JP6506781B2 - エアバッグを折り畳む方法及びエアバッグモジュール - Google Patents
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Description
a)互いに平行な多数のプリーツ(12)を有するように、エアバッグ(10)をジグザグ状に折り畳んで、細長いパッケージ体とする折り畳みステップと、
b)細長いパッケージ体としたエアバッグ(10)に、ガス発生器(14)及び前記ガス発生器(14)を保持する金属板の両方又は何れか一方を挿入して、前記エアバッグ(10)の中央部分(12a)内に配置し、前記エアバッグ(10)が、前記ガス発生器(14)及び前記金属板の両方又は何れか一方から互いに反対方向に向かっている2つの端部分(16、18)を有するようにする挿入ステップと、
c)前記端部分(16、18)を、前記ガス発生器(14)及び前記金属板の両方又は何れか一方の周りで、互いに逆の周方向に向け、前記端部分(16、18)を折り返し領域(26)まで前記ガス発生器(14)及び前記金属板の両方又は何れか一方の周りに沿わせ、前記折り返し領域(26)において前記端部分(16、18)が互いにほぼ接触するようにする接触ステップと、
d)前記折り返し領域(26)において互いに接触する部分を残しつつ、それより先の部分を更に互いに逆の周方向に向けて折り返して外側部分(32、34)とし、前記外側部分(32、34)で、それより内側にある前記端部分(16、18)の内側部分(28、30)とともに前記ガス発生器(14)及び前記金属板の両方又は何れか一方の周りを包み込むように被覆する被覆ステップとである。
特に、当該エアバッグモジュールは、ステアリングホイール用モジュールである。
エアバッグの折り畳んだ部分は、モジュールケーシングの外周壁とガス発生器の外周との間の周縁空隙内にて伸びることができる。
該エアバッグ(10)は、ジグザグ状に折り畳まれて互いに平行な多数のプリーツ(12)からなる細長いパッケージ体となるように形成され、該ガス発生器(14)は、前記細長いパッケージ体としたエアバッグ(10)内に挿入されて中央部分(12a)に配置され、エアバッグにおいて該ガス発生器(14)から互いに反対方向に向かっている2つの端部分(16、18)は、前記ガス発生器(14)の周りで互いに逆の周方向に向けられ、互いに接触するまで該ガス発生器(14)の周りに沿わせた後に、折り返し領域(26)において互いにほぼ接触する部分を残しつつ、それより先の部分を更に互いに逆の周方向に向け折り返すことにより形成した外側部分(32、34)と、前記外側部分(32、34)より内側にある前記端部分(16、18)の内側部分(28、30)とを有し、該外側部分(32、34)及び内側部分(28、30)により前記ガス発生器(14)の周りを包み込むように被覆する構成としている。
ガス発生器は、例えば、円環状とし、プリーツは、ガス発生器の外周に沿って伸びている。
図1に従った折り畳みの後、ガス発生器14、この場合、円環状のガス発生器14及び/又はガス発生器14の保持金属板が上記の開口内に挿入される。
(形態1)エアバッグ(10)を折り畳む方法において、
a)エアバッグ(10)をジグザグ状に細長い状態に折り畳むステップと、
b)ガス発生器(14)及び/またはエアバッグを保持する金属板をエアバッグ(10)内に挿入し、ガス発生器(14)及び/またはエアバッグ保持する金属板が、細長い形状に折り畳んだエアバッグ(10)の中央の3分の1長さ部分内に配置され、エアバッグの2つの端部分(16、18)がガス発生器(14)及び/またはエアバッグを保持する金属板から突き出すようにするステップと、
c)エアバッグの端部分(16、18)をガス発生器(14)及び/またはエアバッグを保持する金属板の外周の回りにて互いに対向した方向に向けて折り畳み領域(26)まで案内し、該折り畳み領域内にてエアバッグの端部分(16、18)が少なくともほぼ互いに接触するようにするステップと、
