JP6517508B2 - 電気機械外科手術アセンブリ - Google Patents

Description

（関連出願の引用）
本願は、米国仮特許出願第６１／９２８，４７９号（２０１４年１月１７日出願）の利益および該米国仮特許出願に対する優先権を主張するものであり、該米国仮特許出願の全開示は、参照により本明細書中に援用される。

（１．技術分野）
本開示は、電気機械外科手術アセンブリシステムに関している。より具体的には、本開示は、アダプタおよび／または外科手術ローディングユニットが電気機械外科手術デバイスに電気的におよび／または機械的に相互接続されているときに、電気機械外科手術デバイスの内部構成要素の汚染を防止するための取り外し可能フィルタを有する電気機械外科手術デバイスを含む電気機械外科手術アセンブリシステムに関している。

（２．関連技術の背景）
多くの外科手術デバイス製造者は、電気機械外科手術デバイスを操作および／または操縦するための専用駆動システムを備えた製造ラインを開発してきた。多くの場合において、電気機械外科手術デバイスは、再使用可能なハンドルアセンブリと、使い捨てローディングユニットおよび／または単回使用ローディングユニット等を含んでおり、該使い捨てローディングユニットおよび／または単回使用ローディングユニット等は、使用前にハンドルアセンブリに選択的に接続され、その後、使い捨てられるために、または、一部の場合においては再使用のために滅菌されるために、使用後にハンドルアセンブリから分断される。

特定の場合において、アダプタは、電気機械外科手術デバイスと多くの外科手術ローディングユニットのうちの任意の１つとを相互接続し、それらの間に機械的接続および／または電気的接続を確立するために用いられる。上記アダプタまたは異なるアダプタは、外科手術手順の間に、電気機械外科手術器具に取り付けられ得、そして、電気機械外科手術器具から取り外され得る。このような場合において、電気機械外科手術デバイスの内部構成要素は、外科手術手順の間に既に用いられているアダプタの取り付けの間に汚染されるようになり得る。

したがって、アダプタおよび電気機械外科手術デバイスの電気構成要素の間の滅菌接続のための保護バリアを含む電気機械外科手術デバイスを有することが有益である。

本開示は、電気機械外科手術アセンブリにおける改善に関している。本開示の局面にしたがうと、電気機械外科手術アセンブリは、外科手術デバイスと、アダプタと、フィルタとを含んでいる。外科手術デバイスは、電気プラグを含む遠位対面凹部を有する接続部分を含んでいる。アダプタは、外科手術デバイスの遠位対面凹部と嵌合するように構成された近位対面キャップを含んでおり、近位対面キャップは、電気プラグとの電気接続のために構成された複数の電気接触ピンを含む電気アセンブリを含んでいる。フィルタは、外科手術デバイスの遠位対面凹部内に取り外し可能に配置される。複数の電気接触ピンは、アダプタが外科手術デバイスに接続されたときに、フィルタを通して延びる。

フィルタは、布地、発泡体、エラストマ、熱可塑性物質、ゲル、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される材料の少なくとも１つの層を含む。実施形態において、フィルタは、材料の２つ以上の層の複合体である。フィルタは、治療薬を含む。実施形態において、治療薬は、抗微生物剤，抗バクテリア剤、防腐剤、収斂剤、消毒剤、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される。特定の実施形態において、フィルタは、スリットまたはアパーチャを含む。

一部の実施形態において、フィルタは、凹部の全体の形状に対して相補的な形状を有し得るが、一部のその他の実施形態においては、フィルタは、凹部の一部分の形状に対して相補的な形状を有し得る。フィルタは、自己支持的であり得るか、または、凹部内に搭載された基部プレートに取り付けられ得る。

本開示の別の実施形態にしたがうと、外科手術ローディングユニットと外科手術デバイスとを選択的に相互接続するためのアダプタと相互接続可能な電気機械外科手術デバイスは、ハンドルハウジングと、ハンドルハウジングから遠位に延びている接続部分であって、該接続部分は、少なくとも１つの回転可能駆動シャフトと、遠位対面凹部内に画定された電気プラグとを含む、接続部分と、少なくとも１つの回転可能駆動シャフトおよび電気プラグに対して遠位にある凹部内に配置されたフィルタとを含む。フィルタは、汚染物が電気プラグと連絡することを防止するように構成されている。

フィルタは、布地、発泡体、エラストマ、熱可塑性物質、ゲル、およびそれらの組み合わせからなる群から選択された材料の少なくとも１つの層を含む。実施形態において、フィルタは、材料の２つ以上の層の複合体である。フィルタは、治療薬を含む。実施形態において、治療薬は、抗微生物剤、抗バクテリア剤、防腐剤、収斂剤、消毒剤、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される。特定の実施形態において、フィルタは、スリットまたはアパーチャを含む。

一部の実施形態において、フィルタは、凹部の全体の形状に対して相補的な形状を有し得るが、一部のその他の実施形態においては、フィルタは、凹部の一部分の形状に対して相補的な形状を有し得る。フィルタは、自己支持的であり得るか、または、凹部内に搭載された基部プレートに取り付けられ得る。

