JP6554764B2 - 改変領域抽出システム、改変領域抽出方法、及び、改変領域抽出プログラム - Google Patents

改変領域抽出システム、改変領域抽出方法、及び、改変領域抽出プログラム

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本発明は、たとえば、改変領域を特定可能な改変領域抽出システム等に関する。
コンピュータプログラム(以降、「プログラム」と表す)等が行う処理、または、プログラム等に関して行われる操作に関する記録(ログ)が改変(改ざん)されることにより、該記録に含まれる内容は、信用性を失う。たとえば、改変されたログは、訴訟等において、証拠資料として用いられることはない。
改変を検知する手法として、ハッシュ値を用いる検知方法がある。ハッシュ値は、記録された内容に改変が含まれていないことを示す情報として、広く利用される。たとえば、特許文献1乃至特許文献4に開示される技術は、ハッシュ値を用いることにより、改変を検知する技術の一例である。
特許文献1は、データの順序を変更する改変を検出するデータ処理装置を開示する。該データ処理装置は、順序付けされたデータにおいて、相互に隣接するデータに関して、順序の改ざんを検知可能な順序改ざん検知ハッシュ値を生成する。
特許文献2は、レコード全体が削除された場合に、削除されたことを検知可能なハッシュ値を生成するハッシュ生成装置を開示する。該ハッシュ生成装置は、第1ハッシュ生成部と、ハッシュ制御部と、第2ハッシュ生成部とを有する。第1ハッシュ生成部は、入力されたデータに関して、順次、ハッシュ値を生成する。次に、ハッシュ制御部は、第1ハッシュ生成部が生成するハッシュ値のうち、隣接する2つのハッシュ値のペアを生成する。第2ハッシュ生成部は、該ハッシュ値ペアに関して新たなハッシュ値を生成する。
特許文献3は、ハッシュ値を用いて、データに関する改ざんを検出する検証装置を開示する。該検証装置は、順序付けされたデータに関して、ハッシュ値を算出する基となる共通鍵と、対象データと、対象データの1つ前のデータに関するハッシュ値とに基づいて、ハッシュ値を算出する。該検証装置は、所定の改ざんパターンに関して、データが改ざんされたことを検出することができる。
特許文献4は、ハッシュ値を用いて電子署名を検証する管理サーバを開示する。該管理サーバは、複数の署名データに関して、それぞれ、ハッシュ値を生成し、生成した各ハッシュ値を結合することにより、結合ハッシュ値を生成する。次に、該管理サーバは、該結合ハッシュ値に基づき、署名データを検証する。
特開2007−299961号公報 特開2010−107832号公報 特開2009−070026号公報 特開2011−142477号公報
ログにおいて改変された領域を特定することは、改変を行った操作者の意図を推定する手掛かりとなる。さらに、ログにおいて改変された領域を特定することが可能であるということは、操作者による改変を抑止する一因にもなる。
特許文献1乃至特許文献4に開示される技術は、ハッシュ値を用いて、改変の有無を検知することができるものの、改変された領域を特定することはできない。これは、これらの技術が、ハッシュ値に基づき、改変の有無のみを検知するからである。
そこで、本発明の主たる目的は、改変された領域を特定可能な改変領域抽出システム等を提供することである。
前述の目的を達成するために、本発明の一態様において、改変領域抽出システムは、以下の構成を備える。
すなわち、改変領域抽出システムは、
対象情報に含まれる要素を示す要素情報に関する組み合わせを表す組情報について算出されたハッシュ値に基づき、前記組情報に関する改変の有無を表す改変情報を生成する改変情報生成手段と、
前記改変情報に基づき、前記対象情報において改変された要素情報を特定する領域特定手段と
を備える。
また、本発明の他の見地として、改変領域抽出方法は、
情報処理装置を用いて、対象情報に含まれる要素を示す要素情報に関する組み合わせを表す組情報について算出されたハッシュ値に基づき、前記組情報に関する改変の有無を表す改変情報を生成し、前記改変情報に基づき、前記対象情報において改変された要素情報を特定する。
さらに、同目的は、係る改変領域抽出プログラム、および、そのプログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体によっても実現される。
本発明に係る改変領域抽出システム等によれば、改変された領域を特定することができる。
