JP6545087B2 - トウモロコシ収穫機の収穫装置 - Google Patents

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Description

本発明は、走行車体の前部に車体横方向に並んで位置する複数の作物収穫部を備えたトウモロコシ収穫機の収穫装置に関する。
上記したトウモロコシ収穫機の収穫装置として、例えば特許文献1に示されるものがある。
すなわち、複数の作物収穫部(特許文献1では、収穫装置)では、車体走行に伴って導入される作物の茎部の両横側に分かれて位置した状態で前後軸芯まわりに回転駆動されて、茎部に対して下方に向けて係止作用する左右一対の収穫ローラ(特許文献1では、収穫ロール)と、収穫ローラの上方に設けられ、茎部が下方へ引き込まれたときに、作物の収穫対象物に係止することで、収穫対象物を茎部から分離させる分離部(特許文献1では、搬送装置フレーム)とが備えられ、トウモロコシ房状体を茎部から分離させる。分離部の上方に駆動可能に設けられ、茎部から分離した収穫対象物を収穫ロールの後方へ搬送する搬送部(特許文献1では、無端回動体)が備えられ、茎部から分離したトウモロコシ房状体が収穫ローラの後方へ搬送される。
各作物収穫部に、収穫ローラの後方において左右一対の収穫ローラ及び搬送部を駆動する駆動ケースが備えられている。駆動ケースから車体横方向一方側に突出する入力軸と、入力軸と同一軸芯上に配置され、駆動ケースから車体横方向他方側に突出する出力軸(特許文献1では、入力軸)とが備えられている。隣り合う作物収穫部のうちの一方の作物収穫部における出力軸と、他方の作物収穫部における入力軸とを連動連結する連動軸が備えられ、横端の作物収穫部の駆動ケースに駆動力が入力され、横端の作物収穫部の駆動ケースから他の作物収穫部の駆動ケースへ駆動力が伝達される、というものがある。
特開2013−188143号公報
従来の場合、隣り合う作物収穫部の一方の作物収穫部の駆動ケースの入力軸と、他方の作物収穫部の駆動ケースの出力軸との間に、入力軸及び出力軸と同一軸芯の連動軸を設け、入力軸と連動軸とをジョイントによって連動連結し、出力軸と連動軸とをジョイントによって連動連結するので、隣り合う作物収穫部の駆動ケースどうしの間隔が広くなり、複数の作物収穫部を装置横方向に並べるのには、横幅の広いスペースが必要になる。
本発明は、車体横方向に並ぶ複数の作物収穫部を装備するものでありながら、横幅を狭くできるトウモロコシ収穫機の収穫装置を提供する。
本発明によるトウモロコシ収穫機の収穫装置は、走行車体の前部に車体横方向に並んで位置する複数の作物収穫部を備え、
前記作物収穫部は、車体走行に伴って導入される作物の茎部の両横側に分かれて位置した状態で前後軸芯まわりに回転駆動されて、茎部に対して下方に向けて係止作用する左右一対の収穫ローラと、前記収穫ローラの上方に設けられ、茎部が下方へ引き込まれたときに、作物の収穫対象物に係止することで、収穫対象物を茎部から分離させる分離部と、前記分離部の上方に駆動可能に設けられ、茎部から分離した収穫対象物を前記収穫ローラの後方へ搬送する搬送部と、前記収穫ローラの後方において左右一対の前記収穫ローラ及び前記搬送部を駆動する駆動部と、前記搬送部の後方において収穫対象物を受け止める底板部と、を備え、
前記駆動部は、駆動ケースと、前記駆動ケースから車体横方向一方側に突出する入力軸と、前記入力軸と同一軸芯上に配置され、前記駆動ケースから車体横方向他方側に突出する出力軸とを備え、
隣り合う前記作物収穫部のうちの一方の作物収穫部における前記出力軸と、他方の作物収穫部における前記入力軸とを連動連結する接続部を備え、
前記接続部は、前記出力軸に固定されたスプロケットと、前記入力軸に固定されたスプロケットと、前記両スプロケットに亘って巻回されて、両スプロケットを一体回転させるチェーンとを備え
前記接続部の前下方を通過する状態で左右の側壁フレームに亘って設けられ、前記複数の作物収穫部が載置支持される横フレームが備えられ、
前記接続部を覆うカバーが備えられ、
前記カバーは、隣り合う前記作物収穫部の前記駆動ケース同士に亘る状態で、前記底板部の前端部から前記接続部の上方を通って前向きに前記接続部よりも前側まで延ばされ、かつ、前記接続部の前方を通って下向きに前記接続部よりも下側まで延ばされ、
前記カバーの前側部分は、前記横フレームとの間に隙間が形成される状態で前記スプロケットと前記横フレームとの間を通され、
前記前側部分の下部は、前記スプロケットの前下部の形状に添うように、後下方に向けて曲げられている
本構成によると、出力軸の駆動力が出力軸のスプロケットからチェーンを介して入力軸のスプロケットに伝達され、このスプロケットから入力軸に伝達されるので、入力軸と出力軸との間に、これらの軸芯に沿う方向における若干の位置ずれがあっても、スプロケットとチェーンとの間の融通によって吸収させつつ入力軸と出力軸とを連動連結できる。これに加え、入力軸と出力軸との間に連動軸を設けるのに比べ、入力軸と出力軸とを近付けて、隣り合う作物収穫部の駆動ケースどうしの間隔を狭くできる。
従って、複数の作物収穫部を車体横方向に並べて、複数条の植付条に位置するトウモロコシ植物体を収穫対象にできるものでありながら、複数の作物収穫部を横幅が狭いスペースに並べたコンパクトなトウモロコシ収穫機を得られる。
本構成によれば、土埃や葉屑などが接続部に前方から入り込んでスプロケット及びチェーンに付着することをカバーによって防止できる。
