JP6525607B2 - 低温液化ガスの気化装置 - Google Patents

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Description

ここに開示する技術は、低温液化ガスの気化装置に関する。
特許文献1には、低温液化ガスの気化装置の1つとして、水中燃焼式気化装置(Submerged Combustion Vaporizer)が記載されている。水中燃焼式気化装置は、液化天然ガスといった低温液化ガスの気化装置の一つであり、水槽内に浸漬されかつ、バーナーからの燃焼ガスを、周面に形成された気泡噴出孔を通じて水中に噴出する複数のスパージパイプと、水槽内におけるスパージパイプの上側に配置された伝熱管を有する熱交換器と、を備えている。水中に気泡として噴出された燃焼ガスが水槽内の水を撹拌しつつ、伝熱管内を流れる低温液化ガスを加熱する。このことによって、低温液化ガスを気化させる。
また、水中燃焼式気化装置と同様に、水槽内に配設したスパージパイプから高温のガスを気泡として噴出することによって、水槽内に浸漬した伝熱管内を流れる低温液化ガスを気化する気化装置として、スチームエジェクタ式気化装置等の、中間熱媒体式気化装置も知られている。
特開2013−2734号公報
前述の通り、水槽内に設置した各スパージパイプには、その周面に気泡噴出孔が設けられているが、その気泡噴出孔は一般的に、スパージパイプの上面部分に設けられる。
スパージパイプの基端は、燃焼ガスを分配するマニホールドに接続されている一方で、先端は閉塞している。スパージパイプ内に燃焼ガスが供給されたときに、その燃焼ガスは、スパージパイプ内の、基端側から先端側に向かって順次、その上部に溜まるようになる。このときに、スパージパイプの上面部分に気泡噴出孔が形成されているため、スパージパイプの基端部に設けた気泡噴出孔から、上部に溜まった燃焼ガスが次々と噴出されるようになる。その結果、スパージパイプの先端部にまで燃焼ガスが行き渡り難くなり、先端部からは気泡が噴出され難くなる。つまり、スパージパイプの基端部は、気泡噴出量が相対的に多くかつ、スパージパイプの先端部は、気泡噴出量が相対的に少なくなって、スパージパイプの長手方向に気泡の噴出量が不均等になる。
水槽内に噴出されるガスの温度は、1000℃近いのに対し、伝熱管内を流れる低温液化ガスの温度は、−160℃程度である。スパージパイプの上面部分に設けた気泡噴出孔を通じて、上向きに水中に噴出された気泡、及び、それによって加熱された水は、上昇して、熱交換器の伝熱管に到達し、伝熱管の外側を加熱するようになる。前述したように、スパージパイプの基端部は、気泡噴出量が相対的に多いため、スパージパイプの基端部の上方に位置する伝熱管は、内外の温度差が大きくなる。また、スパージパイプの基端部から上向きに噴出された気泡は、噴出された勢いのまま上昇して、加熱された水と主に、伝熱管に勢いよく衝突する。これにより、スパージパイプの基端部の上方に位置する伝熱管においては熱伝達が強まる。こうして、スパージパイプの基端部の上方に位置する伝熱管には、大きな熱応力が作用するようになる。
また、水中燃焼式気化装置や中間熱媒体式気化装置は、急激な需要増加をカバーするためのエマージェンシー用としても使用されるものであり、起動と停止とが繰り返される場合がある。そのため、スパージパイプの基端部の上方に位置する伝熱管には、伝熱管に作用する熱応力が大きいことによって、伝熱管には熱疲労が生じる。
ここに開示する技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、低温液化ガスの気化装置において、スパージパイプの基端部の上方に位置する伝熱管の熱応力及び熱疲労を抑制することにある。
ここに開示する技術は、低温液化ガスの気化装置に係り、この気化装置は、水槽内に浸漬されかつ、周面に多数の気泡噴出孔が形成された複数のスパージパイプを有すると共に、高温のガスを、前記気泡噴出孔を通じて水中に噴出するよう構成された気泡噴出機構と、前記水槽内における前記気泡噴出機構の上側に配置されかつ、前記スパージパイプから噴出された気泡による水の攪拌と加熱とにより、伝熱管の内部を流れる低温液化ガスを気化するように構成された熱交換器と、を備える。