本発明の第1の実施形態に係る改変領域抽出システムが有する構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る改変領域抽出システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。 対象情報が有するデータ構造の一例を表す図である。 所定の組み合わせ手順に従い生成された組情報の一例を表す図である。 所定の組み合わせ手順に従い生成された組情報の一例を表す図である。 所定の組み合わせ手順に従い生成された組情報の一例を表す図である。 改変情報の一例を概念的に表す図である。 改変情報に基づき、改変された要素情報を特定する一例を概念的に表す図である。 改変情報の一例、及び、改変された要素情報を特定する一例を概念的に表す図である。 本発明の第2の実施形態に係る改変領域抽出システムが有する構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る改変領域抽出システムにおいて、ハッシュ値を算出する処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る改変領域抽出システムにおいて、要素情報を特定する処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の各実施形態に係る改変領域抽出システムを実現可能な計算処理装置のハードウェア構成を、概略的に示すブロック図である。
次に、本発明を実施する実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態に係る改変領域抽出システム101が有する構成と、改変領域抽出システム101が行う処理とについて、図1と図2とを参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る改変領域抽出システム101が有する構成を示すブロック図である。図2は、第1の実施形態に係る改変領域抽出システム101における処理の流れを示すフローチャートである。
第1の実施形態に係る改変領域抽出システム101は、改変情報生成部102と、領域特定部103とを有する。
まず、改変情報生成部102は、たとえば、図3に例示するようなデータ構造を有する対象情報201を受信する。図3は、対象情報201が有するデータ構造の一例を表す図である。
図3に示す例を参照すると、対象情報201は、1から7までの識別子に関連付けされた7つのレコードを含む。また、この例において、1つのレコードは、フィールド1乃至フィールド3なる識別子に関連付けされた3つのフィールドを含む。すなわち、対象情報は、レコード、及び、フィールドに関して、Fmn(ただし、図3に示す例においては、1≦m≦7、1≦n≦3)なる識別子に関連付けされた要素情報を含む。すなわち、図3に示す例において、対象情報201は、要素を示す要素情報を複数含む。
尚、図3に示す例において、レコードは、1行分の要素情報を表し、フィールドは、1列分の要素情報を表す。1つのレコードに含まれる要素情報は、相互に関連付けされていてもよい。また、フィールドに含まれる要素情報は、該フィールドに関連付けされた操作を、レコードに関連付けされた情報に適用することにより得られる値を表してもよい。たとえば、フィールドが「住所」という操作に関連付けされる場合に、該フィールドに含まれる要素情報は、地域名、番地等を表す。
尚、対象情報201は、必ずしも、上述した個数のレコード、及び、上述した個数のフィールドを含まなくてもよい。すなわち、個数は、より多くても、あるいは、より少なくてもよい。すなわち、個数は、上述した例に限定されない。
また、対象情報201は、該要素情報に基づき算出されるハッシュ値を含んでもよい。この場合に、ハッシュ値は、後述のように、必ずしも、1つのレコードに関連付けされる必要はない。たとえば、ハッシュ値Hは、レコード4に関連付けされる必要はない。ハッシュ値は、1つ以上の要素情報の組み合わせを表す組情報に関して算出する値であればよい。
説明の便宜上、以降においては、対象情報201は、図3に例示するようなデータ構造を有するとする。また、対象情報201に含まれるハッシュ値は、後述の実施形態において算出されるハッシュ値と同じアルゴリズムに従い算出される値であるとする。
改変情報生成部102は、受信した対象情報201に含まれる要素情報のうち、所定の組み合わせ手順に従い決定される要素情報の組み合わせを含む組情報について算出されたハッシュ値に基づき、改変情報を生成する(ステップS101)。
たとえば、ハッシュ値は、たとえば、MD5(Message Digest Algorithm 5)、SHA(Secure Hash Algorithm)−2等のアルゴリズムに従い算出される。上記のアルゴリズムは、長さ1以上のデータを受信し、受信したデータの長さに応じた固定長を有するハッシュ値を算出する。尚、ハッシュ値を算出する手順は、多くの手順が知られているので、ここでは、説明を省略する。
