JP6500436B2 - 駐車支援装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、駐車支援装置に関する。
従来、駐車区画の境界標示に対応して目標位置が設定される駐車支援装置が知られている。
特開2014−166834号公報
この種の技術において、駐車区画に対して目標位置をより精度良く設定することができる新規な構成が得られれば有意義である。
そこで、本発明の課題の一つは、例えば、駐車区画に対して目標位置をより精度良く設定することができる新規な構成の駐車支援装置を得ることである。
本発明の実施形態の駐車支援装置は、車両の目標位置となり得る駐車区画の境界に対応した境界標示を検出する境界標示検出部と、第一時刻で検出された上記境界標示の路面上の二次元的な特徴を示す特徴データを記憶する記憶部と、第一時刻よりも後の第二時刻で検出された境界標示の画像データ上記記憶部に記憶された上記特徴データとに基づいて車両の誘導制御における目標位置を決定する目標位置決定部と、上記目標位置決定部によって決定された上記目標位置に上記車両を誘導する誘導制御部と、を備える。
このような構成によれば、第二時刻で検出された境界標示の画像データと第一時刻で検出された境界標示の特徴データであって記憶された特徴データと、に基づいて目標位置を決定するため、目標位置をより精度良く決定することができる。
また、上記駐車支援装置では、例えば、上記記憶部は、上記第一時刻で検出された複数の上記境界標示のそれぞれに対応した複数の上記特徴データを記憶し、上記目標位置決定部は、上記境界標示の路面上の二次元的な特徴を示す特徴データの比較に基づいて上記第一時刻で検出されるとともに上記第二時刻で検出された上記境界標示を特定し、上記第一時刻で検出された複数の上記境界標示のうち上記第二時刻で検出された上記境界標示の画像データと、上記第一時刻で検出された複数の上記境界標示のうち上記第二時刻では検出されなかった上記境界標示の上記特徴データと、に基づいて目標位置を決定する。
よって、第二時刻で一部の境界標示が検出されなかったような場合にあっても、第二時刻で検出された境界標示の画像データと第一時刻で検出された境界標示に対応して記憶されている特徴データとに基づいて、目標位置をより精度良く決定することができる。
また、上記駐車支援装置では、例えば、上記目標位置決定部は、上記境界標示の路面上の二次元的な特徴を示す特徴データの比較に基づいて上記第一時刻で検出されるとともに上記第二時刻で検出された上記境界標示を特定し、上記第二時刻で複数の上記境界標示が検出された場合にあっては、当該第二時刻で検出された複数の上記境界標示のうち上記第一時刻でも検出された上記境界標示の画像データに基づいて目標位置を決定する。
よって、境界標示では無いものが誤検出されたような場合にあっても、記憶された特徴データに基づいて境界標示では無いものを除外し、当該記憶された特徴データに対応する境界標示の画像データに基づいて、目標位置をより精度良く決定することができる。
また、上記特徴データは、複数の上記境界標示の間隔および上記境界標示の幅のうち少なくとも一方を含む。よって、例えば、特徴データの取得ならびに比較をより容易に行える。
また、記憶された上記特徴データは、自車が駐車区画外または駐車区画内に位置した状態で検出された上記境界標示に対応する。よって、例えば、より境界標示を検出しやすい状態で当該境界標示を検出することができる。よって、特徴データをより確実にあるいはより容易に取得することができる。
図1は、実施形態の車両の車室の一部が透視された状態が示された例示的な斜視図である。 図2は、実施形態の車両の例示的な平面図(俯瞰図)である。 図3は、実施形態の駐車支援システムの構成の例示的なブロック図である。 図4は、実施形態の駐車支援システムのECU(駐車支援装置)の一部の構成の例示的なブロック図である。 図5は、実施形態の駐車支援装置による処理の手順の一例が示されたフローチャートである。 図6は、実施形態の駐車支援装置で車両の位置に対応して設定される検出範囲の設定可能範囲の一例が示された平面図である。 図7は、実施形態の駐車支援装置で誘導制御される車両が初期位置にある状態での、検出範囲、駐車区画、境界標示、特徴データ、目標位置、および移動経路の一例が示された平面図である。 図8は、参考例の駐車支援装置で誘導制御される車両が境界標示と重なった状態から目標位置へ移動する場合の経路の一例が示された平面図である。 図9は、実施形態の駐車支援装置で誘導制御される車両が境界標示と重なっ状態から修正された目標位置へ移動する場合の経路の一例が示された平面図である。 図10は、実施形態の駐車支援装置で誘導制御される車両が初期位置にある状態での、駐車区画、境界標示、および障害物としての他の車両の一例が示された平面図である。 図11は、図10の状態から駐車区画の中央に設定された目標位置に車両が移動した状態が示された平面図である。 図12は、図10の状態から移動した車両が右側かつ内側の境界標示と重なった状態が示された平面図である。 図13は、図10の状態から移動した車両が左側かつ内側の境界標示と重なった状態が示された平面図である。 図14は、実施形態の駐車支援装置で誘導制御される車両が初期位置にある状態での、駐車区画、境界標示、および障害物としての他の車両の別の一例が示された平面図である。 図15は、図14の状態から駐車区画の中央に設定された目標位置に車両が移動した状態が示された平面図である。 図16は、実施形態の駐車支援装置で誘導制御される車両が初期位置にある状態での、駐車区画および境界標示の別の一例が示された平面図である。 図17は、図16の状態から駐車区画の中央に設定された目標位置に車両が移動した状態が示された平面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用、結果、および効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能であるとともに、基本的な構成に基づく種々の効果や、派生的な効果のうち、少なくとも一つを得ることが可能である。
