JP6521361B2 - 車軸の支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車軸の支持構造に関する。
特許文献1には、トルクロッドとVロッドとによって車軸が車体フレームに支持される構造が記載されている。
トルクロッドが連結されるトルクロッドブラケットは、前後の車軸の間の中央位置において、車体フレームを構成するサイドメンバに、取付け板を介して固定されている。Vロッドが連結される交差ブラケットは、車体フレームを構成するクロスメンバの両端部とサイドメンバとの交差部の前後において、クロスメンバとサイドメンバとに固定されている。
前方のトルクロッドの端部は、トルクロッドブラケットと前側の車軸のアスクルケースに取付けられたビームとに枢着され、後方のトルクロッドの端部は、トルクロッドブラケットと後側の車軸のアスクルケースに取付けられたビームとに枢着されている。
前方のVロッドは、会合端部が、前側の車軸のアスクルケースに取付けられた取付けブラケットに連結され、各分岐端部が、前側の交差ブラケットに連結されている。後方のVロッドは、会合端部が、後側の車軸のアスクルケースに取付けられた取付けブラケットに連結され、各分岐端部が、後側の交差ブラケットに連結されている。
特許第3724120号公報
上記従来の構造では、Vロッドが連結される交差ブラケット(Vロッドブラケット)とトルクロッドが連結されるトルクロッドブラケットとを、それぞれ個別に独立して車体フレームに固定するので、両ブラケットの相対位置が安定せず、車体フレームに対する車軸の位置の組み付け誤差が増大する可能性がある。
そこで、本発明は、車体フレームに対する車軸の位置の組み付け誤差を抑制することが可能な車軸の支持構造の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明の第1態様は、車体フレームに対してVロッドブラケットとトルクロッドブラケットとを固定し、Vロッドの会合端部を車軸に対して連結し、Vロッドの分岐端部をVロッドブラケットに連結し、トルクロッドの一端部を車軸に対して連結し、トルクロッドの他端部をトルクロッドブラケットに連結し、Vロッドとトルクロッドとによって車軸を車体フレーム側に支持する支持構造であって、1本の前方の位置決めボルトと、1本の後方の位置決めボルトと、複数のVロッドブラケット固定用ボルトと、複数のトルクロッドブラケット固定用ボルトとを備える。
車軸は、前側の車軸と後側の車軸とを含む。車体フレームは、車幅方向の両側で前後方向に延びる左右1対のサイドメンバと、前後の車軸の間で車幅方向に延びて左右のサイドメンバに連結されるクロスメンバとを有する。Vロッドは、クロスメンバの前方に配置されて会合端部が前端に位置する前方Vロッドと、クロスメンバの後方に配置されて会合端部が後端に位置する後方Vロッドとを含む。前方Vロッドの会合端部は、前側の車軸に対して連結され、後方Vロッドの会合端部は、後側の車軸に対して連結される。Vロッドブラケットは、前方Vロッドの分岐端部が連結される前方Vロッド連結部と、後方Vロッドの分岐端部が連結される後方Vロッド連結部とを有し、前方Vロッド連結部と後方Vロッド連結部との間でクロスメンバを挿通する。Vロッドブラケットの前端部とトルクロッドブラケットとサイドメンバとは、前方Vロッド連結部の前方の重畳部で車幅方向に重なる。Vロッドブラケットの後端部とトルクロッドブラケットとサイドメンバとは、後方Vロッド連結部の後方の重畳部で車幅方向に重なる。前方の重畳部は、Vロッドブラケットの前端部とトルクロッドブラケットとサイドメンバとを貫通する1本の前方の位置決めボルトのみによって締結される。後方の重畳部は、Vロッドブラケットの後端部とトルクロッドブラケットとサイドメンバとを貫通する1本の後方の位置決めボルトのみによって締結される。Vロッドブラケットは、前方の位置決めボルトと後方の位置決めボルトとの間で、Vロッドブラケットとサイドメンバとを貫通する複数のVロッドブラケット固定用ボルトによってサイドメンバに締結固定される。トルクロッドブラケットは、前方の位置決めボルトの前方と後方の位置決めボルトの後方で、トルクロッドブラケットとサイドメンバとを貫通する複数のトルクロッドブラケット固定用ボルトによってサイドメンバに締結固定される。