そして、複数の前記スパージパイプはそれぞれ、その基端が、前記高温のガスを複数の前記スパージパイプに分配するよう構成されたマニホールドに接続されていると共に、所定の方向に延びて配設されており、前記スパージパイプは、前記スパージパイプの基端部に形成された前記気泡噴出孔の孔径が、前記スパージパイプの先端部に形成された前記気泡噴出孔の孔径よりも小となるように構成されている。
この構成によると、水槽内では、スパージパイプを有する気泡噴出機構が下側に、伝熱管を有する熱交換器が上側に配置されている。スパージパイプから噴出した高温のガスの気泡は上昇をして、水槽内の水を攪拌すると共に、気泡によって加熱された水と共に、伝熱管内を流れる低温液化ガスを加熱する。こうして、低温液化ガスが気化する。
前記の構成では、スパージパイプの基端部から噴出される気泡の径が相対的に小さくなるため、水槽内の水との熱交換が促進される。ここで、スパージパイプの基端部は、所定方向に延びるスパージパイプにおいて、気泡噴出孔が形成されている部分を前記所定方向に2等分したときの基端側の部分における少なくとも一部としてもよく、また、スパージパイプの先端部は、気泡噴出孔が形成されている部分を2等分したときの先端側の部分における少なくとも一部としてもよい。
スパージパイプから噴出された気泡は、水槽内の水と熱交換を行って、ある程度温度が低下した後に、伝熱管に到達するが、スパージパイプの基端部から噴出された気泡は、熱交換が相対的に促進される結果、温度がより一層低くなった状態で、伝熱管に到達する。伝熱管に到達するときの気泡の温度低いため、スパージパイプの基端部の上方に位置する伝熱管の熱応力が抑制されると共に、熱疲労も抑制される。
また、基端部に形成された気泡噴出孔の孔径が相対的に小さいため、スパージパイプの基端部の気泡噴出量は少なくなる。これは、スパージパイプの長手方向に気泡噴出量が不均等になることを抑制する。このこともまた、スパージパイプの基端部の上方に位置する伝熱管の熱応力及び熱疲労を抑制する。
さらに、基端部から噴出される気泡の径が小さくかつ、その噴出量が少なくなるため、基端部から噴出した気泡の、上昇する勢いが弱くなる。これにより、気泡及びその周囲の水が、伝熱管に対して勢いよく衝突することが抑制される。このこともまた、スパージパイプの基端部の上方に位置する伝熱管の熱応力及び熱疲労を抑制する。
前記スパージパイプは、前記基端部に形成された前記気泡噴出孔の孔軸の、鉛直上方に対する角度が、前記先端部に形成された前記気泡噴出孔の孔軸の、前記角度よりも大となるように構成されている、としてもよい。
こうすることで、スパージパイプの基端部に形成された気泡噴出孔は、その孔軸の鉛直上方に対する角度が相対的に大きいため、当該気泡噴出孔から噴出される気泡は、伝熱管に向かう方向ではなく、伝熱管からそれた方向、例えば横向きや下向きに噴射される。横向きや下向きに噴射された気泡は、水槽内を横向きや下向きに移動すると共に、その噴出の勢いがほとんど無くなった後に、上昇に転じて伝熱管に到達する。こうして、伝熱管に到達するまでの移動距離が長くなる、又は、伝熱管に到達するまでの時間が長くなることで、気泡が水中を移動する間に、水との熱交換が促進される。そのため、スパージパイプの基端部から噴出された気泡は、より温度が低くなって伝熱管に到達する。
また、特に横向きや下向きに噴出された気泡は、スパージパイプから噴出した勢いがほとんど無くなった後に、主に浮力によって上昇をして伝熱管に到達するようになる。そのため、スパージパイプの基端部の上方に位置する伝熱管に、気泡やその周囲の水が勢いよく衝突することがなくなり、伝熱管における過剰な熱伝達が抑制される。
こうして、前記の構成では、スパージパイプの基端部の上方に位置する伝熱管の熱応力が抑制されると共に、熱疲労も抑制される。
また、例えば断面円形のスパージパイプの周面に、孔軸が円の中心を通るように気泡噴出孔を設ける場合、鉛直上方に対する孔軸の角度が相対的に大きい気泡噴出孔は、スパージパイプの下側に設けられることになる。つまり、スパージパイプの基端部では、気泡噴出孔がスパージパイプの下側の位置に設けられるため、スパージパイプ内に高温のガスが供給されて、スパージパイプ内の上部に高温のガスが溜まったときに、基端部に形成されている気泡噴出孔からは気泡が噴出せず、先端部に形成された気泡噴出孔から先に、気泡が噴出するようになる。これにより、スパージパイプの先端部にも高温のガスが行き渡るようになり、スパージパイプの長手方向に、気泡噴出量が不均等になることが抑制される。このことによっても、スパージパイプの基端部の上方に位置する伝熱管の熱応力及び熱疲労が抑制される。
