JP6500675B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、複数種類のサービスからのタスクを、特定種類のサービスからのタスクの作業の遅れをなくして配分することを課題とし、タスク配分サーバーは、複数種類のサービスの各々について、ユーザーのサービスからのタスクの実行履歴からユーザーの興味度の推定値と該推定値の不確かさを算出し、ログインしたユーザーに対し、複数種類のサービスの各々について、該サービスからのタスクを配分されている他のユーザーによりタスクが実行されていない確率を考慮して、興味度の推定値と該推定値の不確かさに基づきサービスからのタスクの優先度を算出し、最大の優先度のサービスからのタスクをユーザーに提示することが開示されている。
特開2014−120031号公報
本発明は、クラウドソーシングシステムのワーカーに対し、当該ワーカーの目標として設定されたレベルに達していないスキルに関連する業務を提示する情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、クラウドソーシングシステムに登録されたワーカーの現在のスキルの度合いを表す第1レベルに関する情報を取得する第1の取得手段と、前記ワーカーの目標とされるスキルの度合いを表す第2レベルに関する情報を取得する第2の取得手段と、前記クラウドソーシングシステムにおいて募集されている複数の業務のうち、第1レベルが第2レベルに満たないスキルに関連する業務を、第1レベルが第2レベルを超えているスキルに関連する業務より優先的に表示するよう制御する制御手段と、を有し、前記制御により表示される業務は、その遂行に当たって必要とされるスキルのレベルを示す第3レベルを、前記第1レベルが超えている業務である、情報処理装置である。
請求項2の発明は、前記第3レベルは、募集された業務の納期又は規模に応じて設定される、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3の発明は、募集された業務についての第3レベルの情報と、当該第3レベルを満たしているワーカーの数とに基づいて、第2レベルを設定する設定手段をさらに有する、請求項1又は2に記載の情報処理装置である。
請求項4の発明は、第1レベルと第3レベルを比較し、次のレベルに上がるために経験しなければならない業務数を算出する算出手段をさらに有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項5の発明は、前記制御手段は、第1レベルが第2レベルに満たないスキルに関連する業務が複数ある場合は、第3レベルが高い業務を低い業務より優先的に表示するよう制御する、請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項6の発明は、コンピュータを、クラウドソーシングシステムに登録されたワーカーの現在のスキルの度合いを表す第1レベルに関する情報を取得する第1の取得手段と、前記ワーカーの目標とされるスキルの度合いを表す第2レベルに関する情報を取得する第2の取得手段と、前記クラウドソーシングシステムにおいて募集されている複数の業務のうち、第1レベルが第2レベルに満たないスキルに関連する業務を、第1レベルが第2レベルを超えているスキルに関連する業務より優先的に表示するよう制御する制御手段として機能させ、前記制御により表示される業務は、その遂行に当たって必要とされるスキルのレベルを示す第3レベルを、前記第1レベルが超えている業務である、情報処理プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、登録されたワーカーに求められるスキルに関連する業務についての情報をワーカーに提示することができる。
請求項2の情報処理装置によれば、募集された業務の納期又は規模に応じて、第3レベルを設定することができる。
請求項3の情報処理装置によれば、第2レベルを設定するのに、募集された業務についての第3レベルの情報と、その第3レベルを満たしているワーカーの数を用いることができる。
請求項4の情報処理装置によれば、ワーカーが次のレベルに上がるために経験しなければならない業務数を算出することができる。
請求項5の情報処理装置によれば、第1レベルが第2レベルに満たないスキルに関連する業務が複数ある場合における表示を制御することができる。
請求項6の情報処理プログラムによれば、登録されたワーカーに求められるスキルに関連する業務についての情報をワーカーに提示することができる。
第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 個人情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 業務情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 教育情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 個人情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 業務情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 教育情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 業務情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 個人情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 業務情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 教育情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 第3の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 個人情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 業務情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 教育情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 第4の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 個人情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 業務情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 第4の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第4の実施の形態による処理例を示す説明図である。 個人情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 業務情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するに当たっての好適な各種の実施の形態の例を説明する。
<<第1の実施の形態>>
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、すべての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
第1の実施の形態である情報処理装置100は、クラウドソーシングシステムに利用されるものであって、図1の例に示すように、個人情報記憶モジュール110、業務情報記憶モジュール120、教育情報記憶モジュール130、適用度算出モジュール140、業務情報表示モジュール150を有している。特に、情報処理装置100は、教育を促した、人と業務の適用度を算出する。
クラウドソーシングとは、不特定多数の人間により共同で進められるプロジェクト全般を指し、特に、不特定多数の人に業務(仕事)を委託するという雇用形態をいう。