クロスメンバは、略鉛直方向に起立して車幅方向に延びる縦壁部を有してもよく、クロスメンバの縦壁部の端部には、クロスメンバの前方と後方とを連通する切欠部が形成されてもよく、Vロッドブラケットは、前方Vロッド連結部と後方Vロッド連結部との間でクロスメンバの切欠部を挿通してもよい。
上記構成では、Vロッドブラケットとトルクロッドブラケットとが位置決めボルトによって共締めされて、車体フレームに締結固定される。このため、Vロッドブラケットとトルクロッドブラケットとの相対位置が安定し、車体フレームに対する車軸の位置の組み付け誤差を抑制することができる。
また、クロスメンバの前後でVロッドブラケットを分割せずに一体形成するので、車体フレームに対する車軸の位置の組み付け誤差をさらに抑制することができる。また、部品点数の削減及び組み付け作業性の向上を図ることができる。
本発明によれば、車体フレームに対する車軸の位置の組み付け誤差を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る車軸の支持構造を備える車両の側面図である。 図1の車両を上方から視た平面図である。 図1の支持構造を後方から視た背面図である。 図3のVロッドブラケット及びトルクロッドブラケットと車体フレームとの結合状態を示す斜視図である。 図4の結合状態を車幅方向内側から視た内側面図である。 図4の結合状態を車幅方向外側から視た外側面図である。 図5のVII−VII矢視断面図である。 図5のVIII−VIII矢視断面図である。 図5のIX−IX矢視断面図である。 図5のX−X矢視断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図中の矢印FRは車両1の前方を、UPは上方を、INは車幅方向内側をそれぞれ示す。また、以下の説明において、前後方向は車両1の前後方向を意味し、左右方向は車両1の前方を向いた状態での左右方向を意味する。なお、図2ではサイドメンバ3の上板部3b及びクロスメンバ4の上壁部4bを省略して示し、図4〜図6では車体フレーム2の上下(天地)を反転して示す。
本実施形態の車両1は、車両1の後部がトラニオンサスペンションを介して後輪2軸に支持されるトラックやトレーラ等であり、図1〜図3に示すように、左右1対のサイドメンバ3と、クロスメンバ4と、左右1対のVロッドブラケット5と、前後のVロッド(前方Vロッド6、後方Vロッド7)と、左右1対のトルクロッドブラケット(トラニオンブラケット)8と、左右1対の前方トルクロッド9と、左右1対の後方トルクロッド10と、左右1対のトラニオンシャフト11と、リーフサスペンション12と、前後の後車軸(後前軸13、後後軸14)とを備える。左右のサイドメンバ3とクロスメンバ4とは、車体フレーム2を構成する。後前軸13には図示しない後前輪(タイヤ)が取付けられ、後後軸14には図示しない後後輪(タイヤ)が取付けられる。
左右のサイドメンバ3は、車幅方向の両側で互いに離間して前後方向に延びる。各サイドメンバ3は、車幅方向内側に開口するU状断面であり、略鉛直に起立して前後方向に延びる縦板部3aと、縦板部3aの上端縁及び下端縁からそれぞれ車幅方向内側に曲折して相対向する上板部3b及び下板部3cとを一体的に有する。
クロスメンバ4は、後前軸13と後後軸14との間で車幅方向に延び、クロスメンバ4の車幅方向の両端部は、左右のサイドメンバ3の上板部3bと下板部3cとの間にそれぞれ挿通されて各サイドメンバ3に結合される。クロスメンバ4は、U状断面を有する2本のチャンネル材の底壁の背面同士を接合して形成されたI状断面であり、図4及び図5に示すように、略鉛直方向に起立して車幅方向に延びる縦壁部4aと、縦壁部4aの上端縁から前方及び後方に曲折する上壁部4bと、縦壁部4aの下端縁から前方及び後方に曲折して上壁部4bと対向する下壁部4cとを一体的に有する。