本実施形態の車両1は、例えば、不図示の内燃機関を駆動源とする自動車、すなわち内燃機関自動車であってもよいし、不図示の電動機を駆動源とする自動車、すなわち電気自動車や燃料電池自動車等であってもよいし、それらの双方を駆動源とするハイブリッド自動車であってもよいし、他の駆動源を備えた自動車であってもよい。また、車両1は、種々の変速装置を搭載することができるし、内燃機関や電動機を駆動するのに必要な種々の装置、例えばシステムや部品等を搭載することができる。また、車両1における車輪3の駆動に関わる装置の方式や、数、レイアウト等は、種々に設定することができる。
図1に例示されるように、車体2は、不図示の乗員が乗車する車室2aを構成している。車室2a内には、乗員としての運転者の座席2bに臨む状態で、操舵部4や、加速操作部5、制動操作部6、変速操作部7等が設けられている。操舵部4は、例えば、ダッシュボード24から突出したステアリングホイールであり、加速操作部5は、例えば、運転者の足下に位置されたアクセルペダルであり、制動操作部6は、例えば、運転者の足下に位置されたブレーキペダルであり、変速操作部7は、例えば、センターコンソールから突出したシフトレバーである。なお、操舵部4や、加速操作部5、制動操作部6、変速操作部7等は、これらには限定されない。
また、車室2a内には、表示出力部としての表示装置8や、音声出力部としての音声出力装置9が設けられている。表示装置8は、例えば、LCD(liquid crystal display)や、OELD(organic electroluminescent display)等である。音声出力装置9は、例えば、スピーカである。また、表示装置8は、例えば、タッチパネル等、透明な操作入力部10で覆われている。乗員は、操作入力部10を介して表示装置8の表示画面に表示される画像を視認することができる。また、乗員は、表示装置8の表示画面に表示される画像に対応した位置で手指等で操作入力部10を触れたり押したり動かしたりして操作することで、操作入力を実行することができる。これら表示装置8や、音声出力装置9、操作入力部10等は、例えば、ダッシュボード24の車幅方向すなわち左右方向の中央部に位置されたモニタ装置11に設けられている。モニタ装置11は、スイッチや、ダイヤル、ジョイスティック、押しボタン等の不図示の操作入力部を有することができる。また、モニタ装置11とは異なる車室2a内の他の位置に不図示の音声出力装置を設けることができるし、モニタ装置11の音声出力装置9と他の音声出力装置から、音声を出力することができる。なお、モニタ装置11は、例えば、ナビゲーションシステムやオーディオシステムと兼用されうる。
また、図1,2に例示されるように、車両1は、例えば、四輪自動車であり、左右二つの前輪3Fと、左右二つの後輪3Rとを有する。これら四つの車輪3は、いずれも転舵可能に構成されうる。図3に例示されるように、車両1は、少なくとも二つの車輪3を操舵する操舵システム13を有している。操舵システム13は、アクチュエータ13aと、トルクセンサ13bとを有する。操舵システム13は、ECU14(electronic control unit)等によって電気的に制御されて、アクチュエータ13aを動作させる。操舵システム13は、例えば、電動パワーステアリングシステムや、SBW(steer by wire)システム等である。操舵システム13は、アクチュエータ13aによって操舵部4にトルク、すなわちアシストトルクを付加して操舵力を補ったり、アクチュエータ13aによって車輪3を転舵したりする。この場合、アクチュエータ13aは、一つの車輪3を転舵してもよいし、複数の車輪3を転舵してもよい。また、トルクセンサ13bは、例えば、運転者が操舵部4に与えるトルクを検出する。
また、図2に例示されるように、車体2には、複数の撮像部15として、例えば四つの撮像部15a〜15dが設けられている。撮像部15は、例えば、CCD(charge coupled device)やCIS(CMOS image sensor)等の撮像素子を内蔵するデジタルカメラである。撮像部15は、所定のフレームレートで動画データを出力することができる。撮像部15は、それぞれ、広角レンズまたは魚眼レンズを有し、水平方向には例えば140°〜190°の範囲を撮影することができる。また、撮像部15の光軸は斜め下方に向けて設定されている。よって、撮像部15は、車両1が移動可能な路面や車両1が駐車可能な領域を含む車体2の周辺の外部の環境を逐次撮影し、撮像画像データとして出力する。
撮像部15aは、例えば、車体2の後側の端部2eに位置され、リヤトランクのドア2hの下方の壁部に設けられている。撮像部15bは、例えば、車体2の右側の端部2fに位置され、右側のドアミラー2gに設けられている。撮像部15cは、例えば、車体2の前側、すなわち車両前後方向の前方側の端部2cに位置され、フロントバンパー等に設けられている。撮像部15dは、例えば、車体2の左側、すなわち車幅方向の左側の端部2dに位置され、左側の突出部としてのドアミラー2gに設けられている。ECU14は、複数の撮像部15で得られた画像データに基づいて演算処理や画像処理を実行し、より広い視野角の画像を生成したり、車両1を上方から見た仮想的な俯瞰画像を生成したりすることができる。なお、俯瞰画像は、平面画像とも称されうる。