本開示の別の実施形態にしたがうと、電気機械外科手術アセンブリを使用する方法は、外科手術デバイスの接続部分の遠位対面凹部内にフィルタを配置することと、アダプタを外科手術デバイスに接続することとを含む。遠位対面凹部は、電気プラグを含み、アダプタは、外科手術デバイスの凹部と嵌合するように構成された近位対面キャップを含む。近位対面キャップは、電気プラグとの電気接続のためにフィルタを通して延びるように構成された複数の電気接触ピンを含む電気アセンブリを含む。特定の実施形態において、フィルタを配置することは、凹部内に搭載された基部プレートにフィルタを取り付けることを含む。一部の実施形態において、フィルタは、フィルタを外科手術デバイスの凹部内に配置する前に治療薬で湿らされる。

方法は、アダプタを外科手術デバイスから分断することと、外科手術デバイスの凹部からフィルタを取り外すこととをさらに含み得る。一部の実施形態において、新たなフィルタが、外科手術デバイスの接続部分の遠位対面凹部内に配置され得、該アダプタまたは異なるアダプタが、外科手術デバイスに取り付けられ得る。
（摘要）
電気機械外科手術アセンブリは、外科手術デバイスと、アダプタと、フィルタとを含む。外科手術デバイスは、電気プラグを含む遠位対面凹部を有する接続部分を含んでいる。アダプタは、外科手術デバイスの凹部と嵌合するように構成された近位対面キャップを含み、該近位対面キャップは、電気プラグとの電気接続のために構成された複数の電気接触ピンを含む電気アセンブリを含む。フィルタは、外科手術デバイスの凹部内に取り外し可能に配置される。複数の電気接触ピンは、アダプタが外科手術デバイスに接続されたときに、フィルタを通して延びる。
本発明は、例えば、以下を提供する。
（項目１）
電気機械外科手術アセンブリであって、
電気プラグを含む遠位対面凹部を有する接続部分を含む外科手術デバイスと、
上記外科手術デバイスの上記凹部と嵌合するように構成された近位対面キャップを含むアダプタであって、上記近位対面キャップは、上記電気プラグとの電気接続のために構成された複数の電気接触ピンを含む電気アセンブリを含む、アダプタと、
上記外科手術デバイスの上記凹部内に取り外し可能に配置されたフィルタであって、上記複数の電気接触ピンは、上記アダプタが上記外科手術デバイスに接続されたときに、上記フィルタを通して延びる、フィルタと
を含む、電気機械外科手術アセンブリ。
（項目２）
上記フィルタは、布地、発泡体、エラストマ、熱可塑性物質、ゲル、およびこれらの組み合わせからなる群から選択された材料の少なくとも１つの層を含む、上記項目に記載の電気機械外科手術アセンブリ。
（項目３）
上記フィルタは、材料の２つ以上の層の複合体である、上記項目のいずれかに記載の電気機械外科手術アセンブリ。
（項目４）
上記フィルタは、治療薬を含む、上記項目のいずれかに記載の電気機械外科手術アセンブリ。
（項目５）
上記治療薬は、抗微生物剤、抗バクテリア剤、防腐剤、収斂剤、消毒剤、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、上記項目のいずれかに記載の電気機械外科手術アセンブリ。
（項目６）
上記フィルタは、上記凹部の形状に対して相補的な形状を有する、上記項目のいずれかに記載の電気機械外科手術アセンブリ。
（項目７）
上記フィルタは、スリットを含む、上記項目のいずれかに記載の電気機械外科手術アセンブリ。
（項目８）
上記フィルタは、自己支持的である、上記項目のいずれかに記載の電気機械外科手術アセンブリ。
（項目９）
上記フィルタは、上記凹部内に搭載された基部プレートに対して取り付けられる、上記項目のいずれかに記載の電気機械外科手術アセンブリ。
（項目１０）
電気機械外科手術デバイスであって、上記電気機械外科手術デバイスは、外科手術ローディングユニットと上記外科手術デバイスとを選択的に相互接続するためのアダプタと相互接続可能であり、上記外科手術デバイスは、
ハンドルハウジングと、
上記ハンドルハウジングから遠位に延びている接続部分であって、上記接続部分は、少なくとも１つの回転可能駆動シャフトと、遠位対面凹部内に画定された電気プラグとを含む、接続部分と、
上記少なくとも１つの回転可能駆動シャフトおよび上記電気プラグに対して遠位の上記凹部内に配置されたフィルタであって、上記フィルタは、汚染物が上記電気プラグに連絡することを防止するように構成されている、フィルタと
を含む、電気機械外科手術デバイス。
（項目１１）
上記フィルタは、布地、発泡体、エラストマ、熱可塑性物質、ゲル、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される材料の少なくとも１つの層を含む、上記項目のいずれかに記載の電気機械外科手術デバイス。
（項目１２）
上記フィルタは、材料の２つ以上の層の複合体である、上記項目のいずれかに記載の電気機械外科手術デバイス。
（項目１３）
上記フィルタは、治療薬を含む、上記項目のいずれかに記載の電気機械外科手術デバイス。
（項目１４）
上記治療薬は、抗微生物剤、抗バクテリア剤、防腐剤、収斂剤、消毒剤、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、上記項目のいずれかに記載の電気機械外科手術デバイス。
（項目１５）
上記フィルタは、上記凹部の形状に対して相補的な形状を有する、上記項目のいずれかに記載の電気機械外科手術デバイス。
（項目１６）
上記フィルタは、スリットを含む、上記項目のいずれかに記載の電気機械外科手術デバイス。
（項目１７）
上記フィルタは、自己支持的である、上記項目のいずれかに記載の電気機械外科手術デバイス。
（項目１８）
上記フィルタは、上記凹部内に搭載された基部プレートに対して取り付けられる、上記項目のいずれかに記載の電気機械外科手術デバイス。
（項目１９）
電気機械外科手術アセンブリを使用する方法であって、
上記方法は、
外科手術デバイスの接続部分の遠位対面凹部内にフィルタを配置するステップであって、上記遠位対面凹部は、電気プラグを含む、ステップと、
上記外科手術デバイスにアダプタを接続するステップであって、上記アダプタは、上記遠位対面凹部と嵌合するように構成された近位対面キャップを含み、上記近位対面キャップは、上記電気プラグとの電気接続のために上記フィルタを通して延びるように構成された複数の電気接触ピンを含む電気アセンブリを含む、ステップと
を含む、方法。
（項目２０）
上記外科手術デバイスの上記接続部分の上記遠位対面凹部内に上記フィルタを配置する前に、治療薬で上記フィルタを湿らすステップをさらに含む、上記項目に記載の方法。
（項目２１）
上記外科手術デバイスから上記アダプタを分断するステップと、
上記外科手術デバイスの上記凹部から上記フィルタを取り外すステップと
をさらに含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
（項目２２）
上記外科手術デバイスの上記遠位対面凹部内に新たなフィルタを配置するステップと、
上記外科手術デバイスに対して上記アダプタまたは異なるアダプタを取り付けるステップと
をさらに含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
（項目２３）
上記外科手術デバイスの上記接続部分の上記遠位対面凹部内に上記フィルタを配置するステップは、上記凹部内に搭載された基部プレートに上記フィルタを取り付けるステップを含む、上記項目のいずれかに記載の方法。