前記気泡噴出機構は、前記スパージパイプと前記伝熱管との間に介在するバッフルプレートを有し、前記バッフルプレートは、前記スパージパイプの前記基端部の上側にのみ設けられている、としてもよい。
こうすることで、スパージパイプから噴出された気泡は、先端部ではバッフルプレート
に遮られることなく、直接的に伝熱管に到達する。一方、基端部ではバッフルプレートが設けられているため、気泡は、このバッフルプレートと干渉する。
バッフルプレートに貫通孔等が設けられていない構成では、気泡はバッフルプレートを迂回して伝熱管に到達する。これにより、先端部から噴出した気泡は、その迂回する分だけ、伝熱管に到達するまでの移動距離が長くなり、その間に水との間で熱交換が行われて、温度が低下する。
また、バッフルプレートを迂回する際に、噴出の勢いが弱められるため、気泡及びその周囲の水が、伝熱管に勢いよく衝突することが回避される。
こうして、スパージパイプの基端部の上方に位置する伝熱管の熱応力が抑制されると共に、熱疲労も抑制される。
バッフルプレートには、1つ又は複数の貫通孔が形成されていてもよい。こうすることで、気泡の一部は、バッフルプレートの貫通孔を通過するようになるが、その際に、上昇速度が低減するようになる。これにより、伝熱管に到達する前の水槽内の水との熱交換が促進される。また、気泡及びその周囲の水が、伝熱管に勢いよく衝突することも防止される。また、貫通孔の径を比較的小径にして、バッフルプレートの貫通孔を通過した後の気泡の大きさが小さくなるようにすれば、上昇速度の低減と共に、気泡が伝熱管に到達するまでの間において、気泡と水との熱交換が促進されるようになる。その結果、伝熱管に到達したときの気泡の温度の低下を図ることが可能になる。
バッフルプレートは、金網状の部材によって構成してもよい。この構成では、金網状のバッフルプレートを通過することに伴い、気泡の上昇速度が低減すると共に、気泡の大きさが小さくなり、バッフルプレートを通過した後、伝熱管に到達するまでにおいて、気泡と水槽内の水との熱交換が促進される。
ここに開示する技術はまた、低温液化ガスの気化装置に係り、この気化装置は、水槽内に浸漬されかつ、周面に多数の気泡噴出孔が形成された複数のスパージパイプを有すると共に、高温のガスを、前記気泡噴出孔を通じて水中に噴出するよう構成された気泡噴出機構と、前記水槽内における前記気泡噴出機構の上側に配置されかつ、前記スパージパイプから噴出された気泡による水の攪拌と加熱とにより、伝熱管の内部を流れる低温液化ガスを気化するように構成された熱交換器と、を備え、複数の前記スパージパイプはそれぞれ、その基端が、前記高温のガスを複数の前記スパージパイプに分配するよう構成されたマニホールドに接続されていると共に、所定の方向に延びて配設されており、前記スパージパイプは、前記スパージパイプの基端部に形成された前記気泡噴出孔の孔軸の、鉛直上方に対する角度が、前記スパージパイプの先端部に形成された前記気泡噴出孔の孔軸の、前記角度よりも大となるように構成されている。
以上説明したように、前記低温液化ガスの気化装置によると、スパージパイプの基端部に形成された気泡噴出孔から噴出された気泡が、先端部に形成された気泡噴出孔から噴出された気泡よりも、伝熱管に到達する前の水槽内の水との熱交換が促進されることで、基端部においては、気泡の温度を相対的に低くすることが可能になる。その結果、スパージパイプの基端部の上方に位置する伝熱管において、内外の温度差が小さくなり、熱応力が抑制されると共に、伝熱管の熱疲労が抑制される。
水中燃焼式気化装置の全体構成を示す概念図である。 水槽内に配設された熱交換器と気泡噴出機構とを示す正面図である。 図2に示す熱交換器と気泡噴出機構との平面図である。 図2に示す熱交換器と気泡噴出機構との側面図である。 スパージパイプを示す平面図である。 別の実施形態に係るスパージパイプを示す側面図である。 図6に示すスパージパイプを有する気泡噴出機構の断面説明図である。 参考形態に係る熱交換器と気泡噴出機構とを示す平面図である。 図8に示す熱交換器と気泡噴出機構との側面図である。 図8に示す気泡噴出機構のスパージパイプを示す平面図である。 図8に示す気泡噴出機構の断面説明図である。