本構成によれば、葉屑やトウモロコシ房状体のひげなどが横フレームの後方に入り込むことがあっても、カバーが接続部と横フレームとの間に入り込んでいるので、葉屑などが接続部に入り込んでスプロケット及びチェーンに付着することをカバーによって防止できる。
本発明においては、前記チェーンは、前記両スプロケットの一方のスプロケットのみに巻回される第一チェーン部と、前記第一チェーン部と並列配置され、前記両スプロケットの他方のスプロケットのみに巻回される第二チェーン部とを一体的に備えていると好適である。
本構成によれば、一つのチェーンを一方のスプロケット及び他方のスプロケットに巻き回すものと比較して、チェーンのコマ1つ1つの幅が狭くなるため、コマに作用するせん断力等によりピンが損傷、摩耗することを防止できると共に、コマとスプロケットの隙間が小さくなり、スプロケットの歯がコマから外れにくくなる。
本発明においては、前記チェーンにおけるプレート同士を連結するピンが前記スプロケットの回転軸芯を中心として回転する際の回転軌跡と、前記スプロケットの歯の歯先の回転軌跡とが一致又は略一致していると好適である。
本構成によれば、スプロケットとチェーンとの咬み合い深さがあまり深くならず、両スプロケットの間にガタ付きが発生しても吸収させ易い。
本発明においては、前記スプロケットは、前記入力軸又は前記出力軸に外嵌されたボス部と、前記ボス部のうち、前記接続部によって当該スプロケットと連結されるスプロケットの側の端部における外周部に設けられたスプロケット本体とを備えていると好適である。
本構成によれば、両スプロケットのスプロケット本体どうしを寄せ合って入力軸と出力軸とを近付けつつ、ボス部の入力軸や出力軸の軸芯に沿う方向での長さを長くして、両スプロケットを入力軸や出力軸に安定的に支持できる。
本発明においては、複数の前記作物収穫部のうちの左右両端における一方の端に位置する作物収穫部の前記入力軸及び前記出力軸のうち、装置横幅方向外側に位置する軸は、左右の側壁フレームのうちの前記一方の側の側壁フレームを貫通しており、複数の前記作物収穫部のうちの左右両端における他方の端に位置する作物収穫部の前記入力軸及び前記出力軸のうち、装置横幅方向外側に位置する軸は、左右の側壁フレームのうちの前記他方の側の側壁フレームを貫通していると好適である。
本構成によれば、左右の側壁フレームを出力軸や入力軸が貫通しているので、出力軸や入力軸が側壁フレームより内側に引退するのに比べ、左右の側壁フレームの間隔を狭くして収穫装置をコンパトにすることができる。
本発明において、前記底板部の前角部に開口が形成されていると好適である。
別の本発明によるトウモロコシ収穫機の収穫装置は、走行車体の前部に車体横方向に並んで位置する複数の作物収穫部を備え、
前記作物収穫部は、車体走行に伴って導入される作物の茎部の両横側に分かれて位置した状態で前後軸芯まわりに回転駆動されて、茎部に対して下方に向けて係止作用する左右一対の収穫ローラと、前記収穫ローラの上方に設けられ、茎部が下方へ引き込まれたときに、作物の収穫対象物に係止することで、収穫対象物を茎部から分離させる分離部と、前記分離部の上方に駆動可能に設けられ、茎部から分離した収穫対象物を前記収穫ローラの後方へ搬送する搬送部と、を備え、
前記収穫ローラ及び前記搬送部の後方において、左右の側壁フレームに亘って設けられて、収穫対象物を受け止める底板部が備えられ、前記底板部の前角部に開口が形成されてい
本構成によれば、葉屑などがトウモロコシ房状体に混在して底板部に入り込んでも、葉屑などを開口から落下させることができ、葉屑などが底板部に滞留することを防止できる。
本発明においては、前記底板部の上面に、前記搬送部の搬送下手側端部の下方に位置する状態で、前記開口の外周部に沿って立ち上がり部が設けられ、上面視において、前記立ち上り部は、前記搬送部の搬送体の移動軌跡と重複すると好適である。
本構成によれば、底板部を補強するリブ機能、及び搬送体に付いた葉屑などを除去するスクレーパ機能を立ち上がり部に備えさせられる。つまり、立ち上り部を上記のように設けるという簡単な構造で、底板部を補強できると共に搬送体から葉屑などを除去できる。
本発明においては、前記立ち上がり部は、前記底板部の前端と前記側壁フレームとに亘る状態で設けられ、前記立ち上がり部の前部が、上面視において前記移動軌跡と重複しており、前記立ち上り部の後部は、前記前部よりも高く立ち上がっていると好適である。
本構成によれば、立ち上がり部の後部の立ち上がり部の高さによって立ち上がり部を側壁フレームに強固に連結して、立ち上がり部を側壁フレームによってしっかり支持させられるので、立ち上がり部による底板部の補強及び搬送体からの葉屑の取り除きを効果的にできる。
別の本発明によるトウモコシ収穫機の収穫装置は、走行車体の前部に車体横方向に並んで位置する複数の作物収穫部を備え、
前記作物収穫部は、車体走行に伴って導入される作物の茎部の両横側に分かれて位置した状態で前後軸芯まわりに回転駆動されて、茎部に対して下方に向けて係止作用する左右一対の収穫ローラと、前記収穫ローラの上方に設けられ、茎部が下方へ引き込まれたときに、作物の収穫対象物に係止することで、収穫対象物を茎部から分離させる分離部と、前記分離部の上方に駆動可能に設けられ、茎部から分離した収穫対象物を前記収穫ローラの後方へ搬送する搬送部と、を備え、
側壁フレームにおける前部に切欠き部が設けられ、側面視において、複数の前記作物収穫部のうちの横端に位置する作物収穫部の前記搬送部における搬送下手側端部が前記切欠き部に位置し、上面視において、前記搬送下手側端部と前記切欠き部とが重複してい