本開示の実施形態は、添付の図面を参照しながら本明細書中に記載される。
図１は、本開示の例示的な実施形態にしたがう電気機械外科手術アセンブリシステムの透視図であり、該電気機械外科手術アセンブリシステムは、電気機械外科手術デバイスとエンドエフェクタとの間に相互接続されたアダプタを含んでいる。 図２は、図１の電気機械外科手術デバイスの遠位端に対するアダプタの近位端の取り付けを例示する透視図である。 図３Ａ、３Ｂは、本開示の実施形態にしたがうフィルタの正面図であり、該フィルタは、図２の電気機械外科手術デバイスの遠位対面凹部内に配置可能である。 図４は、本開示の別の実施形態にしたがう電気機械外科手術デバイス内に配置されたフィルタの概略的な断面側面図である。

外科手術デバイスと、アダプタと、エンドエフェクタとを含む本開示の電気機械外科手術アセンブリの実施形態が、図面を参照しながら詳細に記載され、いくつかの図面の各々において、同様の参照番号は、同じ要素または対応する要素を指定している。本明細書中で用いられているとき、用語「遠位」は、臨床家からより遠い構造の部分を参照しており、用語「近位」は、臨床家に対してより近い構造の部分を参照している。本明細書中で用いられているとき、「臨床家」は、医師、看護師、またはその他のケアプロバイダーを参照し、サポート要員を含み得る。

本開示の実施形態にしたがう外科手術デバイスは、概して、１００として指定されており、給電式ハンドヘルド電気機械器具またはデバイスの形態にあり、該給電式ハンドヘルド電気機械器具またはデバイスは、それに対する複数の異なるエンドエフェクタの選択的な取り付けのために構成されており、該複数の異なるエンドエフェクタの各々は、給電式ハンドヘルド電気機械外科手術デバイスによる作動および操縦のために構成されている。本開示の目的のために、エンドエフェクタは、外科手術ローディングユニットの観点で記載されるが、本開示の電気機械外科手術アセンブリは、当業者の認識範囲内の様々なエンドエフェクタ（例えば、クランピングジョーおよび切断ツール等）とともに用いられ得る。

図１に例示されているように、電気機械外科手術アセンブリ１は、アダプタ２００との選択的な接続のために構成された外科手術デバイス１００を含み、そして、アダプタ２００は、ローディングユニット３００（例えば、多回使用ローディングユニットまたは単回使用ローディングユニット等）との選択的な接続のために構成されている。外科手術デバイス１００は、回路基板（図示せず）とそこに設置された駆動機構（図示せず）とを含むハンドルハウジング１０２を含む。回路基板は、外科手術デバイス１００の様々な操作を制御するように構成されている。ハンドルハウジング１０２は、再充電可能バッテリー（図示せず）の選択的に取り外し可能な受け取りのために該ハウジング内の空洞（図示せず）を画定している。バッテリーは、外科手術デバイス１００の電気構成要素のうちの任意のものに電力を供給するように構成されている。