クラウドソーシングシステムでは、発注者の発注した業務を、発注者が満足するクオリティで受注者がやり遂げる仕組みになっている。その受発注では「発注者の意向」「受注者の意向」という2者の意向の兼ね合いで受発注が行われている。例えば、受注者選定における「発注者の意向」として、「こんなスキルを持った人にお願いしたい」というものがあり、受注案件選定における「受注者の意向」として、「こんなスキルを伸ばせる仕事がしたい」、「こんな業務の経験を積んでみたい」というものがある。
しかし、実際にはこの2者(発注者、受注者)の意向だけでなく「エージェントの意向」(特に、教育面)を考慮する必要がある。エージェントは、クラウドソーシングシステムの管理者的役割を有している。例えば、「エージェントの意向」として、「Xに所属している人はこんなスキルを持っていてほしい」というものがある。エージェントとしては、発注される業務の難易度が高く、受注できるだけのスキルを持つ人がいないため受発注が成り立たなくなるという状況は好ましくないからである。そのためエージェントは、受注する権利を持つ者(以下、受注者候補、ワーカーともいう)に「これだけのスキルを保有してほしい」という考えがある。従来技術では、このエージェントの意向を考慮しているものはなく、受注者候補の教育の視点で受発注をサポートする仕組みそのものがなかった。
ユーザー端末210は、情報処理装置100の業務情報表示モジュール150と接続されている。ユーザー端末210は、ユーザー215によって操作される。ユーザー215は、主に、受注者候補であるが、発注者、エージェントであってもよい。ユーザー端末210は、液晶ディスプレイ等の表示装置、キーボード、マウス、タッチパネル等を有しており、具体的には、パーソナルコンピュータ、タブレット型端末、携帯端末(スマートフォンを含む携帯電話等)等が該当する。ユーザー端末210は、情報処理装置100の業務情報表示モジュール150によって生成される画面を表示することによって、受注者候補であるユーザー215は、募集されている業務を知ることとなる。また、ユーザー215の操作に応じて、業務の選択等が行われる。
個人情報記憶モジュール110は、適用度算出モジュール140と接続されている。個人情報記憶モジュール110は、ワーカーに関する情報を記憶している。少なくとも、ワーカーの現在のスキルの度合いを表す第1レベルに関する情報を記憶している。具体的には、個人情報テーブル300を記憶している。図3は、個人情報テーブル300のデータ構造例を示す説明図である。個人情報テーブル300は、個人ID欄310、職種欄320、Java(登録商標)スキル欄330、設計スキル欄340等を有している。個人ID欄310は、個人(ワーカー)を、本実施の形態において一意に識別するための情報(個人ID:IDentification)を記憶している。職種欄320は、そのワーカーの職種を記憶している。Javaスキル欄330は、そのワーカーの現在のJavaスキルの度合い(レベル値)を記憶している。設計スキル欄340は、そのワーカーの現在の設計スキルの度合い(レベル値)を記憶している。Javaスキル欄330、設計スキル欄340内の値は、第1レベルの例に該当する。
業務情報記憶モジュール120は、適用度算出モジュール140と接続されている。業務情報記憶モジュール120は、募集されている業務に関する情報を記憶している。少なくとも、業務の遂行に当たって必要とされるスキルのレベルを示す第3レベルに関する情報を記憶している。具体的には、業務情報テーブル400を記憶している。図4は、業務情報テーブル400のデータ構造例を示す説明図である。業務情報テーブル400は、業務ID欄410、内容欄420、対象職種欄430、求めるスキル1欄440、求めるスキル2欄450、受注申請者欄490等を有している。業務ID欄410は、業務を、本実施の形態において一意に識別するための情報(業務ID)を記憶している。内容欄420は、その業務の内容を記憶している。対象職種欄430は、その業務の対象職種を記憶している。求めるスキル1欄440は、その業務が求めるスキル1のレベル(例えば、「Javaスキル3以上」等)を記憶している。求めるスキル2欄450は、その業務が求めるスキル2のレベル(例えば、「ネットワークスキル2以上」等)を記憶している。受注申請者欄490は、その業務に応募しているワーカー(受注申請者)を記憶している。求めるスキル1欄440、求めるスキル2欄450内の値は、第3レベルの例に該当する。
教育情報記憶モジュール130は、適用度算出モジュール140と接続されている。教育情報記憶モジュール130は、ワーカーの教育面に関する情報を記憶している。ワーカーの目標とされるスキルの度合いを表す第2レベルに関する情報を記憶している。具体的には、教育情報テーブル500を記憶している。図5は、教育情報テーブル500のデータ構造例を示す説明図である。教育情報テーブル500は、対象職種欄510、対象スキル欄520、目標レベル欄530、重み欄540を有している。対象職種欄510は、教育面で管理対象としている職種を記憶している。対象スキル欄520は、その職種における対象スキルを記憶している。目標レベル欄530は、その対象スキルにおける目標レベルを記憶している。重み欄540は、そのスキルの重みを記憶している。重みは、適用度を算出する場合に用いる。目標レベル欄530内の値は、第2レベルの例に該当する。
適用度算出モジュール140は、個人情報記憶モジュール110、業務情報記憶モジュール120、教育情報記憶モジュール130、業務情報表示モジュール150と接続されている。適用度算出モジュール140は、エージェントの意向(教育面)を考慮した、仕事と人の「適用度」を算出する。
適用度算出モジュール140は、個人情報記憶モジュール110から、クラウドソーシングシステムに登録されたワーカーの現在のスキルの度合いを表す第1レベルに関する情報を取得する。スキルは複数あってもよい。したがって、その場合、1人のワーカーに対して、複数のスキルのレベル(第1レベル)があることになる。
そして、教育情報記憶モジュール130から、ワーカーの目標とされるスキルの度合いを表す第2レベルに関する情報を取得する。
次に、クラウドソーシングシステムにおいて募集されている複数の業務のうち、第1レベルが第2レベルに満たないスキルに関連する業務(業務A)を、第1レベルが第2レベルを超えているスキルに関連する業務(業務B)より優先的に表示するよう制御する。ここで、優先的に表示するとは、業務Aの表示形態(表示順序、形状、模様、色彩、点滅(点滅における変更対象は、点滅を行うか否か、点滅を行っている期間、点滅の間隔等がある)又はこれらの組み合わせ)を業務Bの表示形態と異ならせるようにすればよい。例えば、リスト表示する場合、業務Aを業務Bよりも上位に位置するようにしてもよいし、業務Aを赤く表示し、業務Bを黒く表示してもよいし、業務Aに「あなたの将来のために」等のメッセージを付加してもよい。
なお、その制御により表示される業務は、その遂行に当たって必要とされるスキルのレベルを示す第3レベルを、第1レベルが超えている業務である。第3のレベルに関する情報は業務情報記憶モジュール120に記憶されており、適用度算出モジュール140は、業務情報記憶モジュール120から、第3のレベルに関する情報を取得する。
具体的には、適用度算出モジュール140は、以下の処理を行う。
個人情報記憶モジュール110から、業務情報表示モジュール150にアクセスした人(ワーカー)の情報を取得する。
業務情報記憶モジュール120から、現在発注されている業務の情報を取得する。
教育情報記憶モジュール130から、エージェントの教育の意向を取得する。
下記条件を教育情報記憶モジュール130内の情報で比較し適用度を算出する。
(a)候補者(応募しているワーカー)のレベル(Javaスキル欄330等)が教育情報記憶モジュール130の目標とされている項目(目標レベル欄530)について未達である。
(b)業務の「求めるスキル」(求めるスキル1欄440等)に、該当するスキル(対象スキル欄520等)が含まれている。
(c)候補者(応募しているワーカー)のレベル(Javaスキル欄330等)が、業務の「求めるスキル」の基準(求めるスキル1欄440)を満たしている。
業務情報表示モジュール150は、適用度算出モジュール140、ユーザー端末210と接続されている。業務情報表示モジュール150は、適用度算出モジュール140の制御によって、ユーザー端末210に表示する画面を生成する。そして、ユーザー215の操作又は情報処理装置100による表示制御に応じて、生成した画面をユーザー端末210へ送信する。