また、ECU14は、撮像部15の画像から、車両1の周辺の路面に示された区画線等を識別し、区画線等に示された駐車区画を検出(抽出)する。
また、図1,2に例示されるように、車体2には、複数の測距部16,17として、例えば四つの測距部16a〜16dと、八つの測距部17a〜17hとが設けられている。測距部16,17は、例えば、超音波を発射してその反射波を捉えるソナーである。ソナーは、ソナーセンサ、あるいは超音波探知器とも称されうる。ECU14は、測距部16,17の検出結果により、車両1の周囲に位置された障害物等の物体の有無や当該物体までの距離を測定することができる。すなわち、測距部16,17は、物体を検出する検出部の一例である。なお、測距部17は、例えば、比較的近距離の物体の検出に用いられ、測距部16は、例えば、測距部17よりも遠い比較的長距離の物体の検出に用いられうる。また、測距部17は、例えば、車両1の前方および後方の物体の検出に用いられ、測距部16は、車両1の側方の物体の検出に用いられうる。また、測距部16,17は、レーダ装置等であってもよい。
また、図3に例示されるように、駐車支援システム100では、ECU14や、モニタ装置11、操舵システム13、測距部16,17等の他、ブレーキシステム18、舵角センサ19、アクセルセンサ20、シフトセンサ21、車輪速センサ22等が、電気通信回線としての車内ネットワーク23を介して電気的に接続されている。車内ネットワーク23は、例えば、CAN(controller area network)として構成されている。ECU14は、車内ネットワーク23を通じて制御信号を送ることで、操舵システム13、ブレーキシステム18等を制御することができる。また、ECU14は、車内ネットワーク23を介して、トルクセンサ13b、ブレーキセンサ18b、舵角センサ19、測距部16、測距部17、アクセルセンサ20、シフトセンサ21、車輪速センサ22等の検出結果や、操作入力部10等の操作信号等を、受け取ることができる。
ECU14は、例えば、CPU14a(central processing unit)や、ROM14b(read only memory)、RAM14c(random access memory)、表示制御部14d、音声制御部14e、SSD14f(solid state drive、フラッシュメモリ)等を有している。CPU14aは、例えば、表示装置8で表示される画像に関連した画像処理や、車両1の目標位置の決定、車両1の移動経路の演算、物体との干渉の有無の判断、車両1の自動制御、自動制御の解除等の、各種の演算処理および制御を実行することができる。CPU14aは、ROM14b等の不揮発性の記憶装置にインストールされ記憶されたプログラムを読み出し、当該プログラムにしたがって演算処理を実行することができる。RAM14cは、CPU14aでの演算で用いられる各種のデータを一時的に記憶する。また、表示制御部14dは、ECU14での演算処理のうち、主として、撮像部15で得られた画像データを用いた画像処理や、表示装置8で表示される画像データの合成等を実行する。また、音声制御部14eは、ECU14での演算処理のうち、主として、音声出力装置9で出力される音声データの処理を実行する。また、SSD14fは、書き換え可能な不揮発性の記憶部であって、ECU14の電源がオフされた場合にあってもデータを記憶することができる。なお、CPU14aや、ROM14b、RAM14c等は、同一パッケージ内に集積されうる。また、ECU14は、CPU14aに替えて、DSP(digital signal processor)等の他の論理演算プロセッサや論理回路等が用いられる構成であってもよい。また、SSD14fに替えてHDD(hard disk drive)が設けられてもよいし、SSD14fやHDDは、ECU14とは別に設けられてもよい。ECU14は、駐車支援装置の一例である。
ブレーキシステム18は、例えば、ブレーキのロックを抑制するABS(anti-lock brake system)や、コーナリング時の車両1の横滑りを抑制する横滑り防止装置(ESC:electronic stability control)、ブレーキ力を増強させる(ブレーキアシストを実行する)電動ブレーキシステム、BBW(brake by wire)等である。ブレーキシステム18は、アクチュエータ18aを介して、車輪3ひいては車両1に制動力を与える。また、ブレーキシステム18は、左右の車輪3の回転差などからブレーキのロックや、車輪3の空回り、横滑りの兆候等を検出して、各種制御を実行することができる。ブレーキセンサ18bは、例えば、制動操作部6の可動部の位置を検出するセンサである。ブレーキセンサ18bは、可動部としてのブレーキペダルの位置を検出することができる。ブレーキセンサ18bは、変位センサを含む。
舵角センサ19は、例えば、ステアリングホイール等の操舵部4の操舵量を検出するセンサである。舵角センサ19は、例えば、ホール素子などを用いて構成される。ECU14は、運転者による操舵部4の操舵量や、自動操舵時の各車輪3の操舵量等を、舵角センサ19から取得して各種制御を実行する。なお、舵角センサ19は、操舵部4に含まれる回転部分の回転角度を検出する。舵角センサ19は、角度センサの一例である。
アクセルセンサ20は、例えば、加速操作部5の可動部の位置を検出するセンサである。アクセルセンサ20は、可動部としてのアクセルペダルの位置を検出することができる。アクセルセンサ20は、変位センサを含む。
シフトセンサ21は、例えば、変速操作部7の可動部の位置を検出するセンサである。シフトセンサ21は、可動部としての、レバーや、アーム、ボタン等の位置を検出することができる。シフトセンサ21は、変位センサを含んでもよいし、スイッチとして構成されてもよい。