d)折り畳み領域(26)から外方にエアバッグの端部分(16、18)を折り畳み、かつエアバッグの端部分(16、18)をガス発生器(14)及び/またはエアバッグを保持する金属板の外周の回りにてかつ外側部分(32、34)を形成するようにその上に位置するエアバッグの端部分(16、18)の内側部分(28、30)の回りにて、対向した方向に案内するステップと備える、エアバッグ(10)を折り畳む方法。
(形態2)形態1に記載の方法において、
エアバッグの端部分(16、18)の外側部分(32、34)は、その端部(36、38)が互いに接触する迄、遠方に折り畳まれることを特徴とする、方法。
(形態3)形態1または2に記載の方法において、
前記ステップb)にて、ガス発生器(14)及び/またはエアバッグを保持する金属板をエアバッグ(10)内に配置し、細長い折り畳んだエアバッグ(10)の長手方向伸長部に対して横断方向に、折り畳み部(20、22)がガス発生器(14)に沿って及び/またはエアバッグを保持する金属板に沿って、ガス発生器及び/またはエアバッグを保持する金属板の対向した周方向側部の上にて伸びることを特徴とする、方法。
(形態4)形態1から3の何れかの項に記載の方法において、
エアバッグ(10)が熱せられかつ/または圧縮されてジグザグ状の折り畳み状態を形成することを特徴とする、方法。
(形態5)形態1から4の何れかの項に記載の方法において、
ガス発生器(14)が円環状であり、また、折り畳み部は、前記円環状の外周に沿って配置されることを特徴とする方法。
(形態6)形態1から5の何れかの項に記載の方法において、
該エアバッグ(10)は、折り畳まれたとき、カップ形状のモジュールケーシング(50)内に収納されることを特徴とする、方法。
(形態7)形態6に記載の方法において、
エアバッグ(10)の折り畳んだ部分は、モジュールケーシング(50)の外周壁(52)とガス発生器(14)の外周との間の周縁空隙(54)内にて伸びており、及び/または、展開方向を向いたガス発生器(14)の端面(40)の少なくとも一部分、好ましくは、その大部分は、1つのエアバッグ層によってのみ覆われることを特徴とする、方法。
(形態8)形態1から7の何れかの項に記載の方法において、
エアバッグ(10)の折り畳み部(20、22;28、32;30、34)は、ジグザグに折り畳んだエアバッグ層の個別の折り畳み高さの点にて異なる高さであるような設計とされることを特徴とする、方法。
(形態9)形態8に記載の方法において、
更に外方に配置された折り畳み部(32、34)よりも低い高さの更に内方に配置された折り畳み部(28、30)が形成され、最小の折り畳み部の高さは、ガス発生器又は折り畳んだエアバッグパッケージの高さよりも低く、またはその高さの2/3よりも低く設計されることが好ましく、かつ/または最大の折り畳み部の高さは、ガス発生器又は折り畳んだエアバッグパッケージ体の高さの半分よりも高く、特に、エアバッグの材料の材料厚さの1倍から5倍の厚さを除いて、ガス発生器又は折り畳んだエアバッグのパッケージ体の高さと正確に等しい高さであるように設計とされることが好ましく、かつ/またはさらに好ましくは、折り畳み部の高さは、内側から外側に増大することを特徴とする、方法。
(形態10)ガス発生器(14)と、該ガス発生器(14)がその内部に配置されたエアバッグ(10)とを備えるエアバッグモジュールにおいて、
該エアバッグ(10)は、互いに平行に伸びて中間の状態にて細長いパッケージ体を形成し得る複数の折り畳み部となるように配置され、該ガス発生器(14)は、平行な折り畳み部の長さに関して、エアバッグ(10)の中央の3分の1長さ部分に配置され、外側の3分の1長さ部分は、少なくとも2つの部分(28、30、32、34)に折り畳まれるエアバッグ〈10〉のエアバッグの端部分(16、18)を形成し、2つの内側部分(28、30)は、折り畳み領域(26)まで互いに向けてガス発生器(14)の外周に沿って伸び、各エアバッグの端部分(16、18)のそれぞれの外側部分(32、34)は、折り畳み領域(26)から開始して、外方に折り畳まれ、その関係した内側部分(28、30)に沿って反対方向に向けて伸びることを特徴とする、エアバッグモジュール。
