行すると判定された場合、前記操作手段の操作を前記第1操作演出処理に反映させ、前記操作手段の操作を伴わない予め設定された疑似長押し操作を前記長押し操作演出処理に反映することが考えられる。ここで、前記演出実行手段は、前記長押し操作演出処理において前記操作手段の操作時間をカウントするものであって、前記演出判定手段によって前記第1操作演出処理及び前記長押し操作演出処理を実行すると判定された場合、前記操作時間を予め設定された間隔で自動的にカウントすることが考えられる。
また、前記第2操作演出処理は、前記操作手段の予め定められた一又は複数のタイミングに合わせた操作に応じて演出結果を表示させるリズム操作演出処理を含み、前記演出実行手段は、前記演出判定手段によって前記第1操作演出処理及び前記リズム操作演出処理を実行すると判定された場合、前記操作手段の操作を前記第1操作演出処理に反映させ、前記操作手段の操作を伴わない予め設定された疑似リズム操作を前記リズム操作演出処理に反映することが考えられる。ここで、前記演出実行手段は、前記リズム操作演出処理において前記操作手段の操作タイミングと前記タイミングとの差に応じたポイント値をカウントするものであって、前記演出判定手段によって前記第1操作演出処理及び前記リズム操作演出処理を実行すると判定された場合、一又は複数の前記タイミングで前記操作手段の操作が行われた場合に応じた前記ポイント値を自動的にカウントすることが考えられる。
本発明によれば、遊技への注目度や遊技の興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることのできる遊技機を提供することができる。
遊技機の構成を示す斜視図。 遊技機の構成を示す展開図。 遊技機の構成を示す展開図。 遊技機の遊技盤の正面図。 遊技機のシステム構成を示すブロック図。 遊技機の主制御装置の動作例を示す図。 遊技機で使用される通常大当たり変動テーブル、確変大当たり変動テーブル、及び外れ変動テーブルの一例を示す図の一例を示す図。 遊技機で実行されるタイマ割込処理の手順の一例を示すフローチャート。 遊技機で実行される始動入賞処理の手順の一例を示すフローチャート。 遊技機で実行されるメイン処理の手順の一例を示すフローチャート。 遊技機で実行されるタイマ割込処理の手順の一例を示すフローチャート。 遊技機で実行される操作検出処理の手順の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される検出パターン判定処理の手順の一例を示すフローチャート。 遊技機で実行されるコマンド判定処理の手順の一例を示すフローチャート。 遊技機で使用される変動種別テーブル及び演出種別テーブルの一例を示す図。 遊技機で実行される単発操作演出処理の手順の一例を示すフローチャート。 遊技機で実行される連打操作演出処理の手順の一例を示すフローチャート。 遊技機で実行される長押し操作演出処理の手順の一例を示すフローチャート。 遊技機の図柄表示部に表示される演出の一例を示す図。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される単発操作演出処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される単発操作演出処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される単発操作演出処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される単発操作演出処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される連打操作演出処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される連打操作演出処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される長押し操作演出処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される長押し操作演出処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される長押し操作演出処理の一例を示すフローチャート。 遊技機のシステム構成の一例を示すブロック図。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行されるコマンド判定処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行されるタイマ割込処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される追加操作演出抽選処理の一例を示すフローチャート。 遊技機で使用されるテーブル情報の一例を示す図。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される告知操作演出処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される告知演出制御処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行されるリズム操作演出処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される連打操作演出処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される長押し操作演出処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行されるリズム操作演出処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される連打操作演出処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される長押し操作演出処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される告知操作演出処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行されるリズム操作演出処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される連打操作演出処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される長押し操作演出処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される単発操作演出抽選処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される特殊操作演出抽選処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される告知操作演出抽選処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される単発操作演出処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行されるリズム操作演出処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される連打操作演出処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の音声ランプ制御装置で実行される長押し操作演出処理の一例を示すフローチャート。 遊技機の図柄表示部に表示される演出の一例を示す図。 遊技機の図柄表示部に表示される演出の一例を示す図。 遊技機の図柄表示部に表示される演出の一例を示す図。 遊技機の図柄表示部に表示される演出の一例を示す図。 遊技機の図柄表示部に表示される演出の一例を示す図。 遊技機の図柄表示部に表示される演出の一例を示す図。 遊技機の図柄表示部に表示される演出の一例を示す図。
以下添付図面を参照しながら、本発明の各実施形態について説明し、本発明の理解に供する。また、以下の各実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、以下の実施形態において、初めに説明する第1の実施形態と同様の構成については説明を省略する。
[第1の実施形態]
まず、図1〜図21を参照しつつ、本発明の第1の実施形態に係る遊技機10について説明する。
[遊技機10の概略構成]
ここに、図1は遊技機10の外観斜視図、図2及び図3は遊技機10の展開図、図4は遊技機10の遊技盤31の正面図である。以下、本実施形態で使用する前後左右及び上下の表現は、図1〜図3に示されている前後方向D1、上下方向D2、及び左右方向D3により定義されるものとする。
図1〜図3に示すように、遊技機10は、前面枠11、内枠12、裏パックユニット13、及び外枠14を備えるパチンコ遊技機であり、遊技ホールの島設備(不図示)に外枠14が固定されることにより遊技ホールに設置される。なお、本実施形態では、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を例に挙げて説明するが、例えば回胴式遊技機(スロットマシン)、アレンジボール遊技機、又はじゃん球遊技機のような他の遊技機にも本発明が適用可能である。
前面枠11は、外枠14で左端部が回動可能に支持されることにより外枠14に対して開閉可能である。また、内枠12は、前面枠11で左端部が回動可能に支持されることにより前面枠11に対して開閉可能である。さらに、裏パックユニット13は、内枠12で左端部が回動可能に支持されることにより内枠12に対して開閉可能である。
[前面枠11の構成]
前面枠11は、図1及び図2に示すように、発射ハンドル21、操作ボタン22、上皿23、下皿24、パネル25、スピーカ26、及び電飾部27などを備える。
発射ハンドル21は、遊技者が遊技球を発射させるために操作する回転式ハンドルである。遊技機10では、遊技者による発射ハンドル21の回転操作量に応じた強さで後述の遊技球発射機構32から遊技球が発射されることにより基本的な遊技が行われる。遊技機10では、遊技者により発射ハンドル21が操作されている状況では、0.6secに1個の遊技球が遊技領域に向けて発射されるように遊技球発射機構32が駆動制御される。
操作ボタン22は、遊技者により操作可能な操作手段の一例であって、遊技者の押下操作を受け付ける押しボタンである。操作ボタン22は、操作ボタン22の押下操作の有無に応じて、後述の音声ランプ制御装置5に対する入力信号を切り換える操作スイッチ22a(図5参照)を備える。これにより、音声ランプ制御装置5では、操作ボタン22の操作状態(操作あり及び操作なし)を判断することが可能である。なお、操作ボタン22は、後述する各種の演出処理(図16〜図18参照)において、遊技者の意思を演出に反映させるために用いられる。また、操作ボタン22は、遊技機10の遊技に関するステージ選択、BGM選択、又はキャラ選択などの各種の選択操作にも利用可能である。
なお、操作ボタン22の設置位置は、上皿23の前方に限らず、遊技者が操作可能な位置であれば前面枠11の任意の位置であってよい。また、操作ボタン22は、一つに限らず二つ以上であってもよい。さらに、遊技者による操作の有無を検出するために用いることが可能であれば、操作スイッチ22aは、接点式スイッチに限らず、例えば圧電素子などであってもよい。
また、操作ボタン22に代えて、タッチキーを表示すると共にそのタッチキーの遊技者による操作を受け付けるタッチパネルが操作手段として設けられることも考えられる。さらに、操作ボタン22に代えて、パネル25とパネル25に対する遊技者のタッチ操作を検出するタッチセンサとが操作手段として設けられることも考えられる。これらの場合には、後述の各種の演出処理(図18〜図20参照)において、前記タッチパネル又はパネル25に対する遊技者の操作が演出に反映されることになる。
上皿23は、パネル25の下方に配置されており、後述の払出機構130の払出装置132(図3参照)から払い出された遊技球を貯留すると共に、貯留されている遊技球を1列に整列させた状態で遊技球発射機構32に導くために用いられる。また、下皿24は、上皿23のさらに下方に設けられており、上皿23で余剰となった遊技球を貯留するために用いられる。
パネル25は、遊技者が遊技機10の前方から内枠12の遊技盤31(図2参照)を視認することのできる無色透明又は有色透明のガラス又は合成樹脂である。スピーカ26は、図1及び図2に示すように、前面枠11の上端部の左右に設けられた一対のスピーカであり、演出時における音声の再生などに利用される。なお、スピーカ26の設置位置は、前面枠11の上端部に限らない。また、電飾部27は、表示ランプ又はLEDなどの光源を内蔵しており、点灯又は点滅などの点灯態様により演出効果を高める役割を果たす。
[内枠12の構成]
内枠12は、図2及び図3に示すように、遊技盤31、遊技球発射機構32、及び制御ユニット33を備える。なお、図2では図示の簡略化のために遊技盤31の盤面上の記載を省略している。
制御ユニット33は、メイン制御ユニット331及びサブ制御ユニット332を有する。なお、遊技機10では、メイン制御ユニット331からサブ制御ユニット332の一方向に、制御内容を指示するための各種のコマンド(制御信号)が送信される。メイン制御ユニット331及びサブ制御ユニット332の詳細については後段で詳述する。
図4に示すように、遊技盤31には、内レール311、外レール312、一般入賞口313、上作動口314、下作動口315、可変入賞口316、スルーゲート317、アウト口318、可変表示ユニット34、磁気センサ35、電波センサ36、及びメイン表示部37が設けられている。
内レール311及び外レール312は、遊技球発射機構32から発射された遊技球を遊技盤31の盤面上に向けて送り出すための搬送路である。そして、内レール311及び外レール312から発射された後、一般入賞口313、上作動口314、下作動口315、又は可変入賞口316に入球しなかった遊技球はアウト口318から排出される。このように、遊技機10では、遊技球が遊技盤31の上部から落下することにより弾球遊技が行われる。なお、遊技盤31には、遊技盤31における遊技球の落下の方向を分散又は調整するための多数の遊技くぎが植設されていると共に、風車などの役物も設けられている。
ここで、遊技球発射機構32は、図2に示すように、発射レール321、球送り装置322、及びソレノイド323を備える。発射レール321は、遊技球発射機構32から遊技盤31の内レール311及び外レール312に向けて形成されており、遊技球発射機構32から発射される遊技球を内レール311及び外レール312に導くものである。球送り装置322は、ソレノイドなどの駆動手段を有しており、上皿23に貯留されている遊技球を1球ずつ発射レール321上に供給する。ソレノイド323は、発射レール321上に供給された遊技球を内レール311及び外レール312に向けて発射させる駆動手段である。そして、遊技機10では、遊技者による発射ハンドル21の操作に応じてソレノイド323が駆動制御され、遊技球が遊技球発射機構32から遊技盤31に発射される。なお、遊技球発射機構32は、ソレノイド323に代えてモーター等の他の駆動手段を用いて遊技球を発射させる機構であってもよい。
図4の説明に戻り、一般入賞口313、上作動口314、下作動口315、可変入賞口316、及びアウト口318には、遊技盤31を前後方向に貫通する開口部が形成されている。そして、遊技盤31の背面側には、一般入賞口313、上作動口314、下作動口315、及び可変入賞口316各々に対応して、遊技球の入球を個別に検出可能な入球センサ313a、314a、315a、及び316a(図5参照)が設けられている。また、スルーゲート317は、遊技球が通過し得るゲートであり、スルーゲート317を通過する遊技球を個別に検出可能な入球センサ317a(図5参照)を有する。
入球センサ313a〜317aはメイン制御ユニット331に電気的に接続されており、入球センサ313a〜317aの検出結果はメイン制御ユニット331に入力される。以下、入球センサ313a〜317aにより遊技球が検出されることを入賞とも称する。なお、入球センサ313a〜317aは、例えば電磁誘導型の近接センサであるが、他の検出手法により遊技球の入球を個別に検知することが可能な任意のセンサであってもよい。
また、下作動口315には、遊技球の下作動口315への入球の制限の有無を切り換える電動役物315bが設けられている。電動役物315bは、遊技盤31の背面側に設けられたソレノイドなどの駆動手段によって開閉される。そして、遊技盤31では、電動役物315bが開くことにより下作動口315への遊技球の入球が可能となり、電動役物315bが閉じることにより下作動口315への遊技球の入球が制限される。
さらに、可変入賞口316には、遊技球の可変入賞口316への入球の制限の有無を切り換える開閉扉316bが設けられている。開閉扉316bは、遊技盤31の背面側に設けられたソレノイドなどの駆動手段によって開閉される。そして、遊技盤31では、開閉扉316bが開くことにより可変入賞口316への遊技球の入球が可能となり、開閉扉316bが閉じることにより可変入賞口316への遊技球の入球が制限される。
そして、遊技機10では、上作動口314又は下作動口315への遊技球の入球が入球センサ314a又は入球センサ315aによって検出されると、メイン制御ユニット331により大当たりの抽選が行われる。そして、メイン制御ユニット331は、抽選結果に従ってメイン表示部37の表示を制御する。また、メイン制御ユニット331による大当たりの抽選結果(特定遊技状態への移行の有無の判定結果)は、サブ制御ユニット332に送信され、サブ制御ユニット332は、抽選結果に従って可変表示ユニット34の表示を制御する。
また、遊技機10では、一般入賞口313、上作動口314、下作動口315、及び可変入賞口316への遊技球の入球が、入球センサ313a〜316aによって検出されると、予め設定された数の賞球が払い出される。例えば、一般入賞口313に入球した場合の賞球数は10個、上作動口314又は下作動口315に入球した場合の賞球数は3個、可変入賞口316に入球した場合の賞球数は15個である。特に、遊技機10では、メイン制御ユニット331で行われた抽選結果が大当たりである場合に、可変入賞口316が所定時間(例えば30秒)開放される状態が所定回数(例えば16回)繰り返されることにより、多量の賞球の払い出しが行われ、遊技者に遊技上の価値が与えられる。
可変表示ユニット34は、遊技盤31の略中央部に形成されている開口31Aを通して視認可能に配置された液晶ディスプレイなどの図柄表示部341を有している。この図柄表示部341は、静止画又は動画を表示するものであり、図柄表示部341の表示内容は、サブ制御ユニット332によって制御される。具体的に、図柄表示部341では、上作動口314又は下作動口315への入球に応じてメイン制御ユニット331により行われる大当たり抽選の結果に応じた図柄変動表示及び演出表示のような各種の表示が行われる。なお、図柄表示部341は、プラズマディスプレイ又は有機ELディスプレイなどであってもよい。
例えば、図柄表示部341で行われる図柄変動表示は、「1」〜「9」の数字が付された主図柄が縦方向又は横方向に順にスクロールすることにより行われる。なお、主図柄の間には、他の文字又は図柄などを示す副図柄が表示されてもよい。また、図柄表示部341では、遊技球が上作動口314又は下作動口315に入球したときに図柄変動表示が行われず保留となっている保留球数Nに対応する数の保留図柄が、予め定められた最大数(例えば4個)を上限として表示される。
そして、図柄表示部341における図柄変動表示が停止すると、図柄表示部341では、1ライン又は複数ラインに主図柄が並んだ状態が表示される。このとき、主図柄の停止状態が、メイン制御ユニット331による大当たり抽選の結果を明示することになる。例えば、大当たり抽選の結果が「確変大当たり」の場合には、主図柄のうち予め確変大当たりを示す図柄として設定された奇数の図柄が1ラインに並んだ状態(例えば「333」又は「777」など)が表示される。一方、大当たり抽選の結果が「通常大当たり」の場合には、主図柄のうち予め通常大当たりを示す図柄として設定された偶数の図柄が1ラインに並んだ状態(例えば「222」又は「444」など)が表示される。また、大当たり抽選の結果が「外れ」の場合には、異なる主図柄が1ラインに並んだ状態(例えば「323」又は「727」など)が表示される。
磁石センサ35は、上作動口314の周辺であって、遊技盤24の背面側に設けられている。磁石センサ35は、メイン制御ユニット331に電気的に接続されており、磁石センサ35の検知結果はメイン制御ユニット331に入力される。これにより、磁石を用いて不正に上作動口314に遊技球を誘導させようとする行為が行われた場合に、その不正行為を検知することが可能である。
電波センサ36は、上作動口314及び下作動口315の周辺であって、遊技盤24の背面側に設けられている。電波センサ36は、メイン制御ユニット331に電気的に接続されており、電波センサ36の検知結果はメイン制御ユニット331に入力される。これにより、不正に検知センサ314a又は検知センサ315aに電波を入力して遊技球の入球を誤検知させる行為が行われた場合に、その不正行為を検知することが可能である。なお、電波センサ36は、例えば50MHz〜3GHzの電波を検知可能である。
メイン表示部37は、遊技盤31の右上部に配置された複数のLED及び二つの7セグメント表示器を備え、遊技機10の遊技状態を表示するために用いられる。例えば、メイン表示部37では、遊技機10の遊技状態(例えば確変、時短、又は通常)や、上作動口114及び下作動口115への入球により生じた図柄変動表示の保留球数Nなどが前記複数のLEDの点灯パターンによって表示される。また、メイン表示部37では、一方の前記7セグメント表示器により、上作動口314又は下作動口315への入賞をトリガとして図柄の変動表示が行われ、メイン制御ユニット331における大当たり抽選の結果に応じた図柄で停止する。また、他方の前記7セグメント表示器では、スルーゲート317への入賞をトリガとして図柄の変動表示が行われ、メイン制御ユニット331における大当たり抽選の結果に応じた図柄が表示される。
[裏パックユニット13]
裏パックユニット13は、図3に示すように、払出機構130及び周辺制御ユニット140を備える。
払出機構130は、遊技ホールの島設備(不図示)から供給される球技球を貯留するタンク131と、タンク131から上皿23に向けて遊技球を払い出す払出装置132とを備える。なお、上皿23の遊技球が飽和している場合、払出装置132から払い出される遊技球は下皿24に払い出される。
周辺制御ユニット140は、払出制御装置7、発射制御装置8、及び電源制御装置9(図5参照)を備える。払出制御装置7は、払出装置132による遊技球の払出数などを制御する。発射制御装置8は、発射ハンドル21の操作に応じて遊技球発射機構32を制御する。電源制御装置9は、遊技機10が接続された島設備(不図示)から供給される電力を所定の電圧レベルに変換し、遊技機10内に設けられた各種制御装置及び各種駆動手段に供給する。
[遊技機10のシステム構成]
次に、図5を参照しつつ、遊技機10のシステム構成について説明する。
[メイン制御ユニット331]
メイン制御ユニット331は、遊技機10における遊技の主たる制御を実行する主制御装置4(主制御手段の一例)を備える。主制御装置4には、MPU41及び入出力I/F42などが搭載されている。MPU41は、1チップマイコンとして構成された演算装置である。また、MPU41には、ROM411及びRAM412が内蔵されている。
入出力I/F42は、主制御装置4に各種の信号を入力し、主制御装置4から制御信号を出力する入出力インターフェースである。また、入出力I/F42には、入球センサ313a〜317a、磁石センサ35、及び電波センサ36なども接続されている。そして、MPU41は、入球センサ313a〜317aからの検出信号に基づいて一般入賞口313、上作動口314、下作動口315、可変入賞口316、及びスルーゲート317への入球の有無を判断する。また、MPU41は、磁石センサ35及び電波センサ36からの検出信号に基づいて磁石又は電波を用いた不正行為の有無を判断する。さらに、入出力I/F42には、音声ランプ制御装置5、払出制御装置7、発射制御装置8、及び電源制御装置9などが接続されている。
そして、MPU41は、音声ランプ制御装置5に、変動パターンコマンド、保留球数コマンド、大当たり開始コマンド、及び大当たり終了コマンドなどの各種コマンドを出力する。変動パターンコマンドは、大当たり抽選の結果及び変動表示時間を示すコマンドであって、図柄表示部341及びメイン表示部37による変動表示を開始する際に、後述の保留格納エリア412bに記憶されている情報に基づいて決定され、音声ランプ制御装置5に出力される。保留球数コマンドは、後述の保留格納エリア412bに記憶されている保留球数Nに変化が生じた場合に、その保留球数Nを通知するために音声ランプ制御装置5に出力される。大当たり開始コマンドは、大当たり状態に移行する場合に、音声ランプ制御装置5に出力される。大当たり終了コマンドは、大当たり状態が終了する場合に、音声ランプ制御装置5に出力される。
また、主制御装置4には、MPU41に動作クロックを供給する手段として、発振回路及び分周回路なども搭載される。発振回路は、予め定められた所定周波数のクロック信号を出力し、分周回路は、発振回路から出力されるクロック信号の周波数を変更してMPU41に入力する。具体的に、MPU41によって実行される後述のタイマ割込処理(図8参照)の実行周期は、分周回路から出力されるクロック信号によって定まる。
本実施形態では、分周回路からMPU41に、予め設定された4msecの間隔でクロック信号が供給され、MPU41が、クロック信号の立ち上がり(又は立下り)が発生するごとに後述のタイマ割込処理を起動して実行するものとする。なお、発振回路及び分周回路は、サブ制御ユニット332及び周辺制御ユニット140にも必要に応じて搭載され、サブ制御ユニット332及び周辺制御ユニット140における各種制御主体の動作クロックを供給する。また、メイン制御ユニット331からサブ制御ユニット332及び周辺制御ユニット140にクロック信号が供給されてもよい。
ROM411は、各種の制御プログラム及び各種のパラメータ情報が予め記憶された不揮発性の記憶部である。RAM412は、各種の情報の読み書きが可能な揮発性の記憶部であり、MPU41によって実行される各種の処理の一次記憶領域(作業領域)として使用される。なお、RAM412は不揮発性の記憶部であってもよい。
ここで、図6を参照しつつ、遊技機10の主制御装置4のMPU41が大当たり抽選等を行うための電気的な構成について説明する。MPU41は、遊技に際しRAM412に格納される各種カウンタ情報を用いて、大当たり抽選及び変動表示時間の設定などを実行する。ここに、図6は、RAM412の記憶領域の構成を模式的に示す図である。
図6に示すように、RAM412には、抽選用カウンタ412a、保留格納エリア412b、及び電役保留エリア412cに対応する記憶領域が確保されている。
抽選用カウンタ412aには、大当たり発生の抽選に使用する大当たり乱数カウンタC1と、大当たり種別を判断する際に使用する大当たり種別カウンタC2と、外れ種別を判断する際に使用するリーチ乱数カウンタC3とが含まれる。また、抽選用カウンタ412aには、大当たり乱数カウンタC1の初期値設定に使用する乱数初期値カウンタCIN1と、メイン表示部37及び図柄表示部341における変動表示時間を決定する変動種別カウンタCS1とが含まれる。さらに、抽選用カウンタ412aには、下作動口315の電動役物315bを電役開放状態とするか否かの抽選に使用する電動役物開放カウンタC4が含まれる。以下、これらの複数種類のカウンタをまとめて説明するときは単にカウンタと略称する。
そして、カウンタC1〜C4、CIN1、及びCS1は、MPU41によって短時間間隔で前回値に1が加算され、予め設定された最大値に達した後0に戻るループカウンタとして用いられる。カウンタC1〜C4、CIN1、及びCS1には更新後の値が記録され、大当たり抽選及び変動表時間の設定などの際にMPU41によって参照される。
保留格納エリア412bは、第1保留エリアRE1、第2保留エリアRE2、第3保留エリアRE3、及び第4保留エリアRE4を含む保留用エリアREと、実行エリアAEとを備える。そして、上作動口314又は下作動口315への入賞が発生した場合には、RAM412に格納されている大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、及びリーチ乱数カウンタC3に対応する情報が保留情報として、保留用エリアREの第1保留エリアRE1〜第4保留エリアRE4のいずれかに格納される。実行エリアAEは、メイン表示部37及び図柄表示部341の変動表示を開始する際に、保留用エリアREの第1保留エリアRE1に格納された各値を移動させるためのエリアであり、1回の遊技の開始に際しては実行エリアAEに記憶されている各種数値情報に基づいて大当たり抽選などが行われる。
大当たり乱数カウンタC1は、例えば0〜738の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻される。特に大当たり乱数カウンタC1が1周した場合、その時点の乱数初期値カウンタCIN1の値が当該大当たり乱数カウンタC1の初期値として読み込まれる。なお、乱数初期値カウンタCIN1は、大当たり乱数カウンタC1と同様の範囲内(0〜738)で更新されるループカウンタである。大当たり乱数カウンタC1は、定期的に更新され、遊技球が上作動口314又は下作動口315に入賞したタイミングで保留格納エリア412bに格納される。
大当たり当選となる乱数の値は、ROM411における当否テーブル記憶エリアに記憶された当否テーブルにより、低確率モード(通常モード)及び高確率モード(確変モード)の2種類設定されている。例えば、低確率モードにおいて大当たり当選となる乱数の数は2個(373、727)であり、高確率モードにおいて大当たり当選となる乱数の数は13個(59、109、163、211、263、317、367、421、479、523、631、683、733)である。なお、大当たり乱数カウンタC1の値がこれらの大当たり当選となる乱数値以外である場合には大当たり抽選の結果が外れとなる。
大当たり種別カウンタC2は、0〜4の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻される。大当たり種別カウンタC2は定期的に更新され、遊技球が上作動口314又は下作動口315に入賞したタイミングで保留格納エリア412bに格納される。大当たり種別カウンタC2に対する乱数の値としては、ROM411における振分テーブル記憶エリアに記憶された振分テーブルにより、確変大当たり及び通常大当たりの2種類の当たり種別が設定されている。例えば、確変大当たりとなる乱数の数は3個(1、2、3)であり、通常大当たりとなる乱数の数は2個(0、4)である。
そして、MPU41は、メイン表示部37及び図柄表示部341による変動態様の決定に際して、実行エリアAEに記憶されている大当たり乱数カウンタC1及び大当たり種別カウンタC2の値に基づいて抽選結果が、「確変大当たり」、「通常大当たり」、「外れ」のいずれであるかを特定する。
リーチ乱数カウンタC3は、例えば0〜238の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻される。リーチ乱数カウンタC3は、定期的に更新され、遊技球が上作動口314又は下作動口315に入賞したタイミングで保留格納エリア412bに格納される。
具体的に、遊技機10では、リーチ乱数カウンタC3によって、大当たり抽選の結果が外れである場合に図柄表示部341で表示される変動表示の停止種別が選択される。この外れ時の停止種別には、リーチが発生した後に最終停止図柄がリーチ図柄の前後に1つだけずれて停止する「前後外れリーチ」(例えば0〜8の範囲)と、同じくリーチ発生した後に最終停止図柄がリーチ図柄の前後以外で停止する「前後外れ以外リーチ」(例えば9〜38の範囲)と、リーチが発生しない「完全外れ」(例えば39〜238の範囲)との3つの停止(演出)パターンが含まれる。なお、リーチ乱数カウンタC3は、後述の保留球数コマンドに含められて音声ランプ制御装置5に送信され、音声ランプ制御装置5はリーチ乱数カウンタC3に基づいて外れ時の図柄表示部341における変動表示を制御する。
電動役物開放カウンタC4は、例えば、0〜250の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻される。電動役物開放カウンタC4は定期的に更新され、スルーゲート317に遊技球が入賞したタイミングでRAM412における電役保留エリア412cに格納される。そして、所定のタイミングにおいて、電役保留エリア412cに格納された電動役物開放カウンタC4の値によって電動役物315bを開放状態にするか否かの抽選が行われる。
変動種別カウンタCS1は、例えば0〜198の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻される。具体的に、変動種別カウンタCS1は、いわゆるノーマルリーチ、特殊リーチ、スーパーリーチ等の大まかな変動種別を決定するものである。変動種別カウンタCS1は、後述するメイン処理が1回実行されるごとに1回更新され、当該メイン処理内の残余時間内でも繰り返し更新される。
そして、MPU41は、メイン表示部37及び図柄表示部341による変動態様の決定に際して、変動種別カウンタCS1と予め設定された変動テーブルとに基づいて変動表示時間を示す変動パターンを決定する。具体的に、MPU41は、ROM411に予め記憶されている通常大当たり変動テーブル、確変大当たり変動テーブル、又は外れ変動テーブルを参照しつつ変動パターンの種別を特定する。なお、これらの変動テーブルは、低確率モード及び高確率モードごとに個別に設けられる。
ここに、図7(A)、図7(B)、及び図7(C)は、通常大当たり変動テーブル、確変大当たり変動テーブル、及び外れ変動テーブルの一例を示す図である。図7に示すように、通常大当たり変動テーブル、確変大当たり変動テーブル、及び外れ変動テーブルでは、変動種別カウンタCS1の値に応じて変動パターンが予め対応付けられている。そして、MPU41は、抽選結果が「通常大当たり」である場合は通常大当たり変動テーブル、抽選結果が「確変大当たり」である場合は確変大当たり変動テーブル、抽選結果が「外れ」である場合は外れ変動テーブルをそれぞれ参照し、変動パターンの種別を特定する。
より具体的に、通常大当たり変動テーブル及び確変大当たり変動テーブルでは、変動種別カウンタCS1の値に応じて変動パターン「01」〜「03」のいずれかが選択される。ここに、変動パターン「01」が選択された場合、図柄表示部341では、変動表示時間が30sである通常リーチの態様で変動表示が実行される。また、変動パターン「02」が選択された場合、図柄表示部341では、変動表示時間が45sであって、遊技者による操作ボタン22の操作を演出内容に反映可能な特殊リーチの態様で変動表示が実行される。さらに、変動パターン「03」が選択された場合、図柄表示部341では、変動表示時間が最も長い60sであるスーパーリーチの態様で変動表示が実行される。なお、変動パターンの種別はこれらに限らず、例えばプレミアムリーチなども変動パターンの一例である。
遊技機10では、変動パターン「01」に対応するノーマルリーチとして、キャラクタ又はストーリーなどが異なる複数種類のノーマルリーチが用意されており、その中から選択されたいずれかのノーマルリーチが実行される。
同じく、遊技機10では、変動パターン「02」に対応する特殊リーチとして、キャラクタ、ストーリー、又は操作方法などが異なる複数種類の特殊リーチが用意されており、その中から選択されたいずれかの特出リーチが実行される。具体的に、特殊リーチには、操作ボタン22の単発操作が要求される単発操作演出、操作ボタン22の連打操作が要求される連打操作演出、及び操作ボタン22の長押し操作が要求される長押し操作演出などが含まれる。なお、これらの各種の演出については後述する。
さらに、遊技機10では、変動パターン「03」に対応するスーパーリーチとして、キャラクタ及びストーリーなどが異なる複数種類のスーパーリーチが用意されており、その中から選択されたいずれかの特出リーチが実行される。スーパーリーチは、ノーマルリーチ及び特殊リーチよりも変動時間が長いリーチであって、例えばノーマルリーチから発展するリーチや、特殊リーチと同様の操作ボタン22の操作を伴うリーチも含まれる。
一方、外れ変動テーブルでは、リーチ乱数カウンタC3の値によって決定される外れ時の停止種別(前後外れリーチ、前後外れ以外リーチ、完全外れ)に応じて、変動種別カウンタCS1と変動パターンとの対応関係が定められている。より具体的に、外れ時の停止種別が前後外れリーチ又は前後外れ以外リーチである場合には、変動種別カウンタCS1の値に応じて変動パターン「01」〜「03」のいずれかが選択される。一方、外れ時の停止種別が完全外れである場合には、変動種別カウンタCS1の値に応じて変動パターン「04」又は「05」のいずれかが選択される。
遊技機10では、変動パターン「04」に対応する外れ時の停止種別には、予告演出などを伴うことなく変動表示が外れ図柄で停止する外れパターンの態様で変動表示が実行される。また、変動パターン「05」に対応する外れ時の停止種別には、予告演出などを伴って変動表示が外れ図柄で停止する外れパターンの態様で変動表示が実行される。
そして、MPU41は、メイン表示部37及び図柄表示部341による変動表示時間を示す変動パターンを特定すると、その変動パターン及び抽選結果を示す変動パターンコマンドを音声ランプ制御装置5に入力する。具体的に、MPU41は、抽選結果が「通常大当たり」である場合は変動パターンの前に「A」を付した変動パターン「A01」〜「A03」のいずれかを出力し、抽選結果が「確変大当たり」である場合は変動パターンの前に「B」を付した変動パターン「B01」〜「B03」のいずれかを出力する。また、抽選結果が「外れ」である場合は変動パターンの前に「C」を付した変動パターン「C01」〜「C05」のいずれかを出力する。これにより、音声ランプ制御装置5は、変動パターンコマンドに基づいて、抽選結果及び変動表示時間を判断することが可能であり、その抽選結果及び変動表示時間に基づいて、図柄表示部341で表示される変動種別及び演出種別などの変動態様の詳細を決定する。そして、音声ランプ制御装置5は、決定した変動態様の詳細に基づいて図柄表示部341に変動表示を実行させ、スピーカ26から変動表示に合わせて音声を再生し、電飾部27を点灯及び点滅させる。
従って、遊技機10では、主制御装置4のMPU41は、図柄表示部341における変動表示について、変動種別カウンタCS1及び変動テーブルに基づいて変動パターン(変動表示時間)のみを決定する簡易な処理のみを実行することになる。そのため、MPU41が8ビットマイコンで構成される遊技機10においても、安定して大当たり抽選を実行することができる。また、実際に図柄表示部341に表示される変動態様の詳細は音声ランプ制御装置5で決定されるため、その変動態様として多種多様な変動態様を選択的に実行することが可能である。
[サブ制御ユニット332]
図5に示すように、サブ制御ユニット332は、音声ランプ制御装置5及び表示制御装置6を備える。
[音声ランプ制御装置5]
音声ランプ制御装置5は、MPU51及び入出力I/F52などを備える。MPU51は、1チップマイコンとして構成された演算装置である。また、MPU51には、ROM511及びRAM512が内蔵されている。
ROM511は、各種の制御プログラム及び各種のパラメータ情報が予め記憶された不揮発性の記憶部である。また、ROM511には、各種の演出で使用される音声又はランプ点灯パターンなどの情報も記憶されている。RAM512は、各種の情報の読み書きが可能な揮発性の記憶部であり、MPU51によって実行される各種の処理の一次記憶領域(作業領域)として使用される。なお、RAM512は不揮発性の記憶部であってもよい。
音声ランプ制御装置5は、ROM511に記憶されている制御プログラムに従った処理をMPU51によって実行することにより、主制御装置4から入力される各種のコマンド(制御信号)に基づいて、表示制御装置6に制御信号を入力し、図柄表示部341の表示を制御する。例えば、MPU51は、予め設定された操作有効期間における操作ボタン22の操作をMPU41による大当たり抽選の結果(判定結果)に基づく演出表示に反映させる単発操作演出、連打操作演出、及び長押し操作演出などの実行の有無を判定する。また、MPU51は、実行すると判定された一又は複数の操作演出をMPU41による大当たり抽選の結果(判定結果)に基づいて実行する。ここに、MPU51が演出判定手段及び演出実行手段の一例である。
入出力I/F52は、音声ランプ制御装置5に各種の信号を入力し、音声ランプ制御装置5から制御信号を出力する入出力インターフェースである。具体的に、入出力I/F52には、主制御装置4及び表示制御装置6が接続されている。そして、主制御装置4から音声ランプ制御装置5には、変動パターンコマンド、保留球数コマンド、大当たり開始コマンド、及び大当たり終了コマンドなどの各種のコマンドが入力される。なお、表示制御装置6が、主制御装置4からの各種のコマンドを受信し、その各種のコマンドを音声ランプ制御装置5に入力する構成も他の実施形態として考えられる。また、サブ制御ユニット332が、音声ランプ制御装置5及び表示制御装置6の両方の機能を有する一つの制御装置を備える構成も他の実施形態として考えられる。
