JP6535889B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、水槽内に配設された回転ドラムが回転駆動されることにより、回転ドラム内に投入された洗濯物を洗浄する洗濯機に関する。
従来から提案されている洗濯機について、図9および図10を用いて説明する。図9は、従来の洗濯機の縦断面図である(例えば、特許文献1参照)。図9に示されるように、前方に衣類投入口125を有する回転ドラム105と、回転ドラム105を収容する水槽103とが、水平方向から上向き方向に角度θ傾斜して洗濯機筐体102内に配設されている。水槽103は、洗濯および脱水運転における回転ドラム105の回転によって上下左右に揺動する。このため、水槽103は、洗濯機筐体102内に揺動自在に防振支持されている。洗濯機筐体102と水槽103とは、筐体開口部107と水槽開口部114との間において防振ゴム112にて連結されている。筐体開口部107を開閉自在に覆う扉体108は、扉閉時に防振ゴム112と当接して水槽103内部を封止するように構成されている。
また、洗濯機の運転時には回転ドラム105は回転し、特に脱水運転時は高速回転する。このため、衣類投入口125と水槽開口部114との間には環状の隙間が設けられている。洗濯機の運転中に回転ドラム105の内部を洗濯物113の衣類が動くことにより、この隙間に衣類が進入して衣類が噛み込まれることがある。衣類が噛み込まれると、水槽103と衣類との摩擦熱により水槽103や衣類が損傷することがある。
これを防ぐため、回転ドラム105の衣類投入口125と対向する水槽開口部114の前端部に金属材料で構成された環状覆い部材111が設けられている。このように、水槽開口部114が金属材料で覆われているため、隙間に噛み込まれた衣類は、水槽103や防振ゴム112などの樹脂材料と擦れることがない。したがって、衣類が破れることを防止できる。また、水槽103や防振ゴム112の磨耗や損傷を防止できる。また、金属は熱伝導率が高いため、衣類との擦れにより発生した摩擦熱の拡散が早く、衣類が熱により溶けたり破れたりすることを防止できる。
また、図10は、他の従来の洗濯機の要部縦断面模式図である(例えば、特許文献2参照)。図10に示されるように、外箱201内に円筒の回転ドラム型の洗濯槽202が配設され、洗濯槽202の前面に衣類の出し入れ口が設けられている。出し入れ口の前方に形成される外箱201の開口部周縁に環状の密着部材203が設けられ、密着部材203の前方の開口を開閉扉204で塞ぐように構成されている。そして、出し入れ口の下側かつ開閉扉204の内側に、衣類戻し板206が洗濯槽202の内方に向け下方に傾斜して突設されている。衣類戻し板206は、舌片状の本体206aと開閉扉204への取付片206bとで略逆V字形に形成されている。
洗濯時に洗濯槽202内の衣類に回転力が加わって、衣類が洗濯槽202の開口縁から開閉扉204の方向に飛び出そうとする。すると、衣類は衣類戻し板206の本体206aに衝突して、遠心力により本体206aの傾斜面にそって上昇移動する。更に洗濯槽が回転を続けると衣類は、洗濯槽202の内方に押し戻される。これにより、運転中に衣類が開閉扉204と洗濯槽202との間に挟まれることもなく、洗い、すすぎ、脱水が不十分になることがない。
しかしながら、特許文献1に記載された従来の洗濯機は、水槽開口部に設けられた覆い部材と回転ドラムの開口部との間には依然として隙間が存在する。このため、衣類の隙間への進入を完全には防止できない可能性がある。そして、隙間に衣類が進入したまま運転を続けると、衣類がさらに噛み込まれ回転ドラムの回転が阻害される。これにより、洗濯機筐体が大きく振動したり、異常運転として強制終了に至る可能性がある。また、遠心力により衣類が隙間の奥方向まで噛み込まれることにより、衣類が取り出せなくなったり、水槽側面との擦れにより損傷したりするといった課題があった。
また、特許文献2に記載された従来の洗濯機は、回転ドラムを内包する水槽自体が揺動するが、外箱に設けられている開閉扉や衣類戻し板は水槽のようには揺動しない。このため、水槽と衣類戻し板との間には大きな隙間を設ける必要がある。従って、衣類の飛び出しや、水槽と衣類戻し板との間への噛み込みといった問題を確実に防止することはできない可能性がある。
特開2008−054813号公報 特開2007−202741号公報
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、水槽開口部と回転ドラム開口部との間の隙間へ進入した衣類の噛み込みを抑制する。そして、衣類の上記隙間への進入が発生してもすぐに衣類を押し出すことにより、衣類の損傷を防止する。さらに、噛み込まれた衣類によって回転ドラムの回転が不安定になることを防止することにより、洗濯運転時における異常な振動を防止して安定して運転できる洗濯機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明に係る洗濯機は、筐体と、筐体の前方から後方に向かって水平または下方向に傾斜した回転中心軸を有し、前方に回転ドラム開口部を備えた回転ドラムと、回転ドラムを両方向に回転自在に収容し、回転ドラム開口部と回転中心軸に沿って対向する位置に水槽開口部を備えた水槽とを備えている。さらに、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程を含むなどの洗濯運転を実行する制御部と、回転ドラム開口部の前端と水槽開口部の後端との隙間から構成され、全周にわたって形成されている隙間開口部とを備えている。さらに、遮蔽面が水槽の内側で隙間開口部の外周側に全周にわたって設けられており、遮蔽面は、少なくとも周方向の一部に周方向で内周側へ傾斜する傾斜部を有する。特に、前記隙間開口部および前記遮蔽面の幅を前記周方向の一部で広くする拡張部が前記水槽開口部に設けられ、前記傾斜部は、前記拡張部が設けられた前記周方向の領域内に構成されている。
