JP6514043B2 - 支援システム、支援方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
現状のファシリティマネジメントの考え方では、既存の建物を延命させる場合のライフサイクルコスト(LCC)と、建替えを行う場合のライフサイクルコストとを比較することにより、延命又は建替えの優劣を判定する。このため、現状のファシリティマネジメントの考え方では、建物の建替えを何時行うと効率的であるかの判定ができなかった。
しかしながら、特許文献1の建築物評価システムでは、ビル等の建物について、所定の検討期間内においてコスト的に有利である建替えの期間を提示する方法については開示されていない。
(概要)
図1は、本発明の第1実施形態に係わる支援システム100の動作の概要を示す説明図である。建替えの検討対象となる建物10は、例えば、オフィスビル等である。支援システム100は、検討対象の建物10について、所定の検討期間(例えば、現在から)30年間の検討期間を設定する。そして、支援システム100は、初年度に建替えを実施すると仮定した場合の建替シナリオから、30年目(現在から30年後)の最終年度に建替えを実施すると仮定した場合の建替シナリオまでの、それぞれの建替シナリオを作成する。つまり、支援システム100は、建物10について、建替えを実施する時期(以下、「建替時期」とも記載)を変化させた場合の複数の建替シナリオを作成する。
なお、以下の説明において、検討期間内の「初年度から数えてy年後」を、「y年目」と記載することがある。
推奨期間算定部130は、検討対象の建物10について、累計額T(y)が最も少ないTminの年度(例えば、8年目)を、建替えを実施するのに最も適した「推奨年度」として算定する。また、推奨期間算定部130は、累計額T(y)の最大値Tmaxと最小値との差額Δに基づいて、累計額T(y)が比較的少ない年度(例えば、6年目、7年目、9年目、10年目)を、建替えを実施するのに適した候補となる年度(以下、「候補年度」とも記載)を算出する。
そして、推奨期間算定部130は、推奨年度と候補年度とを含む期間を、建替えを実施するのに適した候補となる期間(以下、「候補期間」とも記載)として算定する。支援システム100は、推奨年度と候補年度とを含む候補期間201を提示する。
これにより、支援システム100は、検討対象となる建物10について、所定の検討期間内において建替えを実施するのに適した候補となる期間を提示できる。
次に、支援システム100の構成例について説明する。
図2は、支援システム100の構成例を示すブロック図である。この図2に示すように、支援システム100は、制御部101と、入出力インタフェース102と、建替シナリオ生成部110と、記憶部150と、を備える。また、この支援システム100には、入出力端末装置161が接続される。この入出力端末装置161は、液晶表示ディスプレイ等の表示部162と、マウスやキーボード等の入力装置163とを備えている。
入力装置163は、例えば、建物10の建替シナリオ毎の累計額T(y)を算出する際に必要となるデータの入力に使用される。支援システム100は、入力装置163から入力されたデータを、入出力インタフェース102を介して取得して記憶部150に記憶する。また、支援システム100は、推奨期間算定部130により算定された候補期間201の情報を、入出力インタフェース102を介して入出力端末装置161に出力して、表示部162に表示させる。
建替シナリオ生成部110は、予め設定された検討期間(例えば、30年)の初年度から最終年度までの間において、建替えを実施する年度を変化させた複数の建替シナリオを作成する。つまり、建替シナリオ生成部110は、建替時期の異なる複数の建替シナリオを作成する。
費用算定部120は、建替時期の異なる建替シナリオ毎に、検討期間内における建物10の維持コストと建替コストとのコストの累計額T(y)を算出する。この建替シナリオ毎の累計額T(y)の算出方法の詳細については、後述する。
作図部140は、推奨年度、候補年度、及び候補期間等を表示する図表を生成する。支援システム100は、この図表を表示部162に表示する。例えば、作図部140は、建替シナリオ毎のコストの累計額T(y)を、建替時期に対応させて、累計額T(y)を年度別に比較することが可能な図表を生成するとともに、推奨年度、候補年度、及び候補期間を示す情報を含む図表を生成する。
なお、上記の建物属性情報151からコスト情報158までの各情報は、入出力端末装置161の入力装置163から予め入力される情報である。支援システム100は、入力装置163から入力された建物属性情報151からコスト情報158までの各情報を、記憶部150に記憶する。