本構成によれば、搬送部の搬送体に葉屑などが付いていても、搬送体が切欠き部を通って、葉屑などが側壁フレームに詰まることを防止できるので、左右の側壁フレームの間隔を狭くして収穫装置をコンパクトにすることができる。
別の本発明によるトウモコシ収穫機の収穫装置は、走行車体の前部に車体横方向に並んで位置する複数の作物収穫部を備え、
前記作物収穫部は、車体走行に伴って導入される作物の茎部の両横側に分かれて位置した状態で前後軸芯まわりに回転駆動されて、茎部に対して下方に向けて係止作用する左右一対の収穫ローラと、前記収穫ローラの上方に設けられ、茎部が下方へ引き込まれたときに、作物の収穫対象物に係止することで、収穫対象物を茎部から分離させる分離部と、前記分離部の上方に駆動可能に設けられ、茎部から分離した収穫対象物を前記収穫ローラの後方へ搬送する搬送部と、を備え、
側壁フレームにおける前部に切欠き部が設けられ、側面視において、複数の前記作物収穫部のうちの横端に位置する作物収穫部の前記搬送部における搬送下手側端部が前記切欠き部に位置し、上面視において、前記搬送下手側端部と前記切欠き部とが隣り合ってい
本構成によれば、搬送部の搬送体に葉屑などが付いていても、搬送体が切欠き部の内側を通って、葉屑などが側壁フレームに詰まることを防止できるので、左右の側壁フレームの間隔を狭くして収穫装置をコンパクトにすることができる。
トウモロコシ収穫機の全体を示す左側面図である。 トウモロコシ収穫機の全体を示す平面図である。 収穫装置を示す平面図である。 収穫装置フレーム及び作物収穫部を示す平面図である。 収穫装置フレームを示す斜視図である。 作物収穫部の後部を示す平面図である。 作物収穫部の縦断正面図である。 接続部を示す側面図である。 接続部を示す縦断正面図である。 接続部を示す縦断側面図である。 収穫装置の右端側の後部を示す平面図である。 収穫装置の左端側の後部を示す平面図である。 側壁フレームを示す側面図である。 別の実施構造を備えた収穫装置の後部を示す平面図である。
以下、本発明に係るトウモロコシ収穫機の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、トウモロコシ収穫機の全体を示す左側面図である。図2は、トウモロコシ収穫機の全体を示す平面図である。図1及び図2に示す[F]の方向が走行車体の前側、[B]の方向が走行車体の後側、[L]の方向が走行車体の左側、[R]の方向が走行車体の右側と定義する。
図1,2に示すように、トウモロコシ収穫機は、車体フレーム1の下部に左右一対の前車輪2及び左右一対の後車輪3が装備された走行車体を備えている。走行車体の前部に搭乗型の運転部4が設けられている。運転部4には、搭乗空間を覆うキャビン4aが備えられている。走行車体の前車輪2と後車輪3との間にエンジン5が設けられている。走行車体は、エンジン5からの駆動力が走行ミッション6に伝達されて前車輪2が駆動されることによって自走する。走行車体の前部に収穫装置20が上下揺動可能に連結されている。
収穫装置20は、地面近くに位置した状態の下降作業状態と、下降作業状態から上昇した状態の上昇非作業状態とに亘って昇降シリンダ7によって昇降操作される。走行車体の後部に皮剥き装置8、揺動選別装置9、回収容器10及び回収タンク11が設けられている。収穫装置20の後部と皮剥き装置8の上部とに亘ってフィーダ12が設けられている。
前車輪2と後車輪3との間に残稈処理装置13が設けられている。
トウモロコシ収穫機では、収穫装置20を下降作業状態にして走行車体を走行させることにより、トウモロコシ房状体の収穫作業をできる。すなわち、植立状態のトウモロコシ植物体が収穫装置20に導入され、収穫装置20において、トウモロコシ植物体からトウモロコシ房状体(トウモロコシの種子粒が棒状に連なって房状になり、かつ包葉によって包まれているもの)が収穫される。収穫されたトウモロコシ房状体がフィーダ12によって走行車体の後方上方に搬送されて皮剥き装置8に供給され、皮剥き装置8において、トウモロコシ房状体の包葉が剥き取られる。包葉の剥き取り処理を終えたトウモロコシ房状体が皮剥き装置8から車体後方向きに排出され、回収タンク11に回収されて貯留される。皮剥き装置8で剥き取られた包葉、及び包葉の剥き取りに伴ってトウモロコシ房状体からはずれたトウモロコシ粒(種子粒)が皮剥き装置8から揺動選別装置9に落下し、揺動選別装置9によってトウモロコシ粒が包葉などから選別される。選別されたトウモロコシ粒は、揺動選別装置9から回収容器10に落下して回収される。揺動選別装置9でトウモロコシ粒と選別された包葉などは、揺動選別装置9の前端から排出される。排出された包葉などは、落下ガイド14(図1参照)による案内を受けて残稈処理装置13の前方に落下する。落下した包葉などは、収穫装置20によってトウモロコシ房状体が収穫されて圃場に植立状態で残ったトウモロコシ植物体の稈身などと共に残稈処理装置13に入り込んで細断処理される。
収穫装置20について詳述する。
収穫装置20は、図1,2,3に示すように、走行車体の前部に上下揺動可能に支持された収穫装置フレーム21を備えている。収穫装置フレーム21に、車体横方向に並ぶ四つの作物収穫部30、及び一つの横送りオーガ15が設けられている。本実施例では、四つの作物収穫部30が設けられているが、四つに限らず、三つや五つなど、いくつの作物収穫部30を設けてもよい。
図1,2,3に示すように、収穫装置20には、二つのサイド収穫部カバー16及び三つのセンタ収穫部カバー17が設けられている。サイド収穫部カバー16は、横端の作物収穫部30の車体横外側の半分の部分の上方を覆っている。センタ収穫部カバー17は、隣り合う作物収穫部30の車体横方向における半分ずつの部分の上方を覆っている。