ハンドルハウジング１０２は、上側ハウジング部分１０２ａと、下側ハンドグリップ部分１０２ｂとを含み、該上側ハウジング部分は、外科手術デバイス１００の様々な構成要素を収容し、該下側ハンドグリップ部分は、上側ハウジング部分１０２ａから延びている。下側ハンドグリップ部分１０２ｂは、上側ハウジング部分１０２ａの最近位端の遠位に配置され得る。上側ハウジング部分１０２ａに対する下側ハウジング部分１０２ｂの位置は、アダプタ２００および／またはローディングユニット３００に接続される（またはそれらを支持する）外科手術デバイス１００の重さのバランスを取るように選択される。

ハンドルハウジング１０２は、駆動機構が設置されるハウジングを提供し、そして、外科手術デバイス１００の様々な機能を活性化させるための、複数の指によって作動される制御ボタン、ロッカーデバイス等を支持する。駆動機構は、外科手術デバイス１００の様々な操作を実行するために、シャフトおよび／またはギア構成要素を駆動するように構成されている。特に、駆動機構は、ローディングユニット３００の近位本体部分３０２に対してローディングユニット３００のツールアセンブリ３０４を選択的に移動させるために、シャフトおよび／またはギア構成要素を駆動すること、ハンドルハウジング１０２に対して長手方向軸「Ｘ」の周りでローディングユニット３００を回転させること、ローディングユニット３００のアンビルアセンブリ３０６およびカートリッジアセンブリ３０８を互いに対して移動／接近させること、ならびに／あるいは、ローディングユニット３００のカートリッジアセンブリ３０８内のステープリングカートリッジおよび切断カートリッジを発射すること、を行うように構成されている。

図１に関連して図２に示されているように、ハンドルハウジング１０２は、アダプタ２００の対応する駆動カップリングアセンブリ２１２を受け取るように構成された接続部分１０４を画定している。特に、外科手術デバイス１００の接続部分１０４は、アダプタ２００が外科手術デバイス１００に嵌合されたときに、アダプタ２００の駆動カップリングアセンブリ２１２の近位対面キャップ２１２ａを受け取る遠位対面凹部１０４ａを有する。接続部分１０４は、３つの回転可能な駆動コネクタ１０６、１０８、１１０を収容し、該３つの回転可能な駆動コネクタは、互いに共通の平面または直線内に配列される。

アダプタ２００が外科手術デバイス１００に嵌合されたとき、外科手術デバイス１００の回転可能駆動コネクタ１０６、１０８、１１０の各々は、アダプタ２００の対応する回転可能コネクタスリーブ２０６、２０８、２１０と結合する。これに関し、対応する第１の駆動コネクタ１０６と第１のコネクタスリーブ２０６との間のインターフェース、対応する第２の駆動コネクタ１０８と第２のコネクタスリーブ２０８との間のインターフェース、および対応する第３の駆動コネクタ１１０と第３のコネクタスリーブ２１０との間のインターフェースは、外科手術デバイス１００の駆動コネクタ１０６、１０８、１１０の各々の回転が、アダプタ２００の対応するコネクタスリーブ２０６、２０８、２１０の対応する回転を引き起こすように、キーで留められる。

アダプタ２００のコネクタスリーブ２０６、２０８、２１０との外科手術デバイス１００の駆動コネクタ１０６、１０８、１１０の嵌合は、回転力が、３つのそれぞれのコネクタインターフェースの各々を介して独立的に伝達されることを可能にする。外科手術デバイス１００の駆動コネクタ１０６、１０８、１１０は、外科手術デバイス１００の駆動機構によって独立的に回転させられるように構成されている。これに関し、駆動機構の機能選択モジュール（図示せず）は、外科手術デバイス１００の駆動コネクタ１０６、１０８、１１０のうちのどの駆動コネクタまたは複数の駆動コネクタが、外科手術デバイス１００のモータによって駆動させられるべきかを選択する。

外科手術デバイス１００の駆動コネクタ１０６、１０８、１１０の各々は、アダプタ２００のそれぞれのコネクタスリーブ２０６、２０８、２１０にキーで留められている、および／または、これらと実質的に回転不可能なインターフェースを形成しているので、アダプタ２００が外科手術デバイス１００に結合されたとき、回転力は、アダプタ２００の外科手術デバイス１００の駆動機構から選択的に伝達される。

外科手術デバイス１００の駆動コネクタ１０６、１０８、１１０の選択的な回転は、外科手術デバイス１００がローディングユニット３００の異なる機能を選択的に作動させることを可能にする。例えば、外科手術デバイス１００の第１の駆動コネクタ１０６の選択的かつ独立的な回転は、ローディングユニット３００のツールアセンブリ３０４の選択的かつ独立的な開放および閉鎖に対応しており、そして、ローディングユニット３００のツールアセンブリ３０４のステープリング構成要素／切断構成要素の駆動に対応している。さらなる例として、外科手術デバイス１００の第２の駆動コネクタ１０８の選択的かつ独立的な回転は、長手方向軸「Ｘ」を横断したローディングユニット３００のツールアセンブリ３０４の選択的かつ独立的な関節運動に対応している。さらに、例えば、外科手術デバイス１００の第３の駆動コネクタ１１０の選択的かつ独立的な回転は、外科手術デバイス１００のハンドルアセンブリ１０２に対する長手方向軸「Ｘ」の周りでのローディングユニット３００の選択的かつ独立的な回転に対応している。