劣化診断情報152は、建物10について定期的に行われる劣化診断(例えば、現地調査等)の診断結果の情報である。この劣化診断情報152には、例えば、耐久性診断、外壁等劣化診断、設備劣化診断、配管劣化診断などの建物劣化診断の情報が含まれる。
耐震診断情報153は、建物10についての耐震性能の診断結果の情報である。この耐震診断は、建物10について定期的に行われる劣化診断と合わせて行うことができる。
建物の建替えに掛かるコスト情報155は、建物10の撤去、設計、新築に掛るコストの情報である。
既存の建物の維持に掛るコスト情報156は、上記の長期修繕計画情報154に基づいて、建物10の修繕・改修を行う際に必要となるコストの情報である。
建替え後の建物の維持に掛るコスト情報157は、建物10の建替え後に新たに建てた建物の維持コストの情報である。この建替え後の建物の維持に掛るコスト情報157の例については、後述する。
前段までに説明した各コスト情報は、ファシリティ機能、性能、品質を維持することを前提にして、建物10の修繕・改修並びに建替えを実施する際に掛るコストの情報であった。一方、建物10の修繕・改修並びに建替えを実施する際に、ファシリティ機能、性能、品質を部分的に向上させる場合がある。そこで、ファシリティ機能、性能、品質のレベルを部分的に向上させる場合についても、ファシリティ機能、性能、品質のレベルをコスト化することにより、統合して検討することができる。ファシリティ機能、性能、品質のレベル向上に掛るコスト情報158は、建物10のファシリティ機能、性能、品質のレベルを向上させる場合に、この向上の程度を金額に変換した情報である。このファシリティ機能、性能、品質のレベル向上に掛るコスト情報158の詳細については、後述する。
この支援システム100において、検討対象の建物10についての処理が開始される(ステップS10)。
検討対象の建物10についての処理が開始されると、建替シナリオ生成部110は、検討対象の建物10についての検討期間を設定する。この検討期間は、建物10の機能を維持する期間として設定される。例えば、検討期間は、現在から将来に向けての30年間として年単位で設定される(ステップS20)。
続いて、費用算定部120は、建替時期が異なる建替シナリオ毎に、建物10の維持コスト(維持費用)と、建替えに掛る建替コスト(建替費用)とを含むコスト(費用)の累計額T(y)を算出する(ステップS40)。
続いて、推奨期間算定部130は、累計額T(y)の最大値Tmaxと最小値Tminとの差額Δ(=Tmax−Tmin)を算出する(ステップS60)。
続いて、推奨期間算定部130は、差額Δ(=Tmax−Tmin)から、
閾値「Tmin+(Tmax−Tmin)×p」、を算出する。
ここで、pは、例えば、「p=0.2」等の1以下の正の値である(ステップS70)。
続いて、推奨期間算定部130は、閾値「Tmin+(Tmax−Tmin)×p」に基づいて、累計額T(y)が閾値よりも少ない年度を候補年度として算定する(ステップS80)。
続いて、推奨期間算定部130は、推奨年度と候補年度とを含む期間を、候補期間として算定する(ステップS90)。
上記ステップS100において図表を表示部162に表示した後に、支援システム100は、処理を終了する(ステップS110)。
これにより、支援システム100は、検討対象となる建物10について、所定の検討期間内において建替えを実施するのに適した期間を提示できる。
支援システム100において、検討期間は、事業等に供するための「建物10の目的機能を維持する期間」として設定される。この検討期間nは、「現在」から「現在+n」までの期間として定義される。例えば、検討期間nは、30年である。
図4は、検討期間の例を示す説明図である。この図4では、横方向に、時間の経過を年単位で示し、縦方向に、検討対象となる建物Aの例と、検討対象となる建物Bの例と、検討対象とならない建物Cの例と、を並べて示している。
一方、建物Cは、検討期間nの後に築40年を迎えるため、検討対象外とする。つまり、現在の時点で新築されたばかりの新しい建物Cについては、建替時期の検討対象から除外するのが合理的であるからである。
次に、費用算定部120により行われる建替シナリオのコストの累計額Tの算出方法について説明する。
費用算定部120は、現在から検討期間nの間に発生する修繕・改修・建替に要するコストの累計額Tを算出する。この累計額Tの算出において、既存の建物10のk年目における維持コスト(修繕・改修コスト)をM1k、建物の建替後のj年目における維持コストをM2j、建替コストをA(y)と定義する。