左側のVロッドブラケット5とトルクロッドブラケット8とは、クロスメンバ4の左端部と左のサイドメンバ3との連結部40近傍の所定の取付位置に配置され、車体フレーム2に締結固定される。右のVロッドブラケット5と右のトルクロッドブラケット8とは、クロスメンバ4の右端部と右のサイドメンバ3との連結部40近傍の所定の取付位置に配置され、車体フレーム2に締結固定される。
図4〜図10に示すように、各Vロッドブラケット5は、板状のVロッドブラケット基部21と板状のVロッド支持部22とを一体的に有する。Vロッドブラケット基部21は、サイドメンバ3の縦板部3aの車幅方向内側面に面接触した状態で締結固定される。Vロッド支持部22は、Vロッドブラケット基部21の車幅方向内側面の上下方向の中央部から車幅方向内側に突出して前後方向に延びる。Vロッド支持部22の前部と後部とには、前方Vロッド連結部23と後方Vロッド連結部24とがそれぞれ設けられる。
クロスメンバ4の縦板部4aの左右の両端部には、切欠部25がそれぞれ形成される(図10参照)。切欠部25は、クロスメンバ4(縦板部4a)の前方と後方とを連通し、Vロッドブラケット5(Vロッドブラケット基部21及びVロッド支持部22)の挿通を許容する。
前方Vロッド連結部23と後方Vロッド連結部24との間でVロッドブラケット5がクロスメンバ4の切欠部25を挿通した状態で、Vロッドブラケットブラケット基部21は、前後の位置決めボルト15及び複数のボルト16とこれらのボルト15,16に車幅方向内側から螺合するナット17,18とよって、サイドメンバ3の縦板部3aの車幅方向内側に締結固定される(図4及び図5参照)。複数のボルト16は、Vロッド支持部22の上方で且つ縦板部3aの前方の2箇所と、Vロッド支持部22の上方で且つ縦板部3aの後方の2箇所と、Vロッド支持部22の下方で且つ縦板部3aの前方の3箇所と、Vロッド支持部22の下方で且つ縦板部3aの後方の3箇所との10箇所(前後に5箇所ずつ)に配置される。Vロッド支持部22の上方の4箇所のボルト16は前後方向に直線状に並び、Vロッド支持部22の下方の6箇所のボルト16は前後方向に直線状に並ぶ。前方の位置決めボルト15はVロッド支持部22の前方に配置され、後方の位置決めボルト15はVロッド支持部22の後方に配置される。
各トルクロッドブラケット8は、トルクロッドブラケット基部26と、トルクロッド支持部27とを一体的に有する。トルクロッドブラケット基部26は、サイドメンバ3の下板部3cの下面に面接触した状態で、サイドメンバ3の下板部3c及びクロスメンバ4の下壁部4cに複数のボルト42(図4参照)によって締結固定される板状のトルクロッドブラケット横基部28と、クロスメンバ4の前方と後方とにおいてサイドメンバ3の縦板部3aの車幅方向外側の外側面に沿ってそれぞれ上方に延び、縦板部3aに面接触した状態で締結固定される板状の前後のトルクロッドブラケット縦基部29とを有する。トルクロッド支持部27は、トラニオンシャフト連結部30とトルクロッド連結部31とを有し、トルクロッドブラケット横基部28から下方へ突出して延びる。
前方のトルクロッドブラケット縦基部29の後上端部は、サイドメンバ3の縦板部3aを挟んでVロッドブラケットブラケット基部21の前下端部と車幅方向に重なり、後方のトルクロッドブラケット縦基部29の前上端部は、サイドメンバ3の縦板部3aを挟んでVロッドブラケットブラケット基部21の後下端部と車幅方向に重なる。すなわち、クロスメンバ4の前方と後方とには、Vロッドブラケット5及びトルクロッドブラケット8が取付位置にそれぞれ設定された状態で、Vロッドブラケット基部21とサイドメンバ3の縦板部3aとトルクロッドブラケット縦基部29とが重なる部分(重畳部41)がそれぞれ設けられる。
前後のトルクロッドブラケット縦基部29は、位置決めボルト15及び複数のボルト19とこれらのボルト15,19に車幅方向内側から螺合するナット17,20とよって、サイドメンバ3の縦板部3aの車幅方向外側に締結固定される(図5及び図6参照)。複数のボルト19は、前上方の2箇所と、後上方の2箇所と、前下方の3箇所と、後下方の3箇所との10箇所(前後に5箇所ずつ)に配置される。前方の位置決めボルト15は、前上方の2箇所のボルト19の後方に配置され、前上方のボルト19とともに前後方向に直線状に並ぶ。後方の位置決めボルト15は、後上方の2箇所のボルト19の前方に配置され、後上方のボルト19とともに直線状に並ぶ。前下方の3箇所のボルト19は前後方向に直線状に並び、後下方の3箇所のボルト19は前後方向に直線状に並ぶ。