回転ドラムが回動するとき、隙間開口部の近傍で回転する衣類が回転の遠心力によって隙間開口部から回転ドラムの外側へ進入することがある。上記構成によれば、進入した衣類がそれ以上進入して噛み込まれた状態となるのが遮蔽面により防止される。さらに、遮蔽面に設けられた傾斜部によって進入した衣類が回転ドラムの内側へ押し出されることにより、衣類が隙間開口部に噛み込まれた状態のまま水槽開口部と擦れ続けることが防止され、衣類の損傷を防止できる。さらに、噛み込まれた衣類によって生じる回転ドラムの不安定な回転が抑制されるので、洗濯運転時における筐体の振動を低減して安定した運転を実現できる。
本発明に係る洗濯機は、隙間開口部への衣類の噛み込みによる衣類の損傷を防止することができるとともに、噛み込まれた衣類によって生じる洗濯運転時における筐体の振動を低減して安定した運転を実現できる。
図1は、本発明の実施の形態1における洗濯機の縦断面模式図である。 図2は、本実施の形態における洗濯機の水槽の前面内側の模式図である。 図3は、本実施の形態における洗濯機の水槽の要部斜視図である。 図4は、図2の4−4断面模式図である。 図5は、図2または図4の5−5断面模式図である。 図6は、図2の6−6断面模式図である。 図7は、図2または図6の7−7断面模式図である。 図8は、本実施の形態における誘導体を回転ドラムの内側から見た斜視図である。 図9は、従来の洗濯機の縦断面図である。 図10は、他の従来の洗濯機の要部縦断面模式図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態1における洗濯機の縦断面模式図である。以下、図1に示す方向で前後方向が定義される。図1に示されるように、筐体2の前面に洗濯物の衣類5が出し入れされる投入口2aが設けられている。また、筐体2の前面に投入口2aを開閉する扉3が設けられている。水槽1は洗濯機の筐体2の内部に配設されている。水槽1は、複数のサスペンション機構6により弾性的に支持されている。
回転ドラム4は水槽1内に設けられ、衣類5を収容する。回転ドラム4は、前面側に衣類5が出し入れされる回転ドラム開口部4aを有し、有底円筒状に構成されている。回転ドラム開口部4aの直径は、一般的に回転ドラム4の直径より小さいので、回転ドラム4はその半径差の幅の寸法を備えた環状の回転ドラム前面部4cを有する。回転ドラム開口部4aに対向した底面に回転シャフト11が設けられ、回転ドラム4は回転可能に支持されている。また、側面の円筒状の周壁8に複数の小さな貫通孔8aが設けられ、周壁8の内面に衣類5を効率的に持ち上げるための攪拌バッフル9が配設されている。回転ドラム4と回転シャフト11は、回転中心軸12が水平に対して角度θ(例えば20°)だけ前上がりになるように傾けて配置されている。
回転ドラム4を駆動するモータ10が、水槽1の下部外側に設けられている。モータ10に装着された駆動プーリ10aと回転シャフト11に装着された従動プーリ10bとの間にベルト10cが架設されてベルト駆動機構が構成されている。モータ10は、回転方向と回転速度を制御部14により制御され、回転ドラム4を両方向に回転させる。制御部14は、モータ10のほかに図示しない給排水装置などを制御し、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程などの一連の洗濯運転を実行する。
水槽1は、回転ドラム開口部4aに対して回転中心軸12に沿って対向する位置に水槽開口部1aを有する。筐体2と水槽開口部1aとは蛇腹形状の柔軟なパッキン13によりシールされ、投入口2aを構成している。扉3は、閉じられるとパッキン13に密着し、洗濯運転中に洗濯水が漏れないように水密性を確保する。
回転体である回転ドラム4と、回転ドラム4を内包し回転しない水槽1とが接触しないように、回転ドラム4と水槽1との間には空間が設けられている。特に、前面側において、水槽開口部1aの後端1bと回転ドラム開口部4aの前端4bとの隙間により形成される隙間開口部7が、全周にわたって環状に形成されている。さらに、水槽開口部1aの上部には、水槽開口部1aの後端1bが前方側へ窪んだ拡張部1cが設けられている。すなわち、拡張部1cは、環状の隙間開口部7の周方向の上部の一部で隙間の幅を広くしている。
また、遮蔽面28が、隙間開口部7の外周側に隙間開口部7と対向するように設けられている。また、誘導体29が水槽開口部1aの下部に設けられている。これらの詳細については後述する。
さらに、洗濯機は回転ドラム4内の衣類5を温風により乾燥させる乾燥装置15を備えている。乾燥装置15は、送風路16、送風機17、ヒートポンプ装置18などを有し、水槽1と回転ドラム4を含む空気の循環経路を構成している。