アダプタ２００は、外側ノブハウジング２０２と、ノブハウジング２０２の遠位端から延びている外側チューブ２０４とを含む。ノブハウジング２０２および外側チューブ２０４は、アダプタ２００の構成要素を収容するように構成され、寸法設定されている。外側チューブ２０４は、内視鏡挿入のために寸法設定されており、特に、外側チューブ２０４は、典型的なトロカールポート、カニューレ等を通過可能である。ノブハウジング２０２は、トロカールポート、カニューレ等に入らないように寸法設定されている。ノブハウジング２０２は、外科手術デバイス１００のハンドルハウジング１０２の接続ポート１０４に接続するように構成され、適合されている。

アダプタ２００は、そこに配置された複数の力／回転の伝達／変換アセンブリを含む。各力／回転の伝達／変換アセンブリは、外科手術デバイス１００の第１の回転可能駆動コネクタ１０６、第２の回転可能駆動コネクタ１０８、および第３の回転可能駆動コネクタ１１０の回転速度／回転力を、ローディングユニット３００に対するこのような回転速度／回転力の伝達の前に、伝達／変換（例えば、増加または減少）するように構成され、適合されている。

アダプタ２００は、その上で支持された取り付け／取り外しボタン２１４をさらに含む。特に、ボタン２１４は、アダプタ２００の駆動カップリングアセンブリ２１２上で支持され、そして、非作動状態へと付勢される。ボタン２１４は、それとともに形成された少なくとも１つのリップまたはレッジ２１４ａを含み、該少なくとも１つのリップまたはレッジは、外科手術デバイス１００の接続部分１０４の凹部１０４ａに沿って画定された対応するリップまたはレッジ１０４ｂの後ろでスナップ留めするように構成されている。使用中に、アダプタ２００が外科手術デバイス１００に接続されたときに、ボタン２１４のリップ２１４ａは、アダプタ２００および外科手術デバイス１００を互いに固定し、保持するために、外科手術デバイス１００の接続部分１０４のリップ１０４ｂの後ろに配置される。アダプタ２００および外科手術デバイス１００の互いからの分断を可能にするために、ボタン２１４は、その付勢状態に対して、押圧または作動されることにより、ボタン２１４のリップ２１４ａと外科手術デバイス１００の接続部分１０４のリップ１０４ｂとの係合を解除する。

アダプタ２００は、外部ノブハウジング２０２上および該外部ノブハウジング内に支持された電気アセンブリ２１６を含む。電気アセンブリ２１６は、複数の電気接触ピン２１８を含み、外科手術デバイス１００の接続部分１０４内に配置された対応する電気プラグ１１２に対する電気接続のために、回路基板（図示せず）上に支持される。電気アセンブリ２１６は、外科手術デバイス１００の回路基板（図示せず）に電気的に接続された電気プラグ１１２を介して外科手術デバイス１００の回路基板に対するライフサイクル情報の較正および通信を可能にする役割を果たす。

例示的な電気機械ハンドヘルド給電式外科手術器具１００、アダプタ２００、およびエンドエフェクタ３００の構成および操作の詳細な説明について、国際出願ＰＣＴ／ＵＳ２００８／０７７２４９（出願日２００８年９月２２日（国際公開ＷＯ ２００９／０３９５０６））、米国特許公開２００９／０３１４８２１（出願日２００９年８月３１日）、米国特許出願１２／６２２，８２７（出願日２００９年１１月２０日）、米国特許出願１３／８７５，５７１（出願日２０１３年５月２日）、米国仮特許出願６１／９１１，７７４（出願日２０１３年１２月４日）に対する参照がなされ得、これらの全内容は、参照のために本明細書中に援用される。

図１、２に関連して図３Ａ、３Ｂに例示されているように、フィルタ１５０は、外科手術デバイス１００の凹部１０４ａ内に取り外し可能に配置可能である。フィルタ１５０は、アダプタ２００および／またはローディングユニット３００上の汚染物から、外科手術デバイス１００のハウジングハンドル１０２内に配置された電気構成要素を保護する。例えば図３Ａに示されている実施形態において、フィルタ１５０ａは、外科手術デバイス１００の凹部１０４ａの側壁１０４ｃによって画定された内寸またはプロフィールと実質的に同一の外寸またはプロフィールを含み得る。例えば図３Ｂに示されているその他の実施形態において、フィルタ１５０ｂは、凹部１０４ａの一部分のみの内部にフィットするように寸法設定され得る。