前方の重畳部41には、車幅方向に貫通するボルト挿通孔(Vロッドブラケット基部21の第1の前方ボルト挿通孔32とトルクロッドブラケット縦基部29の第2の前方ボルト挿通孔33とサイドメンバ3の縦板部3aの第3の前方ボルト挿通孔34)が形成され、第1〜第3の前方ボルト挿通孔32,33,34を前方の位置決めボルト15が挿通する(図7参照)。後方の重畳部41にも、車幅方向に貫通するボルト挿通孔(Vロッドブラケット基部21の第1の後方ボルト挿通孔35とトルクロッドブラケット縦基部29の第2の後方ボルト挿通孔36とサイドメンバ3の縦板部3aの第3の後方ボルト挿通孔37)が形成され、第1〜第3の後方ボルト挿通孔35,36,37を後方の位置決めボルト15が挿通する(図8参照)。また、Vロッドブラケット基部21とサイドメンバ3の縦板部3aとが重なり、トルクロッドブラケット縦基部29が重ならない領域には、Vロッドブラケット基部21とサイドメンバ3の縦板部3aとを貫通するボルト挿通孔38,39が形成され、ボルト挿通孔35,36をボルト16が挿通する(図9参照)、トルクロッドブラケット縦基部29とサイドメンバ3の縦板部3aとが重なり、Vロッドブラケット基部21が重ならない領域には、トルクロッドブラケット縦基部29とサイドメンバ3の縦板部3aとを貫通するボルト挿通孔(図示省略)が形成され、このボルト挿通孔をボルト19が挿通する(図5及び図6参照)。
Vロッドブラケット5とトルクロッドブラケット8とは、Vロッドブラケット基部21とトルクロッドブラケット縦基部29とサイドメンバ3の縦板部3a(第1〜第3の前方ボルト挿通孔32,33,34及び第1〜第3の後方ボルト挿通孔35,36,37)を挿通した前後の位置決めボルト15にそれぞれナット17を螺合して締結し、Vロッドブラケット基部21とサイドメンバ3の縦板部3a(ボルト挿通孔35,36)を挿通したボルト16にナット18を螺合し、トルクロッドブラケット縦基部29とサイドメンバ3の縦板部3a(図示しないボルト挿通孔)を挿通したボルト19にナット20を螺合して締結することによって、車体フレーム2に対して固定される。
図1〜図3に示すように、前方Vロッド6はクロスメンバ4の前方で後方へ拡がるV状に配置され、後方Vロッド7はクロスメンバ4の後方で前方へ拡がるV状に配置される(図2参照)。前方Vロッド6の会合端部(前端部)6bは前車軸13の中央部に連結され、左右の分岐端部(後端部)6aは左右のVロッドブラケット5の前方Vロッド連結部23にそれぞれ連結される。後方Vロッド7の会合端部(後端部)7bは後車軸14の中央部に連結され、左右の分岐端部(前端部)7aは左右のVロッドブラケット5の後方Vロッド連結部24にそれぞれ連結される。
左右の前方トルクロッド9はクロスメンバ4の前方の左右のサイドメンバ3の下方にそれぞれ配置され、左右の後方トルクロッド10はクロスメンバ4の後方の左右のサイドメンバ3の下方にそれぞれ配置される(図1参照)。左右の前方トルクロッド9は、その前端部(一端部)9bが前車軸13に対して連結されて後方へ延びる。左右の後方トルクロッド10は、その後端部(一端部)10bが後車軸14に対して連結されて前方へ延びる。左右の前方トルクロッド9の後端部(他端部)9aと、左右の後方トルクロッド10の前端部(他端部)10aとは、左右のトルクロッドブラケット8のトルクロッド連結部31にそれぞれ連結される。
左右のトラニオンシャフト11は、左右のトルクロッドブラケット8のトラニオンシャフト連結部30にそれぞれ結合されて車幅方向外側へ延びる。
左右のリーフサスペンション12は、互いに長さが異なる複数の長尺板が上下に重ねられた構成であり、左右のサイドメンバ3の車幅方向外側で、サイドメンバ3との間に間隔を空けて前後方向に延びるように配置される。リーフサスペンション12の中央部は、トラニオンシャフト11に回転自在に下方から支持される。リーフサスペンション12の前端部と後端部とは、前車軸13と後車軸14とにそれぞれ連結される。