また、入出力I/F52には、スピーカ26及び電飾部27が接続されている。そして、音声ランプ制御装置5では、MPU51が、主制御装置4から入力される各種のコマンドに基づいて、スピーカ26から出力される音声、及び電飾部27の点灯態様などを制御することが可能である。また、MPU51は、操作ボタン22の操作に基づいて、スピーカ26から出力される音声、及び電飾部27の点灯態様などを制御することも可能である。
MPU51は、主制御装置4から入力される変動パターンコマンド、保留球数コマンド、大当たり開始コマンド、及び大当たり終了コマンドなどの各種のコマンドに基づいて所定の演算処理を実行する。
具体的に、MPU51は、変動パターンコマンドが入力された場合に、変動パターンコマンドに基づいて変動パターンを決定し、その変動パターンに対応する表示変動パターンコマンドを表示制御装置6に送信し、図柄変動表示部341における変動表示を開始させる。その後、MPU51は、表示制御装置6に対して変動停止コマンドを送信することにより、図柄変動表示部341における変動表示を変動パターンコマンドに対応する変動表示時間で停止させ、変動パターンコマンドが示す抽選結果に対応する停止図柄を表示させる。このとき、図柄変動表示部341では、変動パターンコマンドが外れを示す場合には外れに対応する図柄の組み合わせが表示される。一方、変動パターンコマンドが通常大当たりを示す場合には通常大当たりに対応する図柄の組み合わせが表示され、確変大当たりを示す場合には確変大当たりに対応する図柄の組み合わせが表示される。
また、MPU51は、操作ボタン22の操作を図柄変動表示部341に表示される演出に反映させることが可能である。具体的に、MPU51では、図柄表示部341の表示制御を実行するために、ROM511及びRAM512に設けられた各種の記憶エリア、フラグ、及びカウンタなどが用いられる。
ROM511は、各種の制御プログラム及び各種のパラメータ情報が予め記憶された不揮発性の記憶部である。ROM511には、変動種別テーブル511a、及び演出種別テーブル511b、単発操作テーブル511c、連打操作テーブル511d、長押し操作テーブル511eなどの各種のテーブル情報が格納されている。これらのテーブル情報は、主制御装置4から入力される変動パターンコマンドに基づいて図柄表示部341における変動表示を開始する際に、その変動表示における演出内容の詳細を特定するために用いられる。
RAM512は、各種の情報の読み書きが可能な揮発性の記憶部であり、MPU51によって実行される各種の処理の一次記憶領域として使用される。RAM512には、第1検出フラグ512a、第2検出フラグ512b、第3検出フラグ512c、第1パターンフラグ512d、第2パターンフラグ512e、第3パターンフラグ512f、単発演出フラグ512g、連打演出フラグ512h、長押し演出フラグ512i、連打カウンタ512k、長押しカウンタ512m、受付開始フラグ512n、演出種別カウンタ512p、事前連打カウンタ512q、事前長押しカウンタ512rなどが格納される。これらの各種のフラグ及びカウンタは、操作ボタン22の操作を伴う後述の各種の操作演出処理(図16〜図18参照)において使用される。
[表示制御装置6]
表示制御装置6は、音声ランプ制御装置5から入力される各種のコマンド(制御信号)に基づいて図柄表示部341の表示を制御する。具体的に、表示制御装置6は、音声ランプ制御装置5から入力される表示変動パターンコマンドに基づいて図柄表示部341の表示を制御することにより図柄変動及び演出表示を実行する。
表示制御装置6は、MPU61及び入出力I/F62などを備え、入出力I/F62には音声ランプ制御装置5及び図柄表示部341が接続されている。なお、音声ランプ制御装置5及び表示制御装置6の間は双方向通信可能であってよい。
MPU61は、1チップマイコンとして構成された演算装置であり、MPU61には、ROM611及びRAM612が内蔵されている。また、表示制御装置6には、時間を計時するタイマ回路及び割込を受け付ける割込回路などの各種回路も内蔵されている。
ROM611には、各種の制御プログラムの他、図柄表示部341に表示される変動図柄、リーチ演出画像、大当たり演出画像、及び予告キャラクタ画像などが記憶されている。なお、図柄表示部341に表示される各画像には静止画又は動画が含まれる。RAM612は、各種の情報の読み書きが可能な揮発性の記憶部であり、MPU61によって実行される各種の処理の一次記憶領域(作業領域)として使用される。なお、RAM612は不揮発性の記憶部であってもよい。
[払出制御装置7]
払出制御装置7には、MPU71及び入出力I/F72などが搭載されている。MPU71は、1チップマイコンとして構成された演算装置である。また、MPU71には、ROM711及びRAM712が内蔵されている。
ROM711は、各種の制御プログラム及び各種のパラメータ情報が予め記憶された不揮発性の記憶部である。また、RAM712は、各種の情報の読み書きが可能な揮発性の記憶部であり、MPU71によって実行される各種の処理の一次記憶領域(作業領域)として使用される。なお、RAM712は不揮発性の記憶部であってもよい。
入出力I/F72は、払出制御装置7に各種の信号を入力し、払出制御装置7から制御信号を出力する入出力インターフェースである。具体的に、入出力I/F72には、払出装置132及び球貸装置100が接続されている。
払出装置132は、前述したように、タンク131から上皿23に向けて遊技球を払い出すものであり、遊技球の払出の有無を切り換える球止部材を駆動させるモーターなどの駆動部132aと、払い出される遊技球を個別に検出する払出センサ132bとを備える。払出制御装置7は、払出センサ132bによる検出結果に基づいて駆動部132aを制御することにより任意の数の遊技球を払い出す。また、払出制御装置7には、状態復帰スイッチ73が設けられている。状態復帰スイッチ73は、例えば、払出装置132の球詰まり等、払出エラーの発生時に球詰まりを解消(正常状態への復帰)するために操作される。
球貸装置100は、遊技機10と共に島設備に設置される。そして、球貸装置100は、遊技機10の前面枠11に設けられている不図示の球貸操作装置の操作に応じて、球貸装置100に挿入されているカードに記憶されている金額に相当する数の遊技球を払い出して遊技者に貸し出すことが可能である。具体的には、球貸装置100から払出制御装置7に、所定数の遊技球を払い出す旨の制御信号が入力されることにより、MPU71により払出装置132が制御されて所定数の遊技球が払い出される。なお、金額が記憶される記録媒体はカードに限らず、例えばICチップを内蔵するコイン型の記憶媒体であってもよい。また、球貸装置100は、現金の挿入によりその現金に応じた所定数の遊技球を貸し出すことが可能なものであってもよい。
[発射制御装置8]
発射制御装置8は、遊技球発射機構32の駆動を制御する発射制御IC81を備える。具体的に、発射制御IC81は、発射ハンドル21が回転操作されている間、遊技球発射機構32の球送り装置322を駆動させることにより、上皿23に貯留されている遊技球を発射レール321上に供給させる。そして、発射制御IC81は、発射ハンドル21の操作量を検出し、その操作量に応じて遊技球発射機構32のソレノイド323を駆動させることにより、発射レール321上の遊技球を遊技盤31に向けて発射させる。このとき、発射制御IC81は、予め設定された周期(例えば0.6sec)でON/OFFが切り替わるクロック信号を駆動信号として球送り装置322及びソレノイド323を駆動させる。これにより、遊技機10では、0.6secごとに1個の遊技球が遊技領域に向けて発射される。
また、発射ハンドル21には、遊技者による回転操作量を検出するための可変抵抗が設けられており、発射ハンドル21の回転操作量に応じて電圧が発射制御IC81に入力される。これにより、発射制御IC81は、発射ハンドル21の回転操作量に応じて入力される電圧値に基づいて、発射ハンドル21の回転操作量が多いほど遊技球発射機構32からの遊技球の発射強度が強くなるようにソレノイド323への印加電圧を調整する。
さらに、発射ハンドル21には、遊技者が発射ハンドル21に触れていることを検出するためのタッチセンサ21a、及び遊技者が任意に遊技球の発射を停止させるための操作を行う球止めスイッチ21bが設けられている。発射制御IC81は、タッチセンサ21a及び球止めスイッチ21bを用いて、タッチセンサ21aにより遊技者が発射ハンドル21に触れていないことを検出した場合、又は球止めスイッチ21bが遊技者によって操作されていることを検出した場合に、遊技球発射機構32による遊技球の発射を停止させる。これにより、例えば発射ハンドル21が回転操作された状態で固定され、遊技者が発射ハンドル21に触れていない状況における遊技が防止される。また、遊技者は、発射ハンドル21を回転操作したまま親指などで球止めスイッチ21bを操作することにより、任意に球技球の発射を停止させることができる。
[電源制御装置9]
電源制御装置9は、各種のセンサ及び駆動部などを駆動するための+12V電圧、各種の制御装置で使用されるロジック用の+5V電圧などを生成する。そして、電源制御装置9は、生成した+12V又は+5Vの電圧を、主制御装置4、音声ランプ制御装置5、表示制御装置6、払出制御装置7、及び発射制御装置8などに供給する。
なお、電源制御装置9には、遊技機10の電源をON/OFFするための電源スイッチ91や、遊技機10を初期状態に戻す際に操作されるRAM消去スイッチ92が設けられている。遊技機10は、RAM消去スイッチ92がONの状態で電源スイッチ91が操作されて電源が投入された場合に初期化される。
また、電源制御装置9には、電源設備から供給される電力により充電される充電手段としてコンデンサ及び二次電池が設けられている。これにより、遊技機10では、電源設備からの電力供給が遮断された場合でも、各種の制御装置に設けられたRAMの情報が、前記コンデンサから放電される電力によって所定期間保持される。また、遊技機10では、電源設備からの電力供給が遮断された場合でも、各種の制御装置が、前記二次電池から放電される電力により所定期間の間は駆動可能である。
さらに、電源制御装置9は、電力供給が遮断されたと判断した場合に、主制御装置4、音声ランプ制御装置5、及び払出制御装置7などに停電信号を入力する。例えば、電源制御装置9は、電源設備から供給される電力に基づいて予め設定された24Vの直流電圧を出力する場合、その直流電圧が予め設定された22V未満に達した場合に停電状態であると判断する。なお、主制御装置4、音声ランプ制御装置5、及び払出制御装置7などは、電源制御装置9から停電信号を受信すると、実行中の制御を中断して所定のNMI割込処理を実行する。
[主制御装置4の処理]
次に、図8〜図10のフローチャートを参照しつつ、主制御装置4のMPU41によって実行される各種の処理について説明する。具体的に、遊技機10において、MPU41は、電源投入に伴い起動される立ち上げ処理、立ち上げ処理後に実行されるメイン処理、定期的に起動されるタイマ割込処理、及び停電時に実行されるNMI割込処理などを実行する。なお、本実施形態では、前記立ち上げ処理及び前記NMI割込処理については説明を省略する。
[主制御装置4のタイマ割込処理]
ここに、図8は、MPU41により実行されるタイマ割込処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。MPU41は、例えば2msecごとに当該タイマ割込処理を起動して実行する。
<ステップS701>
まず、ステップS701では、主制御装置4に接続されている各種のセンサ又はスイッチの検出状態を判断するセンサ検出処理を実行する。例えば、入球センサ313a〜317a、磁気センサ35、及び電波センサ36などの検出状態を判断する。このとき、入球センサ313a〜317aのいずれかへの遊技球の入球が検出された場合には、その情報を入賞検知情報としてRAM412に保存する。
<ステップS702>
次に、ステップS702では、乱数初期値カウンタCIN1の更新を実行する。具体的には、乱数初期値カウンタCIN1を1加算し、そのカウンタ値が最大値に達した場合は当該カウンタ値を0にクリアする。
<ステップS703>
続いて、ステップS703では、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、リーチ乱数カウンタC3、及び電動役物開放カウンタC4の更新を実行する。具体的には、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、リーチ乱数カウンタC3、及び電動役物開放カウンタC4をそれぞれ1加算し、それらのカウンタ値が最大値に達した場合は当該カウンタ値を0にクリアする。
<ステップS704〜S705>
その後、ステップS704では、上作動口314又は下作動口315への入賞に伴う後述の始動入賞処理(図9参照)を実行し、ステップS705では、発射制御処理を実行した後、当該タイマ割込処理を終了させる。
前記発射制御処理は、遊技者が発射ハンドル21に触れていることがタッチセンサ21aにより検出されており、発射を停止させるための球止めスイッチ21bが操作されていないことを条件に、遊技球の発射を有効にする処理である。また、前記発射制御処理は、遊技者が発射ハンドル21に触れていないことがタッチセンサ21aにより検出されている場合、又は球止めスイッチ21bが操作されている場合には、遊技球の発射を無効にする処理である。MPU41は、遊技球の発射が有効である場合に、発射制御装置8に対して遊技球の発射指示をする。
[主制御装置4の始動入賞処理]
ここで、図9を参照しつつ、前記ステップS704でMPU41により実行される始動入賞処理を説明する。
<ステップS801>
まず、ステップS801では、遊技球が上作動口314又は下作動口315のいずれかの作動口に入賞したか否かを判断する。ここで、遊技球が上作動口314又は下作動口315に入賞したと判断すると(S801:Yes)、処理がステップS802に移行し、遊技球が上作動口314又は下作動口315に入賞していないと判断すると(S801:No)、当該始動入賞処理を終了させる。
<ステップS802〜S803>
ステップS802では、RAM412の保留数記憶エリアNAに記憶されている保留球数Nが上限値(本実施形態では4)未満であるか否かを判断する。ここで、保留球数Nが上限値未満であれば(S802:Yes)、処理がステップS803に移行し、保留球数Nを1加算する。一方、保留球数Nが上限値以上であれば(S802:No)、当該始動入賞処理を終了させる。
<ステップS804>
ステップS804において、前記ステップS703(図8参照)で更新した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、及びリーチ乱数カウンタC3の各値を、RAM412における保留格納エリア412bの空き保留エリアのうち最初のエリアに格納し、当該始動入賞処理を終了させる。
[主制御装置4のメイン処理]
次に、図10を参照しつつ、MPU41によって実行されるメイン処理について説明する。前記メイン処理では遊技の主要な制御処理が実行される。前記メイン処理では、ステップS901〜S906の処理が4msec周期の定期処理として実行され、その残余時間でステップS908、S909のカウンタ更新処理が実行される。
<ステップS901>
まず、ステップS901では、前記タイマ割込処理又は前回のメイン処理で設定されたコマンド等の出力データをサブ側の各制御装置に送信する外部出力処理を実行する。具体的には、RAM412における前記入賞検知情報の有無を判断し、前記入賞検知情報があれば払出制御装置7に対して賞球コマンドを送信する。
<ステップS902>
次に、ステップS902では、変動種別カウンタCS1の値を更新する。具体的には、変動種別カウンタCS1を1加算し、そのカウンタ値が最大値に達した場合は当該カウンタ値を0にクリアする。
<ステップS903>
その後、ステップS903では、払出制御装置7に出力する賞球コマンドを設定する。具体的に、RAM412に記憶されている入賞検知情報に基づいて、一般入賞口313等に入賞が発生したか否かを判断する。そして、入賞が発生している場合は、その入賞に応じて払い出す賞球数を示す賞球コマンドを設定する。
<ステップS904>
そして、ステップS904では、各遊技回における遊技を制御するための遊技回制御処理を実行する。遊技回制御処理では、前述の大当たり抽選を実行し、図柄表示部341による図柄変動表示に必要な変動パターンコマンドを音声ランプ制御装置5に送信する。このとき、MPU41は、前記ステップS703(図8参照)で更新した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、リーチ乱数カウンタC3、及びステップS909で更新される変動種別カウンタCS1の各値に基づいて、変動表示時間及び抽選結果を示す変動パターンコマンドを設定し、その変動パターンコマンドを音声ランプ制御装置5に送信する。
<ステップS905>
次に、ステップS905では、ステップS904における大当たり抽選の結果などに基づいて遊技状態を移行させるための遊技状態移行処理を実行する。遊技状態移行処理では、遊技状態を、開閉実行モード、高確率モード、低確率モード、高頻度サポートモードなどに移行させる。例えば、開閉実行モードは、可変入賞口316の開閉扉316bを開放した後、可変入賞口316の開閉扉316bの最大開放時間が経過すること、又は可変入賞口316に遊技球が規定数入賞することのいずれかの条件が成立した場合に可変入賞口316の開閉扉316bを閉鎖する1ラウンドの開閉処理を所定ラウンド数繰り返し実行する。
<ステップS906>
続いて、ステップS906では、メイン表示部37の前記7セグメント表示器の表示制御処理を実行する。前記表示制御処理では、遊技球がスルーゲート317を通過したことを条件に、その通過したタイミングで電動役物開放カウンタC4の値を取得し、メイン表示部37における一方の前記7セグメント表示器では図柄の変動表示が実施される。そして、電動役物開放カウンタC4の値により図柄の抽選が実施され、図柄の当たり状態になると、下作動口315に付随する電動役物315bを所定時間開放する。また、メイン表示部37における他方の前記7セグメント表示器では、変動パターンコマンドに対応する変動表示時間の間だけ変動表示が実行され、その変動表示は抽選結果を示す図柄で停止する。
<ステップS907>
そして、ステップS907では、次のメイン処理の実行タイミングが到来したか否か、即ち前回のメイン処理の開始から所定時間(本実施形態では4msec)が経過したか否かを判断する。ここで、次のメイン処理の実行タイミングが到来したと判断すると(S907:Yes)、処理がステップS901に移行し、前述したS901以降の各処理が繰り返し実行される。一方、次のメイン処理の実行タイミングが到来していないと判断すると(S907:No)、次のメイン処理の実行タイミングが到来するまでの間、即ち次の前記メイン処理の実行タイミングに至るまでの残余時間の間は、ステップS908及びステップS909を繰り返し実行する。
<ステップS908>
ステップS908では、乱数初期値カウンタCIN1を更新する。具体的には、乱数初期値カウンタCIN1を1加算し、そのカウンタ値が最大値に達した場合には当該カウンタ値を0にクリアする。
<ステップS909>
ステップS909では、変動種別カウンタCS1を更新する。具体的には、変動種別カウンタCS1を1加算し、それらのカウンタ値が最大値に達した場合には当該カウンタ値を0にクリアする。そして、変動種別カウンタCS1を更新した後、処理は前記ステップS907に戻される。
[音声ランプ制御装置5の処理]
次に、図11〜図20を参照しつつ、音声ランプ制御装置5でMPU51によって実行される各種の処理について説明する。
なお、本実施形態で音声ランプ制御装置5のMPU51が実行する処理の一部又は全部が、表示制御装置6のMPU61によって実行されることも他の実施形態として考えられる。また、音声ランプ制御装置5では、MPU51が、スピーカ26及び電飾部27の制御処理、音声ランプ制御装置5の立ち上げ時の立ち上げ処理、停電時のNMI割込処理なども実行するが、本実施形態では、音声ランプ制御装置5で実行される操作ボタン22に関する処理について説明し、他の処理については説明を省略する。
[音声ランプ制御装置5のタイマ割込処理]
ここに、図11は、MPU51によって実行されるタイマ割込処理の手順の一例を示すフローチャートである。MPU51は、前記タイマ割込処理を1msec周期の定期処理として実行する。
図11に示すように、MPU51は、タイマ割込処理において、操作検出処理(S1001)、検出パターン判定処理(S1002)、カウンタ更新処理(S1003)、コマンド判定処理(S1004)、単発操作演出処理(S1005)、連打操作演出処理(S1006)、及び長押し操作演出処理(S1007)を実行する。
なお、本実施の形態では、操作ボタン22の操作を伴う操作演出として、単発操作演出処理、連打操作演出処理、及び長押し演出処理を例に挙げて説明するが、これらに限らない。例えば、単発操作演出処理、連打操作演出処理、及び長押し演出処理のうち同じ操作演出が繰り返し実行される操作演出も考えられ、単発操作演出処理、連打操作演出処理、及び長押し演出処理のいずれかが組み合わされて実行される操作演出も考えられる。
[操作検出処理:S1001]
ここに、図12は、前記操作検出処理の手順の一例を示すフローチャートである。前記操作検出処理では、操作ボタン22の操作状態を検出し、過去3回分の操作履歴を順次更新するための処理を実行する。遊技機10では、MPU51によって前記操作検出処理が実行されることにより、予め定められた間隔(本実施形態では1msec間隔)で操作ボタン22の操作の有無が判断されることになる。
<ステップS1101〜S1103>
図12に示すように、前記操作検出処理において、ステップS1101では、第2検出フラグ512bの値を第1検出フラグ512aにシフト(上書き)させる。また、ステップS1102では、第3検出フラグ512cの値を第2検出フラグ512bにシフト(上書き)させる。その後、ステップS1103では、操作スイッチ22aにより検出される操作ボタン22の操作状態を第3検出フラグ512cに記憶(上書き)させ、当該操作検出処理は終了する。
このように、前記操作検出処理では、ステップS1101〜S1103の処理が実行されることにより、操作ボタン22の操作履歴として直近の1msec間隔の3回分の操作状態が第1検出フラグ512a〜第3検出フラグ512cに記憶される。具体的に、第3検出フラグ512cには直近の操作状態が記憶され、第2検出フラグ512bには一つ前の操作状態が記憶され、第1検出フラグ512aには二つ前の操作状態が記憶される。
[検出パターン判定処理:S1002]
ここに、図13は、前記検出パターン判定処理の手順の一例を示すフローチャートである。前記検出パターン判定処理では、第1検出フラグ512a、第2検出フラグ512b、及び第3検出フラグ512cの記憶情報に基づいて、操作ボタン22の操作履歴に発生している検出パターンを判定する。
<ステップS1201>
図13に示すように、前記検出パターン判定処理において、ステップS1201では、3回前の操作ボタン22の操作状態を示す第1検出フラグ512aがオンであるか否かを判断する。ここで、第1検出フラグ512aがオンである場合(S1201:Yes)、処理がステップS1202に移行し、第1検出フラグ512aがオフである場合(S1201:No)、処理がステップS1205に移行する。
<ステップS1202>
次に、ステップS1202では、2回前の操作ボタン22の操作状態を示す第2検出フラグ512bがオンであるか否かを判断する。ここで、第2検出フラグ512bがオンである場合(S1202:Yes)、処理がステップS1203に移行し、第2検出フラグ512bがオフである場合(S1202:No)、処理がステップS1208に移行する。
<ステップS1203>
さらに、ステップS1203では、直近の操作ボタン22の操作状態を示す第3検出フラグ512cがオンであるか否かを判断する。ここで、第3検出フラグ512cがオンである場合(S1203:Yes)、処理がステップS1204に移行し、第3検出フラグ512cがオフである場合(S1203:No)、処理がステップS1210に移行する。
<ステップS1204>
ステップS1204では、第1パターンフラグ512dをオン、第2パターンフラグ512e及び第3パターンフラグ512fをオフに設定し、当該検出パターン判定処理を終了させる。即ち、操作ボタン22の3回分の操作状態に、「ON」、「ON」、「ON」の操作パターンが発生した場合に、第1パターンフラグ512dがオンになる。そして、第1パターンフラグ512dは、操作ボタン22の操作状態が継続しているか否かを判断するための指標として利用される。
<ステップS1205>
また、ステップS1201で、第1検出フラグ512aがオンでないと判断した場合(S1201:No)、続くステップS1202では、2回前の操作ボタン22の操作状態を示す第2検出フラグ512bがオンであるか否かを判断する。ここで、第2検出フラグ512bがオンである場合(S1205:Yes)、処理がステップS1206に移行し、第2検出フラグ512bがオフである場合(S1205:No)、処理がステップS1210に移行する。
<ステップS1206>
さらに、ステップS1206では、直近の操作ボタン22の操作状態を示す第3検出フラグ512cがオンであるか否かを判断する。ここで、第3検出フラグ512cがオンである場合(S1206:Yes)、処理がステップS1207に移行し、第3検出フラグ512cがオフである場合(S1206:No)、処理がステップS1210に移行する。
<ステップS1207>
ステップS1207では、第2パターンフラグ512eをオン、第1パターンフラグ512d及び第3パターンフラグ512fをオフに設定し、当該検出パターン判定処理を終了させる。即ち、操作ボタン22の3回分の操作状態に、「OFF」、「ON」、「ON」の操作パターンが発生した場合に、第2パターンフラグ512eがオンになる。そして、第2パターンフラグ512eは、操作ボタン22が非操作状態から操作状態に変化したか否かを(操作ボタン22の操作が開始されたか否か)を判断するための指標として利用される。このように、第2パターンフラグ512eを用いて、操作ボタン22が非操作状態から操作状態に変化したか否かを判断すれば、電波又は静電気などのノイズに起因する操作ボタン22の操作開始の誤検出が防止され、遊技者が意図しないタイミングで操作ボタン22の操作開始が演出表示に反映されることが防止される。
<ステップS1208>
また、ステップS1202で、第2検出フラグ512aがオンでないと判断した場合(S1202:No)、続くステップS1208では、直近の操作ボタン22の操作状態を示す第3検出フラグ512cがオンであるか否かを判断する。ここで、第3検出フラグ512cがオンである場合(S1208:Yes)、処理がステップS1210に移行し、第2検出フラグ512bがオフである場合(S1208:No)、処理がステップS1209に移行する。
<ステップS1209>
ステップS1209では、第3パターンフラグ512fをオン、第1パターンフラグ512d及び第2パターンフラグ512eをオフに設定し、当該検出パターン判定処理を終了させる。即ち、操作ボタン22の3回分の操作状態に、「ON」、「OFF」、「OFF」の操作パターンが発生した場合に、第3パターンフラグ512fがオンになる。そして、第3パターンフラグ512fは、操作ボタン22が操作状態から非操作状態に変化したか否かを(操作ボタン22の操作が終了したか否か)を判断するための指標として利用される。このように、第3パターンフラグ512fを用いて、操作ボタン22が操作状態から非操作状態に変化したか否かを判断すれば、電波又は静電気などのノイズに起因する操作ボタン22の操作開始の誤検出が防止され、遊技者が意図しないタイミングで操作ボタン22の操作終了が演出表示に反映されることが防止される。
<ステップS1210>
一方、ステップS1210では、第1パターンフラグ512d、第2パターンフラグ512e、及び第3パターンフラグ512fをオフに設定し、当該検出パターン判定処理を終了させる。
[カウンタ更新処理:S1003]
カウンタ更新処理S1003では、演出種別カウンタ512pの更新を実行する。具体的には、演出種別カウンタ512pを1加算し、そのカウンタ値が最大値に達した場合は当該カウンタ値を0にクリアする。ここで更新される演出種別カウンタ512pは、主制御装置4から受信する変動パターンコマンドに基づいて変動種別及び演出種別を決定するために使用される。
[コマンド判定処理:S1004]
ここに、図14は、前記コマンド判定処理の手順の一例を示すフローチャートである。前記コマンド判定処理では、主制御装置4から受信するコマンドを判定し、そのコマンドに対応する処理を実行する。
<ステップS1301>
図14に示すように、前記コマンド判定処理において、ステップS1301では、主制御装置4からコマンドを受信したか否かを判断する。ここで、コマンドを受信した場合は(S1301:Yes)、処理がステップS1302に移行し、コマンドを受信していない場合は(S1301:No)、当該コマンド判定処理を終了させる。
<ステップS1302>
次に、ステップS1302では、受信したコマンドが変動パターンコマンドであるか否かを判断する。ここで、コマンドが変動パターンコマンドでない場合は(S1302:No)、処理がステップS1321に移行し、変動パターンコマンドである場合は(S1302:Yes)、処理がステップS1303に移行する。なお、主制御装置4から受信したコマンドは、RAM512に格納されており、ステップS1301で読み出されたときに消去される。
<ステップS1321>
ステップS1321では、主制御装置4から受信したその他のコマンドに基づく処理を実行した後、当該コマンド判定処理を終了させる。例えば、ステップS1321では、保留球数コマンドが入力された場合に、図柄表示装置341における保留球数Nを示す保留図柄の数を保留球数コマンドに基づいて変更する保留球数表示処理が実行される。また、大当たり開始コマンドを受信した場合には、その大当たり開始コマンドに対応して予め設定されている大当たり開始処理が実行され、大当たり終了コマンドを受信した場合には、その大当たり終了コマンドに対応して予め設定されている大当たり終了処理が実行される。
<ステップS1303>
ステップS1303では、主制御装置4から受信した変動パターンコマンドに基づいて変動種別及び演出種別を決定する。具体的に、MPU51は、変動パターンコマンドと、予めROM511に記憶されている変動種別テーブル511a及び演出種別テーブル511bと、RAM512pに記憶されている演出種別カウンタ512pの値とに基づいて変動パターンを特定する。演出種別テーブル511bには、ノーマルリーチに対応するノーマルリーチ演出テーブル、特殊リーチに対応する特殊リーチ演出テーブル、及びスーパーリーチに対応するスーパーリーチ演出テーブルが含まれる。
ここに、図15(A)は、変動種別テーブル511aの一例を示す図である。図15(A)に示すように、変動種別テーブル511aでは、変動パターンコマンドに対応する変動表示時間及び変動種別の内容が定められている。例えば、抽選結果が「通常大当たり」であり変動パターンが「01」である変動パターンコマンド「A01」には、変動表示時間「30s」及び変動種別「ノーマルリーチ」が対応付けられている。また、抽選結果が「確変大当たり」であり変動パターンが「02」である変動パターンコマンド「B02」には、変動表示時間「45s」及び変動種別「特殊リーチ」が対応付けられており、抽選結果が「確変大当たり」であり変動パターンが「03」である変動パターンコマンド「C03」には変動表示時間「90s」及び変動種別「スーパーリーチ」が対応付けられている。さらに、抽選結果が「外れ」であり変動パターンが「04」である変動パターンコマンド「C04」には、変動表示時間「7s」及び変動種別「リーチなし」が対応付けられており、抽選結果が「外れ」であり変動パターンが「05」である変動パターンコマンド「C05」には、変動表示時間「10s」及び変動種別「リーチなし」が対応付けられている。
また、図15(B)は、演出種別テーブル511bに含まれるノーマルリーチ演出テーブルの一例を示す図である。図15(B)に示すように、ノーマルリーチ演出テーブルでは、演出種別カウンタ512pの値に対応する演出種別として「演出X1」〜「演出X5」が定められている。そして、MPU51は、変動種別がノーマルリーチであると判断した場合には、演出種別カウンタ512pの値に対応する演出種別をノーマルリーチ演出テーブルから選択する。なお、本実施の形態では、説明の便宜上、変動種別各々に対応する演出種別が5種類である場合を例に挙げて説明するが、演出種別は5種類以上であってよい。
一方、図15(C)は、演出種別テーブル511bに含まれる特殊リーチ演出テーブルの一例を示す図である。図15(C)に示すように、特殊リーチ演出テーブルでは、演出種別カウンタ512pの値に対応する演出種別として「演出Y1」〜「演出Y5」が定められている。そして、MPU51は、変動種別が特殊リーチであると判断した場合には、演出種別カウンタ512pの値に対応する演出種別を特殊リーチ演出テーブルから選択する。例えば、演出Y1、Y2が単発操作演出を伴う演出種別、演出Y3、Y4が連打操作演出を伴う演出種別、演出Y5が長押し操作演出を伴う演出種別である。
また、図15(D)は、演出種別テーブル511bに含まれるスーパーリーチ演出テーブルの一例を示す図である。図15(D)に示すように、スーパーリーチ演出テーブルでは、演出種別カウンタ512pの値に対応する演出種別として「演出Z1」〜「演出Z5」が定められている。そして、MPU51は、変動種別がスーパーリーチであると判断した場合には、演出種別カウンタ512pの値に対応する演出種別をスーパーリーチ演出テーブルから選択する。
そして、MPU51は、変動パターンコマンド、変動種別テーブル511a、演出種別テーブル511b、及び演出種別カウンタ512pに基づいて決定される変動種別及び演出種別を示す表示変動パターンコマンドを設定し、RAM512に記憶させる。この表示変動パターンコマンドは、後述のステップS1310において表示制御装置6に送信され、表示制御装置6は、表示変動パターンコマンドに基づいて図柄表示部341を用いた変動表示及び演出表示を実行する。
<ステップS1304>
ステップS1304では、表示変動パターンコマンドが単発操作演出を伴う演出種別を示すものであるか否かを判断する。前記単発操作演出とは、図柄表示部341で行われる演出表示の実行中に、予め設定された操作有効期間内における操作ボタン22の1回の操作に応じて、単発操作結果画像が演出結果として表示されるタイプの演出である。ここで、表示変動パターンコマンドが単発操作演出を伴う演出種別を示す場合は(S1304:Yes)、処理がステップS1305に移行し、表示変動パターンコマンドが単発操作演出を伴う演出種別でない場合は(S1304:No)、処理がステップS1306に移行する。
<ステップS1305>
ステップS1305では、単発操作演出を実行するための単発操作設定処理を実行し、処理はステップS1310に移行する。前記単発操作設定処理では、単発演出フラグ512gをオンに設定し、今回の単発操作演出に対応する単発操作結果を決定する。具体的に、ROM511の単発操作テーブル511cには、変動パターンコマンドに含まれる抽選結果ごとに対応する単発操作結果が定められている。そして、単発操作設定処理では、変動パターンコマンドに含まれる抽選結果と、ROM511に記憶されている単発操作テーブル511cとに基づいて、今回の単発操作演出に対応する単発操作結果が決定される。
<ステップS1306>
また、ステップS1306では、表示変動パターンコマンドが連打操作演出を伴う演出種別を示すものであるか否かを判断する。前記連打操作演出とは、図柄表示部341で行われる演出表示の実行中に、予め設定された操作有効期間内における操作ボタン22の断続操作(連打操作)に応じて連打演出画像が表示された後、操作ボタン22の操作回数を示す連打カウンタ512kが第1規定値に達した場合に連打操作結果画像が演出結果として表示されるタイプの演出である。ここで、表示変動パターンコマンドが連打操作演出を伴う演出種別である場合は(S1306:Yes)、処理がステップS1307に移行し、表示変動パターンコマンドが連打操作演出を伴う演出種別でない場合は(S1306:No)、処理がステップS1308に移行する。
<ステップS1307>
ステップS1307では、連打操作演出を実行するための連打操作設定処理を実行し、処理はステップS1310に移行する。具体的に、前記連打操作設定処理では、連打演出フラグ512hをオンに設定し、今回の連打操作演出に対応する第1規定値を決定する。具体的に、ROM511の連打操作テーブル511dには、変動パターンコマンドに含まれる抽選結果ごとに対応する第1規定値が定められている。そして、連打操作設定処理では、変動パターンコマンドに含まれる抽選結果と、ROM511に記憶されている連打操作テーブル511dとに基づいて、今回の連打操作演出に対応する第1規定値が決定される。前記第1規定値は、前記連打操作演出処理の終了条件として使用される操作ボタン22の操作回数に対応する値である。例えば、抽選結果が大当たりである場合、第1規定値は、連打操作テーブル511dと所定の乱数値とに基づいて、5/100の確率で「20回」、10/100の確率で「10回」、85/100の確率で「5回」に決定される。一方、抽選結果が外れである場合、第1規定値は、連打操作テーブル511dに基づいて、5/100の確率で「50回」、10/100の確率で「100回」、85/100の確率で「200回」に決定される。
<ステップS1308>
また、ステップS1308では、表示変動パターンコマンドが長押し操作演出を伴う演出種別を示すものであるか否かを判断する。前記長押し操作演出とは、図柄表示部341で行われる演出表示の実行中に、予め設定された操作有効期間内における操作ボタン22の長押し操作に応じて長押し演出画像が表示された後、操作ボタン22の操作時間を示す長押しカウンタ512mが第2規定値に達した場合に長押し操作結果画像が演出結果として表示されるタイプの演出である。ここで、表示変動パターンコマンドが長押し操作演出を伴う演出種別である場合は(S1308:Yes)、処理がステップS1309に移行し、表示変動パターンコマンドが長押し操作演出を伴う演出種別でない場合は(S1308:No)、処理がステップS1310に移行する。なお、長押しカウンタ512mは、操作ボタン22の操作が継続している操作時間を示すために用いられる数値の一例であり、操作ボタン22の操作時間が時間(msec)の単位で管理されてもよい。
<ステップS1309>
ステップS1309では、長押し操作演出を実行するための長押し操作設定処理を実行し、処理はステップS1310に移行する。具体的に、長押し操作設定処理では、長押し演出フラグ512iをオンに設定し、今回の長押し操作演出に対応する第2規定値を決定する。具体的に、ROM511の長押し操作テーブル511eには、変動パターンコマンドに含まれる抽選結果ごとに対応する第2規定値が定められている。そして、長押し操作設定処理では、変動パターンコマンドに含まれる抽選結果と、ROM511に記憶されている長押し操作テーブル511eとに基づいて、今回の長押し操作演出に対応する第2規定値が決定される。前記第2規定値は、前記長押し操作演出処理の終了条件として使用される操作ボタン22の操作時間に対応する値である。例えば、抽選結果が大当たりである場合、第2規定値は、長押し操作テーブル511eと所定の乱数値とに基づいて、5/100の確率で「1000」、10/100の確率で「600」、85/100の確率で「300」に決定される。一方、抽選結果が外れである場合、第2規定値は、長押し操作テーブル511eに基づいて、5/100の確率で「3000」、10/100の確率で「6000」、85/100の確率で「10000」に決定される。
<ステップS1310>
ステップS1310では、図柄表示部341における変動種別及び演出種別の内容を特定するための表示変動パターンコマンドを表示制御装置6に出力し、当該コマンド判定処理を終了させる。表示変動パターンコマンドは、ステップS1303で決定された変動種別及び演出種別を識別するための情報であって、表示制御装置6のROM611には、表示変動パターンコマンド各々に対応する変動画像及び演出画像などが記憶されている。これにより、表示制御装置6では、MPU61が、表示変動パターンコマンドに対応する変動種別及び演出種別に応じて図柄表示部341における変動表示及び演出表示を実行する。
ここで、図19を参照しつつ、前記図柄変動表示態様として特殊リーチが実行される場合の図柄表示部341の表示例について説明する。また、ここでは、前記ステップS1306により表示変動パターンコマンドに連打操作演出を示す情報が含まれていると判断され(S1306:Yes)、前記ステップS1307により連打操作設定処理が実行されることにより、特殊リーチにおいて、遊技者による操作ボタン22の連打操作が演出に反映される連打操作演出が実行される場合を例に挙げて説明する。
まず、特殊リーチでは、図柄表示部341において図柄の変動表示が開始された後、両側の図柄が停止し、図19(A)に示すような通常のリーチ演出が表示される。なお、図19(A)では、両側に図柄「7」が揃っており、中央の図柄が変動している状態が示されている。