そして、検討期間n内のy年目に建替えると仮定し、現在(k=1)から建替前年度(k=y−1) までに発生する維持コストの累計額を、
また、建替えに要するコストA(y)は、建替年度(1年間と仮定)に発生するものとする。
また、建替後の建物において建替の翌年度(j=1)から検討期間の最終年度(j=n−y)までに発生する維持コストの累計額を、
そして、費用算定部120は、下記式(3)により、建替シナリオ毎のコストの累計額T(y)を算出する。
また、「T(y):y年目に建替えを実施する建替シナリオにおけるコストの累計額」、「A(y):y年目に建替えを実施する建替シナリオにおける建替(撤去、設計、新築)に必要なコスト」、である。
費用算定部120は、記憶部150に記憶された長期修繕計画情報154に基づいて、「ΣM1k:現在からk年目までに発生する既存建物の維持コストの累計額」を算出する。
図5において、横軸は、現在から30年目までの検討期間を年単位のkで示し、縦軸は、維持コストの累計額ΣM1kを「千円/m2」の単位で示している。そして、図5では、30年間の検討期間の各年度kに対応させて、維持コストの累計額ΣM1kをヒストグラムで示している。
図7は、30年の検討期間において10年目に建替えを実施する建替シナリオの例を示す説明図である。この図7において、1年目から9年目までは、図5の「既存の建物の維持コスト」の1年目から9年目までの累計額ΣM1kを示している。
また、10年目は、1年目から9年目までの維持コストの累計額ΣM1k(k=1〜9)と、建物の建替コストA(10)と、を加算した金額、
ΣM1k(k=1〜9)+A(10)、
を示している。上記式における変数kは、検討期間の開始年度から建替え実施までの経過年数を示す。
そして、検討期間の30年目における累計額T(10)は、
ΣM1k(k=1〜9)+A(10)+ΣM2j(j=1〜20)、
となる。
そして、図7の例では、累計額T(10)が約「500千円/m2」になっており、この金額が、10年目の建替シナリオにおけるコストの累計額T(10)となる。
図8は、建替シナリオ毎の累計額T(y)の第1の例を示す説明図である。
図8において、グラフの横軸は、1年目から30年目までの建替時期(y年後)を示し、縦軸は、累計額Tを「千円/m2」の単位で示している。そして、図8で示す例では、建替えをy年目に行うと仮定した場合の建替シナリオ毎の累計額T(y)を、建替えを行うそれぞれ年度に対応させてヒストグラムにより示している。なお、図8に示す例では、建替コストA(y)として固定値を用いているが、建替コストA(y)を建替えを行う年度yに対応して変化させるようにしてもよい。
このようにして、支援システム100は、無駄を省いた建物整備計画の立案を支援する。また、支援システム100は、建物10についての最適な建替時期を提示するので、建物10の長期整備計画を立案する際の精度が向上する。
ところで、図8に示す第1の例の場合、支援システム100は、建物の建替えを行うのに最も適した年度は、1年目と、7年目と、11年目とであり、また、16年目以前に建替えを実施するのであれば、コストを抑制できるという結果を提示している。つまり、図8の例の場合、建物の建替えを行うのに適した年度は、30年間の検討期間中の比較的広い範囲に分散している。このため、建物10の建替えを実施する年度は、建物整備計画や予算計画等に応じて、柔軟に選択することができる。
この図9に示す例の場合、建物の建替えは、累計額T(y)が最小になる8年目に実施されること望まれるが、予算計画の都合等により実施できない場合もある。このため、支援システム100の推奨期間算定部130は、建替えを実施するのに適する候補の期間(候補期間)を算定して提示する。
この図10に示す例において、支援システム100は、建物10の建て替え実施の推奨年度として、累計額T(y)が最小値Tminとなる8年目を算定する。また、支援システム100は、建替えを実施するのに適する候補期間を算定する。
この候補期間の算定は、累計額T(y)の最大値Tmaxと最小値Tminとの差額Δ(=Tmax1−Tmin1)に基づいて、下記の式(4)に基づいて行われる。
ここで、「T(y):y年目に建替えを実施する建替シナリオにおけるコストの累計額」、「Tmin:累計額T(y)の最少値」、「Tmax:累計額T(y)の最大値」、「p:定数(「p=0.2」等の1以下の正の値)」、である。