図2は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
情報処理装置100A、クラウドソーシングシステム220A、クラウドソーシングシステム220B、ユーザー端末210A、ユーザー端末210B、ユーザー端末210C、ユーザー端末210D、ユーザー端末210Eは、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。クラウドソーシングシステム220Bは情報処理装置100Bを含んでいる。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、情報処理装置100による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
クラウドソーシングシステム220は、前述のクラウドソーシングの機能を有している。クラウドソーシングシステム220は、クラウドソーシングシステム220Aのように、情報処理装置100Aを通信回線290を介して利用してもよいし、クラウドソーシングシステム220Bのように、内部にある情報処理装置100Bを利用するようにしてもよい。
例えば、ユーザー215がワーカーである場合は、ユーザー端末210Aを操作して、クラウドソーシングシステム220が表示する業務に応募する。ユーザー215が発注者である場合は、ユーザー端末210Bを操作して、クラウドソーシングシステム220に業務を登録する。その際に、その業務に必要な第2レベルがスキル毎に設定される。ユーザー215がエージェントである場合は、ユーザー端末210Cを操作して、クラウドソーシングシステム220を管理する。
図6は、第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS602では、受注者候補であるユーザー215が業務情報表示モジュール150にアクセスしたことを検知する。
ステップS604では、適用度算出モジュール140が、業務情報表示モジュール150にアクセスした受注者候補の情報を受け取り、個人情報記憶モジュール110から受注者候補の詳細情報を取得する。
ステップS606からステップS626までの処理をくり返す。
ステップS608では、適用度算出モジュール140が、業務情報記憶モジュール120から業務の情報を取得する。
ステップS610からステップS624までの処理をくり返す。
ステップS612では、適用度算出モジュール140が、教育情報記憶モジュール130から教育目標の情報を取得する。
ステップS614では、適用度算出モジュール140は、受注者候補であるユーザー215が業務の求めるスキルの基準を満たしているか否かを判断し、満たしている場合(受注可能である場合)はステップS616へ進み、それ以外の場合(そもそも受注する可能性がない場合)はステップS622へ進む。
ステップS616では、適用度算出モジュール140は、教育目標のスキルはレベルを問わず業務の求めるスキルに含まれているか否かを判断し、含まれている場合(教育的観点のあるスキルである場合)はステップS618へ進み、それ以外の場合(教育的観点が不要なスキルである場合)はステップS622へ進む。
ステップS618では、適用度算出モジュール140は、受注者候補であるユーザー215が教育目標を未達であるか否かを判断し、未達である場合はステップS620へ進み、それ以外の場合(目標とするレベルを達成しているワーカーである場合)はステップS622へ進む。
ステップS620では、適用度の値を増加(適用度+(1×(重み)))させる。
ステップS622では、適用度の値はそのまま(適用度±0)とする。
ステップS624では、「業務と照らしあわせていない教育目標が教育情報記憶モジュール130上にない」という条件を満たした場合はステップS626へ進む。その条件を満たしていない場合はステップS610へ戻る。
ステップS626では、「適用度を算出していない業務情報が業務情報記憶モジュール120上にない」という条件を満たした場合はステップS628へ進む。その条件を満たしていない場合はステップS606へ戻る。
ステップS628では、適用度算出モジュール140は、適用度が高い業務をその他の業務よりも優先度を高くして、業務情報表示モジュール150に表示させる。
図7は、第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。図7の例に示す受注者用表示画面700は、ユーザー端末210の表示装置に表示されるものである。
図7(A)の例に示す受注者用表示画面700には、そのユーザー215(ワーカー)毎に仕事を探すボタン710、新着メッセージ欄720、プロフィール設定欄730を表示している。新着メッセージ欄720には、そのユーザー215への連絡事項等を表示する。プロフィール設定欄730には、そのユーザー215のプロフィールの設定に関する事項(具体的には、プロフィール内の記載されていない項目がある旨、変更があった場合は修正する旨等)を表示する。
仕事を探すボタン710がユーザー215の操作によって選択(クリック)された場合、受注者用表示画面700を、図7(A)から図7(B)の例に示す受注者用表示画面700の表示とする。図7(B)の例に示す受注者用表示画面700では、プロ向けタブ735、経験不問タブ740を表示する。プロ向けタブ735が選択された場合、そのワーカーが受注できる仕事一覧750を表示する。仕事一覧750は、適用度欄755、内容欄760、報酬欄765、求人数欄770、残応募日数欄775を有している。適用度欄755は、適用度算出モジュール140で算出された適用度を表示している。内容欄760は、その業務の内容を表示している。報酬欄765は、その業務の報酬を表示している。求人数欄770は、その業務の求人数を表示している。残応募日数欄775は、その業務における残応募日数(締め切り日等であってもよい)を表示している。この仕事一覧750では、適用度欄755に適用度の数値を表示し、適用度が高いものから順に表示している。このような表示を行うことによって、受注者候補(アクセスしているワーカー)は、適用度が高い(エージェントの教育思想に合っている)業務を選択しやすくなるため、受注できる案件が増えるように経験を積みやすくなる。
次に、第1の実施の形態による処理について、具体例を用いて説明する。
図8は、個人情報テーブル800のデータ構造例を示す説明図である。個人情報テーブル800は、個人情報記憶モジュール110に記憶されており、個人情報テーブル300と同等のデータ構造であり、スキル欄として、ネットワークスキル欄850、htmlスキル欄860を追加したものである。個人情報テーブル800は、個人ID欄810、職種欄820、Javaスキル欄830、設計スキル欄840、ネットワークスキル欄850、htmlスキル欄860等を有している。個人ID欄810は、個人IDを記憶している。職種欄820は、職種を記憶している。Javaスキル欄830は、Javaスキルの度合い(レベル値)を記憶している。設計スキル欄840は、設計スキルの度合い(レベル値)を記憶している。ネットワークスキル欄850は、ネットワークスキルの度合い(レベル値)を記憶している。htmlスキル欄860は、htmlスキルの度合い(レベル値)を記憶している。
図9は、業務情報テーブル900のデータ構造例を示す説明図である。業務情報テーブル900は、業務情報記憶モジュール120に記憶されており、業務情報テーブル400と同等のデータ構造である。業務情報テーブル900は、業務ID欄910、内容欄920、対象職種欄930、求めるスキル1欄940、求めるスキル2欄950、受注申請者欄990等を有している。業務ID欄910は業務IDを記憶している。内容欄920は、内容を記憶している。対象職種欄930は、対象職種を記憶している。求めるスキル1欄940は、求めるスキル1のレベルを記憶している。求めるスキル2欄950は、求めるスキル2のレベルを記憶している。受注申請者欄990は、受注申請者を記憶している。
図10は、教育情報テーブル1000のデータ構造例を示す説明図である。教育情報テーブル1000は、教育情報記憶モジュール130に記憶されており、教育情報テーブル500と同等のデータ構造である。教育情報テーブル1000は、対象職種欄1010、対象スキル欄1020、目標レベル欄1030、重み欄1040を有している。対象職種欄1010は、対象職種を記憶している。対象スキル欄1020は、対象スキルを記憶している。目標レベル欄1030は、目標レベルを記憶している。重み欄1040は、重みを記憶している。なお、重み欄1040の欄(図10の例では、対象1050)の重みは、適用度に加算される値である。