その後、予め設定されたタイミングで、図19(B)に示すように、遊技者に操作ボタン22の操作方法や操作目的を通知するための連打操作通知画像が表示される。図19(B)に示す例では、「ボタンを連打してパワーをためろ!」のメッセージと共に、パワーゲージ及びボタン図柄が表示されることにより、遊技者に操作ボタン22の操作方法が通知される。このような通知により、遊技者は、操作ボタン22を押してパワーゲージに貯まるパワーが多いほど大当たりの確率が高いことを認識することができる。
なお、演出中は、前記連打操作通知画像などの各種画像が表示されるため、図柄変動表示は、図19(B)に示すように、小型化された状態で図柄表示部341の右下部などの一部の領域に表示される。また、演出中は、図柄変動表示が図柄表示部341に表示されないことも考えられる。
その後、前記連打操作通知画像が表示されてから所定時間が経過すると、図19(C)に示すように、遊技者に操作ボタン22の操作開始指示を通知するための連打操作開始画像が表示される。図19(C)に示す例では、前記連打操作開始画像として、「スタート!」のメッセージが表示されることにより、遊技者に操作ボタン22の操作開始指示が通知される。このような通知により、遊技者は、操作ボタン22を押すタイミングが到来したことを認識することができる。
そして、遊技者が操作ボタン22の連打操作を開始すると、図柄表示部341では、図19(D)及び図19(E)に示すように、前記パワーゲージの表示に表示されるパワー量が徐々に増加するように画像が更新される。このとき、操作ボタン22の操作回数と前記パワーゲージにおけるパワーの増加量との関係は、前記第1規定値に応じて変化し、前記第1規定値が大きいほど、操作ボタン22の操作回数の増加に伴うパワーゲージにおけるパワーの増加量が少なくなり、前記第1規定値が小さいほど、操作ボタン22の操作回数の増加に伴うパワーゲージにおけるパワーの増加量が多くなる。例えば、前記第1規定値は、今回の遊技回の抽選結果が大当たりである場合には、操作有効期間内における操作ボタン22の少ない回数の連打操作でパワーが満タンとなり、抽選結果が外れである場合には、操作有効期間内における操作ボタン22の連打操作ではパワーが満タンに到達しないように設定されている。
このようにパワーゲージのパワー量が増加することにより、遊技者が、操作ボタン22を連打操作することによって、パワーが満タンになって大当たりになる期待感を持つことができるため、遊技者の操作意欲が高まる。また、パワーゲージにパワーが貯まるという感覚的にわかりやすい形態で大当たりへの期待感を遊技者に伝えているため、遊技機10の遊技経験が少ない遊技者に対しても、大当たりの期待感の高低を容易に認識させることができる。
その後、図19(F)に示すように、操作有効期間内に図柄表示部341の前記パワーゲージが満タンになると、図19(G)に示すように、中央の図柄の変動が停止して1列に並ぶ同じ図柄及び「大当たり!」のメッセージを含む連打操作結果画像が表示される。
一方、図柄表示部341の前記パワーゲージが満タンになるまでの間に、操作有効期間が経過すると、図19(H)に示すように、前記パワーゲージのパワー量が一気になくなり、図19(I)に示すように、1列に並ぶ異なる図柄及び「残念!」のメッセージを含む演出終了画像が表示される。
[単発操作演出処理:S1005]
ここに、図16は、前記単発操作演出処理の手順の一例を示すフローチャートである。前記単発操作演出処理では、前記単発操作演出を図柄表示部341に表示させるための処理を実行する。なお、表示制御装置6のROM611には、単発操作演出において図柄表示部341に表示される単発操作予告画像、単発操作開始画像、単発操作結果画像、及び演出終了画像などの画像がそれぞれ複数種類記憶されている。
<ステップS1401>
図16に示すように、ステップS1401では、表示変動パターンコマンドに単発操作演出を示す情報が含まれる場合に前記ステップS1305でオンにされる単発演出フラグ512gに基づいて単発操作演出を実行するか否かを判断する。ここで、単発演出フラグ512gがオンである場合(S1401:Yes)、処理がステップS1402に移行し、単発演出フラグ512gがオンでない場合(S1401:No)、当該単発操作演出処理を終了させる。
<ステップS1402>
ステップS1402では、前記単発操作演出の開始タイミングが到来したか否かを判断する。具体的に、ROM511には、図柄表示部341における変動表示開始後から前記単発操作演出が開始されるまでの開始待機時間が前記単発操作演出の種類ごとに記憶されている。そして、前記ステップS1402では、図柄表示部341における変動表示開始後から前記単発操作演出の種類に対応する前記開始待機時間が経過した場合に前記単発操作演出の開始タイミングが到来したと判断する。ここで、前記単発操作演出の開始タイミングが到来している場合は(S1402:Yes)、処理がステップS1403に移行し、前記単発操作演出の開始タイミングが到来していない場合は(S1402:No)、当該単発操作演出処理を終了させる。
<ステップS1403>
ステップS1403では、操作ボタン22の操作の受付が開始済であるか否かを受付開始フラグ512nがオンであるか否かに応じて判断する。受付開始フラグ512nは、操作ボタン22の操作の受付を開始したか否かを示すフラグであり、後述するように、ステップS1408でオンにされ、ステップS1417でオフにされる。ここで、受付開始フラグ512nがオンである場合は(S1403:Yes)、処理がステップS1411に移行し、受付開始フラグ512nがオンでない場合は(S1403:No)、処理がステップS1404に移行する。
<ステップS1404〜S1405>
ステップS1404では、前記単発操作演出の種類に対応する前記操作ボタン22の操作目的又は操作方法などを伝えるための単発操作予告画像が既に図柄表示部341に表示されているか否かを判断する。ここで、前記単発操作予告画像が表示されていない場合は(S1404:No)、続くステップS1405において、前記単発操作演出の種類に対応する前記単発操作予告画像を図柄表示部341に表示させる。例えば、前記単発操作予告画像として、「ボタンを押して〜を揃えろ」又は「ボタンを押して〜をゲットしろ」のようなミッションを伝えるメッセージが表示される。なお、前記単発操作予告画像に代えて、又は前記単発操作予告画像と共に、操作ボタン22の操作目的又は操作方法がスピーカ26を用いて音声で通知されることも考えられる。一方、前記単発操作予告画像が既に表示されている場合は(S1404:Yes)、処理が前記ステップS1405をスキップしてステップS1406に移行する。
<ステップS1406>
ステップS1406では、前記単発操作予告画像ごとに対応して予め設定され、ROM511に記憶されている予告継続時間が経過したか否かを判断する。前記予告継続時間は、前記単発操作予告画像の表示後に遊技者が前記単発操作予告画像の内容を認識可能な時間として予め設定された待ち時間である。なお、前記予告継続時間は、複数の演出内容又は複数の単発操作予告画像について共通の時間であってもよい。ここで、前記単発操作予告画像に対応する前記予告継続時間が経過している場合は(S1406:Yes)、処理がステップS1407に移行し、前記予告継続時間が経過していない場合は(S1406:No)、当該単発操作演出処理を終了させる。
<ステップS1407>
ステップS1407では、操作ボタン22の操作開始タイミングが到来したことを通知するための単発操作開始画像を図柄表示部341に表示させる。このように、遊技機10では、操作ボタン22の操作目的や操作方法を通知した後に時間差を設けて操作ボタン22の操作開始指示を通知する処理が実行される。ここに、係る処理を実行するときの音声ランプ制御装置5が操作通知手段の一例である。
例えば、前記単発操作開始画像として、「スタート!」又は「Ready Go!」のようなメッセージが表示される。なお、前記単発操作開始画像が、さらに複数段階に分けられていることも考えられる。例えば、前記単発操作開始画像として「Ready」が表示され、その後に「Go!」が表示されることが考えられる。また、本実施の形態では、前記単発操作通知画像及び前記単発操作開始画像が個別の画像である場合を例に挙げて説明するが、これに限らない。例えば前記単発操作通知画像及び前記単発操作開始画像が一つの動作に含まれていることも考えられる。なお、前記単発操作開始画像に代えて、又は前記単発操作開始画像と共に、操作ボタン22の操作開始指示がスピーカ26を用いて音声で通知されることも考えられる。
<ステップS1408>
そして、ステップS1408では、操作ボタン22の操作の受付を開始するため、受付開始フラグ512nをオンにする。これにより、次に当該単発操作演出処理が実行される場合には、前記ステップS1403において処理がステップS1411に移行することになる。なお、受付開始フラグ512nは、後述のステップS1417でオフとなる。
<ステップS1409〜S1410>
次に、ステップS1409では、前記ステップS1407における操作開始指示の通知時点で遊技者による操作ボタン22の操作が継続しているか否かを判断する。即ち、ステップS1409では、前記操作開始指示の通知前後に亘って操作ボタン22が操作されているか否かが判断される。具体的には、第1パターンフラグ512dがオンであるか否かに応じて、操作ボタン22が既に操作されているか否かを判断する。遊技機10では、前述したように操作ボタン22の操作開始タイミングの到来よりも前にその操作ボタン22の操作方法などを遊技者に通知するために、「ボタンを押して〜を揃えろ」のような前記単発操作通知画像が表示されることがある。この場合、遊技者が、前記単発操作通知画像が表示された時点で操作ボタン22の操作を開始してしまうおそれがある。但し、前記単発操作通知画像が表示されても前記単発操作開始画像が表示されるまでの間は、受付開始フラグ512nがオンになっておらず、操作ボタン22の操作の受付が開始していない。そのため、前記単発操作通知画像が表示されてから前記単発操作開始画像が表示されるまでの間に遊技者が操作ボタン22の操作を開始し、その状態が前記単発操作開始画像の表示後も継続している場合には、操作ボタン22の操作の受付開始後に(S1403:Yes)、操作スイッチ22aの入力信号が「OFF」、「ON」、「ON」にならないため(S1415:No)、その操作ボタン22の操作が演出に反映されない。これに対し、遊技機10では、前記単発操作開始画像が表示される前から遊技者による操作ボタン22の操作が開始されている場合にもその操作を演出に反映させるために、前記ステップS1409において前記単発操作開始画像の表示時点における操作ボタン22の操作の継続の有無が判断される。ここで、操作ボタン22の操作が継続している場合は(S1409:Yes)、処理がステップS1410に移行し、既操作フラグ512jをオンにして、当該単発操作演出処理を終了させる。また、操作ボタン22がまだ操作されていない場合は(S1409:No)、そのまま当該単発操作演出処理を終了させる。
<ステップS1411>
一方、前記ステップS1403で操作ボタン22の操作の受付が開始済であると判断された場合、続くステップS1411では、操作ボタン22の操作有効期間内であるか否かを判断する。具体的に、ROM511には、前記単発操作演出の種類ごとに予め設定された有効待ち時間(例えば1〜5秒)が記憶されている。そして、MPU51は、前記単発操作開始画像の表示後から前記有効待ち時間が経過していない場合に操作有効期間内であると判断する。ここで、前記操作有効期間内である場合は(S1411:Yes)、処理がステップS1412に移行し、前記操作有効期間内でなければ(S1411:No)、処理がステップS1418に移行する。
<ステップS1412>
ステップS1412では、前記既操作フラグ512jがオンであるか否かを判断する。ここで、前記既操作フラグ512jがオンでない場合は(S1412:No)、処理がステップS1415に移行する。即ち、前記単発操作開始画像が表示されて前記受付開始フラグ512nがオンになった時点で、まだ遊技者が操作ボタン22を操作しておらず、前記ステップS1410がスキップされた場合、又は前記単発操作開始画像の表示後にまだ操作ボタン22が操作されていない場合には、処理がステップS1415に移行する。
また、前記既操作フラグ512jがオンである場合は(S1412:Yes)、処理がステップS1413に移行する。そのため、前記単発操作開始画像が表示されて前記受付開始フラグ512nがオンになった時点で、遊技者が操作ボタン22を操作しており、前記ステップS1410で既操作フラグ512jがオンにされた場合は、処理がステップS1413に移行する。
<ステップS1413>
ステップS1413では、操作ボタン22の操作が終了したか否かを判断する。具体的には、前記第3パターンフラグ512fがオンである場合に、操作ボタン22が操作状態から非操作状態に変化し、操作ボタン22の操作が終了したと判断する。即ち、前記ステップS1413は、遊技者が単発操作開始画像の表示時点で操作ボタン22を押下していた場合に、その操作ボタン22の押下をやめたことを検出するための処理である。ここで、操作ボタン22の操作が終了した場合は(S1413:Yes)、操作ボタン22の操作を演出に反映させるため、処理がステップS1416に移行する。また、操作ボタン22の操作が終了していない場合は(S1413のNo側)、処理がステップS1414に移行する。
<ステップS1414>
ステップS1414では、前記単発操作開始画像の表示後、予め設定された判定時間が経過したか否かを判断する。前記判定時間は、前記単発操作開始画像が表示されてから、遊技者による操作ボタン22の操作を強制的に確定させるまでの待ち時間であって、少なくとも前記操作有効期間に対応する前記操作待ち時間よりも短い時間(例えば0.5〜1秒)である。遊技機10では、前述したように操作ボタン22の操作開始タイミングの到来よりも前にその操作ボタン22の操作方法などを遊技者に通知するために、「ボタンを押して〜を揃えろ」のような前記単発操作通知画像が表示されることがある。この場合、遊技者が、前記単発操作通知画像が表示された時点で操作ボタン22の操作を開始してしまうおそれがある。但し、前記単発操作通知画像が表示されても前記単発操作開始画像が表示されるまでの間は、受付開始フラグ512nがオンになっておらず、操作ボタン22の操作の受付が開始していない。そのため、前記単発操作通知画像が表示されてから前記単発操作開始画像が表示されるまでの間に遊技者が操作ボタン22の操作を開始し、その状態が前記単発操作開始画像の表示後も継続している場合には、操作ボタン22の操作の受付開始後に(S1403:Yes)、操作スイッチ22aの入力信号が「OFF」、「ON」、「ON」にならないため(S1415:No)、その操作ボタン22の操作が演出に反映されない。特に、このような場合、遊技者が、操作ボタン22の操作が受け付けられないと思い、操作ボタン22を押したままにするおそれがある。このとき、操作ボタン22を操作しているにもかかわらず、いつまでもその操作が演出に反映されないと遊技者が不快に思うおそれがある。これに対し、遊技機10では、前記単発操作開始画像の表示前後に遊技者による操作ボタン22の操作が継続している状態がある程度の時間継続した場合にその操作を演出に反映させるために、前記ステップS1409において前記判定時間の経過の有無が判断される。ここで、前記判定時間が経過した場合は(S1414:Yes)、操作ボタン22の操作を演出に反映させるため、処理がステップS1416に移行する。なお、前記判定時間が経過していない場合は(S1414:No)、当該単発操作演出処理を終了させる。
<ステップS1415>
また、前記ステップS1412において前記既操作フラグ512jがオンでない場合、続くステップS1415では、操作ボタン22の操作が開始されたか否かを判断する。具体的には、第2パターンフラグ512eがオンである場合に、操作ボタン22が非操作状態から操作状態に変化し、操作ボタンの操作が開始したと判断する。ここで、操作ボタン22の操作が開始したと判断すると(S1415:Yes)、操作ボタン22の操作を演出に反映させるため、処理がステップS1416に移行する。また、操作ボタン22の操作が開始していないと判断すると(S1415:No)、当該単発操作演出処理を終了させる。
<ステップS1416>
そして、ステップS1416では、操作ボタン22の操作を反映させた単発操作結果画像を図柄表示部341に表示する。具体的に、ROM611には、前記単発操作演出の種類ごとに対応する複数の単発操作結果画像が記憶されている。そして、前記ステップS1416では、前記単発操作演出に対応する複数の単発操作結果画像のうち、前記ステップS1305において前記表示変動パターンコマンドに含まれる大当たり発生の有無などの情報に応じて選択された単発操作結果に対応する単発操作結果画像を表示する。
例えば、前記単発操作演出に対応して「成功!」の文字を含む単発操作結果画像と「失敗!」の文字を含む単発操作結果画像とがROM611に記憶されており、前記表示変動パターンコマンドに大当たり発生ありの情報が含まれる場合に「成功!」の文字を含む前記単発操作結果画像を表示させ、前記表示変動パターンコマンドに大当たり発生なしの情報が含まれる場合に「失敗!」の文字を含む前記単発操作結果画像を表示させることが考えられる。また、前記単発操作結果画像は、大当たり発生の有無を示すものに限らず、例えば大当たり発生の期待度を示唆するためのメッセージ又はキャラクタなどの画像であってもよい。
また、ステップS1416では、音声ランプ制御装置5に単発操作コマンドが送信され、音声ランプ制御装置5は、前記単発操作結果画像に対応する演出音声をスピーカ26から出力し、前記単発操作結果画像に対応する点灯態様で電飾部27を点灯させる。このように、前記単発操作演出処理では、演出音声及び点灯態様によって演出効果が高められる。さらに、遊技機10が、操作ボタン22を振動させるための振動モーター又は圧電素子などの振動手段を備える場合、ステップS1416において、前記単発操作結果画像を表示し、振動手段を制御して操作ボタン22を振動させることにより、大当たり発生又は大当たりの期待度が高いことを示すことも考えられる。
このように、前記単発操作演出処理では、遊技者による操作ボタン22の操作が演出表示の内容に反映され、その演出表示によって大当たりの有無及び大当たりの期待度を遊技者に伝えることができる。したがって、大当たりになった場合には、自らの操作によって大当たりを引き当てたような感覚を遊技者に与えることができ、遊技者の操作意欲を向上させることができる。
<ステップS1417>
その後、ステップS1417では、単発操作演出処理で使用される単発演出フラグ512g、既操作フラグ512j、及び受付開始フラグ512nをオフにする。
<ステップS1418>
なお、前記ステップS1411で前記操作有効期間内でないと判断された場合(S1411:No)、即ち前記操作有効期間内に操作ボタン22が操作されなかった場合、続くステップS1418では、前記単発操作演出の終了を示す演出終了画像を図柄表示部341に表示する。なお、前記演出終了画像の表示に代えて前記単発操作開始画像の表示明度を低下させることにより、操作有効期間の終了を遊技者に認識させることも考えられる。また、ステップS1418では、音声ランプ制御装置5に演出終了コマンドが送信され、音声ランプ制御装置5は、スピーカ26による演出音声の再生を停止し、電飾部27による演出点灯を終了させる。
以上説明したように、遊技機10では、音声ランプ制御装置5のMPU51が、前記単発操作開始画像の表示後に操作ボタンが非操作状態から操作状態に変化したことを条件に(S1415:Yes)、その操作ボタン22の操作を受け付けて演出に反映させる(S1416)。ここに、係る処理を実行するときのMPU51が第1操作受付手段の一例である。また、音声ランプ制御装置5のMPU51は、前記単発操作開始画像の表示前後に亘って操作ボタン22の操作状態が継続している場合に(S1409:Yes)、前記単発操作演出の操作方法である単発操作に対応して予め定められた操作ボタン22の終了又は前記判定時間の経過を条件に(S1413又はS1414:Yes)、操作ボタン22の操作を受け付け、その操作を演出に反映させる(S1416)。ここに、係る処理を実行するときのMPU51が第2操作受付手段の一例である。
これに対し、従来は、前記単発操作開始画像が表示される前に前記単発操作予告画像が表示されて操作ボタン22の操作方法が通知される構成において、遊技者が前記単発操作予告画像が表示された時点で操作ボタン22の操作を開始した場合にその操作ボタン22の操作がいつまでも検出されず演出に反映されないという問題があった。この場合、遊技者は、操作ボタン22を操作しているにもかかわらずその操作が演出に反映されないために不快に感じるおそれがある。一方、当該第1の実施形態に係る遊技機10では、遊技者が、前記単発操作予告画像が表示された後、前記単発操作開始画像が表示されるまでの間に操作ボタン22の操作を開始し、その操作状態が前記単発操作開始画像の表示時まで継続している場合でも、その遊技者の操作ボタン22の操作を、操作ボタン22の操作が終了した時点又は前記判定時間が経過した時点で演出表示に反映させることができる。したがって、例えば遊技者が操作ボタン22の故障と勘違いすることや、操作ボタン22の再操作を行うストレスから遊技者を解放することができる。
[連打操作演出処理:S1006]
ここに、図17は、前記連打操作演出処理の手順の一例を示すフローチャートである。前記連打操作演出処理では、前記連打操作演出を図柄表示部341に表示させるための処理を実行する。なお、表示制御装置6のROM611には、連打操作演出において図柄表示部341に表示される連打操作予告画像、連打操作開始画像、連打操作演出画像、連打操作結果画像、及び演出終了画像などの画像がそれぞれ複数種類記憶されている。
<ステップS1501>
図17に示すように、ステップS1501では、表示変動パターンコマンドに連打操作演出を示す情報が含まれる場合に前記ステップS1307でオンにされる連打演出フラグ512hに基づいて連打操作演出を実行するか否かを判断する。ここで、連打演出フラグ512hがオンである場合(S1501:Yes)、処理がステップS1502に移行し、連打演出フラグ512hがオンでない場合(S1501:No)、当該連打操作演出処理を終了させる。
<ステップS1502>
ステップS1502では、前記連打操作演出の開始タイミングが到来したか否かを判断する。具体的に、ROM511には、図柄表示部341における変動表示開始後から前記連打操作演出が開始されるまでの連打待機時間が前記連打操作演出の種類ごとに記憶されている。そして、前記ステップS1502では、図柄表示部341における変動表示開始後から前記連打操作演出の種類に対応する前記連打待機時間が経過した場合に前記連打操作演出の開始タイミングが到来したと判断する。ここで、前記連打操作演出の開始タイミングが到来している場合は(S1502:Yes)、処理がステップS1503に移行し、前記連打操作演出の開始タイミングが到来していない場合は(S1502:No)、当該連打操作演出処理を終了させる。
<ステップS1503>
ステップS1503では、操作ボタン22の操作の受付が開始済であるか否かを受付開始フラグ512nがオンであるか否かに応じて判断する。受付開始フラグ512nは、操作ボタン22の操作の受付を開始したか否かを示すフラグであり、後述するように、ステップS1508でオンにされ、ステップS1515でオフにされる。ここで、受付開始フラグ512nがオンである場合は(S1503:Yes)、処理がステップS1509に移行し、受付開始フラグ512nがオンでない場合は(S1503:No)、処理がステップS1504に移行する。
<ステップS1504〜S1505>
ステップS1504では、前記連打操作演出の種類に対応する前記操作ボタン22の操作目的又は操作方法などを伝えるための連打操作予告画像が既に図柄表示部341に表示されているか否かを判断する。ここで、前記連打操作予告画像が表示されていない場合は(S1504:No)、続くステップS1505において、前記連打操作演出の種類に対応する前記連打操作予告画像を図柄表示部341に表示させる。
例えば、前記連打操作予告画像として、「ボタンを連打して〜を開け」や「ボタンを連打して〜を破壊せよ」のようなミッションを伝えるメッセージが表示される。なお、前記連打操作予告画像に代えて、又は前記連打操作予告画像と共に、操作ボタン22の操作目的又は操作方法がスピーカ26を用いて音声で通知されることも考えられる。一方、前記連打操作予告画像が既に表示されている場合は(S1504:Yes)、処理が前記ステップS1505をスキップしてステップS1506に移行する。
<ステップS1506>
ステップS1506では、前記連打操作予告画像ごとに対応して予め設定され、ROM511に記憶されている予告継続時間が経過したか否かを判断する。前記予告継続時間は、前記連打操作予告画像の表示後に遊技者が前記連打操作予告画像の内容を認識可能な時間として予め設定された待ち時間である。なお、前記予告継続時間は、複数の演出内容又は複数の連打操作予告画像について共通の時間であってもよい。ここで、前記連打操作予告画像に対応する前記予告継続時間が経過している場合は(S1506:Yes)、処理がステップS1507に移行し、前記予告継続時間が経過していない場合は(S1506:No)、当該連打操作演出処理を終了させる。
<ステップS1507>
ステップS1507では、操作ボタン22の操作開始タイミングが到来したことを通知するための連打操作開始画像を図柄表示部341に表示させる。このように、遊技機10では、操作ボタン22の操作目的や操作方法を通知した後に時間差を設けて操作ボタン22の操作開始指示を通知する処理が実行される。ここに、係る処理を実行するときの音声ランプ制御装置5が操作通知手段の一例である。例えば、前記連打操作開始画像として、「スタート!」又は「Ready Go!」のようなメッセージが表示される。なお、前記連打操作開始画像が、さらに複数段階に分けられていることも考えられる。例えば、前記連打操作開始画像として「Ready」が表示され、その後に「Go!」が表示されることが考えられる。なお、前記連打操作開始画像に代えて、又は前記連打操作開始画像と共に、操作ボタン22の操作開始指示がスピーカ26を用いて音声で通知されることも考えられる。
<ステップS1508>
そして、ステップS1508では、操作ボタン22の操作の受付を開始するため、受付開始フラグ512nをオンにする。これにより、次に当該連打操作演出処理が実行される場合には、前記ステップS1503において処理がステップS1509に移行することになる。なお、受付開始フラグ512nは、後述のステップS1515でオフとなる。
<ステップS1509>
一方、前記ステップS1503で操作ボタン22の操作の受付が開始済であると判断された場合、続くステップS1509では、操作ボタン22の操作有効期間内であるか否かを判断する。具体的に、ROM511には、前記連打操作演出の種類ごとに予め設定された有効待ち時間(例えば1〜5秒)が記憶されている。そして、MPU51は、前記連打操作開始画像の表示後から前記有効待ち時間が経過していない場合に操作有効期間内であると判断する。ここで、前記操作有効期間内である場合は(S1509:Yes)、処理がステップS1510に移行し、前記操作有効期間内でなければ(S1509:No)、処理がステップS1516に移行する。
<ステップS1510>
ステップS1510では、操作ボタン22の操作が開始されたか否かを第2パターンフラグ512eがオンであるか否かに応じて判断する。ここで、操作ボタン22の操作が開始したと判断すると(S1510:Yes)、操作ボタン22の操作を演出に反映させるため、処理がステップS1511に移行する。また、操作ボタン22の操作が開始していないと判断すると(S1510:No)、当該連打操作演出処理を終了させる。
<ステップS1511>
ステップS1511では、連打カウンタ512kを1ずつ加算する。これにより、連打カウンタ512kには、連打操作演出における操作有効期間内の操作回数が記憶されることになる。
<ステップS1512>
そして、ステップS1512では、連打カウンタ512kの値に対応する連打操作演出画像を図柄表示部341に表示させる。具体的に、ROM611には、連打カウンタ512kの値の増加に伴って内容が変化する複数の連打操作演出画像が記憶されており、ステップS1512では、連打カウンタ512kの値に対応する前記連打操作演出画像が読み出されて表示される。例えば、前記連打操作演出が、操作ボタン22の連打操作に応じて扉を開く演出である場合には、その扉が徐々に開く画像が図柄表示部341に表示され、操作ボタン22の連打操作に応じて物を破壊する演出である場合には、その物が徐々に破壊される画像が図柄表示部341に表示される。
また、ステップS1512では、音声ランプ制御装置5に連打操作コマンドが送信され、音声ランプ制御装置5は、前記連打操作演出画像の表示に対応する演出音声をスピーカ26から出力し、前記連打操作演出画像に対応する点灯態様で電飾部27を点灯させる。例えば、スピーカ26からは、扉が徐々に開く効果音や物の破壊音などが再生され、そのときの音量も徐々に大きくなることが考えられる。また、電飾部27は、前記操作回数の増加に伴って徐々に点灯数が増加することや徐々に輝度が高くなることが考えられる。これにより、前記連打操作演出処理では、演出音声及び点灯態様によって演出効果が高められる。なお、音声ランプ制御装置5は、前記連打操作演出画像の表示に対応する演出音声と共に、操作ボタン22の連打操作に対応する効果音を操作ボタン22の操作ごとにスピーカ26から出力する。これにより、遊技者は、操作ボタン22の連打操作が受け付けられている感覚を効果音によって得ることができる。
<ステップS1513>
次に、ステップS1513では、連打カウンタ512kが連打操作演出に対応する前記第1規定値以上に達したか否かを判断する。なお、前記第1規定値は、演出内容が連打操作演出であると判断された場合に(S1306:Yes)、前記ステップS1307で設定される値である。ここで、連打カウンタ512kが前記第1規定値以上である場合は(S1513:Yes)、処理がステップS1514に移行し、連打カウンタ512kが前記第1規定値以上でない場合は(S1513:No)、当該連打操作演出処理は終了する。
<ステップS1514>
そして、ステップS1514では、操作ボタン22の連打操作の結果として前記連打操作結果画像を図柄表示部341に表示する。具体的に、ROM611には、前記連打操作演出の種類ごとに対応する複数の連打操作結果画像が記憶されている。そして、前記ステップS1514では、前記連打操作演出に対応する複数の連打操作結果画像のうち、前記表示変動パターンコマンドに含まれる大当たり発生の有無の情報に応じて選択される連打操作結果画像を表示する。
例えば、前記連打操作演出に対応して「成功!」の文字を含む連打操作結果画像と「失敗!」の文字を含む連打操作結果画像とがROM611に記憶されており、前記表示変動パターンコマンドに大当たり発生ありの情報が含まれる場合に「成功!」の文字を含む前記連打操作結果画像を表示させ、前記表示変動パターンコマンドに大当たり発生なしの情報が含まれる場合に「失敗!」の文字を含む前記連打操作結果画像を表示させることが考えられる。また、前記連打操作結果画像は、大当たり発生の有無を示すものに限らず、例えば大当たり発生の期待度を示唆するためのメッセージ又はキャラクタなどの画像であってもよい。
また、ステップS1514では、音声ランプ制御装置5に連打操作コマンドが送信され、音声ランプ制御装置5は、前記連打操作結果画像に対応する演出音声をスピーカ26から出力し、前記連打操作結果画像に対応する点灯態様で電飾部27を点灯させる。これにより、前記連打操作演出処理では、演出音声及び点灯態様によって演出効果が高められる。さらに、遊技機10が、操作ボタン22を振動させるための振動モーター又は圧電素子などの振動手段を備える場合、ステップS1514において、前記連打操作結果画像の表示と共に、振動手段を制御して操作ボタン22を振動させることにより、大当たり発生又は大当たりの期待度が高いことを示すことも考えられる。
このように、前記連打操作演出処理では、遊技者による操作ボタン22の連打操作が演出表示の内容に反映され、その演出表示によって大当たりの有無及び大当たりの期待度を遊技者に伝えることができる。したがって、大当たりになった場合には、自らの操作によって大当たりを引き当てたような感覚を遊技者に与えることができ、遊技者の操作意欲を向上させることができる。
<ステップS1515>
その後、ステップS1515では、連打操作演出処理で使用される連打演出フラグ512h及び受付開始フラグ512nをオフにし、連打カウンタ512kを0にクリアして、当該連打操作演出処理を終了させる。
<ステップS1516>
なお、前記ステップS1509で前記操作有効期間内でないと判断された場合(S1509:No)、即ち前記連打操作開始画像の表示後から前記有効待ち時間が経過した場合、続くステップS1516では、前記連打操作演出の終了を示す演出終了画像を図柄表示部341に表示する。なお、前記演出終了画像の表示に代えて前記連打操作開始画像の表示明度を低下させることにより、操作有効期間の終了を遊技者に認識させることも考えられる。また、ステップS1516では、音声ランプ制御装置5に演出終了コマンドが送信され、音声ランプ制御装置5は、スピーカ26による演出音声の再生を停止し、電飾部27による演出点灯を終了させる。
以上説明したように、遊技機10では、音声ランプ制御装置5のMPU51が、前記連打操作開始画像の表示後に操作ボタン22が非操作状態から操作状態に変化したことを条件に(S1510:Yes)、操作ボタン22の操作を受け付けて演出に反映させる(S1512)。ここに、係る処理を実行するときのMPU51が第1操作受付手段の一例である。一方、前記連打演出処理では、前記単発操作演出処理とは異なり、前記連打操作開始画像の表示前後に亘る操作ボタン22の操作状態が考慮されずに無視される。このように、前記連打操作開始画像の表示前後に亘る操作ボタン22の操作状態を無視するときのMPU51も第2操作受付手段の一例である。これは、前述の前記単発操作演出のように操作ボタン22の一度の操作で前記単発操作結果画像が表示される演出では、遊技者の操作ボタン22の一度の操作の重要性が高いのに対し、前記連打操作演出のように操作ボタン22の操作回数が前記連打操作結果画像の表示に反映される演出では、遊技者が操作ボタン22を繰り返し操作するため最初の操作が無視されたことの不満や違和感が小さいためである。そして、前記連打操作演出処理では、前記連打操作開始画像の表示前後に亘る操作ボタン22の操作状態を無視することによりMPU51の処理負担が軽減される。
なお、前記操作方法が操作有効期間内における操作ボタン22の断続操作である前記連打操作演出処理においても、前記単発操作演出処理における前記ステップS1409〜S1410及び前記ステップS1412〜S1414と同様の処理を実行することが他の実施形態として考えられる。即ち、前記連打操作演出処理において、前記長押し操作開始画像の表示前後に亘って操作ボタン22の操作状態が継続している場合に、操作ボタン22が操作状態から非操作状態に変化したことを条件に操作ボタン22の操作を受け付けることが考えられる。これにより、前記操作開始指示の通知前後に亘って行われる操作ボタン22の操作も前記断続操作の1回の操作として前記演出に反映させることが可能である。
[長押し操作演出処理:S1007]
ここに、図18は、前記長押し操作演出処理の手順の一例を示すフローチャートである。前記長押し操作演出処理では、前記長押し操作演出を図柄表示部341に表示させるための処理を実行する。なお、表示制御装置6のROM611には、長押し操作演出において図柄表示部341に表示される長押し操作予告画像、長押し操作開始画像、長押し操作演出画像、長押し操作結果画像、及び演出終了画像などの画像がそれぞれ複数種類記憶されている。
<ステップS1601>
図18に示すように、ステップS1601では、表示変動パターンコマンドに長押し操作演出を示す情報が含まれる場合に前記ステップS1309でオンにされる長押し演出フラグ512iに基づいて長押し操作演出を実行するか否かを判断する。ここで、長押し演出フラグ512iがオンである場合(S1601:Yes)、処理がステップS1602に移行し、長押し演出フラグ512iがオンでない場合(S1601:No)、当該長押し操作演出処理を終了させる。
<ステップS1602>
ステップS1602では、前記長押し操作演出の開始タイミングが到来したか否かを判断する。具体的に、ROM511には、図柄表示部341における変動表示開始後から前記長押し操作演出が開始されるまでの長押し待機時間が前記長押し操作演出の種類ごとに記憶されている。そして、前記ステップS1602では、図柄表示部341における変動表示開始後から前記長押し操作演出の種類に対応する前記長押し待機時間が経過した場合に前記長押し操作演出の開始タイミングが到来したと判断する。ここで、前記長押し操作演出の開始タイミングが到来している場合は(S1602:Yes)、処理がステップS1603に移行し、前記長押し操作演出の開始タイミングが到来していない場合は(S1602:No)、当該長押し操作演出処理を終了させる。
<ステップS1603>
ステップS1603では、操作ボタン22の操作の受付が開始済であるか否かを受付開始フラグ512nがオンであるか否かに応じて判断する。受付開始フラグ512nは、操作ボタン22の操作の受付を開始したか否かを示すフラグであり、後述するように、ステップS1608でオンにされ、ステップS1617でオフにされる。ここで、受付開始フラグ512nがオンである場合は(S1603:Yes)、処理がステップS1609に移行し、受付開始フラグ512nがオンでない場合は(S1603:No)、処理がステップS1604に移行する。
<ステップS1604〜S1605>
ステップS1604では、前記長押し操作演出の種類に対応する前記操作ボタン22の操作目的又は操作方法などを伝えるための長押し操作予告画像が既に図柄表示部341に表示されているか否かを判断する。ここで、前記長押し操作予告画像が表示されていない場合は(S1604:No)、続くステップS1605において、前記長押し操作演出の種類に対応する前記長押し操作予告画像を図柄表示部341に表示させる。例えば、前記長押し操作予告画像として、「ボタンを長押ししてパワーをためろ」のようなミッションを伝えるメッセージが表示される。なお、前記長押し操作予告画像に代えて、又は前記長押し操作予告画像と共に、操作ボタン22の操作目的又は操作方法がスピーカ26を用いて音声で通知されることも考えられる。一方、前記長押し操作予告画像が既に表示されている場合は(S1604:No)、処理が前記ステップS1605をスキップしてステップS1606に移行する。
<ステップS1606>
ステップS1606では、前記長押し操作予告画像ごとに対応して予め設定され、ROM511に記憶されている予告継続時間が経過したか否かを判断する。前記予告継続時間は、前記長押し操作予告画像の表示後に遊技者が前記長押し操作予告画像の内容を認識可能な時間として予め設定された待ち時間である。なお、前記予告継続時間は、複数の演出内容又は複数の長押し操作予告画像について共通の時間であってもよい。ここで、前記長押し操作予告画像に対応する前記予告継続時間が経過している場合は(S1606:Yes)、処理がステップS1607に移行し、前記予告継続時間が経過していない場合は(S1606:No)、当該長押し操作演出処理を終了させる。
<ステップS1607>
ステップS1607では、操作ボタン22の操作開始タイミングが到来したことを通知するための長押し操作開始画像を図柄表示部341に表示させる。このように、遊技機10では、操作ボタン22の操作目的や操作方法を通知した後に時間差を設けて操作ボタン22の操作開始指示を通知する処理が実行される。ここに、係る処理を実行するときの音声ランプ制御装置5が操作通知手段の一例である。例えば、前記長押し操作開始画像として、「スタート!」又は「Ready Go!」のようなメッセージが表示される。なお、前記長押し操作開始画像が、さらに複数段階に分けられていることも考えられる。例えば、前記長押し操作開始画像として「Ready」が表示され、その後に「Go!」が表示されることが考えられる。なお、前記長押し操作開始画像に代えて、又は前記長押し操作開始画像と共に、操作ボタン22の操作開始指示がスピーカ26を用いて音声で通知されることも考えられる。
<ステップS1608>
そして、ステップS1608では、操作ボタン22の操作の受付を開始するため、受付開始フラグ512nをオンにする。これにより、次に当該長押し操作演出処理が実行される場合には、前記ステップS1603において処理がステップS1611に移行することになる。なお、受付開始フラグ512nは、後述のステップS1619でオフとなる。
<ステップS1609〜S1610>