フィルタ１５０は、電気構成要素（例えば、それを通るアダプタ２００の電気接触ピン２１８）の受け取りおよび通過を可能にするように寸法設定される、スリット１５２（図３Ａ）またはアパーチャ１５４（図３Ｂ）を含み得る。スリット１５２またはアパーチャ１５４は、小さな直径のオリフィスを有し得、該オリフィスは、それを通して電気接触ピン２１８を挿入し、さらに、電気接触ピン２１８が外科手術デバイス１００の電気アセンブリ１１２に接触することを可能にするために貫通可能であるようにするために必要な挿入圧力を効果的に低下させる。スリット１５２は、電気接触ピン２１８を外科手術デバイス１００の中に前進させるために必要な挿入力を低減させることを助けるために、フィルタ１５０内に形成された単一の挿入スリットまたは複数の挿入スリットを含み得る。特に、スリット１５２は、開放することにより、電気接触ピン２１８の通過を可能にし、これにより、スリット２１８を画定する内壁部分が、電気接触ピン２１８の外面に係合して汚染物を一掃すること、または、電気接触ピン２１８が電気プラグ１１２を介して外科手術デバイス１００の内部電気構成要素に接触する前に、電気接触ピン２１８を消毒することを可能にする。スリットは、そこからの電気接触ピン２１８の取り外しの際に、実質的に閉鎖した位置をとるように適合され得る。一部の実施形態において、フィルタ１５０の外寸は、凹部１０４ａの内寸よりも僅かに大きく、その結果、スリット１５２またはアパーチャ１５４は、電気接触ピン２１８の存在または不存在のもとで、凹部１０４ａ内にフィルタ１５０の半径方向および軸方向の圧縮の際に、閉鎖される。同様に、スリット１５２またはアパーチャ１５４は、回転可能駆動コネクタ１０６、１０８、１１０と回転可能コネクタスリーブ２０６、２０８、２１０との間でフィルタ１５０内に配置され得る。

フィルタ１５０は、様々な材料から製造され得る。実施形態において、フィルタ１５０は、天然材料または合成材料の織られた、編まれた、編み組みされた、または不織の布地であり得る。実施形態において、布地は、稠密にまたは緊密に構成され得、および／または、布地の組成を形成する１つよりも多くの層を含み得る。適切なヤーンおよび布地材料は、合成材料（スパンデック等）を含み、該合成材料としては、例えば、Ｉｎｖｉｓｔａ Ｎｏｒｔｈ Ａｍｅｒｉｃａ Ｓ．Ａ．Ｒ．Ｌ．から市販されているＬＹＣＲＡ（登録商標）繊維、ナイロン、一例としてＥ．Ｉ． ＤｕＰｏｎｔ ｄｅ Ｎｅｍｏｕｒｓ ａｎｄ Ｃｏｍｐａｎｙから市販されているＫｅｖｌａｒ（登録商標）繊維を含むアラミド、およびその他の合成材料などであり、該合成材料は、フィルタ１５０に剛性および支持を提供しつつ、フィルタ１５０を通して挿入される際に、電気接触ピン２１８の周りに拡張してそれを圧縮し得る。

一部の実施形態において、フィルタ１５０は、連続気泡発泡体材料または独立気泡発泡体材料から製造され得る。発泡体材料は、屈曲し、そして、挿入された電気接触ピン２１８の外寸に適応するために十分な弾力性を有し得る。さらに、発泡体のコンプライアント特性は、アダプタ２００の取り付け／外科手術デバイス１００からの該アダプタの取り外しの間に電気接触ピン２１８の周りの間隙の形成を実質的に最小化して、滅菌接続を保証し得る。

実施形態において、フィルタ１５０は、エラストマまたは熱可塑性材料から製造され得る。適切なエラストマは、例えば、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエーテルウレタン、ポリ塩化ビニル、エチレン酢酸ビニル、ポリブタジエン、ポリエーテルブロックアミド、スチレンブロックコポリマー、エチレンプロピレンジエンＭクラスゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、天然ゴム、シリコーン、およびコポリマー、ならびにこれらの組み合わせを含む。

一部の実施形態において、フィルタ１５０は、ゲルから製造され得る。ゲルは、ソフトウレタンゲル、シリコーンゲル等のエラストマから製造され得、そして、フィルタ１５０を通した電気接触ピン２１８の通過を可能にし、かつ、フィルタ１５０からの電気接触ピン２１８の取り外しの際に閉鎖するように、圧縮特性を有し得る。ゲルは、水と様々なポリマー物質とを含むヒドロゲルまたは含水ゲルであり得、様々なポリマー物質は、例えば、ゼラチン、ポリサッカリド、架橋アクリルアミドポリマー、ヒドロキシエチルメタクリレートポリマー、架橋ポリヒドロキシエチルアクリレート、重合され架橋された２-アクリルアミド-２-メチルプロパンスルホン酸のポリマーまたはそれらの塩のうちの１つ、架橋ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、上記モノマーどうしのコポリマー、ポリスチレンまたはその他の非ヒドロゲル形成ポリマー等の他のポリマーとの上記モノマーのコポリマー、上記のうちの１つ以上の塩、ならびにこれらの組み合わせを含む。