(形態11)形態8に記載のエアバッグモジュールにおいて、
該折り畳み領域(26)内にてエアバッグの端部分(16、18)が互いにかつ/またはその端部(36、38)と接触することを特徴とする、エアバッグモジュール。
(形態12)形態8または9に記載のエアバッグモジュールにおいて、
ガス発生器(14)が円環状であり、また、折り畳み部は、その外周に沿って伸び、
かつ/または中央の3分の1長さ部分において、エアバッグ(10)は、ガス発生器(14)の対向した周方向側部に沿って伸びる折り畳み部(20、22)を含むことを特徴とする、エアバッグモジュール。
(形態13)形態10から12の何れかの項に記載のエアバッグモジュールにおいて、
エアバッグ(10)の折り畳み部(20、22;28、32;30、34)は、ジグザグに折り畳んだエアバッグ層の個別の折り畳み高さの点にて異なる高さであるような設計とされ、折り畳み部の高さは、内側から外側へ増大することが好ましいことを特徴とする、エアバッグモジュール。
(形態14)形態13に記載のエアバッグモジュールにおいて、
更に内方に配置された折り畳み部(28、30)は、更に外方に配置された折り畳み部(32、34)よりも低い高さを有するように設計され、最小の折り畳み部の高さは、ガス発生器又は折り畳んだエアバッグのパッケージ体の高さの半分又はその高さの2/3よりも低く設計されることが好ましく、かつ/または最大の折り畳み部の高さは、ガス発生器又は折り畳んだエアバッグのパッケージ体の高さの半分よりも高く、特に、エアバッグの材料の材料厚さの1倍から5倍の厚さを除いて、ガス発生器又は折り畳んだエアバッグのパッケージ体の高さと正確に等しい高さであるように設計とされることが好ましいことを特徴とする、方法。
(形態15)形態8から10の何れかの項に記載のエアバッグモジュールにおいて、
ステアリングホイール用モジュールであることを特徴とする、エアバッグモジュール。
Claims (13)
- エアバッグ(10)の折り畳み方法であって、
a)互いに平行な多数のプリーツ(12)を有するように、エアバッグ(10)をジグザグ状に折り畳んで、細長いパッケージ体とする折り畳みステップと、
b)細長いパッケージ体としたエアバッグ(10)に、ガス発生器(14)及び前記ガス発生器(14)を保持する金属板の両方又は何れか一方を挿入して、前記エアバッグ(10)の中央部分(12a)内に配置し、前記エアバッグ(10)が、前記ガス発生器(14)及び前記金属板の両方又は何れか一方から互いに反対方向に向かっている2つの端部分(16、18)を有するようにする挿入ステップと、
c)前記端部分(16、18)を、前記ガス発生器(14)及び前記金属板の両方又は何れか一方の周りで、互いに逆の周方向に向け、前記端部分(16、18)を折り返し領域(26)まで前記ガス発生器(14)及び前記金属板の両方又は何れか一方の周りに沿わせ、前記折り返し領域(26)において前記端部分(16、18)が互いにほぼ接触するようにする接触ステップと、
d)前記折り返し領域(26)において互いに接触する部分を残しつつ、それより先の部分を更に互いに逆の周方向に向け折り返して外側部分(32、34)とし、前記外側部分(32、34)で、それより内側にある前記端部分(16、18)の内側部分(28、30)とともに前記ガス発生器(14)及び前記金属板の両方又は何れか一方の周りを包み込むように被覆する被覆ステップと備える、エアバッグ(10)の折り畳み方法。 - 請求項1に記載の折り畳み方法であって、
前記被覆ステップにおいて、前記外側部分(32、34)の端部(36、38)が互いに接触することを特徴とする、折り畳み方法。 - 請求項1または2に記載の折り畳み方法であって、