つぎに、図2〜図8において、拡張部1c、遮蔽面28、および誘導体29の構成について詳細に説明する。図2は、本実施の形態における洗濯機の水槽の前面内側の模式図である。図3は、本実施の形態における洗濯機の水槽の要部斜視図である。図3では、紙面奥側が洗濯機の前側であり、紙面手前側が洗濯機の後側である。図4は、図2の4−4断面模式図である。図5は、図2または図4の5−5断面模式図である。図6は、図2の6−6断面模式図である。図7は、図2または図6の7−7断面模式図である。図8は、誘導体を回転ドラム内側から見た斜視図である。図8では、紙面奥側が洗濯機の前側であり、紙面手前側が洗濯機の後側である。なお、図2に記載された矢印αは、脱水工程における回転ドラム4の回転方向を示している。洗濯機の前側から見れば右回転である。
図4および図5に示されるように、隙間開口部7が、水槽開口部1aの後端1bと回転ドラム開口部4aの前端4bとの隙間により形成されている。また、遮蔽面28が、水槽1の内側で隙間開口部7の外周側に隙間開口部7と対向するようにして設けられている。遮蔽面28は、隙間開口部7の幅と同一か少し広く形成されている。遮蔽面28は、回転ドラム4が衣類の偏りにより振れ回っても干渉しない範囲で、できるだけ隙間開口部7に近接して構成されている。
隙間開口部7は環状に形成されているが、図2または図3に示されるように、隙間開口部7の全周の内、周方向における領域βの部分の水槽開口部1aに拡張部1cが設けられている。拡張部1cは、図3〜図5に示されるように、水槽開口部1aが前側へ窪んで形成され、隙間開口部7および遮蔽面28の幅を広くしている。領域βは、水槽開口部1aの最上部を含み、かつ水槽1の内側から前方向を見て右側へ一定角度(例えば、30°)の範囲である。
拡張部1cの前側傾斜面28aは、領域βにおいて回転ドラム4の回転方向に対して前側の領域β1に設けられ、回転ドラム4の回転方向の前後方向に傾斜している。また、拡張部1cの後側傾斜面28bは、回転ドラム4の回転方向に対して後側の領域β2に設けられ、周方向で内周側へ傾斜している。すなわち、この後側傾斜面28bは拡張部1cにより広がった遮蔽面28に形成された傾斜部である。ただし、拡張部1cによって広げられた遮蔽面28において、広げられる前の幅部分に相当する傾斜部28cは回転ドラム開口部4aの外側に接触しないように形成されている。そして、拡張部1cによって広げられた幅部分に形成された後側傾斜面28bは、水槽開口部1aの後端1bまで延長して形成されている。すなわち、本実施の形態においては、遮蔽面28は、少なくとも周方向の一部に、脱水工程における回転ドラム4の回転方向に沿って内周側へ傾斜する傾斜部28cを有する。傾斜部28cは、後側傾斜面28bを含む。また、遮蔽面28は、さらに拡張部1cによって変形された傾斜部を備えている。
なお、前側傾斜面28a、後側傾斜面28bの「前側」、「後側」とは、一方向に設定されている脱水工程時の回転ドラムの回転方向に対して前側、後側を意味している。
このように、遮蔽面28の傾斜部28cは、拡張部1cが設けられた周方向の領域β2に構成されている。また、後側傾斜面28bを含む傾斜部28cは領域βにおいて回転方向の後側に構成されており、遮蔽面28の全周の中でも上部に形成されている。また、図5に示されるように、遮蔽面28は、水槽1の前側ほど外側に傾斜して構成されていてもよい。
さらに、回転ドラム4の回転によって隙間開口部7の近傍を移動する衣類5を後方向(回転ドラム4の内方)へ誘導する誘導体29が、隙間開口部7の内周側(回転中心軸12側)に設けられている。本実施の形態では、図2に示されるように、誘導体29は、水槽開口部1aの下部に設けられるとともに、図6および図7に示されるように、後方向に突出する凸形状を有している。
誘導体29は、少なくとも回転ドラム4の回転によって移動する衣類5の周方向の動きに対向する側に周方向に沿って傾斜した誘導面を有する。本実施の形態では、回転ドラム4が両方向に回転するため、図6に示されるように、誘導体29の周方向両側にそれぞれ第1の誘導面29aと第2の誘導面29bが設けられている。第1の誘導面29a、第2の誘導面29bは、例えば、法線方向が回転ドラム4の回転中心軸12方向から、回転ドラム4の内側かつ回転ドラム4の回転方向と対向する方向へと滑らかに向きが変わるものである。特に、脱水工程において回転ドラム4の回転によって移動する衣類5の周方向の動きに対向する側(すなわち、脱水工程における回転ドラム4の回転方向の上流側)に設けられた第1の誘導面29aの傾斜は、脱水工程における回転ドラム4の回転方向の下流側に設けられた第2の誘導面29bの傾斜より緩やかに形成されている。
誘導体29は、上述したように、隙間開口部7の内側に位置するように設けられ、隙間開口部7を越えて回転ドラム開口部4aより内側まで突出するような凸形状に形成されており、例えば、同様に回転ドラム4の内側に突出している扉3と同一面(略同一面も含む)にまで突出している。
また、誘導体29は、水槽開口部1aの後端1bから、回転中心軸12に沿って水槽1の前方向へ所定寸法の空間29cを有している。
さらに、誘導体29は、第1の誘導面29aの外周側の端部近傍から水槽開口部1aの後端1bまで形成されたリブ30を有している。リブ30は、誘導体29の凸形状の先端近傍まで形成され、この先端近傍に形成されたリブ30の先端は回転ドラム開口部4aの前端4bより内側まで突出している。リブ30は、周方向に沿って見た場合、誘導体29に設けられた空間29cを塞ぐように形成されている。
なお、水槽開口部1a、誘導体29およびリブ30には、脱水工程の回転ドラム4の高速回転により、衣類5が高速で擦れて摩擦熱が発生することがある。このため、材料として用いられる樹脂は、耐熱性が高いものが望ましい。特に、誘導体29は回転ドラム開口部4aに突出しているので、多くの衣類5の接触が続く場合があり、摩擦による発熱が高くなる恐れがあるので、ステンレスなどの金属を用いることがより望ましい。