ステップS1609では、前記ステップS1607における操作開始指示の通知時点で遊技者による操作ボタン22の操作が継続しているか否かを判断する。即ち、ステップS1609では、前記操作開始指示の通知前後に亘って操作ボタン22が操作されているか否かが判断される。具体的には、第1パターンフラグ512dがオンであるか否かに応じて、操作ボタン22が既に操作されているか否かを判断する。遊技機10では、前述したように操作ボタン22の操作開始タイミングの到来よりも前にその操作ボタン22の操作方法などを遊技者に通知するために、「ボタンを長押ししてパワーをためろ」のような前記長押し操作通知画像が表示されることがある。この場合、遊技者が、前記長押し操作通知画像が表示された時点で操作ボタン22の操作を開始してしまうおそれがある。但し、前記長押し操作通知画像が表示されても前記長押し操作開始画像が表示されるまでの間は、受付開始フラグ512nがオンになっておらず、操作ボタン22の操作の受付が開始していない。そのため、前記長押し操作通知画像が表示されてから前記長押し操作開始画像が表示されるまでの間に遊技者が操作ボタン22の操作を開始し、その状態が前記長押し操作開始画像の表示後も継続している場合には、操作ボタン22の操作の受付開始後に(S1603:Yes)、操作スイッチ22aの入力信号が「OFF」、「ON」、「ON」にならないため(S1614:No)、その操作ボタン22の操作が演出に反映されない。これに対し、遊技機10では、前記長押し操作開始画像が表示される前から遊技者による操作ボタン22の操作が開始されている場合にもその操作を演出に反映させるために、前記ステップS1609において前記長押し操作開始画像の表示時点における操作ボタン22の操作の継続の有無が判断される。ここで、操作ボタン22の操作が継続している場合は(S1609:Yes)、処理がステップS1610に移行し、長押しカウンタ512kを1つ加算して、当該長押し操作演出処理を終了させる。また、操作ボタン22がまだ操作されていない場合は(S1609:No)、そのまま当該長押し操作演出処理を終了させる。
<ステップS1611>
一方、前記ステップS1603で操作ボタン22の操作の受付が開始済であると判断された場合、続くステップS1611では、操作ボタン22の操作有効期間内であるか否かを判断する。具体的に、ROM511には、前記長押し操作演出の種類ごとに予め設定された有効待ち時間(例えば1〜5秒)が記憶されている。そして、MPU51は、前記長押し操作開始画像の表示後から前記有効待ち時間が経過していない場合に操作有効期間内であると判断する。ここで、前記操作有効期間内である場合は(S1611:Yes)、処理がステップS1612に移行し、前記操作有効期間内でなければ(S1611:No)、処理がステップS1620に移行する。
<ステップS1612>
ステップS1612では、前記長押しカウンタ512kが0より大きいか否かを判断する。ここで、前記長押しカウンタ512kが0である場合は(S1612:No)、処理がステップS1614に移行する。即ち、前記長押し操作開始画像が表示されて前記受付開始フラグ512nがオンになった時点で、まだ遊技者が操作ボタン22を操作しておらず、前記ステップS1610がスキップされた場合、又は前記長押し操作開始画像の表示後にまだ操作ボタン22が操作されていない場合には、処理がステップS1614に移行する。
また、前記長押しカウンタ512kが0より大きい場合は(S1612:Yes)、処理がステップS1613に移行する。そのため、前記長押し操作開始画像が表示されて前記受付開始フラグ512nがオンになった時点で、遊技者が操作ボタン22を操作しており、前記ステップS1610で長押しカウンタ512kが加算された場合は、処理がS1613に移行する。
<ステップS1613>
ステップS1613では、操作ボタン22の操作が終了したか否かを判断する。具体的には、前記第3パターンフラグ512fがオンである場合に、操作ボタン22が操作状態から非操作状態に変化し、操作ボタン22の操作が終了したと判断する。即ち、前記ステップS1613は、遊技者が操作ボタン22の押下をやめたことを検出するための処理である。ここで、操作ボタン22の操作が終了した場合は(S1613:Yes)、当該長押し操作演出処理は終了する。一方、操作ボタン22の操作が終了していない場合は(S1613のNo側)、即ち操作ボタン22の操作が継続している場合は、処理がステップS1615に移行する。
<ステップS1614>
また、ステップS1614では、操作ボタン22の操作が開始されたか否かを判断する。具体的には、第2パターンフラグ512eがオンである場合に、操作ボタン22が非操作状態から操作状態に変化し、操作ボタンの操作が開始したと判断する。ここで、操作ボタン22の操作が開始したと判断すると(S1614:Yes)、操作ボタン22の操作を演出に反映させるため、処理がステップS1615に移行する。また、操作ボタン22の操作が開始していないと判断すると(S1614:No)、当該長押し操作演出処理を終了させる。
<ステップS1615>
ステップS1615では、長押しカウンタ512kを1ずつ加算する。これにより、長押しカウンタ512kには、長押し操作演出における操作有効期間内の操作時間に対応するカウンタ値が記憶されることになる。
<ステップS1616>
そして、ステップS1616では、長押しカウンタ512kの値に対応する長押し操作演出画像を図柄表示部341に表示させる。具体的に、ROM611には、長押しカウンタ512kの値の増加に伴って内容が変化する複数の長押し操作演出画像が記憶されており、ステップS1616では、長押しカウンタ512kの値に対応する前記長押し操作演出画像が読み出されて表示される。例えば、前記長押し操作演出が、操作ボタン22の長押し操作に応じてパワーゲージのパワー量が増加する演出である場合には、そのパワー量が徐々に増加する画像が図柄表示部341に表示される。
また、ステップS1616では、音声ランプ制御装置5に長押し操作コマンドが送信され、音声ランプ制御装置5は、前記長押し操作演出画像の表示に対応する演出音声をスピーカ26から出力し、前記長押し操作演出画像に対応する点灯態様で電飾部27を点灯させる。例えば、スピーカ26からは、パワー量が徐々に増加している状況を示唆する音声などが再生され、その音量も徐々に大きくなることが考えられる。また、電飾部27は、パワー量の増加に伴って徐々に点灯数が増加ことや徐々に輝度が高くなることが考えられる。これにより、前記長押し操作演出処理では、演出音声及び点灯態様によって演出効果が高められる。なお、音声ランプ制御装置5は、前記長押し操作演出画像の表示に対応する演出音声と共に、操作ボタン22の長押し操作に対応する効果音を操作ボタン22の操作ごとにスピーカ26から出力する。これにより、遊技者は、操作ボタン22の長押し操作が受け付けられている感覚を効果音によって得ることができる。
<ステップS1617>
次に、ステップS1617では、長押しカウンタ512kが長押し操作演出に対応する前記第2規定値以上に達したか否かを判断する。なお、前記第2規定値は、演出内容が長押し操作演出であると判断された場合に(S1308:Yes)、前記ステップS1309で設定される値である。ここで、長押しカウンタ512kが前記第2規定値以上である場合は(S1617:Yes)、処理がステップS1618に移行し、長押しカウンタ512kが前記第2規定値以上でない場合は(S1617:No)、当該長押し操作演出処理は終了する。
<ステップS1618>
そして、ステップS1618では、操作ボタン22の長押し操作の結果として前記長押し操作結果画像を図柄表示部341に表示する。具体的に、ROM611には、前記長押し操作演出の種類ごとに対応する複数の長押し操作結果画像が記憶されている。そして、前記ステップS1618では、前記長押し操作演出に対応する複数の長押し操作結果画像のうち、前記表示変動パターンコマンドに含まれる大当たり発生の有無の情報に応じて選択される長押し操作結果画像を表示する。
例えば、前記長押し操作演出に対応して「成功!」の文字を含む長押し操作結果画像と「失敗!」の文字を含む長押し操作結果画像とがROM611に記憶されており、前記表示変動パターンコマンドに大当たり発生ありの情報が含まれる場合に「成功!」の文字を含む前記長押し操作結果画像を表示させ、前記表示変動パターンコマンドに大当たり発生なしの情報が含まれる場合に「失敗!」の文字を含む前記長押し操作結果画像を表示させることが考えられる。また、前記長押し操作結果画像は、大当たり発生の有無を示すものに限らず、例えば大当たり発生の期待度を示唆するためのメッセージ又はキャラクタなどの画像であってもよい。
また、ステップS1618では、音声ランプ制御装置5に長押し操作コマンドが送信され、音声ランプ制御装置5は、前記長押し操作結果画像に対応する演出音声をスピーカ26から出力し、前記長押し操作結果画像に対応する点灯態様で電飾部27を点灯させる。これにより、前記長押し操作演出処理では、演出音声及び点灯態様によって演出効果が高められる。さらに、遊技機10が、操作ボタン22を振動させるための振動モーター又は圧電素子などの振動手段を備える場合、ステップS1618において、前記長押し操作結果画像を表示し、振動手段を制御して操作ボタン22を振動させることにより、大当たり発生又は大当たりの期待度が高いことを示すことも考えられる。
このように、前記長押し操作演出処理では、遊技者による操作ボタン22の長押し操作が演出表示の内容に反映され、その演出表示によって大当たりの有無及び大当たりの期待度を遊技者に伝えることができ、遊技者が自ら当たりを引き当てたような感覚を与えることができ、遊技者の操作意欲を向上させることができる。
<ステップS1619>
その後、ステップS1619では、長押し操作演出処理で使用される長押し演出フラグ512i及び受付開始フラグ512nをオフにし、長押しカウンタ512mを0にクリアして、当該長押し操作演出処理を終了させる。
<ステップS1620>
なお、前記ステップS1609で前記操作有効期間内でないと判断された場合(S1609:No)、即ち前記長押し操作開始画像の表示後から前記有効待ち時間が経過した場合、続くステップS1620では、前記長押し操作演出の終了を示す演出終了画像を図柄表示部341に表示する。なお、前記演出終了画像の表示に代えて前記長押し操作開始画像の表示明度を低下させることにより、操作有効期間の終了を遊技者に認識させることも考えられる。また、ステップS1620では、音声ランプ制御装置5に演出終了コマンドが送信され、音声ランプ制御装置5は、スピーカ26による演出音声の再生を停止し、電飾部27による演出点灯を終了させる。
以上説明したように、遊技機10では、音声ランプ制御装置5のMPU51が、前記長押し操作開始画像の表示後に操作ボタンが非操作状態から操作状態に変化したことを条件に(S1614:Yes)、その操作ボタン22の操作を受け付けて演出に反映させる(S1615〜S1616)。ここに、係る処理を実行するときのMPU51が第1操作受付手段の一例である。また、音声ランプ制御装置5のMPU51は、前記長押し操作開始画像の表示前後に亘って操作ボタン22の操作状態が継続している場合には(S1609:Yes)、前記長押し操作演出の操作方法である長押し操作に対応して予め定められた操作ボタン22の操作状態が継続しているという条件にしたがって(S1614:No)、操作ボタン22の操作を受け付け、その操作を演出に反映させる(S1615〜S1616)。ここに、係る処理を実行するときのMPU51が第2操作受付手段の一例である。
これに対し、従来は、前記長押し操作開始画像が表示される前に前記長押し操作予告画像が表示されて操作ボタン22の操作方法が通知される構成において、遊技者が前記長押し操作予告画像が表示された時点で操作ボタン22の操作を開始した場合にその操作ボタン22の操作がいつまでも検出されず演出に反映されないという問題があった。特に、操作ボタン22の操作方法が長押しである場合には、遊技者が操作ボタン22を押したままの状態にする可能性が非常に高い。この場合、遊技者は、操作ボタン22を操作しているにもかかわらずその操作が演出に反映されないために不快に感じるおそれがある。一方、当該第1の実施形態に係る遊技機10では、遊技者が、前記長押し操作予告画像が表示された後、前記長押し操作開始画像が表示されるまでの間に操作ボタン22の操作を開始し、その操作状態が前記長押し操作開始画像の表示時まで継続している場合でも、その遊技者の操作ボタン22の操作を、前記長押し操作開始画像の表示時点から反映させることができる。したがって、例えば遊技者が操作ボタン22の故障と勘違いすることや、操作ボタン22の再操作を行うストレスから遊技者を解放することができる。
以上説明したように、遊技者による操作ボタン22の操作を伴う演出が実行される場合に、その操作ボタン22の操作方法などを通知した後、操作ボタン22の操作の受付が開始されるまでの間に操作ボタン22が押しっぱなしの状態になるおそれがある。これに対し、前記第1の実施形態に係る遊技機10では、特に操作ボタン22の操作方法が単発操作又は長押し操作であって、操作ボタン22の操作方法などを通知した後、操作ボタン22の操作の受付が開始されるまでの間に操作ボタン22が押しっぱなしの状態になっている場合であっても、その操作を演出に反映させることが可能になる。また、前述したように操作ボタン22の操作方法が連打操作である場合には、遊技者が操作ボタン22を繰り返し操作することになるため、操作ボタン22の操作方法などを通知した後、操作ボタン22の操作の受付が開始されるまでの間に操作ボタン22が押しっぱなしの状態になっている場合であってもその操作を無視することにより処理が簡素化される。もちろん、前述したように、操作ボタン22の操作内容が連打操作である場合にも単発操作と同様に、操作ボタン22の操作方法などを通知した後、操作ボタン22の操作の受付が開始されるまでの間に操作ボタン22が押しっぱなしの状態になっている場合に、その操作を演出に反映させることも考えられる。
[他の実施形態]
以下、本発明に係る遊技機10の他の実施形態について説明する。また、下記の他の実施形態において、前記第1の実施形態で説明した遊技機10と同様の構成については説明を省略する。なお、前記第1の実施形態及び下記の他の実施形態の各構成及び各処理機能を取捨選択して任意に組み合わせることも可能である。
[第2の実施形態]
前記第1の実施形態では、前記単発操作演出処理(図16参照)において、前記単発操作開始画像の表示前後に亘って操作ボタン22の操作状態が継続している場合に(S1409:Yes)、その操作を前記単発操作開始画像の表示後に演出に反映させる場合について説明した。一方、操作ボタン22の操作方法などを示す前記単発操作通知画像が表示されたときにその操作ボタン22の操作の受付を開始することが考えられる。当該第2の実施形態では、前記単発操作通知画像が表示されたときに操作ボタン22の操作の受付を有効にすることにより、前記単発操作通知画像が表示されてから前記単発操作開始画像が表示されるまでの間における遊技者の操作ボタン22の操作を演出に反映させる構成について説明する。
具体的に、当該第2の実施形態では、図20を参照しつつ、音声ランプ制御装置5のMPU51によって実行される単発操作演出処理の他の例について説明する。なお、図20に示す単発操作演出処理において、図16に示した前記単発操作演出処理と同様の処理については同じ符号を付してその説明を省略する。具体的に、当該第2の実施形態では、前記単発操作演出処理において、下記のステップS1801の処理が実行され、前記ステップS1401〜S1402及び前記ステップS1403が省略される。
<ステップS1801>
図20に示すように、前記ステップS1405において前記単発操作予告画像を表示すると、続くステップS1801では、操作ボタン22の操作が開始されたか否かを判断する。ここで、操作ボタン22の操作が開始したと判断すると(S1801:Yes)、操作ボタン22の操作を受け付けて、処理を前記ステップS1416に移行させる。ここに、前記ステップS1801を実行することにより前記単発操作予告画像の表示による操作方法の通知以後の操作ボタン22の操作を受け付けるときのMPU51が操作受付手段の一例である。
これにより、前記ステップS1416では、前記操作ボタン22の操作が演出に反映されて前記単発操作結果画像が表示される。ここに、前記ステップS1801で受け付けられた操作ボタン22の操作を演出に反映させるときのMPU51が操作反映手段の一例である。即ち、当該第2の実施形態では、前記単発操作通知画像が表示されるタイミングで操作ボタン22の操作の受付が有効になっている。なお、操作ボタン22の操作が開始していない場合は(S1801:No)、処理が前記ステップS1406に移行する。
このように、当該第2の実施形態では、前記単発操作予告画像の表示による操作方法の通知から、前記単発操作開始画像の表示による操作開始指示の通知までの間に行われる操作ボタン22の操作を有効に利用することができる。また、当該第2の実施形態では、前記操作ボタン22が操作された時点でその操作が演出に反映されるというシンプルな処理が追加させるだけであるため、MPU51の処理負担を抑制しつつ、前記単発操作開始画像の表示前における操作ボタン22の操作に関する問題を解決することができる。例えば、遊技者が操作ボタン22を再操作する手間が省略され、遊技者が操作ボタン22の故障と勘違いすることが防止される。
なお、ここでは、前記単発操作演出処理を例に挙げて説明したが、前記連打操作演出処理又は前記長押し操作演出処理についても同様に構成することが考えられる。即ち、前記連打演出処理の場合は、前記連打操作予告画像の表示から前記連打操作開始画像の表示までの間に操作ボタン22の操作を受け付けた場合に、処理を前記ステップS1508(図17参照)に移行させて受付開始フラグ512nをオンにすることが考えられる。また、前記長押し演出処理では、前記長押し操作予告画像の表示から前記長押し操作開始画像の表示までの間に操作ボタン22の操作を受け付けた場合に、受付開始フラグ512nをオンにし、長押しカウンタ512mを1つ加算することが考えられる。これにより、前記連打演出処理及び前記長押し演出処理においても、前記操作ボタン22の操作時点でその操作が演出に反映されるため、遊技者が操作ボタン22を再操作する手間が省略され、遊技者が操作ボタン22の故障と勘違いすることが防止される。
前記単発操作演出処理、前記連打操作演出処理、又は前記長押し演出処理において、各操作予告画像の表示から各操作開始画像の表示までの間に、操作ボタン22の操作を受け付けた場合に、図柄表示部341の表示内容を変えることなく、スピーカ26から操作に対応する効果音を出力することや電飾部27を操作に応じて点滅させることなど、スピーカ26又は電飾部27などを用いて操作を受け付けていることを遊技者に示唆することが考えられる。これにより、少なくとも操作ボタン22が故障しているのではなく、操作は受け付けられていることを遊技者に示すことができる。
[第3の実施形態]
前記第2の実施形態では、前記単発操作通知画像が表示されてから前記単発操作開始画像が表示されるまでの間に操作ボタン22の操作があった場合に、その時点で操作を演出に反映させる場合について説明した。一方、このような場合には、前記単発操作開始画像が表示されないことがあるため、操作ボタン22を早期に操作してしまった遊技者に対して本来の単発操作演出を見せることができない。そこで、当該第3の実施形態では、前記単発操作通知画像が表示されてから前記単発操作開始画像が表示されるまでの間に操作ボタン22の操作があった場合であっても、その操作を前記単発操作開始画像が表示されるまでの間は保留し、前記単発操作開始画像の表示以後に前記操作を演出に反映させる構成について説明する。
具体的に、当該第3の実施形態では、図21を参照しつつ、音声ランプ制御装置5のMPU51によって実行される単発操作演出処理の他の例について説明する。なお、図21に示す単発操作演出処理において、図16に示した前記単発操作演出処理と同様の処理については同じ符号を付してその説明を省略する。具体的に、当該第3の実施形態では、前記単発操作演出処理において、下記のステップS1901〜S1903の処理が実行され、前記ステップS1413〜S1414は省略される。
<ステップS1901>
図21に示すように、前記ステップS1405において前記単発操作予告画像を表示すると、続くステップS1901では、操作ボタン22の操作が開始されたか否かを判断する。具体的には、第2パターンフラグ512eがオンである場合に、操作ボタン22が非操作状態から操作状態に変化し、操作ボタンの操作が開始したと判断する。ここで、操作ボタン22の操作が開始したと判断すると(S1901:Yes)、処理がステップS1902に移行し、操作ボタン22の操作が開始していないと判断すると(S1901:No)、処理が前記ステップS1406に移行する。
<ステップS1902>
ステップS1902では、既操作フラグ512jをオンにする。これにより、前記単発操作予告画像の表示後、前記単発操作開始画像が表示されるまでの間に、操作ボタン22の操作が行われたか否かを既操作フラグ512jの状態に応じて判断することが可能になる。
<ステップS1903>
その後、前記ステップS1411で、前記操作有効期間内であると判断されると(S1411:Yes)、続くステップS1903では、前記ステップS1412と同様に、既操作フラグ512jがオンであるか否かを判断する。ここで、既操作フラグ512jがオンでない場合には(S1903:No)、処理が前記ステップS1415に移行する。一方、既操作フラグ512jがオンである場合には(S1903:Yes)、処理が前記ステップS1416に移行して前記単発操作結果画像が表示される。即ち、前記単発操作予告画像が表示されてから前記単発操作開始画像が表示されるまでの間に操作ボタン22の操作が受け付けられて既操作フラグ512jがオンにされている場合には、その後に、前記単発操作開始画像の表示により操作開始指示が通知されるタイミングで、その操作ボタン22の操作が演出に反映される。即ち、前記単発操作開始画像の表示から前記単発操作開始画像の表示までの間に操作ボタン22の操作が受け付けられている場合は、前記操作開始指示の通知直後に操作が演出に反映される。
以上説明したように、当該第3の実施形態では、前記単発操作通知画像が表示されるタイミングで操作ボタン22の操作の受付が有効になり、その後の前記単発操作開始画像が表示されるタイミングでその操作が反映される。したがって、遊技者が前記単発操作開始画像の表示前に操作ボタン22を操作した場合であっても、遊技者の再操作を伴うことなく、操作ボタン22の操作を演出に反映させることができる。これにより、例えば操作ボタン22を操作した遊技者が操作ボタン22の故障と勘違いすることや、操作ボタン22の再操作を行うストレスから遊技者を解放することができる。
特に、遊技機10では、図柄表示部341における図柄変動表示が開始されてから、前記単発操作予告画像が表示され、前記単発操作開始画像が表示される過程に従って徐々に演出効果が高まるようにスピーカ26から出力される音声及び電飾部27の点灯態様が定められることがある。この点、当該第3の実施形態では、前記第2の実施形態のように前記単発操作開始画像が表示される前に前記単発操作結果画像が表示されることがないため、演出効果が高くなった状態で操作ボタン22の操作を演出に反映させることができ、遊技機10が有する本来の演出内容によって遊技者の遊技に興趣を添えることができる。また、前記単発操作予告画像の後に、前記単発操作開始画像が表示されてから前記単発操作結果画像が表示されるため、遊技者に前記単発操作開始画像を見せることができ、本来は前記単発操作開始画像の表示後に操作ボタン22を押すべきであったことを認識させることができる。
[第4の実施形態]
前記第3の実施形態では、前記単発操作通知画像が表示されてから前記単発操作開始画像が表示されるまでの間に操作ボタン22の操作があった場合に、その操作を前記単発操作開始画像の表示直後に演出に反映させる構成について説明した。この場合には、前記単発操作開始画像が瞬時的に表示されることになる。一方、前記単発操作開始画像の表示を一定時間確保することにより前記単発操作開始画像の内容を遊技者に十分に認識させる構成が考えられる。当該第4の実施形態では、前記単発操作通知画像が表示されてから前記単発操作開始画像が表示されるまでの間に操作ボタン22の操作があった場合に、その操作を前記単発操作開始画像がある程度の時間表示された後に演出に反映させる構成について説明する。
具体的に、当該第4の実施形態では、図22を参照しつつ、音声ランプ制御装置5のMPU51によって実行される単発操作演出処理の他の例について説明する。なお、図22に示す単発操作演出処理において、図21に示した前記単発操作演出処理と同様の処理については同じ符号を付してその説明を省略する。具体的に、当該第4の実施形態では、前記単発操作演出処理において、下記のステップS2001の処理が実行される。
<ステップS2001>
図22に示すように、前記ステップS1903において既操作フラグ512jがオンであると判断された場合(S1903:Yes)、続くステップS2001では、前記単発操作開始画像の表示後に予め設定された待機時間が経過したか否かが判断される。そして、前記待機時間が経過すると(S2001:Yes)、処理が前記ステップS1416に移行し、前記単発操作結果画像が表示される。即ち、前記単発操作開始画像の表示から前記単発操作開始画像の表示までの間に操作ボタン22の操作が受け付けられている場合は、前記単発操作開始画像の表示から前記待機時間が経過した時点で前記操作が前記演出に反映される。一方、前記待機時間が経過していなければ(S2001:No)、処理が前記ステップS1415に移行する。
ここで、前記待機時間は、例えば前記単発操作開始画像の内容を遊技者にある程度認識させることができる時間として予め設定された時間である。これにより、前記待機時間が経過するまでの間は前記単発操作開始画像が表示されるため、本来、単発操作開始画像がどのような表示であるかを遊技者に十分に認識させることができる。したがって、例えば次に同じ操作演出が実行された場合に、正しいタイミングで前記操作手段を操作したいという操作意欲が与えられる。
また、MPU51が、ステップS2001の前記待機時間を、前記表示変動パターンコマンドに含まれる大当たり発生の有無に応じて変更することが考えられる。例えば、前記待機時間として、前記単発操作演出の内容ごとに、大当たりが発生している場合に対応する第1待機時間と外れに対応する第2待機時間とがROM511に記憶されていることが考えられる。そして、前記ステップS2001では、大当たりの発生の有無に応じて選択された前記第1待機時間又は前記第2待機時間の経過が監視される。このとき、前記第1待機時間は、例えばルーレットが当たりで止まるタイミングや、標的が照準内に入るタイミングとして予め設定された時間であり、前記第2待機時間は、例えばルーレットが外れで止まるタイミングや、標的が照準内から大きくずれたタイミングとして予め設定された時間であることが考えられる。これにより、前記単発操作結果画像として表示された結果が操作ボタン22の操作で決まるような印象を遊技者に印象付けることができる。そのため、遊技者に対して、次に同じ前記単発操作演出が実行された場合に前記単発操作開始画像を見てから操作ボタン22を押してみたいという意欲を与えることができる。
また、前記待機時間が経過していなければ(S2001:No)、処理が前記ステップS1415に移行するため、前記待機時間が経過するまでの間に操作ボタン22が再操作された場合には(S1415:Yes)、その時点で再操作が演出に反映されて前記単発操作結果画像が表示される。したがって、遊技者は、前記単発操作開始画像の表示前に一度操作した場合であっても、再操作を行うことによりその再操作のタイミングで演出に反映させて前記単発操作結果画像を表示させることができる。また、前記待機時間が経過するまでの間に操作ボタン22を操作しても演出に反映されないという状況が回避されるため、前記待機時間の経過待ち状態で遊技者が操作ボタン22を操作した場合に操作ボタン22の故障と勘違いすることも防止される。
[第5の実施形態]
ところで、遊技機10では、前記単発操作開始画像が表示された時点で操作ボタン22が操作されている場合には、その後に操作ボタン22の操作を検出する操作スイッチ22aからの入力信号が「OFF」、「ON」、「ON」にならないことが問題である。そこで、当該第5の実施形態では、前記単発操作開始画像の表示時に強制的に操作スイッチ22aからの入力信号を「OFF」、「OFF」、「OFF」にすることにより操作ボタン22の操作開始を検出可能とする構成について説明する。
具体的に、当該第5の実施形態では、図23を参照しつつ、音声ランプ制御装置5のMPU51によって実行される単発操作演出処理の他の例について説明する。なお、図23に示す単発操作演出処理において、図16に示した前記単発操作演出処理と同様の処理については同じ符号を付してその説明を省略する。具体的に、当該第5の実施形態では、前記単発操作演出処理において、下記のステップS2101の処理が実行される。
<ステップS2101>
図23に示すように、前記ステップS1408において操作ボタン22の操作の受付が開始されたとき、続くステップS2101において、第1検出フラグ512a、第2検出フラグ512b、及び第3検出フラグ512cをオフにする。即ち、前記ステップS2101では、MPU51により、遊技者による操作ボタン22の操作が行われていない状態が疑似的に作り出される。
これにより、遊技者が前記単発操作開始画像の表示前後に亘って操作ボタン22の操作を継続している場合には、前記ステップS2101において、第1検出フラグ512a、第2検出フラグ512b、及び第3検出フラグ512cが一旦オフとなり、その後すぐに順次オンになる。そのため、操作ボタン22が非操作状態から操作状態に変化した場合と同様に第2パターンフラグ512eがオンとなるため、操作ボタン22の操作が前記ステップS1415で受け付けられ(S1415:Yes)、演出に反映されることになる(S1416)。
したがって、遊技者に対して操作ボタン22の再操作を強いることなく操作ボタンの操作を演出に反映させることができる。また、当該第5の実施形態に係る前記単発操作演出処理では、図16に示す前記単発操作演出処理の前記ステップS1409〜S1410及び前記ステップS1412〜S1414に代えて、前記ステップS2101が実行されるため、MPU51の処理負担が軽減される。
[第6の実施形態]
前記第1の実施形態では、前記連打操作演出処理(図17参照)において、前記連打操作開始画像の表示前後に亘って操作ボタン22の操作状態が継続している場合であっても、その操作を無視する場合を例に挙げて説明した。一方、前記連打操作通知画像の表示後から操作ボタン22の連打操作を受け付ける構成も考えられる。当該第6の実施形態では、前記連打操作通知画像が表示されたときから操作ボタン22の連打操作を受け付け、その連打操作を前記連打操作開始画像の表示後に演出に反映させる構成について説明する。
具体的に、当該第6の実施形態では、図24を参照しつつ、音声ランプ制御装置5のMPU51によって実行される連打操作演出処理の他の例について説明する。なお、図24に示す連打操作演出処理において、図17に示した前記連打操作演出処理と同様の処理については同じ符号を付してその説明を省略する。具体的に、当該第6の実施形態では、前記連打操作演出処理において、下記のステップS2201〜S2205の処理が実行される。
<ステップS2201>
図24に示すように、前記ステップS1505において前記連打操作予告画像を表示すると、続くステップS2201では、操作ボタン22の操作が開始されたか否かを判断する。ここで、操作ボタン22の操作が開始したと判断すると(S2201:Yes)、処理がステップS2202に移行し、操作ボタン22の操作が開始していないと判断すると(S2201:No)、処理が前記ステップS1506に移行する。
<ステップS2202>
ステップS2202では、事前連打カウンタ512qを1ずつ加算する。これにより、連打操作演出処理では、前記連打操作予告画像が表示されてから前記連打操作開始画像が表示されるまでの間に行われた操作ボタン22の操作回数が事前連打カウンタ512qに記憶されることになる。なお、事前連打カウンタ512qは前記ステップS1515において0にクリアされる。
<ステップS2203>
そして、前記ステップS1509で、前記操作有効期間内であると判断されると(S1509:Yes)、続くステップS2203では、事前連打カウンタ512qが0より大きいか否かを判断する。ここで、事前連打カウンタ512qが0より大きい場合は(S2203:Yes)、処理がステップS2204に移行し、事前連打カウンタ512qが0である場合は(S2203:No)、処理が前記ステップS1510に移行する。
<ステップS2204〜S2205>
ステップS2204では、連打カウンタ512kを1ずつ加算し、続くステップS2205では、事前連打カウンタ512qを一つ減算する。即ち、前記ステップS2203〜S2205では、事前連打カウンタ512qの値が0になるまで、事前連打カウンタ512qを連打カウンタ512kとして加算するための処理が繰り返し実行される。そして、前記ステップS2205の後、処理は前記ステップS1512に移行する。これにより、ステップS1512では、事前連打カウンタ512qによりカウントされた連打カウンタ512kに対応する前記連打操作演出画像が表示されることになる。
以上説明したように、当該第6の実施形態に係る前記連打操作演出処理では、前記連打操作開始画像の表示前に遊技者により操作ボタン22が操作されていた場合には、前記連打操作開始画像の表示後に、その操作回数である事前連打カウンタ512qが0になるまで、その操作が前記ステップS1512において演出に反映されることになる。したがって、遊技者が、前記連打操作開始画像が表示される前に行った操作ボタン22の操作を無駄にすることなく演出に反映させることができ、遊技者を失望させない理にかなった遊技を実現することができる。
また、ここでは、事前連打カウンタ512qの値が一つずつ連打カウンタ512kの値に反映され、前記連打操作演出画像が徐々に変化する場合を例に挙げて説明したが、連打カウンタ512kの値を一挙に事前連打カウンタ512qに置き換えることにより、前記連打操作開始画像の表示開始時に、初めから事前連打カウンタ512qの値に対応する前記連打操作演出画像を表示させることも考えられる。
ところで、当該第6の実施形態に係る前記連打操作演出処理では、事前連打カウンタ512qの値が連打カウンタ512kに加算されるため、前記連打操作開始画像の表示後に操作ボタン22の操作を開始した場合よりも早く連打カウンタ512kに達することになる。そのため、当該第6の実施形態に係る前記連打操作演出処理では、前記連打操作開始画像が表示された後、操作ボタン22の操作が前記連打操作開始画像の表示時における事前連打カウンタ512qの値と同じ数だけ行われるまでの間は、例えば操作ボタン22の2回の操作を1回の操作として連打カウンタ512kに加算することが考えられる。即ち、前記連打操作開始画像の表示前に操作ボタン22の操作が行われていた場合には、その操作回数を演出に反映させる一方で、前記連打操作開始画像の表示後における操作ボタン22の操作に応じた前記連打カウンタ512kの加算頻度を低下させることが考えられる。
これにより、前記連打操作開始画像の表示前における操作ボタン22の操作が反映されることにより通常より早く変化した演出内容のその後の変化速度を抑えることができ、前記連打操作開始画像の表示前に操作を開始した場合と前記連打操作開始画像の表示後に操作を開始した場合とにおける最終的な演出結果の差異を抑制することができる。また、前記連打操作開始画像の表示後における操作回数が前記連打操作開始画像の表示前における操作ボタン22の操作回数を超えた後は、通常の加算頻度で前記操作回数が加算されるため、前記連打操作開始画像の表示前に前記操作手段を操作しなかった場合と比べたときの最終的な操作結果の差異も抑制される。
[第7の実施形態]
前記第6の実施形態では、前記連打操作通知画像が表示されてから前記連打操作開始画像が表示されるまでの間に操作ボタン22の連打操作があった場合に、その連打操作を前記連打操作開始画像の表示直後に演出に反映させる場合について説明した。この場合には、前記ステップS1512における連打操作演出画像の遷移が、遊技者による操作ボタン22の通常の連打速度よりも格別に早い速度で行われる。当該第7の実施形態では、前記連打操作通知画像が表示されてから前記連打操作開始画像が表示されるまでの間に操作ボタン22の連打操作があった場合に、その連打操作を前記連打操作演出画像に反映させる間隔をある程度確保する構成について説明する。
具体的に、当該第7の実施形態では、図25を参照しつつ、音声ランプ制御装置5のMPU51によって実行される連打操作演出処理の他の例について説明する。なお、図25に示す連打操作演出処理において、図24に示した前記連打操作演出処理と同様の処理については同じ符号を付してその説明を省略する。具体的に、当該第7の実施形態では、前記連打操作演出処理において、下記のステップS2301の処理が実行される。
<ステップS2301>
図25に示すように、前記ステップS1903において事前連打カウンタ512qが0より大きい場合、ステップS2301では、一つ前に前記ステップS1904が実行された後、予め設定された待機時間が経過しているか否かを判断する。ここで、前記待機時間が経過していなければ(S2301:No)、処理が前記ステップS1510に移行する。一方、前記待機時間が経過していれば(S2301:Yes)、処理が前記ステップS1904に移行する。なお、前記待機時間は、前記連打操作結果画像の遷移を遊技者が把握することができる程度の時間として予め設定された時間であり、少なくとも連打操作演出処理の実行間隔よりも長い時間である。例えば、前記待機時間が400msecであって、400回の前記連打操作演出処理に対して前記ステップS1904が1回実行されることが考えられる。
以上説明したように、当該第7の実施形態に係る前記連打操作演出処理では、事前連打カウンタ512qとして記憶された操作ボタン22の操作の演出への反映間隔を長くすることができるため、前記演出における前記連打操作結果画像の遷移を遊技者に認識させて遊技に興趣を添えつつ、事前連打カウンタ512qの値に対応する操作回数の演出への反映を実現することができる。
[第8の実施形態]
前記第1の実施形態では、前記長押し操作演出処理(図18参照)において、前記長押し操作開始画像の表示前後に亘って操作ボタン22の操作状態が継続している場合に(S169:Yes)、その操作を前記長押し操作開始画像の表示後に演出に反映させる場合について説明した。一方、操作ボタン22の操作方法などを示す前記長押し操作通知画像が表示されたときにその操作ボタン22の操作の受付を開始することが考えられる。当該第8の実施形態では、前記長押し操作通知画像が表示されたときに操作ボタン22の操作の受付を有効にすることにより、前記長押し操作通知画像が表示されてから前記長押し操作開始画像が表示されるまでの間における遊技者の操作ボタン22の操作を演出に反映させる構成について説明する。
具体的に、当該第8の実施形態では、図26を参照しつつ、音声ランプ制御装置5のMPU51によって実行される長押し操作演出処理の他の例について説明する。なお、図26に示す長押し操作演出処理において、図18に示した前記長押し操作演出処理と同様の処理については同じ符号を付してその説明を省略する。具体的に、当該第8の実施形態では、前記長押し操作演出処理において、下記のステップS2401〜S2406の処理が実行される。
<ステップS2401>
図26に示すように、前記ステップS1605において前記長押し操作予告画像を表示すると、続くステップS2401では、操作ボタン22の操作が開始されたか否かを判断する。具体的には、第2パターンフラグ512eがオンである場合に、操作ボタン22が非操作状態から操作状態に変化し、操作ボタンの操作が開始したと判断する。ここで、操作ボタン22の操作が開始したと判断すると(S2401:Yes)、処理がステップS2402に移行し、操作ボタン22の操作が開始していないと判断すると(S2401:No)、処理がステップS2403に移行する。
<ステップS2402>
ステップS2402では、事前長押しカウンタ512rを1ずつ加算する。これにより、長押し操作演出では、前記長押し操作予告画像が表示されてから前記長押し操作開始画像が表示されるまでの間に行われた操作ボタン22の操作時間が事前長押しカウンタ512rに記憶されることになる。
<ステップS2403>
一方、ステップS2403では、操作ボタン22の操作が継続中であるか否かを判断する。具体的には、第1パターンフラグ512dがオンである場合に、操作ボタン22の操作が継続中であると判断する。ここで、前記操作ボタン22の操作が継続中である判断すると(S2403:Yes)、処理が前記ステップS2402に移行し、事前長押しカウンタ512rが加算される。また、操作ボタン22の操作が継続していないと判断すると(S2403:No)、処理が前記ステップS1606に移行する。
<ステップS2404>
そして、前記ステップS1611で、前記操作有効期間内であると判断されると(S1611:Yes)、続くステップS2404では、事前長押しカウンタ512rが5以上であるか否かを判断する。ここで、事前長押しカウンタ512rが5以上である場合は(S2404:Yes)、処理がステップS2405に移行し、事前長押しカウンタ512rが5未満である場合は(S2404:No)、処理が前記ステップS1612に移行する。
<ステップS2405〜S2406>
ステップS2405では、長押しカウンタ512mを5ずつ加算し、続くステップS2406では、事前長押しカウンタ512rを5ずつ減算する。即ち、前記ステップS2404〜S2406では、事前長押しカウンタ512rの値が0になるまで、事前長押しカウンタ512rを長押しカウンタ512mとして加算するための処理が繰り返し実行される。そして、前記ステップS2406の後、処理は前記ステップS1616に移行する。これにより、ステップS1616では、事前長押しカウンタ512rによりカウントされた長押しカウンタ512mに対応する前記長押し操作演出画像が表示されることになる。特に、事前長押しカウンタ512rを演出に反映させる場合は、長押しカウンタ512mが5ずつ増加するため、通常よりも早い速度で前記長押し操作演出画像を変化させることができる。
以上説明したように、当該第8の実施形態に係る前記長押し操作演出処理では、前記長押し操作開始画像が表示される前に遊技者により操作ボタン22が操作されていた場合には、その操作時間に相当する事前長押しカウンタ512rが0になるまで、その操作が前記ステップS1616において演出に反映されることになる。したがって、遊技者が、前記長押し操作開始画像が表示される前に行った操作ボタン22の操作を無駄にすることなく演出に反映させることができ、遊技者を失望させない理にかなった遊技を実現することができる。