前記挿入ステップにて、前記エアバッグの中央部分(12a)において前記プリーツ(12)は、前記ガス発生器(14)及び金属板の両方又は何れか一方の周上で対向する二つの位置でこれに沿っていることを特徴とする、折り畳み方法。 - 請求項1から3の何れかの項に記載の折り畳み方法であって、
前記折り畳みステップにおいて、エアバッグ(10)をジグザグ状に折り畳むに際し、加熱及び圧縮の両方又は何れか一方が施されることを特徴とする、折り畳み方法。 - 請求項3に記載の折り畳み方法であって、
ガス発生器(14)が円環状であり、前記プリーツ(12)は、前記円環状の外周に沿って配置されることを特徴とする、折り畳み方法。 - 請求項1から5の何れかの項に記載の折り畳み方法であって、
該エアバッグ(10)は、カップ形状のモジュールケーシング(50)内に折り畳まれて収納されることを特徴とする、折り畳み方法。 - 請求項6に記載の折り畳み方法であって、
エアバッグ(10)の前記内側部分(28、30)及び外側部分(32、34)は、モジュールケーシング(50)の外周壁(52)とガス発生器(14)の外周との間の周縁空隙(54)内に配置されており、前記ガス発生器(14)の周方向と直交する軸方向の端部のうちの少なくとも一つの端部の端面(40)の少なくとも一部分が、1つのエアバッグ層によってのみ覆われることを特徴とする、折り畳み方法。 - 請求項1から7の何れかの項に記載の折り畳み方法であって、
エアバッグ(10)の前記多数のプリーツ(12)の高さは、ガス発生器(14)に近い側(12X)と遠い側(12Y)とで異なることを特徴とする、折り畳み方法。 - ガス発生器(14)と、該ガス発生器(14)がその内部に配置されたエアバッグ(10)とを備えるエアバッグモジュールであって、
該エアバッグ(10)は、ジグザグ状に折り畳まれて互いに平行な多数のプリーツ(12)からなる細長いパッケージ体となるように形成され、該ガス発生器(14)は、前記細長いパッケージ体としたエアバッグ(10)内に挿入されて中央部分(12a)に配置され、エアバッグにおいて該ガス発生器(14)から互いに反対方向に向かっている2つの端部分(16、18)は、前記ガス発生器(14)の周りで互いに逆の周方向に向けられ、互いに接触するまで該ガス発生器(14)の周りに沿わせた後に、折り返し領域(26)において互いにほぼ接触する部分を残しつつ、それより先の部分を更に互いに逆の周方向に向け折り返すことにより形成した外側部分(32、34)と、前記外側部分(32、34)より内側にある前記端部分(16、18)の内側部分(28、30)とを有し、該外側部分(32、34)及び内側部分(28、30)により前記ガス発生器(14)の周りを包み込むように被覆する構成とした、ことを特徴とする、エアバッグモジュール。 - 請求項9に記載のエアバッグモジュールであって、
前記外側部分(32、34)の端部(36、38)が互いに接触することを特徴とする、エアバッグモジュール。 - 請求項9または10に記載のエアバッグモジュールであって、
ガス発生器(14)が円環状であり、また、前記エアバッグ(10)の中央部分(12a)において前記プリーツ(12)は、該ガス発生器(14)の周上で対向する二つの位置で該ガス発生器(14)の周面に沿っていることを特徴とする、エアバッグモジュール。 - 請求項9から11の何れかの項に記載のエアバッグモジュールであって、
前記多数のプリーツ(12)の高さは、ガス発生器(14)に近い側(12X)から遠い側(12Y)へ向かって増大することを特徴とする、エアバッグモジュール。 - 請求項9から12の何れかの項に記載のエアバッグモジュールであって、
前記エアバッグモジュールは、ステアリングホイール用モジュールであることを特徴とする、エアバッグモジュール。
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