図8〜図10の例に示すようなデータ構造である場合、次のような処理を行う。受注者候補(ワーカー)が、業務が求めるスキルであって、そのスキルの目標レベルを達成しておらず、業務が求めるスキルレベルを達成している際(ワーカーは、業務を受任できるほどのレベルであるが、教育的な目標レベルには達していない場合)に、重みに応じて適用度を加算する。なお、適用度の初期値は「0」とする。
[ワーカーH001が業務A001の仕事を閲覧する際の適用度の算出処理]
「Javaスキル」が目標未達(個人情報テーブル800の1行目のJavaスキル欄830が「3」であり、教育情報テーブル1000の1行目の目標レベル欄1030「4」である)、業務A001の求めるスキルにJavaが含まれており(業務情報テーブル900の求めるスキル1欄940)、ワーカーH001はその基準をクリアしている(個人情報テーブル800のJavaスキル欄830)。したがって、「適用度+4」の計算を行う。なお、「+4」は、教育情報テーブル1000の1行目の重み欄1040から抽出した値である。
「設計スキル」は目標達成している。したがって、適用度はそのままの値(適用度±0)とする。
「ネットワークスキル」が目標未達、業務A001の求めるスキルにネットワークが含まれており、ワーカーH001はその基準をクリアしている。したがって、「適用度+2」の計算を行う。
最終的には、ワーカーH001から見た業務A001の適用度は「6」となる。
[ワーカーH002が業務A001の仕事を閲覧する際の適用度の算出処理]
「Javaスキル」が目標未達、業務A001の求めるスキルにJavaが含まれており、ワーカーH002はその基準をクリアしている。したがって、「適用度+4」の計算を行う。
「設計スキル」が目標未達だが、業務A001の求めるスキルに設計は含まれていない。したがって、適用度はそのままの値(適用度±0)とする。
「ネットワークスキル」が目標未達、業務A001の求めるスキルにネットワークが含まれているが、ワーカーH002はその基準をクリアしていない。したがって、適用度はそのままの値(適用度±0)とする。
最終的には、ワーカーH002から見た業務A001の適用度は「4」となる。
[ワーカーH003が業務A001の仕事を閲覧する際の適用度の算出処理]
「Javaスキル」は目標達成している。したがって、適用度はそのままの値(適用度±0)とする。
「設計スキル」が目標未達だが、業務A001の求めるスキルに設計は含まれていない。したがって、適用度はそのままの値(適用度±0)とする。
「ネットワークスキル」は目標達成している。したがって、適用度はそのままの値(適用度±0)とする。
最終的には、ワーカーH003から見たA001の適用度は「0」となる。
[ワーカーH004が業務A001の仕事を閲覧する際の適用度の算出処理]
「htmlスキル」が目標未達だが、業務A001の求めるスキルにhtmlは含まれていない。したがって、適用度はそのままの値(適用度±0)とする。
最終的には、ワーカーH004から見た業務A001の適用度は「0」となる。
<<第2の実施の形態>>
図11は、第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
情報処理装置1100は、個人情報記憶モジュール110、業務情報記憶モジュール120、教育情報記憶モジュール130、適用度算出モジュール140、業務情報表示モジュール150、業務情報更新モジュール1160を有している。情報処理装置1100は、図1の例に示す情報処理装置100に業務情報更新モジュール1160を付加したものである。なお、前述の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する(以下、同様)。
情報処理装置1100は、「業務が求めるスキル」の求めるレベルを動的に変更するものである。例えば、納期が近くなると求めるスキルのレベルが上がるようにする。具体的には、業務情報更新モジュール1160が定期的に、以下の式を用いて、業務情報記憶モジュール120内の値を更新する。
(成果規模)÷(納期までの日数)=(難易度)
これによって、難易度により業務が求めるスキルのレベルが変動することになる。
個人情報記憶モジュール110は、適用度算出モジュール140と接続されている。
業務情報記憶モジュール120は、業務情報更新モジュール1160と接続されている。
教育情報記憶モジュール130は、適用度算出モジュール140と接続されている。
適用度算出モジュール140は、個人情報記憶モジュール110、教育情報記憶モジュール130、業務情報更新モジュール1160、業務情報表示モジュール150と接続されている。
業務情報表示モジュール150は、適用度算出モジュール140、ユーザー端末210と接続されている。
ユーザー端末210は、情報処理装置100の業務情報表示モジュール150と接続されている。
業務情報更新モジュール1160は、業務情報記憶モジュール120、適用度算出モジュール140と接続されている。業務情報更新モジュール1160は、募集された業務の納期又は規模に応じて、第3レベルを設定する。「募集された業務の納期又は規模」としては、「募集された業務の納期」、「募集された業務の規模」、「募集された業務の納期及び規模」がある。そして、「募集された業務の納期」が短いほど、第3レベルを高くする。「募集された業務の規模」が大きいほど、第3レベルを高くする。「募集された業務の納期及び規模」として、例えば、「募集された業務の規模」を「募集された業務の納期」で除した値(単位時間あたりの規模)が大きいほど、第3レベルを高くする。
具体的には、業務情報更新モジュール1160は、以下の処理を行う。
業務情報記憶モジュール120内から、“納期”、“成果規模”、“求めるスキル”の情報を取得する。
以下の式によって、難易度を算出する。
(成果規模)÷(納期までの日数)=(難易度)
そして、その難易度に応じて業務の“求めるスキル”の求めるレベルを上昇させる。前述したように、難易度を、成果規模だけで算出してもよいし、難易度を、納期までの日数だけで算出してもよい。
これによって、納期までの残り時間に応じて求めるスキルのレベルを変更するため、実際のスキルレベルにマッチした受発注が行えるようになる。
業務情報更新モジュール1160は、業務情報記憶モジュール120内の業務情報テーブル1200を対象として処理を行う。
図12は、業務情報テーブル1200のデータ構造例を示す説明図である。業務情報テーブル1200は、業務情報記憶モジュール120に記憶されており、業務情報テーブル400と同等のデータ構造であり、納期欄1230、成果規模欄1240を追加したものである。
業務情報テーブル1200は、業務ID欄1210、内容欄1220、納期欄1230、成果規模欄1240、対象職種欄1250、求めるスキル1欄1260、求めるスキル2欄1270、受注申請者欄1290等を有している。業務ID欄1210は、業務IDを記憶している。内容欄1220は、その業務の内容を記憶している。納期欄1230は、その業務の納期を記憶している。成果規模欄1240は、その業務の成果規模(その業務を遂行するにあたって必要となる工数)を記憶している。対象職種欄1250は、その業務の対象職種を記憶している。求めるスキル1欄1260は、その業務が求めるスキル1のレベルを記憶している。求めるスキル2欄1270は、その業務が求めるスキル2のレベルを記憶している。受注申請者欄1290は、その業務の受注申請者を記憶している。
なお、求めるスキル1欄1260における対象箇所1265、求めるスキル2欄1270における対象箇所1275の値は、難易度に応じて更新する箇所である。
図13は、第2の実施の形態(業務情報更新モジュール1160)による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1302からステップS1312までの処理をくり返す。
ステップS1304では、業務情報更新モジュール1160が業務情報記憶モジュール120から1つの業務の“納期”と“成果規模”と“求めるスキル”の情報を取得する。