以上のように構成された洗濯機について、以下にその動作、作用を説明する。
使用者が衣類5などの洗濯物と洗剤を洗濯機に投入する。制御部14は、使用者が設定した運転モードに応じて、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程などを順番に制御し、洗濯運転を実行する。なお、脱水工程の後に、乾燥運転を行うこともある。制御部14は、まず、洗い工程において、給水装置(図示せず)により衣類5の量に応じた所定量の水を水槽1内に供給する。ある程度水が溜まると、制御部14は、モータ10を制御して回転ドラム4を正逆方向に低速(例えば、50r/min)で回転させる。このとき、回転する回転ドラム4に収容された衣類5は、回転方向に持ち上げられ落下することを繰り返す。このように衣類5は洗剤を含む洗濯水の中で撹拌され、洗浄される。
洗い工程が終了すると、すすぎ工程が行われる。制御部14は、すすぎ工程において、洗い工程と同様に給水と撹拌を行い、衣類5から汚れと洗剤成分を取り除く。そして、脱水工程において、回転ドラム4を正方向(例えば、図2に示される矢印αの方向)に高速(例えば、900r/min)で回転させ、衣類5に残る水を遠心力で脱水する。このとき、回転する回転ドラム4に収容された衣類5は、低速回転では洗い工程と同様に回転方向に持ち上げられて落下する。徐々に回転速度が上昇してくると、衣類5は更に高い位置まで持ち上げられて落下する。更に回転速度が上昇すると、遠心力により回転ドラム4の周壁に張り付いた状態となって回転ドラム4と同じ速度で回転する。なお、回転速度の上昇は一定とは限らず、制御部14は、回転ドラム4の内部で偏った衣類5によって振動が大きくならないようにバランスをとりながら、回転数を巧みに制御している。
制御部14は、脱水工程が終了すると、洗濯運転を終了し、設定に応じて乾燥運転を行う。
上記のように構成された洗濯機において、筐体2に支持されて回転しない水槽1が回転する回転ドラム4を内包する。そのため、水槽1と回転ドラム4との間には隙間が設けられている。特に、洗濯機の前面側における水槽開口部1aの後端1bと回転ドラム開口部4aの前端4bとの間の隙間は、回転ドラム4の振動などに配慮した上で、できるだけ小さな寸法であることが好ましい。上記隙間により形成される隙間開口部7を狭くすることで、隙間開口部7から小物が落下したり、衣類5が噛み込まれたりすることがないように考慮されている。
しかしながら、衣類5は主に薄い布であるため、回転する回転ドラム4に収容された衣類5が移動しながら隙間開口部7へ進入することがある。特に、脱水工程においては、他の工程に比べて回転ドラム4が高速で回転する。このため、衣類5に遠心力が働き、脱水工程の中でも特に回転が上昇し始めて回転ドラム4の周壁に衣類5が張り付いた状態となるまでの間、隙間開口部7の近傍を移動している衣類5は、遠心力により隙間開口部7から回転ドラム4の外側へ進入しやすい。衣類5の進入が進むと、衣類5が隙間開口部7に噛み込まれた状態となり、回転ドラム4の回転の抵抗になって回転が不安定になる。これによって、水槽1と筐体2が大きく振動したり、衣類5が水槽1と擦れて損傷したりすることがある。
本実施の形態における洗濯機の構成において、隙間開口部7から外側へ衣類5が進入することを抑制する作用について説明する。
まず、遮蔽面28と拡張部1cについて説明する。水槽1と回転ドラム4との間には上述したような隙間があるものの、隙間開口部7の外周側には、全周にわたって衣類進入を遮蔽する略環状の遮蔽面28が設けられている。衣類5は、ある程度進入すると遮蔽面28に到達する。遮蔽面28は、それ以上衣類5が進入することを抑制する。これによって、隙間開口部7から進入してきた衣類5がそれ以上進入して噛み込まれた状態となることが防止される。
さらに、その遮蔽面28は、少なくとも周方向の一部に周方向で内周側へ傾斜する傾斜部28cが形成されている。すなわち、傾斜部28cは、領域β2に脱水工程における回転ドラムの回転方向に沿って回転ドラム4の内周側へ傾斜するように形成されている。これによって、傾斜部28cは、脱水工程において、例えば図2および図3に示される破線矢印Zのように、隙間開口部7に進入してきた衣類5を水槽開口部1aの後端1b側へ誘導して回転ドラム4の内周側へ押し出すことができる。このようにして、隙間開口部7に進入した衣類は容易に抜け出ることができる。すなわち、遮蔽面28および傾斜部28cによって、衣類5が隙間開口部7に噛み込まれた状態のまま水槽開口部1aの後端1bや回転ドラム開口部4aの前端4bと擦れ続けることが防止され、衣類5の損傷が防止される。さらに、噛み込まれた衣類5によって生じる回転ドラム4の不安定な回転が抑制されるので、洗濯運転時における筐体2の振動を低減して安定した運転を実現できる。
なお、図3および図5に示されるように、遮蔽面28は、第2の遮蔽面31を有することにより、水槽1の前方から後方へ向かって次第に遮蔽面の高さが大きくなるように階段状に構成されてもよい。第2の遮蔽面31が構成される後方向は、衣類5が回転ドラム4から飛び出そうとする前方向とは逆方向であるため、隙間開口部7へ進入した衣類5がそのままの勢いでさらに大きく進入することを防止できる。すなわち、遮蔽面28が階段状に構成されることで、仮に筐体2の振動や衣類5同士の擦れなどによって、衣類5がさらに進入した場合においても、第2の遮蔽面31で衣類5の進入が防止され、衣類5が一度で大きく進入することを防止できる。