収穫装置フレーム21は、図3,4,5に示すように、左右一対の縦板状の側壁フレーム22と、後壁フレーム24と、横フレーム25と、左右一対の連結フレーム26とを備えている。横フレーム25は、左右の側壁フレーム22の前部分に亘って設けられている。横フレーム25と左右の側壁フレーム22とは、連結されている。左右の連結フレーム26は、後壁フレーム24から後方向きに延出されている。後壁フレーム24の車体横方向における中央部に排出口27が形成されている。横フレーム25の後方において、左右の側壁フレーム22に亘って底板部23が設けられている。底板部23と左右の側壁フレーム22とは、連結されている。底板部23の後端部と後壁フレーム24の下端部とに亘って搬送底板部29が設けられている。
左右の連結フレーム26の延出端部が車体フレーム1の支柱フレーム部1a(図1参照)に支軸28を介して支持されている。収穫装置フレーム21が支軸28の車体横方向に延びる軸芯を揺動中心にして走行車体に対して上下揺動する。
図4に示すように、各作物収穫部30は、収穫部フレーム31を備えている。収穫部フレーム31に、左右一対の収穫ローラ32、分離部33、搬送部34及び駆動部35が支持されている。
収穫部フレーム31は、図4,6に示すように、左右一対の車体前後方向に延びるメインフレーム31aと、取付けフレーム31bとを備えている。取付けフレーム31bは、左右のメインフレーム31aの後端部に亘って連結されている。収穫部フレーム31は、図7,8に示す如く取付けフレーム31bが横フレーム25に載置して支持されていることで、横フレーム25に支持されている。つまり、各作物収穫部30は、収穫部フレーム31の後部分で横フレーム25に載置支持されている。各作物収穫部30は、一つの植付条のトウモロコシ植物体からトウモロコシ房状体を収穫するのに必要な左右の収穫ローラ32、分離部33、搬送部34及び駆動部35を纏めて収穫部フレーム31に装備されたユニット構造になっている。
図4,6,8に示すように、駆動部35は、左右の収穫ローラ32の後方に位置している。駆動部35には、駆動ケース35aが備えられている。駆動ケース35aは、左右一対のブラケット31cを介して取付けフレーム31bに支持されていることで、収穫部フレーム31に支持されている。左右のブラケット31cは、取付けフレーム31bから後方向きに延出されている。
左右の収穫ローラ32の後端側は、駆動ケース35aに回転駆動可能に支持されている。具体的には、駆動ケース35aから左右一対のローラ駆動軸が前方向きに突出する状態で備えられている。収穫ローラ32の後端部がローラ駆動軸に相対回転不能に支持されている。左右の収穫ローラ32の前端側は、支持部36(図4,7参照)に回転可能に支持されている。支持部36は、メインフレーム31aの前部に備えられている。左右の収穫ローラ32は、車体前後方向に延びる軸芯X(前後軸芯)を回転中心にして駆動ケース35aによって回転駆動される。図7に示すように、車体前方から見て、左の収穫ローラ32は、時計回りと同じ回転方向Aに回転駆動され、右の収穫ローラ32は、時計回りと反対の回転方向Bに回転駆動される。左右の収穫ローラ32は、収穫ローラ32間に導入されたトウモロコシ植物体の茎部に対して下方に向けて係止作用することで、茎部を引き下げ操作する。
図7に示すように、分離部33は、収穫ローラ32の上方に設けられ、茎部が収穫ローラ32によって下方へ引き込まれたとき、茎部に付いているトウモロコシ房状体を茎部から分離させる。具体的には、分離部33には、左右の収穫ローラ32の上方に分かれて位置する左右一対の分離板33aが備えられている。左右の分離板33aは、収穫ローラ32の長手方向に沿った状態でメインフレーム31aに支持されている。左右の収穫ローラ32の間に導入された茎部は、左右の分離板33aの間に位置する。左右の分離板33aは、茎部が収穫ローラ32によって下方へ引き込まれても、茎部に付いているトウモロコシ房状体を茎部に付いて下方へ引き込まれないように下方から受け支持することにより、トウモロコシ房状体を茎部から分離させる。
搬送部34は、図7,8に示すように、分離部33の上方に設けられ、茎部から分離したトウモロコシ房状体を後方に搬送する。具体的には、搬送部34には、左右一対の無端型の搬送チェーン34aが備えられている。左右の搬送チェーン34aは、左右の収穫ローラ32の間に導入された茎部が左右の搬送チェーン34aの間に位置する状態で搬送始端側のスプロケット37(図4参照)と、搬送終端側のスプロケット38とに巻回されている。搬送始端側のスプロケット37は、メインフレーム31aの前端部に回転可能に支持されている。搬送終端側のスプロケット38は、駆動ケース35aに回転駆動可能に支持されている。左右の搬送チェーン34aは、駆動ケース35aによって駆動されて、アーム型の搬送体34b(図7参照)を分離板33aの上に位置するトウモロコシ房状体に係止作用させることで、トウモロコシ房状体を分離部33及び収穫ローラ32の後方へ搬送する。
横送りオーガ15は、図4、13に示すように、底板部23の上方に配置され、左右の側壁フレーム22に駆動回転可能に支持されている。横送りオーガ15の軸芯方向における中央部に掻送り羽根15aが一体回転可能に取付けられている。