以下、低温液化ガスの気化装置の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、水中燃焼式気化装置1全体の概略を示している。図2〜図4はそれぞれ、水槽11内に浸漬された熱交換器32及び気泡噴出機構100の構成を示している。水中燃焼式気化装置1は、低温液化ガスの気化装置の1つであり、ここでは、液化天然ガス(LNG)を気化する。
水中燃焼式気化装置1は、例えば直方体状の水槽11中に浸漬されると共に、LNGの流路となる多数の伝熱管31が多段に曲げ成形されて構成された熱交換器32を備えている。各伝熱管31の一端は、LNGの入口となるLNG流入管12bに連通し、他端が、気化した天然ガス(NG)を排出させるNG排出管12cに連通している。図1では、伝熱管31は簡易化して図示しているが、実際には、図2〜図4に示すように、多数の伝熱管31がY方向に並んで配置されており、各伝熱管31は、LNG流入管12bに接続されるヘッダタンク33と、NG排出管12cに接続されるヘッダタンク34とのそれぞれに連通している。伝熱管31の本数やその配置は、水中燃焼式気化装置1の性能に応じて、適宜決定される。
水槽11は、例えば矩形板状の天板11aで覆われている。この天板11aは、作業員が歩くこともでき、その所定箇所に円筒状のダウンカマー13が水槽11内に浸漬するように配設されている。
ダウンカマー13の上端には、図外の燃料供給源から燃料供給管6を介して供給された燃料ガスと、ブロワー14を通じて供給された空気と、を燃焼させるバーナー2が設けられている。
水槽11の底部には、ダウンカマー13に連通すると共に、バーナー2の燃焼ガスが噴出する多数の気泡噴出孔(尚、図1等では図示を省略する)が形成されたスパージパイプ15が配置されている。このスパージパイプ15も、図1では1本しか描いていないが、実際には、図2〜図4に示すように、各々がY方向に延びると共に、X方向に多数並べられており、熱交換器32の全体に燃焼ガスを含む気泡Bが供給されるようになっている。スパージパイプ15の本数やその配置は特に限定されない。複数のスパージパイプ15によって、燃焼ガスを気泡Bとして、水槽11内に噴出する気泡噴出機構100が構成されている。
ダウンカマー13と各スパージパイプ15との間には、マニホールド17が介設している。マニホールド17は、図4に示すように、ダウンカマー13の下端部に接続されていると共に、図3に示すように、X方向に延びて配設されている。尚、図1と図4とでは、マニホールド17の配置及びスパージパイプ15の向きが逆転している。各スパージパイプ15の基端は、マニホールド17に連通しており、マニホールド17は、バーナー2からの燃焼ガスを、各スパージパイプ15に分配する機能を有している。尚、各スパージパイプ15は、断面円形状であり、その先端は閉塞している。
水槽11の天板11aには、水槽11内に噴出された燃焼ガスを排気する煙突状のスタック16が設けられ、その上端は大気に開放されている。
水中燃焼式気化装置1は、バーナー2の燃焼ガスをスパージパイプ15の気泡噴出孔を通じて水槽11内に気泡Bとして噴出させることによって、水槽11内の水を撹拌しつつ、伝熱管31内を流れるLNGを加熱する。このことによって、LNGを気化させてNGとし、これをNG排出管12cの出口から送り出すように構成されている。水中燃焼式気化装置1は、燃焼ガスを気泡Bとして水槽11内に噴出して水槽11内の水を撹拌すること、及び、スタック16から排出する排気ガスの温度を、水槽11内の温水温度とほぼ同等に低くすることにより、燃焼ガス中の燃焼生成水を100%再凝縮させ、その潜熱を全て温水に与えることが可能であることから熱効率が極めて高いという特徴がある。
次に、スパージパイプ15を有する気泡噴出機構100の構成について、図面を参照しながら詳細に説明をする。このような水中燃焼式気化装置1では、水槽11内に噴出される燃焼ガスの温度は、1000℃近いのに対し、伝熱管31内を流れるLNGの温度は、−160℃程度である。このため、伝熱管31の内外の温度差が大きくなり、伝熱管31に作用する熱応力が大きくなる。また、水中燃焼式気化装置1は、急激な需要増加をカバーするためのエマージェンシー用としても使用されるものであり、その起動と停止とが繰り返される場合がある。伝熱管31の内外の温度差が大きいことによって、伝熱管31の熱疲労を招く。