また、当該第8の実施形態では、前記ステップS2402において、事前長押しカウンタ512rがカウントアップされるため、前記ステップS1607における前記長押し操作開始画像の表示時に、該長押し操作開始画像の表示前から操作ボタン22の操作が行われているか否かを判断することが可能である。そこで、例えば遊技機10が、操作ボタン22を振動させる振動モーター又は圧電素子などの振動手段を有する場合には、前記ステップS2402における前記長押し操作開始画像の表示時に、操作ボタン22を前記振動手段によって振動させることが考えられる。これにより、操作ボタン22の本来の操作開始タイミングを遊技者に報知することができる。
ところで、前記長押し操作開始画像の表示前における操作ボタン22の操作時間を演出に反映させると、前記演出における前記長押し操作演出画像の変化が、前記長押し操作開始画像の表示前に操作ボタン22を操作しない場合に比べて早くなる。そのため、前記連打操作演出処理で説明した例と同様に、前記長押し操作開始画像の表示後における操作ボタン22の操作に応じた長押しカウンタ512mの加算頻度を低下させることが考えられる。これにより、前記長押し操作開始画像の表示前における操作ボタン22の操作が反映されることにより通常より早く変化した演出内容のその後の変化速度を抑えることができ、前記長押し操作開始画像の表示前に操作を開始した場合と前記長押し操作開始画像の表示後に操作を開始した場合とにおける最終的な演出結果の差異を抑制することができる。
また、この場合には、前記長押し操作開始画像の表示後における操作ボタン22の操作時間が前記長押し操作開始画像の表示前における操作ボタン22の操作時間に達するまでの間だけ、前記長押し操作開始画像の表示後における操作ボタン22の操作に応じた長押しカウンタ512mの加算頻度を低下させることが考えられる。これにより、前記長押し操作開始画像の表示後における操作時間が前記長押し操作開始画像の表示前における前記操作手段の操作時間を超えた後は、通常の加算頻度で長押しカウンタ512mが加算されるため、前記長押し操作開始画像の表示前に操作ボタン22を操作しなかった場合と比べたときの最終的な操作結果の差異が抑制される。
[第9の実施形態]
ところで、前記長押し操作演出処理において、前記長押し操作通知画像の表示から前記長押し操作開始画像の表示までの間に操作ボタン22が操作された場合の対応として、その操作を演出に反映させる場合の他に、その操作ボタン22の操作に意味を持たせることが考えられる。当該第9の実施形態では、記長押し操作通知画像の表示から前記長押し操作開始画像の表示までの間に操作ボタン22が操作された場合に、その操作に応じて大当たりの期待度を遊技者に通知することが可能な構成について説明する。
具体的に、当該第9の実施形態では、図27を参照しつつ、音声ランプ制御装置5のMPU51によって実行される長押し操作演出処理の他の例について説明する。なお、図27に示す長押し操作演出処理において、図18に示した前記長押し操作演出処理と同様の処理については同じ符号を付してその説明を省略する。具体的に、当該第9の実施形態では、前記長押し操作演出処理において、下記のステップS2501〜S2502の処理が実行される。
ここに、当該第9の実施形態に係る遊技機10は、操作ボタン22を振動させる振動手段及びその駆動回路を備えており、音声ランプ制御装置5のMPU51は、前記駆動回路に制御信号を入力することにより、前記振動手段を振動させることが可能であるものとする。なお、前記振動手段は、例えば振動モーター又は圧電素子などの振動アクチュエータである。前記振動手段は、遊技機10において、例えば前記操作ボタン22を振動させて遊技者に大当たりの期待度を示すために使用される。
<ステップS2501>
図28に示すように、前記ステップS1605において前記長押し操作予告画像を表示すると、続くステップS2501では、操作ボタン22の操作が開始されたか否かを判断する。ここで、操作ボタン22の操作が開始したと判断すると(S2501:Yes)、処理がステップS2502に移行し、操作ボタン22の操作が開始していないと判断すると(S2501:No)、処理が前記ステップS1606に移行する。このように、前記長押し操作予告画像の表示から前記長押し操作開始画像の表示までの間における操作ボタン22の操作を受け付けるときのMPU51が第1操作受付手段の一例である。また、前記長押し操作画像の表示後に前記ステップS1614で操作ボタン22の操作を受け付けるときのMPU51は第2操作受付手段の一例である。
<ステップS2502>
そして、ステップS2502では、操作ボタン22の振動通知処理を実行する。具体的に、前記振動通知処理は、表示変動パターンコマンドに大当たり発生ありの情報が含まれている場合には、前記振動手段を駆動させて操作ボタン22を振動させ、表示変動パターンコマンドに大当たり発生なしの情報が含まれている場合は、前記振動手段を振動させない。ここに、前記ステップS2501で操作ボタン22の操作が受け付けられた場合に操作ボタン22を振動させるときのMPU51が振動制御手段の一例である。
このように、当該第9の実施形態では、前記長押し操作予告画像が表示された後、前記長押し操作開始画像が表示されるまでの間に、操作ボタン22が操作された場合には、操作ボタン22の振動により大当たり発生の有無が遊技者に通知される。したがって、遊技機10が有する当該仕様を知っている遊技者は、長押し操作開始画像の表示前にあえて操作ボタン22を操作することで大当たり発生の確定の有無を自分だけが知ることができ、遊技者に、例えば優越感のような感覚を与えることができる。また、遊技機10が有する当該仕様を知らない遊技者については、操作が早かったために振動したと感じること、又は大当たり発生の可能性が高いと感じることが考えられるが、いずれにしても一度操作ボタン22から手を離すと考えられる。そのため、前記長押し操作開始画像の表示時点において、操作ボタン22が操作されていない状況を作り出すことができ、且つ遊技者に対して自然に操作ボタン22を再操作させることができる。
なお、前記振動通知処理では、表示変動パターンコマンドに大当たり発生なしの情報が含まれている場合でも、表示変動パターンコマンドの内容に基づいて、遊技者の期待感を高める目的で操作ボタン22の振動の有無を切り換えることも他の実施形態として考えられる。例えば、表示変動パターンコマンドに含まれる内部抽選の結果(乱数値)に基づいて期待度の高い演出が実行される場合にも操作ボタン22の振動を振動させることが考えられる。
また、前記振動通知処理において、表示変動パターンコマンドに大当たり発生ありの情報が含まれているか否かにかかわらず操作ボタン22を振動させることも他の実施形態として考えられる。これにより、遊技者の手が操作ボタン22から自然と離れ、前記長押し操作開始画像の表示時点において、操作ボタン22が操作されていない状況を作り出すことが期待できる。さらに、前記振動通知処理において、図柄表示部341に操作ボタン22から手を離すことを促すメッセージや再操作を促すメッセージを表示させることにより、遊技者に操作開始タイミングが到来していない旨を報知することができる。また、操作ボタン22の振動が大当たりの期待度が高いために起こっているのではないことを認識させることも可能である。
なお、前記ステップS2502において、前記振動通知処理に代えて、前記長押し操作開始画像の表示前に操作ボタン22の操作が受け付けられた場合に操作ボタン22を操作するべき操作開始タイミングに達していない旨を報知する報知処理を実行することも他の実施形態として考えられる。係る処理を実行するときのMPU51も操作反映手段の一例である。これにより、前記操作開始タイミングに達していない旨を遊技者に明確に認識させることができるため、遊技者が操作ボタン22などの故障と勘違いすることが防止される。
さらに、当該第9の実施形態では、前記長押し操作演出処理において、前記ステップS2501〜S2502の処理が実行される場合について説明したが、前記単発操作演出処理及び前記連打操作演出処理においても同様に前記ステップS2501〜S2502の処理を実行することが考えられる。即ち、図16に示す前記単発操作演出処理における前記ステップS1405及び前記ステップS1406の間に前記ステップS2201〜S2202が実行されることが考えられる。また、図17に示す前記連打操作演出処理における前記ステップS1505及び前記ステップS1506の間に前記ステップS2201〜S2202が実行されることが考えられる。
[第10の実施形態]
ところで、遊技機10では、前記長押し操作開始画像が表示された時点で操作ボタン22が操作されている場合には、その後に操作ボタン22の操作を検出する操作スイッチ22aからの入力信号が「OFF」、「ON」、「ON」にならないことが問題である。そこで、当該第10の実施形態では、前記長押し操作開始画像の表示時に強制的に操作スイッチ22aからの入力信号を「OFF」、「OFF」、「OFF」にすることにより操作ボタン22の操作開始を検出可能とする構成について説明する。
具体的に、当該第10の実施形態では、図28を参照しつつ、音声ランプ制御装置5のMPU51によって実行される長押し操作演出処理の他の例について説明する。なお、図28に示す長押し操作演出処理において、図18に示した前記長押し操作演出処理と同様の処理については同じ符号を付してその説明を省略する。具体的に、当該第10の実施形態では、前記長押し操作演出処理において、下記のステップS2601の処理が実行される。
<ステップS2601>
図28に示すように、前記ステップS1608において操作ボタン22の操作の受付が開始された後、続くステップS2601では、第1検出フラグ512a、第2検出フラグ512b、及び第3検出フラグ512cをオフにする。即ち、前記ステップS2701では、MPU51により、遊技者による操作ボタン22の操作が行われていない状態が疑似的に作り出される。
したがって、当該第10の実施形態に係る前記長押し操作演出処理では、前記長押し操作開始画像の表示前から操作ボタン22が操作されていた場合でも、前記単発操作開始画像の表示後に、操作ボタン22の操作が開始することになる。そのため、遊技者に対して操作ボタン22の再操作を強いることなく操作ボタンの操作を演出に反映させることができる。また、当該第10の実施形態に係る前記長押し操作演出処理では、図18に示す前記長押し操作演出処理の前記ステップS1609〜S1610及び前記ステップS1613の処理が省略され、MPU51の処理負担が軽減される。
[第11の実施形態]
ところで、遊技機10における1回の遊技回について、前記単発操作演出、前記連打操作演出、及び前記長押し操作演出などの操作演出が複数選択され、その複数の操作演出が並行して実行される構成も考えられる。但し、遊技機10において、複数の操作演出に関する制御(表示制御、音声制御、照明制御など)が並行して実行されると、操作ボタン22の操作が反映される各操作演出の内容が交錯して遊技者に違和感を与えるおそれがある。
なお、遊技機10において、遊技者に違和感を与えるおそれがある操作演出の組み合わせを避けるように各操作演出の実行有無の抽選を行うことも考えられる。しかしながら、その場合には、操作演出を選択するための抽選処理が複雑になり、遊技機10の制御プログラムの設計などが困難になるという問題が生じる。また、1回の遊技回について複数の操作演出が実行されない構成では、遊技への注目度や遊技意欲が低くなるおそれがある。
これに対し、本実施形態では、1回の遊技回について複数の操作演出が並行して実行される場合に、できるだけ簡単な処理で複数の操作演出を遊技者に違和感を与えないように実行し、遊技への注目度や遊技意欲を向上させることのできる構成について説明する。なお、本実施形態に係る遊技機10では、操作ボタン22の操作を伴う操作演出として、単発操作演出、特殊操作演出、及び告知操作演出の3種類の操作演出が実行可能であるとする。各操作演出では、操作ボタン22の操作に応じて、大当たり当選の有無や大当たり当選の可能性の高低などが、図柄表示部341による表示、スピーカ26による再生音声、及び電飾部27の点灯態様などによって示唆される。
具体的に、前記単発操作演出は、予め設定された操作有効期間内における操作ボタン22の一度の操作に応じて単発操作結果画像などを表示して大当たり抽選結果を示唆する演出である。例えば、前記単発操作演出では、図柄表示部343における図柄変動表示中に(図53(A)参照)、前記単発操作演出の内容及び開始タイミングを示唆する表示が行われる(図53(B)、図53(C)参照)。そして、予め設定された操作有効期間内における操作ボタン22の1回の操作に応じて、予め設定された複数の単発操作結果画像から、大当たり抽選の結果などに基づいて所定の確率で選択される画像が演出結果として表示される(図53(C)又は図53(D)参照)。なお、前記単発操作演出で使用される各種の単発操作結果画像は、表示制御装置6のROM611に記憶されている。
また、前記特殊操作演出は、予め設定された操作有効期間内における操作ボタン22の複数回の操作又は長押し操作に応じて特殊操作結果画像などを表示して大当たり抽選結果を示唆する演出である。本実施形態において、前記特殊操作演出には、前述の連打操作演出及び長押し操作演出が含まれる。また、前記特殊操作演出には、予め設定された操作有効期間内における操作ボタン22の所定のリズムに合わせた操作が演出に反映されるリズム操作演出も含まれる。なお、前記特殊操作演出で使用される各種の特殊操作結果画像は、表示制御装置6のROM611に記憶されている。
例えば、前記リズム操作演出では、図柄表示部343における図柄変動表示中に(図54(A)参照)、前記リズム操作演出を示唆する表示が行われる(図54(B)参照)。そして、予め設定された音声の再生が開始され、時系列に沿って最適操作タイミング及び時間の進行が示され(図54(C)参照)、その音声における所定のリズムに合わせた操作ボタン22の操作タイミングに対応するポイント値が加算される。ここで、前記ポイント値が、予め設定される第3規定値に達すると、予め定められた複数のリズム操作結果画像から、大当たり抽選の結果などに基づいて所定の確率で選択されるリズム操作結果画像が演出結果として表示される(図54(D)又は図54(E)参照)。なお、前記リズム操作演出で使用される各種のリズム操作結果画像は、表示制御装置6のROM611に記憶されている。また、前記リズム操作演出における前記リズム操作結果画像の表示タイミングは、前記ポイント値が前記第3規定値に達した場合に限らず、前記リズム操作演出における音声の再生終了後の予め定められたタイミングで前記リズム操作結果画像が表示されることも考えられる。なお、前記リズム操作結果画像は、大当たりの有無を示す情報に限らず、大当たりの確率の高低を示唆する画像であってもよい。
さらに、前記告知操作演出は、予め設定された操作有効期間内における操作ボタン22の操作に応じて大当たり当選の可能性の高低を示唆するメッセージが表示される演出である。例えば、前記告知操作演出では、図柄表示部343における図柄変動表示中に(図55(A)参照)、前記告知操作演出を示唆する表示が行われる(図55(B)参照)。そして、予め設定された操作有効期間内における操作ボタン22の1回の操作に応じて、予め設定された複数のメッセージから、大当たり抽選の結果などに基づいて所定の確率で選択されるメッセージ(「チャンス!」又は「・・・」など)が演出結果として表示される(図55(C)又は図55(D)参照)。なお、前記告知操作演出で使用される各種のメッセージは、表示制御装置6のROM611に記憶されている。
また、前記特殊操作演出と同様に、前記単発操作演出や前記告知操作演出各々に複数種類の操作演出が含まれていてもよい。さらに、遊技機10が、前記単発操作演出、前記連打操作演出、前記長押し操作演出、前記リズム操作演出、及び前記告知操作演出とは別の操作演出を実行可能な構成であってもよい。
ここに、図29は、遊技機10のMPU51のROM511及びRAM512の記憶領域の他の例を示す模式図である。
図29に示すように、本実施形態に係る遊技機10のMPU51のROM511には、リズム操作テーブル511A、告知操作テーブル511B、単発操作演出テーブル511C、特殊操作演出テーブル511D、告知操作演出テーブル511Eが更に格納されている。これらのテーブルには、演出種別テーブル511b、単発操作テーブル511c、連打操作テーブル511d、及び長押し操作テーブル511e等と同様に、遊技回各々における演出内容を決定するための情報が記憶されている。
また、遊技機10のMPU51のRAM512には、残時間カウンタ512A、追加演出カウンタ512B、リズム演出フラグ512C、告知演出フラグ512D、リズムカウンタ512E、例外単発演出フラグ512F、例外連打演出フラグ512G、例外長押し演出フラグ512H、特殊リズム演出フラグ512Jなどが格納される。これらの各種のフラグ及びカウンタは、各種の操作演出で使用される。さらに、本実施形態に係る遊技機10のRAM512では、受付開始フラグ512nに代えて、前記単発操作演出に対応する単発受付開始フラグ512n1、前記連打操作演出に対応する連打受付開始フラグ512n2、前記長押し操作演出に対応する長押し受付開始フラグ512n3、前記リズム操作演出に対応するリズム受付開始フラグ512n4、前記告知操作演出に対応する告知受付開始フラグ512n5が設けられている。例えば、前記単発操作演出処理(図16参照)では、単発受付開始フラグ512n1が、前記ステップS1408でオンに設定され、前記ステップS1417でオフに設定される。
残時間カウンタ512Aは、現在の遊技回における残りの変動時間を示す。具体的に、残時間カウンタ512Aは、前記ステップS1310(図14参照)のコマンド出力処理において表示変動パターンコマンドが表示制御装置6に送信される際(図柄表示部341による変動表示が開始される際)に変動パターンコマンドが示す変動時間に設定され、その後、前記タイマ割込処理(図11参照)のステップS1003において1ずつ減算される。これにより、残時間カウンタ512Aは、現在の遊技回における残りの変動時間を示すことになる。
追加演出カウンタ512Bは、MPU51によって実行されるタイマ割込処理(図11参照)のステップS1003において0〜59999の範囲内で順に1ずつ加算されて最大値に達した場合に0に戻るループカウンタである。MPU51は、追加演出カウンタ512Bについて、0〜59999からランダムで選択される数字を初期値としてその値を1ずつ更新し、初期値の1つ前の数字まで更新された場合に、再度0〜59999からランダムで初期値を選択する。
[コマンド対応処理の他の例]
次に、図30を参照しつつ、MPU51によって実行される前記コマンド対応処理(図14参照)の他の例について説明する。具体的に、本実施形態に係る遊技機10では、操作演出として、前記単発操作演出、前記連打操作演出、前記長押し操作演出の他に、前記リズム操作演出及び前記告知操作演出が含まれるため、前記コマンド対応処理におけるステップS1303において、前記リズム操作演出及び前記告知操作演出が選択されることがある。即ち、前記ステップS1303において設定される前記表示変動パターンコマンドには、前記単発操作演出、前記連打操作演出、前記長押し操作演出、前記リズム操作演出、又は前記告知操作演出のいずれかの演出種別を示す情報が含まれることがある。
具体的には、図15(C)に示す特殊リーチ演出テーブルにおいて、演出Y1が単発操作演出を伴う演出種別、演出Y2が連打操作演出を伴う演出種別、演出Y3が長押し操作演出を伴う演出種別、演出Y4がリズム操作演出を伴う演出種別、演出Y5が告知操作演出を伴う演出種別であることが考えられる。ここで、前記特殊リーチ演出テーブルにおいて、前記単発操作演出と、前記連打操作演出、前記長押し操作演出、又は前記リズム操作演出と、前記告知操作演出とのそれぞれが実行される確率は、大当たり抽選の抽選結果によって異なる。
より具体的に、図15(C)に示されている例では、複数種類の操作演出のうち演出Y1が実行される確率は、大当たり抽選の結果が外れである場合よりも大当たりである場合の方が高い。また、演出Y2〜Y4が実行される確率についても、大当たり抽選の結果が外れである場合よりも大当たりである場合の方が高い。一方、演出Y5が実行される確率は、大当たり抽選の結果が大当たりである場合よりも外れである場合の方が高い。そして、図15(C)に示されるように、大当たり抽選結果が大当たりである場合、即ちMPU41により前記特定遊技状態に移行すると判定された場合に実行される確率は、演出Y1が最も高く、演出Y2〜Y4が次に高く、演出Y5が最も低い。従って、遊技者は、演出Y1〜Y5のいずれが実行されるかによって大当たり抽選の結果が大当たりである確率の高低を推測することができる。なお、演出Y2〜Y4についても前記特定遊技状態に移行すると判定された場合に実行される確率が異なることも考えられる。また、前記単発操作演出が複数種類存在する場合も、前記特定遊技状態に移行すると判定された場合に実行される確率が前記単発操作演出の種類ごとに異なることが考えられる。同じく、前記告知操作演出が複数種類存在する場合も、前記特定遊技状態に移行すると判定された場合に実行される確率が前記告知操作演出の種類ごとに異なることが考えられる。
<ステップS3001>
そして、図30に示されるように、前記ステップS1308において、前記表示変動パターンコマンドが前記長押し操作演出を伴う演出種別でないと判断されると(S1308:No)、処理がステップS3001に移行する。ステップS3001では、前記表示変動パターンコマンドが前記リズム操作演出を伴う演出種別を示すものであるか否かを判断する。ここで、表示変動パターンコマンドがリズム操作演出を伴う演出種別である場合は(S3001:Yes)、処理がステップS3002に移行し、前記表示変動パターンコマンドが前記リズム操作演出を伴う演出種別でない場合は(S3001:No)、処理がステップS3003に移行する。
<ステップS3002>
ステップS3002では、リズム操作演出を実行するためのリズム操作設定処理が実行された後、処理がステップS1310に移行する。具体的に、前記リズム操作設定処理では、リズム演出フラグ512Cをオンに設定し、今回のリズム操作演出処理に対応する前記第3規定値を決定する。具体的に、ROM511のリズム操作テーブル511Aには、変動パターンコマンドに含まれる抽選結果ごとに対応する前記第3規定値が定められている。そして、リズム操作設定処理では、変動パターンコマンドに含まれる抽選結果と、ROM511に記憶されているリズム操作テーブル511Aとに基づいて、今回のリズム操作演出処理に対応する前記第3規定値が決定される。前記第3規定値は、前記リズム操作演出の終了条件として使用される操作ボタン22のポイント値に対応する値である。例えば、抽選結果が大当たりである場合、前記第3規定値は、リズム操作テーブル511Aと所定の乱数値とに基づいて、5/100の確率で「1000」、10/100の確率で「600」、85/100の確率で「300」に決定される。一方、抽選結果が外れである場合、前記第3規定値は、リズム操作テーブル511Aと所定の乱数値とに基づいて、5/100の確率で「3000」、10/100の確率で「6000」、85/100の確率で「10000」に決定される。
<ステップS3003>
ステップS3003では、前記表示変動パターンコマンドが前記告知操作演出を伴う演出種別を示すものであるか否かを判断する。ここで、前記表示変動パターンコマンドが前記告知操作演出を伴う演出種別を示す場合は(S3003:Yes)、処理がステップS3004に移行し、前記表示変動パターンコマンドが前記告知操作演出を伴う演出種別でない場合は(S3003:No)、処理がステップS1310に移行する。
<ステップS3004>
ステップS3004では、告知操作演出を実行するための告知操作設定処理が実行された後、処理がステップS1310に移行する。具体的に、前記告知操作設定処理では、告知演出フラグ512Dをオンに設定し、今回の告知操作演出処理に対応する告知内容を決定する。具体的に、ROM511の告知操作テーブル511Bには、変動パターンコマンドに含まれる抽選結果ごとに対応する告知結果画像が定められている。そして、告知操作設定処理では、変動パターンコマンドに含まれる抽選結果と、ROM511に記憶されている告知操作テーブル511Bとに基づいて、今回の告知操作演出処理に対応する告知内容が決定される。例えば、抽選結果が大当たりである場合には、告知操作テーブル511Bと所定の乱数値とに基づいて、5/100の確率で「告知M1」、10/100の確率で「告知M2」、85/100の確率で「告知M3」に決定される。一方、抽選結果が外れである場合は、告知操作テーブル511Bと所定の乱数値とに基づいて、5/100の確率で「告知M4」、10/100の確率で「告知M5」、85/100の確率で「告知M6」に決定される。
[タイマ割込処理の他の例]
次に、図31を参照しつつ、MPU51によって実行される前記タイマ割込処理(図11参照)の他の例について説明する。具体的に、図31に示されているように、本実施形態に係る遊技機10では、各種の操作演出を追加で選択するための追加演出抽選処理(S3101)が実行される。その後、各種の操作演出に対応する処理として、告知操作演出処理(S3102)、リズム操作演出処理(S3103)、連打操作演出処理(S1006)、長押し操作演出処理(S1007)、及び単発操作演出処理(S1005)がこの順で実行される。
<ステップS3101>
まず、ステップS3101では、前記ステップS1303とは別に、前記単発操作演出、前記連打操作演出、前記長押し操作演出、前記リズム操作演出、前記告知操作演出各々の実行の有無を個別に判定するための追加操作演出抽選処理が実行される。これにより、前記単発操作演出、前記連打操作演出、前記長押し操作演出、前記リズム操作演出、前記告知操作演出のいずれか複数の操作演出が選択されて並行して実行されることがある。ここに、係る処理を実行するときのMPU51が演出判定手段の一例である。
例えば、前記コマンド判定処理における前記ステップS1303で前記単発操作演出が選択された後、前記ステップS3101において前記連打操作演出が選択されることがある。また、前記ステップS3101が複数回実行されることにより複数種類の操作演出が選択されることもある。なお、前記ステップS1303における操作演出の選択手法はここで説明する手法に限らず、前記ステップS3101と同様であってもよい。
[追加操作演出抽選処理]
ここで、図32を参照しつつ、前記追加操作演出抽選処理の手順の一例について説明する。なお、当該追加操作演出抽選処理と同様の機能が達成できれば、処理手順の具体的内容はここで説明する態様に限定されない。
<ステップS3201>
まず、ステップS3201では、既に前記単発操作演出が選択されているか否かを判断する。具体的には、前記単発操作演出の実行の有無を示す単発演出フラグ512gがオンであるか否かを判断する。ここで、前記単発操作演出が選択されていないと判断されると(S3201:No)、処理はステップS3202に移行し、前記単発操作演出が選択されていると判断されると(S3201:Yes)、処理はステップS3204に移行する。
<ステップS3202>
ステップS3202では、現在の遊技回における残りの変動時間を示す残時間カウンタ512Aが予め定められた時間T1以上であるか否かを判断する。時間T1は、前記単発操作演出を実行するために必要な時間として予め定められた値である。即ち、ステップS3202では、現在の遊技回において、現時点から前記単発操作演出が実行可能であるか否かが判断される。そして、残時間カウンタ512Aが時間T1以上であると判断すると(S3202:Yes)、処理はステップS3203に移行し、残時間カウンタ512Aが時間T1以上でなければ(S3202:No)、処理はステップS3204に移行する。
<ステップS3203>
ステップS3203では、前記単発操作演出を実行するか否かを抽選するための単発操作演出抽選処理を実行する。具体的には、前記単発操作演出の実行の有無を、変動パターンコマンドと、追加演出カウンタ512Bと、ROM512に記憶されている単発操作演出テーブル511Cとに基づいて判断する。ここに、図33(A)は、単発操作演出テーブル511Cの一例を示す図である。なお、前述したように、追加演出カウンタ512Bは、例えば前記ステップS1003(図11参照)において更新される。
例えば、変動パターンコマンドが示す抽選結果が通常大当たりである場合を考える。この場合、MPU51は、追加演出カウンタ512Bの値が10001〜10100である場合は、単発操作演出テーブル511Cに基づいて、前記単発操作演出の実行有無の抽選結果として「無し」を選択する。また、MPU51は、追加演出カウンタ512Bの値が10101〜10400である場合は、単発操作演出テーブル511Cに基づいて、前記単発操作演出の実行有無の抽選結果として「有り」を選択する。
さらに、ステップS3203において、MPU51は、前記単発操作演出を実行すると判断した場合、前記単発操作演出を実行するための設定処理を実行する。具体的には、前記ステップS1305(図14参照)と同様の単発操作設定処理を実行する。
<ステップS3204>
次に、ステップS3204では、既に前記連打操作演出が選択されているか否かを判断する。具体的には、前記連打操作演出の実行の有無を示す連打演出フラグ512h、前記長押し操作演出の実行の有無を示す長押し演出フラグ512i、前記リズム操作演出の実行の有無を示すリズム演出フラグ512Cのいずれかがオンであるか否かを判断する。ここで、前記連打操作演出が選択されていないと判断されると(S3204:No)、処理はステップS3205に移行し、前記連打操作演出が選択されていると判断されると(S3204:Yes)、処理はステップS3207に移行する。
<ステップS3205>
ステップS3205では、現在の遊技回における残りの変動時間を示す残時間カウンタ512Aが予め定められた時間T2以上であるか否かを判断する。時間T2は、前記特殊操作演出を実行するために必要な時間として予め定められた値である。即ち、ステップS3205では、現在の遊技回において、現時点から前記特殊操作演出が実行可能であるか否かが判断される。そして、残時間カウンタ512Aが時間T2以上であると判断すると(S3205:Yes)、処理はステップS3206に移行し、残時間カウンタ512Aが時間T2以上でなければ(S3205:No)、処理はステップS3207に移行する。
<ステップS3206>
ステップS3206では、前記特殊操作演出を実行するか否かを抽選するための特殊操作演出抽選処理を実行する。具体的には、前記特殊操作演出に属する前記連打操作演出、前記長押し操作演出、及び前記リズム操作演出の実行の有無を、変動パターンコマンドと、追加演出カウンタ512Bと、予めROM511に記憶されている特殊操作演出テーブル511Dとに基づいて判断する。ここに、図33(B)は、特殊操作演出テーブル511Dの一例を示す図である。
例えば、変動パターンコマンドが示す抽選結果が通常大当たりである場合を考える。この場合、MPU51は、追加演出カウンタ512Bの値が20201〜20400である場合は、特殊操作演出テーブル511Dに基づいて、前記連打操作演出を選択する。また、MPU51は、追加演出カウンタ512Bの値が30201〜30400である場合は、特殊操作演出テーブル511Dに基づいて、前記長押し操作演出を選択する。さらに、MPU51は、追加演出カウンタ512Bの値が40201〜40400である場合は、特殊操作演出テーブル511Dに基づいて、前記リズム操作演出を選択する。
さらに、ステップS3206において、MPU51は、前記特殊操作演出を実行すると判断した場合、前記特殊操作演出を実行するための設定処理を実行する。具体的に、前記連打操作演出が選択された場合は、前記ステップS1307(図14参照)と同様の連打操作設定処理が実行される。また、前記長押し操作演出が選択された場合は、前記ステップS1309(図14参照)と同様の長押し操作演出が実行される。さらに、前記リズム操作演出が選択された場合は、前記ステップS3002(図30参照)と同様の前記リズム操作設定処理が実行される。
<ステップS3207>
ステップS3207では、既に前記告知操作演出が選択されているか否かを判断する。具体的には、前記告知操作演出の実行の有無を示す告知演出フラグ512Dがオンであるか否かを判断する。ここで、前記告知操作演出が選択されていないと判断されると(S3207:No)、処理はステップS3208に移行し、前記告知操作演出が選択されていると判断されると(S3207:Yes)、当該追加操作演出抽選処理を終了する。
<ステップS3208>
続いて、ステップS3208では、現在の遊技回における残りの変動時間を示す残時間カウンタ512Aが予め定められた時間T3以上であるか否かを判断する。時間T3は、前記告知操作演出を実行するために必要な時間として予め定められた値である。即ち、ステップS3208では、現在の遊技回において、現時点から前記告知操作演出が実行可能であるか否かが判断される。そして、残時間カウンタ512Aが時間T3以上であると判断すると(S3208:Yes)、処理はステップS3209に移行し、残時間カウンタ512Aが時間T3以上でなければ(S3208:No)、当該追加操作演出抽選処理を終了する。
<ステップS3209>
ステップS3209では、前記告知操作演出を実行するか否かを抽選するための告知操作演出抽選処理を実行する。具体的には、前記告知操作演出の実行の有無を、変動パターンコマンドと、追加演出カウンタ512Bと、ROM511に記憶されている告知操作演出テーブル511Eとに基づいて判断する。ここに、図33(C)は、告知操作演出テーブル511Eの一例を示す図である。
例えば、変動パターンコマンドが示す抽選結果が通常大当たりである場合を考える。この場合、MPU51は、追加演出カウンタ512Bの値が50001〜50300である場合は、告知操作演出テーブル511Eに基づいて、前記告知操作演出の実行有無の抽選結果として「無し」を選択する。また、MPU51は、追加演出カウンタ512Bの値が50301〜50400である場合は、告知操作演出テーブル511Eに基づいて、前記告知操作演出の実行有無の抽選結果として「有り」を選択する。
さらに、ステップS3209において、MPU51は、前記告知操作演出を実行すると判断した場合、前記告知操作演出を実行するための設定処理を実行する。具体的には、前記ステップS3004(図30参照)と同様の告知操作設定処理を実行する。
このように、本実施形態に係る遊技機10では、前記単発操作演出、前記特殊操作演出、前記告知操作演出各々に対応する処理の実行の有無が個別に判断される。そのため、遊技機10では、複数の操作演出が並行して実行されることがある。但し、複数の操作演出に関する制御(表示制御、音声制御、照明制御など)が並行して実行されると、操作ボタン22の操作が反映される各操作演出の内容が交錯して遊技者に違和感を与えるおそれがある。
そこで、本実施形態に係る遊技機10では、予め操作演出の種類ごとに優先度が設定されており、MPU51によって、前記優先度に応じて操作演出の実行有無や演出内容が制御される。より具体的に、本実施形態では、前記単発操作演出の優先度が最も高く、前記特殊操作演出の優先度がその次に高く、前記告知操作演出の優先度が最も低く設定されているものとする。即ち、操作演出に対応する優先度は、大当たり抽選結果が大当たりである場合にその操作演出が実行される確率が高い方が高くなるように設定されている。なお、大当たり抽選結果が大当たりである場合にその操作演出が実行される確率が、前記単発操作演出の種類ごとに異なること、前記特殊操作演出の種類ごとに異なること、前記告知操作演出の種類ごとに異なることも考えられる。そして、以下に説明するように、MPU51は、1回の遊技回について複数の操作演出に対応する処理を実行すると判定された場合に、前記操作演出の組み合わせに応じて、その遊技回で実行される前記操作演出の内容を変更する。なお、前記優先度を用いる手法に限らず、複数の操作演出の組み合わせごとに、前記操作ボタン22の操作が反映される操作演出が予め設定されていることも他の実施形態として考えられる。
<ステップS3102〜S3106>
図31の説明に戻り、前記追加演出抽選処理(S3101)の実行後、MPU51は、続くステップS3102において告知操作演出処理を実行し、ステップS3103においてリズム操作演出処理を実行する。その後、MPU51は、前記連打操作演出処理(S1006)、前記長押し操作演出処理(S1007)、及び前記単発操作演出処理(S1005)を順に実行する。
以下、前記告知操作演出処理及び前記リズム操作演出処理の手順の一例について説明し、その後、前記連打操作演出処理(S1006)及び前記長押し操作演出処理(S1007)の他の例についても説明する。なお、前記単発操作演出処理(S1005)については図16と同様であればよいためここでは説明を省略する。
[告知操作演出処理:S3102]
ここに、図34は、前記告知操作演出処理の手順の一例を示すフローチャートである。前記告知操作演出処理では、前記告知操作演出を図柄表示部341に表示させるための処理を実行する。なお、表示制御装置6のROM611には、告知操作演出において図柄表示部341に表示される告知操作開始画像及び告知結果画像などの画像がそれぞれ複数種類記憶されている。また、前記告知操作演出には、図柄表示部341による表示の他に、MPU51によって実行されるスピーカ26による音声再生や電飾部27による点灯制御なども含まれる。
<ステップS3401>
ステップS3401では、前記告知操作演出を実行するか否かを判断する。具体的に、MPU51は、告知演出フラグ512Dに基づいて告知操作演出を実行するか否かを判断する。ここで、前記告知操作演出を実行すると判断した場合(S3401:Yes)、処理がステップS3402に移行し、前記告知操作演出を実行しないと判断した場合(S3401:No)、当該告知操作演出処理は終了する。
<ステップS3402>
ステップS3402では、前記告知操作演出の開始タイミングが到来したか否かを判断する。具体的に、ROM511には、図柄表示部341における変動表示開始後から前記告知操作演出が開始されるまでの開始待機時間が前記告知操作演出の種類ごとに記憶されている。そして、前記ステップS3402では、図柄表示部341における変動表示開始後から前記告知操作演出の種類に対応する前記開始待機時間が経過している場合に前記告知操作演出の開始タイミングが到来したと判断する。なお、MPU51は、残時間カウンタ512Aに基づいて変動表示開始後からの経過時間を判断することが可能である。ここで、前記告知操作演出の開始タイミングが到来している場合は(S3402:Yes)、処理がステップS3403に移行し、前記告知操作演出の開始タイミングが到来していない場合は(S3402:No)、当該告知操作演出処理は終了する。
<ステップS3403>
ステップS3403では、前記告知操作演出における操作ボタン22の操作の受付が開始済であるか否かを、告知受付開始フラグ512n5がオンであるか否かに応じて判断する。告知受付開始フラグ512n5は、操作ボタン22の操作の受付を開始したか否かを示すフラグであり、後述のステップS3406でオンに設定され、後述のステップS3434でオフに設定される。ここで、告知受付開始フラグ512n5がオンである場合は(S3403:Yes)、処理がステップS3431に移行し、告知受付開始フラグ512n5がオンでない場合は(S3403:No)、処理がステップS3404に移行する。
<ステップS3404>
ステップS3404では、前記単発操作演出又は前記特殊操作演出が有りに設定されているか否かが判断される。具体的に、本実施形態では、前記単発操作演出、前記連打操作演出、前記長押し操作演出、前記リズム操作演出のそれぞれの実行の有無(オン:有り、オフ:無し)を示す単発演出フラグ512g、連打演出フラグ512h、長押し演出フラグ512i、リズム演出フラグ512Cのいずれかがオンであるか否かが判断される。ここで、前記単発操作演出又は前記特殊操作演出が有りに設定されていると判断されると(S3404:Yes)、処理はステップS3406に移行し、前記単発操作演出及び前記特殊操作演出が無しに設定されていると判断されると(S3404:No)、処理はステップS3405に移行する。即ち、前記単発操作演出又は前記特殊操作演出が実行される場合には、前記告知操作開始画像は表示されず、告知受付開始フラグ512n5がオンに設定される。
<ステップS3405>
ステップS3405では、操作制御装置6に表示コマンドを送信することにより、前記告知操作演出の種類に対応する告知操作開始画像を図柄表示部341に表示させる。具体的には、前記ステップS3004又は前記ステップS3209において設定された告知内容に対応する前記告知操作開始画像が表示される。例えば、前記告知操作開始画像として、キャラクタ画像又は空白のメッセージ枠画像などが表示される。なお、前記告知操作開始画像の表示に代えて、又は前記告知操作開始画像の表示と共に、操作ボタン22の操作開始タイミングをスピーカ26により音声で通知すること、又は、電飾部27の点灯態様で通知することも考えられる。
<ステップS3406>
そして、ステップS3406では、前記告知走査演出における操作ボタン22の操作の受付を開始するため、告知受付開始フラグ512n5をオンにする。これにより、次に当該告知操作演出処理が実行される場合には、前記ステップS3403において処理がステップS3431に移行することになる。なお、告知受付開始フラグ512n5は、後述のステップS3434でオフとなる。
<ステップS3431>