車輪速センサ22は、車輪3の回転量や単位時間当たりの回転数を検出するセンサである。車輪速センサ22は、検出した回転数を示す車輪速パルス数をセンサ値として出力する。車輪速センサ22は、例えば、ホール素子などを用いて構成されうる。ECU14は、車輪速センサ22から取得したセンサ値に基づいて車両1の移動量などを演算し、各種制御を実行する。なお、車輪速センサ22は、ブレーキシステム18に設けられている場合もある。その場合、ECU14は、車輪速センサ22の検出結果をブレーキシステム18を介して取得する。
なお、上述した各種センサやアクチュエータの構成や、配置、電気的な接続形態等は、一例であって、種々に設定(変更)することができる。
また、図4に示されるように、ECU14は、取得部141や、障害物検出部142、駐車区画検出部143、表示位置決定部144、目標位置決定部145、特徴データ取得部146、出力情報制御部147、経路設定部148、誘導制御部149、記憶部150等を備える。CPU14aは、プログラムにしたがって処理を実行することにより、取得部141や、障害物検出部142、駐車区画検出部143、表示位置決定部144、目標位置決定部145、特徴データ取得部146、出力情報制御部147、経路設定部148、誘導制御部149等として機能する。また、記憶部150には、各部の演算処理で用いられるデータや、演算処理の結果のデータ等が記憶される。なお、上記各部の機能の少なくとも一部は、ハードウエアによって実現されてもよい。
取得部141は、種々のデータや信号等を取得する。取得部141は、例えば、各センサの検出結果や、操作入力、指示入力、画像データ等の、データや信号等を取得する。取得部141は、操作部14gの操作入力による信号を取得することができる。操作部14gは、例えば、押しボタンやスイッチ等である。
障害物検出部142は、車両1の走行に支障を来す障害物を検出する。障害物は、例えば、他の車両や、壁、柱、柵、突起、段差、輪留め、物体等である。障害物検出部142は、種々の手法により、障害物の有無や高さ、大きさ等を検出することができる。障害物検出部142は、例えば、測距部16,17の検出結果に基づいて、障害物を検出することができる。また、測距部16,17は、そのビームの高さに対応した物体を検出でき、当該ビームの高さより低い物体を検出できない。よって、測距部16,17の検出結果と、それぞれのビームの高さとによって、障害物検出部142は、障害物の高さを検出することができる。また、障害物検出部142は、車輪速センサ22や不図示の加速度センサの検出結果と、測距部16,17の検出結果とに基づいて、障害物の有無あるいは高さを検出してもよい。また、障害物検出部142は、例えば、撮像部15が撮像した画像に基づく画像処理によって、障害物の高さを検出してもよい。
駐車区画検出部143は、駐車区画を検出する。駐車区画は、車両1がその場所に駐車されるよう設定された目安あるいは基準となる区画であって、駐車境界によって区画された領域である。駐車境界は、駐車区画の境界あるいは外縁であって、例えば、区画線や、枠線、直線、帯、段差、それらのエッジ等である。すなわち、駐車境界は、標示や物体等である。以下では、駐車区画の境界の標示は、境界標示と記される。駐車区画検出部143は、例えば、撮像部15が撮像した画像に基づく画像処理によって、駐車区画および駐車境界を検出することができる。駐車区画検出部143は、境界標示検出部の一例である。
表示位置決定部144は、例えば、障害物検出部142による検出結果、および駐車区画検出部143の検出結果のうち少なくとも一方に基づいて、車両1を誘導する目安あるいは目標となる表示要素の表示位置を決定する。表示位置は、移動経路の終点に対応してもよいし、移動経路の途中に対応してもよい。表示要素は、例えば、表示装置8に表示される点や、線、枠、領域等として設定されうる。
目標位置決定部145は、例えば、障害物検出部142による検出結果、および駐車区画検出部143の検出結果のうち少なくとも一方に基づいて、車両1を誘導する目安あるいは目標となる位置としての目標位置を決定する。目標位置は、移動経路の終点であってもよいし、移動経路の途中であってもよい。目標位置は、例えば、点や、線、枠、領域等として設定されうる。目標位置は、表示位置と同じであってもよい。
特徴データ取得部146は、検出された境界標示の特徴データを取得する。特徴データは、検出された複数の境界標示の配置や、形状、方向等の二次元的な特徴を、後のタイミングで再現することを可能とするデータである。特徴データは、例えば、複数の境界標示間の互いの間隔や、各境界標示の幅、各境界標示の方向等の、所定のパラメータの値であってもよいし、各境界標示の画像の回帰直線の係数等であってもよい。また、特徴データは、境界標示の他の特徴を示すデータ、例えば、色、長さ、形状(U字、T字等)、角度、位置、輝度等を示すデータであってもよい。特徴データ取得部146は、例えば、撮像部で撮像された画像データから、画像処理アルゴリズムによって、特徴データを取得する。また、特徴データ取得部146は、取得した特徴データを、記憶部150に格納する。これら特徴データに基づいて、駐車区画(境界標示)の検出や、検出されていない境界標示の推定(補正)、目標位置の設定等が、より精度良く行われうるとともに、駐車区画(境界標示)の誤検出が抑制されうる。特徴データおよび特徴データ取得部146の処理の詳細については、後述する。
出力情報制御部147は、例えば、駐車支援の開始や、終了、目標位置の決定、経路算出、誘導制御等の各段階で、表示装置8や音声出力装置9が、所期の情報を所期の態様で出力するよう、表示制御部14dや音声制御部14e、ひいては表示装置8や音声出力装置9を制御する。