また、図5に示されるように、遮蔽面28は、水槽1の前側ほど外側に向けて傾斜している。これによって、隙間開口部7に進入して遮蔽面28に到達した衣類5は、遠心力により外周方向の力を受けて遮蔽面28の外側への傾斜に沿って水槽1の前方向に移動する。したがって、進入してきた衣類5は、遮蔽面28より外周側に進入しにくくなる。また、衣類5は、回転ドラム開口部4aから離れる方向に移動するため、衣類5はより容易に抜け出ることができる。
また、傾斜部28cは、遮蔽面28の全周の中で最上部を含む上部に形成されている。これによって、隙間開口部7に進入した衣類5は、上部に持ち上げられたときに傾斜部28cに至る。このとき、衣類5は、傾斜部28cにより押し出されるとともに自重による下向きの力を受ける。したがって、自重により受ける力の方向も回転中心軸12の方向となるため、傾斜部28cが他の位置に構成されるよりも、衣類5はより容易に抜け出ることができる。
また、環状の隙間開口部7の内、領域βにおいて水槽開口部1aの後端1bが前方側へ窪み、他と比べて広くなっている拡張部1cが設けられている。このように拡張部1cが設けられて、一部の隙間開口部7が広くなっていることで、狭い部分の隙間開口部7に進入した衣類5の噛み込み状態が緩和される。このとき、隙間開口部7に進入した衣類5は、衣類5の重量や他の衣類5との絡まりにより回転ドラム4の内側へ引かれる力によって、容易に抜け出ることができるようになる。同時に、拡張部1cが水槽開口部1aの最上部を含む上部にあるため、衣類5に自重による下向きの力も生じ、衣類5はより容易に抜け出ることができる。
このように、遮蔽面28の傾斜部28cは、拡張部1cが設けられた周方向の領域内に構成されることで、衣類5はより容易に抜け出ることができる。また、拡張部1cが遮蔽面28の全周の中で上部に形成されることで、使用者が衣類5を出し入れするときなどに手が触れにくくなる。これによって、使用者の指が隙間開口部7の拡張部1cから進入し、回転ドラム4や水槽1の裏側に手が触れることを防止できる。
拡張部1cが設けられた領域βは、脱水工程において回転ドラム4の回転によって衣類5が持ち上げられる側であり、かつ、その上部である。上述したように、脱水工程において回転ドラム4が同一方向に高速で回転する場合、目標の回転速度に至るまで徐々に加速されて回転数が上昇する。この加速中、回転方向とは逆方向に慣性力が衣類5に働く。さらに、半径方向外側へ働く遠心力と自重による下向きの力とが衣類5に働く。ここで、回転中心軸12から見て、衣類5が回転ドラム4によって下方から上方へ持ち上げられる領域β側の水平位置では、衣類5に働く慣性力の向きが自重と同一方向となる。このとき、これらの力の向きは遠心力の向きと直角になるため、遠心力の大きさが他の位置と比較して大きくなり、衣類5が隙間開口部7に最も進入しやすくなる。
しかし、隙間開口部7が広くなる拡張部1cおよび傾斜部28cが、上部で、かつ、衣類5が持ち上げられる側に構成されることによって、衣類5が最も進入しやすい位置の直後に衣類5が抜け出しやすい構成が設けられることになる。したがって、衣類5は、隙間開口部7に進入した場合でも、奥まで進入する前に、容易に抜け出ることができる。
次に、誘導体29について説明する。回転する回転ドラム4に収容された衣類5は、回転ドラム4と一緒に回転しながら移動し、撹拌される。水槽開口部1aの下部で、隙間開口部7の内周側に位置するように構成された誘導体29は、回転ドラム4の後方向へ衣類5を誘導する第1の誘導面29a、第2の誘導面29bを有する。回転ドラム4の下部に偏るとともに、回転ドラム開口部4aから前方の水槽開口部1aと扉3との間に飛び出してきて水槽開口部1aや隙間開口部7の近傍を移動する衣類5を、例えば図6および図7に破線矢印Yで示されるように、誘導体29は回転ドラム4の後方向へ押し込むように誘導する。
これによって、衣類5は隙間開口部7から遠ざけられて隙間開口部7に進入することが抑制される。したがって衣類5は、水槽開口部1aに進入して擦れ続けることがないため、衣類5の損傷が防止される。さらに、衣類5が奥まで進入して噛み込まれてしまうと、回転ドラム4の回転の抵抗になる。このように噛み込まれた衣類5によって生じる回転ドラム4の不安定な回転が防止されるので、洗濯運転時における筐体2の振動を低減して安定した運転を実現できる。
また、下部に設けられた誘導体29は、回転ドラム開口部4aの下部を細い三日月型に遮蔽する構成となっている。回転ドラム4は、回転ドラム開口部4aとの半径差の寸法を備えた環状の回転ドラム前面部4cによって、水平もしくは少し上方向に開口している回転ドラム開口部4aから回転ドラム4に収容された衣類5が押し出されてくることを抑制している。しかし、衣類5の量が多いと、衣類5が回転ドラム前面部4cを越えて押し出されてくることがある。特に、運転停止後に使用者が衣類5を取り出すときは衣類5が回転ドラム4の下部に偏っているので、回転ドラム開口部4aから衣類5が溢れ出てくることがある。しかし、下部に設けられた誘導体29がその溢れ出そうな衣類5を保持することができるため、衣類の落下が抑制され、使用者は衣類5を出し入れしやすい。
さらに、通常、洗い工程やすすぎ工程の洗濯の水量は、水槽開口部1aの下端までしか注水されない。これによって、使用者は、洗濯運転を中断して、水槽開口部1aから洗濯水が溢れることなく扉3を開けることができる。本実施の形態では、誘導体29が下部に設けられたことで、その高さの分だけ洗濯の水量を増加してより多くの洗濯水で洗浄することができる。これによって、洗濯機の洗浄性能が向上する。