たとえば、改変情報生成部102は、受信した対象情報201に含まれる要素情報のうち、たとえば、図4に例示する要素情報に関して算出されるハッシュ値に基づき、該要素情報が改変されているか否かを判定する。図4は、所定の組み合わせ手順に従い生成された組情報の一例を表す図である。図4における丸印を付した要素情報は、ある組情報に含まれる要素情報の一例を表す。
たとえば、フィールドの種類数が3であるとする。所定の組み合わせ手順は、ハッシュ値H(ただし、I≧5)を算出する場合に、たとえば、以下に示す情報を組み合わせた組情報に基づく。すなわち、
・レコードIに含まれる要素情報FI1
・レコードIに含まれる要素情報FI2
・レコードIに含まれる要素情報FI3
・レコード(I−1)に関するハッシュ値H(I−1)
・レコード(I−2)に関する要素情報F(I−2)3
・レコード(I−3)に関する要素情報F(I−3)2
・レコード(I−4)に関する要素情報F(I−4)1
たとえば、Hは、F51、F52、F53、H、F33、F22、及び、F11を含む組情報に関して算出される。
尚、レコード(I−4)乃至レコードIは、該レコードに含まれる情報を記憶可能なバッファ(記憶領域)に格納されていてもよい。すなわち、この場合に、バッファは、5件分のレコードを記憶することができる。改変情報生成部102は、バッファに記憶されているレコードから、所定の組み合わせ手順に従い、改変情報を生成する。
たとえば、ハッシュ値Hは、図5に例示するように、F61、F62、F63、H、F43、F32、及び、F21を含む組情報に関して算出される。図5は、所定の組み合わせ手順に従い生成された組情報の一例を表す図である。図5における丸印を付した要素情報は、ある組情報に含まれる要素情報の一例を表す。
すなわち、上述した例においては、対象情報201がさらに多くのフィールドの種類数を有する場合に、たとえば、ハッシュ値Hは、以下に示す情報を組み合わせた組情報に基づく。すなわち、
・要素情報FIm
・ハッシュ値H(I−1)
・要素情報F(I−m−1)(NF−m−1)
(ただし、1≦m≦NF(フィールドの種類数))。
また、所定の組み合わせ手順は、図6に例示するような手順であってもよい。図6は、所定の組み合わせ手順に従い生成された組情報の一例を表す図である。図6における丸印を付した要素情報は、ある組情報に含まれる要素情報の一例を表す。
図6に示す例において、たとえば、Hは、FI1、FI2、FI3、H(I−1)、F(I−2)1、F(I−3)2、及び、F(I−4)3を含む組情報に関して算出される。
すなわち、上述した例においては、対象情報201がさらに多くのフィールドの種類数を有する場合に、たとえば、ハッシュ値Hは、以下に示す情報を組み合わせた組情報に基づく。すなわち、
・要素情報FIm
・ハッシュ値H(I−1)
・要素情報F(I−m−1)m
(ただし、1≦m≦NF(フィールドの種類数))。
尚、組情報は、一定の長さである情報(データ)であってもよい。
また、上述した所定の組み合わせ手順に従えば、1つの要素情報に関連する組情報は、一定回数(この場合には2回)である。したがって、複数の組情報間において、要素情報が重複する回数は少ない。したがって、この場合に、本実施形態に係る改変領域抽出システム101によれば、後述する処理に従い、改変されている領域を効率よく特定することができる。
次に、改変情報生成部102は、受信した対象情報に含まれる組情報に関して算出されるハッシュ値に応じて、該組情報に含まれる要素情報が改変されているか否かを判定する。たとえば、改変情報生成部102は、対象情報に組情報に関するハッシュ値が含まれる場合に、該ハッシュ値と、該組情報に関して算出されるハッシュ値とが一致するか否かを判定する。
改変情報生成部102は、該2つのハッシュ値が一致すると判定する場合に、該組情報が改変されていないと判定する。また、改変情報生成部102は、該2つのハッシュ値が一致しないと判定する場合に、該組情報が改変されていると判定する。改変情報生成部102は、対象情報に含まれる各組情報に関して、改変の有無を判定することにより、該改変の有無を表す改変情報(たとえば、図7)を生成する(ステップS101)。図7は、改変情報の一例を概念的に表す図である。