経路設定部148は、例えば、車両1すなわち自車の現在の位置や、決定された目標位置、障害物の検出結果等に基づいて、公知の手法等により、車両1の現在の位置から目標位置までの移動経路を設定する。
誘導制御部149は、算出された移動経路に沿った車両1の移動が実現されるよう、各部を制御する。誘導制御部149は、例えば、アクセルペダルを操作しなくてもクリープ等によって移動する車両1では、車両1の位置に応じて操舵システム13を制御することにより、車両1を移動経路に沿って移動させることができる。また、誘導制御部149は、操舵システム13のみならず、エンジンやモータ等の駆動機構や、制動機構としてのブレーキシステム18等を制御してもよい。また、誘導制御部149は、例えば、出力情報制御部147や、表示制御部14d、音声制御部14e、ひいては表示装置8や音声出力装置9を制御して、車両1の位置に応じた表示出力や音声出力によって、運転者に、移動経路に沿った車両1の移動を案内してもよい。
記憶部150は、ECU14での演算で用いられるあるいはECU14での演算で算出されたデータを記憶する。
また、駐車支援システム100では、図5に例示される手順で処理が実行される。まず、障害物検出部142は、障害物を検出し(S1)、駐車区画検出部143は、予め設定されている検出範囲において駐車区画(駐車境界、境界標示)を検出する(S2)。次に、特徴データ取得部146は、検出された境界標示の特徴データを取得し、これを記憶部150に格納する(S3)。次に、目標位置決定部145は、S3やS4の結果に基づいて、車両1の移動経路の目標位置を決定する(S4)。次に、経路設定部148は、車両1の現在の位置から決定された目標位置(終点位置)までの移動経路を算出する(S5)。次に、誘導制御部149は、算出された移動経路に沿った車両1の移動が実現されるよう、各部を制御する(S6)。なお、目標位置や、移動経路等は、車両1が移動経路を移動している途中で、適宜に修正あるいは更新されうる。図5のフローは、駐車支援制御中、所定の時間間隔で設定された各タイムステップで実行されうる。なお、特徴データの取得(S3)は、特定のタイミング、例えば、駐車支援の開始時(例えば、図7の状態)にのみ、実行されてもよい。
次に、図6〜17が参照されながら、本実施形態の駐車支援システム100の目標位置決定部145による目標位置の決定手順の一例が説明される。
図6には、車両1における検出範囲AL,ARが例示されている。検出範囲AL,ARは、例えば、車両1の左右両側に、それぞれ、端部2d,2fから比較的近い位置に配置され、車両1の前後方向Cvに沿って細長く延びた長方形状(四角形状)である。検出範囲AL,ARの長辺、すなわち図6の上下方向に沿った辺は、車両1の前後方向Cvと平行であり、検出範囲AL,ARの短辺、すなわち図6の左右方向に沿った辺は、車両1の車幅方向、すなわち前後方向Cvとの直行方向と、平行である。検出範囲AL,ARの前後方向に沿った長さはL、車幅方向に沿った長さはWである。この検出範囲AL,ARは、車両1に対して相対的に固定されている。よって、検出範囲AL,ARは、車両1に固定された座標系では車両1の移動によらず静止し、地面に固定された座標系では車両1の移動に応じて移動する。なお、検出範囲AL,ARは、種々の形状や位置に設定可能であり、例えば、長方形で無くてもよい。なお、検出された駐車区画や駐車境界の位置は、ECU14において、キャリブレーションに基づく座標変換等によって、図6に例示されるような車両1の上方からの平面視での位置に変換される。
また、図7に例示されるように、経路設定部148は、車両1が位置Psから折り返し点Ptを経て目標位置Paf,Paへ移動する経路R1,R2(移動経路)を設定する。この場合、目標位置Pafは、例えば、駐車区画の入口に対応する位置として、検出された二つの境界標示DL2,DR2の入口側の端部d2,d2から等距離の中点に設定され、目標位置Paは、例えば、車両1の経路R2の終点に対応して設定される。目標位置Paは、例えば、前端が目標位置Pafであり検出された二つの境界標示DL,DRから等距離となる車両1の位置として、設定される。なお、位置Psは、初期位置あるいは始点位置とも称され、目標位置Paf,Paは、最終位置あるいは終点位置とも称されうる。
本実施形態では、例えば、一つの駐車区画が左右それぞれ二つ以下の境界標示によって定められている場合に対応可能な特徴データが設定される。この場合、特徴データは、例えば、図7に示されるように、左側かつ外側の境界標示DL1の幅WL1や、左側かつ内側の境界標示DL2の幅WL2、右側かつ外側の境界標示DR1の幅WR1、右側かつ内側の境界標示DR2の幅WR2、境界標示DL1と境界標示DL2との間隔GL、境界標示とDR1と境界標示DR2との間隔GR、境界標示DL1と境界標示DR1との間隔G1、境界標示DL2と境界標示DR2との間隔G2、境界標示DL1と境界標示DR2との間隔G12、境界標示DL2と境界標示DR1との間隔G21等である。
特徴データ取得部146で取得された特徴データは、記憶部150に記憶され、後の各タイミングでの、境界標示DL1,DL2,DR1,DR2の検出結果に基づく目標位置Pa,Pafや経路R1,R2の設定や補正の際に、参照データとして用いられうる。参照データは基準データとも称されうる。特徴データは、後のタイミングで検出された境界標示DL1,DL2,DR1,DR2とのマッチングに用いる参照データであると言うことができる。