収穫装置20を下降作業状態にして走行車体を走行させることにより、四条の植付条の植立状態のトウモロコシ植物体が、走行車体の走行と、車体横方向に並ぶデバイダ18(図2,3参照)による案内とによって四つの作物収穫部30に分かれて導入される。デバイダ18は、サイド収穫部カバー16やセンタ収穫部カバー17の前端部に支持されている。各作物収穫部30において、トウモロコシ植物体の茎部が左右の収穫ローラ32の間、左右の分離板33aの間、左右の搬送チェーン34aの間に導入され、茎部の両横側に分れて位置する左右の収穫ローラ32によって茎部が下方へ引き込まれる。茎部が下方へ引き込まれたとき、茎部に付いているトウモロコシ房状体が、分離部33の分離板33aによって下方から受け止め支持されて分離操作され、茎部から分離する。茎部から分離したトウモロコシ房状体は、搬送部34の左右の搬送チェーン34aによって分離板33aの上を後方へ搬送され、搬送部34及び収穫ローラ32の後方に落下して底板部23に受け止められ、底板部23から搬送底板部29へ流動する。搬送底板部29に流動したトウモロコシ房状体は、横送りオーガ15によって搬送底板部29の中央部へ搬送され、この中央部から掻送り羽根15a(図3,4参照)によって後方へ排出され、排出口27を介してフィーダ12に供給される。トウモロコシ房状体が分離した茎部は、横フレーム25及び底板部23の下方を通って収穫装置20の後方へ出る。
各作物収穫部30において、図4,6に示すように、駆動部35には、駆動ケース35aから車体右横方向側に突出した入力軸41と、駆動ケース35aから車体左横方向側に突出した出力軸42とが備えられている。入力軸41と出力軸42とは、同一軸芯上に配置されている。入力軸41と出力軸42とは、駆動ケース35aの内部で、収穫ローラ32に出力するギヤ(図示せず)によって連動連結されている。本実施例では、入力軸41と出力軸42とは、別々の軸に構成されているが、一本の軸部材によって構成してもよい。
図4,6に示すように、隣り合う作物収穫部30どうしの間において、一方の作物収穫部30の入力軸41と、他方の作物収穫部30の出力軸42とに亘って接続部43が設けられている。入力軸41と出力軸42とが接続部43によって連動連結されている。図4に示すように、右端の作物収穫部30の入力軸41と、収穫装置20の収穫入力軸44とが連動機構45によって連動連結されている。本実施例では、連動機構45は、チェーンによって構成されている。連動機構45は、チェーンに限らず、ベルト、回転軸などによって構成してもよい。エンジン5から収穫入力軸44に入力された駆動力が連動機構45によって右端の作物収穫部30の入力軸41に伝達され、この入力軸41から四つ駆動ケース35aに伝達されて、四つの作物収穫部30の収穫ローラ32、及び搬送部34の搬送チェーン34aが駆動される。
各接続部43は、図4,6,9に示すように、一対のスプロケット46,47と、一つのチェーン48とを備えている。具体的には、一方のスプロケット46は、入力軸41に固定され、他方のスプロケット47は、出力軸42に固定されている。チェーン48は、両スプロケット46,47に亘って巻回されて、両スプロケット46,47を一体回転可能に連動連結している。入力軸41と出力軸42との間に入力軸41及び出力軸42の軸芯に沿う方向における若干の位置ずれがあっても、スプロケット46,47とチェーン48との間の融通によって吸収しつつ、出力軸42と入力軸41とを連動連結できる。出力軸42と入力軸41との間に出力軸42及び入力軸41と同一軸芯の連動軸を設けるよりも近付き合う状態で出力軸42と入力軸41と配置できる。
両スプロケット46,47とチェーン48とは、チェーン48のピン48pがスプロケット46,47の回転軸芯Yを中心として回転する際、ピン48pの回転軌跡と、スプロケット46,47の歯の歯先46t,47tの回転軌跡HTとが一致する状態で咬み合っている。チェーン48のピン48pとは、チェーン48におけるプレート同士を連結しているピンである。スプロケット46,47とチェーン48との咬み合いがあまり深くならず、両スプロケット46,47の間にガタ付きが発生しても吸収させ易い。
ピン48pの回転軌跡と、歯先46t,47tの回転軌跡HTとが一致する状態とは、図10に示す如く回転軸芯Yから歯先46t,47tまでの距離が回転軸芯Yからピン48pの軸芯48cまでの距離と同じで、ピン48pの軸芯48cの回転軌跡PTと歯先46t,47tの回転軌跡HTとが位置する状態、及び、回転軸芯Yから歯先46t,47tまでの距離が回転軸芯Yからピン48pの軸芯48cまでの距離よりも長く、ピン48pの外周縁のうちの回転軸芯Y及び軸芯48cを通る直線上に位置する部位48d(図10参照)から軸芯48cまでのピン領域における全てのピン部分の回転軌跡と、歯先46t,47tの回転軌跡HTとが一致する状態である。
このように、ピン48pの回転軌跡と歯先46t,47tの回転軌跡HTとが一致する状態でスプロケット46,47とチェーン48とが咬み合う構成を採用するに限らず、ピン48pの回転軌跡と歯先46t,47tの回転軌跡HTとが略一致する状態、すなわち、回転軸芯Yから歯先46t,47tまでの距離が回転軸芯Yからピン48pの前記部位48dまでの距離よりも少し長く、歯先46t,47tの回転軌跡HTがピン48pに対してスプロケット46,47の半径方向外側に少し外れて位置する状態で、スプロケット46,47とチェーン48とが咬み合う構成を採用してもよい。つまり、両スプロケット46,47の間にガタ付きが発生しても吸収し易い咬み合い深さでスプロケット46,47とチェーン48とが咬み合うものであればよい。
