JP6503680B2 - 医療用針 - Google Patents
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Description
前記折畳片は、前記係止片を挿入可能な挿入孔を備え、前記係止片が弾性変形しながら前記挿入孔に挿入され、かつ弾性復元した前記係止片が前記折畳片と係止し、前記針体は前記針先が屈曲したヒューバー針であり、前記針先は前記係止片の挿入方向または挿入逆方向に向かって屈曲していることを特徴とする医療用針が提供される。
図3は、本実施形態の医療用針100の抜去状態を示す側面図である。医療用針100の抜去状態とは、針体10が針孔22から抜去された状態である。より具体的には、抜去状態とは、針体10の針先11が針孔22の下端開口23よりも上方に移動(後退)した状態である(針孔22および下端開口23は図4参照)。本明細書において、針体10が針孔22に深く挿入されて針先11が針孔22から大きく突出することを、針体10または針先11が前進すると呼称する。逆に、針先11が針孔22から突出する長さが小さくなるかまたは針先11が針孔22に没入することを、針体10または針先11が後退すると呼称する。抜去状態の医療用針100は、図3に示す形態で、または当該形態から更に医療用針100を所期に変形させた状態もしくは他の部材(図示せず)を組み合わせた状態で廃棄される。
図4は、図3に示す抜去状態の医療用針100を針体10に沿って切断した縦断面図である。図5は、抜去状態の医療用針100を示す斜視図である。図1から図5において、針支持部40に連結された送液チューブ46の近位側は図示省略している。図6は、図3のVI-VI線断面図である。
また、医療用針100のうち、送液チューブ46が延在する側を近位側または後方と呼称し、送液チューブ46に対して針体10が装着されている側を遠位側または前方と呼称する場合がある。
針支持部40をベース部20から引き上げることで、展開構造52は折畳状態から展開状態に遷移し、かつ針先11は針孔22に没入する。本実施形態の医療用針100においては、折畳規制部90が展開状態の展開構造52の折り畳み動作を規制することにより、針孔22に没入した針先11が針孔22から突出することが規制される。
(1)針孔を有するベース部と、尖鋭な針先を有し前記針孔に挿通して設けられている針体と、前記針体を保持し、前記ベース部から離間することにより前記針体を前記針孔に対して引抜方向に移動させる針支持部と、複数枚の折畳片が互いに折り畳み可能に連結されて折畳状態と展開状態とに遷移し、両端が前記針支持部および前記ベース部にそれぞれ接続された展開構造と、前記展開状態の前記展開構造と係止して前記展開構造の折り畳み動作を規制する折畳規制部と、を備え、前記針支持部を前記ベース部から引き上げることで、前記展開構造は前記折畳状態から前記展開状態に遷移し、かつ前記針先は前記針孔に没入し、前記折畳規制部が前記展開状態の前記展開構造の前記折り畳み動作を規制することにより、没入した前記針先が前記針孔から突出することが規制される医療用針。
(2)前記折畳規制部が、前記ベース部と前記折畳片とを互いに係止して前記針体および前記針支持部の移動を規制する上記(1)に記載の医療用針。
(3)複数枚の前記折畳片は互いに折り畳み可能に直列的に連結されており、前記折畳規制部は、前記ベース部に最も近接配置されて回動可能に連結された前記折畳片と前記ベース部とを互いに係止して当該折畳片の回動を規制する上記(2)に記載の医療用針。
(4)互いに連結された隣接する前記折畳片は、一方向への折り畳み動作が許容されて他方向への折り畳み動作が規制されており、前記針支持部が前記ベース部から引き上げられて前記展開構造が展開状態となり前記折畳片が前記折畳規制部に係止された状態で、前記展開状態の前記折畳片が前記一方向に折り畳み動作することが規制される上記(2)または(3)に記載の医療用針。
(5)前記折畳規制部は、弾性変形可能な係止片を備え、前記折畳片は、前記係止片を挿入可能な挿入孔を備え、前記係止片が弾性変形しながら前記挿入孔に挿入され、かつ弾性復元した前記係止片が前記折畳片と係止する上記(2)から(4)のいずれか一項に記載の医療用針。
(6)前記針体は前記針先が屈曲したヒューバー針であり、前記針先は前記係止片の挿入方向または挿入逆方向に向かって屈曲している上記(5)に記載の医療用針。
(7)前記折畳規制部は、互いに対向する一対の前記係止片と、前記係止片どうしの間に形成されたスリット部と、を備え、前記スリット部が前記針先の屈曲方向と平行に配置されている上記(6)に記載の医療用針。