誘導体29は、周方向に沿って傾斜した第1の誘導面29aおよび第2の誘導面29bを有している。一般的な洗濯機は、低速回転を行う洗い工程やすすぎ工程において、回転ドラム4は両方向に回転して洗浄効果を向上させている。また、高速回転を行う脱水工程において、回転ドラムの回転方向は一方向に限定される。誘導体29に設けられる第1の誘導面29aおよび第2の誘導面29bは、回転ドラム4の後方向へ衣類5を誘導するため、円周方向に一定程度の長さを必要とする。
そのため、誘導体29は、回転ドラム4の両方向の回転に対応して誘導体29の両側に各々設けられた第1の誘導面29aおよび第2の誘導面29bを備えている。第1の誘導面29aおよび第2の誘導面29bは、隙間開口部7の近傍を移動する衣類5を、隙間開口部7に進入しないように回転ドラム4の後方向、すなわち回転ドラム4の奥方向へスムーズに誘導し、衣類5が損傷しないように押し込む。特に、脱水工程において回転ドラム4の回転によって移動する衣類5の周方向の動きに対向する側に設けられた第1の誘導面29aの傾斜は、第1の誘導面29aと反対側に設けられた第2の誘導面29bの傾斜より緩やかに形成されている。これにより、衣類5は第1の誘導面29aに沿ってよりスムーズに後方向へ誘導され、回転ドラム4の回転が上昇しても問題なく対応することができる。
また、誘導体29は、凸形状の先端が回転ドラム開口部4aの前端4bより内側まで突出するように形成されている。これにより、誘導体29は、衣類5を回転ドラム4のより奥方向へ押し込むことができ、隙間開口部7への衣類5の進入をより防止することができる。
また、誘導体29には、水槽開口部1aの後端から回転中心軸12に沿って水槽1の前方向へ空間29cが構成されている。誘導体29は、隙間開口部7に被さるように配設されている。このため、この空間29cがない場合、誘導体29と回転ドラム4との間に滑り込んだ衣類5は、誘導体29に押し込まれて回転ドラム開口部4aの前端の隙間開口部7へ進入しやすい。しかし、水槽1の前方向へ所定の大きさを有する空間29cがあるため、誘導体29と回転ドラム4との間に滑り込んで隙間開口部7に到達した衣類5は、そのまま隙間開口部7を越えて空間29cへ入り込む。これによって、衣類5が隙間開口部7へ進入することを抑制することができる。
また、第1の誘導面29aに設けられたリブ30は、隙間開口部7の近傍を移動する衣類5を空間29cの手前で持ち上げて第1の誘導面29aへ導く。これによって、衣類5は確実に回転ドラム4の後方向へ誘導されるとともに、衣類5が誘導体29と回転ドラム4との間に滑り込むこと自体を抑制することができる。
さらに、リブ30は、先端が回転ドラム開口部4aの前端4bより内側まで突出するように誘導体29の凸形状の先端近傍まで形成されている。これによって、リブ30により持ち上げられた衣類5は、より確実に第1の誘導面29aへ導かれ、衣類5が誘導体29と回転ドラム4との間に滑り込むことを抑制することができる。
なお、本実施の形態において、遮蔽面28は、隙間開口部7の幅と同一のものが1段だけ構成されているものについて説明したが、それに限るものではない。例えば、スペースが許す限り隙間開口部7の幅より大きな幅に形成されるのがよい。また、図5に示されるように、第2の遮蔽面31が設けられてもよい。そうすることで、第2の遮蔽面31まで衣類5が当接して進入しづらくなる。これによって、衣類5の進入の進行がより抑制され、傾斜部28cでの衣類5の押し出しもより確実に行われる。また、逆に隙間開口部7の幅より狭くすれば回転ドラム4と接触しにくくなるので、隙間開口部7の近くに遮蔽面28を設けることができる。そうすることで、衣類5の進入が進む前に遮蔽面28で止めることで、進入量がより小さくなり、進入した衣類5は回転ドラム4の内側へ抜け出しやすくなる。
また、誘導体29は、水槽開口部1aの下部に構成されているものについて説明したが、それに限るものではない。例えば、上部に構成されていることで、使用者が衣類5の出し入れときなどに手が触れにくくなる。これによって、衣類の取り出し性が向上するとともに、誘導体29が水槽開口部1aの奥に隠れて見えにくくなるため、デザイン性が向上する。
なお、本実施の形態においては、誘導体29、遮蔽面28および拡張部1cを備えた構成を用いて説明したがこれに限られない。すなわち、誘導体29、遮蔽面28、および拡張部1cの少なくとも一つを備えた構成であってもよい。
以上説明したように、第1の態様に係る洗濯機は、筐体2と、筐体2の前方から後方に向かって水平または下方向に傾斜した回転中心軸12を有し、前方に回転ドラム開口部4aを備えた回転ドラム4と、回転ドラム4を両方向に回転自在に収容し、回転ドラム開口部4aと回転中心軸12に沿って対向する位置に水槽開口部1aを備えた水槽1とを備え
ている。さらに、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程を含む洗濯運転を実行する制御部14と、回転ドラム開口部4aの前端4bと水槽開口部1aの後端1bとの隙間から構成され、全周にわたって形成されている隙間開口部7とを備えている。さらに、遮蔽面28が水槽1の内側で隙間開口部7の外周側に全周にわたって設けられており、遮蔽面28は、少なくとも周方向の一部に周方向で内周側へ傾斜する傾斜部28cを有する。特に、隙間開口部7および遮蔽面28の幅を周方向の一部で広くする拡張部1cが水槽開口部1aに設けられ、傾斜部28cは、拡張部1cが設けられた周方向の領域内に構成されている。