このように、前車軸13は、前方Vロッド6と左右の前方トルクロッド9とによって、左右のサイドメンバ3とクロスメンバ4とに支持される。前車軸13の中央部には、前方Vロッド6の会合端部6bが連結され、両端下部には、前方トルクロッド9の前端部9bが連結され、両端上部には、リーフサスペンション12の前端部が連結される。また、高車軸14は、後方Vロッド7と左右の後方トルクロッド10とによって、左右のサイドメンバ3とクロスメンバ4とに支持される。後車軸14の中央部には、後方Vロッド7の会合端部7bが連結され、両端下部には、後方トルクロッド10の後端部10bが連結され、両端上部には、リーフサスペンション12の後端部が連結される。
次に、Vロッドブラケット5及びトルクロッドブラケット8を車体フレーム2(左右のサイドメンバ3とクロスメンバ4の連結部40近傍)に固定する方法について説明する。
まず、クロスメンバ4の切欠部25にVロッドブラケット5を前方又は後方から挿入し、Vロッドブラケット5をサイドメンバ3の車両内側に配置する。係る状態で、Vロッドブラケット5は、前方Vロッド連結部23と後方Vロッド連結部24との間で切欠部25を挿通する。また、トルクロッドブラケット横基部28がサイドメンバ3の下板部3cに下方から面接触し、トルクロッドブラケット縦基部29がサイドメンバ3の縦板部3aに車幅方向外側から面接触するように、トルクロッドブラケット8をサイドメンバ3の下方に配置する。
次に、Vロッドブラケット5の第1の前方ボルト挿通孔32とトルクロッドブラケット8の第2の前方ボルト挿通孔33とを、サイドメンバ3の第3の前方ボルト挿通孔34に車幅方向の内外から重ね、Vロッドブラケット5の第1の後方ボルト挿通孔35とトルクロッドブラケット8の第2の後方ボルト挿通孔36とを、サイドメンバ3の第3の後方ボルト挿通孔37に車幅方向の内外から重ね、第1〜第3の前方ボルト挿通孔32、33,34に前方の位置決めボルト15を車幅方向外側から挿通し、第1〜第3の後方ボルト挿通孔35、36,37に後方の位置決めボルト15を車幅方向外側から挿通し、各位置決めボルト15に車幅方向内側からナット17を螺合して締結する。これにより、Vロッドブラケット5及びトルクロッドブラケット8が所定の取付位置に位置決めされる。
最後に、他のボルト16,19,42を締結し、Vロッドブラケット5及びトルクロッドブラケット8を車体フレーム2に完全に固定する。
本実施形態によれば、Vロッドブラケット5とトルクロッドブラケット8とが位置決めボルト15によって共締めされて、車体フレーム2(サイドメンバ3)に締結固定される。このため、Vロッドブラケット5とトルクロッドブラケット8との相対位置が安定し、車体フレーム2に対する車軸13,14の位置の組み付け誤差を抑制することができる。
また、クロスメンバ4の前後でVロッドブラケット5を分割せずに一体形成するので、車体フレーム2に対する車軸13,14の位置の組み付け誤差をさらに抑制することができる。また、部品点数の削減及び組み付け作業性の向上を図ることができる。
なお、上記実施形態において、車軸の支持構造における緩衝装置はリーフサスペンション12である必要はなく、エアサスペンションであってもよい。
また、上記実施形態において、Vロッド6,7を車体フレーム2に連結するブラケットは、前後一体型のVロッドブラケット5である必要はなく、前後分割型のVロッドブラケットであってもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
本発明に係る車軸の支持構造は、トラックその他の車両に利用することができる。
1 車両
2 車体フレーム
3 サイドメンバ
3a 縦板部
3b 上板部
3c 下板部
4 クロスメンバ
4a 縦壁部
4b 上壁部
4c 下壁部
5 Vロッドブラケット
6 前方Vロッド(Vロッド)
6a 前方Vロッドの分岐端部
6b 前方Vロッドの会合端部
7 後方Vロッド(Vロッド)