目標位置決定部145は、検出された境界標示に対応して取得された特徴データと、記憶されている特徴データと、に基づいて目標位置Pa,Pafを設定したり補正したりする。具体的に、目標位置決定部145は、検出された境界標示の特徴データを、記憶されている特徴データと比較することにより、検出された境界標示のうち、有効な境界標示、すなわち記憶されている特徴データに対応する(合致する)境界標示とそれらの配置を特定する。そして、目標位置決定部145は、当該有効な境界標示、それらの配置、および記憶されている特徴データに基づいて、目標位置を設定したり補正したりする。
図8に示されるように、駐車支援において車両1が駐車区画に差し掛かった位置で一つの境界標示DR2と重なってしまった場合、それ以外の境界標示DL1,DL2,DR1は検出されるものの、当該車両1が重なった境界標示DR2は検出されない。この場合に、本実施形態ではない参考例の目標位置決定部が、検出された境界標示のみから目標位置を設定する構成であると、図8に示されるように、目標位置(終点位置)が例えば境界標示DL2と境界標示DR1との中間位置に設定され、駐車区画に対してずれてしまう場合もありうる。
この点、本実施形態では、目標位置決定部145は、検出されている境界標示の特徴データと、記憶部150に記憶されている特徴データとを比較し、車両1が当初図8と同じ位置にある図9の例においては、検出されている境界標示が、境界標示DL1,DL2,DR1であることを特定する。そして、目標位置決定部145は、これら境界標示DL1,DL2,DR1と、記憶されている特徴データとから、例えば、図9に示されているような、検出されていない境界標示DR2の仮想中心線CR2を算出し、当該仮想中心線CR2と境界標示DL1,DL2,DR1とに基づいて、目標位置Paを決定する。すなわち、本実施形態によれば、図9に示されるように、目標位置決定部145は、境界標示DR2が検出されなかったような場合にあっても、当該検出されなかった境界標示DR2が検出された場合と同等の、駐車区画からのずれがより小さい目標位置Paを、設定することができる。ここで、目標位置決定部145は、境界標示DL1,DL2,DR1の画像データから、例えば最小二乗法等の回帰分析によって各境界標示DL1,DL2,DR1に対応する直線データを算出し、仮想中心線CR2の直線データを含む複数の直線データから、目標位置Paを決定することができる。
図10〜13には、駐車区画が左右それぞれ二つの合計四つの境界標示DL1,DL2,DR1,DR2によって定められている場合における目標位置Paの別の設定例が示されている。車両1が図10の位置Ps(初期位置)にある状態で、駐車区画検出部143は、境界標示DL1,DL2,DR1,DR2を検出し、特徴データ取得部146は、それら境界標示DL1,DL2,DR1,DR2に対応する特徴データ(図7参照)を取得し、記憶部150に格納する。
この例では、車両1の幅が駐車区画に対して比較的大きく、図11に示されるように、駐車区画の中央に車両1が位置した状態で、車両1が内側の境界標示DL2,DR2と重なってしまうため、当該位置まで図11の上方から直進移動する場合にあっては、当該境界標示DL2,DR2が検出範囲AL,AR内に入らない場合が想定される。しかしながら、そのような場合にあっても、図11に示されるように、目標位置決定部145は、検出された境界標示DL1,DR1から取得された特徴データ(例えば、間隔G1)と、図10の状態で特徴データ取得部146で予め取得され記憶部150に記憶されている境界標示DL1,DL2,DR1,DR2の特徴データとの比較により、検出されていない境界標示DL2,DR2に対応する仮想中心線CL2,CR2(中心線)を算出する。具体的に、目標位置決定部145は、例えば、検出されている二つの境界標示の間隔(Gaとする)と、記憶されている間隔G1とを比較して、それらの差が閾値以内であった場合に、当該間隔Gaをなす境界標示を、境界標示DL1,DR1であると認識する(特定する)。そして、目標位置決定部145は、認識された境界標示DL1,DR1と記憶された特徴データとに基づいて検出されていない境界標示DL2,DR2に対応した仮想中心線CL2,CR2を算出し、検出されている境界標示DL1,DR2と、仮想中心線CL2,CR2とに基づいて、目標位置Paを決定する。すなわち、この場合、目標位置決定部145は、記憶された特徴データに対応する境界標示DL1,DL2,DR1,DR2のうち、検出されるとともに特定された境界標示DL1,DR2に基づいて、目標位置Paを決定している。なお、目標位置決定部145は、目標位置Paの決定に際し、検出された境界標示DL1,DR1のデータを、直線データとすることができる。
また、図12に示されるように、駐車区画に対して少し右にずれた状態では、車両1は、右側かつ内側の境界標示DR2と重なってしまうため、当該境界標示DR2が検出範囲AR内に入らない。しかしながら、このような場合にあっても、図12に示されるように、目標位置決定部145は、検出された境界標示DL1,DL2,DR1から取得された特徴データ(例えば、間隔G1,GL,G21)と、図10の状態で特徴データ取得部146で予め取得され記憶部150に記憶されている境界標示DL1,DL2,DR1,DR2の特徴データとの比較により、検出されていない境界標示DR2に対応する仮想中心線CR2を算出する。具体的に、目標位置決定部145は、例えば、検出されている複数の境界標示の間隔(Gb,Gc,Gdとする)と、記憶されている間隔G1,GL,G21とを比較して、それらの差がいずれも閾値以内であった場合に、当該間隔Gb,Gc,Gdをなす境界標示を、境界標示DL1,DL2,DR1であると認識する(特定する)。そして、目標位置決定部145は、認識された境界標示DL1,DL2,DR1と記憶された特徴データとに基づいて検出されていない境界標示DR2に対応した仮想中心線CR2を算出し、検出されている境界標示DL1,DL2,DR1と、仮想中心線CR2とに基づいて、図11に示される目標位置Paを決定する。すなわち、この場合、目標位置決定部145は、記憶された特徴データに対応する境界標示DL1,DL2,DR1,DR2のうち、検出されるとともに特定された境界標示DL1,DL2,DR1に基づいて、目標位置Paを決定している。なお、目標位置決定部145は、目標位置Paの決定に際し、検出された境界標示DL1,DL2,DR1のデータを、直線データとすることができる。