つまり、「Tmin+(Tmax−Tmin)×p」が、候補期間を算定する閾値になる。支援システム100の推奨期間算定部130は、累計額T(y)が閾値よりも小さい年度を候補年度と算定する。また、支援システム100は、候補年度と推奨年度とを含む期間を候補期間として算定する。
これにより、支援システム100は、所定の検討期間内において建替えを実施するのに適した候補期間を分かり易く提示できる。
なお、推奨年度の累計額T(y)と、候補年度の累計額T(y)、その他の年度の累計額T(y)を区別して表示する方法は、ヒストグラムを色分けして表示する他に種々の方法により表示することができる。候補期間201の表示方法についても同様である。
また、推奨年度と、候補年度と、候補期間とは、必ずしもヒストグラムの形式で表示する必要はなく、例えば、後述する図13に示すように、検討期間nに対応させて年度で表示するようにしてもよい。
例えば、図11は、候補期間の第2の算定例を示す説明図である。この図11に示す例は、候補期間201と候補期間202との2つの候補期間が算定された例である。このように、候補期間は、2以上に分かれて算定されることがある。
第1実施形態では、1つの建物について、検討期間nにおいて建替えを実施するのに適した候補期間を算定する例について説明したが、本発明の第2実施形態では、複数の建物について、候補期間を算定する例について説明する。
なお、第2実施形態の支援システムの構成は、図2に示す第1実施形態の支援システム100と基本的に同じ構成である。但し、第2実施形態の支援システム100は、費用算定部120が複数の建物のそれぞれについて建替シナリオ毎の累計額T(y)の算出を行う点が異なる。また、第2実施形態の支援システム100は、推奨期間算定部130が複数の建物のそれぞれについて建替えを実施するのに適した候補期間の算定を行う点が異なる。
なお、図12では、2つの建物10−1と建物10−2とを例にして、それぞれの候補期間を算定する例を示しているが、3つ以上の複数の建物である建物10−1から建物10−N(Nは3以上の整数)のそれぞれに対して、候補期間を算定する場合がある。
そして、図12(A)に示す建物10−1についての候補の年(候補期間)の算定は、下記の式(5)に基づいて行われる。
ここで、pは、例えば、「p=0.2」等の1以下の正の値である。
ここで、pは、例えば、「p=0.2」等の1以下の正の値である。
この図13に示すように、建物10−1の候補期間211は、6年目から10年目となる。また、最も累計額T(y)が少ない8年目が推奨年度になる。
また、建物10−2の候補期間212は、7年目から13年目となる。また、最も累計額T(y)が少ない10年目が推奨年度になる。
また、建物10−Nの候補期間213は、11年目から16年目となる。また、最も累計額T(y)が少ない14年目が推奨年度になる。
本第2実施形態の支援システム100において、検討対象の建物10−1から建物10−Nについての処理が開始される(ステップS200)。
続いて、建替シナリオ生成部110は、建物10−1から建物10−Nの複数の建物に共通する検討期間を設定する。この検討期間は、建物10−1から建物10−Nについての機能を維持する期間として設定される。例えば、検討期間は、現在から将来に向けての30年間として年単位で設定される(ステップS210)。
続いて、費用算定部120は、建物10−1から建物10−Nのそれぞれにおいて、建替時期が異なる建替シナリオ毎に、建物10の維持コストと、建替えに掛る建替コストとを含むコスト(費用)の累計額T(y)を算出する(ステップS230)。
続いて、推奨期間算定部130は、建物10−1から建物10−Nのそれぞれにおいて、累計額T(y)の最大値Tmaxと最小値Tminとの差額Δ(=Tmax−Tmin)を算出する(ステップS250)。
閾値「Tmin+(Tmax−Tmin)×p」、を算出する。
ここで、pは、例えば、「p=0.2」等の1以下の正の値である(ステップS260)。
続いて、推奨期間算定部130は、建物10−1から建物10−Nのそれぞれにおいて、それぞれの閾値「Tmin+(Tmax−Tmin)×p」に基づいて、累計額T(y)が閾値よりも小さい年度を候補年度として算定する(ステップS270)。
続いて、推奨期間算定部130は、建物10−1から建物10−Nのそれぞれにおいて、推奨年度と候補年度とを含む期間を、候補期間として算定する(ステップS280)。
上記ステップS290において図表を表示部162に表示した後に、支援システム100は、処理を終了する(ステップS300)。
これにより、支援システム100は、建物10−1から建物10−Nの複数の建物のそれぞれについて、所定の検討期間内において建替えを実施するのに適した期間を分かり易く提示できる。