ステップS1306では、業務情報更新モジュール1160が、取得した“成果規模”を納期までの日数で割った値(難易度)を算出する。
ステップS1308では、難易度が一定値以上であるか否かを判断し、難易度が一定値以上である場合はステップS1310へ進み、それ以外の場合はステップS1312へ進む。
ステップS1310では、業務情報更新モジュール1160が業務情報記憶モジュール120の該当する業務の求めるスキルの求めるスキルレベルを一定値上昇させる。
ステップS1312では、「業務情報更新モジュール1160が“納期”と“成果規模”と“求めるスキル”の情報を取得していない業務が業務情報記憶モジュール120上に存在しない」という条件を満たした場合は処理を終了する(ステップS1399)。その条件を満たしていない場合はステップS1302へ戻る。
<<第3の実施の形態>>
図14は、第3の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
情報処理装置1400は、個人情報記憶モジュール110、業務情報記憶モジュール120、教育情報記憶モジュール130、教育情報更新モジュール1470、適用度算出モジュール140、業務情報表示モジュール150を有している。情報処理装置1400は、図1の例に示す情報処理装置100に教育情報更新モジュール1470を付加したものである。
情報処理装置1400は、エージェントの意向(教育)を自動的に抽出するものである。
発注されている案件を参照すると、発注者の求めているスキルがわかる。一方でワーカーの情報から、そのワーカーの現状のスキルがわかる。
このギャップ(発注者の求めているスキルとワーカーの現状のスキルとの差分)から育成の方向性を決定し、提示してもよい。そして、ワーカーの成長を促せるように業務を割り当てる。
例えば、「Javaスキル」をレベルX以上求める業務が多いので、「Javaスキル」をレベルX以上である人材を育てなければいけないが、これを補助することとなる。
個人情報記憶モジュール110は、教育情報更新モジュール1470と接続されている。
業務情報記憶モジュール120は、教育情報更新モジュール1470と接続されている。
教育情報記憶モジュール130は、教育情報更新モジュール1470と接続されている。
適用度算出モジュール140は、教育情報更新モジュール1470、業務情報表示モジュール150と接続されている。
業務情報表示モジュール150は、適用度算出モジュール140、ユーザー端末210と接続されている。
ユーザー端末210は、情報処理装置100の業務情報表示モジュール150と接続されている。
教育情報更新モジュール1470は、個人情報記憶モジュール110、業務情報記憶モジュール120、教育情報記憶モジュール130、適用度算出モジュール140と接続されている。教育情報更新モジュール1470は、募集された業務についての第3レベルの情報と、その第3レベルを満たしているワーカーの数とに基づいて、第2レベルを設定するようにしてもよい。その第2レベルの重みも設定するようにしてもよい。
具体的には、教育情報更新モジュール1470は、以下の処理を行う。
個人情報記憶モジュール110から個人(ワーカー)それぞれが習得しているスキルの情報(第1レベル)を職種毎に取得する。
そして、業務情報記憶モジュール120から業務それぞれが求めるスキルの情報(第3レベル)を対象職種毎に取得する。
次に、2つの取得した情報(第1レベルと第3レベル)を比較し、業務が求めるスキルを習得している人が少ないと判断できる場合、教育情報記憶モジュール130に、必要な情報(そのスキルの第2レベル)を追加する。
教育情報更新モジュール1470は、個人情報記憶モジュール110内の個人情報テーブル1500、業務情報記憶モジュール120内の業務情報テーブル1600、教育情報記憶モジュール130内の教育情報テーブル1700を対象として処理を行う。
図15は、個人情報テーブル1500のデータ構造例を示す説明図である。個人情報テーブル1500は、個人情報記憶モジュール110に記憶されており、個人情報テーブル300と同等のデータ構造であり、スキル欄として、ネットワークスキル欄1550、htmlスキル欄1560を追加したものである。
個人情報テーブル1500は、個人ID欄1510、職種欄1520、Javaスキル欄1530、設計スキル欄1540、ネットワークスキル欄1550、htmlスキル欄1560等を有している。個人ID欄1510は、個人IDを記憶している。職種欄1520は、職種を記憶している。Javaスキル欄1530は、Javaスキルの度合い(レベル値)を記憶している。設計スキル欄1540は、設計スキルの度合い(レベル値)を記憶している。ネットワークスキル欄1550は、ネットワークスキルの度合い(レベル値)を記憶している。htmlスキル欄1560は、htmlスキルの度合い(レベル値)を記憶している。
図16は、業務情報テーブル1600のデータ構造例を示す説明図である。業務情報テーブル1600は、業務情報記憶モジュール120に記憶されており、業務情報テーブル400と同等のデータ構造である。
業務情報テーブル1600は、業務ID欄1610、内容欄1620、対象職種欄1630、求めるスキル1欄1640、求めるスキル2欄1650、受注申請者欄1690等を有している。業務ID欄1610は業務IDを記憶している。内容欄1620は、内容を記憶している。対象職種欄1630は、対象職種を記憶している。求めるスキル1欄1640は、求めるスキル1のレベルを記憶している。求めるスキル2欄1650は、求めるスキル2のレベルを記憶している。受注申請者欄1690は、受注申請者を記憶している。
図17は、教育情報テーブル1700のデータ構造例を示す説明図である。教育情報テーブル1700は、教育情報記憶モジュール130に記憶されており、教育情報テーブル500と同等のデータ構造である。
教育情報テーブル1700は、対象職種欄1710、対象スキル欄1720、目標レベル欄1730、重み欄1740を有している。対象職種欄1710は、対象職種を記憶している。対象スキル欄1720は、対象スキルを記憶している。目標レベル欄1730は、目標レベルを記憶している。重み欄1740は、重みを記憶している。
例えば、ネットワークスキルの目標レベル(教育情報テーブル1700の目標レベル欄1730の対象1735の値)を追加する場合は、個人情報テーブル1500のネットワークスキル欄1550の対象1555、業務情報テーブル1600の求めるスキル2欄1650の対象1655を参照することになる。
図18は、第3の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1802では、教育情報更新モジュール1470が個人情報記憶モジュール110から登録されている人が習得しているスキルの情報を職種毎にすべて取得する。
ステップS1804では、教育情報更新モジュール1470が業務情報記憶モジュール120から登録されている業務が求めているスキルの情報を対象職種毎にすべて取得する。
ステップS1806では、教育情報更新モジュール1470が、業務が求めるスキルのうち一定数(予め定められた閾値)以上の業務で求められているスキルのレベルを洗い出す(抽出する)。
ステップS1808からステップS1820までの処理をくり返す。
ステップS1810では、教育情報更新モジュール1470が、洗い出されたスキルとスキルレベルの1つについて、対象の職種で習得している人の人数を算出する。
ステップS1812では、算出された人数が一定数(予め定められた閾値)以上であるか否かを判断し、算出された人数が一定数以上である場合はステップS1820へ進み、それ以外の場合はステップS1814へ進む。
ステップS1814では、該当するスキル、職種の教育情報記憶モジュール130上での目標値は業務で求められているレベルより高いものであるか否かを判断し、求められているレベルより高いものである場合はステップS1820へ進み、それ以外の場合はステップS1816へ進む。
ステップS1816では、教育情報更新モジュール1470が、ステップS1810で算出した人数の、ステップS1812の一定数(予め定められた値)の人数に対する割合に応じて設定する「スキル目標の重み」を算出する。
ステップS1818では、教育情報更新モジュール1470が、スキルの目標レベルは、業務が求めるレベルとして教育情報記憶モジュール130を更新する。