スパージパイプ15内に燃焼ガスが供給されたときに、その燃焼ガスは、スパージパイプ15内の上部に溜まる。従来構成の気泡噴出機構では、スパージパイプの上面部分に気泡噴出孔が形成されていたため、スパージパイプの基端部に設けた気泡噴出孔から燃焼ガスが次々と噴出するようになり、スパージパイプの先端側まで燃焼ガスが行き渡り難くなる。結果として、スパージパイプの基端部は気泡噴出量が相対的に多く、先端部は気泡噴出量が相対的に少なくなって、スパージパイプの長手方向に気泡噴出量が不均等になっていた。このため、スパージパイプの基端部の上方に位置する伝熱管は特に、前述の熱応力や、熱疲労を受けやすかった。
そこで、この水中燃焼式気化装置1では、スパージパイプ15の基端部の上方に位置する伝熱管31の熱応力や熱疲労を抑制するように気泡噴出機構100が構成されている。図5は、スパージパイプ15の平面図である。スパージパイプ15には、前述の通り、その周面に、多数の気泡噴出孔151が形成されている。正確には、気泡噴出孔151は、スパージパイプ15の上面部分に設けられている。
気泡噴出孔151は、スパージパイプ15の閉塞した先端側(図5の左側)から、マニホールド17に接続される基端側(図5の右側)までの長手方向の広い範囲に亘って形成されている。気泡噴出孔151は、図例では、スパージパイプ15の長手方向に延びる孔列が、周方向に5列をなすように形成されている。これにより、気泡噴出孔151は、スパージパイプ15の周方向に、所定の角度範囲に亘って形成されることになる。このため、各気泡噴出孔151の孔軸は、上向きであり、気泡Bは上向きに噴出される。
隣り合う孔列の気泡噴出孔151は、菱形格子状となるように配置されている。尚、気泡噴出孔151の配置は、菱形格子状に限らない。気泡噴出孔151は、例えば矩形格子状に配置してもよい。また、その他の構成も、適宜採用することが可能である。
図5に示すようにスパージパイプ15に形成されている気泡噴出孔151は、同じ径ではなく、スパージパイプ15の長手方向の位置に応じて、径が異なる。詳細には、スパージパイプ15において、気泡噴出孔151が形成されている部分を、先端部、中間部、及び基端部の3つに等分したときに、先端部に形成されている気泡噴出孔151の径は最も大きく、基端部に形成されている気泡噴出孔151の径は最も小さく、中間部に形成されている気泡噴出孔151の径は、それらの中間である。
この構成により、スパージパイプ15の先端部から噴出される気泡Bの径は相対的に大きくなるのに対し、スパージパイプ15の基端部から噴出される気泡Bの径は相対的に小さくなる。各気泡噴出孔151から噴出した気泡Bは、上昇している間に水槽11内の水と熱交換を行い、ある程度温度が低下した後に、伝熱管31に到達するが、スパージパイプ15の基端部から噴出された気泡Bの径が小さいため、先端部から噴出された大径の気泡Bよりも、熱交換が促進される。その結果、基端部から噴出された気泡Bは、温度がより一層低くなった状態で、伝熱管31に到達する。こうして、スパージパイプ15の基端部の上方に位置する伝熱管31(図3においては、紙面上側に位置する伝熱管31であり、図4においては、紙面右側に位置する伝熱管31である)において、内外の温度差が小さくなり、熱応力が抑制されると共に、熱疲労も抑制される。
また、スパージパイプ15の基端部に形成された気泡噴出孔151の孔径が相対的に小さいため、スパージパイプ15の基端部の気泡噴出量は少なくなる。これは、スパージパイプ15の長手方向に、気泡噴出量が不均等になることを抑制する。このこともまた、スパージパイプ15の基端部の上方に位置する伝熱管31の熱応力及び熱疲労を抑制する。
さらに、スパージパイプ15の基端部から噴出される気泡の径が小さくかつ、その噴出量が少なくなるため、基端部から噴出した気泡の上昇する勢いが弱くなる。これにより、気泡及びその周囲の水が、伝熱管31に対して勢いよく衝突することが抑制される。このこともまた、スパージパイプ15の基端部の上方に位置する伝熱管31の熱応力及び熱疲労を抑制する。
尚、図5の例では、スパージパイプ15の気泡噴出孔151が形成された部分を、先端部、中間部及び基端部の3つに等分して、各部分において気泡噴出孔151の径を異ならせているが、例えば、スパージパイプ15の気泡噴出孔151が形成された部分を、先端部及び基端部の2つに等分した上で、先端部における気泡噴出孔151の径を相対的に大きく、基端部における気泡噴出孔151の径を相対的に小さくしてもよい。さらに、気泡噴出孔151の径の変更に係る分割数は、2や3に限らず、4以上で適宜設定してもよい。また、図5の構成例は、スパージパイプ15の先端側から基端側に向かって、気泡噴出孔151の径を段階的に変更していることになるが、これとは異なり、スパージパイプ15の先端側から基端側に向かって、気泡噴出孔151の径を連続的に変更するようにしてもよい。