7a 後方Vロッドの会合端部
7b 後方Vロッドの分岐端部
8 トルクロッドブラケット
9 前方トルクロッド(トルクロッド)
9a 前方トルクロッドの後端部(他端部)
9b 前方トルクロッドの前端部(一端部)
10 後方トルクロッド(トルクロッド)
10a 後方トルクロッドの前端部(他端部)
10b 後方トルクロッドの後端部(一端部)
13 後前軸(車軸)
14 後後軸(車軸)
15 位置決めボルト
16,19,42 ボルト
17,18,20 ナット
21 Vロッドブラケット基部
22 Vロッド支持部
23 前方Vロッド連結部
24 後方Vロッド連結部
25 切欠部
26 トルクロッドブラケット基部
27 トルクロッド支持部
28 トルクロッドブラケット横基部
29 トルクロッドブラケット縦基部
31 トルクロッド連結部
32 第1の前方ボルト挿通孔(第1のボルト挿通孔)
33 第2の前方ボルト挿通孔(第2のボルト挿通孔)
34 第3の前方ボルト挿通孔(第3のボルト挿通孔)
35 第1の後方ボルト挿通孔(第1のボルト挿通孔)
36 第2の後方ボルト挿通孔(第2のボルト挿通孔)
37 第3の後方ボルト挿通孔(第3のボルト挿通孔)
38,39 ボルト挿通孔
40 サイドメンバとクロスメンバとの連結部
41 重畳部

Claims (1)

  1. 車体フレームに対してVロッドブラケットとトルクロッドブラケットとを固定し、Vロッドの会合端部を車軸に対して連結し、前記Vロッドの分岐端部を前記Vロッドブラケットに連結し、トルクロッドの一端部を前記車軸に対して連結し、前記トルクロッドの他端部を前記トルクロッドブラケットに連結し、前記Vロッドと前記トルクロッドとによって前記車軸を前記車体フレーム側に支持する支持構造であって、
    前記車軸は、前側の車軸と後側の車軸とを含み、
    前記車体フレームは、車幅方向の両側で前後方向に延びる左右1対のサイドメンバと、前記前後の車軸の間で車幅方向に延びて前記左右のサイドメンバに連結されるクロスメンバとを有し、
    前記Vロッドは、前記クロスメンバの前方に配置されて前記会合端部が前端に位置する前方Vロッドと、前記クロスメンバの後方に配置されて前記会合端部が後端に位置する後方Vロッドとを含み、
    前記前方Vロッドの前記会合端部は、前記前側の車軸に対して連結され、
    前記後方Vロッドの前記会合端部は、前記後側の車軸に対して連結され、
    前記Vロッドブラケットは、前記前方Vロッドの前記分岐端部が連結される前方Vロッド連結部と、前記後方Vロッドの前記分岐端部が連結される後方Vロッド連結部とを有し、前記前方Vロッド連結部と前記後方Vロッド連結部との間で前記クロスメンバを挿通し、
    前記Vロッドブラケットの前端部と前記トルクロッドブラケットと前記サイドメンバとは、前記前方Vロッド連結部の前方の重畳部で車幅方向に重なり、
    前記Vロッドブラケットの後端部と前記トルクロッドブラケットと前記サイドメンバとは、前記後方Vロッド連結部の後方の重畳部で車幅方向に重なり、
    前記前方の重畳部は、前記Vロッドブラケットの前端部と前記トルクロッドブラケットと前記サイドメンバとを貫通する1本の前方の位置決めボルトのみによって締結され、
    前記後方の重畳部は、前記Vロッドブラケットの後端部と前記トルクロッドブラケットと前記サイドメンバとを貫通する1本の後方の位置決めボルトのみによって締結され、
    前記Vロッドブラケットは、前記前方の位置決めボルトと前記後方の位置決めボルトとの間で、前記Vロッドブラケットと前記サイドメンバとを貫通する複数のVロッドブラケット固定用ボルトによって前記サイドメンバに締結固定され、
    前記トルクロッドブラケットは、前記前方の位置決めボルトの前方と前記後方の位置決めボルトの後方で、前記トルクロッドブラケットと前記サイドメンバとを貫通する複数のトルクロッドブラケット固定用ボルトによって前記サイドメンバに締結固定される
    ことを特徴とする車軸の支持構造。
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