図7に示す例においては、改変情報は、要素情報と、ハッシュ値と、該ハッシュ値が算出したハッシュ値と一致するか否かを表す情報を含むが、必ずしも、要素情報と、ハッシュ値とを含む必要はない。すなわち、改変情報は、一致するか否かを表す情報を含めばよい。たとえば、改変情報生成部102は、図7に示す例において、ハッシュ値Hに関する組情報、及び、Hに関する組情報が改変されている(3角印)ことを表す。また、改変情報生成部102は、図7に示す例において、ハッシュ値H乃至H、及び、Hに関する組情報が改変されていないことを表す改変情報を生成する。
この場合に、たとえば、ハッシュ値Hに関連付けされた組情報は、改変されていないことを表す。すなわち、該組情報に含まれる要素情報は、改変されていないことを表す。また、たとえば、ハッシュ値Hに関連付けされた組情報は、改変されていることを表す。すなわち、該組情報に含まれる要素情報は、改変されていることを表す。
尚、レコード(I−m)(ただし、1≦m≦NF)−1乃至レコードIは、該レコードに含まれる情報を記憶可能なバッファに格納されていてもよい。すなわち、この場合に、バッファは、(NF+2)件分のレコードを記憶することができる。改変情報生成部102は、バッファに記憶されているレコードから、所定の組み合わせ手順に従い、改変情報を生成する。
次に、領域特定部103は、該改変情報に基づき、受信した情報において改変されている要素情報を特定する(ステップS102)。すなわち、領域特定部103は、入力された対象情報201において、改変された領域202を特定する。
領域特定部103は、所定の組み合わせ手順に従い組情報が生成される場合に、特定のハッシュ値に関する組情報、及び、組情報に含まれる要素情報を特定する。たとえば、領域特定部103は、ハッシュ値Hが、組情報F51、F52、F53、H、F33、F22、及び、F11に関するハッシュ値であり、該組情報のうち、少なくとも1つが改変されていることを特定する。同様に、領域特定部103は、ハッシュ値Hが、組情報F71、F72、F73、H、F53、F42、及び、F31に関するハッシュ値であり、該組情報のうち、少なくとも1つが改変されていることを特定する。
この場合に、領域特定部103は、図8に例示するように、改変されている該2つの組情報に共通して含まれるF53が、改変された要素情報であると特定する。図8は、改変情報に基づき、改変された要素情報を特定する一例を概念的に表す図である。
図8において、ハッシュ値に付された3角印は、該ハッシュ値に関する組情報が改変されていることを表す。また、要素情報に付された3角印は、該要素情報が改変されていると特定された要素情報であることを表す。
また、図9に示す例を参照しながら、領域特定部103が改変された要素情報を特定する処理について説明する。図9は、改変情報の一例、及び、改変された要素情報を特定する一例を概念的に表す図である。
図9において、ハッシュ値に付された3角印は、該ハッシュ値に関する組情報が改変されていることを表す。また、要素情報に付された3角印は、該要素情報が改変されていると特定された要素情報であることを表す。
図9に示す例の場合に、領域特定部103は、ハッシュ値H、H、及び、Hが改変されており、ハッシュ値H乃至H、及び、Hが改変されていないという改変情報に基づき、要素情報を特定する。
この場合に、領域特定部103は、上述したように、ハッシュ値Hに関する組情報(以降、「組情報H」と表す)に含まれる要素情報、及び、ハッシュ値Hに関する組情報(以降、「組情報H」と表す)に含まれる要素情報を特定する。さらに、領域特定部103は、ハッシュ値Hが、組情報F81、F82、F83、H、F63、F52、及び、F41に関するハッシュ値であり、該組情報のうち、少なくとも1つが改変されていることを特定する。以降、ハッシュ値Hに関する組情報を「組情報H」と表す。
次に、領域特定部103は、改変された3つのハッシュ値に関する組情報に関して、少なくとも、複数の組情報に共通して含まれる要素情報を抽出する。
たとえば、領域特定部103は、組情報Hと、組情報Hとに共通して含まれる要素情報が、F53であると抽出する。さらに、領域特定部103は、組情報Hと、組情報Hとに共通して含まれる要素情報が、F52であると抽出する。また、領域特定部103は、組情報Hと、組情報Hとに共通して含まれる要素情報がないことを特定する。次に、領域特定部103は、抽出した要素情報(すなわち、F52とF53)を、改変されている要素情報として特定する。
領域特定部103は、3つ以上の組情報に含まれる要素情報を、改変されている要素情報として抽出してもよい。
尚、領域特定部103は、改変情報において、改変されていると判定される組情報に基づき、改変された要素情報を特定したが、改変されていないと判定する組情報、あるいは、それら2種類の組情報の組み合わせに基づき、要素情報を特定してもよい。