チェーン48は、図9に示すように、一方のスプロケット46のみに巻回される第一チェーン部48Aと、他方のスプロケット47のみに巻回される第二チェーン部48Bとを並列配置された状態で備えている。第一チェーン部48Aと、第二チェーン部48Bとは、ピン48pによって一体的に回動する状態で連結されている。チェーン48は、いわゆる二列ローラチェーンよって構成され、一方のスプロケット46のみに巻回されるローラの列と、他方のスプロケット47のみに巻回されるローラの列と、チェーン48の中央及び左右外側に位置するプレートとを備えている。両スプロケット46,47は、回転方向に位置ずれしない状態でチェーン48によってしっかり連結される。すなわち、一つのチェーンを一方のスプロケット46及び他方のスプロケット47に巻き回すものと比較して、チェーンのコマ1つ1つの幅が狭くなるため、コマに作用するせん断力等によりピン48pが損傷、摩耗することを防止できる。また、コマとスプロケット46,47の隙間が小さくなり、スプロケット46,47の歯がコマから外れにくくなる。
両スプロケット46,47には、ボス部46b,47bとスプロケット本体46s,47sとが備えられている。ボス部46b,47bは、入力軸41又は出力軸42に外嵌されている。ボス部46bと入力軸41とは、キーを介しての係合によって相対回転不能に連結している。ボス部47bと出力軸42とは、キーを介しての係合によって相対回転不能に連結している。スプロケット本体46s,47sは、ボス部46b,47bのうち、当該スプロケット本体46s,47sを備えるスプロケット46,47が接続部43によって連結されるスプロケット47,46の側の端部における外周部に設けられている。スプロケット本体46s、47sとボス部46b,47bとは、一体回転可能に連結されている。両スプロケット本体46s,47sどうしを寄せ合って出力軸42と入力軸41とを近付けつつ、ボス部46b,47bの入力軸41又は出力軸42の軸芯に沿う方向における長さを長くして、スプロケット46,47を入力軸41又は出力軸42に安定的に支持できる。
図4,5,11に示すように、右の側壁フレーム22に貫通孔22aが設けられ、右端の作物収穫部30の入力軸41が右の側壁フレーム22を貫通している。図4,5,12に示すように、左の側壁フレーム22に貫通孔22aが設けられ、左端の作物収穫部30の出力軸42が左の側壁フレーム22を貫通している。右端の入力軸41及び左端の出力軸42が側壁フレーム22よりも内側に引退するのに比べ、左右の側壁フレーム22の間隔を狭くできる。各作物収穫部30は、ユニット構造に構成されているので、入力軸41及び出力軸42が横側から突出した駆動ケース35aを備えている。これにより、連動機構45が位置する側と反対側の横端に位置する作物収穫部30における駆動ケース35aから出力軸42が突出している。これにもかかわらず、横端の入力軸41及び出力軸42が側壁フレーム22を貫通していることで、左右の側壁フレーム22の間隔を狭くできる。
図4,6,8に示すように、各接続部43の前方がカバー50によって覆われている。
カバー50は、支持板51から下向きに延出されている。葉屑やトウモロコシ房状体のひげなどが搬送チェーン34aの戻り経路を移動する搬送体34bに巻き込まれるなどによって、接続部43に向かうことがあっても、接続部43へ入り込むことをカバー50によって防止でき、葉屑やひげなどがスプロケット46,47及びチェーン48に巻き付くことを防止できる。
図8に示すように、接続部43の前下方を横フレーム25が車体横方向に通過している。カバー50の下端側部50aが接続部43と横フレーム25との間に入り込んでいる。
葉屑、ひげなどが横フレーム25の後方に入り込んでも、スプロケット46,47及びチェーン48に巻き付くことを、接続部43と横フレーム25との間へのカバー50の入り込みによって効果的に防止できる。
支持板51は、接続部43の上方に配置され、隣り合う駆動ケース35aに亘って支持されている。接続部43の上方が支持板51によって覆われ、葉屑やひげなどが接続部43に上方から入り込むことをカバーの一部としての支持板51によって防止できる。支持板51の後部から左右一対の支持アーム52が上方向きに延出されている。左右の支持アーム52は、支軸53を介し、センタ収穫部カバー17の後端側を支持するよう構成されている。
底板部23の両横端側において、図4,11,12に示すように、底板部23の前角部に開口55が形成されている。底板部23にトウモロコシ房状体と共に入り込んだ葉屑などの塵埃を開口55によって落下させて外部へ排出できる。
図11,12,13に示すように、底板部23の上面に開口55の外周部に沿って立ち上がり部56が設けられている。立ち上がり部56のリブ機能によって底板部23を補強できる。立ち上がり部56は、横端の作物収穫部30の搬送部34における横外側の搬送チェーン34aの搬送下手側端部の下方に位置している。上面視において、立ち上がり部56と、これの上方に搬送下手側端部が位置する搬送チェーン34aの搬送体34bの移動軌跡34Tとが重複している。搬送体34bに葉屑などが付いていると、立ち上がり部56のスクレーパ機能によって除去できる。
図11,12に示すように、立ち上がり部56は、底板部23の前端23tと、側壁フレーム22とに亘る状態で設けられている。立ち上がり部56の後端側は、側壁フレーム22に連結されている。具体的には、立ち上がり部56の後端側は、側壁フレーム22のうちの上端側の折曲げ端部から外れた縦壁部に連結されている。立ち上がり部56の前部56fが、上面視において搬送体34bの移動軌跡34Tと重複し、立ち上がり部56の後部56rが前部56fよりも高く立ち上がっている。側壁フレーム22に連結している後部56rの立ち上がり高さが高いことにより、立ち上がり部56を側壁フレーム22に強固に連結でき、立ち上がり部56を側壁フレーム22によってしっかり支持させられる。