第2実施形態の支援システム100では、建物10−1から建物10−Nの複数の建物のそれぞれにおいて、累計額T(y)の最大値Tmaxと最小値Tminとに基づいて閾値「Tmin+(Tmax−Tmin)×p」を定め、この閾値に基づいて建物毎に候補期間を算定している。しかしながら、各建物における累計額T(y)と累計額T(y)の最大値Tmaxと累計額T(y)の最小値Tminとについて、建物10−1から建物10−Nの建物毎に比較すると、対応する値であっても建物毎に大きく異なる場合がある。
この場合、建物の建替えの実施年度を推奨年度と異なる年度に実施する場合に、複数の建物の中でコスト的に大きな影響を与える建物は、累計額T(y)の最大値Tmaxと最小値Tminとの差額Δ(=Tmax−Tmin)が大きな建物である。一方、最大値Tmaxと最小値Tminとの差額Δが小さな建物は、建替えの実施年度を推奨年度と異なる年度に実施することにしてもコストに与える影響が小さい。
第3実施形態の支援システムでは、累計額T(y)の差額Δ(=Tmax−Tmin)が、検討対象の複数の建物の中で最大の値になった建物を基準にして、他の建物の候補期間を算定する例について説明する。
そして、図15(A)において、建物10−1の建替シナリオ毎の累計額T(y)の最大値がTmax1であり、最小値がTmin1であり、差額Δは、「Tmax1−Tmin1」になる。
一方、図15(B)において、建物10−3の建替シナリオ毎の累計額T(y)の最大値がTmax3であり、最小値がTmin3であり、差額Δは、「Tmax3−Tmin3」になる。
そして、建物10−1における累計額T(y)の差額Δ(=Tmax1−Tmin1)が、建物10−3における累計額T(y)の差額Δ(=Tmax3−Tmin3)よりも大きく、建物10−1の差額Δが、この例における最大の差額Δmaxになる。
なお、図15では、2つの建物10−1と建物10−2との候補期間を算定する例を示しているが、3つ以上の複数の建物である建物10−1から建物10−N(Nは3以上の整数)のそれぞれに対して、候補期間を算定する場合がある。
つまり、Δmax×pは、「Δmax×p=(Tmax1−Tmin1)×p」である。
そして、図15(A)に示す建物10−1の候補期間を算定する場合、推奨期間算定部130は、建物10−1自身から算出した代表値「Δmax×p」に基づいて、閾値「Tmin1+Δmax×p」を定める。
推奨期間算定部130は、建物10−1について、累計額T(y)が閾値「Tmin1+Δmax×p」よりも小さい年度を候補期間221として算定する。この図15(A)に示す例では、建物10−1の建替えの候補期間221は、6年目から10年目までの5年間になる。
そして、推奨期間算定部130は、建物10−3について、累計額T(y)が閾値「Tmin3+Δmax×p」よりも小さい年度を候補期間222として算定する。この図15(B)に示す例では、建物10−3の建替えの候補期間222は、2年目から16年目までの15年間になる。
この図16に示す例では、建物10−3の建替の候補期間223は、7年目から13年目までの7年間となる。
図17(A)に示すように、建物10−1の累計額T(y)の差額Δmax(=Tmax1−Tmin1)から算出される代表値「Δmax×p」を用いて、建物10−3の候補期間222を算定する場合、候補期間222は、2年目から16年目の15年間になる。
一方、建物10−3自身の累計額T(y)の差額Δ(=Tmax3−Tmin3)から算出される数値「(Tmax3−Tmin3)×p」を用いる場合、候補期間223は、7年目から13年目の7年間になる。
なお、建物10−1から建物10−Nの複数の建物がある場合、建物10−1から建物10−Nの建物毎の累計額T(y)の差額Δ(Tmax−Tmin)が異なるため、場合によっては、ある建物の累計額T(y)の差額Δが、代表値「Δmax×p」以下になることもある。このような場合であれば、当該建物の建替えはいつ実施してもよいことになる。
続いて、推奨期間算定部130は、建物10−1から建物10−Nのそれぞれにおいて、累計額T(y)の最大値Tmaxと最小値Tminとの差額Δ(=Tmax−Tmin)を算出する。そして、推奨期間算定部130は、建物10−1から建物10−Nのそれぞれにおける累計額T(y)の差額Δから、最も大きな差額Δを判定し、この最も大きな差額Δを「差額Δmax」として算定する(ステップS250A)。
続いて、推奨期間算定部130は、建物10−1から建物10−Nのそれぞれにおいて、それぞれの建物自身の累計額T(y)の最小値Tminと、上記の代表値「Δmax×p」とから、閾値「Tmin+Δmax×p」、を算出する(ステップS260A)。