ステップS1820では、「洗い出された業務が求めるスキルレベルの中で、業務が求めるスキルを習得している人の人数を算出していないものがない」という条件を満たした場合は処理を終了する(ステップS1899)。その条件を満たしていない場合はステップS1808へ戻る。
次に、第3の実施の形態による処理について、具体例を用いて説明する。
図19は、個人情報テーブル1900のデータ構造例を示す説明図である。個人情報テーブル1900は、個人情報記憶モジュール110に記憶されており、個人情報テーブル300と同等のデータ構造であり、スキル欄として、ネットワークスキル欄1950、htmlスキル欄1960を追加したものである。
個人情報テーブル1900は、個人ID欄1910、職種欄1920、Javaスキル欄1930、設計スキル欄1940、ネットワークスキル欄1950、htmlスキル欄1960等を有している。個人ID欄1910は、個人IDを記憶している。職種欄1920は、職種を記憶している。Javaスキル欄1930は、Javaスキルの度合い(レベル値)を記憶している。設計スキル欄1940は、設計スキルの度合い(レベル値)を記憶している。ネットワークスキル欄1950は、ネットワークスキルの度合い(レベル値)を記憶している。htmlスキル欄1960は、htmlスキルの度合い(レベル値)を記憶している。
図20は、業務情報テーブル2000のデータ構造例を示す説明図である。業務情報テーブル2000は、業務情報記憶モジュール120に記憶されており、業務情報テーブル400と同等のデータ構造である。
業務情報テーブル2000は、業務ID欄2010、内容欄2020、対象職種欄2030、求めるスキル1欄2040、求めるスキル2欄2050、受注申請者欄2090等を有している。業務ID欄2010は業務IDを記憶している。内容欄2020は、内容を記憶している。対象職種欄2030は、対象職種を記憶している。求めるスキル1欄2040は、求めるスキル1のレベルを記憶している。求めるスキル2欄2050は、求めるスキル2のレベルを記憶している。受注申請者欄2090は、受注申請者を記憶している。
図21は、教育情報テーブル2100のデータ構造例を示す説明図である。教育情報テーブル2100は、教育情報記憶モジュール130に記憶されており、教育情報テーブル500と同等のデータ構造である。
教育情報テーブル2100は、対象職種欄2110、対象スキル欄2120、目標レベル欄2130、重み欄2140を有している。対象職種欄2110は、対象職種を記憶している。対象スキル欄2120は、対象スキルを記憶している。目標レベル欄2130は、目標レベルを記憶している。重み欄2140は、重みを記憶している。
図19〜図21の例に示すようなデータ構造である場合、次のような処理を行う。
以下のことから教育情報テーブル2100の「ソフトウェア開発」の「ネットワークスキル」の目標レベル(教育情報テーブル2100の対象2150の目標レベル欄2130)を「3」に更新する。
(a)業務情報テーブル2000の“対象職種:ソフトウェア開発”(業務情報テーブル2000の対象職種欄2030の対象2035)で“求めるスキル:ネットワークスキル3以上”(業務情報テーブル2000の求めるスキル2欄2050の対象2055)の業務が一定数(3)以上である
(b)個人情報テーブル1900の“職種:ソフトウェア開発”(個人情報テーブル1900の職種欄1920の対象1925)で“ネットワークスキルが3以上”(個人情報テーブル1900のネットワークスキル欄1950の対象1955)の人が一定数(1)以下である
(C)教育情報テーブル2100の“職種:ソフトウェア開発”の“ネットワークスキル”の目標値(教育情報テーブル2100の対象2150の目標レベル欄2130)は3より小さい(2)
[設定する目標の重みの決定処理]
個人情報テーブル1900から取得した、該当するスキルレベルを習得している人の人数によって重みを更新する。以下の規則にしたがって重みを決定する。
・該当するスキルレベルを習得している人の人数が、上記一定数(1)の[0〜20%]:重みは「5」
・該当するスキルレベルを習得している人の人数が、上記一定数(1)の[21〜40%]:重みは「4」
・該当するスキルレベルを習得している人の人数が、上記一定数(1)の[41〜60%]:重みは「3」
・該当するスキルレベルを習得している人の人数が、上記一定数(1)の[61〜80%]:重みは「2」
・該当するスキルレベルを習得している人の人数が、上記一定数(1)の[81〜100%]:重みは「1」
よって、第3の実施の形態では、「ソフトウェア開発者のネットワークスキルの目標レベル3、重み5」(教育情報テーブル2100の対象2150の目標レベル欄2130、重み欄2140)の目標で教育情報テーブル2100を更新する。
このような処理を行うことによって、教育情報テーブル2100の目標を達成している受注者候補がたくさんいても、受注できる人が少ない業務が大量に発注されることを防ぐことができる。具体的には、目標レベルを上げる更新を行う。
また、達成している人が少ない目標ほど重みが大きくなるため、発注されている業務を受注できるスキルを持っている人がほとんどいない状態を防ぐことにつながる。
<<第4の実施の形態>>
図22は、第4の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
情報処理装置2200は、個人情報記憶モジュール110、業務情報記憶モジュール120、教育情報記憶モジュール130、経験値算出モジュール2240、個人情報表示モジュール2250、適用度算出モジュール140、業務情報表示モジュール150を有している。情報処理装置2200は、図1の例に示す情報処理装置100に経験値算出モジュール2240、個人情報表示モジュール2250を付加したものである。
情報処理装置2200は、あとどの程度の経験でスキルレベルが上がるか自動的に算出するものである。
個人情報記憶モジュール110は、経験値算出モジュール2240と接続されている。
業務情報記憶モジュール120は、経験値算出モジュール2240と接続されている。
教育情報記憶モジュール130は、適用度算出モジュール140と接続されている。
適用度算出モジュール140は、教育情報記憶モジュール130、個人情報表示モジュール2250、業務情報表示モジュール150と接続されている。
業務情報表示モジュール150は、適用度算出モジュール140、ユーザー端末210と接続されている。
ユーザー端末210は、情報処理装置100の業務情報表示モジュール150と接続されている。
経験値算出モジュール2240は、個人情報記憶モジュール110、業務情報記憶モジュール120、個人情報表示モジュール2250と接続されている。経験値算出モジュール2240は、第1レベルと第3レベルを比較し、次のスキルレベルに上がるために経験しなければならない業務数を算出する。算出する業務数は、対象となっているワーカーが次のスキルレベルに上がる(現在の第1レベルを上位のレベルに上げる)ために、そのワーカーが経験しなければならない業務数である。
具体的には、経験値算出モジュール2240は、以下の処理を行う。
個人情報記憶モジュール110から、個人情報表示モジュール2250にアクセスした人の情報を取得する。特に、後述する個人情報テーブル2300の完了業務欄2390内の情報を抽出する。
業務情報記憶モジュール120から、上記情報を取得した人が完了した業務の情報を取得する。
上記取得した“個人のスキルレベル”と“業務が求めるスキルのレベル”を比較し、あとどのくらい業務をこなせば次のスキルレベルに上がるか算出する。
個人情報表示モジュール2250は、経験値算出モジュール2240、適用度算出モジュール140と接続されている。個人情報表示モジュール2250は、経験値算出モジュール2240によって算出された業務数を、対象としているワーカーの個人情報としてユーザー端末210に表示させる。例えば、後述する図26に示す経験値算出後の個人情報表示領域2600を表示させる。
経験値算出モジュール2240は、個人情報記憶モジュール110内の個人情報テーブル2300、業務情報記憶モジュール120内の業務情報テーブル2400を対象として処理を行う。
図23は、個人情報テーブル2300のデータ構造例を示す説明図である。個人情報テーブル2300は、個人情報記憶モジュール110に記憶されており、個人情報テーブル300と同等のデータ構造であり、スキル欄として、ネットワークスキル欄2350、htmlスキル欄2360を追加したものである。ただし、完了業務欄2390を追加している。