フィルタ１５０は、同一の材料または異なる材料の１つ以上の層を含み得ることが理解されるべきである。例えば、実施形態において、フィルタ１５０は、第１の層（例えば、ゲルまたはエラストマ層）、第１の層に搭載された、または、第１の層内に埋め込まれた、第１の層よりも硬い第２の層（例えば、布地層または発泡体層）を含み得る。様々な硬さの材料の組み合わせは、フィルタ１５０を自己支持的な態様で外科手術デバイス１００の凹部内に維持する役割を果たす。

フィルタ１５０は、例えば抗微生物剤、抗バクテリア剤、防腐剤、収斂剤、および消毒剤等の、治療薬または薬剤、あるいはこれらの組み合わせを含み得る。一部の実施形態において、フィルタは、例えばフィルタ１５０を収斂浴（ａｓｔｒｉｎｇｅｎｔ ｂａｔｈ）に配置すること等によって、外科手術デバイス１００の凹部１０４ａ内にフィルタ１５０を配置する前に、湿らされた状態にされたままであり得る。

代替的実施形態において、図４に示されているように、フィルタ１５０は、回転可能駆動コネクタ１０６、１０８、１１０、および電気プラグ１１２に対して遠位の外科手術デバイス１００の接続部分１０４内に搭載された基部プレート１６０に取り付けられ得る。実施形態において、基部プレート１６０は、凹部１０４ａ内に固定され得る。このような実施形態において、フィルタ１５０は、基部プレート１６０とのフィルタ１５０の取り付けおよび取り外しを支持する接着特性を含むヒドロゲルであり得る。その他の実施形態において、基部プレート１６０は、凹部１０４ａ内に解放可能に搭載され得、フィルタ１５０は、従来の手段を通して（例えば、接着剤またはモールディングの使用により）基部プレート１６０に固定され得る。基部プレート１６０は、フィルタ１５０の材料よりも大きい剛性を有する材料（例えば、エラストマ）から形成され得、そして、アダプタ２００の電気接触ピン２１８と対応するように配置され寸法設定された開口部１６２であって、それを通して電気接触ピン２１８の通過を可能にするための開口部を含み得る。

電気機械外科手術アセンブリの使用のために、フィルタ１５０が、外科手術デバイス１００の接続部分１０４の遠位対面凹部１０４ａ内に配置される。実施形態において、フィルタを凹部１０４ａ内に配置する前に、フィルタ１５０は、治療薬で湿らされ得る。次に、アダプタ２００は、接続部分１０４の凹部１０４ａ内に駆動カップリングアセンブリ２１２の近位対面キャップ２１２ａを配置することによって、外科手術デバイス１００に接続され、その結果、上述されたように、ボタン２１２のリップ２１４ａは、接続部分１０４のリップ１０４ａの後ろに配置される。嵌合させられると、電気接触ピン２１８は、電気アセンブリ１１２に接触する前に、アダプタ２００の近位に突出し、フィルタ１５０を通過する。使用後、アダプタ２００は、ボタン２１４を押し下げることによって外科手術デバイス１００から取り外され得、フィルタ１５０が、取り外され得る。新たなフィルタが、接続部分１０４の凹部１０４ａ内に配置され得、そして、外科手術デバイス１００の内部構成要素の汚染のリスクなしに、アダプタ２００が、再取り付けされ得るか、あるいは、単一の外科手術手順の間に必要に応じて外科手術デバイス１００に対して異なるアダプタが取り付けられ得る。

本開示の電気機械外科手術アセンブリシステムの実施形態に対して様々な改変がなされ得ることが理解され得る。したがって、上述した記載は、限定として考えられるべきではなく、実施形態の例示にすぎないと考えられるべきである。当業者は、本開示の範囲内および精神内にあるその他の改変を構想し得る。

Claims (25)