続いて、推奨期間算定部130は、建物10−1から建物10−Nのそれぞれにおいて、推奨年度と候補年度とを含む期間を、候補期間として算定する(ステップS280)。
上記ステップS290において図表を表示部162に表示した後に、支援システム100は、処理を終了する(ステップS300)。
これにより、支援システム100は、累計額T(y)の差額Δが小さな建物の建替えの候補期間を算定する場合、当該建物自身の累計額T(y)の差額Δに基づいて候補期間を算定する場合と比較して、より広い範囲の候補期間を算定することができる。
なお、上述の支援システム100の例では、建物10の維持コストと建替コストとに基づいて、建替シナリオ毎の累計額T(y)を算出する例について説明したが、これに限定されない。例えば、費用算定部120は、建物のファシリティ機能、性能、品質のレベルを向上させる場合、この向上の程度を金額に変換して、建替シナリオ毎のコストの累計額T(y)の内数にして算出してもよい。
そして、例えば、支援システム100は、ある項目についてのコストの増加分の金額が入力された場合に、当該項目が実施される項目であると判定し、増加分の金額が入力されなかった項目については、当該項目が実施されない項目であると判定する。
この図19の表300に入力された金額の情報と、実施時期の情報とは、記憶部150に、「ファシリティ機能、性能、品質に掛るコスト情報158」として記憶される。
項目1−2の「リフレッシュルームの設置」は、オフィスワーカの福利厚生のための休憩ルームを新たに設置する際に必要となる設備や什器に掛るコストの情報である。
項目1−3の「収納スペースの増加」は、例えば、1部屋毎に、或いは、複数の部屋毎に収納スペースを増加させる際に必要となるコストの情報である。
なお、上記各項目の内容及び個数は、固定的なものではなく、検討対象となる建物10の態様や建物所有者の経営方針等に応じて柔軟に設定されるものである。
また、項目1−2の「リフレッシュルームの設置」は、修繕・改修により実施されることが選択され、この「リフレッシュルームの設置」に必要となる金額314と、その実施時期315とが表300の該当する位置に入力されている。
なお、項目1−3の「収納スペースの増加」は、実施されないため、金額等の情報が入力されていない。
そして、項目2−1の「電気設備容量の増加」と、項目2−2の「照明の個別制御の導入」と、項目2−3の「冷暖房の個別制御の導入」とを実施する際に必要となるそれぞれの金額は、それぞれの実施時期に対応する年度の維持コストの内数として加算される。
このため、支援システム100は、建替シナリオ毎の累計額T(y)を算出する際に、ファシリティ機能、性能、品質のレベル向上に掛るコストを累計額T(y)に盛り込み、コスト化して一元的に評価することができる。
また、建替シナリオ毎の累計額T(y)を算出する際に、ファシリティ機能、性能、品質のレベル向上に掛るコストを累計額T(y)に盛り込むことにより、長期整備計画を立案する際の選択肢を増やすことができる。
そして、費用算定部120は、建替シナリオのもとで検討対象の建物10の維持および建替えに掛る費用を含むコスト(費用)の検討期間n内に見込まれる累計額T(y)を、建替シナリオにおいて建物10の建替えを実施すると仮定した年度(単位期間)に対応させて算出する。
推奨期間算定部130は、検討期間n内の年度(単位期間)ごとに算出されたコストの累計額T(y)に基づいて、当該累計額T(y)の最大値Tmaxと当該累計額T(y)の最小値Tminとの差額Δ(=Tmax−Tmin)から求めた値から閾値「Tmin+(Tmax−Tmin)×p」を定め、この閾値に基づく判定により、建替えを実施する候補の期間を算定する。
費用算定部120は、建替を実施する年度が異なる複数の建替シナリオ毎に、建物10の維持に掛るコスト(費用)と建替えに掛るコスト(費用)との累計額T(y)を算出する。
推奨期間算定部130は、建替シナリオ毎に算定されたコストの累計額T(y)に基づいて、累計額T(y)の最大値Tmaxと最小値Tminとの差額Δ(=Tmax−Tmin)から求めた値から閾値「Tmin+(Tmax−Tmin)×p」を定め、累計額T(y)が閾値よりも小さい年度を候補期間として算定する。
これにより、支援システム100は、検討対象となる建物10について、所定の検討期間内において建替えを実施するのに適した期間を提示できる。