個人情報テーブル2300は、個人ID欄2310、職種欄2320、Javaスキル欄2330、設計スキル欄2340、ネットワークスキル欄2350、htmlスキル欄2360、完了業務欄2390等を有している。個人ID欄2310は、個人IDを記憶している。職種欄2320は、職種を記憶している。Javaスキル欄2330は、Javaスキルの度合い(レベル値)を記憶している。設計スキル欄2340は、設計スキルの度合い(レベル値)を記憶している。ネットワークスキル欄2350は、ネットワークスキルの度合い(レベル値)を記憶している。htmlスキル欄2360は、htmlスキルの度合い(レベル値)を記憶している。完了業務欄2390は、完了業務を記憶している。
図24は、業務情報テーブル2400のデータ構造例を示す説明図である。業務情報テーブル2400は、業務情報記憶モジュール120に記憶されており、業務情報テーブル400と同等のデータ構造である。
業務情報テーブル2400は、業務ID欄2410、内容欄2420、対象職種欄2430、求めるスキル1欄2440、求めるスキル2欄2450、受注申請者欄2490等を有している。業務ID欄2410は業務IDを記憶している。内容欄2420は、内容を記憶している。対象職種欄2430は、対象職種を記憶している。求めるスキル1欄2440は、求めるスキル1のレベルを記憶している。求めるスキル2欄2450は、求めるスキル2のレベルを記憶している。受注申請者欄2490は、受注申請者を記憶している。
図25は、第4の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS2502では、受注者候補であるユーザー215が個人情報表示モジュール2250にアクセスする。
ステップS2504では、経験値算出モジュール2240が、個人情報表示モジュール2250にアクセスした人の情報を、個人情報記憶モジュール110から取得する。
ステップS2506では、経験値算出モジュール2240が、取得した個人の“完了業務”の情報を業務情報記憶モジュール120から取得する。
ステップS2508からステップS2524までの処理をくり返す。
ステップS2510では、経験値算出モジュール2240が、取得した個人の、1つのスキルのレベルと同じスキルレベルを求める業務を個人がいくつ完了しているかを算出する。
ステップS2512では、算出された完了業務数が一定値(予め定められた閾値)以上であるか否かを判断し、一定値以上である場合はステップS2514へ進み、それ以外の場合はステップS2522へ進む。
ステップS2514からステップS2520までの処理をくり返す。
ステップS2516では、経験値算出モジュール2240が、個人情報記憶モジュール110の該当スキルのレベルを1段階上げる。
ステップS2518では、経験値算出モジュール2240が、該当スキルのレベルを求める業務をいくつ完了しているか算出する。
ステップS2520では、「完了している業務の数が一定値(予め定められた閾値)以下である」という条件を満たした場合はステップS2522へ進む。その条件を満たしていない場合はステップS2514へ戻る。
ステップS2522では、経験値算出モジュール2240が完了案件数と、一定値(予め定められた値)の差分を算出する。
ステップS2524では、「完了案件数と一定値(予め定められた値)の差分を計算していないスキルが個人情報記憶モジュール110のスキルの属性に存在しない」という条件を満たした場合は処理を終了する(ステップS2599)。その条件を満たしていない場合はステップS2508へ戻る。
次に、第4の実施の形態による処理について、具体例を用いて説明する。
図27は、個人情報テーブル2700のデータ構造例を示す説明図である。個人情報テーブル2700は、個人情報記憶モジュール110に記憶されており、個人情報テーブル300と同等のデータ構造であり、名前欄2720、スキル欄として、ネットワークスキル欄2760、htmlスキル欄2770、そして、完了業務欄2790を追加したものである。
個人情報テーブル2700は、個人ID欄2710、名前欄2720、職種欄2730、Javaスキル欄2740、設計スキル欄2750、ネットワークスキル欄2760、htmlスキル欄2770、完了業務欄2790等を有している。個人ID欄2710は、個人IDを記憶している。名前欄2720は、その個人IDが指し示すユーザーの名前を記憶している。職種欄2730は、職種を記憶している。Javaスキル欄2740は、Javaスキルの度合い(レベル値)を記憶している。設計スキル欄2750は、設計スキルの度合い(レベル値)を記憶している。ネットワークスキル欄2760は、ネットワークスキルの度合い(レベル値)を記憶している。htmlスキル欄2770は、htmlスキルの度合い(レベル値)を記憶している。完了業務欄2790は、そのユーザーが完了した業務の業務IDを記憶している。
図28は、業務情報テーブル2800のデータ構造例を示す説明図である。業務情報テーブル2800は、業務情報記憶モジュール120に記憶されており、業務情報テーブル400と同等のデータ構造である。
業務情報テーブル2800は、業務ID欄2810、内容欄2820、対象職種欄2830、求めるスキル1欄2840、求めるスキル2欄2850、受注申請者欄2890等を有している。業務ID欄2810は業務IDを記憶している。内容欄2820は、内容を記憶している。対象職種欄2830は、対象職種を記憶している。求めるスキル1欄2840は、求めるスキル1のレベルを記憶している。求めるスキル2欄2850は、求めるスキル2のレベルを記憶している。受注申請者欄2890は、受注申請者を記憶している。
図27、図28の例に示すようなデータ構造である場合、次のような処理を行う。
図26は、第4の実施の形態による処理例(個人情報表示モジュール2250による表示例)を示す説明図である。図26の例に示す経験値算出後の個人情報表示領域2600は、ユーザー端末210の表示装置に表示されるものである。
経験値算出後の個人情報表示領域2600には、写真欄2610、個人ID欄2620、名前欄2630、職種欄2640、習得スキル欄2650を表示する。
個人ID欄2620には、ワーカーの個人IDである「H001」(個人情報テーブル2700の個人ID欄2710の値)を表示する。
名前欄2630には、ワーカーの氏名である「田中 タロウ」(個人情報テーブル2700の名前欄2720の値)を表示する。
職種欄2640には、ワーカーの職種である「ソフトウェアエンジニア」(個人情報テーブル2700の職種欄2730の値)を表示する。
習得スキル欄2650には、経験値算出モジュール2240による処理結果を表示する。例えば、次のような表示を行う。
「Java:3
※「求めるスキル”Java3以上”」の業務をあと2件完了するとJavaスキルが3.5になります。
設計:3
※「求めるスキル”設計3以上”」の業務をあと3件完了すると設計スキルが3.5になります。」
田中タロウ(個人ID:H001)が、個人情報表示モジュール2250にアクセスすると、図26の例に示す「次のスキルレベルに上がるために経験しなければならない業務数」部分(習得スキル欄2650内の※部分)のように、現在のスキルレベルを次のレベルに上げるまでに必要な業務件数を表示する。そのために、経験値算出モジュール2240は以下の処理を行う。
個人情報テーブル2700の完了業務欄2790から、田中タロウは“A001,A002,A003”の業務を完了していることを抽出する。
(a)「Javaスキル」に関して、個人情報テーブル2700のJavaスキル欄2740から田中タロウの「Javaスキル」は現在レベル「3」である。業務情報テーブル2800から、“A001,A002,A003”の業務の中で求めるスキルを“Javaスキル3以上”としている業務は1件である。ここでは、設定値(レベルを1段階(ここではレベル0.5)上げるために経験しなければならない業務数)を「3」としているため、次の式を用いて算出する。なお、経験しなければならない業務は、ワーカーの現在レベルと同じレベルを要求している業務でなければならない。
(設定値)−(対象スキルのある今までの完了業務数)=(これから経験しなければならない業務数)
具体的には、「3−1=2」と算出する。したがって、「求めるスキル“Java3以上”」の業務をあと2件完了すると「Javaスキル」が次のレベル3.5に上がることになる。