図13に示されるように、車両1が駐車区画に対して少し左にずれた状態でも、図12の場合と同様に、目標位置決定部145は、検出されている境界標示DL1,DR1,DR2を特定し、特徴データの比較により、検出されていない境界標示DL2(仮想中心線CL2)を想定することにより、図11に示される目標位置Paを決定することができる。用いられる比較データは、例えば、間隔G1,GR,G12である。すなわち、この場合、目標位置決定部145は、記憶された特徴データに対応する境界標示DL1,DL2,DR1,DR2のうち、検出されるとともに特定された境界標示DL1,DR1,DR2に基づいて、目標位置Paを決定している。
また、図11〜13に示されるように、駐車区画検出部143は、例えば、駐車区画に隣接して駐車されている車両Bの形状や、構造、模様等に基づく境界標示では無い疑似画像DIが、たまたま境界標示またはその候補となる判別条件を満たした場合にあっては、当該疑似画像DIを、境界標示またはその候補として検出する場合がある。しかしながら、本実施形態によれば、目標位置決定部145は、特徴データの比較によって、境界標示を特定するため、疑似画像DIが境界標示として誤認され、さらには当該誤認された疑似画像DIの位置に基づいて目標位置が設定されるような事態が、回避されうる。すなわち、本実施形態では、検出された境界標示DL1,DL2,DR1,DR2および疑似画像DIのうち、記憶された特徴データに対応する境界標示によって、すなわち、疑似画像DIを除く境界標示DL1,DL2,DR1,DR2のうちいずれかに基づいて、目標位置Paを決定している。このような構成により、境界標示の誤検知が抑制される。
図14,15には、駐車区画が左側の二つおよび右側の一つの境界標示DL1,DL2,DR1によって定められている場合における目標位置Paの別の設定例が示されている。なお、このような場合には、右側の境界表示は、DR1およびDR2のうち一方に設定される。図14,15の例では、DR1に設定される。
図14,15の場合も、目標位置決定部145は、図11〜13の場合と同様の手法により、目標位置Paを決定することができる。すなわち、車両1が図14の位置Psにある状態で、駐車区画検出部143は、境界標示DL1,DL2,DR1を検出し、特徴データ取得部146は、それらの特徴データを取得し、記憶部150に格納する。この場合の特徴データは、境界標示DL1,DL2,DR1に関する特徴データ、すなわち、境界標示DL1の幅WL1や、境界標示DL2の幅WL2、境界標示DR1の幅WR1、境界標示DL1と境界標示DL2との間隔GL、境界標示DL1と境界標示DR1との間隔G1、境界標示DL2と境界標示DR1との間隔G21等である。そして、この場合も、目標位置決定部145は、記憶された特徴データに対応する境界標示DL1,DL2,DR1のうち、検出されるとともに特定された境界標示に基づいて、目標位置Paを決定している。この場合も、目標位置決定部145は、特徴データの比較により、検出されていない境界標示を想定することができ、当該検出されていない境界標示の仮想中心を設定することができ、検出されている境界標示の直線データを用いて目標位置Paを決定することができる。また、この場合も、検出された境界標示DL1,DL2,DR1および疑似画像DIのうち、記憶された特徴データに対応する境界標示によって、すなわち、疑似画像DIを除く境界標示DL1,DL2,DR1のうちいずれかに基づいて、目標位置Paを決定する。
図16,17には、駐車区画が左右一つずつの境界標示DL1,DR1によって定められている場合における目標位置Paの別の設定例が示されている。
図16,17の場合も、目標位置決定部145は、図11〜13の場合と同様の手法により、目標位置Paを決定する。すなわち、車両1が図16の位置Psにある状態で、駐車区画検出部143は、境界標示DL1,DR1を検出し、特徴データ取得部146は、それらの特徴データを取得し、記憶部150に格納する。この場合の特徴データは、境界標示DL1,DR1に関する特徴データ、すなわち、境界標示DL1の幅WL1や、境界標示DR1の幅WR1、境界標示DL1と境界標示DR1との間隔G1等である。そして、この場合も、目標位置決定部145は、記憶された特徴データに対応する境界標示DL1,DR1のうち、検出されるとともに特定された境界標示に基づいて、目標位置Paを決定している。この場合も、目標位置決定部145は、特徴データの比較により、検出されていない境界標示を想定することができ、当該検出されていない境界標示の仮想中心を設定することができ、検出されている境界標示の直線データを用いて目標位置Paを決定することができる。また、この場合も、検出された境界標示DL1,DR1および疑似画像DIのうち、記憶された特徴データに対応する境界標示によって、すなわち、疑似画像DIを除く境界標示DL1,DR1のうちいずれかに基づいて、目標位置Paを決定する。なお、図9〜17以外の種々のパターンのレイアウトや状況において、本実施形態の構成を適用でき、作用および効果が得られる。