図6は、図5とは異なる構成のスパージパイプ15を示している。図6は、スパージパイプ15の側面図であり、このスパージパイプ15は、その周面に形成される気泡噴出孔151の高さ位置が、スパージパイプ15の長手方向の位置に応じて異なる。詳細には、スパージパイプ15の先端部では、気泡噴出孔151が、スパージパイプ15の上面部分に形成され、基端部では、気泡噴出孔151が、スパージパイプ15の側面部分に形成され、中間部では、気泡噴出孔151が、それらの中間の高さ位置に形成されている。つまり、スパージパイプ15の基端部に設けた気泡噴出孔151の高さ位置は、先端部に設けた気泡噴出孔151の高さ位置よりも下側となるように構成されている。
図7は、図6におけるVII−VII断面を示している。気泡噴出孔151は、その孔軸が、スパージパイプ15の円の中心を通るように、スパージパイプ15の周面に設けられており、スパージパイプ15の基端部に設けた気泡噴出孔151は、その孔軸の鉛直上方に対する角度(約90°)が、先端部に設けた気泡噴出孔151の孔軸の、前記角度(約0°)よりも大となる。尚、中間部に設けた気泡噴出孔151の孔軸の前記角度は、約45°である。スパージパイプ15の基端部では、気泡噴出孔151を、スパージパイプ15の側面部分に形成することによって、気泡噴出孔151と伝熱管31との距離は、スパージパイプ15の上面部分に気泡噴出孔151を形成したときよりも長くなる。また、断面円形状のスパージパイプ15の側面部分に設けた気泡噴出孔151は、孔軸が横向きになるため、そこから噴出される気泡Bは、図7に矢印で示すように、スパージパイプ15の側方に一旦移動した後、上昇に転じるようになる。こうして、気泡Bは、迂回して伝熱管31に到達するようになる。スパージパイプ15の基端部に設けた気泡噴出孔151から噴出された気泡Bは、伝熱管31に到達するまでに水中を移動する距離が長くなる、または、伝熱管31に到達するまでの時間が長くなり、水との熱交換が促進される結果、温度がより一層低くなった状態で、伝熱管31に到達する。こうして、スパージパイプ15の基端部の上方に位置する伝熱管31において、内外の温度差が小さくなり、熱応力が抑制されると共に、熱疲労も抑制される。
また、横向きに噴出された気泡は、スパージパイプ15から噴出した勢いがほとんど無くなった後に、主に浮力によって上昇をして伝熱管31に到達するようになる。そのため、スパージパイプ15の基端部の上方に位置する伝熱管31に、気泡やその周囲の水が勢いよく衝突することがなくなり、伝熱管31における過剰な熱伝達が抑制される。
また、図7に仮想的に水面を示すように、スパージパイプ15内に燃焼ガスが供給されて、その燃焼ガスがスパージパイプ15内の上部に溜まっても、スパージパイプ15の基端部に形成された気泡噴出孔151の高さ位置が、相対的に下側に位置しているため、基端部に形成された気泡噴出孔151からは燃焼ガスが噴出せず、スパージパイプ15の先端部において、スパージパイプ15の上面部分に形成された気泡噴出孔151から先に、燃焼ガスが噴出するようになる。つまり、スパージパイプ15の先端部にまで燃焼ガスが行き渡るようになり、スパージパイプ15の長手方向に、気泡噴出量が不均等になることが抑制される。このこともまた、スパージパイプ15の基端部の上方に位置する伝熱管31の熱応力及び熱疲労を抑制する。
尚、図6及び図7の例では、スパージパイプ15の基端部では、スパージパイプ15の側面部分に気泡噴出孔151を形成しているが、スパージパイプ15の基端部では、スパージパイプ15の下面部分に気泡噴出孔151を形成してもよい。この場合、スパージパイプ15の基端部に設けられた気泡噴出孔151の孔軸は、鉛直上方に対する角度が約180°となる。スパージパイプ15の中間部では、スパージパイプ15の側面部分に気泡噴出孔151を形成してもよい。さらに、スパージパイプ15の基端部において、その下面部分に気泡噴出孔151を形成する場合、スパージパイプ15の先端部では、その側面部分に気泡噴出孔151を形成してもよい。この場合、スパージパイプ15の先端部に設けられた気泡噴出孔151の孔軸は、鉛直上方に対する角度が約90°となる。さらに、スパージパイプ15の基端部では、気泡噴出孔151の孔軸の、前記角度を約45°となるようにしてもよく、この場合に、スパージパイプ15の先端部では、気泡噴出孔151の孔軸の、前記角度を約0°となるようにしてもよい。