回転ドラムが回動するとき、隙間開口部の近傍で回転する衣類が回転の遠心力によって隙間開口部から回転ドラムの外側へ進入することがある。上記構成によると、進入した衣類がそれ以上進入して噛み込まれた状態となるのが遮蔽面により防止される。さらに、遮蔽面に設けられた傾斜部によって進入した衣類が回転ドラムの内側へ押し出されることにより、衣類が隙間開口部に噛み込まれた状態のまま水槽開口部と擦れ続けることが防止され、衣類の損傷を防止できる。さらに、噛み込まれた衣類によって生じる回転ドラムの不安定な回転が抑制されるので、洗濯運転時における筐体の振動を低減して安定した運転を実現できる。さらに、衣類が隙間開口部に進入して噛み込み状態となった場合でも、拡張部で噛み込み状態が緩和される。したがって、隙間開口部に進入した衣類は、より容易に抜け出ることができる。
第2の態様は、特に、第1の態様において、傾斜部28cは、脱水工程における回転ドラム4の回転方向に沿って内周側へ傾斜するように形成されている。
衣類が回転の遠心力によって隙間開口部から回転ドラムの側面方向へ進入するのは、主に脱水工程における回転ドラムの回転速度が上昇し始めたときである。したがって、傾斜部が脱水工程における回転ドラムの回転方向に沿って内周側へ傾斜することよって、脱水工程において隙間開口部に進入した衣類は水槽開口部の後端側へ誘導されて押し出される。これによって、隙間開口部に進入した衣類は、容易に抜け出ることができる。
の態様は、特に、第1または第2の態様において、傾斜部28cは、拡張部1cが形成された部分の遮蔽面28に形成され拡張部1cにより広がった部分を有し、該部分は水槽開口部1aの後端1bまで延長して形成されている。
これによって、傾斜部は進入した衣類を水槽開口部の後端まで確実に誘導して押し出す。したがって、隙間開口部に進入した衣類は、より容易に抜け出ることができる。
の態様は、特に、第1〜第のいずれか1つの態様において、遮蔽面28は、水槽1の前側ほど外側に傾斜して構成されたものである。
これによって、隙間開口部に進入して遮蔽面に到達した衣類は、遠心力によりさらに外周方向の力を受けて遮蔽面の外側への傾斜に沿って水槽の前方向に移動する。したがって、進入してきた衣類は、遮蔽面より外周側に進入しにくくなる。また、衣類は、回転ドラム開口部から離れる方向に移動するため、より容易に抜け出ることができる。
の態様は、特に、第1〜第のいずれか1つの態様において、傾斜部28cは、遮蔽面28の全周の中で上部に形成されたものである。
これによって、隙間開口部に進入した衣類は、上部に持ち上げられたときに傾斜部に至る。このとき、衣類は、傾斜部により押し出されるとともに自重による下向きの力を受けるため、より容易に抜け出ることができる。
の態様は、特に第1または2の態様において、拡張部1cは、水槽開口部1aの上部に設けられている。
上記構成によって、隙間開口部に進入した衣類は、上部に持ち上げられたときに拡張部に至る。このとき、衣類は、自重による下向きの力を受けるため、より容易に抜け出ることができる。また、使用者が衣類を出し入れするとき、拡張部は比較的使用者の手が触れにくい上部に構成されることになる。したがって、使用者の指が誤って隙間から進入し、回転ドラムや水槽の裏側に直接手が触れることを防止できる。
の態様は、特に第の態様において、拡張部1cは、脱水工程において、回転ドラム4の回転によって衣類が持ち上げられる側に設けられる。
脱水工程で回転ドラムが同一方向に高速で回転する場合、目標の回転速度に至るまで徐々に加速される。この加速中、回転方向とは逆方向に慣性力が衣類に働く。さらに、半径方向にかかる遠心力と自重による力とが衣類に働く。ここで、回転中心軸から見て、衣類が回転ドラムによって下方から上方へ持ち上げられる側の水平位置では、慣性力の向きが自重と同一方向となる。このとき、これらの力の向きは遠心力の向きと直角になるため、半径方向外側へ働く遠心力の大きさが他の位置と比較して大きくなり、衣類が隙間開口部に最も進入しやすくなる。しかし、上記構成のように、隙間開口部が広くなる拡張部は衣類が持ち上げられる側に構成されることによって、衣類が最も進入しやすい位置の直後に衣類が抜け出しやすい構成が設けられることになる。したがって、衣類は、隙間開口部に進入した場合でも、奥まで進入する前に、拡張部で容易に抜け出ることができる。
第8の態様に係る洗濯機は、筐体2と、筐体2の前方から後方に向かって水平または下方向に傾斜した回転中心軸12を有し、前方に回転ドラム開口部4aを備えた回転ドラム4と、回転ドラム4を両方向に回転自在に収容し、回転ドラム開口部4aと回転中心軸12に沿って対向する位置に水槽開口部1aを備えた水槽1とを備えている。さらに、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程を含む洗濯運転を実行する制御部14と、回転ドラム開口部4aの前端4bと水槽開口部1aの後端1bとの隙間から構成され、全周にわたって形成されている隙間開口部7とを備えている。さらに、遮蔽面28が水槽1の内側で隙間開口部7の外周側に全周にわたって設けられており、遮蔽面28は、少なくとも周方向の一部に周方向で内周側へ傾斜する傾斜部28cを有する。特に、遮蔽面28は、水槽1の前側ほど外側に傾斜して構成されたものである。
上記構成によって、隙間開口部に進入して遮蔽面に到達した衣類は、遠心力によりさらに外周方向の力を受けて遮蔽面の外側への傾斜に沿って水槽の前方向に移動する。したが