(b)「設計スキル」に関して、個人情報テーブル2700の設計スキル欄2750から田中タロウの「設計スキル」は現在レベル「2.5」である。業務情報テーブル2800から、“A001,A002,A003”の業務の中で求めるスキルを“設計スキル2.5以上”としている業務は3件である。ここでは、設定値を「3」としているため、前述の式を用いて算出すると、「3−3=0」を算出する。したがって、完了業務数が設定値より小さくないため、田中タロウの設計スキルを1段階上げる。具体的には、個人情報テーブル2700の田中タロウの設計スキルのレベルを「2.5」からレベル「3」に更新する。
そして、業務情報テーブル2800から、「求めるスキル“設計3以上”」の業務は、“A001,A002,A003”の業務の中では0件である。設定値を「3」としているため、前述の式を用いて算出すると、「3−0=3」を算出する。したがって、「求めるスキル“設計3以上”」の業務をあと3件完了すると「設計スキル」が次のレベル3.5に上がることになる。
このような処理によって、受注者候補であるユーザー215は、自分のスキルの中でレベルが上がりやすいものを確認することができる。
また適用度算出モジュール140は、第1レベルが第2レベルに満たないスキルに関連する業務が複数ある場合は、第3レベルが高い業務を低い業務より優先的に表示するよう制御するようにしてもよい。つまり、次のスキルレベルに上がるために経験しなければならない業務は、ワーカーの現在レベルと同じレベルを要求している業務でなければならないのであり、表示する業務は、ワーカーの現在レベルが業務の要求しているレベル以上でなければならないのであるから、第3レベル(その業務が要求しているレベル)が高い業務を選択しなければ、次のレベルにアップすることはできないことになる。そこで、次のレベルに上がるために、第3レベルが高い業務を低い業務より優先的に表示するよう制御する。さらに、ワーカーの現在レベルと同じレベルを要求している業務を他の業務よりも優先的に表示するように制御してもよい。
なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図29に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバーとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU2901を用い、記憶装置としてRAM2902、ROM2903、HD2904を用いている。HD2904として、例えばハードディスク、SSD(Solid State Drive)を用いてもよい。適用度算出モジュール140、業務情報表示モジュール150、業務情報更新モジュール1160、教育情報更新モジュール1470、経験値算出モジュール2240、個人情報表示モジュール2250等のプログラムを実行するCPU2901と、そのプログラムやデータを記憶するRAM2902と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM2903と、個人情報記憶モジュール110、業務情報記憶モジュール120、教育情報記憶モジュール130の機能を有する補助記憶装置(フラッシュメモリ等であってもよい)であるHD2904と、キーボード、マウス、タッチパネル、マイク等に対する利用者の操作に基づいてデータを受け付ける受付装置2906と、CRT、液晶ディスプレイ、スピーカー等の出力装置2905と、ネットワークインタフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース2907、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス2908により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、図29に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図29に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図29に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、ロボット、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
なお、前述の各種の実施の形態を組み合わせてもよく(例えば、ある実施の形態内のモジュールを他の実施の形態内に追加する、入れ替えをする等も含む)、また、各モジュールの処理内容として背景技術で説明した技術を採用してもよい。
また、前述の実施の形態の説明において、予め定められた値との比較において、「以上」、「以下」、「より大きい」、「より小さい(未満)」としたものは、その組み合わせに矛盾が生じない限り、それぞれ「より大きい」、「より小さい(未満)」、「以上」、「以下」としてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…情報処理装置
110…個人情報記憶モジュール
120…業務情報記憶モジュール
130…教育情報記憶モジュール
140…適用度算出モジュール
150…業務情報表示モジュール
210…ユーザー端末
220…クラウドソーシングシステム
215…ユーザー
290…通信回線
1100…情報処理装置
1160…業務情報更新モジュール
1400…情報処理装置
1470…教育情報更新モジュール
2200…情報処理装置
2240…経験値算出モジュール
2250…個人情報表示モジュール

Claims (6)

  1. クラウドソーシングシステムに登録されたワーカーの現在のスキルの度合いを表す第1レベルに関する情報を取得する第1の取得手段と、
    前記ワーカーの目標とされるスキルの度合いを表す第2レベルに関する情報を取得する第2の取得手段と、
    前記クラウドソーシングシステムにおいて募集されている複数の業務のうち、第1レベルが第2レベルに満たないスキルに関連する業務を、第1レベルが第2レベルを超えているスキルに関連する業務より優先的に表示するよう制御する制御手段と、
    を有し、
    前記制御により表示される業務は、その遂行に当たって必要とされるスキルのレベルを示す第3レベルを、前記第1レベルが超えている業務である、
    情報処理装置。
  2. 前記第3レベルは、募集された業務の納期又は規模に応じて設定される、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 募集された業務についての第3レベルの情報と、当該第3レベルを満たしているワーカーの数とに基づいて、第2レベルを設定する設定手段
    をさらに有する、請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 第1レベルと第3レベルを比較し、次のレベルに上がるために経験しなければならない業務数を算出する算出手段
    をさらに有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御手段は、第1レベルが第2レベルに満たないスキルに関連する業務が複数ある場合は、第3レベルが高い業務を低い業務より優先的に表示するよう制御する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータを、
    クラウドソーシングシステムに登録されたワーカーの現在のスキルの度合いを表す第1レベルに関する情報を取得する第1の取得手段と、
    前記ワーカーの目標とされるスキルの度合いを表す第2レベルに関する情報を取得する第2の取得手段と、
    前記クラウドソーシングシステムにおいて募集されている複数の業務のうち、第1レベルが第2レベルに満たないスキルに関連する業務を、第1レベルが第2レベルを超えているスキルに関連する業務より優先的に表示するよう制御する制御手段
    として機能させ、
    前記制御により表示される業務は、その遂行に当たって必要とされるスキルのレベルを示す第3レベルを、前記第1レベルが超えている業務である、
    情報処理プログラム。
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