一方、前記ステップS3403で操作ボタン22の操作の受付が開始済であると判断された場合、続くステップS3431では、操作ボタン22の操作有効期間内であるか否かを判断する。具体的に、ROM511には、前記告知操作演出の種類ごとに予め設定された有効待ち時間(例えば1〜5秒)が記憶されている。そして、MPU51は、前記告知操作開始画像の表示後から前記有効待ち時間が経過していない場合に操作有効期間内であると判断する。ここで、前記操作有効期間内である場合は(S3431:Yes)、処理がステップS3432に移行し、前記操作有効期間内でなければ(S3431:No)、処理がステップS3435に移行する。
<ステップS3435>
ステップS3435では、操作制御装置6に表示コマンドを送信することにより、前記告知操作開始画像を図柄表示部341から消去して非表示にする。これにより、遊技者に前記告知操作演出の終了が認識される。
<ステップS3432>
一方、ステップS3432では、操作ボタン22が操作されたか否かを判断する。具体的には、第2パターンフラグ512eがオンである場合に、操作ボタン22が非操作状態から操作状態に変化し、操作ボタン22の操作が開始したと判断する。ここで、操作ボタン22の操作が開始したと判断すると(S3432:Yes)、操作ボタン22の操作を演出に反映させるため、処理がステップS3433に移行する。また、操作ボタン22の操作が開始していないと判断すると(S3432:No)、当該告知操作演出処理を終了させる。
<ステップS3433〜S3434>
そして、ステップS3433では、操作制御装置6に表示コマンドを送信することにより、操作ボタン22の操作に応じて告知結果画像を図柄表示部341に表示させるための告知演出制御処理が実行される。その後、ステップS3434では、前記告知操作演出処理で使用される告知演出フラグ512D及び告知受付開始フラグ512n5がオフに設定される。なお、前記告知結果画像の表示は、予め定められた時間の経過後に終了する。一方、前記告知操作演出と前記特殊操作演出とが並行して実行される場合には、操作ボタン22の操作が前記特殊操作演出にも反映される。また、前記告知操作演出と前記単発操作演出とが並行して実行される場合には、操作ボタン22の操作が前記単発操作演出にも反映される。
即ち、MPU51は、前記告知操作演出と前記特殊操作演出又は前記単発操作演出とを並行して実行する場合には、最初の操作ボタン22の操作を前記告知操作演出と前記特殊操作演出又は前記単発操作演出とに反映させる。これにより、1回の前記操作手段の操作を前記告知操作演出処理と前記特殊操作演出処理又は前記単発操作演出とに反映させることができ、両方の演出結果を遊技者に見せることができる。なお、前記特殊操作演出が実行される場合、MPU51は、その後の操作ボタン22の操作を前記特殊操作演出に反映させることになる。
[告知演出制御処理]
ここで、図35を参照しつつ、前記ステップS3433でMPU51によって実行される告知演出制御処理の手順の一例について説明する。
<ステップS3501>
まず、ステップS3501では、前記単発操作演出又は前記特殊操作演出が前記告知操作演出と並行して実行されるか否かを判断する。即ち、前記ステップS3501では、前記告知操作演出よりも優先度が高い前記単発操作演出又は前記特殊操作演出が実行されるか否かが判断される。具体的には、単発演出フラグ512g、連打演出フラグ512h、長押し演出フラグ512i、リズム演出フラグ512Cのいずれかがオンであるか否かを判断する。ここで、前記単発操作演出又は前記特殊操作演出が実行されると判断されると(S3501:Yes)、処理はステップS3502に移行し、前記単発操作演出及び前記特殊操作演出が実行されないと判断されると(S3501:No)、処理はステップS3511に移行する。
ところで、前記単発操作演出及び前記告知操作演出が並行して実行される場合には、図柄表示部343における図柄変動表示中に(図56(A)参照)、前記単発操作演出を示唆する画像F1及び前記告知操作演出の実行を示唆する画像F2が表示される(図56(B)、(C)参照)。従来、このような場合は、前記告知操作演出の結果として予め定められた確率で所定のメッセージなどが表示される処理と、前記単発操作演出の結果として大当たり抽選の結果が表示される処理とが個別に実行される。即ち、前記告知操作演出と前記単発操作演出との表示結果が内容的にリンクしていないことがある。なお、前記単発操作演出及び前記告知操作演出が並行して実行される場合に限らず、前記単発操作演出及び前記特殊操作演出が並行して実行される場合も同様である。これに対し、以下に説明するように、本実施形態に係る遊技機10では、前記告知操作演出と前記単発操作演出又は前記特殊操作演出との表示結果が内容的にリンクして表示されることがある。
<ステップS3502>
ステップS3502では、当該告知演出制御処理において、後述の第1対応告知表示又は第2対応告知表示などのように、単発操作演出又は特殊操作演出の演出結果に連動した告知内容を表示する対応告知表示を実行するか否かを判断する。例えば、MPU51は、所定のタイミングで更新される所定の乱数値に応じて所定の確率で前記対応告知表示を実行するか否かを判断する。そして、前記対応告知表示を実行すると判断すると(S3502:Yes)、処理はステップS3503に移行し、前記対応告知表示を実行しないと判断すると(S3502:No)、処理はステップS3511に移行する。これにより、1回の遊技回において告知操作演出と単発操作演出又は特殊操作演出とが実行される場合でも、前記対応告知表示が実行される場合と実行されない場合とが存在し、演出の多様性が実現されるため遊技に対する注目度を高めることができる。なお、前記第2対応告知表示と同様の内容については、後述の通常告知表示で表示されてもよい。
<ステップS3503>
ステップS3503では、今回の遊技回について大当たり抽選の結果が大当たりであるか否かを判断する。具体的には、変動パターンコマンドが示す変動種別に基づいて大当たりの有無を判断する。ここで、大当たりであると判断されると(S3503:Yes)、処理はステップS3504に移行し、大当たりでないと判断されると(S3503:No)、処理はステップS3505に移行する。
<ステップS3511>
ステップS3511では、前記告知操作演出に対応してROM611に記憶されている複数の告知結果画像のうち、前記ステップS3004又は前記ステップS3209において設定された告知内容に対応する告知結果画像を選択し、その告知結果画像を示す表示コマンドを表示制御装置6に送信し、図柄表示部341に表示させる通常告知表示が実行される(図55(C)又は図55(D)参照)。
<ステップS3504>
ステップS3504では、前記告知操作演出に対応してROM611に記憶されている複数の告知結果画像のうち、大当たり抽選の結果が大当たりである場合に対応して予め定められた第1対応告知画像を選択し、その第1対応告知画像を示す表示コマンドを表示制御装置6に送信し、図柄表示部341に表示させる。即ち、本実施形態に係る遊技機10では、前記ステップS3004又は前記ステップS3209において告知内容が設定されている場合であっても、その告知内容に対応する告知結果画像に代えて、大当たり抽選の結果に対応する第1対応告知画像が表示される。前記第1対応告知画像は、例えば「やったね!」や「確定!」などのように、遊技者に対して大当たりを示唆することのできるメッセージである(図56(D)、図56(E)参照)。
<ステップS3505>
一方、ステップS3505では、前記告知操作演出に対応してROM611に記憶されている複数の告知結果画像のうち、大当たり抽選の結果が外れである場合に対応して予め定められた第2対応告知画像を選択し、その第2対応告知画像を示す表示コマンドを表示制御装置6に送信し、図柄表示部341に表示させる。即ち、本実施形態に係る遊技機10では、前記ステップS3004又は前記ステップS3209において告知内容が設定されている場合であっても、その告知内容に対応する告知結果画像に代えて、大当たり抽選の結果に対応する前記第2対応告知画像が表示される。前記第2対応告知画像は、例えば「諦めるな!」や「まだまだ!」などのように期待感の低下を抑制するためのメッセージである(図56(F))。その後、図柄変動表示部343の図柄変動表示が終了したときに、大当たり抽選の結果が表示される(図56(G))。これにより、例えば前記単発操作演出又は前記特殊操作演出の結果画像の表示による遊技者の遊技への注目度の低下を、前記告知操作演出における告知内容によって抑制することができる。
本実施形態に係る遊技機10によれば、前記単発操作演出又は前記特殊操作演出と前記告知操作演出とが並行して実行される場合には、操作ボタン22の操作が行われると、前記告知操作演出の演出結果が表示され、前記単発操作演出又は前記特殊操作演出の演出結果が表示される。即ち、操作ボタン22の操作に応じて前記単発操作演出又は前記特殊操作演出と前記告知操作演出との演出結果がほぼ同時に表示されることになる。さらに、前記告知操作演出における告知内容は、大当たり抽選の結果に応じて変更される場合があり、前記単発操作演出又は前記特殊操作演出の結果表示と前記告知操作演出の結果表示とが内容的にリンクすることがある。例えば、前記大当たり抽選の結果が大当たり当選である場合には、前記単発操作演出又は前記特殊操作演出と前記告知操作演出との両方によって大当たり当選であることが示唆される。これにより、例えば遊技者の大当たり時の達成感を高めて遊技の興趣を高めることができる。また、前記単発操作演出又は前記特殊操作演出により示唆される大当たりの抽選の結果がはずれである場合でも、前記告知操作演出により期待感の低下が抑制されるため、例えば遊技者の遊技への注目度の低下を抑制することができる。
一方、前記リズム操作演出処理、前記連打操作演出処理、又は前記長押し操作演出処理と前記告知操作演出とが並行して実行される場合は、操作ボタン22の操作が行われると、前記告知操作演出における前記告知結果画像が表示される。そして、前記リズム操作演出処理、前記連打操作演出処理、又は前記長押し操作演出処理は、前記告知操作演出における告知結果画像の表示後も継続して実行される。このとき、前記告知操作演出における告知内容は、大当たり抽選の結果に応じて変更される場合があり、前記リズム操作演出処理、前記連打操作演出処理、又は前記長押し操作演出処理と前記告知操作演出との結果表示が内容的にリンクすることがある。例えば、前記大当たり抽選の結果が大当たり当選である場合には、前記告知操作演出によって大当たり当選であることが示唆された後、前記リズム操作演出処理、前記連打操作演出処理、又は前記長押し操作演出処理が実行されることがある。これにより、例えば遊技者の遊技への注目度を高めて遊技の興趣を高めることができる。
[リズム操作演出処理]
次に、図36を参照しつつ、前記リズム操作演出処理の手順の一例について説明する。前記リズム操作演出処理では、MPU51が、前記リズム操作演出を図柄表示部341に表示させるための処理を実行する。なお、表示制御装置6のROM611には、リズム操作演出において図柄表示部341に表示されるリズム操作予告画像、リズム操作動画、リズム操作演出画像、リズム操作結果画像、及び演出終了画像がそれぞれ複数種類記憶されている。
<ステップS3601>
ステップS3601では、前記リズム操作演出を実行するか否かを判断する。具体的に、MPU51は、リズム演出フラグ512Cに基づいてリズム操作演出を実行するか否かを判断する。ここで、前記リズム操作演出を実行する場合(S3601:Yes)、処理がステップS3602に移行し、前記リズム操作演出を実行しない場合(S3601:No)、当該リズム操作演出処理を終了させる。
<ステップS3602>
ステップS3602では、前記リズム操作演出の開始タイミングが到来したか否かを判断する。具体的に、ROM511には、図柄表示部341における変動表示開始後から前記リズム操作演出が開始されるまでの開始待機時間が前記リズム操作演出の種類ごとに記憶されている。そして、前記ステップS3602では、図柄表示部341における変動表示開始後から前記リズム操作演出の種類に対応する前記開始待機時間が経過している場合に前記リズム操作演出の開始タイミングが到来したと判断する。ここで、前記リズム操作演出の開始タイミングが到来している場合は(S3602:Yes)、処理がステップS3603に移行し、前記リズム操作演出の開始タイミングが到来していない場合は(S3602:No)、当該リズム操作演出処理を終了させる。
<ステップS3603>
ステップS3603では、前記リズム操作演出における操作ボタン22の操作の受付が開始済であるか否かをリズム受付開始フラグ512n4がオンであるか否かに応じて判断する。リズム受付開始フラグ512n4は、操作ボタン22の操作の受付を開始したか否かを示すフラグであり、後述のステップS3608でオンに設定され、ステップS3618でオフに設定される。ここで、リズム受付開始フラグ512n4がオンである場合は(S3603:Yes)、処理がステップS3609に移行し、リズム受付開始フラグ512n4がオンでない場合は(S3603:No)、処理がステップS3604に移行する。
<ステップS3604〜S3605>
ステップS3604では、前記リズム操作演出の種類に対応する前記操作ボタン22の操作目的又は操作方法などを伝えるためのリズム操作予告画像が既に図柄表示部341に表示されているか否かを判断する。ここで、前記リズム操作予告画像が表示されていない場合は(S3604:No)、続くステップS3605において、前記リズム操作演出の種類に対応する前記リズム操作予告画像を図柄表示部341に表示させる。
例えば、前記リズム操作予告画像として、「ボタンをリズムに合わせて操作して下さい」のようなミッションを伝える通知が表示される。なお、前記リズム操作予告画像の表示に代えて、又は前記リズム操作予告画像の表示と共に、操作ボタン22の操作目的又は操作方法などをスピーカ26により音声で通知することも考えられる。一方、前記リズム操作予告画像が既に表示されている場合は(S3604:Yes)、処理が前記ステップS3605をスキップしてステップS3606に移行する。
<ステップS3606>
ステップS3606では、前記リズム操作予告画像ごとに対応して予め設定され、ROM511に記憶されている予告継続時間が経過したか否かを判断する。前記予告継続時間は、前記リズム操作予告画像の表示後に遊技者が前記リズム操作予告画像の内容を認識可能な時間として予め設定された待ち時間である。なお、前記予告継続時間は、複数の演出内容又は複数のリズム操作予告画像について共通の時間であってもよい。ここで、前記リズム操作予告画像に対応する前記予告継続時間が経過している場合は(S3606:Yes)、処理がステップS3607に移行し、前記予告継続時間が経過していない場合は(S3606:No)、当該リズム操作演出処理を終了させる。
<ステップS3607>
ステップS3607では、当該リズム操作演出における操作ボタン22の操作タイミングを示すためのリズム操作動画の出力コマンドを表示制御装置6に送信し、図柄表示部341に前記リズム操作動画を表示させる。また、ステップS3607において、MPU51は、スピーカ26を用いて、前記リズム操作動画に対応するリズム音声の出力を開始する。これにより、遊技者は、前記リズム操作動画及び前記リズム音声により当該リズム操作演出における操作ボタン22の操作タイミングを認識することが可能である。
<ステップS3608>
そして、ステップS3608では、操作ボタン22の操作の受付を開始するため、リズム受付開始フラグ512n4をオンに設定する。これにより、次に当該リズム操作演出が実行される場合には、前記ステップS3603において処理がステップS3609に移行することになる。なお、リズム受付開始フラグ512n4は、後述のステップS3618でオフに設定される。
<ステップS3609>
ステップS3609では、当該リズム操作演出の演出時間が経過したか否かが判断される。具体的に、ROM511には、前記リズム操作演出の種類ごとに、前記演出時間が記憶されており、MPU51は、前記リズム操作動画の表示開始後にカウントがスタートするタイマ値に基づいて、前記演出時間が経過したか否かを判断する。ここで、前記演出時間が経過したと判断した場合は(S3609:Yes)、処理がステップS3619に移行し、前記演出時間が経過していなければ(S3609:No)、処理がステップS3610に移行する。
<ステップS3610>
ステップS3610では、当該リズム操作演出における有効操作期間内であるか否かを判断する。例えば、ROM511には、前記リズム操作演出の種類ごとに、一又は複数の最適操作タイミングの前後の所定時間を含む期間が前記有効操作期間として予め設定されている。そして、MPU51は、前記リズム操作動画の表示開始時にスタートするタイマ値に基づいて、前記有効操作期間であるか否かを判断する。なお、前記ステップS3609は、操作ボタン22の操作をリズム操作演出における操作として受け付けるか否かを判断することができれば、他の手法であってもよい。ここで、前記操作有効期間内である場合は(S3610:Yes)、処理がステップS3611に移行し、前記操作有効期間内でなければ(S3610:No)、当該リズム操作演出処理は終了する。
<ステップS3611>
ステップS3611では、前記単発操作演出が並行して実行されるか否かを判断する。具体的には、前記単発操作演出の有無を示す単発演出フラグ512gがオンであるか否かを判断する。ここで、前記単発操作演出が実行されると判断されると(S3611:Yes)、処理はステップS3613に移行し、前記単発操作演出が実行されないと判断されると(S3611:No)、処理はステップS3612に移行する。即ち、前記単発操作演出と前記リズム操作演出とが並行して実行されるか否かに応じて、前記リズム操作演出の内容が変更される。
<ステップS3612>
より具体的に、1回の遊技回で前記リズム操作演出及び前記単発操作演出が並行して実行されない場合には、ステップS3612において、操作ボタン22の操作が開始されたか否かを判断する。具体的に、MPU51は、第2パターンフラグ512eがオンであるか否かに応じて操作ボタン22の操作開始の有無を判断する。ここで、操作ボタン22の操作が開始したと判断すると(S3612:Yes)、処理がステップS3614に移行し、操作ボタン22の操作が開始していないと判断すると(S3612:No)、当該リズム操作演出処理を終了させる。なお、MPU51は、前記有効操作期間ごとに操作ボタン22の操作を1回のみ受け付ける。例えば、前記有効操作期間の開始時に開始フラグがオフにリセットされ、操作ボタン22の操作に応じて前記開始フラグがオンにセットされ、前記開始フラグがオンである場合は前記ステップS3610により当該リズム操作演出処理が終了されることが考えられる。
<ステップS3613>
一方、1回の遊技回で前記リズム操作演出及び前記単発操作演出が並行して実行される場合には、ステップS3613において、現時点が前記操作有効期間における前記最適操作タイミングであるか否かを判断する。具体的に、前記最適操作タイミングは、その時点で操作ボタン22が操作された場合に最もリズムカウンタに加算されるポイント値が大きくなるタイミングとして予め定められている。例えば、前記最適操作タイミングは、前記操作有効期間の中間時点である。ここで、現時点が前記最適操作タイミングであると判断すると(S3613:Yes)、処理がステップS3614に移行し、現時点が前記最適操作タイミングでないと判断すると(S3613:No)、当該リズム操作演出処理を終了させる。即ち、MPU51は、相対的に優先度が高い単発操作演出処理には操作ボタン22の操作を反映させ、相対的に優先度が低いリズム操作演出処理には操作ボタン22の操作を伴わない予め設定された疑似リズム操作を反映させる。なお、前記優先度を用いる手法に限らず、前記単発操作演出と前記リズム操作演出との組み合わせについては、前記単発操作演出が前記操作ボタン22の操作が反映される演出としてに予め設定されていることも他の実施形態として考えられる。
<ステップS3614>
そして、ステップS3614では、現時点と前記最適操作タイミングとの差分に対応するポイント値をリズムカウンタ512Eに加算する。例えば、操作ボタン22の操作タイミングが前記最適操作タイミングに近いほど高い前記ポイント値が加算される。なお、前記現時点及び前記最適操作タイミングは、前記リズム操作動画の表示開始時からの経過時間により判断される。
これにより、前記単発操作演出が実行されない場合には、操作ボタン22の操作タイミング(S3612:Yes)である現時点が前記最適操作タイミングに近いほど高い前記ポイント値がリズムカウンタ512Eに加算される。一方、前記単発操作演出が実行される場合には、操作ボタン22の操作を伴うことなく、前記最適操作タイミング(S3613:Yes)で自動的にステップS3614が実行されるため、最も高い前記ポイント値がリズムカウンタ512Eに加算されることになる。
このように、遊技機10では、前記単発操作演出と前記リズム操作演出とが並行して実行される場合には、前記リズム操作演出における操作ボタン22の操作が最適なタイミングで行われたものとして前記リズム操作演出が実行される。これにより、操作ボタン22を操作しなくても前記リズム操作演出において不利に扱われることがないため、遊技者は、前記単発操作演出における操作ボタン22の操作タイミングだけを自由に決めることができ、遊技の興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることができる。
ところで、前述したように、前記単発操作演出と前記リズム操作演出とが並行して実行される場合、前記リズム操作演出における操作ボタン22の操作が自動的に最適なタイミングで行われることを知らない遊技者は、前記リズム操作演出の最初の操作タイミングで操作しなければならず、自由なタイミングで操作できないと考えるおそれがある。そのため、MPU51は、前記ステップS3609と前記ステップS3610との間において、表示制御装置6に表示コマンドを送信し、前記リズム操作演出において自動的に操作が行われる旨を図柄表示部341に表示させることが考えられる。例えば、「リズムオート操作中」などのメッセージが表示されることや、操作ボタン22の画像及び操作ボタン22をキャラクタが操作している様子の画像が表示されることが考えられる。これにより、遊技者は、前記リズム操作演出における操作ボタン22の操作が自動的に最適なタイミングで行われることを認識し、前記単発操作演出における操作ボタン22の操作に集中することができる。
<ステップS3615>
ステップS3615では、表示制御装置6に表示コマンドを送信し、操作ボタン22の操作に対応するリズム操作演出画像を図柄表示部341に表示させる。例えば、ROM611には、リズムカウンタ512Eの値の増加に伴って内容が変化する複数のリズム操作演出画像が記憶されており、ステップS3615では、リズムカウンタ512Eの値に対応する前記リズム操作演出画像が読み出されて表示される。
具体的に、前記リズム操作演出が、操作ボタン22のリズム操作に応じて扉を開く演出である場合には、その扉が徐々に開く画像が図柄表示部341に表示され、操作ボタン22のリズム操作に応じて物を破壊する演出である場合には、その物が徐々に破壊される画像が図柄表示部341に表示される。また、リズムカウンタ512Eとは関係なく、前記ポイント値ごとに対応するリズム操作演出画像がROM611に記憶されており、操作ボタン22の操作ごとに対応する前記ポイント値に応じて前記リズム操作演出画像が表示されることも考えられる。例えば、前記ポイント値が所定の閾値以上である場合に敵キャラクタなどが倒れる第1アクションが実行され、前記ポイント値が前記所定の閾値未満である場合に敵キャラクタなどから攻撃を受ける第2アクションが実行されるような表示例が考えられる。
また、ステップS3615では、MPU51が、前記リズム操作演出画像の表示に対応する演出音声をスピーカ26から出力し、前記リズム操作演出画像の表示に対応する点灯態様で電飾部27を点灯させる。例えば、スピーカ26からは、扉が徐々に開く効果音や物の破壊音などが再生され、そのときの音量も徐々に大きくなることが考えられる。また、電飾部27は、前記リズムカウンタの増加に伴って徐々に点灯数が増加することや徐々に輝度が高くなることが考えられる。これにより、前記リズム操作演出では、演出音声及び点灯態様によって演出効果が高められる。なお、音声ランプ制御装置5は、前記リズム操作演出画像の表示に対応する演出音声と共に、操作ボタン22のリズム操作に対応する効果音を操作ボタン22の操作ごとにスピーカ26から出力する。これにより、遊技者は、操作ボタン22のリズム操作が受け付けられている感覚を効果音によって得ることができる。
<ステップS3616>
次に、ステップS3616では、リズムカウンタ512Eが前記第3規定値以上に達したか否かを判断する。なお、前記第3規定値は、前記ステップS3002又は前記ステップS3206で設定される値である。ここで、リズムカウンタ512Eが前記第3規定値以上である場合は(S3616:Yes)、処理がステップS3617に移行し、リズムカウンタ512Eが前記第3規定値以上でない場合は(S3616:No)、当該リズム操作演出処理は終了する。
<ステップS3617>
そして、ステップS3617では、操作ボタン22のリズム操作の結果として前記リズム操作結果画像を図柄表示部341に表示する。具体的に、ROM611には、前記リズム操作演出の種類ごとに対応する複数のリズム操作結果画像が記憶されている。そして、前記ステップS3617では、前記リズム操作演出に対応する複数のリズム操作結果画像のうち、前記変動パターンコマンドに含まれる大当たり発生の有無の情報に応じて選択されるリズム操作結果画像を表示させるための表示コマンドが表示制御装置6に送信される。
例えば、前記リズム操作演出に対応して「成功!」の文字を含むリズム操作結果画像と「失敗!」の文字を含むリズム操作結果画像とがROM611に記憶されており、前記変動パターンコマンドに大当たり発生ありの情報が含まれる場合に「成功!」の文字を含む前記リズム操作結果画像を表示させ、前記変動パターンコマンドに大当たり発生なしの情報が含まれる場合に「失敗!」の文字を含む前記リズム操作結果画像を表示させることが考えられる。また、前記リズム操作結果画像は、大当たり発生の有無を示すものに限らず、例えば大当たり発生の期待度を示唆するための告知又はキャラクタなどの画像であってもよい。
また、ステップS3617において、MPU51は、前記リズム操作結果画像に対応する演出音声をスピーカ26から出力し、前記リズム操作結果画像に対応する点灯態様で電飾部27を点灯させる。これにより、前記リズム操作演出では、演出音声及び点灯態様によって演出効果が高められる。さらに、遊技機10が、操作ボタン22を振動させるための振動モーター又は圧電素子などの振動手段を備える場合、ステップS3617において、MPU51は、前記リズム操作結果画像を表示し、振動手段を制御して操作ボタン22を振動させることにより、大当たり発生又は大当たりの期待度が高いことを示すことも考えられる。
このように、前記リズム操作演出では、遊技者による操作ボタン22のリズム操作が演出表示の内容に反映され、その演出表示によって大当たりの有無や大当たりの期待度を遊技者に伝えることができる。したがって、大当たりになった場合には、自らの操作によって大当たりを引き当てたような感覚を遊技者に与えることができ、遊技者の操作意欲を向上させることができる。
<ステップS3618>
その後、ステップS3618では、リズム操作演出処理で使用されるリズム演出フラグ512C及びリズム受付開始フラグ512n4をオフにし、リズムカウンタ512Eを0にクリアして、当該リズム操作演出処理を終了させる。
<ステップS3619>
なお、前記ステップS3609で前記リズム操作演出の演出時間が経過したと判断された場合(S3609:Yes)、続くステップS3619において、MPU51は、前記リズム操作演出の終了を示す演出終了画像を図柄表示部341に表示させる。なお、前記演出終了画像の表示に代えて前記図柄表示部341の表示明度を低下させることや前記リズム操作演出に関する表示を消去することにより、前記リズム操作演出の終了を遊技者に認識させることも考えられる。また、ステップS3619では、MPU51が、スピーカ26による前記リズム操作演出用の演出音声の再生を停止し、電飾部27による前記リズム操作演出用の点灯態様を終了させる。
[連打操作演出処理の他の例]
続いて、図37を参照しつつ、前記連打操作演出処理(図17参照)の手順の他の例について説明する。具体的に、図37に示す前記連打操作演出処理では、前記操作有効期間内であると判断された場合(S1509:Yes)、処理がステップS3701に移行する。
<ステップS3701>
ステップS3701では、前記単発操作演出が並行して実行されるか否かを判断する。具体的には、前記単発操作演出である単発操作演出の有無を示す単発演出フラグ512gがオンであるか否かを判断する。ここで、前記単発操作演出が実行されると判断されると(S3701:Yes)、処理はステップS1511に移行し、前記単発操作演出が実行されないと判断されると(S3701:No)、処理はステップS1510に移行する。即ち、MPU51は、前記単発操作演出と前記連打操作演出とが並行して実行されるか否かに応じて、前記連打操作演出の内容を変更する。
より具体的に、前記単発操作演出が実行される場合には(S3701:Yes)、操作ボタン22の操作を伴うことなく、自動的にステップS1511が実行されて連打カウンタ512kが加算されることになる。即ち、MPU51は、相対的に優先度が高い単発操作演出処理には操作ボタン22の操作を反映させ、相対的に優先度が低い連打操作演出処理には操作ボタン22の操作を伴わない予め設定された疑似連打操作を反映させる。また、前記優先度を用いる手法に限らず、前記単発操作演出と前記連打操作演出との組み合わせについては、前記単発操作演出が前記操作ボタン22の操作が反映される演出としてに予め設定されていることも他の実施形態として考えられる。なお、前記ステップS3701で前記単発操作演出が実行されると判断されている場合、前記連打操作演出処理が予め定められた所定回数実行されるごとに、前記ステップS1511が実行されて連打カウンタ512kが加算されることも考えられる。
このように、遊技機10では、前記単発操作演出と前記連打操作演出とが並行して実行される場合には、前記連打操作演出における操作ボタン22の連打操作が自動的に行われているものとして処理される。これにより、遊技者は、操作ボタン22を操作しなくても前記連打操作演出において不利に扱われることがないと認識し、前記単発操作演出における操作ボタン22の操作タイミングだけを自由に決めることができ、遊技の興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることができる。
例えば、前記連打操作演出及び前記告知操作演出が並行して実行される場合には、図柄表示部343における図柄変動表示中に(図57(A)参照)、前記連打操作演出を示唆する画像F3及び前記告知操作演出の実行を示唆する画像F2が表示される(図57(B)、(C)参照)。そして、操作ボタン22が操作されると、例えば「チャンス!」などのように、遊技者に対して大当たりの可能性の高低を示唆することのできるメッセージである(図57(D)参照)。また、操作ボタン22の操作は、前記連打操作演出における連打操作として受け付けられる(図57(D)参照)。その後、前記連打操作演出が継続して実行され(図57(E)参照)、前記連打操作演出の演出結果が表示される(図57(F)、図57(G)参照)。
ところで、前述したように、前記単発操作演出と前記連打操作演出とが並行して実行される場合、前記連打操作演出における操作ボタン22の操作が自動的に行われることを知らない遊技者は、前記単発操作演出について自由なタイミングで操作ボタン22を操作できないと考えるおそれがある。そのため、MPU51は、前記ステップS3701のYes側と前記ステップS1510との間において、前記連打操作演出において自動的に操作が行われる旨を図柄表示部341に表示させることが考えられる。例えば、「連打オート操作中」などのメッセージが表示されることや、操作ボタン22の画像及び操作ボタン22をキャラクタが操作している様子の画像が表示されることが考えられる。これにより、遊技者は、前記連打操作演出における操作ボタン22の操作が自動的に行われることを認識し、前記単発操作演出における操作ボタン22の操作に集中することができる。
[長押し操作演出処理の他の例]
続いて、図38を参照しつつ、前記長押し操作演出処理(図18参照)の手順の他の例について説明する。具体的に、図38に示す前記長押し操作演出処理では、前記操作有効期間内であると判断された場合(S1611:Yes)、処理がステップS3801に移行する。
<ステップS3801>
ステップS3801では、前記単発操作演出が並行して実行されるか否かを判断する。具体的には、前記単発操作演出の有無を示す単発演出フラグ512gがオンであるか否かを判断する。ここで、前記単発操作演出が実行されると判断されると(S3801:Yes)、処理はステップS1615に移行し、前記単発操作演出が実行されないと判断されると(S3801:No)、処理はステップS1612に移行する。即ち、前記単発操作演出と前記長押し操作演出とが並行して実行されるか否かに応じて、前記長押し操作演出の内容が変更される。
より具体的に、前記単発操作演出が実行される場合には、操作ボタン22の操作を伴うことなく、自動的にステップS1615が実行されて長押しカウンタ512mが加算されることになる。即ち、MPU51は、相対的に優先度が高い単発操作演出処理には操作ボタン22の操作を反映させ、相対的に優先度が低い長押し操作演出処理には操作ボタン22の操作を伴わない予め設定された疑似長押し操作を反映させる。なお、前記優先度を用いる手法に限らず、前記単発操作演出と前記長押し演出との組み合わせについては、前記単発操作演出が前記操作ボタン22の操作が反映される演出としてに予め設定されていることも他の実施形態として考えられる。
このように、遊技機10では、前記単発操作演出と前記長押し操作演出とが並行して実行される場合には、前記長押し操作演出における操作ボタン22の長押し操作が自動的に行われているものとして処理される。これにより、遊技者は、操作ボタン22を操作しなくても前記長押し操作演出において不利に扱われることがないと認識し、前記単発操作演出における操作ボタン22の操作タイミングだけを自由に決めることができ、遊技の興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることができる。
ところで、前述したように、前記単発操作演出と前記長押し操作演出とが並行して実行される場合、前記長押し操作演出における操作ボタン22の操作が自動的にタイミングで行われることを知らない遊技者は、前記単発操作演出について自由なタイミングで操作ボタン22を操作できないと考えるおそれがある。そのため、MPU51は、前記ステップS3801のYes側と前記ステップS1511との間において、前記長押し操作演出において自動的に操作が行われる旨を図柄表示部341に表示させることが考えられる。例えば、「長押しオート操作中」などのメッセージが表示されることや、操作ボタン22の画像及び操作ボタン22をキャラクタが操作している様子の画像が表示されることが考えられる。これにより、遊技者は、前記長押し操作演出における操作ボタン22の操作が自動的に行われることを認識し、前記単発操作演出における操作ボタン22の操作に集中することができる。
また、複数の前記操作演出が並行して実行される場合、その複数の前記操作演出の実行に伴って複数の操作ボタンの画像が図柄表示部343に表示されることが考えられる。一方、遊技機10では、各種の操作演出においてMPU61によって表示される操作ボタンの画像の位置が共通していることが考えられる。これにより、複数の前記操作演出が並行する場合でも、操作ボタンの画像が重なって表示される。また、図柄表示部343における操作ボタンの画像の表示の有無が記録されるボタン表示フラグがRAM512に設けられており、MPU51が、各種の操作演出における操作ボタンの画像の表示の有無に応じて前記ボタン表示フラグをオン又はオフに設定し、前記ボタン表示フラグが既にオンである場合には操作ボタンの画像を表示させないことが考えられる。
さらに、前記単発操作演出及び前記特殊操作演出が並行して実行される場合、前記単発操作演出及び前記特殊操作演出について個別に演出終了画像が表示されることがある。そのため、MPU51は、前記特殊操作演出における前記演出終了画像を表示するための表示ステップ(例えば、ステップS1516、S1620、及びS3619など)において、前記単発操作演出が実行されるか否かを判断し、前記単発操作演出が実行される場合には、前記演出終了画像の前記表示ステップをスキップすることが考えられる。これにより、前記単発操作演出及び前記特殊操作演出が並行して実行される場合に、前記単発操作演出及び前記特殊操作演出について個別に演出終了画像が表示されることが防止される。
[第12の実施形態]
前記第11の実施形態で説明したように、前記単発操作演出と前記特殊操作演出とが並行して実行される場合、前記特殊操作演出については自動的に最適な操作が行われたと仮定して処理が進行することが考えられる。但し、この場合には、前記単発操作演出における操作ボタン22のユーザー操作を受け付ける前に特殊操作演出による演出結果が表示されることがある。そこで、本実施形態では、前記単発操作演出と前記特殊操作演出とが並行して実行される場合に、操作ボタン22のユーザー操作によって演出結果を表示させる構成について説明する。
[ステップS3901]
ここに、図39は、前記リズム操作演出処理(図36参照)の他の例を説明するためのフローチャートである。図39に示すように、前記ステップS3616において、リズムカウンタ512Eが前記第3規定値以上であると判断されると、続くステップS3901では、前記単発操作演出が並行して実行されるか否かを判断する。具体的には、前記単発操作演出の有無を示す単発演出フラグ512gがオンであるか否かを判断する。なお、リズムカウンタ512Eが前記第3規定値以上に達することが、前記リズム操作演出処理における演出結果の表示条件の一例である。
ここで、前記単発操作演出が実行されると判断されると(S3901:Yes)、当該リズム操作演出処理は終了する。一方、前記単発操作演出が実行されないと判断されると(S3901:No)、処理はステップS3617に移行する。即ち、前記単発操作演出と前記リズム操作演出とが並行して実行される場合には、リズムカウンタ512Eが前記第3規定値以上に達した場合であっても、前記ステップS3617によるリズム操作結果画像の表示が実行されない。従って、ユーザーが操作ボタン22を操作する前に演出結果が表示されることなく、操作ボタン22のユーザー操作によって前記単発操作演出の演出結果が表示されることになるため、遊技の興趣が高まり、ユーザーの操作意欲を高めることができる。なお、操作ボタン22の操作により前記単発操作演出が終了した場合には、単発演出フラグ512gがオフに設定されるため、ステップS3901において前記単発操作演出が実行されないと判断され、前記リズム操作演出の演出結果が表示されることになる。
また、ここでは前記リズム操作演出処理を例に挙げて説明したが、前記連打操作演出処理及び前記長押し操作演出処理についても同様である。
即ち、図40に示すように、前記連打操作演出処理では、前記ステップS1513において、連打カウンタ512kが前記第1規定値以上であると判断されると、続くステップS4001では、前記単発操作演出が並行して実行されるか否かを判断し、前記単発操作演出が実行されると判断されると(S4001:Yes)、当該連打操作演出処理は終了する。一方、前記単発操作演出が実行されないと判断されると(S4001:No)、処理はステップS1514に移行する。即ち、前記単発操作演出と前記連打操作演出とが並行して実行される場合には、連打カウンタ512kが前記第1規定値以上に達した場合であっても、前記ステップS1514による連打操作結果画像の表示が実行されない。一方、操作ボタン22の操作により前記単発操作演出が終了した場合には、単発演出フラグ512gがオフに設定されるため、ステップS4001において前記単発操作演出が実行されないと判断され、前記連打操作演出の演出結果が表示されることになる。なお、連打カウンタ512kが前記第1規定値以上に達することが、前記連打操作演出処理における演出結果の表示条件の一例である。
同じく、図41に示すように、前記長押し操作演出処理では、前記ステップS1617において、長押しカウンタ512mが前記第2規定値以上であると判断されると、続くステップS4101では、前記単発操作演出が並行して実行されるか否かを判断し、前記単発操作演出が実行されると判断されると(S4101:Yes)、当該長押し操作演出処理は終了する。一方、前記単発操作演出が実行されないと判断されると(S4101:No)、処理はステップS1618に移行する。即ち、前記単発操作演出と前記長押し操作演出とが並行して実行される場合には、長押しカウンタ512mが前記第2規定値以上に達した場合であっても、前記ステップS1618による長押し操作結果画像の表示が実行されない。一方、操作ボタン22の操作により前記単発操作演出が終了した場合には、単発演出フラグ512gがオフに設定されるため、ステップS4101において前記単発操作演出が実行されないと判断され、前記長押し操作演出の演出結果が表示されることになる。なお、長押しカウンタ512mが前記第2規定値以上に達することが、前記長押し操作演出処理における演出結果の表示条件の一例である。