って、進入してきた衣類は、遮蔽面より外周側に進入しにくくなる。また、衣類は、回転ドラム開口部から離れる方向に移動するため、より容易に抜け出ることができる。
第9の態様は、特に、第8の態様において、傾斜部28cは、脱水工程における回転ドラム4の回転方向に沿って内周側へ傾斜するように形成されている。
衣類が回転の遠心力によって隙間開口部から回転ドラムの側面方向へ進入するのは、主に脱水工程における回転ドラムの回転速度が上昇し始めたときである。したがって、傾斜部が脱水工程における回転ドラムの回転方向に沿って内周側へ傾斜することよって、脱水工程において隙間開口部に進入した衣類は水槽開口部の後端側へ誘導されて押し出される。これによって、隙間開口部に進入した衣類は、容易に抜け出ることができる。
第10の態様は、特に、第8または第9の態様において、傾斜部28cは、遮蔽面28の全周の中で上部に形成されたものである。
これによって、隙間開口部に進入した衣類は、上部に持ち上げられたときに傾斜部に至る。このとき、衣類は、傾斜部により押し出されるとともに自重による下向きの力を受けるため、より容易に抜け出ることができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、水槽開口部と回転ドラム開口部との間の隙間開口部に衣類が進入しにくく、また進入した場合であっても容易に回転ドラムの内側へ抜け出ることができる。したがって、洗濯機のみならず、回転ドラムを用いた乾燥機などにも適用できる。
1 水槽
1a 水槽開口部
1b 後端
1c 拡張部
2 筐体
2a 投入口
3 扉
4 回転ドラム
4a 回転ドラム開口部
4b 前端
4c 回転ドラム前面部
5 衣類
6 サスペンション機構
7 隙間開口部
8 周壁
8a 貫通孔
9 攪拌バッフル
10 モータ
10a 駆動プーリ
10b 従動プーリ
10c ベルト
11 回転シャフト
12 回転中心軸
13 パッキン
14 制御部
15 乾燥装置
16 送風路
17 送風機
18 ヒートポンプ装置
28 遮蔽面
28a 前側傾斜面
28b 後側傾斜面
28c 傾斜部
29 誘導体
29a 第1の誘導面
29b 第2の誘導面
29c 空間
30 リブ
31 第2の遮蔽面

Claims (10)

  1. 筐体と、
    前記筐体の前方から後方に向かって水平または下方向に傾斜した回転中心軸を有し、前方に回転ドラム開口部を備えた回転ドラムと、
    前記回転ドラムを両方向に回転自在に収容し、前記回転ドラム開口部と前記回転中心軸に沿って対向する位置に水槽開口部を備えた水槽と、
    洗い工程、すすぎ工程、脱水工程を含む洗濯運転を実行する制御部と、
    前記回転ドラム開口部の前端と前記水槽開口部の後端との隙間から構成され、全周にわたって形成されている隙間開口部と、
    を備えた洗濯機であって、
    遮蔽面が前記水槽の内側で前記隙間開口部の外周側に全周にわたって設けられており、
    前記遮蔽面は、少なくとも周方向の一部に周方向で内周側へ傾斜する傾斜部を有し、
    前記隙間開口部および前記遮蔽面の幅を前記周方向の一部で広くする拡張部が前記水槽開口部に設けられ、
    前記傾斜部は、前記拡張部が設けられた前記周方向の領域内に構成された洗濯機。
  2. 前記傾斜部は、前記脱水工程における前記回転ドラムの回転方向に沿って内周側へ傾斜する請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記傾斜部は、前記拡張部が形成された部分の前記遮蔽面に形成され、前記拡張部により広がった部分を有し、前記部分は前記水槽開口部の前記後端まで延長して形成されている請求項1または2に記載の洗濯機。
  4. 前記遮蔽面は、前記水槽の前側ほど外側に傾斜して構成された請求項1〜のいずれか1項に記載の洗濯機。
  5. 前記傾斜部は、前記遮蔽面の全周の中で上部に形成された請求項1〜のいずれか1項に記載の洗濯機。
  6. 前記拡張部は、前記水槽開口部の上部に設けられた請求項1または2に記載の洗濯機。
  7. 前記拡張部は、前記脱水工程において、前記回転ドラムの回転によって衣類が持ち上げられる側に設けられた請求項に記載の洗濯機。
  8. 筐体と、
    前記筐体の前方から後方に向かって水平または下方向に傾斜した回転中心軸を有し、前方に回転ドラム開口部を備えた回転ドラムと、
    前記回転ドラムを両方向に回転自在に収容し、前記回転ドラム開口部と前記回転中心軸に沿って対向する位置に水槽開口部を備えた水槽と、
    洗い工程、すすぎ工程、脱水工程を含む洗濯運転を実行する制御部と、
    前記回転ドラム開口部の前端と前記水槽開口部の後端との隙間から構成され、全周にわたって形成されている隙間開口部と、
    を備えた洗濯機であって、
    遮蔽面が前記水槽の内側で前記隙間開口部の外周側に全周にわたって設けられており、
    前記遮蔽面は、少なくとも周方向の一部に周方向で内周側へ傾斜する傾斜部を有するとともに、前記水槽の前側ほど外側に傾斜して構成された洗濯機。
  9. 前記傾斜部は、前記脱水工程における前記回転ドラムの回転方向に沿って内周側へ傾斜する請求項8に記載の洗濯機。
  10. 前記傾斜部は、前記遮蔽面の全周の中で上部に形成された請求項8または9に記載の洗濯機。
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