左右の側壁フレーム22において、図11,12,13に示すように、側壁フレーム22における前部22fに切欠き部57が設けられている。側面視において、横端に位置する作物収穫部30の搬送部34における横外側の搬送チェーン34aの搬送下手側端部が切欠き部57に位置する。上面視において、横端に位置する作物収穫部30の搬送部34における横外側の搬送チェーン34aの搬送下手側端部と切欠き部57とが重複している。搬送体34bに葉屑などが付いていても、搬送体34bが切欠き部57を通って、葉屑などが側壁フレーム22に詰まることを防止できるので、左右の側壁フレーム22の間隔を狭くできる。
〔別実施形態〕
(1)図14は、別の実施構造を備える収穫装置20の横側部を示す平面図である。別の実施構造を備える収穫装置20では、側面視において、横端に位置する作物収穫部30の搬送部34における横外側の搬送チェーン34aの搬送下手側端部が側壁フレーム22の切欠き部57に位置し、上面視において、横端に位置する作物収穫部30の搬送部34における横外側の搬送チェーン34aの搬送下手側端部と切欠き部57とが隣り合っている。搬送体34bに葉屑などが付いていても、搬送体34bが切欠き部57の内側を通って、葉屑などが側壁フレーム22に詰まることを防止できるので、左右の側壁フレーム22の間隔を狭くできる。
(2)上記した実施例では、右端の作物収穫部30の駆動ケース35aに収穫入力軸44から入力するよう構成されているが、この構造に限らず、次の如く構成してもよい。すなわち、各駆動ケース35aから入力軸41を車体左横方向側に突出させ、各駆動ケース35aから出力軸42を車体右横方向側に突出させ、左端の作物収穫部30の駆動ケース35aに駆動力を入力し、左端の作物収穫部30の駆動ケース35aから他の作物収穫部30の駆動ケース35aに駆動力を伝達するよう構成してもよい。また、左右両横端の駆動ケース35aに駆動力を入力し、左端の駆動ケース35aからこれに隣り合う駆動ケース35aに駆動力を伝達し、右端の駆動ケース35aからこれに隣り合う駆動ケース35aに駆動力を伝達するように構成してもよい。
(3)上記した実施例では、第一チェーン部48Aと第二チェーン部48Bとを一体的に備えたチェーン48を採用した例を示したが、両スプロケット46,47に跨って巻回される単独のチェーン、いわゆる単列ローラチェーンを採用してもよい。
(4)上記した実施例では、カバー50を設けた例を示したが、カバー50を設けずに実施してもよい。
(5)上記した実施例では、カバー50が接続部43と横フレーム25との間に入り込む例を示したが、この入り込みを設けずに実施してもよい。
(6)上記した実施例では、開口55を設けた例を示したが、開口55を設けずに実施してもよい。
(7)上記した実施例では、立ち上がり部56を設けた例を示したが、立ち上がり部56を設けずに実施してもよい。
(8)上記した実施例では、立ち上がり部56の後部56rが前部56fよりも高く立ち上がる例を示したが、前部56f及び後部56rの立ち上がり高さを同じにしてもよい。
本発明は、前車輪及び後車輪に代えて、クローラ走行装置を備えるとか、前車輪及び後車輪の一方に代えてミニクローラ走行装置を備えたトウモロコシ収穫機の収穫装置に適用できる。
22 側壁フレーム
23 底板部
23t 前端
30 作物収穫部
32 収穫ローラ
33 分離部
34 搬送部
34T 移動軌跡
35 駆動部
35a 駆動ケース
41 入力軸
42 出力軸
43 接続部
46 スプロケット
46b ボス部
46s スプロケット本体
47 スプロケット
47b ボス部
47s スプロケット本体
48 チェーン
50 カバー
51 カバー(支持板)
55 開口
56 立ち上がり部
56f 前部
56r 後部
57 切欠き部
HT 回転軌跡
X 軸芯
Y 軸芯

Claims (11)

  1. 走行車体の前部に車体横方向に並んで位置する複数の作物収穫部を備え、
    前記作物収穫部は、車体走行に伴って導入される作物の茎部の両横側に分かれて位置した状態で前後軸芯まわりに回転駆動されて、茎部に対して下方に向けて係止作用する左右一対の収穫ローラと、前記収穫ローラの上方に設けられ、茎部が下方へ引き込まれたときに、作物の収穫対象物に係止することで、収穫対象物を茎部から分離させる分離部と、前記分離部の上方に駆動可能に設けられ、茎部から分離した収穫対象物を前記収穫ローラの後方へ搬送する搬送部と、前記収穫ローラの後方において左右一対の前記収穫ローラ及び前記搬送部を駆動する駆動部と、前記搬送部の後方において収穫対象物を受け止める底板部と、を備え、
    前記駆動部は、駆動ケースと、前記駆動ケースから車体横方向一方側に突出する入力軸と、前記入力軸と同一軸芯上に配置され、前記駆動ケースから車体横方向他方側に突出する出力軸とを備え、
    隣り合う前記作物収穫部のうちの一方の作物収穫部における前記出力軸と、他方の作物収穫部における前記入力軸とを連動連結する接続部を備え、
    前記接続部は、前記出力軸に固定されたスプロケットと、前記入力軸に固定されたスプロケットと、前記両スプロケットに亘って巻回されて、両スプロケットを一体回転させるチェーンとを備え
    前記接続部の前下方を通過する状態で左右の側壁フレームに亘って設けられ、前記複数の作物収穫部が載置支持される横フレームが備えられ、
    前記接続部を覆うカバーが備えられ、