以上説明したように、本実施形態によれば、前記単発操作演出と前記特殊操作演出とが並行して実行される場合には、前記単発操作演出における操作ボタン22のユーザー操作を受け付ける前に特殊操作演出による演出結果が表示されることがなく、操作ボタン22のユーザー操作によって演出結果を表示させることができる。
なお、前記単発操作演出と前記特殊操作演出とが並行して実行される場合であって、前記特殊操作演出による演出結果の表示タイミングが到来した場合、MPU51は前記演出結果を表示させることなく、連打演出フラグ512h、長押し演出フラグ512i、又はリズム演出フラグ512Cをオフにリセットして特殊操作演出を終了させることも考えられる。これにより、前記特殊操作演出は、ある程度の時間の経過後に終了するため、例えば前記連打操作演出又は前記長押し操作演出における操作ボタン22の操作音が、前記操作有効期間が経過するまで続くことや前記単発操作演出の終了まで鳴り続くことが防止される。
[第13の実施形態]
前記第11の実施形態では、前記特殊操作演出及び前記告知操作演出が並行して実行される場合、最初の操作ボタン22の操作に応じて(S3432:Yes)、続くステップS3433において前記告知操作演出における各種の告知表示が実行される場合について説明した。一方、前記特殊操作演出と前記告知操作演出とが並行して実行される場合に、前記特殊操作演出における演出結果画像の表示のタイミング、即ち前記演出結果画像が表示されるまでの間の最後の操作ボタン22の操作時に、前記告知操作演出における各種の告知表示が実行されることが考えられる。
ここに、図42は、前記告知操作演出処理の他の例を示すフローチャートであり、図43は、前記リズム操作演出処理の他の例を示すフローチャートである。
[告知操作演出処理の他の例]
図42に示すように、前記操作有効期間内である場合には(S3431:Yes)、処理がステップS4200に移行する。
<ステップS4200>
ステップS4200では、前記特殊操作演出が実行されるか否かが判断される。具体的には、前記連打操作演出の実行の有無を示す連打演出フラグ512h、前記長押し操作演出の実行の有無を示す長押し演出フラグ512i、前記リズム操作演出の実行の有無を示すリズム演出フラグ512Cのいずれかがオンであるか否かを判断する。
ここで、前記特殊操作演出が実行されると判断されると(S4200:Yes)、当該告知操作演出処理は終了し、前記特殊操作演出が実行されないと判断されると(S4200:No)、処理はステップS3432に移行する。即ち、前記告知操作演出が、前記特殊操作演出と並行して実行される場合には、操作ボタン22が操作された場合であっても、前記告知操作演出処理における告知内容が表示される前記告知演出制御処理(S3433)が実行されない。
一方、前記特殊操作演出が終了した場合には、連打演出フラグ512h、長押し演出フラグ512i、又はリズム演出フラグ512Cなどがオフに設定されることになるため、ステップS4200において前記特殊操作演出が実行されないと判断され、前記告知操作演出の演出結果が表示されることになる。これにより、前記特殊操作演出における演出結果画像が表示されるまでの間の最後の操作ボタン22の操作時に、前記告知操作演出における各種の告知表示が実行されることになる。
[リズム操作演出処理の他の例]
一方、図43に示すように、リズム操作演出処理では、前記リズムカウンタ512Eが前記第3規定値以上に達した場合であって(S3616:Yes)、前記単発操作演出が実行されない場合(S36901:No)、処理はステップS4201に移行する。
<ステップS4201>
ステップS4201では、前記告知操作演出が実行されるか否かが判断される。具体的には、前記告知操作演出の有無を示す告知演出フラグ512Dがオンであるか否かを判断する。ここで、前記告知操作演出が実行されると判断されると(S4201:Yes)、処理はステップS4202に移行し、前記告知操作演出が実行されないと判断されると(S4201:No)、処理はステップS3617に移行する。
<ステップS4202〜S4203>
ステップS4202では、前記告知演出制御処理(図35参照)が実行される。即ち、前記リズム操作演出と前記告知操作演出とが並行して実行される場合には、前記リズム操作演出における演出結果が表示される前の最後の操作ボタン22の操作時、即ちリズムカウンタ512Eが前記第3規定値に達したときに、前記告知操作演出における告知表示が実行されることになる。なお、前記告知演出制御処理の終了後は、ステップS4203において、前記ステップS3434と同様に、前記告知操作演出処理で使用される各種のフラグがオフに設定される。
従って、個別に実行される前記リズム操作演出の結果表示と前記告知操作演出の結果表示とを内容的にリンクさせることが可能となり、遊技に興趣を添えることができる。例えば、前記リズム操作演出の結果表示よりも前に前記告知操作演出の結果表示が行われると、当該遊技回の抽選結果が明らかとなり、前記リズム操作演出における操作ボタン22の操作意欲が減少するおそれがある。これに対し、前記第13の実施形態によれば、前記リズム操作演出の結果表示よりも、前記告知操作演出の結果表示が先に実行されないため、前記リズム操作演出の結果がユーザーに示唆されず、前記リズム操作演出における操作意欲の減少を防止することができる。
[連打操作演出処理の他の例]
また、前記リズム操作演出処理に限らず、前記連打操作演出処理についても同様である。具体的に、図44は、前記連打操作演出処理の他の例を示すフローチャートである。図44に示すように、前記連打カウンタ512kが前記第1規定値以上に達した場合であって(1513:Yes)、前記単発操作演出が実行されない場合(S4101:No)、処理はステップS4301に移行する。
<ステップS4301>
そして、ステップS4301では、前記告知操作演出が実行されるか否かが判断される。具体的には、前記告知操作演出の有無を示す告知演出フラグ512Dがオンであるか否かを判断する。ここで、前記告知操作演出が実行されると判断されると(S4301:Yes)、処理はステップS4302に移行し、前記告知操作演出が実行されないと判断されると(S4302:No)、処理はステップS1514に移行する。
<ステップS4302〜S4303>
ステップS4302では、前記告知演出制御処理(図35参照)が実行される。即ち、前記連打操作演出と前記告知操作演出とが並行して実行される場合には、前記連打操作演出における演出結果が表示される前の最後の操作ボタン22の操作時に、前記告知操作演出における告知表示が実行されることになる。なお、前記告知演出制御処理の終了後は、ステップS4303において、前記ステップS3434と同様に、前記告知操作演出処理で使用される各種のフラグがオフに設定される。
従って、個別に実行される前記連打操作演出の結果表示と前記告知操作演出の結果表示とを内容的にリンクさせることが可能となり、遊技に興趣を添えることができる。例えば、前記連打操作演出の結果表示よりも前に前記告知操作演出の結果表示が行われると、当該遊技回の抽選結果が明らかとなり、前記連打操作演出における操作ボタン22の操作意欲が減少するおそれがある。これに対し、前記第13の実施形態によれば、前記連打操作演出の結果表示よりも、前記告知操作演出の結果表示が先に実行されないため、前記連打操作演出の結果がユーザーに示唆されず、前記連打操作演出における操作意欲の減少を防止することができる。
[長押し操作演出処理の他の例]
さらに、前記リズム操作演出処理に限らず、前記長押し操作演出処理についても同様である。具体的に、図45は、前記長押し操作演出処理の他の例を示すフローチャートである。図45に示すように、前記長押しカウンタ512mが前記第2規定値以上に達した場合であって(1617:Yes)、前記単発操作演出が実行されない場合(S4101:No)、処理はステップS4401に移行する。
<ステップS4401>
そして、ステップS4401では、前記告知操作演出が実行されるか否かが判断される。具体的には、前記告知操作演出の有無を示す告知演出フラグ512Dがオンであるか否かを判断する。ここで、前記告知操作演出が実行されると判断されると(S4401:Yes)、処理はステップS4402に移行し、前記告知操作演出が実行されないと判断されると(S4402:No)、処理はステップS1618に移行する。
<ステップS4402〜S4403>
ステップS4402では、前記告知演出制御処理(図35参照)が実行される。即ち、前記長押し操作演出と前記告知操作演出とが並行して実行される場合には、前記長押し操作演出における演出結果が表示される直前に、前記告知操作演出における告知表示が実行されることになる。なお、前記告知演出制御処理の終了後は、ステップS4403において、前記ステップS3434と同様に、前記告知操作演出処理で使用される各種のフラグがオフに設定される。
従って、個別に実行される前記長押し操作演出の結果表示と前記告知操作演出の結果表示とを内容的にリンクさせることが可能となり、遊技に興趣を添えることができる。例えば、前記長押し操作演出の結果表示よりも前に前記告知操作演出の結果表示が行われると、当該遊技回の抽選結果が明らかとなり、前記長押し操作演出における操作ボタン22の操作意欲が減少するおそれがある。これに対し、前記第13の実施形態によれば、前記長押し操作演出の結果表示よりも、前記告知操作演出の結果表示が先に実行されないため、前記長押し操作演出の結果がユーザーに示唆されず、前記長押し操作演出における操作意欲の減少を防止することができる。
[第14の実施形態]
前記第11の実施形態〜前記第13の実施形態では、前記単発操作演出、前記特殊操作演出、及び前記告知操作演出のいずれかが並行して実行される場合について説明した。一方、遊技機10において、前記単発操作演出、前記特殊操作演出、及び前記告知操作演出が並行して実行されないように制御されることも考えられる。但し、この場合でも、遊技機10では、遊技への注目度や遊技の興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることが重要である。そこで、本実施形態では、前記単発操作演出、前記特殊操作演出、及び前記告知操作演出が並行して実行されない構成を極力簡単な処理で実現しつつ、遊技への注目度や遊技の興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることが可能な構成について説明する。
ここに、図46は、前記単発操作演出抽選処理(S3203)の他の例を示すフローチャート、図47は、前記特殊操作演出抽選処理(S3206)の他の例を示すフローチャート、図48は、前記告知操作演出抽選処理(S3209)の他の例を示すフローチャートである。
[単発操作演出抽選処理]
まず、図46を参照しつつ、前記単発操作演出抽選処理の他の例について説明する。
<ステップS4501>
ステップS4501では、既に前記単発操作演出が有りに設定されているか否かが判断される。具体的に、本実施形態では、前記単発操作演出の実行の有無(オン:有り、オフ:無し)を示す単発演出フラグ512g又は例外単発演出フラグ512Fのいずれかがオンであるか否かが判断される。なお、例外単発演出フラグ512Fは、後述のステップS4506でオンに設定され、前記ステップS1417でオフに設定される。ここで、前記単発操作演出が有りに設定されていると判断されると(S4501:Yes)、当該単発操作演出抽選処理は終了し、前記単発操作演出が無しに設定されていると判断されると(S4501:No)、処理はステップS4502に移行する。
<ステップS4502>
ステップS4502では、前記単発操作演出の実行の有無が判定される。具体的に、MPU51は、前記単発操作演出テーブル511C(図33(A)参照)と追加演出カウンタ512Bとに基づいて前記単発操作演出の実行の有無を判定する。これにより、前記単発操作演出の実行の有無が予め定められた確率で選択される抽選処理が実現される。
<ステップS4503>
ステップS4503では、前記ステップS4502において前記単発操作演出が有りと判定されたか否かが判断される。そして、前記単発操作演出が有りと判定されている場合(S4503:Yes)、処理はステップS4504に移行し、前記単発操作演出が無しに設定されていると判断されると(S4503:No)、当該単発操作演出抽選処理は終了する。
<ステップS4504>
ステップS4504では、前記特殊操作演出又は前記告知操作演出が有りに設定されているか否かが判断される。具体的に、本実施形態では、前記特殊操作演出として、前記連打操作演出、前記長押し操作演出、及び前記リズム操作演出が含まれる。そのため、前記ステップS4504では、前記連打操作演出、前記長押し操作演出、前記リズム操作演出、前記告知操作演出のそれぞれの実行の有無(オン:有り、オフ:無し)を示す連打演出フラグ512h、長押し演出フラグ512i、リズム演出フラグ512C、告知演出フラグ512D、例外連打演出フラグ512G、例外長押し演出フラグ512H、特殊リズム演出フラグ512Jのいずれかがオンであるか否かが判断される。
なお、例外連打演出フラグ512Gは、後述のステップS4606でオンに設定され、ステップS1515でオフに設定される。例外長押し演出フラグ512Hは、後述のステップS4606でオンに設定され、ステップS1619でオフに設定される。特殊リズム演出フラグ512Jは、ステップS3618でオンに設定され、ステップS3618でオフに設定される。
ここで、前記特殊操作演出又は前記告知操作演出が有りに設定されていると判断されると(S4504:Yes)、処理はステップS4506に移行し、前記特殊操作演出及び前記告知操作演出が無しに設定されていると判断されると(S4504:No)、処理はステップS4505に移行する。
<ステップS4505>
ステップS4505では、前記単発操作演出を実行するための単発操作設定処理を実行する。具体的に、前記単発操作設定処理では、前記ステップS1305と同様に、単発演出フラグ512gをオンに設定し、今回の単発操作演出に対応する単発操作結果を決定する。
<ステップS4506>
ステップS4506では、前記単発操作演出を実行するための例外単発操作設定処理を実行する。具体的に、前記例外単発操作設定処理では、単発演出フラグ512gに代えて例外単発演出フラグ512Fをオンに設定し、前記ステップS1305と同様に、今回の単発操作演出に対応する単発操作結果を決定する。
[特殊操作演出抽選処理]
次に、図47を参照しつつ、前記特殊操作演出抽選処理について説明する。
<ステップS4601>
ステップS4601では、既に前記単発操作演出又は前記特殊操作演出が有りに設定されているか否かが判断される。具体的に、本実施形態では、前記単発操作演出、前記連打操作演出、前記長押し操作演出、前記リズム操作演出のそれぞれの実行の有無(オン:有り、オフ:無し)を示す単発演出フラグ512g、連打演出フラグ512h、長押し演出フラグ512i、リズム演出フラグ512C、例外単発演出フラグ512F、例外連打演出フラグ512G、例外長押し演出フラグ512H、特殊リズム演出フラグ512Jのいずれかがオンであるか否かが判断される。ここで、前記単発操作演出又は前記特殊操作演出が有りに設定されていると判断されると(S4601:Yes)、当該特殊操作演出抽選処理は終了し、前記単発操作演出及び前記特殊操作演出が無しに設定されていると判断されると(S4601:No)、処理はステップS4602に移行する。即ち、1回の遊技回において前記単発操作演出が先に選択されている場合、その遊技回において前記特殊操作演出が選択されることはない。
<ステップS4602>
ステップS4602では、前記特殊操作演出の実行の有無が判定される。具体的に、MPU51は、変動パターンコマンドと、前記特殊操作演出テーブル511D(図33(B)参照)と、追加演出カウンタ512Bとに基づいて前記特殊操作演出の実行の有無を判定する。これにより、前記特殊操作演出の実行の有無が予め定められた確率で選択される抽選処理が実現される。
<ステップS4603>
ステップS4603では、前記ステップS4602において前記特殊操作演出が有りと判定されたか否かが判断される。そして、前記特殊操作演出が有りと判定されている場合(S4603:Yes)、処理はステップS4604に移行し、前記特殊操作演出が無しに設定されていると判断されると(S4603:No)、当該特殊操作演出抽選処理は終了する。
<ステップS4604>
ステップS4604では、前記告知操作演出が有りに設定されているか否かが判断される。具体的に、本実施形態では、前記告知操作演出に分類されている前記告知操作演出の実行の有無(オン:有り、オフ:無し)を示す告知演出フラグ512Dがオンであるか否かが判断される。ここで、前記告知操作演出が有りに設定されていると判断されると(S4604:Yes)、処理はステップS4606に移行し、前記告知操作演出が無しに設定されていると判断されると(S4604:No)、処理はステップS4605に移行する。
<ステップS4605>
ステップS4605では、前記ステップS4602で選択された前記特殊操作演出を実行するための特殊操作演出設定処理を実行する。
具体的に、前記特殊操作演出が連打操作演出である場合には、前記特殊操作演出設定処理において、連打操作演出を実行するための連打操作設定処理を実行する。前記連打操作設定処理では、連打演出フラグ512hをオンに設定し、前記ステップS1307と同様に、今回の連打操作演出に対応する前記第1規定値を決定する。
また、前記特殊操作演出が長押し操作演出である場合には、前記特殊操作演出設定処理において、長押し操作演出を実行するための長押し操作設定処理を実行する。前記長押し操作設定処理では、長押し演出フラグ512iをオンに設定し、前記ステップS1309と同様に、今回の長押し操作演出に対応する前記第2規定値を決定する。
さらに、前記特殊操作演出がリズム操作演出である場合には、前記特殊操作演出設定処理において、リズム操作演出を実行するためのリズム操作設定処理を実行する。前記リズム操作設定処理では、リズム演出フラグ512Cをオンに設定し、前記ステップS3002と同様に、今回のリズム操作演出に対応する前記第3規定値を決定する。
<ステップS4606>
ステップS4606では、前記ステップS4602で選択された特殊操作演出を実行するための特殊第2操作設定処理を実行する。具体的に、前記特殊操作演出が連打操作演出である場合は、前記特殊第2操作設定処理において、連打演出フラグ512hに代えて例外連打演出フラグ512Gがオンに設定され、前記ステップS1307と同様に今回の連打操作演出に対応する前記第1規定値が決定される。前記特殊操作演出が長押し操作演出である場合は、前記特殊第2操作設定処理において、長押し演出フラグ512iに代えて例外長押し演出フラグ512Hがオンに設定され、前記ステップS1309と同様に今回の長押し操作演出に対応する前記第2規定値が決定される。前記特殊操作演出がリズム操作演出である場合は、前記特殊第2操作設定処理において、リズム演出フラグ512Cに代えて例外長押し演出フラグ512Jがオンに設定され、前記ステップS3002と同様に今回のリズム操作演出に対応する前記第3規定値が決定される。
[告知操作演出抽選処理]
次に、図48を参照しつつ、前記告知操作演出抽選処理について説明する。
<ステップS4701>
ステップS4701では、既に前記単発操作演出、前記特殊操作演出、又は前記告知操作演出などの操作演出が有りに設定されているか否かが判断される。具体的に、本実施形態では、具体的に、本実施形態では、前記単発操作演出、前記連打操作演出、前記長押し操作演出、前記リズム操作演出、前記告知操作演出のそれぞれの実行の有無(オン:有り、オフ:無し)を示す単発演出フラグ512g、連打演出フラグ512h、長押し演出フラグ512i、リズム演出フラグ512C、告知演出フラグ512D、例外単発演出フラグ512F、例外連打演出フラグ512G、例外長押し演出フラグ512H、特殊リズム演出フラグ512Jのいずれかがオンであるか否かが判断される。ここで、前記単発操作演出、前記特殊操作演出、又は前記告知操作演出のいずれかがが有りに設定されていると判断されると(S4701:Yes)、当該告知操作演出抽選処理は終了し、前記単発操作演出、前記特殊操作演出、及び前記告知操作演出が無しに設定されていると判断されると(S4701:No)、処理はステップS4702に移行する。即ち、1回の遊技回において前記単発操作演出又は前記特殊操作演出が先に選択されている場合、その遊技回において前記告知操作演出が選択されることはない。
<ステップS4702>
ステップS4702では、前記告知操作演出の実行の有無が判定される。具体的に、MPU51は、前記変動パターンコマンドと、告知操作演出テーブル511E(図33(C)参照)と、追加演出カウンタ512Bとに基づいて前記告知操作演出の実行の有無を判定する。これにより、前記告知操作演出の実行の有無が予め定められた確率で選択される抽選処理が実現される。即ち、遊技機10では、前記単発操作演出、前記特殊操作演出、及び前記告知操作演出の実行の有無を決定する抽選処理が個別に実行される。
<ステップS4703>
ステップS4703では、前記ステップS4702において前記告知操作演出が有りと判定されたか否かが判断される。そして、前記告知操作演出が有りと判定された場合は(S4703:Yes)、処理がステップS4704に移行し、前記告知操作演出が無しと判定された場合は(S4703:No)、当該告知操作演出抽選処理が終了する。
<ステップS4704>
その後、ステップS4704では、前記ステップS3004と同様に、前記告知操作演出を実行するための告知操作演出設定処理を実行する。
[単発操作演出処理の他の例]
次に、図49を参照しつつ、前記単発操作演出処理(図16参照)の他の例について説明する。
<ステップS4801>
図49に示すように、前記単発操作演出処理では、まずステップS4801において、前記例外単発操作演出を実行するか否かを判断する。前述したように、MPU51は、前記特殊操作演出処理又は前記告知操作演出処理の実行が先に決定した後に、前記単発操作演出処理が実行されることが決定した場合に前記ステップS4506で例外単発演出フラグ512Fをオンに設定する(S4506)。そのため、前記ステップS4801では、例外単発演出フラグ512Fがオンであるか否かに応じて前記例外単発操作演出の実行の有無を判断する。ここで、前記例外単発操作演出が有りに設定されていると判断されると(S4801:Yes)、処理はステップS4802に移行し、前記例外単発操作演出が無しに設定されていると判断されると(S4801:No)、処理はステップS1401に移行する。
<ステップS4802>
ステップS4802では、前記単発操作演出が実行されることをユーザーに示唆するための処理が実行された後、処理がステップS1415に移行する。例えば、MPU51は、スピーカ26から予め定められた音声を再生すること、及び電飾部27を用いて予め定められた点滅などの点灯状態を実現すること等によって前記単発操作演出の実行を示唆することが考えられる。即ち、MPU51は、前記ステップS1407における単発操作開始画像の表示とは異なる方法により、前記単発操作演出が実行されることをユーザーに示唆する。
以上説明したように、本実施形態に係る前記単発操作演出処理では、前記例外単発操作演出を実行する場合、即ち例外単発演出フラグ512Fがオンである場合には、前記単発操作予告画像及び前記単発操作開始画像が表示されることなく、操作ボタン22の操作を待ち受けることになる(1415:No)。そして、前記特殊操作演出処理又は前記告知操作演出処理における各種の表示が行われた状態で、操作ボタン22が操作されると(S1415:Yes)、前記単発操作演出処理における処理がステップS1416に移行して前記単発操作結果画像が表示される。
即ち、前記特殊操作演出処理又は前記告知操作演出処理が先に実行されている場合であっても、その後に前記単発操作演出処理の実行が選択された場合には、前記単発操作演出を優先することができ、前記単発操作演出の演出結果を表示させることができる。これにより、遊技のバリエーションが増えるため、遊技への注目度や遊技の興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることが可能である。
例えば、図58に示されるように、前記例外単発操作演出が実行される場合は、図柄表示部343における図柄変動表示中に(図58(A)参照)、前記連打操作演出の内容及び開始タイミングを示唆する表示が行われる(図58(B)、図58(C)参照)。そして、大当たり抽選の結果が大当たりである場合は、操作ボタン22の1回の操作に応じて、予め設定された複数の単発操作結果画像から大当たりに対応する画像が選択されて演出結果として表示される(図58(D)、図58(E)参照)。一方、大当たり抽選の結果が外れである場合は、操作ボタン22の1回の操作に応じて、予め設定された複数の単発操作結果画像から外れに対応する画像が選択されて演出結果として表示された後、前記連打操作演出が継続して実行され(図58(F)、図58(G)参照)、前記連打操作演出の演出結果が表示される(図58(H)、図58(I)参照)。
[リズム操作演出処理の他の例]
次に、図50を参照しつつ、前記リズム操作演出処理(図36参照)の他の例について説明する。なお、図50に示す前記リズム操作演出処理では、前記ステップS3611が実行されない。
<ステップS4901>
図50に示すように、前記リズム操作演出処理では、まずステップS4901において、前記特殊リズム操作演出を実行するか否かを判断する。前述したように、MPU51は、前記告知操作演出の実行が先に決定した後に、前記リズム操作演出の実行が決定した場合、前記ステップS4606で特殊リズム演出フラグ512Jをオンに設定する。そのため、前記ステップS4901では、特殊リズム演出フラグ512Jがオンであるか否かに応じて前記特殊リズム操作演出の実行の有無を判断することが可能である。ここで、前記特殊リズム操作演出が有りに設定されていると判断されると(S4901:Yes)、処理はステップS4902に移行し、前記特殊リズム操作演出が無しに設定されていると判断されると(S4901:No)、処理はステップS3601に移行する。
<ステップS4902>
ステップS4902では、前記ステップS1415と同様に、操作ボタン22が操作されたか否かを判断する。ここで、操作ボタン22が操作されたと判断すると(S4902:Yes)、処理がステップS4903に移行し、操作ボタン22が操作されなければ(S4902:No)、処理がステップS3601に移行する。
<ステップS4903>
ステップS4903では、特殊リズム演出フラグ512Jがオフに設定され、リズム演出フラグ512Cがオンに設定される。これにより、次に当該リズム操作演出処理が実行される場合には、前記ステップS4901では、前記特殊リズム演出が実行されないと判断され(S4901:No)、前記ステップS3601では、前記リズム操作演出が実行されると判断される(S3601:Yes)。そして、前記リズム操作演出の演出開始タイミングが経過し(S3602:Yes)、前記リズム操作演出における操作ボタン22の操作の受付が開始されると(S3603:Yes)、処理は前記ステップS3609に移行することになる。
これにより、前記リズム操作演出処理では、前記特殊リズム操作演出を実行する場合、即ち特殊リズム演出フラグ512Jがオンである場合には、前記告知操作演出における操作ボタン22の操作として行われるユーザーの操作ボタン22の操作を契機に、前記リズム操作予告画像及び前記リズム操作開始画像を表示させて前記リズム操作演出を開始させることができる。即ち、前記告知操作演出が前記リズム操作演出に切り換えて実行される。従って、前記告知操作演出が先に実行されている場合であっても、前記リズム操作演出の実行が選択された場合には、前記リズム操作演出を優先することができ、前記リズム操作演出の演出結果を表示させることができる。そのため、ユーザーは当該遊技回における大当たりの期待度が高い旨を認識することができ、遊技への注目度が高まると共に遊技の興趣が高まる。
[連打操作演出処理の他の例]
次に、図51を参照しつつ、前記連打操作演出処理(図17参照)の他の例について説明する。
<ステップS5001>
図51に示すように、前記連打操作演出処理では、まずステップS5001において、前記例外連打操作演出を実行するか否かを判断する。前述したように、MPU51は、前記告知操作演出の実行が先に決定した後に、前記連打操作演出が実行されることが決定した場合に前記ステップS4606で例外連打演出フラグ512Gをオンに設定する。そのため、前記ステップS5001では、例外連打演出フラグ512Gがオンであるか否かに応じて前記例外連打操作演出の実行の有無を判断することが可能である。ここで、前記例外連打操作演出が有りに設定されていると判断されると(S5001:Yes)、処理はステップS5002に移行し、前記例外連打操作演出が無しに設定されていると判断されると(S5001:No)、処理はステップS1501に移行する。
<ステップS5002>
ステップS5002では、前記ステップS1415と同様に、操作ボタン22が操作されたか否かを判断する。ここで、操作ボタン22が操作されたと判断すると(S5002:Yes)、処理がステップS5003に移行し、操作ボタン22が操作されなければ(S5002:No)、処理がステップS1501に移行する。
<ステップS5003>
ステップS5003では、例外連打演出フラグ512Gがオフに設定され、連打演出フラグ512hがオンに設定される。これにより、次に当該連打操作演出処理が実行される場合には、前記ステップS5001では、前記例外連打演出が実行されないと判断され(S5001:No)、前記ステップS1501では、前記連打操作演出が実行されると判断される(S1501:Yes)。そして、前記連打操作演出の演出開始タイミングが経過し(S1502:Yes)、前記連打操作演出における操作ボタン22の操作の受付が開始されると(S1503:Yes)、処理がステップS1509に移行することになる。
これにより、前記連打操作演出処理では、前記例外連打操作演出を実行する場合、即ち例外連打演出フラグ512Gがオンである場合には、前記告知操作演出における操作ボタン22の操作として行われるユーザーの操作ボタン22の操作を契機に、前記連打操作予告画像及び前記連打操作開始画像を表示させて前記連打操作演出を開始させることができる。即ち、前記告知操作演出が前記連打操作演出に切り換えて実行される。従って、前記告知操作演出が先に実行されている場合であっても、前記連打操作演出の実行が選択された場合には、前記連打操作演出を優先することができ、前記連打操作演出の演出結果を表示させることができる。そのため、ユーザーは当該遊技回における大当たりの期待度が高い旨を認識することができ、遊技への注目度が高まると共に遊技の興趣が高まる。
例えば、図58に示されるように、前記例外連打操作演出が実行される場合は、図柄表示部343における図柄変動表示中に(図59(A)参照)、前記告知操作演出の開始タイミングを示唆する表示が行われる(図59(B)参照)。そして、操作ボタン22が操作されると、前記告知操作演出の演出結果としてメッセージが表示され(図59(C)参照)、前記連打操作演出の連打操作予告画像及び連打操作開始画像が表示される(図59(D)、図59(E)参照)。即ち、前記告知操作演出の実行後に連続して前記連打操作演出が実行される。その後、前記連打操作演出が実行され、前記連打操作演出の演出結果が表示される(図59(F)、図59(G)参照)。
[長押し操作演出処理の他の例]
次に、図52を参照しつつ、前記長押し操作演出処理(図18参照)の他の例について説明する。
<ステップS5101>
図52に示すように、前記長押し操作演出処理では、まずステップS5101において、前記例外長押し操作演出を実行するか否かを判断する。前述したように、MPU51は、前記告知操作演出の実行が先に決定した後に、前記長押し操作演出が実行されることが決定した場合に前記ステップS4606で例外長押し演出フラグ512Hをオンに設定する。そのため、前記ステップS5101では、例外長押し演出フラグ512Hがオンであるか否かに応じて前記例外長押し操作演出の実行の有無を判断することが可能である。ここで、前記例外長押し操作演出が有りに設定されていると判断されると(S5101:Yes)、処理はステップS5102に移行し、前記例外長押し操作演出が無しに設定されていると判断されると(S5101:No)、処理はステップS1601に移行する。
<ステップS5102>
ステップS5102では、前記ステップS1415と同様に、操作ボタン22が操作されたか否かを判断する。ここで、操作ボタン22が操作されたと判断すると(S5102:Yes)、処理がステップS5103に移行し、操作ボタン22が操作されなければ(S5102:No)、処理がステップS1601に移行する。
<ステップS5103>
ステップS5103では、例外長押し演出フラグ512Hがオフに設定され、長押し演出フラグ512iがオンに設定される。これにより、次に当該長押し操作演出処理が実行される場合には、前記ステップS5101では、前記例外長押し演出が実行されないと判断され(S5101:No)、前記ステップS1601では、前記長押し操作演出が実行されると判断される(S1601:Yes)。そして、前記長押し操作演出の演出開始タイミングが経過し(S1602:Yes)、前記長押し操作演出における操作ボタン22の操作の受付が開始すれば(S1603:Yes)、処理がステップS1611に移行することになる。
これにより、前記長押し操作演出処理では、前記例外長押し操作演出を実行する場合、即ち例外長押し演出フラグ512Hがオンである場合には、前記告知操作演出における操作ボタン22の操作として行われるユーザーによる操作ボタン22の操作を契機に、前記長押し操作予告画像及び前記長押し操作開始画像を表示させて前記長押し操作演出を開始させることができる。即ち、前記告知操作演出が前記長押し操作演出に切り換えて実行される。従って、前記告知操作演出が先に実行されている場合であっても、前記長押し操作演出の実行が選択された場合には、前記長押し操作演出を優先することができ、前記長押し操作演出の演出結果を表示させることができる。そのため、ユーザーは当該遊技回における大当たりの期待度が高い旨を認識することができ、遊技への注目度が高まると共に遊技の興趣が高まる。
[第15の実施形態]
ところで、遊技機10は、前記第11の実施形態〜前記第13の実施形態のように前記単発操作演出、前記特殊操作演出、前記告知操作演出が並行して実行される第1演出モードと、前記第14の実施形態のように前記単発操作演出、前記特殊操作演出、前記告知操作演出が並行して実行されない第2演出モードとのいずれか一方のみを実行可能な構成であってもよい。一方、遊技機10が前記第1演出モードと前記第2演出モードとを切り換えて実行することが可能な構成も考えられる。
具体的には、MPU51が、前記タイマ割込処理における前記コマンド判定処理(S1004)のステップS1303、又は複数の操作演出が選択された場合などの予め定められたタイミングで、所定の乱数値に応じて前記第1演出モード及び前記第2演出モードのいずれかを選択し、その選択された前記第1演出モード又は前記第2演出モードで複数の操作演出処理を実行することが考えられる。これにより、前記第1演出モード及び前記第2演出モード各々が所定の確率で実行されるため、遊技のバリエーションが増加し、遊技への注目度が高まると共に遊技の興趣が高まる。なお、前記第1演出モード及び前記第2演出モードにおける各種の処理は、前記第11の実施形態から前記第14の実施形態で説明したため、ここでは説明を省略する。
[発明の概要]
以下、上述の各実施形態から抽出される発明の概要について付記する。なお、各付記と各実施形態との対応関係の理解に供するために便宜上符号を付して説明することがあるが、当該付記に係る発明はその符号を付した具体的構成に限定されるものではない。また、以下で説明する各構成及び各処理機能を取捨選択して任意に組み合わせることも可能である。
[付記A1]
遊技者により操作可能な操作手段(操作ボタン22)と、
前記操作手段の操作の有無を所定間隔で検出する操作検出手段(MPU51)と、
遊技の主たる制御を実行する主制御手段(主制御装置4)と、
予め定められた操作方法に従った前記操作手段の操作を受け付けた場合に前記操作手段の操作を演出に反映させる操作演出を前記主制御手段から出力される制御信号に基づいて実行する演出実行手段(MPU51)と、
前記操作方法を通知した後に時間差を設けて操作開始指示を通知する操作通知手段(MPU51)と、
を備え、
前記演出実行手段が、
前記操作通知手段による前記操作開始指示の通知後に前記操作手段が非操作状態から操作状態に変化したことを条件に前記操作手段の操作を受け付ける第1操作受付手段(MPU51)と、
前記操作通知手段による前記操作開始指示の通知前後に亘って前記操作手段の操作状態が継続している場合に、前記操作方法に対応して予め定められた条件に従って前記操作手段の操作を受付可能な第2操作受付手段(MPU51)と、
を含むことを特徴とする遊技機。
付記A1に係る遊技機によれば、操作開始指示の通知前後に亘って遊技者による操作手段の操作が行われる場合でもその操作を演出に反映させることが可能である。
[付記A2]
前記第1操作受付手段が、前記操作検出手段による複数回の検出結果において、少なくとも1回の非操作状態の後に少なくとも2回の操作状態が続いたことを条件に、前記操作手段が非操作状態から操作状態に変化したと判断するものである付記1に記載の遊技機。
付記A2に係る構成を採用すれば、ノイズに起因する前記操作手段の誤検出を防止することができ、操作開始指示の通知前後に亘って遊技者による操作手段の操作が行われる場合にその操作を演出に反映させることが可能になる。
[付記A3]
前記第2操作受付手段が、前記操作方法が操作有効期間内における前記操作手段の1回の操作である場合は、前記操作手段が操作状態から非操作状態に変化したことを条件に前記操作手段の操作を受け付けるものである付記1又は2に記載の遊技機。
付記A3に係る遊技機によれば、操作開始指示の通知前後に亘って遊技者による前記操作手段の操作が行われる場合に、前記操作手段が非操作状態に変化した時点で演出に反映されるため、遊技者は自分が前記操作手段から手を離したことで演出が変化したという感覚を得ることができる。
[付記A4]
前記第2操作受付手段が、前記操作方法が操作有効期間内における前記操作手段の1回の操作である場合は、前記操作手段の操作状態が所定時間継続したことを条件に前記操作手段の操作を受け付けるものである付記1〜3のいずれかに記載の遊技機。
付記A4に係る遊技機によれば、操作開始指示の通知前後に亘って遊技者による前記操作手段の操作が行われている場合で遊技者が前記操作手段の操作を継続する場合に、その操作が演出に反映されない状況が長期間続くことを防止することが可能である。
[付記A5]
前記第2操作受付手段が、前記操作方法が操作有効期間内における前記操作手段の長押し操作である場合は、前記操作開始指示の通知前後に亘って前記操作手段の操作状態が継続していると判断したことを条件に前記操作手段の操作を受け付けるものである付記1〜4のいずれかに記載の遊技機。
付記A5に係る遊技機によれば、前記操作開始指示の通知前から前記操作手段の操作状態が継続している場合であっても、前記操作開始指示の通知前後に亘って前記操作手段の操作状態が継続していると判断した時点から前記操作手段の操作を受け付けてその操作を演出に反映させることが可能である。
[付記A6]
前記第2操作受付手段が、前記操作方法が操作有効期間内における前記操作手段の断続操作である場合は、前記操作手段が操作状態から非操作状態に変化したことを条件に前記操作手段の操作を受け付けるものである付記1〜5のいずれかに記載の遊技機。
付記A6に係る遊技機によれば、前記操作開始指示の通知前後に亘って行われる前記操作手段の操作も前記断続操作の1回の操作として前記演出に反映させることが可能である。
[付記A7]
前記第2操作受付手段が、前記操作方法が操作有効期間内における前記操作手段の断続操作である場合は、前記操作通知手段による前記操作開始指示の通知前後に亘る前記操作手段の操作状態を無視する付記1〜5のいずれかに記載の遊技機。
付記A7に係る遊技機によれば、前記操作開始指示の通知前後に亘って行われる前記操作手段の操作が無効(無視)になるが、前記演出実行手段の処理負荷が軽減される。
[付記B1]
遊技者により操作可能な操作手段(操作ボタン22)と、
前記操作手段の操作の有無を所定間隔で検出する操作検出手段(MPU51)と、
遊技の主たる制御を実行する主制御手段(主制御装置4)と、
予め定められた操作方法に従った前記操作手段の操作を受け付けた場合に前記操作手段の操作を演出に反映させる操作演出を前記主制御手段から出力される制御信号に基づいて実行する演出実行手段(MPU51)と、
前記操作方法を通知した後に時間差を設けて操作開始指示を通知する操作通知手段(MPU51)と、
を備え、
前記演出実行手段が、前記操作通知手段による前記操作方法の通知以後の前記操作手段の操作を受け付ける操作受付手段と、前記操作受付手段により受け付けられた前記操作手段の操作を前記演出に反映させる操作反映手段とを含むことを特徴とする遊技機。
付記B1に係る遊技機によれば、操作方法の通知から操作開始指示の通知までの間に行われる操作を有効に利用することが可能であり、例えば遊技者が前記操作手段を再操作する手間が省略され、遊技者が前記操作手段の故障と勘違いすることが防止される。
[付記B2]
前記操作反映手段が、前記操作方法が操作有効期間内における前記操作手段の1回の操作である場合は、前記操作受付手段により前記操作手段の操作が受け付けられた時点で前記操作を前記演出に反映させるものである付記B1に記載の遊技機。
付記B2に係る遊技機によれば、前記操作手段が操作された時点でその操作が演出に反映されるというシンプルな処理であるため処理負担の増加が抑制される。
[付記B3]