1. 電気機械外科手術アセンブリであって、
   遠位対面凹部を有する接続部分を含む外科手術デバイスであって、前記遠位対面凹部は、電気プラグと、少なくとも１つの回転可能な駆動コネクタとを含む、外科手術デバイスと、
   前記外科手術デバイスの前記凹部と嵌合するように構成された近位対面キャップを含むアダプタであって、前記近位対面キャップは、電気アセンブリを含み、前記電気アセンブリは、前記電気プラグとの電気接続のために構成された複数の電気接触ピンを含み、前記近位対面キャップは、前記少なくとも１つの回転可能な駆動コネクタとの回転不可能な接続のために構成された少なくとも１つの回転可能なコネクタスリーブをさらに含む、アダプタと、
   前記外科手術デバイスの前記凹部内に取り外し可能に配置されたフィルタであって、前記複数の電気接触ピンは、前記アダプタが前記外科手術デバイスに接続されたときに、前記フィルタを通して延び、前記少なくとも１つの回転可能な駆動コネクタは、前記アダプタが前記外科手術デバイスに接続されたときに、前記フィルタを通して延びる、フィルタと
   を含む、電気機械外科手術アセンブリ。
2. 前記フィルタは、布地、発泡体、エラストマ、熱可塑性物質、ゲル、これらの組み合わせからなる群から選択された材料の少なくとも１つの層を含む、請求項１に記載の電気機械外科手術アセンブリ。
3. 前記フィルタは、材料の２つ以上の層の複合体である、請求項２に記載の電気機械外科手術アセンブリ。
4. 前記フィルタは、治療薬を含む、請求項１に記載の電気機械外科手術アセンブリ。
5. 前記治療薬は、抗微生物剤、抗バクテリア剤、防腐剤、収斂剤、消毒剤、これらの組み合わせからなる群から選択される、請求項４に記載の電気機械外科手術アセンブリ。
6. 前記フィルタは、前記凹部の形状に対して相補的な形状を有する、請求項１に記載の電気機械外科手術アセンブリ。
7. 前記フィルタは、スリットを含む、請求項１に記載の電気機械外科手術アセンブリ。
8. 前記フィルタは、自己支持的である、請求項１に記載の電気機械外科手術アセンブリ。
9. 前記フィルタは、前記凹部内に搭載された基部プレートに対して取り付けられる、請求項１に記載の電気機械外科手術アセンブリ。
10. 電気機械外科手術デバイスであって、前記電気機械外科手術デバイスは、外科手術ローディングユニットと前記外科手術デバイスとを選択的に相互接続するためのアダプタと相互接続可能であり、前記外科手術デバイスは、
    ハンドルハウジングと、
    前記ハンドルハウジングから遠位に延びている接続部分であって、前記接続部分は、少なくとも１つの回転可能な駆動コネクタと、遠位対面凹部内に画定された電気プラグとを含む、接続部分と、
    前記少なくとも１つの回転可能な駆動コネクタおよび前記電気プラグに対して遠位の前記凹部内に配置されたフィルタであって、前記フィルタは、汚染物が前記電気プラグに連絡することを防止するように構成されており、前記フィルタは、前記少なくとも１つの回転可能な駆動コネクタのそれぞれおよび前記電気プラグに対して位置決めするように配置されたスリットを含む、フィルタと
    を含む、電気機械外科手術デバイス。
11. 前記フィルタは、布地、発泡体、エラストマ、熱可塑性物質、ゲル、これらの組み合わせからなる群から選択される材料の少なくとも１つの層を含む、請求項１０に記載の電気機械外科手術デバイス。
12. 前記フィルタは、材料の２つ以上の層の複合体である、請求項１１に記載の電気機械外科手術デバイス。
13. 前記フィルタは、治療薬を含む、請求項１０に記載の電気機械外科手術デバイス。
14. 前記治療薬は、抗微生物剤、抗バクテリア剤、防腐剤、収斂剤、消毒剤、これらの組み合わせからなる群から選択される、請求項１３に記載の電気機械外科手術デバイス。
15. 前記フィルタは、前記凹部の形状に対して相補的な形状を有する、請求項１０に記載の電気機械外科手術デバイス。
16. 前記フィルタの前記スリットは、少なくとも１つ以上の交差しているスリットを含む、請求項１０に記載の電気機械外科手術デバイス。
17. 前記フィルタは、自己支持的である、請求項１０に記載の電気機械外科手術デバイス。
18. 前記フィルタは、前記凹部内に搭載された基部プレートに対して取り付けられる、請求項１０に記載の電気機械外科手術デバイス。
19. 電気機械外科手術アセンブリを使用する方法であって、前記方法は、
    外科手術デバイスの接続部分の遠位対面凹部内にフィルタを配置することであって、前記遠位対面凹部は、電気プラグと、少なくとも１つの回転可能な駆動コネクタとを含む、ことと、
    前記外科手術デバイスにアダプタを接続することであって、前記アダプタは、前記遠位対面凹部と嵌合するように構成された近位対面キャップを含み、前記近位対面キャップは、前記電気プラグとの電気接続のために前記フィルタを通して延びるように構成された複数の電気接触ピンを含む電気アセンブリと、前記少なくとも１つの回転可能な駆動コネクタに結合するように構成された少なくとも１つの回転可能なコネクタスリーブとを含み、前記少なくとも１つの回転可能な駆動コネクタは、前記少なくとも１つの回転可能なコネクタスリーブとの回転不可能な接続のために、前記フィルタを通して延びるように構成されている、ことと
    を含む、方法。
20. 前記外科手術デバイスの前記接続部分の前記遠位対面凹部内に前記フィルタを配置する前に、治療薬で前記フィルタを湿らすステップをさらに含む、請求項１９に記載の方法。
21. 前記外科手術デバイスから前記アダプタを分断するステップと、
    前記外科手術デバイスの前記凹部から前記フィルタを取り外すステップと
    をさらに含む、請求項１９に記載の方法。
22. 前記外科手術デバイスの前記遠位対面凹部内に新たなフィルタを配置するステップと、
    前記外科手術デバイスに対して前記アダプタまたは異なるアダプタを取り付けるステップと
    をさらに含む、請求項２１に記載の方法。
23. 前記外科手術デバイスの前記接続部分の前記遠位対面凹部内に前記フィルタを配置するステップは、前記凹部内に搭載された基部プレートに前記フィルタを取り付けることを含む、請求項１９に記載の方法。
24. 前記フィルタは、少なくとも１つ以上の交差しているスリットを含む、請求項１に記載の電気機械外科手術アセンブリ。
25. 前記フィルタは、少なくとも１つ以上の交差しているスリットを含む、請求項１９に記載の方法。