また、所定の組み合わせ手順は、改変されていると特定される複数の組情報に基づき、組情報にそれぞれ含まれる要素情報よりも、少ない個数の要素情報を特定することが可能な組み合わせを生成する手順であればよい。
次に、第1の実施形態に係る改変領域抽出システム101に関する効果について説明する。
改変領域抽出システム101によれば、改変された領域202を特定することができる。
この理由は、領域特定部103が改変されている組情報、または、改変されていないと判定される組情報に基づき、要素情報を特定するからである。
たとえば、ある特定の要素情報が改変されている場合に、改変情報生成部102は、上述した2つのハッシュ値等を比較することにより、該特定の要素情報を含む組情報が改変されていると判定する。この場合に、改変情報は、組情報が、該特定の要素情報を含むか否かを表す情報である。
次に、領域特定部103は、改変情報に基づき、改変されている組情報に含まれる要素情報を抽出することにより、対象情報において、改変されている要素情報を特定する。
また、たとえば、所定の組み合わせ手順が、上述した手法である場合に、本実施形態に係る改変領域抽出システム101によれば、レコードの個数分だけのハッシュ値により、特定の要素情報を特定することができる。
一方、レコードごとにハッシュ値を算出し、該ハッシュ値に基づき特定の要素情報を特定することができる。しかし、この場合に、ハッシュ値を算出する回数は、(レコードの個数×フィールドの種類数)回である。この回数は、フィールドの種類数が2よりも大きな場合に、レコードの個数よりも多い。したがって、本実施形態に係る改変領域抽出システム101によれば、効率よく、特定の要素情報を特定することができる。
<第2の実施形態>
次に、上述した第1の実施形態を基本とする本発明の第2の実施形態について説明する。
以降の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第1の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明を省略する。
図10乃至図12を参照しながら、第2の実施形態に係る改変領域抽出システム111が有する構成と、改変領域抽出システム111が行う処理とについて説明する。図10は、本発明の第2の実施形態に係る改変領域抽出システム111が有する構成を示すブロック図である。図11は、第2の実施形態に係る改変領域抽出システム111において、ハッシュ値を算出する処理の流れを示すフローチャートである。図12は、第2の実施形態に係る改変領域抽出システム111において、要素情報を特定する処理の流れを示すフローチャートである。
第2の実施形態に係る改変領域抽出システム111は、ハッシュ値算出部112と、組情報生成部113と、改変情報生成部114と、領域特定部103とを有する。
を有する。
まず、改変領域抽出システム111が、ハッシュ値を算出する処理の流れについて説明する。
組情報生成部113は、上述した所定の組み合わせ手順に従い、複数の要素情報を組み合わせることにより、組情報を生成する(ステップS111)。この場合に、組情報生成部113は、さらに、算出されたハッシュ値を組み合わせてもよい。ハッシュ値を組み合わせることにより、改変領域抽出システム111は、さらに、レコードが削除される等の改変を検知することができる。
次に、ハッシュ値算出部112は、該組情報と、鍵情報(ハッシュキー)とに基づき、該組情報に関するハッシュ値を算出する(ステップS112)。ハッシュ値算出部112は、ハッシュ値を算出する対象である情報とともに、算出したハッシュ値を、たとえばログとして、データベース等の記憶装置に格納してもよい。
この場合に、鍵情報は、所定の算出手順に従い算出される数値等に関する情報である。この場合には、鍵情報は、相互に異なる方がよい。たとえば、所定の算出手順は、所定の数値列から数値を順に読み取ることにより、読み取った数値を算出する手順であってもよい。また、所定の算出手順は、擬似乱数を算出する手順であってもよい。尚、擬似乱数を算出する手順は、様々な方法が知られているので、ここでは、詳細な説明を省略する。さらに、鍵情報は、1つの組情報に関するハッシュ値が算出されるのに応じて変化してもよい。たとえば、鍵情報は、ハッシュ値が算出されるのに応じて、擬似乱数を算出する手順に従い算出される値であってもよい。
1つの組情報に関するハッシュ値が算出されるのに応じて、鍵情報が擬似乱数を算出する手順に従い算出される場合に、本実施形態に係る改変領域抽出システム111によれば、さらに、改変が難しくなるという効果を有する。これは、ハッシュ値を算出する手順が、組情報に応じて異なるからである。