また、図6の例でも、スパージパイプ15の気泡噴出孔151が形成された部分を、先端部、中間部及び基端部の3つに等分し、各部分において気泡噴出孔151の孔軸の、前記角度を変更しているが、例えば、スパージパイプ15の気泡噴出孔151が形成された部分を、先端部及び基端部の2つに等分した上で、先端部における気泡噴出孔151の孔軸の、鉛直上方に対する角度を相対的に大に、基端部における気泡噴出孔151の孔軸の、前記角度を相対的に小にしてもよい。さらに、気泡噴出孔151の高さ位置の変更に係る分割数は、2や3に限らず、4以上で適宜設定してもよい。また、図6の構成例は、スパージパイプ15の先端側から基端側に向かって、気泡噴出孔151の孔軸の、前記角度を段階的に変更していることになるが、これとは異なり、スパージパイプ15の先端側から基端側に向かって、気泡噴出孔151の孔軸の、前記角度を連続的に変更するようにしてもよい。
尚、スパージパイプ15の周面に設ける気泡噴出孔151は、その孔軸が円の中心を通るように設けることには限定されない。
図8〜図11は、気泡噴出機構の参考構成を示している。この気泡噴出機構101は、スパージパイプ15と、バッフルプレート152とを有して構成されている。バッフルプレート152は、各スパージパイプ15に対応して、スパージパイプ15と伝熱管31との間に介在している。
この気泡噴出機構101において、気泡噴出孔151は、図10に示すように、スパージパイプ15の上面部分に設けられている。気泡噴出孔151の径は、スパージパイプ15の長手方向の位置に拘わらず、全て同じである。
バッフルプレート152は、図8に示すように、その横断面形状が、上に凸となった略円弧状をなしている。バッフルプレート152はまた、図9に示すように、スパージパイプ15の長手方向において、基端部にのみ配設されている。ここで、基端部は、前述の通り、スパージパイプ15の気泡噴出孔151が形成されている部分を、先端部、中間部及び基端部の3つに等分割したときの基端部に相当する。
図11に示すように、この構成の気泡噴出機構101では、スパージパイプ15の基端部において、スパージパイプ15の上面部分に設けられている気泡噴出孔151から、上向きに噴出された気泡Bは、水中を上昇するものの、バッフルプレート152に遮られる。そのため、気泡Bは、そのまま伝熱管31に到達することができず、図11に矢印で示すように、バッフルプレート152を迂回して伝熱管31に到達するようになる。迂回する分だけ、気泡Bの移動する距離が長くなる、又は、伝熱管31に到達するまでの時間が長くなる。これにより、伝熱管31に到達する際の気泡Bの温度を低くすることが可能になる。一方、図示は省略するが、スパージパイプ15の先端部や中間部では、バッフルプレート152が設けられていないため、気泡噴出孔151から、上向きに噴出された気泡Bは、水中を上昇して、そのまま伝熱管31に到達する。
こうして、スパージパイプ15の基端部は、気泡Bの噴出量が相対的に多くなるが、伝熱管31に到達する際の気泡Bの温度は相対的に低いため、スパージパイプ15の基端部の上方に位置する伝熱管31の熱応力や熱疲労を抑制することが可能になる。
また、気泡がバッフルプレート152を迂回する際に、噴出の勢いが弱められるため、気泡及びその周囲の水が、スパージパイプ15の基端部の上方に位置する伝熱管31に対して、勢いよく衝突することが回避される。このことも、スパージパイプ15の基端部の上方に位置する伝熱管31の熱応力や熱疲労の抑制に寄与する。
尚、スパージパイプ15の長手方向について、バッフルプレート152を配設する範囲は、適宜の範囲に設定することが可能である。
また、図8等に示す構成例では、断面円弧状のバッフルプレート152を例示しているが、バッフルプレートの形状は、これに限るものではない。例えば断面逆V字状のバッフルプレートを採用してもよい。また、平板状のバッフルプレートを採用することも可能である。