(8)前記針孔のうち前記針体の基端側にあたる上端開口が、針先側にあたる下端開口よりも、前記針先の屈曲方向の反対側に向かって拡径している上記(6)または(7)に記載の医療用針。
(9)前記針孔の前記上端開口よりも更に前記針体の基端側に連続して、前記上端開口よりも高く引き上げられた前記針先が移動可能な針先収容溝が前記針先の前記屈曲方向に延在して形成されている上記(8)に記載の医療用針。
(10)前記針先収容溝の周囲に周壁が設けられており、前記展開構造が前記展開状態となって前記ベース部と前記針支持部との離間距離が規制されるまで前記針支持部を前記ベース部から引き上げた状態で、前記針先が前記周壁よりも低位に位置する上記(9)に記載の医療用針。
(11)前記展開構造が前記折畳状態にあり前記針先が前記針孔から下方に突出した状態を解除可能に保持する保持部を更に備える上記(1)から(10)のいずれか一項に記載の医療用針。
(12)前記保持部が、前記針支持部と前記ベース部とを解除可能に係止する上記(11)に記載の医療用針。
11 針先
20 ベース部
21 上端開口
22 針孔
23 下端開口
24 第一部品
25 有底凹部
26 第二部品
27 ヘッド基部
30 当接部
32 取付孔
34 ロック部材
35 爪部
36 切込部
40 針支持部
46 送液チューブ
52 展開構造
53、54 折畳片
56 挿入孔
57 下端ヒンジ
58 上端ヒンジ
60 保持部
80 針先収容溝
82 周壁
83 底部
90 折畳規制部
92 係止片
93 返し部
94 スリット部
95 突片
100 医療用針
θ 屈曲角度
Claims (8)
- 針孔を有するベース部と、
尖鋭な針先を有し前記針孔に挿通して設けられている針体と、
前記針体を保持し、前記ベース部から離間することにより前記針体を前記針孔に対して引抜方向に移動させる針支持部と、
複数枚の折畳片が互いに折り畳み可能に連結されて折畳状態と展開状態とに遷移し、両端が前記針支持部および前記ベース部にそれぞれ接続された展開構造と、
前記展開状態の前記展開構造と係止して前記展開構造の折り畳み動作を規制する折畳規制部と、を備え、
前記針支持部を前記ベース部から引き上げることで、前記展開構造は前記折畳状態から前記展開状態に遷移し、かつ前記針先は前記針孔に没入し、
前記折畳規制部が前記展開状態の前記展開構造の前記折り畳み動作を規制することにより、没入した前記針先が前記針孔から突出することが規制される医療用針であって、
前記折畳規制部が、前記ベース部と前記折畳片とを互いに係止して前記針体および前記針支持部の移動を規制し、
前記折畳規制部は、弾性変形可能な係止片を備え、
前記折畳片は、前記係止片を挿入可能な挿入孔を備え、
前記係止片が弾性変形しながら前記挿入孔に挿入され、かつ弾性復元した前記係止片が前記折畳片と係止し、
前記針体は前記針先が屈曲したヒューバー針であり、前記針先は前記係止片の挿入方向または挿入逆方向に向かって屈曲していることを特徴とする医療用針。 - 複数枚の前記折畳片は互いに折り畳み可能に直列的に連結されており、
前記折畳規制部は、前記ベース部に最も近接配置されて回動可能に連結された前記折畳片と前記ベース部とを互いに係止して当該折畳片の回動を規制する請求項1に記載の医療用針。 - 前記折畳規制部は、互いに対向する一対の前記係止片と、前記係止片どうしの間に形成されたスリット部と、を備え、
前記スリット部が前記針先の屈曲方向と平行に配置されている請求項1または2に記載の医療用針。 - 前記針孔のうち前記針体の基端側にあたる上端開口が、針先側にあたる下端開口よりも、前記針先の屈曲方向の反対側に向かって拡径している請求項1から3のいずれか一項に記載の医療用針。
- 前記針孔の前記上端開口よりも更に前記針体の基端側に連続して、前記上端開口よりも高く引き上げられた前記針先が移動可能な針先収容溝が前記針先の前記屈曲方向に延在して形成されている請求項4に記載の医療用針。
- 前記針先収容溝の周囲に周壁が設けられており、
前記展開構造が前記展開状態となって前記ベース部と前記針支持部との離間距離が規制されるまで前記針支持部を前記ベース部から引き上げた状態で、前記針先が前記周壁よりも低位に位置する請求項5に記載の医療用針。 - 前記展開構造が前記折畳状態にあり前記針先が前記針孔から下方に突出した状態を解除可能に保持する保持部を更に備える請求項1から6のいずれか一項に記載の医療用針。
- 前記保持部が、前記針支持部と前記ベース部とを解除可能に係止する請求項7に記載の医療用針。
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