そして、費用算定部120は、建物10−1から建物10−Nの建物毎の建替シナリオのもとで検討対象の建物の維持および建替えに掛る費用を含む費用の検討期間n内に見込まれる累計額T(y)を、建物10−1から建物10−Nの建物毎の建替シナリオにおいて建物の建替えを実施すると仮定した年度(単位期間)に対応させて建物10−1から建物10−Nの建物毎に算出する。
推奨期間算定部130は、検討期間n内の年度(単位期間)ごとに算出されたコスト(費用)の建物毎の累計額T(y)に基づいて、当該建物毎の累計額T(y)の最大値Tmaxと当該建物毎の累計額T(y)の最小値Tminとの差額Δ(=Tmax−Tmin)から求めた値から閾値「Tmin+(Tmax−Tmin)×p」を定め、閾値に基づく判定により、建物10−1から建物10−Nの建物毎に建替えを実施する候補の期間を算定する。
そして、費用算定部120は、建物10−1から建物10−Nのそれぞれに対して、建替を実施する年度が異なる複数の建替シナリオ毎に、建物の維持に掛るコスト(費用)と建替えに掛るコスト(費用)との累計額T(y)を算出する。
推奨期間算定部130は、建物10−1から建物10−Nのそれぞれにおいて、累計額T(y)の最大値Tmaxと最小値Tminとの差額Δ(=Tmax−Tmin)を算出する。そして、推奨期間算定部130は、建物10−1から建物10−Nのそれぞれにおいて、差額Δから求めた値から閾値「Tmin+(Tmax−Tmin)×p」を算出し、累計額T(y)が閾値よりも小さい年度を、建替えを実施する候補の期間として算定する。
これにより、支援システム100は、建物10−1から建物10−Nのそれぞれについて、所定の検討期間内において建替えを実施するのに適した期間を提示できる。
これにより、支援システム100は、累計額T(y)の差額Δ(=Tmax−Tmin)と、最小値Tminと、に基づいて、建替えを実施する候補の期間を算定することができる。
これにより、支援システム100は、累計額T(y)の差額Δ(=Tmax−Tmin)と、最小値Tminと、に基づいて、建替えを実施する候補の年度(単位期間)を算定し、この候補の年度を含む期間を、建替えを実施する候補の期間とすることができる。
そして、費用算定部120は、建物10−1から建物10−Nの建物毎の建替シナリオのもとで検討対象の建物の維持および建替えに掛る費用を含む費用の検討期間n内に見込まれる累計額T(y)を、建物10−1から建物10−Nの建物毎の建替シナリオにおいて建物の建替えを実施すると仮定した年度(単位期間)に対応させて建物10−1から建物10−Nの建物毎に算出する。
推奨期間算定部130は、検討期間n内の年度(単位期間)ごとに算出されたコスト(費用)の建物毎の累計額T(y)に基づいて、当該建物毎の累計額T(y)の最大値Tmaxと当該建物毎の累計額T(y)の最小値Tminとの差額Δ(=Tmax−Tmin)から値を求め、複数の建物の差額Δから求めた値から代表値を定め、この定めた代表値を基準にした判定により、建物10−1から建物10−Nの建物毎に建替えを実施する候補の期間を算定する。
これにより、支援システム100は、累計額T(y)の差額Δが小さな建物の建替えを実施する候補の期間を算定する場合、累計額T(y)の差額Δが大きな建物を基準にして、建替えを実施する候補の期間を算定することができる。このため、支援システム100は、累計額T(y)の差額Δが小さな建物の建替えの候補の期間を算定する場合、当該建物自身の累計額T(y)の差額Δに基づいて算定する場合と比較して、より広い範囲の候補の期間を算定することができる。
例えば、上記支援システム100では、検討期間nを年単位で設定し、建替シナリオの累計額T(y)の算出や候補期間の算定等を年単位で行う例を示したが、これに限定されない。例えば、検討期間nの設定や、建替シナリオの累計額T(y)の算出や、候補期間の算定等は、月単位、半年単位、或いは、複数年単位で行うようにしてもよい。
100・・・支援システム、110・・・建替シナリオ生成部、
120・・・費用算定部、130・・・推奨期間算定部、140・・・作図部、
150・・・記憶部、161・・・入出力端末装置、162・・・表示部
Claims (7)
- 検討対象の建物について検討する期間として予め定めた所定の検討期間が複数の単位期間に分割され、前記検討期間内の何れかの前記単位期間に検討対象の建物の建替えを実施すると仮定する建替シナリオが定義されており、前記建替シナリオのもとで前記検討対象の建物の維持および建替えに掛る費用を含む費用の前記検討期間内に見込まれる累計額を、前記建替シナリオにおいて前記建物の建替えを実施すると仮定した単位期間に対応させて算出する費用算定部と、