次に、改変領域抽出システム111が、要素情報を特定する処理の流れについて説明する。
組情報生成部113は、上述した所定の組み合わせ手順に従い、複数の要素情報を組み合わせることにより、組情報を生成する(ステップS115)。この場合に、組情報生成部113は、改変を検知する対象である情報に関してハッシュ値を算出する手順と同様の手順に従い、組情報を生成する。
次に、改変情報生成部114は、組情報生成部113が生成した組情報に関して、改変情報を生成する(ステップS116)。この場合に、改変情報生成部114は、組情報生成部113が組情報を逐次的に生成するのに応じて、改変情報を生成してもよいし、組情報生成部113が複数の組情報を生成するのに応じて、改変情報を生成してもよい。
次に、領域特定部103は、改変情報に基づき、改変されている要素情報を特定する(ステップS102)。
次に、第2の実施形態に係る改変領域抽出システム111に関する効果について説明する。
本実施形態に係る改変領域抽出システム111によれば、改変された領域を特定することができるのに加え、さらに、ログ等に関する改変に対して強固な抑止力となる。
この理由は、理由1及び理由2である。すなわち、
(理由1)第2の実施形態に係る改変領域抽出システム111が有する構成は、第1の実施形態に係る改変領域抽出システム101が有する構成を含むからである、
(理由2)鍵情報が、ハッシュ値が算出されるのに応じて、変化するからである。
すなわち、上述した例において、組情報に応じて、ハッシュ値を算出する手順は異なる。たとえ、1つの鍵情報が漏えいしたとしても、ハッシュ値を算出する手順が異なるので、異なる組情報に関するハッシュ値を改変することはできない。したがって、本実施形態に係る改変領域抽出システム111によれば、ログ等に関する改変に対して強固な抑止力となる。
(ハードウェア構成例)
上述した本発明の各実施形態における改変領域抽出システムを、1つの計算処理装置(情報処理装置、コンピュータ)を用いて実現するハードウェア資源の構成例について説明する。但し、係る改変領域抽出システムは、物理的または機能的に少なくとも2つの計算処理装置を用いて実現してもよい。また、係る改変領域抽出システムは、専用の装置として実現してもよい。
図13は、第1の実施形態または第2の実施形態に係る改変領域抽出システムを実現可能な計算処理装置のハードウェア構成を概略的に示す図である。計算処理装置20は、中央処理演算装置(Central Processing Unit、以降「CPU」と表す)21、メモリ22、ディスク23、及び、不揮発性記録媒体24を有する。計算処理装置20は、さらに、入力装置25、出力装置26、及び、通信インターフェース(以降、「通信IF」と表す。)27を有する。計算処理装置20は、通信IF27を介して、他の計算処理装置、及び、通信装置と情報を送受信することができる。
不揮発性記録媒体24は、コンピュータが読み取り可能な、たとえば、コンパクトディスク(Compact Disc)、デジタルバーサタイルディスク(Digital_Versatile_Disc)である。また、不揮発性記録媒体24は、ブルーレイディスク(Blu−ray Disc、登録商標)、ユニバーサルシリアルバスメモリ(USBメモリ)、ソリッドステートドライブ(Solid State Drive)等であってもよい。不揮発性記録媒体24は、電源を供給しなくても係るプログラムを保持し、持ち運びを可能にする。不揮発性記録媒体24は、上述した媒体に限定されない。また、不揮発性記録媒体24の代わりに、通信IF27を介して、通信ネットワークを介して係るプログラムを持ち運びしてもよい。
すなわち、CPU21は、ディスク23が記憶するソフトウェア・プログラム(コンピュータプログラム:以下、単に「プログラム」と称する)を、実行する際にメモリ22にコピーし、演算処理を実行する。CPU21は、プログラム実行に必要なデータをメモリ22から読み取る。表示が必要な場合には、CPU21は、出力装置26に出力結果を表示する。外部からプログラムを入力する場合、CPU21は、入力装置25からプログラムを読み取る。CPU21は、上述した図1、または、図10に示す各部が表す機能(処理)に対応するところのメモリ22にある改変領域抽出プログラム(図2、図11、または、図12)を解釈し実行する。CPU21は、上述した本発明の各実施形態において説明した処理を順次行う。
すなわち、このような場合、本発明は、係る改変領域抽出プログラムによっても成し得ると捉えることができる。更に、係る改変領域抽出プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な不揮発性の記録媒体によっても、本発明は成し得ると捉えることができる。