    前記カバーは、隣り合う前記作物収穫部の前記駆動ケース同士に亘る状態で、前記底板部の前端部から前記接続部の上方を通って前向きに前記接続部よりも前側まで延ばされ、かつ、前記接続部の前方を通って下向きに前記接続部よりも下側まで延ばされ、
    前記カバーの前側部分は、前記横フレームとの間に隙間が形成される状態で前記スプロケットと前記横フレームとの間を通され、
    前記前側部分の下部は、前記スプロケットの前下部の形状に添うように、後下方に向けて曲げられているトウモロコシ収穫機の収穫装置。
  2. 前記チェーンは、前記両スプロケットの一方のスプロケットのみに巻回される第一チェーン部と、前記第一チェーン部と並列配置され、前記両スプロケットの他方のスプロケットのみに巻回される第二チェーン部とを一体的に備えている請求項1に記載のトウモロコシ収穫機の収穫装置。
  3. 前記チェーンにおけるプレート同士を連結するピンが前記スプロケットの回転軸芯を中心として回転する際の回転軌跡と、前記スプロケットの歯の歯先の回転軌跡とが一致又は略一致している請求項1又は2に記載のトウモロコシ収穫機の収穫装置。
  4. 前記スプロケットは、前記入力軸又は前記出力軸に外嵌されたボス部と、前記ボス部のうち、前記接続部によって当該スプロケットと連結されるスプロケットの側の端部における外周部に設けられたスプロケット本体とを備えている請求項1〜3のいずれか一項に記載のトウモロコシ収穫機の収穫装置。
  5. 複数の前記作物収穫部のうちの左右両端における一方の端に位置する作物収穫部の前記入力軸及び前記出力軸のうち、装置横幅方向外側に位置する軸は、左右の側壁フレームのうちの前記一方の側の側壁フレームを貫通しており、
    複数の前記作物収穫部のうちの左右両端における他方の端に位置する作物収穫部の前記入力軸及び前記出力軸のうち、装置横幅方向外側に位置する軸は、左右の側壁フレームのうちの前記他方の側の側壁フレームを貫通している請求項1〜のいずれか一項に記載のトウモロコシ収穫機の収穫装置。
  6. 記底板部の前角部に開口が形成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載のトウモロコシ収穫機の収穫装置。
  7. 走行車体の前部に車体横方向に並んで位置する複数の作物収穫部を備え、
    前記作物収穫部は、車体走行に伴って導入される作物の茎部の両横側に分かれて位置した状態で前後軸芯まわりに回転駆動されて、茎部に対して下方に向けて係止作用する左右一対の収穫ローラと、前記収穫ローラの上方に設けられ、茎部が下方へ引き込まれたときに、作物の収穫対象物に係止することで、収穫対象物を茎部から分離させる分離部と、前記分離部の上方に駆動可能に設けられ、茎部から分離した収穫対象物を前記収穫ローラの後方へ搬送する搬送部と、を備え、
    前記収穫ローラ及び前記搬送部の後方において、左右の側壁フレームに亘って設けられて、収穫対象物を受け止める底板部が備えられ、
    前記底板部の前角部に開口が形成されているトウモロコシ収穫機の収穫装置。
  8. 前記底板部の上面に、前記搬送部の搬送下手側端部の下方に位置する状態で、前記開口の外周部に沿って立ち上がり部が設けられ、
    上面視において、前記立ち上り部は、前記搬送部の搬送体の移動軌跡と重複する請求項又はに記載のトウモロコシ収穫機の収穫装置。
  9. 前記立ち上がり部は、前記底板部の前端と前記側壁フレームとに亘る状態で設けられ、
    前記立ち上がり部の前部が、上面視において前記移動軌跡と重複しており、
    前記立ち上り部の後部は、前記前部よりも高く立ち上がっている請求項に記載のトウモロコシ収穫機の収穫装置。
  10. 走行車体の前部に車体横方向に並んで位置する複数の作物収穫部を備え、
    前記作物収穫部は、車体走行に伴って導入される作物の茎部の両横側に分かれて位置した状態で前後軸芯まわりに回転駆動されて、茎部に対して下方に向けて係止作用する左右一対の収穫ローラと、前記収穫ローラの上方に設けられ、茎部が下方へ引き込まれたときに、作物の収穫対象物に係止することで、収穫対象物を茎部から分離させる分離部と、前記分離部の上方に駆動可能に設けられ、茎部から分離した収穫対象物を前記収穫ローラの後方へ搬送する搬送部と、を備え、
    側壁フレームにおける前部に切欠き部が設けられ、
    側面視において、複数の前記作物収穫部のうちの横端に位置する作物収穫部の前記搬送部における搬送下手側端部が前記切欠き部に位置し、
    上面視において、前記搬送下手側端部と前記切欠き部とが重複しているトウモロコシ収穫機の収穫装置。
  11. 走行車体の前部に車体横方向に並んで位置する複数の作物収穫部を備え、
    前記作物収穫部は、車体走行に伴って導入される作物の茎部の両横側に分かれて位置した状態で前後軸芯まわりに回転駆動されて、茎部に対して下方に向けて係止作用する左右一対の収穫ローラと、前記収穫ローラの上方に設けられ、茎部が下方へ引き込まれたときに、作物の収穫対象物に係止することで、収穫対象物を茎部から分離させる分離部と、前記分離部の上方に駆動可能に設けられ、茎部から分離した収穫対象物を前記収穫ローラの後方へ搬送する搬送部と、を備え、
    側壁フレームにおける前部に切欠き部が設けられ、
    側面視において、複数の前記作物収穫部のうちの横端に位置する作物収穫部の前記搬送部における搬送下手側端部が前記切欠き部に位置し、
    上面視において、前記搬送下手側端部と前記切欠き部とが隣り合っているトウモロコシ収穫機の収穫装置。
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