前記検討期間内の前記単位期間ごとに前記算出された費用の累計額に基づいて、当該累計額の最大値と当該累計額の最小値との差額から求めた値から閾値を定め、前記閾値に基づく判定により、前記建替えを実施する候補の期間を算定する推奨期間算定部と、
を備えることを特徴とする支援システム。 - 検討対象の複数の建物について検討する期間として予め定めた所定の検討期間が複数の単位期間に分割され、前記建物毎に前記検討期間内の何れかの前記単位期間に検討対象の建物の建替えを実施すると仮定する建替シナリオが定義されており、前記建物毎の前記建替シナリオのもとで前記検討対象の建物の維持および建替えに掛る費用を含む費用の前記検討期間内に見込まれる累計額を、前記建物毎の前記建替シナリオにおいて前記建物の建て替えを実施すると仮定した単位期間に対応させて前記建物毎に算出する費用算定部と、
前記検討期間内の前記単位期間ごとに前記算出された費用の前記建物毎の累計額に基づいて、当該建物毎の累計額の最大値と当該建物毎の累計額の最小値との差額から求めた値から閾値を定め、前記閾値に基づく判定により、前記建物毎に建替えを実施する候補の期間を算定する推奨期間算定部と、
を備えることを特徴とする支援システム。 - 前記推奨期間算定部は、
当該累計額の最大値と当該累計額の最小値との差額から求めた値を前記最小値に加えて閾値にして、前記閾値に基づく判定により、前記建替えを実施する候補の期間を算定する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の支援システム。 - 前記推奨期間算定部は、
当該累計額の最大値と当該累計額の最小値との差額から求めた値を前記最小値に加えて閾値にして、前記閾値に基づく判定の結果から得られた前記単位期間を、前記建替えを実施する候補の期間として算定する
ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の支援システム。 - 検討対象の複数の建物について検討する期間として予め定めた所定の検討期間が複数の単位期間に分割され、前記建物毎に前記検討期間内の何れかの前記単位期間に検討対象の建物の建替えを実施すると仮定する建替シナリオが定義されており、前記建物毎の前記建替シナリオのもとで前記検討対象の建物の維持および建替えに掛る費用を含む費用の前記検討期間内に見込まれる累計額を、前記建物毎の前記建替シナリオにおいて前記建物の建替えを実施すると仮定した単位期間に対応させて前記建物毎に算出する費用算定部と、
前記検討期間内の前記単位期間ごとに前記算出された費用の前記建物毎の累計額に基づいて、当該建物毎の累計額の最大値と当該建物毎の累計額の最小値との差額から値を求め、前記複数の建物の前記差額から求めた値から代表値を定め、前記定めた代表値を基準にした判定により、前記建物毎に建替えを実施する候補の期間を算定する推奨期間算定部と、
を備えることを特徴とする支援システム。 - 検討対象の建物について検討する期間として予め定めた所定の検討期間が複数の単位期間に分割され、前記検討期間内の何れかの前記単位期間に検討対象の建物の建替えを実施すると仮定する建替シナリオが定義されており、前記建替シナリオのもとで前記検討対象の建物の維持および建替えに掛る費用を含む費用の前記検討期間内に見込まれる累計額を、前記建替シナリオにおいて前記建物の建替えを実施すると仮定した単位期間に対応させて算出するステップと、
前記検討期間内の前記単位期間ごとに前記算出された費用の累計額に基づいて、当該累計額の最大値と当該累計額の最小値との差額から求めた値から閾値を定め、前記閾値に基づく判定により、前記建替えを実施する候補の期間を算定するステップと、
を含む処理をコンピュータに実施させることを特徴とする支援方法。 - 検討対象の建物について検討する期間として予め定めた所定の検討期間が複数の単位期間に分割され、前記検討期間内の何れかの前記単位期間に検討対象の建物の建替えを実施すると仮定する建替シナリオが定義されており、前記建替シナリオのもとで前記検討対象の建物の維持および建替えに掛る費用を含む費用の前記検討期間内に見込まれる累計額を、前記建替シナリオにおいて前記建物の建替えを実施すると仮定した単位期間に対応させて算出するステップと、
前記検討期間内の前記単位期間ごとに前記算出された費用の累計額に基づいて、当該累計額の最大値と当該累計額の最小値との差額から求めた値から閾値を定め、前記閾値に基づく判定により、前記建替えを実施する候補の期間を算定するステップと、
を支援システムのコンピュータに実施させるためのプログラム。
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