以上、説明したように、本実施形態では、目標位置決定部145は、検出された境界標示DL1,DL2,DR1,DR2と記憶された特徴データとに基づいて目標位置Pa,Pafを決定する。
このような構成によれば、記憶された特徴データに基づいて目標位置Pa,Pafを決定することができる。よって、例えば、目標位置Pa,Pafをより精度良く決定することができる。
また、本実施形態では、目標位置決定部145は、記憶された特徴データに対応する境界標示DL1,DL2,DR1,DR2のうち、検出された境界標示DL1,DL2,DR1,DR2に基づいて、目標位置Pa,Pafを決定する。
よって、例えば、一部の境界標示DL1,DL2,DR1,DR2が検出されなかったような場合にあっても、検出された境界標示DL1,DL2,DR1,DR2と当該境界標示DL1,DL2,DR1,DR2に対応する特徴データとに基づいて、目標位置Pa,Pafをより精度良く決定することができる。
また、本実施形態では、目標位置決定部145は、検出された境界標示DL1,DL2,DR1,DR2のうち、記憶された特徴データに対応する境界標示DL1,DL2,DR1,DR2に基づいて、目標位置Pa,Pafを決定する。
よって、例えば、境界標示DL1,DL2,DR1,DR2では無いものが誤検出されたような場合にあっても、記憶された特徴データに対応する境界標示DL1,DL2,DR1,DR2に基づいて、目標位置Pa,Pafをより精度良く決定することができる。
また、本実施形態では、特徴データは、複数の境界標示DL1,DL2,DR1,DR2の間隔G1,G2,GL,GR,G12,G21および境界標示DL1,DL2,DR1,DR2の幅WL1,WL2,WR1,WR2のうち少なくとも一方を含む。よって、例えば、特徴データの取得ならびに比較をより容易に行える。
また、記憶された特徴データは、自車が境界標示と離れた状態で検出された境界標示に対応する。よって、例えば、より境界標示を検出しやすい状態で当該境界標示を検出することができる。よって、特徴データをより確実にあるいはより容易に取得することができる。具体的には、自車が境界標示と重なっていない状態、例えば、自車が駐車区画の外に位置した状態や、自車が駐車区画の中に位置した状態、自車が駐車区画の車幅方向の中央に位置した状態等で検出された境界標示に対応する。
以上、本発明の実施形態を例示したが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各例の構成や形状は、部分的に入れ替えて実施することも可能である。また、各構成や形状等のスペック(構造や、種類、方向、形状、大きさ、長さ、幅、高さ、数、配置、位置等)は、適宜に変更して実施することができる。また、本発明は、種々の形態の駐車場や駐車スペースでの駐車支援に適用可能である。また、本発明は、複数の目標位置の候補の設定に、適用することができる。また、本発明は、駐車区画内から車両が出る際の制御(出庫支援、出車支援)にも適用されうる。この場合は、例えば、自車が境界標示の内側、すなわち駐車区画内(例えば中央)に位置した状態で取得された特徴データに基づいて、その後の自車の移動中における駐車区画(境界標示)の検出や、検出されていない境界標示の推定(補正)、目標位置の設定等が行われうる。
1…車両(自車)、14…ECU(駐車支援装置)、143…駐車区画検出部(境界標示検出部)、145…目標位置決定部、150…記憶部、DL1,DL2,DR1,DR2…境界標示、G1,G2,GL,GR,G12,G21…間隔、Pa,Paf…目標位置、WL1,WL2,WR1,WR2…幅。

Claims (5)

  1. 車両の目標位置となり得る駐車区画の境界に対応した境界標示を検出する境界標示検出部と、
    第一時刻で検出された前記境界標示の路面上の二次元的な特徴を示す特徴データを記憶する記憶部と、
    第一時刻よりも後の第二時刻で検出された境界標示の画像データ前記記憶部に記憶された前記特徴データとに基づいて車両の誘導制御における目標位置を決定する目標位置決定部と、
    前記目標位置決定部によって決定された前記目標位置に前記車両を誘導する誘導制御部と、
    を備えた、駐車支援装置。
  2. 前記記憶部は、前記第一時刻で検出された複数の前記境界標示のそれぞれに対応した複数の前記特徴データを記憶し、
    前記目標位置決定部は、前記境界標示の路面上の二次元的な特徴を示す特徴データの比較に基づいて前記第一時刻で検出されるとともに前記第二時刻で検出された前記境界標示を特定し、前記第一時刻で検出された複数の前記境界標示のうち前記第二時刻で検出された前記境界標示の画像データと、前記第一時刻で検出された複数の前記境界標示のうち前記第二時刻では検出されなかった前記境界標示の前記特徴データと、に基づいて目標位置を決定する、請求項1に記載の駐車支援装置。
  3. 前記目標位置決定部は、前記境界標示の路面上の二次元的な特徴を示す特徴データの比較に基づいて前記第一時刻で検出されるとともに前記第二時刻で検出された前記境界標示を特定し、前記第二時刻で複数の前記境界標示が検出された場合にあっては、当該第二時刻で検出された複数の前記境界標示のうち前記第一時刻でも検出された前記境界標示の画像データに基づいて目標位置を決定する、請求項1または2に記載の駐車支援装置。
  4. 前記特徴データは、複数の前記境界標示の間隔および前記境界標示の幅のうち少なくとも一方を含む、請求項1〜3のうちいずれか一つに記載の駐車支援装置。
  5. 記憶された前記特徴データは、自車が駐車区画外または駐車区画内に位置した状態で検出された前記境界標示に対応する、請求項1〜4のうちいずれか一つに記載の駐車支援装置。
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