101 改変領域抽出システム
102 改変情報生成部
103 領域特定部
201 対象情報
202 改変された領域
111 改変領域抽出システム
112 ハッシュ値算出部
113 組情報生成部
114 改変情報生成部
20 計算処理装置
21 CPU
22 メモリ
23 ディスク
24 不揮発性記録媒体
25 入力装置
26 出力装置
27 通信IF

Claims (10)

  1. 対象情報に含まれる要素のうち一部の要素が組み合わせられた組み合わせを表す組情報について算出されたハッシュ値に基づき、前記組情報に関する改変の有無を表す改変情報を生成する改変情報生成手段と、
    改変有り表す前記改変情報が複数ある場合に、当該複数の改変情報に係る前記組情報に共通して含まれている要素を、前記対象情報において改変された要素情報であると特定する領域特定手段と
    を備えることを特徴とする改変領域抽出システム。
  2. 所定の組み合わせ手順に従い、前記組情報を生成する組情報生成手段と、
    前記組情報と、前記ハッシュ値を算出する手順の一部である鍵情報とに基づき、前記ハッシュ値を算出するハッシュ値算出手段と
    をさらに備え、
    前記改変情報生成手段は、前記組情報生成手段が生成する前記組情報に関して、前記改変情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の改変領域抽出システム。
  3. 前記所定の組み合わせ手順において、全ての前記組情報は、各前記要素情報を一定回数含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の改変領域抽出システム。
  4. 前記ハッシュ値算出手段は、前記組情報に応じて異なる擬似乱数を用いて算出される前記鍵情報に基づき、前記ハッシュ値を算出する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の改変領域抽出システム。
  5. 前記ハッシュ値算出手段は、擬似乱数に従い前記鍵情報を算出し、算出した前記鍵情報に従い前記ハッシュ値を算出する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の改変領域抽出システム。
  6. 前記組情報生成手段は、前記組み合わせと、前記組み合わせとは異なる組み合わせに関するハッシュ値とを含む前記組情報を生成する
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の改変領域抽出システム。
  7. 演算装置とメモリとを有する情報処理装置における前記演算装置が、対象情報に含まれる要素のうち一部の要素が組み合わせられた組み合わせを表す組情報について算出されたハッシュ値を前記メモリから読み取り、読み取った前記ハッシュ値に基づき前記組情報に関する改変の有無を表す改変情報を生成し、改変有り表す前記改変情報が複数ある場合に、当該複数の改変情報に係る前記組情報に共通して含まれている要素を、前記対象情報において改変された要素情報であると特定することを特徴とする改変領域抽出方法。
  8. 演算装置とメモリとを有するコンピュータの前記メモリに記憶され前記演算装置に実行されるプログラムであって、前記演算装置を、
    対象情報に含まれる要素のうち一部の要素が組み合わせられた組み合わせを表す組情報について算出されたハッシュ値を前記メモリから読み取り、読み取った前記ハッシュ値に基づき、前記組情報に関する改変の有無を表す改変情報を生成する改変情報生成機能、及び、
    改変有り表す前記改変情報が複数ある場合に、当該複数の改変情報に係る前記組情報に共通して含まれている要素を、前記対象情報において改変された要素情報であると特定する領域特定機能
    として動作させる改変領域抽出プログラム。
  9. 所定の組み合わせ手順に従い、前記組情報を生成する組情報生成機能と、
    前記組情報と、前記ハッシュ値を算出する手順の一部である鍵情報とに基づき、前記ハッシュ値を算出するハッシュ値算出機能と
    を前記演算装置に実現させ、
    前記改変情報生成機能において、前記組情報生成機能に従い生成される前記組情報に関して、前記改変情報を生成する
    ことを特徴とする請求項8に記載の改変領域抽出プログラム。
  10. 前記所定の組み合わせ手順において、全ての前記組情報は、各前記要素情報を一定回数含む
    ことを特徴とする請求項9に記載の改変領域抽出プログラム。
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