前記操作反映手段が、前記操作方法が操作有効期間内における前記操作手段の断続操作である場合は、前記操作開始指示の通知前に前記操作受付手段により受け付けられた前記操作手段の操作回数を記憶し、前記操作開始指示の通知後に前記操作回数を前記演出に反映させるものである付記B1に記載の遊技機。
付記B3に係る遊技機によれば、遊技者が前記操作開始指示が通知される前に行った前記操作手段の操作を無駄にすることなく演出に反映させることができ、遊技者を失望させない理にかなった遊技を実現することができる。
[付記B4]
前記操作反映手段が、前記操作方法が操作有効期間内における前記操作手段の断続操作である場合は、前記操作開始指示の通知前に前記操作受付手段により受け付けられた前記操作手段の操作回数を記憶し、前記操作開始指示の通知後に前記操作回数を前記演出に反映させ、前記操作開始指示の通知後における前記操作手段の操作に応じた前記操作回数の加算頻度を低下させるものである付記B3に記載の遊技機。
付記B4に係る遊技機によれば、前記操作開始指示の通知前における前記操作手段の操作が反映されることにより通常より早く変化した演出内容のその後の変化速度を抑えることができ、前記操作開始指示の通知前に操作を開始した場合と前記操作開始指示の通知後に操作を開始した場合とにおける最終的な演出結果の差異を抑制することができる。
[付記B5]
前記操作反映手段が、前記操作開始指示の通知後における前記操作手段の操作回数が前記操作開始指示の通知前における前記操作手段の操作回数に達するまでの間だけ、前記操作開始指示の通知後における前記操作手段の操作に応じた前記操作回数の加算頻度を低下させるものである付記B4に記載の遊技機。
付記B5に係る遊技機によれば、前記操作開始指示の通知後における前記操作回数が前記操作開始指示の通知前における前記操作手段の操作回数を超えた後は、通常の加算頻度で前記操作回数が加算されるため、前記操作開始指示の通知前に前記操作手段を操作しなかった場合と比べたときの最終的な操作結果の差異が抑制される。
[付記B6]
前記操作反映手段が、前記操作方法が操作有効期間内における前記操作手段の断続操作である場合は、前記操作開始指示の通知前に前記操作受付手段により受け付けられた前記操作手段の操作回数を記憶し、前記操作開始指示の通知後に前記操作回数を所定時間経過ごとに前記演出に反映させるものである付記B3〜5のいずれかに記載の遊技機。
付記B6に係る遊技機によれば、前記操作開始指示の通知前に前記操作受付手段により受け付けられた前記操作手段の操作回数が徐々に演出に反映されるため、その演出の過程を遊技者に見せて遊技に興趣を添えることができる。
[付記B7]
前記操作反映手段が、前記操作方法が操作有効期間内における前記操作手段の長押し操作である場合は、前記操作受付手段により受け付けられる前記操作手段の操作時間を記憶し、前記操作開始指示の通知後に前記操作時間を前記演出に反映させるものである付記B1に記載の遊技機。
付記B7に係る遊技機によれば、遊技者が前記操作開始指示が通知される前に行った前記操作手段の操作を無駄にすることなく演出に反映させることができ、遊技者を失望させない理にかなった遊技を実現することができる。
[付記B8]
前記操作反映手段が、前記操作方法が操作有効期間内における前記操作手段の長押し操作である場合は、前記操作受付手段により受け付けられる前記操作手段の操作時間を記憶し、前記操作開始指示の通知後に前記操作時間を前記演出に反映させ、前記操作開始指示の通知後における前記操作手段の操作に応じた前記操作時間の加算頻度を低下させるものである付記B7に記載の遊技機。
付記B8に係る遊技機によれば、前記操作開始指示の通知前における前記操作手段の操作が反映されることにより通常より早く変化した演出内容のその後の変化速度を抑えることができ、前記操作開始指示の通知前に操作を開始した場合と前記操作開始指示の通知後に操作を開始した場合とにおける最終的な演出結果の差異を抑制することができる。
[付記B9]
前記操作反映手段が、前記操作開始指示の通知後における前記操作手段の操作時間が前記操作開始指示の通知前における前記操作手段の操作時間に達するまでの間だけ、前記操作開始指示の通知後における前記操作手段の操作に応じた前記操作時間の加算頻度を低下させるものである付記B8に記載の遊技機。
付記B9に係る遊技機によれば、前記操作開始指示の通知後における前記操作時間が前記操作開始指示の通知前における前記操作手段の操作時間を超えた後は、通常の加算頻度で前記操作時間が加算されるため、前記操作開始指示の通知前に前記操作手段を操作しなかった場合と比べたときの最終的な操作結果の差異が抑制される。
[付記C1]
遊技者により操作可能な操作手段(操作ボタン22)と、
前記操作手段の操作の有無を所定間隔で検出する操作検出手段(MPU51)と、
遊技の主たる制御を実行する主制御手段(主制御装置4)と、
予め定められた操作方法に従った前記操作手段の操作を受け付けた場合に前記操作手段の操作を演出に反映させる操作演出を前記主制御手段から出力される制御信号に基づいて実行する演出実行手段(MPU51)と、
前記操作方法を通知した後に時間差を設けて操作開始指示を通知する操作通知手段(MPU51)と、
前記操作通知手段により前記操作開始指示が通知される際に前記操作検出手段による検出結果を前記操作手段の非操作状態に変更する状態変更手段(MPU51)と、
を備えることを特徴とする遊技機。
付記C1に係る遊技機によれば、前記操作開始指示が通知される際に前記操作検出手段による検出結果が前記操作手段の非操作状態に変更されるため、前記操作開始指示の通知前後に亘って前記操作手段が操作されている場合でも、前記操作開始指示の通知後に、前記操作手段の非操作状態から操作状態への変化が生じる。そのため、前記演出実行手段が、前記操作通知手段による前記操作開始指示の通知後に前記操作手段が非操作状態から操作状態に変化したことを条件に前記操作手段の操作を受け付ける構成を採用した場合であっても、操作開始指示の通知前後に亘って遊技者による操作手段の操作が行われた場合にその操作を演出に反映させることが可能である。具体的には、下記の付記C1又は付記C2の構成に好適である。
[付記C2]
前記操作反映手段が、前記操作通知手段による前記操作開始指示の通知後に前記操作手段が非操作状態から操作状態に変化したことを条件に前記操作手段の操作を受け付けるものである付記C1に記載の遊技機。
[付記C3]
前記操作反映手段が、前記操作検出手段による複数回の検出結果において、少なくとも1回の非操作状態の後に少なくとも2回の操作状態が続いたことを条件に、前記操作手段が非操作状態から操作状態に変化したと判断するものである付記C2に記載の遊技機。
[付記D1]
遊技者により操作可能な操作手段(操作ボタン22)と、
前記操作手段を振動させる振動手段と、
前記操作手段の操作の有無を所定間隔で検出する操作検出手段(MPU51)と、
遊技の主たる制御を実行する主制御手段(主制御装置4)と、
予め定められた操作方法に従った前記操作手段の操作を受け付けた場合に前記操作手段の操作を演出に反映させる操作演出を前記主制御手段から出力される制御信号に基づいて実行する演出実行手段(MPU51)と、
前記操作方法を通知した後に時間差を設けて操作開始指示を通知する操作通知手段(MPU51)と、
前記操作方法の通知から前記操作開始指示の通知までの間における前記操作手段の操作を受け付ける第1操作受付手段(MPU51)と、
前記操作開始指示の通知以後の前記操作手段の操作を受け付ける第2操作受付手段(MPU51)と、
を備え、
前記演出実行手段が、前記第1操作受付手段により前記操作手段の操作が受け付けられた場合に前記振動手段を駆動して前記操作手段を振動させる振動制御手段(MPU51)と、前記第2操作受付手段により受け付けられた前記操作手段の操作を前記演出に反映させる操作反映手段(MPU51)と、を含む遊技機。
付記D1に係る遊技機によれば、遊技者の手が前記操作手段から自然と離れることが期待できるため、前記操作開始指示の通知時点において前記操作手段が操作されていない状況を作り出すことができる。
[付記D2]
前記振動制御手段が、前記第1操作受付手段により前記操作手段の操作が受け付けられた場合における前記操作手段の振動の有無を前記主制御装置から出力される前記制御信号に基づいて切り換え可能である付記D1に記載の遊技機。
付記D2に係る遊技機によれば、前記主制御装置から出力される前記制御信号に大当たり発生の情報が含まれる場合や、期待度の高い演出が実行される場合などに、前記操作手段を振動させることにより、遊技者への通知手段として利用することができる。
[付記D3]
前記振動制御手段が、前記主制御装置から出力される前記制御信号に大当たり発生の情報が含まれる場合に前記操作手段を振動させるものである付記D2に記載の遊技機。
付記D3に係る遊技機によれば、前記操作開始指示の通知前にあえて前記操作手段を操作することで大当たり発生の確定の有無を遊技者だけが知ることができ、例えば優越感のような感覚を遊技者に与えることができる。
[付記D4]
前記操作反映手段が、前記第1操作受付手段により前記操作手段の操作が受け付けられた場合に、前記振動手段を駆動して前記操作手段を振動させ、前記操作手段を操作するべき操作開始タイミングに達していない旨を報知するものである付記D1に記載の遊技機。
付記D4に係る遊技機によれば、前記操作手段の振動の理由が、大当たりの期待度が高いことを示す目的ではなく、前記操作手段の操作開始タイミングに達していない旨を示す目的であることを遊技者に確実に認識させることができる。
[付記E1]
遊技者により操作可能な操作手段(操作ボタン22)と、
前記操作手段を振動させる振動手段と、
前記操作手段の操作の有無を所定間隔で検出する操作検出手段(MPU51)と、
遊技の主たる制御を実行する主制御手段(主制御装置4)と、
予め定められた操作方法に従った前記操作手段の操作を受け付けた場合に前記操作手段の操作を演出に反映させる操作演出を前記主制御手段から出力される制御信号に基づいて実行する演出実行手段(MPU51)と、
前記操作方法を通知した後に時間差を設けて操作開始指示を通知する操作通知手段(MPU51)と、
前記操作方法の通知から前記操作開始指示の通知までの間における前記操作手段の操作を受け付ける第1操作受付手段(MPU51)と、
前記操作開始指示の通知以後の前記操作手段の操作を受け付ける第2操作受付手段(MPU51)と、
を備え、
前記演出実行手段が、前記第1操作受付手段により前記操作手段の操作が受け付けられた場合に前記操作手段を操作するべき操作開始タイミングに達していない旨を報知する操作反映手段(MPU51)と、前記第2操作受付手段により受け付けられた前記操作手段の操作を前記演出に反映させる操作反映手段(MPU51)と、を含む遊技機。
付記E1に係る遊技機によれば、前記操作開始タイミングに達していない旨を遊技者に明確に認識させることができるため、遊技者が前記操作手段などの故障と勘違いすることが防止される。
[付記F1]
遊技者により操作可能な操作手段(操作ボタン22)と、
前記操作手段の操作の有無を所定間隔で検出する操作検出手段(MPU51)と、
遊技の主たる制御を実行する主制御手段(主制御装置4)と、
予め定められた操作方法に従った前記操作手段の操作を受け付けた場合に前記操作手段の操作を演出に反映させる操作演出を前記主制御手段から出力される制御信号に基づいて実行する演出実行手段(MPU51)と、
前記操作方法を通知した後に時間差を設けて操作開始指示を通知する操作通知手段(MPU51)と、
を備え、
前記演出実行手段が、前記操作通知手段による前記操作方法の通知以後の前記操作手段の操作を受け付ける操作受付手段と、前記操作受付手段により受け付けられた前記操作手段の操作を前記演出に反映させる操作反映手段とを含み、
前記操作反映手段が、前記操作方法が操作有効期間内における前記操作手段の1回の操作である場合であって前記操作通知手段により前記操作方法が通知されてから前記操作開始指示が通知されるまでの間に前記操作受付手段により前記操作手段の操作が受け付けられた場合に、前記操作通知手段による前記操作開始指示の通知以後に前記操作を前記演出に反映させることが可能であることを特徴とする遊技機。
付記F1に係る遊技機によれば、前記操作手段の操作の演出への反映が前記操作開始指示の通知以後に行われるため、遊技者に前記操作開始指示を見せることができる。これにより、例えば遊技者に本来は前記操作開始指示の通知後に前記操作手段を操作すべきであったことを認識させることができる。また、前記操作方法の通知から前記操作開始指示の通知までの間の演出が確実に実行されるため、例えばその間に流れる音声又は表示が途中で終わることが防止される。また、前記操作方法の通知から前記操作開始指示に向かって演出効果が高くなる場合には、その演出効果が高まった状態で操作が演出に反映されるため、本来の演出内容により遊技者の遊技に興趣を添えることができる。
[付記F2]
前記操作反映手段が、前記操作方法が操作有効期間内における前記操作手段の1回の操作である場合であって前記操作通知手段により前記操作方法が通知されてから前記操作開始指示が通知されるまでの間に前記操作受付手段により前記操作手段の操作が受け付けられた場合に、前記操作通知手段による前記操作開始指示の通知直後に前記操作を前記演出に反映させるものである付記F1に記載の遊技機。
付記F2に係る遊技機によれば、前記操作開始指示の通知直後に前記操作が前記演出に反映されるため、例えば遊技者が前記操作手段の操作が演出に反映されずに不信感を持つことが防止される。
[付記F3]
前記操作反映手段が、前記操作方法が操作有効期間内における前記操作手段の1回の操作である場合であって前記操作通知手段により前記操作方法が通知されてから前記操作開始指示が通知されるまでの間に前記操作受付手段により前記操作手段の操作が受け付けられた場合に、前記操作通知手段による前記操作開始指示の通知から予め定められた待機時間が経過した時点で前記操作を前記演出に反映させるものである付記F1に記載の遊技機。
付記F3に係る遊技機によれば、前記待機時間が経過するまでの間は前記操作が前記演出に反映されず、前記操作開始指示の通知状態が継続するため、本来の演出内容を遊技者に十分に認識させることができる。したがって、例えば次に同じ操作演出が実行された場合に、正しいタイミングで前記操作手段を操作したいという操作意欲を与えることができる。
ところで、遊技機10における1回の遊技回について、前記単発操作演出、前記連打操作演出、及び前記長押し操作演出などの操作演出が複数選択され、その複数の操作演出が並行して実行される構成も考えられる。但し、遊技機10において、複数の操作演出に関する制御(表示制御、音声制御、照明制御など)が並行して実行されると、操作ボタン22の操作が反映される各操作演出の内容が交錯して遊技者に違和感を与えるおそれがある。これに対し、付記G1に係る遊技機は以下のように構成される。
[付記G1]
遊技者により操作可能な操作手段(操作ボタン22)と、
各遊技回について特定遊技状態への移行の有無を判定する主制御手段(MPU41)と、
前記操作手段の操作を前記主制御手段による判定結果に基づく演出表示に反映させる複数の操作演出処理を実行するか否かを前記操作演出処理ごとに判定する処理を、前記各遊技回について実行する演出判定手段(MPU51)と、
前記演出判定手段によって実行すると判定された一又は複数の前記操作演出処理を前記主制御手段による判定結果に基づいて実行する演出実行手段(MPU51)と、
を備え、
前記演出実行手段は、1回の前記遊技回について前記演出判定手段によって複数の前記操作演出処理を実行すると判定された場合に、前記操作演出処理の組み合わせに応じて、前記遊技回で実行される前記操作演出処理の内容を変更することが可能であることを特徴とする遊技機。
付記G1に係る遊技機によれば、1回の遊技回について複数の操作演出が並行して実行される場合に、できるだけ簡単な処理で複数の操作演出を遊技者に違和感を与えないように実行し、遊技への注目度や遊技意欲を向上させることができる。なお、当該付記G1は、例えば前記第11の実施形態に記載されている内容である。
[付記G2]
前記演出実行手段は、1回の前記遊技回について前記演出判定手段によって複数の前記操作演出処理を実行すると判定された場合に、複数の前記操作演出処理のうち予め設定された前記操作演出処理に前記操作手段の操作を反映させ、他の前記操作演出処理には前記操作手段の操作を伴わない予め設定された疑似操作を反映させるものである付記G1に記載の遊技機。
付記G2に係る遊技機によれば、遊技者は、前記操作手段を操作しなくても前記第2操作演出において不利に扱われることがないと認識し、前記第1操作演出における前記操作手段の操作タイミングだけを自由に決めることができ、遊技の興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることができる。
[付記G3]
前記演出実行手段は、1回の前記遊技回について前記演出判定手段によって複数の前記操作演出処理を実行すると判定された場合に、複数の前記操作演出処理のうち予め設定された優先度が高い前記操作演出処理に前記操作手段の操作を反映させ、前記優先度が低い前記操作演出処理には前記操作手段の操作を伴わない予め設定された疑似操作を反映させるものである付記G2に記載の遊技機。
[付記G4]
前記操作演出処理に対応する前記優先度は、前記主制御手段により前記特定遊技状態に移行すると判定された場合に前記操作演出処理が実行される確率が高い方が高くなるように設定されている付記G3に記載の遊技機。
[付記G5]
複数の前記操作演出処理は、前記操作手段の1回の操作に応じて演出結果を表示させる第1操作演出処理と、前記操作手段の複数回の操作又は前記操作手段の長押し操作に応じて演出結果を表示させる第2操作演出処理とを含み、
前記第1操作演出処理の前記優先度が前記第2操作演出処理の前記優先度よりも高く設定されている付記G3又はG4に記載の遊技機。
[付記G6]
前記第2操作演出処理は、前記操作手段の連打操作に応じて演出結果を表示させる連打操作演出処理を含み、
前記演出実行手段は、前記演出判定手段によって前記第1操作演出処理及び前記連打操作演出処理を実行すると判定された場合、前記操作手段の操作を前記第1操作演出処理に反映させ、前記操作手段の操作を伴わない予め設定された疑似連打操作を前記連打操作演出処理に反映する付記G5に記載の遊技機。
[付記G7]
前記演出実行手段は、前記連打操作演出処理において前記操作手段の操作回数をカウントするものであって、前記演出判定手段によって前記第1操作演出処理及び前記連打操作演出処理を実行すると判定された場合、前記操作回数を予め設定された間隔で自動的にカウントする付記G6に記載の遊技機。
[付記G8]
前記第2操作演出処理は、前記操作手段の長押し操作に応じて演出結果を表示させる長押し操作演出処理を含み、
前記演出実行手段は、前記演出判定手段によって前記第1操作演出処理及び前記長押し操作演出処理を実行すると判定された場合、前記操作手段の操作を前記第1操作演出処理に反映させ、前記操作手段の操作を伴わない予め設定された疑似長押し操作を前記長押し操作演出処理に反映する付記G5〜G7のいずれかに記載の遊技機。
[付記G9]
前記演出実行手段は、前記長押し操作演出処理において前記操作手段の操作時間をカウントするものであって、前記演出判定手段によって前記第1操作演出処理及び前記長押し操作演出処理を実行すると判定された場合、前記操作時間を予め設定された間隔で自動的にカウントする付記G8に記載の遊技機。
[付記G10]
前記第2操作演出処理は、前記操作手段の予め定められた一又は複数のタイミングに合わせた操作に応じて演出結果を表示させるリズム操作演出処理を含み、
前記演出実行手段は、前記演出判定手段によって前記第1操作演出処理及び前記リズム操作演出処理を実行すると判定された場合、前記操作手段の操作を前記第1操作演出処理に反映させ、前記操作手段の操作を伴わない予め設定された疑似リズム操作を前記リズム操作演出処理に反映する付記G5〜G9のいずれかに記載の遊技機。
[付記G11]
前記演出実行手段は、前記リズム操作演出処理において前記操作手段の操作タイミングと前記タイミングとの差に応じたポイント値をカウントするものであって、前記演出判定手段によって前記第1操作演出処理及び前記リズム操作演出処理を実行すると判定された場合、一又は複数の前記タイミングで前記操作手段の操作が行われた場合に応じた前記ポイント値を自動的にカウントする付記G10に記載の遊技機。
[付記H1]
遊技者により操作可能な操作手段(操作ボタン22)と、
各遊技回について特定遊技状態への移行の有無を判定する主制御手段(MPU41)と、
前記操作手段の操作を前記主制御手段による判定結果に基づく演出表示に反映させる複数の操作演出処理を実行するか否かを前記操作演出処理ごとに判定する処理を、前記各遊技回について実行する演出判定手段(MPU51)と、
前記演出判定手段によって実行すると判定された一又は複数の前記操作演出処理を前記主制御手段による判定結果に基づいて実行する演出実行手段(MPU51)と、
を備え、
複数の前記操作演出処理は、前記操作手段の1回の操作に応じて演出結果を表示させる第1操作演出処理と、前記操作手段の1回の操作に応じて予め設定されたメッセージを表示させる第2操作演出処理とを含み、
前記演出実行手段は、前記演出判定手段によって前記第1操作演出処理及び前記第2操作演出処理を実行すると判定された場合、1回の前記操作手段の操作を前記第1操作演出処理及び前記第2操作演出処理に反映することが可能であることを特徴とする遊技機。
付記H1に係る遊技機によれば、1回の前記操作手段の操作を前記第1操作演出処理及び前記第2操作演出処理に反映させることができ、両方の演出結果を遊技者に見せることができる。なお、当該付記H1は、例えば前記第11の実施形態に記載されている内容である。
[付記H2]
前記演出実行手段は、前記操作手段の操作を前記第1操作演出処理及び前記第2操作演出処理に反映する際、前記第2操作演出処理によって表示される前記メッセージを前記第1操作演出処理の演出結果に応じて変更する付記H1に記載の遊技機。
付記H2に係る遊技機によれば、前記第1操作演出処理及び前記第2操作演出処理各々の演出結果を内容的にリンクさせることができ、例えば遊技者の大当たり時の達成感を高めて遊技の興趣を高めることができる。
[付記H3]
前記演出実行手段は、前記第1操作演出処理の演出結果が前記特定遊技状態への移行有りに対応するものである場合、前記第2操作演出処理における前記操作手段の操作に応じて、予め定められた確率で前記特定遊技状態への移行有りを示唆するメッセージを表示させる付記H2に記載の遊技機。
付記H3に係る遊技機によれば、前記主制御手段による判定結果が前記特定遊技状態への以降有りに対応するものである場合は、前記第1操作演出と前記第2操作演出との両方によってその旨が示され、例えば遊技者の大当たり時の達成感を高めて遊技の興趣を高めることができる。
[付記I1]
遊技者により操作可能な操作手段(操作ボタン22)と、
各遊技回について特定遊技状態への移行の有無を判定する主制御手段(MPU41)と、
前記操作手段の操作を前記主制御手段による判定結果に基づく演出表示に反映させる複数の操作演出処理を実行するか否かを前記操作演出処理ごとに判定する処理を、前記各遊技回について実行する演出判定手段(MPU51)と、
前記演出判定手段によって実行すると判定された一又は複数の前記操作演出処理を前記主制御手段による判定結果に基づいて実行する演出実行手段(MPU51)と、
を備え、
複数の前記操作演出処理は、前記操作手段の複数回の操作又は前記操作手段の長押し操作に応じて演出結果を表示させる第1操作演出処理と、前記操作手段の1回の操作に応じて予め設定されたメッセージを表示させる第2操作演出処理とを含み、
前記演出実行手段は、前記演出判定手段によって前記第1操作演出処理及び前記第2操作演出処理を実行すると判定された場合、前記操作手段の最初の操作を前記第1操作演出処理及び前記第2操作演出処理に反映し、その後の前記操作手段の操作を前記第1操作演出処理に反映することが可能であることを特徴とする遊技機。
付記I1に係る遊技機によれば、前記操作手段の最初の操作を前記第1操作演出処理及び前記第2操作演出処理に反映させることができ、両方の演出結果を遊技者に見せることができる。なお、当該付記I1は、例えば前記第11の実施形態に記載されている内容である。
[付記I2]
前記演出実行手段は、前記操作手段の操作を前記第1操作演出処理及び前記第2操作演出処理に反映する際、前記第2操作演出処理によって表示される前記メッセージを、予め定められた確率で前記第1操作演出処理の演出結果に応じて変更する付記I1に記載の遊技機。
付記I2に係る遊技機によれば、前記第1操作演出処理及び前記第2操作演出処理各々の演出結果を内容的にリンクさせることができ、例えば遊技者の大当たり時の達成感を高めて遊技の興趣を高めることができる。
[付記I3]
前記演出実行手段は、前記第1操作演出処理の演出結果が前記特定遊技状態への移行有りに対応するものである場合、前記第2操作演出処理における前記操作手段の操作に応じて、予め定められた確率で前記特定遊技状態への移行有りを示唆するメッセージを表示させる付記I2に記載の遊技機。
付記I3に係る遊技機によれば、前記主制御手段による判定結果が前記特定遊技状態への移行有りに対応するものである場合は、前記第1操作演出と前記第2操作演出との両方によってその旨が示され、例えば遊技者の大当たり時の達成感を高めて遊技の興趣を高めることができる。
[付記J1]
遊技者により操作可能な操作手段(操作ボタン22)と、
各遊技回について特定遊技状態への移行の有無を判定する主制御手段(MPU41)と、
前記操作手段の操作を前記主制御手段による判定結果に基づく演出表示に反映させる複数の操作演出処理を実行するか否かを前記操作演出処理ごとに判定する処理を、前記各遊技回について実行する演出判定手段(MPU51)と、
前記演出判定手段によって実行すると判定された一又は複数の前記操作演出処理を前記主制御手段による判定結果に基づいて実行する演出実行手段(MPU51)と、
を備え、
複数の前記操作演出処理は、前記操作手段の1回の操作に応じて演出結果を表示させる第1操作演出処理と、前記操作手段の複数回の操作又は前記操作手段の長押し操作に応じて演出結果を表示させる第2操作演出処理とを含み、
前記演出実行手段は、1回の前記遊技回について前記演出判定手段によって前記第1操作演出処理及び前記第2操作演出処理を実行すると判定された場合に、前記第1操作演出処理に前記操作手段の操作を反映させ、前記第2操作演出処理には前記操作手段の操作を伴わない予め設定された疑似操作を反映させるものであり、前記疑似操作によって前記第2操作演出処理の演出結果の表示条件が充足し、前記操作手段が操作された後に前記第2操作演出処理の演出結果を表示させることを特徴とする遊技機。
付記J1に係る遊技機によれば、前記疑似操作によって前記第2操作演出処理の演出結果の表示条件が充足した場合であっても、前記操作手段が操作されるまでの間は、前記第2操作演出処理の演出結果が表示されない。従って、ユーザーが前記操作手段を操作する前に前記第2操作演出処理の演出結果が表示されることなく、前記操作手段のユーザー操作が行われた後に前記第2操作演出の演出結果が表示されることになるため、遊技の興趣が高まり、ユーザーの操作意欲を高めることができる。なお、当該付記J1は、例えば前記第12の実施形態に記載されている内容である。
[付記J2]
前記演出実行手段は、前記疑似操作によって前記第2操作演出処理の演出結果の表示条件が充足しても、前記操作手段が操作されるまでの間は前記第1操作演出処理の演出結果を表示させず、前記操作手段が操作された後に前記第1操作演出処理の演出結果を表示させ、前記第2操作演出処理の演出結果を表示させる付記J1に記載の遊技機。
付記J2に係る遊技機によれば、ユーザーが前記操作手段を操作する前に前記第2操作演出処理の演出結果が表示されることなく、前記操作手段のユーザー操作が行われた場合に、前記第1操作演出の演出結果が表示されることになるため、遊技の興趣が高まり、ユーザーの操作意欲を高めることができる。
[付記K1]
遊技者により操作可能な操作手段(操作ボタン22)と、
各遊技回について特定遊技状態への移行の有無を判定する主制御手段(MPU41)と、
前記操作手段の操作を前記主制御手段による判定結果に基づく演出表示に反映させる複数の操作演出処理を実行するか否かを前記操作演出処理ごとに判定する処理を、前記各遊技回について実行する演出判定手段(MPU51)と、
前記演出判定手段によって実行すると判定された一又は複数の前記操作演出処理を前記主制御手段による判定結果に基づいて実行する演出実行手段(MPU51)と、
を備え、
複数の前記操作演出処理は、前記操作手段の複数回の操作又は前記操作手段の長押し操作に応じて演出結果を表示させる第1操作演出処理と、前記操作手段の1回の操作に応じて予め設定されたメッセージを表示させる第2操作演出処理とを含み、
前記演出実行手段は、前記演出判定手段によって前記第1操作演出処理及び前記第2操作演出処理を実行すると判定された場合、前記第1操作演出の演出結果の表示直前までの前記操作手段の操作を前記第1操作演出処理に反映し、前記第1操作演出の演出結果の表示直前の前記操作手段の操作を前記第2操作演出処理に反映することを特徴とする遊技機。
付記K1に係る遊技機によれば、前記操作手段の最初の操作を前記第1操作演出処理及び前記第2操作演出処理に反映させることができ、両方の演出結果を遊技者に見せることができる。なお、当該付記K1は、例えば前記第13の実施形態に記載されている内容である。
[付記K2]
前記演出実行手段は、前記操作手段の操作を前記第1操作演出処理及び前記第2操作演出処理に反映する際、前記第2操作演出処理によって表示される前記メッセージを、予め定められた確率で前記第1操作演出処理の演出結果に応じて変更する付記K1に記載の遊技機。
付記K2に係る遊技機によれば、前記第1操作演出処理及び前記第2操作演出処理各々の演出結果を内容的にリンクさせることができ、例えば遊技者の大当たり時の達成感を高めて遊技の興趣を高めることができる。
[付記K3]
前記演出実行手段は、前記第1操作演出処理の演出結果が前記特定遊技状態への移行有りに対応するものである場合、前記第2操作演出処理における前記操作手段の操作に応じて、予め定められた確率で前記特定遊技状態への移行有りを示唆するメッセージを表示させる付記K2に記載の遊技機。
付記K3に係る遊技機によれば、前記主制御手段による判定結果が前記特定遊技状態への移行有りに対応するものである場合は、前記第1操作演出と前記第2操作演出との両方によってその旨が示され、例えば遊技者の大当たり時の達成感を高めて遊技の興趣を高めることができる。
[付記L1]
遊技者により操作可能な操作手段(操作ボタン22)と、
各遊技回について特定遊技状態への移行の有無を判定する主制御手段(MPU41)と、
前記操作手段の操作を前記主制御手段による判定結果に基づく演出表示に反映させる複数の操作演出処理を実行するか否かを前記操作演出処理ごとに判定する処理を、前記各遊技回について実行する演出判定手段(MPU51)と、
前記演出判定手段によって実行すると判定された一又は複数の前記操作演出処理を前記主制御手段による判定結果に基づいて実行する演出実行手段(MPU51)と、
を備え、
前記演出実行手段は、1回の前記遊技回について前記演出判定手段によって、予め設定された優先度が異なる複数の前記操作演出処理を実行すると判定された場合であって、複数の前記操作演出処理のうち前記優先度が低い第1操作演出処理が先に実行されている場合、前記第1操作演出処理よりも前記優先度が高い第2操作演出処理に前記操作手段の操作を反映させることが可能であることを特徴とする遊技機。
付記L1に係る遊技機によれば、1回の前記遊技回において前記第1操作演出処理及び前記第2操作演出処理が実行対象として選択された場合に、そのうち優先度の高い演出処理の方を実行させることができる。なお、当該付記L1は、例えば前記第14の実施形態に記載されている内容である。
[付記L2]
前記第1操作演出処理は、前記操作手段の1回の操作に応じて予め定められたメッセージを表示させる告知操作演出処理であり、前記第2操作演出処理は、前記告知操作演出処理よりも前記優先度が高く前記操作手段の1回の操作に応じて演出結果を表示させる単発操作演出処理である場合、
前記演出実行手段は、前記演出判定手段によって前記告知操作演出処理及び前記単発操作演出処理を実行すると判定され、前記操作手段が操作された場合に、前記単発操作演出処理に対応する演出結果を表示させる付記L1に記載の遊技機。
付記L2に係る遊技機によれば、1回の前記遊技回において前記告知操作演出処理及び前記単発操作演出処理が実行対象として選択された場合に、そのうち優先度の高い単発操作演出処理の方を実行させることができる。
[付記L3]
前記第1操作演出処理は、前記操作手段の長押し操作に応じて演出結果を表示させる長押し操作演出処理であり、前記第2操作演出処理は、前記長押し操作演出よりも前記優先度が高く前記操作手段の1回の操作に応じて演出結果を表示させる単発操作演出処理である場合、
前記演出実行手段は、前記演出判定手段によって前記単発操作演出及び前記長押し操作演出を実行すると判定され、前記操作手段が操作された場合に、前記単発操作演出に対応する演出結果を表示させる付記L1又はL2に記載の遊技機。
付記L3に係る遊技機によれば、1回の前記遊技回において前記長押し操作演出処理及び前記単発操作演出処理が実行対象として選択された場合に、そのうち優先度の高い単発操作演出処理の方を実行させることができる。
[付記L4]
前記第1操作演出処理は、前記操作手段の連打操作に応じて演出結果を表示させる連打操作演出処理であり、前記第2操作演出処理は、前記連打操作演出よりも前記優先度が高く前記操作手段の1回の操作に応じて演出結果を表示させる単発操作演出処理である場合、
前記演出実行手段は、前記演出判定手段によって前記単発操作演出及び前記連打操作演出を実行すると判定され、前記操作手段が操作された場合に、前記単発操作演出に対応する演出結果を表示させる付記L1〜L3のいずれかに記載の遊技機。
付記L4に係る遊技機によれば、1回の前記遊技回において前記連打操作演出処理及び前記単発操作演出処理が実行対象として選択された場合に、そのうち優先度の高い単発操作演出処理の方を実行させることができる。
[付記L5]
前記第1操作演出処理は、予め定められた複数のタイミングの前記操作手段の操作に応じて演出結果を表示させるリズム操作演出処理であり、前記第2操作演出処理は、前記リズム操作演出よりも前記優先度が高く前記操作手段の1回の操作に応じて演出結果を表示させる単発操作演出処理である場合、
前記演出実行手段は、前記演出判定手段によって前記単発操作演出及び前記リズム操作演出を実行すると判定され、前記操作手段が操作された場合に、前記単発操作演出に対応する演出結果を表示させる付記L1〜L4のいずれかに記載の遊技機。
付記L5に係る遊技機によれば、1回の前記遊技回において前記リズム操作演出処理及び前記単発操作演出処理が実行対象として選択された場合に、そのうち優先度の高い単発操作演出処理の方を実行させることができる。
[付記M1]
遊技者により操作可能な操作手段(操作ボタン22)と、
遊技の主たる制御を実行する主制御手段(MPU41)と、
少なくとも前記主制御手段から出力される制御コマンドに基づいて、予め定められた操作方法に従った前記操作手段の操作を演出表示に反映させる複数の操作演出処理の実行有無を個別に判定する演出判定手段(MPU51)と、
前記演出判定手段によって実行すると判定された一又は複数の前記操作演出処理を前記制御コマンドに対応する遊技中に実行する演出実行手段(MPU51)と、
を備え、
前記演出実行手段は、前記演出判定手段によって複数の前記操作演出処理を実行すると判定された場合に、複数の前記操作演出処理の組み合わせに応じて、複数の前記操作演出処理を並行して実行する第1演出モードと複数の前記操作演出処理を並行して実行しない第2演出モードとを選択して実行することが可能であることを特徴とする遊技機。
付記M1に係る遊技機によれば、前記第1演出モードと前記第2演出モードとが選択的に実行されるため、遊技における演出のバリエーションが増加し、遊技機の興趣を高めることができる。なお、当該付記M1は、例えば前記第15の実施形態に記載されている内容である。
[付記M2]
前記演出実行手段は、1回の前記遊技回について前記演出判定手段によって複数の前記操作演出処理を実行すると判定された場合であって、前記第1演出モードを実行する場合、複数の前記操作演出処理のうち予め設定された優先度が高い前記操作演出処理に前記操作手段の操作を反映させ、前記優先度が低い前記操作演出処理には前記操作手段の操作を伴わない予め設定された疑似操作を反映させるものである付記M1に記載の遊技機。
付記M2に係る遊技機によれば、遊技者は、前記操作手段を操作しなくても前記第2操作演出において不利に扱われることがないと認識し、前記第1操作演出における前記操作手段の操作タイミングだけを自由に決めることができ、遊技の興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることができる。
[付記M3]
複数の前記操作演出処理は、前記操作手段の1回の操作に応じて演出結果を表示させる第1操作演出処理と、前記操作手段の1回の操作に応じて予め設定されたメッセージを表示させる第2操作演出処理とを含み、
前記演出実行手段は、前記演出判定手段によって前記第1操作演出処理及び前記第2操作演出処理を実行すると判定された場合であって、前記第1演出モードを実行する場合、1回の前記操作手段の操作を前記第1操作演出処理及び前記第2操作演出処理に反映することが可能である付記M1又はM2に記載の遊技機。
付記M3に係る遊技機によれば、1回の前記操作手段の操作を前記第1操作演出処理及び前記第2操作演出処理に反映させることができ、両方の演出結果を遊技者に見せることができる。
[付記M4]
複数の前記操作演出処理は、前記操作手段の複数回の操作又は前記操作手段の長押し操作に応じて演出結果を表示させる第1操作演出処理と、前記操作手段の1回の操作に応じて予め設定されたメッセージを表示させる第2操作演出処理とを含み、
前記演出実行手段は、前記演出判定手段によって前記第1操作演出処理及び前記第2操作演出処理を実行すると判定された場合であって、前記第1演出モードを実行する場合、前記操作手段の最初の操作を前記第1操作演出処理及び前記第2操作演出処理に反映し、その後の前記操作手段の操作を前記第1操作演出処理に反映することが可能である付記M1又はM2に記載の遊技機。
付記M4に係る遊技機によれば、前記操作手段の最初の操作を前記第1操作演出処理及び前記第2操作演出処理に反映させることができ、両方の演出結果を遊技者に見せることができる。
[付記M5]
複数の前記操作演出処理は、前記操作手段の複数回の操作又は前記操作手段の長押し操作に応じて演出結果を表示させる第1操作演出処理と、前記操作手段の1回の操作に応じて予め設定されたメッセージを表示させる第2操作演出処理とを含み、
前記演出実行手段は、前記演出判定手段によって前記第1操作演出処理及び前記第2操作演出処理を実行すると判定された場合であって、前記第1演出モードを実行する場合、前記第1操作演出の演出結果の表示直前までの前記操作手段の操作を前記第1操作演出処理に反映し、前記第1操作演出の演出結果の表示直前の前記操作手段の操作を前記第2操作演出処理に反映することが可能である付記M1又はM2に記載の遊技機。
付記M5に係る遊技機によれば、前記操作手段の最初の操作を前記第1操作演出処理及び前記第2操作演出処理に反映させることができ、両方の演出結果を遊技者に見せることができる。
4 :メイン制御ユニット
5 :音声ランプ制御装置
6 :表示制御装置
61:MPU
611:ROM
612:RAM
62:入出力I/F
7 :払出制御ユニット
8 :発射制御装置
9 :電源制御装置
10:遊技機
11:前面枠
12:内枠
13:裏パックユニット
14:外枠
21:発射ハンドル
22:操作ボタン(操作手段の一例)
22a:操作スイッチ
26:スピーカ
27:電飾部
341:図柄表示部

Claims (1)

  1. 遊技者により操作可能な操作手段と、
    前記操作手段の操作の有無を所定間隔で検出する操作受付手段と、
    遊技の主たる制御を実行する主制御手段と、
    前記主制御手段から出力される制御信号に基づいて制御を行い、予め定められた操作に従った前記操作手段の操作を受け付けた場合に前記操作手段の操作を演出に反映させる操作演出を実行する演出実行手段と、
    所定の操作演出を実行する場合に、所定の操作を通知する第1通知を行った後に時間差を設けて操作開始を通知する第2通知を行う操作通知手段と、
    を備え、
    前記演出実行手段は、
    前記操作通知手段による前記第2通知の後に前記操作手段が非操作状態から操作状態に変化したことを条件に当該操作手段の操作を演出に反映させる第1操作受付手段と、
    前記操作通知手段による前記第2通知の前後に亘って前記操作手段の操作状態が継続している場合に、前記所定の操作演出において前記操作手段に対して予め定められた条件を満たす操作が行われた場合に当該操作手段の操作を演出に反映可能な第2操作受付手段と、
    を含み、
    前記第2操作受付手段は、
    前記操作方法が操作有効期間内における前記操作手段の1回の操作である場合は、少なくとも前記操作手段が操作状態から非操作状態に変化する操作が行われた場合に前記操作手段の操作を演出に反映する手段と、
    前記操作方法が操作有効期間内における前記操作手段の長押し操作である場合は、少なくとも前記第2通知の前後に亘って前記操作手段の操作状態が継続する操作が行われた場合に前記操作手段の操作を演出に反映する手段と、
    を含むことを特徴とする遊技機。

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