バッフルプレート152には、1つ又は複数の貫通孔が形成されていてもよい。こうすることで、気泡の一部は、バッフルプレート152の貫通孔を通過するようになるが、その際に、上昇速度が低減するようになる。これにより、伝熱管31に到達する前の水槽内の水との熱交換が促進される。また、気泡及びその周囲の水が、伝熱管31に勢いよく衝突することも防止される。また、貫通孔の径を比較的小径にして、バッフルプレート152の貫通孔を通過した後の気泡の大きさが小さくなるようにすれば、上昇速度の低減と共に、気泡が伝熱管31に到達するまでの間において、気泡と水との熱交換がさらに促進されるようになる。その結果、伝熱管31に到達したときの気泡の温度の低下を図ることが可能になる。
バッフルプレート152は、金網状の部材によって構成してもよい。この構成では、金網状のバッフルプレート152を通過することに伴い、気泡の上昇速度が低減すると共に、気泡の大きさが小さくなり、バッフルプレート152を通過した後、伝熱管31に到達するまでにおいて、気泡と水槽内の水との熱交換が促進される。
さらに、図8等に示す構成例では、スパージパイプ15の上面部分に、同一径の気泡噴出孔151を形成しているが、バッフルプレート152を含む気泡噴出機構101において、実施形態として図5に示す構成例のような気泡噴出孔151の孔径を変更したスパージパイプ15を採用してもよいし、図6に示す構成例のような気泡噴出孔151の孔軸の、鉛直上方に対する角度を変更したスパージパイプ15を採用してもよい。
尚、ここに開示する技術は、水槽内に配設されたスパージパイプを有するスチームエジェクタ式の気化装置を始めとした、中間熱媒体式気化装置に適用することも可能である。
1 水中燃焼式気化装置(気化装置)
11 水槽
15 スパージパイプ
17 マニホールド
100 気泡噴出機構
101 気泡噴出機構
151 気泡噴出孔
152 バッフルプレート
2 バーナー
31 伝熱管
32 熱交換器

Claims (4)

  1. 水槽内に浸漬されかつ、周面に多数の気泡噴出孔が形成された複数のスパージパイプを有すると共に、高温のガスを、前記気泡噴出孔を通じて水中に噴出するよう構成された気泡噴出機構と、
    前記水槽内における前記気泡噴出機構の上側に配置されかつ、前記スパージパイプから噴出された気泡による水の攪拌と加熱により、伝熱管の内部を流れる低温液化ガスを気化するように構成された熱交換器と、を備え、
    複数の前記スパージパイプはそれぞれ、その基端が、前記高温のガスを複数の前記スパージパイプに分配するよう構成されたマニホールドに接続されていると共に、所定の方向に延びて配設されており、
    前記スパージパイプは、前記スパージパイプの基端部に形成された前記気泡噴出孔の孔径が、前記スパージパイプの先端部に形成された前記気泡噴出孔の孔径よりも小となるように構成されている低温液化ガスの気化装置。
  2. 請求項1に記載の低温液化ガスの気化装置において、
    前記スパージパイプは、前記基端部に形成された前記気泡噴出孔の孔軸の鉛直上方に対する角度が、前記先端部に形成された前記気泡噴出孔の孔軸の前記角度よりも大となるように構成されている低温液化ガスの気化装置。
  3. 請求項1又は2に記載の低温液化ガスの気化装置において、
    前記気泡噴出機構は、前記スパージパイプと前記伝熱管との間に介在するバッフルプレートを有し、
    前記バッフルプレートは、前記スパージパイプの前記基端部の上側にのみ設けられている低温液化ガスの気化装置。
  4. 水槽内に浸漬されかつ、周面に多数の気泡噴出孔が形成された複数のスパージパイプを有すると共に、高温のガスを、前記気泡噴出孔を通じて水中に噴出するよう構成された気泡噴出機構と、
    前記水槽内における前記気泡噴出機構の上側に配置されかつ、前記スパージパイプから噴出された気泡による水の攪拌と加熱により、伝熱管の内部を流れる低温液化ガスを気化するように構成された熱交換器と、を備え、
    複数の前記スパージパイプはそれぞれ、その基端が、前記高温のガスを複数の前記スパージパイプに分配するよう構成されたマニホールドに接続されていると共に、所定の方向に延びて配設されており、
    前記スパージパイプは、前記スパージパイプの基端部に形成された前記気泡噴出孔の孔軸の鉛直上方に対する角度が、前記スパージパイプの先端部に形成された前記気泡噴出孔の孔軸の前記角度よりも大となるように構成されている低温液化ガスの気化装置。
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